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2011-07-06

希望の光 琉球絣に 福島から避難、八幡さん (沖縄)

希望の光 琉球絣に 福島から避難、八幡さん

琉球絣の織り子を志し「琉球絣後継者育成事業」の研修生
として学び始めている八幡万里子さん
=1日、南風原町本部の琉球かすり会館
 【南風原】
東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県浪江町から沖縄に
避難してきた八幡万里子さん(57)=糸満市=が1日から、
南風原町の伝統工芸・琉球絣(かすり)の担い手を養成する
「琉球絣後継者育成事業」(主催・琉球絣事業協同組合)の
研修生として学び始めている。来県後、偶然目にした琉球絣
の軽くて丈夫な生地に感動。新たな夢を追い掛けようと同事業
の研修生募集に申し込んだ。将来は「できるなら織り子として
琉球絣に携わりたい」と目を輝かせている。
 
浪江町は福島第1原発に近く、警戒区域と計画的避難区域
に指定されている。八幡さんは東日本大震災で経営していた
居酒屋と自宅が倒壊した。翌日、夫や息子夫婦とともに埼玉県
へ向かった。2週間ほど同県で過ごし、その後沖縄に避難した。
 
震災後、浪江町に入れたのは1回だけだ。亡くなった友人知人
のことを考えると「夜中に目が覚めることもある」と声を落とす。
不安を抱える中で、琉球絣に出会った。県庁の被災者受け入れ
窓口で手続きしていたときに、偶然「琉球絣」のパンフレットが
目に入った。「着物がすごくすてきで、織ってみたいと思った」。
昔から手仕事が好きで裁縫をしたり、かごを編んだりしていた。
 
1日に開かれた同事業の開講式には、他の研修生7人と出席。
来年2月までの8カ月間、絣くくりや糸の染色、織りなどの
全工程を学ぶ。「繊細で専門的な手作業に携わるのは
遠い世界だと思っていた。人はどこで縁があるのか分から
ない」と希望をつないでいる。
 
講師の宮城竹子さんは新たな道を志す八幡さんに「人生経験を
培ってきた人のパワーがあり期待している。織り終えた時の
達成感を味わってほしい」とエールを送った。

(高江洲洋子)  琉球新報


 
categoryうちなーぐち  time18:06  authorseasa 
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