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2010-10-20
「琉球島和牛」を開発した
母牛の肉 商品化「琉球島和牛」

【名護】食品流通業の琉風(那覇市、河野圭一社長)と飲食店経営の
ワールド・ワン(神戸市、同社長)、山原牧場(大宜味村、嘉陽学代表)
北部農林高校(名護市、島袋良直校長)の4者は18日
出産後の母牛の肉を使った「琉球島和牛」の精肉や製品を開発したと
発表した。今月下旬から発売予定で、参加企業は
「母牛の肉の活用で畜産業界に良い影響を与えられる」と期待を寄せている。
仔牛を出産した後の母牛は市場ではミンチなどとして安価で
取引されるため、4者はこれまで肉質改善に取り組んできた。
北部農林や山原牧場が泡盛やもろみ酢のかすなどを配合して
アミノ酸値の多い飼料の研究を進め、母牛に与えることで
甘みやうま味の高い肉の開発に成功した。
今後は肉に含まれるうま味成分を分析・数値化し、月3~4トンの
出荷を目標としている。製品製造をした琉風の粟國尚貴氏は
「母牛の出荷は畜産業界に新たな市場を生みだして
良い効果を与えることができるはず。また
高校生が開発にかかわることで若い世代にもしっかりと
引き継ぐことができる」と話した。

産後の母牛を使った「琉球島和牛」の開発を発表する
企業や学校関係者ら=18日、名護市の北部農林高校寄合原農場
琉球島和牛を使った製品はコンビーフやギョーザ、ソーセージなど5種類で
第1回おきぎん美ら島商談会や第34回沖縄の産業まつりに出品される。
12月には兵庫県神戸市に琉球島和牛やチャーグー専門の
居酒屋もオープンする。
(琉球新報の紙面より)

【名護】食品流通業の琉風(那覇市、河野圭一社長)と飲食店経営の
ワールド・ワン(神戸市、同社長)、山原牧場(大宜味村、嘉陽学代表)
北部農林高校(名護市、島袋良直校長)の4者は18日
出産後の母牛の肉を使った「琉球島和牛」の精肉や製品を開発したと
発表した。今月下旬から発売予定で、参加企業は
「母牛の肉の活用で畜産業界に良い影響を与えられる」と期待を寄せている。
仔牛を出産した後の母牛は市場ではミンチなどとして安価で
取引されるため、4者はこれまで肉質改善に取り組んできた。
北部農林や山原牧場が泡盛やもろみ酢のかすなどを配合して
アミノ酸値の多い飼料の研究を進め、母牛に与えることで
甘みやうま味の高い肉の開発に成功した。
今後は肉に含まれるうま味成分を分析・数値化し、月3~4トンの
出荷を目標としている。製品製造をした琉風の粟國尚貴氏は
「母牛の出荷は畜産業界に新たな市場を生みだして
良い効果を与えることができるはず。また
高校生が開発にかかわることで若い世代にもしっかりと
引き継ぐことができる」と話した。

産後の母牛を使った「琉球島和牛」の開発を発表する
企業や学校関係者ら=18日、名護市の北部農林高校寄合原農場
琉球島和牛を使った製品はコンビーフやギョーザ、ソーセージなど5種類で
第1回おきぎん美ら島商談会や第34回沖縄の産業まつりに出品される。
12月には兵庫県神戸市に琉球島和牛やチャーグー専門の
居酒屋もオープンする。
(琉球新報の紙面より)
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