
«Prev
|| 1 || Next»
2010-10-24
クマノミの繁殖・放流に挑戦(沖縄宮古島・自然)
海の観を、クマノミ光資源保護の繁殖・放流に挑戦

アニメ映画で有名になり、 乱獲による減少が懸念されているカクレ
クマノミの繁殖に挑戦している上野宮国の比屋根安春・敦子さん夫
妻 (40)。 飼育での産卵とふ化には成功したものの、 成長・放流
には至っていない。 比屋根さんは繁殖を通して、 海の観光資源保
護を訴えている。
うえのドイツ文化村で土産店を営む比屋根さんは、 観光客の人気
も高いクマノミが宮古島の海から少なくなっていると感じ、 2年ほ
ど前から独学で繁殖に取り組んでいる。 現在、 クマノミは繁殖技
術が確立しつつあり、 観賞用としても流通している。 比屋根さん
は自然に近い形での繁殖を目指しており、 最近では平均的にふ化に
成功している。 だがエサなど課題が多く成魚まで育て切れないとい
う。 また水質の維持も難しく、 毎日新鮮な海水を補充している。
店を訪れる観光客からも宮古島の海とクマノミの人気は高く 「透
明度と魚の種類の多さは宮古の観光資源。 クマノミも間近で見られ
る。 その楽しみを無くしていけないと思う」 と話す。 比屋根さん
は出身地の糸満が埋立てで多くの自然を失ったことから、 「子供の
世代まで残したい。 地元の人が海の資源を守っていく必要がある」
と環境の保全を呼びかける。
(宮古新報の記事より)

アニメ映画で有名になり、 乱獲による減少が懸念されているカクレ
クマノミの繁殖に挑戦している上野宮国の比屋根安春・敦子さん夫
妻 (40)。 飼育での産卵とふ化には成功したものの、 成長・放流
には至っていない。 比屋根さんは繁殖を通して、 海の観光資源保
護を訴えている。
うえのドイツ文化村で土産店を営む比屋根さんは、 観光客の人気
も高いクマノミが宮古島の海から少なくなっていると感じ、 2年ほ
ど前から独学で繁殖に取り組んでいる。 現在、 クマノミは繁殖技
術が確立しつつあり、 観賞用としても流通している。 比屋根さん
は自然に近い形での繁殖を目指しており、 最近では平均的にふ化に
成功している。 だがエサなど課題が多く成魚まで育て切れないとい
う。 また水質の維持も難しく、 毎日新鮮な海水を補充している。
店を訪れる観光客からも宮古島の海とクマノミの人気は高く 「透
明度と魚の種類の多さは宮古の観光資源。 クマノミも間近で見られ
る。 その楽しみを無くしていけないと思う」 と話す。 比屋根さん
は出身地の糸満が埋立てで多くの自然を失ったことから、 「子供の
世代まで残したい。 地元の人が海の資源を守っていく必要がある」
と環境の保全を呼びかける。
(宮古新報の記事より)
2010-10-23
沖縄宮古島・サンゴ移植は300群体
海中公園工事調査結果を大きく下回る

採捕作業前の海中公園整備海域。多数のサンゴ礁が確認できる
=平良狩俣地区
平良狩俣地区に建設される宮古島海中公園(仮称)の工事に合わ
せ、市が実施するサンゴの移植数が300群体程度にとどまること
がこのほど、明らかになった。移植は海中観察施設の前方にのみ行
われる。事前に行われた環境調査では「1800群体から選定して
採捕することが望ましい」とされていたことから、それを大きく下
回る結果となった。
着工前に行われた環境調査によると、当初計画では海中観察施設
を設置することで、推計8500群体のサンゴが直接影響を受ける
とした上で、採捕が可能と思われる岩盤から立ち上がった約450
0群体のうち、20㌢以上の中型のサンゴ約1800群体から選定し
て採捕し、観察施設前や周辺に可能な限り移植するのが望ましいと
報告されていた。
調査結果を受け、市が中型サンゴ約1800群体と観察施設前の
移植可能スペースなどを調べた結果、移植できるサンゴ数を200
から300群体と判断。県に移植の申請を行い、許可を得て、先週
から採捕作業を実施している。
環境調査で「周辺に可能な限り移植するのが望ましい」とありな
がら、観察施設前にのみ移植を行うことについて、市海中公園プロ
ジェクト室の仲間利夫室長は「県のマニュアルで生息海域から別の
海域へ移すことが禁止されている」と離れた場所への移植が認めら
れていないことを説明した。
移植申請を許可した県水産課の担当者は「工期も決まっているの
で、現実対応できる数として200から300群体となったのでは
ないか。申請があればさらなる移植を許可することは可能」との考
えを示した。
(宮古毎日新聞の紙面より)

採捕作業前の海中公園整備海域。多数のサンゴ礁が確認できる
=平良狩俣地区
平良狩俣地区に建設される宮古島海中公園(仮称)の工事に合わ
せ、市が実施するサンゴの移植数が300群体程度にとどまること
がこのほど、明らかになった。移植は海中観察施設の前方にのみ行
われる。事前に行われた環境調査では「1800群体から選定して
採捕することが望ましい」とされていたことから、それを大きく下
回る結果となった。
着工前に行われた環境調査によると、当初計画では海中観察施設
を設置することで、推計8500群体のサンゴが直接影響を受ける
とした上で、採捕が可能と思われる岩盤から立ち上がった約450
0群体のうち、20㌢以上の中型のサンゴ約1800群体から選定し
て採捕し、観察施設前や周辺に可能な限り移植するのが望ましいと
報告されていた。
調査結果を受け、市が中型サンゴ約1800群体と観察施設前の
移植可能スペースなどを調べた結果、移植できるサンゴ数を200
から300群体と判断。県に移植の申請を行い、許可を得て、先週
から採捕作業を実施している。
環境調査で「周辺に可能な限り移植するのが望ましい」とありな
がら、観察施設前にのみ移植を行うことについて、市海中公園プロ
ジェクト室の仲間利夫室長は「県のマニュアルで生息海域から別の
海域へ移すことが禁止されている」と離れた場所への移植が認めら
れていないことを説明した。
移植申請を許可した県水産課の担当者は「工期も決まっているの
で、現実対応できる数として200から300群体となったのでは
ないか。申請があればさらなる移植を許可することは可能」との考
えを示した。
(宮古毎日新聞の紙面より)
«Prev
|| 1 || Next»

