2011-03-18



退職早めて被災地へ 八重山病院看護師の高野さん (沖縄)

退職早めて被災地へ 八重山病院看護師の高野さん
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「震災、他人事でない」祖父母、阪神大震災で亡くす

東日本大震災の被災地岩手県釜石市に、県立八重山病院の看護師
高野直弥(なおみ)さん(37)が退職を早めて支援に向かう。公的な
ルートを頼らず、自ら行動を起こして受け入れ先を探した。今年3
月まで勤務する予定だった同病院を退職、18日に石垣島を発つ。
「医療スタッフも被災者。1日でも2日でも休ませてあげたい」と
話している。

高野さんは、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)で長田区に住
んでいた母方の祖父母を、スマトラ沖地震(2004年12月26日)で
スリランカの友人を亡くした。今回の被災地の一つ茨城県鹿嶋市
には、八重山病院に勤務する昨年1月までの8年間住んでいた。
震災を「人ごととは思えない」。友人から「沖縄は無事で良かっ
たね」と言われ、「何かできないか」との思いを強くした。

14日、医療・保健衛生分野を中心に緊急人道支援活動を展開する
特定非営利活動法人AMDA(アムダ)に連絡、16日に受け入れが決
まった。思い立ってからわずか3日間で支援への思いを形にした。

高野さんは17日付で同病院を退職。この日早朝、大阪の両親に
連絡すると「行くと思っていたよ」。理解してくれたことに
「分かってくれている。ありがたい」と感謝する。

「まったく情報が入っていないのでまずは現地の状況、現状を
知りたい。それを足がかりにできることがみつかるのではないか。
現地の医療従事者も被災者なので少しでも休ませたい」。19日、
現地に入る。



(八重山毎日新聞)

「被災地のためになれば」売上金全額寄付へ ピザ店経営の菰田さん (石垣・沖縄)

「被災地のためになれば」売上金全額寄付へ 
ピザ店経営の菰田さん

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石垣市大川にあるピザ店「ピッツェリアパンチ」(菰田一郎店主)
では、16日から31日までの売り上げ金全額を東日本大震災の被
災地に寄付することを決めた。期間中の材料費は店主の菰田さん
の自己負担で経営は赤字が続く。それでも菰田さんは「赤字は気
にならない。好きなこと通して被災地のためになれば」と1日も
早い復興を願っている。

菰田さんは、横浜市出身。4年前に石垣島に移り住み、昨年8月
から同店を営んでいる。被災地との縁はないが、「この状況は
国全体の問題」と全額寄付を決めた。

15日には、コミュニケーション・サービス「ツイッター」を使い、
寄付の趣旨を説明。16日には菰田さんの考えに賛同した友人たちが
「被災地のためになるなら」と店を訪れ、善意の輪も広がっている。

菰田さんは「寄付はあまりやったことはない。しかし、被災地には
離ればなれになった人もおり、これからは子どもたちが大変な思い
をする」と語り、「できる限りのことはしたい。そして早く希望を
持てる状態になってほしい」と願う。

桟橋通り沿いにある同店は、毎週水曜日から土曜日までの経営。
ランチタイムは午前11時30分から午後2時。ディナータイムは午後
6時からで、テークアウトも可能。

問い合わせは同店(87-0650)。



(八重山毎日新聞)