2011-11-16



「夢へ行動を」 世界のウチナーンチュ大会(OKINAWA)

「夢へ行動を」 NY在住・与那覇さん伊是名小で講演
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与那覇さんの講話を聴く児童ら
=伊是名村の伊是名小学校

 【伊是名】
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会が企画した「レッツスタデイー!ワールドウチナーンチュ事業」の一環で、ニューヨーク在住のてい子・与那覇・トゥーシーさん(70)がこのほど、伊是名小学校(森元幹生校長)を訪れ、児童らに講演した。

 与那覇さんは名護市出身で、ニューヨーク沖縄県人会長として活躍し、大会で功労者として表彰された。
20代で米軍基地内で働いていた時に米軍人の夫と出会い、結婚して渡米。3人の子どもをもうけた。夫はベトナム戦争後、枯れ葉剤の後遺症で亡くなったが、子どもたちの意向もあり、その後もアメリカに残った。

 講演では児童ら一人一人に将来の夢を尋ね、「ゴールを決めて具体的に行動していかないと、夢はいつまでも夢になる。忍耐強く我慢し成し遂げることだ。本を読むのはとても大切なので、忍耐強さにもつながる。ぜひ本を読んでほしい」と自らの体験を交えながら語った。

 最後に体育館の舞台に上がり、琉舞などを披露した。また、ウチナーンチュ大会で踊った「ワッターシンカヌチャー」を児童たちに教え、一緒に楽しく踊った。

(東江京子通信員)


  琉球新報

世界のウチナーンチュ (OKINAWA)

【アメリカ】寄贈した芸術書の行方… 山城さんの心残り代行して確認
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クワロン下地のり子さん(中央)と図書係の富山直子さん(左)、友人の池原登志子さん=うるま市中央図書館

 カリフォルニア州リバーサイド在住の看護師・クワロン下地のり子さんが、ロサンゼルス在住の長寿者の一人で日本語新聞「羅府新報」に今も現役でコラムを書いている山城正雄さん(95)の願いをかなえた。
第5回世界のウチナーンチュ大会に参加したかったが、足腰が弱って旅を断念した山城さん。故郷うるま市の図書館を訪ね、寄贈した本が活用されているかどうかも確認したかったがそれもできそうにない。
かなわぬ夢となりかけていたが、大会に参加する下地さんが出発前日に山城さん宅を訪ねた。いきさつを聞いた下地さんは「私が行ってあげる」と夢の代行を買って出た。

 下地さんが山城さん宅を訪ねたのは「何か彼のために沖縄でできることがあれば」という思いからだった。
山城さんは大会について「もう足腰が弱って旅は無理だなあ。でもうるま市の図書館は訪ねてみたいなあ」と目を細めて話していた。

 山城さんは帰米2世。移民文学者と称されこれまでに2冊の本を出版、まだ現役で羅府新報の「仔豚買いに」という題でコラムを書き続けるウチナーンチュである。

 うるま市は山城さんの故郷で、本を寄贈したりして関わっている。その一部である「贈呈したアートの本は活用されているのかどうか」が山城さんの思いであった。

 うるま市の中央図書館は旧具志川市役所のあった場所。旧具志川市は下地さんがコザ看護学生時代に住んだ町で懐かしかった。しかしその時の面影はほとんどなく図書館の入り口あたりにそびえる「翔」という文字が刻み込まれている石碑の近代的な作りが印象的だった。具志川市役所跡の石碑の前を通り、うるま市中央図書館の中に入った。

 10月16日は日曜の朝で地域の子ども連れの若い母親たちやお年寄りが入ってきた。でも図書館は静かであった。受付の富山直子さんは親切に下地さんの依頼を書き取り調べるまで待つよう中に案内した。

 しばらくして富山さんが日のあたる明るいアート・セクションに案内した。山城さん夫妻の寄付したアートの本「世界の巨匠シリーズ」計39冊が一部の本棚を占めていた。
下地さんは「山城さんの『ちむぐくる』はここ、うるま市にもあるんだな」と心温まる思いがした。
そして「この方は私たちの大の大の先輩でウチナーンチュの誇りですよ」と、ヘルプしてもらった富山さんに山城正雄著「帰米2世」と「遠い対岸」を紹介し一緒に記念撮影した。
下地さんは「こういう立派な移民の先駆者たちがいるから今の私たちがあるんだなと、さらに大きい希望を与えられた訪問であった」と語っていた。

(当銘貞夫通信員)


  琉球新報

高江ヘリパッド建設 (沖縄)

高江ヘリパッド建設、国が工事再開 
住民らとにらみ合い

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工事の再開をめぐり、にらみ合いを続ける沖縄防衛局職員と住民ら=15日午後、東村高江

 【東】
米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江へのヘリパッド建設で、沖縄防衛局は15日午前、現地で工事を再開した。
反対する高江住民や市民団体のメンバーらがゲート前に座り込み、重機の搬入はできなかったが、施設内の測量は実施された。

 一方、市民団体や一部政党が工事を阻止するために6月末ごろからゲート前に設置している車両について、名護署は「車両の出入り口に駐車することは道路交通法違反になる」として移動するよう警告した。同署による警告は初めて。

 住民らによると、沖縄防衛局の職員と作業員は午前10時18分ごろ現場に到着。ショベルカーをゲート前まで進めたが、住民らの抗議行動で施設内に搬入できず、作業員らによる測量のみが実施された。ゲート前には当初2、3人の住民らがいたが、防衛局の到着後に40~50人が駆け付けた。

 ゲート前で防衛局側は「工事をさせてください」と繰り返したが、住民側は「話し合いをしましょう」「工事をしないでください」と訴え、防衛局職員らが抗議の様子をビデオ撮影する中、両者のにらみ合いが続いた。

 ヘリパッドいらない住民の会の伊佐真次さんは「なぜ今の時期に工事を再開するのか理解できない。政府にちゃんと工事をやっていることを示すためのアリバイづくりではないか」と話した。作業員らが現地を訪れたのはことし2月以来9カ月ぶり。


  琉球新報

読谷から復興願う (沖縄)

読谷から復興願う歌声 楚辺で慈善公演

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被災地の一日も早い復興を願い、多彩な曲を披露する
コンサート出演者ら=読谷村の楚辺区民運動場

 【読谷】
東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「とどけよう 楚辺人ぬ肝心」(同実行委員会主催)がこのほど、読谷村楚辺公民館隣の楚辺区民運動場で開かれた。

 読谷村出身の音楽ユニット「キロロ」の金城あやのさんや民謡グループ・でいご娘、民謡歌手の山内昌春さんなど読谷村を代表する歌手が多数出演し、被災地の一日も早い復興を願った。

 コンサートでは、金城さんが被災者に向けて作ったオリジナル曲が披露されたほか、戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴える「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」をでいご娘と楚辺こども会が合唱し、会場を沸かした。

 会場には、福島物産フェアや多彩な屋台が並び、家族連れでにぎわった。また、募金箱も設置され、多くの区民が寄付金を入れた。


   琉球新報

自立へ向け支援 (沖縄)

原糸商品化で障がい者支援
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染液を煮出す作業をする仲原さんたち
=今帰仁村諸志

 【今帰仁】
障がい者の自立へ向け、楽しく働ける場をつくろうと、沖縄市の特定非営利活動法人「初穂」は、沖縄に自生する植物から繊維をとり、自然織りの原糸として商品化する作業に、取り組んでいる。村諸志の自然織作家・出口富美子さんが指導する。

 「初穂」の仲原エムリ理事長が数年前に出口さんの作品展を見て、「これだ」と思ったという。仲原さんが「自然織りに、興味を持ち、始める人はいるが、糸の採取まではできなくて挫折する。ならば、その糸を作る仕事を創造しよう」と、出口さんに相談。出口さんは「障がい者も健常者も、楽しく働くということが、とても大切。沖縄に合った、自然織りを広めたい。『初穂』の姿勢は、頼もしい。厳しく教えるが、協力は惜しまない」と精力的に指導する。(赤嶺幸代通信員)

  沖縄タイムス

大物マグロ揚がる (宮古島・沖縄)

大物マグロ揚がる/佐良浜漁港ずしりと重く70㌔

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水揚げされた大物マグロ=13日、佐良浜漁港

 佐良浜漁港では今月に入り、大物キハダマグロが次々と水揚げされ活気づいている。13日、重さが70㌔ある大物マグロが揚がり、見物に訪れた住民らは、ずんぐりと太ったマグロに見入っていた。

 マグロ漁場は、伊良部島の南北沖合に設置されている表層浮き魚礁・中層浮き魚礁の周辺海域。この日は、各漁船とも日帰り操業で、午後2時過ぎまでに戻ってきた。

 漁船によっては50~70㌔の大物を数匹ずつ水揚げ。仲買人が笑顔で引き取った。

 70㌔の大物を釣った船長は「親子3人で、2時間の格闘の末に仕留めた。大物マグロを大漁して、家族を喜ばせたい」と意欲を示した。

. 宮古毎日新聞

多彩な演目で熱演 (八重山・沖縄)

多彩な演目で熱演 石二中と大中、12月の県大会へ
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 「今こそ一つになるとき 仲間とともに輝かせ 僕らの郷土の心」をテーマにした第17回八重山地区中学校総合文化祭(主催・八重山地区中学校文化連盟)が最終日の13日、市民会館で舞台の部の発表を行った。
これまで練習に励んできた郡内各中学校は、郷土芸能や演劇など多彩な演目で趣向を凝らした舞台を披露し、訪れた父母らも創造性豊かな生徒たちの熱演に惜しみない拍手を送っていた。

 発表の部は、各校から選抜された生徒の八重山舞踊で幕開け。続いて合唱や創作ダンス、マーチング、吹奏楽など22演目でそれぞれ元気な舞台を披露。英語弁論と少年の主張の発表もあり、県中学校総合文化祭のテーマとポスターで受賞した7人に表彰状が授与された。

 なかでも拍手が大きかった郷土芸能は、「やいまぬしょーみーどぅん」(八重山賢女)を演じた石二中、「漁りの手ほどき」を披露した大浜中が、12月10、11の両日に浦添市で開かれる県中学校総合文化祭に派遣されることが決まった。
 前日に引き続き、中ホールと展示ホールで行われた展示の部発表も多くの市民でにぎわった。

  八重山毎日新聞

「黙っておれない!」 (八重山・沖縄)

「黙っておれない!」町民集会に70人余 
文科省に抗議、無償措置を訴え
 
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【西表】
教科用図書八重山採択地区協議会の答申に基づかない教科書を採択した竹富町教委を無償措置の対象外としている文科省に対し13日夜、町民が立ち上がった。「このまま黙っておれない」「法の下の平等ではないのか」「無理を通してはいけない」‐。
西表上原多目的集会所で開催された「竹富町の子どもに教科書無償を求める町民集会」で保護者や教員らは文科省に怒りをぶつけ、無償給付を訴えた。

 仲村貞子世話人代表は「みんな同じように無償の扱いでなければならない。私たちの子どもだけなぜ有償になるのか」と声を上げ、「育鵬社は偏っている。私たちが歩んできた同じ道を子どもたちに歩ませてはならない」と東京書籍版を支持した。

 町PTA連合会の宇根信夫会長は「教科書問題の発端は、結論ありきの改革にある。調査員のマイナス評価の多かった育鵬社がなぜ採択されたか。協議をしない協議会、協議をさせない協議会で選定された育鵬社こそ無効と訴えたい」と語気を強めた。

 教師の池村久美さんは9月8日、「全員協議で東京書籍」との連絡に教師仲間とともに喜んだが、その後の文科省の判断、対応に「えっと思い、本当にがっかりした」。池村さんは「これを認めてしまうと、子どもたちに無理が通るよと教えるのと同じ。絶対認めてはならない。町教委のぶれない姿勢に感謝し、私たちも同じ気持ちですよと伝えたい」とエールを送った。

 全会一致で東京書籍版を採択した町教委に「胸を打たれた。りっぱな教育委員。誇りに思った」という元町議の津嘉山彦さんは「町民で町教育委員をバックアップしていこう」と呼びかけた。
  

  八重山毎日新聞

お帰り 美優さん (沖縄)

お帰り 美優さん 8ヵ月ぶり帰郷 
ドナー、県民に感謝

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米国で心臓移植手術を受け、検査入院していた大阪から
家族と一緒に帰沖した要美優さん(右から2人目)
=15日午後0時35分ごろ、那覇空港

 拘束型心筋症と診断され、米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)=浦添市、神森中2年=が15日、検査入院していた大阪から家族と一緒に那覇空港に到着した。
約8カ月ぶりに沖縄に帰ってきた美優さんはドナー(臓器提供者)、ドナーの家族、県民の支援に感謝し「早く学校で友達と勉強したい。普通に暮らしたい」と緊張しながらも笑顔を見せた。

 美優さんは一部の食べ物の制限、定期的な検査、免疫抑制剤の服用があるほかは、普通の人と同じように生活できるという。早ければ12月初めにも登校する予定だ。

 父俊明さん(47)は「主治医から『相撲とアメフト以外ならスポーツも大丈夫。本人が楽しみにしている修学旅行にも行けるのではないか』と言われている」と順調な回復を報告した。

 渡米手術費用などの募金活動を展開した「美優ちゃんを救う会」の船越敬司共同代表は「『必ず待っている』と送り出した。このように迎えられてうれしく思う」と元気な美優さんの姿を喜んだ。

 美優さんは2010年5月、学校の健診で異常が見つかり、7月に早期の心臓移植が必要な拘束型心筋症であることが分かった。

 米国での手術費用や渡航費、滞在費など1億5200万円を集めるため「美優ちゃんを救う会」が12月20日から募金活動を展開。全県的に支援が広がり、募金活動の開始から約1カ月半後のことし2月3日に目標額を達成。4月に渡米し、同月24日移植手術を受けた。


  琉球新報

狙い時 (OKINAWA)

大型タチウオ狙い時
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8日、泡瀬海邦町の水路でタチウオを釣った左から
渡嘉敷正輝さん、大田守士さん、石川麗華さん、
儀保順一さん、長浜雄介さん

 タチウオはその形態が「太刀」のようであることから来ているという説と、その遊泳する姿が、立ち泳ぎをしているように見えることからきているという説が知られる。
周年釣れるが、特に秋冬に大型が釣れるため、秋冬のターゲットとして人気があり、釣り方は餌釣りやルアー釣りで狙え、群れに当たれば初心者でも数釣れる。釣り場によって日中釣れるポイントと夜間に釣れるポイントがあるので事前に情報収集すると良い。

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6日、残波岬でマンビカーの118・5センチ、9・85キロ
を釣った新垣一成さん

 8日、大田守士さんのお誘いで沖縄市泡瀬海邦町の水路にタチウオ釣りに出掛けた。大田さんによるとこのポイントのタチウオは明け方から夕方までの日中に釣れ、時間帯は潮が引く「下げ」に釣れるという事で、朝8時に集合、午前9時前から釣りを開始した。タチウオ初心者の石川麗華さんはキビナゴを使った餌釣り、中上級者の大田さんと釣り仲間の渡嘉敷正輝さんと長浜雄介さんはワームと呼ばれるソフトルアーを使用し、シーランドの儀保順一さんはバイブレーションやミノーと呼ばれるルアーでタチウオを狙った。対岸に向けキャストし、仕掛けを巻き取ってくると「ガツ、ガツ」とアタリがあり、引きを楽しみながらリールを巻き取るとメタリックな細長い魚体が次々と上がった。

注意、水路は滑りやすいので滑らない履物を履き、
ライフジャケットを必ず着用してください。

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3日、西崎漁港でアオリイカの500グラム前後
を釣った大城成也君(潮平小6年)

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12日、那覇一文字「北の新堤」で3キロオーバー
のツムブリを釣った高里悟さん

日釣振ファミリー釣り大会参加者募集
 27日、沖縄市泡瀬漁港を会場に日釣振ファミリー釣り大会が開催される。以前はキスのみを対象にした大会だったが今回から対象魚を特定しないで、ファミリーの順位を競う事になった。参加料は無料だが、事前の申し込みが必要で定員になり次第締め切る。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。

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6日、今帰仁海岸でミナミクロダイの39・8センチ、
34・6センチ、33・2センチを釣った喜屋武尚馬さん

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1日、砂辺海岸でクブシミの7・4キロ
を釣った芹沢幸一さん

ヤマハSR―X体験試乗会
 19日、新発売のSR―X体験試乗会が北谷町アラハビーチを会場に開催される。お問い合わせはマリンランド(電話)098(861)2134。

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10月31日、都屋漁港でアイゴやイラブチャー
を数釣ったさわだりゅうのすけ君(左)とさきはらせいが君

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13日、那覇一文字「真ん中」で行われた第3回SWFCカップ
沖縄で1キロ前後のアーガイを6尾釣って優勝した
喜舎場睦茂さん


 朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)


  琉球新報

おかえりなさい、要美優さん (沖縄)

おかえりなさい、要美優さん
 「恩返しのつもりで頑張りたい」

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約8カ月ぶりに沖縄に帰り、出迎えに笑顔で応える
要美優さん=15日、那覇空港

 拘束型心筋症と診断され米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)=浦添市、神森中2年=が15日午前、検査入院していた大阪から家族と一緒に那覇空港に到着した。
約8カ月ぶり沖縄に帰ってきた美優さんは「これから恩返しのつもりで頑張りたい」とドナー(臓器提供者)とその家族、支援した県民に感謝した。

【琉球新報電子版】