2011-11-24



 米軍属不起訴で遺族支える会 (OKINAWA)

「国内法に基づき起訴を」 
米軍属不起訴で遺族支える会

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日米地位協定の不平等とともに、加害者軍属を「日本で裁いて」と訴える新垣翔士さん(中央)
=24日午前、県庁

 今年1月に交通死亡事故を起こした米軍属が公務認定により不起訴となった事件で、事故で亡くなった男性=当時(19)=の遺族を支える会は24日、県庁で記者会見を開き、那覇検察審査会の起訴相当議決を受けて再捜査中の那覇地検に対し、「国内法に基づいて起訴すべきだ」と訴えた。
また、不平等な地位協定の抜本的改定の必要などとも訴えた。

 同会共同代表で、友人の新垣翔士さん(21)は「不起訴になれば遺族は悲しい思いで生きていかなければならない。絶対に日本で裁判してほしい」と訴えた。同代表で親族の與儀利枝さん(60)は「子を持つ親として許せない。加害軍属を起訴し、日本の司法で裁いて」と述べた。

 事故を起こした軍属男性は米軍の「公務証明」によって米側が第一次裁判権を行使し、5年間の運転禁止処分となった。

 那覇地検の不起訴処分により、遺族の不服申し立てを受けて那覇検察審査会が起訴相当と議決したことで、那覇地検は再捜査を実施。再捜査捜査期限となる25日に米軍属の起訴、不起訴を発表する。

【琉球新報電子版】

  琉球新報

 コザスター認定 (OKINAWA)

自慢の一品勢ぞろい コザスター認定で品評会
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自慢の一品が勢ぞろいした「コザスター」の品評会
=18日、沖縄市

 【沖縄】
沖縄市地域ブランド認定制度「コザスター」の品評会が18日、市中央パークアベニュー沿いにあるプレイヤーズカフェで催された。
市内の事業所が独自に企画・販売する自慢の一品が披露され、事業者は商品の概要や特徴などを駆け付けた市民らに説明した。

 コザスターは市内の事業者が販売する商品のうち、優良なものを市が新たな地域ブランドとして認定し、“お墨付き”を与えるもので、「コザクリエイション事業」の一環で行われている。品評会の開催は初。

 品評会に出された商品はかりゆしウエアや締め太鼓、泡盛など21品。市職員で組織する「市ブランド推進会議」(委員長・島袋芳敬副市長)が各種専門家で構成する「コザクリエイション戦略会議」の意見を踏まえた上で11月中にコザスターを決定し、12月に発表する予定。

 市は今回品評会に提出された商品を含め、今後5年で30点の商品をコザスターとして認定する。認定商品には公式ロゴマークを付与し、バイヤーとの商談などを通じて県外販路の開拓を支援する。


  琉球新報

ウフバンタ石畳道 姿現す(平安座島・沖縄)

平安座島ウフバンタ石畳道 姿現す 
住民、1年かけ草木刈る

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1年かけて草木を除去して姿を見せた石畳道。頂上に到達し、作業に汗を流した住民、出身者らに笑顔がこぼれる
=20日、うるま市与那城平安座

 【平安座島=うるま】
うるま市平安座島で約40年前まで住民が生活道として使用したウフバンタに延びる石畳道を復元する作業で、高台までの道全体が20日姿を現し、取り組みが大きな節目を迎えた。
昨年11月から毎月第3日曜日に住民、島外の出身者らが防災道路から頂上までの全長約150メートルの斜面に生い茂った草木を刈り取る作業を重ねてきた。
平安座自治会は今後、石畳道沿いに樹木を植え、高台に休憩所を整備するなどして住民の憩いの場、津波発生時の避難道として保護していく考えだ。

 ウフバンタは島の中央で東西に延びる海抜約70メートルの大きな崖。中央には南側の集落から北側の畑や墓地へと通じる石畳道が崖の斜面をはう形で横断していた。

 石畳が敷かれた時期は不明だが、先人が勾配の斜面に石を積んで道を整備したおかげで、島民は農作業でこの道を日々通り、死者が出た時は亡きがらを納める龕(がん)を4人で担いで墓まで運ぶなど大切な生活道として利用してきた。
 
平安座島の北東部にある宮城島、伊計島の住民も本島の屋慶名に渡る時の基幹道路として往来していた。

 現在、北側部分には石油関連施設が立地し、墓地は集団移転されたことで石畳道は利用されなくなり、ギンネムなどが伸びて道が隠れてしまった。住民から復元の提案があり、昨年11月から草木の除去作業を重ねてきた。20日の作業で頂上まで到達し、住民らは石畳道の出現を喜んだ。

 松田富雄自治会長(61)は「難儀して道を開けることができた。これからは維持管理を続けて大切にしていきたい」、新屋孝一平安座島郷友会連合会長(71)は「みんな喜んでいる。催しも開催したい」、自治会審議委員会の田村良章建設作業部会長(63)は「この道は島民にとって心のふるさとだ。ここからの景色を見て、昔を思い出してほしい」と話した。

(松永勝利)


  琉球新報

FMよみたん、東北応援(OKINAWAA)

FMよみたん、東北応援の旅企画
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被災者を訪ねるツアーの参加を呼び掛ける玉木さん(右)ら=読谷村、FMよみたん

 【読谷】
東日本大震災の復興支援番組を毎週放送しているFMよみたん(仲宗根朝治社長)が、12月20~23日の期間に宮城、岩手両県の被災者や観光地を訪ねる「東北応援ツアー」を企画し、参加者を募っている。

 震災直後から支援活動を始め、同番組のパーソナリティーを務める玉木千春さん(43)=仙台市出身、古堅在住=が、活動を通して知り合った被災者らに協力を呼び掛け、計5カ所の住民や県出身者から被災や復興の状況をうかがう。

 「防災意識を高める」ことも目的に、「離島」「小規模集落」など県内の防災課題に対応した場所も訪問する。

 気仙沼市では津波に襲われた離島「大島」を訪ね、石巻市では、小規模集落のため震災直後に支援が行き届かなかったが、住民の助け合いで乗り切った蛤浜地区などを訪ねる。

 ツアーでは世界遺産の平泉や復興をテーマに電球46万球で通りを飾るイベント「SENDAI光のページェント」にも訪れる。

 旅行代金は3泊4日の食事、ホテル、支援物資代5千円などを含め12万9千円。

 仲宗根社長は「厳しい冬を迎える被災者を元気づけ、県内で支援の心を広めたい」と語り、玉木さんは「もうだれも亡くしたくない。防災の必要性を一緒に考えましょう」と呼び掛けている。ツアーの問い合わせはスカイ観光、電話098(958)1193。

  沖縄タイムス

遺族、友好探る (台湾・宮古島)

牡丹社事件の遺族、友好探る

 【台湾・台北市で嘉数よしの】
台湾南部の屏東県牡丹(ぼたん)郷に漂着した宮古島住民54人が先住民に殺害された「牡丹社事件」(1871年)をテーマにした国際学術会議(主催・台湾研究基金会など)が26日に同県で開催される。
140年の節目に開かれる会議には沖縄から被害者の子孫や研究者らも参加する。国際会議の関係者らが23日、台北市内で会見し、事件が東アジア情勢に与えた影響を検証する意義を強調した。

 事件は明治政府の台湾出兵につながった。
東アジアの近代史上重要な事件とされており、近年研究が進んでいる。国際会議は2004年以来で、2度目の開催。
台湾、日本、韓国、中国から研究者らが集う。25日には慰霊祭なども予定されている。沖縄から犠牲者の遺族、野原耕栄さん(63)と又吉盛清沖縄大学客員教授、宮古、石垣の研究者らが参加する。

 野原さんは、宮古島の有力者だった野原茶武(ちゃむ)さん(享年31歳)の子孫。会見では、「(先祖の死を)悲しく、悔しく思っていた」と胸中を吐露しつつ、「大きな会議が開催され、事件が検証されることに驚きとうれしさを感じている」とあいさつした。

 野原さんは殺害した先住民側の苦悩にも触れ、会見に同席した先住民の子孫、華裕民さん(79)と握手を交わした。「会議を通して、友好を深めていきたい」と語った。

 又吉客員教授は「牡丹社事件の検証は東アジアの大きなテーマだが、研究は遅れている。新たな文献が見つかったので発表する」と意欲を見せた。

[ことば]

 牡丹社事件 琉球王府時代の1871年、那覇に年貢を納めた帰りの宮古の貢納船が、暴風雨で遭難し、台湾南部の八瑶湾に漂着。乗員69人のうち3人が水死し、残りは先住民族・パイワン族の集落、牡丹社に救助を求めたが、言語や文化の誤解が重なり、54人が殺害された。生き残った12人は翌年、中国・福建省を経由して那覇に帰った。事件の報復を口実に、明治政府は74年、近代日本最初の海外派兵「台湾出兵」を強行した。

  沖縄タイムス

宮古の現状学ぶ (宮古島・沖縄)

宮古の現状、課題学ぶ
/鹿児島国際大など教育、福祉テーマに研究会

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「教育、保健福祉、地域づくり」をテーマに行われた研究会<br />
=21日、ホテルサザンコースト宮古島<br />
<br />
 「琉球弧における地域文化の再考と地域再生プランおよび実践モデル化に関する研究」をテーマにした研究会(主催・鹿児島国際大学など)が21日、市内のホテルで行われた。<br />
<br />
 今回の研究会のテーマは「教育、保健福祉、地域づくり」で、調査対象地域である宮古島市で活動する専門家たちを招いて地域の現状やその取り組み内容、課題などを確認した。<br />
<br />
 同研究は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)に今年度から採択され、琉球弧における地域文化の再考などをテーマに3年間各種調査を実施する。<br />
<br />
 今回は研究プロジェクトの一環で、宮古島市において教育、保健福祉、地域づくりの各分野で活躍する専門家を招いて大学側との意見交換などを行った。<br />
<br />
 研究会では、宮古地域福祉権利擁護センターの友利徹則権利擁護専門員、いけま福祉支援センターの前泊博美理事長、宮古高校の川満健校長らがそれぞれの取り組みや活動する上での課題や宮古島の特色などについて報告した。<br />
<br />
 このうち、前泊さんは、高齢化が進む池間島において、島の高齢者が生まれ育った島で安心して生活するために取り組んでいる各種活動や活動を進める上での課題などについて紹介した。<br />
<br />
 同大学では、研究会で得られた成果を地域活性化につなげる足がかりにしたいとしている。<br />
<br />
.宮古毎日新

方言とクイチャー学ぶ (宮古島・沖縄)

方言とクイチャー学ぶ
一橋大・志學館大新城地区住民と交流会
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学生たちは新城の方言や新城クイチャーの歴史などについて学んだ=23日、新城公民館

 一橋大学と志學館大学の学生18人が23日、新城公民館で地域住民との交流会を行い、地域の方言と新城のクイチャーの歴史や復活の経緯について学んだ。

 今回訪れた学生たちは、一橋大学が社会学部の中島由美教授のゼミ生15人と志學館大学で方言を研究している学生3人。学生たちは地域の住民から日常的に活用する方言やその使い方などについて学んだ。

 中島教授はこれまで、ゼミ生とともに6回宮古に訪れて調査を行ってきた。これまでは高校生など若年層で方言がどのように日常会話に活用されているかを調査してきた。
 今回は初めて、地域のお年寄りたちから、日常的に使われている方言の調査を実施した。

 参加した地域のお年寄りたちは学生たちに分かりやすく新城の方言を説明し、学生たちは交流を深めながら地域の言葉を学んだ。

.宮古毎日新聞

池間で民泊/兵庫県の高校生55人 (宮古島・沖縄)

池間で修学旅行民泊/兵庫県の高校生55人いけま福祉支援センター
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民家で楽しく交流する生徒たち=23日、池間島

 兵庫県立神崎工業高校(谷上光晴校長)の3年生55人(男子48人、女子7人)の修学旅行民泊が23日、池間島で行われた。
生徒らは民家の年寄りたちと交流を深めるとともにキビ刈り体験や海水浴体験、美しい夕日を観賞するなど心行くまで満喫した。
初めて受け入れた拠点は「いけま福祉支援センター」(前泊博美理事長)。前泊理事長は「お年寄りたちは島の財産。そのお年寄りたちが生徒たちをお世話する。
修学旅行民泊で島おこし、活性化を図りたい。
来年6月から本格的な修学旅行民泊が始まる」と決意を新たにした。

 支援センターは、「高齢者を主役とした持続可能な観光による島おこし計画」を作成。キーワードは「高齢者は島の資源」「持続可能な観光」の2柱。
島に暮らす高齢者の「出番・居場所」をつくることで、介護を受ける年齢を遅らせ、要介護者の数を抑制するメリットなどを挙げる。
今回の修学旅行3泊4日のうち、1泊2日を受け入れた。

 入所式で、宮古島観光協会の池間隆守専務理事は「沖縄の海の中で、最も美しい海は宮古の海。楽しい修学旅行で生涯の思い出にしてください」と歓迎した。

 谷上校長は「民泊では、人生の先輩から知識の財産を聞いてください」と述べた。

 前泊理事長は「お年寄りたちと楽しく触れ合い、夕日や星空、朝日を楽しんでください」と激励した。

 生徒を代表して上田達也君は「少しでも宮古島の良さを感じ、良い思い出にしたい」と声を弾ませた。

 この後、生徒たちは、受け入れ民家12軒の関係者らに記念の土産を贈った。

 仲原壮一さん(81)と妻のそえ子さん(80)は5人を受け入れた。班長の中村亮太君は、庭先で育つドラゴンフルーツの実を収穫体験。5人は舌鼓を打ち「おいしい」と歓声を上げていた。

.宮古毎日新聞

池間島の修学民泊 (宮古島・沖縄)

池間島で初の修学旅行民泊
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漁船に乗って出発する神崎工業高校の生徒たち
=池間漁港

 宮古島観光協会とNPО法人いけま福祉支援センターによる修学旅行民泊の第1校目となる兵庫県の神崎工業高校が23日、 来島した。
生徒たちは池間島の高齢者世帯に宿泊しながら島の生活を体験する。
人気が高く年々来校数が増えてきた修旅民泊だが、 ことしは宮古全体で1万人余と許容量に頭打ちの兆しも見えており、 受け入れ地域の拡大を目的に池間島で準備が進められてきた。 すでに来年は17校5000人の予約が入っている。
同センターは過疎化が進む池間島で修旅民泊を高齢者が主役の島興しにつなげようとしている。

 同観光協会が旅行社・学校との交渉を担当し、 介護福祉施設 「きゅーぬふから舎」 を運営する同センターが窓口となって75~88歳の高齢者宅で1泊する。 この日到着した神崎工業の生徒55人を迎え、 午後2時から池間離島振興センターで入村式が行われた。
同協会の池間隆守専務が 「宮古の海は沖縄で一番美しいと言われている。 池間島の生活を体験し、 将来また宮古に来てほしい」 とあいさつ。 同センターの前泊博美理事長は方言で歓迎し 「島の宝は高齢者の温かい心。 島の空気をいっぱい吸ってほしい」 と話した。

 生徒代表の上田達也くんが 「私たちの尼崎市は沖縄や宮古の人が大勢生活している。 短い時間だが宮古の生活をすることで尼崎では体感できない経験ができると思う」 と述べた。
同校の宮古島民泊は昨年に続いて2回目。 谷上光晴校長は 「最近は核家族も多く異世代交流をしてほしい。 素晴らしい自然環境の中で人生の先輩からじっくりと話を聞いてほしい」 と期待した。

 今年度、 宮古を訪れる修学旅行は38校1万742人と過去最高だが、 民泊の受け入れ戸数や交通輸送など許容量にゆとりが無くなりつつあると指摘される。 池間専務は 「希望校は多く受け入れを増やしたい。
受け入れ地域も島の北部にはなく、 伊良部も含めて宮古全域に広げたい」 と話す。 近年、 一般団体客が落ち込んでおり、 人気の高い民泊にホテル泊をセットにして底上げも図ろうとしている。

 福祉事業所が民泊に取り組むのは全国的にもめずらしいケースだという。 高齢化と過疎化が進む池間島で高齢者が中心となって収入を得る場を創り、 雇用と地域の活気を取り戻そうとしている。 前泊理事長は池間島の限界集落化を懸念しており、 「うまく行けば仕事ができ人が戻ってくる。 それをスタートさせたい」 と話していた。

  宮古新報

北海道から観光チャーター便(八重山・沖縄)

北海道から第1陣 農協観光チャーター便
2月末まで21便 ツアー客ら夏日にびっくり
市観光協会が歓迎


 日本トランスオーシャン航空(JTA)の航空機をチャーターし、全国各地の農協から毎年大勢のツアー客が訪れる「農協観光チャーター便」の2011年度の第1陣ツアー客約120人が22日午後、北海道旭川から到着した。
石垣空港では、市観光協会が歓迎セレモニーで一行を温かく出迎えた。本年度の農協チャーターは、来年2月末まで全国から23便の運航が企画され、うち八重山には21便、約3250人の来島が見込まれている。

 歓迎セレモニーでは、ミス八重山星の砂の黒島美希さんがあさひかわ農業協同組合の長勢孝志代表理事常務に花束を贈呈。市観光協会の並里敏一副会長が歓迎のあいさつを述べた。

 長勢代表理事常務は「旭川では雪が降り、氷点下5度の寒さ。石垣は26度と真夏に近い陽気。日ごろ見たことないものを見ながら、有意義な旅にしたい」と歓迎に感謝した。

 01年からスタートした農協観光チャーター便は本年度で10年目。当初からツアーに携わる株式会社農協観光沖縄支店の渡邉達雄支店長は「八重山には本島にない人の温かみとサービスがある。これからも利用客に優しい旅行を提供していきたい」と述べた。市観光協会の並里副会長も「リピーターも多い。マンネリ化しない観光のために、新しいものを求めていきたい」と話した。

 農協観光ツアーはすべて3泊4日の日程。与那国町と竹富町も観光コースに入っており、来年2月末まで続く。


  八重山毎日新聞

えりすぐりの芸能熱演 (八重山・沖縄)

えりすぐりの芸能熱演 
組踊「伊祖の子」も紹介
市民俗芸能振興大会
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 「第16回石垣市民俗芸能振興大会」(主催・市教育委員会)が20日午後、市民会館大ホールで開かれた。
2部構成の舞台は、市内の公民館と字会7団体が各地域にある多彩な芸能の中でも、より歴史伝統のある舞踊や演舞を第1部で披露した。
午後の部は、今年7月に116年ぶりの復活公演を果たした石垣村の組踊「伊祖の子」(いずぬしー)が上演され、両部ともに観衆からは割れんばかりの拍手が送られた。

 同大会は、庶民の生活の中で歌い継がれてきた古謡や民俗芸能を保存継承するもの。名称や主催を変えながら1965年から続けられ、現在は2年に1度の開催。今年は市民会館開館25周年記念事業に位置づけされた。

 舞台は、独特の舞が個性的な新川字会の「南風ぬ島カンター棒」、昔ながらの新築落成時の祝いの席を再現した石垣字会の「ユイピトゥヌマイ行事」、人頭税時代の婦女子に課されていた御用布の織りあげを表現した登野城字会の「登野城の布晒節」が演じられた。

 続いて、攻防自在に多彩な技が見られた平得公民館の「棒術」、宮良公民館の「ウエヌヤージラバ」は宮良村独特の歌い回しで披露し、華やかな衣装に身を包んだ大浜公民館は星の下に五穀豊穣(ほうじょう)を願う「むりか星の舞」、大川字会は息の合った勇壮な「獅子舞」が次々と舞台を飾った。

 第2部は、琉球大学の大城學教授が組踊を解説。「御前風」に続き、「伊祖の子」が上演されると、閉幕後にはこれを待ちわびていた観衆が大きな拍手を送り、あらためて同組踊の復活を喜んだ。
  

  八重山毎日新聞