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2011-11-29
不適切発言で処分 (OKINAWA)
沖縄防衛局長発言
【電子号外】
田中防衛局長 更迭へ 不適切発言で処分

田中聡沖縄防衛局長が28日夜、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への
移設計画に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出時期を政府が
明言していないことをめぐり「これから犯す前に、犯しますよと言いますか」と、
女性への乱暴に例える発言をしていたことについて、政府は29日午前、
田中局長に説明を求めるため上京を指示、更迭の方向で検討に入った。
普天間返還・移設問題への影響は免れない。
琉球新報
【電子号外】
田中防衛局長 更迭へ 不適切発言で処分

田中聡沖縄防衛局長が28日夜、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への
移設計画に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出時期を政府が
明言していないことをめぐり「これから犯す前に、犯しますよと言いますか」と、
女性への乱暴に例える発言をしていたことについて、政府は29日午前、
田中局長に説明を求めるため上京を指示、更迭の方向で検討に入った。
普天間返還・移設問題への影響は免れない。
琉球新報
琉球スイーツコンテスト 2011(OKINAWA)
琉球スイーツ20作品を認定 プティ・ガトーなど2部門

琉球スイーツコンテストで2011年度認定を受ける認定者(最後列)ら
=27日、浦添市の琉球調理師専修学校
琉球スイーツコンテスト(県調理師会主催)の2011年度認定式が27日、浦添市の琉球調理師専修学校であった。
2回目となる今回は新たにギフト部門を新設。(1)沖縄らしさ(2)味(3)商品力―の
3項目を基準に審査し、既存のプティ・ガトー部門の13品を含む2部門で20作品が
認定を受けた。
琉球スイーツブランド推進委員会委員長で、調理師会の副会長を務める加藤忠雄氏は「昨年よりも質の高いものが出てきた。東京や大阪、名古屋に負けないレベルに上げていってほしい」とあいさつした。
認定式の後は、名古屋マリオットアソシアホテルの松島義典製菓料理長による特別実演会とセミナーも開いた。認定作品の製作者は次の通り。(敬称略)
【プティ・ガトー部門】
▽宮平萌
▽大野正
▽新里祐紀子
▽伊盛優子
▽恩納愛美
▽照屋明日美
▽比嘉睦巳
▽玉城麻美
▽高良亜須佳
▽関塚伸介
▽豊田恵美
▽兼島奈津美
▽式地宏美
【ギフト部門】
▽瀬良垣守幸
▽玉城麻美
▽米元真由子
▽神里弥生
▽上原隆
琉球新報

琉球スイーツコンテストで2011年度認定を受ける認定者(最後列)ら
=27日、浦添市の琉球調理師専修学校
琉球スイーツコンテスト(県調理師会主催)の2011年度認定式が27日、浦添市の琉球調理師専修学校であった。
2回目となる今回は新たにギフト部門を新設。(1)沖縄らしさ(2)味(3)商品力―の
3項目を基準に審査し、既存のプティ・ガトー部門の13品を含む2部門で20作品が
認定を受けた。
琉球スイーツブランド推進委員会委員長で、調理師会の副会長を務める加藤忠雄氏は「昨年よりも質の高いものが出てきた。東京や大阪、名古屋に負けないレベルに上げていってほしい」とあいさつした。
認定式の後は、名古屋マリオットアソシアホテルの松島義典製菓料理長による特別実演会とセミナーも開いた。認定作品の製作者は次の通り。(敬称略)
【プティ・ガトー部門】
▽宮平萌
▽大野正
▽新里祐紀子
▽伊盛優子
▽恩納愛美
▽照屋明日美
▽比嘉睦巳
▽玉城麻美
▽高良亜須佳
▽関塚伸介
▽豊田恵美
▽兼島奈津美
▽式地宏美
【ギフト部門】
▽瀬良垣守幸
▽玉城麻美
▽米元真由子
▽神里弥生
▽上原隆
琉球新報
サンゴツリー届けるよ (おきなわ)
サンゴツリー届けるよ 寄せ書き添え被災地保育所に
心を込めて被災地に送るサンゴ石のクリスマスツリーを作った園児ら
=25日、那覇市のたばる愛児保育園
「サンゴのクリスマスツリーで楽しく過ごしてね」。東日本大震災の被害に遭った保育園児を応援しようと、那覇市のたばる愛児保育園(上原廣子園長)の園児10人が、サンゴ石や松ぼっくりなどを組み合わせてツリーを手作りした。28日、交流のある被災地の保育園に送った。
たばる愛児保育園は震災後、県内民間団体の仲介で園児が描いた絵を被災地に送った。絵が届けられた宮城県石巻市の「牡鹿臨時保育所」に通う子どもの保護者からお礼の連絡があったことが交流のきっかけになった。
作ったツリーは全部で12個。園外保育で行った瀬長島で、園児自らサンゴ石を集めたほか、一部は中に電球を仕掛けるなどきれいに見えるよう工夫した。
ツリーと一緒に「くりすますをたのしんで」「さんごのつりーだいじにしてね」「かぜをひかないでね」など、園児それぞれの思いを記した寄せ書きや手形も一緒に添えた。
鈴木美穰(みの)ちゃん(6)は「かわいく見えるよう、ツリーの上に貝殻を載せた。うまくできたと思う」と感想を話した。
大城侑虎ちゃん(同)は「サンゴ石はきれいなものを選んで作った。ツリーを見て、早く元気になってほしい」と笑顔を見せた。
上原園長は「被災地は寒い冬を迎えると思う。園児の思いが込もった沖縄ならではのツリーで、元気になってほしい」と期待した。
琉優新報

心を込めて被災地に送るサンゴ石のクリスマスツリーを作った園児ら
=25日、那覇市のたばる愛児保育園
「サンゴのクリスマスツリーで楽しく過ごしてね」。東日本大震災の被害に遭った保育園児を応援しようと、那覇市のたばる愛児保育園(上原廣子園長)の園児10人が、サンゴ石や松ぼっくりなどを組み合わせてツリーを手作りした。28日、交流のある被災地の保育園に送った。
たばる愛児保育園は震災後、県内民間団体の仲介で園児が描いた絵を被災地に送った。絵が届けられた宮城県石巻市の「牡鹿臨時保育所」に通う子どもの保護者からお礼の連絡があったことが交流のきっかけになった。
作ったツリーは全部で12個。園外保育で行った瀬長島で、園児自らサンゴ石を集めたほか、一部は中に電球を仕掛けるなどきれいに見えるよう工夫した。
ツリーと一緒に「くりすますをたのしんで」「さんごのつりーだいじにしてね」「かぜをひかないでね」など、園児それぞれの思いを記した寄せ書きや手形も一緒に添えた。
鈴木美穰(みの)ちゃん(6)は「かわいく見えるよう、ツリーの上に貝殻を載せた。うまくできたと思う」と感想を話した。
大城侑虎ちゃん(同)は「サンゴ石はきれいなものを選んで作った。ツリーを見て、早く元気になってほしい」と笑顔を見せた。
上原園長は「被災地は寒い冬を迎えると思う。園児の思いが込もった沖縄ならではのツリーで、元気になってほしい」と期待した。
琉優新報
しまくとぅば学校設立議論 (OKINAWA)
しまくとぅば学校設立議論 70人、必要性強調

県内で「しまくとぅば」を学ぶ学校を設立しようと話し合った
「イマージョンスクール設立の緊急集会」
=那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館
沖縄方言を学ぶための学校をつくろうと「しまくぅとばイマージョンスクール設立の緊急集会」が20日、那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館で約70人が参加して開かれた。ハワイへ留学した県内の関係者らでつくる「Okinawan Studies 107」(オキスタ107)が主催した。
琉球大学の石原昌英教授が講演し、ハワイのイマージョンスクールについて紹介。ハワイでは、幼稚園から大学院までハワイ語を学べるシステムがあることを紹介した。
石原教授は、ハワイのカウアイ島先住民の母親6人が子どもたちにハワイ語を残したいという気持ちがイマージョンスクールの立ち上げのきっかけになったことを話した。
石原教授は「言葉には土地や先祖を結び付ける役割がある。
言語を失うことで土地や先祖との結び付きが断絶する」と指摘し、
しまくとぅばの必要性と継承を強調した。
宜野湾市でしまくとぅばを教えているという女性は「後世に残したいと3年前から教室を開いている。
このままでは、しまくとぅばが消えてしまう。ネットを通して広げて行きたい」としまくとぅばの必要性を訴えた
琉球新報

県内で「しまくとぅば」を学ぶ学校を設立しようと話し合った
「イマージョンスクール設立の緊急集会」
=那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館
沖縄方言を学ぶための学校をつくろうと「しまくぅとばイマージョンスクール設立の緊急集会」が20日、那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館で約70人が参加して開かれた。ハワイへ留学した県内の関係者らでつくる「Okinawan Studies 107」(オキスタ107)が主催した。
琉球大学の石原昌英教授が講演し、ハワイのイマージョンスクールについて紹介。ハワイでは、幼稚園から大学院までハワイ語を学べるシステムがあることを紹介した。
石原教授は、ハワイのカウアイ島先住民の母親6人が子どもたちにハワイ語を残したいという気持ちがイマージョンスクールの立ち上げのきっかけになったことを話した。
石原教授は「言葉には土地や先祖を結び付ける役割がある。
言語を失うことで土地や先祖との結び付きが断絶する」と指摘し、
しまくとぅばの必要性と継承を強調した。
宜野湾市でしまくとぅばを教えているという女性は「後世に残したいと3年前から教室を開いている。
このままでは、しまくとぅばが消えてしまう。ネットを通して広げて行きたい」としまくとぅばの必要性を訴えた
琉球新報
テンペスト、3Dに PR (沖縄)
テンペスト、3D映画に 仲間さんら出演者がPR

<映画「劇場版テンペスト3D」>「迫力ある3Dの映画を楽しんでほしい」
とPRする主演の仲間由紀恵さん(中央)と、共演者の谷原章介さん(右)、
高岡早紀さん=28日、東京都港区の六本木ニコファーレ
【東京】
県出身の女優、仲間由紀恵さんが主演を務める19世紀の琉球王国を舞台にした3D(立体)映画「劇場版テンペスト3D」の製作発表会見が28日、東京・六本木のニコファーレで開かれ、「真鶴」と「寧温」の一人二役を演じた仲間さんが「首里城の美しさや迫力ある3Dの映像を楽しんでほしい」とPRした。
テンペストは県出身の作家、池上永一さんの長編小説が原作で、舞台化されたほか、時代劇としてドラマ化されていた。
製作発表には、仲間さんのほか、真鶴に思いを寄せる薩摩藩士、朝倉雅博役を演じた谷原章介さんと寧温に敵対心を抱く聞得大君役の高岡早紀さんも登壇。
谷原さんは「琉球では朝倉は異邦人だが、琉球の土地や寧温を愛すなど二律背反しているような役について考えながら一歩一歩やってきた」と振り返った。
自分自身と朝倉の共通点については「沖縄と仲間さんが好きだということ」と話し、
笑いを誘った。
高岡さんは「沖縄の歴史の深さを、斎場(せーふぁー)御嶽の風を受けて感じた。雨乞いをすると本当に雨が降った」と話した。
仲間さんは「沖縄で生まれ、何げなく過ごしてきたが、東京に来て初めて自然の美しさなどに気づいた。今の沖縄の実情も知っておかないといけない。役を演じているときは『自分が沖縄を救うんだ』という気持ちだった」と作品への思いを語った。
琉球新報

<映画「劇場版テンペスト3D」>「迫力ある3Dの映画を楽しんでほしい」
とPRする主演の仲間由紀恵さん(中央)と、共演者の谷原章介さん(右)、
高岡早紀さん=28日、東京都港区の六本木ニコファーレ
【東京】
県出身の女優、仲間由紀恵さんが主演を務める19世紀の琉球王国を舞台にした3D(立体)映画「劇場版テンペスト3D」の製作発表会見が28日、東京・六本木のニコファーレで開かれ、「真鶴」と「寧温」の一人二役を演じた仲間さんが「首里城の美しさや迫力ある3Dの映像を楽しんでほしい」とPRした。
テンペストは県出身の作家、池上永一さんの長編小説が原作で、舞台化されたほか、時代劇としてドラマ化されていた。
製作発表には、仲間さんのほか、真鶴に思いを寄せる薩摩藩士、朝倉雅博役を演じた谷原章介さんと寧温に敵対心を抱く聞得大君役の高岡早紀さんも登壇。
谷原さんは「琉球では朝倉は異邦人だが、琉球の土地や寧温を愛すなど二律背反しているような役について考えながら一歩一歩やってきた」と振り返った。
自分自身と朝倉の共通点については「沖縄と仲間さんが好きだということ」と話し、
笑いを誘った。
高岡さんは「沖縄の歴史の深さを、斎場(せーふぁー)御嶽の風を受けて感じた。雨乞いをすると本当に雨が降った」と話した。
仲間さんは「沖縄で生まれ、何げなく過ごしてきたが、東京に来て初めて自然の美しさなどに気づいた。今の沖縄の実情も知っておかないといけない。役を演じているときは『自分が沖縄を救うんだ』という気持ちだった」と作品への思いを語った。
琉球新報
宮国さん「宮古の誇り」 (宮古島・沖縄)
大臣賞と農水祭参加を報告
/宮国さん下地市長「宮古の誇り」

下地市長(右)に大臣賞受賞と農林水産祭出席を報告する宮国さん
=28日、市長室
今年2月に県野菜品評会(主催・県やさいフェスティバル実行委員会)でトウガンが農林水産大臣賞を受賞した宮国寿成さん(29)=上野=が23日、東京・明治神宮会館で開催された第50回農林水産祭(農林水産省、日本農林漁業振興会共催)に県代表の一人として出席した。宮国さんは28日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、受賞と同祭参加を報告した。
今年の農林水産祭には県内から宮国さんはじめ、花き品評会や畜産共進会、サトウキビ競作会などでの受賞者計6個人、2団体が参加した。
市長室を訪れた宮国さんは、同賞を受賞していたことと、受賞者として農林水産祭に参加したことを報告。「賞を取れると思っていなかったので受賞できうれしかった。これからは、この賞に負けないよう頑張って、次は別の作物で賞を狙いたい」と語った。
下地市長は「受賞おめでとう。大臣賞は個人としても良いことだが、宮古島の誇りでもある。これからも頑張ってください」と激励した。
.宮古毎日新聞
/宮国さん下地市長「宮古の誇り」

下地市長(右)に大臣賞受賞と農林水産祭出席を報告する宮国さん
=28日、市長室
今年2月に県野菜品評会(主催・県やさいフェスティバル実行委員会)でトウガンが農林水産大臣賞を受賞した宮国寿成さん(29)=上野=が23日、東京・明治神宮会館で開催された第50回農林水産祭(農林水産省、日本農林漁業振興会共催)に県代表の一人として出席した。宮国さんは28日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、受賞と同祭参加を報告した。
今年の農林水産祭には県内から宮国さんはじめ、花き品評会や畜産共進会、サトウキビ競作会などでの受賞者計6個人、2団体が参加した。
市長室を訪れた宮国さんは、同賞を受賞していたことと、受賞者として農林水産祭に参加したことを報告。「賞を取れると思っていなかったので受賞できうれしかった。これからは、この賞に負けないよう頑張って、次は別の作物で賞を狙いたい」と語った。
下地市長は「受賞おめでとう。大臣賞は個人としても良いことだが、宮古島の誇りでもある。これからも頑張ってください」と激励した。
.宮古毎日新聞
温かい気候楽しんで (宮古島・沖縄)
温かい気候楽しんで/農協観光チャーター初便到着

初便で到着した高谷組合長(左)にミス宮古から花束が贈呈された
=28日、宮古空港
暖かい南国を楽しんでもらおうと農協観光がJTAと連携して宮古、八重山を中心に送客している観光チャーター便の初便が28日、宮古島に到着した。
初便の客は、山形からの145人。来年2月末までに11機を運航させ、1600人の送客を見込む。
農協チャーター観光は、2001年から始まり今年は11年目。この間に来島した人は8万人を超え、宮古の観光を支えている。
一行は26日に山形を出発、石垣で2泊し28日、宮古入りした。
空港では観光協会や、JTA、受け入れ施設の職員らが「んみゃーち(いらっしゃい)宮古島へ」と書いた横断幕を掲げて出迎えた。
特設ステージでは地元民謡歌手の真也よう子さんが、三線と歌を会場いっぱいに響かせ、歓迎ムードを盛り上げ。ミス宮古の根間あやのさんが、みちのく村山農業協同組合の高谷尚市組合長に、花束を贈呈した。
宮古島観光協会理事の吉井良介さんは「島民全員が、皆さんのお越しをお待ちしていた。タンディガー、タンディ(大変ありがとう)」と歓迎。また「宮古は人の気持ちが温かい島。住民との触れ合いや、島独特の文化、暖かい気候を楽しんで」といい旅になるよう期待した。
高谷組合長は「宮古島に生涯忘れられない思い出を残していきたい」と、歓迎に感謝した。
高谷組合長は、ワイシャツの夏服姿。「山形を出た時の気温は5度だった。宮古は、ワイシャツでも暑いくらい。ブーゲンビレアが美しく、真夏の感じがする」と印象を語った。
一行はきょう29日は人頭税石や砂山ビーチ、池間大橋、雪塩工場、東平安名崎、宮古島海宝館などを巡り同日夕、帰途に着く。
今年は、東日本大震災の影響で岩手、宮城、福島3県からの出発を見合わせた。その代わりに青森の3機と山形の1機を増やし、前年実績に近い送客水準にしたという。
. 宮古毎日新聞

初便で到着した高谷組合長(左)にミス宮古から花束が贈呈された
=28日、宮古空港
暖かい南国を楽しんでもらおうと農協観光がJTAと連携して宮古、八重山を中心に送客している観光チャーター便の初便が28日、宮古島に到着した。
初便の客は、山形からの145人。来年2月末までに11機を運航させ、1600人の送客を見込む。
農協チャーター観光は、2001年から始まり今年は11年目。この間に来島した人は8万人を超え、宮古の観光を支えている。
一行は26日に山形を出発、石垣で2泊し28日、宮古入りした。
空港では観光協会や、JTA、受け入れ施設の職員らが「んみゃーち(いらっしゃい)宮古島へ」と書いた横断幕を掲げて出迎えた。
特設ステージでは地元民謡歌手の真也よう子さんが、三線と歌を会場いっぱいに響かせ、歓迎ムードを盛り上げ。ミス宮古の根間あやのさんが、みちのく村山農業協同組合の高谷尚市組合長に、花束を贈呈した。
宮古島観光協会理事の吉井良介さんは「島民全員が、皆さんのお越しをお待ちしていた。タンディガー、タンディ(大変ありがとう)」と歓迎。また「宮古は人の気持ちが温かい島。住民との触れ合いや、島独特の文化、暖かい気候を楽しんで」といい旅になるよう期待した。
高谷組合長は「宮古島に生涯忘れられない思い出を残していきたい」と、歓迎に感謝した。
高谷組合長は、ワイシャツの夏服姿。「山形を出た時の気温は5度だった。宮古は、ワイシャツでも暑いくらい。ブーゲンビレアが美しく、真夏の感じがする」と印象を語った。
一行はきょう29日は人頭税石や砂山ビーチ、池間大橋、雪塩工場、東平安名崎、宮古島海宝館などを巡り同日夕、帰途に着く。
今年は、東日本大震災の影響で岩手、宮城、福島3県からの出発を見合わせた。その代わりに青森の3機と山形の1機を増やし、前年実績に近い送客水準にしたという。
. 宮古毎日新聞
BBQを定例化 世界記録の商品化(八重山・沖縄)
BBQを定例化 世界記録の商品化促進中山市長

石垣牛の串焼きで107.6メートルのギネス世界記録達成から一夜明けた28日、実行委員長の中山義隆市長は市役所で会見した。
市民と関係団体に謝意を表した上で「家族連れや観光客が楽しめるイベントを継続したい」と述べ、ギネス挑戦とは別にバーベキューイベントを定例化する意向を明らかにした。
また、世界記録の活用策について「飲食店などに世界記録を活用した商品やメニューを出してもらえるよう関係機関と連携していきたい」と述べ、世界記録にちなんだ商品開発を促進する考えも示した。
同席したギネス・ワールド・レコーズ日本代表のフランク・フォーリー氏は「急きょ4倍の長さになったが、日本人にしかできないギネス記録となった。ギネスへの挑戦で町おこし、地域活性化の助けになればと思う。昨日のイベントは見本になる」と称賛した。
一方、中山市長は「運営面で主催者の準備が間に合わず、予想以上の多くの人が集まり、渋滞で会場に入れなかったり、食材や飲み物も不足したりした。白保や宮良地域には渋滞で日常生活に不便をかけた。ご迷惑をかけて心からおわびしたい」と頭を下げた。
市は、当日会場で石垣牛200グラムを引き換えできなかったチケット購入者に対し、12月18日までに▽JAゆらてぃく市場▽いしなぎ屋▽サンニ▽砂川冷凍の4カ所で引き換えるよう呼びかけている。
八重山毎日新聞

石垣牛の串焼きで107.6メートルのギネス世界記録達成から一夜明けた28日、実行委員長の中山義隆市長は市役所で会見した。
市民と関係団体に謝意を表した上で「家族連れや観光客が楽しめるイベントを継続したい」と述べ、ギネス挑戦とは別にバーベキューイベントを定例化する意向を明らかにした。
また、世界記録の活用策について「飲食店などに世界記録を活用した商品やメニューを出してもらえるよう関係機関と連携していきたい」と述べ、世界記録にちなんだ商品開発を促進する考えも示した。
同席したギネス・ワールド・レコーズ日本代表のフランク・フォーリー氏は「急きょ4倍の長さになったが、日本人にしかできないギネス記録となった。ギネスへの挑戦で町おこし、地域活性化の助けになればと思う。昨日のイベントは見本になる」と称賛した。
一方、中山市長は「運営面で主催者の準備が間に合わず、予想以上の多くの人が集まり、渋滞で会場に入れなかったり、食材や飲み物も不足したりした。白保や宮良地域には渋滞で日常生活に不便をかけた。ご迷惑をかけて心からおわびしたい」と頭を下げた。
市は、当日会場で石垣牛200グラムを引き換えできなかったチケット購入者に対し、12月18日までに▽JAゆらてぃく市場▽いしなぎ屋▽サンニ▽砂川冷凍の4カ所で引き換えるよう呼びかけている。
八重山毎日新聞
農家で民泊体験 (八重山・沖縄)
農家で民泊体験 奈良の修学旅行生89人、22戸が受け入れ
修学旅行生が農家に泊まり込んでその生活を体験する「民泊」が28日から2日間の日程で始まり、石垣市内の農家など22戸が奈良県桜井市の関西中央高校の2年生89人を受け入れている。生徒たちは29日午後まで受け入れ農家とともに、収穫や食事の調理などを体験することになっている。
農家の民泊は、沖縄を修学旅行で訪れる学校の間でニーズが広がっており、伊江島や宮古島で受け入れが進んでいるが、八重山では今回が初めて。民泊の試みが、修学旅行誘致の呼び水になるか注目される。
同校の修学旅行は、一昨年は宮古で民泊を実施。昨年は石垣での民泊を希望していたが、受け入れ態勢が整わず、民宿に分宿していた。
同校は「自然の多い環境の中で家族の一員として暮らすことにより、島の住民としての責任感を身に付けられる」と、農家民泊の効果に期待する。
今回は、学校側の意向を受けた旅行代理店からの働きかけで、観光業者や農家が石垣島田舎体験プロジェクト実行委員会(成底正好委員長)を発足させ、受け入れ準備を進めてきた。
同校の修学旅行は石垣島で4日間実施。修学旅行生は28日午後に石垣入りし、同日夜から29日午後まで農家で過ごしたあと、29日夜からは市内のホテルに2泊する。
民泊が始まるのを前に、修学旅行生と受け入れ農家は28日午後、市内ホテルで民泊の「入村式」に臨んだ。
受け入れ農家でもある森井一美実行委員長は「石垣島は素晴らしいところ。内地とちょっと違った常識もある。島の人たちがどんなふうに過ごしているのか楽しく学んでほしい」と歓迎のあいさつを述べた。
八重山毎日新聞

修学旅行生が農家に泊まり込んでその生活を体験する「民泊」が28日から2日間の日程で始まり、石垣市内の農家など22戸が奈良県桜井市の関西中央高校の2年生89人を受け入れている。生徒たちは29日午後まで受け入れ農家とともに、収穫や食事の調理などを体験することになっている。
農家の民泊は、沖縄を修学旅行で訪れる学校の間でニーズが広がっており、伊江島や宮古島で受け入れが進んでいるが、八重山では今回が初めて。民泊の試みが、修学旅行誘致の呼び水になるか注目される。
同校の修学旅行は、一昨年は宮古で民泊を実施。昨年は石垣での民泊を希望していたが、受け入れ態勢が整わず、民宿に分宿していた。
同校は「自然の多い環境の中で家族の一員として暮らすことにより、島の住民としての責任感を身に付けられる」と、農家民泊の効果に期待する。
今回は、学校側の意向を受けた旅行代理店からの働きかけで、観光業者や農家が石垣島田舎体験プロジェクト実行委員会(成底正好委員長)を発足させ、受け入れ準備を進めてきた。
同校の修学旅行は石垣島で4日間実施。修学旅行生は28日午後に石垣入りし、同日夜から29日午後まで農家で過ごしたあと、29日夜からは市内のホテルに2泊する。
民泊が始まるのを前に、修学旅行生と受け入れ農家は28日午後、市内ホテルで民泊の「入村式」に臨んだ。
受け入れ農家でもある森井一美実行委員長は「石垣島は素晴らしいところ。内地とちょっと違った常識もある。島の人たちがどんなふうに過ごしているのか楽しく学んでほしい」と歓迎のあいさつを述べた。
八重山毎日新聞
2011-11-28
黄金のサナギツリー (本部・沖縄)
ツリー彩る黄金のサナギ 本部

オオゴマダラのサナギ300個で飾ったクリスマスツリー
=本部町の琉宮城蝶々園
【本部】
オオゴマダラのサナギを300個以上装飾したクリスマスツリーが琉宮城蝶々園(渡名喜朝之社長)にお目見えした。観光客らは金色に輝くサナギに目を奪われている。
通常は3~5月にサナギとなるが、この時季に合わせ飼育し、300個以上のサナギの成育に成功した。担当の高江洲大地さんは「試行錯誤して昨年を上回る結果が出た。金色のサナギは幸運の象徴。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけた。
北海道から来た太田茉宥さん(9)と一歩君(5)は「飾りかと思ったら本物のサナギだった。とてもきれい」とうれしそうに話した。
ツリーの展示は12月27日まで。問い合わせは同園、電話0980(48)3456。(友寄隆央通信員)
沖縄タイムス

オオゴマダラのサナギ300個で飾ったクリスマスツリー
=本部町の琉宮城蝶々園
【本部】
オオゴマダラのサナギを300個以上装飾したクリスマスツリーが琉宮城蝶々園(渡名喜朝之社長)にお目見えした。観光客らは金色に輝くサナギに目を奪われている。
通常は3~5月にサナギとなるが、この時季に合わせ飼育し、300個以上のサナギの成育に成功した。担当の高江洲大地さんは「試行錯誤して昨年を上回る結果が出た。金色のサナギは幸運の象徴。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけた。
北海道から来た太田茉宥さん(9)と一歩君(5)は「飾りかと思ったら本物のサナギだった。とてもきれい」とうれしそうに話した。
ツリーの展示は12月27日まで。問い合わせは同園、電話0980(48)3456。(友寄隆央通信員)
沖縄タイムス
串焼き世界一 ギネス認定 (八重山・沖縄)
市民歓喜、串焼き世界一 ギネス認定長さ107.6メートル 石垣牛大BBQ大会、1700人余が力合わせ

ブランド牛としての石垣牛と新石垣空港の開港をPRしようと27日、新空港建設用地で石垣牛大バーベキュー大会(同実行委員会主催)が行われ、1710人が石垣牛で長さ100メートル超の串焼きのギネス世界記録に挑戦した。
溶接した串の継ぎ目が2度も折れるというハプニングを乗り越え、レバノンの97.5メートルを約10メートル上回る107.6メートルを達成した。串刺しから焼き上げ、食べ終わるまでに約5時間。完食後、実行委員長の中山義隆市長に認定証が贈られ、石垣市が世界一の記録保持者となった。
当初、新石垣空港の開港日(平成25年3月7日)にちなんだ25.37メートルを目標に設定したが、3日前の24日夕にレバノンの記録が判明し、急きょ100メートルに延長。直径4ミリ、長さ4メートルのステンレス棒を27本溶接した108メートルの串と60本分のドラム缶を使った長さ108メートルの焼き台に2.8トンの炭、300キロの石垣牛もも肉を用意して臨んだ。
記録挑戦には、親に抱っこされた赤ちゃんから80歳以上のお年寄りまで幅広い層から参加があった。正午すぎ、10グループに分かれて一人ひとりが5センチ角の肉を串に刺して焼き台に移し、司会の「石垣牛」の合図に合わせてひっくり返した。焼き終わったあと、ギネス公式記録員が計測して107.6メートルと発表すると、拍手と歓声が沸き起こった。
こんがりと焼き上がった石垣牛はスライスして配布され、参加者は「待ったかいがあった。うまい」とおいしそうにほお張った。この後、ステージに場所に移し、中山市長が最後の一切れを食べ終えて完食。ギネス・ワールド・レコーズ(本社英国)の日本側窓口ギネス世界記録地域活性化委員会のフランク・ウォーリー委員長から認定証が手渡された。
市内から親子で参加した宮良房子さん(55)、ひかるさん(15)親子は「思ったより時間がかかったが、記録を達成できてほんとうによかった。参加したかいがありました」と話した。
八重山毎日新聞

ブランド牛としての石垣牛と新石垣空港の開港をPRしようと27日、新空港建設用地で石垣牛大バーベキュー大会(同実行委員会主催)が行われ、1710人が石垣牛で長さ100メートル超の串焼きのギネス世界記録に挑戦した。
溶接した串の継ぎ目が2度も折れるというハプニングを乗り越え、レバノンの97.5メートルを約10メートル上回る107.6メートルを達成した。串刺しから焼き上げ、食べ終わるまでに約5時間。完食後、実行委員長の中山義隆市長に認定証が贈られ、石垣市が世界一の記録保持者となった。
当初、新石垣空港の開港日(平成25年3月7日)にちなんだ25.37メートルを目標に設定したが、3日前の24日夕にレバノンの記録が判明し、急きょ100メートルに延長。直径4ミリ、長さ4メートルのステンレス棒を27本溶接した108メートルの串と60本分のドラム缶を使った長さ108メートルの焼き台に2.8トンの炭、300キロの石垣牛もも肉を用意して臨んだ。
記録挑戦には、親に抱っこされた赤ちゃんから80歳以上のお年寄りまで幅広い層から参加があった。正午すぎ、10グループに分かれて一人ひとりが5センチ角の肉を串に刺して焼き台に移し、司会の「石垣牛」の合図に合わせてひっくり返した。焼き終わったあと、ギネス公式記録員が計測して107.6メートルと発表すると、拍手と歓声が沸き起こった。
こんがりと焼き上がった石垣牛はスライスして配布され、参加者は「待ったかいがあった。うまい」とおいしそうにほお張った。この後、ステージに場所に移し、中山市長が最後の一切れを食べ終えて完食。ギネス・ワールド・レコーズ(本社英国)の日本側窓口ギネス世界記録地域活性化委員会のフランク・ウォーリー委員長から認定証が手渡された。
市内から親子で参加した宮良房子さん(55)、ひかるさん(15)親子は「思ったより時間がかかったが、記録を達成できてほんとうによかった。参加したかいがありました」と話した。
八重山毎日新聞
鳩間島 情熱の語り (八重山・沖縄)
『八重山 鳩間島民俗誌』
情熱の語りと貴重な見解

『八重山 鳩間島民俗誌』大城公男著(榕樹書林・6720円)
柳田國男や折口信夫をはじめとする民俗学者の文章には、彼らの熱い思いが語られることがある。
また、伊波普猷や喜舎場永■の著作にも情熱的な語りが散見される。当時の時代がそうさせただけでなく、民俗学には村社会への熱い思いが内蔵されていたからであろう。
ところが、近年の民俗誌は、著者の主張を極力抑えて先入観や思い入れを排し、見聞したことを細大漏らさず客観的に淡々と記述するのが常道になってきている。民俗学そのものが学問として、客観的・科学的な態度を重視する意識が強くはたらいているからであろう。
そのような中、『八重山 鳩間島民俗誌』は、語り部となった著者が鳩間島の多様な民俗を熱っぽく語る。
例えば「私は、読者を妙な錯覚に陥れ」と読者を意識し、あるいは祭事現場の雰囲気を「握り拳を作って両手を額の前に交差させ、ヒヤユイサ、ヒヤユイサと叫びながら跳ねるようにして踊る」と高揚して語り、「(鳩間)昭子(私の親戚で、ふだんは昭姉さんと呼ぶ)は友利御嶽のサカサで、そのとき八〇歳になっていた」などと親戚・友人が実名で登場し、鳩間島の人間関係を髣髴(ほうふつ)とさせる臨場感あふれる書き方になっている。
ただし、著者は伝統的な語り部ではない。高等学校長を退職後、東北大学大学院で民俗学を学んでおり、本書にはその成果が随所にちりばめられている。
なかでも「キチゴン(結願祭)は比較的新しい祭事である」「各御嶽の神は独立した存在ではなく繋がっている」「サンシキは人々の生活空間と神の領域が重なる境界であった」「友利御嶽は宮古渡来集団が祀るヤマト系鍛冶神である」などの見解は、八重山の伝統的な祭りや鍛冶神を考える上で貴重な指摘である。
また、本書は、著者の体験および幼いころの回想による個人史的な側面を有しながらも、可能なかぎり祭祀や年中行事を忠実に再現し、愛郷心に富んだ著者ならではの筆致で島の生活史を生き生きと描いており、学問的にも意義深い好著である。
(狩俣恵一・沖縄国際大学教授)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おおしろ・きみお 1937年竹富町鳩間生まれ。琉球大教育学部を卒業し、教職に就く。県立八重山農林高、首里高校長などを経て定年退職後、2001年に東北大学大学院に入学して人間科学(宗教学)を専攻。
※注:■は王ヘンに「旬」
琉球新報
情熱の語りと貴重な見解

『八重山 鳩間島民俗誌』大城公男著(榕樹書林・6720円)
柳田國男や折口信夫をはじめとする民俗学者の文章には、彼らの熱い思いが語られることがある。
また、伊波普猷や喜舎場永■の著作にも情熱的な語りが散見される。当時の時代がそうさせただけでなく、民俗学には村社会への熱い思いが内蔵されていたからであろう。
ところが、近年の民俗誌は、著者の主張を極力抑えて先入観や思い入れを排し、見聞したことを細大漏らさず客観的に淡々と記述するのが常道になってきている。民俗学そのものが学問として、客観的・科学的な態度を重視する意識が強くはたらいているからであろう。
そのような中、『八重山 鳩間島民俗誌』は、語り部となった著者が鳩間島の多様な民俗を熱っぽく語る。
例えば「私は、読者を妙な錯覚に陥れ」と読者を意識し、あるいは祭事現場の雰囲気を「握り拳を作って両手を額の前に交差させ、ヒヤユイサ、ヒヤユイサと叫びながら跳ねるようにして踊る」と高揚して語り、「(鳩間)昭子(私の親戚で、ふだんは昭姉さんと呼ぶ)は友利御嶽のサカサで、そのとき八〇歳になっていた」などと親戚・友人が実名で登場し、鳩間島の人間関係を髣髴(ほうふつ)とさせる臨場感あふれる書き方になっている。
ただし、著者は伝統的な語り部ではない。高等学校長を退職後、東北大学大学院で民俗学を学んでおり、本書にはその成果が随所にちりばめられている。
なかでも「キチゴン(結願祭)は比較的新しい祭事である」「各御嶽の神は独立した存在ではなく繋がっている」「サンシキは人々の生活空間と神の領域が重なる境界であった」「友利御嶽は宮古渡来集団が祀るヤマト系鍛冶神である」などの見解は、八重山の伝統的な祭りや鍛冶神を考える上で貴重な指摘である。
また、本書は、著者の体験および幼いころの回想による個人史的な側面を有しながらも、可能なかぎり祭祀や年中行事を忠実に再現し、愛郷心に富んだ著者ならではの筆致で島の生活史を生き生きと描いており、学問的にも意義深い好著である。
(狩俣恵一・沖縄国際大学教授)
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おおしろ・きみお 1937年竹富町鳩間生まれ。琉球大教育学部を卒業し、教職に就く。県立八重山農林高、首里高校長などを経て定年退職後、2001年に東北大学大学院に入学して人間科学(宗教学)を専攻。
※注:■は王ヘンに「旬」
琉球新報
首里高でまた不発弾 (OKINAWA)
首里高でまた不発弾 校舎建設工事現場から 那覇市首里真和志町の首里高校の校舎建設工事現場で26日午後4時すぎ、「不発弾が見つかった」と工事関係者から110番通報があった。
県警からの連絡を受けた陸上自衛隊不発弾処理隊が調べると、信管が付いていたため周囲に土のうを積んで現場保管し、今後処理方針を決める。
那覇署によると、見つかった不発弾は長さ約80センチ、幅約18センチの8インチ艦砲弾。同校のグラウンドで校舎建設のための掘削作業中の男性作業員が見つけた。
同校の工事現場では8、9月にかけ不発弾が計4発見つかっており、うち2発の処理が2日に現場で行われていた。
琉球新報
県警からの連絡を受けた陸上自衛隊不発弾処理隊が調べると、信管が付いていたため周囲に土のうを積んで現場保管し、今後処理方針を決める。
那覇署によると、見つかった不発弾は長さ約80センチ、幅約18センチの8インチ艦砲弾。同校のグラウンドで校舎建設のための掘削作業中の男性作業員が見つけた。
同校の工事現場では8、9月にかけ不発弾が計4発見つかっており、うち2発の処理が2日に現場で行われていた。
琉球新報
6市町「訪米すべきだ」 (OKINAWA)
6市町「訪米すべきだ」 名護市長呼び掛け
稲嶺進名護市長が県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)の構成市町村に、米軍普天間飛行場の県外移設を求め本年度中の訪米行動を呼び掛けている件で、軍転協事務局の県が構成27市町村へ意向を照会したところ、名護市を含め沖縄市など6市町が「実施すべきだ」と回答した。
軍転協は「十分な意思統一を図る必要がある」などの意見を踏まえ、組織としての本年度中の訪米は行わないが、稲嶺市長はこれまで複数の市町村と合同での訪米を希望しており、対応を検討していく。
本年度中に訪米すべきだと答えた自治体はほかに浦添市と宮古島市、南城市、本部町。理由として「会員市町村長がそろうかは別にして、実施すべきだ」(沖縄市)、「当事者である米国政府に対し、直接かつ早期に訴えることは普天間飛行場の早期閉鎖に大いに寄与する」(浦添市)、「県民の強い意志を表明するには、知事のみではなく、広く市町村長も同行した要請団を結成し、ことに当たるべきだ」(宮古島市)などと答えた。
次年度あらためて検討すると答えたのは、宜野湾市や金武町など13市町村。安里猛市長が病気療養中の宜野湾市は「本来、本年度中に訪米し、県内移設反対の意思表示をすることは必要だが、本市の諸事情で次年度対応としたい」と回答。ほかに「詳細を調整してから訪米した方がよい」(八重瀬町)との意見が出た。
琉球新報
稲嶺進名護市長が県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)の構成市町村に、米軍普天間飛行場の県外移設を求め本年度中の訪米行動を呼び掛けている件で、軍転協事務局の県が構成27市町村へ意向を照会したところ、名護市を含め沖縄市など6市町が「実施すべきだ」と回答した。
軍転協は「十分な意思統一を図る必要がある」などの意見を踏まえ、組織としての本年度中の訪米は行わないが、稲嶺市長はこれまで複数の市町村と合同での訪米を希望しており、対応を検討していく。
本年度中に訪米すべきだと答えた自治体はほかに浦添市と宮古島市、南城市、本部町。理由として「会員市町村長がそろうかは別にして、実施すべきだ」(沖縄市)、「当事者である米国政府に対し、直接かつ早期に訴えることは普天間飛行場の早期閉鎖に大いに寄与する」(浦添市)、「県民の強い意志を表明するには、知事のみではなく、広く市町村長も同行した要請団を結成し、ことに当たるべきだ」(宮古島市)などと答えた。
次年度あらためて検討すると答えたのは、宜野湾市や金武町など13市町村。安里猛市長が病気療養中の宜野湾市は「本来、本年度中に訪米し、県内移設反対の意思表示をすることは必要だが、本市の諸事情で次年度対応としたい」と回答。ほかに「詳細を調整してから訪米した方がよい」(八重瀬町)との意見が出た。
琉球新報
「美島商娘」も新商品 (八重山・沖縄)
八商工「美島商娘」も新商品
離島フェアで注目集める

【那覇】石垣市中央商店街振興組合と八重山商工高校の生徒有志による新商品開発プロジェクト「美島商娘」ブランド(代表・花城かおり、3年)は25日、沖縄セルラーパーク那覇で開催されている離島フェア2011で、新商品のポン酢系ドレッシング「シークヮーサーと生姜(しょうが)のゆんたくぅポンドレ」と「シークヮーサーとしょうゆのゆんたくぅポンドレ」を発売した。
花城さんは「商売の難しさを実感し、いい経験になっている。私たちの取り組みが島の高校生の刺激になってほしい。また、地元の特産品を生かすことで郷土愛や島の人たちの温かさを伝える活動にしていきたい」と話した。
同プロジェクトは、高校生の発想で地域資源を活用しようと企画され、今年5月に行われた八重山の産業まつりでは、地元企業と連携して石垣島で生産されているユーグレナ(ミドリムシ)を使ったお菓子やかまぼこを販売し、好評を得た。
今回はゴーヤーカンパニーとの商品開発で完成した2種類のポン酢系ドレッシングを発売。ポン酢をベースにシークヮーサーやアミノ酸やビタミンなど豊富な栄養素を含んでいるユーグレナを使用し、しょうゆと生姜でアクセントをつけているという。
八重山毎日新聞
離島フェアで注目集める

【那覇】石垣市中央商店街振興組合と八重山商工高校の生徒有志による新商品開発プロジェクト「美島商娘」ブランド(代表・花城かおり、3年)は25日、沖縄セルラーパーク那覇で開催されている離島フェア2011で、新商品のポン酢系ドレッシング「シークヮーサーと生姜(しょうが)のゆんたくぅポンドレ」と「シークヮーサーとしょうゆのゆんたくぅポンドレ」を発売した。
花城さんは「商売の難しさを実感し、いい経験になっている。私たちの取り組みが島の高校生の刺激になってほしい。また、地元の特産品を生かすことで郷土愛や島の人たちの温かさを伝える活動にしていきたい」と話した。
同プロジェクトは、高校生の発想で地域資源を活用しようと企画され、今年5月に行われた八重山の産業まつりでは、地元企業と連携して石垣島で生産されているユーグレナ(ミドリムシ)を使ったお菓子やかまぼこを販売し、好評を得た。
今回はゴーヤーカンパニーとの商品開発で完成した2種類のポン酢系ドレッシングを発売。ポン酢をベースにシークヮーサーやアミノ酸やビタミンなど豊富な栄養素を含んでいるユーグレナを使用し、しょうゆと生姜でアクセントをつけているという。
八重山毎日新聞
くし焼き世界一に挑戦 (八重山・沖縄)
くし焼き世界一に挑戦 きょう石垣牛BBQ大会

くし焼き100メートルのギネス世界記録に挑戦する石垣牛大バーベキュー大会(主催・同実行委員会)が27日午前10時から、新石垣空港建設用地で開かれる。
本番前の26日は市職員や関係者が会場づくりを奔走。100メートルの焼き台設置とくしの溶接作業、テント設営などに汗を流していた。ギネス記録に挑戦するGチケットが300枚弱残っていることから、実行委では当日午前10時30分まで、500円の追加で一般チケットからGチケットへの交換を受け付ける。
ギネス挑戦のくし焼きは当初は25.37メートルだったが、レバノンで今年8月に97.5メートルの記録があったことが24日に判明。急きょ、100メートルを目指すことになった。
挑戦者も600人から2000人に拡大。一般チケット購入者に500円追加で1400人分のGチケットを販売したが、26日午後5時現在、300枚弱が残っている。
大会に向けて中山義隆市長は「100メートルの焼き台は圧巻だ。直前に長さを大幅に変えるハプニングもあり、予行演習もないぶっつけ本番だが、成功させるしかない」と話した。
会場はセンター(中央)、アンター(東)、インター(西)ゾーンに分かれており、センターゾーンではギネス記録への挑戦。終了後には焼き台として参加者に解放される。
アンターゾーンではオープニングセレモニーや海賊戦隊ゴーカイジャーのヒーローショー。豪華BBQ食材抽選会、ma-yun、池田卓ライブなどのステージがある。
インターゾーンではウルトラクイズやベンチプレス大会。エイサー4団体の共演や青年会による芸能「村あしび」などがあり、ストライクアウトやセグウェイなどの体験コーナーも設けられる。
会場には島内を東、西回りに巡回するシャトルバスも運行、駐機場(エプロン)を駐車場として解放する予定で、主催者では市民多数の来場を呼びかけている。
八重山毎日新聞

くし焼き100メートルのギネス世界記録に挑戦する石垣牛大バーベキュー大会(主催・同実行委員会)が27日午前10時から、新石垣空港建設用地で開かれる。
本番前の26日は市職員や関係者が会場づくりを奔走。100メートルの焼き台設置とくしの溶接作業、テント設営などに汗を流していた。ギネス記録に挑戦するGチケットが300枚弱残っていることから、実行委では当日午前10時30分まで、500円の追加で一般チケットからGチケットへの交換を受け付ける。
ギネス挑戦のくし焼きは当初は25.37メートルだったが、レバノンで今年8月に97.5メートルの記録があったことが24日に判明。急きょ、100メートルを目指すことになった。
挑戦者も600人から2000人に拡大。一般チケット購入者に500円追加で1400人分のGチケットを販売したが、26日午後5時現在、300枚弱が残っている。
大会に向けて中山義隆市長は「100メートルの焼き台は圧巻だ。直前に長さを大幅に変えるハプニングもあり、予行演習もないぶっつけ本番だが、成功させるしかない」と話した。
会場はセンター(中央)、アンター(東)、インター(西)ゾーンに分かれており、センターゾーンではギネス記録への挑戦。終了後には焼き台として参加者に解放される。
アンターゾーンではオープニングセレモニーや海賊戦隊ゴーカイジャーのヒーローショー。豪華BBQ食材抽選会、ma-yun、池田卓ライブなどのステージがある。
インターゾーンではウルトラクイズやベンチプレス大会。エイサー4団体の共演や青年会による芸能「村あしび」などがあり、ストライクアウトやセグウェイなどの体験コーナーも設けられる。
会場には島内を東、西回りに巡回するシャトルバスも運行、駐機場(エプロン)を駐車場として解放する予定で、主催者では市民多数の来場を呼びかけている。
八重山毎日新聞
2011-11-25
裁判権放棄を検討/わいせつ米兵(OKINAWA)
那覇地裁、裁判権放棄を検討/わいせつ米兵少年
米海兵隊員による女子中学生へのわいせつ事件で、那覇地検は、準強制わいせつなどの疑いで拘置中の海兵隊普天間基地所属の上等兵(19)の処分について、裁判権不行使も視野に検討を進めている。
裁判権不行使の通告期間となる23日までには処分されるが、米兵で、しかも国内法では少年法が適用されるため、地検も処分の方向性について、被害者感情や家裁に送致した後の処分の見込みなどを最大限考慮しつつ慎重に捜査を進めている。
裁判権が行使されない場合、上等兵は基地内の軍事裁判所で裁かれることになり、国内法適用の場合より重い処罰が見込まれる、という。
那覇地検によると、これまで米兵少年の処分は、殺人や婦女暴行など重罪に当たる刑事処分相当以外は裁判権の不行使が通常という。
刑事処分相当以外で家裁送致しても、少年であれば「保護処分相当」とするのが支配的。半面、米国では19歳でも成人扱いとなり、上等兵の場合、軍事裁判による刑事手続きが進められる。
国内少年法の手続きを考慮した場合「より現実的処罰を求める上では、米軍側に海兵隊上等兵の処分をゆだね、米国法により成人と同様の裁判権が行使されたほうが現実的」との考えもある。
国内的には、県内で英語を使える保護司がほとんどいない現状に加え「米兵少年に国内少年法の趣旨がなじむのか」と、米兵少年の更生環境が整っていない現状を挙げる識者もいる。
17日現在、那覇地検では「捜査中であり、どのような処分をするかについては決まっていない」としているが、裁判権の不行使の場合には、通告期間があり、犯罪の発生を米側へ通知してから20日以内となっている。
今回の場合は23日までがタイムリミット。在沖米軍基地の軍事裁判に詳しいアネット・キャラゲイン外国法事務弁護士によると、米海兵隊員が住居不法侵入罪、破廉恥罪などで基地内の軍事裁判で裁かれた場合、最高7年6月の実刑の可能性もあるという。同弁護士は「執行猶予もほとんどつかず、日本より厳しい判決」という。
琉球新報
米海兵隊員による女子中学生へのわいせつ事件で、那覇地検は、準強制わいせつなどの疑いで拘置中の海兵隊普天間基地所属の上等兵(19)の処分について、裁判権不行使も視野に検討を進めている。
裁判権不行使の通告期間となる23日までには処分されるが、米兵で、しかも国内法では少年法が適用されるため、地検も処分の方向性について、被害者感情や家裁に送致した後の処分の見込みなどを最大限考慮しつつ慎重に捜査を進めている。
裁判権が行使されない場合、上等兵は基地内の軍事裁判所で裁かれることになり、国内法適用の場合より重い処罰が見込まれる、という。
那覇地検によると、これまで米兵少年の処分は、殺人や婦女暴行など重罪に当たる刑事処分相当以外は裁判権の不行使が通常という。
刑事処分相当以外で家裁送致しても、少年であれば「保護処分相当」とするのが支配的。半面、米国では19歳でも成人扱いとなり、上等兵の場合、軍事裁判による刑事手続きが進められる。
国内少年法の手続きを考慮した場合「より現実的処罰を求める上では、米軍側に海兵隊上等兵の処分をゆだね、米国法により成人と同様の裁判権が行使されたほうが現実的」との考えもある。
国内的には、県内で英語を使える保護司がほとんどいない現状に加え「米兵少年に国内少年法の趣旨がなじむのか」と、米兵少年の更生環境が整っていない現状を挙げる識者もいる。
17日現在、那覇地検では「捜査中であり、どのような処分をするかについては決まっていない」としているが、裁判権の不行使の場合には、通告期間があり、犯罪の発生を米側へ通知してから20日以内となっている。
今回の場合は23日までがタイムリミット。在沖米軍基地の軍事裁判に詳しいアネット・キャラゲイン外国法事務弁護士によると、米海兵隊員が住居不法侵入罪、破廉恥罪などで基地内の軍事裁判で裁かれた場合、最高7年6月の実刑の可能性もあるという。同弁護士は「執行猶予もほとんどつかず、日本より厳しい判決」という。
琉球新報
米軍属を起訴へ 裁判権行使同意 (OKINAWA)
那覇地検、米軍属を一転起訴へ
日本での裁判権行使同意
沖縄県内で交通死亡事故を起こし、公務中だったとして不起訴となった米軍属の男性(24)について、那覇地検は24日、日本で裁判権を行使することで米側の同意が得られたと明らかにした。
那覇検察審査会は男性を「起訴相当」と議決しており、地検は25日に自動車運転過失致死罪で起訴する方針。
(共同通信)
琉球新報
日本での裁判権行使同意
沖縄県内で交通死亡事故を起こし、公務中だったとして不起訴となった米軍属の男性(24)について、那覇地検は24日、日本で裁判権を行使することで米側の同意が得られたと明らかにした。
那覇検察審査会は男性を「起訴相当」と議決しており、地検は25日に自動車運転過失致死罪で起訴する方針。
(共同通信)
琉球新報
結髪師4人に賞状 (宮古島・沖縄)
新人賞、結髪師取得者4人に賞状伝達

新人賞受賞を喜ぶ (左から) 島尻さん、 川満さんと結髪師に合格した喜久山さん
(左から3人目)、 与那覇さん=23日、 あかがーら
野村流古典音楽保存会宮古島支部古波蔵峰子研究所、 小波流琉球きからじ結古波蔵峰子研究所は23日、 2011年度沖縄タイムス伝統芸能選考会において新人賞を受賞した川満莉緒さん (平良中3年)、 島尻琴音さん (同)、 結髪師の免許を取得した与那覇啓子さん (63)、 喜久山仁美さん(36)の合同伝達及び祝賀会を市内の飲食店で開いた。
午後6時半から行われた伝達式で古波蔵さんから新人賞を受賞した2人に賞状と盾、 結髪師に合格した2人に賞状と看板が手渡された。
古波蔵さんは 「きょうはとてもうれしい日となった。 合格は両親や周りの大人の支えのおかげ。 今後も頑張ってほしい」 と祝福した。
新人賞を受賞した川満さんは 「小学2年生から始めた三線。 これまで続けてきて良かった。 先生や両親に感謝したい」 と話した。 また、 島尻さんは 「合格できてうれしい」 と喜んだ。
結髪師に合格した与那覇さんは 「これからも先生の励ましに応えられるよう一生懸命頑張りたい」 と話し、 喜久山さんは 「古波蔵先生からたくさんのことを学ぶことができた。 これからも指導願いたい」 と感謝を示した。
会には家族や関係者などが多数駆けつけ4人を祝福。 祝賀会では新人賞を受賞した2人が独唱するなど賑わった。
宮古新報

新人賞受賞を喜ぶ (左から) 島尻さん、 川満さんと結髪師に合格した喜久山さん
(左から3人目)、 与那覇さん=23日、 あかがーら
野村流古典音楽保存会宮古島支部古波蔵峰子研究所、 小波流琉球きからじ結古波蔵峰子研究所は23日、 2011年度沖縄タイムス伝統芸能選考会において新人賞を受賞した川満莉緒さん (平良中3年)、 島尻琴音さん (同)、 結髪師の免許を取得した与那覇啓子さん (63)、 喜久山仁美さん(36)の合同伝達及び祝賀会を市内の飲食店で開いた。
午後6時半から行われた伝達式で古波蔵さんから新人賞を受賞した2人に賞状と盾、 結髪師に合格した2人に賞状と看板が手渡された。
古波蔵さんは 「きょうはとてもうれしい日となった。 合格は両親や周りの大人の支えのおかげ。 今後も頑張ってほしい」 と祝福した。
新人賞を受賞した川満さんは 「小学2年生から始めた三線。 これまで続けてきて良かった。 先生や両親に感謝したい」 と話した。 また、 島尻さんは 「合格できてうれしい」 と喜んだ。
結髪師に合格した与那覇さんは 「これからも先生の励ましに応えられるよう一生懸命頑張りたい」 と話し、 喜久山さんは 「古波蔵先生からたくさんのことを学ぶことができた。 これからも指導願いたい」 と感謝を示した。
会には家族や関係者などが多数駆けつけ4人を祝福。 祝賀会では新人賞を受賞した2人が独唱するなど賑わった。
宮古新報
国境の島 報道によると… (与那国・沖縄)
本紙報道によると…
本紙報道によると先日、与那国で自衛隊基地誘致に反対する人々の初めての反対集会が開かれたとのこと。
また20日には与那国では初めてのケースとなるデモ行進も行われたとのこと
▼町長や町議会は与那国の現状を打開しようと自衛隊誘致推進の立場だが、ここは誘致反対の方が現実的だと思う。なぜなら自衛隊がもし来るとしてもそれは米軍の対中国戦略絡みの日米共同の一施策としての基地のためであって与那国町を援助するためではない。自衛隊基地を誘致すると町が繁栄すると考える方がむしろ夢を見ていると言える
▼現に国境の島で与那国と同じような状況にある長崎県の対馬は50年ほど前に自衛隊を誘致し、さらに増員を要請しているが島の人口は減る一方だ
▼日本は明治以降ひたすら富国強兵を目指したがそれは敗戦しかもたらさなかった。また戦後利益第一主義を貫き経済大国を追求したが、それも今度の福島原発事故が象徴するように破たんが目立ち始めた
▼そして広大な米軍基地を60年以上も沖縄に押し付けてきたという最大の矛盾がある。”いつまでも「捨て石」のまま沖縄忌”(礁湖)という一句が身にしみる▼与那国の問題は全八重山の問題である。われわれは今、頭を冷やして熟考しなければならない岐路に立たされているのだ。(八重洋一郎)
八重山毎日新聞
本紙報道によると先日、与那国で自衛隊基地誘致に反対する人々の初めての反対集会が開かれたとのこと。
また20日には与那国では初めてのケースとなるデモ行進も行われたとのこと
▼町長や町議会は与那国の現状を打開しようと自衛隊誘致推進の立場だが、ここは誘致反対の方が現実的だと思う。なぜなら自衛隊がもし来るとしてもそれは米軍の対中国戦略絡みの日米共同の一施策としての基地のためであって与那国町を援助するためではない。自衛隊基地を誘致すると町が繁栄すると考える方がむしろ夢を見ていると言える
▼現に国境の島で与那国と同じような状況にある長崎県の対馬は50年ほど前に自衛隊を誘致し、さらに増員を要請しているが島の人口は減る一方だ
▼日本は明治以降ひたすら富国強兵を目指したがそれは敗戦しかもたらさなかった。また戦後利益第一主義を貫き経済大国を追求したが、それも今度の福島原発事故が象徴するように破たんが目立ち始めた
▼そして広大な米軍基地を60年以上も沖縄に押し付けてきたという最大の矛盾がある。”いつまでも「捨て石」のまま沖縄忌”(礁湖)という一句が身にしみる▼与那国の問題は全八重山の問題である。われわれは今、頭を冷やして熟考しなければならない岐路に立たされているのだ。(八重洋一郎)
八重山毎日新聞
多彩な演目で立ち見客が出る 八重山・沖縄)
多彩な演目で熱演 老人芸能大会、
立ち見客が出るほど大入り

八重山地区老人クラブ連合会(嵩本安意会長)の「第33回老人芸能大会」が23日午後、市民会館大ホールで開かれた。
立ち見が出るほど満席となった会場は地区内15単位老人クラブ、八老連、石老連の総勢131人が出演、伝統芸能や創作舞踊など17演目で熱演した。
郷土芸能など芸能発表を通して生きがいを高め、友情を深め、豊かな長寿社会づくりに寄与することが目的。
八老連役員の「赤馬節」で幕開けし、各クラブが次々と多彩な演目を披露。そのなかで60周年を迎える宮良老人クラブ寿会は台湾の実話をもとにしたという「サヨンの鐘」を情感豊かに踊った。
女性陣による演目が多い中、大浜老人クラブ長寿会は男性10人、女性3人が「大阪ラプソディー」と「おもちゃのチャチャチャ」をユーモアたっぷりに踊り、会場を沸かせた。
県老連の老人芸能大会に八重山代表で出演する黒島老人クラブは平均年齢81歳の会員らが「まへらつ」をしっとりと披露。
平得老人クラブの創作舞踊「白虎隊」はスモークと紙吹雪で北国を表現、東日本大震災の被災地への応援メッセージ横断幕も掲げられた。
来場した大勢の観客は繰り広げられる演目の一つ一つに温かい拍手と声援を送っていた。
八重山毎日新聞
立ち見客が出るほど大入り

八重山地区老人クラブ連合会(嵩本安意会長)の「第33回老人芸能大会」が23日午後、市民会館大ホールで開かれた。
立ち見が出るほど満席となった会場は地区内15単位老人クラブ、八老連、石老連の総勢131人が出演、伝統芸能や創作舞踊など17演目で熱演した。
郷土芸能など芸能発表を通して生きがいを高め、友情を深め、豊かな長寿社会づくりに寄与することが目的。
八老連役員の「赤馬節」で幕開けし、各クラブが次々と多彩な演目を披露。そのなかで60周年を迎える宮良老人クラブ寿会は台湾の実話をもとにしたという「サヨンの鐘」を情感豊かに踊った。
女性陣による演目が多い中、大浜老人クラブ長寿会は男性10人、女性3人が「大阪ラプソディー」と「おもちゃのチャチャチャ」をユーモアたっぷりに踊り、会場を沸かせた。
県老連の老人芸能大会に八重山代表で出演する黒島老人クラブは平均年齢81歳の会員らが「まへらつ」をしっとりと披露。
平得老人クラブの創作舞踊「白虎隊」はスモークと紙吹雪で北国を表現、東日本大震災の被災地への応援メッセージ横断幕も掲げられた。
来場した大勢の観客は繰り広げられる演目の一つ一つに温かい拍手と声援を送っていた。
八重山毎日新聞
2011-11-24
米軍属不起訴で遺族支える会 (OKINAWA)
「国内法に基づき起訴を」
米軍属不起訴で遺族支える会

日米地位協定の不平等とともに、加害者軍属を「日本で裁いて」と訴える新垣翔士さん(中央)
=24日午前、県庁
今年1月に交通死亡事故を起こした米軍属が公務認定により不起訴となった事件で、事故で亡くなった男性=当時(19)=の遺族を支える会は24日、県庁で記者会見を開き、那覇検察審査会の起訴相当議決を受けて再捜査中の那覇地検に対し、「国内法に基づいて起訴すべきだ」と訴えた。
また、不平等な地位協定の抜本的改定の必要などとも訴えた。
同会共同代表で、友人の新垣翔士さん(21)は「不起訴になれば遺族は悲しい思いで生きていかなければならない。絶対に日本で裁判してほしい」と訴えた。同代表で親族の與儀利枝さん(60)は「子を持つ親として許せない。加害軍属を起訴し、日本の司法で裁いて」と述べた。
事故を起こした軍属男性は米軍の「公務証明」によって米側が第一次裁判権を行使し、5年間の運転禁止処分となった。
那覇地検の不起訴処分により、遺族の不服申し立てを受けて那覇検察審査会が起訴相当と議決したことで、那覇地検は再捜査を実施。再捜査捜査期限となる25日に米軍属の起訴、不起訴を発表する。
【琉球新報電子版】
琉球新報
米軍属不起訴で遺族支える会

日米地位協定の不平等とともに、加害者軍属を「日本で裁いて」と訴える新垣翔士さん(中央)
=24日午前、県庁
今年1月に交通死亡事故を起こした米軍属が公務認定により不起訴となった事件で、事故で亡くなった男性=当時(19)=の遺族を支える会は24日、県庁で記者会見を開き、那覇検察審査会の起訴相当議決を受けて再捜査中の那覇地検に対し、「国内法に基づいて起訴すべきだ」と訴えた。
また、不平等な地位協定の抜本的改定の必要などとも訴えた。
同会共同代表で、友人の新垣翔士さん(21)は「不起訴になれば遺族は悲しい思いで生きていかなければならない。絶対に日本で裁判してほしい」と訴えた。同代表で親族の與儀利枝さん(60)は「子を持つ親として許せない。加害軍属を起訴し、日本の司法で裁いて」と述べた。
事故を起こした軍属男性は米軍の「公務証明」によって米側が第一次裁判権を行使し、5年間の運転禁止処分となった。
那覇地検の不起訴処分により、遺族の不服申し立てを受けて那覇検察審査会が起訴相当と議決したことで、那覇地検は再捜査を実施。再捜査捜査期限となる25日に米軍属の起訴、不起訴を発表する。
【琉球新報電子版】
琉球新報
コザスター認定 (OKINAWA)
自慢の一品勢ぞろい コザスター認定で品評会

自慢の一品が勢ぞろいした「コザスター」の品評会
=18日、沖縄市
【沖縄】
沖縄市地域ブランド認定制度「コザスター」の品評会が18日、市中央パークアベニュー沿いにあるプレイヤーズカフェで催された。
市内の事業所が独自に企画・販売する自慢の一品が披露され、事業者は商品の概要や特徴などを駆け付けた市民らに説明した。
コザスターは市内の事業者が販売する商品のうち、優良なものを市が新たな地域ブランドとして認定し、“お墨付き”を与えるもので、「コザクリエイション事業」の一環で行われている。品評会の開催は初。
品評会に出された商品はかりゆしウエアや締め太鼓、泡盛など21品。市職員で組織する「市ブランド推進会議」(委員長・島袋芳敬副市長)が各種専門家で構成する「コザクリエイション戦略会議」の意見を踏まえた上で11月中にコザスターを決定し、12月に発表する予定。
市は今回品評会に提出された商品を含め、今後5年で30点の商品をコザスターとして認定する。認定商品には公式ロゴマークを付与し、バイヤーとの商談などを通じて県外販路の開拓を支援する。
琉球新報

自慢の一品が勢ぞろいした「コザスター」の品評会
=18日、沖縄市
【沖縄】
沖縄市地域ブランド認定制度「コザスター」の品評会が18日、市中央パークアベニュー沿いにあるプレイヤーズカフェで催された。
市内の事業所が独自に企画・販売する自慢の一品が披露され、事業者は商品の概要や特徴などを駆け付けた市民らに説明した。
コザスターは市内の事業者が販売する商品のうち、優良なものを市が新たな地域ブランドとして認定し、“お墨付き”を与えるもので、「コザクリエイション事業」の一環で行われている。品評会の開催は初。
品評会に出された商品はかりゆしウエアや締め太鼓、泡盛など21品。市職員で組織する「市ブランド推進会議」(委員長・島袋芳敬副市長)が各種専門家で構成する「コザクリエイション戦略会議」の意見を踏まえた上で11月中にコザスターを決定し、12月に発表する予定。
市は今回品評会に提出された商品を含め、今後5年で30点の商品をコザスターとして認定する。認定商品には公式ロゴマークを付与し、バイヤーとの商談などを通じて県外販路の開拓を支援する。
琉球新報
ウフバンタ石畳道 姿現す(平安座島・沖縄)
平安座島ウフバンタ石畳道 姿現す
住民、1年かけ草木刈る

1年かけて草木を除去して姿を見せた石畳道。頂上に到達し、作業に汗を流した住民、出身者らに笑顔がこぼれる
=20日、うるま市与那城平安座
【平安座島=うるま】
うるま市平安座島で約40年前まで住民が生活道として使用したウフバンタに延びる石畳道を復元する作業で、高台までの道全体が20日姿を現し、取り組みが大きな節目を迎えた。
昨年11月から毎月第3日曜日に住民、島外の出身者らが防災道路から頂上までの全長約150メートルの斜面に生い茂った草木を刈り取る作業を重ねてきた。
平安座自治会は今後、石畳道沿いに樹木を植え、高台に休憩所を整備するなどして住民の憩いの場、津波発生時の避難道として保護していく考えだ。
ウフバンタは島の中央で東西に延びる海抜約70メートルの大きな崖。中央には南側の集落から北側の畑や墓地へと通じる石畳道が崖の斜面をはう形で横断していた。
石畳が敷かれた時期は不明だが、先人が勾配の斜面に石を積んで道を整備したおかげで、島民は農作業でこの道を日々通り、死者が出た時は亡きがらを納める龕(がん)を4人で担いで墓まで運ぶなど大切な生活道として利用してきた。
平安座島の北東部にある宮城島、伊計島の住民も本島の屋慶名に渡る時の基幹道路として往来していた。
現在、北側部分には石油関連施設が立地し、墓地は集団移転されたことで石畳道は利用されなくなり、ギンネムなどが伸びて道が隠れてしまった。住民から復元の提案があり、昨年11月から草木の除去作業を重ねてきた。20日の作業で頂上まで到達し、住民らは石畳道の出現を喜んだ。
松田富雄自治会長(61)は「難儀して道を開けることができた。これからは維持管理を続けて大切にしていきたい」、新屋孝一平安座島郷友会連合会長(71)は「みんな喜んでいる。催しも開催したい」、自治会審議委員会の田村良章建設作業部会長(63)は「この道は島民にとって心のふるさとだ。ここからの景色を見て、昔を思い出してほしい」と話した。
(松永勝利)
琉球新報
住民、1年かけ草木刈る

1年かけて草木を除去して姿を見せた石畳道。頂上に到達し、作業に汗を流した住民、出身者らに笑顔がこぼれる
=20日、うるま市与那城平安座
【平安座島=うるま】
うるま市平安座島で約40年前まで住民が生活道として使用したウフバンタに延びる石畳道を復元する作業で、高台までの道全体が20日姿を現し、取り組みが大きな節目を迎えた。
昨年11月から毎月第3日曜日に住民、島外の出身者らが防災道路から頂上までの全長約150メートルの斜面に生い茂った草木を刈り取る作業を重ねてきた。
平安座自治会は今後、石畳道沿いに樹木を植え、高台に休憩所を整備するなどして住民の憩いの場、津波発生時の避難道として保護していく考えだ。
ウフバンタは島の中央で東西に延びる海抜約70メートルの大きな崖。中央には南側の集落から北側の畑や墓地へと通じる石畳道が崖の斜面をはう形で横断していた。
石畳が敷かれた時期は不明だが、先人が勾配の斜面に石を積んで道を整備したおかげで、島民は農作業でこの道を日々通り、死者が出た時は亡きがらを納める龕(がん)を4人で担いで墓まで運ぶなど大切な生活道として利用してきた。
平安座島の北東部にある宮城島、伊計島の住民も本島の屋慶名に渡る時の基幹道路として往来していた。
現在、北側部分には石油関連施設が立地し、墓地は集団移転されたことで石畳道は利用されなくなり、ギンネムなどが伸びて道が隠れてしまった。住民から復元の提案があり、昨年11月から草木の除去作業を重ねてきた。20日の作業で頂上まで到達し、住民らは石畳道の出現を喜んだ。
松田富雄自治会長(61)は「難儀して道を開けることができた。これからは維持管理を続けて大切にしていきたい」、新屋孝一平安座島郷友会連合会長(71)は「みんな喜んでいる。催しも開催したい」、自治会審議委員会の田村良章建設作業部会長(63)は「この道は島民にとって心のふるさとだ。ここからの景色を見て、昔を思い出してほしい」と話した。
(松永勝利)
琉球新報
FMよみたん、東北応援(OKINAWAA)
FMよみたん、東北応援の旅企画

被災者を訪ねるツアーの参加を呼び掛ける玉木さん(右)ら=読谷村、FMよみたん
【読谷】
東日本大震災の復興支援番組を毎週放送しているFMよみたん(仲宗根朝治社長)が、12月20~23日の期間に宮城、岩手両県の被災者や観光地を訪ねる「東北応援ツアー」を企画し、参加者を募っている。
震災直後から支援活動を始め、同番組のパーソナリティーを務める玉木千春さん(43)=仙台市出身、古堅在住=が、活動を通して知り合った被災者らに協力を呼び掛け、計5カ所の住民や県出身者から被災や復興の状況をうかがう。
「防災意識を高める」ことも目的に、「離島」「小規模集落」など県内の防災課題に対応した場所も訪問する。
気仙沼市では津波に襲われた離島「大島」を訪ね、石巻市では、小規模集落のため震災直後に支援が行き届かなかったが、住民の助け合いで乗り切った蛤浜地区などを訪ねる。
ツアーでは世界遺産の平泉や復興をテーマに電球46万球で通りを飾るイベント「SENDAI光のページェント」にも訪れる。
旅行代金は3泊4日の食事、ホテル、支援物資代5千円などを含め12万9千円。
仲宗根社長は「厳しい冬を迎える被災者を元気づけ、県内で支援の心を広めたい」と語り、玉木さんは「もうだれも亡くしたくない。防災の必要性を一緒に考えましょう」と呼び掛けている。ツアーの問い合わせはスカイ観光、電話098(958)1193。
沖縄タイムス

被災者を訪ねるツアーの参加を呼び掛ける玉木さん(右)ら=読谷村、FMよみたん
【読谷】
東日本大震災の復興支援番組を毎週放送しているFMよみたん(仲宗根朝治社長)が、12月20~23日の期間に宮城、岩手両県の被災者や観光地を訪ねる「東北応援ツアー」を企画し、参加者を募っている。
震災直後から支援活動を始め、同番組のパーソナリティーを務める玉木千春さん(43)=仙台市出身、古堅在住=が、活動を通して知り合った被災者らに協力を呼び掛け、計5カ所の住民や県出身者から被災や復興の状況をうかがう。
「防災意識を高める」ことも目的に、「離島」「小規模集落」など県内の防災課題に対応した場所も訪問する。
気仙沼市では津波に襲われた離島「大島」を訪ね、石巻市では、小規模集落のため震災直後に支援が行き届かなかったが、住民の助け合いで乗り切った蛤浜地区などを訪ねる。
ツアーでは世界遺産の平泉や復興をテーマに電球46万球で通りを飾るイベント「SENDAI光のページェント」にも訪れる。
旅行代金は3泊4日の食事、ホテル、支援物資代5千円などを含め12万9千円。
仲宗根社長は「厳しい冬を迎える被災者を元気づけ、県内で支援の心を広めたい」と語り、玉木さんは「もうだれも亡くしたくない。防災の必要性を一緒に考えましょう」と呼び掛けている。ツアーの問い合わせはスカイ観光、電話098(958)1193。
沖縄タイムス
遺族、友好探る (台湾・宮古島)
牡丹社事件の遺族、友好探る
【台湾・台北市で嘉数よしの】
台湾南部の屏東県牡丹(ぼたん)郷に漂着した宮古島住民54人が先住民に殺害された「牡丹社事件」(1871年)をテーマにした国際学術会議(主催・台湾研究基金会など)が26日に同県で開催される。
140年の節目に開かれる会議には沖縄から被害者の子孫や研究者らも参加する。国際会議の関係者らが23日、台北市内で会見し、事件が東アジア情勢に与えた影響を検証する意義を強調した。
事件は明治政府の台湾出兵につながった。
東アジアの近代史上重要な事件とされており、近年研究が進んでいる。国際会議は2004年以来で、2度目の開催。
台湾、日本、韓国、中国から研究者らが集う。25日には慰霊祭なども予定されている。沖縄から犠牲者の遺族、野原耕栄さん(63)と又吉盛清沖縄大学客員教授、宮古、石垣の研究者らが参加する。
野原さんは、宮古島の有力者だった野原茶武(ちゃむ)さん(享年31歳)の子孫。会見では、「(先祖の死を)悲しく、悔しく思っていた」と胸中を吐露しつつ、「大きな会議が開催され、事件が検証されることに驚きとうれしさを感じている」とあいさつした。
野原さんは殺害した先住民側の苦悩にも触れ、会見に同席した先住民の子孫、華裕民さん(79)と握手を交わした。「会議を通して、友好を深めていきたい」と語った。
又吉客員教授は「牡丹社事件の検証は東アジアの大きなテーマだが、研究は遅れている。新たな文献が見つかったので発表する」と意欲を見せた。
[ことば]
牡丹社事件 琉球王府時代の1871年、那覇に年貢を納めた帰りの宮古の貢納船が、暴風雨で遭難し、台湾南部の八瑶湾に漂着。乗員69人のうち3人が水死し、残りは先住民族・パイワン族の集落、牡丹社に救助を求めたが、言語や文化の誤解が重なり、54人が殺害された。生き残った12人は翌年、中国・福建省を経由して那覇に帰った。事件の報復を口実に、明治政府は74年、近代日本最初の海外派兵「台湾出兵」を強行した。
沖縄タイムス
【台湾・台北市で嘉数よしの】
台湾南部の屏東県牡丹(ぼたん)郷に漂着した宮古島住民54人が先住民に殺害された「牡丹社事件」(1871年)をテーマにした国際学術会議(主催・台湾研究基金会など)が26日に同県で開催される。
140年の節目に開かれる会議には沖縄から被害者の子孫や研究者らも参加する。国際会議の関係者らが23日、台北市内で会見し、事件が東アジア情勢に与えた影響を検証する意義を強調した。
事件は明治政府の台湾出兵につながった。
東アジアの近代史上重要な事件とされており、近年研究が進んでいる。国際会議は2004年以来で、2度目の開催。
台湾、日本、韓国、中国から研究者らが集う。25日には慰霊祭なども予定されている。沖縄から犠牲者の遺族、野原耕栄さん(63)と又吉盛清沖縄大学客員教授、宮古、石垣の研究者らが参加する。
野原さんは、宮古島の有力者だった野原茶武(ちゃむ)さん(享年31歳)の子孫。会見では、「(先祖の死を)悲しく、悔しく思っていた」と胸中を吐露しつつ、「大きな会議が開催され、事件が検証されることに驚きとうれしさを感じている」とあいさつした。
野原さんは殺害した先住民側の苦悩にも触れ、会見に同席した先住民の子孫、華裕民さん(79)と握手を交わした。「会議を通して、友好を深めていきたい」と語った。
又吉客員教授は「牡丹社事件の検証は東アジアの大きなテーマだが、研究は遅れている。新たな文献が見つかったので発表する」と意欲を見せた。
[ことば]
牡丹社事件 琉球王府時代の1871年、那覇に年貢を納めた帰りの宮古の貢納船が、暴風雨で遭難し、台湾南部の八瑶湾に漂着。乗員69人のうち3人が水死し、残りは先住民族・パイワン族の集落、牡丹社に救助を求めたが、言語や文化の誤解が重なり、54人が殺害された。生き残った12人は翌年、中国・福建省を経由して那覇に帰った。事件の報復を口実に、明治政府は74年、近代日本最初の海外派兵「台湾出兵」を強行した。
沖縄タイムス
宮古の現状学ぶ (宮古島・沖縄)
宮古の現状、課題学ぶ
/鹿児島国際大など教育、福祉テーマに研究会
/鹿児島国際大など教育、福祉テーマに研究会

方言とクイチャー学ぶ (宮古島・沖縄)
方言とクイチャー学ぶ
/一橋大・志學館大新城地区住民と交流会

学生たちは新城の方言や新城クイチャーの歴史などについて学んだ=23日、新城公民館
一橋大学と志學館大学の学生18人が23日、新城公民館で地域住民との交流会を行い、地域の方言と新城のクイチャーの歴史や復活の経緯について学んだ。
今回訪れた学生たちは、一橋大学が社会学部の中島由美教授のゼミ生15人と志學館大学で方言を研究している学生3人。学生たちは地域の住民から日常的に活用する方言やその使い方などについて学んだ。
中島教授はこれまで、ゼミ生とともに6回宮古に訪れて調査を行ってきた。これまでは高校生など若年層で方言がどのように日常会話に活用されているかを調査してきた。
今回は初めて、地域のお年寄りたちから、日常的に使われている方言の調査を実施した。
参加した地域のお年寄りたちは学生たちに分かりやすく新城の方言を説明し、学生たちは交流を深めながら地域の言葉を学んだ。
.宮古毎日新聞
/一橋大・志學館大新城地区住民と交流会

学生たちは新城の方言や新城クイチャーの歴史などについて学んだ=23日、新城公民館
一橋大学と志學館大学の学生18人が23日、新城公民館で地域住民との交流会を行い、地域の方言と新城のクイチャーの歴史や復活の経緯について学んだ。
今回訪れた学生たちは、一橋大学が社会学部の中島由美教授のゼミ生15人と志學館大学で方言を研究している学生3人。学生たちは地域の住民から日常的に活用する方言やその使い方などについて学んだ。
中島教授はこれまで、ゼミ生とともに6回宮古に訪れて調査を行ってきた。これまでは高校生など若年層で方言がどのように日常会話に活用されているかを調査してきた。
今回は初めて、地域のお年寄りたちから、日常的に使われている方言の調査を実施した。
参加した地域のお年寄りたちは学生たちに分かりやすく新城の方言を説明し、学生たちは交流を深めながら地域の言葉を学んだ。
.宮古毎日新聞
池間で民泊/兵庫県の高校生55人 (宮古島・沖縄)
池間で修学旅行民泊/兵庫県の高校生55人いけま福祉支援センター

民家で楽しく交流する生徒たち=23日、池間島
兵庫県立神崎工業高校(谷上光晴校長)の3年生55人(男子48人、女子7人)の修学旅行民泊が23日、池間島で行われた。
生徒らは民家の年寄りたちと交流を深めるとともにキビ刈り体験や海水浴体験、美しい夕日を観賞するなど心行くまで満喫した。
初めて受け入れた拠点は「いけま福祉支援センター」(前泊博美理事長)。前泊理事長は「お年寄りたちは島の財産。そのお年寄りたちが生徒たちをお世話する。
修学旅行民泊で島おこし、活性化を図りたい。
来年6月から本格的な修学旅行民泊が始まる」と決意を新たにした。
支援センターは、「高齢者を主役とした持続可能な観光による島おこし計画」を作成。キーワードは「高齢者は島の資源」「持続可能な観光」の2柱。
島に暮らす高齢者の「出番・居場所」をつくることで、介護を受ける年齢を遅らせ、要介護者の数を抑制するメリットなどを挙げる。
今回の修学旅行3泊4日のうち、1泊2日を受け入れた。
入所式で、宮古島観光協会の池間隆守専務理事は「沖縄の海の中で、最も美しい海は宮古の海。楽しい修学旅行で生涯の思い出にしてください」と歓迎した。
谷上校長は「民泊では、人生の先輩から知識の財産を聞いてください」と述べた。
前泊理事長は「お年寄りたちと楽しく触れ合い、夕日や星空、朝日を楽しんでください」と激励した。
生徒を代表して上田達也君は「少しでも宮古島の良さを感じ、良い思い出にしたい」と声を弾ませた。
この後、生徒たちは、受け入れ民家12軒の関係者らに記念の土産を贈った。
仲原壮一さん(81)と妻のそえ子さん(80)は5人を受け入れた。班長の中村亮太君は、庭先で育つドラゴンフルーツの実を収穫体験。5人は舌鼓を打ち「おいしい」と歓声を上げていた。
.宮古毎日新聞

民家で楽しく交流する生徒たち=23日、池間島
兵庫県立神崎工業高校(谷上光晴校長)の3年生55人(男子48人、女子7人)の修学旅行民泊が23日、池間島で行われた。
生徒らは民家の年寄りたちと交流を深めるとともにキビ刈り体験や海水浴体験、美しい夕日を観賞するなど心行くまで満喫した。
初めて受け入れた拠点は「いけま福祉支援センター」(前泊博美理事長)。前泊理事長は「お年寄りたちは島の財産。そのお年寄りたちが生徒たちをお世話する。
修学旅行民泊で島おこし、活性化を図りたい。
来年6月から本格的な修学旅行民泊が始まる」と決意を新たにした。
支援センターは、「高齢者を主役とした持続可能な観光による島おこし計画」を作成。キーワードは「高齢者は島の資源」「持続可能な観光」の2柱。
島に暮らす高齢者の「出番・居場所」をつくることで、介護を受ける年齢を遅らせ、要介護者の数を抑制するメリットなどを挙げる。
今回の修学旅行3泊4日のうち、1泊2日を受け入れた。
入所式で、宮古島観光協会の池間隆守専務理事は「沖縄の海の中で、最も美しい海は宮古の海。楽しい修学旅行で生涯の思い出にしてください」と歓迎した。
谷上校長は「民泊では、人生の先輩から知識の財産を聞いてください」と述べた。
前泊理事長は「お年寄りたちと楽しく触れ合い、夕日や星空、朝日を楽しんでください」と激励した。
生徒を代表して上田達也君は「少しでも宮古島の良さを感じ、良い思い出にしたい」と声を弾ませた。
この後、生徒たちは、受け入れ民家12軒の関係者らに記念の土産を贈った。
仲原壮一さん(81)と妻のそえ子さん(80)は5人を受け入れた。班長の中村亮太君は、庭先で育つドラゴンフルーツの実を収穫体験。5人は舌鼓を打ち「おいしい」と歓声を上げていた。
.宮古毎日新聞
池間島の修学民泊 (宮古島・沖縄)
池間島で初の修学旅行民泊

漁船に乗って出発する神崎工業高校の生徒たち
=池間漁港
宮古島観光協会とNPО法人いけま福祉支援センターによる修学旅行民泊の第1校目となる兵庫県の神崎工業高校が23日、 来島した。
生徒たちは池間島の高齢者世帯に宿泊しながら島の生活を体験する。
人気が高く年々来校数が増えてきた修旅民泊だが、 ことしは宮古全体で1万人余と許容量に頭打ちの兆しも見えており、 受け入れ地域の拡大を目的に池間島で準備が進められてきた。 すでに来年は17校5000人の予約が入っている。
同センターは過疎化が進む池間島で修旅民泊を高齢者が主役の島興しにつなげようとしている。
同観光協会が旅行社・学校との交渉を担当し、 介護福祉施設 「きゅーぬふから舎」 を運営する同センターが窓口となって75~88歳の高齢者宅で1泊する。 この日到着した神崎工業の生徒55人を迎え、 午後2時から池間離島振興センターで入村式が行われた。
同協会の池間隆守専務が 「宮古の海は沖縄で一番美しいと言われている。 池間島の生活を体験し、 将来また宮古に来てほしい」 とあいさつ。 同センターの前泊博美理事長は方言で歓迎し 「島の宝は高齢者の温かい心。 島の空気をいっぱい吸ってほしい」 と話した。
生徒代表の上田達也くんが 「私たちの尼崎市は沖縄や宮古の人が大勢生活している。 短い時間だが宮古の生活をすることで尼崎では体感できない経験ができると思う」 と述べた。
同校の宮古島民泊は昨年に続いて2回目。 谷上光晴校長は 「最近は核家族も多く異世代交流をしてほしい。 素晴らしい自然環境の中で人生の先輩からじっくりと話を聞いてほしい」 と期待した。
今年度、 宮古を訪れる修学旅行は38校1万742人と過去最高だが、 民泊の受け入れ戸数や交通輸送など許容量にゆとりが無くなりつつあると指摘される。 池間専務は 「希望校は多く受け入れを増やしたい。
受け入れ地域も島の北部にはなく、 伊良部も含めて宮古全域に広げたい」 と話す。 近年、 一般団体客が落ち込んでおり、 人気の高い民泊にホテル泊をセットにして底上げも図ろうとしている。
福祉事業所が民泊に取り組むのは全国的にもめずらしいケースだという。 高齢化と過疎化が進む池間島で高齢者が中心となって収入を得る場を創り、 雇用と地域の活気を取り戻そうとしている。 前泊理事長は池間島の限界集落化を懸念しており、 「うまく行けば仕事ができ人が戻ってくる。 それをスタートさせたい」 と話していた。
宮古新報

漁船に乗って出発する神崎工業高校の生徒たち
=池間漁港
宮古島観光協会とNPО法人いけま福祉支援センターによる修学旅行民泊の第1校目となる兵庫県の神崎工業高校が23日、 来島した。
生徒たちは池間島の高齢者世帯に宿泊しながら島の生活を体験する。
人気が高く年々来校数が増えてきた修旅民泊だが、 ことしは宮古全体で1万人余と許容量に頭打ちの兆しも見えており、 受け入れ地域の拡大を目的に池間島で準備が進められてきた。 すでに来年は17校5000人の予約が入っている。
同センターは過疎化が進む池間島で修旅民泊を高齢者が主役の島興しにつなげようとしている。
同観光協会が旅行社・学校との交渉を担当し、 介護福祉施設 「きゅーぬふから舎」 を運営する同センターが窓口となって75~88歳の高齢者宅で1泊する。 この日到着した神崎工業の生徒55人を迎え、 午後2時から池間離島振興センターで入村式が行われた。
同協会の池間隆守専務が 「宮古の海は沖縄で一番美しいと言われている。 池間島の生活を体験し、 将来また宮古に来てほしい」 とあいさつ。 同センターの前泊博美理事長は方言で歓迎し 「島の宝は高齢者の温かい心。 島の空気をいっぱい吸ってほしい」 と話した。
生徒代表の上田達也くんが 「私たちの尼崎市は沖縄や宮古の人が大勢生活している。 短い時間だが宮古の生活をすることで尼崎では体感できない経験ができると思う」 と述べた。
同校の宮古島民泊は昨年に続いて2回目。 谷上光晴校長は 「最近は核家族も多く異世代交流をしてほしい。 素晴らしい自然環境の中で人生の先輩からじっくりと話を聞いてほしい」 と期待した。
今年度、 宮古を訪れる修学旅行は38校1万742人と過去最高だが、 民泊の受け入れ戸数や交通輸送など許容量にゆとりが無くなりつつあると指摘される。 池間専務は 「希望校は多く受け入れを増やしたい。
受け入れ地域も島の北部にはなく、 伊良部も含めて宮古全域に広げたい」 と話す。 近年、 一般団体客が落ち込んでおり、 人気の高い民泊にホテル泊をセットにして底上げも図ろうとしている。
福祉事業所が民泊に取り組むのは全国的にもめずらしいケースだという。 高齢化と過疎化が進む池間島で高齢者が中心となって収入を得る場を創り、 雇用と地域の活気を取り戻そうとしている。 前泊理事長は池間島の限界集落化を懸念しており、 「うまく行けば仕事ができ人が戻ってくる。 それをスタートさせたい」 と話していた。
宮古新報
北海道から観光チャーター便(八重山・沖縄)
北海道から第1陣 農協観光チャーター便
2月末まで21便 ツアー客ら夏日にびっくり
市観光協会が歓迎
日本トランスオーシャン航空(JTA)の航空機をチャーターし、全国各地の農協から毎年大勢のツアー客が訪れる「農協観光チャーター便」の2011年度の第1陣ツアー客約120人が22日午後、北海道旭川から到着した。
石垣空港では、市観光協会が歓迎セレモニーで一行を温かく出迎えた。本年度の農協チャーターは、来年2月末まで全国から23便の運航が企画され、うち八重山には21便、約3250人の来島が見込まれている。
歓迎セレモニーでは、ミス八重山星の砂の黒島美希さんがあさひかわ農業協同組合の長勢孝志代表理事常務に花束を贈呈。市観光協会の並里敏一副会長が歓迎のあいさつを述べた。
長勢代表理事常務は「旭川では雪が降り、氷点下5度の寒さ。石垣は26度と真夏に近い陽気。日ごろ見たことないものを見ながら、有意義な旅にしたい」と歓迎に感謝した。
01年からスタートした農協観光チャーター便は本年度で10年目。当初からツアーに携わる株式会社農協観光沖縄支店の渡邉達雄支店長は「八重山には本島にない人の温かみとサービスがある。これからも利用客に優しい旅行を提供していきたい」と述べた。市観光協会の並里副会長も「リピーターも多い。マンネリ化しない観光のために、新しいものを求めていきたい」と話した。
農協観光ツアーはすべて3泊4日の日程。与那国町と竹富町も観光コースに入っており、来年2月末まで続く。
八重山毎日新聞
2月末まで21便 ツアー客ら夏日にびっくり
市観光協会が歓迎
日本トランスオーシャン航空(JTA)の航空機をチャーターし、全国各地の農協から毎年大勢のツアー客が訪れる「農協観光チャーター便」の2011年度の第1陣ツアー客約120人が22日午後、北海道旭川から到着した。
石垣空港では、市観光協会が歓迎セレモニーで一行を温かく出迎えた。本年度の農協チャーターは、来年2月末まで全国から23便の運航が企画され、うち八重山には21便、約3250人の来島が見込まれている。
歓迎セレモニーでは、ミス八重山星の砂の黒島美希さんがあさひかわ農業協同組合の長勢孝志代表理事常務に花束を贈呈。市観光協会の並里敏一副会長が歓迎のあいさつを述べた。
長勢代表理事常務は「旭川では雪が降り、氷点下5度の寒さ。石垣は26度と真夏に近い陽気。日ごろ見たことないものを見ながら、有意義な旅にしたい」と歓迎に感謝した。
01年からスタートした農協観光チャーター便は本年度で10年目。当初からツアーに携わる株式会社農協観光沖縄支店の渡邉達雄支店長は「八重山には本島にない人の温かみとサービスがある。これからも利用客に優しい旅行を提供していきたい」と述べた。市観光協会の並里副会長も「リピーターも多い。マンネリ化しない観光のために、新しいものを求めていきたい」と話した。
農協観光ツアーはすべて3泊4日の日程。与那国町と竹富町も観光コースに入っており、来年2月末まで続く。
八重山毎日新聞
えりすぐりの芸能熱演 (八重山・沖縄)
えりすぐりの芸能熱演
組踊「伊祖の子」も紹介 市民俗芸能振興大会

「第16回石垣市民俗芸能振興大会」(主催・市教育委員会)が20日午後、市民会館大ホールで開かれた。
2部構成の舞台は、市内の公民館と字会7団体が各地域にある多彩な芸能の中でも、より歴史伝統のある舞踊や演舞を第1部で披露した。
午後の部は、今年7月に116年ぶりの復活公演を果たした石垣村の組踊「伊祖の子」(いずぬしー)が上演され、両部ともに観衆からは割れんばかりの拍手が送られた。
同大会は、庶民の生活の中で歌い継がれてきた古謡や民俗芸能を保存継承するもの。名称や主催を変えながら1965年から続けられ、現在は2年に1度の開催。今年は市民会館開館25周年記念事業に位置づけされた。
舞台は、独特の舞が個性的な新川字会の「南風ぬ島カンター棒」、昔ながらの新築落成時の祝いの席を再現した石垣字会の「ユイピトゥヌマイ行事」、人頭税時代の婦女子に課されていた御用布の織りあげを表現した登野城字会の「登野城の布晒節」が演じられた。
続いて、攻防自在に多彩な技が見られた平得公民館の「棒術」、宮良公民館の「ウエヌヤージラバ」は宮良村独特の歌い回しで披露し、華やかな衣装に身を包んだ大浜公民館は星の下に五穀豊穣(ほうじょう)を願う「むりか星の舞」、大川字会は息の合った勇壮な「獅子舞」が次々と舞台を飾った。
第2部は、琉球大学の大城學教授が組踊を解説。「御前風」に続き、「伊祖の子」が上演されると、閉幕後にはこれを待ちわびていた観衆が大きな拍手を送り、あらためて同組踊の復活を喜んだ。
八重山毎日新聞
組踊「伊祖の子」も紹介 市民俗芸能振興大会

「第16回石垣市民俗芸能振興大会」(主催・市教育委員会)が20日午後、市民会館大ホールで開かれた。
2部構成の舞台は、市内の公民館と字会7団体が各地域にある多彩な芸能の中でも、より歴史伝統のある舞踊や演舞を第1部で披露した。
午後の部は、今年7月に116年ぶりの復活公演を果たした石垣村の組踊「伊祖の子」(いずぬしー)が上演され、両部ともに観衆からは割れんばかりの拍手が送られた。
同大会は、庶民の生活の中で歌い継がれてきた古謡や民俗芸能を保存継承するもの。名称や主催を変えながら1965年から続けられ、現在は2年に1度の開催。今年は市民会館開館25周年記念事業に位置づけされた。
舞台は、独特の舞が個性的な新川字会の「南風ぬ島カンター棒」、昔ながらの新築落成時の祝いの席を再現した石垣字会の「ユイピトゥヌマイ行事」、人頭税時代の婦女子に課されていた御用布の織りあげを表現した登野城字会の「登野城の布晒節」が演じられた。
続いて、攻防自在に多彩な技が見られた平得公民館の「棒術」、宮良公民館の「ウエヌヤージラバ」は宮良村独特の歌い回しで披露し、華やかな衣装に身を包んだ大浜公民館は星の下に五穀豊穣(ほうじょう)を願う「むりか星の舞」、大川字会は息の合った勇壮な「獅子舞」が次々と舞台を飾った。
第2部は、琉球大学の大城學教授が組踊を解説。「御前風」に続き、「伊祖の子」が上演されると、閉幕後にはこれを待ちわびていた観衆が大きな拍手を送り、あらためて同組踊の復活を喜んだ。
八重山毎日新聞
2011-11-21
菜の花、100人で種まき (宮城・亘理)
除塩の菜の花、100人で種まき 宮城・亘理

一面に広がる菜の花畑を想像しながら種をまいたボランティアら=20日、宮城県亘理町吉田
東日本大震災の津波で浸水した宮城県亘理町吉田のイチゴ農地の再生を目指す「しあわせきいろプロジェクト」が始動した。20日、現地でボランティアら約100人が、除塩効果があるとされる菜の花の種をまいた。
菜の花の色から名付けたプロジェクトは、浸水した13ヘクタール、31農家分のイチゴ農地の除塩を進め、畑として再生させるのが狙い。野菜の宅配サービスなどを手掛ける「ふるさとファーム」(仙台市太白区)やNPO法人「大阪NPOセンター」(大阪市)が、被災農家らとともに企画。町職員のほか、宮城大や東北芸工大などの学生らがボランティアとして参加した。
種まきは19、20の両日行われ、20日は約3ヘクタールに約20キロの種をまいた。花が咲く来春には菜種を収穫し、製油にも挑戦する。その後はサツマイモなどを植えて除塩を進め、将来的にはイチゴ農地としての復活を目指す。
参加した地元農家の1人、斎藤正一さん(65)は「復興のための第一歩。自分は年齢的にイチゴ生産を再開することは難しいが、この土地を再び産地として復活させたい」と話した。
河北新報

一面に広がる菜の花畑を想像しながら種をまいたボランティアら=20日、宮城県亘理町吉田
東日本大震災の津波で浸水した宮城県亘理町吉田のイチゴ農地の再生を目指す「しあわせきいろプロジェクト」が始動した。20日、現地でボランティアら約100人が、除塩効果があるとされる菜の花の種をまいた。
菜の花の色から名付けたプロジェクトは、浸水した13ヘクタール、31農家分のイチゴ農地の除塩を進め、畑として再生させるのが狙い。野菜の宅配サービスなどを手掛ける「ふるさとファーム」(仙台市太白区)やNPO法人「大阪NPOセンター」(大阪市)が、被災農家らとともに企画。町職員のほか、宮城大や東北芸工大などの学生らがボランティアとして参加した。
種まきは19、20の両日行われ、20日は約3ヘクタールに約20キロの種をまいた。花が咲く来春には菜種を収穫し、製油にも挑戦する。その後はサツマイモなどを植えて除塩を進め、将来的にはイチゴ農地としての復活を目指す。
参加した地元農家の1人、斎藤正一さん(65)は「復興のための第一歩。自分は年齢的にイチゴ生産を再開することは難しいが、この土地を再び産地として復活させたい」と話した。
河北新報
「前進」だが「遅い」 (OKINAWA)
日米地位協定 「前進」だが「遅い」
地位協定運用見直し
公務中に日本で事件事故を起こした米軍属の裁判権を条件付きで日本が行使できることや、公的行事の飲酒後に米軍人・軍属の交通事故も日本が起訴できる内容が日米合同委員会で合意される見通しが立ったことに、米軍人・軍属による事件事故の被害関係者や市民団体からは、「一歩前進」との期待や、「県民の怒りをかわすパフォーマンス」と冷静な声が上がった。
一方で、協定の運用改善にとどまっていることへの不満や、国民が犠牲にならないと重い腰を上げないこれまでの対応を「遅きに失する」と強く非難する声もあった。
1月に沖縄市で米軍属が起こした交通事故で亡くなった與儀功貴君の遺族を支える会の玉那覇淑子事務局長は「今までされていなかったので当然のことだが、一歩前進だ。25日に那覇地検の最終判断が出るが、光が見えてきた。これを機に地位協定改定まで至ってほしい」と話した。
與儀さんの同級生で会共同代表の新垣翔士さん(21)は「やっと政府も動いてくれてうれしいが、罪は償うのが本当は当たり前だ。これから先、他の誰かが同じような被害に遭わないためにも、今後も改定を求めていきたい」と話した。
與儀さんの事故で米軍属が不起訴となったことについて、代理人として那覇検察審査会への不服申し立てを行った池宮城紀夫弁護士は「当然のことだ。遅きに失することといってもいい」と指摘。「今後は軍属について当初から、第1次裁判権を行使し厳正な対応を取っていくべきだ。與儀さんの件も検察庁で審議しているだろうが、起訴するべきだ」と強調した。
米軍犯罪被害者救援センターの都裕史事務局長は「亡くなった與儀功貴さんの事故を受けた那覇検察審査会の(起訴相当という)真理ある議決を機に、地位協定の運用が改善されることは驚くべきことだ」といい、「米軍属が適切に裁かれないという矛盾を米国は分かっていながら、運用してきたはずだ。23日には韓国でも在韓米軍地位協定の米韓合同委員会が開かれる。日米地位協定と同等の扱いを目指す韓国側からみても、日米の運用改善は大きな出来事だ」と話した。
沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「事実であれば一歩前進。ただ、公務中の事件事故のうち軍法会議にかけられた案件がゼロとの報道がされた後なので、にわかには信じがたい。また、例外的にという条件がついているのが気になる。沖縄県民の怒りをかわすためのパフォーマンスにすぎないのではないか。日本側の生命や人権が侵害された場合は、無条件に日本側が起訴できるようにするべきだ」と訴えた。
琉球新報
地位協定運用見直し
公務中に日本で事件事故を起こした米軍属の裁判権を条件付きで日本が行使できることや、公的行事の飲酒後に米軍人・軍属の交通事故も日本が起訴できる内容が日米合同委員会で合意される見通しが立ったことに、米軍人・軍属による事件事故の被害関係者や市民団体からは、「一歩前進」との期待や、「県民の怒りをかわすパフォーマンス」と冷静な声が上がった。
一方で、協定の運用改善にとどまっていることへの不満や、国民が犠牲にならないと重い腰を上げないこれまでの対応を「遅きに失する」と強く非難する声もあった。
1月に沖縄市で米軍属が起こした交通事故で亡くなった與儀功貴君の遺族を支える会の玉那覇淑子事務局長は「今までされていなかったので当然のことだが、一歩前進だ。25日に那覇地検の最終判断が出るが、光が見えてきた。これを機に地位協定改定まで至ってほしい」と話した。
與儀さんの同級生で会共同代表の新垣翔士さん(21)は「やっと政府も動いてくれてうれしいが、罪は償うのが本当は当たり前だ。これから先、他の誰かが同じような被害に遭わないためにも、今後も改定を求めていきたい」と話した。
與儀さんの事故で米軍属が不起訴となったことについて、代理人として那覇検察審査会への不服申し立てを行った池宮城紀夫弁護士は「当然のことだ。遅きに失することといってもいい」と指摘。「今後は軍属について当初から、第1次裁判権を行使し厳正な対応を取っていくべきだ。與儀さんの件も検察庁で審議しているだろうが、起訴するべきだ」と強調した。
米軍犯罪被害者救援センターの都裕史事務局長は「亡くなった與儀功貴さんの事故を受けた那覇検察審査会の(起訴相当という)真理ある議決を機に、地位協定の運用が改善されることは驚くべきことだ」といい、「米軍属が適切に裁かれないという矛盾を米国は分かっていながら、運用してきたはずだ。23日には韓国でも在韓米軍地位協定の米韓合同委員会が開かれる。日米地位協定と同等の扱いを目指す韓国側からみても、日米の運用改善は大きな出来事だ」と話した。
沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「事実であれば一歩前進。ただ、公務中の事件事故のうち軍法会議にかけられた案件がゼロとの報道がされた後なので、にわかには信じがたい。また、例外的にという条件がついているのが気になる。沖縄県民の怒りをかわすためのパフォーマンスにすぎないのではないか。日本側の生命や人権が侵害された場合は、無条件に日本側が起訴できるようにするべきだ」と訴えた。
琉球新報
キングス、82―73 滋賀 (OKINAWA)
キングス、滋賀に82―73

キングス―滋賀 第4Q、キングスのジャーフロー・ラーカイ(左)がシュートを決める=那覇市民体育館(勝浦大輔撮影)
プロバスケットボールbjリーグ西地区2位の琉球ゴールデンキングスは20日、那覇市民体育館で行った今季第12戦で、同地区3位の滋賀レイクスターズを82―73で破った。通算成績は9勝3敗で2位のまま。滋賀との今季対戦成績は1勝1敗となった。
キングスは第1Q、滋賀のゾーンに対しジャーフロー・ラーカイとレジー・オコーサを中心にインサイドから攻め、23―8と大量リードを奪った。第2Q終了間際には並里成の3点シュートも決まり、20点リードで折り返した。シュートの精度を欠いていた滋賀に後半は立て直され、一時7点差に追い上げられたが、序盤のリードを守り抜いた。
次戦は26、27の両日、沖縄市体育館で大分ヒートデビルズと2連戦を行う。
沖縄タイムス

キングス―滋賀 第4Q、キングスのジャーフロー・ラーカイ(左)がシュートを決める=那覇市民体育館(勝浦大輔撮影)
プロバスケットボールbjリーグ西地区2位の琉球ゴールデンキングスは20日、那覇市民体育館で行った今季第12戦で、同地区3位の滋賀レイクスターズを82―73で破った。通算成績は9勝3敗で2位のまま。滋賀との今季対戦成績は1勝1敗となった。
キングスは第1Q、滋賀のゾーンに対しジャーフロー・ラーカイとレジー・オコーサを中心にインサイドから攻め、23―8と大量リードを奪った。第2Q終了間際には並里成の3点シュートも決まり、20点リードで折り返した。シュートの精度を欠いていた滋賀に後半は立て直され、一時7点差に追い上げられたが、序盤のリードを守り抜いた。
次戦は26、27の両日、沖縄市体育館で大分ヒートデビルズと2連戦を行う。
沖縄タイムス
両手いっぱいピーマン (沖縄)
両手いっぱいピーマン 八重瀬、旬入り宣言

ピーマンつかみ取りに挑戦し笑顔を見せる来場者ら
(新垣玲央撮影)
【八重瀬】
旬を迎えた具志頭ピーマンの消費拡大を図る「旬入り宣言」が20日、JA具志頭支店であった。
地産地消がテーマの「第3回JA具志頭支店まつり」の一環。ピーマンつかみ取りなどもあり多くの来場者でにぎわった。
町のピーマン生産量は年間800~900トンで、県内シェア約6割を占める県内最大の産地。生産農家が年々増え作付面積も約30%拡大したことから、今年は約1000トンの生産を見込んでいる。セレモニーで野菜生産部会の東江泰彦部会長は「これから3月、4月までが非常においしい時期。ぜひ皆で食べてください」と呼び掛けた。
ピーマンつかみ取りでは、両手いっぱいに抱えた子どもや高齢者らの笑みが広がった。新城シゲ子さん(70)=町玻名城=は「具志頭ピーマンは一番。チャンプルーにして皆で食べるさ」と喜んだ。
沖縄タイムス

ピーマンつかみ取りに挑戦し笑顔を見せる来場者ら
(新垣玲央撮影)
【八重瀬】
旬を迎えた具志頭ピーマンの消費拡大を図る「旬入り宣言」が20日、JA具志頭支店であった。
地産地消がテーマの「第3回JA具志頭支店まつり」の一環。ピーマンつかみ取りなどもあり多くの来場者でにぎわった。
町のピーマン生産量は年間800~900トンで、県内シェア約6割を占める県内最大の産地。生産農家が年々増え作付面積も約30%拡大したことから、今年は約1000トンの生産を見込んでいる。セレモニーで野菜生産部会の東江泰彦部会長は「これから3月、4月までが非常においしい時期。ぜひ皆で食べてください」と呼び掛けた。
ピーマンつかみ取りでは、両手いっぱいに抱えた子どもや高齢者らの笑みが広がった。新城シゲ子さん(70)=町玻名城=は「具志頭ピーマンは一番。チャンプルーにして皆で食べるさ」と喜んだ。
沖縄タイムス
地位協定運用改善へ (OKINAWA)
米軍属、日本で裁判 地位協定運用改善へ
日米両政府は在日米軍で働く軍属が公務中に起こした事件、事故で米国での裁判が難しい場合などは例外的に日本で裁判できるよう日米地位協定の運用を改善する方向で調整に入った。
日本側が提起し、米側が譲歩した。日米合同委員会で近く正式合意する見通しだ。関係筋が20日、明らかにした。
また米軍人、軍属が公的行事で飲酒後に起こした交通事故も泥酔時に限らず、すべて日本側が起訴できるよう見直すことで大筋合意した。
軍属については扱いがあいまいで、日米双方で裁判ができない状態が続き「法の抜け穴」(関係筋)とされていた。条件付きながら日本での裁判が認められることは一歩前進と言えそうだ。
地位協定は米軍人、軍属の犯罪の第1次裁判権について公務中は米側に、公務外は日本側にあると規定。米軍が「公務証明書」を発行するなど公務と認定した場合、日本の検察当局は「裁判権がない」として不起訴処分にしてきた。
関係筋によると、第1次裁判権は米側にあることを確認した上で個別の事情に考慮しながら、米国で適当な裁判所を見つけることが困難と判断した場合などは例外的に日本での裁判が可能になる方向だ。米国の裁判所は海外で起きた事件の審理を受けたがらないことも背景にあるとみられる。
今年1月、沖縄市で帰宅途中の米軍属による交通死亡事故が発生。那覇地検は「公務中」を理由に不起訴処分にしたが、那覇検察審査会は起訴相当を議決した。
米連邦最高裁判決により軍属を「平時に軍法会議にかけることは憲法違反」となるため、軍属は米国内の一般の裁判所で裁かれることになるが、最近起訴された事例は見つかっていない。
公的行事に絡んだ飲酒事故を公務扱いにすることは国会でも問題になり、日米両政府は日本が起訴できる方向で運用見直しを進めていた。
[ことば]
軍属 軍人ではなく、軍隊に所属する文官、技師などの総称。在日米軍には約4700人の軍属が陸海空3軍と海兵隊に所属し、軍務を支援している。米連邦最高裁判決で平時に軍属を軍法会議にかけるのは憲法違反となったため、軍属が犯罪に関与した場合は「接受国(米軍基地の受け入れ国)が専属的に裁判権を持つ」との見解もある。
沖縄タイムス
日米両政府は在日米軍で働く軍属が公務中に起こした事件、事故で米国での裁判が難しい場合などは例外的に日本で裁判できるよう日米地位協定の運用を改善する方向で調整に入った。
日本側が提起し、米側が譲歩した。日米合同委員会で近く正式合意する見通しだ。関係筋が20日、明らかにした。
また米軍人、軍属が公的行事で飲酒後に起こした交通事故も泥酔時に限らず、すべて日本側が起訴できるよう見直すことで大筋合意した。
軍属については扱いがあいまいで、日米双方で裁判ができない状態が続き「法の抜け穴」(関係筋)とされていた。条件付きながら日本での裁判が認められることは一歩前進と言えそうだ。
地位協定は米軍人、軍属の犯罪の第1次裁判権について公務中は米側に、公務外は日本側にあると規定。米軍が「公務証明書」を発行するなど公務と認定した場合、日本の検察当局は「裁判権がない」として不起訴処分にしてきた。
関係筋によると、第1次裁判権は米側にあることを確認した上で個別の事情に考慮しながら、米国で適当な裁判所を見つけることが困難と判断した場合などは例外的に日本での裁判が可能になる方向だ。米国の裁判所は海外で起きた事件の審理を受けたがらないことも背景にあるとみられる。
今年1月、沖縄市で帰宅途中の米軍属による交通死亡事故が発生。那覇地検は「公務中」を理由に不起訴処分にしたが、那覇検察審査会は起訴相当を議決した。
米連邦最高裁判決により軍属を「平時に軍法会議にかけることは憲法違反」となるため、軍属は米国内の一般の裁判所で裁かれることになるが、最近起訴された事例は見つかっていない。
公的行事に絡んだ飲酒事故を公務扱いにすることは国会でも問題になり、日米両政府は日本が起訴できる方向で運用見直しを進めていた。
[ことば]
軍属 軍人ではなく、軍隊に所属する文官、技師などの総称。在日米軍には約4700人の軍属が陸海空3軍と海兵隊に所属し、軍務を支援している。米連邦最高裁判決で平時に軍属を軍法会議にかけるのは憲法違反となったため、軍属が犯罪に関与した場合は「接受国(米軍基地の受け入れ国)が専属的に裁判権を持つ」との見解もある。
沖縄タイムス
うないフェスタ開幕 (沖縄)
うないフェス開幕 26日まで
うないフェスティバル2011(主催・同実行委員会、那覇市、共催・沖縄タイムス社)が20日、那覇市のさいおんスクエア牧志で開幕した。
27回目の今年は、牧志駅前ほしぞら公民館となは女性センター(新都心銘苅庁舎)を主会場に、出場団体の企画展やワークショップなどが開かれる。26日まで。
初日は、ハワイへの留学経験者らでつくる「オキスタ107」が、「しまくとぅばイマージョンスクール設立に向けて」と題して、緊急集会を開いた。
琉球大学の石原昌英教授は、ハワイ語で教科教育などを行うイマージョンスクール「プーナナレオ」の視察を報告。失われかけていたハワイ語が、幼児教育から大学院まで教育実践されている現状を紹介した。「言葉とは、人間と土地や祖先をつなげる役割がある。言葉を失うということは、土地や祖先との断絶になる」と指摘し、しまくとぅば継承の重要性をあげた。
沖縄NGOセンターの新垣誠代表理事は「本土並みを求めるあまり、物質的な豊かさばかりに目を奪われてきた。言葉の中にあった歴史や土地とのつながりが失われてきた」と危機感を募らせた。
オキスタの崎原千尋さんは「若い人たちが方言を語れる人たちとつながることで、文化や歴史、風習をつないでいくことになる。できることから広げていく」と話した。
オキスタでは、子育て中のメンバーを中心に、方言を話せるお年寄りと母親たちのサークルの立ち上げを検討中。さらに賛同者を募り、しまくとぅばイマージョンスクール開講に向けての実行委員会を発足させる。
沖縄タイムス
うないフェスティバル2011(主催・同実行委員会、那覇市、共催・沖縄タイムス社)が20日、那覇市のさいおんスクエア牧志で開幕した。
27回目の今年は、牧志駅前ほしぞら公民館となは女性センター(新都心銘苅庁舎)を主会場に、出場団体の企画展やワークショップなどが開かれる。26日まで。
初日は、ハワイへの留学経験者らでつくる「オキスタ107」が、「しまくとぅばイマージョンスクール設立に向けて」と題して、緊急集会を開いた。
琉球大学の石原昌英教授は、ハワイ語で教科教育などを行うイマージョンスクール「プーナナレオ」の視察を報告。失われかけていたハワイ語が、幼児教育から大学院まで教育実践されている現状を紹介した。「言葉とは、人間と土地や祖先をつなげる役割がある。言葉を失うということは、土地や祖先との断絶になる」と指摘し、しまくとぅば継承の重要性をあげた。
沖縄NGOセンターの新垣誠代表理事は「本土並みを求めるあまり、物質的な豊かさばかりに目を奪われてきた。言葉の中にあった歴史や土地とのつながりが失われてきた」と危機感を募らせた。
オキスタの崎原千尋さんは「若い人たちが方言を語れる人たちとつながることで、文化や歴史、風習をつないでいくことになる。できることから広げていく」と話した。
オキスタでは、子育て中のメンバーを中心に、方言を話せるお年寄りと母親たちのサークルの立ち上げを検討中。さらに賛同者を募り、しまくとぅばイマージョンスクール開講に向けての実行委員会を発足させる。
沖縄タイムス
沖縄県被災者受入相談窓口
【被災者受け入れ】 【沖縄県被災者受入相談窓口】
沖縄県は、民間賃貸住宅の借り上げによる応急仮設住宅の提供と、被災地から沖縄までの往復分の航空券、住宅を探してから入居するまでの期間の宿泊施設(3食付き)の提供を行っている。
宿泊施設の一時的な提供は最長で1カ月間。対象は、地震発生時に福島県に居住していた世帯と岩手県、宮城県、茨城県の3県の災害救助法が適用された市町村が発行する「り災証明書(全壊、大規模半壊、半壊)」を有する世帯。洗濯機、冷蔵庫、テレビなど生活家電の提供は、相談に応じる。
また、協力する県内のスーパーや交通機関などから来年3月末まで各種の割引サービスが受けられる二ライカナイカードを発行している。
問い合わせは、以下の沖縄県被災者受入相談窓口まで。月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分まで。
090(3794)0530
090(3790)0137
090(3790)1713
【沖縄県宅地建物取引業協会】 沖縄県宅地建物取引業協会では、県の協力要請に応じ、被災者を受け入れるための空き室や空き家情報の集約をしている。原則として、県から紹介のあった被災者から要望を聞き、住宅を提供する。
必要に応じて、同協会098(861)3402でも問い合わせに対応する。
【全日本不動産協会沖縄県本部】
全日本不動産協会沖縄県支部では、協会に加盟している会員企業から、被災者に提供可能な空き室情報などを募っている。問い合わせのあった被災者から要望等を聞き取った後、集約している情報の中から提供可能な物件を所有している会員企業に連絡し、被災者と繋いでいる。
問い合わせは、同協会098(867)6644。
【石垣市】
石垣市は、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の3県の児童の修学支援のため、小中学生を最大965人受け入れる。高校生も県と調整しながら受け入れる方針。罹災または被災証明書(原子力災害関係)、住所が確認できる運転免許証等が必要で、被災時の状況により所持していない場合は相談に応じる。宿泊は県立石垣青少年の家に最大7家族50人程度、それ以上の応募があればホームステイで受け入れる。給食費免除などの修学支援は原則として2012年3月末まで。その後は、被災地の復興の状況をみて検討していく。修学児童を含む家族単位での避難者についても、宿泊施設の無償提供など生活支援を行っている。期間は同様に2012年3月末まで。
児童の受け入れ人数は各学校の空き定員から算出しており、新たな教職員採用は行う必要がない。給食費などは石垣市で対応する予定で、規模が大きい場合は市民から寄せられた義援金での対応も検討している。
問い合わせは、石垣市役所秘書広報課0980(82)1243。
【東日本大震災被災者支援 一般社団法人つなぐ光】
福島第一原発から200キロ圏内に居住している「妊婦と子ども連れの家族」を対象に、被災地から沖縄までの緊急避難支援と移住支援を実施。最大で1か月、NPO法人プロミスキーパーズと共同で運営する恩納村の支援ハウス「ゆいまーるの杜」で受け入れている。入居後、希望があれば、一泊(3食付き)500~1000円で1週間から2週間の短期ホームステイも支援する。移住を決めた避難者が地域にとけ込み、コミュニティを形成する支援のため、浦添市に事務所を開設し、コミュニティスペースとして開放。交流イベントなども開催している。
問い合わせは、恩納村本部098(966)1103、浦添事務所098(943)3693。メールアドレスは、tsunaguhikari@gmail.com
詳細は同会ホームページhttp://tsunaguhikari.jp/、またはブログ http://mothership2012.ti-da.net。
【NPO法人プロミスキーパーズ】
つなぐ光と連携して恩納村にある中長期受け入れ支援ハウス「ゆいまーるの杜」を運営し、那覇市曙にある事務所内に「物資支援センター」を開設している。「ゆいまーるの杜」では、支援ハウスに入居した避難者の生活支援や心のケアを目的とした交流会などを開催。「物資支援センター」では、県民から支援物資を募集し、避難者や困っている県民の事情に応じ、物資を無償で提供している。
問い合わせは098(988)4783。
同法人ホームページはhttp://www.promisekeepers.jp/。
【妊婦・母子・子育て家族支援ハウス「ゆいまーるの杜」】
つなぐ光とプロミスキーパーズが共同で運営する避難者受け入れ施設。最大1カ月の宿泊施設提供によるメンタルケアと沖縄への移住支援を行っている。大人は1日当たり500円、子どもは無料で利用可能で、食事、掃除などは入居者が分担して行う。
問い合わせは、つなぐ光 恩納村本部098(966)1103、浦添事務所098(943)3693。メールアドレスは、tsunaguhikari@gmail.com。
詳細は http://yuimarunomori.blog97.fc2.com/。
【情報支援ボランティア沖縄】
被災地と沖縄をつなぐ支援情報紙「風の便り」の発行や相談窓口「よりそい」で被災避難者や支援に関わる県民に情報提供を行っている。「風の便り」は毎週土曜発行で、沖縄県内の主な公的機関およびジュンク堂那覇店などに設置。「よりそい」は毎週金曜日の19~21時、那覇市・平和通り商店街内の那覇市協働大使活動支援センターで開設中。
問い合わせは、080(2696)4044(稲垣)、または kajitayori@gmail.com。
詳細は同団体ブログ http://okitiki.ti-da.net/。
【NPO法人しまづくりネット】
岩手、宮城、福島の3県の被災避難者を対象に、ママチャリの無料貸し出しを行っている。通常の使用範囲でのパンクについては、同法人が運営する美栄橋レンタサイクルで無料修理も行う。期間は12月27日まで。
問い合わせは098(862)1852。メールアドレスは。
詳細は同会ホームページhttp://shima.p-kit.com/。
【沖縄萩の会(戸袋勝行会長):沖縄在住宮城県人会】
避難または移住してきた人が沖縄での暮らしに早く定着できるように、交流会、懇親会などを企画している。また仕事などの相談にも出来る限り応じている。
問い合わせは098(875)1458(事務所)。
同会東北地方太平洋沖地震対策本部ブログhttp://haginokai.jugem.jp/。
【あったかふくしま(古川喜美男会長):沖縄在住福島県人会】
新年会や観月会など通常の交流会のほか、毎月第3日曜の13時から小禄カトリック教会で避難者の情報交換の場を設けている。県人会がお茶とお菓子を用意し、気軽に参加するよう呼びかけている。
問い合わせは090(9784)3788(木村)、または毎月第3日曜日に開催している会へ。
【美らめんこい会(加賀哲彦会長):沖縄在住岩手県人会】
会員から義援金を募って被災地へ送っているほか、相談があればその都度、支援を行っている。県や社会福祉協議会、NPOなどボランティア団体と協力して、今後も出来る範囲で継続的に支援を行う。
問い合わせは090(6868)2687(菊池)。
同会ブログhttp://iwatetyura.ti-da.net/e3557797.html。
琉球新報
沖縄県は、民間賃貸住宅の借り上げによる応急仮設住宅の提供と、被災地から沖縄までの往復分の航空券、住宅を探してから入居するまでの期間の宿泊施設(3食付き)の提供を行っている。
宿泊施設の一時的な提供は最長で1カ月間。対象は、地震発生時に福島県に居住していた世帯と岩手県、宮城県、茨城県の3県の災害救助法が適用された市町村が発行する「り災証明書(全壊、大規模半壊、半壊)」を有する世帯。洗濯機、冷蔵庫、テレビなど生活家電の提供は、相談に応じる。
また、協力する県内のスーパーや交通機関などから来年3月末まで各種の割引サービスが受けられる二ライカナイカードを発行している。
問い合わせは、以下の沖縄県被災者受入相談窓口まで。月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分まで。
090(3794)0530
090(3790)0137
090(3790)1713
【沖縄県宅地建物取引業協会】 沖縄県宅地建物取引業協会では、県の協力要請に応じ、被災者を受け入れるための空き室や空き家情報の集約をしている。原則として、県から紹介のあった被災者から要望を聞き、住宅を提供する。
必要に応じて、同協会098(861)3402でも問い合わせに対応する。
【全日本不動産協会沖縄県本部】
全日本不動産協会沖縄県支部では、協会に加盟している会員企業から、被災者に提供可能な空き室情報などを募っている。問い合わせのあった被災者から要望等を聞き取った後、集約している情報の中から提供可能な物件を所有している会員企業に連絡し、被災者と繋いでいる。
問い合わせは、同協会098(867)6644。
【石垣市】
石垣市は、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の3県の児童の修学支援のため、小中学生を最大965人受け入れる。高校生も県と調整しながら受け入れる方針。罹災または被災証明書(原子力災害関係)、住所が確認できる運転免許証等が必要で、被災時の状況により所持していない場合は相談に応じる。宿泊は県立石垣青少年の家に最大7家族50人程度、それ以上の応募があればホームステイで受け入れる。給食費免除などの修学支援は原則として2012年3月末まで。その後は、被災地の復興の状況をみて検討していく。修学児童を含む家族単位での避難者についても、宿泊施設の無償提供など生活支援を行っている。期間は同様に2012年3月末まで。
児童の受け入れ人数は各学校の空き定員から算出しており、新たな教職員採用は行う必要がない。給食費などは石垣市で対応する予定で、規模が大きい場合は市民から寄せられた義援金での対応も検討している。
問い合わせは、石垣市役所秘書広報課0980(82)1243。
【東日本大震災被災者支援 一般社団法人つなぐ光】
福島第一原発から200キロ圏内に居住している「妊婦と子ども連れの家族」を対象に、被災地から沖縄までの緊急避難支援と移住支援を実施。最大で1か月、NPO法人プロミスキーパーズと共同で運営する恩納村の支援ハウス「ゆいまーるの杜」で受け入れている。入居後、希望があれば、一泊(3食付き)500~1000円で1週間から2週間の短期ホームステイも支援する。移住を決めた避難者が地域にとけ込み、コミュニティを形成する支援のため、浦添市に事務所を開設し、コミュニティスペースとして開放。交流イベントなども開催している。
問い合わせは、恩納村本部098(966)1103、浦添事務所098(943)3693。メールアドレスは、tsunaguhikari@gmail.com
詳細は同会ホームページhttp://tsunaguhikari.jp/、またはブログ http://mothership2012.ti-da.net。
【NPO法人プロミスキーパーズ】
つなぐ光と連携して恩納村にある中長期受け入れ支援ハウス「ゆいまーるの杜」を運営し、那覇市曙にある事務所内に「物資支援センター」を開設している。「ゆいまーるの杜」では、支援ハウスに入居した避難者の生活支援や心のケアを目的とした交流会などを開催。「物資支援センター」では、県民から支援物資を募集し、避難者や困っている県民の事情に応じ、物資を無償で提供している。
問い合わせは098(988)4783。
同法人ホームページはhttp://www.promisekeepers.jp/。
【妊婦・母子・子育て家族支援ハウス「ゆいまーるの杜」】
つなぐ光とプロミスキーパーズが共同で運営する避難者受け入れ施設。最大1カ月の宿泊施設提供によるメンタルケアと沖縄への移住支援を行っている。大人は1日当たり500円、子どもは無料で利用可能で、食事、掃除などは入居者が分担して行う。
問い合わせは、つなぐ光 恩納村本部098(966)1103、浦添事務所098(943)3693。メールアドレスは、tsunaguhikari@gmail.com。
詳細は http://yuimarunomori.blog97.fc2.com/。
【情報支援ボランティア沖縄】
被災地と沖縄をつなぐ支援情報紙「風の便り」の発行や相談窓口「よりそい」で被災避難者や支援に関わる県民に情報提供を行っている。「風の便り」は毎週土曜発行で、沖縄県内の主な公的機関およびジュンク堂那覇店などに設置。「よりそい」は毎週金曜日の19~21時、那覇市・平和通り商店街内の那覇市協働大使活動支援センターで開設中。
問い合わせは、080(2696)4044(稲垣)、または kajitayori@gmail.com。
詳細は同団体ブログ http://okitiki.ti-da.net/。
【NPO法人しまづくりネット】
岩手、宮城、福島の3県の被災避難者を対象に、ママチャリの無料貸し出しを行っている。通常の使用範囲でのパンクについては、同法人が運営する美栄橋レンタサイクルで無料修理も行う。期間は12月27日まで。
問い合わせは098(862)1852。メールアドレスは。
詳細は同会ホームページhttp://shima.p-kit.com/。
【沖縄萩の会(戸袋勝行会長):沖縄在住宮城県人会】
避難または移住してきた人が沖縄での暮らしに早く定着できるように、交流会、懇親会などを企画している。また仕事などの相談にも出来る限り応じている。
問い合わせは098(875)1458(事務所)。
同会東北地方太平洋沖地震対策本部ブログhttp://haginokai.jugem.jp/。
【あったかふくしま(古川喜美男会長):沖縄在住福島県人会】
新年会や観月会など通常の交流会のほか、毎月第3日曜の13時から小禄カトリック教会で避難者の情報交換の場を設けている。県人会がお茶とお菓子を用意し、気軽に参加するよう呼びかけている。
問い合わせは090(9784)3788(木村)、または毎月第3日曜日に開催している会へ。
【美らめんこい会(加賀哲彦会長):沖縄在住岩手県人会】
会員から義援金を募って被災地へ送っているほか、相談があればその都度、支援を行っている。県や社会福祉協議会、NPOなどボランティア団体と協力して、今後も出来る範囲で継続的に支援を行う。
問い合わせは090(6868)2687(菊池)。
同会ブログhttp://iwatetyura.ti-da.net/e3557797.html。
琉球新報
宮古の産業まつり開幕友好 (沖縄)
特産品ずらり、特売で盛況/宮古の産業まつり
開幕友好、交流都市の物産も販売

シビマグロ一匹の丸揚げを買い求める市民
=19日、ダイワドライビングスクール跡地
第34回宮古の産業まつりが19日、ダイワドライビングスクール跡地を主会場に開幕した。
会場では新鮮な農林水産物や花の苗、伝統の工芸品など地元の特産品が展示販売され、開場とともに押し寄せた多くの市民が特売の商品を買い求めた。
米や野菜など友好・交流都市の物産も多数販売された。ステージ部門では宮古織のデザインコンテストやファッションショー、各種表彰式が行われた。祭りはきょう20日まで。
産業まつりは宮古の一大イベント。生産者の生産意欲の高揚と県産品に対する消費者意識の啓発が大きな狙い。毎年多くの市民が足を運び、安価で新鮮な特産品を手にしながら地場産業を見つめ直している。
開会セレモニーが午前10時から行われ、実行委員会の下地義治会長が「宮古の特産品をはじめ島内外の商品に触れ、その品質の良さを再認識する機会」と祭りの意義を強調。「事業者や生産者は自社製品の紹介や販売を通して、消費者のニーズに対応した新製品や技術の開発、販路拡大に取り組んでほしい」と述べた。
仲井真弘多知事と下地敏彦市長が祝辞を寄せ、それぞれ祭りを契機にして地場産業に対する認識が一層高まることを期待した。
この後、下地会長ら関係者がテープカットを行って第34回祭りを開場。訪れた市民がどっと押し寄せ、特産品が並ぶ各ブースで見学や買い物を楽しんだ。
どのブースも魅力的な商品がずらりと並んだ。キクやブーゲンビレア、マリーゴールドの苗が安値で販売されたほか、新鮮なダイコンやキャベツもあった。トマトやピーマン、ナス、ブロッコリーも展示販売され大人気だった。
水産物ではモズク商品をはじめシビマグロ一匹の丸揚げ、クルマエビの串焼きコーナーが盛況。多くの市民が長蛇の列を作って商品を買い求めた。
友好、交流都市のブースも人気を集めた。福島県西会津町は米やリンゴなどを販売。静岡県藤枝市はレタスやシイタケ、岐阜県白川町は米、茶、豆腐、新潟県上越市は米や地酒をそれぞれ安値で売り出した。
各ブースに訪れた市民は特産品の試食を楽しみながら気に入った商品を次々と購入し、友好、交流都市の特産品に理解を深めた。
ぱいながまホールで開かれたステージ部門も盛り上がりを見せた。北中学校生徒は躍動感あふれるダンスパフォーマンスで観衆を魅了、宮古織デザインコンテストとファッションショーもにぎわった。
20日の祭りは午前10時から午後5時まで。初日同様に島内外の特産品を含む商品が展示販売される。
. 宮古毎日新聞
開幕友好、交流都市の物産も販売

シビマグロ一匹の丸揚げを買い求める市民
=19日、ダイワドライビングスクール跡地
第34回宮古の産業まつりが19日、ダイワドライビングスクール跡地を主会場に開幕した。
会場では新鮮な農林水産物や花の苗、伝統の工芸品など地元の特産品が展示販売され、開場とともに押し寄せた多くの市民が特売の商品を買い求めた。
米や野菜など友好・交流都市の物産も多数販売された。ステージ部門では宮古織のデザインコンテストやファッションショー、各種表彰式が行われた。祭りはきょう20日まで。
産業まつりは宮古の一大イベント。生産者の生産意欲の高揚と県産品に対する消費者意識の啓発が大きな狙い。毎年多くの市民が足を運び、安価で新鮮な特産品を手にしながら地場産業を見つめ直している。
開会セレモニーが午前10時から行われ、実行委員会の下地義治会長が「宮古の特産品をはじめ島内外の商品に触れ、その品質の良さを再認識する機会」と祭りの意義を強調。「事業者や生産者は自社製品の紹介や販売を通して、消費者のニーズに対応した新製品や技術の開発、販路拡大に取り組んでほしい」と述べた。
仲井真弘多知事と下地敏彦市長が祝辞を寄せ、それぞれ祭りを契機にして地場産業に対する認識が一層高まることを期待した。
この後、下地会長ら関係者がテープカットを行って第34回祭りを開場。訪れた市民がどっと押し寄せ、特産品が並ぶ各ブースで見学や買い物を楽しんだ。
どのブースも魅力的な商品がずらりと並んだ。キクやブーゲンビレア、マリーゴールドの苗が安値で販売されたほか、新鮮なダイコンやキャベツもあった。トマトやピーマン、ナス、ブロッコリーも展示販売され大人気だった。
水産物ではモズク商品をはじめシビマグロ一匹の丸揚げ、クルマエビの串焼きコーナーが盛況。多くの市民が長蛇の列を作って商品を買い求めた。
友好、交流都市のブースも人気を集めた。福島県西会津町は米やリンゴなどを販売。静岡県藤枝市はレタスやシイタケ、岐阜県白川町は米、茶、豆腐、新潟県上越市は米や地酒をそれぞれ安値で売り出した。
各ブースに訪れた市民は特産品の試食を楽しみながら気に入った商品を次々と購入し、友好、交流都市の特産品に理解を深めた。
ぱいながまホールで開かれたステージ部門も盛り上がりを見せた。北中学校生徒は躍動感あふれるダンスパフォーマンスで観衆を魅了、宮古織デザインコンテストとファッションショーもにぎわった。
20日の祭りは午前10時から午後5時まで。初日同様に島内外の特産品を含む商品が展示販売される。
. 宮古毎日新聞
トックリ木綿満開 (八重山・沖縄)
トックリキワタ満開

南米ブラジル原産のトックリキワタ(パンヤ科)の花が各地で満開し、濃いピンク色の花が見ごろを迎えている。
石垣市の宮良川河口にあるトックリキワタは樹高が4~5メートルあり、華麗な花をたくさん咲かせ圧巻。
橋の欄干近くにあることから、車から降りて、花見を楽しむ人もいる。
南米では4~6月に開花するが、沖縄では10月下旬から咲き出し、12月下旬まで沖縄の初冬の空を鮮やかに彩る。
八重山毎日新聞

南米ブラジル原産のトックリキワタ(パンヤ科)の花が各地で満開し、濃いピンク色の花が見ごろを迎えている。
石垣市の宮良川河口にあるトックリキワタは樹高が4~5メートルあり、華麗な花をたくさん咲かせ圧巻。
橋の欄干近くにあることから、車から降りて、花見を楽しむ人もいる。
南米では4~6月に開花するが、沖縄では10月下旬から咲き出し、12月下旬まで沖縄の初冬の空を鮮やかに彩る。
八重山毎日新聞
2011-11-19
「シークヮーサー」「ヤギ」「山」 (沖縄)
地元の良さ着目し成果 名護市勝山区
農水大臣賞授与式

農林水産祭むらづくり部門で農林水産大臣賞を受賞した名護市勝山区の関係者ら。賞状を手にするのが具志堅弘道区長=17日、那覇市の沖縄総合事務局
2011年度農林水産祭むらづくり部門で、農林水産大臣賞に選ばれた名護市勝山区(具志堅弘道区長)への表彰状伝達式が17日、那覇市の沖縄総合事務局(槌谷裕司局長)で行われた。
同区は地域資源の「シークヮーサー」「ヤギ」「山」に着目し「三つの宝でむらおこし」をスローガンに、農業を軸とした総合的な村づくりに取り組んでいる。槌谷局長が具志堅区長に賞状を手渡した。
伝達式で具志堅区長は「山間部で土地が狭く、農業に適さないと言われてきた中、勝山産シークヮーサーのブランド化を確立するなど、地元の良さに目を向けた活動が成果を見せてきた」と喜び、「子どもたちが自信を持てる地域の宝を残し続けたい」と話した。
農林水産大臣賞は、農林水産関係の表彰事業で、天皇杯などの三大大賞に次ぐ賞。槌谷局長は「山里の魅力を上手に発信している活動が、訪問したいという評価につながったと思う。元気な村づくりの手本を示してくれた」とたたえた。
琉球新報
農水大臣賞授与式

農林水産祭むらづくり部門で農林水産大臣賞を受賞した名護市勝山区の関係者ら。賞状を手にするのが具志堅弘道区長=17日、那覇市の沖縄総合事務局
2011年度農林水産祭むらづくり部門で、農林水産大臣賞に選ばれた名護市勝山区(具志堅弘道区長)への表彰状伝達式が17日、那覇市の沖縄総合事務局(槌谷裕司局長)で行われた。
同区は地域資源の「シークヮーサー」「ヤギ」「山」に着目し「三つの宝でむらおこし」をスローガンに、農業を軸とした総合的な村づくりに取り組んでいる。槌谷局長が具志堅区長に賞状を手渡した。
伝達式で具志堅区長は「山間部で土地が狭く、農業に適さないと言われてきた中、勝山産シークヮーサーのブランド化を確立するなど、地元の良さに目を向けた活動が成果を見せてきた」と喜び、「子どもたちが自信を持てる地域の宝を残し続けたい」と話した。
農林水産大臣賞は、農林水産関係の表彰事業で、天皇杯などの三大大賞に次ぐ賞。槌谷局長は「山里の魅力を上手に発信している活動が、訪問したいという評価につながったと思う。元気な村づくりの手本を示してくれた」とたたえた。
琉球新報
優しい運転願い (沖縄)
儀間さんが手描き看板 名護岳林道に2枚

<優しい運転願い>イボイモリなど小動物事故防止のために看板を描いた儀間蘭々さん(右から2人目)と
その家族=名護岳林道
【名護】名護岳林道で小動物の事故をなくそうと、やんばる自然館代表で森林インストラクターの上野和昌さんが提案し、県指定天然記念物のイボイモリを描いた看板2枚が9月から名護岳林道に設置されている。
自分の庭のようにやんばるの山を熟知している上野さんによると、名護岳林道は県道18号が整備されて以来、休日は家族連れでにぎわい、平日でも森林を散策するために通過する車両が多くなった。
そのため小動物の事故が増える可能性があり、名護岳林道に看板を設置したいと考え、名護博物館に協力を依頼した。
上野さんの提案に、同博物館を友達とよく訪れる東江小学校6年生の儀間蘭(ら)々(ら)さんが快く引き受けた。
看板を描いた儀間さんは「イボイモリの小さな命が交通事故に遭わないよう、心を込めて描きました。この山道を通る運転手の皆さん、小さな命も生きています。優しい運転での走行よろしくお願いします」と優しい口調で訪れる人への協力を呼び掛けた。
(宮城良勝通信員)
琉球新報

<優しい運転願い>イボイモリなど小動物事故防止のために看板を描いた儀間蘭々さん(右から2人目)と
その家族=名護岳林道
【名護】名護岳林道で小動物の事故をなくそうと、やんばる自然館代表で森林インストラクターの上野和昌さんが提案し、県指定天然記念物のイボイモリを描いた看板2枚が9月から名護岳林道に設置されている。
自分の庭のようにやんばるの山を熟知している上野さんによると、名護岳林道は県道18号が整備されて以来、休日は家族連れでにぎわい、平日でも森林を散策するために通過する車両が多くなった。
そのため小動物の事故が増える可能性があり、名護岳林道に看板を設置したいと考え、名護博物館に協力を依頼した。
上野さんの提案に、同博物館を友達とよく訪れる東江小学校6年生の儀間蘭(ら)々(ら)さんが快く引き受けた。
看板を描いた儀間さんは「イボイモリの小さな命が交通事故に遭わないよう、心を込めて描きました。この山道を通る運転手の皆さん、小さな命も生きています。優しい運転での走行よろしくお願いします」と優しい口調で訪れる人への協力を呼び掛けた。
(宮城良勝通信員)
琉球新報
2011-11-18
与那国陸自説明会 (八重山・沖縄)
駐屯用地12年度取得 与那国陸自説明会

与那国島への陸上自衛隊配備計画に関する説明会で、
抗議の声を上げる反対派住民(左端)ら。
奥は防衛省の担当者=17日夜、与那国町
【与那国】
防衛省と与那国町は17日、与那国島への陸上自衛隊の配備計画について町民への説明会を町祖内区の嶋仲公民館で開いた。
両者による説明会は初めてで、同省は2012年度の概算要求額約15億円の概要を説明。同年度末までに島南西部の「南牧場」などの町有地を取得し、15年度までに部隊配備を完了する行程を初めて示した。
一方、参加した町民ら約125人のうち、誘致反対派の町民から「民意を問え」など町の姿勢を批判する声が相次ぎ、説明会は紛糾した。
同省側は防衛計画課の青柳肇課長ら職員5人が出席。来年度概算要求の概要や候補地、駐屯地に配置される施設などを説明。
候補地について、航空法上の制約などから、沿岸監視施設と駐屯地を町久部良地区の南牧場、監視施設の一部を島中央部のインビ岳西側に配置する案を提示した。いずれも町有地のため今後、町側と調整するとした。
一方、反対派町民は説明会冒頭に「住民全体の合意ができていない」と、外間守吉町長に対し、町としての説明や誘致の是非を問う住民投票の開催を要望。町側が会を進めようとしたことから「説明会を開いたという既成事実が作られる」として退席し、反対派の集会を開くなど騒然とした。
外間町長は住民投票の実施を否定した上で「予算も計上されている段階。(誘致は)後戻りできない。反対派の意見も真摯(しんし)に受け止めて、説得するような状況をつくりたい」と述べた。
沖縄タイムス

与那国島への陸上自衛隊配備計画に関する説明会で、
抗議の声を上げる反対派住民(左端)ら。
奥は防衛省の担当者=17日夜、与那国町
【与那国】
防衛省と与那国町は17日、与那国島への陸上自衛隊の配備計画について町民への説明会を町祖内区の嶋仲公民館で開いた。
両者による説明会は初めてで、同省は2012年度の概算要求額約15億円の概要を説明。同年度末までに島南西部の「南牧場」などの町有地を取得し、15年度までに部隊配備を完了する行程を初めて示した。
一方、参加した町民ら約125人のうち、誘致反対派の町民から「民意を問え」など町の姿勢を批判する声が相次ぎ、説明会は紛糾した。
同省側は防衛計画課の青柳肇課長ら職員5人が出席。来年度概算要求の概要や候補地、駐屯地に配置される施設などを説明。
候補地について、航空法上の制約などから、沿岸監視施設と駐屯地を町久部良地区の南牧場、監視施設の一部を島中央部のインビ岳西側に配置する案を提示した。いずれも町有地のため今後、町側と調整するとした。
一方、反対派町民は説明会冒頭に「住民全体の合意ができていない」と、外間守吉町長に対し、町としての説明や誘致の是非を問う住民投票の開催を要望。町側が会を進めようとしたことから「説明会を開いたという既成事実が作られる」として退席し、反対派の集会を開くなど騒然とした。
外間町長は住民投票の実施を否定した上で「予算も計上されている段階。(誘致は)後戻りできない。反対派の意見も真摯(しんし)に受け止めて、説得するような状況をつくりたい」と述べた。
沖縄タイムス
「10RUN」ボランティア活動を評価(宮古島・沖縄)
「10RUN」文科大臣賞/日本フィランソロピー協会
ボランティア活動を評価

文部科学大臣賞を喜ぶ(左から)伊良部高校の仲間さん、宮古総合実業の川満君、宮古高校の亀濱さん
=17日、宮古高校
社会貢献のための寄付活動を顕彰する日本フィランソロピー協会の第14回まちかどのフィランソロピスト賞の青少年部門で、宮古地区の高校生が走って寄付金を募る「10RUN」の実行委員会が文部科学大臣賞を受賞した。
高校生が自主的に続けてきた7年間の社会活動が高く評価された。
この間に走った距離は約6200㌔、集めた寄付金は490万円に上る。今年4月に実施された10RUNハーフ実行委員会の生徒は「先輩方をはじめ地域、学校、企業の協力のおかげ。受賞はとてもうれしい」と喜びを話した。表彰式は来月8日、東京都内で行われる。
同協会のフィランソロピスト賞は、日本の社会に寄付文化を根付かせることが大きな狙い。全国各地で寄付活動を展開する個人・団体の活動状況を調査した上で受賞者を決定。このほど開かれた最終選考会で、10RUN実行委員会は青少年部門で最高の文部科学大臣賞に選ばれた。
10RUNは2004年にスタート。生徒自ら地域の企業を訪問し、400㍍トラック1周当たりの寄付金額を決めてもらい、実際に走った周回数に応じて寄付金を募るという試みだ。
10RUN当日、各校の生徒たちはリレー方式で10時間走り続けて寄付活動を展開する。この結果集まった寄付金は福祉団体などに全額寄付してきた。7年間で10RUNに参加した高校生は延べ2300人。
17日には宮古高校で伊良部高校3年の仲間友里恵さん、宮古総合実業3年の川満恵一郎君、宮古高校3年の亀濱美香さんが会見。それぞれ喜びを語った。
仲間さんは「文部科学大臣賞はびっくりした。この賞を受賞したことでまた参加者が増えると思う」と話し活動の充実を期待。川満君は「先輩たちから受け継いできたイベントで大きな賞をもらえた。この気持ちを忘れずに、これからもいろいろなボランティア活動に参加していきたい」と気を引き締めた。
亀濱さんは「先輩方が懸命に頑張ってきた成果。学校や地域、企業の皆さんの協力のおかげであり、感謝したい。この経験を将来に生かしたい」と話した。
青少年部門でフィランソロピスト賞を受賞したのは10RUN実行委員会を含めて5団体。震災特別賞は兵庫県の舞子高校、奨励賞には東京都の杜松小学校など3校が選ばれた。
12月8日の表彰式には仲間さんらが出席し、文部科学大臣賞を受賞する。
下地敏彦市長の話 宮古の高校生がボランティア活動の一環で、自分たちにできることとして10RUNを行っている。集めた寄付金を福祉団体に贈っていることは、自分たちも社会に参加し、そして社会的弱者と言われている人たちをどう支援するかなど福祉の問題をしっかりと考えることであり非常に良いこと。今回の受賞はそれが評価されたということだと思う。賞を励みに、今後も大いに頑張ってほしい。
. 宮古毎日新聞
ボランティア活動を評価

文部科学大臣賞を喜ぶ(左から)伊良部高校の仲間さん、宮古総合実業の川満君、宮古高校の亀濱さん
=17日、宮古高校
社会貢献のための寄付活動を顕彰する日本フィランソロピー協会の第14回まちかどのフィランソロピスト賞の青少年部門で、宮古地区の高校生が走って寄付金を募る「10RUN」の実行委員会が文部科学大臣賞を受賞した。
高校生が自主的に続けてきた7年間の社会活動が高く評価された。
この間に走った距離は約6200㌔、集めた寄付金は490万円に上る。今年4月に実施された10RUNハーフ実行委員会の生徒は「先輩方をはじめ地域、学校、企業の協力のおかげ。受賞はとてもうれしい」と喜びを話した。表彰式は来月8日、東京都内で行われる。
同協会のフィランソロピスト賞は、日本の社会に寄付文化を根付かせることが大きな狙い。全国各地で寄付活動を展開する個人・団体の活動状況を調査した上で受賞者を決定。このほど開かれた最終選考会で、10RUN実行委員会は青少年部門で最高の文部科学大臣賞に選ばれた。
10RUNは2004年にスタート。生徒自ら地域の企業を訪問し、400㍍トラック1周当たりの寄付金額を決めてもらい、実際に走った周回数に応じて寄付金を募るという試みだ。
10RUN当日、各校の生徒たちはリレー方式で10時間走り続けて寄付活動を展開する。この結果集まった寄付金は福祉団体などに全額寄付してきた。7年間で10RUNに参加した高校生は延べ2300人。
17日には宮古高校で伊良部高校3年の仲間友里恵さん、宮古総合実業3年の川満恵一郎君、宮古高校3年の亀濱美香さんが会見。それぞれ喜びを語った。
仲間さんは「文部科学大臣賞はびっくりした。この賞を受賞したことでまた参加者が増えると思う」と話し活動の充実を期待。川満君は「先輩たちから受け継いできたイベントで大きな賞をもらえた。この気持ちを忘れずに、これからもいろいろなボランティア活動に参加していきたい」と気を引き締めた。
亀濱さんは「先輩方が懸命に頑張ってきた成果。学校や地域、企業の皆さんの協力のおかげであり、感謝したい。この経験を将来に生かしたい」と話した。
青少年部門でフィランソロピスト賞を受賞したのは10RUN実行委員会を含めて5団体。震災特別賞は兵庫県の舞子高校、奨励賞には東京都の杜松小学校など3校が選ばれた。
12月8日の表彰式には仲間さんらが出席し、文部科学大臣賞を受賞する。
下地敏彦市長の話 宮古の高校生がボランティア活動の一環で、自分たちにできることとして10RUNを行っている。集めた寄付金を福祉団体に贈っていることは、自分たちも社会に参加し、そして社会的弱者と言われている人たちをどう支援するかなど福祉の問題をしっかりと考えることであり非常に良いこと。今回の受賞はそれが評価されたということだと思う。賞を励みに、今後も大いに頑張ってほしい。
. 宮古毎日新聞
ダムにピラニア (沖縄)
金武ダムにピラニア「放流やめて」

捕獲された全長19・5センチのピラニア
(沖縄総合事務局北部ダム事務所提供)
沖縄総合事務局北部ダム事務所は16日、1992年から実施している金武町の金武ダム貯水池の魚類調査で、外来種のピラニアが初めて捕獲されたと発表した。
貯水池内に幅約30メートルの網を張る方法で調査していたところ、14日に水深約1メートルの地点で全長19・5センチのピラニア1匹がかかったという。県内にはもともと生息しないため、外部から放流されたとみている。
同事務所は「貯水池内にはタウナギやリュウキュウメダカなど希少種が生息しているため、肉食系のピラニアは生態系を崩す恐れがある。積極的に人を襲うことはないものの、するどい歯を持っていて危険でもある。放流はしないでほしい」と呼び掛けている。
捕獲したピラニアは現在、同事務所内の水槽で飼育中。今後、生態系保全検討委員会メンバーの助言を受けて対応するという。
沖縄タイムス

捕獲された全長19・5センチのピラニア
(沖縄総合事務局北部ダム事務所提供)
沖縄総合事務局北部ダム事務所は16日、1992年から実施している金武町の金武ダム貯水池の魚類調査で、外来種のピラニアが初めて捕獲されたと発表した。
貯水池内に幅約30メートルの網を張る方法で調査していたところ、14日に水深約1メートルの地点で全長19・5センチのピラニア1匹がかかったという。県内にはもともと生息しないため、外部から放流されたとみている。
同事務所は「貯水池内にはタウナギやリュウキュウメダカなど希少種が生息しているため、肉食系のピラニアは生態系を崩す恐れがある。積極的に人を襲うことはないものの、するどい歯を持っていて危険でもある。放流はしないでほしい」と呼び掛けている。
捕獲したピラニアは現在、同事務所内の水槽で飼育中。今後、生態系保全検討委員会メンバーの助言を受けて対応するという。
沖縄タイムス
“塩パイン“アイスクリームに (沖縄)
人気の“塩パイン“アイスクリームに
「Zen」と「カナン」開発

Zenエンタープライズとカナンおきなわが共同で開発した
新商品「塩パインアイス」
スノーラグーンアイスクリームの開発・販売をするZenエンタープライズ(浦添市、具志堅全友社長)は、農業生産法人のカナンおきなわ(東村、依田啓示代表)が栽培する人気パイナップル「塩パイン」を活用したアイスクリームを開発した。
商品名は「塩パインアイス」で、Zen社が運営する浦添市勢理客の販売店「アイスカフェマイナス18℃」やカナン社のホームページなどで販売している。
従来のパイナップルの糖度が平均12~13度のところ、濃度を調節した海水で栽培される塩パインは平均16~18度と甘さが際立っているという。両社は、県産品の普及や沖縄ブランドの発展を目的に商品を開発した。
価格はシングルサイズが280円(税込み)、ダブルサイズが500円(同)、箱形のスクエア・パイントサイズ(473ミリリットル)が840円(同)。
来春には、「塩パインシャーベット」の開発も計画している。
琉球新報
「Zen」と「カナン」開発

Zenエンタープライズとカナンおきなわが共同で開発した
新商品「塩パインアイス」
スノーラグーンアイスクリームの開発・販売をするZenエンタープライズ(浦添市、具志堅全友社長)は、農業生産法人のカナンおきなわ(東村、依田啓示代表)が栽培する人気パイナップル「塩パイン」を活用したアイスクリームを開発した。
商品名は「塩パインアイス」で、Zen社が運営する浦添市勢理客の販売店「アイスカフェマイナス18℃」やカナン社のホームページなどで販売している。
従来のパイナップルの糖度が平均12~13度のところ、濃度を調節した海水で栽培される塩パインは平均16~18度と甘さが際立っているという。両社は、県産品の普及や沖縄ブランドの発展を目的に商品を開発した。
価格はシングルサイズが280円(税込み)、ダブルサイズが500円(同)、箱形のスクエア・パイントサイズ(473ミリリットル)が840円(同)。
来春には、「塩パインシャーベット」の開発も計画している。
琉球新報
クロマグロ仔魚採集 (宮古島・沖縄)
クロマグロ仔魚採集
沖縄から宮古海域「資源開発につながる」
県水産海洋研究センター(勝俣亜生所長)は16日、沖縄本島から宮古島にかけての海域で、クロマグロのふ化直後の仔魚(しぎょ)を採集したと発表した。
100匹以上を捕獲したとみられ、同センターの担当者は「これほどの量が採集されたのは初めて。
画期的なことで資源管理上、重要な調査成果だ」と説明した。今後、採集調査や周辺海域の水温、潮流観測などを実施し、クロマグロの仔魚の分布状況に関する情報を収集し、関連性を解析する。
太平洋クロマグロ仔稚魚分布を調査する水産庁の事業で、水産総合研究センターや関係県が共同で実施した。
日本海から南西諸島沖にわたる20年ぶりの広域調査で、沖縄近海は県水産海洋研究センターが5~7月に計9航海の分布調査を進め、クロマグロの仔魚の採集に成功した。発見されたのは体長1センチ以下で、ふ化後20日未満の個体という。
同センターによると、北太平洋でクロマグロの産卵場は南西諸島を中心とする日本周辺海域のみ確認されていたが、今回の調査結果から、県近海の仔魚調査の重要性があらためて浮き彫りになったとしている。
クロマグロはマグロ類の中でも最高値で取引されることから、近年急速に漁獲量が増加。国際的な資源管理の対策強化が求められている。
担当者は「北太平洋でのクロマグロ資源量の動向を早期に把握し、適切に利用するための資源管理手法の開発につながる。クロマグロの持続的な利用に大きく貢献できる」と話した。
琉球新報
沖縄から宮古海域「資源開発につながる」
県水産海洋研究センター(勝俣亜生所長)は16日、沖縄本島から宮古島にかけての海域で、クロマグロのふ化直後の仔魚(しぎょ)を採集したと発表した。
100匹以上を捕獲したとみられ、同センターの担当者は「これほどの量が採集されたのは初めて。
画期的なことで資源管理上、重要な調査成果だ」と説明した。今後、採集調査や周辺海域の水温、潮流観測などを実施し、クロマグロの仔魚の分布状況に関する情報を収集し、関連性を解析する。
太平洋クロマグロ仔稚魚分布を調査する水産庁の事業で、水産総合研究センターや関係県が共同で実施した。
日本海から南西諸島沖にわたる20年ぶりの広域調査で、沖縄近海は県水産海洋研究センターが5~7月に計9航海の分布調査を進め、クロマグロの仔魚の採集に成功した。発見されたのは体長1センチ以下で、ふ化後20日未満の個体という。
同センターによると、北太平洋でクロマグロの産卵場は南西諸島を中心とする日本周辺海域のみ確認されていたが、今回の調査結果から、県近海の仔魚調査の重要性があらためて浮き彫りになったとしている。
クロマグロはマグロ類の中でも最高値で取引されることから、近年急速に漁獲量が増加。国際的な資源管理の対策強化が求められている。
担当者は「北太平洋でのクロマグロ資源量の動向を早期に把握し、適切に利用するための資源管理手法の開発につながる。クロマグロの持続的な利用に大きく貢献できる」と話した。
琉球新報
2011-11-17
渡名喜村道に… (沖縄)
渡名喜村道にパブリックデザイン賞

島の風景を生かしながら新たな魅力を生んだ
渡名喜村村道のフットライト
美しくうるおいのある景観への取り組みに贈られる第1回パブリックデザイン賞(主催・都市環境デザイン会議)のブロック賞に、渡名喜島の「村道1号フットライト」が16日までに選ばれた。
フットライトは2000~05年にかけて渡名喜村が設置。村道1号を中心に長さ765メートルの道沿いに数メートル間隔で、152個のライトが足元を照らしている。
満天の星を観光資源と位置付け、集落内から星空が見えるよう配慮し、夜間の安全性確保も狙った。サンゴの石垣とフクギで囲まれた木造赤瓦の集落に薄暗くなり始めると点灯し、真っ暗な島に幻想的な雰囲気を演出している。
上原昇同村長は「古民家に泊まれる上に、フットライトのおかげで自然が満喫できると観光客にとても評判がいい。渡名喜島は県内の人でも一度も行ったことがないという人が多いが、ぜひ一度遊びに来てほしい」とアピールした。
沖縄タイムス

島の風景を生かしながら新たな魅力を生んだ
渡名喜村村道のフットライト
美しくうるおいのある景観への取り組みに贈られる第1回パブリックデザイン賞(主催・都市環境デザイン会議)のブロック賞に、渡名喜島の「村道1号フットライト」が16日までに選ばれた。
フットライトは2000~05年にかけて渡名喜村が設置。村道1号を中心に長さ765メートルの道沿いに数メートル間隔で、152個のライトが足元を照らしている。
満天の星を観光資源と位置付け、集落内から星空が見えるよう配慮し、夜間の安全性確保も狙った。サンゴの石垣とフクギで囲まれた木造赤瓦の集落に薄暗くなり始めると点灯し、真っ暗な島に幻想的な雰囲気を演出している。
上原昇同村長は「古民家に泊まれる上に、フットライトのおかげで自然が満喫できると観光客にとても評判がいい。渡名喜島は県内の人でも一度も行ったことがないという人が多いが、ぜひ一度遊びに来てほしい」とアピールした。
沖縄タイムス
砂川親雲 イモ (宮古島市・沖縄)
宮古島市、増産計画で紫イモ高換金作物へ

宮古島市 (下地敏彦市長) は16日、 市役所平良庁舎内で記者会見し、 1597年に砂川親雲 (うるか・ぺーちん) が唐 (現・中国) から初めて国内に持ち帰ったとされるイモの高換金作物化に取り組む方針を明らかにした。
現在、 栽培が盛んな紫イモを今後10年間で2520㌧増産し、 主に加工用として売り出すことで、 総売上3・7億円の目標達成を目指す。 他産業と農業を組み合わせた 「6次産業化」 に向けたプロジェクトも進行する。

会見で下地市長は、 「宮古島かんしょ6次産業化基本方針」 を公表。 この中で、 「副食のさまざまな原材料として、 宮古島産かんしょの生産に取り組む」 とし、 宮古島かんしょを第1次宮古島総合計画・後期計画で6次産業化の戦略品目に位置づけ、 「宮古島産イモの安定供給、 換金作物」 の実現を目指す考えを示した。
イモを選択した理由について 「日本で最古のイモの伝承地として、 イモの歴史と文化を絶やすことなく、 イモの活用による宮古島の農業振興、 経済発展の要素の一つとして可能性を高める必要がある」 としている。
市農政課によると、 2011年調査で市のイモ生産量は247・5㌧、 生産額は3129万円ほど。 主品目は紫イモ。 最も多い下地地区で68・4㌧、 1387万円余を生産している。
今後の増産計画 (11年~21年) について、 10年間で2520㌧ (1・8㌧/10㌃)、 3億7800万円 (15万円/1㌧) の増量、 増額目標を示し、 「サトウキビ収穫後、 夏植えまで空き状態になっている農地や葉たばこ廃作地、 耕作放棄地での栽培」 を模索していく考えを示した。
販売に関しては、 主にペースト加工して売り出す方針。 赤嶺淳幸農政課農政係長によると、 すでに本土企業との間で具体的な売買交渉が進んでいるという。 今後、 加工場の整備 (費用試算1500万円)、 栽培管理技術及び生産組織体制の確立等に取り組んでいく。 また 「葉野菜としての供給体制確立」 も課題に挙げた。
宮古新報

宮古島市 (下地敏彦市長) は16日、 市役所平良庁舎内で記者会見し、 1597年に砂川親雲 (うるか・ぺーちん) が唐 (現・中国) から初めて国内に持ち帰ったとされるイモの高換金作物化に取り組む方針を明らかにした。
現在、 栽培が盛んな紫イモを今後10年間で2520㌧増産し、 主に加工用として売り出すことで、 総売上3・7億円の目標達成を目指す。 他産業と農業を組み合わせた 「6次産業化」 に向けたプロジェクトも進行する。

会見で下地市長は、 「宮古島かんしょ6次産業化基本方針」 を公表。 この中で、 「副食のさまざまな原材料として、 宮古島産かんしょの生産に取り組む」 とし、 宮古島かんしょを第1次宮古島総合計画・後期計画で6次産業化の戦略品目に位置づけ、 「宮古島産イモの安定供給、 換金作物」 の実現を目指す考えを示した。
イモを選択した理由について 「日本で最古のイモの伝承地として、 イモの歴史と文化を絶やすことなく、 イモの活用による宮古島の農業振興、 経済発展の要素の一つとして可能性を高める必要がある」 としている。
市農政課によると、 2011年調査で市のイモ生産量は247・5㌧、 生産額は3129万円ほど。 主品目は紫イモ。 最も多い下地地区で68・4㌧、 1387万円余を生産している。
今後の増産計画 (11年~21年) について、 10年間で2520㌧ (1・8㌧/10㌃)、 3億7800万円 (15万円/1㌧) の増量、 増額目標を示し、 「サトウキビ収穫後、 夏植えまで空き状態になっている農地や葉たばこ廃作地、 耕作放棄地での栽培」 を模索していく考えを示した。
販売に関しては、 主にペースト加工して売り出す方針。 赤嶺淳幸農政課農政係長によると、 すでに本土企業との間で具体的な売買交渉が進んでいるという。 今後、 加工場の整備 (費用試算1500万円)、 栽培管理技術及び生産組織体制の確立等に取り組んでいく。 また 「葉野菜としての供給体制確立」 も課題に挙げた。
宮古新報
中学校総合文化祭伝統芸能 (宮古島・沖縄)
文化活動の成果、一堂に/中学校総合文化祭伝統芸能、創作ダンスなど

各校の生徒が文化活動の成果を発表した
=16日、マティダ市民劇場
第17回宮古地区中学校総合文化祭が16日、マティダ市民劇場で行われた。各校の生徒が伝統芸能をはじめ三線演奏、意見発表、楽器演奏、自らアレンジした創作ダンスなどで日ごろの学習の成果を発表した。
この日の舞台発表は午前と午後の部に分けて行われた。それぞれ複数の学校の生徒が合同で披露する三線演奏で幕開け。総勢50~60人で「豊年の歌」「なりやまあやぐ」を演奏した。
この後、郷土芸能や空手演武、英語発表、創作ダンス、吹奏楽と続いた。
郷土芸能部門の生徒たちは、優雅な琉舞をはじめ力強い打楽器演奏、保良のヨンシー、上区の獅子舞、エイサーなどを発表。琉装など伝統の着物を着こなして堂々と踊った。その姿は躍動感にあふれ、詰め掛けた観衆の喝采を誘った。
多良間中の西原友紀さんと佐和田葵さんは英語発表を披露、砂川中の久貝弘次郎君と北中の下地明日香さんは意見発表を行い、それぞれ中学生らしい豊かな感性で聴衆を感心させた。
コントダンス、創作ダンス、マーチング演舞、ドラムパフォーマンスは会場の雰囲気を盛り上げた。
会場には父母ら一般市民が訪れ、発表する生徒たちの舞台に注目。演目ごとに大きな拍手を送り、日ごろの文化活動をたたえた。
文化祭を主催する宮古地区中学校文化連盟の宮国敏弘会長は「教育は未来への投資。日ごろから地域の皆さんの力を借りて文化活動を続けているが、各地域の伝統文化を子どもたちが受け継いでいるということがうれしい。各校の発表内容もレベルアップしており見応えがある」と話し、文化祭の意義を強調した。
.宮古毎日新聞

各校の生徒が文化活動の成果を発表した
=16日、マティダ市民劇場
第17回宮古地区中学校総合文化祭が16日、マティダ市民劇場で行われた。各校の生徒が伝統芸能をはじめ三線演奏、意見発表、楽器演奏、自らアレンジした創作ダンスなどで日ごろの学習の成果を発表した。
この日の舞台発表は午前と午後の部に分けて行われた。それぞれ複数の学校の生徒が合同で披露する三線演奏で幕開け。総勢50~60人で「豊年の歌」「なりやまあやぐ」を演奏した。
この後、郷土芸能や空手演武、英語発表、創作ダンス、吹奏楽と続いた。
郷土芸能部門の生徒たちは、優雅な琉舞をはじめ力強い打楽器演奏、保良のヨンシー、上区の獅子舞、エイサーなどを発表。琉装など伝統の着物を着こなして堂々と踊った。その姿は躍動感にあふれ、詰め掛けた観衆の喝采を誘った。
多良間中の西原友紀さんと佐和田葵さんは英語発表を披露、砂川中の久貝弘次郎君と北中の下地明日香さんは意見発表を行い、それぞれ中学生らしい豊かな感性で聴衆を感心させた。
コントダンス、創作ダンス、マーチング演舞、ドラムパフォーマンスは会場の雰囲気を盛り上げた。
会場には父母ら一般市民が訪れ、発表する生徒たちの舞台に注目。演目ごとに大きな拍手を送り、日ごろの文化活動をたたえた。
文化祭を主催する宮古地区中学校文化連盟の宮国敏弘会長は「教育は未来への投資。日ごろから地域の皆さんの力を借りて文化活動を続けているが、各地域の伝統文化を子どもたちが受け継いでいるということがうれしい。各校の発表内容もレベルアップしており見応えがある」と話し、文化祭の意義を強調した。
.宮古毎日新聞
2011-11-16
「夢へ行動を」 世界のウチナーンチュ大会(OKINAWA)
「夢へ行動を」 NY在住・与那覇さん伊是名小で講演

与那覇さんの講話を聴く児童ら
=伊是名村の伊是名小学校
【伊是名】
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会が企画した「レッツスタデイー!ワールドウチナーンチュ事業」の一環で、ニューヨーク在住のてい子・与那覇・トゥーシーさん(70)がこのほど、伊是名小学校(森元幹生校長)を訪れ、児童らに講演した。
与那覇さんは名護市出身で、ニューヨーク沖縄県人会長として活躍し、大会で功労者として表彰された。
20代で米軍基地内で働いていた時に米軍人の夫と出会い、結婚して渡米。3人の子どもをもうけた。夫はベトナム戦争後、枯れ葉剤の後遺症で亡くなったが、子どもたちの意向もあり、その後もアメリカに残った。
講演では児童ら一人一人に将来の夢を尋ね、「ゴールを決めて具体的に行動していかないと、夢はいつまでも夢になる。忍耐強く我慢し成し遂げることだ。本を読むのはとても大切なので、忍耐強さにもつながる。ぜひ本を読んでほしい」と自らの体験を交えながら語った。
最後に体育館の舞台に上がり、琉舞などを披露した。また、ウチナーンチュ大会で踊った「ワッターシンカヌチャー」を児童たちに教え、一緒に楽しく踊った。
(東江京子通信員)
琉球新報

与那覇さんの講話を聴く児童ら
=伊是名村の伊是名小学校
【伊是名】
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会が企画した「レッツスタデイー!ワールドウチナーンチュ事業」の一環で、ニューヨーク在住のてい子・与那覇・トゥーシーさん(70)がこのほど、伊是名小学校(森元幹生校長)を訪れ、児童らに講演した。
与那覇さんは名護市出身で、ニューヨーク沖縄県人会長として活躍し、大会で功労者として表彰された。
20代で米軍基地内で働いていた時に米軍人の夫と出会い、結婚して渡米。3人の子どもをもうけた。夫はベトナム戦争後、枯れ葉剤の後遺症で亡くなったが、子どもたちの意向もあり、その後もアメリカに残った。
講演では児童ら一人一人に将来の夢を尋ね、「ゴールを決めて具体的に行動していかないと、夢はいつまでも夢になる。忍耐強く我慢し成し遂げることだ。本を読むのはとても大切なので、忍耐強さにもつながる。ぜひ本を読んでほしい」と自らの体験を交えながら語った。
最後に体育館の舞台に上がり、琉舞などを披露した。また、ウチナーンチュ大会で踊った「ワッターシンカヌチャー」を児童たちに教え、一緒に楽しく踊った。
(東江京子通信員)
琉球新報
世界のウチナーンチュ (OKINAWA)
【アメリカ】寄贈した芸術書の行方… 山城さんの心残り代行して確認
クワロン下地のり子さん(中央)と図書係の富山直子さん(左)、友人の池原登志子さん=うるま市中央図書館
カリフォルニア州リバーサイド在住の看護師・クワロン下地のり子さんが、ロサンゼルス在住の長寿者の一人で日本語新聞「羅府新報」に今も現役でコラムを書いている山城正雄さん(95)の願いをかなえた。
第5回世界のウチナーンチュ大会に参加したかったが、足腰が弱って旅を断念した山城さん。故郷うるま市の図書館を訪ね、寄贈した本が活用されているかどうかも確認したかったがそれもできそうにない。
かなわぬ夢となりかけていたが、大会に参加する下地さんが出発前日に山城さん宅を訪ねた。いきさつを聞いた下地さんは「私が行ってあげる」と夢の代行を買って出た。
下地さんが山城さん宅を訪ねたのは「何か彼のために沖縄でできることがあれば」という思いからだった。
山城さんは大会について「もう足腰が弱って旅は無理だなあ。でもうるま市の図書館は訪ねてみたいなあ」と目を細めて話していた。
山城さんは帰米2世。移民文学者と称されこれまでに2冊の本を出版、まだ現役で羅府新報の「仔豚買いに」という題でコラムを書き続けるウチナーンチュである。
うるま市は山城さんの故郷で、本を寄贈したりして関わっている。その一部である「贈呈したアートの本は活用されているのかどうか」が山城さんの思いであった。
うるま市の中央図書館は旧具志川市役所のあった場所。旧具志川市は下地さんがコザ看護学生時代に住んだ町で懐かしかった。しかしその時の面影はほとんどなく図書館の入り口あたりにそびえる「翔」という文字が刻み込まれている石碑の近代的な作りが印象的だった。具志川市役所跡の石碑の前を通り、うるま市中央図書館の中に入った。
10月16日は日曜の朝で地域の子ども連れの若い母親たちやお年寄りが入ってきた。でも図書館は静かであった。受付の富山直子さんは親切に下地さんの依頼を書き取り調べるまで待つよう中に案内した。
しばらくして富山さんが日のあたる明るいアート・セクションに案内した。山城さん夫妻の寄付したアートの本「世界の巨匠シリーズ」計39冊が一部の本棚を占めていた。
下地さんは「山城さんの『ちむぐくる』はここ、うるま市にもあるんだな」と心温まる思いがした。
そして「この方は私たちの大の大の先輩でウチナーンチュの誇りですよ」と、ヘルプしてもらった富山さんに山城正雄著「帰米2世」と「遠い対岸」を紹介し一緒に記念撮影した。
下地さんは「こういう立派な移民の先駆者たちがいるから今の私たちがあるんだなと、さらに大きい希望を与えられた訪問であった」と語っていた。
(当銘貞夫通信員)
琉球新報

クワロン下地のり子さん(中央)と図書係の富山直子さん(左)、友人の池原登志子さん=うるま市中央図書館
カリフォルニア州リバーサイド在住の看護師・クワロン下地のり子さんが、ロサンゼルス在住の長寿者の一人で日本語新聞「羅府新報」に今も現役でコラムを書いている山城正雄さん(95)の願いをかなえた。
第5回世界のウチナーンチュ大会に参加したかったが、足腰が弱って旅を断念した山城さん。故郷うるま市の図書館を訪ね、寄贈した本が活用されているかどうかも確認したかったがそれもできそうにない。
かなわぬ夢となりかけていたが、大会に参加する下地さんが出発前日に山城さん宅を訪ねた。いきさつを聞いた下地さんは「私が行ってあげる」と夢の代行を買って出た。
下地さんが山城さん宅を訪ねたのは「何か彼のために沖縄でできることがあれば」という思いからだった。
山城さんは大会について「もう足腰が弱って旅は無理だなあ。でもうるま市の図書館は訪ねてみたいなあ」と目を細めて話していた。
山城さんは帰米2世。移民文学者と称されこれまでに2冊の本を出版、まだ現役で羅府新報の「仔豚買いに」という題でコラムを書き続けるウチナーンチュである。
うるま市は山城さんの故郷で、本を寄贈したりして関わっている。その一部である「贈呈したアートの本は活用されているのかどうか」が山城さんの思いであった。
うるま市の中央図書館は旧具志川市役所のあった場所。旧具志川市は下地さんがコザ看護学生時代に住んだ町で懐かしかった。しかしその時の面影はほとんどなく図書館の入り口あたりにそびえる「翔」という文字が刻み込まれている石碑の近代的な作りが印象的だった。具志川市役所跡の石碑の前を通り、うるま市中央図書館の中に入った。
10月16日は日曜の朝で地域の子ども連れの若い母親たちやお年寄りが入ってきた。でも図書館は静かであった。受付の富山直子さんは親切に下地さんの依頼を書き取り調べるまで待つよう中に案内した。
しばらくして富山さんが日のあたる明るいアート・セクションに案内した。山城さん夫妻の寄付したアートの本「世界の巨匠シリーズ」計39冊が一部の本棚を占めていた。
下地さんは「山城さんの『ちむぐくる』はここ、うるま市にもあるんだな」と心温まる思いがした。
そして「この方は私たちの大の大の先輩でウチナーンチュの誇りですよ」と、ヘルプしてもらった富山さんに山城正雄著「帰米2世」と「遠い対岸」を紹介し一緒に記念撮影した。
下地さんは「こういう立派な移民の先駆者たちがいるから今の私たちがあるんだなと、さらに大きい希望を与えられた訪問であった」と語っていた。
(当銘貞夫通信員)
琉球新報
高江ヘリパッド建設 (沖縄)
高江ヘリパッド建設、国が工事再開
住民らとにらみ合い

工事の再開をめぐり、にらみ合いを続ける沖縄防衛局職員と住民ら=15日午後、東村高江
【東】
米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江へのヘリパッド建設で、沖縄防衛局は15日午前、現地で工事を再開した。
反対する高江住民や市民団体のメンバーらがゲート前に座り込み、重機の搬入はできなかったが、施設内の測量は実施された。
一方、市民団体や一部政党が工事を阻止するために6月末ごろからゲート前に設置している車両について、名護署は「車両の出入り口に駐車することは道路交通法違反になる」として移動するよう警告した。同署による警告は初めて。
住民らによると、沖縄防衛局の職員と作業員は午前10時18分ごろ現場に到着。ショベルカーをゲート前まで進めたが、住民らの抗議行動で施設内に搬入できず、作業員らによる測量のみが実施された。ゲート前には当初2、3人の住民らがいたが、防衛局の到着後に40~50人が駆け付けた。
ゲート前で防衛局側は「工事をさせてください」と繰り返したが、住民側は「話し合いをしましょう」「工事をしないでください」と訴え、防衛局職員らが抗議の様子をビデオ撮影する中、両者のにらみ合いが続いた。
ヘリパッドいらない住民の会の伊佐真次さんは「なぜ今の時期に工事を再開するのか理解できない。政府にちゃんと工事をやっていることを示すためのアリバイづくりではないか」と話した。作業員らが現地を訪れたのはことし2月以来9カ月ぶり。
琉球新報
住民らとにらみ合い

工事の再開をめぐり、にらみ合いを続ける沖縄防衛局職員と住民ら=15日午後、東村高江
【東】
米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江へのヘリパッド建設で、沖縄防衛局は15日午前、現地で工事を再開した。
反対する高江住民や市民団体のメンバーらがゲート前に座り込み、重機の搬入はできなかったが、施設内の測量は実施された。
一方、市民団体や一部政党が工事を阻止するために6月末ごろからゲート前に設置している車両について、名護署は「車両の出入り口に駐車することは道路交通法違反になる」として移動するよう警告した。同署による警告は初めて。
住民らによると、沖縄防衛局の職員と作業員は午前10時18分ごろ現場に到着。ショベルカーをゲート前まで進めたが、住民らの抗議行動で施設内に搬入できず、作業員らによる測量のみが実施された。ゲート前には当初2、3人の住民らがいたが、防衛局の到着後に40~50人が駆け付けた。
ゲート前で防衛局側は「工事をさせてください」と繰り返したが、住民側は「話し合いをしましょう」「工事をしないでください」と訴え、防衛局職員らが抗議の様子をビデオ撮影する中、両者のにらみ合いが続いた。
ヘリパッドいらない住民の会の伊佐真次さんは「なぜ今の時期に工事を再開するのか理解できない。政府にちゃんと工事をやっていることを示すためのアリバイづくりではないか」と話した。作業員らが現地を訪れたのはことし2月以来9カ月ぶり。
琉球新報
読谷から復興願う (沖縄)
読谷から復興願う歌声 楚辺で慈善公演
被災地の一日も早い復興を願い、多彩な曲を披露する
コンサート出演者ら=読谷村の楚辺区民運動場
【読谷】
東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「とどけよう 楚辺人ぬ肝心」(同実行委員会主催)がこのほど、読谷村楚辺公民館隣の楚辺区民運動場で開かれた。
読谷村出身の音楽ユニット「キロロ」の金城あやのさんや民謡グループ・でいご娘、民謡歌手の山内昌春さんなど読谷村を代表する歌手が多数出演し、被災地の一日も早い復興を願った。
コンサートでは、金城さんが被災者に向けて作ったオリジナル曲が披露されたほか、戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴える「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」をでいご娘と楚辺こども会が合唱し、会場を沸かした。
会場には、福島物産フェアや多彩な屋台が並び、家族連れでにぎわった。また、募金箱も設置され、多くの区民が寄付金を入れた。
琉球新報

被災地の一日も早い復興を願い、多彩な曲を披露する
コンサート出演者ら=読谷村の楚辺区民運動場
【読谷】
東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「とどけよう 楚辺人ぬ肝心」(同実行委員会主催)がこのほど、読谷村楚辺公民館隣の楚辺区民運動場で開かれた。
読谷村出身の音楽ユニット「キロロ」の金城あやのさんや民謡グループ・でいご娘、民謡歌手の山内昌春さんなど読谷村を代表する歌手が多数出演し、被災地の一日も早い復興を願った。
コンサートでは、金城さんが被災者に向けて作ったオリジナル曲が披露されたほか、戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴える「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」をでいご娘と楚辺こども会が合唱し、会場を沸かした。
会場には、福島物産フェアや多彩な屋台が並び、家族連れでにぎわった。また、募金箱も設置され、多くの区民が寄付金を入れた。
琉球新報
自立へ向け支援 (沖縄)
原糸商品化で障がい者支援

染液を煮出す作業をする仲原さんたち
=今帰仁村諸志
【今帰仁】
障がい者の自立へ向け、楽しく働ける場をつくろうと、沖縄市の特定非営利活動法人「初穂」は、沖縄に自生する植物から繊維をとり、自然織りの原糸として商品化する作業に、取り組んでいる。村諸志の自然織作家・出口富美子さんが指導する。
「初穂」の仲原エムリ理事長が数年前に出口さんの作品展を見て、「これだ」と思ったという。仲原さんが「自然織りに、興味を持ち、始める人はいるが、糸の採取まではできなくて挫折する。ならば、その糸を作る仕事を創造しよう」と、出口さんに相談。出口さんは「障がい者も健常者も、楽しく働くということが、とても大切。沖縄に合った、自然織りを広めたい。『初穂』の姿勢は、頼もしい。厳しく教えるが、協力は惜しまない」と精力的に指導する。(赤嶺幸代通信員)
沖縄タイムス

染液を煮出す作業をする仲原さんたち
=今帰仁村諸志
【今帰仁】
障がい者の自立へ向け、楽しく働ける場をつくろうと、沖縄市の特定非営利活動法人「初穂」は、沖縄に自生する植物から繊維をとり、自然織りの原糸として商品化する作業に、取り組んでいる。村諸志の自然織作家・出口富美子さんが指導する。
「初穂」の仲原エムリ理事長が数年前に出口さんの作品展を見て、「これだ」と思ったという。仲原さんが「自然織りに、興味を持ち、始める人はいるが、糸の採取まではできなくて挫折する。ならば、その糸を作る仕事を創造しよう」と、出口さんに相談。出口さんは「障がい者も健常者も、楽しく働くということが、とても大切。沖縄に合った、自然織りを広めたい。『初穂』の姿勢は、頼もしい。厳しく教えるが、協力は惜しまない」と精力的に指導する。(赤嶺幸代通信員)
沖縄タイムス
大物マグロ揚がる (宮古島・沖縄)
大物マグロ揚がる/佐良浜漁港ずしりと重く70㌔

水揚げされた大物マグロ=13日、佐良浜漁港
佐良浜漁港では今月に入り、大物キハダマグロが次々と水揚げされ活気づいている。13日、重さが70㌔ある大物マグロが揚がり、見物に訪れた住民らは、ずんぐりと太ったマグロに見入っていた。
マグロ漁場は、伊良部島の南北沖合に設置されている表層浮き魚礁・中層浮き魚礁の周辺海域。この日は、各漁船とも日帰り操業で、午後2時過ぎまでに戻ってきた。
漁船によっては50~70㌔の大物を数匹ずつ水揚げ。仲買人が笑顔で引き取った。
70㌔の大物を釣った船長は「親子3人で、2時間の格闘の末に仕留めた。大物マグロを大漁して、家族を喜ばせたい」と意欲を示した。
. 宮古毎日新聞

水揚げされた大物マグロ=13日、佐良浜漁港
佐良浜漁港では今月に入り、大物キハダマグロが次々と水揚げされ活気づいている。13日、重さが70㌔ある大物マグロが揚がり、見物に訪れた住民らは、ずんぐりと太ったマグロに見入っていた。
マグロ漁場は、伊良部島の南北沖合に設置されている表層浮き魚礁・中層浮き魚礁の周辺海域。この日は、各漁船とも日帰り操業で、午後2時過ぎまでに戻ってきた。
漁船によっては50~70㌔の大物を数匹ずつ水揚げ。仲買人が笑顔で引き取った。
70㌔の大物を釣った船長は「親子3人で、2時間の格闘の末に仕留めた。大物マグロを大漁して、家族を喜ばせたい」と意欲を示した。
. 宮古毎日新聞
多彩な演目で熱演 (八重山・沖縄)
多彩な演目で熱演 石二中と大中、12月の県大会へ

「今こそ一つになるとき 仲間とともに輝かせ 僕らの郷土の心」をテーマにした第17回八重山地区中学校総合文化祭(主催・八重山地区中学校文化連盟)が最終日の13日、市民会館で舞台の部の発表を行った。
これまで練習に励んできた郡内各中学校は、郷土芸能や演劇など多彩な演目で趣向を凝らした舞台を披露し、訪れた父母らも創造性豊かな生徒たちの熱演に惜しみない拍手を送っていた。
発表の部は、各校から選抜された生徒の八重山舞踊で幕開け。続いて合唱や創作ダンス、マーチング、吹奏楽など22演目でそれぞれ元気な舞台を披露。英語弁論と少年の主張の発表もあり、県中学校総合文化祭のテーマとポスターで受賞した7人に表彰状が授与された。
なかでも拍手が大きかった郷土芸能は、「やいまぬしょーみーどぅん」(八重山賢女)を演じた石二中、「漁りの手ほどき」を披露した大浜中が、12月10、11の両日に浦添市で開かれる県中学校総合文化祭に派遣されることが決まった。
前日に引き続き、中ホールと展示ホールで行われた展示の部発表も多くの市民でにぎわった。
八重山毎日新聞

「今こそ一つになるとき 仲間とともに輝かせ 僕らの郷土の心」をテーマにした第17回八重山地区中学校総合文化祭(主催・八重山地区中学校文化連盟)が最終日の13日、市民会館で舞台の部の発表を行った。
これまで練習に励んできた郡内各中学校は、郷土芸能や演劇など多彩な演目で趣向を凝らした舞台を披露し、訪れた父母らも創造性豊かな生徒たちの熱演に惜しみない拍手を送っていた。
発表の部は、各校から選抜された生徒の八重山舞踊で幕開け。続いて合唱や創作ダンス、マーチング、吹奏楽など22演目でそれぞれ元気な舞台を披露。英語弁論と少年の主張の発表もあり、県中学校総合文化祭のテーマとポスターで受賞した7人に表彰状が授与された。
なかでも拍手が大きかった郷土芸能は、「やいまぬしょーみーどぅん」(八重山賢女)を演じた石二中、「漁りの手ほどき」を披露した大浜中が、12月10、11の両日に浦添市で開かれる県中学校総合文化祭に派遣されることが決まった。
前日に引き続き、中ホールと展示ホールで行われた展示の部発表も多くの市民でにぎわった。
八重山毎日新聞
「黙っておれない!」 (八重山・沖縄)
「黙っておれない!」町民集会に70人余
文科省に抗議、無償措置を訴え

【西表】
教科用図書八重山採択地区協議会の答申に基づかない教科書を採択した竹富町教委を無償措置の対象外としている文科省に対し13日夜、町民が立ち上がった。「このまま黙っておれない」「法の下の平等ではないのか」「無理を通してはいけない」‐。
西表上原多目的集会所で開催された「竹富町の子どもに教科書無償を求める町民集会」で保護者や教員らは文科省に怒りをぶつけ、無償給付を訴えた。
仲村貞子世話人代表は「みんな同じように無償の扱いでなければならない。私たちの子どもだけなぜ有償になるのか」と声を上げ、「育鵬社は偏っている。私たちが歩んできた同じ道を子どもたちに歩ませてはならない」と東京書籍版を支持した。
町PTA連合会の宇根信夫会長は「教科書問題の発端は、結論ありきの改革にある。調査員のマイナス評価の多かった育鵬社がなぜ採択されたか。協議をしない協議会、協議をさせない協議会で選定された育鵬社こそ無効と訴えたい」と語気を強めた。
教師の池村久美さんは9月8日、「全員協議で東京書籍」との連絡に教師仲間とともに喜んだが、その後の文科省の判断、対応に「えっと思い、本当にがっかりした」。池村さんは「これを認めてしまうと、子どもたちに無理が通るよと教えるのと同じ。絶対認めてはならない。町教委のぶれない姿勢に感謝し、私たちも同じ気持ちですよと伝えたい」とエールを送った。
全会一致で東京書籍版を採択した町教委に「胸を打たれた。りっぱな教育委員。誇りに思った」という元町議の津嘉山彦さんは「町民で町教育委員をバックアップしていこう」と呼びかけた。
八重山毎日新聞
文科省に抗議、無償措置を訴え

【西表】
教科用図書八重山採択地区協議会の答申に基づかない教科書を採択した竹富町教委を無償措置の対象外としている文科省に対し13日夜、町民が立ち上がった。「このまま黙っておれない」「法の下の平等ではないのか」「無理を通してはいけない」‐。
西表上原多目的集会所で開催された「竹富町の子どもに教科書無償を求める町民集会」で保護者や教員らは文科省に怒りをぶつけ、無償給付を訴えた。
仲村貞子世話人代表は「みんな同じように無償の扱いでなければならない。私たちの子どもだけなぜ有償になるのか」と声を上げ、「育鵬社は偏っている。私たちが歩んできた同じ道を子どもたちに歩ませてはならない」と東京書籍版を支持した。
町PTA連合会の宇根信夫会長は「教科書問題の発端は、結論ありきの改革にある。調査員のマイナス評価の多かった育鵬社がなぜ採択されたか。協議をしない協議会、協議をさせない協議会で選定された育鵬社こそ無効と訴えたい」と語気を強めた。
教師の池村久美さんは9月8日、「全員協議で東京書籍」との連絡に教師仲間とともに喜んだが、その後の文科省の判断、対応に「えっと思い、本当にがっかりした」。池村さんは「これを認めてしまうと、子どもたちに無理が通るよと教えるのと同じ。絶対認めてはならない。町教委のぶれない姿勢に感謝し、私たちも同じ気持ちですよと伝えたい」とエールを送った。
全会一致で東京書籍版を採択した町教委に「胸を打たれた。りっぱな教育委員。誇りに思った」という元町議の津嘉山彦さんは「町民で町教育委員をバックアップしていこう」と呼びかけた。
八重山毎日新聞
お帰り 美優さん (沖縄)
お帰り 美優さん 8ヵ月ぶり帰郷
ドナー、県民に感謝

米国で心臓移植手術を受け、検査入院していた大阪から
家族と一緒に帰沖した要美優さん(右から2人目)
=15日午後0時35分ごろ、那覇空港
拘束型心筋症と診断され、米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)=浦添市、神森中2年=が15日、検査入院していた大阪から家族と一緒に那覇空港に到着した。
約8カ月ぶりに沖縄に帰ってきた美優さんはドナー(臓器提供者)、ドナーの家族、県民の支援に感謝し「早く学校で友達と勉強したい。普通に暮らしたい」と緊張しながらも笑顔を見せた。
美優さんは一部の食べ物の制限、定期的な検査、免疫抑制剤の服用があるほかは、普通の人と同じように生活できるという。早ければ12月初めにも登校する予定だ。
父俊明さん(47)は「主治医から『相撲とアメフト以外ならスポーツも大丈夫。本人が楽しみにしている修学旅行にも行けるのではないか』と言われている」と順調な回復を報告した。
渡米手術費用などの募金活動を展開した「美優ちゃんを救う会」の船越敬司共同代表は「『必ず待っている』と送り出した。このように迎えられてうれしく思う」と元気な美優さんの姿を喜んだ。
美優さんは2010年5月、学校の健診で異常が見つかり、7月に早期の心臓移植が必要な拘束型心筋症であることが分かった。
米国での手術費用や渡航費、滞在費など1億5200万円を集めるため「美優ちゃんを救う会」が12月20日から募金活動を展開。全県的に支援が広がり、募金活動の開始から約1カ月半後のことし2月3日に目標額を達成。4月に渡米し、同月24日移植手術を受けた。
琉球新報
ドナー、県民に感謝

米国で心臓移植手術を受け、検査入院していた大阪から
家族と一緒に帰沖した要美優さん(右から2人目)
=15日午後0時35分ごろ、那覇空港
拘束型心筋症と診断され、米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)=浦添市、神森中2年=が15日、検査入院していた大阪から家族と一緒に那覇空港に到着した。
約8カ月ぶりに沖縄に帰ってきた美優さんはドナー(臓器提供者)、ドナーの家族、県民の支援に感謝し「早く学校で友達と勉強したい。普通に暮らしたい」と緊張しながらも笑顔を見せた。
美優さんは一部の食べ物の制限、定期的な検査、免疫抑制剤の服用があるほかは、普通の人と同じように生活できるという。早ければ12月初めにも登校する予定だ。
父俊明さん(47)は「主治医から『相撲とアメフト以外ならスポーツも大丈夫。本人が楽しみにしている修学旅行にも行けるのではないか』と言われている」と順調な回復を報告した。
渡米手術費用などの募金活動を展開した「美優ちゃんを救う会」の船越敬司共同代表は「『必ず待っている』と送り出した。このように迎えられてうれしく思う」と元気な美優さんの姿を喜んだ。
美優さんは2010年5月、学校の健診で異常が見つかり、7月に早期の心臓移植が必要な拘束型心筋症であることが分かった。
米国での手術費用や渡航費、滞在費など1億5200万円を集めるため「美優ちゃんを救う会」が12月20日から募金活動を展開。全県的に支援が広がり、募金活動の開始から約1カ月半後のことし2月3日に目標額を達成。4月に渡米し、同月24日移植手術を受けた。
琉球新報
狙い時 (OKINAWA)
大型タチウオ狙い時

8日、泡瀬海邦町の水路でタチウオを釣った左から
渡嘉敷正輝さん、大田守士さん、石川麗華さん、
儀保順一さん、長浜雄介さん
タチウオはその形態が「太刀」のようであることから来ているという説と、その遊泳する姿が、立ち泳ぎをしているように見えることからきているという説が知られる。
周年釣れるが、特に秋冬に大型が釣れるため、秋冬のターゲットとして人気があり、釣り方は餌釣りやルアー釣りで狙え、群れに当たれば初心者でも数釣れる。釣り場によって日中釣れるポイントと夜間に釣れるポイントがあるので事前に情報収集すると良い。

6日、残波岬でマンビカーの118・5センチ、9・85キロ
を釣った新垣一成さん
8日、大田守士さんのお誘いで沖縄市泡瀬海邦町の水路にタチウオ釣りに出掛けた。大田さんによるとこのポイントのタチウオは明け方から夕方までの日中に釣れ、時間帯は潮が引く「下げ」に釣れるという事で、朝8時に集合、午前9時前から釣りを開始した。タチウオ初心者の石川麗華さんはキビナゴを使った餌釣り、中上級者の大田さんと釣り仲間の渡嘉敷正輝さんと長浜雄介さんはワームと呼ばれるソフトルアーを使用し、シーランドの儀保順一さんはバイブレーションやミノーと呼ばれるルアーでタチウオを狙った。対岸に向けキャストし、仕掛けを巻き取ってくると「ガツ、ガツ」とアタリがあり、引きを楽しみながらリールを巻き取るとメタリックな細長い魚体が次々と上がった。
注意、水路は滑りやすいので滑らない履物を履き、
ライフジャケットを必ず着用してください。

3日、西崎漁港でアオリイカの500グラム前後
を釣った大城成也君(潮平小6年)

12日、那覇一文字「北の新堤」で3キロオーバー
のツムブリを釣った高里悟さん
日釣振ファミリー釣り大会参加者募集
27日、沖縄市泡瀬漁港を会場に日釣振ファミリー釣り大会が開催される。以前はキスのみを対象にした大会だったが今回から対象魚を特定しないで、ファミリーの順位を競う事になった。参加料は無料だが、事前の申し込みが必要で定員になり次第締め切る。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。

6日、今帰仁海岸でミナミクロダイの39・8センチ、
34・6センチ、33・2センチを釣った喜屋武尚馬さん

1日、砂辺海岸でクブシミの7・4キロ
を釣った芹沢幸一さん
ヤマハSR―X体験試乗会
19日、新発売のSR―X体験試乗会が北谷町アラハビーチを会場に開催される。お問い合わせはマリンランド(電話)098(861)2134。

10月31日、都屋漁港でアイゴやイラブチャー
を数釣ったさわだりゅうのすけ君(左)とさきはらせいが君

13日、那覇一文字「真ん中」で行われた第3回SWFCカップ
沖縄で1キロ前後のアーガイを6尾釣って優勝した
喜舎場睦茂さん
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報

8日、泡瀬海邦町の水路でタチウオを釣った左から
渡嘉敷正輝さん、大田守士さん、石川麗華さん、
儀保順一さん、長浜雄介さん
タチウオはその形態が「太刀」のようであることから来ているという説と、その遊泳する姿が、立ち泳ぎをしているように見えることからきているという説が知られる。
周年釣れるが、特に秋冬に大型が釣れるため、秋冬のターゲットとして人気があり、釣り方は餌釣りやルアー釣りで狙え、群れに当たれば初心者でも数釣れる。釣り場によって日中釣れるポイントと夜間に釣れるポイントがあるので事前に情報収集すると良い。

6日、残波岬でマンビカーの118・5センチ、9・85キロ
を釣った新垣一成さん
8日、大田守士さんのお誘いで沖縄市泡瀬海邦町の水路にタチウオ釣りに出掛けた。大田さんによるとこのポイントのタチウオは明け方から夕方までの日中に釣れ、時間帯は潮が引く「下げ」に釣れるという事で、朝8時に集合、午前9時前から釣りを開始した。タチウオ初心者の石川麗華さんはキビナゴを使った餌釣り、中上級者の大田さんと釣り仲間の渡嘉敷正輝さんと長浜雄介さんはワームと呼ばれるソフトルアーを使用し、シーランドの儀保順一さんはバイブレーションやミノーと呼ばれるルアーでタチウオを狙った。対岸に向けキャストし、仕掛けを巻き取ってくると「ガツ、ガツ」とアタリがあり、引きを楽しみながらリールを巻き取るとメタリックな細長い魚体が次々と上がった。
注意、水路は滑りやすいので滑らない履物を履き、
ライフジャケットを必ず着用してください。

3日、西崎漁港でアオリイカの500グラム前後
を釣った大城成也君(潮平小6年)

12日、那覇一文字「北の新堤」で3キロオーバー
のツムブリを釣った高里悟さん
日釣振ファミリー釣り大会参加者募集
27日、沖縄市泡瀬漁港を会場に日釣振ファミリー釣り大会が開催される。以前はキスのみを対象にした大会だったが今回から対象魚を特定しないで、ファミリーの順位を競う事になった。参加料は無料だが、事前の申し込みが必要で定員になり次第締め切る。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。

6日、今帰仁海岸でミナミクロダイの39・8センチ、
34・6センチ、33・2センチを釣った喜屋武尚馬さん

1日、砂辺海岸でクブシミの7・4キロ
を釣った芹沢幸一さん
ヤマハSR―X体験試乗会
19日、新発売のSR―X体験試乗会が北谷町アラハビーチを会場に開催される。お問い合わせはマリンランド(電話)098(861)2134。

10月31日、都屋漁港でアイゴやイラブチャー
を数釣ったさわだりゅうのすけ君(左)とさきはらせいが君

13日、那覇一文字「真ん中」で行われた第3回SWFCカップ
沖縄で1キロ前後のアーガイを6尾釣って優勝した
喜舎場睦茂さん
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報
おかえりなさい、要美優さん (沖縄)
おかえりなさい、要美優さん
「恩返しのつもりで頑張りたい」

約8カ月ぶりに沖縄に帰り、出迎えに笑顔で応える
要美優さん=15日、那覇空港
拘束型心筋症と診断され米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)=浦添市、神森中2年=が15日午前、検査入院していた大阪から家族と一緒に那覇空港に到着した。
約8カ月ぶり沖縄に帰ってきた美優さんは「これから恩返しのつもりで頑張りたい」とドナー(臓器提供者)とその家族、支援した県民に感謝した。
【琉球新報電子版】
「恩返しのつもりで頑張りたい」

約8カ月ぶりに沖縄に帰り、出迎えに笑顔で応える
要美優さん=15日、那覇空港
拘束型心筋症と診断され米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)=浦添市、神森中2年=が15日午前、検査入院していた大阪から家族と一緒に那覇空港に到着した。
約8カ月ぶり沖縄に帰ってきた美優さんは「これから恩返しのつもりで頑張りたい」とドナー(臓器提供者)とその家族、支援した県民に感謝した。
【琉球新報電子版】
2011-11-15
「金メダルで恩返し」 (宮古島・沖縄)
「金メダルで恩返し」/世界ろう者フットサル女子代表
今西さんが開催地へ出発

大会に向け出発した今西さん=14日、宮古空港
第3回世界ろう者フットサル選手権に出場する女子日本代表の今西利恵さん=市平良=が14日、開催地に向けて出発した。
今西さんは「今はドキドキしている。目標は優勝のみ。支援を受けた多くの皆さんに金メダルで恩返ししたい」と抱負を述べた。
聴覚障害者による同大会は、18~26日にスウェーデンで開催される。女子は14カ国が出場し、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争う。
今西さんのポジションはゴールキーパー。身長167㌢の体格を生かしたセービングと、積極的に前に出る勇気あふれるプレーが特長だ。
大会は自費参加という。経済的な負担を支援しようと、職場やサッカー関係者、宮古島聴覚障害者の会などが寄付金を集めた。
今西さんは「たくさん寄付金を頂いた。宮古の皆さんの温かい心に感謝している。メダルを取って子どもたちに夢を与えたい」と支援者に礼を述べた。
. 宮古毎日新聞
今西さんが開催地へ出発

大会に向け出発した今西さん=14日、宮古空港
第3回世界ろう者フットサル選手権に出場する女子日本代表の今西利恵さん=市平良=が14日、開催地に向けて出発した。
今西さんは「今はドキドキしている。目標は優勝のみ。支援を受けた多くの皆さんに金メダルで恩返ししたい」と抱負を述べた。
聴覚障害者による同大会は、18~26日にスウェーデンで開催される。女子は14カ国が出場し、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争う。
今西さんのポジションはゴールキーパー。身長167㌢の体格を生かしたセービングと、積極的に前に出る勇気あふれるプレーが特長だ。
大会は自費参加という。経済的な負担を支援しようと、職場やサッカー関係者、宮古島聴覚障害者の会などが寄付金を集めた。
今西さんは「たくさん寄付金を頂いた。宮古の皆さんの温かい心に感謝している。メダルを取って子どもたちに夢を与えたい」と支援者に礼を述べた。
. 宮古毎日新聞
島の人口より多い 北大東中、(沖縄)
島の人口より多い 北大東中、仲西中で交流

全校生徒の前で太鼓を演奏する北大東小中学校の生徒たち=浦添市立仲西中学校
【北大東・浦添】
北大東村立北大東小中学校(瀧岡博子校長)の中学1年生7人は、大規模校での学習体験を通して意見発表の仕方を学び、考え方の視野を広げようと9、10の両日、浦添市立仲西中学校(山城淳二校長)で交流学習を行った。
昨年、島開拓110周年記念事業として初企画。同年は島の開拓者のルーツである東京都の八丈島を訪問した。
現在の北大東小中学校の在籍数は74人で、中学生は28人。ほとんどの子どもたちが生まれたときからずっと一緒に過ごしている。島には高校がないため中学卒業と同時に沖縄本島へ出なければならず、大人数の中で学ぶ前の準備としても位置付けている。
仲西中の在籍数は島の人口よりも多い979人で、県内最大のマンモス校。7人の生徒は、1年生の学級に分かれて授業を受け、放課後はサッカーや吹奏楽などの部活を体験した。
10日の朝会では、一人ずつが全校生徒の前に立ち堂々とあいさつ。写真を使って島を紹介したほか、日ごろから練習に励む太鼓の演奏も披露、島での生活の様子を伝えた。
太鼓を演奏した宮城大樹君は「島よりも多い人の数に驚き、あいさつは緊張した。友達をたくさんつくりたい」と笑顔。マイクで島を紹介した屋嘉比涼平君は「優しく迎えてもらいうれしい。卒業後のことも考えながら行動したい」と意欲的に話した。
担任の新川由美教諭は「自己紹介も堂々とできている」と子どもたちに目を細め、「大人数の中のルールも学んでほしい」と期待を込めた。
沖縄タイムス

全校生徒の前で太鼓を演奏する北大東小中学校の生徒たち=浦添市立仲西中学校
【北大東・浦添】
北大東村立北大東小中学校(瀧岡博子校長)の中学1年生7人は、大規模校での学習体験を通して意見発表の仕方を学び、考え方の視野を広げようと9、10の両日、浦添市立仲西中学校(山城淳二校長)で交流学習を行った。
昨年、島開拓110周年記念事業として初企画。同年は島の開拓者のルーツである東京都の八丈島を訪問した。
現在の北大東小中学校の在籍数は74人で、中学生は28人。ほとんどの子どもたちが生まれたときからずっと一緒に過ごしている。島には高校がないため中学卒業と同時に沖縄本島へ出なければならず、大人数の中で学ぶ前の準備としても位置付けている。
仲西中の在籍数は島の人口よりも多い979人で、県内最大のマンモス校。7人の生徒は、1年生の学級に分かれて授業を受け、放課後はサッカーや吹奏楽などの部活を体験した。
10日の朝会では、一人ずつが全校生徒の前に立ち堂々とあいさつ。写真を使って島を紹介したほか、日ごろから練習に励む太鼓の演奏も披露、島での生活の様子を伝えた。
太鼓を演奏した宮城大樹君は「島よりも多い人の数に驚き、あいさつは緊張した。友達をたくさんつくりたい」と笑顔。マイクで島を紹介した屋嘉比涼平君は「優しく迎えてもらいうれしい。卒業後のことも考えながら行動したい」と意欲的に話した。
担任の新川由美教諭は「自己紹介も堂々とできている」と子どもたちに目を細め、「大人数の中のルールも学んでほしい」と期待を込めた。
沖縄タイムス
【写真特集】ツール・ド・おきなわ2011(沖縄)
【写真特集】ツール・ド・おきなわ2011

秋空の下、早朝のさわやかな風を切ってスタートした50キロ部門の選手たち=名護市宮里

号砲を合図に一斉にスタートする市民210キロの選手たち=名護十字路付近

ゴールは目の前。ゴールスプリントで最後の力を振り絞る
=名護十字路付近

飲み物の受け取りはタイミングが勝負。受け取りに失敗する選手も=国頭村・普久川ダム

選手を励ましながら飲み物を渡すボランティアスタッフら
=国頭村・普久川ダム

沿道からエールを送りレースを盛り上げる
=名護十字路付近

職域対抗ママチャリレース。ペダルを力強くこぐ参加者
=名護十字路付近

「ガンバレー」「ファイト!」。沿道の応援も選手を
後押しした=国頭村奥
沖縄タイムス

秋空の下、早朝のさわやかな風を切ってスタートした50キロ部門の選手たち=名護市宮里

号砲を合図に一斉にスタートする市民210キロの選手たち=名護十字路付近

ゴールは目の前。ゴールスプリントで最後の力を振り絞る
=名護十字路付近

飲み物の受け取りはタイミングが勝負。受け取りに失敗する選手も=国頭村・普久川ダム

選手を励ましながら飲み物を渡すボランティアスタッフら
=国頭村・普久川ダム

沿道からエールを送りレースを盛り上げる
=名護十字路付近

職域対抗ママチャリレース。ペダルを力強くこぐ参加者
=名護十字路付近

「ガンバレー」「ファイト!」。沿道の応援も選手を
後押しした=国頭村奥
沖縄タイムス
被災から前へ 100% (OKINAWA)
被災から前へ 仙台の三浦さん100%走

完走後に自転車仲間と談笑する三浦郁夫さん
=名護漁港
【ツール・ド・おきなわ取材班】
「チバリヨー東日本」を合言葉に開かれたツール・ド・おきなわ2011は13日、東日本大震災の被災地からも多くの選手が参加した。
仙台市若林区の三浦郁夫さん(54)は、あの日の津波に母まさ子さん=当時(81)=を流された。40日後に遺体と対面。グループホームに入り、笑顔いっぱいだった母の死を「夢だろう」と、今でも受け入れられない。
競技歴35年。「ぼくにできること」として、被災地で自転車の修理を引き受けた。ガソリンが手に入りにくく、車を使えない状況。自転車の需要は多く、夜遅くまで作業が続いた。
気分転換に自転車をこぐものの、茶色に染まった海岸沿いの街並みが目に入り、足が止まる。それでも汗をかくと、つらいことを一瞬でも忘れることができた。「その日の100%を出し切ろう」。前を向くようになった。
1991年の市民140キロの王者。今回は市民50キロ(50代)に出場、最後のスプリントでトップに離された。「優勝できなかったのは残念だけど、今の100%は出せたかな」。まさ子さんに報告するつもりだ。
沖縄タイムス

完走後に自転車仲間と談笑する三浦郁夫さん
=名護漁港
【ツール・ド・おきなわ取材班】
「チバリヨー東日本」を合言葉に開かれたツール・ド・おきなわ2011は13日、東日本大震災の被災地からも多くの選手が参加した。
仙台市若林区の三浦郁夫さん(54)は、あの日の津波に母まさ子さん=当時(81)=を流された。40日後に遺体と対面。グループホームに入り、笑顔いっぱいだった母の死を「夢だろう」と、今でも受け入れられない。
競技歴35年。「ぼくにできること」として、被災地で自転車の修理を引き受けた。ガソリンが手に入りにくく、車を使えない状況。自転車の需要は多く、夜遅くまで作業が続いた。
気分転換に自転車をこぐものの、茶色に染まった海岸沿いの街並みが目に入り、足が止まる。それでも汗をかくと、つらいことを一瞬でも忘れることができた。「その日の100%を出し切ろう」。前を向くようになった。
1991年の市民140キロの王者。今回は市民50キロ(50代)に出場、最後のスプリントでトップに離された。「優勝できなかったのは残念だけど、今の100%は出せたかな」。まさ子さんに報告するつもりだ。
沖縄タイムス
ゴール祝う誕生ケーキ 「来年も」 (OKINAWA)
ゴール祝う誕生ケーキ 菱沼さん「来年も」

誕生日レースを完走し、チームメートから祝福を受けた
菱沼美典さん(右から2人目)=名護市・名護漁港
【名護】
ツール・ド・おきなわ2011の市民50キロレディースに出場した菱沼美典さん=石垣市=は13日、39歳の誕生日を迎え、ゴール後にチームメートからサプライズ誕生日ケーキで祝福を受けた。
石垣市内のサイクリングチーム「ウインドフレンド」に所属。週1回、石垣島一周の約70キロを走り、しのぎを削っている。チームメート45人のうち、女性3人を含む16人で大会に参加。
菱沼さんは、昨年のレースで自転車がパンク、不本意な成績に終わった。「今年こそ」と意気込んだが、コースを間違い、タイムを大きくロス。落ち込んでいる時に、鳥谷部彩子さん(36)から「誕生日おめでとう」とメッセージの入ったチョコレートケーキを手渡された。菱沼さんは「40歳前に納得のいく成績を残して引退しようと思っていたが、来年またリベンジしようという気持ちになった」と喜んだ。
沖縄タイムス

誕生日レースを完走し、チームメートから祝福を受けた
菱沼美典さん(右から2人目)=名護市・名護漁港
【名護】
ツール・ド・おきなわ2011の市民50キロレディースに出場した菱沼美典さん=石垣市=は13日、39歳の誕生日を迎え、ゴール後にチームメートからサプライズ誕生日ケーキで祝福を受けた。
石垣市内のサイクリングチーム「ウインドフレンド」に所属。週1回、石垣島一周の約70キロを走り、しのぎを削っている。チームメート45人のうち、女性3人を含む16人で大会に参加。
菱沼さんは、昨年のレースで自転車がパンク、不本意な成績に終わった。「今年こそ」と意気込んだが、コースを間違い、タイムを大きくロス。落ち込んでいる時に、鳥谷部彩子さん(36)から「誕生日おめでとう」とメッセージの入ったチョコレートケーキを手渡された。菱沼さんは「40歳前に納得のいく成績を残して引退しようと思っていたが、来年またリベンジしようという気持ちになった」と喜んだ。
沖縄タイムス
車いす自転車沖縄を駆ける(OKINAWA)
車いす自転車47キロを駆ける

沿道の声援を受けながら走るバリアフリーサイクリング
の参加者=13日、名護市・名護十字路
障がい者が参加する「バリアフリーサイクリング」では、子どもたちと保護者ら29組が、総距離47キロのやんばる路をリレー方式で走り抜けた。
県内外の競技大会で活躍する宜野座高校1年生の城間圭亮君(15)らがボランティアで先導役を果たし、大会を後押しした。
バリアフリーサイクリングでは、前方に車いす、後方に自転車が付いた自転車型車いす「デュエット」を使用。子どもたちは後ろでこぐ親やスタッフらを応援しながら、一緒にサイクリングを楽しんだ。
初めて先導役を担当した城間君は「みんなに障がい者スポーツの楽しさを知ってもらって、また一緒に参加したい」と期待を込めた。
名護市の桜野特別支援学校4年生の工藤航介君(10)は、父親の裕之さん(41)と参加。裕之さんは「家族みんなで走れたので良かった。外へ出るいい機会になる大会」と参加を喜んだ。
前半はハンドサイクルで出場し、後半は先導として活躍した国頭村立国頭中学校2年生の大城勇太君(14)は「みんなと走ることができて楽しかった」と笑顔だった。
沖縄タイムス

沿道の声援を受けながら走るバリアフリーサイクリング
の参加者=13日、名護市・名護十字路
障がい者が参加する「バリアフリーサイクリング」では、子どもたちと保護者ら29組が、総距離47キロのやんばる路をリレー方式で走り抜けた。
県内外の競技大会で活躍する宜野座高校1年生の城間圭亮君(15)らがボランティアで先導役を果たし、大会を後押しした。
バリアフリーサイクリングでは、前方に車いす、後方に自転車が付いた自転車型車いす「デュエット」を使用。子どもたちは後ろでこぐ親やスタッフらを応援しながら、一緒にサイクリングを楽しんだ。
初めて先導役を担当した城間君は「みんなに障がい者スポーツの楽しさを知ってもらって、また一緒に参加したい」と期待を込めた。
名護市の桜野特別支援学校4年生の工藤航介君(10)は、父親の裕之さん(41)と参加。裕之さんは「家族みんなで走れたので良かった。外へ出るいい機会になる大会」と参加を喜んだ。
前半はハンドサイクルで出場し、後半は先導として活躍した国頭村立国頭中学校2年生の大城勇太君(14)は「みんなと走ることができて楽しかった」と笑顔だった。
沖縄タイムス
言葉が映す『琉球方言とウチ・ソト意識』 (沖縄)
『琉球方言とウチ・ソト意識』 言葉が映す境界のイメージ
『琉球方言とウチ・ソト意識』内間直仁著 研究社・3675円
沖縄文化を支える意識は、琉球方言にどのようにみられるのか。
著者が30年以上にわたって追求してきたテーマである。結果として背景にみえてきたのは、流動的なウチ・ソト意識(話し手が他者に対して持つ意識上での境界)であるという。表紙に描かれた琉球家屋の縁側は、まさに「家(ウチ)」・「庭(ソト)」の境界がイメージさせられている。
普段、我々は無意識に、時には意識的に、意識の向けた先にウチ(親)とソト(疎)の境界を引いている。著者がいうように、「わが家」に意識を置けば「よその家」はソト扱いとなり、「ウチナー(沖縄)」に意識を置けば「ヤマトゥ(大和)」はソト扱いとなる。
本書では、このようなウチ・ソトの区別が助詞「ガ(が)」「ヌ(の)」の用法、代名詞の用法、あいさつことば等に映し出されていることを論証する。
助詞の用法の一例(瀬底島方言)を示せば、「ワーガハクン(私が行く)」のように人称代名詞や親族呼称等ウチ扱いの語は「ガ」で受け、「キーヌハリユン(木が枯れる)」のように一般名詞等ソト扱いの語は「ヌ」で受けるということを体系的に明らかにしている。
また、この「が」と「の」のウチ・ソト意識による区別は、日本語史の中でも奈良時代から鎌倉時代あたりまでみられることを示し、琉球方言との比較考察によって、日本語の史的研究を深化させている。取り上げられている方言資料は、奄美、沖縄、宮古、八重山、与那国からそれぞれ選定されており、琉球方言区画全域を網羅した比較研究となっている。さらに古代歌謡である「おもろさうし」を用いた通時的な観点からの考察もなされており、脈々と受け継がれてきた琉球方言の基底を支える意識もうかがうことができる。
このように緻密で体系的な言語研究に裏付けられた学術書ではあるが、琉球方言の成立過程、沖縄特有の表現や地名の語源についてもわかりやすく解説されている。現在、琉球方言は失われていく傾向にあるため、それを用いる人々の根にある意識を解明し、後世に伝えるという意味でも極めて意義深い。
(中本謙・琉球大学准教授)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うちま ちょくじん 1939年本部町生まれ。名桜大学名誉教授。専門分野は日本語学、琉球を主とする方言学。著書に「琉球方言文法の研究」など。
琉球新報

『琉球方言とウチ・ソト意識』内間直仁著 研究社・3675円
沖縄文化を支える意識は、琉球方言にどのようにみられるのか。
著者が30年以上にわたって追求してきたテーマである。結果として背景にみえてきたのは、流動的なウチ・ソト意識(話し手が他者に対して持つ意識上での境界)であるという。表紙に描かれた琉球家屋の縁側は、まさに「家(ウチ)」・「庭(ソト)」の境界がイメージさせられている。
普段、我々は無意識に、時には意識的に、意識の向けた先にウチ(親)とソト(疎)の境界を引いている。著者がいうように、「わが家」に意識を置けば「よその家」はソト扱いとなり、「ウチナー(沖縄)」に意識を置けば「ヤマトゥ(大和)」はソト扱いとなる。
本書では、このようなウチ・ソトの区別が助詞「ガ(が)」「ヌ(の)」の用法、代名詞の用法、あいさつことば等に映し出されていることを論証する。
助詞の用法の一例(瀬底島方言)を示せば、「ワーガハクン(私が行く)」のように人称代名詞や親族呼称等ウチ扱いの語は「ガ」で受け、「キーヌハリユン(木が枯れる)」のように一般名詞等ソト扱いの語は「ヌ」で受けるということを体系的に明らかにしている。
また、この「が」と「の」のウチ・ソト意識による区別は、日本語史の中でも奈良時代から鎌倉時代あたりまでみられることを示し、琉球方言との比較考察によって、日本語の史的研究を深化させている。取り上げられている方言資料は、奄美、沖縄、宮古、八重山、与那国からそれぞれ選定されており、琉球方言区画全域を網羅した比較研究となっている。さらに古代歌謡である「おもろさうし」を用いた通時的な観点からの考察もなされており、脈々と受け継がれてきた琉球方言の基底を支える意識もうかがうことができる。
このように緻密で体系的な言語研究に裏付けられた学術書ではあるが、琉球方言の成立過程、沖縄特有の表現や地名の語源についてもわかりやすく解説されている。現在、琉球方言は失われていく傾向にあるため、それを用いる人々の根にある意識を解明し、後世に伝えるという意味でも極めて意義深い。
(中本謙・琉球大学准教授)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うちま ちょくじん 1939年本部町生まれ。名桜大学名誉教授。専門分野は日本語学、琉球を主とする方言学。著書に「琉球方言文法の研究」など。
琉球新報
美里復興の軌跡 (OKINAWA)
美里復興の軌跡描く 有志が戦後誌発刊

記録誌を発刊した編集委員会の(前列左から)石川幸夫さん、知念正喜さん、川上恒雄さん、(後列左から)川上のりこ美里自治会長、井上清仁さん、諸見里安勝さん=9日、沖縄市の美里公民館
【沖縄】
沖縄戦終結とともに、米軍の兵舎建設に伴ってふるさとを追われた沖縄市美里の人々が地元へと戻り、産業の復興や住民自治を自らの手で復活させるまでの取り組みを記録した「美里復興の軌跡」(同編集委員会)が9日までに発刊された。
戦後65年を機に、美里の有志6人が編集委員を務め、500冊を製作した。市役所などに寄贈するほか、希望者にも1冊千円で販売する。
発刊した「美里復興の―」(391ページ)は、終戦直後の1946年1月、ふるさとを追われ前原地区収容所に住んでいた旧美里住民のうち有志9人が「字の荒廃を防ごう」と話し合ったことが発端となり、監視員や部落設営先遣隊をはじめとする多くの住民たちが美里の復興運動を始め、住民自治復活の象徴となった旧公民館(美里区事務所)が54年10月に完成するまでの道のりを描いた。
収容所から美里に戻った住民たちが当初約1年間、共同生活・共同作業を行い、計画的な農業をして食糧確保に力を注いだ様子など、地域一体で復興に挑んだ様子を描いている。
当時の住民が会議の際に記録していた「建設日誌」と「委員会日誌」を資料に用いた。それらの記録を「会議」「建設」「農業」「教育」に4分類し、体系的な記録誌にまとめた。
編集委員長を務めた知念正喜さん(82)は「美里は今では人口1万人を超える大きな字になった。その支えとなった先輩たちの功績をたたえ、地域の人たちに知ってほしい」と話した。
問い合わせは美里自治会(電話)098(937)3697。
琉球新報

記録誌を発刊した編集委員会の(前列左から)石川幸夫さん、知念正喜さん、川上恒雄さん、(後列左から)川上のりこ美里自治会長、井上清仁さん、諸見里安勝さん=9日、沖縄市の美里公民館
【沖縄】
沖縄戦終結とともに、米軍の兵舎建設に伴ってふるさとを追われた沖縄市美里の人々が地元へと戻り、産業の復興や住民自治を自らの手で復活させるまでの取り組みを記録した「美里復興の軌跡」(同編集委員会)が9日までに発刊された。
戦後65年を機に、美里の有志6人が編集委員を務め、500冊を製作した。市役所などに寄贈するほか、希望者にも1冊千円で販売する。
発刊した「美里復興の―」(391ページ)は、終戦直後の1946年1月、ふるさとを追われ前原地区収容所に住んでいた旧美里住民のうち有志9人が「字の荒廃を防ごう」と話し合ったことが発端となり、監視員や部落設営先遣隊をはじめとする多くの住民たちが美里の復興運動を始め、住民自治復活の象徴となった旧公民館(美里区事務所)が54年10月に完成するまでの道のりを描いた。
収容所から美里に戻った住民たちが当初約1年間、共同生活・共同作業を行い、計画的な農業をして食糧確保に力を注いだ様子など、地域一体で復興に挑んだ様子を描いている。
当時の住民が会議の際に記録していた「建設日誌」と「委員会日誌」を資料に用いた。それらの記録を「会議」「建設」「農業」「教育」に4分類し、体系的な記録誌にまとめた。
編集委員長を務めた知念正喜さん(82)は「美里は今では人口1万人を超える大きな字になった。その支えとなった先輩たちの功績をたたえ、地域の人たちに知ってほしい」と話した。
問い合わせは美里自治会(電話)098(937)3697。
琉球新報
2011-11-14
BEGINブラジル感動!6000人(ウチナー・OKINAWA))
BEGINブラジル初公演に6000人

BEGINの初コンサートで一体となった会場
=12日(現地時間)、ブラジル・サンパウロ市
【堀江剛史ブラジル通信員】
「初めてのブラジルだけど帰ってきた気分です」―。
サンパウロ市で12日午後(日本時間13日午前)、石垣島出身の人気バンド「BEGIN」のブラジル初コンサートが開かれ、世代を超えた約6千人のファンが駆けつけた。
ブラジル沖縄県人会、ブラジル沖縄文化センターの共催。
ボーカルの比嘉栄昇さんは、ブラジル国旗を掲げた舞台で「自分たちが作った歌を皆さんが育ててくれた。里帰りさせる気分で歌いたい」と話し、歌い始めた。
途中、初のブラジル移民船「笠戸丸」で渡った故宮城伊八さん(読谷村出身)が携えていた三線を、息子のセイシュンさん(76)が壇上に持って上がり、比嘉さんがつま弾いた。セイシュンさんは、隣で耳を傾け「父の魂が戻ってきたようだ」と感動していた。
ブラジルの沖縄系イベントでも定番の「島人の宝」で熱気は最高潮に。アンコールでは「琉球國祭り太鼓」「レキオス芸能同好会エイサー太鼓」と共演。カチャーシーの渦となった。
同祭り太鼓メンバーの照屋すえこさん(22)=祖父母が那覇市小禄出身=は感動でおえつを漏らしながら「うちなー文化を守っていきたい」と話した。
沖縄タイムス

BEGINの初コンサートで一体となった会場
=12日(現地時間)、ブラジル・サンパウロ市
【堀江剛史ブラジル通信員】
「初めてのブラジルだけど帰ってきた気分です」―。
サンパウロ市で12日午後(日本時間13日午前)、石垣島出身の人気バンド「BEGIN」のブラジル初コンサートが開かれ、世代を超えた約6千人のファンが駆けつけた。
ブラジル沖縄県人会、ブラジル沖縄文化センターの共催。
ボーカルの比嘉栄昇さんは、ブラジル国旗を掲げた舞台で「自分たちが作った歌を皆さんが育ててくれた。里帰りさせる気分で歌いたい」と話し、歌い始めた。
途中、初のブラジル移民船「笠戸丸」で渡った故宮城伊八さん(読谷村出身)が携えていた三線を、息子のセイシュンさん(76)が壇上に持って上がり、比嘉さんがつま弾いた。セイシュンさんは、隣で耳を傾け「父の魂が戻ってきたようだ」と感動していた。
ブラジルの沖縄系イベントでも定番の「島人の宝」で熱気は最高潮に。アンコールでは「琉球國祭り太鼓」「レキオス芸能同好会エイサー太鼓」と共演。カチャーシーの渦となった。
同祭り太鼓メンバーの照屋すえこさん(22)=祖父母が那覇市小禄出身=は感動でおえつを漏らしながら「うちなー文化を守っていきたい」と話した。
沖縄タイムス
エコの島で814人完走 (宮古島・おき縄)
エコの島で814人完走/
第2回エコアイランド宮古島マラソン
福田武文(福岡)初優勝/女子は塚本恭子(東京)制す

フルマラソンの部に出場した413人が一斉にスタート
=13日、宮古島市陸上競技場
第2回エコアイランド宮古島マラソン(主催・宮古島市など)が13日、市陸上競技場付設公認マラソンコースで行われ、フルマラソン、ハーフマラソンの各部に計855人が出場し、秋の宮古路を満喫した。
レースの結果、フルは福田武文(48)=福岡県=が2時間54分45秒で優勝、女子の部は塚本恭子(35)=東京都=が3時間29分13秒で制した。完走者は2部門合わせて814人、完走率は95・20%だった。
大会にはフルの部に413人、ハーフの部に442人が出場した。申込段階では、県外から226人、宮古島を除く県内から172人、地元宮古島からは584人がエントリーした。
午前8時にフルの部がスタート。同9時にハーフの部がスタートした。選手たちは時折小雨が降るコンディションの中、宮古島の自然を満喫しながら日ごろの練習の成果を競い合った。
沿道では多くの市民が声援を送った。選手は「ありがとう」と応えながら手を振ったり、笑顔を見せたりして応援に感謝した。
レースの結果、フルの部は福田が優勝。スタート12㌔地点で抜け出すとそのままゴールまで独走する会心の走りを見せた。2位は宮古島市の田口義信、3位は広島県の西川拓司だった。
女子の部で優勝した塚本は2位に入った宮古島市の石川敦子に25分の大差を付けて圧勝。序盤から飛び出し、自ら設定したペースを守り抜いて優勝した。3位は東京都の野口由美。
ハーフの部は地元宮古島市の黒島昌樹が優勝。記録は1時間17分10秒だった。2位は同市の平良国治、3位には石垣市の亀川栄健が入った。女子の部は宮古島市の田口宏美が1時間50分10秒で制した。
レース前の開会式で、大会長を務める下地敏彦市長は「エコアイランド、スポーツアイランド宮古島のさわやかな秋風を感じながら宮古路を駆け抜けてゴールを目指してほしい」と選手たちを激励した。
宮古島市の加持岳志さんが選手宣誓をした後、参加者全員による「エコアイランド宮古島宣言」で▽地下水を守る▽海を守る▽資源とエネルギーを大切にする-ことなどを誓った。
宮古毎日新聞社
第2回エコアイランド宮古島マラソン
福田武文(福岡)初優勝/女子は塚本恭子(東京)制す

フルマラソンの部に出場した413人が一斉にスタート
=13日、宮古島市陸上競技場
第2回エコアイランド宮古島マラソン(主催・宮古島市など)が13日、市陸上競技場付設公認マラソンコースで行われ、フルマラソン、ハーフマラソンの各部に計855人が出場し、秋の宮古路を満喫した。
レースの結果、フルは福田武文(48)=福岡県=が2時間54分45秒で優勝、女子の部は塚本恭子(35)=東京都=が3時間29分13秒で制した。完走者は2部門合わせて814人、完走率は95・20%だった。
大会にはフルの部に413人、ハーフの部に442人が出場した。申込段階では、県外から226人、宮古島を除く県内から172人、地元宮古島からは584人がエントリーした。
午前8時にフルの部がスタート。同9時にハーフの部がスタートした。選手たちは時折小雨が降るコンディションの中、宮古島の自然を満喫しながら日ごろの練習の成果を競い合った。
沿道では多くの市民が声援を送った。選手は「ありがとう」と応えながら手を振ったり、笑顔を見せたりして応援に感謝した。
レースの結果、フルの部は福田が優勝。スタート12㌔地点で抜け出すとそのままゴールまで独走する会心の走りを見せた。2位は宮古島市の田口義信、3位は広島県の西川拓司だった。
女子の部で優勝した塚本は2位に入った宮古島市の石川敦子に25分の大差を付けて圧勝。序盤から飛び出し、自ら設定したペースを守り抜いて優勝した。3位は東京都の野口由美。
ハーフの部は地元宮古島市の黒島昌樹が優勝。記録は1時間17分10秒だった。2位は同市の平良国治、3位には石垣市の亀川栄健が入った。女子の部は宮古島市の田口宏美が1時間50分10秒で制した。
レース前の開会式で、大会長を務める下地敏彦市長は「エコアイランド、スポーツアイランド宮古島のさわやかな秋風を感じながら宮古路を駆け抜けてゴールを目指してほしい」と選手たちを激励した。
宮古島市の加持岳志さんが選手宣誓をした後、参加者全員による「エコアイランド宮古島宣言」で▽地下水を守る▽海を守る▽資源とエネルギーを大切にする-ことなどを誓った。
宮古毎日新聞社
八重高が 浦商をコールドで下し決勝進出(八重山・沖縄)
八重高が初の決勝進出 浦商をコールドで下す
きょう優勝かけ興南と対戦

【糸満市】
第36回県高校野球1年生大会(主催・県高野連)は12日、糸満市西崎球場で準決勝を行い、八重山高校が浦添商業高校を8-1の7回コールドで下し、初の決勝進出を決めた。
決勝戦は13日午前10時から、糸満市西崎球場で興南高校と対戦する。
八重高は2回裏の攻撃で相手守備の悪送球などのミスをついて、一挙5点を挙げると、3回と7回にも追加点を挙げ試合を決めた。
大量点の援護をもらった八重高のエース・池村英隆は丁寧な投球で相手に的をしぼらせず、7回で53球を投げ、被安打4、2奪三振、無四球、自責点1の好投を見せた。
初の決勝進出を決めた八重高の仲里真澄監督は「選手たちは落ち着いており、いつもの通りの野球ができた。1年生だけではミスが出がちだが、相手に引っ張られることなく力を出すことができた。決勝でも八重高の野球を見せたい」と意気込みを語った。
八重山毎日新聞
きょう優勝かけ興南と対戦

【糸満市】
第36回県高校野球1年生大会(主催・県高野連)は12日、糸満市西崎球場で準決勝を行い、八重山高校が浦添商業高校を8-1の7回コールドで下し、初の決勝進出を決めた。
決勝戦は13日午前10時から、糸満市西崎球場で興南高校と対戦する。
八重高は2回裏の攻撃で相手守備の悪送球などのミスをついて、一挙5点を挙げると、3回と7回にも追加点を挙げ試合を決めた。
大量点の援護をもらった八重高のエース・池村英隆は丁寧な投球で相手に的をしぼらせず、7回で53球を投げ、被安打4、2奪三振、無四球、自責点1の好投を見せた。
初の決勝進出を決めた八重高の仲里真澄監督は「選手たちは落ち着いており、いつもの通りの野球ができた。1年生だけではミスが出がちだが、相手に引っ張られることなく力を出すことができた。決勝でも八重高の野球を見せたい」と意気込みを語った。
八重山毎日新聞
モー烈な! 闘い (OKINAWA)
モー烈な攻防にわく 秋の全島闘牛

常勝会荒波(右)を柵に突き上げ激しく攻め勝負を決める古堅モーターズ号
=13日、うるま市石川多目的ドーム(下地広也撮影)
【うるま】
連合会50周年・県知事杯争奪第96回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が13日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。
県内各地から選抜された26頭の巨体が激突。会場にはファン約4千人が駆け付け、迫力の取り組みに見入った。
最強牛を決める結びの全島一優勝旗争奪戦。挑戦者靖士富士の猛烈な攻めをリング際でしのいだ荒風号が力強く押し返し2分57秒で勝利、王者の貫録を見せた。
中量級全島一は古堅モーターズ号が常勝会荒波を7分38秒で下し初防衛に成功。軽量級全島一では成龍號が古堅モータース克関を破り、16分10秒の熱戦を制した。
結成50年を迎えた連合会の幸地政和会長は「新たな第一歩を踏みだし、伝統文化を守るため、しっかりと取り組んでいきたい」と力を込めた。
沖縄タイムス

常勝会荒波(右)を柵に突き上げ激しく攻め勝負を決める古堅モーターズ号
=13日、うるま市石川多目的ドーム(下地広也撮影)
【うるま】
連合会50周年・県知事杯争奪第96回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が13日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。
県内各地から選抜された26頭の巨体が激突。会場にはファン約4千人が駆け付け、迫力の取り組みに見入った。
最強牛を決める結びの全島一優勝旗争奪戦。挑戦者靖士富士の猛烈な攻めをリング際でしのいだ荒風号が力強く押し返し2分57秒で勝利、王者の貫録を見せた。
中量級全島一は古堅モーターズ号が常勝会荒波を7分38秒で下し初防衛に成功。軽量級全島一では成龍號が古堅モータース克関を破り、16分10秒の熱戦を制した。
結成50年を迎えた連合会の幸地政和会長は「新たな第一歩を踏みだし、伝統文化を守るため、しっかりと取り組んでいきたい」と力を込めた。
沖縄タイムス
恩納にビールと料理 レストランをオープン (沖縄)
工場直送のビールと料理 あおまるが恩納村にレストランをオープン

おきなわビール園の開店を祝いテープカットする
具志堅社長(中央)ほか関係者ら=11日、恩納村名嘉真の希望ヶ丘
【恩納】
飲食業のあおまる(那覇市、具志堅宗秀社長)は11日、恩納村名嘉真の希望ヶ丘に、工場直送のオリオンビールと県産食材を生かした料理を提供するレストラン「おきなわビール園」をオープンさせた。同日オープニングイベントがあり、北部地域や同社の関係者らが多数参加し、同園の落成を祝った。
ビール園は東シナ海が一望できる高台に位置し、団体、ファミリー、個人席など最大700席を備える2階建ての大型レストラン。焼き肉やジンギスカンの食べ放題メニューや和牛、琉球在来豚アグー、海産物、島野菜などのメニューが豊富に取りそろえられている。
祝賀会では関係者によるテープカットがあり、乾杯の後料理が振る舞われた。具志堅社長は「皆さんの協力で園を完成させることができた。今までにない飲食店を展開し、観光振興や地域活性化に微力ながら貢献したい」とあいさつした。
琉球新報

おきなわビール園の開店を祝いテープカットする
具志堅社長(中央)ほか関係者ら=11日、恩納村名嘉真の希望ヶ丘
【恩納】
飲食業のあおまる(那覇市、具志堅宗秀社長)は11日、恩納村名嘉真の希望ヶ丘に、工場直送のオリオンビールと県産食材を生かした料理を提供するレストラン「おきなわビール園」をオープンさせた。同日オープニングイベントがあり、北部地域や同社の関係者らが多数参加し、同園の落成を祝った。
ビール園は東シナ海が一望できる高台に位置し、団体、ファミリー、個人席など最大700席を備える2階建ての大型レストラン。焼き肉やジンギスカンの食べ放題メニューや和牛、琉球在来豚アグー、海産物、島野菜などのメニューが豊富に取りそろえられている。
祝賀会では関係者によるテープカットがあり、乾杯の後料理が振る舞われた。具志堅社長は「皆さんの協力で園を完成させることができた。今までにない飲食店を展開し、観光振興や地域活性化に微力ながら貢献したい」とあいさつした。
琉球新報
基地タクシー 入域料、運転手は悲鳴 (OKINAWA)
基地タクシー 入域料、7年で3倍超 事業者、運転手は悲鳴

県内の各基地での月額入域料(1台当たり)とベースタクシーの
台数、年間入域料の推移
米軍基地で営業するベースタクシーに課される入域料の入札額が
上昇を続けている。
入札制度を導入した2004年の入域料総額は年間約6400万円だったのに対し、
06年には約1億5200万円となり、11年10月の改定では約2億400万円に達し、
04年当初の3・2倍まで高騰した。
入域料は米軍関係者の福利厚生費などに使われている。
入域料負担の急速な増加に、タクシー会社や運転手からは、制度見直しを求める声が上がっている。
11年10月からの入域料は、3法人と個人組合の計197台から徴収。入域料は県内の基地を九つに区分して設定し、各施設の入域料は04年比で2~9倍に増えた。1台当たりの月額入域料はキャンプ・ハンセンが16万1千円と最も高く、キャンプ・キンザー、那覇軍港が13万6800円、キャンプ桑江とキャンプ瑞慶覧が8万9千円などと続く。
法人タクシーは基本的に会社と運転手で入域料を負担。個人は24時間当たり2台のタクシーを1台と数えて入域料を課し、2台の運転手が折半している。
入札を実施するAAFES(米陸・空軍エクスチェンジサービス)は入札導入の理由を「オープンで公正な競争を提供するため」と説明。入域料の額については「事業者自らが設定したものだ」としている。
AAFESは米軍との覚書や規則で米軍人にサービスを提供する主要機関として権限を与えられていると説明。入域料の使途は営業費用や米軍人らの福利厚生を目的とした余暇活動、施設の補修や新設を挙げた。
日本政府は入札を「日米地位協定で認められる範囲内で行われている」と、容認している。
県外の米軍基地への入域料は三沢基地で月額2万8500円(12台)、横田基地で3千円(5台)と、沖縄より低い水準にある。
琉球新報

県内の各基地での月額入域料(1台当たり)とベースタクシーの
台数、年間入域料の推移
米軍基地で営業するベースタクシーに課される入域料の入札額が
上昇を続けている。
入札制度を導入した2004年の入域料総額は年間約6400万円だったのに対し、
06年には約1億5200万円となり、11年10月の改定では約2億400万円に達し、
04年当初の3・2倍まで高騰した。
入域料は米軍関係者の福利厚生費などに使われている。
入域料負担の急速な増加に、タクシー会社や運転手からは、制度見直しを求める声が上がっている。
11年10月からの入域料は、3法人と個人組合の計197台から徴収。入域料は県内の基地を九つに区分して設定し、各施設の入域料は04年比で2~9倍に増えた。1台当たりの月額入域料はキャンプ・ハンセンが16万1千円と最も高く、キャンプ・キンザー、那覇軍港が13万6800円、キャンプ桑江とキャンプ瑞慶覧が8万9千円などと続く。
法人タクシーは基本的に会社と運転手で入域料を負担。個人は24時間当たり2台のタクシーを1台と数えて入域料を課し、2台の運転手が折半している。
入札を実施するAAFES(米陸・空軍エクスチェンジサービス)は入札導入の理由を「オープンで公正な競争を提供するため」と説明。入域料の額については「事業者自らが設定したものだ」としている。
AAFESは米軍との覚書や規則で米軍人にサービスを提供する主要機関として権限を与えられていると説明。入域料の使途は営業費用や米軍人らの福利厚生を目的とした余暇活動、施設の補修や新設を挙げた。
日本政府は入札を「日米地位協定で認められる範囲内で行われている」と、容認している。
県外の米軍基地への入域料は三沢基地で月額2万8500円(12台)、横田基地で3千円(5台)と、沖縄より低い水準にある。
琉球新報
2011-11-13
ツール・ド・おきなわ (OKINAWA)
畑中が初優勝 ツール・ド・おきなわ

勝利の雄たけびを上げる畑中(中央)=名護十字路付近
【ツール・ド・おきなわ取材班】
サイクルスポーツの祭典「ツール・ド・おきなわ2011」は13日、各種ロードレースが行われ、男子チャンピオンレース210キロでは畑中勇介(シマノレーシングチーム)が5時間30分58秒で初優勝を果たした。
2位に鈴木真理が入り、シマノ勢がワンツーフィニッシュを飾った。女子国際レース100キロはハン・ホー・シュン(台湾)が栄冠に輝いた。
沖縄タイムス

勝利の雄たけびを上げる畑中(中央)=名護十字路付近
【ツール・ド・おきなわ取材班】
サイクルスポーツの祭典「ツール・ド・おきなわ2011」は13日、各種ロードレースが行われ、男子チャンピオンレース210キロでは畑中勇介(シマノレーシングチーム)が5時間30分58秒で初優勝を果たした。
2位に鈴木真理が入り、シマノ勢がワンツーフィニッシュを飾った。女子国際レース100キロはハン・ホー・シュン(台湾)が栄冠に輝いた。
沖縄タイムス
指まひ乗り越え (沖縄)
指まひ乗り越え 宮城さん新報音楽コン ピアノ2位入賞

「努力を続ければ思う方向に進める」と語る宮城磨野さん
=12日、宜野湾市の自宅
10月の第44回新報音楽コンクールピアノ部門(一般)で2位になった宮城磨野(まの)さん(34)=宜野湾市、ピアノ講師=は親指のまひなどを乗り越えて7年ぶりに人前で演奏し、上位入賞を果たした。
13日正午から那覇市のパレット市民劇場で開かれる入賞者演奏会に向け「支えてくれた人々に感謝を込めて演奏し、新たなスタートを切りたい」と話している。
宮城さんは小学生でピアノを始め、名古屋音大卒業後の2003年に沖縄に戻り、ピアノ講師を始めた。しかし04年ごろ知人と企画した演奏会が資金難などで直前で中止となったことをきっかけに、人前での演奏に恐怖感を覚えるようになり、表舞台を避けてきた。
さらに09年、高熱を出して入院中、点滴を受けると左の親指に痛みを感じ、けいれんとしびれが残った。「指に力が入らず、もう弾けないと思った。ピアノを見るのも嫌になった」
しかし、恩師の新本寛さん(故人)が闘病の末、片目の摘出を経てオーケストラと共演したと聞き「指のせいにせず、できることをやらねば」と奮い立った。リハビリを始め、5分間しか動かなかった指は次第に思い通りに動き始めた。
現在は約2時間は連続して弾けるが、指のしびれは消えていない。「諦めず、努力を続ければしびれにも慣れる」と宮城さん。30代で初めてコンクールに挑んだことを「いろんな事情で夢を諦める人もいるが、やりたいと思い続けていればチャンスは来る。年齢や周囲の目は気になるが、はねのけてやると楽しい」と語った。
(宮城隆尋)
琉球新報

「努力を続ければ思う方向に進める」と語る宮城磨野さん
=12日、宜野湾市の自宅
10月の第44回新報音楽コンクールピアノ部門(一般)で2位になった宮城磨野(まの)さん(34)=宜野湾市、ピアノ講師=は親指のまひなどを乗り越えて7年ぶりに人前で演奏し、上位入賞を果たした。
13日正午から那覇市のパレット市民劇場で開かれる入賞者演奏会に向け「支えてくれた人々に感謝を込めて演奏し、新たなスタートを切りたい」と話している。
宮城さんは小学生でピアノを始め、名古屋音大卒業後の2003年に沖縄に戻り、ピアノ講師を始めた。しかし04年ごろ知人と企画した演奏会が資金難などで直前で中止となったことをきっかけに、人前での演奏に恐怖感を覚えるようになり、表舞台を避けてきた。
さらに09年、高熱を出して入院中、点滴を受けると左の親指に痛みを感じ、けいれんとしびれが残った。「指に力が入らず、もう弾けないと思った。ピアノを見るのも嫌になった」
しかし、恩師の新本寛さん(故人)が闘病の末、片目の摘出を経てオーケストラと共演したと聞き「指のせいにせず、できることをやらねば」と奮い立った。リハビリを始め、5分間しか動かなかった指は次第に思い通りに動き始めた。
現在は約2時間は連続して弾けるが、指のしびれは消えていない。「諦めず、努力を続ければしびれにも慣れる」と宮城さん。30代で初めてコンクールに挑んだことを「いろんな事情で夢を諦める人もいるが、やりたいと思い続けていればチャンスは来る。年齢や周囲の目は気になるが、はねのけてやると楽しい」と語った。
(宮城隆尋)
琉球新報
2011-11-12
中国の巨匠、沖縄でロケ (OKINAWA)
中国の巨匠、沖縄で映画ロケ「観光誘客に」

上原副知事に沖縄での中国映画撮影を表明した田氏(左から3人目)ら
=11日、県庁
中国を代表する映画監督・田壮壮(テェン・チュアンチュアン)氏が11日、県庁に上原良幸副知事を訪ね、日中国交40周年と沖縄本土復帰40周年の節目となる来年、中国の人気俳優・葛優(グォ・ヨウ)氏主演の映画を沖縄で撮影すると表明した。
田氏は「中国と沖縄には長い交流の歴史がある。現代の物語を作って沖縄の風景を取り入れたら、観光誘客にも効果があると思う」と意気込みを語った。
田氏は代表作「青い凧(たこ)」や「春の惑い」などで知られる中国映画界の巨匠。
葛氏主演の映画「狙った恋の落とし方」の上映後、撮影地の北海道に多くの中国人観光客が訪れた。仲井真弘多知事はことし7月の中国トップセールスで葛氏に沖縄での映画撮影を提案していた。
田氏と脚本家は13日まで、県内を視察する。万国津梁の鐘を見たという田氏は「万国津梁の4文字には包容力がある。沖縄は世界の中継点として求められる場所になると思う」と述べた。今後、脚本制作に取りかかり、2回程度の県内視察を経て、来年前半に撮影を始める予定。
沖縄タイムス

上原副知事に沖縄での中国映画撮影を表明した田氏(左から3人目)ら
=11日、県庁
中国を代表する映画監督・田壮壮(テェン・チュアンチュアン)氏が11日、県庁に上原良幸副知事を訪ね、日中国交40周年と沖縄本土復帰40周年の節目となる来年、中国の人気俳優・葛優(グォ・ヨウ)氏主演の映画を沖縄で撮影すると表明した。
田氏は「中国と沖縄には長い交流の歴史がある。現代の物語を作って沖縄の風景を取り入れたら、観光誘客にも効果があると思う」と意気込みを語った。
田氏は代表作「青い凧(たこ)」や「春の惑い」などで知られる中国映画界の巨匠。
葛氏主演の映画「狙った恋の落とし方」の上映後、撮影地の北海道に多くの中国人観光客が訪れた。仲井真弘多知事はことし7月の中国トップセールスで葛氏に沖縄での映画撮影を提案していた。
田氏と脚本家は13日まで、県内を視察する。万国津梁の鐘を見たという田氏は「万国津梁の4文字には包容力がある。沖縄は世界の中継点として求められる場所になると思う」と述べた。今後、脚本制作に取りかかり、2回程度の県内視察を経て、来年前半に撮影を始める予定。
沖縄タイムス
きょう多良間マラソン (宮古島・沖縄)
きょう多良間マラソン、村民ら健脚競う

【多良間】
第14回たらま島1周マラソン大会 (主催・同実行委員会) がきょう
正午スタートで開催される。
島を1周するハーフマラソンをはじめ体力に合わせた各コースに島内外から317人が申し込んでいる。 秋の多良間路で健脚を競い合う。 大会後は多良間小体育館でふれあいパーティーも行われる。
同大会は 「楽しく走ろう歴史が見える島 多良間島」 をテーマに豊かな自然と潮の香りと歴史分化の香る多良間島を楽しく走ることにより、 スポーツを通して地域の活性化、 村民と参加者の親睦を図ることを目的に開催されている。
島を1周するAコースは24・3㌔で正午、 Bコースは10㌔で午後12時10分、 Cコースは3㌔で午後12時15分、 Dコースは5㌔で午後12時20分に村役場前スタート・ゴールで行われる。 また土原御願所や八重山遠見台などをめぐるウォーキング (約3・5㌔) は午前9時半から。
宮古新報

【多良間】
第14回たらま島1周マラソン大会 (主催・同実行委員会) がきょう
正午スタートで開催される。
島を1周するハーフマラソンをはじめ体力に合わせた各コースに島内外から317人が申し込んでいる。 秋の多良間路で健脚を競い合う。 大会後は多良間小体育館でふれあいパーティーも行われる。
同大会は 「楽しく走ろう歴史が見える島 多良間島」 をテーマに豊かな自然と潮の香りと歴史分化の香る多良間島を楽しく走ることにより、 スポーツを通して地域の活性化、 村民と参加者の親睦を図ることを目的に開催されている。
島を1周するAコースは24・3㌔で正午、 Bコースは10㌔で午後12時10分、 Cコースは3㌔で午後12時15分、 Dコースは5㌔で午後12時20分に村役場前スタート・ゴールで行われる。 また土原御願所や八重山遠見台などをめぐるウォーキング (約3・5㌔) は午前9時半から。
宮古新報
マクガン のはなす (宮古島・OKINAWA)
ヤシガニ保護条例に不備/多良間村
那覇地検が指摘 罰則条項など疑問視

保護条例が制定されているヤシガニ=資料写真
【多良間】
多良間村(下地昌明村長)が2010年3月に県内で初めて制定したヤシガニ(マクガン)保護条例について那覇地検が不備を指摘していることが分かった。
村側の説明によると、9月下旬にヤシガニの保護区指定における地主同意に必要な手続きが定められていないことや、罰則に関しても指摘を受けたという。
下地村長は「指摘を受けた以上は、直していかなければならない」と話した。早ければ12月の村議会定例会で改正する方針だ。
同条例は、議員発議で制定されており、乱獲による絶滅防止と豊かな自然の象徴であるヤシガニを有用な資源として活用していくことが狙い。ヤシガニ保護区の指定や採取禁止期間、違反者に対して村長が10万円以下の罰金を科すことができる条項となっている。
この条例に対し那覇地検は事後審査結果を同村に送付。村は具体的な内容は開示しないとしながらも①保護区指定で、地主同意に必要な手続きが定められていない②罰金を課す項目が村長任意の罰金のように読める③月を特定した採取禁止期間は「毎年」なのかどうか不明-などと指摘されたことを認めた。
また、罰則を定める条例制定に必要とされる検察側との事前協議を行っていなかったことも認めた。波平敏一総務財政課長は「事前協議のことを知らず、不勉強だった」と説明。「議会発議とはいえ、条例を取り扱う私たちが把握していなければならないことで反省している」と話した。
今後の対応について波平課長は「指摘を謙虚に受け止めて正していきたい」と話し、早ければ月議会で改正する方向性を示した。
下地村長は「乱獲を防止してヤシガニを保護しようという条例で、内容は大丈夫だと思っていた。(指摘部分については)知識が不足していた」と話した。
. 宮古毎日新聞
那覇地検が指摘 罰則条項など疑問視

保護条例が制定されているヤシガニ=資料写真
【多良間】
多良間村(下地昌明村長)が2010年3月に県内で初めて制定したヤシガニ(マクガン)保護条例について那覇地検が不備を指摘していることが分かった。
村側の説明によると、9月下旬にヤシガニの保護区指定における地主同意に必要な手続きが定められていないことや、罰則に関しても指摘を受けたという。
下地村長は「指摘を受けた以上は、直していかなければならない」と話した。早ければ12月の村議会定例会で改正する方針だ。
同条例は、議員発議で制定されており、乱獲による絶滅防止と豊かな自然の象徴であるヤシガニを有用な資源として活用していくことが狙い。ヤシガニ保護区の指定や採取禁止期間、違反者に対して村長が10万円以下の罰金を科すことができる条項となっている。
この条例に対し那覇地検は事後審査結果を同村に送付。村は具体的な内容は開示しないとしながらも①保護区指定で、地主同意に必要な手続きが定められていない②罰金を課す項目が村長任意の罰金のように読める③月を特定した採取禁止期間は「毎年」なのかどうか不明-などと指摘されたことを認めた。
また、罰則を定める条例制定に必要とされる検察側との事前協議を行っていなかったことも認めた。波平敏一総務財政課長は「事前協議のことを知らず、不勉強だった」と説明。「議会発議とはいえ、条例を取り扱う私たちが把握していなければならないことで反省している」と話した。
今後の対応について波平課長は「指摘を謙虚に受け止めて正していきたい」と話し、早ければ月議会で改正する方向性を示した。
下地村長は「乱獲を防止してヤシガニを保護しようという条例で、内容は大丈夫だと思っていた。(指摘部分については)知識が不足していた」と話した。
. 宮古毎日新聞
それにしてもすごい! (八重山・沖縄)
それにしてもすごい。新石垣空港敷地内に…
それにしてもすごい。新石垣空港敷地内にある白保竿根田原洞穴で発見された人骨の一部が、約2万4000年前のものであるとの報道に驚かされた
▼年代判明は、長さ約4~5センチの人骨片から抽出したコラーゲンの放射性炭素を測る方法で分析が行われ、年代を直接測定できた人骨では国内最古という
▼年代測定は、人骨が見つかった地層に含まれる木炭などで測定する間接的な方法もあり、那覇市の「山下町第1洞穴」から出土した人骨は、約3万2000年前と推定。今回は骨自体の分析で年代が特定できた人骨として国内で最も古く貴重と言わざるを得ない
▼調査した米田穣東大大学院准教授(自然人類学)は「調査が進めば旧石器時代にどのように人が暮らしていたかが分かってくる可能性がある。日本人のルーツが分かるかもしれない」と話し、今後の研究に期待する
▼今や考古学の分野は科学技術の進歩が目覚ましい。最新の技術でナゾを解き明かし、あたかもタイムマシンで見てきたかのようにはるか古代人の生活を正確な史実として浮かび上がらせるのも夢ではない
▼時代を越えて石垣島で出土した一片の骨の想像もつかない年代判明。私たちを古代ロマンに誘い、郷土の誇りとして人類共通の文化遺産になりえる文化の秋にふさわしい朗報となった。(鬚川修)
八重山毎日新聞
それにしてもすごい。新石垣空港敷地内にある白保竿根田原洞穴で発見された人骨の一部が、約2万4000年前のものであるとの報道に驚かされた
▼年代判明は、長さ約4~5センチの人骨片から抽出したコラーゲンの放射性炭素を測る方法で分析が行われ、年代を直接測定できた人骨では国内最古という
▼年代測定は、人骨が見つかった地層に含まれる木炭などで測定する間接的な方法もあり、那覇市の「山下町第1洞穴」から出土した人骨は、約3万2000年前と推定。今回は骨自体の分析で年代が特定できた人骨として国内で最も古く貴重と言わざるを得ない
▼調査した米田穣東大大学院准教授(自然人類学)は「調査が進めば旧石器時代にどのように人が暮らしていたかが分かってくる可能性がある。日本人のルーツが分かるかもしれない」と話し、今後の研究に期待する
▼今や考古学の分野は科学技術の進歩が目覚ましい。最新の技術でナゾを解き明かし、あたかもタイムマシンで見てきたかのようにはるか古代人の生活を正確な史実として浮かび上がらせるのも夢ではない
▼時代を越えて石垣島で出土した一片の骨の想像もつかない年代判明。私たちを古代ロマンに誘い、郷土の誇りとして人類共通の文化遺産になりえる文化の秋にふさわしい朗報となった。(鬚川修)
八重山毎日新聞
不服申し立てで審査会設 (八重山・沖縄)
不服申し立てで審査会設置 公開条例施行後初めて
石垣市情報公開請求に基づく教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克市教育長)の会議録請求に対し市教育委員会が非公開と決定したのは不服として、請求者が不服申し立てを行っていた件で石垣市は11日、情報公開及び個人情報保護審査会(会長・前津栄健沖縄国際大学教授、委員3人)を設置、申し立てのあった3件を諮問した。審査会の設置は同条例が施行した2002年4月以降初めてとなる。
審査会に諮問内容は非公開扱いとなっているが、請求者の藤井幸子さん(63)=石垣市登野城=によると、諮問された内容は採択地区協議会の7月22日までの議事録、同協議会の前年度の議事録、9月8日の全員協議の議事録など。
7月22日までの議事録について市教委は「公開することにより、行政の公正かつ円滑な執行に著しい支障を生じることが明らかな情報」とする条例第7条第4号(オ)に該当するとし、前年度の議事録は「記録が残されていない」としている。9月8日の全員協議については音声記録を提供したが、議事録については「実施期間で保有したことはない」として不存在決定をしている。
審査会は、市教委の決定が妥当かどうかが問われることになる。
審査会の委員は前津氏のほか弁護士の屋嘉宗浩氏と宮地理子氏。任期は2年。審議に先立ち、前津氏を会長に互選した。委嘱状を交付した漢那政弘副市長は「教科書問題に関する事案で市民の関心も高く、委員にはしっかりとした審議をお願いしたい」と述べた。
八重山毎日新聞
石垣市情報公開請求に基づく教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克市教育長)の会議録請求に対し市教育委員会が非公開と決定したのは不服として、請求者が不服申し立てを行っていた件で石垣市は11日、情報公開及び個人情報保護審査会(会長・前津栄健沖縄国際大学教授、委員3人)を設置、申し立てのあった3件を諮問した。審査会の設置は同条例が施行した2002年4月以降初めてとなる。
審査会に諮問内容は非公開扱いとなっているが、請求者の藤井幸子さん(63)=石垣市登野城=によると、諮問された内容は採択地区協議会の7月22日までの議事録、同協議会の前年度の議事録、9月8日の全員協議の議事録など。
7月22日までの議事録について市教委は「公開することにより、行政の公正かつ円滑な執行に著しい支障を生じることが明らかな情報」とする条例第7条第4号(オ)に該当するとし、前年度の議事録は「記録が残されていない」としている。9月8日の全員協議については音声記録を提供したが、議事録については「実施期間で保有したことはない」として不存在決定をしている。
審査会は、市教委の決定が妥当かどうかが問われることになる。
審査会の委員は前津氏のほか弁護士の屋嘉宗浩氏と宮地理子氏。任期は2年。審議に先立ち、前津氏を会長に互選した。委嘱状を交付した漢那政弘副市長は「教科書問題に関する事案で市民の関心も高く、委員にはしっかりとした審議をお願いしたい」と述べた。
八重山毎日新聞
夜間保育 朝まで (沖縄)
夜間保育 朝まで 1月から試行予定
那覇市牧志の認可保育園「玉の子夜間保育園」(高良桂子園長)は早ければ2012年1月にも、夜間保育の延長時間を、現行の午前2時から午前6時に延ばす方針だ。就業形態の多様化で夜間勤務者が増える中、高良園長は「朝まで働く親とその子どもを受けとめたい」と話している。
県青少年・児童家庭課などによると、夜間保育を行う認可保育園は玉の子夜間保育園を含め県内3園で、最長午前2時まで。午前6時までの延長は県内認可保育園では初めてだ。
運営費など行政側と調整の上で、早ければ1月にも午前6時までの夜間保育を始める。3カ月の試行を踏まえ4月以降継続するか検討する。同園は通常保育が午前7時からで、夜間保育が午前6時まで延長されれば実質24時間体制になる。
同園では1997年ごろから夜間保育の取り組みを進めた。高良園長は「午前2時までという制限が利用者のニーズに応えられていないと感じていた」と説明。夜間保育の延長でニーズに応えたい考えだ。
琉球新報
那覇市牧志の認可保育園「玉の子夜間保育園」(高良桂子園長)は早ければ2012年1月にも、夜間保育の延長時間を、現行の午前2時から午前6時に延ばす方針だ。就業形態の多様化で夜間勤務者が増える中、高良園長は「朝まで働く親とその子どもを受けとめたい」と話している。
県青少年・児童家庭課などによると、夜間保育を行う認可保育園は玉の子夜間保育園を含め県内3園で、最長午前2時まで。午前6時までの延長は県内認可保育園では初めてだ。
運営費など行政側と調整の上で、早ければ1月にも午前6時までの夜間保育を始める。3カ月の試行を踏まえ4月以降継続するか検討する。同園は通常保育が午前7時からで、夜間保育が午前6時まで延長されれば実質24時間体制になる。
同園では1997年ごろから夜間保育の取り組みを進めた。高良園長は「午前2時までという制限が利用者のニーズに応えられていないと感じていた」と説明。夜間保育の延長でニーズに応えたい考えだ。
琉球新報
郷友集い 島に喜び 生まり島 (宮古島・沖縄)
郷友集い 島に喜び 生まり島ミャーク大会開催

クイチャーフェスティバルでフィナーレのクイチャーを舞う出演者、観客ら
=6日午後、カママ嶺公園

方言のユーモアあふれる語り口に大笑いする観客
=6日午前、宮古島市のマティダ市民劇場
【宮古島】
宮古出身の郷友が集まる「生まり島(ずま)ミャーク大会」が5、6の両日、宮古島市内で開催された。県内外から約250人の宮古出身者が集まり、さまざまな催しを通して交流を深めた。
初日の5日には、宮古島市の中心街の西里通り、市場通り、下里通りを住民と参加者がともにパレードした。即興で踊ったり懐かしい友人とあいさつを交わしたりするなどして交流を楽しんだ。
6日には方言大会の「スマフツ自慢」と、協賛行事の第10回クイチャーフェスティバルが開催された。スマフツ自慢では、過去の最優秀賞受賞者など6人が登場し、それぞれの体験や主張を方言で話し、観客はユーモアたっぷりな方言話に大笑いしていた。
クイチャーフェスティバルには、伝統、創作のクイチャー部門やその他芸能に41団体が参加。それぞれ数十年ぶりに復活して初めての出場となる同市城辺の保良のクイチャーと同市上野の新里(あらだてぃ)のクイチャーは、独特な踊りで会場を盛り上げた。
保良クイチャー保存会の砂川春美代表は「復活させたかいがあったと、みんなに言ってもらえて感動した」と喜びを語った。
下地敏彦市長は、ミャーク大会について「皆さんが笑顔で帰ってくれたので良かった。参加者からは続けてほしいという意見がほとんどだったので、地元の人の意見も聞きながら数年に1度くらいの頻度で開催したい」と話した。
琉球新報

クイチャーフェスティバルでフィナーレのクイチャーを舞う出演者、観客ら
=6日午後、カママ嶺公園

方言のユーモアあふれる語り口に大笑いする観客
=6日午前、宮古島市のマティダ市民劇場
【宮古島】
宮古出身の郷友が集まる「生まり島(ずま)ミャーク大会」が5、6の両日、宮古島市内で開催された。県内外から約250人の宮古出身者が集まり、さまざまな催しを通して交流を深めた。
初日の5日には、宮古島市の中心街の西里通り、市場通り、下里通りを住民と参加者がともにパレードした。即興で踊ったり懐かしい友人とあいさつを交わしたりするなどして交流を楽しんだ。
6日には方言大会の「スマフツ自慢」と、協賛行事の第10回クイチャーフェスティバルが開催された。スマフツ自慢では、過去の最優秀賞受賞者など6人が登場し、それぞれの体験や主張を方言で話し、観客はユーモアたっぷりな方言話に大笑いしていた。
クイチャーフェスティバルには、伝統、創作のクイチャー部門やその他芸能に41団体が参加。それぞれ数十年ぶりに復活して初めての出場となる同市城辺の保良のクイチャーと同市上野の新里(あらだてぃ)のクイチャーは、独特な踊りで会場を盛り上げた。
保良クイチャー保存会の砂川春美代表は「復活させたかいがあったと、みんなに言ってもらえて感動した」と喜びを語った。
下地敏彦市長は、ミャーク大会について「皆さんが笑顔で帰ってくれたので良かった。参加者からは続けてほしいという意見がほとんどだったので、地元の人の意見も聞きながら数年に1度くらいの頻度で開催したい」と話した。
琉球新報
ツール・ド・おきなわ (OKINAWA)
きょうからツール・ド・おきなわ
大会での活躍を誓い、乾杯する台湾からの参加者ら=名護市営市場

【名護】
自転車の祭典ツール・ド・おきなわ2011が12、13の両日、北部地区を舞台に開かれる。
主催はツール・ド・おきなわ協会と北部広域市町村圏事務組合、日本自転車競技連盟、特別協力・沖縄タイムス社など。同協会は11日、過去最多となる台湾の参加者約170人をレース発着点の名護市営市場に招き、歓迎会を開いた。
森兵次実行委員長は「沖縄からも台湾の大会に選手を送る」と相互交流を強調。大会会長の稲嶺進名護市長は「沖縄と台湾は昔からの友人。多くの参加に感謝します」と述べ、台湾サイクリング連盟の何麗卿(ホーリンチー)事務局長に感謝状を贈った。
簡嘉弘(ジェンジャホン)さん(43)は昨年に続き2度目の参加。「沖縄は路面が整備され、安心してサイクリングを楽しめる」と笑顔。
夫と共に初参加の高鶯桂(ガオイングィ)高さん(50)は「時間がゆっくり流れる沖縄の雰囲気が好き」と話していた。
大会初日の12日は名護市街地でのタイムトライアルなど、最終日13日はロードレースなどが北部一帯で繰り広げられる。
沖縄タイムス
大会での活躍を誓い、乾杯する台湾からの参加者ら=名護市営市場

【名護】
自転車の祭典ツール・ド・おきなわ2011が12、13の両日、北部地区を舞台に開かれる。
主催はツール・ド・おきなわ協会と北部広域市町村圏事務組合、日本自転車競技連盟、特別協力・沖縄タイムス社など。同協会は11日、過去最多となる台湾の参加者約170人をレース発着点の名護市営市場に招き、歓迎会を開いた。
森兵次実行委員長は「沖縄からも台湾の大会に選手を送る」と相互交流を強調。大会会長の稲嶺進名護市長は「沖縄と台湾は昔からの友人。多くの参加に感謝します」と述べ、台湾サイクリング連盟の何麗卿(ホーリンチー)事務局長に感謝状を贈った。
簡嘉弘(ジェンジャホン)さん(43)は昨年に続き2度目の参加。「沖縄は路面が整備され、安心してサイクリングを楽しめる」と笑顔。
夫と共に初参加の高鶯桂(ガオイングィ)高さん(50)は「時間がゆっくり流れる沖縄の雰囲気が好き」と話していた。
大会初日の12日は名護市街地でのタイムトライアルなど、最終日13日はロードレースなどが北部一帯で繰り広げられる。
沖縄タイムス
2011-11-11
島巡り船ツアー (OKINAWA)
伊計島の自然活用へ 島巡り船ツアー

伊計島を船上から見て回る「シマおこし研究会」のメンバーら
=うるま市
【うるま】
うるま市の最東端、伊計島の資源を活用し、活性化につなげようと「シマおこし研究会」(会長・浦添ルミ子自治会長)のメンバーらは6日、「島巡り船ツアー」の試乗を行った。
絶壁の岩陰やエメラルドグリーンの海、手つかずの砂浜など、普段は見ることのできない海側からの自然を満喫した。乗船した市観光物産協会の安田邦登事務局長は「新年度、新たな観光メニューとして形にできるよう検討していきたい」と、事業化に前向きな姿勢を示した。
同会は、住民と出身者で2007年に発足。05年の合併で島を取り巻く環境が激変し、「このままでは取り残される」との危機感から、活性化へ向けた取り組みを模索してきた。
今回のツアーは、研究の集大成としてのテストケース。漁船で出港後、漁師の平政文さんは伊計がかつてカツオ漁で栄えたことを説明。「伊計ビーチや大泊ビーチはカツオを水揚げし、販売する場所だった。大漁の場合は、無料に近い値段で住民に配った」と往時を振り返った。海中道路の建設などで潮流が変わり、カツオ漁は途絶えたという。
一行は、切り立った崖下にある住民の給水地だったインナガーや、東側の砂浜などを海上から視察した。
市観光物産協会副理事長で旅行業を営む佐次田久さんは「伊計を含めた離島地域には、観光資源が埋まっている。知恵と努力で開拓し、地域還元したい」と強調。
NPO法人「調査隊おきなわ」の親川善一理事長は「課金するなら、もう一工夫が必要。
伊良部ではグラスボートでカヤックを引っ張って行き、崖下で遊んでいる。伊計でもやったら楽しいのではないかと感じた」と提案した。
同会の平正盛事務局長は「伊計の活性化につながる観光資源はないかと模索してきた。観光物産協会とタイアップしながら、進めていきたい」と力を込めた。
沖縄タイムス

伊計島を船上から見て回る「シマおこし研究会」のメンバーら
=うるま市
【うるま】
うるま市の最東端、伊計島の資源を活用し、活性化につなげようと「シマおこし研究会」(会長・浦添ルミ子自治会長)のメンバーらは6日、「島巡り船ツアー」の試乗を行った。
絶壁の岩陰やエメラルドグリーンの海、手つかずの砂浜など、普段は見ることのできない海側からの自然を満喫した。乗船した市観光物産協会の安田邦登事務局長は「新年度、新たな観光メニューとして形にできるよう検討していきたい」と、事業化に前向きな姿勢を示した。
同会は、住民と出身者で2007年に発足。05年の合併で島を取り巻く環境が激変し、「このままでは取り残される」との危機感から、活性化へ向けた取り組みを模索してきた。
今回のツアーは、研究の集大成としてのテストケース。漁船で出港後、漁師の平政文さんは伊計がかつてカツオ漁で栄えたことを説明。「伊計ビーチや大泊ビーチはカツオを水揚げし、販売する場所だった。大漁の場合は、無料に近い値段で住民に配った」と往時を振り返った。海中道路の建設などで潮流が変わり、カツオ漁は途絶えたという。
一行は、切り立った崖下にある住民の給水地だったインナガーや、東側の砂浜などを海上から視察した。
市観光物産協会副理事長で旅行業を営む佐次田久さんは「伊計を含めた離島地域には、観光資源が埋まっている。知恵と努力で開拓し、地域還元したい」と強調。
NPO法人「調査隊おきなわ」の親川善一理事長は「課金するなら、もう一工夫が必要。
伊良部ではグラスボートでカヤックを引っ張って行き、崖下で遊んでいる。伊計でもやったら楽しいのではないかと感じた」と提案した。
同会の平正盛事務局長は「伊計の活性化につながる観光資源はないかと模索してきた。観光物産協会とタイアップしながら、進めていきたい」と力を込めた。
沖縄タイムス
2万4000年前の人骨 日本最古(八重山・沖縄)
石垣で2万4000年前の人骨 日本最古

石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で見つかった、日本最古と見られる人骨片
=10日午前、西原町(県立埋蔵文化財センター蔵)
【石垣】
新石垣空港建設予定地内の白保竿根田原(さおねたばる)洞穴遺跡で人骨片が発見され、米田穣東大大学院准教授らのチームが放射性炭素年代測定法で分析した結果、旧石器時代に相当する約2万4000年前のものであることが分かった。
同准教授らが10日、明らかにした。骨片から直接年代を確認できた人骨では日本最古という。出土した地層から動物の骨や石器のような石の破片も見つかっていることから、米田准教授は「調査が進めば旧石器時代にどのように人が暮らしていたかが分かってくる可能性がある。日本人のルーツが分かるかもしれない」としている。
米田准教授らによると、那覇市の山下町第1洞穴遺跡で約3万2000年前の地層から人骨が発見された例があるが、骨自体の分析で年代が特定できた人骨としては国内最古という。
骨片は肋骨(ろっこつ)の一部で、性別や年齢は不明だという。昨年3月、2万~2万4000年前の地層の断面に露出していた骨を県立埋蔵文化財センター職員らが発見。
骨に残っている炭素の量から年代を測る放射性炭素年代測定法で分析された。
米田准教授は「乱されていない地層から見つかったことが大きい。回収された動物の骨は人間が食べた動物のものである可能性もある。生活の場や、遺体を葬った場所だったかもしれない」と推測した。
同遺跡では多数の人骨片が発見され、分析が進められている。うち3点は昨年2月、約2万~1万5000年前のものと判明し、国内では最も古い年代のものとされていた。
県は遺跡の重要性を考え、現地保存する方針を示している。
ただ、昨年8~10月、遺跡のうち空港建設工事に影響する部分を県が調査して以来、発掘調査は行われていない。
米田准教授は「遺跡の大部分は手つかずになっている。継続した調査が必要だ」と要望した。
今回の確認について石垣市の玉津博克教育長は「人類学者と考古学者が協働した成果」と喜び、「調査報告書が出るのを待ち、県指定遺跡として申請したい。日本最古であれば国指定も夢ではない」と語った。
沖縄タイムス

石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で見つかった、日本最古と見られる人骨片
=10日午前、西原町(県立埋蔵文化財センター蔵)
【石垣】
新石垣空港建設予定地内の白保竿根田原(さおねたばる)洞穴遺跡で人骨片が発見され、米田穣東大大学院准教授らのチームが放射性炭素年代測定法で分析した結果、旧石器時代に相当する約2万4000年前のものであることが分かった。
同准教授らが10日、明らかにした。骨片から直接年代を確認できた人骨では日本最古という。出土した地層から動物の骨や石器のような石の破片も見つかっていることから、米田准教授は「調査が進めば旧石器時代にどのように人が暮らしていたかが分かってくる可能性がある。日本人のルーツが分かるかもしれない」としている。
米田准教授らによると、那覇市の山下町第1洞穴遺跡で約3万2000年前の地層から人骨が発見された例があるが、骨自体の分析で年代が特定できた人骨としては国内最古という。
骨片は肋骨(ろっこつ)の一部で、性別や年齢は不明だという。昨年3月、2万~2万4000年前の地層の断面に露出していた骨を県立埋蔵文化財センター職員らが発見。
骨に残っている炭素の量から年代を測る放射性炭素年代測定法で分析された。
米田准教授は「乱されていない地層から見つかったことが大きい。回収された動物の骨は人間が食べた動物のものである可能性もある。生活の場や、遺体を葬った場所だったかもしれない」と推測した。
同遺跡では多数の人骨片が発見され、分析が進められている。うち3点は昨年2月、約2万~1万5000年前のものと判明し、国内では最も古い年代のものとされていた。
県は遺跡の重要性を考え、現地保存する方針を示している。
ただ、昨年8~10月、遺跡のうち空港建設工事に影響する部分を県が調査して以来、発掘調査は行われていない。
米田准教授は「遺跡の大部分は手つかずになっている。継続した調査が必要だ」と要望した。
今回の確認について石垣市の玉津博克教育長は「人類学者と考古学者が協働した成果」と喜び、「調査報告書が出るのを待ち、県指定遺跡として申請したい。日本最古であれば国指定も夢ではない」と語った。
沖縄タイムス
爽やか女子高校生の恋心劇 (沖縄)
爽やか高校生劇 県高文祭あすまで

女子高校生の恋心をテーマにした「レターズ」を上演する
首里高演劇部員たち=10日、名護市民会館
第35回県高校総合文化祭演劇部門が10日、名護市民会館で始まった。
12日までの日程で、離島から参加する八重山を含む13校の作品が上演される。
同部門は第22回県高校演劇研究大会を兼ねており、最優秀校は12月に宮崎県
で開かれる第54回九州大会に派遣される。
10日は沖縄尚学高や北山高など5校が出場。高校生の何げない日常を描く、
みずみずしい舞台を披露した。
高校卒業前に、好きな相手にラブレターを書く女生徒が主人公の「レターズ」を上演した首里高3年の宮城由紀乃さん(17)は「自分ももう少しで卒業なので共感できる劇だった。せりふ忘れもなく良かった」と本番を終え笑顔を見せた。
上演は11、12日とも午前10時から。入場は無料。
沖縄タイムス

女子高校生の恋心をテーマにした「レターズ」を上演する
首里高演劇部員たち=10日、名護市民会館
第35回県高校総合文化祭演劇部門が10日、名護市民会館で始まった。
12日までの日程で、離島から参加する八重山を含む13校の作品が上演される。
同部門は第22回県高校演劇研究大会を兼ねており、最優秀校は12月に宮崎県
で開かれる第54回九州大会に派遣される。
10日は沖縄尚学高や北山高など5校が出場。高校生の何げない日常を描く、
みずみずしい舞台を披露した。
高校卒業前に、好きな相手にラブレターを書く女生徒が主人公の「レターズ」を上演した首里高3年の宮城由紀乃さん(17)は「自分ももう少しで卒業なので共感できる劇だった。せりふ忘れもなく良かった」と本番を終え笑顔を見せた。
上演は11、12日とも午前10時から。入場は無料。
沖縄タイムス
2011-11-10
感謝込め 最後の運動会 (沖縄)
感謝込め 最後の運動会 うるま市、
来年4月統合の各校

伊計小中学校の運動会で伝統の「カンカラーエイサー」
を披露する住民ら=伊計小中学校
【うるま】
来年度から学校が一つに統合されるうるま市与那城の島しょ地域各地の小中学校で、このほど最後の運動会が開かれた。大勢の住民に見守られる中、これまで地域の中心を担ってきた学校への感謝の思いを込め、児童生徒らが躍動した。

浜比嘉島の最後の運動会に参加した
住民と児童ら=比嘉小学校
伊計島の伊計小中学校(長濱千恵子校長)の運動会では、地域住民が伝統文化の「カンカラーエイサー」を披露し、拍手に包まれた。中学2年の下田誠君(14)は「最後の運動会で悲しいが、平安座島の新しい学校でも頑張りたい」と話した。

息の合った組体操を見せる平安座小中学校の
児童ら=平安座小中学校
浜比嘉島の比嘉小学校(伊敷ひろみ校長)では、同小学校、幼稚園、浜中学校と住民の合同運動会が開かれた。区民と児童による校歌ダンスがあり、島のお年寄りらが懐かしそうに踊っていた。
同校出身の伊良皆敏子さん(84)は「ふるさとの学校がなくなることは寂しい気持ちで涙が止まらない。最後の運動会は素晴らしく、一生の思い出になる」と児童らを見つめながら語った。
来年4月から「彩橋(あやはし)小中学校」と名称が変わり、島しょ地域の学校が統合される平安座小中学校(比嘉良成校長)は区民合同運動会を開いた。3~6年生による組体操「絆~ひやむざ」では、「ありがとう平安座小中学校」と書いたパネルを掲げ、学校への感謝を表した。
平安座自治会の松田富雄自治会長は「子どもたちの姿を見ていると感無量だ。統合しても島の良さを受け継いでいってほしい」と話した。
琉球新報
来年4月統合の各校

伊計小中学校の運動会で伝統の「カンカラーエイサー」
を披露する住民ら=伊計小中学校
【うるま】
来年度から学校が一つに統合されるうるま市与那城の島しょ地域各地の小中学校で、このほど最後の運動会が開かれた。大勢の住民に見守られる中、これまで地域の中心を担ってきた学校への感謝の思いを込め、児童生徒らが躍動した。

浜比嘉島の最後の運動会に参加した
住民と児童ら=比嘉小学校
伊計島の伊計小中学校(長濱千恵子校長)の運動会では、地域住民が伝統文化の「カンカラーエイサー」を披露し、拍手に包まれた。中学2年の下田誠君(14)は「最後の運動会で悲しいが、平安座島の新しい学校でも頑張りたい」と話した。

息の合った組体操を見せる平安座小中学校の
児童ら=平安座小中学校
浜比嘉島の比嘉小学校(伊敷ひろみ校長)では、同小学校、幼稚園、浜中学校と住民の合同運動会が開かれた。区民と児童による校歌ダンスがあり、島のお年寄りらが懐かしそうに踊っていた。
同校出身の伊良皆敏子さん(84)は「ふるさとの学校がなくなることは寂しい気持ちで涙が止まらない。最後の運動会は素晴らしく、一生の思い出になる」と児童らを見つめながら語った。
来年4月から「彩橋(あやはし)小中学校」と名称が変わり、島しょ地域の学校が統合される平安座小中学校(比嘉良成校長)は区民合同運動会を開いた。3~6年生による組体操「絆~ひやむざ」では、「ありがとう平安座小中学校」と書いたパネルを掲げ、学校への感謝を表した。
平安座自治会の松田富雄自治会長は「子どもたちの姿を見ていると感無量だ。統合しても島の良さを受け継いでいってほしい」と話した。
琉球新報
旭川に沖縄のぬくもり オープン (沖縄)
旭川に沖縄のぬくもり うるま市出身の伊波さん、
宿泊施設オープン

素泊まりの宿「ゲストハウス旭川」で、宿泊客を迎える
伊波勲さん(左端)と妻ゆかりさん(右から3人目)
=1日、北海道旭川市
冬間近の北の街で、宿泊客が三線の音に耳を傾けながら泡盛を酌み交わす。北海道旭川市で、うるま市出身の伊波勲さん(45)と妻ゆかりさん(38)が、素泊まりの宿「ゲストハウス旭川」をオープンし、注目されている。「安い宿泊料金でも、もてなしは温かく」を心掛けている。
旭川はゆかりさんの出身地。ゲストハウスは市の中心街のビル2階にあり、広さ約100平方メートル。ほとんどの内装を夫婦が手作業で仕上げ、室内は南国をイメージしたオレンジ色に統一した。三つの部屋に畳敷きの2段ベッドが並ぶ。
共有スペースには、近くの川岸で拾った流木でバーカウンターをつくった。伊波さん夫婦が三線を弾き、酒を飲みながら語り合う場になっている。素泊まり1泊3千円で、外国人も積極的に受け入れている。
ヒッチハイクで旅行中に宿泊した埼玉県和光市の自営業江越喜代竹さん(25)は「安くて便利。伊波さんや滞在中に居合わせた人と話して仲間になれるのも魅力」と満足げだ。
日本の最西端、与那国島に旅行で長期滞在していた勲さんは、サトウキビ収穫の期間労働で島を訪れたゆかりさんと出会い、2001年結婚。今春まで島の古民家を改装した宿泊施設を経営していたが「北国の宿泊施設もやってみたい」と、夫婦と4人の子どもで引っ越してきた。
JR旭川駅の近くで、自転車で旅行する人たちがキャンプする姿を見かけ、低価格で旅行者同士が交流できるゲストハウス型の宿を街中につくろうと思ったという。
勲さんは「旭川は寒いが、南国の雰囲気を求めてまた来たくなる場所にしたい」と話している。
沖縄タイムス
宿泊施設オープン

素泊まりの宿「ゲストハウス旭川」で、宿泊客を迎える
伊波勲さん(左端)と妻ゆかりさん(右から3人目)
=1日、北海道旭川市
冬間近の北の街で、宿泊客が三線の音に耳を傾けながら泡盛を酌み交わす。北海道旭川市で、うるま市出身の伊波勲さん(45)と妻ゆかりさん(38)が、素泊まりの宿「ゲストハウス旭川」をオープンし、注目されている。「安い宿泊料金でも、もてなしは温かく」を心掛けている。
旭川はゆかりさんの出身地。ゲストハウスは市の中心街のビル2階にあり、広さ約100平方メートル。ほとんどの内装を夫婦が手作業で仕上げ、室内は南国をイメージしたオレンジ色に統一した。三つの部屋に畳敷きの2段ベッドが並ぶ。
共有スペースには、近くの川岸で拾った流木でバーカウンターをつくった。伊波さん夫婦が三線を弾き、酒を飲みながら語り合う場になっている。素泊まり1泊3千円で、外国人も積極的に受け入れている。
ヒッチハイクで旅行中に宿泊した埼玉県和光市の自営業江越喜代竹さん(25)は「安くて便利。伊波さんや滞在中に居合わせた人と話して仲間になれるのも魅力」と満足げだ。
日本の最西端、与那国島に旅行で長期滞在していた勲さんは、サトウキビ収穫の期間労働で島を訪れたゆかりさんと出会い、2001年結婚。今春まで島の古民家を改装した宿泊施設を経営していたが「北国の宿泊施設もやってみたい」と、夫婦と4人の子どもで引っ越してきた。
JR旭川駅の近くで、自転車で旅行する人たちがキャンプする姿を見かけ、低価格で旅行者同士が交流できるゲストハウス型の宿を街中につくろうと思ったという。
勲さんは「旭川は寒いが、南国の雰囲気を求めてまた来たくなる場所にしたい」と話している。
沖縄タイムス
沖縄そば味くらべ (沖縄)
沖縄そば味くらべ JTA商事がクーポン

離島を含む県内各地のそばが少量ずつ楽しめる
「そば味くらべクーポン」
日本トランスオーシャン航空(JTA、佐藤学社長)の旅行商品を開発するJTA商事は、さまざまな店の沖縄そばが少量ずつ楽しめる「そば味くらべクーポン」を販売している。クーポンは、1枚千円(税込み)で、宮古島市や久米島町など離島を含む県内54店舗で使用できる。通常のサイズより小さめのミニそばが3杯食べられる。クーポンは同社の旅行商品ブランド「J・TAP」を取り扱う県内旅行会社で購入できる。
クーポンを利用したそばの販売は4月の販売開始から9月までで、4500杯を売り上げた。JTA商事の担当者は「そばの食べ歩きを新しい売りにしたい」と沖縄観光の起爆剤として期待する。
県外の旅行会社では、観光客のオプショナルツアーとしてクーポンが組み込まれ、好評を得ているという。同社担当者は「四国のさぬきうどんの食べ歩きを手本に企画した。将来的には、県内全てのそば屋で利用できるように拡大したい」と意気込む。
同社は、クーポンの期限が切れる2012年3月までに1万杯の売り上げを見込む。12年度以降には、新たにステーキやAランチの食べ歩きクーポンの開発も計画している。
問い合わせは同社(電話)098(857)2111。
琉球新報

離島を含む県内各地のそばが少量ずつ楽しめる
「そば味くらべクーポン」
日本トランスオーシャン航空(JTA、佐藤学社長)の旅行商品を開発するJTA商事は、さまざまな店の沖縄そばが少量ずつ楽しめる「そば味くらべクーポン」を販売している。クーポンは、1枚千円(税込み)で、宮古島市や久米島町など離島を含む県内54店舗で使用できる。通常のサイズより小さめのミニそばが3杯食べられる。クーポンは同社の旅行商品ブランド「J・TAP」を取り扱う県内旅行会社で購入できる。
クーポンを利用したそばの販売は4月の販売開始から9月までで、4500杯を売り上げた。JTA商事の担当者は「そばの食べ歩きを新しい売りにしたい」と沖縄観光の起爆剤として期待する。
県外の旅行会社では、観光客のオプショナルツアーとしてクーポンが組み込まれ、好評を得ているという。同社担当者は「四国のさぬきうどんの食べ歩きを手本に企画した。将来的には、県内全てのそば屋で利用できるように拡大したい」と意気込む。
同社は、クーポンの期限が切れる2012年3月までに1万杯の売り上げを見込む。12年度以降には、新たにステーキやAランチの食べ歩きクーポンの開発も計画している。
問い合わせは同社(電話)098(857)2111。
琉球新報
高齢者とゆんたく観光 (宮古島・沖縄)
高齢者とゆんたく観光、介護施設に休憩所

介護施設を利用するお年寄りと観光客が触れ合う場を
提供しようと、NPО法人いけま福祉支援センターは
池間離島振興センター内に休憩所を設置した。
島について深く知りたい観光客に高齢者の知恵と経験を活かそうという取り組み。休憩所には昭和30年代の池間島を撮影した写真も多数展示。観光客との語らいを通してお年寄りの生きがいづくりを目指す。一方、丸筑タクシーでは大手旅行社H・I・Sと提携して休憩所をツアーコースに組み込む予定。タクシー観光の幅を広げようとしている。
「観光客は島のことを知りたい。 お年寄りは話をしたい。 その場所をつくりたい」 と話すのは同支援センター理事長の前泊博美さん。 運営する小規模多機能型居宅介護事業所きゅーぬふから舎を利用するお年寄りが観光客と話し、 お茶を飲むコーナーを設けた。 ここでフキャギやンヌイなど昔ながらのお菓子も出していく。 ツアーだけでなく個人客も受入れたいとしている。
民俗学者の野口武徳氏が大学院生だった頃に訪れ、 撮影した池間島の人々の生活やカツオ漁の様子、 瓦屋根の家屋、 遊んでいる子供たちの写真を展示。 利用者の中には認知症患者もいるが写真を見ると説明を始める。 「最近のことは忘れていても、 自分たちが若かった頃のことは覚えている」 という。 前泊さんは 「お年寄りの生きがいづくり。 何よりも 『まだ自分にできることがある。 役に立てる』 と思ってほしい」 と休憩所の役割を語った。
ツアーを企画する丸筑タクシーの下地隆之さんは 「タクシー観光に隠れ家的な要素を入れたかった」 と話し、 池間島は 「癒し」 をテーマに高齢者との休憩所とした。 ふつうの観光地ではなく、 より地域に入り込んだ宮古を知ってもらう。 「カルチャーショックを受けてほしい。 池間方言と島独特の雰囲気は必ず思い出になる」 と期待する。
タクシーツアーは定番の観光地めぐりが多く 「客層が限られてしまう」 という。 従来のツアーコースに同社推奨の穴場スポットを加えることでタクシーツアーの可能性を広げようと考えている。 下地さんは 「宮古に来て何を楽しむか。 海や自然以外に宮古の文化に触れるコースの一つとして提案したい」 と話す。
宮古新報

介護施設を利用するお年寄りと観光客が触れ合う場を
提供しようと、NPО法人いけま福祉支援センターは
池間離島振興センター内に休憩所を設置した。
島について深く知りたい観光客に高齢者の知恵と経験を活かそうという取り組み。休憩所には昭和30年代の池間島を撮影した写真も多数展示。観光客との語らいを通してお年寄りの生きがいづくりを目指す。一方、丸筑タクシーでは大手旅行社H・I・Sと提携して休憩所をツアーコースに組み込む予定。タクシー観光の幅を広げようとしている。
「観光客は島のことを知りたい。 お年寄りは話をしたい。 その場所をつくりたい」 と話すのは同支援センター理事長の前泊博美さん。 運営する小規模多機能型居宅介護事業所きゅーぬふから舎を利用するお年寄りが観光客と話し、 お茶を飲むコーナーを設けた。 ここでフキャギやンヌイなど昔ながらのお菓子も出していく。 ツアーだけでなく個人客も受入れたいとしている。
民俗学者の野口武徳氏が大学院生だった頃に訪れ、 撮影した池間島の人々の生活やカツオ漁の様子、 瓦屋根の家屋、 遊んでいる子供たちの写真を展示。 利用者の中には認知症患者もいるが写真を見ると説明を始める。 「最近のことは忘れていても、 自分たちが若かった頃のことは覚えている」 という。 前泊さんは 「お年寄りの生きがいづくり。 何よりも 『まだ自分にできることがある。 役に立てる』 と思ってほしい」 と休憩所の役割を語った。
ツアーを企画する丸筑タクシーの下地隆之さんは 「タクシー観光に隠れ家的な要素を入れたかった」 と話し、 池間島は 「癒し」 をテーマに高齢者との休憩所とした。 ふつうの観光地ではなく、 より地域に入り込んだ宮古を知ってもらう。 「カルチャーショックを受けてほしい。 池間方言と島独特の雰囲気は必ず思い出になる」 と期待する。
タクシーツアーは定番の観光地めぐりが多く 「客層が限られてしまう」 という。 従来のツアーコースに同社推奨の穴場スポットを加えることでタクシーツアーの可能性を広げようと考えている。 下地さんは 「宮古に来て何を楽しむか。 海や自然以外に宮古の文化に触れるコースの一つとして提案したい」 と話す。
宮古新報
「まもる君」に異動辞令 (宮古島・沖縄)
「まもる君」3体に異動辞令
/地区安全協と宮古島署事故多発地区に配置

「宮古島まもる君」3体に異動辞令が交付され、新しい勤務地に向かうまもる君を園児たちが笑顔で見送った=9日、宮古島警察署
宮古島警察署(島袋令署長)と宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)は9日、「宮古島まもる君」3体に異動辞令を交付した。
交付式では3体に代わり、署員がまもる君に扮したリアルまもる君が宮里会長から異動辞令を受け取った。
異動辞令を受けたリアルまもる君はあいさつで「負傷の2体と激務で色落ちした1体の兄弟がようやく治療を終えて勤務に復帰することになった。3体は交通量が多く事故の発生も多い場所への異動となる。年末に向け宮古から悲しい事故が1件でも減るように交通監視立番勤務を徹底したい」と述べた。
今回、異動辞令が交付された3体は、長北のまもる君が海宝館前に、東平安名崎入り口のまもる君が恵商店5差路(平良字東仲宗根)に、西辺小学校前のまもる君が平良字下里のブティックエレム前にそれぞれ配置され、監視活動を行う。
異動辞令を受けた2体は、9月に何者かによって損壊させられたまもる君で残りの1体は風雨などで色落ちし修復が必要となっていたまもる君。3体とも修復作業を終えて勤務復帰となった。
島袋署長は「今年も残り少なくなった。交通事故も飲酒運転もない住みよい宮古圏域にしていくために大人が模範となっていく必要がある」と訴えた。
また、宮里会長も「まもる君は宮古の観光にも大きく貢献している。しっかりと新しい勤務地でも交通安全を訴えてほしい」と述べた。
辞令交付式には関係機関の代表のほか、東保育所の3歳と4歳の園児も参加。園児たちはかわいい踊りを披露し、新しい勤務地でのまもる君の活躍に期待を寄せた。
.宮古毎日新聞
/地区安全協と宮古島署事故多発地区に配置

「宮古島まもる君」3体に異動辞令が交付され、新しい勤務地に向かうまもる君を園児たちが笑顔で見送った=9日、宮古島警察署
宮古島警察署(島袋令署長)と宮古島地区交通安全協会(宮里敏男会長)は9日、「宮古島まもる君」3体に異動辞令を交付した。
交付式では3体に代わり、署員がまもる君に扮したリアルまもる君が宮里会長から異動辞令を受け取った。
異動辞令を受けたリアルまもる君はあいさつで「負傷の2体と激務で色落ちした1体の兄弟がようやく治療を終えて勤務に復帰することになった。3体は交通量が多く事故の発生も多い場所への異動となる。年末に向け宮古から悲しい事故が1件でも減るように交通監視立番勤務を徹底したい」と述べた。
今回、異動辞令が交付された3体は、長北のまもる君が海宝館前に、東平安名崎入り口のまもる君が恵商店5差路(平良字東仲宗根)に、西辺小学校前のまもる君が平良字下里のブティックエレム前にそれぞれ配置され、監視活動を行う。
異動辞令を受けた2体は、9月に何者かによって損壊させられたまもる君で残りの1体は風雨などで色落ちし修復が必要となっていたまもる君。3体とも修復作業を終えて勤務復帰となった。
島袋署長は「今年も残り少なくなった。交通事故も飲酒運転もない住みよい宮古圏域にしていくために大人が模範となっていく必要がある」と訴えた。
また、宮里会長も「まもる君は宮古の観光にも大きく貢献している。しっかりと新しい勤務地でも交通安全を訴えてほしい」と述べた。
辞令交付式には関係機関の代表のほか、東保育所の3歳と4歳の園児も参加。園児たちはかわいい踊りを披露し、新しい勤務地でのまもる君の活躍に期待を寄せた。
.宮古毎日新聞
多良間村で民泊修学旅行 (宮古島・沖縄)
名護の安和小が多良間村で民泊修学旅行

【多良間】
名護市立安和小学校の5年生14人が9日、 修学旅行のため多良間村入りした。
村内の民家に宿泊しながら多良間小の児童との交流、 追い込み漁などの体験学習を行う。 県の沖縄離島体験交流促進事業として行われ、 同村での修学旅行民泊の受入れは初めて。 民泊グループ 「わありの会」 が受け入れる。
この日午後4時過ぎに到着した安和小児童を地元住民が歓迎。 入島式では下地昌明村長が 「2泊3日でたくさんの体験と交流、 土産話を作って楽しんでほしい」 と歓迎。 多良間小の久貝悦子教頭も 「名護では味わえない、 多良間でしか味わえないことを体験し学んでほしい」 と述べた。
安和小の仲松辰也校長は 「皆さんに歓迎してもらい心から感激している。 子供たちは初めての離島なので様々な体験ができると楽しみにしている。 将来に残る思い出を作りたい」 とあいさつ。 同校の仲村京介くんも 「多良間での生活を有意義に活動するためチームワークを生かし、 色々な体験を積極的に挑戦したい」 と今回の目標を発表した。
宮古新報

【多良間】
名護市立安和小学校の5年生14人が9日、 修学旅行のため多良間村入りした。
村内の民家に宿泊しながら多良間小の児童との交流、 追い込み漁などの体験学習を行う。 県の沖縄離島体験交流促進事業として行われ、 同村での修学旅行民泊の受入れは初めて。 民泊グループ 「わありの会」 が受け入れる。
この日午後4時過ぎに到着した安和小児童を地元住民が歓迎。 入島式では下地昌明村長が 「2泊3日でたくさんの体験と交流、 土産話を作って楽しんでほしい」 と歓迎。 多良間小の久貝悦子教頭も 「名護では味わえない、 多良間でしか味わえないことを体験し学んでほしい」 と述べた。
安和小の仲松辰也校長は 「皆さんに歓迎してもらい心から感激している。 子供たちは初めての離島なので様々な体験ができると楽しみにしている。 将来に残る思い出を作りたい」 とあいさつ。 同校の仲村京介くんも 「多良間での生活を有意義に活動するためチームワークを生かし、 色々な体験を積極的に挑戦したい」 と今回の目標を発表した。
宮古新報
2011-11-09
女子力でロボコンに挑戦 (OKINAWA)
女子力でロボコン全国大会に挑戦

全国大会に出場する(左から)新崎さん、普天間さん、大城さんと
引率する中谷久哉講師=4日、沖縄市池原・沖縄職業能力開発大学校
16、17の両日に横浜市で開催されるETロボコンチャンピオン大会全国大会に沖縄職業能力開発大学校のチーム、スーパーロジスティクスが県代表で出場する。
全国でも女子3人だけのチームは珍しく、ロボットのシステム開発技術を競う本番に向け“ロボガール”らは「一番のタイムを出したい」と最終調整に余念がない。
メンバーは物流情報科2年の普天間愛理さん(19)、大城明日香さん(20)、新崎和恵さん(20)。卒業研究のテーマからロボコン制作を選択し、5月からロボットのプログラミング、設計図作成に取り組んできた。
先月8日に那覇市で開かれた沖縄地区大会では、階段やシーソーなどの難所を走らせる競技部門と、開発方法や戦略などをまとめた設計図の出来栄えを競うモデル部門で1位となり、全国大会への切符を手にした。新崎さんは「毎日、夜遅くまで学校で試行錯誤していた」と振り返る。
全国大会には、学生だけでなく、企業からの出場者が多く、普天間さんは「今もプログラムを調整中。全国レベルに向けて進化しないといけない」、大城さんは「目標は完走。後はこれまでで一番のタイムが出せればいいな」と大舞台を目前に意気込んだ。
沖縄タイムス

全国大会に出場する(左から)新崎さん、普天間さん、大城さんと
引率する中谷久哉講師=4日、沖縄市池原・沖縄職業能力開発大学校
16、17の両日に横浜市で開催されるETロボコンチャンピオン大会全国大会に沖縄職業能力開発大学校のチーム、スーパーロジスティクスが県代表で出場する。
全国でも女子3人だけのチームは珍しく、ロボットのシステム開発技術を競う本番に向け“ロボガール”らは「一番のタイムを出したい」と最終調整に余念がない。
メンバーは物流情報科2年の普天間愛理さん(19)、大城明日香さん(20)、新崎和恵さん(20)。卒業研究のテーマからロボコン制作を選択し、5月からロボットのプログラミング、設計図作成に取り組んできた。
先月8日に那覇市で開かれた沖縄地区大会では、階段やシーソーなどの難所を走らせる競技部門と、開発方法や戦略などをまとめた設計図の出来栄えを競うモデル部門で1位となり、全国大会への切符を手にした。新崎さんは「毎日、夜遅くまで学校で試行錯誤していた」と振り返る。
全国大会には、学生だけでなく、企業からの出場者が多く、普天間さんは「今もプログラムを調整中。全国レベルに向けて進化しないといけない」、大城さんは「目標は完走。後はこれまでで一番のタイムが出せればいいな」と大舞台を目前に意気込んだ。
沖縄タイムス
沖縄の言葉守ろう (OKINAWA)
沖縄の言葉守ろう ハワイ県系人、真嘉比小で交流会

真嘉比小の子どもたち=那覇市立真嘉比小学校

沖縄民謡を披露する「御冠船歌舞団」の4人
=那覇市立真嘉比小学校
ハワイで沖縄の言葉や芸能に取り組む県系人のグループ「御冠船(うかんしん)歌舞団」の4人はこのほど、真嘉比小学校で5、6年生と交流した。
「ハイサイ」「ハイタイ」というあいさつから始まり、続いて4人が沖縄の方言で自己紹介をした。県系4世の和多エリックさん(46)は「言葉は心から出るもの。言葉を守ることはウチナーンチュのアイデンティティーを守ることにつながる」と熱く語った。
また、「おじい、おばあと話して方言を覚えてほしい」という思いを込め、児童48人と一緒に「てぃんさぐぬ花」を合唱した。
会では企画に賛同した沖縄NGOセンターの玉城直美さん(38)が「うみからぶたがやってきた」と題した紙芝居も披露。戦後ハワイに移住した県系人が沖縄に550頭の豚を送ったことを紹介し、児童らは興味深そうに紙芝居を眺めていた。
最後に児童代表であいさつをした6年生の長堂萌(もね)さん(12)は「『てぃんさぐぬ花』の意味を初めて知った。これからは分かるものから使っていきたい」と気持ちを新たにした。
琉球新報

真嘉比小の子どもたち=那覇市立真嘉比小学校

沖縄民謡を披露する「御冠船歌舞団」の4人
=那覇市立真嘉比小学校
ハワイで沖縄の言葉や芸能に取り組む県系人のグループ「御冠船(うかんしん)歌舞団」の4人はこのほど、真嘉比小学校で5、6年生と交流した。
「ハイサイ」「ハイタイ」というあいさつから始まり、続いて4人が沖縄の方言で自己紹介をした。県系4世の和多エリックさん(46)は「言葉は心から出るもの。言葉を守ることはウチナーンチュのアイデンティティーを守ることにつながる」と熱く語った。
また、「おじい、おばあと話して方言を覚えてほしい」という思いを込め、児童48人と一緒に「てぃんさぐぬ花」を合唱した。
会では企画に賛同した沖縄NGOセンターの玉城直美さん(38)が「うみからぶたがやってきた」と題した紙芝居も披露。戦後ハワイに移住した県系人が沖縄に550頭の豚を送ったことを紹介し、児童らは興味深そうに紙芝居を眺めていた。
最後に児童代表であいさつをした6年生の長堂萌(もね)さん(12)は「『てぃんさぐぬ花』の意味を初めて知った。これからは分かるものから使っていきたい」と気持ちを新たにした。
琉球新報
美優さん笑顔の帰国 (沖縄)
美優さん笑顔の帰国 米で心臓移植、家族と7ヵ月ぶり

米国での心臓移植手術を無事終え、約7カ月ぶりに帰国した
要美優さん(後列中央)と家族。両端は美優さんに対応した客室乗務員
=8日、成田空港
【千葉】
拘束型心筋症と診断され米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)
=浦添市、神森中2年=が8日午後、家族と一緒に米国から成田空港に到着し、
約7カ月ぶりに帰国した。
長時間のフライトで少し疲れた様子だったが、しっかりとした足取りで到着ロビーに現れた美優さんは「走れるようになったことがうれしい」と笑顔で語った。
同日中に大阪に移動し、1週間ほど大阪大学病院で軽い検査を受け、15日に帰沖する予定。
成田空港に到着した美優さんは7カ月ぶりの帰国に「まだ実感が湧かない」とはにかみながら、各地からの支援に「皆さん本当にありがとうございました」と頭を下げた。「沖縄の病院で一緒に入院生活を送っていた仲間に会い、学校にも早く戻りたい」と語った。
手術前は少し走っただけで唇が青ざめるなど苦しい思いをしたが、現在は「走っても前のような苦しさはない」と語り、テニスの再開などにも意欲を見せた。米国滞在中はリハビリを兼ねてヨガにも挑戦した。
刺し身などの生ものや一部果物を除き食事も通常に戻った。手術前は食事制限などで「このまま成長が止まってしまうのではないか」(父・俊明さん)と心配されたが、手術前に比べ「身長が3センチ伸びた」(美優さん)といい、空港で出迎えた関係者もその成長に頬を緩めていた。
俊明さんは「帰国でき、ほっとしている。早く沖縄の皆さんに
元気な姿を見せたい」と語った。
琉球新報

米国での心臓移植手術を無事終え、約7カ月ぶりに帰国した
要美優さん(後列中央)と家族。両端は美優さんに対応した客室乗務員
=8日、成田空港
【千葉】
拘束型心筋症と診断され米国で心臓移植手術を受けた要美優さん(13)
=浦添市、神森中2年=が8日午後、家族と一緒に米国から成田空港に到着し、
約7カ月ぶりに帰国した。
長時間のフライトで少し疲れた様子だったが、しっかりとした足取りで到着ロビーに現れた美優さんは「走れるようになったことがうれしい」と笑顔で語った。
同日中に大阪に移動し、1週間ほど大阪大学病院で軽い検査を受け、15日に帰沖する予定。
成田空港に到着した美優さんは7カ月ぶりの帰国に「まだ実感が湧かない」とはにかみながら、各地からの支援に「皆さん本当にありがとうございました」と頭を下げた。「沖縄の病院で一緒に入院生活を送っていた仲間に会い、学校にも早く戻りたい」と語った。
手術前は少し走っただけで唇が青ざめるなど苦しい思いをしたが、現在は「走っても前のような苦しさはない」と語り、テニスの再開などにも意欲を見せた。米国滞在中はリハビリを兼ねてヨガにも挑戦した。
刺し身などの生ものや一部果物を除き食事も通常に戻った。手術前は食事制限などで「このまま成長が止まってしまうのではないか」(父・俊明さん)と心配されたが、手術前に比べ「身長が3センチ伸びた」(美優さん)といい、空港で出迎えた関係者もその成長に頬を緩めていた。
俊明さんは「帰国でき、ほっとしている。早く沖縄の皆さんに
元気な姿を見せたい」と語った。
琉球新報
比残留県人に日本国籍 (OKINAWA)
比残留県人に日本国籍 八重瀬で取得

仏壇の両親に、千代子さんの入籍を報告する姉の大城トミエさん(左)と
妹の岡元成子さん=八重瀬町港川の大城さん宅
【八重瀬】
太平洋戦争でフィリピン残留孤児となったセネン・千代子さん(67)=同国ネグロスオリエンタル州=の戸籍申請が8日までに八重瀬町で認められた。千代子さんを援助してきた姉の大城トミエさん(72)=同町=は他界した両親の仏壇に報告し、「うちの戦後がやっと終わった」と安堵(あんど)の表情で語った。
千代子さんは1944年7月、大城冨亀さんとカメさんとの間の次女としてネグロス島で生まれた。戦争に巻き込まれ戦禍を逃げる途中、フィリピン人の子守に預けられていた千代子さんだけ家族と生き別れになった。
子守の女性を母親と信じ育ったが、15歳のころ、実の両親は日本人と告げられた。両親と連絡を取るすべもないまま、現地で結婚し、5人の子どもをもうけた。
70年代末に知人を通して県内の新聞で親捜ししたところ、両親が名乗り出た。以後、母やきょうだいが訪比し、再会を果たした。現在は千代子さんの3人の娘が、静岡県で働いている。
昨年、NPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター(東京)が千代子さんの国籍取得への願いを知り、書類収集などを支援。八重瀬町役場へ申請し、10月18日に長年の願いがかなった。
戸籍登載の連絡を受けたトミエさんは7日、戸籍謄本を取った。「この妹のことだけが心配だった。両親も喜んでいると思う」と話した。
引き揚げ後に沖縄で生まれた妹の岡元成子さん(62)は、中学生の時、まだ見ぬ姉を慕って作文に書いたこともある。戸籍謄本を見つめ「やっと家族の一員になった。父母の子どもという証明です」としみじみ語った。
沖縄タイムス

仏壇の両親に、千代子さんの入籍を報告する姉の大城トミエさん(左)と
妹の岡元成子さん=八重瀬町港川の大城さん宅
【八重瀬】
太平洋戦争でフィリピン残留孤児となったセネン・千代子さん(67)=同国ネグロスオリエンタル州=の戸籍申請が8日までに八重瀬町で認められた。千代子さんを援助してきた姉の大城トミエさん(72)=同町=は他界した両親の仏壇に報告し、「うちの戦後がやっと終わった」と安堵(あんど)の表情で語った。
千代子さんは1944年7月、大城冨亀さんとカメさんとの間の次女としてネグロス島で生まれた。戦争に巻き込まれ戦禍を逃げる途中、フィリピン人の子守に預けられていた千代子さんだけ家族と生き別れになった。
子守の女性を母親と信じ育ったが、15歳のころ、実の両親は日本人と告げられた。両親と連絡を取るすべもないまま、現地で結婚し、5人の子どもをもうけた。
70年代末に知人を通して県内の新聞で親捜ししたところ、両親が名乗り出た。以後、母やきょうだいが訪比し、再会を果たした。現在は千代子さんの3人の娘が、静岡県で働いている。
昨年、NPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター(東京)が千代子さんの国籍取得への願いを知り、書類収集などを支援。八重瀬町役場へ申請し、10月18日に長年の願いがかなった。
戸籍登載の連絡を受けたトミエさんは7日、戸籍謄本を取った。「この妹のことだけが心配だった。両親も喜んでいると思う」と話した。
引き揚げ後に沖縄で生まれた妹の岡元成子さん(62)は、中学生の時、まだ見ぬ姉を慕って作文に書いたこともある。戸籍謄本を見つめ「やっと家族の一員になった。父母の子どもという証明です」としみじみ語った。
沖縄タイムス
「すしの日」で100人分振る舞う… (宮古島・沖縄)
「すしの日」で100人分振る舞う…鮨割烹「浅草」の
平良さん、みやこ学園で

寿司のプレゼントに、 笑顔で会食する利用者ら
=みやこ学園
平良西里の鮨割烹 「浅草」 (平良光正代表) が8日、 西仲宗根にある知的障害者授産施設みやこ学園 (伊志嶺博司施設長) を訪れ、 利用者や職員、 親の会ら約100人分のにぎり寿司を振る舞った。
平良さんは毎年、 11月1日の 「全国すしの日」 にちなみ、 福祉施設の利用者ににぎり寿司を味わってもらうボランティアを実施しており、 ことしで20年目。 同学園では3回目の実施となった。

職人の技を披露し、 次々と寿司を握っていく平良さん
平良さんはこれまで、 対象人数に合わせて同店への招待や出前でにぎり寿司を提供。 この日は、 魚の切り身などネタを入れるガラスケース、 まな板などを食堂に持ち込み、 従業員の下地大安さんとともに次々とマグロやイクラ、 シャケ、 エビ、 タマゴなどを握った。 利用者らは、 平良さんたちの職人技に見入りながらでき立ての寿司をほおばり、 「おいしいです」 などと笑顔を見せていた。
会食前のセレモニーでは、 伊志嶺施設長が 「平良さんは20年間欠かさず福祉施設に寿司を提供してくれており、 運営側の人間として感謝している。 浅草が商売繁盛で、 すばらしい取り組みが続けられることを願っている」 と感謝。 平良さんは 「すしの日から少し遅れたが、 2人で真心を込めて握った。 おいしく食べてほしい」 と呼びかけた。
入所者自治会の宇座美智枝会長は 「20年間ありがとう。 握ってくれた寿司をみんなでおいしくいただく」 と礼を述べ、 花束を贈呈した親の会の本永安子会長が 「温かい気持ちを受け、 良い思い出ができた」 と継続した取り組みに感謝した。
宮古新報
平良さん、みやこ学園で

寿司のプレゼントに、 笑顔で会食する利用者ら
=みやこ学園
平良西里の鮨割烹 「浅草」 (平良光正代表) が8日、 西仲宗根にある知的障害者授産施設みやこ学園 (伊志嶺博司施設長) を訪れ、 利用者や職員、 親の会ら約100人分のにぎり寿司を振る舞った。
平良さんは毎年、 11月1日の 「全国すしの日」 にちなみ、 福祉施設の利用者ににぎり寿司を味わってもらうボランティアを実施しており、 ことしで20年目。 同学園では3回目の実施となった。

職人の技を披露し、 次々と寿司を握っていく平良さん
平良さんはこれまで、 対象人数に合わせて同店への招待や出前でにぎり寿司を提供。 この日は、 魚の切り身などネタを入れるガラスケース、 まな板などを食堂に持ち込み、 従業員の下地大安さんとともに次々とマグロやイクラ、 シャケ、 エビ、 タマゴなどを握った。 利用者らは、 平良さんたちの職人技に見入りながらでき立ての寿司をほおばり、 「おいしいです」 などと笑顔を見せていた。
会食前のセレモニーでは、 伊志嶺施設長が 「平良さんは20年間欠かさず福祉施設に寿司を提供してくれており、 運営側の人間として感謝している。 浅草が商売繁盛で、 すばらしい取り組みが続けられることを願っている」 と感謝。 平良さんは 「すしの日から少し遅れたが、 2人で真心を込めて握った。 おいしく食べてほしい」 と呼びかけた。
入所者自治会の宇座美智枝会長は 「20年間ありがとう。 握ってくれた寿司をみんなでおいしくいただく」 と礼を述べ、 花束を贈呈した親の会の本永安子会長が 「温かい気持ちを受け、 良い思い出ができた」 と継続した取り組みに感謝した。
宮古新報
八商工、2年連続全国へ (八重山・沖縄)
八商工、2年連続全国へ 県高校総合文化祭郷土芸能

八重高、八重農も優秀賞
第35回沖縄県高校総合文化祭(主催・県高校文化連盟)の郷土芸能部門が5日、沖縄市民会館で開かれ、八重山商工高校郷土芸能部(砂川七海部長、24人)が優秀賞を受賞し、2年連続の全国大会出場を決めた。
同部門には、27校が出場。6校に与えられる優秀賞は、3高校とも選ばれたが、八重高と八重農は2校に絞られる全国大会出場は果たせなかった。
八商工郷土芸能部は、「八重山の海人かりゆし」で舞台を飾り、同じ優秀賞の嘉手納高校と富山県で来年開催の全国大会に臨む。
同郷芸部は7日夜に空路帰島。生徒らを出迎えた保護者会の東政廣会長は「気持ちを一つに練習した成果」と快挙を喜んだ。
今回の県大会で3年生は最後の舞台となり、砂川部長(3年)は「前回の全国大会では悔しい思いをした。後輩たちが国立劇場に立てるよう、練習をしていければ」と応援に感謝した。
同部を指導する福里喜四郎さんは「スタッフと生徒の頑張りが実った。テーマも審査員に高く評価された」と話した。
八重山毎日新聞

八重高、八重農も優秀賞
第35回沖縄県高校総合文化祭(主催・県高校文化連盟)の郷土芸能部門が5日、沖縄市民会館で開かれ、八重山商工高校郷土芸能部(砂川七海部長、24人)が優秀賞を受賞し、2年連続の全国大会出場を決めた。
同部門には、27校が出場。6校に与えられる優秀賞は、3高校とも選ばれたが、八重高と八重農は2校に絞られる全国大会出場は果たせなかった。
八商工郷土芸能部は、「八重山の海人かりゆし」で舞台を飾り、同じ優秀賞の嘉手納高校と富山県で来年開催の全国大会に臨む。
同郷芸部は7日夜に空路帰島。生徒らを出迎えた保護者会の東政廣会長は「気持ちを一つに練習した成果」と快挙を喜んだ。
今回の県大会で3年生は最後の舞台となり、砂川部長(3年)は「前回の全国大会では悔しい思いをした。後輩たちが国立劇場に立てるよう、練習をしていければ」と応援に感謝した。
同部を指導する福里喜四郎さんは「スタッフと生徒の頑張りが実った。テーマも審査員に高く評価された」と話した。
八重山毎日新聞
2011-11-08
キス狙いが…(OKINAWA)
キス狙いが大物コロダイ

3日、泡瀬海岸で52センチ、2・32キロのチヌ
を釣った玉城れおなさん

4日、水釜で94センチ、640グラムのタチウオ
を釣った親富祖良太さん(右)

10月29日、宜名真漁港で13キロのフグ
を釣った上原義徳さん

6日、マイボートで65センチ、3.5キロのコロダイ
を釣った仲程康成さん(左)とキスを釣った崎浜秀智さん
普段は船からの大物釣りを楽しんでいる釣りクラブ「オーパ」のメンバーも最近はマイボートでのキス釣りに熱中している。体の割に引きの強いキスは釣って良し、食べて良しの魚で、大物釣りに負けない魅力があるようだ。
6日、まだキス釣りの経験のない仲程康成さんはメンバーに誘われてボートでキス釣りに出掛けた。
お昼すぎにメンバー5人で2隻のボートに分乗して泡瀬漁港を出船。仲程さんと崎浜秀智さんと私の3人の乗ったボートは、最初に赤灯台周辺を攻めたがあまり釣果が上がらず、泡瀬通信隊前に移動。小さな冷凍島エビをエサにちょい投げしていた仲程さんの仕掛けに大物が食い付いた。ギィーとドラグが鳴り、すごい勢いでリールから道糸が50メートルも出ていく。
魚の勢いが止まらないので、アンカーを揚げボートで追った。魚はボートの周辺を右に左に走り回るが、道糸PE0・8号、ハリス2号、針9号とキス釣り狙いの仕掛けなので、無理はできない。
5分ほど慎重にやり取りをしていると、さすがに魚も弱ったのか徐々に魚が浮いてきた。水面に浮いたのは大きなコロダイ。タモ網を持っていなかったので、崎浜さんが手にタオルを巻いてハンドキャッチ、見事65センチ、3・5キロのコロダイを釣り上げた。その後は海邦公園前に移動して15~23センチほどのキスを釣り上げ、この日の釣りを終えた。
第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会
6日、うるま市石川球場横のビーチで第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会が開催され、メンバーの親睦を深めた。主な結果は次の通り。
▽1位・赤嶺弘文ファミリー1450グラム
▽2位・名城健作ファミリー800グラム
▽3位・上原和也ファミリー730グラム
6日、第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会に参加した皆さん

10月30日、泡瀬一文字で70.5センチ、4.24キロのタマン
を釣った呉屋良浩さん

3日、安謝にて65センチ、5.2キロのマクブ
を釣った垣花恵秀さん(チーム三平)

10月25日、北谷海岸のルアー釣りで55.5センチ、1キロのサワラ
を釣った比嘉昌海さん
第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会
6日、うるま市石川球場横のビーチで第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会が開催され、メンバーの親睦を深めた。主な結果は次の通り。
▽1位・赤嶺弘文ファミリー1450グラム
▽2位・名城健作ファミリー800グラム
▽3位・上原和也ファミリー730グラム
松田実講演会
13日午後6時、沖縄市泡瀬漁港内産業交流センターで、がまかつフィールドテスター松田実氏の講演会および新商品の説明会が開催される。入場無料。
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報

3日、泡瀬海岸で52センチ、2・32キロのチヌ
を釣った玉城れおなさん

4日、水釜で94センチ、640グラムのタチウオ
を釣った親富祖良太さん(右)

10月29日、宜名真漁港で13キロのフグ
を釣った上原義徳さん

6日、マイボートで65センチ、3.5キロのコロダイ
を釣った仲程康成さん(左)とキスを釣った崎浜秀智さん
普段は船からの大物釣りを楽しんでいる釣りクラブ「オーパ」のメンバーも最近はマイボートでのキス釣りに熱中している。体の割に引きの強いキスは釣って良し、食べて良しの魚で、大物釣りに負けない魅力があるようだ。
6日、まだキス釣りの経験のない仲程康成さんはメンバーに誘われてボートでキス釣りに出掛けた。
お昼すぎにメンバー5人で2隻のボートに分乗して泡瀬漁港を出船。仲程さんと崎浜秀智さんと私の3人の乗ったボートは、最初に赤灯台周辺を攻めたがあまり釣果が上がらず、泡瀬通信隊前に移動。小さな冷凍島エビをエサにちょい投げしていた仲程さんの仕掛けに大物が食い付いた。ギィーとドラグが鳴り、すごい勢いでリールから道糸が50メートルも出ていく。
魚の勢いが止まらないので、アンカーを揚げボートで追った。魚はボートの周辺を右に左に走り回るが、道糸PE0・8号、ハリス2号、針9号とキス釣り狙いの仕掛けなので、無理はできない。
5分ほど慎重にやり取りをしていると、さすがに魚も弱ったのか徐々に魚が浮いてきた。水面に浮いたのは大きなコロダイ。タモ網を持っていなかったので、崎浜さんが手にタオルを巻いてハンドキャッチ、見事65センチ、3・5キロのコロダイを釣り上げた。その後は海邦公園前に移動して15~23センチほどのキスを釣り上げ、この日の釣りを終えた。
第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会
6日、うるま市石川球場横のビーチで第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会が開催され、メンバーの親睦を深めた。主な結果は次の通り。
▽1位・赤嶺弘文ファミリー1450グラム
▽2位・名城健作ファミリー800グラム
▽3位・上原和也ファミリー730グラム
6日、第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会に参加した皆さん

10月30日、泡瀬一文字で70.5センチ、4.24キロのタマン
を釣った呉屋良浩さん

3日、安謝にて65センチ、5.2キロのマクブ
を釣った垣花恵秀さん(チーム三平)

10月25日、北谷海岸のルアー釣りで55.5センチ、1キロのサワラ
を釣った比嘉昌海さん
第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会
6日、うるま市石川球場横のビーチで第3回GFG沖縄ファミリー釣り大会が開催され、メンバーの親睦を深めた。主な結果は次の通り。
▽1位・赤嶺弘文ファミリー1450グラム
▽2位・名城健作ファミリー800グラム
▽3位・上原和也ファミリー730グラム
松田実講演会
13日午後6時、沖縄市泡瀬漁港内産業交流センターで、がまかつフィールドテスター松田実氏の講演会および新商品の説明会が開催される。入場無料。
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報
生まり島ミャーク大会がフィナーレ (宮古島・沖縄)
生まり島ミャーク大会がフィナーレ

島を離れて暮らす郷友同士のネットワークを構築し、 宮古発展につなげることを目的にした 「生 (ん) まり島 (ずま) ミャーク大会 (主催・同実行委員会) は6日、 フィナーレを飾るスマフツ大会及びクイチャーフェスティバル&芸能祭が行われ、 全日程を終了した。 各会場とも大勢の郷友や地元住民で埋め尽くされ、 初のイベントは大成功を納めた。
クイチャーフェスティバル&芸能祭は午後2時からカママ嶺公園多目的広場で行われ、 宮古各地から40団体・1700人余が参加して、 各地に伝わるクイチャーや創作ダンス、 民俗芸能など多彩な演目を披露。 会場を埋めた大勢の観客を沸かせた。
舞台は 「友利の獅子舞」 で幕を開け、 漲水クイチャー、 比嘉のクイチャー、 野原の棒振りなど宮古を代表する伝統芸能が次々に登場。 学童保育所のちびっ子たちで作る 「太陽 (てぃだ) ッ子隊」 もかわいらしいクイチャーを披露した。
映画 「スケッチ・オブ・ミャーク」 にも出演した久松小6年生の譜久島雄太くんも、 見事な三線の弾き語りで 「家庭和合」 など数曲を披露。 宮古島警察署少年補導員と少年剣道クラブは、 「宮古まもる君のうた」 の曲に乗せて創作ダンスに挑戦した。
このほか、 佐良浜ミャークヅツクイチャー、 西原のクイチャー、 数十年ぶりに復活したという保良のクイチャーなどが次々に披露され、 日が暮れた午後8時過ぎまで賑やかな宴が繰り広げられた。
トゥズミセレモニーであいさつした下地敏彦大会長 (宮古島市長) は 「宮古島を離れ、 さまざまな分野で働いている皆さんに、 島の元気さを見てもらうことができ、 大成功裏に終えることができた。 次は何年後か分からないが2回、 3回と続けていきたい。」 と述べ、 遠路駆け付けた郷友に深々と感謝した。
最後は、 平良勝之副実行委員長の音頭でバンザイ三唱を行い、 出席者全員で大会成功の喜びを分かち合っていた。
宮古新報

島を離れて暮らす郷友同士のネットワークを構築し、 宮古発展につなげることを目的にした 「生 (ん) まり島 (ずま) ミャーク大会 (主催・同実行委員会) は6日、 フィナーレを飾るスマフツ大会及びクイチャーフェスティバル&芸能祭が行われ、 全日程を終了した。 各会場とも大勢の郷友や地元住民で埋め尽くされ、 初のイベントは大成功を納めた。
クイチャーフェスティバル&芸能祭は午後2時からカママ嶺公園多目的広場で行われ、 宮古各地から40団体・1700人余が参加して、 各地に伝わるクイチャーや創作ダンス、 民俗芸能など多彩な演目を披露。 会場を埋めた大勢の観客を沸かせた。
舞台は 「友利の獅子舞」 で幕を開け、 漲水クイチャー、 比嘉のクイチャー、 野原の棒振りなど宮古を代表する伝統芸能が次々に登場。 学童保育所のちびっ子たちで作る 「太陽 (てぃだ) ッ子隊」 もかわいらしいクイチャーを披露した。
映画 「スケッチ・オブ・ミャーク」 にも出演した久松小6年生の譜久島雄太くんも、 見事な三線の弾き語りで 「家庭和合」 など数曲を披露。 宮古島警察署少年補導員と少年剣道クラブは、 「宮古まもる君のうた」 の曲に乗せて創作ダンスに挑戦した。
このほか、 佐良浜ミャークヅツクイチャー、 西原のクイチャー、 数十年ぶりに復活したという保良のクイチャーなどが次々に披露され、 日が暮れた午後8時過ぎまで賑やかな宴が繰り広げられた。
トゥズミセレモニーであいさつした下地敏彦大会長 (宮古島市長) は 「宮古島を離れ、 さまざまな分野で働いている皆さんに、 島の元気さを見てもらうことができ、 大成功裏に終えることができた。 次は何年後か分からないが2回、 3回と続けていきたい。」 と述べ、 遠路駆け付けた郷友に深々と感謝した。
最後は、 平良勝之副実行委員長の音頭でバンザイ三唱を行い、 出席者全員で大会成功の喜びを分かち合っていた。
宮古新報
クイチャーの魅力再認識 (宮古島・沖縄)
クイチャーの魅力再認識/第10回クイチャーフェス
40団体1700人が出演

40団体が出演しクイチャーの魅力を伝えるとともに継承、発展させていくことを
再確認したクイチャーフェスティバル(写真は新里民俗芸能保存会による新里の
クイチャー)=6日、カママ嶺公園多目的広場
第10回クイチャーフェスティバル2011(主催・同実行委員会)が6日、カママ嶺公園多目的広場で開催された。「伝統」「創作」「その他の芸能」の各部に過去最高の40団体、約1700人が出演。子どもからお年寄りまでがクイチャーを踊り、その魅力を再認識した。
今回は「生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会」と合同開催。フェスティバル終了後は「トゥズミセレモニー」が行われ、ミャーク大会とクイチャーフェスが無事終了したことを全員で祝い「万歳三唱」し全日程を終えた。
フェスティバルは「伝統クイチャーの部」に連続10回出場の荷川取クイチャー保存会やうるかクイチャー愛好会などの常連組のほか、長らく途絶えていた地元のクイチャーを復活させた保良クイチャー保存会、新里(あらだてぃ)民俗芸能保存会が初出演するなど、節目の大会を盛り上げた。
「手拍子」や「跳ね上がる振り」「円陣を組む」などのクイチャーの基本踊りを演舞に取り入れる「創作クイチャーの部」には、子どもたちからお年寄りまでの幅広い年齢層が出演。クイチャーを通して絆を深めるとともに「伝統芸能を継承していく」というメッセージを発信した。
プログラムの中盤と最後には出演者と観客が一緒になっての「クイチャー大共演」を実施。クイチャーの持つ歴史に思いをはせながら、五穀豊穣を願い全員で大地を踏みしめた。
今回は3月の東日本大震災の早期復興も掲げ「宮古の元気を届けよう」を合言葉にそれぞれが思いを込めながら演技した。
大会長の下地敏彦市長は「宮古人としての絆を再認識する大会となった。クイチャーに新しい息吹がさらに吹き込まれた」と話した。
実行委員長の下地暁さんは「クイチャーは心と心をつなぐ力を持っている」と強調。「十や途中・思ゃ途中(とぅ~やんつなか うむ。いずぁんつなか)」の大会のサブタイトルを紹介し「この言葉をしっかりと心にとめて次回に生かしていきたい」と語った。
. 宮古毎日新聞
40団体1700人が出演

40団体が出演しクイチャーの魅力を伝えるとともに継承、発展させていくことを
再確認したクイチャーフェスティバル(写真は新里民俗芸能保存会による新里の
クイチャー)=6日、カママ嶺公園多目的広場
第10回クイチャーフェスティバル2011(主催・同実行委員会)が6日、カママ嶺公園多目的広場で開催された。「伝統」「創作」「その他の芸能」の各部に過去最高の40団体、約1700人が出演。子どもからお年寄りまでがクイチャーを踊り、その魅力を再認識した。
今回は「生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会」と合同開催。フェスティバル終了後は「トゥズミセレモニー」が行われ、ミャーク大会とクイチャーフェスが無事終了したことを全員で祝い「万歳三唱」し全日程を終えた。
フェスティバルは「伝統クイチャーの部」に連続10回出場の荷川取クイチャー保存会やうるかクイチャー愛好会などの常連組のほか、長らく途絶えていた地元のクイチャーを復活させた保良クイチャー保存会、新里(あらだてぃ)民俗芸能保存会が初出演するなど、節目の大会を盛り上げた。
「手拍子」や「跳ね上がる振り」「円陣を組む」などのクイチャーの基本踊りを演舞に取り入れる「創作クイチャーの部」には、子どもたちからお年寄りまでの幅広い年齢層が出演。クイチャーを通して絆を深めるとともに「伝統芸能を継承していく」というメッセージを発信した。
プログラムの中盤と最後には出演者と観客が一緒になっての「クイチャー大共演」を実施。クイチャーの持つ歴史に思いをはせながら、五穀豊穣を願い全員で大地を踏みしめた。
今回は3月の東日本大震災の早期復興も掲げ「宮古の元気を届けよう」を合言葉にそれぞれが思いを込めながら演技した。
大会長の下地敏彦市長は「宮古人としての絆を再認識する大会となった。クイチャーに新しい息吹がさらに吹き込まれた」と話した。
実行委員長の下地暁さんは「クイチャーは心と心をつなぐ力を持っている」と強調。「十や途中・思ゃ途中(とぅ~やんつなか うむ。いずぁんつなか)」の大会のサブタイトルを紹介し「この言葉をしっかりと心にとめて次回に生かしていきたい」と語った。
. 宮古毎日新聞
「早く友人に会いたい」 (OKINAWA)
美優さん、きょう帰国 15日に帰沖「早く友人に会いたい」

県出身者のホームパーティーに参加した(左から)母直美さん、美優さん、
父俊明さん、弟の優貴君=4日、米国ニューヨーク市内
拘束型心筋症のため、米国で心臓移植手術を受けた浦添市立神森中2年の要美優さん(13)が8日(日本時間)、米国から帰国する。約7カ月ぶりの帰国になる美優さんは「むちゃくちゃうれしい。早く沖縄に帰って学校の友人に会いたい」と期待を膨らませている。
美優さんと父俊明さん(47)、母直美さん(49)、弟優貴君(9)ら家族は8日、成田経由で大阪に入り、大阪大学医学部付属病院に約1週間の検査入院をする。帰沖は15日を予定している。
要さん一家は既に大きな荷物は沖縄に送っており、手荷物など最後の荷造りに取りかかっているという。
体調は変わらず良好だという美優さんは「学校を離れて時間がたち、不安もあるけど、早くみんなに会いたい」と話している。
俊明さんは「昨年、移植でしか治らないと知ったときは落ち込んだが、救う会をはじめ、県民、ドナー家族、ニューヨークの皆さまに支えられた。本当に感謝したい」と語った。
琉球新報

県出身者のホームパーティーに参加した(左から)母直美さん、美優さん、
父俊明さん、弟の優貴君=4日、米国ニューヨーク市内
拘束型心筋症のため、米国で心臓移植手術を受けた浦添市立神森中2年の要美優さん(13)が8日(日本時間)、米国から帰国する。約7カ月ぶりの帰国になる美優さんは「むちゃくちゃうれしい。早く沖縄に帰って学校の友人に会いたい」と期待を膨らませている。
美優さんと父俊明さん(47)、母直美さん(49)、弟優貴君(9)ら家族は8日、成田経由で大阪に入り、大阪大学医学部付属病院に約1週間の検査入院をする。帰沖は15日を予定している。
要さん一家は既に大きな荷物は沖縄に送っており、手荷物など最後の荷造りに取りかかっているという。
体調は変わらず良好だという美優さんは「学校を離れて時間がたち、不安もあるけど、早くみんなに会いたい」と話している。
俊明さんは「昨年、移植でしか治らないと知ったときは落ち込んだが、救う会をはじめ、県民、ドナー家族、ニューヨークの皆さまに支えられた。本当に感謝したい」と語った。
琉球新報
西表・干立でシマフサラー (八重山・沖縄)
住民の安全を祈願 西表・干立でシマフサラー

【西表】
干立で4日、厄払いの儀式「シマフサラー(十月願い)」が行われた。
干立御嶽でツカサ(神司)が願い(ニンガイ)を行ったあと、若者らが集落の入り口に左縄とニンニク、塩で結界を張り、悪霊が入らないようにした。
その後、浜で司(つかさ)が集落の安泰を祈り、カサンパー(クワズイモ)の葉に、鳥の内臓などをのせたバショウで編んだイカダを海に流した。
このイカダが悪いものを遠くへ運んでくれると伝えられている。
現在、シマフサラーが行われているのは西表では干立集落のみ。
(西部地区通信員)
八重山毎日新聞

【西表】
干立で4日、厄払いの儀式「シマフサラー(十月願い)」が行われた。
干立御嶽でツカサ(神司)が願い(ニンガイ)を行ったあと、若者らが集落の入り口に左縄とニンニク、塩で結界を張り、悪霊が入らないようにした。
その後、浜で司(つかさ)が集落の安泰を祈り、カサンパー(クワズイモ)の葉に、鳥の内臓などをのせたバショウで編んだイカダを海に流した。
このイカダが悪いものを遠くへ運んでくれると伝えられている。
現在、シマフサラーが行われているのは西表では干立集落のみ。
(西部地区通信員)
八重山毎日新聞
2011-11-07
八重山3市町と台湾蘇澳鎮 (OKINAWA)
竹富町、台湾修学旅行導入へ 八重山3市町と台湾蘇澳鎮
八重山広域市町村圏事務組合設立20周年記念式典や石垣島まつりで
来島している台湾蘇澳鎮の林騰煌(リン・トンファン)鎮長ら関係者5人と中山義隆石垣市長、川満栄長竹富町長、外間守吉与那国町長が6日午前、市役所庁議室で「台湾との交流について」をテーマに懇談会を開き、修学旅行や教育実習など相互交流に向けて意見を交わした。
昼食を兼ねた懇談会は石垣市と蘇澳鎮、与那国町と花蓮市がそれぞれ姉妹都市交流を深めているが、竹富町が台湾の都市と姉妹都市締結を行っていないことが取り上げられた。
林蘇澳鎮長は「八重山とは観光を中心とした交流を行ってきたが、今後は農林水産関係の交流も考えていきたい」と述べ、竹富町と台東縣成功鎮との姉妹都市締結を提案。
川満町長は「意見を真摯(しんし)に受け止め、視察するところから始めていきたい。台東だけでなく、台北にある都市との姉妹都市も検討しており、幅広い視点から前向きに進めたい」と述べ、与那国町が行っている台湾への修学旅行を竹富町でも導入する考えを示した。
台湾蘇澳鎮で漁業協同組合にあたる蘇澳區漁會の陳春生(チェン・チュンション)理事長は「初めての訪問で八重山漁協とも交流することができた。蘇澳の海洋学校でも卒業旅行や実習で八重山を訪ねることができないか話をしたい。受け入れ態勢への協力をしてもらえると助かる」と述べ、相互交流に積極的な見解を示した。
また、林蘇澳鎮長は「八重山は観光が栄えているが、蘇澳鎮は商工関係がメーンとなっている。交通の便がもっとあった方が観光面でも協力できるところがあると思う」と述べ、新石垣空港開港に合わせた定期便就航を要望した。
なお、意見交換会に先立ち、市長室で八重山広域市町村圏事務組合永年勤続職員表彰式も行われ、広域勤務19年7カ月の蔵下いづ子さんと広域勤務18年の東大浜笑美子さんの2人に中山市長から表彰状が贈られた。
八重山毎日新聞

八重山広域市町村圏事務組合設立20周年記念式典や石垣島まつりで
来島している台湾蘇澳鎮の林騰煌(リン・トンファン)鎮長ら関係者5人と中山義隆石垣市長、川満栄長竹富町長、外間守吉与那国町長が6日午前、市役所庁議室で「台湾との交流について」をテーマに懇談会を開き、修学旅行や教育実習など相互交流に向けて意見を交わした。
昼食を兼ねた懇談会は石垣市と蘇澳鎮、与那国町と花蓮市がそれぞれ姉妹都市交流を深めているが、竹富町が台湾の都市と姉妹都市締結を行っていないことが取り上げられた。
林蘇澳鎮長は「八重山とは観光を中心とした交流を行ってきたが、今後は農林水産関係の交流も考えていきたい」と述べ、竹富町と台東縣成功鎮との姉妹都市締結を提案。
川満町長は「意見を真摯(しんし)に受け止め、視察するところから始めていきたい。台東だけでなく、台北にある都市との姉妹都市も検討しており、幅広い視点から前向きに進めたい」と述べ、与那国町が行っている台湾への修学旅行を竹富町でも導入する考えを示した。
台湾蘇澳鎮で漁業協同組合にあたる蘇澳區漁會の陳春生(チェン・チュンション)理事長は「初めての訪問で八重山漁協とも交流することができた。蘇澳の海洋学校でも卒業旅行や実習で八重山を訪ねることができないか話をしたい。受け入れ態勢への協力をしてもらえると助かる」と述べ、相互交流に積極的な見解を示した。
また、林蘇澳鎮長は「八重山は観光が栄えているが、蘇澳鎮は商工関係がメーンとなっている。交通の便がもっとあった方が観光面でも協力できるところがあると思う」と述べ、新石垣空港開港に合わせた定期便就航を要望した。
なお、意見交換会に先立ち、市長室で八重山広域市町村圏事務組合永年勤続職員表彰式も行われ、広域勤務19年7カ月の蔵下いづ子さんと広域勤務18年の東大浜笑美子さんの2人に中山市長から表彰状が贈られた。
八重山毎日新聞
郷友集い古里でパレード (宮古島・沖縄)
郷友集い古里でパレード/「生まり島・ミャーク大会」
開幕歌と踊りで島の発展祈願

のぼりを手に西里、市場、下里の3通りをパレードする郷友たち
=5日、下里大通り
島外で活躍する郷友を迎えてのイベント「生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会」(主催・同大会実行委員会)が5日、2日間の日程で開幕。オープニングイベントとして、参加者と地元小学生ら約270人によるパレードが西里、市場、下里の3通りで行われた。
参加者らは「お帰り」の声援に応えながら通りを歩いた。同日夜には「歓迎ぷからすパーティー」も開かれ、久しぶりに合う知人らと旧交を温めた。
沖縄本島や全国各地にいる宮古出身者が一堂に集い、ネットワークの構築と継承を図ることで島の発展を目指すことを目的に、今年初めて開催される。オープニングとなるパレードには、島外からの参加者約150人と、大会長を務める下地敏彦市長ら大会役員、平良第一小学校マーチングバンド、ちびっこらんどエイサー隊が参加し、3通りを練り歩いた。
パレードの途中に設けられたステージでは、参加郷友会の紹介が行われたほか、沖縄宮古郷友連合会(兼島恵孝会長)のメンバーがクイチャーを踊ったり、宮古民謡協会九州支部(仲宗根玄忠会長)は演奏を披露した。同日午前に大会協力イベントとしてマティダ市民劇場で演奏会を行った「クイチャーパラダイス」も参加し、演奏と踊りでパレードを盛り上げた。
地元から参加の平良第一小学校マーチングバンドとちびっこらんどエイサー隊も演奏と演舞で参加者たちを盛大に歓迎。また沖縄宮古民謡協会がクイチャーを奏でると、参加者や大会役員、ミス宮古らが輪になって踊った。
きょう6日は午前時から正午までマティダ市民劇場で、「鳴りとぅゆんみゃーく方言大会」の歴代入賞者が出演する「スマフツ自慢」を開催。入場料1000円。午後2時からはカママ嶺公園で協賛イベントとなる「第10回クイチャーフェスティバル」。引き続き同会場で大会の閉会セレモニーが行われる。
.宮古毎日新聞
開幕歌と踊りで島の発展祈願

のぼりを手に西里、市場、下里の3通りをパレードする郷友たち
=5日、下里大通り
島外で活躍する郷友を迎えてのイベント「生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会」(主催・同大会実行委員会)が5日、2日間の日程で開幕。オープニングイベントとして、参加者と地元小学生ら約270人によるパレードが西里、市場、下里の3通りで行われた。
参加者らは「お帰り」の声援に応えながら通りを歩いた。同日夜には「歓迎ぷからすパーティー」も開かれ、久しぶりに合う知人らと旧交を温めた。
沖縄本島や全国各地にいる宮古出身者が一堂に集い、ネットワークの構築と継承を図ることで島の発展を目指すことを目的に、今年初めて開催される。オープニングとなるパレードには、島外からの参加者約150人と、大会長を務める下地敏彦市長ら大会役員、平良第一小学校マーチングバンド、ちびっこらんどエイサー隊が参加し、3通りを練り歩いた。
パレードの途中に設けられたステージでは、参加郷友会の紹介が行われたほか、沖縄宮古郷友連合会(兼島恵孝会長)のメンバーがクイチャーを踊ったり、宮古民謡協会九州支部(仲宗根玄忠会長)は演奏を披露した。同日午前に大会協力イベントとしてマティダ市民劇場で演奏会を行った「クイチャーパラダイス」も参加し、演奏と踊りでパレードを盛り上げた。
地元から参加の平良第一小学校マーチングバンドとちびっこらんどエイサー隊も演奏と演舞で参加者たちを盛大に歓迎。また沖縄宮古民謡協会がクイチャーを奏でると、参加者や大会役員、ミス宮古らが輪になって踊った。
きょう6日は午前時から正午までマティダ市民劇場で、「鳴りとぅゆんみゃーく方言大会」の歴代入賞者が出演する「スマフツ自慢」を開催。入場料1000円。午後2時からはカママ嶺公園で協賛イベントとなる「第10回クイチャーフェスティバル」。引き続き同会場で大会の閉会セレモニーが行われる。
.宮古毎日新聞
華やかに 厳かに 多彩に (沖縄)
華やかに 厳かに 多彩に 県高文祭・総合開会式

練習の成果を発表する県立八重山商工高校郷土芸能部の生徒ら
=4日、沖縄市民会館大ホール
第35回県高等学校総合文化祭(主催・県高等学校文化連盟)の総合開会式が4日、沖縄市民会館大ホールで開かれた。
県内の高校生が演劇や音楽、工芸など日頃の活動の成果を披露する。
同文化祭は県内9会場で17部門の展示や発表が行われ、同時に各部門の九州、全国大会県代表選考も行われる。12日まで。
開会式では8月に福島県で開催された全国高等学校総合文化祭で郷土芸能部門に出場した玉盛結さん(県立向陽高校1年)が「全国大会では他県の伝統芸能を見て刺激を受けた。文化・芸術の素晴らしさを感じながらお互い切磋琢磨(せっさたくま)していきましょう」と呼び掛けた。
式典後、本年度に県や全国などで優秀な成績を収めた生徒たちの舞台発表があった。同会館で5日は午後2時から郷土芸能部門、6日は正午から合唱、吹奏楽、楽器・管弦楽部門が行われる。
琉球新報

練習の成果を発表する県立八重山商工高校郷土芸能部の生徒ら
=4日、沖縄市民会館大ホール
第35回県高等学校総合文化祭(主催・県高等学校文化連盟)の総合開会式が4日、沖縄市民会館大ホールで開かれた。
県内の高校生が演劇や音楽、工芸など日頃の活動の成果を披露する。
同文化祭は県内9会場で17部門の展示や発表が行われ、同時に各部門の九州、全国大会県代表選考も行われる。12日まで。
開会式では8月に福島県で開催された全国高等学校総合文化祭で郷土芸能部門に出場した玉盛結さん(県立向陽高校1年)が「全国大会では他県の伝統芸能を見て刺激を受けた。文化・芸術の素晴らしさを感じながらお互い切磋琢磨(せっさたくま)していきましょう」と呼び掛けた。
式典後、本年度に県や全国などで優秀な成績を収めた生徒たちの舞台発表があった。同会館で5日は午後2時から郷土芸能部門、6日は正午から合唱、吹奏楽、楽器・管弦楽部門が行われる。
琉球新報
82歳団長「若返った気分」 (八重山・おきな
小浜島楽団60年ぶり復活 82歳団長「若返った気分」

60年ぶりの復活公演で演奏する「かふぬ島友愛クラブ」
=10月30日、小浜島ちゅらさん広場
【小浜島=竹富】
小浜島で終戦直後に活動していた楽団「友愛クラブ」が10月30日のちゅらさん祭で「かふぬ島友愛クラブ」として60年ぶりに復活を果たした。
当時活動していた知念朝甚団長(82)ら4人を含む18人が懐かしのメロディーを披露した。
友愛クラブは食べ物さえ十分に確保できなかった終戦直後、「苦しい時代を手を取り合って楽しく乗り越えよう」という目的で知念団長が中心となり、20代の男女で結成した。
当時は三線、笛、太鼓、手作りのギターなどで音楽を奏で、劇も披露した。楽団は人気を集め、劇を見て涙を流す観客もいたという。
復活公演は小浜島の人々が祭りなどで頭に巻く赤い鉢巻き「アカサンツ」をネクタイにしておそろいのシャツに身を包み、当時披露していた曲を演奏した。
知念団長は「練習では大丈夫と思っても忘れているところもあり、心配したが、本番はばっちりだった。当時を思い出してみんな若返った気分だった」と満足そうに語った。
(稲福政俊)
琉球新報

60年ぶりの復活公演で演奏する「かふぬ島友愛クラブ」
=10月30日、小浜島ちゅらさん広場
【小浜島=竹富】
小浜島で終戦直後に活動していた楽団「友愛クラブ」が10月30日のちゅらさん祭で「かふぬ島友愛クラブ」として60年ぶりに復活を果たした。
当時活動していた知念朝甚団長(82)ら4人を含む18人が懐かしのメロディーを披露した。
友愛クラブは食べ物さえ十分に確保できなかった終戦直後、「苦しい時代を手を取り合って楽しく乗り越えよう」という目的で知念団長が中心となり、20代の男女で結成した。
当時は三線、笛、太鼓、手作りのギターなどで音楽を奏で、劇も披露した。楽団は人気を集め、劇を見て涙を流す観客もいたという。
復活公演は小浜島の人々が祭りなどで頭に巻く赤い鉢巻き「アカサンツ」をネクタイにしておそろいのシャツに身を包み、当時披露していた曲を演奏した。
知念団長は「練習では大丈夫と思っても忘れているところもあり、心配したが、本番はばっちりだった。当時を思い出してみんな若返った気分だった」と満足そうに語った。
(稲福政俊)
琉球新報
南風原でナイスハートバザール (沖縄)
働く障がい者を支援 南風原でナイスハートバザール

多くの客でにぎわう「りゅうぎんプレゼンツ第27回ナイスハートバザールイン沖縄」
=5日、南風原町のイオン南風原ショッピングセンタ
働く障がい者の支援を目的にした「りゅうぎんプレゼンツ第27回ナイスハートバザールイン沖縄」(県セルプセンター主催)が5日、南風原町のイオン南風原ショッピングセンターで始まった。6日まで。
屋内外の会場では、県内の授産施設など障がい者福祉事業所で製造、加工された食品や小物類がずらりと並んだ。5日は午前中から時折雨が降ったが、屋内では多くの客が商品を購入していた。
エイサーやライブなどイベントも盛りだくさん。那覇市から家族で来た金城芳子さん(37)は「商品を買う形で、働く障がい者を応援できたらうれしい」と笑顔を浮かべていた。
琉球新報

多くの客でにぎわう「りゅうぎんプレゼンツ第27回ナイスハートバザールイン沖縄」
=5日、南風原町のイオン南風原ショッピングセンタ
働く障がい者の支援を目的にした「りゅうぎんプレゼンツ第27回ナイスハートバザールイン沖縄」(県セルプセンター主催)が5日、南風原町のイオン南風原ショッピングセンターで始まった。6日まで。
屋内外の会場では、県内の授産施設など障がい者福祉事業所で製造、加工された食品や小物類がずらりと並んだ。5日は午前中から時折雨が降ったが、屋内では多くの客が商品を購入していた。
エイサーやライブなどイベントも盛りだくさん。那覇市から家族で来た金城芳子さん(37)は「商品を買う形で、働く障がい者を応援できたらうれしい」と笑顔を浮かべていた。
琉球新報
尚巴志ハーフ 力走 (沖縄)
尚巴志ハーフ 最多9589人が力走

ドラの音を合図に一斉にスタートするランナーたち
=6日午前9時10分、南城市佐敷・シュガーホール
【南城】
第10回記念大会「2011尚巴志ハーフマラソンin南城市」(主催・同大会実行委員会、南城市、共催・沖縄タイムス社、琉球放送)が6日、南城市佐敷の市文化センター・シュガーホールを発着点に行われ、ハーフの部男子は末松隆二(沖縄愛楽園)が5大会ぶり3度目の優勝、女子は村田夏希(オリックス自動車)が4連覇を果たした。
今大会には、過去最多となる9589人が参加。さわやかな秋風の中、風光明媚(めいび)な南城路を力走した。
沖縄タイムス

ドラの音を合図に一斉にスタートするランナーたち
=6日午前9時10分、南城市佐敷・シュガーホール
【南城】
第10回記念大会「2011尚巴志ハーフマラソンin南城市」(主催・同大会実行委員会、南城市、共催・沖縄タイムス社、琉球放送)が6日、南城市佐敷の市文化センター・シュガーホールを発着点に行われ、ハーフの部男子は末松隆二(沖縄愛楽園)が5大会ぶり3度目の優勝、女子は村田夏希(オリックス自動車)が4連覇を果たした。
今大会には、過去最多となる9589人が参加。さわやかな秋風の中、風光明媚(めいび)な南城路を力走した。
沖縄タイムス
2011-11-05
「最古の伝来地」売りに (MIYAKOSIMA/沖縄)
島産イモの栽培普及へ/市農林水産部「最古の伝来地」
売りに/プロジェクトチームの設置準備

市が生産面積の拡大と販路の拡大を目指すイモ。
写真は紫イモ(資料写真)
イモは、1605年に進貢船の乗員であった野國總管が中国から持ち帰って野國村(現・嘉手納町)で栽培し、琉球の各地に広めたとされている。これが薩摩にも伝わり、今の「サツマイモ」として日本各地に普及していった。
このようにして広がったイモの最初の伝来地が宮古島といわれる。
諸説はあるが、野國總管が琉球に持ち帰った年の11年前に当たる1594年、宮古島の砂川親雲上旨屋が沖縄本島からの帰途に嵐に遭って中国に漂着。3年後の97年に宮古にイモを持ち帰り、島内で栽培・普及させたという。
宮古島市教育委員会が編集・発行した「宮古島市の文化財」にも同様の史実が記載されており、これに従えば琉球最古のイモの伝来地は宮古島となる。
農林水産部はこの歴史に着目。戦前は主食として島民を支えたイモを見直し、現代の需要の波に乗って生産・販路の拡大を図る考えだ。
イモは干ばつや台風に強い作物で、季節を問わず年に2回収穫できる。県内の相場で生イモ1㌔当たりの買取代金は150円、10㌃当たりの収量(反収)は平均1・8㌧としており、販路が安定すれば反収で万円の収益を生む。
他の作物に比べて投資コストが低く抑えられる点も利点だ。
イモは定番の焼きイモのほか、ペースト状に加工して焼酎や菓子の原料として使用できる。葉を食するためのレシピもあり、県内はもとより全国で需要が拡大傾向にある。
栄養価も注目され、中でも紫イモはポリフェノールの一種・アントシアニンを含有。研究によって血液抗酸化機能の上昇、肝機能の改善、血圧上昇の抑制、便通促進など体調調節機能が確認されているという。
市農林水産部農政課のまとめによると、宮古地区の生産農家は92戸。生産面積は1374㌃、総生産量は247・5㌧だが、このうち出荷、販売している農家は戸で全体の2割にも満たないのが現状だ。
今後は、「琉球最古の伝来地」という優位性を生かして生産面積、生産量、販売実績の年次計画を立てる方針。市農政課の赤嶺淳幸係長は「宮古島産イモの生産拡大を図り販売先、ルートを確保し農家所得の向上に努めたい」と話している。
.宮古毎日新聞
売りに/プロジェクトチームの設置準備

市が生産面積の拡大と販路の拡大を目指すイモ。
写真は紫イモ(資料写真)
イモは、1605年に進貢船の乗員であった野國總管が中国から持ち帰って野國村(現・嘉手納町)で栽培し、琉球の各地に広めたとされている。これが薩摩にも伝わり、今の「サツマイモ」として日本各地に普及していった。
このようにして広がったイモの最初の伝来地が宮古島といわれる。
諸説はあるが、野國總管が琉球に持ち帰った年の11年前に当たる1594年、宮古島の砂川親雲上旨屋が沖縄本島からの帰途に嵐に遭って中国に漂着。3年後の97年に宮古にイモを持ち帰り、島内で栽培・普及させたという。
宮古島市教育委員会が編集・発行した「宮古島市の文化財」にも同様の史実が記載されており、これに従えば琉球最古のイモの伝来地は宮古島となる。
農林水産部はこの歴史に着目。戦前は主食として島民を支えたイモを見直し、現代の需要の波に乗って生産・販路の拡大を図る考えだ。
イモは干ばつや台風に強い作物で、季節を問わず年に2回収穫できる。県内の相場で生イモ1㌔当たりの買取代金は150円、10㌃当たりの収量(反収)は平均1・8㌧としており、販路が安定すれば反収で万円の収益を生む。
他の作物に比べて投資コストが低く抑えられる点も利点だ。
イモは定番の焼きイモのほか、ペースト状に加工して焼酎や菓子の原料として使用できる。葉を食するためのレシピもあり、県内はもとより全国で需要が拡大傾向にある。
栄養価も注目され、中でも紫イモはポリフェノールの一種・アントシアニンを含有。研究によって血液抗酸化機能の上昇、肝機能の改善、血圧上昇の抑制、便通促進など体調調節機能が確認されているという。
市農林水産部農政課のまとめによると、宮古地区の生産農家は92戸。生産面積は1374㌃、総生産量は247・5㌧だが、このうち出荷、販売している農家は戸で全体の2割にも満たないのが現状だ。
今後は、「琉球最古の伝来地」という優位性を生かして生産面積、生産量、販売実績の年次計画を立てる方針。市農政課の赤嶺淳幸係長は「宮古島産イモの生産拡大を図り販売先、ルートを確保し農家所得の向上に努めたい」と話している。
.宮古毎日新聞
県民フォーラム (OKINAWA)
沖縄優位性活用探る 県民フォーラム
県は4日夜、次の10年の新たな沖縄づくりを考える県民フォーラムを那覇市内で開いた。霞が関改革を進める「脱藩官僚」として知られる、元経済産業省の岸博幸氏(慶應義塾大大学院教授)が講演。
国に頼る従来の振興体制から転換し、沖縄の優位性を生かして経済が低迷する日本を救う〝救国県〟を目指す方向性を提起した。
沖縄の潜在力を「47都道府県で最も高い」とし、独自の自然、歴史、文化を生かした成長戦略を策定することで「地域主権の成功例をつくれる」と期待感を示した。
復帰後4次の計画で使われた「振興」の名称は「(遅れの挽回を意味する)キャッチアップであり、やめたほうがいい」と新たな呼称の採用を提起。岸氏は中央官僚の傾向として「沖縄を特別視しない『悪平等の原則』を堅持している」と説明。使途が自由な一括交付金などを勝ち取るため「県と市町村、県民が一体となって必要な法律、制度を突きつけなければ今の霞が関では実現しない」と指摘した。
有識者と経営者、離島首長、医師によるパネル討論では、人材育成の必要性で一致。母親が安心して子育てできる社会をつくることで出生率を上げ、人口と市場規模を拡大し、長期的な経済成長の基盤を整える必要性も示された。
独自の自然文化 強さ発揮
岸博幸氏・慶應義塾大大学院教授
沖縄は全国で最もポテンシャルがある。独自の自然と伝統文化がある地域はグローバル化の中で強さを発揮する。優秀な企業や人は住む場所を選ぶ時代だからだ。
その沖縄がなぜ日本のフロントランナーになれないのか。地域発展のコストをほかの地方と同様、国に依存してきた点が大きい。
霞が関による地域振興は、地域の実情と食い違いが出ている。新たな沖縄振興法で何が必要か。カジノ構想も、沖縄振興一括交付金も正しいが、要求するだけでなく、振興実現の具体策を沖縄自身が示さなければならない。
「人の良さ」可能性は無限
大浜悦子氏・小児科医師
長く神奈川県に住み、今年4月から沖縄に戻ってきた。沖縄は古里であり安らげる場所だが、何と言っても人の良さが一番。地域社会の核となる「人の良さ」という大切な部分が根付いている。
長い歴史の中で沖縄は常に厳しい状況にあったが、そのなかでも強く生きてきたしなやかさもまた魅力の一つ。これまでも海を通して世界中からさまざまな物を取り入れて全国に紹介してきた。優しさや度量の大きさが基本になる。家族や地域の力、心のDNAを若い世代に引き継いでいけば無限の可能性がある。
沖縄の街並み 再生に全力
仲本豊氏・仲本工業社長
沖縄の抱える課題は大きく二つある。一つは基地問題で、二つ目は離島問題。広大な基地は陸上だけでなく空や海の訓練区域も及ぶ。だが跡利用となると原状回復もうまくいかない。土地利用に法整備が必要だ。離島問題として物流コストはもちろん例えば電気料金などインフラのコストも高い。カバーが必要だ。
こうした問題を考えると、今後10年は沖縄独自の魅力磨きに全力を傾けるべきだ。消波ブロックで埋め尽くされた海岸を再生し、沖縄らしい街並みをもう一度つくる。それが成長戦略になり得るのではないか。
離島の生活環境 改善必要
宮里哲氏・座間味村長
本島から40キロ離れた座間味村をはじめ県内の小規模離島には、大規模な病院がなく高校や高齢者の福祉施設もない。
移動コストが高く、水道料金も高い―などいろんな問題がある。離島には住みづらい環境が放置されている。
座間味村でも今回の国勢調査で前回調査より2割弱人口が減った。自然環境を売りものにした観光地であるため、下水道、ごみ処理施設などインフラ整備が必要だが、それには多大な住民負担が発生しているのが現状だ。こうした離島の住みにくさを解消していくことが求められる。
沖縄タイムス
県は4日夜、次の10年の新たな沖縄づくりを考える県民フォーラムを那覇市内で開いた。霞が関改革を進める「脱藩官僚」として知られる、元経済産業省の岸博幸氏(慶應義塾大大学院教授)が講演。
国に頼る従来の振興体制から転換し、沖縄の優位性を生かして経済が低迷する日本を救う〝救国県〟を目指す方向性を提起した。
沖縄の潜在力を「47都道府県で最も高い」とし、独自の自然、歴史、文化を生かした成長戦略を策定することで「地域主権の成功例をつくれる」と期待感を示した。
復帰後4次の計画で使われた「振興」の名称は「(遅れの挽回を意味する)キャッチアップであり、やめたほうがいい」と新たな呼称の採用を提起。岸氏は中央官僚の傾向として「沖縄を特別視しない『悪平等の原則』を堅持している」と説明。使途が自由な一括交付金などを勝ち取るため「県と市町村、県民が一体となって必要な法律、制度を突きつけなければ今の霞が関では実現しない」と指摘した。
有識者と経営者、離島首長、医師によるパネル討論では、人材育成の必要性で一致。母親が安心して子育てできる社会をつくることで出生率を上げ、人口と市場規模を拡大し、長期的な経済成長の基盤を整える必要性も示された。
独自の自然文化 強さ発揮
岸博幸氏・慶應義塾大大学院教授
沖縄は全国で最もポテンシャルがある。独自の自然と伝統文化がある地域はグローバル化の中で強さを発揮する。優秀な企業や人は住む場所を選ぶ時代だからだ。
その沖縄がなぜ日本のフロントランナーになれないのか。地域発展のコストをほかの地方と同様、国に依存してきた点が大きい。
霞が関による地域振興は、地域の実情と食い違いが出ている。新たな沖縄振興法で何が必要か。カジノ構想も、沖縄振興一括交付金も正しいが、要求するだけでなく、振興実現の具体策を沖縄自身が示さなければならない。
「人の良さ」可能性は無限
大浜悦子氏・小児科医師
長く神奈川県に住み、今年4月から沖縄に戻ってきた。沖縄は古里であり安らげる場所だが、何と言っても人の良さが一番。地域社会の核となる「人の良さ」という大切な部分が根付いている。
長い歴史の中で沖縄は常に厳しい状況にあったが、そのなかでも強く生きてきたしなやかさもまた魅力の一つ。これまでも海を通して世界中からさまざまな物を取り入れて全国に紹介してきた。優しさや度量の大きさが基本になる。家族や地域の力、心のDNAを若い世代に引き継いでいけば無限の可能性がある。
沖縄の街並み 再生に全力
仲本豊氏・仲本工業社長
沖縄の抱える課題は大きく二つある。一つは基地問題で、二つ目は離島問題。広大な基地は陸上だけでなく空や海の訓練区域も及ぶ。だが跡利用となると原状回復もうまくいかない。土地利用に法整備が必要だ。離島問題として物流コストはもちろん例えば電気料金などインフラのコストも高い。カバーが必要だ。
こうした問題を考えると、今後10年は沖縄独自の魅力磨きに全力を傾けるべきだ。消波ブロックで埋め尽くされた海岸を再生し、沖縄らしい街並みをもう一度つくる。それが成長戦略になり得るのではないか。
離島の生活環境 改善必要
宮里哲氏・座間味村長
本島から40キロ離れた座間味村をはじめ県内の小規模離島には、大規模な病院がなく高校や高齢者の福祉施設もない。
移動コストが高く、水道料金も高い―などいろんな問題がある。離島には住みづらい環境が放置されている。
座間味村でも今回の国勢調査で前回調査より2割弱人口が減った。自然環境を売りものにした観光地であるため、下水道、ごみ処理施設などインフラ整備が必要だが、それには多大な住民負担が発生しているのが現状だ。こうした離島の住みにくさを解消していくことが求められる。
沖縄タイムス
航空連、県・議会にSKY運賃変更命令要請(沖縄)
航空連、県・議会にSKY運賃変更命令要請
航空労組連絡会(近村一也議長)は4日、県と県議会に対し、那覇―宮古線に格安運賃で参入したスカイマーク(SKY、東京都)の運賃変更命令措置や日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)の羽田空港発着枠確保などを、国土交通省に求めるよう要請した。SKYの参入でJTAの経営環境が厳しくなれば、県内離島路線の維持に影響が出ると指摘。県にJTA株主として経営施策に積極的に関与するよう申し入れた。
同日、県庁で会見した菊池富士夫政策担当顧問は「SKYの運賃設定はJTAの経営、ひいては島しょ県沖縄の旅客や物流にも影響を与える」と述べた。
航空連は、SKYの運賃設定が独占禁止法で禁止されている不当廉売に当たると主張。中川明副議長は「SKYは国内主要路線も運航しているので宮古線の収益性を度外視している」とした上で、「JTAは離島路線が主。羽田空港発着枠をもらわないと勝負にならない」と強調した。
JTAの羽田空港発着枠は現在0・5便。親会社の日本航空(JAL)グループに与えられた発着枠はJALが優先的に使用しているため、JTAの那覇―羽田線の運航が制限されている。航空連は、JTAの経営基盤強化には、収益性の高い羽田線を一定量に増やす必要があると提起。そのほか、本土―那覇―離島の乗り継ぎ運賃制度を拡充するよう国交省に要望している。
要請を受けた高嶺善伸県議会議長は「民間同士の問題ではなく、県は株主として責任を持つ立場にある。公租公課の部分で県や国と協力できないか検討し、これまで以上に急ピッチで打開策を話し合っていきたい」と述べ、12月定例議会で委員会に付託し議論する方針を示した。
沖縄タイムス
航空労組連絡会(近村一也議長)は4日、県と県議会に対し、那覇―宮古線に格安運賃で参入したスカイマーク(SKY、東京都)の運賃変更命令措置や日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)の羽田空港発着枠確保などを、国土交通省に求めるよう要請した。SKYの参入でJTAの経営環境が厳しくなれば、県内離島路線の維持に影響が出ると指摘。県にJTA株主として経営施策に積極的に関与するよう申し入れた。
同日、県庁で会見した菊池富士夫政策担当顧問は「SKYの運賃設定はJTAの経営、ひいては島しょ県沖縄の旅客や物流にも影響を与える」と述べた。
航空連は、SKYの運賃設定が独占禁止法で禁止されている不当廉売に当たると主張。中川明副議長は「SKYは国内主要路線も運航しているので宮古線の収益性を度外視している」とした上で、「JTAは離島路線が主。羽田空港発着枠をもらわないと勝負にならない」と強調した。
JTAの羽田空港発着枠は現在0・5便。親会社の日本航空(JAL)グループに与えられた発着枠はJALが優先的に使用しているため、JTAの那覇―羽田線の運航が制限されている。航空連は、JTAの経営基盤強化には、収益性の高い羽田線を一定量に増やす必要があると提起。そのほか、本土―那覇―離島の乗り継ぎ運賃制度を拡充するよう国交省に要望している。
要請を受けた高嶺善伸県議会議長は「民間同士の問題ではなく、県は株主として責任を持つ立場にある。公租公課の部分で県や国と協力できないか検討し、これまで以上に急ピッチで打開策を話し合っていきたい」と述べ、12月定例議会で委員会に付託し議論する方針を示した。
沖縄タイムス
八重山教科書:採択協の会議録公開 (沖縄)
八重山教科書:採択協の会議録公開
八重山の中学校公民教科書採択問題で、育鵬社版を選定した八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は4日、同問題に関する全7回分の会議録を公開した。八重山地区住民の会の情報公開に応えた。
会議録では、玉津会長が「建前上は全部見るが、裏の話で全部は見られない」などと発言し、協議会メンバーが教科書全部に目を通せない可能性を示唆していた。調査員の順位付けについても「委員が影響され、拘束される」と、かたくなに否定する発言を繰り返していたことも明らかになった。
会議の中では、調査員の順位付けの是非をめぐるやりとりが多く見られた。
7月19日の連絡会では、委員が「調査員は1カ月かけてしっかり評価している。短期間で教科書を見ることは厳しいので、調査員の意見を参考にしたい」と要望した。
これに対し、玉津会長は「最初から見られないとの話はしないで」と指摘した上で、「建前上、基本的には全部見る。やりますが、裏の話で全部は見られないということであれば…」「全部見てくださいね、と言って『はい』となるが、いやー、でも実際は、という話であれば、ということ」などと発言。本音と建前を使い分け、協議会メンバーが教科書全部に目を通さないことを容認するようなやりとりがあった。
8月9日の役員会では、玉津会長が「指導といいながら指導文書は出してこないのは何か」、同会副会長の崎原用能与那国町教育長は「県は指導をし切れない。自分たちは関わらないようにということ」と県教育委員会の対応に疑義を持っている。
さらに、翌日の臨時会へ県教委が傍聴を要請したことに対しても、「義務教育課の2人が来るとはとんでもない話」(玉津会長)、「文句が言いたい」(崎原副会長)と強く反発していた。
公開された会議録は6月27日の協議会総会、7月19日の連絡会、26日の第1回役員会、8月9日の第2回役員会、10日の臨時協議会、23日の協議会、31日の第3回役員会の7回分。
沖縄タイムス
八重山の中学校公民教科書採択問題で、育鵬社版を選定した八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は4日、同問題に関する全7回分の会議録を公開した。八重山地区住民の会の情報公開に応えた。
会議録では、玉津会長が「建前上は全部見るが、裏の話で全部は見られない」などと発言し、協議会メンバーが教科書全部に目を通せない可能性を示唆していた。調査員の順位付けについても「委員が影響され、拘束される」と、かたくなに否定する発言を繰り返していたことも明らかになった。
会議の中では、調査員の順位付けの是非をめぐるやりとりが多く見られた。
7月19日の連絡会では、委員が「調査員は1カ月かけてしっかり評価している。短期間で教科書を見ることは厳しいので、調査員の意見を参考にしたい」と要望した。
これに対し、玉津会長は「最初から見られないとの話はしないで」と指摘した上で、「建前上、基本的には全部見る。やりますが、裏の話で全部は見られないということであれば…」「全部見てくださいね、と言って『はい』となるが、いやー、でも実際は、という話であれば、ということ」などと発言。本音と建前を使い分け、協議会メンバーが教科書全部に目を通さないことを容認するようなやりとりがあった。
8月9日の役員会では、玉津会長が「指導といいながら指導文書は出してこないのは何か」、同会副会長の崎原用能与那国町教育長は「県は指導をし切れない。自分たちは関わらないようにということ」と県教育委員会の対応に疑義を持っている。
さらに、翌日の臨時会へ県教委が傍聴を要請したことに対しても、「義務教育課の2人が来るとはとんでもない話」(玉津会長)、「文句が言いたい」(崎原副会長)と強く反発していた。
公開された会議録は6月27日の協議会総会、7月19日の連絡会、26日の第1回役員会、8月9日の第2回役員会、10日の臨時協議会、23日の協議会、31日の第3回役員会の7回分。
沖縄タイムス
八重山教科書 保護者と2小学生、石垣市教委を提訴へ (沖縄)
八重山教科書採択問題 八重山教科書
保護者と2小学生、石垣市教委を提訴へ
【八重山】
来年度から中学校で使用する公民教科書の採択が同一地区内で割れている八重山教科書採択問題で、将来、石垣市教育委員会が採択した教科書を使用する予定の石垣市内の小学生2人とその保護者らが、石垣市教委を相手に東京書籍版公民教科書の無償給付を確認する行政訴訟を提起する意向を固めた。
保護者を支える市民が原告団を組織し、来週半ばにも那覇地裁に提訴する。教科書採択手続きの是非を問う行政訴訟は全国で初めて。
裁判を通し、育鵬社版を選定した教科用図書八重山採択地区協議会や、石垣市教委の行政手続きの問題点を明らかにしたい考えだ。
原告団は育鵬社版を選定した教科用図書八重山採択地区協議会の答申に法的拘束力はなく、東京書籍版を採択した竹富町教委の判断は違法性がないと説明。公民教科書の一本化に向けて9月8日に開催された八重山の教育委員全員による協議で採択された東京書籍版が有効だと主張する。
育鵬社版を採択した玉津博克石垣市教育長と与那国町教委は全員協議への参加に合意がなかったとして文科省に無効文書を送付。文部科学省はこの文書などを基に全員協議が「整っていない」と判断している。
一方、原告団の井口博弁護士は全員協議の採決に教育委員13人中11人が参加したことで、定足数を満たし協議が成立していると主張。さらに各教育委員会から過半数の委員が採決に加わっていることから、教育委員会の同意を得られたと考えている。協議会の答申や、役員による再協議が有効で、竹富町教委が無償給付の対象とならないとした文科省の見解についても誤りと指摘している。
裁判は小学生の保護者が代理人として参加する。保護者が中心となって原告団を構成し、市民以外からも参加を募る。
琉球新報
保護者と2小学生、石垣市教委を提訴へ
【八重山】
来年度から中学校で使用する公民教科書の採択が同一地区内で割れている八重山教科書採択問題で、将来、石垣市教育委員会が採択した教科書を使用する予定の石垣市内の小学生2人とその保護者らが、石垣市教委を相手に東京書籍版公民教科書の無償給付を確認する行政訴訟を提起する意向を固めた。
保護者を支える市民が原告団を組織し、来週半ばにも那覇地裁に提訴する。教科書採択手続きの是非を問う行政訴訟は全国で初めて。
裁判を通し、育鵬社版を選定した教科用図書八重山採択地区協議会や、石垣市教委の行政手続きの問題点を明らかにしたい考えだ。
原告団は育鵬社版を選定した教科用図書八重山採択地区協議会の答申に法的拘束力はなく、東京書籍版を採択した竹富町教委の判断は違法性がないと説明。公民教科書の一本化に向けて9月8日に開催された八重山の教育委員全員による協議で採択された東京書籍版が有効だと主張する。
育鵬社版を採択した玉津博克石垣市教育長と与那国町教委は全員協議への参加に合意がなかったとして文科省に無効文書を送付。文部科学省はこの文書などを基に全員協議が「整っていない」と判断している。
一方、原告団の井口博弁護士は全員協議の採決に教育委員13人中11人が参加したことで、定足数を満たし協議が成立していると主張。さらに各教育委員会から過半数の委員が採決に加わっていることから、教育委員会の同意を得られたと考えている。協議会の答申や、役員による再協議が有効で、竹富町教委が無償給付の対象とならないとした文科省の見解についても誤りと指摘している。
裁判は小学生の保護者が代理人として参加する。保護者が中心となって原告団を構成し、市民以外からも参加を募る。
琉球新報
全国の郷友、続々来島「お帰り」(宮古島・沖縄)
全国の郷友、続々来島/生まり島大会
きょう開幕「お帰り」と歓迎の輪

生まり島大会参加のため来島し参加証を受け取る郷友の皆さん
=4日、宮古空港
全国の郷友が集う生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会がきょう5日、開幕する。大会参加者は午後2時から市内3通り(西里、下里、市場)でパレードを行う。
終了後はJAおきなわ宮古地区本部ホールで歓迎ぷからすパーティーに参加し、古里・宮古島を語り合いながら交流を深める。郷友らは大会に合わせて続々と来島、空港で参加証を受け取り「全国各地の郷友や地元の皆さんとの交流を楽しみたい」と話し、大会参加と帰省の喜びを笑顔で表現した。
大会は5、6の両日開催される。5日はパレードと歓迎パーティー。6日はスマフツ自慢とクイチャーフェスティバル、トゥズミパーティーが開かれる。
協力イベントで4日夜には国際映画祭で審査員特別賞を受賞した大西功一監督のドキュメンタリー映画「スケッチ・オブ・ミャーク」の上映会があり、多くの市民が来場して宮古各地で歌い継がれてきた古謡や神歌の世界に酔った。
協力イベントはきょう5日にもあり、クイチャーパラダイスの宮古島公演が午前11時からマティダ市民劇場で開かれる。入場無料。
7日には関連イベントの「豊見親会議」が市内ホテルで開催される。各界を代表する宮古出身者が宮古振興をテーマに意見を交わす。
大会期間中は全国から約210人の郷友が来島する見込み。宮古島市の発展を確認しながら、各イベントに参加して生まれ故郷の良さを体感する。
兵庫県から来島した伊波健治さんは「大きなイベントだから、今回は家族みんなで来た。パレードが一番の楽しみ」と大会を心待ちにしている様子で話した。同じく兵庫県の平良光子さんは「親せきもたくさんいるので会えるのがとても楽しみ」と帰省を喜んだ。
平良一夫さんは20年ぶりの来島。「久し振りに宮古の空気を吸って楽しみたい。期間中は本家の墓参りをする。大会では、クイチャーフェスティバルに期待している」と話した。
大会の狙いは、宮古人のネットワークを構築して宮古振興を図ること。基本方針には①宮古人のアイデンティティーを確認する②宮古人ネットワークを継承し宮古島の未来への絆を拡充する③宮古島の魅力を再確認し、それを全国に発信して宮古人の持続的な交流を推進する-を掲げた。
きょう5日のミャーク大会パレードでは市内3通りで交通規制が敷かれ、開始時間の午後2時から車両の通行はできない。
. 宮古毎日新聞
きょう開幕「お帰り」と歓迎の輪

生まり島大会参加のため来島し参加証を受け取る郷友の皆さん
=4日、宮古空港
全国の郷友が集う生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会がきょう5日、開幕する。大会参加者は午後2時から市内3通り(西里、下里、市場)でパレードを行う。
終了後はJAおきなわ宮古地区本部ホールで歓迎ぷからすパーティーに参加し、古里・宮古島を語り合いながら交流を深める。郷友らは大会に合わせて続々と来島、空港で参加証を受け取り「全国各地の郷友や地元の皆さんとの交流を楽しみたい」と話し、大会参加と帰省の喜びを笑顔で表現した。
大会は5、6の両日開催される。5日はパレードと歓迎パーティー。6日はスマフツ自慢とクイチャーフェスティバル、トゥズミパーティーが開かれる。
協力イベントで4日夜には国際映画祭で審査員特別賞を受賞した大西功一監督のドキュメンタリー映画「スケッチ・オブ・ミャーク」の上映会があり、多くの市民が来場して宮古各地で歌い継がれてきた古謡や神歌の世界に酔った。
協力イベントはきょう5日にもあり、クイチャーパラダイスの宮古島公演が午前11時からマティダ市民劇場で開かれる。入場無料。
7日には関連イベントの「豊見親会議」が市内ホテルで開催される。各界を代表する宮古出身者が宮古振興をテーマに意見を交わす。
大会期間中は全国から約210人の郷友が来島する見込み。宮古島市の発展を確認しながら、各イベントに参加して生まれ故郷の良さを体感する。
兵庫県から来島した伊波健治さんは「大きなイベントだから、今回は家族みんなで来た。パレードが一番の楽しみ」と大会を心待ちにしている様子で話した。同じく兵庫県の平良光子さんは「親せきもたくさんいるので会えるのがとても楽しみ」と帰省を喜んだ。
平良一夫さんは20年ぶりの来島。「久し振りに宮古の空気を吸って楽しみたい。期間中は本家の墓参りをする。大会では、クイチャーフェスティバルに期待している」と話した。
大会の狙いは、宮古人のネットワークを構築して宮古振興を図ること。基本方針には①宮古人のアイデンティティーを確認する②宮古人ネットワークを継承し宮古島の未来への絆を拡充する③宮古島の魅力を再確認し、それを全国に発信して宮古人の持続的な交流を推進する-を掲げた。
きょう5日のミャーク大会パレードでは市内3通りで交通規制が敷かれ、開始時間の午後2時から車両の通行はできない。
. 宮古毎日新聞
台湾選手団来沖 (OKINAWA)
台湾選手団来沖 尚巴志ハーフマラソン

古謝景春南城市長らと記念撮影をする台湾の選手団
=4日、那覇空港
6日開催の2011尚巴志ハーフマラソンin南城市(主催・同大会実行委員会、南城市、共催・沖縄タイムス社、琉球放送)に出場するため、台湾からの選手団約40人が4日、来沖した。海外からの団体出場は初めて。
今回は10回大会を記念して、沖縄・台湾交流振興会の平田久雄代表らが台湾からジョガーの参加を呼び掛けていた。
那覇空港国際線ターミナルで、選手団を迎えた南城市の古謝景春市長は「沖縄の歴史と文化、豊かな自然を満喫してほしい」と歓迎した。
選手団団長の曽太平さん(65)は「沖縄と台湾の友好的な交流を深めたい」と決意。100キロマラソンで台湾記録7時間37分30秒の保持者・郭宗智さん(58)は「(尚巴志では)1時間半が目標。リラックスして走りたい」と意欲を見せた。
沖縄タイムス

古謝景春南城市長らと記念撮影をする台湾の選手団
=4日、那覇空港
6日開催の2011尚巴志ハーフマラソンin南城市(主催・同大会実行委員会、南城市、共催・沖縄タイムス社、琉球放送)に出場するため、台湾からの選手団約40人が4日、来沖した。海外からの団体出場は初めて。
今回は10回大会を記念して、沖縄・台湾交流振興会の平田久雄代表らが台湾からジョガーの参加を呼び掛けていた。
那覇空港国際線ターミナルで、選手団を迎えた南城市の古謝景春市長は「沖縄の歴史と文化、豊かな自然を満喫してほしい」と歓迎した。
選手団団長の曽太平さん(65)は「沖縄と台湾の友好的な交流を深めたい」と決意。100キロマラソンで台湾記録7時間37分30秒の保持者・郭宗智さん(58)は「(尚巴志では)1時間半が目標。リラックスして走りたい」と意欲を見せた。
沖縄タイムス
貴婦人 田の散策 (沖縄)
貴婦人 田の散策 金武にタゲリ飛来

金武町に飛来し、水田地域でエサを探すタゲリ
=4日朝(福元大輔撮影)
【金武】
冬の渡り鳥でチドリ科のタゲリが、金武町内に飛来している。
4日には収穫前の稲穂が黄金色に輝く水田で、昆虫などのエサをついばんでいた。
片足で田んぼをたたき、ミミズなどを追い出す習性から「田を蹴る鳥」でタゲリとなったという説がある。
頭頂部から反るように伸びる黒く長い冠羽(かんう)が特徴で、緑色の羽は光沢を帯びる。「冬の貴婦人」とも呼ばれ、飛び立つ際などに「ミャー」とネコのように鳴く。
沖縄タイムス

金武町に飛来し、水田地域でエサを探すタゲリ
=4日朝(福元大輔撮影)
【金武】
冬の渡り鳥でチドリ科のタゲリが、金武町内に飛来している。
4日には収穫前の稲穂が黄金色に輝く水田で、昆虫などのエサをついばんでいた。
片足で田んぼをたたき、ミミズなどを追い出す習性から「田を蹴る鳥」でタゲリとなったという説がある。
頭頂部から反るように伸びる黒く長い冠羽(かんう)が特徴で、緑色の羽は光沢を帯びる。「冬の貴婦人」とも呼ばれ、飛び立つ際などに「ミャー」とネコのように鳴く。
沖縄タイムス
2011-11-04
生まり島・ミャーク大会 (宮古島・沖縄)
「郷友を歓迎し、親睦深めて」/
生まり島・ミャーク大会実行委市民の参加呼び掛け

市民に参加を呼び掛ける垣花事務局長(左)ら=3日、宮古島観光協会
生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会の開幕を直前に控え、同実行委員会は3日、会見を開き、市民の参加を呼び掛けた。垣花健志事務局長は「郷友も続々、訪れている。市民の皆さんが大勢参加し、郷友を歓迎するとともに親睦を深めてもらいたい」とPRした。
メーンイベントの「歓迎ぷからすパーティー」は、5日午後5時からJAおきなわ2階ホールで開催される。参加費は3000円。歌手の下地勇さん、砂川恵理歌さんのほか、ものまねタレントの魅川憲一郎さんの出演も決定した。同日午後2時からは西里、市場、下里の3通りでパレードも実施される。
方言大会の「スマフツ自慢」は6日午前10時から、マティダ市民劇場で開かれる。鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会入賞者の砂川辰夫さんや根間ツル子さん、天久宏さんらが出場し、爆笑の渦を巻き起こす。入場料は1000円。
第10回クイチャーフェスティバルは、6日午後2時からカママ嶺公園多目的広場で開催。伝統クイチャーと創作クイチャーが披露される。
協力イベントの映画「スケッチ・オブ・ミャーク」上映会は4日午後7時から市中央公民館、クイチャーパラダイス宮古島公演は5日午前時からマティダ市民劇場でそれぞれ行われる。
. 宮古毎日新聞
生まり島・ミャーク大会実行委市民の参加呼び掛け

市民に参加を呼び掛ける垣花事務局長(左)ら=3日、宮古島観光協会
生(ん)まり島(ずま)・ミャーク大会の開幕を直前に控え、同実行委員会は3日、会見を開き、市民の参加を呼び掛けた。垣花健志事務局長は「郷友も続々、訪れている。市民の皆さんが大勢参加し、郷友を歓迎するとともに親睦を深めてもらいたい」とPRした。
メーンイベントの「歓迎ぷからすパーティー」は、5日午後5時からJAおきなわ2階ホールで開催される。参加費は3000円。歌手の下地勇さん、砂川恵理歌さんのほか、ものまねタレントの魅川憲一郎さんの出演も決定した。同日午後2時からは西里、市場、下里の3通りでパレードも実施される。
方言大会の「スマフツ自慢」は6日午前10時から、マティダ市民劇場で開かれる。鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会入賞者の砂川辰夫さんや根間ツル子さん、天久宏さんらが出場し、爆笑の渦を巻き起こす。入場料は1000円。
第10回クイチャーフェスティバルは、6日午後2時からカママ嶺公園多目的広場で開催。伝統クイチャーと創作クイチャーが披露される。
協力イベントの映画「スケッチ・オブ・ミャーク」上映会は4日午後7時から市中央公民館、クイチャーパラダイス宮古島公演は5日午前時からマティダ市民劇場でそれぞれ行われる。
. 宮古毎日新聞
老人施設にタオル300枚寄贈 (沖縄)
与那原の子ら 老人施設にタオル300枚寄贈

利用者に、集めたタオルなどを寄贈する与那原町ジュニアリーダーの
子どもたち(右)=与那原町、介護老人保健施設「うりずん」
【与那原】
町内の老人福祉施設等に未使用タオルの寄贈を呼び掛けていた町ジュニアリーダークラブ(入福浜萌(いりふくはまきさら)会長)は、集まったタオルで作ったぞうきんなどを10月中旬、町内の介護老人保健施設「うりずん」など3施設に寄贈した。子どもたちはエイサーを披露するなど、高齢者と触れ合いを深めた。
同クラブは「未使用タオル回収プロジェクト」として町広報誌などで7月から町民に呼び掛け、約300枚が寄せられた。一部は、町民生委員の指導を受け、ぞうきんや手が硬くなるのを予防するのに使う「ハンドロール」に仕立てた。
慰問を兼ねて「うりずん」を訪問、タオルを寄贈し、エイサーも披露した。おやつタイムで、高齢者の介助もした。参加した内間龍一君(与那原中3年)は「おばあちゃんたちの笑顔から元気をもらい、長寿をあやかりました」と語った。
沖縄タイムス

利用者に、集めたタオルなどを寄贈する与那原町ジュニアリーダーの
子どもたち(右)=与那原町、介護老人保健施設「うりずん」
【与那原】
町内の老人福祉施設等に未使用タオルの寄贈を呼び掛けていた町ジュニアリーダークラブ(入福浜萌(いりふくはまきさら)会長)は、集まったタオルで作ったぞうきんなどを10月中旬、町内の介護老人保健施設「うりずん」など3施設に寄贈した。子どもたちはエイサーを披露するなど、高齢者と触れ合いを深めた。
同クラブは「未使用タオル回収プロジェクト」として町広報誌などで7月から町民に呼び掛け、約300枚が寄せられた。一部は、町民生委員の指導を受け、ぞうきんや手が硬くなるのを予防するのに使う「ハンドロール」に仕立てた。
慰問を兼ねて「うりずん」を訪問、タオルを寄贈し、エイサーも披露した。おやつタイムで、高齢者の介助もした。参加した内間龍一君(与那原中3年)は「おばあちゃんたちの笑顔から元気をもらい、長寿をあやかりました」と語った。
沖縄タイムス
モンパチ初参戦 (OKINAWA)
桜坂でつながる街フェス モンパチ初参戦
音楽やアートを融合した都市型フェスティバル「アサイラム2011~サクラザカ・ミュージック・アンド・アート・ウィークエンド」が11日から13日まで桜坂劇場を中心に開かれる。今年は東日本大震災の被災地に赴いたミュージシャンらのトークセッションも予定している。
「アサイラム」は「避難所」を意味する言葉。2007年、現代という荒野で音楽やアートなどの表現が人々の避難所になるというコンセプトで始まった。劇場プロデューサーの野田隆司は、震災後、アサイラムという言葉が新たな意味合いを帯びてきたと言う。「このアサイラムで、今すべきことは何か。被災地に行ったミュージシャンもいる。彼らがそこで感じたものを観客と共有する場をつくりたい」
初参加のモンゴル800のほか、二階堂和美ら県内外の人気アーティストが出演。宮古の神唄を歌う「ハーニーズ佐良浜」などユニークな面々も。また出演者のコラボレーションも予定しているという。「出演者の紹介など、人のつながりでイベントがつくられている側面もある。今後も新たなつながりをつくる場所にしたい」
劇場周辺にはホテルも多いことから、「宿泊から食事、会場までの移動を徒歩で完結できるのが『街フェス』の魅力。普段着で遊びに来てほしい」と呼び掛けた。
そのほかの出演はきいやま商店、マルチーズロック、タテタカコ、遠藤ミチロウ、エレメント・オブ・ザ・モーメント、385、ザ・ノー・プロブレムズ、仰木亮彦(在日ファンク)、シネマ・ダブ・モンクス、スズモク、イースタン・ユースら。
イベントの詳細は公式ブログなどで確認できる。
問い合わせは桜坂劇場、電話098(860)9555。
沖縄タイムス
音楽やアートを融合した都市型フェスティバル「アサイラム2011~サクラザカ・ミュージック・アンド・アート・ウィークエンド」が11日から13日まで桜坂劇場を中心に開かれる。今年は東日本大震災の被災地に赴いたミュージシャンらのトークセッションも予定している。
「アサイラム」は「避難所」を意味する言葉。2007年、現代という荒野で音楽やアートなどの表現が人々の避難所になるというコンセプトで始まった。劇場プロデューサーの野田隆司は、震災後、アサイラムという言葉が新たな意味合いを帯びてきたと言う。「このアサイラムで、今すべきことは何か。被災地に行ったミュージシャンもいる。彼らがそこで感じたものを観客と共有する場をつくりたい」
初参加のモンゴル800のほか、二階堂和美ら県内外の人気アーティストが出演。宮古の神唄を歌う「ハーニーズ佐良浜」などユニークな面々も。また出演者のコラボレーションも予定しているという。「出演者の紹介など、人のつながりでイベントがつくられている側面もある。今後も新たなつながりをつくる場所にしたい」
劇場周辺にはホテルも多いことから、「宿泊から食事、会場までの移動を徒歩で完結できるのが『街フェス』の魅力。普段着で遊びに来てほしい」と呼び掛けた。
そのほかの出演はきいやま商店、マルチーズロック、タテタカコ、遠藤ミチロウ、エレメント・オブ・ザ・モーメント、385、ザ・ノー・プロブレムズ、仰木亮彦(在日ファンク)、シネマ・ダブ・モンクス、スズモク、イースタン・ユースら。
イベントの詳細は公式ブログなどで確認できる。
問い合わせは桜坂劇場、電話098(860)9555。
沖縄タイムス
「沖縄経済に打撃」 (沖縄)
超党派でTPP反対 「沖縄経済に打撃」

環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題について、超党派で
反対表明する県選出・出身国会議員
=3日、那覇市のパシフィックホテル沖縄
県選出・出身国会議員は3日、那覇市内で会見し、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題について、超党派の全議員8人の連名による反対声明を発表した。
超党派を呼び掛けた照屋寛徳衆院議員(社民)は「沖縄の農業が壊滅的な打撃を受けるのは必至だ。与野党、党派を超えて政府に反対を訴える」と表明。
TPP参加は農水畜産業や公共事業、医療、建設業など県経済に多大な影響を与えると批判した。
来週、首相か官房長官に要請する予定。政治的スタンスが異なる県選出・出身の全国会議員が超党派で統一声明を出すのは異例。
TPP交渉参加問題では仲井真弘多知事が1日に政府に反対を要請しており、今回の超党派国会議員の表明で、沖縄のTPP参加に反対する立場がより鮮明になった。
反対声明では「県経済に及ぼす影響は甚大」と指摘。具体的な農業支援や保護政策がないまま協定を締結すれば「沖縄の農水畜産業が壊滅的打撃を被るのは間違いない」と危機感を示した。
離島経済への影響で「農業の多面的機能を瓦解(がかい)させ、人口流出に歯止めがかからなくなる」と言及。「自治体発注の公共事業で地元企業を優先するルールも廃止に追い込まれかねない」とし、県内建設業にも大きな痛手になると指摘した。
糸数慶子参院議員(無所属)は会見で「(TPPは)離島県沖縄の経済が打撃を受ける最大の要因になる」と反対の意思を示した。
下地幹郎衆院議員(国新)は「農畜産業への影響に対する対策がどうなるのか分からない」と述べ、拙速な交渉判断に異を唱えた。
瑞慶覧長敏衆院議員(民主)は「日本が培った安全、品質、衛生基準を失うことになる」と述べ、「食の安全」崩壊に危機感を表した。
赤嶺政賢(共産)、玉城デニー(民主)両衆院議員と山内徳信参院議員(社民)は、米国の国益を守るルールの押し付けだと非難した。島尻安伊子参院議員(自民)は出張のため欠席した。
琉球新報

環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題について、超党派で
反対表明する県選出・出身国会議員
=3日、那覇市のパシフィックホテル沖縄
県選出・出身国会議員は3日、那覇市内で会見し、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題について、超党派の全議員8人の連名による反対声明を発表した。
超党派を呼び掛けた照屋寛徳衆院議員(社民)は「沖縄の農業が壊滅的な打撃を受けるのは必至だ。与野党、党派を超えて政府に反対を訴える」と表明。
TPP参加は農水畜産業や公共事業、医療、建設業など県経済に多大な影響を与えると批判した。
来週、首相か官房長官に要請する予定。政治的スタンスが異なる県選出・出身の全国会議員が超党派で統一声明を出すのは異例。
TPP交渉参加問題では仲井真弘多知事が1日に政府に反対を要請しており、今回の超党派国会議員の表明で、沖縄のTPP参加に反対する立場がより鮮明になった。
反対声明では「県経済に及ぼす影響は甚大」と指摘。具体的な農業支援や保護政策がないまま協定を締結すれば「沖縄の農水畜産業が壊滅的打撃を被るのは間違いない」と危機感を示した。
離島経済への影響で「農業の多面的機能を瓦解(がかい)させ、人口流出に歯止めがかからなくなる」と言及。「自治体発注の公共事業で地元企業を優先するルールも廃止に追い込まれかねない」とし、県内建設業にも大きな痛手になると指摘した。
糸数慶子参院議員(無所属)は会見で「(TPPは)離島県沖縄の経済が打撃を受ける最大の要因になる」と反対の意思を示した。
下地幹郎衆院議員(国新)は「農畜産業への影響に対する対策がどうなるのか分からない」と述べ、拙速な交渉判断に異を唱えた。
瑞慶覧長敏衆院議員(民主)は「日本が培った安全、品質、衛生基準を失うことになる」と述べ、「食の安全」崩壊に危機感を表した。
赤嶺政賢(共産)、玉城デニー(民主)両衆院議員と山内徳信参院議員(社民)は、米国の国益を守るルールの押し付けだと非難した。島尻安伊子参院議員(自民)は出張のため欠席した。
琉球新報
タイガー産業、新工場落成 (沖縄)
タイガー産業、新工場落成 中国で式典

新工場内を案内するタイガー産業の島袋社長(右から2人目)
=3日、南寧市の工場
【中国・南寧市で宮城栄作】
建設資材製造・卸販売のタイガー産業(うるま市、島袋盛義社長)は3日、中国・広西チワン族自治区の南寧市で、グループ会社「広西盛虎金属製品有限公司」の新工場落成式を開いた。金属、プラスチック製品を中心に年間8000トンを生産するグループ中核工場の一つ。中国政府や南寧市、県内外の取引企業などから約600人が出席し、本格稼働を祝った。
式典で島袋社長は「新工場の業績も順調に伸びている。さらにコスト低減、技術熟練を図り顧客に喜ばれる製品を作っていきたい」と意気込みを語った。同自治区外事弁公室の鐘志英副主任は「南寧市には誘致政策や資源面で企業進出にとって有利な条件がそろっている。さらなる発展を支援し、より多くのサービスを提供したい」とさらなる投資を呼び掛けた。
同社は1997年から現地生産を開始。旧工場が住宅地域に変更されたため、優遇措置のある「市経済技術開発地区」に工場移設を決め、2009年から造成を進めた。
工場の敷地面積は3万6668平方メートル。工場部分の延べ床面積は約3万7000平方メートルで、旧工場の3倍の規模となった。金属・プラスチック製品の製造機器、5種類の表面処理装置などを設置。投資額は12億円以上に上る。
日本でトップシェアのつりボルト(天井を支えるネジ)など金属製品は年間6000トン、プラスチック2000トンを製造。同工場で生産する製品は日本本土や中国、東南アジアに輸出され、工場の売上額は約10億円という。
新製品開発などで市場開拓しており、来年度の生産量は1万トンを超える見込み。今後も拡張を進める計画で、5年以内に売上額を50億円まで伸ばす計画。
南寧市の人口は約700万人。中国南部の沿海部に位置し、「広西北部湾経済区」として、中国の開発政策の対象となっている。投資優遇で欧米、アジア各国の企業が進出しているほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)を結ぶ拠点として中国ASEAN博覧会も毎年開催されている。
沖縄の視察団は南寧市内のアルミ工場やASEAN展示会場を見学したほか、同市主催の投資説明会に参加した。
沖縄タイムス

新工場内を案内するタイガー産業の島袋社長(右から2人目)
=3日、南寧市の工場
【中国・南寧市で宮城栄作】
建設資材製造・卸販売のタイガー産業(うるま市、島袋盛義社長)は3日、中国・広西チワン族自治区の南寧市で、グループ会社「広西盛虎金属製品有限公司」の新工場落成式を開いた。金属、プラスチック製品を中心に年間8000トンを生産するグループ中核工場の一つ。中国政府や南寧市、県内外の取引企業などから約600人が出席し、本格稼働を祝った。
式典で島袋社長は「新工場の業績も順調に伸びている。さらにコスト低減、技術熟練を図り顧客に喜ばれる製品を作っていきたい」と意気込みを語った。同自治区外事弁公室の鐘志英副主任は「南寧市には誘致政策や資源面で企業進出にとって有利な条件がそろっている。さらなる発展を支援し、より多くのサービスを提供したい」とさらなる投資を呼び掛けた。
同社は1997年から現地生産を開始。旧工場が住宅地域に変更されたため、優遇措置のある「市経済技術開発地区」に工場移設を決め、2009年から造成を進めた。
工場の敷地面積は3万6668平方メートル。工場部分の延べ床面積は約3万7000平方メートルで、旧工場の3倍の規模となった。金属・プラスチック製品の製造機器、5種類の表面処理装置などを設置。投資額は12億円以上に上る。
日本でトップシェアのつりボルト(天井を支えるネジ)など金属製品は年間6000トン、プラスチック2000トンを製造。同工場で生産する製品は日本本土や中国、東南アジアに輸出され、工場の売上額は約10億円という。
新製品開発などで市場開拓しており、来年度の生産量は1万トンを超える見込み。今後も拡張を進める計画で、5年以内に売上額を50億円まで伸ばす計画。
南寧市の人口は約700万人。中国南部の沿海部に位置し、「広西北部湾経済区」として、中国の開発政策の対象となっている。投資優遇で欧米、アジア各国の企業が進出しているほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)を結ぶ拠点として中国ASEAN博覧会も毎年開催されている。
沖縄の視察団は南寧市内のアルミ工場やASEAN展示会場を見学したほか、同市主催の投資説明会に参加した。
沖縄タイムス
「母に感謝」米での困難語る (沖縄)
「母に感謝」米での困難語る

アメリカでの生活などを語ったてい子・与那覇・トゥーシーさん
=伊是名村、伊是名小学校
【伊是名】
世界のウチナーンチュ大会関連の「レッツスタディ・ワールドウチナーンチュ事業」の講演会が10月20日、伊是名小学校であり、ニューヨーク沖縄県人会会長のてい子・与那覇・トゥーシーさんが同小5・6年生を対象に、アメリカでの生活や県人会の活動などを語った。
トゥーシーさんは「沖縄にいる母のおかげで困難を乗り越えられた」と感謝を語り「親や先生の厳しさを今はうっとうしく感じても、後で必ず自分の役に立ち、感謝の気持ちへと変わる」と述べた。
最後は、トゥーシーさんが振り付けをしたエイサーを全員で踊った。
(末吉雅枝通信員)
沖縄タイムス

アメリカでの生活などを語ったてい子・与那覇・トゥーシーさん
=伊是名村、伊是名小学校
【伊是名】
世界のウチナーンチュ大会関連の「レッツスタディ・ワールドウチナーンチュ事業」の講演会が10月20日、伊是名小学校であり、ニューヨーク沖縄県人会会長のてい子・与那覇・トゥーシーさんが同小5・6年生を対象に、アメリカでの生活や県人会の活動などを語った。
トゥーシーさんは「沖縄にいる母のおかげで困難を乗り越えられた」と感謝を語り「親や先生の厳しさを今はうっとうしく感じても、後で必ず自分の役に立ち、感謝の気持ちへと変わる」と述べた。
最後は、トゥーシーさんが振り付けをしたエイサーを全員で踊った。
(末吉雅枝通信員)
沖縄タイムス
栄華を再現 (沖縄)
栄華を再現 王朝行列

王朝時代の栄華を再現し、沿道を練り歩いた古式行列
=3日、那覇市首里当蔵町(古謝克公撮影)
第46回琉球王朝祭り首里(主催・首里振興会)が3日に開かれ、琉球国王が正月3日に寺社参詣した様子を再現した「古式行列」が首里城周辺で行われた。国王や王妃を始め、約300人が華やかな衣装をまとい、王朝絵巻を繰り広げた。
国王が国の安泰と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するために、三司官や摂政(シッシー)ら役人を従え、寺を参拝する初行幸(ハチウチョウハイ)の儀式を再現した。
沿道に駆けつけた宮里シゲさん(89)は「生まれも育ちも首里で、行列を毎年楽しみにしている。若い人の参加も多く、沖縄の伝統に興味を持ってくれていることもうれしい」と話した。
沖縄タイムス

王朝時代の栄華を再現し、沿道を練り歩いた古式行列
=3日、那覇市首里当蔵町(古謝克公撮影)
第46回琉球王朝祭り首里(主催・首里振興会)が3日に開かれ、琉球国王が正月3日に寺社参詣した様子を再現した「古式行列」が首里城周辺で行われた。国王や王妃を始め、約300人が華やかな衣装をまとい、王朝絵巻を繰り広げた。
国王が国の安泰と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するために、三司官や摂政(シッシー)ら役人を従え、寺を参拝する初行幸(ハチウチョウハイ)の儀式を再現した。
沿道に駆けつけた宮里シゲさん(89)は「生まれも育ちも首里で、行列を毎年楽しみにしている。若い人の参加も多く、沖縄の伝統に興味を持ってくれていることもうれしい」と話した。
沖縄タイムス
「枯れ葉剤」か 米軍文書見つかる (OKINAWA)
「枯れ葉剤」か 米軍文書見つかる
ベトナム戦争が激しさを増していた1966年、米軍が当時最新の除草剤の取り扱いを指示する目的で沖縄、フィリピン、台湾に派遣した視察団の報告書が3日までに見つかった。専門家はベトナム戦で使用した枯れ葉剤(オレンジ剤)との関連性を指摘している。(知念清張)
空軍省の同年9月8日付け報告書「リポート・オブ・スタッフビジット フィリピン、台湾、沖縄」によると、海空軍の合同視察団は化学薬品の安全性と効率性を高める目的で、8月7~24日の期間中にフィリピン、台湾、沖縄を訪問した。県内は嘉手納基地など3カ所を訪れている。枯れ葉剤問題を取材している英フリージャーナリストのジョン・ミッチェル氏が入手した。
報告書は化学薬品の品目には触れていないが、除草剤を示す「herbicides」の用語を使い、「今や使用できるようになった害虫や雑草管理のための最新薬品」と記述している。
英科学誌「ネイチャー」(2003年4月号)によると、猛毒ダイオキシンが含まれた「オレンジ剤」が使用されたのは65年~70年で、報告書が作成された時期はベトナム戦で使用を開始した直後にあたる。沖縄については「言葉の問題により通訳が必要となる」と報告しており、日本人基地従業員が、何らかの形で関与させられた可能性もある。
米軍はベトナムでの枯れ葉剤散布の目的を伝染病予防のための害虫駆除と説明していたが、実際には北ベトナム勢力の補給路寸断や農業基盤の破壊が狙いだった。枯れ葉剤には発がん性や催奇形性が指摘される猛毒のダイオキシンが含まれ、ベトナム人の被害は300万人余りに上る。
今年に入り退役軍人が県内での枯れ葉剤使用を証言してから、県軍用地転用促進・基地問題協議会(会長・仲井真弘多知事)は政府に対し、事実関係の確認を求めている。
日米関係史研究者の新原昭治氏の話 米軍は当時、枯れ葉剤(オレンジ剤)を含めた意味で「herbicides」の用語を使っていた。報告書だけでは沖縄での枯れ葉剤使用を決定づけることにはならないが、状況から判断して県内で、使用された可能性の高さを裏付ける貴重な資料だ。
沖縄タイムス
ベトナム戦争が激しさを増していた1966年、米軍が当時最新の除草剤の取り扱いを指示する目的で沖縄、フィリピン、台湾に派遣した視察団の報告書が3日までに見つかった。専門家はベトナム戦で使用した枯れ葉剤(オレンジ剤)との関連性を指摘している。(知念清張)
空軍省の同年9月8日付け報告書「リポート・オブ・スタッフビジット フィリピン、台湾、沖縄」によると、海空軍の合同視察団は化学薬品の安全性と効率性を高める目的で、8月7~24日の期間中にフィリピン、台湾、沖縄を訪問した。県内は嘉手納基地など3カ所を訪れている。枯れ葉剤問題を取材している英フリージャーナリストのジョン・ミッチェル氏が入手した。
報告書は化学薬品の品目には触れていないが、除草剤を示す「herbicides」の用語を使い、「今や使用できるようになった害虫や雑草管理のための最新薬品」と記述している。
英科学誌「ネイチャー」(2003年4月号)によると、猛毒ダイオキシンが含まれた「オレンジ剤」が使用されたのは65年~70年で、報告書が作成された時期はベトナム戦で使用を開始した直後にあたる。沖縄については「言葉の問題により通訳が必要となる」と報告しており、日本人基地従業員が、何らかの形で関与させられた可能性もある。
米軍はベトナムでの枯れ葉剤散布の目的を伝染病予防のための害虫駆除と説明していたが、実際には北ベトナム勢力の補給路寸断や農業基盤の破壊が狙いだった。枯れ葉剤には発がん性や催奇形性が指摘される猛毒のダイオキシンが含まれ、ベトナム人の被害は300万人余りに上る。
今年に入り退役軍人が県内での枯れ葉剤使用を証言してから、県軍用地転用促進・基地問題協議会(会長・仲井真弘多知事)は政府に対し、事実関係の確認を求めている。
日米関係史研究者の新原昭治氏の話 米軍は当時、枯れ葉剤(オレンジ剤)を含めた意味で「herbicides」の用語を使っていた。報告書だけでは沖縄での枯れ葉剤使用を決定づけることにはならないが、状況から判断して県内で、使用された可能性の高さを裏付ける貴重な資料だ。
沖縄タイムス
八重山教科書「文科省方針は違憲」 (八重山・沖縄)
八重山教科書「文科省方針は違憲」 労組が抗議集会

中川大臣の「有償」答弁撤回などを求め、ガンバロー三唱を
する参加者=2日、那覇市泉崎の県民広場
沖教組と高教組、沖縄平和運動センターは2日、八重山の教科書採択問題で中川正春文部科学大臣が「竹富町は無償措置対象外」とした国会答弁の撤回と、9月8日の全員協議の決定の尊重を求める集会を那覇市泉崎の県民広場で開いた。
約200人が参加、文科省の方針を憲法26条違反と指摘し抗議すると同時に、育鵬社版採択に反対し竹富町教委や県教委を支えていくことを確認した。
沖教組の山本隆司委員長は「そもそも文科省はなぜ、育鵬社版を教科書検定で通したのか。
政治的な思惑が見え隠れする」と一連の動きを批判。高教組の玉那覇哲委員長は「文科省はぶれまくっている。
民の声を無視し続けている姿勢は、基地問題と同じだ」と指摘した。沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長は「文科省の方針は憲法に反する」とし「県教委や竹富町教委を支援し、頑張っていこう」と呼び掛けた。
沖縄平和運動センターは八重山地区の関係団体と連携し、11月中に石垣市や与那国町で集会を開く予定。
琉球新報

中川大臣の「有償」答弁撤回などを求め、ガンバロー三唱を
する参加者=2日、那覇市泉崎の県民広場
沖教組と高教組、沖縄平和運動センターは2日、八重山の教科書採択問題で中川正春文部科学大臣が「竹富町は無償措置対象外」とした国会答弁の撤回と、9月8日の全員協議の決定の尊重を求める集会を那覇市泉崎の県民広場で開いた。
約200人が参加、文科省の方針を憲法26条違反と指摘し抗議すると同時に、育鵬社版採択に反対し竹富町教委や県教委を支えていくことを確認した。
沖教組の山本隆司委員長は「そもそも文科省はなぜ、育鵬社版を教科書検定で通したのか。
政治的な思惑が見え隠れする」と一連の動きを批判。高教組の玉那覇哲委員長は「文科省はぶれまくっている。
民の声を無視し続けている姿勢は、基地問題と同じだ」と指摘した。沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長は「文科省の方針は憲法に反する」とし「県教委や竹富町教委を支援し、頑張っていこう」と呼び掛けた。
沖縄平和運動センターは八重山地区の関係団体と連携し、11月中に石垣市や与那国町で集会を開く予定。
琉球新報
3年ぶり大学合格者 鏡が丘特別支援学校 (沖縄)
3年ぶり大学合格者 鏡が丘特別支援学校

県立鏡が丘特別支援学校から3年ぶりの大学合格者となった
大城亮君(前列左)と川満雅恵さん(同右)ら
=10月26日、浦添市の県立鏡が丘特別支援学校
肢体不自由の児童生徒が通う県立鏡が丘特別支援学校(浦添市)の生徒2人が、大学に合格した。
同校の大学合格者は3年ぶり。同じ年に大学合格者が一挙に2人誕生したことを、学校側は「快挙」と喜んでいる。
合格したのは高等部一般学級3年の大城亮君(17)=宜野湾市=と、川満雅恵さん(18)=浦添市。大城君は10月5日に沖縄国際大学総合文化学部英米言語文化学科に、川満さんは10月13日に沖縄大学人文学部福祉文化学科社会福祉専攻に、ともにAO入試で合格した。
大城君は中学生の時から英語に関心が強く、県内の英語弁論大会で昨年度、優秀賞を受賞したこともある。語学を通じて世界の文化を学びたいと沖縄国際大の受験を決意。今年の夏からAO入試の課題である志望理由書や自己PR書の作成を始めた。
「大学ではもっと英語を勉強して、将来は国際的に活躍したい」と意気込んでいる。
川満さんは将来、福祉に関わる仕事がしたいと福祉の専門家が多い沖縄大の受験を決めた。受験勉強中は「障がい者の自分が大学生活を送れるか」と不安だったと明かす。
しかし、沖縄大学が6月に一週間の体験入学を設定、学生生活を体験でき不安が薄れ、勉強に集中できたという。今年の県高等学校総合体育大会アーチェリー競技の30メートルダブルで優勝した川満さんは「健常者も障がい者も一緒に楽しめる運動サークルを立ち上げたい」と大学生活を描く。
同校の仲尾武校長は「大学に入学すれば周りから注目を浴びると思うが、プレッシャーを力に変えてほしい」と激励した。
琉球新報

県立鏡が丘特別支援学校から3年ぶりの大学合格者となった
大城亮君(前列左)と川満雅恵さん(同右)ら
=10月26日、浦添市の県立鏡が丘特別支援学校
肢体不自由の児童生徒が通う県立鏡が丘特別支援学校(浦添市)の生徒2人が、大学に合格した。
同校の大学合格者は3年ぶり。同じ年に大学合格者が一挙に2人誕生したことを、学校側は「快挙」と喜んでいる。
合格したのは高等部一般学級3年の大城亮君(17)=宜野湾市=と、川満雅恵さん(18)=浦添市。大城君は10月5日に沖縄国際大学総合文化学部英米言語文化学科に、川満さんは10月13日に沖縄大学人文学部福祉文化学科社会福祉専攻に、ともにAO入試で合格した。
大城君は中学生の時から英語に関心が強く、県内の英語弁論大会で昨年度、優秀賞を受賞したこともある。語学を通じて世界の文化を学びたいと沖縄国際大の受験を決意。今年の夏からAO入試の課題である志望理由書や自己PR書の作成を始めた。
「大学ではもっと英語を勉強して、将来は国際的に活躍したい」と意気込んでいる。
川満さんは将来、福祉に関わる仕事がしたいと福祉の専門家が多い沖縄大の受験を決めた。受験勉強中は「障がい者の自分が大学生活を送れるか」と不安だったと明かす。
しかし、沖縄大学が6月に一週間の体験入学を設定、学生生活を体験でき不安が薄れ、勉強に集中できたという。今年の県高等学校総合体育大会アーチェリー競技の30メートルダブルで優勝した川満さんは「健常者も障がい者も一緒に楽しめる運動サークルを立ち上げたい」と大学生活を描く。
同校の仲尾武校長は「大学に入学すれば周りから注目を浴びると思うが、プレッシャーを力に変えてほしい」と激励した。
琉球新報
わが子の面影アスナロに重ね (東北)
わが子の面影アスナロに重ね 石巻・大川小の遺族ら植樹

堅登君と巴那さんを思い、苗木を植える鈴木さん夫妻
=石巻市釜谷
東日本大震災の津波で、全校児童の7割に当たる74人が死亡、行方不明になっている宮城県石巻市大川小で3日、遺族が犠牲者の冥福を祈り、アスナロの木125本を植えた。親たちは苗木に亡くしたわが子の姿を重ね合わせ、木の成長を願った。
遺族に加え、大川小の児童や卒業生ら計約150人が参加。木は同小のPTA会報誌「あすなろ」の名前にちなんで選んだ。
鈴木義明さん(49)、実穂さん(43)夫妻は6年生だった長男の堅登君を亡くした。4年生だった長女の巴那(はな)さんは行方不明のままだ。「2人のために親の手で木を植えてあげたい」と参加した。
大川小では児童108人のうち堅登君ら70人が死亡、巴那さんを含む4人の行方が分からない。教職員も当時学校にいた11人のうち9人が死亡、1人が行方不明になっている。
不明者の捜索態勢は縮小されつつある。鈴木さんは10月、他の不明児童の家族とともに、石巻市に捜索の継続を求める要望書を提出した。
義明さんは「巴那が見つからないと、気持ちに区切りをつけられない。他の家族も同じ気持ちだと思う」と話す。
鈴木さん夫妻が選んだ苗木は堅登君、巴那さん兄妹を思い、大きい苗と小さい苗の2本。同じく津波の犠牲になった仲良しの友達の苗木と並んで植え付けられた。
「子どもたちの成長は見られなかった。でも、この木がすくすく育ってくれたら、悲しい時は木に会いに来られる」。実穂さんは2本の苗木に優しく土をかぶせた。
2011年11月04日金曜日
河北新報

堅登君と巴那さんを思い、苗木を植える鈴木さん夫妻
=石巻市釜谷
東日本大震災の津波で、全校児童の7割に当たる74人が死亡、行方不明になっている宮城県石巻市大川小で3日、遺族が犠牲者の冥福を祈り、アスナロの木125本を植えた。親たちは苗木に亡くしたわが子の姿を重ね合わせ、木の成長を願った。
遺族に加え、大川小の児童や卒業生ら計約150人が参加。木は同小のPTA会報誌「あすなろ」の名前にちなんで選んだ。
鈴木義明さん(49)、実穂さん(43)夫妻は6年生だった長男の堅登君を亡くした。4年生だった長女の巴那(はな)さんは行方不明のままだ。「2人のために親の手で木を植えてあげたい」と参加した。
大川小では児童108人のうち堅登君ら70人が死亡、巴那さんを含む4人の行方が分からない。教職員も当時学校にいた11人のうち9人が死亡、1人が行方不明になっている。
不明者の捜索態勢は縮小されつつある。鈴木さんは10月、他の不明児童の家族とともに、石巻市に捜索の継続を求める要望書を提出した。
義明さんは「巴那が見つからないと、気持ちに区切りをつけられない。他の家族も同じ気持ちだと思う」と話す。
鈴木さん夫妻が選んだ苗木は堅登君、巴那さん兄妹を思い、大きい苗と小さい苗の2本。同じく津波の犠牲になった仲良しの友達の苗木と並んで植え付けられた。
「子どもたちの成長は見られなかった。でも、この木がすくすく育ってくれたら、悲しい時は木に会いに来られる」。実穂さんは2本の苗木に優しく土をかぶせた。
2011年11月04日金曜日
河北新報
老ク連会員がハッスル (宮古島・沖縄)
老ク連会員がハッスル 平良・城辺支部が運動会

リレーでバドンをつなぐ代表選手ら=市陸上競技場
◎平良支部
宮古島市老人クラブ連合会平良支部の第6回大運動会が3日、 市陸上競技場で行われた。 池間・狩俣・西辺・北・久松・鏡原・平一・宮島の計8学区の代表選手たちがリレーなどで競い合った。 その結果、 西辺学区が優勝した。
この大会は会員がスポーツを通して健康の保持といきがい、 社会参加を推進させるとともに、 協調心を養い、 スポーツへの関心を高めることを目的に開催している。
午前9時ごろから行われた運動会では100㍍や60㍍走、 ボール蹴りリレー、 輪回しリレーなどが行われた。 代表選手たちは和気あいあいと競技に臨み、 健脚を競った。 また、 各学区による踊りも披露され、 大いに賑わいを見せた。

ゲートボール競技を楽しむ参加者たち=城辺小グラウンド
結果は次の通り。
優勝=西辺▽準優勝=池間▽3位=鏡原▽4位=北▽5位=狩俣▽6位=久松▽7位=宮島▽8位=平一▽応援賞=①平一②宮島③北
◎城辺支部
「自立と連帯の輪を広げて 心豊かな21世紀を」 をスローガンに宮古島市老人クラブ連合会城辺支部 (喜屋武盛吉支部長) の第6回大運動会が3日、 城辺小グラウンドで行われた。 城辺・福嶺・西城・砂川4学区の自治会 (部落) から約350人が参加し、 60㍍走やゲートボール競技などを通して、 ともに楽しい時間を過ごした。
同大会は、 スポーツを通して健康増進に力を注ぎ、 相互の交流とふれあいを深め豊かな生活と明るい明日を築くとともに地域社会の発展に貢献することを目的に開催。 開会式では喜屋武大会長が参加者を激励し、 競技の前に軽体操で体をほぐした。
競技は男女の60㍍走で始まり、 各自治会の代表が健脚を競った。 ゲートボール競技では、 男女4人が50㍍ずつをステックでボールを転がしながらゲートを通過しバトンをつないだ。 日頃からゲートボールを楽しんでいるとあって、 ボールをうまく転がしていた。 このほかグラウンドゴルフ競技、 ワーガニ廻し競技、 ボール運びなどが行われた。
この日の天気は、 時おり晴れ間が広がり、 参加者たちは気持ち良さそうに
体を動かしていた。
宮古毎日新聞

リレーでバドンをつなぐ代表選手ら=市陸上競技場
◎平良支部
宮古島市老人クラブ連合会平良支部の第6回大運動会が3日、 市陸上競技場で行われた。 池間・狩俣・西辺・北・久松・鏡原・平一・宮島の計8学区の代表選手たちがリレーなどで競い合った。 その結果、 西辺学区が優勝した。
この大会は会員がスポーツを通して健康の保持といきがい、 社会参加を推進させるとともに、 協調心を養い、 スポーツへの関心を高めることを目的に開催している。
午前9時ごろから行われた運動会では100㍍や60㍍走、 ボール蹴りリレー、 輪回しリレーなどが行われた。 代表選手たちは和気あいあいと競技に臨み、 健脚を競った。 また、 各学区による踊りも披露され、 大いに賑わいを見せた。

ゲートボール競技を楽しむ参加者たち=城辺小グラウンド
結果は次の通り。
優勝=西辺▽準優勝=池間▽3位=鏡原▽4位=北▽5位=狩俣▽6位=久松▽7位=宮島▽8位=平一▽応援賞=①平一②宮島③北
◎城辺支部
「自立と連帯の輪を広げて 心豊かな21世紀を」 をスローガンに宮古島市老人クラブ連合会城辺支部 (喜屋武盛吉支部長) の第6回大運動会が3日、 城辺小グラウンドで行われた。 城辺・福嶺・西城・砂川4学区の自治会 (部落) から約350人が参加し、 60㍍走やゲートボール競技などを通して、 ともに楽しい時間を過ごした。
同大会は、 スポーツを通して健康増進に力を注ぎ、 相互の交流とふれあいを深め豊かな生活と明るい明日を築くとともに地域社会の発展に貢献することを目的に開催。 開会式では喜屋武大会長が参加者を激励し、 競技の前に軽体操で体をほぐした。
競技は男女の60㍍走で始まり、 各自治会の代表が健脚を競った。 ゲートボール競技では、 男女4人が50㍍ずつをステックでボールを転がしながらゲートを通過しバトンをつないだ。 日頃からゲートボールを楽しんでいるとあって、 ボールをうまく転がしていた。 このほかグラウンドゴルフ競技、 ワーガニ廻し競技、 ボール運びなどが行われた。
この日の天気は、 時おり晴れ間が広がり、 参加者たちは気持ち良さそうに
体を動かしていた。
宮古毎日新聞
伊良部高廃校案を提示 (宮古島・沖縄)
伊良部高廃校案を提示/県教育庁編成計画素案で明らかに
/2019年度に募集取りやめ

廃校とする案が提示されている県立伊良部高校
【那覇支社】
県教育庁(大城浩教育長)の「県立高校編成整備実施計画」(素案)の中で、伊良部高校が2019年度から入学募集を取りやめ、21年度までに廃校とする案が提示されていることが3日、明らかとなった。
同校は宮古高校に統合される予定。
12年度から実施を予定する同計画では、実施期間の10年間で県立高校の再編、統合、新設校の設置などを示している。県教育庁によれば、同計画は1日に開いた第7回懇話会で協議され素案の中身を固めた。12月2日の最終審議を経て、来年1月の早い時期に中身を公表しパブリックコメント(意見公募)を行った後、計画案を取りまとめて今年度内に県教育委員会に提出する。
計画素案では伊良部高のほか、本部高の北山高への統廃合や、辺土名高の名護高分校化などが記されている。実施期間の10年間を前、中、後期に分けて学校統廃合と学科再編などを示しているほか、10年間をかけて実施する長期計画案を盛り込んでいる。
前期計画(12~17年度)では少子化問題に対応するため、北部地域の学校統廃合を進めるほか、南部地区の実業高校を統合し、統合選択制の高校として「南部総合実業高(仮称)」を新設する。また、定員割れの続く久米島高の園芸科を廃止する。
中期計画(14~19年度)では発達障がいや不登校に対応するため、「フューチャースクール」を新タイプの学校として新設する予定だ。
伊良部高校普通科を宮古高校普通科に統合し、同校を廃校とする案は後期計画(17~21年度)で実施する予定だ。廃校理由として①恒常的な定員割れ②過疎化、人口流出が顕著で少子化が著しい③4年の伊良部大橋開通で中学生が宮古島に進学するケースが増える可能性大-などとしている。
統廃合の効果として、①充実した教育環境を生徒に供給することで宮古地区の教育整備を進める②生徒数増で普通科を発展し、多くの部活を作ることができ生徒のニーズに対応できる-としている。
18年度入学生で募集停止とし、翌19年度からの募集を行わず、20年度卒業生をもって廃校にする予定だが、大橋開通で定員が現在の過半数を割った場合、実施期間を待たずに廃校実施を早めるという。大橋開通によるマイナス面だけを視点にしていることなどから、同計画素案に対し、地元から反発の声が挙がるのは必至だ。
.宮古毎日新聞
/2019年度に募集取りやめ

廃校とする案が提示されている県立伊良部高校
【那覇支社】
県教育庁(大城浩教育長)の「県立高校編成整備実施計画」(素案)の中で、伊良部高校が2019年度から入学募集を取りやめ、21年度までに廃校とする案が提示されていることが3日、明らかとなった。
同校は宮古高校に統合される予定。
12年度から実施を予定する同計画では、実施期間の10年間で県立高校の再編、統合、新設校の設置などを示している。県教育庁によれば、同計画は1日に開いた第7回懇話会で協議され素案の中身を固めた。12月2日の最終審議を経て、来年1月の早い時期に中身を公表しパブリックコメント(意見公募)を行った後、計画案を取りまとめて今年度内に県教育委員会に提出する。
計画素案では伊良部高のほか、本部高の北山高への統廃合や、辺土名高の名護高分校化などが記されている。実施期間の10年間を前、中、後期に分けて学校統廃合と学科再編などを示しているほか、10年間をかけて実施する長期計画案を盛り込んでいる。
前期計画(12~17年度)では少子化問題に対応するため、北部地域の学校統廃合を進めるほか、南部地区の実業高校を統合し、統合選択制の高校として「南部総合実業高(仮称)」を新設する。また、定員割れの続く久米島高の園芸科を廃止する。
中期計画(14~19年度)では発達障がいや不登校に対応するため、「フューチャースクール」を新タイプの学校として新設する予定だ。
伊良部高校普通科を宮古高校普通科に統合し、同校を廃校とする案は後期計画(17~21年度)で実施する予定だ。廃校理由として①恒常的な定員割れ②過疎化、人口流出が顕著で少子化が著しい③4年の伊良部大橋開通で中学生が宮古島に進学するケースが増える可能性大-などとしている。
統廃合の効果として、①充実した教育環境を生徒に供給することで宮古地区の教育整備を進める②生徒数増で普通科を発展し、多くの部活を作ることができ生徒のニーズに対応できる-としている。
18年度入学生で募集停止とし、翌19年度からの募集を行わず、20年度卒業生をもって廃校にする予定だが、大橋開通で定員が現在の過半数を割った場合、実施期間を待たずに廃校実施を早めるという。大橋開通によるマイナス面だけを視点にしていることなどから、同計画素案に対し、地元から反発の声が挙がるのは必至だ。
.宮古毎日新聞
海からの贈り物モズクジュース (八重山・沖縄)
海からの贈り物モズクジュース 特許庁に商標登録出願

林さんが考案、持病の糖尿病も改善
がんや血流が固まるのを阻止するのに効果があるとされる海藻の一種、モズクをジュースに製品化し、これを飲料として健康維持に活用している人がいる。
製品化したのは林昭融さん(60)石垣市浜崎町2の1の11。商品は「海からの贈物~海雲果汁」として、特許庁に商標登録を出願中だ。
モズクにはフコイダンと呼ばれる成分があり、血流が固まるのを阻止する作用があるほか、血液中のコレステロールを低下させる作用があるなど、数々の効果が知られている。
林さんは6年前に糖尿病にり患。投薬治療を受けている。モズクが体にいいことを知り、最初はそのまま食べていたが、昨年1月ごろからモズクをジュースにして飲み始めたところ、今年2月ごろの検査で糖や中性脂肪などの数値が下がっていることが分かったという。体重も減少、それまで64キロあったのが今年10月には58キロに減った。
こういう自らの体験を基に、モズクジュースの製品化に取り組み、医師から糖尿病やメタボリックシンドロームと診断された知人らに紹介。現在、130人がモズクジュースを飲んでおり、愛用者からは「血糖値が安定した」などの声が寄せられているという。
モズクジュースは2リットル入り1本1000円。一人で朝夕2回飲んだ場合、1カ月で3本3000円と価格が比較的安価なのも魅力のようだ。
林さんがモズクジュースを飲んで、血糖を下げた話を聞いた医師からも「体にいい」と“お墨付き”をもらった。
林さんは希望者に販売しているが、購入前に試飲してもらうのが条件。
問い合わせは 松商 (82-7780)。
宮古毎日新聞

林さんが考案、持病の糖尿病も改善
がんや血流が固まるのを阻止するのに効果があるとされる海藻の一種、モズクをジュースに製品化し、これを飲料として健康維持に活用している人がいる。
製品化したのは林昭融さん(60)石垣市浜崎町2の1の11。商品は「海からの贈物~海雲果汁」として、特許庁に商標登録を出願中だ。
モズクにはフコイダンと呼ばれる成分があり、血流が固まるのを阻止する作用があるほか、血液中のコレステロールを低下させる作用があるなど、数々の効果が知られている。
林さんは6年前に糖尿病にり患。投薬治療を受けている。モズクが体にいいことを知り、最初はそのまま食べていたが、昨年1月ごろからモズクをジュースにして飲み始めたところ、今年2月ごろの検査で糖や中性脂肪などの数値が下がっていることが分かったという。体重も減少、それまで64キロあったのが今年10月には58キロに減った。
こういう自らの体験を基に、モズクジュースの製品化に取り組み、医師から糖尿病やメタボリックシンドロームと診断された知人らに紹介。現在、130人がモズクジュースを飲んでおり、愛用者からは「血糖値が安定した」などの声が寄せられているという。
モズクジュースは2リットル入り1本1000円。一人で朝夕2回飲んだ場合、1カ月で3本3000円と価格が比較的安価なのも魅力のようだ。
林さんがモズクジュースを飲んで、血糖を下げた話を聞いた医師からも「体にいい」と“お墨付き”をもらった。
林さんは希望者に販売しているが、購入前に試飲してもらうのが条件。
問い合わせは 松商 (82-7780)。
宮古毎日新聞
2011-11-03
ラグビー高校県予選決勝、宮古 (沖縄)
ラグビー高校県予選決勝、宮古はコザに敗れる

厳しいマークを振り切りながら突進する宮古の石垣航平
(左から2人目) ら=名護21世紀の森ラグビー場
【那覇支局】
ラグビーの第91回全国高校大会県予選は2日、 名護21世紀の森ラグビー場で決勝が行われた。 離島勢初となる花園への出場を目指した宮古だったが、 コザに0―40で敗れ2年連続の準優勝に終わった。 コザは12年ぶり11度目の全国切符を得た。
宮古は準決勝で強豪・名護を下し、 勝った勢いをそのままに県制覇を狙ったが、 前半2分にトライを決められ、 その後も相手に2トライを許すなど厳しい展開に。 後半は奮起を見せたが、 得意とするパワーを生かした攻撃がコザのディフェンスに封じられ、 相手の素早い展開に翻ろうされるなどして点を奪うことができなかった。
試合後、 渡嘉敷通大監督は 「最初のトライでリズムが崩れた。 得意のモールをつくらせてもらえず、 ミスも続いて悪循環だった」 と振り返った。 続けて 「明日から新チームとなる。 頑張って来年もこの舞台に戻ってきたい」 と語った。
石垣航平主将は 「技術面でも気持ちの面でもコザのほうが上。 決勝の雰囲気にものまれていた。 名護の時のようなゲーム展開ができず、 全体的に自分たちの出来が悪かった」 と悔しそうに話した。
結果は次の通り。
【決勝】コザ40 (23―0、 17―0) 0宮古
宮古新報

厳しいマークを振り切りながら突進する宮古の石垣航平
(左から2人目) ら=名護21世紀の森ラグビー場
【那覇支局】
ラグビーの第91回全国高校大会県予選は2日、 名護21世紀の森ラグビー場で決勝が行われた。 離島勢初となる花園への出場を目指した宮古だったが、 コザに0―40で敗れ2年連続の準優勝に終わった。 コザは12年ぶり11度目の全国切符を得た。
宮古は準決勝で強豪・名護を下し、 勝った勢いをそのままに県制覇を狙ったが、 前半2分にトライを決められ、 その後も相手に2トライを許すなど厳しい展開に。 後半は奮起を見せたが、 得意とするパワーを生かした攻撃がコザのディフェンスに封じられ、 相手の素早い展開に翻ろうされるなどして点を奪うことができなかった。
試合後、 渡嘉敷通大監督は 「最初のトライでリズムが崩れた。 得意のモールをつくらせてもらえず、 ミスも続いて悪循環だった」 と振り返った。 続けて 「明日から新チームとなる。 頑張って来年もこの舞台に戻ってきたい」 と語った。
石垣航平主将は 「技術面でも気持ちの面でもコザのほうが上。 決勝の雰囲気にものまれていた。 名護の時のようなゲーム展開ができず、 全体的に自分たちの出来が悪かった」 と悔しそうに話した。
結果は次の通り。
【決勝】コザ40 (23―0、 17―0) 0宮古
宮古新報
んみゃ~ち古里へ/生まり島ミャーク大会 (宮古島・沖縄)
んみゃ~ち古里へ/生まり島ミャーク大会
関西宮古郷友会が来島

生まり島大会参加のために来島した関西宮古郷友会の皆さん
=2日、宮古空港
全国各地の郷友が集う生(ん)まり島(ずま)ミャーク大会まであと3日。
市内各地には横幕やのぼりが設置され、祭りの雰囲気も徐々に高まってきた。
2日には参加者第1陣となる関西宮古郷友会の面々が来島。
口々に「もう最高の気分です。この古里で素晴らしい思い出を作りたい」と
笑顔を見せた。
郷友の帰省は1日から始まっており、2日には関西郷友会を中心に11人が来島した。午後3時30分ごろ宮古空港に着いた郷友は一様に帰省を喜んだ。
空港到着ロビーには大会実行委員会事務局のメンバーが参加証の交付カウンターを設置して応対し、「おかえりなさい」と声を掛けて郷友を歓迎した。
関西郷友会の与那覇信吉会長は「古里はいつ来ても良いもので、ずっとここにいたい気持ちだよ」と表情を緩めた。「生まり島大会では全国の郷友たちと交流を深め、横のつながりを広げたい。こういう機会はなかなかない。思い切り楽しみたい」と話した。
寺脇昭子さん(60)は7~8年ぶりの帰省になるという。「宮古がどのように発展したのかをゆっくり見たい。大会は良いイベントで本当に最高。素晴らしい思い出を作りたい」と話し帰省の喜びをかみしめた。
大会は5、6の両日開催される。5日は午前時からマティダ市民劇場でクイチャーパラダイスの公演が開かれる。午後2時からは市内商店街でパレード、午後5時からはJAおきなわ宮古地区本部で歓迎ぷからすパーティーがある。
2日目の6日は午前時からマティダ市民劇場でスマフツ自慢、午後2時からはカママ嶺公園広場でクイチャーフェスティバルが開催される。最後はトゥズミパーティーで締めくくる。
.宮古毎日新聞
関西宮古郷友会が来島

生まり島大会参加のために来島した関西宮古郷友会の皆さん
=2日、宮古空港
全国各地の郷友が集う生(ん)まり島(ずま)ミャーク大会まであと3日。
市内各地には横幕やのぼりが設置され、祭りの雰囲気も徐々に高まってきた。
2日には参加者第1陣となる関西宮古郷友会の面々が来島。
口々に「もう最高の気分です。この古里で素晴らしい思い出を作りたい」と
笑顔を見せた。
郷友の帰省は1日から始まっており、2日には関西郷友会を中心に11人が来島した。午後3時30分ごろ宮古空港に着いた郷友は一様に帰省を喜んだ。
空港到着ロビーには大会実行委員会事務局のメンバーが参加証の交付カウンターを設置して応対し、「おかえりなさい」と声を掛けて郷友を歓迎した。
関西郷友会の与那覇信吉会長は「古里はいつ来ても良いもので、ずっとここにいたい気持ちだよ」と表情を緩めた。「生まり島大会では全国の郷友たちと交流を深め、横のつながりを広げたい。こういう機会はなかなかない。思い切り楽しみたい」と話した。
寺脇昭子さん(60)は7~8年ぶりの帰省になるという。「宮古がどのように発展したのかをゆっくり見たい。大会は良いイベントで本当に最高。素晴らしい思い出を作りたい」と話し帰省の喜びをかみしめた。
大会は5、6の両日開催される。5日は午前時からマティダ市民劇場でクイチャーパラダイスの公演が開かれる。午後2時からは市内商店街でパレード、午後5時からはJAおきなわ宮古地区本部で歓迎ぷからすパーティーがある。
2日目の6日は午前時からマティダ市民劇場でスマフツ自慢、午後2時からはカママ嶺公園広場でクイチャーフェスティバルが開催される。最後はトゥズミパーティーで締めくくる。
.宮古毎日新聞
2011-11-02
県出身者の店、ベスト和食店に(OKINAWA)
県出身者の店、ロス近郊ベスト和食店に

「ベスト・ジャパニーズ・レストラン」に選ばれた「ハブ家」を経営する
バーガスさん(中央)と従業員ら
ロサンゼルス近郊オレンジ郡の若者情報誌「OCウィークリー」はこのほど、同郡の和食レストランを対象にした「ベスト・ジャパニーズ・レストラン」に与那原町出身のバーガス真弓さん(42)が経営する「ハブ家」を選出した。
同誌は選出の理由について、「ニューヨークのピザが他と違うように、独特の食文化を持つ沖縄食も和食と違いがある。オリジナルメニューで他店にない魅力を発信している」と説明。ラフテーや沖縄そば、ゴーヤーチャンプルー、パイナップルを取り入れたシャーベットなどのメニューを評価した。
「知らせを聞いたとき、涙がこぼれた」と話すバーガスさんは、「(審査では)沖縄食と日本食との違いもちゃんと認識されている。アメリカで沖縄を認めてもらえた喜びを感じている」と語った。
バーガスさんは昨年12月、沖縄の食文化をはじめ、米市場に「オキナワ」を発信する拠点にしたいとの思いを込めて「ハブ家」と命名して開店。カリフォルニア州在住の県出身者をはじめ、沖縄での駐留経験を持つ元米兵らや地元住民など幅広い層を顧客に持つ。
沖縄の食文化を音楽や民族性など総体的に理解してもらいたいとの趣旨から、若者らに場所を提供したイベントなども多数開き、沖縄文化の新たな発信の場としての役割も担っている。
(平安名純代・米国特約記者) 沖縄タイムス

「ベスト・ジャパニーズ・レストラン」に選ばれた「ハブ家」を経営する
バーガスさん(中央)と従業員ら
ロサンゼルス近郊オレンジ郡の若者情報誌「OCウィークリー」はこのほど、同郡の和食レストランを対象にした「ベスト・ジャパニーズ・レストラン」に与那原町出身のバーガス真弓さん(42)が経営する「ハブ家」を選出した。
同誌は選出の理由について、「ニューヨークのピザが他と違うように、独特の食文化を持つ沖縄食も和食と違いがある。オリジナルメニューで他店にない魅力を発信している」と説明。ラフテーや沖縄そば、ゴーヤーチャンプルー、パイナップルを取り入れたシャーベットなどのメニューを評価した。
「知らせを聞いたとき、涙がこぼれた」と話すバーガスさんは、「(審査では)沖縄食と日本食との違いもちゃんと認識されている。アメリカで沖縄を認めてもらえた喜びを感じている」と語った。
バーガスさんは昨年12月、沖縄の食文化をはじめ、米市場に「オキナワ」を発信する拠点にしたいとの思いを込めて「ハブ家」と命名して開店。カリフォルニア州在住の県出身者をはじめ、沖縄での駐留経験を持つ元米兵らや地元住民など幅広い層を顧客に持つ。
沖縄の食文化を音楽や民族性など総体的に理解してもらいたいとの趣旨から、若者らに場所を提供したイベントなども多数開き、沖縄文化の新たな発信の場としての役割も担っている。
(平安名純代・米国特約記者) 沖縄タイムス
八重山教科書:文科相、再協議に難色 (沖縄)
八重山教科書:文科相、再協議に難色
【東京】
中川正春文部科学相は1日の閣議後会見で、八重山地区の中学公民教科書採択問題で、県教育委が次善策として、3市町に対し新たな協議の場を設定するよう国と県で働きかけることを提案したことに対し「一義的には県にさらに努力してもらいたい。文科省が(現地に)行って押し付ける話でもないと思う」と困難視した。
同省は育鵬社版を選んだ地区協議会の答申を有効とし、9月15日に県教委に対し、答申に基づく一本化を図るよう通知。一方で、県教委は10月31日、森裕子副大臣に対し「答申に法的拘束力はない。答申通りに採択するよう竹富町に求めることは、かなりの無理がある」と反論している。
中川氏は会見で11月末までに一本化されなかった場合、答申通りに採択した石垣市と与那国町のみ無償給与となる従来見解を説明。
答申と異なる東京書籍版を採択した竹富町が一本化に応じなかった場合、「(一本化の)コンセンサスが出ない場合は弾力的に考える。子どもに支障が及ばないことを前提に、竹富の意向を尊重する配慮ができればと思う」と述べ、同町が自費購入し生徒への無償給与することを認める考えを示した。
地方教育行政法と教科書無償措置法の在り方は「二つの法律が重なり合っており、整理する必要がある」と述べた。
沖縄タイムス
【東京】
中川正春文部科学相は1日の閣議後会見で、八重山地区の中学公民教科書採択問題で、県教育委が次善策として、3市町に対し新たな協議の場を設定するよう国と県で働きかけることを提案したことに対し「一義的には県にさらに努力してもらいたい。文科省が(現地に)行って押し付ける話でもないと思う」と困難視した。
同省は育鵬社版を選んだ地区協議会の答申を有効とし、9月15日に県教委に対し、答申に基づく一本化を図るよう通知。一方で、県教委は10月31日、森裕子副大臣に対し「答申に法的拘束力はない。答申通りに採択するよう竹富町に求めることは、かなりの無理がある」と反論している。
中川氏は会見で11月末までに一本化されなかった場合、答申通りに採択した石垣市と与那国町のみ無償給与となる従来見解を説明。
答申と異なる東京書籍版を採択した竹富町が一本化に応じなかった場合、「(一本化の)コンセンサスが出ない場合は弾力的に考える。子どもに支障が及ばないことを前提に、竹富の意向を尊重する配慮ができればと思う」と述べ、同町が自費購入し生徒への無償給与することを認める考えを示した。
地方教育行政法と教科書無償措置法の在り方は「二つの法律が重なり合っており、整理する必要がある」と述べた。
沖縄タイムス
八重山教科書:竹富教育長「県指導待つ」(沖縄)
八重山教科書:竹富教育長「県指導待つ」
【八重山】
八重山地区の教科書問題で31日、県教育委員会の経緯報告を受けた文部科学省が、11月末までに3市町の公民教科書を一本化できない場合、竹富町に有償での教科書購入を促す方針をあらためて示したことを受け、同町の慶田盛安三教育長は「3市町で話し合っても互いに自分の考え方を主張するだけで、平行線に終わる」とし、今後も歩み寄りは困難だとする認識を示した。一方、竹富町だけを有償とする国の方針に、同地区の住民には反発と失望感が広がっている。
慶田盛教育長は、育鵬社版を不採択とした3市町の全教育委員による協議について、「一本化に向け、あれ以上の状況はこの先もつくれないし、石垣と与那国は認めないだろう。(協議を主導した石垣、与那国両市町の)教育委員長も代わり、再協議の可能性はほとんどない」と指摘。「町としては県の指導助言を受けるだけだ」と述べた。
石垣市の玉津博克、与那国町の崎原用能両教育長もこれまでの取材に対し、一本化に向けた再協議には応じない姿勢を見せている。
「子どもと教科書を考える地区住民の会」の仲山忠亨共同代表は「なぜ協議会の答申に拘束力があるのか理解できない。教育委員会の採択権を侵す、法律違反だ」と強調する。
「3市町でまとまらず、何とかしてまとめようという最大の努力が全委員協議だったのに、国がそれを否定することは考えられない。八重山は一つ。全委員協議を尊重して一つにまとめてほしい」と望んだ。
県の直談判 国応じず
大城教育長 表情厳しく
【東京】
八重山地区の中学公民教科書採択問題で31日、文部科学省に県教育委員会の考えを伝えた大城浩県教育長。「協議会答申」を有効とする見解を崩さない同省の対応に、「協議会規約でも答申は最終決定ではない。あくまで3教育委への答申で、それが即、(地区としての)結論というのは、あまりに飛躍しすぎる」と強い口調で同省の対応を疑った。
この日の面談は、同省側が現状を聞き取るため、県教委へ報告を求めて実現。面談時間は森裕子副大臣と約30分、山中伸一初等中等教育局長と約1時間の計1時間半余りで、県側は時間のほとんどを費やし全員協議が有効と主張。しかし、同省も見解を譲らず、話し合いは平行線に終わった。
大城教育長は面談後、眉間にしわを寄せた厳しい表情で記者団の前へ。答申通りの採択でないままでは、竹富は無償給与とならないという同省に対し、「(義務教育の無償を規定した)憲法26条との兼ね合いもあり、いかがなものかという気がしないでもない」とチクリ。同省との見解の相違にいら立ちを見せた。
県の見解をまとめた文書では、全員協議が無効だとすれば、県と同省で3市町教育委にあらためて協議を求めるよう協力を求めたが、同省からの明確な回答はゼロ。「今日は互いの立場をあらためて述べた状況。(互いに)近づいたのか…という感じ」と、県教育行政トップによる直談判にも姿勢を崩さない同省との議論を評価しあぐねているようだった。
沖縄タイムス
【八重山】
八重山地区の教科書問題で31日、県教育委員会の経緯報告を受けた文部科学省が、11月末までに3市町の公民教科書を一本化できない場合、竹富町に有償での教科書購入を促す方針をあらためて示したことを受け、同町の慶田盛安三教育長は「3市町で話し合っても互いに自分の考え方を主張するだけで、平行線に終わる」とし、今後も歩み寄りは困難だとする認識を示した。一方、竹富町だけを有償とする国の方針に、同地区の住民には反発と失望感が広がっている。
慶田盛教育長は、育鵬社版を不採択とした3市町の全教育委員による協議について、「一本化に向け、あれ以上の状況はこの先もつくれないし、石垣と与那国は認めないだろう。(協議を主導した石垣、与那国両市町の)教育委員長も代わり、再協議の可能性はほとんどない」と指摘。「町としては県の指導助言を受けるだけだ」と述べた。
石垣市の玉津博克、与那国町の崎原用能両教育長もこれまでの取材に対し、一本化に向けた再協議には応じない姿勢を見せている。
「子どもと教科書を考える地区住民の会」の仲山忠亨共同代表は「なぜ協議会の答申に拘束力があるのか理解できない。教育委員会の採択権を侵す、法律違反だ」と強調する。
「3市町でまとまらず、何とかしてまとめようという最大の努力が全委員協議だったのに、国がそれを否定することは考えられない。八重山は一つ。全委員協議を尊重して一つにまとめてほしい」と望んだ。
県の直談判 国応じず
大城教育長 表情厳しく
【東京】
八重山地区の中学公民教科書採択問題で31日、文部科学省に県教育委員会の考えを伝えた大城浩県教育長。「協議会答申」を有効とする見解を崩さない同省の対応に、「協議会規約でも答申は最終決定ではない。あくまで3教育委への答申で、それが即、(地区としての)結論というのは、あまりに飛躍しすぎる」と強い口調で同省の対応を疑った。
この日の面談は、同省側が現状を聞き取るため、県教委へ報告を求めて実現。面談時間は森裕子副大臣と約30分、山中伸一初等中等教育局長と約1時間の計1時間半余りで、県側は時間のほとんどを費やし全員協議が有効と主張。しかし、同省も見解を譲らず、話し合いは平行線に終わった。
大城教育長は面談後、眉間にしわを寄せた厳しい表情で記者団の前へ。答申通りの採択でないままでは、竹富は無償給与とならないという同省に対し、「(義務教育の無償を規定した)憲法26条との兼ね合いもあり、いかがなものかという気がしないでもない」とチクリ。同省との見解の相違にいら立ちを見せた。
県の見解をまとめた文書では、全員協議が無効だとすれば、県と同省で3市町教育委にあらためて協議を求めるよう協力を求めたが、同省からの明確な回答はゼロ。「今日は互いの立場をあらためて述べた状況。(互いに)近づいたのか…という感じ」と、県教育行政トップによる直談判にも姿勢を崩さない同省との議論を評価しあぐねているようだった。
沖縄タイムス
うちなーぐちの不慣れ逆手に (沖縄)
うちなーぐちの不慣れ逆手に
「尚徳と金丸」現代演劇協が挑戦

普久原(中央)がうちなーぐちを使った芝居を若手に指導する場面
=10月30日、北谷町のちゃたんニライセンター
沖縄現代演劇協会(真栄平仁理事長)の2011年度企画公演「尚徳と金丸」(作=宮城信行、演出・脚色=田原雅之)が10月29、30の両日、北谷町のちゃたんニライセンターで行われた。
北谷町教育委員会などと共同主催。
普段は共通語で演技する現代演劇の各役者たちが沖縄芝居のせりふ劇に挑戦した。慣れないうちなーぐちの発音、抑揚を逆手に取る意外な展開もあり、自由な発想で演出した。
「尚徳と金丸」は1981年、沖縄市民会館の開館記念の「史曲ももちゃら第二部」として初演以来、約30年ぶり。うちなーぐち指導は平良進、吉田妙子。地謡は花城英樹。
物語は内乱で護佐丸、阿麻和利が滅ぼされた後、尚泰久王(普久原明)が平安を願い万国津梁の鐘を鋳造させた場面から。年月が過ぎ、尚泰久の後継として王子・尚徳(平安信行)が王位を継承。王の家臣の金丸(当山彰一)は亡き護佐丸の兄・安里(新垣正弘)から「尚徳を倒し金丸が王になってほしい」と頼まれる。金丸は尚円として王位に就き第二尚氏が始まる。
第1幕は日本語訳の字幕なしで展開。第1幕の終盤、急に客席の後ろから新垣晋也が演出役として現れ登壇し稽古中との設定で芝居を中断。出演者との打ち合わせの中で、「やっぱり日本語訳がないと分からない」と字幕表示することに。第2幕からは字幕で日本語訳を表示した。途中、演出役の新垣が再登場する場面は役者たちが沖縄の芝居や演劇の課題を議論し「国立劇場おきなわで沖縄芝居や現代演劇の役者養成をしては」などの提案も。
出演者の中で、うちなーぐちの発音、抑揚が流ちょうではない村人役の若手に沖縄芝居役者の普久原明、新垣正弘がうちなーぐちの芝居を指導する場面もあり、笑いを誘った。
演出の田原は「沖縄芝居の様式を壊さないように壊す」と指摘した。「壊す」度合いが大きくなると、芝居の継承にはつながらず、中途半端な舞台になる懸念もあるだろう。芝居の良さを出しつつ、若者の興味を引くことのバランスも大切になると感じた。
沖縄芝居を見たことがない若者にも興味を持ってもらう入り口にしたいとの狙いは興味深い。その狙いを生かすためにも、さらなる工夫の余地も感じた。例えば中断の場面で国王に対し使う敬語についての解説も含めてはどうか。また、ナレーションで長めに説明した時代背景など複雑な内容は、パンフレットに簡単な図解などがあると、より分かりやすくなるのではないかと思う。
沖縄芝居と現代演劇の交流はまだ少ない。沖縄を拠点に活動する現代演劇の各劇団が、より独自性を打ち出していくために、沖縄芝居から学べることは多く、逆に現代演劇側が沖縄芝居に刺激を与えることもできると思う。沖縄芝居と現代演劇がもっと連携する取り組みが広がってほしい。(古堅一樹)
琉球新報
「尚徳と金丸」現代演劇協が挑戦

普久原(中央)がうちなーぐちを使った芝居を若手に指導する場面
=10月30日、北谷町のちゃたんニライセンター
沖縄現代演劇協会(真栄平仁理事長)の2011年度企画公演「尚徳と金丸」(作=宮城信行、演出・脚色=田原雅之)が10月29、30の両日、北谷町のちゃたんニライセンターで行われた。
北谷町教育委員会などと共同主催。
普段は共通語で演技する現代演劇の各役者たちが沖縄芝居のせりふ劇に挑戦した。慣れないうちなーぐちの発音、抑揚を逆手に取る意外な展開もあり、自由な発想で演出した。
「尚徳と金丸」は1981年、沖縄市民会館の開館記念の「史曲ももちゃら第二部」として初演以来、約30年ぶり。うちなーぐち指導は平良進、吉田妙子。地謡は花城英樹。
物語は内乱で護佐丸、阿麻和利が滅ぼされた後、尚泰久王(普久原明)が平安を願い万国津梁の鐘を鋳造させた場面から。年月が過ぎ、尚泰久の後継として王子・尚徳(平安信行)が王位を継承。王の家臣の金丸(当山彰一)は亡き護佐丸の兄・安里(新垣正弘)から「尚徳を倒し金丸が王になってほしい」と頼まれる。金丸は尚円として王位に就き第二尚氏が始まる。
第1幕は日本語訳の字幕なしで展開。第1幕の終盤、急に客席の後ろから新垣晋也が演出役として現れ登壇し稽古中との設定で芝居を中断。出演者との打ち合わせの中で、「やっぱり日本語訳がないと分からない」と字幕表示することに。第2幕からは字幕で日本語訳を表示した。途中、演出役の新垣が再登場する場面は役者たちが沖縄の芝居や演劇の課題を議論し「国立劇場おきなわで沖縄芝居や現代演劇の役者養成をしては」などの提案も。
出演者の中で、うちなーぐちの発音、抑揚が流ちょうではない村人役の若手に沖縄芝居役者の普久原明、新垣正弘がうちなーぐちの芝居を指導する場面もあり、笑いを誘った。
演出の田原は「沖縄芝居の様式を壊さないように壊す」と指摘した。「壊す」度合いが大きくなると、芝居の継承にはつながらず、中途半端な舞台になる懸念もあるだろう。芝居の良さを出しつつ、若者の興味を引くことのバランスも大切になると感じた。
沖縄芝居を見たことがない若者にも興味を持ってもらう入り口にしたいとの狙いは興味深い。その狙いを生かすためにも、さらなる工夫の余地も感じた。例えば中断の場面で国王に対し使う敬語についての解説も含めてはどうか。また、ナレーションで長めに説明した時代背景など複雑な内容は、パンフレットに簡単な図解などがあると、より分かりやすくなるのではないかと思う。
沖縄芝居と現代演劇の交流はまだ少ない。沖縄を拠点に活動する現代演劇の各劇団が、より独自性を打ち出していくために、沖縄芝居から学べることは多く、逆に現代演劇側が沖縄芝居に刺激を与えることもできると思う。沖縄芝居と現代演劇がもっと連携する取り組みが広がってほしい。(古堅一樹)
琉球新報
2011-11-01
与那覇湾特別保護区、国指定 (沖縄)
与那覇湾の鳥獣・特別保護区、1日付で国指定

国指定の鳥獣保護区及び特別保護区に指定される与那覇湾一帯
=資料写真 (護岸沿いがサニツ浜付近)
国の鳥獣保護区に与那覇湾、 池間島が1日付で指定される。 期間は2031 (平成43) 年10月末までの20年間。 このうち与那覇湾は水面部分 (漁港地区除く) 約700㌶の特別保護区が指定されており、 12年5月にルーマニアで予定されているラムサール条約 (特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約) の締約国会議での登録の前提条件が整ったことになる。 保護区は10月24日付の官報で指定が正式決定した。

渡り鳥の休息地となっている湿原を含む池間島が国の
鳥獣保護区に指定される
与那覇湾周辺は広大な干潟を含む約1400㌶の面積を有している。 マングローブ林や各種樹木など多様な自然環境を有している。 シギやチドリ、 サギ類など33科128種、 さらには絶滅危ぐ種のクロツラヘラサギやツクシガモ、 キンバト、 セイタカシギなど希少な鳥類も確認されるなど、 県内でも有数の飛来地となっており、 これまで県鳥獣保護区に指定されていた。
指定面積はのうち、 特別保護区の範囲は平良久松から下地与那覇にいたる水面部分約700㌶。 特にシギ・チドリ類など水鳥の渡来及び生息地として保護を図る。 管理方針では、 ▽鳥獣モニタリング調査を通して区域内の生息状況把握に努める▽生息環境を脅かすような任の不用意な行為、 ゴミ散乱による生息への影響を防止するため、 現場巡視、 関係地方公共団体、 NPO、 地域住民と連携して普及啓発活動に取り組む―などを示している。
国内のラムサール条約湿地は現在、 37件。 うち県内は那覇市の漫湖、 慶良間諸島海域、 石垣市の名蔵アンパル、 久米島の渓流・湿地の4件。 与那覇湾については、 環境省が09年から登録に向けて取り組みをはじめ、 国内潜在候補地172カ所から絞り込まれた。 ことし6月には公聴会が開かれ、 公告縦覧、 諮問を経て中央環境審議会が9月に2地区ともに指定すべきと答申していた。 指定を踏まえて来年の環境省中央環境審議会を経てラムサール条約登録が申請され、 締約国会議で決定される運びとなっている。
池間鳥獣保護区は島全体を指定。 中心部には干拓や漁港しゅんせつに伴う土砂埋め立てなどで外海と遮断され、 淡水化した湿原が広がる。 面積は約38㌶と、 県内では最大の湖沼・湿原。 この湿原を中心に同島にはガンやサギ類など渡り鳥が数多く飛来し、 絶滅危ぐ種のムラサキサギ、 オオクイナの繁殖北限となっていることから、 保護を図る。
宮古新報

国指定の鳥獣保護区及び特別保護区に指定される与那覇湾一帯
=資料写真 (護岸沿いがサニツ浜付近)
国の鳥獣保護区に与那覇湾、 池間島が1日付で指定される。 期間は2031 (平成43) 年10月末までの20年間。 このうち与那覇湾は水面部分 (漁港地区除く) 約700㌶の特別保護区が指定されており、 12年5月にルーマニアで予定されているラムサール条約 (特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約) の締約国会議での登録の前提条件が整ったことになる。 保護区は10月24日付の官報で指定が正式決定した。

渡り鳥の休息地となっている湿原を含む池間島が国の
鳥獣保護区に指定される
与那覇湾周辺は広大な干潟を含む約1400㌶の面積を有している。 マングローブ林や各種樹木など多様な自然環境を有している。 シギやチドリ、 サギ類など33科128種、 さらには絶滅危ぐ種のクロツラヘラサギやツクシガモ、 キンバト、 セイタカシギなど希少な鳥類も確認されるなど、 県内でも有数の飛来地となっており、 これまで県鳥獣保護区に指定されていた。
指定面積はのうち、 特別保護区の範囲は平良久松から下地与那覇にいたる水面部分約700㌶。 特にシギ・チドリ類など水鳥の渡来及び生息地として保護を図る。 管理方針では、 ▽鳥獣モニタリング調査を通して区域内の生息状況把握に努める▽生息環境を脅かすような任の不用意な行為、 ゴミ散乱による生息への影響を防止するため、 現場巡視、 関係地方公共団体、 NPO、 地域住民と連携して普及啓発活動に取り組む―などを示している。
国内のラムサール条約湿地は現在、 37件。 うち県内は那覇市の漫湖、 慶良間諸島海域、 石垣市の名蔵アンパル、 久米島の渓流・湿地の4件。 与那覇湾については、 環境省が09年から登録に向けて取り組みをはじめ、 国内潜在候補地172カ所から絞り込まれた。 ことし6月には公聴会が開かれ、 公告縦覧、 諮問を経て中央環境審議会が9月に2地区ともに指定すべきと答申していた。 指定を踏まえて来年の環境省中央環境審議会を経てラムサール条約登録が申請され、 締約国会議で決定される運びとなっている。
池間鳥獣保護区は島全体を指定。 中心部には干拓や漁港しゅんせつに伴う土砂埋め立てなどで外海と遮断され、 淡水化した湿原が広がる。 面積は約38㌶と、 県内では最大の湖沼・湿原。 この湿原を中心に同島にはガンやサギ類など渡り鳥が数多く飛来し、 絶滅危ぐ種のムラサキサギ、 オオクイナの繁殖北限となっていることから、 保護を図る。
宮古新報
マブヤー参上 県内で上映 (沖縄)
全国先駆けマブヤー参上 県内で上映

上映開始を喜ぶ出演者ら=北谷町・ミハマ7プレックス
【北谷】
沖縄から生まれたご当地ヒーロー、琉神マブヤーが活躍する映画「琉神マブヤー・ザ・ムービー 七つのマブイ」の上映が29日から、全国に先駆けて県内3劇場で始まった。
初日は佐野智樹監督のほか、マブヤー役の山田親太朗さん、龍神ガナシー役のISSAさんら出演者が北谷町美浜のミハマ7プレックスで舞台あいさつし、作品への思いを語った。
出演者の大半が沖縄出身者で、恩納村出身の山田さんは「いろんな方々の力を借りてここまでできた。うれしい。(映画を見た感想は)大丈夫でしたか?」と観客の反応を確かめるようにあいさつ。司会から「ガナシー人気も高い」と褒められた沖縄市出身のISSAさんは「マブヤーあってのガナシー。これからもよろしく」と山田さんに話し掛け、笑いをとっていた。
ヒロインのアイリ役で、北中城村で育った福本ジュディ幸子さんは「テレビでマブヤーが始まった時から大ファン。撮影も楽しかった」と感想。客席は、家族連れなどでにぎわい、手作りのマブヤー衣装を着た高橋琉海(るう)ちゃん(4)=沖縄市=は「マブヤーもガナシーも好き。楽しかった」と声を弾ませた。
沖縄タイムス

上映開始を喜ぶ出演者ら=北谷町・ミハマ7プレックス
【北谷】
沖縄から生まれたご当地ヒーロー、琉神マブヤーが活躍する映画「琉神マブヤー・ザ・ムービー 七つのマブイ」の上映が29日から、全国に先駆けて県内3劇場で始まった。
初日は佐野智樹監督のほか、マブヤー役の山田親太朗さん、龍神ガナシー役のISSAさんら出演者が北谷町美浜のミハマ7プレックスで舞台あいさつし、作品への思いを語った。
出演者の大半が沖縄出身者で、恩納村出身の山田さんは「いろんな方々の力を借りてここまでできた。うれしい。(映画を見た感想は)大丈夫でしたか?」と観客の反応を確かめるようにあいさつ。司会から「ガナシー人気も高い」と褒められた沖縄市出身のISSAさんは「マブヤーあってのガナシー。これからもよろしく」と山田さんに話し掛け、笑いをとっていた。
ヒロインのアイリ役で、北中城村で育った福本ジュディ幸子さんは「テレビでマブヤーが始まった時から大ファン。撮影も楽しかった」と感想。客席は、家族連れなどでにぎわい、手作りのマブヤー衣装を着た高橋琉海(るう)ちゃん(4)=沖縄市=は「マブヤーもガナシーも好き。楽しかった」と声を弾ませた。
沖縄タイムス
沖芸連パリ公演 (沖縄)
琉球芸能に熱い視線 沖芸連パリ公演

軽快なテンポで観客から好評だった「鳩間節」=29日、
フランスのパリ日本文化会館
【パリ29日石川理香】
文化庁の助成を受けた沖縄県芸能関連協議会(沖芸連、照喜名朝一会長)の「琉球伝統芸能 欧州3カ国公演」の2日目が29日午後(日本時間30日)、フランスのパリ日本文化会館で行われた。
この日は昼、夜2回公演で、初日同様チケットが売り切れ、開場と同時に多くの観客が詰め掛けた。
初日の反省を踏まえ、臨んだ舞台。演目ごとにめりはりをつけた。琉球舞踊は、玉城節子さん、宮城幸子さんらが古典女踊りで優美で繊細な舞を見せた。照喜名さん、喜瀬慎仁さんの古典音楽斉唱では、いぶし銀の歌声が観客を圧倒した。
組踊「二童敵討」では立方と地謡が好演。芸術の都の観客の心を捉えた。終演と同時に「ブラボー」の歓声も上がり、アンコールの拍手が鳴りやまなかった。
リヨンから訪れたサミュエル・ベルナールさんは「地謡のハーモニーが美しく、琉球舞踊の動き、表情、色鮮やかな衣装に圧倒された」と興奮気味に話した。
琉球舞踊保存会を代表して舞台に立った玉城さん、宮城さんは「観客の熱い視線に緊張したがやりがいのある舞台。若手の成長が見えた」と語った。
公演は、31日にドイツ・ケルン、11月2日にイタリア・ローマでも行われる。
沖縄タイムス

軽快なテンポで観客から好評だった「鳩間節」=29日、
フランスのパリ日本文化会館
【パリ29日石川理香】
文化庁の助成を受けた沖縄県芸能関連協議会(沖芸連、照喜名朝一会長)の「琉球伝統芸能 欧州3カ国公演」の2日目が29日午後(日本時間30日)、フランスのパリ日本文化会館で行われた。
この日は昼、夜2回公演で、初日同様チケットが売り切れ、開場と同時に多くの観客が詰め掛けた。
初日の反省を踏まえ、臨んだ舞台。演目ごとにめりはりをつけた。琉球舞踊は、玉城節子さん、宮城幸子さんらが古典女踊りで優美で繊細な舞を見せた。照喜名さん、喜瀬慎仁さんの古典音楽斉唱では、いぶし銀の歌声が観客を圧倒した。
組踊「二童敵討」では立方と地謡が好演。芸術の都の観客の心を捉えた。終演と同時に「ブラボー」の歓声も上がり、アンコールの拍手が鳴りやまなかった。
リヨンから訪れたサミュエル・ベルナールさんは「地謡のハーモニーが美しく、琉球舞踊の動き、表情、色鮮やかな衣装に圧倒された」と興奮気味に話した。
琉球舞踊保存会を代表して舞台に立った玉城さん、宮城さんは「観客の熱い視線に緊張したがやりがいのある舞台。若手の成長が見えた」と語った。
公演は、31日にドイツ・ケルン、11月2日にイタリア・ローマでも行われる。
沖縄タイムス
サシバ過去5年で最少1万羽 (宮古島・沖縄)
過去5年で最少1万羽/11年サシバ飛来数調査大震災などが影響か

南下の途中、宮古島で羽を休めるサシバ=27日、上野野原
県自然保護課と宮古野鳥の会は28日、2011年のサシバ飛来数調査の
結果を発表した。
今年の飛来数は1万28羽と過去5年間で最も少なく、調査を開始した1973年から38年間(2004年を除く)の平均飛来数約2万7000羽の3分の1程度にとどまった。
飛来数の急激な減少の要因として、繁殖地(本州東北以南)の全般的な環境の悪化に、3月11日に発生した東日本太平洋沖地震による津波、近畿地方の大雨などが繁殖地の環境悪化に追い打ちをかけたことなどが挙げられる。
繁殖地で生まれた幼鳥はこの時期、成鳥とともに越冬のため南下するが、調査期間中、宮古島上空で幼鳥がほとんど観察できなかった。
県自然保護課、市、宮古野鳥の会の会員らが7日から20日までの2週間、市伊良部庁舎屋上と宮古島の夕陽が丘(松原墓地団地上)で飛来数の調査をした。伊良部中高の生徒も調査に参加した。
.宮古毎日新聞

南下の途中、宮古島で羽を休めるサシバ=27日、上野野原
県自然保護課と宮古野鳥の会は28日、2011年のサシバ飛来数調査の
結果を発表した。
今年の飛来数は1万28羽と過去5年間で最も少なく、調査を開始した1973年から38年間(2004年を除く)の平均飛来数約2万7000羽の3分の1程度にとどまった。
飛来数の急激な減少の要因として、繁殖地(本州東北以南)の全般的な環境の悪化に、3月11日に発生した東日本太平洋沖地震による津波、近畿地方の大雨などが繁殖地の環境悪化に追い打ちをかけたことなどが挙げられる。
繁殖地で生まれた幼鳥はこの時期、成鳥とともに越冬のため南下するが、調査期間中、宮古島上空で幼鳥がほとんど観察できなかった。
県自然保護課、市、宮古野鳥の会の会員らが7日から20日までの2週間、市伊良部庁舎屋上と宮古島の夕陽が丘(松原墓地団地上)で飛来数の調査をした。伊良部中高の生徒も調査に参加した。
.宮古毎日新聞
ウムヤスウムッシ芸能祭(宮古島・沖縄)
防犯活動の連携アピール/防犯各支部盛況、ウムヤスウムッシ芸能祭

軽快な音楽にのってコミカルな踊りを披露し会場の笑いを誘った
JAおきなわ宮古地区女性部の皆さん=10月30日、マティダ市民劇場
「ウムヤス・ウムッシ(安全、安心・面白い)芸能祭」(主催・宮古地区防犯協会)が10月30日夜、マティダ市民劇場で行われた。「安全・安心かぎすま宮古 宮古の人の心一つで響かせ」をテーマに防犯協会の各支部が趣向を凝らした踊りや歌を披露し、地域の防犯活動への連携強化をアピールした。
主催者あいさつで前川尚誼会長は、犯罪を減らして日本一安全な沖縄県をつくるための県民総ぐるみ運動「ちゅらさん運動」や、「いつでも鍵をかける」などの「五つのかける運動」などの防犯活動への取り組みを紹介。「今後も地域と連携し安全、安心な美ぎ島宮古を実現していきたい」と同芸能祭の開催意義を強調した。
舞台では、各支部のメンバーが舞踊や三線演奏などを披露。各支部の子どもたちも可愛らしい踊りや勇壮な太鼓演舞などを熱演した。
防犯協会島尻パーントゥ支部からは「パギキラーズ」が登場。エレキベースと三線のコラボで民謡を聞かせた。曲の合間には楽しいトークも交え、観衆を楽しませた。
また、JAおきなわ宮古地区女性部は「ジンギスカン、ワーブニ」と題したミュージカル風なダンスを披露。農民に扮した女性たちがくわやへらなどの農機具と野菜を手に、コミカルな踊りで会場を沸かせた。
出演した団体は次の通り。(プログラム順)
久田流家元久田多嘉子舞踊研究所▽みなみ童夢▽防犯協会西原支部▽同島尻パーントゥ支部▽同福嶺支部▽JAおきなわ宮古地区女性部▽防犯協会狩俣支部▽同上野支部▽宮古島警察署▽久田流根間幸子舞踊研究所▽防犯協会福山支部▽同西城支部▽渡久山徹民謡研究所▽防犯協会城辺支部▽パニパニジュニア▽パニパニおばあ▽愛×愛
. 宮古毎日新聞

軽快な音楽にのってコミカルな踊りを披露し会場の笑いを誘った
JAおきなわ宮古地区女性部の皆さん=10月30日、マティダ市民劇場
「ウムヤス・ウムッシ(安全、安心・面白い)芸能祭」(主催・宮古地区防犯協会)が10月30日夜、マティダ市民劇場で行われた。「安全・安心かぎすま宮古 宮古の人の心一つで響かせ」をテーマに防犯協会の各支部が趣向を凝らした踊りや歌を披露し、地域の防犯活動への連携強化をアピールした。
主催者あいさつで前川尚誼会長は、犯罪を減らして日本一安全な沖縄県をつくるための県民総ぐるみ運動「ちゅらさん運動」や、「いつでも鍵をかける」などの「五つのかける運動」などの防犯活動への取り組みを紹介。「今後も地域と連携し安全、安心な美ぎ島宮古を実現していきたい」と同芸能祭の開催意義を強調した。
舞台では、各支部のメンバーが舞踊や三線演奏などを披露。各支部の子どもたちも可愛らしい踊りや勇壮な太鼓演舞などを熱演した。
防犯協会島尻パーントゥ支部からは「パギキラーズ」が登場。エレキベースと三線のコラボで民謡を聞かせた。曲の合間には楽しいトークも交え、観衆を楽しませた。
また、JAおきなわ宮古地区女性部は「ジンギスカン、ワーブニ」と題したミュージカル風なダンスを披露。農民に扮した女性たちがくわやへらなどの農機具と野菜を手に、コミカルな踊りで会場を沸かせた。
出演した団体は次の通り。(プログラム順)
久田流家元久田多嘉子舞踊研究所▽みなみ童夢▽防犯協会西原支部▽同島尻パーントゥ支部▽同福嶺支部▽JAおきなわ宮古地区女性部▽防犯協会狩俣支部▽同上野支部▽宮古島警察署▽久田流根間幸子舞踊研究所▽防犯協会福山支部▽同西城支部▽渡久山徹民謡研究所▽防犯協会城辺支部▽パニパニジュニア▽パニパニおばあ▽愛×愛
. 宮古毎日新聞
独自の芸能末永く継承へ (八重山・沖縄)
伊野田エイサー 60周年で初披露、独自の芸能末永く継承へ

大宜味の田嘉里源流に
入植60周年を迎えた石垣市伊野田地区の住民による「伊野田エイサー」が30日午後、伊野田集落センターで初めて披露された。
手踊りが特徴的なエイサーは、入植当初に多くを占めていた大宜味村田嘉里出身者が受け継いでいた「田嘉里エイサー」に由来している。会場には大宜味村の島袋義久村長(73)も駆けつけて激励。住民らもこのエイサーを独自の芸能文化として位置づけ、今後も末永く継承していきたい考えだ。
「伊野田エイサー」は、田嘉里エイサーで踊られる16曲に、宮古からの入植者の思いも組み入れ、宮古民謡「漲水クイチャー」を加えた全17曲で構成されている。
今は田嘉里でも見ることができないエイサーを大きな基にする演舞は独特。踊り手の男女16組・32人が円陣を組んだ中心に太鼓があり、踊り手は円に沿って動きながら、にぎやかに舞う。
円の側にいる地謡が次々と演奏する楽曲もすべて原曲そのまま。田嘉里と宮古の方言で歌われ、太鼓やパーランクーを使わない踊り手は、男性がヒシャク、女性が四つ竹で彩りを添えている。
これまで田嘉里エイサーを節目ごとに披露してきた伊野田住民らは、エイサーを記念事業の一環に今年1月から連日、練習に励み、本番のこの日は多くの観客から大きな拍手を受けていた。
エイサーの中心となった期成会長の仲原清正さん(61)は「一致協力し、心を一つにできた。今後は毎年の行事ごとに披露していきたい」と声を弾ませた。島袋村長は「私も見たことがないもの。思いの結集と力強さを感じた。大宜味と宮古の芸能を源流に伊野田の文化となっている」と感慨深く語った。
八重山毎日新聞

大宜味の田嘉里源流に
入植60周年を迎えた石垣市伊野田地区の住民による「伊野田エイサー」が30日午後、伊野田集落センターで初めて披露された。
手踊りが特徴的なエイサーは、入植当初に多くを占めていた大宜味村田嘉里出身者が受け継いでいた「田嘉里エイサー」に由来している。会場には大宜味村の島袋義久村長(73)も駆けつけて激励。住民らもこのエイサーを独自の芸能文化として位置づけ、今後も末永く継承していきたい考えだ。
「伊野田エイサー」は、田嘉里エイサーで踊られる16曲に、宮古からの入植者の思いも組み入れ、宮古民謡「漲水クイチャー」を加えた全17曲で構成されている。
今は田嘉里でも見ることができないエイサーを大きな基にする演舞は独特。踊り手の男女16組・32人が円陣を組んだ中心に太鼓があり、踊り手は円に沿って動きながら、にぎやかに舞う。
円の側にいる地謡が次々と演奏する楽曲もすべて原曲そのまま。田嘉里と宮古の方言で歌われ、太鼓やパーランクーを使わない踊り手は、男性がヒシャク、女性が四つ竹で彩りを添えている。
これまで田嘉里エイサーを節目ごとに披露してきた伊野田住民らは、エイサーを記念事業の一環に今年1月から連日、練習に励み、本番のこの日は多くの観客から大きな拍手を受けていた。
エイサーの中心となった期成会長の仲原清正さん(61)は「一致協力し、心を一つにできた。今後は毎年の行事ごとに披露していきたい」と声を弾ませた。島袋村長は「私も見たことがないもの。思いの結集と力強さを感じた。大宜味と宮古の芸能を源流に伊野田の文化となっている」と感慨深く語った。
八重山毎日新聞
かふぬ島の元気満喫 (八重山・沖縄)
かふぬ島の元気満喫 2年ぶりにちゅらさん祭

第8回小浜節大会、最優秀賞に増田めぐみさん
【小浜】
「小浜島の美らさ、島人の肝美らさ」をテーマにした第9回かふぬ島ちゅらさん祭(主催・同実行委員会)が30日、小浜島ちゅらさん広場でにぎやかに開かれた。
この日は秋晴れに恵まれ、島内外から1500人(主催者発表)が来場。地元住民と一体となり、多彩な島おこしイベントを楽しんだ。また同日夕には「第8回小浜節大会」も催され、22人が島に伝わる「小浜節」を熱唱した。
祭りは「ちゅらさんの島」を島外にアピールし、島の活性化につなげるのが目的。昨年は年中行事が多いため見送られ、2年ぶりの開催となった。
今回は名称に「かふぬ島」を付け、物づくりと舞台に分けて開催。物づくりコーナーでは民芸品の展示・即売、機織り・ウームス(大型のゴザ)、横笛作りが行われ、参加者が島ならではの民具作りに挑戦した。
小浜大豆(クモーマミ)を使った「ちゅらさん汁」や、近海でとれた魚介類の天ぷらの販売も盛況。乗馬体験コーナーは子どもたちに大人気。舞台では小浜保育所、小浜小中の園児や児童生徒の演舞、また土田龍太郎君(小浜中3年)のギターや島出身ミュージシャンらの演奏もあり、盛り上がった。
おなじみになった「島のばあちゃん合唱団」の歌声、「かふぬ島友愛クラブ」(知念朝甚団長・団員18人)の復活コンサートと島のお年寄りが活躍。知念団長は「約60年ぶりの復活コンサートがうれしく、若返った気持ちだ。数カ月前から練習を重ねてきて本番はばっちりだった」と喜んだ。
フィナーレは婦人会の「ちゅらさん音頭」と小浜エイサー、独特の十五夜の綱引き「ヨーロセー」で地元住民や郷友会、観光客も一緒になって祭りを満喫した。
同時開催の「小浜節大会」では、歌詞にもうたわれている「大岳(うふだき)」のふもとで22人が情緒あふれる歌声を披露。審査の結果、増田めぐみさん(石垣市)が最優秀賞に輝いた。
入賞者は次の通り。
▽優秀賞=前津伸弥(石垣市)▽優良賞=本底日出時(同)▽奨励賞=伊良部愛(同)
八重山毎日新聞

第8回小浜節大会、最優秀賞に増田めぐみさん
【小浜】
「小浜島の美らさ、島人の肝美らさ」をテーマにした第9回かふぬ島ちゅらさん祭(主催・同実行委員会)が30日、小浜島ちゅらさん広場でにぎやかに開かれた。
この日は秋晴れに恵まれ、島内外から1500人(主催者発表)が来場。地元住民と一体となり、多彩な島おこしイベントを楽しんだ。また同日夕には「第8回小浜節大会」も催され、22人が島に伝わる「小浜節」を熱唱した。
祭りは「ちゅらさんの島」を島外にアピールし、島の活性化につなげるのが目的。昨年は年中行事が多いため見送られ、2年ぶりの開催となった。
今回は名称に「かふぬ島」を付け、物づくりと舞台に分けて開催。物づくりコーナーでは民芸品の展示・即売、機織り・ウームス(大型のゴザ)、横笛作りが行われ、参加者が島ならではの民具作りに挑戦した。
小浜大豆(クモーマミ)を使った「ちゅらさん汁」や、近海でとれた魚介類の天ぷらの販売も盛況。乗馬体験コーナーは子どもたちに大人気。舞台では小浜保育所、小浜小中の園児や児童生徒の演舞、また土田龍太郎君(小浜中3年)のギターや島出身ミュージシャンらの演奏もあり、盛り上がった。
おなじみになった「島のばあちゃん合唱団」の歌声、「かふぬ島友愛クラブ」(知念朝甚団長・団員18人)の復活コンサートと島のお年寄りが活躍。知念団長は「約60年ぶりの復活コンサートがうれしく、若返った気持ちだ。数カ月前から練習を重ねてきて本番はばっちりだった」と喜んだ。
フィナーレは婦人会の「ちゅらさん音頭」と小浜エイサー、独特の十五夜の綱引き「ヨーロセー」で地元住民や郷友会、観光客も一緒になって祭りを満喫した。
同時開催の「小浜節大会」では、歌詞にもうたわれている「大岳(うふだき)」のふもとで22人が情緒あふれる歌声を披露。審査の結果、増田めぐみさん(石垣市)が最優秀賞に輝いた。
入賞者は次の通り。
▽優秀賞=前津伸弥(石垣市)▽優良賞=本底日出時(同)▽奨励賞=伊良部愛(同)
八重山毎日新聞