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2011-12-28
阻止行動ドキュメント(OKINAWA)
阻止行動ドキュメント

2回目の県庁搬入をしようとした車両に退去を迫る集会参加者
=27日午前11時55分ごろ。

車両を取り囲む市民団体メンバーや報道陣
=正午ごろ。

車両を引き返させるよう、沖縄防衛局の担当者に
電話で連絡する県職員=午後0時15分ごろ。

提出阻止に向けた集会で気勢を上げる参加者たち
=午後5時40分ごろ、県民広場
午前7時30分 環境影響評価書提出を阻止するため市民が県庁前に集まり集会
同7時45分ごろ 県庁正面玄関や通用口に県議団や市民が並び阻止行動開始
同8時52分 運送車両が県庁に入り、市民の代表らが車両に駆け寄り配送物を確認
同9時30分 上原徹県管財課長が「郵便業務に支障が出るため、厳粛に阻止行動を」と市民に警告
同10時49分 郵便局の責任者が「郵便法上、配送荷物のあて先を見せることはできない」と説明
同11時19分 評価書を乗せているとみられる運送車両が県庁に到着。市民らが沖縄防衛局が差出人と確認。配送物の中身をめぐり押し問答
同11時24分 配送車両が引き返す
同11時43分 再び同じ配送車両が到着。車両運転手が「ここで待つように言われた」として東通用口で停車。阻止行動参加者が車を取り囲み「帰れ」コール
午後0時15分ごろ 上原管財課長が沖縄防衛局の担当者と電話で話し、配送物が評価書と判明。阻止行動のため「県庁内に入ることは困難。いったん車を防衛局へ戻して」と要請
同0時21分 配送車両が再び引き返す。県庁周辺で拍手が響く
同5時21分 阻止行動を終了し県民広場で集会。県内移設に反対する県民会議の山城博治事務局長が「評価書の提出を阻止した」と勝利宣言し解散
沖縄タイムス

2回目の県庁搬入をしようとした車両に退去を迫る集会参加者
=27日午前11時55分ごろ。

車両を取り囲む市民団体メンバーや報道陣
=正午ごろ。

車両を引き返させるよう、沖縄防衛局の担当者に
電話で連絡する県職員=午後0時15分ごろ。

提出阻止に向けた集会で気勢を上げる参加者たち
=午後5時40分ごろ、県民広場
午前7時30分 環境影響評価書提出を阻止するため市民が県庁前に集まり集会
同7時45分ごろ 県庁正面玄関や通用口に県議団や市民が並び阻止行動開始
同8時52分 運送車両が県庁に入り、市民の代表らが車両に駆け寄り配送物を確認
同9時30分 上原徹県管財課長が「郵便業務に支障が出るため、厳粛に阻止行動を」と市民に警告
同10時49分 郵便局の責任者が「郵便法上、配送荷物のあて先を見せることはできない」と説明
同11時19分 評価書を乗せているとみられる運送車両が県庁に到着。市民らが沖縄防衛局が差出人と確認。配送物の中身をめぐり押し問答
同11時24分 配送車両が引き返す
同11時43分 再び同じ配送車両が到着。車両運転手が「ここで待つように言われた」として東通用口で停車。阻止行動参加者が車を取り囲み「帰れ」コール
午後0時15分ごろ 上原管財課長が沖縄防衛局の担当者と電話で話し、配送物が評価書と判明。阻止行動のため「県庁内に入ることは困難。いったん車を防衛局へ戻して」と要請
同0時21分 配送車両が再び引き返す。県庁周辺で拍手が響く
同5時21分 阻止行動を終了し県民広場で集会。県内移設に反対する県民会議の山城博治事務局長が「評価書の提出を阻止した」と勝利宣言し解散
沖縄タイムス
「普通じゃない」 未明の評価書搬入 (OKINAWA)
「普通じゃない」と名護市長 未明の評価書搬入
沖縄防衛局の未明の評価書搬入を受けて報道陣の
質問に答える稲嶺進市長=28日、名護市役所
【名護】
沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書を未明に県庁へ搬入したことについて28日、名護市の稲嶺進市長は「普通じゃない。
あきれてものも言えない」と強い不快感を示した。
稲嶺市長は「県民を説得できる内容の評価書だと思うのなら、もっと堂々と持ってきて、局長か次長が説明すべきだ」と指摘。「自信がないのなら(提出を)やめた方がいい」と述べた。
多くの市民団体が提出に強く反対していることについて「(県内移設反対の)今の沖縄の姿を表現している」と強調。「そういうことを知っていて、姑息(こそく)な方法で提出するのか」と同局の対応を批判した。
【琉球新報電子版】

沖縄防衛局の未明の評価書搬入を受けて報道陣の
質問に答える稲嶺進市長=28日、名護市役所
【名護】
沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書を未明に県庁へ搬入したことについて28日、名護市の稲嶺進市長は「普通じゃない。
あきれてものも言えない」と強い不快感を示した。
稲嶺市長は「県民を説得できる内容の評価書だと思うのなら、もっと堂々と持ってきて、局長か次長が説明すべきだ」と指摘。「自信がないのなら(提出を)やめた方がいい」と述べた。
多くの市民団体が提出に強く反対していることについて「(県内移設反対の)今の沖縄の姿を表現している」と強調。「そういうことを知っていて、姑息(こそく)な方法で提出するのか」と同局の対応を批判した。
【琉球新報電子版】
普天間飛行場移設問題 代執行に否定的(OKINAWA)
知事、辺野古埋め立て不承認の意向
代執行に否定的2011年12月28日

仲井真弘多知事
仲井真弘多知事は27日、県庁で報道各社の新春インタビューに応じ、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の埋め立て申請許可について「(承認せざるを得ない環境には)まずならないだろう」と述べ、埋め立てを認めない意向を示した。
政府が、知事の埋め立て許可がなくても地方自治法に基づく代執行などが可能との認識を出していることに「あの考え方の実行は無理なんじゃないかと正直思っている」と否定的な見方を示した。
埋め立て申請について仲井真知事は「私は(普天間の県外移設を求める)公約を変えるつもりは毛頭ない。(環境影響評価が)私の公約に影響を与えるような結論はまず出ないと思う」と述べた上で、承認する環境には「まずならないだろう。急速に進める環境が出てくるか」と許可は難しいとの認識を示した。
政府が代執行も可能とする見解には「一般論として代執行が適用されるのは法定受託事務の処理に違法性があるか、公益を害するかの要件が必要。われわれも担当副知事が政府の見解を研究中だ」とし、「実行するのは無理なんじゃないかと正直思っている」と否定的見解を示した。
琉球新報
代執行に否定的2011年12月28日

仲井真弘多知事
仲井真弘多知事は27日、県庁で報道各社の新春インタビューに応じ、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の埋め立て申請許可について「(承認せざるを得ない環境には)まずならないだろう」と述べ、埋め立てを認めない意向を示した。
政府が、知事の埋め立て許可がなくても地方自治法に基づく代執行などが可能との認識を出していることに「あの考え方の実行は無理なんじゃないかと正直思っている」と否定的な見方を示した。
埋め立て申請について仲井真知事は「私は(普天間の県外移設を求める)公約を変えるつもりは毛頭ない。(環境影響評価が)私の公約に影響を与えるような結論はまず出ないと思う」と述べた上で、承認する環境には「まずならないだろう。急速に進める環境が出てくるか」と許可は難しいとの認識を示した。
政府が代執行も可能とする見解には「一般論として代執行が適用されるのは法定受託事務の処理に違法性があるか、公益を害するかの要件が必要。われわれも担当副知事が政府の見解を研究中だ」とし、「実行するのは無理なんじゃないかと正直思っている」と否定的見解を示した。
琉球新報
普天間飛行場移設問題 【号外】(OKINAWA)
普天間飛行場移設問題 【号外】辺野古アセス評価書、未明に搬入
県「手続き完了していない」2011年12月28日

沖縄防衛局は28日午前4時すぎ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の一部を4台の車両で県庁に搬送した。
市民団体の抗議などで持ち帰った評価書もあり、県は「手続きは完了していない」との認識を示している。午前9時現在、市民団体が県庁内外で阻止行動を展開、緊迫した状態が続いている。夜明け前に評価書を持参した防衛省の手法に県内で反発が強まりそうだ。
評価書搬送には真部朗沖縄防衛局長が同行し、陣頭指揮を執った。記者の問い掛けに真部局長は終始無言だった。
分乗していた職員約20人がそれぞれ段ボール箱を一つずつ抱え、夜間の通用口から16箱を警備員が1人だけいた守衛室に次々と運び込んだ。
同日午前1時から現場で警戒していた市民団体のメンバー1人が激しく抗議し、報道陣が一連の行動を取材する中、評価書を入れた数個の段ボール箱を車両に持ち帰った。真部局長が乗った車両を含め3台は到着後約5分で現場を去った。
停車中、沖縄防衛局の森田治男企画部長は報道陣の質問に答え、「中身は評価書の書類」「20数個持ってきたが、運び込んでいない箱がある」などと話した。数箱搬入していない状況で「提出」と受け止めるかについては明言しなかった。
防衛局側が立ち去った後、県の上原徹管財課長ら職員数人が現場に到着。上原課長は押印など所定の手続きがないため「文書の受け取りは完結していない」と話した。
又吉進知事公室長は同日午前に要請で訪れた県議団に対し「現時点では(評価書を)受理したとは言えない。ただ、県は書類が整っていれば受け取らざるを得ない。書式などが整っているか確認する」と述べた。
琉球新報
県「手続き完了していない」2011年12月28日

沖縄防衛局は28日午前4時すぎ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の一部を4台の車両で県庁に搬送した。
市民団体の抗議などで持ち帰った評価書もあり、県は「手続きは完了していない」との認識を示している。午前9時現在、市民団体が県庁内外で阻止行動を展開、緊迫した状態が続いている。夜明け前に評価書を持参した防衛省の手法に県内で反発が強まりそうだ。
評価書搬送には真部朗沖縄防衛局長が同行し、陣頭指揮を執った。記者の問い掛けに真部局長は終始無言だった。
分乗していた職員約20人がそれぞれ段ボール箱を一つずつ抱え、夜間の通用口から16箱を警備員が1人だけいた守衛室に次々と運び込んだ。
同日午前1時から現場で警戒していた市民団体のメンバー1人が激しく抗議し、報道陣が一連の行動を取材する中、評価書を入れた数個の段ボール箱を車両に持ち帰った。真部局長が乗った車両を含め3台は到着後約5分で現場を去った。
停車中、沖縄防衛局の森田治男企画部長は報道陣の質問に答え、「中身は評価書の書類」「20数個持ってきたが、運び込んでいない箱がある」などと話した。数箱搬入していない状況で「提出」と受け止めるかについては明言しなかった。
防衛局側が立ち去った後、県の上原徹管財課長ら職員数人が現場に到着。上原課長は押印など所定の手続きがないため「文書の受け取りは完結していない」と話した。
又吉進知事公室長は同日午前に要請で訪れた県議団に対し「現時点では(評価書を)受理したとは言えない。ただ、県は書類が整っていれば受け取らざるを得ない。書式などが整っているか確認する」と述べた。
琉球新報
【速報】防衛局、午前4時に評価書搬入 警備員に預ける(OKINAWA)
【速報】防衛局、午前4時に評価書搬入 警備員に預ける

警備室に運び込まれた環境影響評価書を入れた段ボール16箱
=県庁(午前5時45分撮影)
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)手続きで、沖縄防衛局の職員らが28日未明、県庁に評価書の入った箱16個を警備員に預け立ち去った。
県幹部は事前の連絡を否定した上で「これで受理したと言えるかどうかは後で判断したい」と述べ、持ち込まれた評価書が全部そろっているかも確認の上、慎重に取り扱いを検討する姿勢を示した。
警備員らによると、防衛局職員を名乗る人物から荷物を預けたいとの電話が午前4時前にあり、警備員が庁舎管理を担当する県管財課の職員に電話で確認したところ預かるよう指示があった。同4時過ぎ、真部朗沖縄防衛局長らスーツ姿の数人の職員が評価書の入った箱を運び込んだという。
ただ現場で警戒していた市民団体のメンバーが搬入に気づきもみ合いとなったため、県条例で提出時に必要な部数(20部)すべては運び込めなかったという。アセス法では提出時の必要部数の定めはない。
沖縄タイムス

警備室に運び込まれた環境影響評価書を入れた段ボール16箱
=県庁(午前5時45分撮影)
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)手続きで、沖縄防衛局の職員らが28日未明、県庁に評価書の入った箱16個を警備員に預け立ち去った。
県幹部は事前の連絡を否定した上で「これで受理したと言えるかどうかは後で判断したい」と述べ、持ち込まれた評価書が全部そろっているかも確認の上、慎重に取り扱いを検討する姿勢を示した。
警備員らによると、防衛局職員を名乗る人物から荷物を預けたいとの電話が午前4時前にあり、警備員が庁舎管理を担当する県管財課の職員に電話で確認したところ預かるよう指示があった。同4時過ぎ、真部朗沖縄防衛局長らスーツ姿の数人の職員が評価書の入った箱を運び込んだという。
ただ現場で警戒していた市民団体のメンバーが搬入に気づきもみ合いとなったため、県条例で提出時に必要な部数(20部)すべては運び込めなかったという。アセス法では提出時の必要部数の定めはない。
沖縄タイムス
普天間飛行場移設問題 (OKINAWA)
沖縄防衛局、評価書午前4時に持ち込む
県庁へ評価書の一部を持ち込む沖縄防衛局職員ら
=28日午前4時10分ごろ、沖縄県庁

防衛局職員らが県庁へ評価書搬入。同行した真部朗沖縄防衛局長
=28日午前4時10分ごろ、沖縄県庁
沖縄防衛局は28日午前4時すぎ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の一部を4台の車両で県庁に搬送した。
うち1台に、同局の真部朗沖縄防衛局長が乗っており、自ら陣頭指揮を執ったとみられる。真部局長は終始無言だった。
分乗していた職員員約20人がそれぞれ段ボール箱を一つづつ抱え、16箱を次々に県庁内の守衛室に運び込んだ。
しかし同日午前1時から現場で警戒していた市民団体のメンバーが抗議し、報道陣が一連の行動を取材する中、評価書を入れた数箱の段ボール箱を車両に持ち帰った。
同日午前7時現在、同局は残りの段ボール箱を県庁に搬送していないが、同日中に再度運び込む可能性もある。
真部局長が乗った車両を含め3台は到着後約5分で現場を立ち去った。
停車中、森田治男企画部長は報道陣の質問に答え、「箱の中味は(環境影響)評価書の書類が入っている」「20数個持ってきたが、まだ運び込んでいない箱がある」などと話した。数箱搬送していない状況で「提出」と受け止めるかについては明言しなかった。
防衛局の職員らが評価書を運び込んだ当時、警備員1人だけで、県生活環境部の職員はいなかった。
防衛局側が立ち去った後、上原徹管財課長ら職員数人が現場に到着。上原課長は段ボール箱が届けられているのを見て、印鑑の押印など所定の手続きがないため「文書の受け取りは完結していない」と話した。
【琉球新報電子版】

県庁へ評価書の一部を持ち込む沖縄防衛局職員ら
=28日午前4時10分ごろ、沖縄県庁

防衛局職員らが県庁へ評価書搬入。同行した真部朗沖縄防衛局長
=28日午前4時10分ごろ、沖縄県庁
沖縄防衛局は28日午前4時すぎ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の一部を4台の車両で県庁に搬送した。
うち1台に、同局の真部朗沖縄防衛局長が乗っており、自ら陣頭指揮を執ったとみられる。真部局長は終始無言だった。
分乗していた職員員約20人がそれぞれ段ボール箱を一つづつ抱え、16箱を次々に県庁内の守衛室に運び込んだ。
しかし同日午前1時から現場で警戒していた市民団体のメンバーが抗議し、報道陣が一連の行動を取材する中、評価書を入れた数箱の段ボール箱を車両に持ち帰った。
同日午前7時現在、同局は残りの段ボール箱を県庁に搬送していないが、同日中に再度運び込む可能性もある。
真部局長が乗った車両を含め3台は到着後約5分で現場を立ち去った。
停車中、森田治男企画部長は報道陣の質問に答え、「箱の中味は(環境影響)評価書の書類が入っている」「20数個持ってきたが、まだ運び込んでいない箱がある」などと話した。数箱搬送していない状況で「提出」と受け止めるかについては明言しなかった。
防衛局の職員らが評価書を運び込んだ当時、警備員1人だけで、県生活環境部の職員はいなかった。
防衛局側が立ち去った後、上原徹管財課長ら職員数人が現場に到着。上原課長は段ボール箱が届けられているのを見て、印鑑の押印など所定の手続きがないため「文書の受け取りは完結していない」と話した。
【琉球新報電子版】
評価書の搬入を阻止 宅配車引き返す(OKINAWA)
評価書の搬入を阻止 宅配車引き返す

大勢の市民団体やマスコミに囲まれる、環境影響評価書を積んだ車両
=27日午前11時55分、県庁
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)手続きで27日正午前、沖縄防衛局が委託した宅配業者がアセス最終手続きとなる評価書を県庁内に搬入しようとしたが、移設に反対する市民団体が入り口付近で車両を取り囲み、40分近く引き返すように説得した。
県の上原徹管財課長は「このままでは、けが人が出る不測の事態となる」と電話で沖縄防衛局の担当者に状況を説明し、業者の車両はいったん、引き返した。
移設に反対する市民団体は早朝から抗議集会や警戒活動を実施。約200人が「評価書提出は認められない」「引き返せ」などと阻止行動を行った。
沖縄タイムス

大勢の市民団体やマスコミに囲まれる、環境影響評価書を積んだ車両
=27日午前11時55分、県庁
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)手続きで27日正午前、沖縄防衛局が委託した宅配業者がアセス最終手続きとなる評価書を県庁内に搬入しようとしたが、移設に反対する市民団体が入り口付近で車両を取り囲み、40分近く引き返すように説得した。
県の上原徹管財課長は「このままでは、けが人が出る不測の事態となる」と電話で沖縄防衛局の担当者に状況を説明し、業者の車両はいったん、引き返した。
移設に反対する市民団体は早朝から抗議集会や警戒活動を実施。約200人が「評価書提出は認められない」「引き返せ」などと阻止行動を行った。
沖縄タイムス
2011-12-27
アセス評価書積んだ車両引き返す(OKINAWA)
アセス評価書積んだ車両引き返す2011年12月27日
防衛省が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価書を県へ提出しようとする動きに対し、郵送や直接の搬送を阻止しようと、平和団体や市民団体のメンバーら約300人が27日午前、県庁前に集結した。午前11時15分ごろ、評価書が入った段ボール箱20数個を乗せた運送業者の車両が県庁に到着したが、メンバー数十人が取り囲んだため、いったん車両は県庁を後にした。その後、再び戻ったため、メンバーらが取り囲み膠着状態が続いた。
県管財課は車両に対し、「メンバーの抵抗が強いので県庁内に入れることは困難」としていったん、防衛局に持ち帰るよう求めた。午後12時20分ごろ、車両は再び県庁を後にした。
【琉球新報電子版】
防衛省が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価書を県へ提出しようとする動きに対し、郵送や直接の搬送を阻止しようと、平和団体や市民団体のメンバーら約300人が27日午前、県庁前に集結した。午前11時15分ごろ、評価書が入った段ボール箱20数個を乗せた運送業者の車両が県庁に到着したが、メンバー数十人が取り囲んだため、いったん車両は県庁を後にした。その後、再び戻ったため、メンバーらが取り囲み膠着状態が続いた。
県管財課は車両に対し、「メンバーの抵抗が強いので県庁内に入れることは困難」としていったん、防衛局に持ち帰るよう求めた。午後12時20分ごろ、車両は再び県庁を後にした。
【琉球新報電子版】
評価書郵送「姑息」 (OKINAWA)
評価書郵送「姑息」 県庁前、抗議の拳

環境影響評価書提出の動きにシュプレヒコールで抗議する
市民団体のメンバーら=26日午前、県庁前
米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた環境影響評価書の提出を阻止しようと、平和団体や市民団体のメンバーら約300人(主催者発表)は26日、県庁に駆け付け、早朝から夕方まで沖縄防衛局の動向を警戒した。
参加者らは県庁前広場で午前と夕方、2度にわたって集会を開き、あくまでも年内の評価書提出にこだわる政府姿勢に怒りの拳を上げた。
27日中に郵送で県に届けられる方向だが、参加者からは「郵送は姑息(こそく)」との批判も。団体は27日も県庁に集まり警戒する。
阻止行動は基地の県内移設に反対する県民会議(崎山嗣幸、新垣繁信、玉城義和、平良研一、高里鈴代共同代表)の呼び掛けで実施。
防衛局が早朝にも県庁を訪れるとの見方もあり、午前6時ごろから参加者の一部が駆け付け、県庁内の各入り口で目を光らせた。提出先の環境生活部環境政策課周辺にも職員が登庁し始めた午前7時40分前からメンバーが訪れ、交代制で、多い時間帯には約110人が2カ所のエレベーター前を中心に座り込んだ。
午前8時前から約2時間は、県庁の玄関前に赤嶺政賢衆院議員(共産)、山内徳信参院議員(社民)、糸数慶子参院議員(無所属)の3国会議員、県議会議員、市町村議会議員ら約20人が集結。防衛局員が評価書を運んできた場合、「説得」をしようと待機した。
県庁周辺や環境政策課周辺で座り込みを行ったメンバーは「怒」「環境評価書は持ってくるな」などのメッセージを書いたカードを手に、年内提出にこだわる政府の姿勢を批判した。
午前10時から県庁前広場で行われた集会で、ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「今日から大事な3日間になる。日本政府に対する煮えたぎる怒りを示していこう」と話した。
琉球新報

環境影響評価書提出の動きにシュプレヒコールで抗議する
市民団体のメンバーら=26日午前、県庁前
米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた環境影響評価書の提出を阻止しようと、平和団体や市民団体のメンバーら約300人(主催者発表)は26日、県庁に駆け付け、早朝から夕方まで沖縄防衛局の動向を警戒した。
参加者らは県庁前広場で午前と夕方、2度にわたって集会を開き、あくまでも年内の評価書提出にこだわる政府姿勢に怒りの拳を上げた。
27日中に郵送で県に届けられる方向だが、参加者からは「郵送は姑息(こそく)」との批判も。団体は27日も県庁に集まり警戒する。
阻止行動は基地の県内移設に反対する県民会議(崎山嗣幸、新垣繁信、玉城義和、平良研一、高里鈴代共同代表)の呼び掛けで実施。
防衛局が早朝にも県庁を訪れるとの見方もあり、午前6時ごろから参加者の一部が駆け付け、県庁内の各入り口で目を光らせた。提出先の環境生活部環境政策課周辺にも職員が登庁し始めた午前7時40分前からメンバーが訪れ、交代制で、多い時間帯には約110人が2カ所のエレベーター前を中心に座り込んだ。
午前8時前から約2時間は、県庁の玄関前に赤嶺政賢衆院議員(共産)、山内徳信参院議員(社民)、糸数慶子参院議員(無所属)の3国会議員、県議会議員、市町村議会議員ら約20人が集結。防衛局員が評価書を運んできた場合、「説得」をしようと待機した。
県庁周辺や環境政策課周辺で座り込みを行ったメンバーは「怒」「環境評価書は持ってくるな」などのメッセージを書いたカードを手に、年内提出にこだわる政府の姿勢を批判した。
午前10時から県庁前広場で行われた集会で、ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「今日から大事な3日間になる。日本政府に対する煮えたぎる怒りを示していこう」と話した。
琉球新報
宜野湾市長が辞意 (沖縄)
宜野湾市長が辞意 療養長期化で決断
【宜野湾】
病気療養で入院中の安里猛宜野湾市長(59)が26日までに辞職の意思を固めたことが分かった。
琉球新報の取材に家族らが認めた。
市が退院時期としていた来年1月末までに復帰の見通しが立たず、2月の予算策定時期に間に合わないことから決断したとみられ、
28日に市議会議長に辞職届を提出する。
琉球新報
【宜野湾】
病気療養で入院中の安里猛宜野湾市長(59)が26日までに辞職の意思を固めたことが分かった。
琉球新報の取材に家族らが認めた。
市が退院時期としていた来年1月末までに復帰の見通しが立たず、2月の予算策定時期に間に合わないことから決断したとみられ、
28日に市議会議長に辞職届を提出する。
琉球新報
300人「怒」 (OKINAWA)
評価書郵送:県庁周辺 300人「怒」

「怒」と書いたプラカードを掲げ、環境影響評価の評価書を提出
しようとする動きに抗議する市民団体ら
=26日午前7時40分、那覇市・県民広場
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する市民団体の関係者らが26日、県庁の周辺で、政府が環境影響評価(アセスメント)の評価書を提出しようとする動きを食い止める抗議活動を行った。
午前6時半ごろから続々と集まったメンバーは事前集会後、正面玄関や評価書提出の窓口となる環境政策課の前などに座り込んだりして、終業時刻の午後5時15分まで警戒を続けた。
主催者発表によると、最多で約300人が「基地の押し付けは許さない」「評価書を県庁に入れない」などと怒りの声を上げた。27日も同様の阻止行動を続ける。
沖縄タイムス

「怒」と書いたプラカードを掲げ、環境影響評価の評価書を提出
しようとする動きに抗議する市民団体ら
=26日午前7時40分、那覇市・県民広場
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する市民団体の関係者らが26日、県庁の周辺で、政府が環境影響評価(アセスメント)の評価書を提出しようとする動きを食い止める抗議活動を行った。
午前6時半ごろから続々と集まったメンバーは事前集会後、正面玄関や評価書提出の窓口となる環境政策課の前などに座り込んだりして、終業時刻の午後5時15分まで警戒を続けた。
主催者発表によると、最多で約300人が「基地の押し付けは許さない」「評価書を県庁に入れない」などと怒りの声を上げた。27日も同様の阻止行動を続ける。
沖縄タイムス
評価書郵送:民意無視だ 座り込み(OKINAWA)
評価書郵送:民意無視だ 県庁内で座り込み

環境影響評価書提出の動きに、県庁内で座り込み抗議をする
市民団体のメンバー=26日午後3時半ごろ、県庁
米軍普天間飛行場の移設問題で、政府が環境影響評価書を提出するとの緊張が走った26日、県庁には市民団体のメンバーら約300人が集まり警戒。
「辺野古移設反対の民意は揺るがない」「評価書を突き返そう」と、激しい怒りが渦巻いた。午後、評価書が郵送されるとの情報が流れると、市民や識者からは「提出することだけにこだわった異常事態」「法の趣旨が踏みにじられた」と一層、不信感が募った。
午前7時45分から県民広場で始まった事前集会。参加者が「怒」と書かれた赤い紙を高く掲げ、評価書を出そうとする政府へ「退場」を告げた。「沖縄に甘えないで。基地はヤマトの皆さんでどうにかして」。普天間の県内移設に反対する「カマドゥー小たちの集い」の知念ウシさん(45)=那覇市=はそう訴えた。
8時を過ぎると、県庁1階の出入り口や評価書受け取りの窓口となる環境政策課の前、地下駐車場に続く通路などにも常時、計150人ほどの市民団体やメディア関係者が待機。名護市辺野古から10人の仲間と駆けつけた當山佐代子さん(67)は「ここが正念場。絶対に阻止する」。
午後になっても沖縄防衛局の動きがつかめず、廊下に座り込んで待ちくたびれた様子の人も。流動的な情報に「いつ来るのか」「郵送したのか」と声が上がり、防衛局職員が「別件」で庁舎内に現れると一時、緊迫したムードに包まれた。
那覇市の坂尾美知子さん(60)は「悪いことだと自覚しているから、こそこそ郵送するのだろうが、県民の怒りを増幅させるだけだ」と批判。沖縄平和市民連絡会の城間勝さん(66)も「民主主義のルールにのっとり、オール沖縄が辺野古への移設に反対だ。実現不可能なことを政府は強行しようとしている」と指摘した。
一方、行政の手続きとして評価書提出を認める仲井真弘多知事に、注文を付ける声も。「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表(71)は「辺野古移設ノーを意思表示して選ばれたのに、歯切れが悪い。県民の総意を代表する立場をもっと強固に打ち出してほしい」。
県が午前8時半から午後5時15分までの勤務時間内に限って、評価書を受け付ける姿勢を示したことから、警戒行動は終業時刻に解かれた。
この日3度目の集会があった正面玄関前で、基地の県内移設に反対する県民会議の山城博治事務局長(59)は「たくさんの皆さんが集まり、今日の提出を断念させることができた」と成果を強調。「郵便で送り付ける姑息(こそく)な手段は、われわれのガードをさらに堅くする。明日はより多くの県民の結集を呼び掛けたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス

環境影響評価書提出の動きに、県庁内で座り込み抗議をする
市民団体のメンバー=26日午後3時半ごろ、県庁
米軍普天間飛行場の移設問題で、政府が環境影響評価書を提出するとの緊張が走った26日、県庁には市民団体のメンバーら約300人が集まり警戒。
「辺野古移設反対の民意は揺るがない」「評価書を突き返そう」と、激しい怒りが渦巻いた。午後、評価書が郵送されるとの情報が流れると、市民や識者からは「提出することだけにこだわった異常事態」「法の趣旨が踏みにじられた」と一層、不信感が募った。
午前7時45分から県民広場で始まった事前集会。参加者が「怒」と書かれた赤い紙を高く掲げ、評価書を出そうとする政府へ「退場」を告げた。「沖縄に甘えないで。基地はヤマトの皆さんでどうにかして」。普天間の県内移設に反対する「カマドゥー小たちの集い」の知念ウシさん(45)=那覇市=はそう訴えた。
8時を過ぎると、県庁1階の出入り口や評価書受け取りの窓口となる環境政策課の前、地下駐車場に続く通路などにも常時、計150人ほどの市民団体やメディア関係者が待機。名護市辺野古から10人の仲間と駆けつけた當山佐代子さん(67)は「ここが正念場。絶対に阻止する」。
午後になっても沖縄防衛局の動きがつかめず、廊下に座り込んで待ちくたびれた様子の人も。流動的な情報に「いつ来るのか」「郵送したのか」と声が上がり、防衛局職員が「別件」で庁舎内に現れると一時、緊迫したムードに包まれた。
那覇市の坂尾美知子さん(60)は「悪いことだと自覚しているから、こそこそ郵送するのだろうが、県民の怒りを増幅させるだけだ」と批判。沖縄平和市民連絡会の城間勝さん(66)も「民主主義のルールにのっとり、オール沖縄が辺野古への移設に反対だ。実現不可能なことを政府は強行しようとしている」と指摘した。
一方、行政の手続きとして評価書提出を認める仲井真弘多知事に、注文を付ける声も。「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表(71)は「辺野古移設ノーを意思表示して選ばれたのに、歯切れが悪い。県民の総意を代表する立場をもっと強固に打ち出してほしい」。
県が午前8時半から午後5時15分までの勤務時間内に限って、評価書を受け付ける姿勢を示したことから、警戒行動は終業時刻に解かれた。
この日3度目の集会があった正面玄関前で、基地の県内移設に反対する県民会議の山城博治事務局長(59)は「たくさんの皆さんが集まり、今日の提出を断念させることができた」と成果を強調。「郵便で送り付ける姑息(こそく)な手段は、われわれのガードをさらに堅くする。明日はより多くの県民の結集を呼び掛けたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス
福島の子をエイサーで歓迎 (沖縄)
読谷小児童、福島の子をエイサーで歓迎

衣装をまとい、エイサーを体験する飯舘村の子どもたち
=読谷村・波平公民館
【読谷】
東京電力福島第1原発事故の影響で、全村避難が続いている福島県飯舘村の小学6年生42人が学習旅行で県内を訪れ、26日は読谷村波平の子どもたちとエイサーや獅子舞などで交流を深めた。
「心を込める旅」を意味する「沖縄までいの旅」は飯舘村教育委員会が主催。24~27日まで資料館や戦争遺跡で平和学習に取り組み、昨年に続いて小学生同士の交流会を読谷村で開いた。
波平公民館では、地域住民や読谷小の子どもたちが出迎えた。
飯舘の児童らに、大人たちは貝殻を使った小物づくりを教え、子どもたちはエイサーや獅子舞を伝えた。
木幡柊平君(12)は、飯舘から約60キロ離れた会津美里町に自主避難し、この旅行で同級生と約9カ月ぶりに再会した。「友達と『声も身長も変わったな』と話し合って喜んだ。沖縄の人は親しく声を掛けてくれるので、楽しい旅になった」と笑顔で話していた。
沖縄タイムス

衣装をまとい、エイサーを体験する飯舘村の子どもたち
=読谷村・波平公民館
【読谷】
東京電力福島第1原発事故の影響で、全村避難が続いている福島県飯舘村の小学6年生42人が学習旅行で県内を訪れ、26日は読谷村波平の子どもたちとエイサーや獅子舞などで交流を深めた。
「心を込める旅」を意味する「沖縄までいの旅」は飯舘村教育委員会が主催。24~27日まで資料館や戦争遺跡で平和学習に取り組み、昨年に続いて小学生同士の交流会を読谷村で開いた。
波平公民館では、地域住民や読谷小の子どもたちが出迎えた。
飯舘の児童らに、大人たちは貝殻を使った小物づくりを教え、子どもたちはエイサーや獅子舞を伝えた。
木幡柊平君(12)は、飯舘から約60キロ離れた会津美里町に自主避難し、この旅行で同級生と約9カ月ぶりに再会した。「友達と『声も身長も変わったな』と話し合って喜んだ。沖縄の人は親しく声を掛けてくれるので、楽しい旅になった」と笑顔で話していた。
沖縄タイムス
2011-12-26
普久原メロディー未来へ (沖縄)
普久原メロディー未来へ 恒勇さん50周年公演

フィナーレで勢ぞろいし、普久原恒勇さんの代表曲「芭蕉布」を
合唱する出演者=25日、沖縄市民会館
普久原恒勇作曲活動50周年記念コンサート(琉球新報社主催)が25日、沖縄市民会館であった。「芭蕉布」「豊年音頭」などで知られる普久原さんが半世紀の間に生み出した名曲の数々を、フォーシスターズやホップトーンズら戦後の沖縄民謡を彩ってきた「普久原メロディー」の歌い手たちが一堂に会し、歌った。
昼、夜の2回公演に計2500人が来場した。
最初の「普久原門下生」の唐真達子さんが「ゆうなの花」などを歌ったほか、でいご娘、我如古より子さん、玉城一美さん、饒辺愛子さん、山里ユキさんら多彩な出演者が登壇。少年少女合唱団「夢」が「森のふくろう」で「コホッ」というふくろうの声を身ぶりを交えて表現した。
器楽曲「尚円」「響(とよむ)」(抜粋)などはモソ・シンポオーケストラや、県立芸大音楽学部琉球芸能専攻らが三線など沖縄の楽器を生かして演奏。フィナーレで出演者全員が「芭蕉布」を華やかに合唱した。
琉球新報

フィナーレで勢ぞろいし、普久原恒勇さんの代表曲「芭蕉布」を
合唱する出演者=25日、沖縄市民会館
普久原恒勇作曲活動50周年記念コンサート(琉球新報社主催)が25日、沖縄市民会館であった。「芭蕉布」「豊年音頭」などで知られる普久原さんが半世紀の間に生み出した名曲の数々を、フォーシスターズやホップトーンズら戦後の沖縄民謡を彩ってきた「普久原メロディー」の歌い手たちが一堂に会し、歌った。
昼、夜の2回公演に計2500人が来場した。
最初の「普久原門下生」の唐真達子さんが「ゆうなの花」などを歌ったほか、でいご娘、我如古より子さん、玉城一美さん、饒辺愛子さん、山里ユキさんら多彩な出演者が登壇。少年少女合唱団「夢」が「森のふくろう」で「コホッ」というふくろうの声を身ぶりを交えて表現した。
器楽曲「尚円」「響(とよむ)」(抜粋)などはモソ・シンポオーケストラや、県立芸大音楽学部琉球芸能専攻らが三線など沖縄の楽器を生かして演奏。フィナーレで出演者全員が「芭蕉布」を華やかに合唱した。
琉球新報
防衛省、普天間移設アセス評価書を郵送(沖縄)
防衛省、普天間移設アセス評価書を郵送
防衛省は26日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を沖縄県庁に郵送する手続きに入った。27日にも県庁に届く見通しだ。
当初は沖縄防衛局の職員が持参する方針だったが、県庁には26日朝から提出を阻止しようと市民団体らが多数詰め掛けた。28日まで抗議活動を続けるとしており、混乱を避けるため、法令で認められている郵送に切り替えた。ただ直接の手渡しを避けたことで説明責任などの面から「姑息(こそく)」などとさらなる反発を招く恐れもある。
評価書は2007年から実施しているアセス手続きの最終段階。約7千ページに及び、代替施設の建設による住民生活や自然への影響と対策を記述した。
(共同通信)
沖縄タイムス
防衛省は26日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を沖縄県庁に郵送する手続きに入った。27日にも県庁に届く見通しだ。
当初は沖縄防衛局の職員が持参する方針だったが、県庁には26日朝から提出を阻止しようと市民団体らが多数詰め掛けた。28日まで抗議活動を続けるとしており、混乱を避けるため、法令で認められている郵送に切り替えた。ただ直接の手渡しを避けたことで説明責任などの面から「姑息(こそく)」などとさらなる反発を招く恐れもある。
評価書は2007年から実施しているアセス手続きの最終段階。約7千ページに及び、代替施設の建設による住民生活や自然への影響と対策を記述した。
(共同通信)
沖縄タイムス
アセス評価書 ジュゴン「複数年調査」 (OKINAWA)
アセス評価書 ジュゴン「複数年調査」
【東京】
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向け、防衛省が県に提出予定の環境影響評価(アセスメント)の評価書で、同省が2009年に県側に求められていたジュゴンの複数年調査実施に対し「調査済み」と提示することが分かった。
09年の準備書提出以降も沖縄防衛局がジュゴンの調査を継続していたとして、県の要望を満たしていると回答する。
ジュゴンをめぐっては、沖縄防衛局が09年に県などに提出した準備書で、環境省の調査報告書や同アセスの方法書に記載されていた名護市辺野古沖でのジュゴン1頭の発見記録を削除していたことが問題となった。ジュゴンの複数年調査の要望を受け、沖縄防衛局は調査を継続させており、今回の評価書で「複数年調査した結果、代替施設建設による影響は少ない」と示す。
県は準備書に対し、「ジュゴンの複数年調査や個体数『3頭』の根拠の提示」などを求めていた。
一方、辺野古沿岸部については名護市が「移設につながる手続きは認めない」として現況調査の申請を拒否。調査は代替施設建設予定周辺地域の全域では行われておらず、沖縄防衛局が主張する「複数年の調査済み」が科学的にどの程度信用度があるかは不明。
県はジュゴンのほか、準備書に対し(1)住宅地上空の航空機飛行禁止や飛行高度制限に対する協定の検討(2)V字形滑走路による地元上空飛行回避で騒音や低周波が「相当低減される」という調査結果の根拠(3)辺野古集落に近いヘリパッド建設に再考を促す「地元意見への尊重」―などを求めている。(松堂秀樹)
琉球新報
【東京】
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向け、防衛省が県に提出予定の環境影響評価(アセスメント)の評価書で、同省が2009年に県側に求められていたジュゴンの複数年調査実施に対し「調査済み」と提示することが分かった。
09年の準備書提出以降も沖縄防衛局がジュゴンの調査を継続していたとして、県の要望を満たしていると回答する。
ジュゴンをめぐっては、沖縄防衛局が09年に県などに提出した準備書で、環境省の調査報告書や同アセスの方法書に記載されていた名護市辺野古沖でのジュゴン1頭の発見記録を削除していたことが問題となった。ジュゴンの複数年調査の要望を受け、沖縄防衛局は調査を継続させており、今回の評価書で「複数年調査した結果、代替施設建設による影響は少ない」と示す。
県は準備書に対し、「ジュゴンの複数年調査や個体数『3頭』の根拠の提示」などを求めていた。
一方、辺野古沿岸部については名護市が「移設につながる手続きは認めない」として現況調査の申請を拒否。調査は代替施設建設予定周辺地域の全域では行われておらず、沖縄防衛局が主張する「複数年の調査済み」が科学的にどの程度信用度があるかは不明。
県はジュゴンのほか、準備書に対し(1)住宅地上空の航空機飛行禁止や飛行高度制限に対する協定の検討(2)V字形滑走路による地元上空飛行回避で騒音や低周波が「相当低減される」という調査結果の根拠(3)辺野古集落に近いヘリパッド建設に再考を促す「地元意見への尊重」―などを求めている。(松堂秀樹)
琉球新報
評価書提出に県庁で座り込み(OKINAWA)
評価書提出警戒し、県庁で座り込み
政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を26日にも県側に提出する方針を固めたことを受けて、基地の県内移設に反対する県民会議のメンバーら約300人(主催者発表)が26日、早朝から県庁に駆け付け、沖縄防衛局の評価書提出の動きを警戒した。
参加者らは午前10時から県庁前広場で集会を開き、年内の評価書提案にこだわる政府姿勢に怒りのこぶしを挙げた。26日午前中の提出はなかった。
防衛局が早朝にも県庁を訪れるとの見方もあり、午前6時ごろから県庁付近でメンバーの一部が待機。提出先の環境生活部環境政策課周辺にも職員が登庁し始めた午前7時40分前から、メンバーが訪れ、約40人が2カ所のエレベーター前を中心に座り込んだ。
県庁前には赤嶺政賢衆院議員(共産)、山内徳信参院議員(社民)、糸数慶子参院議員(無所属)の3国会議員、県議会議員、市町村議会議員ら約20人が集まった。
環境政策課周辺で座り込みを行ったメンバーは「怒」と書かれた赤い紙や「環境評価書は持ってくるな」などメッセージを書いた紙で、年内提案にこだわる政府の姿勢を批判した。
名護市から駆け付けたヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「県民が反対しているのに評価書を出すこと自体おかしい」と批判。郵送の可能性に触れ「国は堂々と市民と対じすべきだ。郵送というこそくな手段を使ってまで年内に提案すれば県民の怒りが爆発する」と語気を強めた。
【琉球新報電子版】
琉球新報
政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を26日にも県側に提出する方針を固めたことを受けて、基地の県内移設に反対する県民会議のメンバーら約300人(主催者発表)が26日、早朝から県庁に駆け付け、沖縄防衛局の評価書提出の動きを警戒した。
参加者らは午前10時から県庁前広場で集会を開き、年内の評価書提案にこだわる政府姿勢に怒りのこぶしを挙げた。26日午前中の提出はなかった。
防衛局が早朝にも県庁を訪れるとの見方もあり、午前6時ごろから県庁付近でメンバーの一部が待機。提出先の環境生活部環境政策課周辺にも職員が登庁し始めた午前7時40分前から、メンバーが訪れ、約40人が2カ所のエレベーター前を中心に座り込んだ。
県庁前には赤嶺政賢衆院議員(共産)、山内徳信参院議員(社民)、糸数慶子参院議員(無所属)の3国会議員、県議会議員、市町村議会議員ら約20人が集まった。
環境政策課周辺で座り込みを行ったメンバーは「怒」と書かれた赤い紙や「環境評価書は持ってくるな」などメッセージを書いた紙で、年内提案にこだわる政府の姿勢を批判した。
名護市から駆け付けたヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は「県民が反対しているのに評価書を出すこと自体おかしい」と批判。郵送の可能性に触れ「国は堂々と市民と対じすべきだ。郵送というこそくな手段を使ってまで年内に提案すれば県民の怒りが爆発する」と語気を強めた。
【琉球新報電子版】
琉球新報
幻想的風景にうっとり (八重山・沖縄)
幻想的風景にうっとり 氷灯ろうまつり盛況
年末恒例となっているいしゃなぎら青年会(石垣英作会長)主催の「第12回南の島の氷灯ろうまつり」が24日夜、宮鳥御嶽で開かれた。
ちょうどこの日はクリスマスイブで、一足早く登場したサンタが子どもたちを喜ばせた。御嶽での開催は今年初めて。彩り豊かな灯ろうとイルミネーションが会場を包む中、多くの家族連れが幻想的な氷と光が織り成すショーを思い思いに楽しんだ。
灯ろうまつりは、子どもたちに夢を与える地域おこしの一環として、例年は石垣小学校北通り、節目には同校グラウンドで開かれており、今回は趣向を変えて会場を変更した。
まつりはバンド演奏で幕開け。午後6時30分ごろの点灯式で灯ろうやイルミネーションに光がともると、観客から歓声と拍手が起こった。
続いて、サンタが登場。子どもたちにプレゼントを配ってクリスマスの雰囲気を盛り上げると、大道芸など多彩な舞台が観客を喜ばせた。
会場には、110個の氷の灯ろうが並び、木々の上にはイルミネーションが飾られ、訪れた大勢の家族連れが幻想的な光景にうっとりとした表情で眺めていた。
石垣会長は「地域のシンボルである御嶽に親しみを深め、地域のために頑張ってくれる子どもたちが育ってくれれば何より」と話した。家族で訪れた石垣勇磨君(4)は「とってもきれい。サンタとも会えてうれしい」と満面の笑顔を見せていた。
八重山毎日新聞

年末恒例となっているいしゃなぎら青年会(石垣英作会長)主催の「第12回南の島の氷灯ろうまつり」が24日夜、宮鳥御嶽で開かれた。
ちょうどこの日はクリスマスイブで、一足早く登場したサンタが子どもたちを喜ばせた。御嶽での開催は今年初めて。彩り豊かな灯ろうとイルミネーションが会場を包む中、多くの家族連れが幻想的な氷と光が織り成すショーを思い思いに楽しんだ。
灯ろうまつりは、子どもたちに夢を与える地域おこしの一環として、例年は石垣小学校北通り、節目には同校グラウンドで開かれており、今回は趣向を変えて会場を変更した。
まつりはバンド演奏で幕開け。午後6時30分ごろの点灯式で灯ろうやイルミネーションに光がともると、観客から歓声と拍手が起こった。
続いて、サンタが登場。子どもたちにプレゼントを配ってクリスマスの雰囲気を盛り上げると、大道芸など多彩な舞台が観客を喜ばせた。
会場には、110個の氷の灯ろうが並び、木々の上にはイルミネーションが飾られ、訪れた大勢の家族連れが幻想的な光景にうっとりとした表情で眺めていた。
石垣会長は「地域のシンボルである御嶽に親しみを深め、地域のために頑張ってくれる子どもたちが育ってくれれば何より」と話した。家族で訪れた石垣勇磨君(4)は「とってもきれい。サンタとも会えてうれしい」と満面の笑顔を見せていた。
八重山毎日新聞
トウガン出荷本格化 (宮古島・沖縄)
トウガン出荷本格化/主産地のJA上野集荷場

出荷を待つトウガンがずらりと並ぶ
=24日、JAおきなわ上野集荷場
JAが取り扱うトウガンの出荷が、本格化した。地区全体の約8割を占める主産地の上野地区では、週に約20㌧を出荷している。出荷は4月にピークに入り、6月上旬ごろ終了する。
トウガンは、全国的にも宮古が主産地。冬春期の本土市場は、宮古の独壇場という。
2010年度の宮古地区全体のトウガンは出荷量839㌧、販売額が1億6400万円だった。今年度は1064㌧、1億7600万円を計画している。上野は50戸の農家で810㌧、1億3300万円を目指す。
上野地区は生産技術が年々向上し、反収は04年の9・4㌧から現在は16㌧程度と、1・7倍に伸びた。多い人は、20㌧以上も取るという。
品質も高く、県の野菜品評会では毎年のように、金賞を受賞している。今年は、宮国寿成さんが、農林水産大臣賞を受賞した。
宮古のトウガンは量がまとまり、品質も良いため市場の評価が高く、毎年、高値安定で推移している。
JAおきなわ上野集荷場には24日、農家がトウガンを次々と運び込んでいた。一人の農家は「出始めなので、品質がいい。色のりが良く、形がそろっている」と話した。19日のA品のキロ単価は、200円だった。
集荷場には8人の職員が働き、活気づいている。
. 宮古毎日新聞

出荷を待つトウガンがずらりと並ぶ
=24日、JAおきなわ上野集荷場
JAが取り扱うトウガンの出荷が、本格化した。地区全体の約8割を占める主産地の上野地区では、週に約20㌧を出荷している。出荷は4月にピークに入り、6月上旬ごろ終了する。
トウガンは、全国的にも宮古が主産地。冬春期の本土市場は、宮古の独壇場という。
2010年度の宮古地区全体のトウガンは出荷量839㌧、販売額が1億6400万円だった。今年度は1064㌧、1億7600万円を計画している。上野は50戸の農家で810㌧、1億3300万円を目指す。
上野地区は生産技術が年々向上し、反収は04年の9・4㌧から現在は16㌧程度と、1・7倍に伸びた。多い人は、20㌧以上も取るという。
品質も高く、県の野菜品評会では毎年のように、金賞を受賞している。今年は、宮国寿成さんが、農林水産大臣賞を受賞した。
宮古のトウガンは量がまとまり、品質も良いため市場の評価が高く、毎年、高値安定で推移している。
JAおきなわ上野集荷場には24日、農家がトウガンを次々と運び込んでいた。一人の農家は「出始めなので、品質がいい。色のりが良く、形がそろっている」と話した。19日のA品のキロ単価は、200円だった。
集荷場には8人の職員が働き、活気づいている。
. 宮古毎日新聞
宮古島椿油の会 (宮古島 ・沖縄)
搾油量120㍑予想、宮古島椿油の会

椿の搾油作業が今月から始まっている
=ジロー楽園
宮古島椿の会(来間清典会長)のことしの搾油作業が今月から本格的に始まった。肌を柔らかくし、人の皮脂成分に含まれるオレイン酸を多く含み、肌にもなじみやすいため、エステ店などで「和製オリーブオイル」として重宝されているという。
同会によると、ことしは前年を上回る120㍑ほどを生産できる見込み。来間会長は「椿は強風にも強く、防風林や街路樹、庭木にも適している。花の宮古づくりに最適な花木として、行政にも栽培面積拡大に支援を求めていきたい」と意欲を見せている。
椿は12月から3月にかけてが開花シーズンで、 島内に植えこまれている椿の木は今、 ちょうど開花の時期を迎えている。
同会は、 前年に花を咲かせた椿の木から実を収穫する作業を10月までに終え、 しばらく乾燥させた後、 今月から本格的に搾油を始めた。 作業は、 城辺長間にある 「ジロー楽園」 内で行われ、 作業場は椿油独特の甘い香りに包まれている。
来間会長によると、 椿油は一般的に椿の実を蒸してから搾油する。 これに対し同会は、 「空鍋で煎 (い) ってから搾油するので、 余計な水分が飛ばされる。 そうすることで濃密で良質な椿油が取れる」 という。
椿の栽培数は年々増え、 昨年は320㌔の実から約108㍑を搾油。 ことしは500㌔の実が収穫されており、 最終的に約120㍑は搾油できる見込みという。 多くは県外の個人業者からの注文に応じて生産。 ことしは注文が多く、 生産が追いつかない状態という。
搾油後の搾りかすも、 虫よけ、 石鹸づくりの材料に使えるほか、 葉はお茶として、 花は観賞用としても使えるといい、 最近は搾りかすの注文も増えている。 下地徹さんは 「強風に強く、 しかも直根性。 畑の側に植えても農作物の成長を阻害しないので防風林としても使える」 とアピールした。
来間会長は、 「椿は古くから民家の庭先に植えられ、 人々に親しまれてきた。 花も美しく、 観賞用としても使える。 宮古各地に植栽すれば、 森林率の向上と花の宮古づくりにも役立つと思う」 と述べ、 今後の規模拡大に向け、 行政にも支援を求めていく考えを示した。

樹齢推定300年という椿の木の横に立つ来間会長
=城辺吉田
また、 城辺吉田地区にある樹齢推定300年のヤブツバキの木を紹介し、 「宮古を代表する花木として、 多くの人に育ててほしい」 と話した。 同会は、 2013年に沖縄県 (国頭村、 大宜味村、 本部町) で開催される「全国椿サミット」関連行事の宮古誘致を目指しており、「椿の木の本数は県内一と自負している。 椿を通し、 宮古を全国にアピールしたい」 と意気込んでいる。
宮古新報

椿の搾油作業が今月から始まっている
=ジロー楽園
宮古島椿の会(来間清典会長)のことしの搾油作業が今月から本格的に始まった。肌を柔らかくし、人の皮脂成分に含まれるオレイン酸を多く含み、肌にもなじみやすいため、エステ店などで「和製オリーブオイル」として重宝されているという。
同会によると、ことしは前年を上回る120㍑ほどを生産できる見込み。来間会長は「椿は強風にも強く、防風林や街路樹、庭木にも適している。花の宮古づくりに最適な花木として、行政にも栽培面積拡大に支援を求めていきたい」と意欲を見せている。
椿は12月から3月にかけてが開花シーズンで、 島内に植えこまれている椿の木は今、 ちょうど開花の時期を迎えている。
同会は、 前年に花を咲かせた椿の木から実を収穫する作業を10月までに終え、 しばらく乾燥させた後、 今月から本格的に搾油を始めた。 作業は、 城辺長間にある 「ジロー楽園」 内で行われ、 作業場は椿油独特の甘い香りに包まれている。
来間会長によると、 椿油は一般的に椿の実を蒸してから搾油する。 これに対し同会は、 「空鍋で煎 (い) ってから搾油するので、 余計な水分が飛ばされる。 そうすることで濃密で良質な椿油が取れる」 という。
椿の栽培数は年々増え、 昨年は320㌔の実から約108㍑を搾油。 ことしは500㌔の実が収穫されており、 最終的に約120㍑は搾油できる見込みという。 多くは県外の個人業者からの注文に応じて生産。 ことしは注文が多く、 生産が追いつかない状態という。
搾油後の搾りかすも、 虫よけ、 石鹸づくりの材料に使えるほか、 葉はお茶として、 花は観賞用としても使えるといい、 最近は搾りかすの注文も増えている。 下地徹さんは 「強風に強く、 しかも直根性。 畑の側に植えても農作物の成長を阻害しないので防風林としても使える」 とアピールした。
来間会長は、 「椿は古くから民家の庭先に植えられ、 人々に親しまれてきた。 花も美しく、 観賞用としても使える。 宮古各地に植栽すれば、 森林率の向上と花の宮古づくりにも役立つと思う」 と述べ、 今後の規模拡大に向け、 行政にも支援を求めていく考えを示した。

樹齢推定300年という椿の木の横に立つ来間会長
=城辺吉田
また、 城辺吉田地区にある樹齢推定300年のヤブツバキの木を紹介し、 「宮古を代表する花木として、 多くの人に育ててほしい」 と話した。 同会は、 2013年に沖縄県 (国頭村、 大宜味村、 本部町) で開催される「全国椿サミット」関連行事の宮古誘致を目指しており、「椿の木の本数は県内一と自負している。 椿を通し、 宮古を全国にアピールしたい」 と意気込んでいる。
宮古新報
苗の植え付け始まる(宮古島・沖縄)
イモ事業、本格スタート/苗の植え付け始まる
来年3月、無償で配布

来年3月にも配布を開始するイモの苗を植え付ける
農政課職員=平良東仲宗根添
宮古島産イモを戦略的品目に位置付ける宮古島市はこのほど、イモの苗の植え付け作業を開始した。
今後7㌶相当分の苗を作り、来年3~4月には希望農家に無償で配布する。宮古島産イモの島内における普及拡大を図り、島内外に売り出しながら宮古島産ブランドの確立を目指す。
宮古島市がこのほど策定した宮古島産かんしょ6次産業化計画の一環。多くの農家にイモの可能性を再認識してもらい、農業振興および経済発展につなげることが大きな狙いだ。
植え付け作業は平良東仲宗根添にある市所有の㌃の畑で行われている。品種は▽ちゅら恋紅▽V4▽宮農号▽備瀬▽カンタ▽沖夢紫―の6種類。市農政課の職員が植え付けている。
栽培する苗は遅くても来年4月までに希望農家に配布する。配布用の苗の量は受け付け件数に応じて決める方針。すでに件の申し込みがあり、現在も受け付けている。
かんしょ6次産業化計画によると、計画初年度となる今年度は栽培面積6㌶で収量108㌧、1620万円の生産額を目指す。年後の2021年度には㌶で2520㌧を生産し、3億7800万円の販売まで拡大させる方針。
かんしょ計画は、1597年に砂川親雲上旨屋が宮古島に持ち帰ったとする史実を重視して策定。「琉球最古の伝来地」をアピールしてブランド化を目指す。
イモは干ばつや台風に強い作物で、季節を問わず年に2回収穫できる。県内の相場で生イモ1㌔当たりの買取代金は150円、㌃当たりの収量(反収)は平均1・8㌧としており、販路が安定すれば反収で万円の収益を生む。
. 宮古毎日新聞
来年3月、無償で配布

来年3月にも配布を開始するイモの苗を植え付ける
農政課職員=平良東仲宗根添
宮古島産イモを戦略的品目に位置付ける宮古島市はこのほど、イモの苗の植え付け作業を開始した。
今後7㌶相当分の苗を作り、来年3~4月には希望農家に無償で配布する。宮古島産イモの島内における普及拡大を図り、島内外に売り出しながら宮古島産ブランドの確立を目指す。
宮古島市がこのほど策定した宮古島産かんしょ6次産業化計画の一環。多くの農家にイモの可能性を再認識してもらい、農業振興および経済発展につなげることが大きな狙いだ。
植え付け作業は平良東仲宗根添にある市所有の㌃の畑で行われている。品種は▽ちゅら恋紅▽V4▽宮農号▽備瀬▽カンタ▽沖夢紫―の6種類。市農政課の職員が植え付けている。
栽培する苗は遅くても来年4月までに希望農家に配布する。配布用の苗の量は受け付け件数に応じて決める方針。すでに件の申し込みがあり、現在も受け付けている。
かんしょ6次産業化計画によると、計画初年度となる今年度は栽培面積6㌶で収量108㌧、1620万円の生産額を目指す。年後の2021年度には㌶で2520㌧を生産し、3億7800万円の販売まで拡大させる方針。
かんしょ計画は、1597年に砂川親雲上旨屋が宮古島に持ち帰ったとする史実を重視して策定。「琉球最古の伝来地」をアピールしてブランド化を目指す。
イモは干ばつや台風に強い作物で、季節を問わず年に2回収穫できる。県内の相場で生イモ1㌔当たりの買取代金は150円、㌃当たりの収量(反収)は平均1・8㌧としており、販路が安定すれば反収で万円の収益を生む。
. 宮古毎日新聞
再生願う美御水 (沖縄)
再生願う美御水 首里城に奉納
美御水を献上する登城行列=25日、那覇市・首里城
首里城への美御水(ヌービー)の奉納祭(首里当蔵町自治会主催)が25日、浦添市沢岻や首里城周辺で行われた。
白い衣装をまとい役人やノロらに扮(ふん)した約40人が、円覚寺で奉納儀式、首里城御内原(首里城正殿)で献上式を行った。
奉納祭は、琉球王朝時代に新年を前に王国の安寧と国王の健康や長寿を祈願。国頭村辺戸の大川でくんだ「若水」と浦添市の沢岻樋川の水を円覚寺に奉納し水を清めた。一行は首里城へと練り歩き、女官の阿母志良礼(あむしられ)に水を献上した。
祝詞「おたかべ」を神にささげた、首里クェーナ保存会の金城光枝会長(68)は「来年は絆を強め、再生の年になるようにと祈りを込めた」と語った。
沖縄タイムス

美御水を献上する登城行列=25日、那覇市・首里城
首里城への美御水(ヌービー)の奉納祭(首里当蔵町自治会主催)が25日、浦添市沢岻や首里城周辺で行われた。
白い衣装をまとい役人やノロらに扮(ふん)した約40人が、円覚寺で奉納儀式、首里城御内原(首里城正殿)で献上式を行った。
奉納祭は、琉球王朝時代に新年を前に王国の安寧と国王の健康や長寿を祈願。国頭村辺戸の大川でくんだ「若水」と浦添市の沢岻樋川の水を円覚寺に奉納し水を清めた。一行は首里城へと練り歩き、女官の阿母志良礼(あむしられ)に水を献上した。
祝詞「おたかべ」を神にささげた、首里クェーナ保存会の金城光枝会長(68)は「来年は絆を強め、再生の年になるようにと祈りを込めた」と語った。
沖縄タイムス
「チリタンチョウ」新生児 みんなでお祝い(沖縄)
喜屋武の新生児 みんなでお祝い

地域住民らが祝福する「チリタンチョウ」で、記念写真に
収まる新生児と保護者ら
=糸満市・喜屋武コミュニティーセンター
【糸満】
糸満市喜屋武で戦前から続くクリスマス恒例の新生児誕生合同祝い「チリタンチョウ」が25日、喜屋武コミュニティーセンターであった。
子どもらが歌や踊りで舞台をにぎわせるなど和やかな雰囲気の中、地域住民が集まり、新しい命の誕生を祝った。
今年は対象の40人中26人の新生児とその家族らが出席。5番目で生後2カ月の三男琉生ちゃんを抱いて参加した幸地祐子さん(31)=熊本県出身=は「地域の方とも交流が深まる良い行事。この子には何事にも負けない強い子に育ってほしい」と目を細めた。
慶留間清栄自治会長は「子どもたちがこの喜屋武地域の出身であることを誇りに思い、20年後、成人しても地域に愛着と誇りを持って大きく成長してほしい」と祝福した。
同行事は1609年の薩摩侵攻後のキリスト教統制施策のなごりが時代を経て変化したものとされる。現在は同地域在住・出身の親を持つ新生児誕生を祝福し健康を祈願する行事として続けられている。
沖縄タイムス

地域住民らが祝福する「チリタンチョウ」で、記念写真に
収まる新生児と保護者ら
=糸満市・喜屋武コミュニティーセンター
【糸満】
糸満市喜屋武で戦前から続くクリスマス恒例の新生児誕生合同祝い「チリタンチョウ」が25日、喜屋武コミュニティーセンターであった。
子どもらが歌や踊りで舞台をにぎわせるなど和やかな雰囲気の中、地域住民が集まり、新しい命の誕生を祝った。
今年は対象の40人中26人の新生児とその家族らが出席。5番目で生後2カ月の三男琉生ちゃんを抱いて参加した幸地祐子さん(31)=熊本県出身=は「地域の方とも交流が深まる良い行事。この子には何事にも負けない強い子に育ってほしい」と目を細めた。
慶留間清栄自治会長は「子どもたちがこの喜屋武地域の出身であることを誇りに思い、20年後、成人しても地域に愛着と誇りを持って大きく成長してほしい」と祝福した。
同行事は1609年の薩摩侵攻後のキリスト教統制施策のなごりが時代を経て変化したものとされる。現在は同地域在住・出身の親を持つ新生児誕生を祝福し健康を祈願する行事として続けられている。
沖縄タイムス
「いい年に」心を込めて (沖縄)
「いい年に」心を込めて 首里城「美御水の奉納祭」

女官に美御水(ヌービー)を献上する王府役人にふんした
宮城政雄会長=25日、国営沖縄記念公園
(首里城公園)の御内原
国頭村辺戸区の大川と浦添市沢岻の樋川(ひーじゃー)で取水した「若水」を首里王府に献上する伝統行事「美御水(ヌービー)の奉納祭」(首里当蔵町自治会主催)が25日、那覇市の首里城で再現された。厳かに執り行われる儀式を多くの地元住民や観光客らが見詰めた。
王府の役人や祝女(ノロ)の衣装に身を包んだ一行約40人が大川と沢岻樋川(ひーじゃー)の水を持って練り歩いた。円覚寺総門前で2種類の水を混ぜ合わせた後、久慶門から首里城正殿裏に入り、女官の阿母志良礼に水を献上した。
この行事は琉球王国時代、新年を迎えるにあたり、王国の安寧と国王の健康と長寿を願って行われていた。同自治会の宮城政雄会長は「今年は震災など暗いニュースが多かったので、来年はいい年になるように、心を込めて献上した」と話した。
琉球新報

女官に美御水(ヌービー)を献上する王府役人にふんした
宮城政雄会長=25日、国営沖縄記念公園
(首里城公園)の御内原
国頭村辺戸区の大川と浦添市沢岻の樋川(ひーじゃー)で取水した「若水」を首里王府に献上する伝統行事「美御水(ヌービー)の奉納祭」(首里当蔵町自治会主催)が25日、那覇市の首里城で再現された。厳かに執り行われる儀式を多くの地元住民や観光客らが見詰めた。
王府の役人や祝女(ノロ)の衣装に身を包んだ一行約40人が大川と沢岻樋川(ひーじゃー)の水を持って練り歩いた。円覚寺総門前で2種類の水を混ぜ合わせた後、久慶門から首里城正殿裏に入り、女官の阿母志良礼に水を献上した。
この行事は琉球王国時代、新年を迎えるにあたり、王国の安寧と国王の健康と長寿を願って行われていた。同自治会の宮城政雄会長は「今年は震災など暗いニュースが多かったので、来年はいい年になるように、心を込めて献上した」と話した。
琉球新報
辺野古アセス 提出 (OKINAWA)
辺野古アセス 評価書きょう提出
【東京】
政府は25日までに、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を26日に県側に提出する方針を固めた。仲井真弘多県知事が「法令にのっとってやる」と受理する姿勢を示したことから、理解は得られたと判断した。
琉球新報
【東京】
政府は25日までに、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を26日に県側に提出する方針を固めた。仲井真弘多県知事が「法令にのっとってやる」と受理する姿勢を示したことから、理解は得られたと判断した。
琉球新報
渡嘉敷 25年ぶり結婚披露宴(沖縄)
25年ぶり結婚披露宴 小久保夫妻 阿波連区挙げて祝福

阿波連区で25年ぶりとなる結婚披露宴を催した
新郎の小久保栄太郎さんと新婦の桐子さん
=10日、阿波連小学校体育館

パーティーを盛り上げた「マグロ解体ショー」
=10日、阿波連小学校体育館
【渡嘉敷】
渡嘉敷村阿波連区で25年ぶりに結婚披露宴が催された。
同村教育委員会の小久保栄太郎さん(26)=東京都出身=と、村へきち保育所勤務の谷本桐子さん(28)=大阪府出身=の2人の門出を村民ら約200人が祝福。パーティーの準備から料理、余興などの企画運営は全て島の友人らが担い、披露宴初公開の「マグロ解体ショー」や青年会員らのエイサー、太鼓演奏なども披露された。
2人はそれぞれ6年前に縁あって同村を訪れ、島の人情と自然にひかれて移住を決意。青年会活動などをきっかけに知り合い、交際を続けていた。
披露宴は10日に阿波連小学校体育館であり、新郎新婦の家族や友人も県外から多数駆け付けた。日ごろ花嫁衣装を見る機会がないため、子どもたちも大勢集まり祝った。
挙式は7月8日に恩納村のチャペルで身内だけで行われた。披露宴は新郎の栄太郎さんの母久美子さん(52)=旧姓宮平=が阿波連出身ということもあり、母の故郷への思いや新郎新婦の島への愛着と恩もあり、阿波連で催した。
新郎新婦は「子どもからお年寄りまで大勢訪れ、区を挙げての一体となったパーティーに感謝したい」と謝辞を述べた。
(米田英明通信員)
琉球新報

阿波連区で25年ぶりとなる結婚披露宴を催した
新郎の小久保栄太郎さんと新婦の桐子さん
=10日、阿波連小学校体育館

パーティーを盛り上げた「マグロ解体ショー」
=10日、阿波連小学校体育館
【渡嘉敷】
渡嘉敷村阿波連区で25年ぶりに結婚披露宴が催された。
同村教育委員会の小久保栄太郎さん(26)=東京都出身=と、村へきち保育所勤務の谷本桐子さん(28)=大阪府出身=の2人の門出を村民ら約200人が祝福。パーティーの準備から料理、余興などの企画運営は全て島の友人らが担い、披露宴初公開の「マグロ解体ショー」や青年会員らのエイサー、太鼓演奏なども披露された。
2人はそれぞれ6年前に縁あって同村を訪れ、島の人情と自然にひかれて移住を決意。青年会活動などをきっかけに知り合い、交際を続けていた。
披露宴は10日に阿波連小学校体育館であり、新郎新婦の家族や友人も県外から多数駆け付けた。日ごろ花嫁衣装を見る機会がないため、子どもたちも大勢集まり祝った。
挙式は7月8日に恩納村のチャペルで身内だけで行われた。披露宴は新郎の栄太郎さんの母久美子さん(52)=旧姓宮平=が阿波連出身ということもあり、母の故郷への思いや新郎新婦の島への愛着と恩もあり、阿波連で催した。
新郎新婦は「子どもからお年寄りまで大勢訪れ、区を挙げての一体となったパーティーに感謝したい」と謝辞を述べた。
(米田英明通信員)
琉球新報
2011-12-24
南国のクリスマス満喫 (八重山・沖縄)
雪の新潟から直行便ツアー客92人来島 南国のクリスマス満喫

石垣市観光協会が歓迎
新潟からの直行チャーター便が23日午後、石垣に到着し、満員の乗客92人が25日までの3日間、八重山観光を楽しんでいる。近畿日本ツーリスト新潟支店がANAのチャーター便で実施。乗客らは石垣、西表、由布、竹富の4島めぐりを行うことにしている。
この日の新潟は雪で、気温は午前11時の出発時には0.9度。一行は約4時間かけて気温17.0度の石垣島へ到着した。
歓迎セレモニーでは、乗客を代表して、新潟県観光協会の野澤幸司副会長がミス八重山の友利都也子さんから花束を受け取った。石垣市観光協会の宮平康弘会長は「日本最南端のクリスマスを楽しんでください」と歓迎のあいさつを述べた。
野澤副会長は「ホワイトクリスマスから石垣島の暖かいクリスマスを楽しむために来ました。今回のツアーが評判になり、来年も実施ということになればいいですね」と話していた。
宮平会長は「チャーター便を飛ばして、クリスマスに合わせたツアーが来てくれるのはありがたい」と話していた。
八重山毎日新聞

石垣市観光協会が歓迎
新潟からの直行チャーター便が23日午後、石垣に到着し、満員の乗客92人が25日までの3日間、八重山観光を楽しんでいる。近畿日本ツーリスト新潟支店がANAのチャーター便で実施。乗客らは石垣、西表、由布、竹富の4島めぐりを行うことにしている。
この日の新潟は雪で、気温は午前11時の出発時には0.9度。一行は約4時間かけて気温17.0度の石垣島へ到着した。
歓迎セレモニーでは、乗客を代表して、新潟県観光協会の野澤幸司副会長がミス八重山の友利都也子さんから花束を受け取った。石垣市観光協会の宮平康弘会長は「日本最南端のクリスマスを楽しんでください」と歓迎のあいさつを述べた。
野澤副会長は「ホワイトクリスマスから石垣島の暖かいクリスマスを楽しむために来ました。今回のツアーが評判になり、来年も実施ということになればいいですね」と話していた。
宮平会長は「チャーター便を飛ばして、クリスマスに合わせたツアーが来てくれるのはありがたい」と話していた。
八重山毎日新聞
お年寄りが外国語レッスン 宮古 池間島(OKINAAWA)
お年寄りが外国語レッスン/池間島海外からの民泊に備え

ダリッシュさん(中央)と妻の景子さん(右)が中心になって外国語を指導した
=23日、池間島離島振興総合センター
欧米・中国・台湾からの修学旅行民泊の受け入れに備えようと、宮古島観光協会(豊見山健児会長)といけま福祉支援センター(前泊博美理事長)は23日、池間島離島振興総合センターで外国語勉強会・クリスマス会を開いた。
70歳以上の年寄り約60人が参加し、英語のハロー(こんにちは)や中国語のニーハオ(同)をレッスン。
来年3月に台湾基隆の中学校・高校の教諭や旅行会社の関係者らが池間島で修学旅行民泊の状況を視察する計画があることから、今後年寄りに外国語を指導していく。

外国語のレッスンを受ける参加者ら
この日の取り組みは、沖縄コンベンションビューローの沖縄修学旅行強化事業「修学旅行新規メニュー開発支援事業」で同協会が支援団体に選定されたことに伴い実施したもの。
今月から来年3月にかけて修学旅行新規メニューを造成する。語学学習は英語と中国語(北京語)。来年は、マウイ島からの修学旅行民泊も計画されている
講師は、城辺在住のミザカニ・ダリッシュさんと妻の垣花景子さんが中心になって行った。ダリッシュさんは英語・ドイツ語など5カ国を話せるイギリス出身。
サンタクロースに扮した夫妻らは英語で歌う「ジングルベル」とビートルズのヒット曲「レット イット ビー」を教えた。
前泊理事長は「来年から英語や中国語を話す観光客が池間島に訪れる。外国語を少しずつ覚え、温かく迎え入れよう」と話した。
池間島では、今秋から修学旅行民泊の受け入れがスタート。本土の高校生55人が12軒に分かれて宿泊した。
. 宮古毎日新聞

ダリッシュさん(中央)と妻の景子さん(右)が中心になって外国語を指導した
=23日、池間島離島振興総合センター
欧米・中国・台湾からの修学旅行民泊の受け入れに備えようと、宮古島観光協会(豊見山健児会長)といけま福祉支援センター(前泊博美理事長)は23日、池間島離島振興総合センターで外国語勉強会・クリスマス会を開いた。
70歳以上の年寄り約60人が参加し、英語のハロー(こんにちは)や中国語のニーハオ(同)をレッスン。
来年3月に台湾基隆の中学校・高校の教諭や旅行会社の関係者らが池間島で修学旅行民泊の状況を視察する計画があることから、今後年寄りに外国語を指導していく。

外国語のレッスンを受ける参加者ら
この日の取り組みは、沖縄コンベンションビューローの沖縄修学旅行強化事業「修学旅行新規メニュー開発支援事業」で同協会が支援団体に選定されたことに伴い実施したもの。
今月から来年3月にかけて修学旅行新規メニューを造成する。語学学習は英語と中国語(北京語)。来年は、マウイ島からの修学旅行民泊も計画されている
講師は、城辺在住のミザカニ・ダリッシュさんと妻の垣花景子さんが中心になって行った。ダリッシュさんは英語・ドイツ語など5カ国を話せるイギリス出身。
サンタクロースに扮した夫妻らは英語で歌う「ジングルベル」とビートルズのヒット曲「レット イット ビー」を教えた。
前泊理事長は「来年から英語や中国語を話す観光客が池間島に訪れる。外国語を少しずつ覚え、温かく迎え入れよう」と話した。
池間島では、今秋から修学旅行民泊の受け入れがスタート。本土の高校生55人が12軒に分かれて宿泊した。
. 宮古毎日新聞
2011-12-22
嘉弥真ソフトバンク入団、「開幕1軍」と決意 (八重山・沖縄)
嘉弥真ソフトバンク入団報告 母校の八重山農林に、
「開幕1軍」と決意

プロ野球福岡ソフトバンクホークスからドラフト5位指名を受け、入団した嘉弥真新也投手(22)=石垣市白保出身、八重山農林高校卒=が21日午後、母校を訪問し報告した。
嘉弥真選手は、入団までの苦労やこれからの意気込みを話し、「開幕1軍」を誓った。今年の10月ドラフト会議で指名され、12月10日の入団会見では感極まり涙が止まらなかったという。後輩たちに「甲子園目指して頑張って」とエールを送った
嘉弥真投手は高校卒業後、野球を続けることを決断し、沖縄本島のビック開発ベースボールクラブに進み、午前中は野球、午後は仕事に追われる日々を過ごした。昨年12月に転機が訪れ、社会人野球の強豪JX|ENEOSに移籍した。
プロ入りに「始めのころは(プロは)意識していなかった。野球をやれればよかった。移籍して2年でダメなら地元に帰る予定だった」と振り返った。入団については「好きな球団に入れてうれしい。いいピッチャーがいるから先輩方からアドバイスをもらいたい」と話した。
目標は「とりあえずキャンプから自分の持ち味をしっかりアピールし、開幕1軍を狙う」と意気込んだ。
高校当時の野球部監督で現在同部副部長の砂川玄隆さん(45)は「プロおめでとう」と教え子の成長に喜び、「持ち前の制球力、変化球を生かし頑張ってもらいたい。
後輩に夢と希望を与えられる選手になってほしい」と期待した。
同校の下地盛雄校長は「感動した。新聞などの報道で見たが驚いた。苦労を乗り越え自分で勝ち取った道。後輩たちにもいい刺激になる」と述べ、がっちりと握手を交わした。
野球部の大浜敬裕主将(2年生)は「嘉弥真先輩みたいな選手になれるよう練習を頑張りたい」と気持ちを新たにした。
同日夜、白保公民館で地域住民約300人が集まり、嘉弥真選手の入団記念祝賀会が盛大に行われ、実行委員長の豊里友伸さんは「後援会のメンバーを増やし、サポートしたい」と述べ、晴れの入団を祝福した。
八重山毎日新聞
「開幕1軍」と決意

プロ野球福岡ソフトバンクホークスからドラフト5位指名を受け、入団した嘉弥真新也投手(22)=石垣市白保出身、八重山農林高校卒=が21日午後、母校を訪問し報告した。
嘉弥真選手は、入団までの苦労やこれからの意気込みを話し、「開幕1軍」を誓った。今年の10月ドラフト会議で指名され、12月10日の入団会見では感極まり涙が止まらなかったという。後輩たちに「甲子園目指して頑張って」とエールを送った
嘉弥真投手は高校卒業後、野球を続けることを決断し、沖縄本島のビック開発ベースボールクラブに進み、午前中は野球、午後は仕事に追われる日々を過ごした。昨年12月に転機が訪れ、社会人野球の強豪JX|ENEOSに移籍した。
プロ入りに「始めのころは(プロは)意識していなかった。野球をやれればよかった。移籍して2年でダメなら地元に帰る予定だった」と振り返った。入団については「好きな球団に入れてうれしい。いいピッチャーがいるから先輩方からアドバイスをもらいたい」と話した。
目標は「とりあえずキャンプから自分の持ち味をしっかりアピールし、開幕1軍を狙う」と意気込んだ。
高校当時の野球部監督で現在同部副部長の砂川玄隆さん(45)は「プロおめでとう」と教え子の成長に喜び、「持ち前の制球力、変化球を生かし頑張ってもらいたい。
後輩に夢と希望を与えられる選手になってほしい」と期待した。
同校の下地盛雄校長は「感動した。新聞などの報道で見たが驚いた。苦労を乗り越え自分で勝ち取った道。後輩たちにもいい刺激になる」と述べ、がっちりと握手を交わした。
野球部の大浜敬裕主将(2年生)は「嘉弥真先輩みたいな選手になれるよう練習を頑張りたい」と気持ちを新たにした。
同日夜、白保公民館で地域住民約300人が集まり、嘉弥真選手の入団記念祝賀会が盛大に行われ、実行委員長の豊里友伸さんは「後援会のメンバーを増やし、サポートしたい」と述べ、晴れの入団を祝福した。
八重山毎日新聞
ピーマンツリーあざやか (沖縄)
緑と赤のピーマンツリー 八重瀬

ピーマンで作られたクリスマスツリーの前で、はしゃぐ子どもたち
=八重瀬町・ヘリオスブルワリー
【八重瀬】
やえせカラベジフェスタ第4回ビックピーマンdeメリークリスマス(主催・八重瀬カラフルベジタブルプロジェクト推進委員会)が18日、ヘリオスブルワリーの施設内を中心に開かれた。
会場入り口には緑と赤のピーマンで作られたクリスマスツリーを装飾。ピーマン生産の8農家によるコンテスト、ピーマンそばの試食、ピーマン収穫体験などが行われた。
カラベジカフェでは前菜やサラダバーなどを準備。地元の農産物や八重瀬物産のテナントも並び、大勢の来場者でにぎわった。
港川漁協によるマグロの解体もあり、カブト焼きが振る舞われた。
同級生と来場した徳元結香さん(具志頭小6年)は「野菜が多くて、すごい。ピーマンもいっぱい売れるといいね」と話した。(内間弘通信員)
沖縄タイムス

ピーマンで作られたクリスマスツリーの前で、はしゃぐ子どもたち
=八重瀬町・ヘリオスブルワリー
【八重瀬】
やえせカラベジフェスタ第4回ビックピーマンdeメリークリスマス(主催・八重瀬カラフルベジタブルプロジェクト推進委員会)が18日、ヘリオスブルワリーの施設内を中心に開かれた。
会場入り口には緑と赤のピーマンで作られたクリスマスツリーを装飾。ピーマン生産の8農家によるコンテスト、ピーマンそばの試食、ピーマン収穫体験などが行われた。
カラベジカフェでは前菜やサラダバーなどを準備。地元の農産物や八重瀬物産のテナントも並び、大勢の来場者でにぎわった。
港川漁協によるマグロの解体もあり、カブト焼きが振る舞われた。
同級生と来場した徳元結香さん(具志頭小6年)は「野菜が多くて、すごい。ピーマンもいっぱい売れるといいね」と話した。(内間弘通信員)
沖縄タイムス
トゥンジー寒さ厳しく (沖縄)
きょう冬至 寒さ厳しく

青空の下、正月用ターンムの収穫に汗を流す農家
=21日、金武町金武(仲間勇哉撮影)
22日は昼が最も短い冬至。沖縄気象台によると、21日は県内全域でおおむね晴れ、最高気温は石垣島25・9度、那覇23・4度と11月中・下旬の暖かさだった。
金武町金武では正月用の田芋の収穫が最盛期を迎えている。農家が軟らかい土からずっしりとしたイモを丁寧に掘り起こしていた。
22日から県内の気温は次第に下がり、25日には那覇で最低気温12度と今季一番の寒さを予想している。
沖縄タイムス

青空の下、正月用ターンムの収穫に汗を流す農家
=21日、金武町金武(仲間勇哉撮影)
22日は昼が最も短い冬至。沖縄気象台によると、21日は県内全域でおおむね晴れ、最高気温は石垣島25・9度、那覇23・4度と11月中・下旬の暖かさだった。
金武町金武では正月用の田芋の収穫が最盛期を迎えている。農家が軟らかい土からずっしりとしたイモを丁寧に掘り起こしていた。
22日から県内の気温は次第に下がり、25日には那覇で最低気温12度と今季一番の寒さを予想している。
沖縄タイムス
一族そろい繁栄を願う 牛焼き (沖縄)
一族そろい繁栄を願う 名護市屋部「大一門」の牛焼き

子孫繁栄や地域の安定などを祖先に祈る大一門会の
岸本隆夫会長(左)ら三役=11日、名護市宇茂佐のプーミチャー

牛焼きの行事にささげられるため、神家の前につながれた牛
=6日、名護市屋部
【名護】
名護市屋部の親族集団「大一門」(プーイチムン)の子孫繁栄と地域の安定を願い、
4年に1度行われる祈願行事「屋部の牛焼き」が11日、同市宇茂佐にある一門の拝所「プーミチャー」で執り行われた。
祖先に祈りをささげるとともに、牛1頭を汁や焼き肉にして一族そろって食べる行事で、お年寄りから幼児まで多くの人が集った。
牛1頭を共に食べる行事は名護市西海岸の各集落や宮古、八重山地方に伝わる。共同体意識が濃厚だった、かつての沖縄の姿を現在に残す行事といえる。
屋部の牛焼きは、大一門会(岸本隆夫会長)が県内全域に住む一門に呼び掛けて開いた。行事は6日に一門の本家「あじみち家」に牛を迎えることから始まる。「あじみち家」の敷地内にある神家前で牛は一晩つながれ、先祖にことしささげる牛を見てもらう意味があるとされる。ことしは550キロの牛が選ばれ、食肉処理場で解体された。
プーミチャーでの拝みでは、一門会の三役が餅、米、酒などや線香を供え、岸本会長(69)が「クヮーマーガヌ、サカイシミティ、クィンソーチ」(子や孫を栄えさせてください)などと祈りの言葉を唱えた。
大一門会の顧問、岸本光雄さん(81)によると、大一門は約500年前に北山(現在の今帰仁)から戦火を逃れ、屋部に住んだ人々が祖先とされ、現在は約1600人の会員がいる。牛焼き自体はいつごろから始まったかはっきりしないが、近世になってからはずっと続いている。二十数年前までは一門の男性が解体もしていたという。
岸本会長は「祖先への感謝だけでなく先輩から後輩へ伝統や文化の継承という意味もある。ことしも若い世代に多く参加してもらえた。永遠に続けたい」と話した。
琉球新報

子孫繁栄や地域の安定などを祖先に祈る大一門会の
岸本隆夫会長(左)ら三役=11日、名護市宇茂佐のプーミチャー

牛焼きの行事にささげられるため、神家の前につながれた牛
=6日、名護市屋部
【名護】
名護市屋部の親族集団「大一門」(プーイチムン)の子孫繁栄と地域の安定を願い、
4年に1度行われる祈願行事「屋部の牛焼き」が11日、同市宇茂佐にある一門の拝所「プーミチャー」で執り行われた。
祖先に祈りをささげるとともに、牛1頭を汁や焼き肉にして一族そろって食べる行事で、お年寄りから幼児まで多くの人が集った。
牛1頭を共に食べる行事は名護市西海岸の各集落や宮古、八重山地方に伝わる。共同体意識が濃厚だった、かつての沖縄の姿を現在に残す行事といえる。
屋部の牛焼きは、大一門会(岸本隆夫会長)が県内全域に住む一門に呼び掛けて開いた。行事は6日に一門の本家「あじみち家」に牛を迎えることから始まる。「あじみち家」の敷地内にある神家前で牛は一晩つながれ、先祖にことしささげる牛を見てもらう意味があるとされる。ことしは550キロの牛が選ばれ、食肉処理場で解体された。
プーミチャーでの拝みでは、一門会の三役が餅、米、酒などや線香を供え、岸本会長(69)が「クヮーマーガヌ、サカイシミティ、クィンソーチ」(子や孫を栄えさせてください)などと祈りの言葉を唱えた。
大一門会の顧問、岸本光雄さん(81)によると、大一門は約500年前に北山(現在の今帰仁)から戦火を逃れ、屋部に住んだ人々が祖先とされ、現在は約1600人の会員がいる。牛焼き自体はいつごろから始まったかはっきりしないが、近世になってからはずっと続いている。二十数年前までは一門の男性が解体もしていたという。
岸本会長は「祖先への感謝だけでなく先輩から後輩へ伝統や文化の継承という意味もある。ことしも若い世代に多く参加してもらえた。永遠に続けたい」と話した。
琉球新報
きょうトゥンジー (沖縄)
きょう冬至、サトウキビ穂出そろう

22日は24節気の一つ 「冬至 (とうじ)」。 1年のうちで昼が最も短く、
夜が最も長くなる。 「秋分」 から 「春分」 に向かう、 ちょうど中間の節気。 これから1月6日の 「小寒」、 同21日の 「大寒」 にかけて寒さが増す季節となる。
日本各地では冬至になると、 かぜ予防のためにゆず風呂に入り、 カボチャを食べる風習がある。 ゆずは美肌効果に加え冷え性などに効用があるとされ、 カボチャの栄養成分は抵抗力をつけてくれるという。
宮古島地方はここ一週間、 雲が広がりやすく、 ぐずついた天候が続きいていた。
21日は薄ぐもりの天候となり、 日中の最高気温は25度近くとなった。
向こう一週間は気圧の谷や寒気の影響を受けそうだ。 気象台によると
23日ごろから最低気温も15度前後で推移する予報となっている。
宮古各地のサトウキビ畑では、 12月に入って穂が伸び始め、 一部では辺り一面を真っ白となり、 風に揺られる光景が見られる。 今期製糖は年明けとなる。
宮古新報

22日は24節気の一つ 「冬至 (とうじ)」。 1年のうちで昼が最も短く、
夜が最も長くなる。 「秋分」 から 「春分」 に向かう、 ちょうど中間の節気。 これから1月6日の 「小寒」、 同21日の 「大寒」 にかけて寒さが増す季節となる。
日本各地では冬至になると、 かぜ予防のためにゆず風呂に入り、 カボチャを食べる風習がある。 ゆずは美肌効果に加え冷え性などに効用があるとされ、 カボチャの栄養成分は抵抗力をつけてくれるという。
宮古島地方はここ一週間、 雲が広がりやすく、 ぐずついた天候が続きいていた。
21日は薄ぐもりの天候となり、 日中の最高気温は25度近くとなった。
向こう一週間は気圧の谷や寒気の影響を受けそうだ。 気象台によると
23日ごろから最低気温も15度前後で推移する予報となっている。
宮古各地のサトウキビ畑では、 12月に入って穂が伸び始め、 一部では辺り一面を真っ白となり、 風に揺られる光景が見られる。 今期製糖は年明けとなる。
宮古新報
2011-12-21
HY故郷と団結フェス (OKINAWA)
HY故郷と団結フェス 23日うるま市

HYの許田信介さん(右)とともに歌を練習するあげな中学校有志合唱団
=うるま市・同校音楽室
【うるま】
うるま市与那城屋慶名出身のロックバンドHYが23日、「スカイフェス2011~僕らはいつも繋(つな)がっている~」を地元で開き、子どもたちと共演する。音楽を通して地元とつながりたいと企画された。
本番を前にリハーサルをしたHYとあげな中学校有志合唱団は
「一緒に楽しみたい」と意気込む。
結成11年のHYが、子どもたちや地元が参加できるイベントや地元からの発信方法について考えて企画。同中や与那城小学校金管バンド部が出演するほか、現代版組踊「肝高の阿麻和利」、屋慶名エイサーも披露される。
16日、同中有志合唱団や吹奏楽部約100人と同校で練習した。HYが音楽室に入って来ると、生徒は本番で歌うHYの曲「Ocean」で出迎えた。同中の卒業生でボーカルの仲宗根泉さん、ベースの許田信介さんも一緒に校歌を合唱し、息を合わせた。
横田海人君=3年=は「ビッグスターと共演できうれしい。人生の宝物になるようにしたい」。同じく3年の春山莉子さんは「先輩の歌を歌うのはプレッシャーだが、緊張せずに歌いたい」と話した。
HYは「今日の笑顔のままで十分。当日、たくさんの人が感動できる。気持ちよく歌ってほしい」と笑顔を見せた。
フェスは23日正午から、市与那城多種目球技場野外ステージで開催。
一般2500円、小学生500円。
沖縄タイムス

HYの許田信介さん(右)とともに歌を練習するあげな中学校有志合唱団
=うるま市・同校音楽室
【うるま】
うるま市与那城屋慶名出身のロックバンドHYが23日、「スカイフェス2011~僕らはいつも繋(つな)がっている~」を地元で開き、子どもたちと共演する。音楽を通して地元とつながりたいと企画された。
本番を前にリハーサルをしたHYとあげな中学校有志合唱団は
「一緒に楽しみたい」と意気込む。
結成11年のHYが、子どもたちや地元が参加できるイベントや地元からの発信方法について考えて企画。同中や与那城小学校金管バンド部が出演するほか、現代版組踊「肝高の阿麻和利」、屋慶名エイサーも披露される。
16日、同中有志合唱団や吹奏楽部約100人と同校で練習した。HYが音楽室に入って来ると、生徒は本番で歌うHYの曲「Ocean」で出迎えた。同中の卒業生でボーカルの仲宗根泉さん、ベースの許田信介さんも一緒に校歌を合唱し、息を合わせた。
横田海人君=3年=は「ビッグスターと共演できうれしい。人生の宝物になるようにしたい」。同じく3年の春山莉子さんは「先輩の歌を歌うのはプレッシャーだが、緊張せずに歌いたい」と話した。
HYは「今日の笑顔のままで十分。当日、たくさんの人が感動できる。気持ちよく歌ってほしい」と笑顔を見せた。
フェスは23日正午から、市与那城多種目球技場野外ステージで開催。
一般2500円、小学生500円。
沖縄タイムス
キク ピーク (沖縄)
正月用キク出荷ピーク

正月用の飾り花として人気が高い県産キクの県外出荷が最盛期を迎えた。
県花卉(かき)園芸農業協同組合(太陽の花、外間勝嘉組合長)は20日、全日本空輸(ANA)の臨時航空便で4000ケース(41トン)を東京向けに出荷した。本年度の12月分キク出荷量は、天候に恵まれたことから前期比22%増の18万7000ケースを見込んでいる。価格も1本当たり、大菊60円前後、小菊50円前後で例年並みに推移しているという。
外間組合長は「ことしは3月の東日本大震災で県外需要が激減し、彼岸用キクの売り上げが大きく落ち込むなど厳しい1年だったが、正月用の需要は回復している。消費者に信頼されるよう年末出荷に職員一丸となって取り組む」と意気込みを語った。
県外出荷のピークは27日まで続き、太陽の花では24時間体制で集出荷作業を実施している。鮮度保持のため、臨時航空便のほか、ANAの定期航空便、深夜貨物便で出荷する。
県産キクは全国2位の生産量を誇る。小菊は1位で、正月用の全国でのシェアは75%を占める。
沖縄タイムス

正月用の飾り花として人気が高い県産キクの県外出荷が最盛期を迎えた。
県花卉(かき)園芸農業協同組合(太陽の花、外間勝嘉組合長)は20日、全日本空輸(ANA)の臨時航空便で4000ケース(41トン)を東京向けに出荷した。本年度の12月分キク出荷量は、天候に恵まれたことから前期比22%増の18万7000ケースを見込んでいる。価格も1本当たり、大菊60円前後、小菊50円前後で例年並みに推移しているという。
外間組合長は「ことしは3月の東日本大震災で県外需要が激減し、彼岸用キクの売り上げが大きく落ち込むなど厳しい1年だったが、正月用の需要は回復している。消費者に信頼されるよう年末出荷に職員一丸となって取り組む」と意気込みを語った。
県外出荷のピークは27日まで続き、太陽の花では24時間体制で集出荷作業を実施している。鮮度保持のため、臨時航空便のほか、ANAの定期航空便、深夜貨物便で出荷する。
県産キクは全国2位の生産量を誇る。小菊は1位で、正月用の全国でのシェアは75%を占める。
沖縄タイムス
冠かぶり旅から旅 ヤツガシラ (沖縄)
冠かぶり旅から旅 石垣にヤツガシラ

市街地で見られたヤツガシラ=石垣市
【石垣】
石垣島の石垣港周辺で17、18日の両日、旅鳥のヤツガシラの飛来が確認された。亜麻色の体に白と黒のしまが目立つ独特の姿で、羽ばたくと存在感がある。多くのバードウオッチャーから人気を博している野鳥だ。
18日は陸揚げされたボートの下で、反って長くとがったクチバシを使い、草地の虫をついばんでいた。頭には冠羽があり、警戒したり、着地したときなどに、その羽を立てるとされている。
ヨーロッパ中南部、アフリカ、南アジア、中国、ロシアにかけて分布する。日本に飛来するのはまれとされているが、八重山には飛来頻度が多い。(奥沢秀一通信員)
沖縄タイムス

市街地で見られたヤツガシラ=石垣市
【石垣】
石垣島の石垣港周辺で17、18日の両日、旅鳥のヤツガシラの飛来が確認された。亜麻色の体に白と黒のしまが目立つ独特の姿で、羽ばたくと存在感がある。多くのバードウオッチャーから人気を博している野鳥だ。
18日は陸揚げされたボートの下で、反って長くとがったクチバシを使い、草地の虫をついばんでいた。頭には冠羽があり、警戒したり、着地したときなどに、その羽を立てるとされている。
ヨーロッパ中南部、アフリカ、南アジア、中国、ロシアにかけて分布する。日本に飛来するのはまれとされているが、八重山には飛来頻度が多い。(奥沢秀一通信員)
沖縄タイムス
愛する思い、HY音楽に込め ♪ SKY Fes♪ OKINAWA
郷土愛する思い、HY音楽に込め 「SKY Fes 」

HYの(後列左端から時計回りに)許田信介、名嘉俊、宮里悠平、
新里英之、仲宗根泉=沖縄市のミュージックタウン音市場
HYが主催する野外フェス「SKY Fes 2011~僕らはいつも繋(つな)がっている~」が23日正午からうるま市与那城多種目球技場野外ステージである。
地元でのフェス開催を「夢だった」と話すメンバーは、「僕たちの故郷の素晴らしさを伝えることで、屋慶名以外の人や県外の人にも故郷の大切さを考えてもらえるステージにしたい」と意気込みを語る。
フェス開催に踏み切った心境を「162本のライブで全国を回り、勇気とパワーをもらった」という新里英之(ボーカル)は「歌詞に出てくる海や山など、自然に関する言葉のルーツがここにある」と語る。
HYのサウンドとマインドを育んだうるま市から発信する現代版組踊「肝高の阿麻和利」のほか、名嘉俊(ドラム)が所属していた屋慶名エイサー、仲宗根泉(ボーカル)と許田信介(ベース)が通ったあげな中学校の有志合唱団や、新里、宮里悠平(ギター)の母校・与那城小学校の金管バンド部など、地元の人々が参加する「HYらしさ」あふれる演出を企画する。
メンバーは「夢を追う人や希望を持つ人、何かのきっかけを待っている人。
皆がここから空へ向かって発信できるフェスに」と口をそろえる。各出演者と
HYのコラボレーションのほか、レコーディングを終えたばかりの新曲も披露する。
新里は「幅広い年代層が参加できる愛のあふれるフェスにしたい」と来場を
呼び掛け「海のそばなので暖かい格好で」と笑った。
入場料は一般2500円。小学生500円(当日のみ)。
問い合わせはPMエージェンシー(電話)098(898)1331。
琉球新報

HYの(後列左端から時計回りに)許田信介、名嘉俊、宮里悠平、
新里英之、仲宗根泉=沖縄市のミュージックタウン音市場
HYが主催する野外フェス「SKY Fes 2011~僕らはいつも繋(つな)がっている~」が23日正午からうるま市与那城多種目球技場野外ステージである。
地元でのフェス開催を「夢だった」と話すメンバーは、「僕たちの故郷の素晴らしさを伝えることで、屋慶名以外の人や県外の人にも故郷の大切さを考えてもらえるステージにしたい」と意気込みを語る。
フェス開催に踏み切った心境を「162本のライブで全国を回り、勇気とパワーをもらった」という新里英之(ボーカル)は「歌詞に出てくる海や山など、自然に関する言葉のルーツがここにある」と語る。
HYのサウンドとマインドを育んだうるま市から発信する現代版組踊「肝高の阿麻和利」のほか、名嘉俊(ドラム)が所属していた屋慶名エイサー、仲宗根泉(ボーカル)と許田信介(ベース)が通ったあげな中学校の有志合唱団や、新里、宮里悠平(ギター)の母校・与那城小学校の金管バンド部など、地元の人々が参加する「HYらしさ」あふれる演出を企画する。
メンバーは「夢を追う人や希望を持つ人、何かのきっかけを待っている人。
皆がここから空へ向かって発信できるフェスに」と口をそろえる。各出演者と
HYのコラボレーションのほか、レコーディングを終えたばかりの新曲も披露する。
新里は「幅広い年代層が参加できる愛のあふれるフェスにしたい」と来場を
呼び掛け「海のそばなので暖かい格好で」と笑った。
入場料は一般2500円。小学生500円(当日のみ)。
問い合わせはPMエージェンシー(電話)098(898)1331。
琉球新報
宜野座産ジャガイモ (沖縄・グルメ)
販路拡大へ新メニュー 宜野座産ジャガイモ

宜野座産ジャガイモを使った「じゃがパスタ」=20日、
宜野座村のかんなタラソ沖縄
【宜野座】
宜野座村商工会の伊芸朝健会長らが20日、かんなタラソ沖縄で会見し、同村特産品のジャガイモを活用し、新開発したパスタと「車海老じゃがまん」(クルマエビあん入りまんじゅう)を発表した。
パスタは21日から村内の5店舗で「ぎのじゃがフェア」と銘打ち、計6品を期間限定で提供する。じゃがまんは来春から全国での販売を予定している。
パスタは専用のセモリナ粉に宜野座産ジャガイモペーストを40%配合し、もちもちした食感が特徴。
じゃがまんは皮の90%にジャガイモを使い、あんは同村産クルマエビを使った。
ピザハウスジュニアの坂本昭司総料理長の指導で試作。パスタは同村特産品加工センターで、じゃがまんは外部委託で生産する。
パスタはガスパチョ(冷たい野菜スープ)風のソースを使った冷製仕立てなどで、フェアは店舗により期間が異なり、最長で1月末までとなっている。
今後、沖縄そば用の「じゃがめん」に続く同村特産品として通常メニューとしての提供やフェアの継続開催を企画する。
会見で伊芸会長は「村産品の販路拡大で活性化につなげたい」と期待した。
新商品開発は経済産業省の地域力活用新事業全国展開プロジェクトに
採択され、ことし9月から始まった。
問い合わせは同商工会(電話)098(968)8337。
琉球新報

宜野座産ジャガイモを使った「じゃがパスタ」=20日、
宜野座村のかんなタラソ沖縄
【宜野座】
宜野座村商工会の伊芸朝健会長らが20日、かんなタラソ沖縄で会見し、同村特産品のジャガイモを活用し、新開発したパスタと「車海老じゃがまん」(クルマエビあん入りまんじゅう)を発表した。
パスタは21日から村内の5店舗で「ぎのじゃがフェア」と銘打ち、計6品を期間限定で提供する。じゃがまんは来春から全国での販売を予定している。
パスタは専用のセモリナ粉に宜野座産ジャガイモペーストを40%配合し、もちもちした食感が特徴。
じゃがまんは皮の90%にジャガイモを使い、あんは同村産クルマエビを使った。
ピザハウスジュニアの坂本昭司総料理長の指導で試作。パスタは同村特産品加工センターで、じゃがまんは外部委託で生産する。
パスタはガスパチョ(冷たい野菜スープ)風のソースを使った冷製仕立てなどで、フェアは店舗により期間が異なり、最長で1月末までとなっている。
今後、沖縄そば用の「じゃがめん」に続く同村特産品として通常メニューとしての提供やフェアの継続開催を企画する。
会見で伊芸会長は「村産品の販路拡大で活性化につなげたい」と期待した。
新商品開発は経済産業省の地域力活用新事業全国展開プロジェクトに
採択され、ことし9月から始まった。
問い合わせは同商工会(電話)098(968)8337。
琉球新報
来春 沖縄 最大の釣り大会
来春 県内最大の釣り大会

那覇市長杯フィッシングトーナメントのポスター
年末になってビッグなニュースが飛び込んできた。
来年2月25日に大々的にライトジギングとエギングの大会が開催されることになった。その名も「那覇市長杯オキナワインターナショナルフィッシングトーナメント2012 inとまりん」というもので、県内外から総勢500人を募集し、県内最大の釣り大会となる。
エギングバトルは沖縄本島コース、渡嘉敷コース、座間味コースに分かれて行われ、アオリイカとクブシミ3杯の総重量で競う。
一方ジギングバトルコースはライトジギングに加え、1つテンヤ釣り、鯛ラバ釣りでも楽しめ(ただし、生えさ禁止、ワームやタコベイトに限る)、
こちらも3尾の総重量で競われる。3度のテスト釣行ではエギングコース、ジギングコース共に釣果に恵まれ、大会当日にも釣果が大いに期待できる。
詳しくは日釣振加盟各釣具店、もしくは大会事務局
(電話)098(877)6078。
または公式ホームページhttp://www.fishingisland-okinawa.com/oift2012/
マルキユーサンクスフェアチヌ釣り

11月29日、阿波連漁港のテスト釣行でアオリイカ
を釣った天野三三雄さん

8日、渡嘉敷漁港のテスト釣行でアオリイカ
を釣った広瀬達樹さん

11日、名護海岸で1・3キロのアオリイカ
を釣った前田貴啓さん

18日、糸満海岸で34センチのカーエーを釣った鹿川拓巳君

11月29日、慶良間沖のテスト釣行でミーバイ
などを釣った沖縄釣女会のメンバー

16日、西崎で48センチ、1.86キロのミナミクロダイ
を釣った仲里卓行さん

11日、ミナミクロダイ43.9センチ、1.3キロ。
西崎で儀保努さん
大会参加者募集
来年1月7~8日に泡瀬漁港を会場に開催されるマルキユーサンクスフェアチヌ
釣り大会の参加者を募集している。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。
天気の悪い日が続きますが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報

那覇市長杯フィッシングトーナメントのポスター
年末になってビッグなニュースが飛び込んできた。
来年2月25日に大々的にライトジギングとエギングの大会が開催されることになった。その名も「那覇市長杯オキナワインターナショナルフィッシングトーナメント2012 inとまりん」というもので、県内外から総勢500人を募集し、県内最大の釣り大会となる。
エギングバトルは沖縄本島コース、渡嘉敷コース、座間味コースに分かれて行われ、アオリイカとクブシミ3杯の総重量で競う。
一方ジギングバトルコースはライトジギングに加え、1つテンヤ釣り、鯛ラバ釣りでも楽しめ(ただし、生えさ禁止、ワームやタコベイトに限る)、
こちらも3尾の総重量で競われる。3度のテスト釣行ではエギングコース、ジギングコース共に釣果に恵まれ、大会当日にも釣果が大いに期待できる。
詳しくは日釣振加盟各釣具店、もしくは大会事務局
(電話)098(877)6078。
または公式ホームページhttp://www.fishingisland-okinawa.com/oift2012/
マルキユーサンクスフェアチヌ釣り

11月29日、阿波連漁港のテスト釣行でアオリイカ
を釣った天野三三雄さん

8日、渡嘉敷漁港のテスト釣行でアオリイカ
を釣った広瀬達樹さん

11日、名護海岸で1・3キロのアオリイカ
を釣った前田貴啓さん

18日、糸満海岸で34センチのカーエーを釣った鹿川拓巳君

11月29日、慶良間沖のテスト釣行でミーバイ
などを釣った沖縄釣女会のメンバー

16日、西崎で48センチ、1.86キロのミナミクロダイ
を釣った仲里卓行さん

11日、ミナミクロダイ43.9センチ、1.3キロ。
西崎で儀保努さん
大会参加者募集
来年1月7~8日に泡瀬漁港を会場に開催されるマルキユーサンクスフェアチヌ
釣り大会の参加者を募集している。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。
天気の悪い日が続きますが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報
2011-12-20
普天間飛行場移設問題 (OKINAWA)
普天間飛行場移設問題 評価書「年内提出を準備」
真部沖縄防衛局長、県に着任あいさつ
更迭された田中聡前沖縄防衛局長の後任に再起用され、19日付で着任した真部朗局長は20日午前、着任あいさつのため県庁に与世田兼稔副知事を訪ねた。
真部局長は、前局長の不適切発言について謝罪。その上で「県の意見をよく受けたまわりながら、防衛局の仕事に遺漏がないよう努力していきたい」と述べた。
これに対し与世田副知事は「たとえ非公式の場であっても問題のある発言。県民の怒り、差別意識の表れという思いを深く感じていただき、誠心誠意の対応をしてほしい」と伝えた。
また真部局長は、普天間飛行場辺野古移設推進のため防衛省が作成した冊子「在沖米軍・海兵隊の意義および役割」への県の質問に対する回答、県と宜野湾市が求めていた米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場配備に対する再質問への回答を与世田副知事に手渡した。
面談後、真部局長は記者団に対し、普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書について「年内にも提出できるように準備を進めていく方針。
防衛局として政府の決定があれば、提出が可能なように準備を進めている」と述べ、年内提出に向けた作業を進めているとするにとどめた。
【琉球新報電子版】
真部沖縄防衛局長、県に着任あいさつ
更迭された田中聡前沖縄防衛局長の後任に再起用され、19日付で着任した真部朗局長は20日午前、着任あいさつのため県庁に与世田兼稔副知事を訪ねた。
真部局長は、前局長の不適切発言について謝罪。その上で「県の意見をよく受けたまわりながら、防衛局の仕事に遺漏がないよう努力していきたい」と述べた。
これに対し与世田副知事は「たとえ非公式の場であっても問題のある発言。県民の怒り、差別意識の表れという思いを深く感じていただき、誠心誠意の対応をしてほしい」と伝えた。
また真部局長は、普天間飛行場辺野古移設推進のため防衛省が作成した冊子「在沖米軍・海兵隊の意義および役割」への県の質問に対する回答、県と宜野湾市が求めていた米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場配備に対する再質問への回答を与世田副知事に手渡した。
面談後、真部局長は記者団に対し、普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書について「年内にも提出できるように準備を進めていく方針。
防衛局として政府の決定があれば、提出が可能なように準備を進めている」と述べ、年内提出に向けた作業を進めているとするにとどめた。
【琉球新報電子版】
イオンと県 連携協定 (沖縄)
イオンと県 地域活性化へ連携協定

地域活性化に向け包括的連携協定を結んだイオンの村井正平専務(左)
と与世田兼稔副知事(中央)=19日、県庁
イオン(千葉県、岡田元也社長)と沖縄県は19日、地域活性化に向けた包括的連携協定を結んだ。県産品の販路拡大や防災協力、高齢者支援、青少年育成―など11項目。
イオンは県内外の店舗で沖縄産品の販売を充実させるほか、海外店舗でのフェア開催や商談会を通じたビジネスマッチングなどを積極的に展開する。
村井正平専務と与世田兼稔副知事が19日、県庁で記者会見し発表した。村井専務は「(イオン社のプライベートブランド)トップバリュに認定されれば、すさまじい販売量になる」と強調。
2010年4月から「トップバリュ」で販売している恩納村漁協の生モズクパックは年間940万パック、90億円の売り上げがあるとした。同社は、県産品のトップバリュ化に向け、現在選定中とした。
村井専務は「中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)でも販路を拡大していきたい」とも語り、中国やASEANの加盟地域で展開する店舗で販路拡大のための物産フェアなどを開催するとした。
イオンは、同協定に基づき同社の電子マネー「おきなわエイサーWAON(ワオン)」を1月21日から発行すると発表した。
決済などの機能は通常のWAONと同じだが、利用額の0・1%が伝統芸能保存のため県文化振興会に寄付される。同社によると、初年度の寄付額は120万円を目標とする。
イオンは全国の自治体と同協定を締結しており、沖縄県は33番目。
琉球新報

地域活性化に向け包括的連携協定を結んだイオンの村井正平専務(左)
と与世田兼稔副知事(中央)=19日、県庁
イオン(千葉県、岡田元也社長)と沖縄県は19日、地域活性化に向けた包括的連携協定を結んだ。県産品の販路拡大や防災協力、高齢者支援、青少年育成―など11項目。
イオンは県内外の店舗で沖縄産品の販売を充実させるほか、海外店舗でのフェア開催や商談会を通じたビジネスマッチングなどを積極的に展開する。
村井正平専務と与世田兼稔副知事が19日、県庁で記者会見し発表した。村井専務は「(イオン社のプライベートブランド)トップバリュに認定されれば、すさまじい販売量になる」と強調。
2010年4月から「トップバリュ」で販売している恩納村漁協の生モズクパックは年間940万パック、90億円の売り上げがあるとした。同社は、県産品のトップバリュ化に向け、現在選定中とした。
村井専務は「中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)でも販路を拡大していきたい」とも語り、中国やASEANの加盟地域で展開する店舗で販路拡大のための物産フェアなどを開催するとした。
イオンは、同協定に基づき同社の電子マネー「おきなわエイサーWAON(ワオン)」を1月21日から発行すると発表した。
決済などの機能は通常のWAONと同じだが、利用額の0・1%が伝統芸能保存のため県文化振興会に寄付される。同社によると、初年度の寄付額は120万円を目標とする。
イオンは全国の自治体と同協定を締結しており、沖縄県は33番目。
琉球新報
F15トラブル 空自那覇基地司令が謝罪 (OKINAWA)
F15トラブル 空自那覇基地司令が県に謝罪
与世田兼稔副知事(右)に頭を下げ謝罪する航空自衛隊那覇基地司令
の山田真史空将補ら=20日午前10時半すぎ、県庁
那覇空港から緊急発進したF15戦闘機が滑走路を逸脱し、約1時間半に渡って滑走路が閉鎖された問題で、航空自衛隊那覇基地司令の山田真史空将補が20日、県庁に与世田兼稔副知事を訪ね、謝罪した。
会見後、山田司令は記者団に対し、管制官が出した離着陸中止の指示に滑走路を逸脱した件に関し「管制指示に従うのはパイロットの責務だ。(指示についてパイロットが)自分が安全に止まれないということなら、そこで管制官とのやりとりがあるべきだ。(パイロットが中止の指示に)従っているなら、それ以降の責任は操縦士にある」との見解を示した。
面談で山田司令は「多くの県民、那覇空港利用者に多大な心配、迷惑をかけた。
誠に申し訳ない」と謝罪し、頭を下げた。
その上で「しっかりと原因究明と再発防止を講じていきたい」と述べた。事故原因については「調査中」とし、詳しく述べなかった。
それに対し、与世田副知事は「民間空港機と自衛隊が共有しており、過密な運航スケジュールが動いている那覇空港の問題点も如実に露呈した」と指摘。操縦士の操作ミスの可能性に触れ「訓練なども含め、人為的なミスが絶対起こらないように訓練を徹底してほしい」と求めた。
【琉球新報電子版】

与世田兼稔副知事(右)に頭を下げ謝罪する航空自衛隊那覇基地司令
の山田真史空将補ら=20日午前10時半すぎ、県庁
那覇空港から緊急発進したF15戦闘機が滑走路を逸脱し、約1時間半に渡って滑走路が閉鎖された問題で、航空自衛隊那覇基地司令の山田真史空将補が20日、県庁に与世田兼稔副知事を訪ね、謝罪した。
会見後、山田司令は記者団に対し、管制官が出した離着陸中止の指示に滑走路を逸脱した件に関し「管制指示に従うのはパイロットの責務だ。(指示についてパイロットが)自分が安全に止まれないということなら、そこで管制官とのやりとりがあるべきだ。(パイロットが中止の指示に)従っているなら、それ以降の責任は操縦士にある」との見解を示した。
面談で山田司令は「多くの県民、那覇空港利用者に多大な心配、迷惑をかけた。
誠に申し訳ない」と謝罪し、頭を下げた。
その上で「しっかりと原因究明と再発防止を講じていきたい」と述べた。事故原因については「調査中」とし、詳しく述べなかった。
それに対し、与世田副知事は「民間空港機と自衛隊が共有しており、過密な運航スケジュールが動いている那覇空港の問題点も如実に露呈した」と指摘。操縦士の操作ミスの可能性に触れ「訓練なども含め、人為的なミスが絶対起こらないように訓練を徹底してほしい」と求めた。
【琉球新報電子版】
普天間移設推進を確認 (OKINAWA)
普天間移設推進を確認 評価書は年内提出
【ワシントン共同】
玄葉光一郎外相は19日(日本時間20日)、クリントン米国務長官と会談し、米軍普天間飛行場移設問題について、日米合意に沿って名護市辺野古に県内移設し、在沖縄海兵隊をグアムに移転する現行計画を推進する方針を確認した。
会談でクリントン氏は、グアム移転関連予算を全額削除した米議会の動向を踏まえた上で「推進姿勢は変わらない」と述べた。
玄葉氏は辺野古移設に向けた環境影響評価書の沖縄県への年内提出について、「提出すべく準備する状況は変わらない」と説明、理解を求めた。
またアジア太平洋地域の平和と安定のため、日米に中国を加えた3カ国による戦略対話の創設を提起。クリントン氏は「支持する」と賛同した。
沖縄タイムス
【ワシントン共同】
玄葉光一郎外相は19日(日本時間20日)、クリントン米国務長官と会談し、米軍普天間飛行場移設問題について、日米合意に沿って名護市辺野古に県内移設し、在沖縄海兵隊をグアムに移転する現行計画を推進する方針を確認した。
会談でクリントン氏は、グアム移転関連予算を全額削除した米議会の動向を踏まえた上で「推進姿勢は変わらない」と述べた。
玄葉氏は辺野古移設に向けた環境影響評価書の沖縄県への年内提出について、「提出すべく準備する状況は変わらない」と説明、理解を求めた。
またアジア太平洋地域の平和と安定のため、日米に中国を加えた3カ国による戦略対話の創設を提起。クリントン氏は「支持する」と賛同した。
沖縄タイムス
アセス26日提出を批判 (OKINAWA)
名護市長、アセス26日提出を批判
【名護】
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う環境影響評価(アセスメント)の評価書の県への提出について、政府が26日を軸に検討していることを受け、稲嶺進名護市長は19日の市議会一般質問で「米議会や米政府に具体的な進展をみせようと焦っているのだろうが、沖縄ではとても許せる状況にない。
強行すれば、さらに不信感を増幅する結果を招く」と強く批判した。引き続き評価書の提出断念を求める考えを示した。
稲嶺市長は、辺野古沖の埋め立て工事に関し、政府が県知事の承認がなくても行政代執行できるとの認識を示したことについても言及。
「閣僚や首相は(埋め立て権限を知事から国に移す)特措法を考えていないと否定してきたが、その背景に代執行の方法があると考えているなら、沖縄に対する差別的な対応や、力で強行しようという姿勢がみえる」と警戒感を表明した。
その上で「県民はもっと、国の強権的な手法に強く反対を示さなければならない」と述べた。
いずれも仲村善幸氏に答弁した。
沖縄タイムス
【名護】
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う環境影響評価(アセスメント)の評価書の県への提出について、政府が26日を軸に検討していることを受け、稲嶺進名護市長は19日の市議会一般質問で「米議会や米政府に具体的な進展をみせようと焦っているのだろうが、沖縄ではとても許せる状況にない。
強行すれば、さらに不信感を増幅する結果を招く」と強く批判した。引き続き評価書の提出断念を求める考えを示した。
稲嶺市長は、辺野古沖の埋め立て工事に関し、政府が県知事の承認がなくても行政代執行できるとの認識を示したことについても言及。
「閣僚や首相は(埋め立て権限を知事から国に移す)特措法を考えていないと否定してきたが、その背景に代執行の方法があると考えているなら、沖縄に対する差別的な対応や、力で強行しようという姿勢がみえる」と警戒感を表明した。
その上で「県民はもっと、国の強権的な手法に強く反対を示さなければならない」と述べた。
いずれも仲村善幸氏に答弁した。
沖縄タイムス
心なごむ書で人気 授産施設の津波さん (沖縄)
心なごむ書で人気 授産施設の津波さん

作品を前に「人に喜んでもらえたらうれしい」と話す津波英正さん
=沖縄タイムス社
人が笑ったように見える「笑」。人が眠っている姿をイメージした「夢」。特徴的な文字を温かみのある言葉でつないだ知的障がい者の「書」の人気がじわりと広がっている。作者の津波英正さん(51)=うるま市=は「作品を書いている時間が一番幸せ」と笑顔で筆を走らせている。
津波さんの作品は「大自然の心には山と森の花が咲く」「このドアをあける人は笑顔で入ってきて下さい」など、優しいメッセージをユーモラスで力強い筆遣いで表現している。
2012年版の沖縄手帳に採用されたことで、問い合わせが続々と寄せられた。10月半ばの販売開始からすでに80点が売れた。
17、18日に行われた市の産業祭りでも好評だったという。
「私の心には父と母の愛がある」。津波さんは、両親を早くに亡くした。それでも、愛情深く育ててくれた両親への思いを込め書につづった。購入者は「元気を分けてもらうため家に飾ります」「何の見栄や飾りもなく表現した純粋な気持ちが心に響いた」と感想を寄せている。
津波さんが通う市内の授産施設れいめいの里では、津波さんに刺激され、絵画や陶器作りに励む利用者が増えたという。
津波さんは「人の笑顔を漢字に表そうと思った。多くの人に喜んでもらえてうれしい。やがて梅が咲く。今度は梅の花を楽しんでいる人を題材に書きたい」と笑った。作品は、市内にある就労支援事業所ゆいまーるで販売している。電話098(964)6696。
沖縄タイムス

作品を前に「人に喜んでもらえたらうれしい」と話す津波英正さん
=沖縄タイムス社
人が笑ったように見える「笑」。人が眠っている姿をイメージした「夢」。特徴的な文字を温かみのある言葉でつないだ知的障がい者の「書」の人気がじわりと広がっている。作者の津波英正さん(51)=うるま市=は「作品を書いている時間が一番幸せ」と笑顔で筆を走らせている。
津波さんの作品は「大自然の心には山と森の花が咲く」「このドアをあける人は笑顔で入ってきて下さい」など、優しいメッセージをユーモラスで力強い筆遣いで表現している。
2012年版の沖縄手帳に採用されたことで、問い合わせが続々と寄せられた。10月半ばの販売開始からすでに80点が売れた。
17、18日に行われた市の産業祭りでも好評だったという。
「私の心には父と母の愛がある」。津波さんは、両親を早くに亡くした。それでも、愛情深く育ててくれた両親への思いを込め書につづった。購入者は「元気を分けてもらうため家に飾ります」「何の見栄や飾りもなく表現した純粋な気持ちが心に響いた」と感想を寄せている。
津波さんが通う市内の授産施設れいめいの里では、津波さんに刺激され、絵画や陶器作りに励む利用者が増えたという。
津波さんは「人の笑顔を漢字に表そうと思った。多くの人に喜んでもらえてうれしい。やがて梅が咲く。今度は梅の花を楽しんでいる人を題材に書きたい」と笑った。作品は、市内にある就労支援事業所ゆいまーるで販売している。電話098(964)6696。
沖縄タイムス
10年ぶり茅をふき替え祝う (八重山・沖縄)
新盛家の落成祝う 10年ぶり茅をふき替え、築150年の県文化財

【西表】
西表島祖納の有形文化財・新盛家で落成を祝う「家(や)たかび」が13日、行われ、祖納や近隣集落の住民らが大勢集まった。
新盛家は県内に現存する最古の木造カヤぶき民家で築150年。平成6年に県教委から文化財指定を受けた。 10年ぶりのふき替えとあって、住民によるカヤ刈り作業が何度も行われ、3800束のカヤが集められ、13日に落成。屋根上でニンガイを行った。
今回のふき替えは単なる補修作業ではなく、平成23年度社会教育学級成人大学講座の一環として、高齢者が持っているカヤふきの伝統技術を住民が実践し、技術を習得するという特別な意味があった。
祖納に住む星公望さん、那根操公民館長らが中心となり、補修に必要なマングローブのタル木、竹、キブク、マーニ、クーチなどを採取し、棟りょうの田原昭光さんをはじめ老人クラブから昔ながらの技術を学んだ。また、古謡「家たかび」の継承も行われた。
夕方、住民がムイチャー、着物をつけて集合。クシムリ御嶽の司、出盛幸子さんが祈願し、全員が立ち上がって「家たかび」を高らかに歌い、祝いの酒を回し、盛大に落成を祝った。
那根公民館長は苦労を重ねて落成を迎えた喜びに感極まった様子で目を潤ませていた。
補修工事を請け負った屋建設の屋重美さんは「貴重な民家の修復に役に立つことができて、こんなにうれしいことはない」とあいさつした。
何カ月にもわたる住民総出の作業によって立派な姿に生まれ変わった新盛家で、那根格さんから寄贈されたカマイ(イノシシ)2頭分の刺し身や汁を味わいながら、住民らは夜遅くまで喜びを分かち合った。(西表西部通信員)
八重山毎日新聞
八重山毎日新聞

【西表】
西表島祖納の有形文化財・新盛家で落成を祝う「家(や)たかび」が13日、行われ、祖納や近隣集落の住民らが大勢集まった。
新盛家は県内に現存する最古の木造カヤぶき民家で築150年。平成6年に県教委から文化財指定を受けた。 10年ぶりのふき替えとあって、住民によるカヤ刈り作業が何度も行われ、3800束のカヤが集められ、13日に落成。屋根上でニンガイを行った。
今回のふき替えは単なる補修作業ではなく、平成23年度社会教育学級成人大学講座の一環として、高齢者が持っているカヤふきの伝統技術を住民が実践し、技術を習得するという特別な意味があった。
祖納に住む星公望さん、那根操公民館長らが中心となり、補修に必要なマングローブのタル木、竹、キブク、マーニ、クーチなどを採取し、棟りょうの田原昭光さんをはじめ老人クラブから昔ながらの技術を学んだ。また、古謡「家たかび」の継承も行われた。
夕方、住民がムイチャー、着物をつけて集合。クシムリ御嶽の司、出盛幸子さんが祈願し、全員が立ち上がって「家たかび」を高らかに歌い、祝いの酒を回し、盛大に落成を祝った。
那根公民館長は苦労を重ねて落成を迎えた喜びに感極まった様子で目を潤ませていた。
補修工事を請け負った屋建設の屋重美さんは「貴重な民家の修復に役に立つことができて、こんなにうれしいことはない」とあいさつした。
何カ月にもわたる住民総出の作業によって立派な姿に生まれ変わった新盛家で、那根格さんから寄贈されたカマイ(イノシシ)2頭分の刺し身や汁を味わいながら、住民らは夜遅くまで喜びを分かち合った。(西表西部通信員)
八重山毎日新聞
八重山毎日新聞
「無関心がいけない」 (沖縄)
「無関心がいけない」 東京で高校生討議

「福島・長崎・沖縄」をテーマに高校生たちが話し合った
シンポジウム=18日、東京都港区の正則高校
【東京】
平和学習を続けている東京の高校生らが福島、長崎、沖縄3県から招いた高校生と原子力発電所事故や核兵器廃絶、米軍基地問題などについて意見を交わす集会が18日、東京都であった。
各地の現状や課題に理解を深めた生徒たちからは「無関心が一番いけない」との発言が続いた。東日本大震災の被災地復興も含めて、社会のあらゆる事象や問題に関心を寄せようと若者らに呼び掛けた。
メーンのシンポジウムには3県と被災地でボランティア活動を行った都内の高校生が出席。沖縄からは8月に東京の高校生と交流した生徒たちを代表し、普天間高2年の坂元夏海さんと迎里愛美さんが加わった。
米軍の事件や事故に関して坂元さんは「クラスに一人は軍関係の親を持つ生徒がいて、被害者よりも身近な存在。だからできるだけ話題を避けてきたが、基地が今のままでいいとは思っていない」と語った。
迎里さんは普天間飛行場移設問題について「沖縄の人が本当に望んでいるのは県外でも国外でもなく、ただ完全に基地が返されること。沖縄だけの問題でなく、日米安保条約上の問題であることを皆で考えてほしい」と訴えた。
福島第1原発事故については30キロ圏内にある県立原町高校の鎌田有真君らが報告。「政府や電力会社の責任は大きいが、多くの人も危機感が薄かった。あらゆる物事に関心を持ち、しっかりとした理解と知識を持つことが重要だ」と指摘した。
集会は17回目。都内の教師らが世話役となり、高校生らの実行委員会が毎年開いている。
琉球新報

「福島・長崎・沖縄」をテーマに高校生たちが話し合った
シンポジウム=18日、東京都港区の正則高校
【東京】
平和学習を続けている東京の高校生らが福島、長崎、沖縄3県から招いた高校生と原子力発電所事故や核兵器廃絶、米軍基地問題などについて意見を交わす集会が18日、東京都であった。
各地の現状や課題に理解を深めた生徒たちからは「無関心が一番いけない」との発言が続いた。東日本大震災の被災地復興も含めて、社会のあらゆる事象や問題に関心を寄せようと若者らに呼び掛けた。
メーンのシンポジウムには3県と被災地でボランティア活動を行った都内の高校生が出席。沖縄からは8月に東京の高校生と交流した生徒たちを代表し、普天間高2年の坂元夏海さんと迎里愛美さんが加わった。
米軍の事件や事故に関して坂元さんは「クラスに一人は軍関係の親を持つ生徒がいて、被害者よりも身近な存在。だからできるだけ話題を避けてきたが、基地が今のままでいいとは思っていない」と語った。
迎里さんは普天間飛行場移設問題について「沖縄の人が本当に望んでいるのは県外でも国外でもなく、ただ完全に基地が返されること。沖縄だけの問題でなく、日米安保条約上の問題であることを皆で考えてほしい」と訴えた。
福島第1原発事故については30キロ圏内にある県立原町高校の鎌田有真君らが報告。「政府や電力会社の責任は大きいが、多くの人も危機感が薄かった。あらゆる物事に関心を持ち、しっかりとした理解と知識を持つことが重要だ」と指摘した。
集会は17回目。都内の教師らが世話役となり、高校生らの実行委員会が毎年開いている。
琉球新報
2011-12-19
北国小児童、転校の友と115キロ (沖縄)
自転車で“絆の縦断” 北国小児童、転校の友と115キロ

友達同士の絆を確かめつつ、思い出づくりに自転車で本島縦断した
北国小の児童=3日、名護市内
【国頭】
国頭村立北国小学校の全児童5人が、辺戸岬から那覇市まで自転車で本島縦断した。
来年那覇市に転校する予定の翁長春樹君(5年)との思い出づくりを保護者や教員が一緒になって支え、合計115キロを走り抜いて友達同士の絆を確かめた。
昨年、辺戸岬から国頭・大宜味村境界まで8時間かけて歩いた北国っ子チャレンジに参加した翁長君らが、ことしも別の形で挑戦したいと希望した。
同校PTA会長の浦崎典子さんが以前、家族5人で那覇から国頭村宜名真まで自転車で走ったことを話し、自転車での本島縦断が決まった。
当初は翁長君と浦崎斉典(としのり)君(4年)と男子児童2人の挑戦だったが、浦崎由美さん(5年)、玉村海藍(かいら)さん(3年)、宇良李涼(りずむ)さん(同)の全員が参加した。
本島縦断に挑戦したのは11月23日と12月3日。23日に辺戸岬を出発して名護市まで走り、3日に残りの那覇市までを走り切った。
先頭を走り、リーダー役を務めた翁長君は「みんなの安全を確認したり、後ろを見て速さを調節したりした。全員で完走できてうれしい」と満足そう。
最後尾を守った浦崎由美さんは「途中で先生たちが応援に来てびっくりしたけどうれしかった」と感謝した。
下級生も力を合わせ、上り坂などは伴走の保護者らに励まされて乗り切った。
浦崎斉典君は「つらい所もあったけど、応援があって頑張れた」と話した。
(金城潤) 琉球新報

友達同士の絆を確かめつつ、思い出づくりに自転車で本島縦断した
北国小の児童=3日、名護市内
【国頭】
国頭村立北国小学校の全児童5人が、辺戸岬から那覇市まで自転車で本島縦断した。
来年那覇市に転校する予定の翁長春樹君(5年)との思い出づくりを保護者や教員が一緒になって支え、合計115キロを走り抜いて友達同士の絆を確かめた。
昨年、辺戸岬から国頭・大宜味村境界まで8時間かけて歩いた北国っ子チャレンジに参加した翁長君らが、ことしも別の形で挑戦したいと希望した。
同校PTA会長の浦崎典子さんが以前、家族5人で那覇から国頭村宜名真まで自転車で走ったことを話し、自転車での本島縦断が決まった。
当初は翁長君と浦崎斉典(としのり)君(4年)と男子児童2人の挑戦だったが、浦崎由美さん(5年)、玉村海藍(かいら)さん(3年)、宇良李涼(りずむ)さん(同)の全員が参加した。
本島縦断に挑戦したのは11月23日と12月3日。23日に辺戸岬を出発して名護市まで走り、3日に残りの那覇市までを走り切った。
先頭を走り、リーダー役を務めた翁長君は「みんなの安全を確認したり、後ろを見て速さを調節したりした。全員で完走できてうれしい」と満足そう。
最後尾を守った浦崎由美さんは「途中で先生たちが応援に来てびっくりしたけどうれしかった」と感謝した。
下級生も力を合わせ、上り坂などは伴走の保護者らに励まされて乗り切った。
浦崎斉典君は「つらい所もあったけど、応援があって頑張れた」と話した。
(金城潤) 琉球新報
2011-12-18
「江戸上り」再現 (沖縄)
「江戸上り」舞台で現代に再現

滑稽な動作で観客の笑いを誘った伊計離節
=17日、浦添市てだこホール
「よみがえる琉球芸能 江戸上り」(主催・蘇る琉球芸能江戸上り映画製作実行委員会)の舞台公演が17日、浦添市のてだこホールで始まった。
芸能関係者や愛好者ら約620人が来場し、現在の琉球芸能とは異なる音色や衣装、踊りに見入った。18日まで。江戸時代に琉球王国から幕府へ使者を送る際に演じられた芸能を再現。江戸城での公式行事で演奏した「御座楽(うざがく)」、琉球舞踊の前身といわれる「琉躍(りゅうおどり)」、中国語で演じられた「唐躍(とうおどり)」などを披露した。
琉躍では、色鮮やかな衣装をまとった地謡が中国風の音楽を奏で、現在より大きな四つ竹や色形の異なる花笠など身に付けた立方があでやかに舞った。
今年2月には、東京の日本橋三越でも公演した。18日の公演は午後2時半から同ホールで。当日券は1階席5000円、2階席3000円。
沖縄タイムス

滑稽な動作で観客の笑いを誘った伊計離節
=17日、浦添市てだこホール
「よみがえる琉球芸能 江戸上り」(主催・蘇る琉球芸能江戸上り映画製作実行委員会)の舞台公演が17日、浦添市のてだこホールで始まった。
芸能関係者や愛好者ら約620人が来場し、現在の琉球芸能とは異なる音色や衣装、踊りに見入った。18日まで。江戸時代に琉球王国から幕府へ使者を送る際に演じられた芸能を再現。江戸城での公式行事で演奏した「御座楽(うざがく)」、琉球舞踊の前身といわれる「琉躍(りゅうおどり)」、中国語で演じられた「唐躍(とうおどり)」などを披露した。
琉躍では、色鮮やかな衣装をまとった地謡が中国風の音楽を奏で、現在より大きな四つ竹や色形の異なる花笠など身に付けた立方があでやかに舞った。
今年2月には、東京の日本橋三越でも公演した。18日の公演は午後2時半から同ホールで。当日券は1階席5000円、2階席3000円。
沖縄タイムス
米兵から見たコザ騒動 (OKINAWA)
米兵から見たコザ騒動 沖縄市に写真寄贈
民衆の反米感情が爆発した1970年のコザ騒動を在沖米軍の元憲兵(MP)が個人的に撮影し、米軍関係者しか撮影できない基地内などで撮られた貴重な写真55枚が沖縄市史編集室に寄贈されていたことが17日までに分かった。
住民と対峙(たいじ)する緊迫したゲート付近の様子や、住民への対応に疲れ、基地内でうな垂れる兵士の表情などが映っている。こうした写真が明らかになるのは初めてとみられ、コザ騒動の別の側面を浮かび上がらせている。(知念清張)
写真を寄贈したのは、MPとして69~71年にキャンプ瑞慶覧で勤務したローレンス・グレイさん(64)=米ワシントン州在。退役軍人の取材を続ける英国系フリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんを介して寄贈した。
グレイさんは、騒動直後の早朝呼び出され「ダメージは目に焼き付くほど大規模だった」と驚いたという。カービン銃を背負った兵士が物々しく警戒する中、焼き打ちされた車両を片付ける様子を間近で撮影。基地内に運び込まれ処理を待つ車両の列、住民の抵抗を目の当たりにし、ぼうぜんと地面に座り込む疲れ切ったMPの様子も納めた。
同編集室は「これまでにない貴重な資料。撮影場所や当時の状況などの情報を集め、来年にも公開したい」と話している。
コザ騒動は、米憲兵隊の一方的な交通事故処理と威嚇発砲に怒った民衆が、米軍関係車両73台を炎上させ、日米両政府に衝撃を与えた。
沖縄タイムス
民衆の反米感情が爆発した1970年のコザ騒動を在沖米軍の元憲兵(MP)が個人的に撮影し、米軍関係者しか撮影できない基地内などで撮られた貴重な写真55枚が沖縄市史編集室に寄贈されていたことが17日までに分かった。
住民と対峙(たいじ)する緊迫したゲート付近の様子や、住民への対応に疲れ、基地内でうな垂れる兵士の表情などが映っている。こうした写真が明らかになるのは初めてとみられ、コザ騒動の別の側面を浮かび上がらせている。(知念清張)
写真を寄贈したのは、MPとして69~71年にキャンプ瑞慶覧で勤務したローレンス・グレイさん(64)=米ワシントン州在。退役軍人の取材を続ける英国系フリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんを介して寄贈した。
グレイさんは、騒動直後の早朝呼び出され「ダメージは目に焼き付くほど大規模だった」と驚いたという。カービン銃を背負った兵士が物々しく警戒する中、焼き打ちされた車両を片付ける様子を間近で撮影。基地内に運び込まれ処理を待つ車両の列、住民の抵抗を目の当たりにし、ぼうぜんと地面に座り込む疲れ切ったMPの様子も納めた。
同編集室は「これまでにない貴重な資料。撮影場所や当時の状況などの情報を集め、来年にも公開したい」と話している。
コザ騒動は、米憲兵隊の一方的な交通事故処理と威嚇発砲に怒った民衆が、米軍関係車両73台を炎上させ、日米両政府に衝撃を与えた。
沖縄タイムス
勝山の宝に感謝 恵み味わう (沖縄)
勝山の宝に感謝 区制70年祝い恵み味わう

ヤギの命に感謝しつつ、汁や刺し身をうれしそうに頬張る勝山区の住民ら
=10日、名護市の勝山公民館
【名護】
シークヮーサー、ヤギ、山という「3つの宝」で地域おこしを推進する名護市勝山区(具志堅弘道区長)は10日、勝山区制70周年と羊魂碑建立50周年の記念式典・祝賀会を同区公民館で開催した。
食したヤギの命に感謝し供養するため1962年に建てられた羊魂碑の歴史と、ことし11月に農林水産祭むらづくり部門で農林水産大臣賞を受賞したことなどを記念した。
式典・祝賀会には区民、郷友会はじめ、羊魂碑を設計した屋部高志さんら200人余が集い、勝山の味・シークヮーサーとヤギ汁、ヤギの刺し身を頬張りつつ、地域の一層の発展を願った。
式典では、稲嶺進名護市長らがあいさつした。同区は戦前、猫川(マヤーガー)と呼ばれたが、1942年に戦争に「勝つ」ことを願い、沖縄の名峰として知られる嘉津宇(かつう)岳の「嘉津」を重ね合わせて字名が「勝山」になった。また、シークヮーサーの里宣言、シークヮーサー花香祭り開催など地域の歩みが紹介された。
同区出身で琉球大名誉教授の比嘉辰雄氏が「シークヮーサーの将来性を考える」と題して講演。「勝山シークヮーサーは健康補助食品として将来性が高く、ノビレチンを中心に高付加価値製品の開発を目指すべきだ」と提案した。
祝賀会では、空手道アジアジュニア・カデット選手権大会優勝の玉城大護君による力強い空手演武があった。
勝山山羊生産者組合の仲里政和組合長は「豊かな自然に恵まれた勝山で、ヤギとシークヮーサーによる複合経営の確立を目指す」と抱負を述べた。
(宮城良勝通信員) 琉球新報

ヤギの命に感謝しつつ、汁や刺し身をうれしそうに頬張る勝山区の住民ら
=10日、名護市の勝山公民館
【名護】
シークヮーサー、ヤギ、山という「3つの宝」で地域おこしを推進する名護市勝山区(具志堅弘道区長)は10日、勝山区制70周年と羊魂碑建立50周年の記念式典・祝賀会を同区公民館で開催した。
食したヤギの命に感謝し供養するため1962年に建てられた羊魂碑の歴史と、ことし11月に農林水産祭むらづくり部門で農林水産大臣賞を受賞したことなどを記念した。
式典・祝賀会には区民、郷友会はじめ、羊魂碑を設計した屋部高志さんら200人余が集い、勝山の味・シークヮーサーとヤギ汁、ヤギの刺し身を頬張りつつ、地域の一層の発展を願った。
式典では、稲嶺進名護市長らがあいさつした。同区は戦前、猫川(マヤーガー)と呼ばれたが、1942年に戦争に「勝つ」ことを願い、沖縄の名峰として知られる嘉津宇(かつう)岳の「嘉津」を重ね合わせて字名が「勝山」になった。また、シークヮーサーの里宣言、シークヮーサー花香祭り開催など地域の歩みが紹介された。
同区出身で琉球大名誉教授の比嘉辰雄氏が「シークヮーサーの将来性を考える」と題して講演。「勝山シークヮーサーは健康補助食品として将来性が高く、ノビレチンを中心に高付加価値製品の開発を目指すべきだ」と提案した。
祝賀会では、空手道アジアジュニア・カデット選手権大会優勝の玉城大護君による力強い空手演武があった。
勝山山羊生産者組合の仲里政和組合長は「豊かな自然に恵まれた勝山で、ヤギとシークヮーサーによる複合経営の確立を目指す」と抱負を述べた。
(宮城良勝通信員) 琉球新報
2011-12-16
ヤマイモスーブ 巨芋紅白戦
巨芋紅白戦 重量競う

熱心に見守る参加者=うるま市・伊波区児童体育館前広場
【うるま】
市石川伊波区自治会(伊波善和自治会長)の「2011・伊波区山芋勝負(すーぶ)」が11日、同区児童体育館前広場で行われた。集落の生産者を4班に分けそれぞれ赤、白芋の1株にできる重量で競った。呉屋孝夫さんが178キロで赤部門1位を射止めた。
65人の生産者が日ごろ丹精込めて育てた芋は総重量は2350・3キロ。集落内外から訪れた人が品定めし、購入していた。ふかし芋と山芋ゼリーも振る舞われ、喜ばれた。
初出品した伊波政紀さん(55)は「試行錯誤で育てた。来年も頑張りたい」。塩浜康一さん(66)は「雨が多く出来栄えはまあまあ」。伊波自治会長は「昨年より生産者が減った」と来年に期待した。
成績は次の通り。(敬称略)
【赤芋】2位=安里實、3位=伊波幸勇
【白芋】1位=伊波安雄、2位=仲村吉次、3位=安本満(翁長良勝通信員)
沖縄タイムス

熱心に見守る参加者=うるま市・伊波区児童体育館前広場
【うるま】
市石川伊波区自治会(伊波善和自治会長)の「2011・伊波区山芋勝負(すーぶ)」が11日、同区児童体育館前広場で行われた。集落の生産者を4班に分けそれぞれ赤、白芋の1株にできる重量で競った。呉屋孝夫さんが178キロで赤部門1位を射止めた。
65人の生産者が日ごろ丹精込めて育てた芋は総重量は2350・3キロ。集落内外から訪れた人が品定めし、購入していた。ふかし芋と山芋ゼリーも振る舞われ、喜ばれた。
初出品した伊波政紀さん(55)は「試行錯誤で育てた。来年も頑張りたい」。塩浜康一さん(66)は「雨が多く出来栄えはまあまあ」。伊波自治会長は「昨年より生産者が減った」と来年に期待した。
成績は次の通り。(敬称略)
【赤芋】2位=安里實、3位=伊波幸勇
【白芋】1位=伊波安雄、2位=仲村吉次、3位=安本満(翁長良勝通信員)
沖縄タイムス
2011-12-14
森にニョッキリ トリモチ (沖縄)
森にニョッキリ リュウキュウツチトリモチ

土の中から顔を出したリュウキュウツチトリモチ=石垣市内
【石垣】
12月に入り、八重山各地の御嶽(うたき)や海岸沿いのうっそうとした森の落ち葉の下からリュウキュウツチトリモチが姿を見せている。
花穂(かすい)と呼ばれる花は、顔を出したばかりとみられ、赤く華やか。しばらくすると茶色の落ち着いた色になる。薄暗い森の地面に赤い花穂が群生する様子は、神秘的で、童話「白雪姫」の小人の家を連想させる。
ツチトリモチ科ツチトリモチ属の寄生植物。石灰岩地域の海岸林で、クロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギに寄生するとされる。本島や先島に分布し、八重山地域では石垣、竹富、西表、与那国各島で確認されている。
年々土地開発が進み、自生地と知らず環境が改変されることなどから個体数の減少が危ぶまれ、県ではレッドデータブックで絶滅の危険性が高い危急種に指定されている。(奥沢秀一通信員)
沖縄タイムス

土の中から顔を出したリュウキュウツチトリモチ=石垣市内
【石垣】
12月に入り、八重山各地の御嶽(うたき)や海岸沿いのうっそうとした森の落ち葉の下からリュウキュウツチトリモチが姿を見せている。
花穂(かすい)と呼ばれる花は、顔を出したばかりとみられ、赤く華やか。しばらくすると茶色の落ち着いた色になる。薄暗い森の地面に赤い花穂が群生する様子は、神秘的で、童話「白雪姫」の小人の家を連想させる。
ツチトリモチ科ツチトリモチ属の寄生植物。石灰岩地域の海岸林で、クロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギに寄生するとされる。本島や先島に分布し、八重山地域では石垣、竹富、西表、与那国各島で確認されている。
年々土地開発が進み、自生地と知らず環境が改変されることなどから個体数の減少が危ぶまれ、県ではレッドデータブックで絶滅の危険性が高い危急種に指定されている。(奥沢秀一通信員)
沖縄タイムス
2011-12-13
軽トラずらり 「軽便市」 (沖縄)
軽トラずらり 与那原で「軽便市」

軽トラックの店舗が並び、いろいろな商品を販売。訪れた人々が
歩行者天国を楽しんだ=与那原町・えびす通り
【与那原】
町与那原のえびす通り(町道与那原6号)で11日、軽トラックを連ねて農産物や苗木、食品などの物産を販売する「綱がる軽便市」が初めて開かれた。
隔月開催の「綱がるちゃんぷるー市」も同時開催。歩行者天国の中、通りの東側には18台の車両が、西側には10店舗のテントが並び、訪れた人が買い物と交流を楽しんだ。
町商工会が実行委員会を結成。町に戦前まであった軽便鉄道にちなみ、軽トラックを列車に見立てて「軽便市」とした。豊見城や読谷、那覇など、町外からも多く出店があった。
いとこと一緒に来場した大城勇貴さん(19)は「人も多く集まり、活性化のためにいい取り組みだと思う」。軽トラックで豆腐店を出店した嘉数貢さん(57)=那覇市=は、島豆腐40丁とゆし豆腐20袋を完売。「那覇でもできないかと勉強を兼ねて参加した。次回もぜひ出店したい」と笑顔を見せた。
當間卓実行委員長は「県内初の取り組みに、多くの人が足を運んでくれた。うれしい」と話し、今後も隔月で継続する意向だ。
沖縄タイムス

軽トラックの店舗が並び、いろいろな商品を販売。訪れた人々が
歩行者天国を楽しんだ=与那原町・えびす通り
【与那原】
町与那原のえびす通り(町道与那原6号)で11日、軽トラックを連ねて農産物や苗木、食品などの物産を販売する「綱がる軽便市」が初めて開かれた。
隔月開催の「綱がるちゃんぷるー市」も同時開催。歩行者天国の中、通りの東側には18台の車両が、西側には10店舗のテントが並び、訪れた人が買い物と交流を楽しんだ。
町商工会が実行委員会を結成。町に戦前まであった軽便鉄道にちなみ、軽トラックを列車に見立てて「軽便市」とした。豊見城や読谷、那覇など、町外からも多く出店があった。
いとこと一緒に来場した大城勇貴さん(19)は「人も多く集まり、活性化のためにいい取り組みだと思う」。軽トラックで豆腐店を出店した嘉数貢さん(57)=那覇市=は、島豆腐40丁とゆし豆腐20袋を完売。「那覇でもできないかと勉強を兼ねて参加した。次回もぜひ出店したい」と笑顔を見せた。
當間卓実行委員長は「県内初の取り組みに、多くの人が足を運んでくれた。うれしい」と話し、今後も隔月で継続する意向だ。
沖縄タイムス
マブヤーに笑顔 (沖縄)
被災の子 マブヤーに笑顔

マブヤーと笑顔で握手する子どもたち
=11日、那覇市おもろまち・那覇新都心メディアビル
東日本大震災や福島第1原発の事故を受け、県内に避難している被災者を対象にした「JOY&JOBクリスマス会」(主催・那覇商工会議所青年部)が11日、那覇市おもろまちであり、約120人の参加者が交流を深めた。
避難している子どもたちにクリスマスパーティーを楽しんでもらうとともに、県内での就職やアルバイトに役立ててもらおうと、県内約10社が参加して企業説明会も開かれた。
クリスマス会では県産ヒーロー「琉神マブヤー」との握手会、タレント高見知佳さんによる絵本の読み聞かせなどが繰り広げられた。茨城県から家族4人で浦添市に避難している阿部洋司さん(44)は「家族の交流も深められるし、就職の相談もできる。子どもたちも大満足だった」と喜んだ。
那覇商工会議所青年部の安里政晃会長は「県民や県内企業が被災者を温かく迎え入れるという意識醸成のためにも、継続して取り組みたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス

マブヤーと笑顔で握手する子どもたち
=11日、那覇市おもろまち・那覇新都心メディアビル
東日本大震災や福島第1原発の事故を受け、県内に避難している被災者を対象にした「JOY&JOBクリスマス会」(主催・那覇商工会議所青年部)が11日、那覇市おもろまちであり、約120人の参加者が交流を深めた。
避難している子どもたちにクリスマスパーティーを楽しんでもらうとともに、県内での就職やアルバイトに役立ててもらおうと、県内約10社が参加して企業説明会も開かれた。
クリスマス会では県産ヒーロー「琉神マブヤー」との握手会、タレント高見知佳さんによる絵本の読み聞かせなどが繰り広げられた。茨城県から家族4人で浦添市に避難している阿部洋司さん(44)は「家族の交流も深められるし、就職の相談もできる。子どもたちも大満足だった」と喜んだ。
那覇商工会議所青年部の安里政晃会長は「県民や県内企業が被災者を温かく迎え入れるという意識醸成のためにも、継続して取り組みたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス
ホシムクドリ、 ギンムクドリの仲間 (OKINAWA)
ホシムクドリ、渡嘉敷で初確認 ギンムクドリの仲間に交じり

ギンムクドリの仲間に交じり飛来した黒い羽に白いまだらのホシムクドリ
(左から3羽目)=11月30日、渡嘉敷区の水田地帯
【渡嘉敷】
渡嘉敷島では11月ごろからカモ、ムクドリ、ナベヅル、カワウなどの冬鳥の飛来シーズンを迎え、島内のため池や田畑などでバードウオッチングを楽しむことができる。
ヨーロッパ、ロシアで繁殖し日本では数少ない冬鳥として渡来する珍鳥のホシムクドリが、中国東南部で繁殖するギンムクドリの仲間に交じり飛来した。
沖縄野鳥研究会会員の嵩原健二さん(55)は「ホシムクドリの渡嘉敷島への飛来は初記録ではないか。比較的珍しい野鳥だ」と話した。
また、ため池ではカルガモ、オナガガモ、カイツブリ、カワウなどがひと月前から越冬している姿が見られる。(米田英明通信員)
琉球新報

ギンムクドリの仲間に交じり飛来した黒い羽に白いまだらのホシムクドリ
(左から3羽目)=11月30日、渡嘉敷区の水田地帯
【渡嘉敷】
渡嘉敷島では11月ごろからカモ、ムクドリ、ナベヅル、カワウなどの冬鳥の飛来シーズンを迎え、島内のため池や田畑などでバードウオッチングを楽しむことができる。
ヨーロッパ、ロシアで繁殖し日本では数少ない冬鳥として渡来する珍鳥のホシムクドリが、中国東南部で繁殖するギンムクドリの仲間に交じり飛来した。
沖縄野鳥研究会会員の嵩原健二さん(55)は「ホシムクドリの渡嘉敷島への飛来は初記録ではないか。比較的珍しい野鳥だ」と話した。
また、ため池ではカルガモ、オナガガモ、カイツブリ、カワウなどがひと月前から越冬している姿が見られる。(米田英明通信員)
琉球新報
ぎのわん車いすマラソン (OKINAWA)
ぎのわん車いすマラソン 脊髄損傷ハーフ、西田圧倒的初V
【宜野湾】
「全労済カップ第23回ぎのわん車いすマラソン大会」(主催・同実行委員会、共催・宜野湾市、市教育委員会、市社会福祉協議会、琉球新報社、特別協賛・全労済県本部)が11日、宜野湾海浜公園を発着点に開かれ、ハーフ(21・0975キロ)の脊髄損傷の部で西田宗城(ひろき、大阪府)が初優勝した。
前大会優勝の渡辺習輔(大分県)が2位。県勢の上与那原寛和(沖縄市)は、けい髄損傷の部で58分38秒で1位。女子ではけい髄損傷の木山由加(岡山県)がトップとなった。5キロ手動の部では、城間圭亮(金武町)が5連覇を達成した。
◆自己ベストを一気4分短縮 木山、さらなる向上心
初出場ながら圧倒的な走りで、ハーフ部門・けい損の部で優勝を勝ち取った木山由加(岡山県)。自己ベストを4分更新し、せき損の部と合わせても女子トップとなったが、「もう少し持久力をつけたい」とさらなる向上に意欲をみせる。
レースは、前を走る男性走者を風よけにする作戦が成功し、ハイペースな走りを維持したままゴール。「風が強く、しんどかったが、声援と引っ張ってくれた走者のおかげで頑張れた」と満足そうな表情を浮かべた。
◆「もう年だね」連覇逃し苦笑 せき損ハーフ2位渡辺
「練習はあまりできなかったが、コンディションは最高だった。だけどもう年だね」と苦笑するせき損ハーフ部門2位の渡辺習輔(大分県)。
自身初の大会2連覇は逃したが、「今回は3位狙いだったからいいかな」と満足そうな表情を浮かべた。終始、2番手の位置でのレース。風よけとなる選手もなく「独り旅はきつかった」と語るが、ペースを落とすことなく走り抜けた。
過去8回の上位入賞を誇り、「次も3位狙いでいく」と早くも意気込んでいた。
◆貫禄の走りでけい損3連覇 上与那原「タイムも満足」
1時間以内のゴールを目標にレースに臨んだ上与那原寛和(沖縄市)は他を寄せ付けない貫禄の走りで3年連続、けい損の部で優勝を飾った。体調不良による練習不足でタイムは昨年より5分ほど遅い58分38秒。それでも「沿道の声援も心地よく、目標タイムも達成したから満足だ」と笑みを浮かべ、今年最後のレースを最高の形で締めくくった。
風が強く、体力の消耗を避けるため、一緒に走っていた選手とローテーションで先頭を入れ替える作戦を展開。これが奏功し、最後までペースを落とすことはなかった。「来年の3月と6月にはロンドンパラリンピックの代表を決める選考レースがあるが、いい感じに仕上げられると思う」と上与那原。次の目標である代表入りに弾みをつけた。
琉球新報
【宜野湾】
「全労済カップ第23回ぎのわん車いすマラソン大会」(主催・同実行委員会、共催・宜野湾市、市教育委員会、市社会福祉協議会、琉球新報社、特別協賛・全労済県本部)が11日、宜野湾海浜公園を発着点に開かれ、ハーフ(21・0975キロ)の脊髄損傷の部で西田宗城(ひろき、大阪府)が初優勝した。
前大会優勝の渡辺習輔(大分県)が2位。県勢の上与那原寛和(沖縄市)は、けい髄損傷の部で58分38秒で1位。女子ではけい髄損傷の木山由加(岡山県)がトップとなった。5キロ手動の部では、城間圭亮(金武町)が5連覇を達成した。
◆自己ベストを一気4分短縮 木山、さらなる向上心
初出場ながら圧倒的な走りで、ハーフ部門・けい損の部で優勝を勝ち取った木山由加(岡山県)。自己ベストを4分更新し、せき損の部と合わせても女子トップとなったが、「もう少し持久力をつけたい」とさらなる向上に意欲をみせる。
レースは、前を走る男性走者を風よけにする作戦が成功し、ハイペースな走りを維持したままゴール。「風が強く、しんどかったが、声援と引っ張ってくれた走者のおかげで頑張れた」と満足そうな表情を浮かべた。
◆「もう年だね」連覇逃し苦笑 せき損ハーフ2位渡辺
「練習はあまりできなかったが、コンディションは最高だった。だけどもう年だね」と苦笑するせき損ハーフ部門2位の渡辺習輔(大分県)。
自身初の大会2連覇は逃したが、「今回は3位狙いだったからいいかな」と満足そうな表情を浮かべた。終始、2番手の位置でのレース。風よけとなる選手もなく「独り旅はきつかった」と語るが、ペースを落とすことなく走り抜けた。
過去8回の上位入賞を誇り、「次も3位狙いでいく」と早くも意気込んでいた。
◆貫禄の走りでけい損3連覇 上与那原「タイムも満足」
1時間以内のゴールを目標にレースに臨んだ上与那原寛和(沖縄市)は他を寄せ付けない貫禄の走りで3年連続、けい損の部で優勝を飾った。体調不良による練習不足でタイムは昨年より5分ほど遅い58分38秒。それでも「沿道の声援も心地よく、目標タイムも達成したから満足だ」と笑みを浮かべ、今年最後のレースを最高の形で締めくくった。
風が強く、体力の消耗を避けるため、一緒に走っていた選手とローテーションで先頭を入れ替える作戦を展開。これが奏功し、最後までペースを落とすことはなかった。「来年の3月と6月にはロンドンパラリンピックの代表を決める選考レースがあるが、いい感じに仕上げられると思う」と上与那原。次の目標である代表入りに弾みをつけた。
琉球新報
全宮古駅伝、久松が大会新でV2

2連覇のゴールに入る久松のアンカー下地
=11日、 市陸上競技場
第4回立津工芸社杯全宮古女子・第61回全宮古男子駅伝競走大会 (主催・市陸上競走競技協会) が11日、 市陸上競技場を発着するコースで行われた。
強風と雨の降る天候の中、 男子は久松学区が北学区との接戦を制して新記録で2連覇を達成、 女子は上野学区が南学区の4連覇を阻んで初優勝を果たした。

タスキを受けて走り出す上野4区の砂川=11日、 高野漁港入口西
14学区が出場した男子は11区間39㌔で争われた。 前半、 久松は中学生区間で下地亮太、 香村大貴が区間賞の走りでトップに立ったが、 北は2分以上あった差を久貝貴之、 千田信康らが徐々に縮め7区で逆転。 逆に2分の差をつけたが久松は8区のエース與那嶺恭兵が区間新のタイムで一気に縮め、 10区で與那嶺開拓が再び首位に立ち、 アンカーの下地雅也が連覇のゴールを切り、 2時間19分31秒の大会新を記録した。
2年連続大会新での優勝に久松の與那嶺正和監督は 「最高に嬉しい。 これまで10年間、 久松が取り組んできた陸上の成果が実を結んだ」 と喜んだ。 「中学区間でトップに立つのは分っていた。 中間の一般が頑張ってエースの恭兵に持ってきてくれた。 北も強い選手を揃えてきたのでなかなか差が縮まらなかった。 悪天候の中、 一人ひとりが最後まで諦めず区間賞を狙い、 1秒1秒を大事につないだ結果」 とレースを振り返り、 「他学区も強化してくると思うが、 3連覇を目指したい」 と話した。
女子も14学区が出場し、 7区間13㌔で競い合った。 上野は前半から上位をキープし、 4区の砂川史果が区間賞の走りでトップとの差を縮め、 タスキを受けた宮国実香子が首位に立つと、 その後はタイム差を広げて優勝した。
初優勝に上野の砂川峰広監督は 「嬉しい。 選手にはお疲れ様、 よくやったと言いたい。 トータルでトップレベルの力があったので最初から優勝を狙っていた。 小中学生、 高校生が力をつけてきた成果」 と喜びとともに勝因を語った。
【男子区間賞】
1区=①池間廉 (福嶺) 5分17秒②仲間嵐希 (下地) 5分17秒③親里来椰 (多良間) 5分30秒▽2区=①来間尚道 (下地) 5分42秒②本村風雅 (鏡原) 5分50秒③内原藍斗 (城辺) 5分54秒▽3区=①下地亮太 (久松) 10分11秒②砂川健作 (砂川) 10分50秒③座喜味一真 (北) 10分58秒▽4区=①香村大貴 (久松) 10分12秒②来間海都 (多良間) 10分32秒③下地克幸 (東) 11分22秒▽ (久松) 11分10秒③伊良部昌也 (狩俣) 11分39秒▽7区=①平良国治5区=①藤岡正樹 (南) 17分10秒=区間新②久貝貴之 (北) 17分49秒③根間義彦 (城辺) 18分07秒▽6区=①千田信康 (北) 10分33秒②斉藤直樹 (福嶺) 16秒52秒=区間新②親泊昌彦 (北) 17分00秒③河見誠 (下地) 18分30秒▽8区=①與那嶺恭兵 (久松) 25分47秒=区間新②砂川敏也 (福嶺) 26分54秒③岩田健 (平一) 27分25秒▽9区=①粕川和久 (南) 10分18秒②下地喜樹 (城辺) 10分35秒③柳岡秀二郎 (多良間) 10分44秒▽10区=①奥濱悠之助 (東) 9分21秒②川満穂鷹 (城辺) 9分30秒③與那嶺開拓 (久松) 9分43秒▽11区=①下地雅也 (久松) 真壁文洋 (北) 11分13秒③君島拓郎 (東) 11分14秒
【女子区間賞】
1区=①仲地楓華 (福嶺) 3分44秒②下地志歩 (西辺) 新城莉音 (鏡原) 3分45秒▽2区=①下地ひかり (福嶺) 3分51秒②新里愛稀 (上野) 3分58秒③下地舞 (北) 4分01秒▽3区=①仲宗根明香里 (久松) 7分30秒②下地菜々子 (平一) 7分39秒③上里理歩 (南) 7分53秒▽4区=①砂川史果 (上野) 8分21秒②宮城貴子 (平一) 8分33秒③中曽根紫都 (西城) 9分36秒▽5区=①砂川このみ (福嶺) 11分04秒=区間新②中曽根美星 (西城) 11分33秒③宮国実香子 (上野) 11分48秒▽6区=①鈴木日登美 (平一) 7分20秒②下地文音 (久松) 7分27秒③砂川千紗 (上野) 7分50秒▽7区=①須永千尋 (福嶺) 8分17秒=区間新②大塚直子 (南) 8分25秒③狩俣亜沙香 (砂川) 8分28秒
宮古新報

2連覇のゴールに入る久松のアンカー下地
=11日、 市陸上競技場
第4回立津工芸社杯全宮古女子・第61回全宮古男子駅伝競走大会 (主催・市陸上競走競技協会) が11日、 市陸上競技場を発着するコースで行われた。
強風と雨の降る天候の中、 男子は久松学区が北学区との接戦を制して新記録で2連覇を達成、 女子は上野学区が南学区の4連覇を阻んで初優勝を果たした。

タスキを受けて走り出す上野4区の砂川=11日、 高野漁港入口西
14学区が出場した男子は11区間39㌔で争われた。 前半、 久松は中学生区間で下地亮太、 香村大貴が区間賞の走りでトップに立ったが、 北は2分以上あった差を久貝貴之、 千田信康らが徐々に縮め7区で逆転。 逆に2分の差をつけたが久松は8区のエース與那嶺恭兵が区間新のタイムで一気に縮め、 10区で與那嶺開拓が再び首位に立ち、 アンカーの下地雅也が連覇のゴールを切り、 2時間19分31秒の大会新を記録した。
2年連続大会新での優勝に久松の與那嶺正和監督は 「最高に嬉しい。 これまで10年間、 久松が取り組んできた陸上の成果が実を結んだ」 と喜んだ。 「中学区間でトップに立つのは分っていた。 中間の一般が頑張ってエースの恭兵に持ってきてくれた。 北も強い選手を揃えてきたのでなかなか差が縮まらなかった。 悪天候の中、 一人ひとりが最後まで諦めず区間賞を狙い、 1秒1秒を大事につないだ結果」 とレースを振り返り、 「他学区も強化してくると思うが、 3連覇を目指したい」 と話した。
女子も14学区が出場し、 7区間13㌔で競い合った。 上野は前半から上位をキープし、 4区の砂川史果が区間賞の走りでトップとの差を縮め、 タスキを受けた宮国実香子が首位に立つと、 その後はタイム差を広げて優勝した。
初優勝に上野の砂川峰広監督は 「嬉しい。 選手にはお疲れ様、 よくやったと言いたい。 トータルでトップレベルの力があったので最初から優勝を狙っていた。 小中学生、 高校生が力をつけてきた成果」 と喜びとともに勝因を語った。
【男子区間賞】
1区=①池間廉 (福嶺) 5分17秒②仲間嵐希 (下地) 5分17秒③親里来椰 (多良間) 5分30秒▽2区=①来間尚道 (下地) 5分42秒②本村風雅 (鏡原) 5分50秒③内原藍斗 (城辺) 5分54秒▽3区=①下地亮太 (久松) 10分11秒②砂川健作 (砂川) 10分50秒③座喜味一真 (北) 10分58秒▽4区=①香村大貴 (久松) 10分12秒②来間海都 (多良間) 10分32秒③下地克幸 (東) 11分22秒▽ (久松) 11分10秒③伊良部昌也 (狩俣) 11分39秒▽7区=①平良国治5区=①藤岡正樹 (南) 17分10秒=区間新②久貝貴之 (北) 17分49秒③根間義彦 (城辺) 18分07秒▽6区=①千田信康 (北) 10分33秒②斉藤直樹 (福嶺) 16秒52秒=区間新②親泊昌彦 (北) 17分00秒③河見誠 (下地) 18分30秒▽8区=①與那嶺恭兵 (久松) 25分47秒=区間新②砂川敏也 (福嶺) 26分54秒③岩田健 (平一) 27分25秒▽9区=①粕川和久 (南) 10分18秒②下地喜樹 (城辺) 10分35秒③柳岡秀二郎 (多良間) 10分44秒▽10区=①奥濱悠之助 (東) 9分21秒②川満穂鷹 (城辺) 9分30秒③與那嶺開拓 (久松) 9分43秒▽11区=①下地雅也 (久松) 真壁文洋 (北) 11分13秒③君島拓郎 (東) 11分14秒
【女子区間賞】
1区=①仲地楓華 (福嶺) 3分44秒②下地志歩 (西辺) 新城莉音 (鏡原) 3分45秒▽2区=①下地ひかり (福嶺) 3分51秒②新里愛稀 (上野) 3分58秒③下地舞 (北) 4分01秒▽3区=①仲宗根明香里 (久松) 7分30秒②下地菜々子 (平一) 7分39秒③上里理歩 (南) 7分53秒▽4区=①砂川史果 (上野) 8分21秒②宮城貴子 (平一) 8分33秒③中曽根紫都 (西城) 9分36秒▽5区=①砂川このみ (福嶺) 11分04秒=区間新②中曽根美星 (西城) 11分33秒③宮国実香子 (上野) 11分48秒▽6区=①鈴木日登美 (平一) 7分20秒②下地文音 (久松) 7分27秒③砂川千紗 (上野) 7分50秒▽7区=①須永千尋 (福嶺) 8分17秒=区間新②大塚直子 (南) 8分25秒③狩俣亜沙香 (砂川) 8分28秒
宮古新報
ワクワクドキドキんまだいしょうが記念公演(八重山・沖縄)
人形に息吹き吹き込み30年
/んまだいしょうが記念公演
ワクワクドキドキを演出

宮古の民話を題材にした人形劇団んまだいしょう結成30周年記念公演
=11日、市中央公民館
人形劇団んまだいしょう(奥平久乃代表)の結成30周年記念公演が11日、市中央公民館で開かれた。宮古の民話を題材にした創作民話人形劇「川の種~川をつくった少年のはなし~」を披露。親孝行の大切さや先人たちの教えを盛り込んだ筋書きに、団員たちが人形に息吹きを吹き込んだ舞台は子どもたちの目を引き付けた。

会場には大勢の家族連れが訪れ、舞台で繰り広げられる
人形劇の世界を楽しんだ
代表者奥平さんの人形劇活動歴は30年余。子どもたちのためにと立ち上げた人形劇団は、宮古の民話を基本に県内外での公演活動や他の人形劇団との交流を続けてきた。お話サークルや読み聞かせグループとの共演など、子どもたちのみならず地域の母親たちにも大きな影響を与えた。
昨年は地域の文化活動の功績をたたえられ県文化協会賞功労賞を受賞した。
節目の公演には多くの家族連れが訪れ、主人公の少年の親を思う気持ちに同化したり、妖怪の登場にびっくりしたりして人形劇の世界を楽しんだ。
団員たちは、人形に人間を絡ませて視覚的に分かりやすく表現したり、せりふに宮古方言をふんだんに取り入れ会場の笑いを誘ったり、30年の集大成を舞台いっぱいに披露した。
沖縄本島から「手弁当」で駆け付けたティーラスが音楽を担当。人形の動きに合った音響や幻想的な照明などの演出効果も加わった約40分間の舞台は、最後まで子どもたちの目を引き付けていた。
代表の奥平さんは、幕開けのあいさつで「子どもたちが大きくなってから『あの時見た人形劇は面白かった』と言ってくれるような公演をこれからも続けていきたい。皆さんと一緒になってドキドキワクワクを楽しみながら続けていきたい」と決意を示した。
北小おはなしクラブももたろう、城辺学童保育クラブが友情出演し、フィンガーアクションやわらべ歌などをそれぞれ披露した。
. 宮古毎日新聞
/んまだいしょうが記念公演
ワクワクドキドキを演出

宮古の民話を題材にした人形劇団んまだいしょう結成30周年記念公演
=11日、市中央公民館
人形劇団んまだいしょう(奥平久乃代表)の結成30周年記念公演が11日、市中央公民館で開かれた。宮古の民話を題材にした創作民話人形劇「川の種~川をつくった少年のはなし~」を披露。親孝行の大切さや先人たちの教えを盛り込んだ筋書きに、団員たちが人形に息吹きを吹き込んだ舞台は子どもたちの目を引き付けた。

会場には大勢の家族連れが訪れ、舞台で繰り広げられる
人形劇の世界を楽しんだ
代表者奥平さんの人形劇活動歴は30年余。子どもたちのためにと立ち上げた人形劇団は、宮古の民話を基本に県内外での公演活動や他の人形劇団との交流を続けてきた。お話サークルや読み聞かせグループとの共演など、子どもたちのみならず地域の母親たちにも大きな影響を与えた。
昨年は地域の文化活動の功績をたたえられ県文化協会賞功労賞を受賞した。
節目の公演には多くの家族連れが訪れ、主人公の少年の親を思う気持ちに同化したり、妖怪の登場にびっくりしたりして人形劇の世界を楽しんだ。
団員たちは、人形に人間を絡ませて視覚的に分かりやすく表現したり、せりふに宮古方言をふんだんに取り入れ会場の笑いを誘ったり、30年の集大成を舞台いっぱいに披露した。
沖縄本島から「手弁当」で駆け付けたティーラスが音楽を担当。人形の動きに合った音響や幻想的な照明などの演出効果も加わった約40分間の舞台は、最後まで子どもたちの目を引き付けていた。
代表の奥平さんは、幕開けのあいさつで「子どもたちが大きくなってから『あの時見た人形劇は面白かった』と言ってくれるような公演をこれからも続けていきたい。皆さんと一緒になってドキドキワクワクを楽しみながら続けていきたい」と決意を示した。
北小おはなしクラブももたろう、城辺学童保育クラブが友情出演し、フィンガーアクションやわらべ歌などをそれぞれ披露した。
. 宮古毎日新聞
珍鳥ヤツガシラ 飛来 (八重山・沖縄)
珍鳥ヤツガシラ 石垣島に飛来

9日午前9時30分ごろ、石垣市新栄公園でヤツガシラが確認された。
撮影したのは大浜晴美さん(67)=登野城=。
「街中にいるので驚いた。くちばしで地面をつつきながら、エサを探している様子で、公園に1時間ほどいた」と大浜さん。
車内からヤツガシラを発見、自宅に戻り、手にした愛機ニコンD40で、10メートルの距離から200ミリ望遠でカメラに収めた。
頭の先に8つの冠羽があることから、ヤツガシラ(八頭)と呼ばれ、ユーラシア大陸やアフリカに生息し、冬季に南へ渡る。南西諸島では、春と秋に目撃されることが多い。
八重山毎日新聞

9日午前9時30分ごろ、石垣市新栄公園でヤツガシラが確認された。
撮影したのは大浜晴美さん(67)=登野城=。
「街中にいるので驚いた。くちばしで地面をつつきながら、エサを探している様子で、公園に1時間ほどいた」と大浜さん。
車内からヤツガシラを発見、自宅に戻り、手にした愛機ニコンD40で、10メートルの距離から200ミリ望遠でカメラに収めた。
頭の先に8つの冠羽があることから、ヤツガシラ(八頭)と呼ばれ、ユーラシア大陸やアフリカに生息し、冬季に南へ渡る。南西諸島では、春と秋に目撃されることが多い。
八重山毎日新聞
2011-12-12
車いすマラソンの交流 (OKINAWA)
車いすマラソンの木山さんら交流

車いすマラソンに出場する木山さん(右)がレーサーの乗り方を
児童らに教えた=宜野湾市・大謝名小学校
【宜野湾】
第23回ぎのわん車いすマラソン大会(主催・同実行委員会)が11日、宜野湾海浜公園を主会場に開催される。
ハーフ(21・0975キロ)、5キロ、1・5キロトリムの3部門に263人が挑む。大会を前に9日、毎年沿道で応援する大謝名小学校の児童と選手の交流会があった。
広州2010アジアパラ大会の日本代表で来年のロンドンパラリンピックを目指す木山由加さん(27)=岡山県=が合宿のため7日に来県。コーチ役を務める下地隆之・上級スポーツ指導員と市社会福祉協議会が橋渡しとなって、大謝名小6年生126人との交流会が実現した。
木山さんは小学生の時は走るなど運動できたが、脊髄小脳変性症を発症。中学生で養護学校に転校し、高校3年生から車いすになった病歴を説明。同じ病気の兄が出場した車いすマラソン大会の応援で、競技の魅力に取り付かれたと語った。
3輪でレース用に軽量化されたレーサーと呼ばれる車いすの乗り方や走らせ方も紹介。正座で乗り込み、上半身を前に倒して、腕の力でこいでみせた。
レーサーを体験した池間のぞみさん(12)は「普段車いすで生活したら大変だなと思った。道で困っている人がいたら声を掛けて、役に立ちたい」と話した。
木山さんにとって初めての交流会で、当初は慣れない様子も「子どもたちが喜んで体験して、興味を持ってもらって私も楽しかった」と最後は笑顔だった。
沖縄タイムス

車いすマラソンに出場する木山さん(右)がレーサーの乗り方を
児童らに教えた=宜野湾市・大謝名小学校
【宜野湾】
第23回ぎのわん車いすマラソン大会(主催・同実行委員会)が11日、宜野湾海浜公園を主会場に開催される。
ハーフ(21・0975キロ)、5キロ、1・5キロトリムの3部門に263人が挑む。大会を前に9日、毎年沿道で応援する大謝名小学校の児童と選手の交流会があった。
広州2010アジアパラ大会の日本代表で来年のロンドンパラリンピックを目指す木山由加さん(27)=岡山県=が合宿のため7日に来県。コーチ役を務める下地隆之・上級スポーツ指導員と市社会福祉協議会が橋渡しとなって、大謝名小6年生126人との交流会が実現した。
木山さんは小学生の時は走るなど運動できたが、脊髄小脳変性症を発症。中学生で養護学校に転校し、高校3年生から車いすになった病歴を説明。同じ病気の兄が出場した車いすマラソン大会の応援で、競技の魅力に取り付かれたと語った。
3輪でレース用に軽量化されたレーサーと呼ばれる車いすの乗り方や走らせ方も紹介。正座で乗り込み、上半身を前に倒して、腕の力でこいでみせた。
レーサーを体験した池間のぞみさん(12)は「普段車いすで生活したら大変だなと思った。道で困っている人がいたら声を掛けて、役に立ちたい」と話した。
木山さんにとって初めての交流会で、当初は慣れない様子も「子どもたちが喜んで体験して、興味を持ってもらって私も楽しかった」と最後は笑顔だった。
沖縄タイムス
85歳諸見さん「カラカラ」出演 (伊是名・おきなわ)
人柄にじむ演技 85歳諸見さん「カラカラ」出演
主演の工藤夕貴さん(右)と話し、笑顔の諸見トシさん
=11月23日、伊是名村伊是名
【伊是名】
日本・カナダ正式共同製作の映画「カラカラ」の撮影が11月23日、沖縄の古いたたずまいが残る伊是名村伊是名区で行われた。
主演女優・工藤夕貴さんの親友の祖母役を、同村の諸見トシさん(85)が演じた。
諸見さんは一人暮らしだが、本島に住む三男安彦さん(52)の手を借りて、85歳の今も修学旅行生の民泊を受け入れている。初めての映画出演に緊張した様子だったが、普段子どもたちに見せる、優しく明るい人柄が自然な演技の中ににじみ出ていた。
ロケ現場では、映画の一場面で諸見さんが歌う「ジントヨー節」が聞く人の心を打つ穏やかな調べとなり、古い民家やフクギ並木に流れていた。
(東江京子通信員)
琉球新報

主演の工藤夕貴さん(右)と話し、笑顔の諸見トシさん
=11月23日、伊是名村伊是名
【伊是名】
日本・カナダ正式共同製作の映画「カラカラ」の撮影が11月23日、沖縄の古いたたずまいが残る伊是名村伊是名区で行われた。
主演女優・工藤夕貴さんの親友の祖母役を、同村の諸見トシさん(85)が演じた。
諸見さんは一人暮らしだが、本島に住む三男安彦さん(52)の手を借りて、85歳の今も修学旅行生の民泊を受け入れている。初めての映画出演に緊張した様子だったが、普段子どもたちに見せる、優しく明るい人柄が自然な演技の中ににじみ出ていた。
ロケ現場では、映画の一場面で諸見さんが歌う「ジントヨー節」が聞く人の心を打つ穏やかな調べとなり、古い民家やフクギ並木に流れていた。
(東江京子通信員)
琉球新報
手取り合い24時間リレー (沖縄)
手取り合い24時間リレー がん患者ら友好深める年
<24時間リレー>手を取り合い、11日正午のゴールに向かって歩きだす
リレー参加者=10日、北谷公園陸上競技場
【北谷】
がん患者や家族、支援者たちが集い、24時間リレーを通して友好を深める「リレー・フォー・ライフinうちな~2011」(同実行委員会主催)が10日正午から北谷公園陸上競技場で始まった。
11日正午までの24時間、がん患者とがんを克服した「サバイバー」や遺族らが手を取り合い、競技場内を歩く。
このイベントは、アメリカ対がん協会が1985年に始め、世界中に広まったもの。日本でもがん患者や日本対がん協会などの呼び掛けで2006年から全国各地で開催され、県内では09年3月に続き3回目。2千人の参加を目指している。
リレーの参加費は大人1人500円。個人、団体誰でも参加可能。収益は東日本大震災で被災したがん患者に送る。リレー開催中の問い合わせは真栄田絵麻さん(電話)090(3792)1022。
琉球新報

<24時間リレー>手を取り合い、11日正午のゴールに向かって歩きだす
リレー参加者=10日、北谷公園陸上競技場
【北谷】
がん患者や家族、支援者たちが集い、24時間リレーを通して友好を深める「リレー・フォー・ライフinうちな~2011」(同実行委員会主催)が10日正午から北谷公園陸上競技場で始まった。
11日正午までの24時間、がん患者とがんを克服した「サバイバー」や遺族らが手を取り合い、競技場内を歩く。
このイベントは、アメリカ対がん協会が1985年に始め、世界中に広まったもの。日本でもがん患者や日本対がん協会などの呼び掛けで2006年から全国各地で開催され、県内では09年3月に続き3回目。2千人の参加を目指している。
リレーの参加費は大人1人500円。個人、団体誰でも参加可能。収益は東日本大震災で被災したがん患者に送る。リレー開催中の問い合わせは真栄田絵麻さん(電話)090(3792)1022。
琉球新報
ぎのわん車いすマラソン 186人が共走(沖縄)
186人が共走 ぎのわん車いすマラソン 西田選手、ハーフの部初優勝

スタートするハーフの部の選手たち
=11日、宜野湾海浜公園歓海門前
【宜野湾】
「共走・共汗・共生を目指し力いっぱい走り抜け!!」
を合言葉に第23回ぎのわん車いすマラソン(主催・同実行委員会、共催・宜野湾市、
市教育委員会、琉球新報社)が11日、宜野湾市の宜野湾海浜公園前を発着点に開かれ、
ハーフ、5キロ、1・5キロトリムの部に186人が出場した。ハーフでは
西田宗城(ひろき)選手(27)=大阪府=が46分27秒で大会初優勝を飾った。
【琉球新報電子版】

スタートするハーフの部の選手たち
=11日、宜野湾海浜公園歓海門前
【宜野湾】
「共走・共汗・共生を目指し力いっぱい走り抜け!!」
を合言葉に第23回ぎのわん車いすマラソン(主催・同実行委員会、共催・宜野湾市、
市教育委員会、琉球新報社)が11日、宜野湾市の宜野湾海浜公園前を発着点に開かれ、
ハーフ、5キロ、1・5キロトリムの部に186人が出場した。ハーフでは
西田宗城(ひろき)選手(27)=大阪府=が46分27秒で大会初優勝を飾った。
【琉球新報電子版】
井口、鳥谷選手ら小児病棟訪問 (沖縄)
井口、鳥谷選手ら小児病棟訪問

井口選手(後列右から2人目)、鳥谷選手(同右端)らと交流した
子どもたちや家族ら=南風原町の県立南部医療センター
プロ野球ロッテの井口資仁選手や阪神の鳥谷敬選手ら6選手が10日、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターの小児病棟を訪れ、子どもたちに野球帽など一足早いクリスマスプレゼントを届けた。選手らは11日開催の野球教室のため来県中。
同病院の小児病棟には血液疾患や小児がん、感染症などの治療を受ける乳児から15歳くらいまでの約50人が入院。外出もままならない子も多く、井口選手は数年前から交流。病室などをまわり子どもたちと話したり、サインの求めにも笑顔で気軽に応じていた。
仲吉楓怜(かれん)ちゃん(5)の母親、さとみさん(40)は「テレビで活躍する選手は初めて見るので力をもらったと思う」。
同病棟の伊波邦子看護師長は「生活に制限のある子どもたちにとって夢を与えてくれる存在。病気と闘う原動力になる」と感謝していた。
子どもたちからお礼に折り紙のメダルをもらった井口選手。「早く元気になって退院してほしい」と話していた。
沖縄タイムス

井口選手(後列右から2人目)、鳥谷選手(同右端)らと交流した
子どもたちや家族ら=南風原町の県立南部医療センター
プロ野球ロッテの井口資仁選手や阪神の鳥谷敬選手ら6選手が10日、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターの小児病棟を訪れ、子どもたちに野球帽など一足早いクリスマスプレゼントを届けた。選手らは11日開催の野球教室のため来県中。
同病院の小児病棟には血液疾患や小児がん、感染症などの治療を受ける乳児から15歳くらいまでの約50人が入院。外出もままならない子も多く、井口選手は数年前から交流。病室などをまわり子どもたちと話したり、サインの求めにも笑顔で気軽に応じていた。
仲吉楓怜(かれん)ちゃん(5)の母親、さとみさん(40)は「テレビで活躍する選手は初めて見るので力をもらったと思う」。
同病棟の伊波邦子看護師長は「生活に制限のある子どもたちにとって夢を与えてくれる存在。病気と闘う原動力になる」と感謝していた。
子どもたちからお礼に折り紙のメダルをもらった井口選手。「早く元気になって退院してほしい」と話していた。
沖縄タイムス
勇壮華麗に狂言や舞踊を披露 (八重山・沖縄)
勇壮華麗に12演目 8団体が狂言や舞踊を披露

波照間も棒踊りで参加
「いつの世までも紡ぐ伝統」をテーマにした「第25回青年文化発表会」(主催・石垣市青年団協議会、同発表会実行委員会)が10日夜、市民会館大ホールで開かれた。今年は市内を中心に、竹富町を含めた青年会8団体がそれぞれ個性豊かに勇壮華麗な舞台を飾った。会場に足を運んだ多くの来場者は、次々と披露される多彩な演目に大きな拍手を送り、若者たちのさらなる活躍を期待した。
発表会は、郡内の青年が一堂に会し、日ごろの活動を地域にアピールすると共に、地域、文化活動の発表から組織強化と意識高揚を図ろうと毎年開かれている。
2部構成、全12演目の舞台は、いしゃなぎらの「鷲ぬ鳥節」で幕を開けると、平得の「久高節・海上節」、白保の「あかゆら・白保節」、宮良の「ユンタジラバ」、大浜の「黒島口説」と多彩な芸能が次々と続いた。
竹富町青年団協議会から唯一参加の波照間は躍動感ある「棒踊り」を演舞。双葉は力強い「旧盆エイサー」で会場を沸かせると、登野城はユーモアあふれるキョンギン(狂言)で会場の笑いを誘った。
2部では宮良が「創作日舞」で会場を華やかな雰囲気に包み、大浜の軽快な「まみどーま」、双葉の「創作エイサー」、平得の「棒術」と創造豊かな演目となった。
市青年団協議会の長浜秀樹会長は「各青年会が毎晩遅くまで練習した成果を披露する年に一度の大きな舞台。地域行事を基本に取り組み、楽しみながら開催できている」と話していた。
八重山毎日新聞

波照間も棒踊りで参加
「いつの世までも紡ぐ伝統」をテーマにした「第25回青年文化発表会」(主催・石垣市青年団協議会、同発表会実行委員会)が10日夜、市民会館大ホールで開かれた。今年は市内を中心に、竹富町を含めた青年会8団体がそれぞれ個性豊かに勇壮華麗な舞台を飾った。会場に足を運んだ多くの来場者は、次々と披露される多彩な演目に大きな拍手を送り、若者たちのさらなる活躍を期待した。
発表会は、郡内の青年が一堂に会し、日ごろの活動を地域にアピールすると共に、地域、文化活動の発表から組織強化と意識高揚を図ろうと毎年開かれている。
2部構成、全12演目の舞台は、いしゃなぎらの「鷲ぬ鳥節」で幕を開けると、平得の「久高節・海上節」、白保の「あかゆら・白保節」、宮良の「ユンタジラバ」、大浜の「黒島口説」と多彩な芸能が次々と続いた。
竹富町青年団協議会から唯一参加の波照間は躍動感ある「棒踊り」を演舞。双葉は力強い「旧盆エイサー」で会場を沸かせると、登野城はユーモアあふれるキョンギン(狂言)で会場の笑いを誘った。
2部では宮良が「創作日舞」で会場を華やかな雰囲気に包み、大浜の軽快な「まみどーま」、双葉の「創作エイサー」、平得の「棒術」と創造豊かな演目となった。
市青年団協議会の長浜秀樹会長は「各青年会が毎晩遅くまで練習した成果を披露する年に一度の大きな舞台。地域行事を基本に取り組み、楽しみながら開催できている」と話していた。
八重山毎日新聞
宮古馬で島を1周歩く (OKINAWA)
宮古馬で島を1周歩く、保存をアピール

荷川取牧場の荷川取明弘さんと川上政彦さんが、 10日から2日間の日程で宮古島1周道路を乗馬で歩き、 宮古馬保存をアピールしている。
雨が降り強風が吹くなかだったが、 レンタカーの観光客らが車を止め写真を撮るなど関心を見せていた。
荷川取さんは以前から考えていたということで、 川上さんに声をかけて実現した。 午前11時に市熱帯植物園をスタートした2人は大風 (うぷかじ) 号と太陽 (てぃだ) 号にまたがり、 一路東平安名崎を目指し、 午後3時30分頃に到着。 休憩した後、 この日は保良集落まで歩いた。 きょうは保良から上野、 下地の南海岸線を歩き、 植物園のゴールを目指す。
荷川取さんらは 「宮古馬の存在を知らない人もいるので多くの人に知らせ、 利活用を含めて保存の気運を高めていきたい。 次は4、 5頭で歩きたい」 と話した。
宮古毎日新聞

荷川取牧場の荷川取明弘さんと川上政彦さんが、 10日から2日間の日程で宮古島1周道路を乗馬で歩き、 宮古馬保存をアピールしている。
雨が降り強風が吹くなかだったが、 レンタカーの観光客らが車を止め写真を撮るなど関心を見せていた。
荷川取さんは以前から考えていたということで、 川上さんに声をかけて実現した。 午前11時に市熱帯植物園をスタートした2人は大風 (うぷかじ) 号と太陽 (てぃだ) 号にまたがり、 一路東平安名崎を目指し、 午後3時30分頃に到着。 休憩した後、 この日は保良集落まで歩いた。 きょうは保良から上野、 下地の南海岸線を歩き、 植物園のゴールを目指す。
荷川取さんらは 「宮古馬の存在を知らない人もいるので多くの人に知らせ、 利活用を含めて保存の気運を高めていきたい。 次は4、 5頭で歩きたい」 と話した。
宮古毎日新聞
2011-12-09
うるま市 川崎米軍機墜落50年(OKINAWA)
火のカーテンくるまれ 川崎米軍機墜落50年

事故を振り返る金城善孝さん(右)と母ツネさん
=5日、うるま市川崎のツネさん宅
【うるま】
1961年に具志川村川崎(現うるま市川崎)で起きた米軍ジェット機墜落事故から7日で50年を迎えた。
被害者と遺族は、今も事故の傷跡を背負いながらそれぞれの人生を生きている。
「これがワッター孝坊?」。事故当日夕、金城ツネさん(89)は北谷町の米陸軍病院で面会した息子善孝さん(57)を見て、ぼうぜんと立ち尽くした。やけどで目の周りは腫れ上がり、皮膚は「灰をかぶったような色」になっていた。
事故発生時、善孝さんは交通事故に遭った同級生の親を呼びに走っていた。息切れして歩き出した善孝さんの目に、南から火を噴くジェット機が飛び込んだ。操縦士がパラシュートで脱出すると、機体は旋回して集落の方向へ。
地面に激突した機体から車ほどの大きさのエンジンが善孝さんの5メートル後ろに飛んできた。「火のカーテン」にくるまれ顔と手にやけどを負った。
1年ほどで退院したが、やけどの痕は好奇の目にさらされた。バスの一番後ろの席に座ると、両脇の乗客が皆振り返る。ツネさんは息子を守るように乗客をにらみ返した。
「苦労の日々なんてもんじゃない」と振り返る善孝さんは現在家族と穏やかに暮らす。
「事故への怒りはあるよ。でもいつまでも根に持っていてもしょうがない」と前を向く。
白いやけどの痕は日に焼けて小麦色になった。
自宅上空は今も米軍機が爆音をまき散らして飛び交う。第一次嘉手納爆音訴訟には参加したが、住宅防音工事を仕事としているため関わらなくなった。
「この仕事で食ってるから。沖縄にいる限り基地と関わるのはしょうがない」。明るい笑顔の底に複雑な思いがにじんだ。
琉球新報

事故を振り返る金城善孝さん(右)と母ツネさん
=5日、うるま市川崎のツネさん宅
【うるま】
1961年に具志川村川崎(現うるま市川崎)で起きた米軍ジェット機墜落事故から7日で50年を迎えた。
被害者と遺族は、今も事故の傷跡を背負いながらそれぞれの人生を生きている。
「これがワッター孝坊?」。事故当日夕、金城ツネさん(89)は北谷町の米陸軍病院で面会した息子善孝さん(57)を見て、ぼうぜんと立ち尽くした。やけどで目の周りは腫れ上がり、皮膚は「灰をかぶったような色」になっていた。
事故発生時、善孝さんは交通事故に遭った同級生の親を呼びに走っていた。息切れして歩き出した善孝さんの目に、南から火を噴くジェット機が飛び込んだ。操縦士がパラシュートで脱出すると、機体は旋回して集落の方向へ。
地面に激突した機体から車ほどの大きさのエンジンが善孝さんの5メートル後ろに飛んできた。「火のカーテン」にくるまれ顔と手にやけどを負った。
1年ほどで退院したが、やけどの痕は好奇の目にさらされた。バスの一番後ろの席に座ると、両脇の乗客が皆振り返る。ツネさんは息子を守るように乗客をにらみ返した。
「苦労の日々なんてもんじゃない」と振り返る善孝さんは現在家族と穏やかに暮らす。
「事故への怒りはあるよ。でもいつまでも根に持っていてもしょうがない」と前を向く。
白いやけどの痕は日に焼けて小麦色になった。
自宅上空は今も米軍機が爆音をまき散らして飛び交う。第一次嘉手納爆音訴訟には参加したが、住宅防音工事を仕事としているため関わらなくなった。
「この仕事で食ってるから。沖縄にいる限り基地と関わるのはしょうがない」。明るい笑顔の底に複雑な思いがにじんだ。
琉球新報
文科省に3万超の署名 (八重山・OKINAWA)
「東京書籍、無償給与を」
住民、文科省に3万超の署名
【東京】
八重山教科書採択問題で八重山地区の住民代表が7日、文部科学省の城井崇政務官に対し、東京書籍を採択した竹富町教育委員会の決定を認めて無償で教科書を給与するよう要請し、3万2786人分の署名を手渡した。
城井政務官は「大臣、副大臣に伝える」と述べるにとどめた。瑞慶覧長敏衆院議員が同行した。
要請に先立ち、住民代表と文科省初等中等教育局教科書課の担当者が面談。この席で文科省側は、竹富町に教科書採択の判断を迫り、その結果報告を求める県教育委員会宛ての12月2日付文書について、地方教育行政の組織および運営に関する法律(地教行法)第48条の「指導」に当たると明言。県と竹富町に指導内容の履行を促す考えを示した。文科省は2日の琉球新報の取材に対して「指導に当たらない」と説明していた。
そのほか民主党の高井美穂要請本部副本部長にも要請。高井氏は要請団が指摘する問題点に関心を示していたという。参議院議員会館で報告集会も開かれた。
住民らが提出した署名は「子どものための教科書を考える保護者の会」が集めた3万870人分と「竹富町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会」が集めた1916人分。
琉球新報
住民、文科省に3万超の署名
【東京】
八重山教科書採択問題で八重山地区の住民代表が7日、文部科学省の城井崇政務官に対し、東京書籍を採択した竹富町教育委員会の決定を認めて無償で教科書を給与するよう要請し、3万2786人分の署名を手渡した。
城井政務官は「大臣、副大臣に伝える」と述べるにとどめた。瑞慶覧長敏衆院議員が同行した。
要請に先立ち、住民代表と文科省初等中等教育局教科書課の担当者が面談。この席で文科省側は、竹富町に教科書採択の判断を迫り、その結果報告を求める県教育委員会宛ての12月2日付文書について、地方教育行政の組織および運営に関する法律(地教行法)第48条の「指導」に当たると明言。県と竹富町に指導内容の履行を促す考えを示した。文科省は2日の琉球新報の取材に対して「指導に当たらない」と説明していた。
そのほか民主党の高井美穂要請本部副本部長にも要請。高井氏は要請団が指摘する問題点に関心を示していたという。参議院議員会館で報告集会も開かれた。
住民らが提出した署名は「子どものための教科書を考える保護者の会」が集めた3万870人分と「竹富町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会」が集めた1916人分。
琉球新報
宿泊特化ホテル 新規開業相次ぐ (沖縄)
宿泊特化ホテル 那覇市内で新規開業相次ぐ
那覇市内で宿泊特化型ホテルの新規開業が相次ぎ、ホテル間の低価格競争に拍車が掛かっている。
観光情報サイトを運営するパムによると、昨年度から4施設が開業し、客室数は約1000室増加した。来年の新規開業もあり、客室数はさらに増える見込み。新規ホテルは、値ごろ感を前面に打ち出すこれまでの宿泊特化型ホテルとは異なり高級感も兼ね備えているため、低価格競争は中小ホテルだけでなくシティーホテルにも波及しているようだ。(榮門琴音)
新規ホテルの開業計画が持ち上がったのは、観光の先行きに期待感のあった2009年のリーマン・ショック以前。りゅうぎん総合研究所によると、リーマン・ショック以後にリゾートホテルの開業計画が取りやめになるケースはあったが、初期投資が比較的安い宿泊特化型ホテルの開業計画は続行した背景があるという。
新規開業したのは、ダイワロイネットホテル県庁前・那覇国際通り・那覇おもろまちと西鉄リゾートイン那覇(久米)の計4施設。来春にはリーガロイヤルグラン沖縄(旭町)が加わる。共通するのは、ビジネス客をターゲットにしたこれまでの宿泊特化型とは異なり、レジャー客を意識して高級感を打ち出している点だ。沖縄振興開発金融公庫調査・政策評価課の玉那覇通男課長は「ハイエンドの施設も出てきているので、価格帯が重なる既存のシティーホテルにも影響が出てきている」と話す。
一方、県外から進出してきた新規ホテルは、モノレール駅に近い立地と全国ネットワークを生かして集客し、電話やインターネットで予約を受ける直販体制を確立してコストを抑制。ある施設では客単価8000円と客室稼働率65%を損益分岐の目安とし、高収益をあげる強気のモデルになっているのも特徴の一つに挙げられる。
県統計の10月入域観光客数は前年同月比4・5%増で11カ月ぶりに上回った。日本銀行那覇支店調査の那覇市内主要ホテルの10月客室稼働率は6・4ポイント上昇の71・4%だったが、シティーホテルの経営者は「地元のホテルに実感はない。むしろ輪をかけて厳しくなっている」と話す。
りゅうぎん総合研究所調査部の久高豊部長は「1年余りで1000室増加は多い。観光が回復に向かう段階で供給が増え、客は新しい施設に流れている。観光客数が順調に増えなければ全体がもうかる状況にはならない」と分析。玉那覇課長は「団体客から個人客にシフトしてきているので、差別化に取り組めば既存ホテルにも需要を取り込める可能性はある」としている。
沖縄タイムス
那覇市内で宿泊特化型ホテルの新規開業が相次ぎ、ホテル間の低価格競争に拍車が掛かっている。
観光情報サイトを運営するパムによると、昨年度から4施設が開業し、客室数は約1000室増加した。来年の新規開業もあり、客室数はさらに増える見込み。新規ホテルは、値ごろ感を前面に打ち出すこれまでの宿泊特化型ホテルとは異なり高級感も兼ね備えているため、低価格競争は中小ホテルだけでなくシティーホテルにも波及しているようだ。(榮門琴音)
新規ホテルの開業計画が持ち上がったのは、観光の先行きに期待感のあった2009年のリーマン・ショック以前。りゅうぎん総合研究所によると、リーマン・ショック以後にリゾートホテルの開業計画が取りやめになるケースはあったが、初期投資が比較的安い宿泊特化型ホテルの開業計画は続行した背景があるという。
新規開業したのは、ダイワロイネットホテル県庁前・那覇国際通り・那覇おもろまちと西鉄リゾートイン那覇(久米)の計4施設。来春にはリーガロイヤルグラン沖縄(旭町)が加わる。共通するのは、ビジネス客をターゲットにしたこれまでの宿泊特化型とは異なり、レジャー客を意識して高級感を打ち出している点だ。沖縄振興開発金融公庫調査・政策評価課の玉那覇通男課長は「ハイエンドの施設も出てきているので、価格帯が重なる既存のシティーホテルにも影響が出てきている」と話す。
一方、県外から進出してきた新規ホテルは、モノレール駅に近い立地と全国ネットワークを生かして集客し、電話やインターネットで予約を受ける直販体制を確立してコストを抑制。ある施設では客単価8000円と客室稼働率65%を損益分岐の目安とし、高収益をあげる強気のモデルになっているのも特徴の一つに挙げられる。
県統計の10月入域観光客数は前年同月比4・5%増で11カ月ぶりに上回った。日本銀行那覇支店調査の那覇市内主要ホテルの10月客室稼働率は6・4ポイント上昇の71・4%だったが、シティーホテルの経営者は「地元のホテルに実感はない。むしろ輪をかけて厳しくなっている」と話す。
りゅうぎん総合研究所調査部の久高豊部長は「1年余りで1000室増加は多い。観光が回復に向かう段階で供給が増え、客は新しい施設に流れている。観光客数が順調に増えなければ全体がもうかる状況にはならない」と分析。玉那覇課長は「団体客から個人客にシフトしてきているので、差別化に取り組めば既存ホテルにも需要を取り込める可能性はある」としている。
沖縄タイムス
2011-12-08
黒糖工場完成 (伊江島・沖縄)
伊江島に黒糖工場完成
関係者に施設が披露された伊江村黒糖工場の落成式
=7日、伊江村東江前
【伊江】
サトウキビの含蜜糖を製造する伊江村黒糖工場の落成式が7日行われ、村内外から約210人が出席した。県内の製糖工場では初めて、施設内の設備制御や調整、監視が可能な中央監視室を整備。
圧搾設備で搾られた残りかす(バガス)はボイラー燃料に利用する。大城勝正村長は「サトウキビを中心とした循環型農業を再構築し、地域経済の発展にも大きく寄与するものと思量する」と期待を込めた。
伊江村が北部振興策を活用し、総事業費約14億円で建設。指定管理者のJAおきなわが運営、日量50トンを製造する。工場は3階建てで延べ床面積は2217平方メートル。27人を雇用する予定。今期は耕作面積70ヘクタールで約3500トンの収穫を見込んでおり、来年1月13日ごろの稼働を目指す。
同村では、農家のサトウキビ離れに伴う原料不足で2004年に旧製糖工場が閉鎖。本島中部の製糖工場に海上輸送していたが、輸送コストが高く、生産者から村内での工場設置を要望する声が上がっていた。含蜜糖工場のある他市町村の同意を経て、収穫面積を90ヘクタール未満と上限を設けるなどの生産制限を条件に、建設が決まっていた。
沖縄タイムス

関係者に施設が披露された伊江村黒糖工場の落成式
=7日、伊江村東江前
【伊江】
サトウキビの含蜜糖を製造する伊江村黒糖工場の落成式が7日行われ、村内外から約210人が出席した。県内の製糖工場では初めて、施設内の設備制御や調整、監視が可能な中央監視室を整備。
圧搾設備で搾られた残りかす(バガス)はボイラー燃料に利用する。大城勝正村長は「サトウキビを中心とした循環型農業を再構築し、地域経済の発展にも大きく寄与するものと思量する」と期待を込めた。
伊江村が北部振興策を活用し、総事業費約14億円で建設。指定管理者のJAおきなわが運営、日量50トンを製造する。工場は3階建てで延べ床面積は2217平方メートル。27人を雇用する予定。今期は耕作面積70ヘクタールで約3500トンの収穫を見込んでおり、来年1月13日ごろの稼働を目指す。
同村では、農家のサトウキビ離れに伴う原料不足で2004年に旧製糖工場が閉鎖。本島中部の製糖工場に海上輸送していたが、輸送コストが高く、生産者から村内での工場設置を要望する声が上がっていた。含蜜糖工場のある他市町村の同意を経て、収穫面積を90ヘクタール未満と上限を設けるなどの生産制限を条件に、建設が決まっていた。
沖縄タイムス
「砂の剣」最高賞候補・比嘉慂(すすむ) (OKINAWA)
「砂の剣」最高賞候補 仏国際漫画祭
フランスで翻訳、出版された比嘉慂(すすむ)さんの漫画作品集「砂の剣(つるぎ)」(青林工芸舎・東京)が7日、来年1月に同国アングレームで開かれる第39回国際漫画祭の最高賞候補にノミネートされた。作品は沖縄戦を描いたもので、比嘉さんは「10年以上前の作品なので複雑な思いもあるが、海外で読まれ評価を受けたことはうれしい」と話している。(城間有)
同祭は漫画の“カンヌ”とも言われ、水木しげるさんが2007年に最高賞を受賞したことで知られる。今回は日本人作家の5作品を含む58作品がノミネートされている。
「砂の剣」は沖縄戦の理不尽さを人間の絆を通して描いた。1995年発売の初版を、昨年復刻し出版した青林工芸舎編集部の浅川満寛さんが、日本の漫画を翻訳出版しているフランスの出版社から作品の紹介を求められ同作品を推薦。ことしフランスで出版され、漫画祭最高賞候補に挙げられた。
比嘉さんは「欧州でコスチュームが映える漫画が主流の中、この作品が出版されることに、文化の懐の深さを感じる。描きたいと思っている沖縄の風土の空気感が伝わればうれしい」と話した。
浅川さんは「砂の剣」を紹介した理由について、「沖縄がたどってきた歴史を振り返りながら、沖縄の精神を見詰め直すことは、世界中にグローバリズムの弊害が起こっている現状から抜け出すための鍵になるのではないか」と語った。海外で広く読まれることを望む浅川さんは、「比嘉さんの漫画は単なるエンターテインメントを超えた力を持っている」と評価する。
基地問題を主題にした作品集「マブイ」も、来年同じフランスの出版社が出版する予定だ。
比嘉さんの漫画は、2006年に同じく沖縄戦を描いた「カジムヌガタイ」がイタリアで翻訳、出版されている。
沖縄タイムス
フランスで翻訳、出版された比嘉慂(すすむ)さんの漫画作品集「砂の剣(つるぎ)」(青林工芸舎・東京)が7日、来年1月に同国アングレームで開かれる第39回国際漫画祭の最高賞候補にノミネートされた。作品は沖縄戦を描いたもので、比嘉さんは「10年以上前の作品なので複雑な思いもあるが、海外で読まれ評価を受けたことはうれしい」と話している。(城間有)
同祭は漫画の“カンヌ”とも言われ、水木しげるさんが2007年に最高賞を受賞したことで知られる。今回は日本人作家の5作品を含む58作品がノミネートされている。
「砂の剣」は沖縄戦の理不尽さを人間の絆を通して描いた。1995年発売の初版を、昨年復刻し出版した青林工芸舎編集部の浅川満寛さんが、日本の漫画を翻訳出版しているフランスの出版社から作品の紹介を求められ同作品を推薦。ことしフランスで出版され、漫画祭最高賞候補に挙げられた。
比嘉さんは「欧州でコスチュームが映える漫画が主流の中、この作品が出版されることに、文化の懐の深さを感じる。描きたいと思っている沖縄の風土の空気感が伝わればうれしい」と話した。
浅川さんは「砂の剣」を紹介した理由について、「沖縄がたどってきた歴史を振り返りながら、沖縄の精神を見詰め直すことは、世界中にグローバリズムの弊害が起こっている現状から抜け出すための鍵になるのではないか」と語った。海外で広く読まれることを望む浅川さんは、「比嘉さんの漫画は単なるエンターテインメントを超えた力を持っている」と評価する。
基地問題を主題にした作品集「マブイ」も、来年同じフランスの出版社が出版する予定だ。
比嘉さんの漫画は、2006年に同じく沖縄戦を描いた「カジムヌガタイ」がイタリアで翻訳、出版されている。
沖縄タイムス
少女通し沖縄戦描く 漫画家の比嘉慂さん
少女通し沖縄戦描く 漫画家の比嘉慂さん

<「美童物語」第2巻発刊>「今につながる沖縄の風土を描きたい」
と話す比嘉慂さん=那覇市内の仕事場 (2008年9月5日)

1989年のデビューから沖縄戦や基地問題などを題材に作品を発表し続ける
漫画家・比嘉慂(すすむ)さん=那覇市=がこのほど、漫画雑誌「モーニング」
(講談社)に不定期連載した作品と書き下ろし作品を収録した「美童(みやらび)物語」第2巻を発刊した。
1巻に続き主人公は沖縄の少女たち。女学生のカマルや貧乏から糸満売りされたキヨらの目を通し、沖縄戦が始まる前の不穏な空気が漂う沖縄を描いた。比嘉さんは「資料や証言から物語を膨らませている」と話し、今後も少女たちの成長と沖縄の風土を描き続けることにしている。
比嘉さんは糸満売りについて「僕は親から生で話を聞いた世代。資料を読むと厳しいだけではなく、貧しい社会のセーフティーネットとしての役割も果たしていたようだ」と説明。「もう消えそうな自分たちの古層にあるウチナーンチュの“根っこ”をつかまえていたい。僕にとってそれは方言であり、糸満売りやジュリなど共同社会だ」と強調する。
前作から2巻が発行されるまでの間に「教科書検定意見撤回を求める9・29県民大会」が開かれるなど、沖縄戦を問い直す動きがあった。比嘉さんは「政治的、社会的にはいろいろあるが、沖縄が誇りを持っていることを描きたい。先人の生きていた風土の確かさを確認し、僕たちの物語をきちんと持てば、ぶれることはない」と話す。
「美童物語」は読者層が高めで、モーニング担当編集者は「沖縄で戦争というテーマはとっつきにくいと思われがちだが、古き良き映画のような深くて濃い内容の作品。読んでもらえれば確実に良さが分かる」と話す。比嘉さんは「社会や人間に関心を持ち始めた生意気盛りの少年少女たちに読んでもらいたい」とも。
第2巻には9歳で糸満売りされたキヨがカミアチネー(魚の行商)の技を覚えながら世間を学んでいく「糸満売り」姉の章・母の章、戦死者の魂(マブイ)を見た玉栄がユタに弟子入りする「ユタ」、そして夫を戦争で失ったアサが国に復讐(ふくしゅう)する「世を捨てよ」の4編を収録。執拗(しつよう)なまでに描き込まれた自然描写が沖縄の風土を醸し、作品世界を力強く支えている。比嘉さんは「今後、僕らの時代に重なる米軍統治時代についても描きたい」と意欲をみせた。(熊谷樹)
琉球新報

<「美童物語」第2巻発刊>「今につながる沖縄の風土を描きたい」
と話す比嘉慂さん=那覇市内の仕事場 (2008年9月5日)

1989年のデビューから沖縄戦や基地問題などを題材に作品を発表し続ける
漫画家・比嘉慂(すすむ)さん=那覇市=がこのほど、漫画雑誌「モーニング」
(講談社)に不定期連載した作品と書き下ろし作品を収録した「美童(みやらび)物語」第2巻を発刊した。
1巻に続き主人公は沖縄の少女たち。女学生のカマルや貧乏から糸満売りされたキヨらの目を通し、沖縄戦が始まる前の不穏な空気が漂う沖縄を描いた。比嘉さんは「資料や証言から物語を膨らませている」と話し、今後も少女たちの成長と沖縄の風土を描き続けることにしている。
比嘉さんは糸満売りについて「僕は親から生で話を聞いた世代。資料を読むと厳しいだけではなく、貧しい社会のセーフティーネットとしての役割も果たしていたようだ」と説明。「もう消えそうな自分たちの古層にあるウチナーンチュの“根っこ”をつかまえていたい。僕にとってそれは方言であり、糸満売りやジュリなど共同社会だ」と強調する。
前作から2巻が発行されるまでの間に「教科書検定意見撤回を求める9・29県民大会」が開かれるなど、沖縄戦を問い直す動きがあった。比嘉さんは「政治的、社会的にはいろいろあるが、沖縄が誇りを持っていることを描きたい。先人の生きていた風土の確かさを確認し、僕たちの物語をきちんと持てば、ぶれることはない」と話す。
「美童物語」は読者層が高めで、モーニング担当編集者は「沖縄で戦争というテーマはとっつきにくいと思われがちだが、古き良き映画のような深くて濃い内容の作品。読んでもらえれば確実に良さが分かる」と話す。比嘉さんは「社会や人間に関心を持ち始めた生意気盛りの少年少女たちに読んでもらいたい」とも。
第2巻には9歳で糸満売りされたキヨがカミアチネー(魚の行商)の技を覚えながら世間を学んでいく「糸満売り」姉の章・母の章、戦死者の魂(マブイ)を見た玉栄がユタに弟子入りする「ユタ」、そして夫を戦争で失ったアサが国に復讐(ふくしゅう)する「世を捨てよ」の4編を収録。執拗(しつよう)なまでに描き込まれた自然描写が沖縄の風土を醸し、作品世界を力強く支えている。比嘉さんは「今後、僕らの時代に重なる米軍統治時代についても描きたい」と意欲をみせた。(熊谷樹)
琉球新報
2011-12-07
多良間村児童生徒岩手へ (宮古島・沖縄)
被災地に元気を、多良間村児童生徒岩手へ

【多良間】
村立多良間小学校と中学校の児童・生徒8人が5日、 姉妹市である岩手県宮古市の児童生徒たちとの体験交流学習にむけて出発した。
全5泊6日の日程中、 6~9日は現地の受け入れ家族宅にホームステイしながらそれぞれの学校へ登校するなどして同市の歴史や文化について学ぶ。
この体験交流学習は、 1860年1月に多良間島に漂着した 「善宝丸」 の乗組員らを島の住民が看護し、 無事に宮古市へ送り帰した史実をきっかけに、 78年から相互訪問交流行われている。 今回出発した8人を含めて、 これまでに217人が交流体験学習に参加した。 来年の1月には宮古市の児童・生徒たちが多良間村を訪問する。
多良間空港で行われた出発式で、 小学生リーダーの仲本真妃さん (6年) は 「(現地で) お世話になる家族や小学校の友達に会うことが楽しみ。 岩手に行くのは初めてなので、 いろいろな体験をしたい」 と期待を膨らませていた。 引率する豊見山正教育長 (団長) は 「善宝丸の遭難を機に始まった交流の歴史を一歩進め、 両地域のつながりをさらに深いものにしたい」 と語った。
出発式には父母や学校関係者も駆けつけ生徒たちを激励。 参加する児童の父母代表であいさつした本村和也さんは 「今回の交流学習は宮古市の皆さんに元気を届けるという役割がある。 事前学習で学んだことをしっかりと守り、 頑張ってきてほしい」 と見送った。 福嶺常夫教育委員長、 中学校の永松才易校長も激励の言葉を送った。
宮古新報

【多良間】
村立多良間小学校と中学校の児童・生徒8人が5日、 姉妹市である岩手県宮古市の児童生徒たちとの体験交流学習にむけて出発した。
全5泊6日の日程中、 6~9日は現地の受け入れ家族宅にホームステイしながらそれぞれの学校へ登校するなどして同市の歴史や文化について学ぶ。
この体験交流学習は、 1860年1月に多良間島に漂着した 「善宝丸」 の乗組員らを島の住民が看護し、 無事に宮古市へ送り帰した史実をきっかけに、 78年から相互訪問交流行われている。 今回出発した8人を含めて、 これまでに217人が交流体験学習に参加した。 来年の1月には宮古市の児童・生徒たちが多良間村を訪問する。
多良間空港で行われた出発式で、 小学生リーダーの仲本真妃さん (6年) は 「(現地で) お世話になる家族や小学校の友達に会うことが楽しみ。 岩手に行くのは初めてなので、 いろいろな体験をしたい」 と期待を膨らませていた。 引率する豊見山正教育長 (団長) は 「善宝丸の遭難を機に始まった交流の歴史を一歩進め、 両地域のつながりをさらに深いものにしたい」 と語った。
出発式には父母や学校関係者も駆けつけ生徒たちを激励。 参加する児童の父母代表であいさつした本村和也さんは 「今回の交流学習は宮古市の皆さんに元気を届けるという役割がある。 事前学習で学んだことをしっかりと守り、 頑張ってきてほしい」 と見送った。 福嶺常夫教育委員長、 中学校の永松才易校長も激励の言葉を送った。
宮古新報
特大コブシメ8・4㌔、 (宮古島・沖縄)
特大コブシメ8・4㌔、大久保忠司さん釣り上げる

重量8.4㌔のコブシメを釣り上げた大久保さん(左)
=6日、 丸金ストアー
コウイカ科の仲間で最大重量12㌔程度に達するといわれる 「コブシメ」
(方言名・クブシミ) の超大型サイズが5日、 釣り上げられた。
釣人は釣りクラブ 「宮古島磯釣研究会・極」 の大久保忠司さんで、 獲物は県記録として認定されている8・6㌔ (博愛漁港) に迫る8・4㌔だった。
大久保さんは2008年の12月に自身が樹立した当時の県記録 (8・2㌔) を200㌘上回る釣果に満面の笑みを見せていた。
大久保さんは5日午前、 ドライブがてらに立ち寄った来間島で 「何か掛からないかな」 程度の感覚で餌木を投げた。 数投で竿先にズッシリとした重みを感じ、 相手の抵抗に耐えて足元まで寄せ、 無事にタモ入れした。 海面から顔を出したのは8・4㌔のビッグサイズだった。
以前に県記録を樹立するも、 わずか1日で記録を塗り替えられるという悔しい思いをした大久保さん。 今回、 さらなる記録更新はならなかったが、 自己最高を上回るサイズに満足した表情を見せていた。
宮古新報

重量8.4㌔のコブシメを釣り上げた大久保さん(左)
=6日、 丸金ストアー
コウイカ科の仲間で最大重量12㌔程度に達するといわれる 「コブシメ」
(方言名・クブシミ) の超大型サイズが5日、 釣り上げられた。
釣人は釣りクラブ 「宮古島磯釣研究会・極」 の大久保忠司さんで、 獲物は県記録として認定されている8・6㌔ (博愛漁港) に迫る8・4㌔だった。
大久保さんは2008年の12月に自身が樹立した当時の県記録 (8・2㌔) を200㌘上回る釣果に満面の笑みを見せていた。
大久保さんは5日午前、 ドライブがてらに立ち寄った来間島で 「何か掛からないかな」 程度の感覚で餌木を投げた。 数投で竿先にズッシリとした重みを感じ、 相手の抵抗に耐えて足元まで寄せ、 無事にタモ入れした。 海面から顔を出したのは8・4㌔のビッグサイズだった。
以前に県記録を樹立するも、 わずか1日で記録を塗り替えられるという悔しい思いをした大久保さん。 今回、 さらなる記録更新はならなかったが、 自己最高を上回るサイズに満足した表情を見せていた。
宮古新報
住民待望の共同売店がオープン (与那国・沖縄)
共同売店がオープン 住民待望、比川集落内に

【与那国】
生活必需品を取り扱う店がない比川集落内に4日、住民待望の共同売店が完成しオープンセレモニーに続き、公民館で開店祝賀会が行われた。
売店は、町が地域活性化・経済危機対策事業を導入して2900万円をかけて完成。比川自治公民館が、町の指定管理を受け地域が運営する初の試み。共同売店の開店により、人や物の流れが変わるのではないかと地域住民は期待している。
同集落では、営業していた個人店が10年ほど前に店じまい。住民らは4キロ離れた他集落の店に行くなど、不便と経済的負担を強いられていた。
店舗は58.32平方メートル、店内に休憩所やトイレを完備。駐車場は9台が駐車できる。共同売店は、比川小児童らが彫刻刀でレリーズの看板を作った。
店内には島野菜や菓子類、洗剤、文具、飲料水類などが置かれ、貸し出しする文庫コーナーもある。
セレモニーで外間守吉町長は「これから気軽に買い物ができる。地域の繁栄と売店の繁盛を期待します」とあいさつ。根本長亮館長は「長年の念願がかなった。地域おこしの拠点になればいい」と完成を喜んだ。
住民の牧野トヨ子さん(88)は「よその村へ買い物にいくのが大変だったが今は下駄ばきで行ける」と喜びを隠せない。前底かつるさん(45)は「品数が増え、営業時間が延びるといい」と言い、売店が近くにあって助かると話した。(田頭政英通信員)
八重山毎日新聞

【与那国】
生活必需品を取り扱う店がない比川集落内に4日、住民待望の共同売店が完成しオープンセレモニーに続き、公民館で開店祝賀会が行われた。
売店は、町が地域活性化・経済危機対策事業を導入して2900万円をかけて完成。比川自治公民館が、町の指定管理を受け地域が運営する初の試み。共同売店の開店により、人や物の流れが変わるのではないかと地域住民は期待している。
同集落では、営業していた個人店が10年ほど前に店じまい。住民らは4キロ離れた他集落の店に行くなど、不便と経済的負担を強いられていた。
店舗は58.32平方メートル、店内に休憩所やトイレを完備。駐車場は9台が駐車できる。共同売店は、比川小児童らが彫刻刀でレリーズの看板を作った。
店内には島野菜や菓子類、洗剤、文具、飲料水類などが置かれ、貸し出しする文庫コーナーもある。
セレモニーで外間守吉町長は「これから気軽に買い物ができる。地域の繁栄と売店の繁盛を期待します」とあいさつ。根本長亮館長は「長年の念願がかなった。地域おこしの拠点になればいい」と完成を喜んだ。
住民の牧野トヨ子さん(88)は「よその村へ買い物にいくのが大変だったが今は下駄ばきで行ける」と喜びを隠せない。前底かつるさん(45)は「品数が増え、営業時間が延びるといい」と言い、売店が近くにあって助かると話した。(田頭政英通信員)
八重山毎日新聞
民宿で修学旅行受け入れ 竹富島 (八重山・沖縄)
民宿で修学旅行受け入れ 竹富島
民宿組合が企画、来まで16団体年末予約

【竹富】
修学旅行シーズンが本格化する中、竹富島の民宿8軒で構成されている竹富島民宿組合(大浜勝組合長)では8日から、100人規模の修学旅行受け入れが始まる。
修学旅行生を各民宿に分散して宿泊する手法を取り入れたもので、すでに来年12月まで予約が入っており、16団体、約1900人が修学旅行を予定。
受け入れ手法も定着しており、民宿で修学旅行を受け入れるニーズが高まっている。
小規模宿泊施設が共同して大規模な修学旅行を受け入れる取り組みは、公民館長の上勢頭芳徳さんが窓口となって12年前から取り組んできた。
大規模な学校では一度に200人を超えることもあり、受け入れが難しい状況もある。その場合は学校側で班分けしてもらい、100人~160人で日程を変えて各民宿に泊まることになる。
これまでの修学旅行は石垣市内に宿泊し、各離島は日帰りで巡ることが多かった。上勢頭さんは「ぞろぞろと来て自転車で回って、(石垣に)帰って行くだけでは修学旅行にはならないのではないか」と指摘する。
食事は砂浜でバーベキューやバイキング方式を実施。各民宿の共同した取り組みに「日ごろは競争している民宿同士が共同で修学旅行を受け入れることは地域づくりにも有効だ。うつぐみの心が発揮される場にもなっている」と話した。
民宿での修学旅行受け入れは学校側にも好評で毎年訪れている学校も多い。上勢頭さんは「西表島の自然体験もニーズは高い。町内全域で民宿組合を作って全体で受け入れられたらと思う」と今後の展開に期待を寄せた。
八重山毎日新聞
民宿組合が企画、来まで16団体年末予約

【竹富】
修学旅行シーズンが本格化する中、竹富島の民宿8軒で構成されている竹富島民宿組合(大浜勝組合長)では8日から、100人規模の修学旅行受け入れが始まる。
修学旅行生を各民宿に分散して宿泊する手法を取り入れたもので、すでに来年12月まで予約が入っており、16団体、約1900人が修学旅行を予定。
受け入れ手法も定着しており、民宿で修学旅行を受け入れるニーズが高まっている。
小規模宿泊施設が共同して大規模な修学旅行を受け入れる取り組みは、公民館長の上勢頭芳徳さんが窓口となって12年前から取り組んできた。
大規模な学校では一度に200人を超えることもあり、受け入れが難しい状況もある。その場合は学校側で班分けしてもらい、100人~160人で日程を変えて各民宿に泊まることになる。
これまでの修学旅行は石垣市内に宿泊し、各離島は日帰りで巡ることが多かった。上勢頭さんは「ぞろぞろと来て自転車で回って、(石垣に)帰って行くだけでは修学旅行にはならないのではないか」と指摘する。
食事は砂浜でバーベキューやバイキング方式を実施。各民宿の共同した取り組みに「日ごろは競争している民宿同士が共同で修学旅行を受け入れることは地域づくりにも有効だ。うつぐみの心が発揮される場にもなっている」と話した。
民宿での修学旅行受け入れは学校側にも好評で毎年訪れている学校も多い。上勢頭さんは「西表島の自然体験もニーズは高い。町内全域で民宿組合を作って全体で受け入れられたらと思う」と今後の展開に期待を寄せた。
八重山毎日新聞
2011-12-06
「観光、受け皿整備を」 “百度”の陳氏、(沖縄)
「観光、受け皿整備を」
“百度”の陳氏、県内視

中国人客の確保や中国市場への展開で協力関係を結んだ中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」の陳海騰駐日首席代表(右)とみずほ銀行那覇支店の宮本秀行支店長
=2日、那覇空港
中国でネット検索シェアの83%を占める最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」(中国、張東晨社長)の陳海騰駐日首席代表が1日から3日まで来県し、県首脳や県内企業代表者らと面談した。
中国側から見た沖縄観光について、陳首席代表は「数次ビザ(査証)は今がチャンス。しかし中国人にとって沖縄は通過点に過ぎず、沖縄にお金が落ちていない。
もっと受け皿を整備しないといけない」と述べ、中国側のニーズを把握した対応の必要性を強調した。
9月に中国人客の獲得や中国市場への展開についてみずほ銀行と協力関係構築に合意したことを受け、最初の視察地として沖縄を訪れた。
県庁や沖縄観光コンベンションビューローのほか、県内企業など約20団体と面談。2012年の日中友好40周年、沖縄の本土復帰40年を前に、中国人観光客の数次ビザ発給や中国との直行便開設などの環境整備を受けて、同社のサービスを説明した。
陳首席代表は沖縄国際大学に2年半留学していた経歴から「沖縄は第二の古里。国土交通省の観光大使の私をもっと活用していい」と沖縄への思い入れも強い。
中国側から見た沖縄のイメージについて「海がきれいな所。だが報道で観光地としてよりは基地がある問題が大きく、中国からは入りにくい」と説明した。
中国国内では海外の観光地として、モルディブがウエディングリゾートとして群を抜いて大人気。沖縄は北海道や韓国・済州島と競っている状況だという。
陳首席代表は他地域と差別化するための戦略が必要だと強調した。
百度の検索画面の上部に社アドレスを掲載する「リスティング広告」には日本企業も登録しており、楽天トラベルは中国内間のホテル手配などで昨年度から予約件数が8倍と実績を上げているという。
沖縄タイムス
“百度”の陳氏、県内視

中国人客の確保や中国市場への展開で協力関係を結んだ中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」の陳海騰駐日首席代表(右)とみずほ銀行那覇支店の宮本秀行支店長
=2日、那覇空港
中国でネット検索シェアの83%を占める最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」(中国、張東晨社長)の陳海騰駐日首席代表が1日から3日まで来県し、県首脳や県内企業代表者らと面談した。
中国側から見た沖縄観光について、陳首席代表は「数次ビザ(査証)は今がチャンス。しかし中国人にとって沖縄は通過点に過ぎず、沖縄にお金が落ちていない。
もっと受け皿を整備しないといけない」と述べ、中国側のニーズを把握した対応の必要性を強調した。
9月に中国人客の獲得や中国市場への展開についてみずほ銀行と協力関係構築に合意したことを受け、最初の視察地として沖縄を訪れた。
県庁や沖縄観光コンベンションビューローのほか、県内企業など約20団体と面談。2012年の日中友好40周年、沖縄の本土復帰40年を前に、中国人観光客の数次ビザ発給や中国との直行便開設などの環境整備を受けて、同社のサービスを説明した。
陳首席代表は沖縄国際大学に2年半留学していた経歴から「沖縄は第二の古里。国土交通省の観光大使の私をもっと活用していい」と沖縄への思い入れも強い。
中国側から見た沖縄のイメージについて「海がきれいな所。だが報道で観光地としてよりは基地がある問題が大きく、中国からは入りにくい」と説明した。
中国国内では海外の観光地として、モルディブがウエディングリゾートとして群を抜いて大人気。沖縄は北海道や韓国・済州島と競っている状況だという。
陳首席代表は他地域と差別化するための戦略が必要だと強調した。
百度の検索画面の上部に社アドレスを掲載する「リスティング広告」には日本企業も登録しており、楽天トラベルは中国内間のホテル手配などで昨年度から予約件数が8倍と実績を上げているという。
沖縄タイムス
中国から結婚バルーン ・黒島に(八重山・沖縄)
中国から結婚バルーン
ハートアイランド・黒島に着陸

【黒島】
保里と伊古を結ぶ町道沿いの牧場に3日、中国語で
書かれた「結婚祝い」アドバルーンが着陸した。
発見したのは保里に住む宮良寿さん。宮良さんは黒島研究所(若月元樹所長)に通報。職員が回収して調べたところ、気球部分は縦2.5メートル、横2メートル。文字が書かれた部分は全長6メートル、幅57センチあり、「祝新郎王友才新娘○○琴結婚之喜!姨父金成富」と、結婚を祝う言葉が記されていた。
方言調査のために黒島研究所に滞在している大阪大学大学院文学研究科の原田走一郎さんは、「中国本土の簡体字が使われているこから、中国本土から飛んできたのではないか」と見ている。
発見者の宮良さんは「新郎新婦にアドバルーンが黒島に飛んできたと伝わったら新婚旅行で黒島に来てくれるかも知れない」と、ハートアイランド黒島へのアドバルーン落下を喜んでいた。(黒島通信員)
八重山毎日新聞
ハートアイランド・黒島に着陸

【黒島】
保里と伊古を結ぶ町道沿いの牧場に3日、中国語で
書かれた「結婚祝い」アドバルーンが着陸した。
発見したのは保里に住む宮良寿さん。宮良さんは黒島研究所(若月元樹所長)に通報。職員が回収して調べたところ、気球部分は縦2.5メートル、横2メートル。文字が書かれた部分は全長6メートル、幅57センチあり、「祝新郎王友才新娘○○琴結婚之喜!姨父金成富」と、結婚を祝う言葉が記されていた。
方言調査のために黒島研究所に滞在している大阪大学大学院文学研究科の原田走一郎さんは、「中国本土の簡体字が使われているこから、中国本土から飛んできたのではないか」と見ている。
発見者の宮良さんは「新郎新婦にアドバルーンが黒島に飛んできたと伝わったら新婚旅行で黒島に来てくれるかも知れない」と、ハートアイランド黒島へのアドバルーン落下を喜んでいた。(黒島通信員)
八重山毎日新聞
2011-12-05
世持御嶽に世果報雨 竹富島種子取祭 (八重山・沖縄)
世持御嶽に世果報雨
竹富島種子取祭 奉納芸能
【竹富島=竹富】
600年以上続く国指定無形重要文化財の種子取祭(タナドゥイ)のクライマックスとなる奉納芸能が1、2の両日、竹富島の世持御嶽で行われた。
初日は雨、2日目は晴れとなり、竹富公民館の上勢頭芳徳館長は「世果報(ゆがふ)雨の後に晴れ、縁起が良い」と喜んだ。狂言、踊りなど約70演目が披露された2日間の様子を写真で振り返る。
村の役人が天人から作物の種と育て方を授かる
狂言「天人(アマンチ)」=2日、竹富島の世持御嶽

しなやかでゆったりした踊り「仲良田節」
=2日、竹富島の世持御嶽

豊作を喜び、子や孫を引き連れて役人と神様に報告する狂言「世曳き(ユーヒキ)」=1日、竹富島の世持御嶽

迫力ある立ち回りで観客を魅了した組踊「父子忠臣」=2日、竹富島の世持御嶽
琉球新報
竹富島種子取祭 奉納芸能
【竹富島=竹富】
600年以上続く国指定無形重要文化財の種子取祭(タナドゥイ)のクライマックスとなる奉納芸能が1、2の両日、竹富島の世持御嶽で行われた。
初日は雨、2日目は晴れとなり、竹富公民館の上勢頭芳徳館長は「世果報(ゆがふ)雨の後に晴れ、縁起が良い」と喜んだ。狂言、踊りなど約70演目が披露された2日間の様子を写真で振り返る。

村の役人が天人から作物の種と育て方を授かる
狂言「天人(アマンチ)」=2日、竹富島の世持御嶽

しなやかでゆったりした踊り「仲良田節」
=2日、竹富島の世持御嶽

豊作を喜び、子や孫を引き連れて役人と神様に報告する狂言「世曳き(ユーヒキ)」=1日、竹富島の世持御嶽

迫力ある立ち回りで観客を魅了した組踊「父子忠臣」=2日、竹富島の世持御嶽
琉球新報
NAHAマラソン (OKINAWA)
NAHAマラソン:大中が初優勝

太陽と海とジョガーの祭典「第27回NAHAマラソン」が4日午前、開幕した。南部5市町を通る平和祈念コース(那覇市の旭橋交差点〜奥武山陸上競技場)の42・195キロで行われた。
初出場の大中健嗣(28)=京都府=が2時間25分1秒で優勝。女子も初出場の相川友香(27)=東京都=が2時間58分4秒(速報値)で頂点に立った。
大会には、県内外から2万3988人が出場。午前9時、女優の満島ひかりさんが、翁長雄志市長とともに「万国津梁之鐘」をつき、一斉にスタート。沿道では大勢の人が声援を送った。
沖縄タイムス

太陽と海とジョガーの祭典「第27回NAHAマラソン」が4日午前、開幕した。南部5市町を通る平和祈念コース(那覇市の旭橋交差点〜奥武山陸上競技場)の42・195キロで行われた。
初出場の大中健嗣(28)=京都府=が2時間25分1秒で優勝。女子も初出場の相川友香(27)=東京都=が2時間58分4秒(速報値)で頂点に立った。
大会には、県内外から2万3988人が出場。午前9時、女優の満島ひかりさんが、翁長雄志市長とともに「万国津梁之鐘」をつき、一斉にスタート。沿道では大勢の人が声援を送った。
沖縄タイムス
全米最優秀教師 ユニークな教え方 (OKINAWA)
安座間さん(豊見城出身)全米最優秀教師
ユニークな教え方評価

優秀な全米外国語教師で1位となった安座間喜治さん
(中央)=米国コロラド州デンバー市
豊見城市出身でカリフォルニア州北サリナス高校の日本語教師安座間喜治さん(41)が、このほど全米外国語教師6500人の中から、優秀な教師として1位に選ばれた。
「全米言語学協会(バージニア州)」が発表した。安座間さんの教え方のユニークさが評価された。
授賞式は11月18日、「全米言語教師連合会」がデンバーで開催した年間会議の中で行われた。安座間さんは2010年4月にカリフォルニア州の優れた外国語教師賞を受賞しており、今回一段上の全米級の受賞に二重の喜びをかみしめている。
最終選考に残ったのは5人。安座間さんのほかにはワシントン州のドイツ語教師、メリーランド州のフランス語教師、ミズーリ州のスペイン語教師、フロリダ州の中国語教師で、まさに国際レベルでの大きな名誉となった。
授賞式で安座間さんは「世界はなお一層深い協調精神と理解が必要になっている。私を毎日励ましてくれた生徒たちに深く感謝しています」とあいさつした。今後については「2012年は全米外国語教師会の代表として全米各地での講演、ワークショップなどで忙しくなるようだ。やはり、世界に通用する学生たちを育てていくには、まず教師の質の向上、外国語と外国文化を教えることの大切さを再確認していかなければいけない。沖縄の先生方とも将来交流が持てたらいいと思う」と話した。
安座間さんは豊見城南高校、昭和音楽大学卒業後、17年前に渡米し、カリフォルニア州立大学モントレー・ベイ校を卒業後教職についた。小・中・高で16年間の教師歴があり、北サリナス高校は2000年から教壇に立っている。
趣味はジャズピアノ、サーフィング、ハイキング。日本語を教えるための本も出版している。授賞式典には沖縄から母ケイ子さん、めいの安座間かのんさん(11)=高良小学校5年生=もお祝いに駆け付けた。
(当銘貞夫通信員)
琉球新報
ユニークな教え方評価

優秀な全米外国語教師で1位となった安座間喜治さん
(中央)=米国コロラド州デンバー市
豊見城市出身でカリフォルニア州北サリナス高校の日本語教師安座間喜治さん(41)が、このほど全米外国語教師6500人の中から、優秀な教師として1位に選ばれた。
「全米言語学協会(バージニア州)」が発表した。安座間さんの教え方のユニークさが評価された。
授賞式は11月18日、「全米言語教師連合会」がデンバーで開催した年間会議の中で行われた。安座間さんは2010年4月にカリフォルニア州の優れた外国語教師賞を受賞しており、今回一段上の全米級の受賞に二重の喜びをかみしめている。
最終選考に残ったのは5人。安座間さんのほかにはワシントン州のドイツ語教師、メリーランド州のフランス語教師、ミズーリ州のスペイン語教師、フロリダ州の中国語教師で、まさに国際レベルでの大きな名誉となった。
授賞式で安座間さんは「世界はなお一層深い協調精神と理解が必要になっている。私を毎日励ましてくれた生徒たちに深く感謝しています」とあいさつした。今後については「2012年は全米外国語教師会の代表として全米各地での講演、ワークショップなどで忙しくなるようだ。やはり、世界に通用する学生たちを育てていくには、まず教師の質の向上、外国語と外国文化を教えることの大切さを再確認していかなければいけない。沖縄の先生方とも将来交流が持てたらいいと思う」と話した。
安座間さんは豊見城南高校、昭和音楽大学卒業後、17年前に渡米し、カリフォルニア州立大学モントレー・ベイ校を卒業後教職についた。小・中・高で16年間の教師歴があり、北サリナス高校は2000年から教壇に立っている。
趣味はジャズピアノ、サーフィング、ハイキング。日本語を教えるための本も出版している。授賞式典には沖縄から母ケイ子さん、めいの安座間かのんさん(11)=高良小学校5年生=もお祝いに駆け付けた。
(当銘貞夫通信員)
琉球新報
沖縄紹介10年 浜盛さん、ラジオコーナー好評
社会 名古屋で沖縄紹介10年 浜盛さん、
ラジオコーナー好評

「チバリヨー沖縄」のパーソナリティーを務める
浜盛重則さん=名古屋市
中部日本放送(CBC、名古屋市)のラジオ番組「広瀬隆のラジオで行こう!」で沖縄を紹介するコーナー「チバリヨー沖縄」が、中断の危機を乗り越え、10年目に入っている。
パーソナリティーを務める与那国町出身の浜盛重則さん(61)=名古屋市=の「ハイサイ、浜ちゃんでーびる」の言葉と三線の早弾きで始まる人気コーナーだ。
2002年6月に始まった「チバリヨー沖縄」の歩みは決して平たんなものではなかった。不況のあおりを受け、県内のスポンサー撤退の話が出たのは10年の暮れのこと。
浜盛さんがCBCに掛け合い、スポンサー料を下げてもらうことで中断の危機を乗り越えたという。浜盛さんは「CBCも、このコーナーの人気を認識していたのではないか」と語る。
沖縄を離れて40年以上たつ浜盛さんだが、沖縄への思いは強い。「ウチナーに誇りをもっている。番組で沖縄の黄金(くがに)言葉や音楽、県産品を紹介することで、沖縄の観光業の発展に貢献したい」と話し「あと10年は続けたい」と意気込んだ。
琉球新報
ラジオコーナー好評

「チバリヨー沖縄」のパーソナリティーを務める
浜盛重則さん=名古屋市
中部日本放送(CBC、名古屋市)のラジオ番組「広瀬隆のラジオで行こう!」で沖縄を紹介するコーナー「チバリヨー沖縄」が、中断の危機を乗り越え、10年目に入っている。
パーソナリティーを務める与那国町出身の浜盛重則さん(61)=名古屋市=の「ハイサイ、浜ちゃんでーびる」の言葉と三線の早弾きで始まる人気コーナーだ。
2002年6月に始まった「チバリヨー沖縄」の歩みは決して平たんなものではなかった。不況のあおりを受け、県内のスポンサー撤退の話が出たのは10年の暮れのこと。
浜盛さんがCBCに掛け合い、スポンサー料を下げてもらうことで中断の危機を乗り越えたという。浜盛さんは「CBCも、このコーナーの人気を認識していたのではないか」と語る。
沖縄を離れて40年以上たつ浜盛さんだが、沖縄への思いは強い。「ウチナーに誇りをもっている。番組で沖縄の黄金(くがに)言葉や音楽、県産品を紹介することで、沖縄の観光業の発展に貢献したい」と話し「あと10年は続けたい」と意気込んだ。
琉球新報
2011-12-02
那覇大綱しめ縄を発売 (沖縄)
那覇大綱使用 しめ縄を発売 プロジェクト琉球

那覇大綱挽で使用されたわら綱を活用し商品化したしめ縄
総合商社の新垣通商(那覇市)の子会社で、アジアからの輸入製品の県内展開などを手掛けるプロジェクト琉球(那覇市、新垣龍太社長)は、那覇大綱挽のわら綱を使った正月用のしめ縄を開発した。
昨年少量販売だったが2日間で完売。高いニーズや売り上げの一部を那覇大綱挽保存会に寄付する目的などから今年は1200本の本格展開となった。
同保存会から化粧綱の提供を受け商品化した。新垣社長は「大綱挽の綱はカリー(嘉例)綱として、世界平和や無病息災、子孫繁栄などが祈願されており、県内では縁起綱として古くから祭られている」と説明。
「毎年約30万人の人々が集まり、さまざまな思いで綱を引き合っている。廃棄処分されていた綱を活用することは、これらの気持ちをしめ縄に残す意味合いもある。
綱挽の運用資金として少しでも役立てられるように寄付していく」と話した。
しめ縄は12月上旬からタウンプラザかねひで、ユニオンで販売される予定。1本3千円(税込み)。同保存会の証明書も付いている。
琉球新報

那覇大綱挽で使用されたわら綱を活用し商品化したしめ縄
総合商社の新垣通商(那覇市)の子会社で、アジアからの輸入製品の県内展開などを手掛けるプロジェクト琉球(那覇市、新垣龍太社長)は、那覇大綱挽のわら綱を使った正月用のしめ縄を開発した。
昨年少量販売だったが2日間で完売。高いニーズや売り上げの一部を那覇大綱挽保存会に寄付する目的などから今年は1200本の本格展開となった。
同保存会から化粧綱の提供を受け商品化した。新垣社長は「大綱挽の綱はカリー(嘉例)綱として、世界平和や無病息災、子孫繁栄などが祈願されており、県内では縁起綱として古くから祭られている」と説明。
「毎年約30万人の人々が集まり、さまざまな思いで綱を引き合っている。廃棄処分されていた綱を活用することは、これらの気持ちをしめ縄に残す意味合いもある。
綱挽の運用資金として少しでも役立てられるように寄付していく」と話した。
しめ縄は12月上旬からタウンプラザかねひで、ユニオンで販売される予定。1本3千円(税込み)。同保存会の証明書も付いている。
琉球新報
創作舞踊中心に新作も (OKINAWA)
創作舞踊中心に新作も 紫の会55周年公演

大きな弓矢を扱った一人舞で国頭の大主の雄々しさを表現した島袋光晴
=浦添市・国立劇場おきなわ
島袋本流紫の会創立55周年記念「島袋光晴松の公演~祝いの揃踏み」が11月27日、浦添市の国立劇場おきなわであった。喜寿を迎えた同会宗家光晴の創作舞踊を中心とした番組で、節目の公演を華やかに彩った。
幕開けは初代家元光裕への感謝の思いを込めた「石扇の花」。隊列の変化で群舞の妙を披露しつつ、ゆったりとした団扇の扱いが華やかな雰囲気を漂わせた。
光晴は琉球民話に基づき構成・作舞した新作「夜討ち」で登場。国頭の大主(光晴)は真壁按司の名馬を手に入れるため按司を滅ぼす。按司の息子、亀千代(漢那七子)と金松(島袋秀乃)は大主が狩りに出掛けたことを知り、そこで敵討ちを果たすという筋立て。
組踊の様式を取り入れた創作で、光晴のおはこ芸「波平大主道行口説」を連想させた。光晴は朗々とした唱えと巨大な弓矢を力強く扱う所作で、大主の力を十分に誇示した。大主の家来、平田の子役に平田智之、きやうちやこ持に上間風花。
琉球舞踊の代表的な小道具「手巾」をテーマに4人の男女の恋心や情けを表現する光晴の代表作「糸おりの綾」には、同会3代目家元の秀乃と漢那、山里孝子、比嘉睦江が出演。一人舞でそれぞれの個性を発揮した。古典舞踊では島袋恵美子「瓦屋」が気品をにじませる手踊を見せた。
フィナーレは舞踊喜歌劇「豊年」(親泊興照作、光晴構成演出)。農民夫婦(佐辺良和、秀乃)と漁民夫婦(嘉数道彦、座喜味米子)の伴侶自慢がきっかけで口論になり、それに男たちの父親(光晴、八木政男)も加わるドタバタ劇。光晴と八木の小気味よい口説で観客を引き付けた。
地謡は比嘉康春、新垣俊道、仲村逸夫、喜納吏一(歌三線)、赤嶺和子(箏)、嘉数世勲(笛)、又吉真也(胡弓)、金城盛松(太鼓)、野田裕子(鳴り物)。
沖縄タイムス

大きな弓矢を扱った一人舞で国頭の大主の雄々しさを表現した島袋光晴
=浦添市・国立劇場おきなわ
島袋本流紫の会創立55周年記念「島袋光晴松の公演~祝いの揃踏み」が11月27日、浦添市の国立劇場おきなわであった。喜寿を迎えた同会宗家光晴の創作舞踊を中心とした番組で、節目の公演を華やかに彩った。
幕開けは初代家元光裕への感謝の思いを込めた「石扇の花」。隊列の変化で群舞の妙を披露しつつ、ゆったりとした団扇の扱いが華やかな雰囲気を漂わせた。
光晴は琉球民話に基づき構成・作舞した新作「夜討ち」で登場。国頭の大主(光晴)は真壁按司の名馬を手に入れるため按司を滅ぼす。按司の息子、亀千代(漢那七子)と金松(島袋秀乃)は大主が狩りに出掛けたことを知り、そこで敵討ちを果たすという筋立て。
組踊の様式を取り入れた創作で、光晴のおはこ芸「波平大主道行口説」を連想させた。光晴は朗々とした唱えと巨大な弓矢を力強く扱う所作で、大主の力を十分に誇示した。大主の家来、平田の子役に平田智之、きやうちやこ持に上間風花。
琉球舞踊の代表的な小道具「手巾」をテーマに4人の男女の恋心や情けを表現する光晴の代表作「糸おりの綾」には、同会3代目家元の秀乃と漢那、山里孝子、比嘉睦江が出演。一人舞でそれぞれの個性を発揮した。古典舞踊では島袋恵美子「瓦屋」が気品をにじませる手踊を見せた。
フィナーレは舞踊喜歌劇「豊年」(親泊興照作、光晴構成演出)。農民夫婦(佐辺良和、秀乃)と漁民夫婦(嘉数道彦、座喜味米子)の伴侶自慢がきっかけで口論になり、それに男たちの父親(光晴、八木政男)も加わるドタバタ劇。光晴と八木の小気味よい口説で観客を引き付けた。
地謡は比嘉康春、新垣俊道、仲村逸夫、喜納吏一(歌三線)、赤嶺和子(箏)、嘉数世勲(笛)、又吉真也(胡弓)、金城盛松(太鼓)、野田裕子(鳴り物)。
沖縄タイムス
池間島元気に 高齢者と修学旅行生(宮古島・沖縄)
民泊で池間島元気に 高齢者宅に修学旅行生

池間島での民泊入村式で受け入れ民家の高齢者と対面する
修学旅行生=宮古島市・池間離島振興センター
【池間島=宮古島】
離島の民家で修学旅行生を受け入れ、高齢者の介護予防と生徒の離島体験を結びつける取り組みが、宮古島市の池間島で始まった。
11月23日には兵庫県の神崎工業高校の生徒55人が修学旅行中に池間島で
1泊民泊。本格的な受け入れを開始した。関係者は「島の活性化につながれば」
と期待を込める。
青少年と交流することで高齢者は介護予防をしながら、
修学旅行生には離島体験をしてもらおうとの企画。
民泊は、宮古島観光協会と小規模多機能型居宅介護事業所
「きゅーぬふから舎」が共同で実施。
観光協会が旅行社や各学校と調整し、「きゅーぬふから舎」が受け入れ
窓口となって民泊家庭の紹介をする。
これまで十数戸が民泊に必要な旅館業法の許可を取得した。
来年度はすでに17校約5000人の宿泊予約が舞い込んでおり、
関係者は期待を寄せている。
同日は池間離島振興センターで入村式が行われ、生徒が各グループごとに受け入れ民家の高齢者と対面。観光協会の池間隆守専務は「県内でも宮古の海は一番きれい。島で生活体験交流し、社会人になっても来てほしい」とあいさつ。
「きゅーぬふから舎」を運営する「いけま福祉支援センター」の前泊博美理事長は「人の温かい心が島の宝。宿泊先のお父さん、お母さんをよろしくお願いします」と呼び掛けた。
生徒を代表して同校3年生の上田達也さんは「兵庫には沖縄出身者が多いが生活習慣などをほとんど知らない。共に生活することで有意義な時間を過ごしたい」と話した。
沖縄タイムス

池間島での民泊入村式で受け入れ民家の高齢者と対面する
修学旅行生=宮古島市・池間離島振興センター
【池間島=宮古島】
離島の民家で修学旅行生を受け入れ、高齢者の介護予防と生徒の離島体験を結びつける取り組みが、宮古島市の池間島で始まった。
11月23日には兵庫県の神崎工業高校の生徒55人が修学旅行中に池間島で
1泊民泊。本格的な受け入れを開始した。関係者は「島の活性化につながれば」
と期待を込める。
青少年と交流することで高齢者は介護予防をしながら、
修学旅行生には離島体験をしてもらおうとの企画。
民泊は、宮古島観光協会と小規模多機能型居宅介護事業所
「きゅーぬふから舎」が共同で実施。
観光協会が旅行社や各学校と調整し、「きゅーぬふから舎」が受け入れ
窓口となって民泊家庭の紹介をする。
これまで十数戸が民泊に必要な旅館業法の許可を取得した。
来年度はすでに17校約5000人の宿泊予約が舞い込んでおり、
関係者は期待を寄せている。
同日は池間離島振興センターで入村式が行われ、生徒が各グループごとに受け入れ民家の高齢者と対面。観光協会の池間隆守専務は「県内でも宮古の海は一番きれい。島で生活体験交流し、社会人になっても来てほしい」とあいさつ。
「きゅーぬふから舎」を運営する「いけま福祉支援センター」の前泊博美理事長は「人の温かい心が島の宝。宿泊先のお父さん、お母さんをよろしくお願いします」と呼び掛けた。
生徒を代表して同校3年生の上田達也さんは「兵庫には沖縄出身者が多いが生活習慣などをほとんど知らない。共に生活することで有意義な時間を過ごしたい」と話した。
沖縄タイムス
種子取祭 奉納芸能始まる (八重山・沖縄)
竹富島で種子取祭 奉納芸能始まる

威勢よく鍛冶を行い、農具を製作する姿を演じる狂言「鍛冶工」
=1日、竹富島・世持御嶽
【竹富島=竹富】
600年以上の伝統がある竹富町竹富島の最大行事、種子取祭(タナドゥイ)のハイライトとなる奉納芸能が1日、島の世持御嶽(ユームチオン)で始まった。
2日までの2日間で約70演目の芸能が奉納されるほか、家々を夜通し回る世乞い
(ユークイ)などで五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する。
国指定の重要無形民俗文化財。旧暦10月の甲申(きのえさる=トゥルッキ)の
祈願で始まり、10日間の期間中、島は郷友や観光客でにぎわう。
1日は、御嶽で朝からマミドーや馬乗者などの「庭の芸能」があった。その後、弥勒の入場で「舞台の芸能」が幕開け。島民や郷友が舞踊「種子取節」や狂言「鍛冶工(かざぐ)」などを披露した。
竹富公民館の上勢頭芳徳館長は「人頭税など厳しい歴史を乗り越えてきた中で生まれた芸能を、私たちは未来に引き継ぐ責任がある」と力を込めた。
沖縄タイムス

威勢よく鍛冶を行い、農具を製作する姿を演じる狂言「鍛冶工」
=1日、竹富島・世持御嶽
【竹富島=竹富】
600年以上の伝統がある竹富町竹富島の最大行事、種子取祭(タナドゥイ)のハイライトとなる奉納芸能が1日、島の世持御嶽(ユームチオン)で始まった。
2日までの2日間で約70演目の芸能が奉納されるほか、家々を夜通し回る世乞い
(ユークイ)などで五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する。
国指定の重要無形民俗文化財。旧暦10月の甲申(きのえさる=トゥルッキ)の
祈願で始まり、10日間の期間中、島は郷友や観光客でにぎわう。
1日は、御嶽で朝からマミドーや馬乗者などの「庭の芸能」があった。その後、弥勒の入場で「舞台の芸能」が幕開け。島民や郷友が舞踊「種子取節」や狂言「鍛冶工(かざぐ)」などを披露した。
竹富公民館の上勢頭芳徳館長は「人頭税など厳しい歴史を乗り越えてきた中で生まれた芸能を、私たちは未来に引き継ぐ責任がある」と力を込めた。
沖縄タイムス
「わした」が埼玉出店 (沖縄)
「わした」が埼玉出店 直営新規は7年ぶり

「開店と同時に大勢の人たちでにぎわう「わしたショップイオンレイクタウンKaze」
=1日、埼玉県越谷市
【東京】
県物産公社は1日、埼玉県越谷市に県産品販売の直営店
「わしたショップイオンレイクタウンKaze」を出店した。
直営店開店は7年ぶりで、東京・銀座店を除く関東では唯一の直営店。
JR駅に面した国内最大級の商業施設(約24万5千平方メートル)内にあり、
埼玉ほか北関東一円からの来店を見込む。
売り場面積は約170平方メートル。健康食品や今年人気を集める島野菜などの生鮮物、酒類、工芸品、書籍・CDなど約1500商品をそろえ、多数の家族連れを見込み、菓子のほかポーク、タコライスといった加工食品など定番を増やした。
同社営業部の米丸文洋店舗統括課長は「埼玉では初出店。東京都心からも1時間程度と近い。これまで北関東から銀座に来店する方も多かったが、沖縄をより身近に感じてもらえるのでは」と期待した。
初日は午前10時の開店時に数十人が列をつくり、「石垣島ラー油」などの限定販売商品は即座になくなった。直営店は沖縄2店を含めて計7店目。ほかに特約店が全国7店舗ある。
琉球新報

「開店と同時に大勢の人たちでにぎわう「わしたショップイオンレイクタウンKaze」
=1日、埼玉県越谷市
【東京】
県物産公社は1日、埼玉県越谷市に県産品販売の直営店
「わしたショップイオンレイクタウンKaze」を出店した。
直営店開店は7年ぶりで、東京・銀座店を除く関東では唯一の直営店。
JR駅に面した国内最大級の商業施設(約24万5千平方メートル)内にあり、
埼玉ほか北関東一円からの来店を見込む。
売り場面積は約170平方メートル。健康食品や今年人気を集める島野菜などの生鮮物、酒類、工芸品、書籍・CDなど約1500商品をそろえ、多数の家族連れを見込み、菓子のほかポーク、タコライスといった加工食品など定番を増やした。
同社営業部の米丸文洋店舗統括課長は「埼玉では初出店。東京都心からも1時間程度と近い。これまで北関東から銀座に来店する方も多かったが、沖縄をより身近に感じてもらえるのでは」と期待した。
初日は午前10時の開店時に数十人が列をつくり、「石垣島ラー油」などの限定販売商品は即座になくなった。直営店は沖縄2店を含めて計7店目。ほかに特約店が全国7店舗ある。
琉球新報
多彩な芸能 島彩る (竹富島・OKINAWA)
多彩な芸能 島彩る 竹富島で種子取祭

<種子取祭>あでやかな踊りを奉納する女性
=1日、竹富島の世持御嶽
【竹富島=竹富】
国の重要無形文化財に指定されている竹富島の種子取祭(タナドゥイ)の奉納芸能が1日、同島の世持御嶽で始まった。
600年以上続く伝統芸能を見ようと島内外から見物客が集まり、島はにぎわいを見せた。奉納芸能は2日まで行われ、約70演目の踊りや狂言が披露される。ことしは旧盆と節祭が重なった影響で80年ぶりの12月開催となった。
種子取祭は、まいた種が無事に育つことを祈願するため行われる。
祭りは10日間かけて行われ、奉納芸能は最も盛り上がりを見せる行事。初日は午前9時半から夕方まで、さまざまな演目が奉納された。
琉球新報

<種子取祭>あでやかな踊りを奉納する女性
=1日、竹富島の世持御嶽
【竹富島=竹富】
国の重要無形文化財に指定されている竹富島の種子取祭(タナドゥイ)の奉納芸能が1日、同島の世持御嶽で始まった。
600年以上続く伝統芸能を見ようと島内外から見物客が集まり、島はにぎわいを見せた。奉納芸能は2日まで行われ、約70演目の踊りや狂言が披露される。ことしは旧盆と節祭が重なった影響で80年ぶりの12月開催となった。
種子取祭は、まいた種が無事に育つことを祈願するため行われる。
祭りは10日間かけて行われ、奉納芸能は最も盛り上がりを見せる行事。初日は午前9時半から夕方まで、さまざまな演目が奉納された。
琉球新報
年末年始贈答用 (宮古島・沖縄)
高値取引期待、クルマエビ初出荷

2011年度産のクルマエビ出荷が1日、 はじまった。
同日午前、 平良高野漁港に隣接する宮古島漁業協同組合 (小禄貴英組合長) の養殖場で初出荷式が催され、 市や県の関係者も出席し、 贈答用利用など地産地消推進と、 本土市場における高評価を祈念した。
同漁協によると、 今季のクルマエビは形、 色付きともに昨年同様に良く、 高値取引が期待されている。
同日は築地をはじめ名古屋、 大阪、 京都、 福岡に計135㌔の初荷を送り出した。 来年7月までの生産量は25㌧を見込んでいる。
初出荷式で小禄組合長は、 「ことしも職員のがんばりで、 25㌧を目指している。 去年、 築地では県内産地でも高値で推移し、 600万円余の利益を上げている」 と述べるとともに、 年末年始における贈答用の利用を呼びかけた。

育成池から水揚げしたクルマエビを選別する
伊良部場長
県農林水産振興センターの仲宗根盛和所長は、 「築地でも高い評価を受け、 宮古島産品の知名度向上に寄与してる。
クルマエビは歳暮商品としてニーズも高く、 昨年度以上の売り込み、 営業に努力してほしい。 地産地消を推進し、 価格維持安定のためにも積極的にアピールしたい」 と述べた。
宮古島市の長濱政治副市長は、 「ここ3年ほどクルマエビ出荷は好調となっており、 この間の成果をしっかり検証して今後に生かしてほしい。 病気を出さないようしっかり育成し、 本土市場で高く売れるようにしてほしい」 と語った。
小禄組合長の音頭でバンザイ三唱しクルマエビを積み込んだトラックを送り出し、 出席者が市場での高値取引に期待した。
同養殖場は補助事業を導入して整備され、 13年を経過。 1999年には生産量34㌧と好調だったが、 3つある池のうち1つが漏水で休止となり、 加えて病気発生で2006年には11㌧にまで減少していた。 砂の入れ替えなどでここ数年は20㌧台を維持している。
伊良部昌也場長によると、 10年度産は前年度比1・5㌧増の24㌧で、 販売額は約8900万円だった。 11年度産は、 ことし7月下旬に2つの池に稚エビを入れて育成を開始。 天候の大きな影響もなく、 初出荷時の平均体長は15㌢とまずまずの大きさで、 色付きもいいという。
同漁協は4日午前11時から荷川取漁港の 「直売所inんきゃどら」 前で海の朝市を開催。 「活き車エビ」 を特売するほか、 串焼き、 ホットエビドッグの販売を予定している。
クルマエビに関する問い合わせは養殖場 (73・8484)、
同漁協 (72・2029) まで。
宮古新報

2011年度産のクルマエビ出荷が1日、 はじまった。
同日午前、 平良高野漁港に隣接する宮古島漁業協同組合 (小禄貴英組合長) の養殖場で初出荷式が催され、 市や県の関係者も出席し、 贈答用利用など地産地消推進と、 本土市場における高評価を祈念した。
同漁協によると、 今季のクルマエビは形、 色付きともに昨年同様に良く、 高値取引が期待されている。
同日は築地をはじめ名古屋、 大阪、 京都、 福岡に計135㌔の初荷を送り出した。 来年7月までの生産量は25㌧を見込んでいる。
初出荷式で小禄組合長は、 「ことしも職員のがんばりで、 25㌧を目指している。 去年、 築地では県内産地でも高値で推移し、 600万円余の利益を上げている」 と述べるとともに、 年末年始における贈答用の利用を呼びかけた。

育成池から水揚げしたクルマエビを選別する
伊良部場長
県農林水産振興センターの仲宗根盛和所長は、 「築地でも高い評価を受け、 宮古島産品の知名度向上に寄与してる。
クルマエビは歳暮商品としてニーズも高く、 昨年度以上の売り込み、 営業に努力してほしい。 地産地消を推進し、 価格維持安定のためにも積極的にアピールしたい」 と述べた。
宮古島市の長濱政治副市長は、 「ここ3年ほどクルマエビ出荷は好調となっており、 この間の成果をしっかり検証して今後に生かしてほしい。 病気を出さないようしっかり育成し、 本土市場で高く売れるようにしてほしい」 と語った。
小禄組合長の音頭でバンザイ三唱しクルマエビを積み込んだトラックを送り出し、 出席者が市場での高値取引に期待した。
同養殖場は補助事業を導入して整備され、 13年を経過。 1999年には生産量34㌧と好調だったが、 3つある池のうち1つが漏水で休止となり、 加えて病気発生で2006年には11㌧にまで減少していた。 砂の入れ替えなどでここ数年は20㌧台を維持している。
伊良部昌也場長によると、 10年度産は前年度比1・5㌧増の24㌧で、 販売額は約8900万円だった。 11年度産は、 ことし7月下旬に2つの池に稚エビを入れて育成を開始。 天候の大きな影響もなく、 初出荷時の平均体長は15㌢とまずまずの大きさで、 色付きもいいという。
同漁協は4日午前11時から荷川取漁港の 「直売所inんきゃどら」 前で海の朝市を開催。 「活き車エビ」 を特売するほか、 串焼き、 ホットエビドッグの販売を予定している。
クルマエビに関する問い合わせは養殖場 (73・8484)、
同漁協 (72・2029) まで。
宮古新報
活車エビを初出荷 (宮古島・沖縄)
活車エビを初出荷/宮古島漁協
前期比5㌧増の25㌧見込む

万歳三唱を行い、初出荷の安全輸送と高値取引に
期待した=1日、高野車海老養殖場
東京都、愛知県などの水産市場への上場に向け、宮古島漁協(小禄貴英組合長)は1日、高野車海老養殖場で育成する活車エビ130㌔を初出荷した。
今期の車エビ生産は前期に比べ5㌧増の25㌧を見込み、約1億円の売上高を予想している。初荷セレモニーで、小禄組合長や県、市の関係者らが、安全輸送と高品質の高値の売買を祈願した。

取れ立ての活車エビが初出荷された
1997年度に車エビ養殖事業はスタートし、今年で
14年になる。生産が順調推移し、2002年度には
34㌧の好記録を達成した。その後、車エビの体調不良
などで11㌧まで落ち込んだ。砂の入れ替えで育成対策を
強化。その結果、07年度以降は安定的に20㌧以上の
生産実績を上げた。
初出荷した車エビは全長約15㌢。5月までの育成期中には、最大全長が20㌢余となる。化粧箱に入れた車エビは木くずで覆われ、12度保冷で仮眠状態のまま出荷された。
セレモニーで、小禄組合長は「今年も初出荷を迎えることになった。県内では、車エビは高値で推移しており、本土市場でも高値が期待できる。贈答品・お歳暮に最適だ」と述べた。
宮古農林水産振興センターの仲宗根盛和所長は「市場での高い評価は、これまでの養殖技術向上に対する養殖場職員と関係機関の取り組みの成果である。そのことが安定的な車エビの出荷に結びついている」と評価した。
長浜政治副市長は「高品質の車エビを生産し、本土市場へたくさん売り込んでほしい。それによって宮古島漁協に活力が出る。大量生産と高値の売買に期待する」と語った。
この後、車エビ料理の試食が行われた。参加者らは「新鮮で身が締まり、おいしい」と感想を話していた。
.宮古毎日新聞
前期比5㌧増の25㌧見込む

万歳三唱を行い、初出荷の安全輸送と高値取引に
期待した=1日、高野車海老養殖場
東京都、愛知県などの水産市場への上場に向け、宮古島漁協(小禄貴英組合長)は1日、高野車海老養殖場で育成する活車エビ130㌔を初出荷した。
今期の車エビ生産は前期に比べ5㌧増の25㌧を見込み、約1億円の売上高を予想している。初荷セレモニーで、小禄組合長や県、市の関係者らが、安全輸送と高品質の高値の売買を祈願した。

取れ立ての活車エビが初出荷された
1997年度に車エビ養殖事業はスタートし、今年で
14年になる。生産が順調推移し、2002年度には
34㌧の好記録を達成した。その後、車エビの体調不良
などで11㌧まで落ち込んだ。砂の入れ替えで育成対策を
強化。その結果、07年度以降は安定的に20㌧以上の
生産実績を上げた。
初出荷した車エビは全長約15㌢。5月までの育成期中には、最大全長が20㌢余となる。化粧箱に入れた車エビは木くずで覆われ、12度保冷で仮眠状態のまま出荷された。
セレモニーで、小禄組合長は「今年も初出荷を迎えることになった。県内では、車エビは高値で推移しており、本土市場でも高値が期待できる。贈答品・お歳暮に最適だ」と述べた。
宮古農林水産振興センターの仲宗根盛和所長は「市場での高い評価は、これまでの養殖技術向上に対する養殖場職員と関係機関の取り組みの成果である。そのことが安定的な車エビの出荷に結びついている」と評価した。
長浜政治副市長は「高品質の車エビを生産し、本土市場へたくさん売り込んでほしい。それによって宮古島漁協に活力が出る。大量生産と高値の売買に期待する」と語った。
この後、車エビ料理の試食が行われた。参加者らは「新鮮で身が締まり、おいしい」と感想を話していた。
.宮古毎日新聞
流し 好調 (伊平屋島・沖縄)
伊平屋で流し 好調

23日、伊平屋沖で3キロ弱のシルイユー
を釣った荻堂哲さん
春・夏のグルクン釣りに次いで、沖釣りファンの多い流し釣り。釣れる魚はムルーやシルイユー、ミーバイなど、いろいろな魚が釣れるので楽しい。
23日、著者の所属するオーパFCのメンバーで伊平屋沖に流し釣りに出掛けた。
運天漁港を早朝に出船、島の北側にあるスーカブヤーポイントに着いて仕掛けを下ろすと、すぐに竿先にコツ、コツとムルーらしきアタリ。
しかし、ここでアワセてもなかなか針掛かりはしない。
少しラインを送り込んでみたり、軽く竿を上げて誘いをかけて、竿が引き込まれたらアワセのタイミング。引きを楽しみながら、巻き上げると30センチ前後のムルーがダブルで釣れた。
大物はゴツン、ゴツンと力強いアタリの後、一気に竿を締め込む。時には仕掛けを下ろした途端、前アタリなしで一気に竿を締め込む事も。強い引きを堪能して上がってくるのは2~4キロのシルイユーやミーバイ、ウムナガーやオーマチなどの食べておいしい魚ばかり。メンバー全員が久しぶりの流し釣りを堪能した。
釣船 第一大盛丸(電話)090(4344)3777。
日釣振ファミリー釣り大会

27日、日釣振ファミリー釣り大会で上位入賞した
左から米須悠真君、伊禮友八君、下地海斗君
27日、泡瀬漁港を会場に日釣振ファミリー釣り大会が開催された。主な結果は次の通り。
▽1位・伊禮友八(260グラム)ボラ
▽2位・米須悠真(250グラム)チヌ
▽3位・下地海斗(240グラム)アマイユー

23日、今帰仁沖でトカキン21・25キロとアカジン
3・7キロを釣った仲宗根利次さん

27日、第30回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権予選
で上位入賞した左から玉城裕之さん、上間賢司さん、
盛根直昭さん
第30回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権予選 27日、第30回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権予選が那覇一文字を会場に開催された。主な結果は次の通り(上位2人は来月4日から大分県で行われる第30回G杯争奪全日本がま磯「グレ」選手権に出場)。
▽1位・上間賢司(2000グラム)マット
▽2位・玉城裕之(1200グラム)ババシチュー
▽3位・盛根直昭(940グラム)マット
天気の悪い日が続きますが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。

23日、熱田海岸で50センチ、2.18キロ
のチンシラーを釣った當銘由和さん

25日、与根漁港のチヌ狙いのウキ釣りで33センチ
のエビを釣った城間悠太君(右)、陽奈ちゃん

8日、ボートのルアー釣りで55キロのGT
を釣った佐久川正悟さん(船ブルードラゴン)

24日、嘉手納海岸で53・2センチ、2・86キロ
のチヌを釣った豊里友長さん(ぶっ込み釣り)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報

23日、伊平屋沖で3キロ弱のシルイユー
を釣った荻堂哲さん
春・夏のグルクン釣りに次いで、沖釣りファンの多い流し釣り。釣れる魚はムルーやシルイユー、ミーバイなど、いろいろな魚が釣れるので楽しい。
23日、著者の所属するオーパFCのメンバーで伊平屋沖に流し釣りに出掛けた。
運天漁港を早朝に出船、島の北側にあるスーカブヤーポイントに着いて仕掛けを下ろすと、すぐに竿先にコツ、コツとムルーらしきアタリ。
しかし、ここでアワセてもなかなか針掛かりはしない。
少しラインを送り込んでみたり、軽く竿を上げて誘いをかけて、竿が引き込まれたらアワセのタイミング。引きを楽しみながら、巻き上げると30センチ前後のムルーがダブルで釣れた。
大物はゴツン、ゴツンと力強いアタリの後、一気に竿を締め込む。時には仕掛けを下ろした途端、前アタリなしで一気に竿を締め込む事も。強い引きを堪能して上がってくるのは2~4キロのシルイユーやミーバイ、ウムナガーやオーマチなどの食べておいしい魚ばかり。メンバー全員が久しぶりの流し釣りを堪能した。
釣船 第一大盛丸(電話)090(4344)3777。
日釣振ファミリー釣り大会

27日、日釣振ファミリー釣り大会で上位入賞した
左から米須悠真君、伊禮友八君、下地海斗君
27日、泡瀬漁港を会場に日釣振ファミリー釣り大会が開催された。主な結果は次の通り。
▽1位・伊禮友八(260グラム)ボラ
▽2位・米須悠真(250グラム)チヌ
▽3位・下地海斗(240グラム)アマイユー

23日、今帰仁沖でトカキン21・25キロとアカジン
3・7キロを釣った仲宗根利次さん

27日、第30回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権予選
で上位入賞した左から玉城裕之さん、上間賢司さん、
盛根直昭さん
第30回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権予選 27日、第30回G杯争奪全日本がま磯(グレ)選手権予選が那覇一文字を会場に開催された。主な結果は次の通り(上位2人は来月4日から大分県で行われる第30回G杯争奪全日本がま磯「グレ」選手権に出場)。
▽1位・上間賢司(2000グラム)マット
▽2位・玉城裕之(1200グラム)ババシチュー
▽3位・盛根直昭(940グラム)マット
天気の悪い日が続きますが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。

23日、熱田海岸で50センチ、2.18キロ
のチンシラーを釣った當銘由和さん

25日、与根漁港のチヌ狙いのウキ釣りで33センチ
のエビを釣った城間悠太君(右)、陽奈ちゃん

8日、ボートのルアー釣りで55キロのGT
を釣った佐久川正悟さん(船ブルードラゴン)

24日、嘉手納海岸で53・2センチ、2・86キロ
のチヌを釣った豊里友長さん(ぶっ込み釣り)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報
<沖縄なう> 学生のホンネ(OKINAWA)
<沖縄なう>第8回「車のマナー」学生のホンネ

【方向指示器、出そう】
◇方向指示器を出さない車と衝突しそうになった
(沖縄国際大1年女子)
◇方向指示機をつけずに左折し、二輪車を巻き込む事故を何度も目撃している。二輪車も二輪車で、すり抜け運転が多すぎて危なさ過ぎる(琉球大1年男子)
◇方向指示機をださずに無理やり車線変更する(琉球大3年男子)
◇方向指示器を出さずに割り込んできたときに急ブレーキするとき、危ないと感じた(沖縄キリスト教学院大4年女子)
◇駐車場での事故が多いですね。路上では、ウィンカーを使わない人が多い(沖縄キリスト教学院大2年男子)
◇いきなり方向指示器を出さず車線変更されたら、ちょーいらいらーだし、ちょーあぶない!!♯(沖縄キリスト教学院大3年女子)

◇方向指示器を出さない(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇ウィンカーを出したまま走っている。道をなかなか譲らない。ウィンカーを出さない、出すのが襲い。むやみなクラクション(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇友達が方向指示器の消し忘れの車のせいで、事故を起こしてしまったことがあります!!(沖縄大2年女子)

【それ、強引♯】
◇運転していて、急に目の前に他の車が割り込んできた時は頭に来ました。これは、事故になりかねないと思います(琉球大1年女子)
◇割り込みがコワイ(>_<)無理に割り込むのはやめてほしい!!(琉球大3年女子)
◇こちらのスピードを無視した割り込み(琉球大2年女子)
◇急な割り込みは危ない(琉球大1年男子)
◇強引に割り込んでくる車は危ないと思う。この前、ぶつかりそうになりました(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇強引な追い越し(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇強引な追い越しが怖いと思いました(沖縄国際大1年女子)
◇方向指示器を出さない、信号無視など、内地の運転よりも荒いことがすごく目立つ。沖縄は、タクシーの運転も強引。レンタカーも強引。バスもやたら多く、しかも強引。この三つの運転が改善されたら、普通の車両が穏やかに走りやすくなると思います(県立芸術大4年女子)

【歩行者<車?】
◇歩行者優先なのに車は止まらない。いつまでも横断歩道を渡れない(沖縄国際大1年女子)
◇歩行者優先だが、信号のない横断歩道で人が待っていても止まらずに通過してしまう(県立看護大2年女子)
◇横断歩道を渡ろうとしたとき、お構いなしに左折してきた車にひかれそうになった。もっと、歩行者を優先しろ!
割り込みがひどい。こっちだってずっと並んでるんだから、マナー守れ!
大学の駐車場の空きがないからって、ムリヤリに駐車場を作ってるひとがいて、他の車が通れなくなる!(通り道をつぶされる)歩行者も歩行者で、待っている車がいるんだから、もっと早く横断歩道渡れ!
こっちだって信号があるんだから(特に学生)夜中に窓全開で音楽ガンガン聴くな!大学生の車を見てると、ぶつけた跡がない車を探すのが大変。
もっと、ゆとりある運転してよ。けっこう、飲酒運転してる人多い。馬鹿にしてるのか!って思う。
もっと、検問しっかりしてよ。そして、小さい子やお年寄りが犠牲者になるんだから。居酒屋に駐車場があるのが問題
(琉球大3年女子)

◇歩行者優先の歩道なのに、車優先になっている。コンビニ前で車での長時間のたむろ(沖縄大2年女子)
【ながら運転】
◇車を運転しながら、ラジオをいじったり、携帯をしている人を見ると、恐ろしいなと思う(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇社内の新聞読み、メイクなど
(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇運転中の携帯電話の使用(沖縄国際大1年女子)
【プロフェッショナル?】
◇タクシーが狭い道でスピードを出して走るので危ない。那覇は路上駐車が多いと感じ、とても迷惑(沖縄大2年女子)
◇深夜のタクシー(琉球大2年女子)
◇スピードが速い、強引な割り込みなどタクシー運転手のマナーの悪さ(沖縄大3年女子)
◇タクシーはどうにかしてマナーを守ってほしい(沖縄大2年女子)
◇無理やりな追い越しと、交差点入り口とかでのタクシーの急停車# タクシーの無理やりな割り込み# タクシーはマナー悪すぎ#(沖縄キリスト教学院大2年女子)
【居眠り運転】
◇居眠り運転はものすごく後悔、そして反省。信号無視や無理な割り込みは大嫌い。最近では運転するのが恐怖。随時周囲に気を配り、安全運転を心掛けます(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇私は居眠り運転で自分の車を縁石にぶつけたことがあります。それだけですんだからいいけど、もし、誰かの車にぶつけたりなどしてしまったら大事なので、気をつけないといけないと反省しました。誰にも危害を加えずにすんで幸いでした(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇居眠り運転は危ないと思います(琉球大2年男子)
◇居眠り運転(琉球大2年男子)
◇居眠り運転!! 授業後の高速、ヤバい!!(名桜大3年女子)
◇居眠り運転は危ないと思う。実際に自分も起こしたので…。睡眠はしっかり取ろう!!(沖縄国際大3年男子)

【脱・車社会なるか?】
◇飛び出し。モノレールの延長はやっぱり欲しいです。それかバス優先にして、バスが遅れないようにしてほしいですね(沖縄国際大3年女子)
◇混雑が引き起こされる原因になったことを皆が考えることは重要。政策批判とかではないけど、都市計画のあり方や、島嶼であるが故の車社会構造になってしまう問題など知る必要があります。沖縄だけの問題でないことも世界の事例も見ながら特集してほしいです(琉球大4年男子)
◇タクシー会社やバス会社を一つにするべき。新しいモータリゼーションを観光産業としてとらえ、新しい公共交通機関をつくる。つまり、警察はいらなくなり、摘発強化型の組織をつくる(沖縄大4年男子)
◇荷物が多い時、遠出の時は車だけど、それ以外は自転車にしている。鉄軌道は高齢化社会での移動手段を考えた時、必須と思う。今後の沖振計の中心課題として考えてほしい(沖縄大3年男子)
◇方向指示器を出さないで割り込んでくる車がひどいと思います。また、モノレールは那覇だけでは意味がないと思うので、もっと延長してほしいです。そうしたら、利用する人も増えるし、飲酒運転なども減ると思う(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇沖縄は車社会なので、現状を変えるのは難しいと思う(沖縄国際大3年男子)
【ゆとりを】
◇譲り合い、助け合いをしよう。されて嫌なことは、自分もしないようにする!(沖縄国際大2年女子)
◇自分まで行けると自己本位の考えのせいど、もう片方の信号から来る車のスペースがなくなり、また信号にかかるってことが多いから、一人一人の譲り合いを持つべきだと思う(沖縄国際大2年女子)
◇細い道や狭い場所での路上駐車は悪いと思う(沖縄大2年女子)
【その他】
◇自転車の傘差しながら運転(琉球大3年男子)
◇朝の通勤・通学時間の路地からの急な車の飛び出しが最近気になります。私自身も急ぎますが、接触事故などの可能性が特に高くなるところに関しては最低でも気をつけるべきだと考えています(琉球大2年女子)
◇車のLEDライトによる目潰しは、結構ダメージでかい。後は、停車している車がライトつけっぱなしでまぶしいし、よーするに、対向者に対してもチョットは考えてほしい。そして、右左折でウィンカーを付けないヤツが結構いて、結構腹立つ。那覇市とか中心部にバイクの駐車できるとこが少ない(琉球大3年男子)
◇バイクの交通マナーが日本一、沖縄が悪いと聞いた(沖縄大3年女子)
◇一時停止が指定された場所で止まらずに進み、バイクと接触しかけた。一方通行の道を対向車が強引に進入してきた。駐車場で車を止めた時、隣の駐車スペースにはみ出していたが、急いでいたし、駐車車両も少なかったので、直さずに車を降りた(沖縄大3年女子)
◇窓からたばこの吸い殻をポイ捨て(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇ぶつけられたのに止まらなかった。「後方よし」をしなかったから、ぶつけたし、ぶつけそうになった(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇当て逃げ(琉球大2年女子)
◇後方不注意してしまった。運転している人みんなにイライラしてしまう(琉球大2年女子)
◇スピード違反多すぎ(沖縄国際大2年男子)
◇国道58号で、原付のスピード違反、信号無視が多く見られる(沖縄国際大1年女子)
◇制限速度をオーバーしたことがない、というドライバーはいないと思う! 朝と夕方の混雑をどうにかしてほしい(沖縄大2年女子)
◇のろのろ運転をずっとする車がいて、あまりにも遅かったので、追い越ししたら、その車がまた自分らの車を追い越していって、のろのろ運転を始めた。マナーというより、その人の頭が危ない(沖縄国際大1年女子)
◇見切り発進など(沖縄国際大1年男子)
◇金持ちが乗る車は、威張っていてスピードも速いし、指示器も出さない。観光客は視野が狭く、いきなり割り込んでくるのが多い。信号が点滅するまでの時間が早いところと遅いところの差が激しい(沖縄国際大1年男子)
◇女は自己流交通ルールをつくる(沖縄国際大2年女子)
◇横断歩道で渡っていないから、はねられたり、けがの原因になる(県立芸術大大学院生女子)
◇駐車スペースなどが少ない(沖縄国際大1年女子)
琉球新報

【方向指示器、出そう】
◇方向指示器を出さない車と衝突しそうになった
(沖縄国際大1年女子)
◇方向指示機をつけずに左折し、二輪車を巻き込む事故を何度も目撃している。二輪車も二輪車で、すり抜け運転が多すぎて危なさ過ぎる(琉球大1年男子)
◇方向指示機をださずに無理やり車線変更する(琉球大3年男子)
◇方向指示器を出さずに割り込んできたときに急ブレーキするとき、危ないと感じた(沖縄キリスト教学院大4年女子)
◇駐車場での事故が多いですね。路上では、ウィンカーを使わない人が多い(沖縄キリスト教学院大2年男子)
◇いきなり方向指示器を出さず車線変更されたら、ちょーいらいらーだし、ちょーあぶない!!♯(沖縄キリスト教学院大3年女子)

◇方向指示器を出さない(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇ウィンカーを出したまま走っている。道をなかなか譲らない。ウィンカーを出さない、出すのが襲い。むやみなクラクション(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇友達が方向指示器の消し忘れの車のせいで、事故を起こしてしまったことがあります!!(沖縄大2年女子)

【それ、強引♯】
◇運転していて、急に目の前に他の車が割り込んできた時は頭に来ました。これは、事故になりかねないと思います(琉球大1年女子)
◇割り込みがコワイ(>_<)無理に割り込むのはやめてほしい!!(琉球大3年女子)
◇こちらのスピードを無視した割り込み(琉球大2年女子)
◇急な割り込みは危ない(琉球大1年男子)
◇強引に割り込んでくる車は危ないと思う。この前、ぶつかりそうになりました(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇強引な追い越し(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇強引な追い越しが怖いと思いました(沖縄国際大1年女子)
◇方向指示器を出さない、信号無視など、内地の運転よりも荒いことがすごく目立つ。沖縄は、タクシーの運転も強引。レンタカーも強引。バスもやたら多く、しかも強引。この三つの運転が改善されたら、普通の車両が穏やかに走りやすくなると思います(県立芸術大4年女子)

【歩行者<車?】
◇歩行者優先なのに車は止まらない。いつまでも横断歩道を渡れない(沖縄国際大1年女子)
◇歩行者優先だが、信号のない横断歩道で人が待っていても止まらずに通過してしまう(県立看護大2年女子)
◇横断歩道を渡ろうとしたとき、お構いなしに左折してきた車にひかれそうになった。もっと、歩行者を優先しろ!
割り込みがひどい。こっちだってずっと並んでるんだから、マナー守れ!
大学の駐車場の空きがないからって、ムリヤリに駐車場を作ってるひとがいて、他の車が通れなくなる!(通り道をつぶされる)歩行者も歩行者で、待っている車がいるんだから、もっと早く横断歩道渡れ!
こっちだって信号があるんだから(特に学生)夜中に窓全開で音楽ガンガン聴くな!大学生の車を見てると、ぶつけた跡がない車を探すのが大変。
もっと、ゆとりある運転してよ。けっこう、飲酒運転してる人多い。馬鹿にしてるのか!って思う。
もっと、検問しっかりしてよ。そして、小さい子やお年寄りが犠牲者になるんだから。居酒屋に駐車場があるのが問題
(琉球大3年女子)

◇歩行者優先の歩道なのに、車優先になっている。コンビニ前で車での長時間のたむろ(沖縄大2年女子)
【ながら運転】
◇車を運転しながら、ラジオをいじったり、携帯をしている人を見ると、恐ろしいなと思う(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇社内の新聞読み、メイクなど
(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇運転中の携帯電話の使用(沖縄国際大1年女子)
【プロフェッショナル?】
◇タクシーが狭い道でスピードを出して走るので危ない。那覇は路上駐車が多いと感じ、とても迷惑(沖縄大2年女子)
◇深夜のタクシー(琉球大2年女子)
◇スピードが速い、強引な割り込みなどタクシー運転手のマナーの悪さ(沖縄大3年女子)
◇タクシーはどうにかしてマナーを守ってほしい(沖縄大2年女子)
◇無理やりな追い越しと、交差点入り口とかでのタクシーの急停車# タクシーの無理やりな割り込み# タクシーはマナー悪すぎ#(沖縄キリスト教学院大2年女子)
【居眠り運転】
◇居眠り運転はものすごく後悔、そして反省。信号無視や無理な割り込みは大嫌い。最近では運転するのが恐怖。随時周囲に気を配り、安全運転を心掛けます(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇私は居眠り運転で自分の車を縁石にぶつけたことがあります。それだけですんだからいいけど、もし、誰かの車にぶつけたりなどしてしまったら大事なので、気をつけないといけないと反省しました。誰にも危害を加えずにすんで幸いでした(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇居眠り運転は危ないと思います(琉球大2年男子)
◇居眠り運転(琉球大2年男子)
◇居眠り運転!! 授業後の高速、ヤバい!!(名桜大3年女子)
◇居眠り運転は危ないと思う。実際に自分も起こしたので…。睡眠はしっかり取ろう!!(沖縄国際大3年男子)

【脱・車社会なるか?】
◇飛び出し。モノレールの延長はやっぱり欲しいです。それかバス優先にして、バスが遅れないようにしてほしいですね(沖縄国際大3年女子)
◇混雑が引き起こされる原因になったことを皆が考えることは重要。政策批判とかではないけど、都市計画のあり方や、島嶼であるが故の車社会構造になってしまう問題など知る必要があります。沖縄だけの問題でないことも世界の事例も見ながら特集してほしいです(琉球大4年男子)
◇タクシー会社やバス会社を一つにするべき。新しいモータリゼーションを観光産業としてとらえ、新しい公共交通機関をつくる。つまり、警察はいらなくなり、摘発強化型の組織をつくる(沖縄大4年男子)
◇荷物が多い時、遠出の時は車だけど、それ以外は自転車にしている。鉄軌道は高齢化社会での移動手段を考えた時、必須と思う。今後の沖振計の中心課題として考えてほしい(沖縄大3年男子)
◇方向指示器を出さないで割り込んでくる車がひどいと思います。また、モノレールは那覇だけでは意味がないと思うので、もっと延長してほしいです。そうしたら、利用する人も増えるし、飲酒運転なども減ると思う(沖縄キリスト教学院大2年女子)
◇沖縄は車社会なので、現状を変えるのは難しいと思う(沖縄国際大3年男子)
【ゆとりを】
◇譲り合い、助け合いをしよう。されて嫌なことは、自分もしないようにする!(沖縄国際大2年女子)
◇自分まで行けると自己本位の考えのせいど、もう片方の信号から来る車のスペースがなくなり、また信号にかかるってことが多いから、一人一人の譲り合いを持つべきだと思う(沖縄国際大2年女子)
◇細い道や狭い場所での路上駐車は悪いと思う(沖縄大2年女子)
【その他】
◇自転車の傘差しながら運転(琉球大3年男子)
◇朝の通勤・通学時間の路地からの急な車の飛び出しが最近気になります。私自身も急ぎますが、接触事故などの可能性が特に高くなるところに関しては最低でも気をつけるべきだと考えています(琉球大2年女子)
◇車のLEDライトによる目潰しは、結構ダメージでかい。後は、停車している車がライトつけっぱなしでまぶしいし、よーするに、対向者に対してもチョットは考えてほしい。そして、右左折でウィンカーを付けないヤツが結構いて、結構腹立つ。那覇市とか中心部にバイクの駐車できるとこが少ない(琉球大3年男子)
◇バイクの交通マナーが日本一、沖縄が悪いと聞いた(沖縄大3年女子)
◇一時停止が指定された場所で止まらずに進み、バイクと接触しかけた。一方通行の道を対向車が強引に進入してきた。駐車場で車を止めた時、隣の駐車スペースにはみ出していたが、急いでいたし、駐車車両も少なかったので、直さずに車を降りた(沖縄大3年女子)
◇窓からたばこの吸い殻をポイ捨て(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇ぶつけられたのに止まらなかった。「後方よし」をしなかったから、ぶつけたし、ぶつけそうになった(沖縄キリスト教学院大3年女子)
◇当て逃げ(琉球大2年女子)
◇後方不注意してしまった。運転している人みんなにイライラしてしまう(琉球大2年女子)
◇スピード違反多すぎ(沖縄国際大2年男子)
◇国道58号で、原付のスピード違反、信号無視が多く見られる(沖縄国際大1年女子)
◇制限速度をオーバーしたことがない、というドライバーはいないと思う! 朝と夕方の混雑をどうにかしてほしい(沖縄大2年女子)
◇のろのろ運転をずっとする車がいて、あまりにも遅かったので、追い越ししたら、その車がまた自分らの車を追い越していって、のろのろ運転を始めた。マナーというより、その人の頭が危ない(沖縄国際大1年女子)
◇見切り発進など(沖縄国際大1年男子)
◇金持ちが乗る車は、威張っていてスピードも速いし、指示器も出さない。観光客は視野が狭く、いきなり割り込んでくるのが多い。信号が点滅するまでの時間が早いところと遅いところの差が激しい(沖縄国際大1年男子)
◇女は自己流交通ルールをつくる(沖縄国際大2年女子)
◇横断歩道で渡っていないから、はねられたり、けがの原因になる(県立芸術大大学院生女子)
◇駐車スペースなどが少ない(沖縄国際大1年女子)
琉球新報
2011-12-01
琉球スイーツ 食べ歩きツアーも (沖縄)
琉球スイーツ店計画 食べ歩きツアーも

県外や海外への販売や、観光客が地元で味わえる魅力的なスイーツ
として認定された琉球スイーツ
県調理師会や県内のホテルなどでつくる琉球スィーツ推進委員会(委員長・加藤忠雄県調理師会副会長)は県外、海外への販路開拓に向け、新たな沖縄ブランドのスイーツ作りに乗り出している。
果物や調味料などの県産素材を活用した魅力的なスイーツや菓子類を「琉球スィーツ」に認定。商談会を通し大手量販店への出荷を目指すほか、観光客が県内の各ホテルで味わい、土産品として持ち帰る仕組みを構築し、食と観光の一体化に取り組む。
来年、那覇市の国際通りに認定スイーツが味わえる店舗の出店を計画。旅行代理店と共同の食べ歩きツアーも企画する。
中小企業庁が進める「JAPANブランド育成支援事業(中小企業海外展開支援事業)」の補助金を活用し、昨年からコンテストを開催。県内の若手パティシエがレシピを考案し、原価計算をした上で作品を募集する。
ブランド化に向け、世界的に有名なシェフやパティシエ、流通関係者らが県産素材の使用割合や味わい、商品販売力などを評価する。
27日の本年度認定式では、プティ・ガトー(カットケーキ)部門で13作品、ギフト部門で7作品を選出。認定作品は来年4月以降の販売を目指し、有名シェフのチェックを受け、生産工程や流通経路、パッケージなどを決定する。
加藤委員長は「沖縄でおいしいスイーツが味わえる場所が増えれば観光客の誘客にもつながる。継続できる仕組みをしっかり構築し、高いレベルのスイーツを生み出していきたい」と力を込めた。
本年度各部門の認定作品は以下の通り。(敬称略)
【プティ・ガトー】ウージのレアチーズ(宮平萌)▽~琉球~島刻~(大野正)▽シークヮーサーのムース「夕日」(新里裕紀子)▽太陽とパイナップル(伊盛優子)▽黒糖グスク~黒糖としょうがのモンブラン仕立て~(恩納愛美)▽南国シーパイン(照屋明日美)▽バルサミコ風味のパイナップルムース(比嘉睦巳)▽黒糖味覚三昧(玉城麻美)▽砂糖きびの恵み(高良亜須佳)▽黒糖ショコラバー(関塚伸介)▽パッション・タンカン(豊田恵美)▽琉球オペラ(兼島奈津美)▽紅型(式地宏美)
【ギフト】
黒糖うす焼き塩せんべい(瀬良垣守幸)▽南島マンゴー・パーヌ(玉城麻美)▽おーきなゎグリッシーニ(米元真由子)▽黒糖アマンディーヌ(神里弥生)▽もずくダックワース&塩キャラメルのバタークリーム・もずくとジーマーミーのクッキー(上原隆)▽黒糖首里の石垣(神里弥生)▽からし菜&久米島みそのパウンドケーキ(瀬良垣守幸)
沖縄タイムス

県外や海外への販売や、観光客が地元で味わえる魅力的なスイーツ
として認定された琉球スイーツ
県調理師会や県内のホテルなどでつくる琉球スィーツ推進委員会(委員長・加藤忠雄県調理師会副会長)は県外、海外への販路開拓に向け、新たな沖縄ブランドのスイーツ作りに乗り出している。
果物や調味料などの県産素材を活用した魅力的なスイーツや菓子類を「琉球スィーツ」に認定。商談会を通し大手量販店への出荷を目指すほか、観光客が県内の各ホテルで味わい、土産品として持ち帰る仕組みを構築し、食と観光の一体化に取り組む。
来年、那覇市の国際通りに認定スイーツが味わえる店舗の出店を計画。旅行代理店と共同の食べ歩きツアーも企画する。
中小企業庁が進める「JAPANブランド育成支援事業(中小企業海外展開支援事業)」の補助金を活用し、昨年からコンテストを開催。県内の若手パティシエがレシピを考案し、原価計算をした上で作品を募集する。
ブランド化に向け、世界的に有名なシェフやパティシエ、流通関係者らが県産素材の使用割合や味わい、商品販売力などを評価する。
27日の本年度認定式では、プティ・ガトー(カットケーキ)部門で13作品、ギフト部門で7作品を選出。認定作品は来年4月以降の販売を目指し、有名シェフのチェックを受け、生産工程や流通経路、パッケージなどを決定する。
加藤委員長は「沖縄でおいしいスイーツが味わえる場所が増えれば観光客の誘客にもつながる。継続できる仕組みをしっかり構築し、高いレベルのスイーツを生み出していきたい」と力を込めた。
本年度各部門の認定作品は以下の通り。(敬称略)
【プティ・ガトー】ウージのレアチーズ(宮平萌)▽~琉球~島刻~(大野正)▽シークヮーサーのムース「夕日」(新里裕紀子)▽太陽とパイナップル(伊盛優子)▽黒糖グスク~黒糖としょうがのモンブラン仕立て~(恩納愛美)▽南国シーパイン(照屋明日美)▽バルサミコ風味のパイナップルムース(比嘉睦巳)▽黒糖味覚三昧(玉城麻美)▽砂糖きびの恵み(高良亜須佳)▽黒糖ショコラバー(関塚伸介)▽パッション・タンカン(豊田恵美)▽琉球オペラ(兼島奈津美)▽紅型(式地宏美)
【ギフト】
黒糖うす焼き塩せんべい(瀬良垣守幸)▽南島マンゴー・パーヌ(玉城麻美)▽おーきなゎグリッシーニ(米元真由子)▽黒糖アマンディーヌ(神里弥生)▽もずくダックワース&塩キャラメルのバタークリーム・もずくとジーマーミーのクッキー(上原隆)▽黒糖首里の石垣(神里弥生)▽からし菜&久米島みそのパウンドケーキ(瀬良垣守幸)
沖縄タイムス
横田君の作品を機内展示 (宮古島・沖縄)
横田君の作品を機内展示
/JTA図画コン最優秀賞受賞でRACに

RAC機内で喜屋武機長らと記念撮影する横田恵叶君
=30日、宮古空港
日本トランスオーシャン航空(JTA)の第29回JTAあおぞら図画コンクール3年生の部で最優秀賞を受賞した平良第一小の横田恵叶君の作品が琉球エアーコミューター(RAC)機内に展示されている。
30日午後、JTAが横田君らを招待し、RAC機内で記念撮影を行った。機内展示は今月9日まで。
横田君は、宮古地区の入選者において唯一の最優秀受賞者。「うわー、おじいのマンゴー大きいな」というタイトルの絵を描いて最高賞を受賞した。
横田君は「最優秀を取れると思って描きました。受賞できて、飛行機に展示されてとてもうれしい」と感想を話した。
記念撮影は多良間空港から到着したRACのボンバルディア機内で行った。横田君は喜屋武一樹機長や川北純副操縦士、客室乗務員の天願奈々江さんと一緒に撮影し笑顔を見せた。
横田君らの入賞作品は県内の主要空港でも展示される。宮古空港での展示は今月14日を予定している。
29回目を数えるJTAあおぞら図画コンクールには県内から481点の応募があり、入選作品は最優秀6点、優秀12点、佳作36点の計54点となっている。
.宮古毎日新聞
/JTA図画コン最優秀賞受賞でRACに

RAC機内で喜屋武機長らと記念撮影する横田恵叶君
=30日、宮古空港
日本トランスオーシャン航空(JTA)の第29回JTAあおぞら図画コンクール3年生の部で最優秀賞を受賞した平良第一小の横田恵叶君の作品が琉球エアーコミューター(RAC)機内に展示されている。
30日午後、JTAが横田君らを招待し、RAC機内で記念撮影を行った。機内展示は今月9日まで。
横田君は、宮古地区の入選者において唯一の最優秀受賞者。「うわー、おじいのマンゴー大きいな」というタイトルの絵を描いて最高賞を受賞した。
横田君は「最優秀を取れると思って描きました。受賞できて、飛行機に展示されてとてもうれしい」と感想を話した。
記念撮影は多良間空港から到着したRACのボンバルディア機内で行った。横田君は喜屋武一樹機長や川北純副操縦士、客室乗務員の天願奈々江さんと一緒に撮影し笑顔を見せた。
横田君らの入賞作品は県内の主要空港でも展示される。宮古空港での展示は今月14日を予定している。
29回目を数えるJTAあおぞら図画コンクールには県内から481点の応募があり、入選作品は最優秀6点、優秀12点、佳作36点の計54点となっている。
.宮古毎日新聞
稲石刀自の功績顕彰 (宮古島・沖縄)
稲石刀自の功績顕彰
/2011年度稲石祭宮古上布の発展誓う

関係者が集い稲石祭で上布の継承と発展を誓った
=30日、旧宮古神社跡地
宮古上布の創製者、稲石刀自の功績を顕彰する2011年度稲石祭(宮古織物事業協同組合主催)が30日、旧宮古神社境内で行われた。
今年は新たに香炉が設置され、神事はその香炉前で行われた。関係者約30人が稲石の功績をたたえると共に、宮古上布の一層の発展を誓った。
宮古神社の奥間寛次神主が神事を執り行った。同協同組合の理事長を務める長濱政治副市長、黒島師範県宮古事務所長、平良隆宮古島市議会議長や同組合員らが玉串を奉納した。
神事後、長濱理事長は「人頭税の中で粟、米の不足分を上布で納めた。その中で磨きが掛かり美しい物になった。上布が宮古の産業に与えた影響は大きく、稲石刀自の貢献をたたえたい」とあいさつした。
平良議長は「生活環境の変化で上布を取り巻く状況も厳しいが、市議会は直面する課題解決のために鋭意取り組みたい」と述べた。
宮古上布は国の重要無形文化財に指定されている織物。400年以上前、稲石の夫・真栄が琉球の船を遭難から救い、下地の頭に任じられた。稲石は夫の栄進に感激して布を織り、琉球王府に献上した。これが後に宮古上布と呼ばれるようになった。
.宮古毎日新聞
/2011年度稲石祭宮古上布の発展誓う

関係者が集い稲石祭で上布の継承と発展を誓った
=30日、旧宮古神社跡地
宮古上布の創製者、稲石刀自の功績を顕彰する2011年度稲石祭(宮古織物事業協同組合主催)が30日、旧宮古神社境内で行われた。
今年は新たに香炉が設置され、神事はその香炉前で行われた。関係者約30人が稲石の功績をたたえると共に、宮古上布の一層の発展を誓った。
宮古神社の奥間寛次神主が神事を執り行った。同協同組合の理事長を務める長濱政治副市長、黒島師範県宮古事務所長、平良隆宮古島市議会議長や同組合員らが玉串を奉納した。
神事後、長濱理事長は「人頭税の中で粟、米の不足分を上布で納めた。その中で磨きが掛かり美しい物になった。上布が宮古の産業に与えた影響は大きく、稲石刀自の貢献をたたえたい」とあいさつした。
平良議長は「生活環境の変化で上布を取り巻く状況も厳しいが、市議会は直面する課題解決のために鋭意取り組みたい」と述べた。
宮古上布は国の重要無形文化財に指定されている織物。400年以上前、稲石の夫・真栄が琉球の船を遭難から救い、下地の頭に任じられた。稲石は夫の栄進に感激して布を織り、琉球王府に献上した。これが後に宮古上布と呼ばれるようになった。
.宮古毎日新聞
「ウミンチュ像」台湾に建立 (OKINAWA)
「ウミンチュ像」台湾に建立
/那覇空港で出発式友好平和の歴史を後世に
/下地市長が交流会出席

琉球ウミンチュの像建立式典出席のため、台湾に
出発した期成会のメンバー
=30日、那覇空港国際線ターミナル
【那覇支社】
1905年ごろから台湾に渡った沖縄の漁師らの生活と現地での交流の歴史を後世に伝えるため、台湾基隆市に「琉球ウミンチュの像」が建立され、12月1日に除幕式を行うことになった。
同像の建設設置に携わった「琉球ウミンチュの像建立期成会」(会長・名城政次郎県台湾会会長)の関係者ら同建立記念交流会に出席するメンバーが30日、那覇空港内で出発式を行った。同式典には基隆市と姉妹都市を結ぶ宮古島市から下地敏彦市長も出席する。
日清戦争が終結し日本による台湾統治が始まった1895年以降、港湾建設や漁業のため、台湾基隆市には沖縄から多くの漁師が移住し、各地に沖縄人集落がつくられた。基隆市和平島のウミンチュは最大で500人に達し、現地で漁法技術を伝えるとともに、沖縄と台湾の友好関係構築に寄与したといわれている。
基隆市和平島の慰霊堂には約3000人の琉球ウミンチュが埋骨されており、現在でも地元の人たちによって、大事に献花、焼香されていることが台湾の研究者、許光輝さん(台湾警察専科学校助教授)によって明らかになった。
その後、台湾、沖縄の双方で、台湾でのウミンチュの活躍を語り継ぎ、友好平和と交流の歴史を伝え継ぐために同像建立の期成会が発足。基隆市和平島公園内に同像の設置が決定した。
30日の交流会出発式で、あいさつした同期成会の名城会長は「台湾の方々の好意に応えるため、心から祈りをささげに行きたい」と述べ、ウミンチュの活躍を伝え広めることによって、友好親善の輪を広げることなどを述べた。
また、下地市長は「われわれの先人の御霊を慰霊し、台湾との交流を深めることに意義がある」と述べ、同像建立によって、2地域の交流が促進されることに期待を込めた。同石像の碑文タイトルには、宮古島市の古堅宗和企画政策部長の文字が使用される。
.宮古毎日新聞
/那覇空港で出発式友好平和の歴史を後世に
/下地市長が交流会出席

琉球ウミンチュの像建立式典出席のため、台湾に
出発した期成会のメンバー
=30日、那覇空港国際線ターミナル
【那覇支社】
1905年ごろから台湾に渡った沖縄の漁師らの生活と現地での交流の歴史を後世に伝えるため、台湾基隆市に「琉球ウミンチュの像」が建立され、12月1日に除幕式を行うことになった。
同像の建設設置に携わった「琉球ウミンチュの像建立期成会」(会長・名城政次郎県台湾会会長)の関係者ら同建立記念交流会に出席するメンバーが30日、那覇空港内で出発式を行った。同式典には基隆市と姉妹都市を結ぶ宮古島市から下地敏彦市長も出席する。
日清戦争が終結し日本による台湾統治が始まった1895年以降、港湾建設や漁業のため、台湾基隆市には沖縄から多くの漁師が移住し、各地に沖縄人集落がつくられた。基隆市和平島のウミンチュは最大で500人に達し、現地で漁法技術を伝えるとともに、沖縄と台湾の友好関係構築に寄与したといわれている。
基隆市和平島の慰霊堂には約3000人の琉球ウミンチュが埋骨されており、現在でも地元の人たちによって、大事に献花、焼香されていることが台湾の研究者、許光輝さん(台湾警察専科学校助教授)によって明らかになった。
その後、台湾、沖縄の双方で、台湾でのウミンチュの活躍を語り継ぎ、友好平和と交流の歴史を伝え継ぐために同像建立の期成会が発足。基隆市和平島公園内に同像の設置が決定した。
30日の交流会出発式で、あいさつした同期成会の名城会長は「台湾の方々の好意に応えるため、心から祈りをささげに行きたい」と述べ、ウミンチュの活躍を伝え広めることによって、友好親善の輪を広げることなどを述べた。
また、下地市長は「われわれの先人の御霊を慰霊し、台湾との交流を深めることに意義がある」と述べ、同像建立によって、2地域の交流が促進されることに期待を込めた。同石像の碑文タイトルには、宮古島市の古堅宗和企画政策部長の文字が使用される。
.宮古毎日新聞