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2010-11-26



アダン筆で村おこし 読谷、来年度から事業着手(沖縄)

アダン筆で村おこし 読谷、来年度から事業着手
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アダンファーム事業の成功を祈念して石嶺伝実読谷村長(右)に
特大アダン筆を寄贈する吉田元さん=16日、読谷村役場

【読谷】読谷村は来年度からアダン筆を中心としたアダン製品の
特産品化を目的に「アダンファーム事業」を開始する。
事業費は来年の3月議会に提案の予定で、同村商工会
(平良喜代子会長)と嘉手納町でアダン筆を製作する吉田元さんを
主体に、製作者やアダンの育成に着手する。
戦前までアダン産業が盛んだった村だけに、地元関係者は
アダン文化復活と地域活性化の起爆剤にとの期待を寄せている。

 豪快にして素朴な味わいを出すアダン筆は、「雨月物語」の
著者で文人・上田秋成が愛用していたことで知られ、吉田さんが
作るアダン筆も、京都をはじめフランスなどの海外でも
好評を博している。

 アダンファーム事業の発起人の1人である西平朝
吉商工会事務局長は「アダンは埋もれている資源だったが、
来年の事業化でやっと方向性が見えてくる。
今後伸びる可能性も高く、商工会も全力で
バックアップする」と話した。

 16日には、事業の成功を祈念して吉田さんから
村役場に対して特大アダン筆が贈られた。吉田さんは
「事業をきっかけにアダンという有用植物を最大限に生かし、
アダン筆をはじめアダンファームので多種多様な特産品を
創造していきたい」と抱負を述べた。

 筆を受け取った石嶺伝実村長は「昨年、初めて吉田さんの
筆に出合って、村の工芸品にしたいと感じた。地域活性化の
中でアダン筆を一つの作品にしたい」と話した。

 吉田さんが作るアダン筆は筆先から軸まで1本の気根
(地上の茎や幹から出る根)で作られるのが最大の特徴。
実だけで作った筆もあれば、小指より細い筆もある。
さらに、今回村に贈られた特大アダン筆のような大きさの
アダン筆も製作可能で、今後、事業を通して製作者の
育成に努める。

(吉田健一)



(琉 球 新 報)
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