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2011-10-08
世界のウチナーンチュ大会 ハワイの7勇士表彰へ(沖縄)
世界のウチナーンチュ大会 ハワイの7勇士表彰へ
沖縄に豚550頭送る

沖縄に豚を送った、ハワイの勇士7人と救済会のメンバー。
前列左から、仲間牛吉さん、山城義雄さん、宮里昌平さん、渡名喜元美さん、上江洲易男さん(右下)。後列左から、仲嶺真助さん(救済会広報)、金城善助さん(同事務局長)、島袋真栄さん、安慶名良信さん=1948年
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会は13日、終戦直後の1948年に
食料難で苦しむ沖縄住民に豚550頭を届けたハワイの県系人勇士7人の功績
をたたえ、表彰する。13日開幕のウチナーンチュ大会に合わせ、関連行事に
遺族を招き、感謝状と記念品の琉球伝統工芸品を贈る。2人の遺族の来県は
決定、残り5人は調整中。来県できなかった遺族には郵送する。同実行委は
「世界の県系人のネットワークを考える上で欠かせない歴史だ。
風化させてはいけない」と表彰の意義を話した。
表彰式は13日午前10時から開かれる大会関連行事「海から豚がやってきた」写真パネル展の冒頭、那覇市の県立博物館・美術館「世界のウチナーンチュ大会歴史資料展」特別展示場で実施する。
7人の最後の生存者、上江洲易男(やすお)さん=享年(91)=が7月20日に亡くなり、沖縄ハワイ協会は8月の大会実行委員会総会で「何らかの形で感謝の意を示すべきだ」などと要望していた。
その後、大会実行委事務局は遺族を招くための旅費調達に奔走。これに応え、沖縄ハム総合食品、県養豚振興協議会、県畜産振興基金公社、我那覇畜産、琉球協同飼料、那覇ミート、沖縄ホーメル、県飼料協業組合の豚に関する企業・団体が事務局に寄付金計200万円を贈った。
沖縄に豚を送ったのは、上江洲さんと山城義雄さん、渡名喜元美さん、仲間牛吉さん、島袋真栄さん、宮里昌平さん、安慶名良信さん。当時、米本土で豚を購入し、軍船を借用。沖縄に向かう途中、洋上に浮遊する日本軍の機雷や大しけに遭いながら、命懸けで豚を送り届けた。このほかにも北・南米など多くの国々の県系人がさまざまな多量の物資を送り届けた。
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会の知念英信幹事長は「関連企業によく協力していただいた」と感謝した。(新垣毅)
琉球新報
沖縄に豚550頭送る

沖縄に豚を送った、ハワイの勇士7人と救済会のメンバー。
前列左から、仲間牛吉さん、山城義雄さん、宮里昌平さん、渡名喜元美さん、上江洲易男さん(右下)。後列左から、仲嶺真助さん(救済会広報)、金城善助さん(同事務局長)、島袋真栄さん、安慶名良信さん=1948年
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会は13日、終戦直後の1948年に
食料難で苦しむ沖縄住民に豚550頭を届けたハワイの県系人勇士7人の功績
をたたえ、表彰する。13日開幕のウチナーンチュ大会に合わせ、関連行事に
遺族を招き、感謝状と記念品の琉球伝統工芸品を贈る。2人の遺族の来県は
決定、残り5人は調整中。来県できなかった遺族には郵送する。同実行委は
「世界の県系人のネットワークを考える上で欠かせない歴史だ。
風化させてはいけない」と表彰の意義を話した。
表彰式は13日午前10時から開かれる大会関連行事「海から豚がやってきた」写真パネル展の冒頭、那覇市の県立博物館・美術館「世界のウチナーンチュ大会歴史資料展」特別展示場で実施する。
7人の最後の生存者、上江洲易男(やすお)さん=享年(91)=が7月20日に亡くなり、沖縄ハワイ協会は8月の大会実行委員会総会で「何らかの形で感謝の意を示すべきだ」などと要望していた。
その後、大会実行委事務局は遺族を招くための旅費調達に奔走。これに応え、沖縄ハム総合食品、県養豚振興協議会、県畜産振興基金公社、我那覇畜産、琉球協同飼料、那覇ミート、沖縄ホーメル、県飼料協業組合の豚に関する企業・団体が事務局に寄付金計200万円を贈った。
沖縄に豚を送ったのは、上江洲さんと山城義雄さん、渡名喜元美さん、仲間牛吉さん、島袋真栄さん、宮里昌平さん、安慶名良信さん。当時、米本土で豚を購入し、軍船を借用。沖縄に向かう途中、洋上に浮遊する日本軍の機雷や大しけに遭いながら、命懸けで豚を送り届けた。このほかにも北・南米など多くの国々の県系人がさまざまな多量の物資を送り届けた。
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会の知念英信幹事長は「関連企業によく協力していただいた」と感謝した。(新垣毅)
琉球新報
【写真特集】伝統ミャークヅツ沸く (宮古島・沖縄)
【写真特集】伝統ミャークヅツ沸く
伝統ミャークヅツ賑わう─池間島、佐良浜、西原

祈りを捧げるツカサンマたち=6日、 佐良浜池間添

クイチャーの前に願い酒を飲むウヤ
=6日、 池間島

おじいからクイチャーのコツを学ぶ男の子
=6日、 池間島
「ヒヤサッサ」 と威勢の良い掛け声を上げながら
パレードする参加者ら=西原

ナカマ御嶽から出発し、 集落内をパレードした
=西原

ウヤたちのクイチャーの前に、 輪になって歌と踊りを
奉納するツカサンマたち=6日、 池間島の水浜広場

奉納相撲で力と力をぶつけ合い会場を沸かせた
=西原

揃いの衣装で 「ヒヤサッサ」 と力強く踊るミーウヤたち
=6日、 佐良浜前里添
宮古新報
伝統ミャークヅツ賑わう─池間島、佐良浜、西原

祈りを捧げるツカサンマたち=6日、 佐良浜池間添

クイチャーの前に願い酒を飲むウヤ
=6日、 池間島

おじいからクイチャーのコツを学ぶ男の子
=6日、 池間島

「ヒヤサッサ」 と威勢の良い掛け声を上げながら
パレードする参加者ら=西原

ナカマ御嶽から出発し、 集落内をパレードした
=西原

ウヤたちのクイチャーの前に、 輪になって歌と踊りを
奉納するツカサンマたち=6日、 池間島の水浜広場

奉納相撲で力と力をぶつけ合い会場を沸かせた
=西原

揃いの衣装で 「ヒヤサッサ」 と力強く踊るミーウヤたち
=6日、 佐良浜前里添
宮古新報
400人が集落内パレード─平良西原のミャークヅツ (宮古島・沖縄)
400人が集落内パレード─平良西原のミャークヅツ

西原自治会 (佐久田盛光会長) の2011年豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 は
7日、 ナカビ (2日目) を迎え、 約400人の男性ウヤたちがパレードを行った。
地域住民も一体となり、 向こう1年の五穀豊穣、 子孫繁栄を祈願し、
全員でクイチャーを踊った。
この日は午前中、 ナカマ御嶽でこの1年間で宮古や沖縄本島、 本土で生まれた新生児の健やかな成長を願う 「マスムイ」 が行われた。 午後3時からは同御嶽からパトカーの先導の下、 パレードがスタート。 男性ウヤたちが 「五穀豊穣」 の旗や国旗などを掲げ、 三線の音が鳴り響く中、 「豊かな世にしてください」 とはやし立てながらクイチャーを踊り、 ゆっくりと集落内の幹線道路を練り歩いた。
終点の広場入口近くでは、 ツカサンマ (司母) たちがウヤたちを広場に招いた。 広場ではことし1年間の新生児の数が53人だったことが報告され、 会場からは温かい拍手が送られるとともに健やかな成長を祈った。 また、 新入生の自己紹介などが行われたあと、 部落伝統の奉納角力が披露された。 ウヤたちは互いに一歩も譲らない力強い戦いを展開し、 会場に詰めかけた観衆を大いに沸かせた
宮古新報

西原自治会 (佐久田盛光会長) の2011年豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 は
7日、 ナカビ (2日目) を迎え、 約400人の男性ウヤたちがパレードを行った。
地域住民も一体となり、 向こう1年の五穀豊穣、 子孫繁栄を祈願し、
全員でクイチャーを踊った。
この日は午前中、 ナカマ御嶽でこの1年間で宮古や沖縄本島、 本土で生まれた新生児の健やかな成長を願う 「マスムイ」 が行われた。 午後3時からは同御嶽からパトカーの先導の下、 パレードがスタート。 男性ウヤたちが 「五穀豊穣」 の旗や国旗などを掲げ、 三線の音が鳴り響く中、 「豊かな世にしてください」 とはやし立てながらクイチャーを踊り、 ゆっくりと集落内の幹線道路を練り歩いた。
終点の広場入口近くでは、 ツカサンマ (司母) たちがウヤたちを広場に招いた。 広場ではことし1年間の新生児の数が53人だったことが報告され、 会場からは温かい拍手が送られるとともに健やかな成長を祈った。 また、 新入生の自己紹介などが行われたあと、 部落伝統の奉納角力が披露された。 ウヤたちは互いに一歩も譲らない力強い戦いを展開し、 会場に詰めかけた観衆を大いに沸かせた
宮古新報
五穀豊穣を祈願/西原ミャークヅツ男衆400人(宮古島・沖縄)
五穀豊穣を祈願/西原ミャークヅツ男衆400人がパレード

約400人の男衆が集落内の道路をパレードした
=7日、平良字西原
平良西原のミャークヅツのパレードが7日午後、男衆約400人が参加して、
仲間御嶽前を出発した。
五穀豊穣や自治会旗、日の丸の旗を立て「うやきーゆなうらしよー
(裕福な世にしてくれよ)」とはやしながら集落内の目抜き通りを練り歩き、
五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。沿道には観光客や地元の子どもたちが
大勢集まり、中には一緒にクイチャーを踊る子どもの姿も見られた。
「ジャー(座)」と呼ばれる広場に到着した後、前年のミヤークヅツ以降に誕生した新生児53人がマスムイ行事で神に報告されたとマスムイウヤが披露した。
参加者たちはジャーで輪になり「ヒヤサッサ」と掛け声を掛けながら豪快にクイチャーを踊った。熱気に包まれたジャーでは、今年の一年生(数え年50歳)12人が角力を奉納。技が決まると会場からは大きな拍手や歓声が湧いた。
この日の最後は参加した男衆らが再びクイチャーを踊り締めくくった。
宮古毎日新聞

約400人の男衆が集落内の道路をパレードした
=7日、平良字西原
平良西原のミャークヅツのパレードが7日午後、男衆約400人が参加して、
仲間御嶽前を出発した。
五穀豊穣や自治会旗、日の丸の旗を立て「うやきーゆなうらしよー
(裕福な世にしてくれよ)」とはやしながら集落内の目抜き通りを練り歩き、
五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。沿道には観光客や地元の子どもたちが
大勢集まり、中には一緒にクイチャーを踊る子どもの姿も見られた。
「ジャー(座)」と呼ばれる広場に到着した後、前年のミヤークヅツ以降に誕生した新生児53人がマスムイ行事で神に報告されたとマスムイウヤが披露した。
参加者たちはジャーで輪になり「ヒヤサッサ」と掛け声を掛けながら豪快にクイチャーを踊った。熱気に包まれたジャーでは、今年の一年生(数え年50歳)12人が角力を奉納。技が決まると会場からは大きな拍手や歓声が湧いた。
この日の最後は参加した男衆らが再びクイチャーを踊り締めくくった。
宮古毎日新聞