2011-11-09



女子力でロボコンに挑戦 (OKINAWA)

女子力でロボコン全国大会に挑戦

全国大会に出場する(左から)新崎さん、普天間さん、大城さんと
引率する中谷久哉講師=4日、沖縄市池原・沖縄職業能力開発大学校

 16、17の両日に横浜市で開催されるETロボコンチャンピオン大会全国大会に沖縄職業能力開発大学校のチーム、スーパーロジスティクスが県代表で出場する。
全国でも女子3人だけのチームは珍しく、ロボットのシステム開発技術を競う本番に向け“ロボガール”らは「一番のタイムを出したい」と最終調整に余念がない。

 メンバーは物流情報科2年の普天間愛理さん(19)、大城明日香さん(20)、新崎和恵さん(20)。卒業研究のテーマからロボコン制作を選択し、5月からロボットのプログラミング、設計図作成に取り組んできた。

 先月8日に那覇市で開かれた沖縄地区大会では、階段やシーソーなどの難所を走らせる競技部門と、開発方法や戦略などをまとめた設計図の出来栄えを競うモデル部門で1位となり、全国大会への切符を手にした。新崎さんは「毎日、夜遅くまで学校で試行錯誤していた」と振り返る。

 全国大会には、学生だけでなく、企業からの出場者が多く、普天間さんは「今もプログラムを調整中。全国レベルに向けて進化しないといけない」、大城さんは「目標は完走。後はこれまでで一番のタイムが出せればいいな」と大舞台を目前に意気込んだ。

   沖縄タイムス

沖縄の言葉守ろう (OKINAWA)

沖縄の言葉守ろう ハワイ県系人、真嘉比小で交流会

真嘉比小の子どもたち=那覇市立真嘉比小学校

沖縄民謡を披露する「御冠船歌舞団」の4人
=那覇市立真嘉比小学校

 ハワイで沖縄の言葉や芸能に取り組む県系人のグループ「御冠船(うかんしん)歌舞団」の4人はこのほど、真嘉比小学校で5、6年生と交流した。

 「ハイサイ」「ハイタイ」というあいさつから始まり、続いて4人が沖縄の方言で自己紹介をした。県系4世の和多エリックさん(46)は「言葉は心から出るもの。言葉を守ることはウチナーンチュのアイデンティティーを守ることにつながる」と熱く語った。

 また、「おじい、おばあと話して方言を覚えてほしい」という思いを込め、児童48人と一緒に「てぃんさぐぬ花」を合唱した。

 会では企画に賛同した沖縄NGOセンターの玉城直美さん(38)が「うみからぶたがやってきた」と題した紙芝居も披露。戦後ハワイに移住した県系人が沖縄に550頭の豚を送ったことを紹介し、児童らは興味深そうに紙芝居を眺めていた。

 最後に児童代表であいさつをした6年生の長堂萌(もね)さん(12)は「『てぃんさぐぬ花』の意味を初めて知った。これからは分かるものから使っていきたい」と気持ちを新たにした。


  琉球新報

美優さん笑顔の帰国 (沖縄)

美優さん笑顔の帰国 米で心臓移植、家族と7ヵ月ぶり

米国での心臓移植手術を無事終え、約7カ月ぶりに帰国した
要美優さん(後列中央)と家族。両端は美優さんに対応した客室乗務員
=8日、成田空港

 【千葉】
拘束型心筋症と診断され米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)
=浦添市、神森中2年=が8日午後、家族と一緒に米国から成田空港に到着し、
約7カ月ぶりに帰国した。
長時間のフライトで少し疲れた様子だったが、しっかりとした足取りで到着ロビーに現れた美優さんは「走れるようになったことがうれしい」と笑顔で語った。
同日中に大阪に移動し、1週間ほど大阪大学病院で軽い検査を受け、15日に帰沖する予定。

成田空港に到着した美優さんは7カ月ぶりの帰国に「まだ実感が湧かない」とはにかみながら、各地からの支援に「皆さん本当にありがとうございました」と頭を下げた。「沖縄の病院で一緒に入院生活を送っていた仲間に会い、学校にも早く戻りたい」と語った。

 手術前は少し走っただけで唇が青ざめるなど苦しい思いをしたが、現在は「走っても前のような苦しさはない」と語り、テニスの再開などにも意欲を見せた。米国滞在中はリハビリを兼ねてヨガにも挑戦した。

 刺し身などの生ものや一部果物を除き食事も通常に戻った。手術前は食事制限などで「このまま成長が止まってしまうのではないか」(父・俊明さん)と心配されたが、手術前に比べ「身長が3センチ伸びた」(美優さん)といい、空港で出迎えた関係者もその成長に頬を緩めていた。

俊明さんは「帰国でき、ほっとしている。早く沖縄の皆さんに
元気な姿を見せたい」と語った。


   琉球新報

比残留県人に日本国籍 (OKINAWA)

比残留県人に日本国籍 八重瀬で取得

仏壇の両親に、千代子さんの入籍を報告する姉の大城トミエさん(左)と
妹の岡元成子さん=八重瀬町港川の大城さん宅

 【八重瀬】
太平洋戦争でフィリピン残留孤児となったセネン・千代子さん(67)=同国ネグロスオリエンタル州=の戸籍申請が8日までに八重瀬町で認められた。千代子さんを援助してきた姉の大城トミエさん(72)=同町=は他界した両親の仏壇に報告し、「うちの戦後がやっと終わった」と安堵(あんど)の表情で語った。

 千代子さんは1944年7月、大城冨亀さんとカメさんとの間の次女としてネグロス島で生まれた。戦争に巻き込まれ戦禍を逃げる途中、フィリピン人の子守に預けられていた千代子さんだけ家族と生き別れになった。

 子守の女性を母親と信じ育ったが、15歳のころ、実の両親は日本人と告げられた。両親と連絡を取るすべもないまま、現地で結婚し、5人の子どもをもうけた。

 70年代末に知人を通して県内の新聞で親捜ししたところ、両親が名乗り出た。以後、母やきょうだいが訪比し、再会を果たした。現在は千代子さんの3人の娘が、静岡県で働いている。

 昨年、NPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター(東京)が千代子さんの国籍取得への願いを知り、書類収集などを支援。八重瀬町役場へ申請し、10月18日に長年の願いがかなった。

 戸籍登載の連絡を受けたトミエさんは7日、戸籍謄本を取った。「この妹のことだけが心配だった。両親も喜んでいると思う」と話した。

 引き揚げ後に沖縄で生まれた妹の岡元成子さん(62)は、中学生の時、まだ見ぬ姉を慕って作文に書いたこともある。戸籍謄本を見つめ「やっと家族の一員になった。父母の子どもという証明です」としみじみ語った。


   沖縄タイムス

「すしの日」で100人分振る舞う… (宮古島・沖縄)

「すしの日」で100人分振る舞う…鮨割烹「浅草」の
平良さん、みやこ学園で


寿司のプレゼントに、 笑顔で会食する利用者ら
=みやこ学園

 平良西里の鮨割烹 「浅草」 (平良光正代表) が8日、 西仲宗根にある知的障害者授産施設みやこ学園 (伊志嶺博司施設長) を訪れ、 利用者や職員、 親の会ら約100人分のにぎり寿司を振る舞った。
平良さんは毎年、 11月1日の 「全国すしの日」 にちなみ、 福祉施設の利用者ににぎり寿司を味わってもらうボランティアを実施しており、 ことしで20年目。 同学園では3回目の実施となった。


職人の技を披露し、 次々と寿司を握っていく平良さん

 平良さんはこれまで、 対象人数に合わせて同店への招待や出前でにぎり寿司を提供。 この日は、 魚の切り身などネタを入れるガラスケース、 まな板などを食堂に持ち込み、 従業員の下地大安さんとともに次々とマグロやイクラ、 シャケ、 エビ、 タマゴなどを握った。 利用者らは、 平良さんたちの職人技に見入りながらでき立ての寿司をほおばり、 「おいしいです」 などと笑顔を見せていた。

 会食前のセレモニーでは、 伊志嶺施設長が 「平良さんは20年間欠かさず福祉施設に寿司を提供してくれており、 運営側の人間として感謝している。 浅草が商売繁盛で、 すばらしい取り組みが続けられることを願っている」 と感謝。 平良さんは 「すしの日から少し遅れたが、 2人で真心を込めて握った。 おいしく食べてほしい」 と呼びかけた。

 入所者自治会の宇座美智枝会長は 「20年間ありがとう。 握ってくれた寿司をみんなでおいしくいただく」 と礼を述べ、 花束を贈呈した親の会の本永安子会長が 「温かい気持ちを受け、 良い思い出ができた」 と継続した取り組みに感謝した。


  宮古新報

八商工、2年連続全国へ (八重山・沖縄)

八商工、2年連続全国へ 県高校総合文化祭郷土芸能

八重高、八重農も優秀賞

 第35回沖縄県高校総合文化祭(主催・県高校文化連盟)の郷土芸能部門が5日、沖縄市民会館で開かれ、八重山商工高校郷土芸能部(砂川七海部長、24人)が優秀賞を受賞し、2年連続の全国大会出場を決めた。

 同部門には、27校が出場。6校に与えられる優秀賞は、3高校とも選ばれたが、八重高と八重農は2校に絞られる全国大会出場は果たせなかった。
 八商工郷土芸能部は、「八重山の海人かりゆし」で舞台を飾り、同じ優秀賞の嘉手納高校と富山県で来年開催の全国大会に臨む。

 同郷芸部は7日夜に空路帰島。生徒らを出迎えた保護者会の東政廣会長は「気持ちを一つに練習した成果」と快挙を喜んだ。
 今回の県大会で3年生は最後の舞台となり、砂川部長(3年)は「前回の全国大会では悔しい思いをした。後輩たちが国立劇場に立てるよう、練習をしていければ」と応援に感謝した。
 同部を指導する福里喜四郎さんは「スタッフと生徒の頑張りが実った。テーマも審査員に高く評価された」と話した。


  八重山毎日新聞