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2010-12-28



漂着ゴミを燃料に省エネクリスマス-与那国で公開実(沖縄)

漂着ゴミを燃料に省エネクリスマス-与那国で公開実験
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 海岸に漂着した発泡スチロールを燃料に換えてクリスマスイルミネーションを
点灯させる取り組みが12月24日、与那国島で行われた。

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日本財団と日本海難防止協会が支援し、昨年度から竹富町鳩間島で行っている
発泡スチロールの油化実験が与那国町で初めて行われた。

 漂着ゴミの一部である発泡スチロールを油化装置によってスチレン油
(可燃性の液体)に変換しエネルギーとして有効活用するという試みで、
ゴミ問題や省エネ対策、エネルギーを利用した起業、離島の活性化
などが期待されている。

 与那国島は季節風や海流により漂着ゴミの通り道となっており、大量のゴミの回収、
処分の問題は長年にわたり、島民たちの大きな課題になっている。今回の公開実験は
「あびゃるちま(美しい島)どぅなん(与那国)プロジェクト」と名付けられ、
新型油化プラント(車両移動式油化装置)を島に運搬。前もって海岸清掃を行って
発泡スチロールを回収し、当日、油化実験を行った。

 会場の与那国小学校グラウンドに集まった小学生たちは、楽しそうに我先にと
発泡スチロールを手に油化装置の前に列をなし、燃料となって抽出される様子を
興味深げに眺めていた。その後、燃料の一部にスチレン油を使って発電機を稼働。
その電気で綿あめを作ったりクリスマスイルミネーションを灯して集まった
人たちを楽しませた。

 島民からは「この取り組みが拡大され、島の美観維持や省エネに大きく貢献する
ことにつながれば町民全体の大きな希望の光になる」という声があった。



(八重山日報)

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