2011-11-11



 島巡り船ツアー (OKINAWA)

伊計島の自然活用へ 島巡り船ツアー

伊計島を船上から見て回る「シマおこし研究会」のメンバーら
=うるま市

 【うるま】
うるま市の最東端、伊計島の資源を活用し、活性化につなげようと「シマおこし研究会」(会長・浦添ルミ子自治会長)のメンバーらは6日、「島巡り船ツアー」の試乗を行った。
絶壁の岩陰やエメラルドグリーンの海、手つかずの砂浜など、普段は見ることのできない海側からの自然を満喫した。乗船した市観光物産協会の安田邦登事務局長は「新年度、新たな観光メニューとして形にできるよう検討していきたい」と、事業化に前向きな姿勢を示した。

 同会は、住民と出身者で2007年に発足。05年の合併で島を取り巻く環境が激変し、「このままでは取り残される」との危機感から、活性化へ向けた取り組みを模索してきた。

 今回のツアーは、研究の集大成としてのテストケース。漁船で出港後、漁師の平政文さんは伊計がかつてカツオ漁で栄えたことを説明。「伊計ビーチや大泊ビーチはカツオを水揚げし、販売する場所だった。大漁の場合は、無料に近い値段で住民に配った」と往時を振り返った。海中道路の建設などで潮流が変わり、カツオ漁は途絶えたという。

 一行は、切り立った崖下にある住民の給水地だったインナガーや、東側の砂浜などを海上から視察した。

 市観光物産協会副理事長で旅行業を営む佐次田久さんは「伊計を含めた離島地域には、観光資源が埋まっている。知恵と努力で開拓し、地域還元したい」と強調。
NPO法人「調査隊おきなわ」の親川善一理事長は「課金するなら、もう一工夫が必要。
伊良部ではグラスボートでカヤックを引っ張って行き、崖下で遊んでいる。伊計でもやったら楽しいのではないかと感じた」と提案した。

 同会の平正盛事務局長は「伊計の活性化につながる観光資源はないかと模索してきた。観光物産協会とタイアップしながら、進めていきたい」と力を込めた。

  沖縄タイムス

2万4000年前の人骨 日本最古(八重山・沖縄)

石垣で2万4000年前の人骨 日本最古

石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で見つかった、日本最古と見られる人骨片
=10日午前、西原町(県立埋蔵文化財センター蔵)

 【石垣】
新石垣空港建設予定地内の白保竿根田原(さおねたばる)洞穴遺跡で人骨片が発見され、米田穣東大大学院准教授らのチームが放射性炭素年代測定法で分析した結果、旧石器時代に相当する約2万4000年前のものであることが分かった。

同准教授らが10日、明らかにした。骨片から直接年代を確認できた人骨では日本最古という。出土した地層から動物の骨や石器のような石の破片も見つかっていることから、米田准教授は「調査が進めば旧石器時代にどのように人が暮らしていたかが分かってくる可能性がある。日本人のルーツが分かるかもしれない」としている。

 米田准教授らによると、那覇市の山下町第1洞穴遺跡で約3万2000年前の地層から人骨が発見された例があるが、骨自体の分析で年代が特定できた人骨としては国内最古という。

 骨片は肋骨(ろっこつ)の一部で、性別や年齢は不明だという。昨年3月、2万~2万4000年前の地層の断面に露出していた骨を県立埋蔵文化財センター職員らが発見。

 骨に残っている炭素の量から年代を測る放射性炭素年代測定法で分析された。

 米田准教授は「乱されていない地層から見つかったことが大きい。回収された動物の骨は人間が食べた動物のものである可能性もある。生活の場や、遺体を葬った場所だったかもしれない」と推測した。

 同遺跡では多数の人骨片が発見され、分析が進められている。うち3点は昨年2月、約2万~1万5000年前のものと判明し、国内では最も古い年代のものとされていた。

 県は遺跡の重要性を考え、現地保存する方針を示している。

 ただ、昨年8~10月、遺跡のうち空港建設工事に影響する部分を県が調査して以来、発掘調査は行われていない。

 米田准教授は「遺跡の大部分は手つかずになっている。継続した調査が必要だ」と要望した。

 今回の確認について石垣市の玉津博克教育長は「人類学者と考古学者が協働した成果」と喜び、「調査報告書が出るのを待ち、県指定遺跡として申請したい。日本最古であれば国指定も夢ではない」と語った。

  沖縄タイムス

爽やか女子高校生の恋心劇 (沖縄)

爽やか高校生劇 県高文祭あすまで

女子高校生の恋心をテーマにした「レターズ」を上演する
首里高演劇部員たち=10日、名護市民会館

 第35回県高校総合文化祭演劇部門が10日、名護市民会館で始まった。
12日までの日程で、離島から参加する八重山を含む13校の作品が上演される。
同部門は第22回県高校演劇研究大会を兼ねており、最優秀校は12月に宮崎県
で開かれる第54回九州大会に派遣される。

 10日は沖縄尚学高や北山高など5校が出場。高校生の何げない日常を描く、
みずみずしい舞台を披露した。

 高校卒業前に、好きな相手にラブレターを書く女生徒が主人公の「レターズ」を上演した首里高3年の宮城由紀乃さん(17)は「自分ももう少しで卒業なので共感できる劇だった。せりふ忘れもなく良かった」と本番を終え笑顔を見せた。

 上演は11、12日とも午前10時から。入場は無料。

    沖縄タイムス