
2012-02-03
ウィルコムCM撮影 (宮古島・沖縄)
ウィルコム沖縄が4日、CM撮影

4日のCM撮影に、 宮古高校生の多数の参加を
呼びかける真玉橋さん=宮古新報社
ウィルコム沖縄のテレビ用コマーシャルメッセージ (CM) 撮影が4日、 県立宮古高校 (川満健校長) で行われる。
イメージガールの真玉橋さやさんが初めてウィルコムの衣装を脱ぎ、 宮古高校の制服で生徒たちとともに臨むもので、 「一緒に楽しく盛り上がってCM撮影できたら。 初めて (イメージガールの) 衣装を脱ぐので貴重な体験ができると思う」 と生徒多数の参加を呼びかけている。
撮影は、 宮古高校の生徒対象で、 制服着用で正午までに同校グラウンドに集合。 同社のCMソングも手がけているミュージシャンのサカノウエヨースケのミニライブのあと、 午後1時ごろからCM撮影に入る予定。 サカノウエのライブを楽しむ高校生たちのシーン、 教室でのシーンの2パターンを撮影するという。
イメージガールプロデューサーの玻名城均さんは 「以前、 部活動応援で男女サッカー部を訪問した際、 他校と比べても盛り上がりやノリが良く、 CMを手がけるブレーン沖縄と相談して宮古高校にお願いすることになった」 などと説明しながら、 「ミニライブを楽しみながら貴重な体験ができ、 高校生活の良い思い出になると思う。
川満校長からも快諾を頂いている。 300人を目標に1人でも多くの生徒に参加してほしい」 と語った。
ブレーン沖縄営業部の松嶺嗣彦さんも 「学校でのCMは何度かあるが、 実際に在校生を絡めてというのは初めて。 目標人数を達成して盛り上がってほしい」 などと期待を寄せた。
宮古新報

4日のCM撮影に、 宮古高校生の多数の参加を
呼びかける真玉橋さん=宮古新報社
ウィルコム沖縄のテレビ用コマーシャルメッセージ (CM) 撮影が4日、 県立宮古高校 (川満健校長) で行われる。
イメージガールの真玉橋さやさんが初めてウィルコムの衣装を脱ぎ、 宮古高校の制服で生徒たちとともに臨むもので、 「一緒に楽しく盛り上がってCM撮影できたら。 初めて (イメージガールの) 衣装を脱ぐので貴重な体験ができると思う」 と生徒多数の参加を呼びかけている。
撮影は、 宮古高校の生徒対象で、 制服着用で正午までに同校グラウンドに集合。 同社のCMソングも手がけているミュージシャンのサカノウエヨースケのミニライブのあと、 午後1時ごろからCM撮影に入る予定。 サカノウエのライブを楽しむ高校生たちのシーン、 教室でのシーンの2パターンを撮影するという。
イメージガールプロデューサーの玻名城均さんは 「以前、 部活動応援で男女サッカー部を訪問した際、 他校と比べても盛り上がりやノリが良く、 CMを手がけるブレーン沖縄と相談して宮古高校にお願いすることになった」 などと説明しながら、 「ミニライブを楽しみながら貴重な体験ができ、 高校生活の良い思い出になると思う。
川満校長からも快諾を頂いている。 300人を目標に1人でも多くの生徒に参加してほしい」 と語った。
ブレーン沖縄営業部の松嶺嗣彦さんも 「学校でのCMは何度かあるが、 実際に在校生を絡めてというのは初めて。 目標人数を達成して盛り上がってほしい」 などと期待を寄せた。
宮古新報
2012-01-04
琉球王国のすごろく復活 (沖縄)
琉球王国のすごろく復活 「聖人上」県芸研究員らが製作

琉球王国時代のすごろく「聖人上」を復活させようと取り組む(右から)仲村顕さん、
鈴木耕太さん、(左から)総合学園ヒューマンアカデミー那覇校の井手香奈子さん、山城渚さん、講師の下地祐子さん=13日、那覇市泉崎
琉球王国時代に士族らが遊んだすごろく「聖人上(シージンアガルー)」を復活させようと、研究者と学生らによる取り組みが始まっている。
聖人上は生まれてからさまざまな職を経験し、聖人を目指す“人生ゲーム”のような盤上遊戯。升目には王国時代の役職などがずらりと並ぶ。当時の文化を今に伝える興味深い内容だが、語句は全て漢字。親しみやすくはない。そこで、メンバーは職業や身分をイラスト化し、当時の状況を想像しやすいよう工夫。「遊びの中で琉球の文化の独自性を感じてほしい」と期待を込める。
県立芸術大学付属研究所共同研究員の仲村顕さん(38)が約1年前、県立図書館の所蔵資料などを基に製作を発案し、同研究員の鈴木耕太さん(32)が協力した。総合学園ヒューマンアカデミー那覇校で学ぶ山城渚さん(21)、井手香奈子さん(21)、冨名腰愛乃さん(20)がイラスト化を担った。
聖人上は「シージンアガイ」とも読む。仲村さんによると1700年代には成立し、明治時代のころまでは遊ばれていた記録がある。文献が少なく、駒やサイコロの状態など分からないことも多い。「多くの種類が存在したはずだが、遊びや日常生活に使われていた物は文献に残りにくい」と指摘し、「もっと多くの資料を見つけたい」と意気込む。
鈴木さんは「聖人上には王府の仕事が具体的に示されている。漆器や料理を作る人、薩摩に行く人など、その内容は『士工商』にわたる。『士農工商』を明確に分けていた江戸の武士社会との大きな違いだ」と説明。仲村さんは「伝統的な遊びを復活させることはアイデンティティーを形成する上で重要だ。楽しみながら琉球や沖縄の独自性を認識してほしい」と願う。
イラストを描いた山城さんは「琉球の歴史に触れる機会が少ない小学生にも分かりやすいようカラフルなイラストにした」と笑顔。井手さんは「ハラハラするすごろく。家族みんなで楽しんでほしい」と話した。
完成した作品は1月1日付の「新報小中学生新聞 りゅうPON!」新年特別号に掲載する。
(佐藤ひろこ)
琉球新報

琉球王国時代のすごろく「聖人上」を復活させようと取り組む(右から)仲村顕さん、
鈴木耕太さん、(左から)総合学園ヒューマンアカデミー那覇校の井手香奈子さん、山城渚さん、講師の下地祐子さん=13日、那覇市泉崎
琉球王国時代に士族らが遊んだすごろく「聖人上(シージンアガルー)」を復活させようと、研究者と学生らによる取り組みが始まっている。
聖人上は生まれてからさまざまな職を経験し、聖人を目指す“人生ゲーム”のような盤上遊戯。升目には王国時代の役職などがずらりと並ぶ。当時の文化を今に伝える興味深い内容だが、語句は全て漢字。親しみやすくはない。そこで、メンバーは職業や身分をイラスト化し、当時の状況を想像しやすいよう工夫。「遊びの中で琉球の文化の独自性を感じてほしい」と期待を込める。
県立芸術大学付属研究所共同研究員の仲村顕さん(38)が約1年前、県立図書館の所蔵資料などを基に製作を発案し、同研究員の鈴木耕太さん(32)が協力した。総合学園ヒューマンアカデミー那覇校で学ぶ山城渚さん(21)、井手香奈子さん(21)、冨名腰愛乃さん(20)がイラスト化を担った。
聖人上は「シージンアガイ」とも読む。仲村さんによると1700年代には成立し、明治時代のころまでは遊ばれていた記録がある。文献が少なく、駒やサイコロの状態など分からないことも多い。「多くの種類が存在したはずだが、遊びや日常生活に使われていた物は文献に残りにくい」と指摘し、「もっと多くの資料を見つけたい」と意気込む。
鈴木さんは「聖人上には王府の仕事が具体的に示されている。漆器や料理を作る人、薩摩に行く人など、その内容は『士工商』にわたる。『士農工商』を明確に分けていた江戸の武士社会との大きな違いだ」と説明。仲村さんは「伝統的な遊びを復活させることはアイデンティティーを形成する上で重要だ。楽しみながら琉球や沖縄の独自性を認識してほしい」と願う。
イラストを描いた山城さんは「琉球の歴史に触れる機会が少ない小学生にも分かりやすいようカラフルなイラストにした」と笑顔。井手さんは「ハラハラするすごろく。家族みんなで楽しんでほしい」と話した。
完成した作品は1月1日付の「新報小中学生新聞 りゅうPON!」新年特別号に掲載する。
(佐藤ひろこ)
琉球新報
2011-12-13
ワクワクドキドキんまだいしょうが記念公演(八重山・沖縄)
人形に息吹き吹き込み30年
/んまだいしょうが記念公演
ワクワクドキドキを演出

宮古の民話を題材にした人形劇団んまだいしょう結成30周年記念公演
=11日、市中央公民館
人形劇団んまだいしょう(奥平久乃代表)の結成30周年記念公演が11日、市中央公民館で開かれた。宮古の民話を題材にした創作民話人形劇「川の種~川をつくった少年のはなし~」を披露。親孝行の大切さや先人たちの教えを盛り込んだ筋書きに、団員たちが人形に息吹きを吹き込んだ舞台は子どもたちの目を引き付けた。

会場には大勢の家族連れが訪れ、舞台で繰り広げられる
人形劇の世界を楽しんだ
代表者奥平さんの人形劇活動歴は30年余。子どもたちのためにと立ち上げた人形劇団は、宮古の民話を基本に県内外での公演活動や他の人形劇団との交流を続けてきた。お話サークルや読み聞かせグループとの共演など、子どもたちのみならず地域の母親たちにも大きな影響を与えた。
昨年は地域の文化活動の功績をたたえられ県文化協会賞功労賞を受賞した。
節目の公演には多くの家族連れが訪れ、主人公の少年の親を思う気持ちに同化したり、妖怪の登場にびっくりしたりして人形劇の世界を楽しんだ。
団員たちは、人形に人間を絡ませて視覚的に分かりやすく表現したり、せりふに宮古方言をふんだんに取り入れ会場の笑いを誘ったり、30年の集大成を舞台いっぱいに披露した。
沖縄本島から「手弁当」で駆け付けたティーラスが音楽を担当。人形の動きに合った音響や幻想的な照明などの演出効果も加わった約40分間の舞台は、最後まで子どもたちの目を引き付けていた。
代表の奥平さんは、幕開けのあいさつで「子どもたちが大きくなってから『あの時見た人形劇は面白かった』と言ってくれるような公演をこれからも続けていきたい。皆さんと一緒になってドキドキワクワクを楽しみながら続けていきたい」と決意を示した。
北小おはなしクラブももたろう、城辺学童保育クラブが友情出演し、フィンガーアクションやわらべ歌などをそれぞれ披露した。
. 宮古毎日新聞
/んまだいしょうが記念公演
ワクワクドキドキを演出

宮古の民話を題材にした人形劇団んまだいしょう結成30周年記念公演
=11日、市中央公民館
人形劇団んまだいしょう(奥平久乃代表)の結成30周年記念公演が11日、市中央公民館で開かれた。宮古の民話を題材にした創作民話人形劇「川の種~川をつくった少年のはなし~」を披露。親孝行の大切さや先人たちの教えを盛り込んだ筋書きに、団員たちが人形に息吹きを吹き込んだ舞台は子どもたちの目を引き付けた。

会場には大勢の家族連れが訪れ、舞台で繰り広げられる
人形劇の世界を楽しんだ
代表者奥平さんの人形劇活動歴は30年余。子どもたちのためにと立ち上げた人形劇団は、宮古の民話を基本に県内外での公演活動や他の人形劇団との交流を続けてきた。お話サークルや読み聞かせグループとの共演など、子どもたちのみならず地域の母親たちにも大きな影響を与えた。
昨年は地域の文化活動の功績をたたえられ県文化協会賞功労賞を受賞した。
節目の公演には多くの家族連れが訪れ、主人公の少年の親を思う気持ちに同化したり、妖怪の登場にびっくりしたりして人形劇の世界を楽しんだ。
団員たちは、人形に人間を絡ませて視覚的に分かりやすく表現したり、せりふに宮古方言をふんだんに取り入れ会場の笑いを誘ったり、30年の集大成を舞台いっぱいに披露した。
沖縄本島から「手弁当」で駆け付けたティーラスが音楽を担当。人形の動きに合った音響や幻想的な照明などの演出効果も加わった約40分間の舞台は、最後まで子どもたちの目を引き付けていた。
代表の奥平さんは、幕開けのあいさつで「子どもたちが大きくなってから『あの時見た人形劇は面白かった』と言ってくれるような公演をこれからも続けていきたい。皆さんと一緒になってドキドキワクワクを楽しみながら続けていきたい」と決意を示した。
北小おはなしクラブももたろう、城辺学童保育クラブが友情出演し、フィンガーアクションやわらべ歌などをそれぞれ披露した。
. 宮古毎日新聞
2011-12-08
少女通し沖縄戦描く 漫画家の比嘉慂さん
少女通し沖縄戦描く 漫画家の比嘉慂さん

<「美童物語」第2巻発刊>「今につながる沖縄の風土を描きたい」
と話す比嘉慂さん=那覇市内の仕事場 (2008年9月5日)

1989年のデビューから沖縄戦や基地問題などを題材に作品を発表し続ける
漫画家・比嘉慂(すすむ)さん=那覇市=がこのほど、漫画雑誌「モーニング」
(講談社)に不定期連載した作品と書き下ろし作品を収録した「美童(みやらび)物語」第2巻を発刊した。
1巻に続き主人公は沖縄の少女たち。女学生のカマルや貧乏から糸満売りされたキヨらの目を通し、沖縄戦が始まる前の不穏な空気が漂う沖縄を描いた。比嘉さんは「資料や証言から物語を膨らませている」と話し、今後も少女たちの成長と沖縄の風土を描き続けることにしている。
比嘉さんは糸満売りについて「僕は親から生で話を聞いた世代。資料を読むと厳しいだけではなく、貧しい社会のセーフティーネットとしての役割も果たしていたようだ」と説明。「もう消えそうな自分たちの古層にあるウチナーンチュの“根っこ”をつかまえていたい。僕にとってそれは方言であり、糸満売りやジュリなど共同社会だ」と強調する。
前作から2巻が発行されるまでの間に「教科書検定意見撤回を求める9・29県民大会」が開かれるなど、沖縄戦を問い直す動きがあった。比嘉さんは「政治的、社会的にはいろいろあるが、沖縄が誇りを持っていることを描きたい。先人の生きていた風土の確かさを確認し、僕たちの物語をきちんと持てば、ぶれることはない」と話す。
「美童物語」は読者層が高めで、モーニング担当編集者は「沖縄で戦争というテーマはとっつきにくいと思われがちだが、古き良き映画のような深くて濃い内容の作品。読んでもらえれば確実に良さが分かる」と話す。比嘉さんは「社会や人間に関心を持ち始めた生意気盛りの少年少女たちに読んでもらいたい」とも。
第2巻には9歳で糸満売りされたキヨがカミアチネー(魚の行商)の技を覚えながら世間を学んでいく「糸満売り」姉の章・母の章、戦死者の魂(マブイ)を見た玉栄がユタに弟子入りする「ユタ」、そして夫を戦争で失ったアサが国に復讐(ふくしゅう)する「世を捨てよ」の4編を収録。執拗(しつよう)なまでに描き込まれた自然描写が沖縄の風土を醸し、作品世界を力強く支えている。比嘉さんは「今後、僕らの時代に重なる米軍統治時代についても描きたい」と意欲をみせた。(熊谷樹)
琉球新報

<「美童物語」第2巻発刊>「今につながる沖縄の風土を描きたい」
と話す比嘉慂さん=那覇市内の仕事場 (2008年9月5日)

1989年のデビューから沖縄戦や基地問題などを題材に作品を発表し続ける
漫画家・比嘉慂(すすむ)さん=那覇市=がこのほど、漫画雑誌「モーニング」
(講談社)に不定期連載した作品と書き下ろし作品を収録した「美童(みやらび)物語」第2巻を発刊した。
1巻に続き主人公は沖縄の少女たち。女学生のカマルや貧乏から糸満売りされたキヨらの目を通し、沖縄戦が始まる前の不穏な空気が漂う沖縄を描いた。比嘉さんは「資料や証言から物語を膨らませている」と話し、今後も少女たちの成長と沖縄の風土を描き続けることにしている。
比嘉さんは糸満売りについて「僕は親から生で話を聞いた世代。資料を読むと厳しいだけではなく、貧しい社会のセーフティーネットとしての役割も果たしていたようだ」と説明。「もう消えそうな自分たちの古層にあるウチナーンチュの“根っこ”をつかまえていたい。僕にとってそれは方言であり、糸満売りやジュリなど共同社会だ」と強調する。
前作から2巻が発行されるまでの間に「教科書検定意見撤回を求める9・29県民大会」が開かれるなど、沖縄戦を問い直す動きがあった。比嘉さんは「政治的、社会的にはいろいろあるが、沖縄が誇りを持っていることを描きたい。先人の生きていた風土の確かさを確認し、僕たちの物語をきちんと持てば、ぶれることはない」と話す。
「美童物語」は読者層が高めで、モーニング担当編集者は「沖縄で戦争というテーマはとっつきにくいと思われがちだが、古き良き映画のような深くて濃い内容の作品。読んでもらえれば確実に良さが分かる」と話す。比嘉さんは「社会や人間に関心を持ち始めた生意気盛りの少年少女たちに読んでもらいたい」とも。
第2巻には9歳で糸満売りされたキヨがカミアチネー(魚の行商)の技を覚えながら世間を学んでいく「糸満売り」姉の章・母の章、戦死者の魂(マブイ)を見た玉栄がユタに弟子入りする「ユタ」、そして夫を戦争で失ったアサが国に復讐(ふくしゅう)する「世を捨てよ」の4編を収録。執拗(しつよう)なまでに描き込まれた自然描写が沖縄の風土を醸し、作品世界を力強く支えている。比嘉さんは「今後、僕らの時代に重なる米軍統治時代についても描きたい」と意欲をみせた。(熊谷樹)
琉球新報
2011-11-29
サンゴツリー届けるよ (おきなわ)
サンゴツリー届けるよ 寄せ書き添え被災地保育所に
心を込めて被災地に送るサンゴ石のクリスマスツリーを作った園児ら
=25日、那覇市のたばる愛児保育園
「サンゴのクリスマスツリーで楽しく過ごしてね」。東日本大震災の被害に遭った保育園児を応援しようと、那覇市のたばる愛児保育園(上原廣子園長)の園児10人が、サンゴ石や松ぼっくりなどを組み合わせてツリーを手作りした。28日、交流のある被災地の保育園に送った。
たばる愛児保育園は震災後、県内民間団体の仲介で園児が描いた絵を被災地に送った。絵が届けられた宮城県石巻市の「牡鹿臨時保育所」に通う子どもの保護者からお礼の連絡があったことが交流のきっかけになった。
作ったツリーは全部で12個。園外保育で行った瀬長島で、園児自らサンゴ石を集めたほか、一部は中に電球を仕掛けるなどきれいに見えるよう工夫した。
ツリーと一緒に「くりすますをたのしんで」「さんごのつりーだいじにしてね」「かぜをひかないでね」など、園児それぞれの思いを記した寄せ書きや手形も一緒に添えた。
鈴木美穰(みの)ちゃん(6)は「かわいく見えるよう、ツリーの上に貝殻を載せた。うまくできたと思う」と感想を話した。
大城侑虎ちゃん(同)は「サンゴ石はきれいなものを選んで作った。ツリーを見て、早く元気になってほしい」と笑顔を見せた。
上原園長は「被災地は寒い冬を迎えると思う。園児の思いが込もった沖縄ならではのツリーで、元気になってほしい」と期待した。
琉優新報

心を込めて被災地に送るサンゴ石のクリスマスツリーを作った園児ら
=25日、那覇市のたばる愛児保育園
「サンゴのクリスマスツリーで楽しく過ごしてね」。東日本大震災の被害に遭った保育園児を応援しようと、那覇市のたばる愛児保育園(上原廣子園長)の園児10人が、サンゴ石や松ぼっくりなどを組み合わせてツリーを手作りした。28日、交流のある被災地の保育園に送った。
たばる愛児保育園は震災後、県内民間団体の仲介で園児が描いた絵を被災地に送った。絵が届けられた宮城県石巻市の「牡鹿臨時保育所」に通う子どもの保護者からお礼の連絡があったことが交流のきっかけになった。
作ったツリーは全部で12個。園外保育で行った瀬長島で、園児自らサンゴ石を集めたほか、一部は中に電球を仕掛けるなどきれいに見えるよう工夫した。
ツリーと一緒に「くりすますをたのしんで」「さんごのつりーだいじにしてね」「かぜをひかないでね」など、園児それぞれの思いを記した寄せ書きや手形も一緒に添えた。
鈴木美穰(みの)ちゃん(6)は「かわいく見えるよう、ツリーの上に貝殻を載せた。うまくできたと思う」と感想を話した。
大城侑虎ちゃん(同)は「サンゴ石はきれいなものを選んで作った。ツリーを見て、早く元気になってほしい」と笑顔を見せた。
上原園長は「被災地は寒い冬を迎えると思う。園児の思いが込もった沖縄ならではのツリーで、元気になってほしい」と期待した。
琉優新報

