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2011-01-18



初めての餅つき 児童ら挑戦 石垣市野底栄集落(八重山・沖縄)

初めての餅つき 児童ら挑戦 石垣市野底栄集落
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栄集落で初めて開かれた新年餅つき大会で笑顔を見せる参加者ら
=8日、石垣市野底の栄自治公民館前

 【石垣】石垣市野底の栄集落で8日、初めての新年餅つき大会が催された。
地域住民や近隣の集落に住む小学生ら約70人が参加。つきたての餅を頬張り、
会場に笑顔が広がった。

 栄集落は1954年に政府の計画移民で沖縄本島や宮古などから
移住してできた美野集落と越来集落が64年に合併してできた集落。
現在、39世帯80人が暮らしている。

 市街地から車で約50分と離れており、雇用も少ないため集落を離れる人も多く
栄自治公民館の又吉晢夫館長(62)によると、一時期は20世帯ほどに減少。
公民館の行事も年に1度の入植記念日ぐらいだった。
これが県外からの移住者や出身者がUターンするなど人口も徐々に増え、
昨年3月には自主防災組織を結成、9月には数十年ぶりの敬老会を開くなど、
地域が活性化し始めた。

 餅つきは神戸から移住した小村義信さん(49)が発案。
20キロの餅米を蒸して臼に移してつぶし、きねでついた。
子どもたちも挑戦したが、慣れないきねの扱いに苦戦し、笑いを誘っていた。
餅はきな粉やあん、大根おろしなどにくるんで味わった。

 野底小3年の奥松凜さん(9)は「初めて餅つきができてうれしかった」と
声を弾ませる。伊原間中1年の金城拓海君(12)は「最近は行事が増えて
栄が元気になっているなと思う」と話す。

 7年前に静岡県から移住してきた川村鉄男さん(60)は
「たくさん子どもが集まると楽しくなるね」と笑顔を見せた。


 (深沢友紀)



(琉 球 新 報)
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