2011-11-01



与那覇湾特別保護区、国指定 (沖縄)

与那覇湾の鳥獣・特別保護区、1日付で国指定

国指定の鳥獣保護区及び特別保護区に指定される与那覇湾一帯
=資料写真 (護岸沿いがサニツ浜付近)

 国の鳥獣保護区に与那覇湾、 池間島が1日付で指定される。 期間は2031 (平成43) 年10月末までの20年間。 このうち与那覇湾は水面部分 (漁港地区除く) 約700㌶の特別保護区が指定されており、 12年5月にルーマニアで予定されているラムサール条約 (特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約) の締約国会議での登録の前提条件が整ったことになる。 保護区は10月24日付の官報で指定が正式決定した。


渡り鳥の休息地となっている湿原を含む池間島が国の
鳥獣保護区に指定される

 与那覇湾周辺は広大な干潟を含む約1400㌶の面積を有している。 マングローブ林や各種樹木など多様な自然環境を有している。 シギやチドリ、 サギ類など33科128種、 さらには絶滅危ぐ種のクロツラヘラサギやツクシガモ、 キンバト、 セイタカシギなど希少な鳥類も確認されるなど、 県内でも有数の飛来地となっており、 これまで県鳥獣保護区に指定されていた。
 指定面積はのうち、 特別保護区の範囲は平良久松から下地与那覇にいたる水面部分約700㌶。 特にシギ・チドリ類など水鳥の渡来及び生息地として保護を図る。 管理方針では、 ▽鳥獣モニタリング調査を通して区域内の生息状況把握に努める▽生息環境を脅かすような任の不用意な行為、 ゴミ散乱による生息への影響を防止するため、 現場巡視、 関係地方公共団体、 NPO、 地域住民と連携して普及啓発活動に取り組む―などを示している。
 国内のラムサール条約湿地は現在、 37件。 うち県内は那覇市の漫湖、 慶良間諸島海域、 石垣市の名蔵アンパル、 久米島の渓流・湿地の4件。 与那覇湾については、 環境省が09年から登録に向けて取り組みをはじめ、 国内潜在候補地172カ所から絞り込まれた。 ことし6月には公聴会が開かれ、 公告縦覧、 諮問を経て中央環境審議会が9月に2地区ともに指定すべきと答申していた。 指定を踏まえて来年の環境省中央環境審議会を経てラムサール条約登録が申請され、 締約国会議で決定される運びとなっている。
 池間鳥獣保護区は島全体を指定。 中心部には干拓や漁港しゅんせつに伴う土砂埋め立てなどで外海と遮断され、 淡水化した湿原が広がる。 面積は約38㌶と、 県内では最大の湖沼・湿原。 この湿原を中心に同島にはガンやサギ類など渡り鳥が数多く飛来し、 絶滅危ぐ種のムラサキサギ、 オオクイナの繁殖北限となっていることから、 保護を図る。


  宮古新報

マブヤー参上 県内で上映  (沖縄)

全国先駆けマブヤー参上 県内で上映

上映開始を喜ぶ出演者ら=北谷町・ミハマ7プレックス

 【北谷】
沖縄から生まれたご当地ヒーロー、琉神マブヤーが活躍する映画「琉神マブヤー・ザ・ムービー 七つのマブイ」の上映が29日から、全国に先駆けて県内3劇場で始まった。
初日は佐野智樹監督のほか、マブヤー役の山田親太朗さん、龍神ガナシー役のISSAさんら出演者が北谷町美浜のミハマ7プレックスで舞台あいさつし、作品への思いを語った。

 出演者の大半が沖縄出身者で、恩納村出身の山田さんは「いろんな方々の力を借りてここまでできた。うれしい。(映画を見た感想は)大丈夫でしたか?」と観客の反応を確かめるようにあいさつ。司会から「ガナシー人気も高い」と褒められた沖縄市出身のISSAさんは「マブヤーあってのガナシー。これからもよろしく」と山田さんに話し掛け、笑いをとっていた。

 ヒロインのアイリ役で、北中城村で育った福本ジュディ幸子さんは「テレビでマブヤーが始まった時から大ファン。撮影も楽しかった」と感想。客席は、家族連れなどでにぎわい、手作りのマブヤー衣装を着た高橋琉海(るう)ちゃん(4)=沖縄市=は「マブヤーもガナシーも好き。楽しかった」と声を弾ませた。

沖縄タイムス

 沖芸連パリ公演 (沖縄)

琉球芸能に熱い視線 沖芸連パリ公演

軽快なテンポで観客から好評だった「鳩間節」=29日、
フランスのパリ日本文化会館

 【パリ29日石川理香】
文化庁の助成を受けた沖縄県芸能関連協議会(沖芸連、照喜名朝一会長)の「琉球伝統芸能 欧州3カ国公演」の2日目が29日午後(日本時間30日)、フランスのパリ日本文化会館で行われた。
この日は昼、夜2回公演で、初日同様チケットが売り切れ、開場と同時に多くの観客が詰め掛けた。

 初日の反省を踏まえ、臨んだ舞台。演目ごとにめりはりをつけた。琉球舞踊は、玉城節子さん、宮城幸子さんらが古典女踊りで優美で繊細な舞を見せた。照喜名さん、喜瀬慎仁さんの古典音楽斉唱では、いぶし銀の歌声が観客を圧倒した。

 組踊「二童敵討」では立方と地謡が好演。芸術の都の観客の心を捉えた。終演と同時に「ブラボー」の歓声も上がり、アンコールの拍手が鳴りやまなかった。

 リヨンから訪れたサミュエル・ベルナールさんは「地謡のハーモニーが美しく、琉球舞踊の動き、表情、色鮮やかな衣装に圧倒された」と興奮気味に話した。

 琉球舞踊保存会を代表して舞台に立った玉城さん、宮城さんは「観客の熱い視線に緊張したがやりがいのある舞台。若手の成長が見えた」と語った。

 公演は、31日にドイツ・ケルン、11月2日にイタリア・ローマでも行われる。

   沖縄タイムス

サシバ過去5年で最少1万羽 (宮古島・沖縄)

過去5年で最少1万羽/11年サシバ飛来数調査大震災などが影響か

南下の途中、宮古島で羽を休めるサシバ=27日、上野野原

 県自然保護課と宮古野鳥の会は28日、2011年のサシバ飛来数調査の
結果を発表した。

 今年の飛来数は1万28羽と過去5年間で最も少なく、調査を開始した1973年から38年間(2004年を除く)の平均飛来数約2万7000羽の3分の1程度にとどまった。 

 飛来数の急激な減少の要因として、繁殖地(本州東北以南)の全般的な環境の悪化に、3月11日に発生した東日本太平洋沖地震による津波、近畿地方の大雨などが繁殖地の環境悪化に追い打ちをかけたことなどが挙げられる。

 繁殖地で生まれた幼鳥はこの時期、成鳥とともに越冬のため南下するが、調査期間中、宮古島上空で幼鳥がほとんど観察できなかった。

 県自然保護課、市、宮古野鳥の会の会員らが7日から20日までの2週間、市伊良部庁舎屋上と宮古島の夕陽が丘(松原墓地団地上)で飛来数の調査をした。伊良部中高の生徒も調査に参加した。

.宮古毎日新聞

ウムヤスウムッシ芸能祭(宮古島・沖縄)

防犯活動の連携アピール/防犯各支部盛況、ウムヤスウムッシ芸能祭

軽快な音楽にのってコミカルな踊りを披露し会場の笑いを誘った
JAおきなわ宮古地区女性部の皆さん=10月30日、マティダ市民劇場

 「ウムヤス・ウムッシ(安全、安心・面白い)芸能祭」(主催・宮古地区防犯協会)が10月30日夜、マティダ市民劇場で行われた。「安全・安心かぎすま宮古 宮古の人の心一つで響かせ」をテーマに防犯協会の各支部が趣向を凝らした踊りや歌を披露し、地域の防犯活動への連携強化をアピールした。

 主催者あいさつで前川尚誼会長は、犯罪を減らして日本一安全な沖縄県をつくるための県民総ぐるみ運動「ちゅらさん運動」や、「いつでも鍵をかける」などの「五つのかける運動」などの防犯活動への取り組みを紹介。「今後も地域と連携し安全、安心な美ぎ島宮古を実現していきたい」と同芸能祭の開催意義を強調した。

 舞台では、各支部のメンバーが舞踊や三線演奏などを披露。各支部の子どもたちも可愛らしい踊りや勇壮な太鼓演舞などを熱演した。

 防犯協会島尻パーントゥ支部からは「パギキラーズ」が登場。エレキベースと三線のコラボで民謡を聞かせた。曲の合間には楽しいトークも交え、観衆を楽しませた。

 また、JAおきなわ宮古地区女性部は「ジンギスカン、ワーブニ」と題したミュージカル風なダンスを披露。農民に扮した女性たちがくわやへらなどの農機具と野菜を手に、コミカルな踊りで会場を沸かせた。

 出演した団体は次の通り。(プログラム順)

 久田流家元久田多嘉子舞踊研究所▽みなみ童夢▽防犯協会西原支部▽同島尻パーントゥ支部▽同福嶺支部▽JAおきなわ宮古地区女性部▽防犯協会狩俣支部▽同上野支部▽宮古島警察署▽久田流根間幸子舞踊研究所▽防犯協会福山支部▽同西城支部▽渡久山徹民謡研究所▽防犯協会城辺支部▽パニパニジュニア▽パニパニおばあ▽愛×愛

.  宮古毎日新聞

独自の芸能末永く継承へ (八重山・沖縄)

伊野田エイサー 60周年で初披露、独自の芸能末永く継承へ

大宜味の田嘉里源流に

 入植60周年を迎えた石垣市伊野田地区の住民による「伊野田エイサー」が30日午後、伊野田集落センターで初めて披露された。
手踊りが特徴的なエイサーは、入植当初に多くを占めていた大宜味村田嘉里出身者が受け継いでいた「田嘉里エイサー」に由来している。会場には大宜味村の島袋義久村長(73)も駆けつけて激励。住民らもこのエイサーを独自の芸能文化として位置づけ、今後も末永く継承していきたい考えだ。

 「伊野田エイサー」は、田嘉里エイサーで踊られる16曲に、宮古からの入植者の思いも組み入れ、宮古民謡「漲水クイチャー」を加えた全17曲で構成されている。

 今は田嘉里でも見ることができないエイサーを大きな基にする演舞は独特。踊り手の男女16組・32人が円陣を組んだ中心に太鼓があり、踊り手は円に沿って動きながら、にぎやかに舞う。

 円の側にいる地謡が次々と演奏する楽曲もすべて原曲そのまま。田嘉里と宮古の方言で歌われ、太鼓やパーランクーを使わない踊り手は、男性がヒシャク、女性が四つ竹で彩りを添えている。

 これまで田嘉里エイサーを節目ごとに披露してきた伊野田住民らは、エイサーを記念事業の一環に今年1月から連日、練習に励み、本番のこの日は多くの観客から大きな拍手を受けていた。

 エイサーの中心となった期成会長の仲原清正さん(61)は「一致協力し、心を一つにできた。今後は毎年の行事ごとに披露していきたい」と声を弾ませた。島袋村長は「私も見たことがないもの。思いの結集と力強さを感じた。大宜味と宮古の芸能を源流に伊野田の文化となっている」と感慨深く語った。


  八重山毎日新聞

かふぬ島の元気満喫 (八重山・沖縄)

かふぬ島の元気満喫 2年ぶりにちゅらさん祭

第8回小浜節大会、最優秀賞に増田めぐみさん

 【小浜】
「小浜島の美らさ、島人の肝美らさ」をテーマにした第9回かふぬ島ちゅらさん祭(主催・同実行委員会)が30日、小浜島ちゅらさん広場でにぎやかに開かれた。
この日は秋晴れに恵まれ、島内外から1500人(主催者発表)が来場。地元住民と一体となり、多彩な島おこしイベントを楽しんだ。また同日夕には「第8回小浜節大会」も催され、22人が島に伝わる「小浜節」を熱唱した。

 祭りは「ちゅらさんの島」を島外にアピールし、島の活性化につなげるのが目的。昨年は年中行事が多いため見送られ、2年ぶりの開催となった。

 今回は名称に「かふぬ島」を付け、物づくりと舞台に分けて開催。物づくりコーナーでは民芸品の展示・即売、機織り・ウームス(大型のゴザ)、横笛作りが行われ、参加者が島ならではの民具作りに挑戦した。

 小浜大豆(クモーマミ)を使った「ちゅらさん汁」や、近海でとれた魚介類の天ぷらの販売も盛況。乗馬体験コーナーは子どもたちに大人気。舞台では小浜保育所、小浜小中の園児や児童生徒の演舞、また土田龍太郎君(小浜中3年)のギターや島出身ミュージシャンらの演奏もあり、盛り上がった。

 おなじみになった「島のばあちゃん合唱団」の歌声、「かふぬ島友愛クラブ」(知念朝甚団長・団員18人)の復活コンサートと島のお年寄りが活躍。知念団長は「約60年ぶりの復活コンサートがうれしく、若返った気持ちだ。数カ月前から練習を重ねてきて本番はばっちりだった」と喜んだ。

 フィナーレは婦人会の「ちゅらさん音頭」と小浜エイサー、独特の十五夜の綱引き「ヨーロセー」で地元住民や郷友会、観光客も一緒になって祭りを満喫した。
 同時開催の「小浜節大会」では、歌詞にもうたわれている「大岳(うふだき)」のふもとで22人が情緒あふれる歌声を披露。審査の結果、増田めぐみさん(石垣市)が最優秀賞に輝いた。

 入賞者は次の通り。
▽優秀賞=前津伸弥(石垣市)▽優良賞=本底日出時(同)▽奨励賞=伊良部愛(同)


  八重山毎日新聞