2011-11-18



与那国陸自説明会 (八重山・沖縄)

駐屯用地12年度取得 与那国陸自説明会
null
与那国島への陸上自衛隊配備計画に関する説明会で、
抗議の声を上げる反対派住民(左端)ら。
奥は防衛省の担当者=17日夜、与那国町

 【与那国】
防衛省と与那国町は17日、与那国島への陸上自衛隊の配備計画について町民への説明会を町祖内区の嶋仲公民館で開いた。
両者による説明会は初めてで、同省は2012年度の概算要求額約15億円の概要を説明。同年度末までに島南西部の「南牧場」などの町有地を取得し、15年度までに部隊配備を完了する行程を初めて示した。

 一方、参加した町民ら約125人のうち、誘致反対派の町民から「民意を問え」など町の姿勢を批判する声が相次ぎ、説明会は紛糾した。

 同省側は防衛計画課の青柳肇課長ら職員5人が出席。来年度概算要求の概要や候補地、駐屯地に配置される施設などを説明。
候補地について、航空法上の制約などから、沿岸監視施設と駐屯地を町久部良地区の南牧場、監視施設の一部を島中央部のインビ岳西側に配置する案を提示した。いずれも町有地のため今後、町側と調整するとした。

 一方、反対派町民は説明会冒頭に「住民全体の合意ができていない」と、外間守吉町長に対し、町としての説明や誘致の是非を問う住民投票の開催を要望。町側が会を進めようとしたことから「説明会を開いたという既成事実が作られる」として退席し、反対派の集会を開くなど騒然とした。

 外間町長は住民投票の実施を否定した上で「予算も計上されている段階。(誘致は)後戻りできない。反対派の意見も真摯(しんし)に受け止めて、説得するような状況をつくりたい」と述べた。

   沖縄タイムス

「10RUN」ボランティア活動を評価(宮古島・沖縄)

「10RUN」文科大臣賞/日本フィランソロピー協会
ボランティア活動を評価

null
文部科学大臣賞を喜ぶ(左から)伊良部高校の仲間さん、宮古総合実業の川満君、宮古高校の亀濱さん
=17日、宮古高校

 社会貢献のための寄付活動を顕彰する日本フィランソロピー協会の第14回まちかどのフィランソロピスト賞の青少年部門で、宮古地区の高校生が走って寄付金を募る「10RUN」の実行委員会が文部科学大臣賞を受賞した。
高校生が自主的に続けてきた7年間の社会活動が高く評価された。

 この間に走った距離は約6200㌔、集めた寄付金は490万円に上る。今年4月に実施された10RUNハーフ実行委員会の生徒は「先輩方をはじめ地域、学校、企業の協力のおかげ。受賞はとてもうれしい」と喜びを話した。表彰式は来月8日、東京都内で行われる。

 同協会のフィランソロピスト賞は、日本の社会に寄付文化を根付かせることが大きな狙い。全国各地で寄付活動を展開する個人・団体の活動状況を調査した上で受賞者を決定。このほど開かれた最終選考会で、10RUN実行委員会は青少年部門で最高の文部科学大臣賞に選ばれた。

 10RUNは2004年にスタート。生徒自ら地域の企業を訪問し、400㍍トラック1周当たりの寄付金額を決めてもらい、実際に走った周回数に応じて寄付金を募るという試みだ。

 10RUN当日、各校の生徒たちはリレー方式で10時間走り続けて寄付活動を展開する。この結果集まった寄付金は福祉団体などに全額寄付してきた。7年間で10RUNに参加した高校生は延べ2300人。

 17日には宮古高校で伊良部高校3年の仲間友里恵さん、宮古総合実業3年の川満恵一郎君、宮古高校3年の亀濱美香さんが会見。それぞれ喜びを語った。

 仲間さんは「文部科学大臣賞はびっくりした。この賞を受賞したことでまた参加者が増えると思う」と話し活動の充実を期待。川満君は「先輩たちから受け継いできたイベントで大きな賞をもらえた。この気持ちを忘れずに、これからもいろいろなボランティア活動に参加していきたい」と気を引き締めた。

 亀濱さんは「先輩方が懸命に頑張ってきた成果。学校や地域、企業の皆さんの協力のおかげであり、感謝したい。この経験を将来に生かしたい」と話した。

 青少年部門でフィランソロピスト賞を受賞したのは10RUN実行委員会を含めて5団体。震災特別賞は兵庫県の舞子高校、奨励賞には東京都の杜松小学校など3校が選ばれた。

 12月8日の表彰式には仲間さんらが出席し、文部科学大臣賞を受賞する。

 下地敏彦市長の話 宮古の高校生がボランティア活動の一環で、自分たちにできることとして10RUNを行っている。集めた寄付金を福祉団体に贈っていることは、自分たちも社会に参加し、そして社会的弱者と言われている人たちをどう支援するかなど福祉の問題をしっかりと考えることであり非常に良いこと。今回の受賞はそれが評価されたということだと思う。賞を励みに、今後も大いに頑張ってほしい。

. 宮古毎日新聞

ダムにピラニア (沖縄)

金武ダムにピラニア「放流やめて」
null
捕獲された全長19・5センチのピラニア
(沖縄総合事務局北部ダム事務所提供)

 沖縄総合事務局北部ダム事務所は16日、1992年から実施している金武町の金武ダム貯水池の魚類調査で、外来種のピラニアが初めて捕獲されたと発表した。

 貯水池内に幅約30メートルの網を張る方法で調査していたところ、14日に水深約1メートルの地点で全長19・5センチのピラニア1匹がかかったという。県内にはもともと生息しないため、外部から放流されたとみている。

 同事務所は「貯水池内にはタウナギやリュウキュウメダカなど希少種が生息しているため、肉食系のピラニアは生態系を崩す恐れがある。積極的に人を襲うことはないものの、するどい歯を持っていて危険でもある。放流はしないでほしい」と呼び掛けている。

 捕獲したピラニアは現在、同事務所内の水槽で飼育中。今後、生態系保全検討委員会メンバーの助言を受けて対応するという。

  沖縄タイムス

“塩パイン“アイスクリームに (沖縄)

人気の“塩パイン“アイスクリームに
 「Zen」と「カナン」開発

null
Zenエンタープライズとカナンおきなわが共同で開発した
新商品「塩パインアイス」

 スノーラグーンアイスクリームの開発・販売をするZenエンタープライズ(浦添市、具志堅全友社長)は、農業生産法人のカナンおきなわ(東村、依田啓示代表)が栽培する人気パイナップル「塩パイン」を活用したアイスクリームを開発した。

 商品名は「塩パインアイス」で、Zen社が運営する浦添市勢理客の販売店「アイスカフェマイナス18℃」やカナン社のホームページなどで販売している。

 従来のパイナップルの糖度が平均12~13度のところ、濃度を調節した海水で栽培される塩パインは平均16~18度と甘さが際立っているという。両社は、県産品の普及や沖縄ブランドの発展を目的に商品を開発した。

 価格はシングルサイズが280円(税込み)、ダブルサイズが500円(同)、箱形のスクエア・パイントサイズ(473ミリリットル)が840円(同)。

 来春には、「塩パインシャーベット」の開発も計画している。


  琉球新報

クロマグロ仔魚採集 (宮古島・沖縄)

クロマグロ仔魚採集 
沖縄から宮古海域「資源開発につながる」


 県水産海洋研究センター(勝俣亜生所長)は16日、沖縄本島から宮古島にかけての海域で、クロマグロのふ化直後の仔魚(しぎょ)を採集したと発表した。
100匹以上を捕獲したとみられ、同センターの担当者は「これほどの量が採集されたのは初めて。
画期的なことで資源管理上、重要な調査成果だ」と説明した。今後、採集調査や周辺海域の水温、潮流観測などを実施し、クロマグロの仔魚の分布状況に関する情報を収集し、関連性を解析する。

 太平洋クロマグロ仔稚魚分布を調査する水産庁の事業で、水産総合研究センターや関係県が共同で実施した。
日本海から南西諸島沖にわたる20年ぶりの広域調査で、沖縄近海は県水産海洋研究センターが5~7月に計9航海の分布調査を進め、クロマグロの仔魚の採集に成功した。発見されたのは体長1センチ以下で、ふ化後20日未満の個体という。

 同センターによると、北太平洋でクロマグロの産卵場は南西諸島を中心とする日本周辺海域のみ確認されていたが、今回の調査結果から、県近海の仔魚調査の重要性があらためて浮き彫りになったとしている。
クロマグロはマグロ類の中でも最高値で取引されることから、近年急速に漁獲量が増加。国際的な資源管理の対策強化が求められている。

 担当者は「北太平洋でのクロマグロ資源量の動向を早期に把握し、適切に利用するための資源管理手法の開発につながる。クロマグロの持続的な利用に大きく貢献できる」と話した。


  琉球新報