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2013-12-03



県産ミーバイ、香港輸出好調 (久米島・沖縄)

県産ミーバイ、香港輸出好調 和食人気追い風
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養殖ヤイトハタの出荷作業をする久米水産の職員
=11月26日、宜野湾市大山の旧宜野湾漁港

 魚の養殖、販売を手掛ける久米水産(うるま市、久米清一社長)は、ヤイトハタ(方言名アーラミーバイ)の香港向け出荷を本格化させている。
2009年に香港への出荷を試みたが、1匹丸ごと蒸して食べる現地の料理文化に商品の規格が合わず中断していた。
しかし、香港での和食ブームや富裕層の増加などを背景に、新たな需要を見込んでいる。10月には約150キロを出荷しており、将来的には月1トンを目指す。

 ヤイトハタは中国や香港などで人気の高い高級食材。1匹を蒸して大人数で食べるのが一般的で、1キロほどの魚が最も需要が高いという。

 同社が出荷を中断した理由は、海外出荷では、1匹2キロほどでないと十分な利益が得られないためだ。しかし近年、和食や富裕層の増加で刺し身を食べる文化が浸透し、大きな魚でも売れる見通しが立ってきたという。

 外食や貿易事業などを展開するジェイシーシー(糸満市、渕辺俊一社長)を通して10月に出荷を開始し、11月にも200キロを送った。1キロ当たりの卸価格は、現地生産のヤイトハタの2倍近い約1500円。
県産は身が引き締まっており、富裕層を中心に需要があるという。14年1、2月にはマカオのホテルで開催される沖縄フェアにも出展予定だ。

 現在の課題は輸送方法。香港は「生け魚」の需要が高い。昨年1月に試験的に出荷した時は、魚を生きたまま輸送できるように低温処置してから、現地の水槽に入るまで約12時間を要した。実際は10時間ほどが理想だとし、現在は時間短縮のために航空や輸送会社などと調整を進めている。

 同社は現在、月に出荷する3トンほどのうち県内8割、本土と海外に2割を出荷している。同社の新垣宗敏営業部長は「国内は少子化などで需要が伸び悩む中、海外市場は活性化している。将来的には現地での養殖も目指し、海外出荷をビジネスとして定着させたい」と話した。

  琉球新報

2013-11-18

自然の恵み 親子体験ツアー(糸満・沖縄)

収穫 自然の恵み 糸満で親子体験ツアー
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収穫体験を楽しむ参加者ら=17日、糸満市

 野菜にもっと親しんでもらおうと「親子で楽しむ!野菜たっぷり体験ツアー」(主催・琉球新報社、協賛・キユーピー)が17日、糸満市で開かれた。小学1年生から6年生までの児童と保護者11組22人が参加した。

 シニア(上級)野菜ソムリエの徳元佳代子さんから指導を受け、畑でキャベツやブロッコリー、白菜などを収穫した。
その野菜を使って「とれたて野菜と鶏肉のホワイトシチュー」「とれたて野菜と豚肉のマヨネーズ炒め カレー風味」の2品を調理した。
浦添市から参加した小浜朝恵さん(41)は「食物がどう育てられて収穫されているかを見ることで、息子に食に興味を持ってもらおうと思い参加した」と話した。息子の章吾くん(10)は「大好きなキャベツの収穫が楽しかった」と笑顔を見せた。


  琉球新報

2013-11-15

八重山カレーつけそば 発案は美島商娘(沖縄)

八重山カレーつけそば 発案は美島商娘
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八重山カレーつけそばをアピールする美島商娘と
拡め隊のメンバー=石垣市商工会ホール

 【石垣】
食品開発に取り組む八重山商工高校の「美島商娘(ちゅらしましょうこ)」が発案した「もろみ豚の八重山カレーつけそば」が15日開幕の離島フェア2013でお目見えする。
市内の若手経営者グループ「石垣島の特産品拡(ひろ)め隊」が高校生のアイデアを改良、開発した。石垣島の食材をふんだんに使い、新しいそばの食べ方を提案。メンバーは「八重山そばを大変身させた新しい味を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 濃厚なカレースープは、「石垣島もろみ豚」でだしを取り、島産パインで酸味と甘みを加えた。豚も泡盛の製造過程でできる「もろみ液」を飼料に加えて育てた地場産。もろみ豚の三枚肉、八重山かまぼこをトッピングし、八重山そばのめんをつけて食べる。

 美島商娘は、離島フェアの実食コーナー「離島食堂」で拡め隊と共に新メニューを出品しようと、焼きそばやヒラヤーチ、あんかけなど6品目を考えた。「カレーが嫌いな人は少ない」と愛好者の多いカレーとそばを合わせたメニューで開発を進めた。

 子どもでも味わえるようスープは甘めに仕上げ、辛い物が好きな人のために八重山の島こしょう「ピパーチ」やコーレーグースを用意する。1食700円で500食限定。

 フェアではもろみ豚丼(600円)や、たれで食べる八重山そば「からそば」(600円)も提供。拡め隊が調理、美島商娘の10人が販売を担当する。

 美島商娘の大城玲奈部長は「高校生の情熱と熱い大人たちが作ったカレーつけそばをアピールしたい」と力を込めた。

 離島フェアは15~17日、那覇市奥武山町の沖縄セルラーパーク那覇で開かれる。

   沖縄タイムス

2013-10-26

人工授精でアグー豚 (八重山・沖縄)

人工授精でアグー豚 ブランド化目指す
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人工授精で誕生したアグー豚の子豚を抱く生徒ら
=24日午前、八重農畜産科豚舎 八重農、伊野波教諭が指導

 八重山農林高校(本村博之校長)でこのほど、人工授精によるアグー豚とハンプシャーのF1(交雑種)の子豚8頭が誕生した。人工授精を行ったのはアグリフード科(2年以上は畜産科)の伊野波彰教諭で、八重山では初の成功とみられる。子豚は生徒たちが育て、肉質を見たうえで改良を加え、「将来的には八重山のブランド豚にしたい」(伊野波教諭)としている。

 伊野波教諭は2年前に北部農林高校から同校に赴任。北部農林では琉球在来豚「アグー」の保存活動に取り組んできた。

 豚の人工授精はコストが高く、技術的にも難しいため、八重山での事例は牛に比べて少ない。

 伊野波教諭は「八重山でもアグー豚をブランド化してみたい」と人工授精を計画。本島北部の畜産業者からアグー豚の精子の提供を受け、赤肉の生産性で優れた品種の「ハンプシャー」を母豚に、今年6月下旬に人工授精を実施。
約4カ月後の10月16日にオス3頭、メス5頭が誕生した。
伊野波教諭は「20年ほど前に恩師と一緒にハンプシャーを使った交配を行ったときは上物ができたので期待したい」と話す。
7~8カ月後には食品加工し、試食などを行った後、さらに改良するという。

 同校畜産科の船道さくらさん(2年)は「自分たちの学校で豚のブランドができたらうれしい。そのためにも、しっかりと育てていきたい」と笑顔をみせた。

  八重山毎日新聞

2013-10-24

八重山子牛をブランド化 全国に産地アピール(沖縄)

八重山子牛をブランド化 全国に産地アピール
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八重山産子牛を銘柄化した「八重山郷里」素牛生産者グループと竹富、与那国両町長
=23日、東京都のウェスティンホテル東京

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「八重山郷里のざき牛」のロース、サーロイン肉

 【東京】
八重山の和牛繁殖農家でつくる八重山郷里(きょうり)素牛生産者グループ(東竹西信行リーダー)が、八重山産子牛を銘柄化した「八重山郷里」の発足式を23日、東京都内で開いた。
他の生産地で育てられる前の子牛の銘柄化は全国でも極めて珍しい取り組み。同グループでは子牛の生育歴を記したカルテを独自に作り、安心安全な牛肉づくりに協力するとともに子牛の産地としての八重山をアピールする。

 八重山地区は約2万3千頭の繁殖母牛が飼育されており、子牛の2012年の取引数は8299頭で、全国10位となっている。しかし輸送料が割高なこともあり、取引価格は全国価格を下回る。

 生産者グループでは、子牛の品質向上と責任ある育成を目指し、「八重山郷里」のロゴマークを作り、成牛の牛肉に打ち出してもらうことで、品質とブランドをアピールする。

 発足式には川満栄長竹富町長と外間守吉与那国町長や信戸一利農水省食肉流通係長らが出席。東竹西氏は「TPPによる影響、牛肉の生産・流通構造に大きな変化が起ころうとしている中で、小規模な八重山の農家が生き残るために、個性を尊重しながら『八重山郷里』を育て、組織的な活動と経営を行っていきたい」と意欲を示した。

  (島洋子)


   琉球新報
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