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2011-07-06

創作舞踊 流派超え共有を(沖縄)

創作舞踊 流派超え共有を 
沖縄芸能史研究会 発表大会


シンポジウムで意見交換する(左から)當間会長、又吉氏、
崎間氏、仲嶺氏、西江氏、玉城氏
=3日、那覇市松尾の八汐荘
 
沖縄芸能史研究会(當間一郎会長)の第36回研究発表大会
が2、3の両日、那覇市松尾の八汐荘で開かれた。
3日のシンポジウム「創作舞踊、創作音楽(古典)の現状と将来」
は琉球古典音楽や琉球箏曲、琉球舞踊の創作の課題を実演家
や研究家が意見交換した。創作舞踊を流会派を超え共有財産
にしつつ発展させる考えや古典調の音楽の創作などに関し
提言が相次いだ。
 
野村流古典音楽保存会相談役の玉城政文氏は「民謡調の
曲は次々に作られるが、古典音楽としての創作はほとんど
見当たらない。古典調の音楽をもっと集め、記録として数多く
残してはどうか」と提案した。
 
安冨祖流絃聲会会長の西江喜春氏は「今の世に合わせた
作曲もできると思うが、まだ足りない。県立芸大の大学院生は
修士演奏で曲を作り発表する。若い人たちが作曲を手掛けて
いくと期待している」と語った。
 
琉球箏曲保存会の仲嶺貞夫氏は、沖縄を代表する
音楽家の山内盛彬、普久原恒勇の両氏の著書から琉球箏曲が
伴奏楽器にとどまっているなどの指摘を紹介。「もっと工夫し
良い音楽を作りなさいとの激励と受け取れる。琉球箏曲の3団体
は会員の減少が大きな課題だ。琉球箏曲の新しい魅力づくりの
土台のためにも創作が必要だと思う」と分析した。
 
琉舞に関し、魅力的な創作でも作舞者と同じ流会派以外で
踊らない傾向がある点に懸念の声も上がった。
 
沖縄芸能史研究会相談役の崎間麗進氏は、真境名由康作の
創作舞踊「わたんじゃー舟」を例に「ウチナーンチュの生活環境
の中にあるものを取り上げれば音楽も踊りも創作は残る」と指摘。
舞踊に関し「(創作した流会派だけではなく)他流へも踊らせることで
、もっと洗練されて立派な舞踊として残る」と強調した。
 
玉城流いずみ会家元の又吉靜枝氏も「大事な作品も多くの方に
踊ってもらうとことで良い作品になると思う」と同調。「最初の創作
者名などの記録が公開できる出版物を作ってはどうか。時代が
変わっても調べられるようになれば、作品も共有財産にできる」
と提言した。


  琉球報新  
category沖縄ニュース  time11:50  authorseasa 
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