
2011-10-25
全盲の久銘次さん 故郷久米島駆ける(沖縄)
全盲の久銘次さん 故郷久米島駆ける

津波めぐみさん(右)の伴走で初マラソンに挑んだ久銘次位得さん
=23日、久米島町営仲里野球場近く
視覚障がいのあるあん摩・指圧師の久銘次位得さん(69)=久米島町=は5キロで、人生初マラソンに挑んだ。伴走者は常連客の同町立大岳小学校教諭の津波めぐみさん(40)。
久銘次さんの夢をかなえようと初めて伴走に挑戦。信じ合う“初心者”同士がロープでつながり、走る喜びを実感した。
久銘次さんは、病気で50歳ごろに完全に光を失った。建設会社を辞め、盲学校へ。15年前に同町内で治療院を開設し、久米島マラソンではマッサージのボランティアをしていた。
「一度は走ってみたい」。治療院で発した一言を聞いた津波さんが「日ごろの恩返しを」と伴走を引き受け、今大会に誘った。沖縄伴走ランナーネットワークの大見謝辰男会長から実技講習を受け本番に備えた。
人々の温かさに触れながら「昔見た風景」がよみがえったと振り返る久銘次さん。「くせになりそうです。沿道からの声援もすごかったし、本当に感謝。楽しかった。来年も参加したいですね」と笑顔で話した。
津波さんは「学ぶことが多かった。出たくても出られない人はまだまだ居るはず。地元でもっとサポートできないのか」と、障がい者が気軽に参加できる態勢づくりの必要性を語った。(新垣玲央)
沖縄タイムス

津波めぐみさん(右)の伴走で初マラソンに挑んだ久銘次位得さん
=23日、久米島町営仲里野球場近く
視覚障がいのあるあん摩・指圧師の久銘次位得さん(69)=久米島町=は5キロで、人生初マラソンに挑んだ。伴走者は常連客の同町立大岳小学校教諭の津波めぐみさん(40)。
久銘次さんの夢をかなえようと初めて伴走に挑戦。信じ合う“初心者”同士がロープでつながり、走る喜びを実感した。
久銘次さんは、病気で50歳ごろに完全に光を失った。建設会社を辞め、盲学校へ。15年前に同町内で治療院を開設し、久米島マラソンではマッサージのボランティアをしていた。
「一度は走ってみたい」。治療院で発した一言を聞いた津波さんが「日ごろの恩返しを」と伴走を引き受け、今大会に誘った。沖縄伴走ランナーネットワークの大見謝辰男会長から実技講習を受け本番に備えた。
人々の温かさに触れながら「昔見た風景」がよみがえったと振り返る久銘次さん。「くせになりそうです。沿道からの声援もすごかったし、本当に感謝。楽しかった。来年も参加したいですね」と笑顔で話した。
津波さんは「学ぶことが多かった。出たくても出られない人はまだまだ居るはず。地元でもっとサポートできないのか」と、障がい者が気軽に参加できる態勢づくりの必要性を語った。(新垣玲央)
沖縄タイムス

Comments
freshwater pearl pendant wrote:
久銘次さんの夢をかなえようと初めて伴走に挑戦。信じ合う“初心者”同士がロープでつながり、走る喜びを実感した
2015-03-25
11:49

pearl ring wrote:
人々の温かさに触れながら「昔見た風景」がよみがえったと振り返る久銘次さん。「くせになりそうです
2015-03-25
11:49

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