
2011-03-25
県内芸能界も支援へ 慈善公演相次ぎ計画(沖縄)
県内芸能界も支援へ 慈善公演相次ぎ計画

玉城流玉扇会の公演で、これから始まる困難へ立ち向かう
青年を表現する創作舞踊「チョッカリ」
=18日、浦添市の国立劇場おきなわ

「『七踊』女性地謡初回公演」で斉唱を披露する出演者たち
=20日、浦添市の国立劇場おきなわ
11日に発生した東日本大震災に関し伝統芸能など舞台芸能の
関係者からも支援の動きが広がりつつある。義援金を募るチャリ
ティー公演に切り替えたり、募金を募っている。一方で、予定
していた公演を中止にすることで、被災者の心情へ配慮する動き
もある。被災者のためにどう行動すべきかを、県内の芸能関係者
らも模索している。
急きょ、中止を決めた公演もある。津軽三味線・沖縄三線特別
公演実行委員会主催の「津軽三味線と沖縄三線のコラボレー
ション」(26日、国立劇場おきなわ)は、出演者の中に東北
在住者ら被災者が多く中止が決まった。企画した野村流伝統音楽
協会の中村一雄副会長は時期を見て「チャリティー公演をしたい」
としている。国立劇場おきなわ企画公演の歌舞劇「首里城物語」
は、被災者の心情へ配慮し、中止した。
一方、玉城流玉扇会が出演した県伝統芸能公演(18日)や
野村流音楽保存会、琉球箏曲保存会が出演した「『七踊』女性
舞踊地謡初回公演~未来へはばたく女子力」(20日)も一時は
中止も検討した。しかし収益を被災者への義援金として寄付する
形に切り替え、実施した。
玉城流玉扇会の玉城二代目家元は「こういう状況で公演を行う
ことに葛藤もあった」と出演者にも動揺があったことを漏らす。
一方で「義援金を寄付し、被災地を力づけるつもりで踊ろうと
門下生にも呼び掛けた」と支援への思いを語る。
県内の高校生たちが出演した「劇団O・Z・E」の公演「修学
旅行」(17~21日)や、那覇市文化協会主催の「あけもどろ
総合文化祭」(4月10日まで)は、募金箱を設置し、出演者
やスタッフらが義援金を募る取り組みを実施した。
(琉 球 新 報)

玉城流玉扇会の公演で、これから始まる困難へ立ち向かう
青年を表現する創作舞踊「チョッカリ」
=18日、浦添市の国立劇場おきなわ

「『七踊』女性地謡初回公演」で斉唱を披露する出演者たち
=20日、浦添市の国立劇場おきなわ
11日に発生した東日本大震災に関し伝統芸能など舞台芸能の
関係者からも支援の動きが広がりつつある。義援金を募るチャリ
ティー公演に切り替えたり、募金を募っている。一方で、予定
していた公演を中止にすることで、被災者の心情へ配慮する動き
もある。被災者のためにどう行動すべきかを、県内の芸能関係者
らも模索している。
急きょ、中止を決めた公演もある。津軽三味線・沖縄三線特別
公演実行委員会主催の「津軽三味線と沖縄三線のコラボレー
ション」(26日、国立劇場おきなわ)は、出演者の中に東北
在住者ら被災者が多く中止が決まった。企画した野村流伝統音楽
協会の中村一雄副会長は時期を見て「チャリティー公演をしたい」
としている。国立劇場おきなわ企画公演の歌舞劇「首里城物語」
は、被災者の心情へ配慮し、中止した。
一方、玉城流玉扇会が出演した県伝統芸能公演(18日)や
野村流音楽保存会、琉球箏曲保存会が出演した「『七踊』女性
舞踊地謡初回公演~未来へはばたく女子力」(20日)も一時は
中止も検討した。しかし収益を被災者への義援金として寄付する
形に切り替え、実施した。
玉城流玉扇会の玉城二代目家元は「こういう状況で公演を行う
ことに葛藤もあった」と出演者にも動揺があったことを漏らす。
一方で「義援金を寄付し、被災地を力づけるつもりで踊ろうと
門下生にも呼び掛けた」と支援への思いを語る。
県内の高校生たちが出演した「劇団O・Z・E」の公演「修学
旅行」(17~21日)や、那覇市文化協会主催の「あけもどろ
総合文化祭」(4月10日まで)は、募金箱を設置し、出演者
やスタッフらが義援金を募る取り組みを実施した。
(琉 球 新 報)

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