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2010-11-26



アダン葉ぞうりづくり通し、先人の手工芸伝える(多良間島・宮古島)

アダン葉ぞうりづくり通し、先人の手工芸伝える
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【多良間】多良間村農漁村生活研究会(佐久本洋子会長)は
このほど、 アダン葉ぞうり作りの講習会を開いた。
材料集めから下準備、 編んで完成させるまで1週間以上も
地道な作業が続く。 受講者たちは先人たちが伝えてきた
手工芸を体験し学んだ。

このアダン葉ぞうりは来月の公民館まつりに展示される。

 材料集めは14日から行われ、 出来るだけ日の当たらない
場所のアダンを収穫。 葉の幅が広く薄くて柔らかいため
加工に向いているという。 収穫した葉はトゲを落として
1㌢幅に切り、 丸まらないように4~5日かけて竹の棒で
しごき繊維を伸ばし、 ツヤを出してさらに柔らかくする。

 この中から薄く柔らかい葉を選んで編んでいく。
かかとの部分の曲線がとても難しく、 初参加の会員には
難関となっていた。 力加減や手首の使い方によって形に
変化が出るため、経験者のアドバイスを受けながら
ていねいに編んでいた。 また鼻緒は四つ編みのためコツが
必要だという。

 講習会はことしで3年目を迎える。佐久本会長は

「少人数ながら若い人も参加するようになってきた。
昔ながらのアダン葉ぞうりを編める人も年々高齢化しており、
講演会を通して後継者を育成するとともに多良間島の
新たな特産品になればと期待している。 今後ももっと
技術を磨いて様々なぞうりを作っていきたい」 と話した。



(宮 古 新報)
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