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2010-10-16
沖縄の宮古島ミャークヅツで賑わう

池間島と佐良浜、西原の伝統祭祀となっているミャークヅツがはじまり
3地域ではクイチャー奉納が繰り広げられた=11日、池間島
旧暦9月の甲午 (きのえうま) の11日、 平良の池間島と西原
伊良部の佐良浜で伝統祭祀 「ミャークヅツ」 がはじまった。
池間と西原は3日間、 佐良浜は4日間行われる。
ミャークヅツは数え55歳以上 (池間) の男性集団を中心に執り行われる
集落最大の祭りで、 期間中は泡盛に練乳を混ぜた 「ミルク酒」 を
酌み交わして楽しむとともに、 賑やかにクイチャーを踊って
子孫繁栄と五穀豊穣を願うほか、 御願 (うがん) や
この1年間に生まれた子どもを迎え入れる 「マスムイ」 の儀礼
などを行う。 池間島と、 その分村である西原、 佐良
浜でも受け継がれている。
ミャークヅツ=ミャークは現世、 ヅツは 「節」 とされる。
期限は定かではないが、 池間島では200年以上前とされている。
由来は仲保屋の池間の主が、税金 (人頭税) の完納の祝いとして
祭りを与えたというほか、 子どもが亡くなった悲しみで
「人生の無情から、 現世を楽しく生きよう」 とはじまった
との説が伝えられている。
(宮古新報の記事より)
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