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2011-10-31
薩摩侵攻後も今帰仁城に高官居住(沖縄)
薩摩侵攻後も今帰仁城に高官居住

今帰仁城跡の発掘現場を見学する参加者ら
=29日、今帰仁村今泊
【今帰仁】
薩摩侵攻で廃虚化したとされていた今帰仁城跡(今帰仁村今泊)で、その後約半世紀近く身分の高い人物が生活していた痕跡があることが、同村教育委員会の発掘調査で判明した。
1609年の薩摩侵攻で同城は焼き払われたとされるが、1600年代半ばのものとみられる陶磁器が大量に出土した。また、これまで不明だった外郭城壁の全体像も、同調査で明らかになった。同村教委は「通説が変わる可能性がある」としており、専門家も「周辺集落の当時の様子を含めて解明していく画期的な発見」と評価した。
(浦崎直己)

出土した1600年代半ばの肥前陶磁
同城跡の発掘調査は2007年に本格的に始まり、今回は09年以降の発掘調査で外郭西側城壁、建物の基盤となる基壇、炉跡などを確認した。新たに発掘された出土品は、1600年代半ばに制作された肥前陶磁や湧田焼、碁石などの生活雑貨で、貝殻などとともに大量に見つかった。外郭内の東側で確認されていた「基壇建物」とよばれる大規模な石造りの遺跡から出土した。

今帰仁城跡
これらの発掘により、当時としては高価な陶磁や碁石を使う人物が城内で生活し、その住まいの基礎がしっかりした石造りであることなどが推測できる。薩摩侵攻後も同城で身分の高い人が何らかの目的を持って滞在していた可能性があるという。
琉球史が専門の琉球大学の高良倉吉教授は「侵攻後も城が何らかの形で使われていたことは文献で断片的に推測できていたが、その証拠が出土したことは大きな意義がある。磁器などの出土品、外郭城壁の全体像の判明の二つとも画期的な発見だ」と高く評価した。
同村教委文化財係の玉城靖氏は「今帰仁に配置されていた監守が首里に引き揚げた時期とも重なる。従来は集落にいたとされる監守が城内で生活していたのだろう」とみている。
同村教委は今後も、同城跡の発掘調査と整備を進める方針だ。今回発見された遺跡は整備され公開されるほか、出土品の一部は同城跡に隣接する村歴史文化センターで公開する予定。
29日には現地説明会を開き、調査結果を報告。市内外から約70人が参加した。
[ことば]
今帰仁城 「三山鼎立(ていりつ)時代」に本島北部を中心に支配した北山王の居城として、また中山の尚巴志が1416年に北山を滅ぼして以降は、北部地域を管理する監守の居城として使われていた。その後、同城は1609年の薩摩侵攻で焼き打ちにあい、使われなくなったとされ、侵攻以降の状態や役割は詳しくわかっていない。監守は1665年に首里に引き揚げるまで現在の今泊集落にあった「御殿屋敷」で生活していたとされている。
沖縄タイムス

今帰仁城跡の発掘現場を見学する参加者ら
=29日、今帰仁村今泊
【今帰仁】
薩摩侵攻で廃虚化したとされていた今帰仁城跡(今帰仁村今泊)で、その後約半世紀近く身分の高い人物が生活していた痕跡があることが、同村教育委員会の発掘調査で判明した。
1609年の薩摩侵攻で同城は焼き払われたとされるが、1600年代半ばのものとみられる陶磁器が大量に出土した。また、これまで不明だった外郭城壁の全体像も、同調査で明らかになった。同村教委は「通説が変わる可能性がある」としており、専門家も「周辺集落の当時の様子を含めて解明していく画期的な発見」と評価した。
(浦崎直己)

出土した1600年代半ばの肥前陶磁
同城跡の発掘調査は2007年に本格的に始まり、今回は09年以降の発掘調査で外郭西側城壁、建物の基盤となる基壇、炉跡などを確認した。新たに発掘された出土品は、1600年代半ばに制作された肥前陶磁や湧田焼、碁石などの生活雑貨で、貝殻などとともに大量に見つかった。外郭内の東側で確認されていた「基壇建物」とよばれる大規模な石造りの遺跡から出土した。

今帰仁城跡
これらの発掘により、当時としては高価な陶磁や碁石を使う人物が城内で生活し、その住まいの基礎がしっかりした石造りであることなどが推測できる。薩摩侵攻後も同城で身分の高い人が何らかの目的を持って滞在していた可能性があるという。
琉球史が専門の琉球大学の高良倉吉教授は「侵攻後も城が何らかの形で使われていたことは文献で断片的に推測できていたが、その証拠が出土したことは大きな意義がある。磁器などの出土品、外郭城壁の全体像の判明の二つとも画期的な発見だ」と高く評価した。
同村教委文化財係の玉城靖氏は「今帰仁に配置されていた監守が首里に引き揚げた時期とも重なる。従来は集落にいたとされる監守が城内で生活していたのだろう」とみている。
同村教委は今後も、同城跡の発掘調査と整備を進める方針だ。今回発見された遺跡は整備され公開されるほか、出土品の一部は同城跡に隣接する村歴史文化センターで公開する予定。
29日には現地説明会を開き、調査結果を報告。市内外から約70人が参加した。
[ことば]
今帰仁城 「三山鼎立(ていりつ)時代」に本島北部を中心に支配した北山王の居城として、また中山の尚巴志が1416年に北山を滅ぼして以降は、北部地域を管理する監守の居城として使われていた。その後、同城は1609年の薩摩侵攻で焼き打ちにあい、使われなくなったとされ、侵攻以降の状態や役割は詳しくわかっていない。監守は1665年に首里に引き揚げるまで現在の今泊集落にあった「御殿屋敷」で生活していたとされている。
沖縄タイムス
厳かに優雅に 、冊封儀式を再現(OKINAWA)
厳かに優雅に 首里城祭2日目、冊封儀式を再現

厳かに再現された琉球王国の冊封儀式
=29日、那覇市の首里城正殿前
那覇市の首里城公園で開かれている首里城祭2日目の29日、首里城正殿前の御庭(うなー)で冊封儀式が再現された。
大勢の見物客が訪れ、琉球王朝時代の優雅で厳かな儀式に感激していた。
冊封儀式は中国皇帝の名で行われた琉球国王の即位式。今回は1800年に行われたとされる尚温の冊封儀式を再現した。
任命前の世子(王子)が中国皇帝の名代として派遣された正使と副使を前に3度ひざまずき、そのたびに3度頭を下げる「三跪九叩頭礼(さんききゅうこうとうれい)」という最上級の中国式拝礼を行い、忠誠心を示した。
中国皇帝からの任命文書である「詔書」「勅書」を宣読官と呼ばれる使者が中国語で読み上げ、世子は正式に琉球国王に任命された。同書が国王に授けられると「かぎやで風節」が演奏され、祝福された。
与那原町から姉妹で訪れた諸見里千秋さんと玉那覇かおりさんは「迫力があり、衣装も細かいところまで再現されていてすごい。琉球の歴史をもっと学んでみたくなった」と話した。
琉球新報

厳かに再現された琉球王国の冊封儀式
=29日、那覇市の首里城正殿前
那覇市の首里城公園で開かれている首里城祭2日目の29日、首里城正殿前の御庭(うなー)で冊封儀式が再現された。
大勢の見物客が訪れ、琉球王朝時代の優雅で厳かな儀式に感激していた。
冊封儀式は中国皇帝の名で行われた琉球国王の即位式。今回は1800年に行われたとされる尚温の冊封儀式を再現した。
任命前の世子(王子)が中国皇帝の名代として派遣された正使と副使を前に3度ひざまずき、そのたびに3度頭を下げる「三跪九叩頭礼(さんききゅうこうとうれい)」という最上級の中国式拝礼を行い、忠誠心を示した。
中国皇帝からの任命文書である「詔書」「勅書」を宣読官と呼ばれる使者が中国語で読み上げ、世子は正式に琉球国王に任命された。同書が国王に授けられると「かぎやで風節」が演奏され、祝福された。
与那原町から姉妹で訪れた諸見里千秋さんと玉那覇かおりさんは「迫力があり、衣装も細かいところまで再現されていてすごい。琉球の歴史をもっと学んでみたくなった」と話した。
琉球新報
スリランカ生徒と交流 (沖縄)
伝統の舞を架け橋に スリランカ生徒と交流

エイサーを渡嘉敷中の生徒と一緒に踊るスリランカの中学生
=24日、渡嘉敷小中学校体育館
【渡嘉敷】
渡嘉敷中学校の生徒28人とスリランカから来た中学生20人による「沖縄・スリランカ文化交流会」が24日、渡嘉敷小中学校体育館で開かれた。
東南アジアの子どもたちを招待して日本ファンを増やし、日本とスリランカとの友好を深める「~アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト」(文部科学省委託事業)の一つで、同村の国立沖縄青少年交流の家が開催した。
交流会で山城慶太君(3年)は「一緒に仲良く、楽しい交流会にしよう」と呼び掛けた。
スリランカのアヌラーダさん(15)は「沖縄に来ることができとてもうれしい。渡嘉敷のことをいっぱい学びたい」と代表してあいさつした。
交流会は渡嘉敷中生徒の「かぎやで風」の三線演奏で歓迎の幕開け。さらに同中生徒全員が「エイサー」を舞い、スリランカの中学生が同国の民族舞踊「キャンディダンス」を披露した。
その後、お互いにエイサー、キャンディダンスを教え合った。スリランカの中学生もエイサー衣装を身に着け一緒に踊るなど異文化交流を楽しんだ。
また、スライド映像で双方の紹介も行われた。
最後は「涙そうそう」を全員で合唱し、沖縄伝統のカチャシーで会を締めくくった。
(米田英明通信員) 琉球新報

エイサーを渡嘉敷中の生徒と一緒に踊るスリランカの中学生
=24日、渡嘉敷小中学校体育館
【渡嘉敷】
渡嘉敷中学校の生徒28人とスリランカから来た中学生20人による「沖縄・スリランカ文化交流会」が24日、渡嘉敷小中学校体育館で開かれた。
東南アジアの子どもたちを招待して日本ファンを増やし、日本とスリランカとの友好を深める「~アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト」(文部科学省委託事業)の一つで、同村の国立沖縄青少年交流の家が開催した。
交流会で山城慶太君(3年)は「一緒に仲良く、楽しい交流会にしよう」と呼び掛けた。
スリランカのアヌラーダさん(15)は「沖縄に来ることができとてもうれしい。渡嘉敷のことをいっぱい学びたい」と代表してあいさつした。
交流会は渡嘉敷中生徒の「かぎやで風」の三線演奏で歓迎の幕開け。さらに同中生徒全員が「エイサー」を舞い、スリランカの中学生が同国の民族舞踊「キャンディダンス」を披露した。
その後、お互いにエイサー、キャンディダンスを教え合った。スリランカの中学生もエイサー衣装を身に着け一緒に踊るなど異文化交流を楽しんだ。
また、スライド映像で双方の紹介も行われた。
最後は「涙そうそう」を全員で合唱し、沖縄伝統のカチャシーで会を締めくくった。
(米田英明通信員) 琉球新報
“命のリレー”に感謝 (沖縄)
“命のリレー”に感謝
01年に心臓移植の新崎進悟さん

多くの人に感謝する新崎進悟さん
=30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄
拡張型心筋症を患い、2001年に県民の支援を受け、米国で心臓移植手術に成功した新崎進悟さん(29)の移植10年を祝う「命のリレーから10年 進悟を集う会」が30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄であった。
新崎さんは「拒絶反応もなく、元気でいられるのは多くの人のおかげ」と涙ながらに感謝した。
02年の帰沖後、専門学校で医療事務を学び、現在は豊崎クリニック(豊見城市)で医療事務として働いている。月1回の県内での検査、3カ月に1回大阪で検査があるが、後遺症は全くないという。新崎さんは「あっという間の10年。ドナー(臓器提供者)、募金をしてくれた人、ここにいない人も含めてたくさんの人に感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
新崎さんの主治医、沖縄赤十字病院循環器科第4内科の新里譲部長は「2度目の10歳の誕生日おめでとう。これからは同じような人を支える立場で活躍してほしい」と祝福した。
母親の新崎清子さん(62)は「こんなに元気で充実した生活を送っているのは多くの人の善意と愛が命を救ってくれたおかげ。10年、20年、30年と健康でいて、温かな家庭をつくることが親の願い」と述べた。
琉球新報
01年に心臓移植の新崎進悟さん

多くの人に感謝する新崎進悟さん
=30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄
拡張型心筋症を患い、2001年に県民の支援を受け、米国で心臓移植手術に成功した新崎進悟さん(29)の移植10年を祝う「命のリレーから10年 進悟を集う会」が30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄であった。
新崎さんは「拒絶反応もなく、元気でいられるのは多くの人のおかげ」と涙ながらに感謝した。
02年の帰沖後、専門学校で医療事務を学び、現在は豊崎クリニック(豊見城市)で医療事務として働いている。月1回の県内での検査、3カ月に1回大阪で検査があるが、後遺症は全くないという。新崎さんは「あっという間の10年。ドナー(臓器提供者)、募金をしてくれた人、ここにいない人も含めてたくさんの人に感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
新崎さんの主治医、沖縄赤十字病院循環器科第4内科の新里譲部長は「2度目の10歳の誕生日おめでとう。これからは同じような人を支える立場で活躍してほしい」と祝福した。
母親の新崎清子さん(62)は「こんなに元気で充実した生活を送っているのは多くの人の善意と愛が命を救ってくれたおかげ。10年、20年、30年と健康でいて、温かな家庭をつくることが親の願い」と述べた。
琉球新報
「小さな文化祭」南城 (沖縄)
自宅離れで「小さな文化祭」南城

地域住民の手作りの「小さな文化祭」で、みるく踊りも披露
=南城市津波古の嶺井時光さん宅離れ
【南城】
津波古棒術保存会(与那嶺智也会長)が実行委員会となり、第21回「小さな文化祭」が23日、津波古の嶺井時光さん宅の木造離れで開かれた。
嶺井さんは離れを普段から保育園や近所の子どもたちの遊び場として開放。
文化祭は部屋を舞台に、庭が観客席で、恒例行事となった。
同実行委や近所の人々が料理を持ち寄り、訪れる人に振る舞った。高齢者と子どもたちの豆腐作りも行われた。
文化祭は「かぎやで風」で幕開け。同老人クラブの踊りと三線、同青年会の余興とバンドなどで盛り上がった。市内外から約120人が参加、手作りの文化祭を楽しんだ。
与那嶺会長は「文化祭を通して、地域のお年寄りたちを笑顔で元気にしようと開催した。若者たちで地域を守ろう」とあいさつした。(内間弘通信員)
沖縄タイムス

地域住民の手作りの「小さな文化祭」で、みるく踊りも披露
=南城市津波古の嶺井時光さん宅離れ
【南城】
津波古棒術保存会(与那嶺智也会長)が実行委員会となり、第21回「小さな文化祭」が23日、津波古の嶺井時光さん宅の木造離れで開かれた。
嶺井さんは離れを普段から保育園や近所の子どもたちの遊び場として開放。
文化祭は部屋を舞台に、庭が観客席で、恒例行事となった。
同実行委や近所の人々が料理を持ち寄り、訪れる人に振る舞った。高齢者と子どもたちの豆腐作りも行われた。
文化祭は「かぎやで風」で幕開け。同老人クラブの踊りと三線、同青年会の余興とバンドなどで盛り上がった。市内外から約120人が参加、手作りの文化祭を楽しんだ。
与那嶺会長は「文化祭を通して、地域のお年寄りたちを笑顔で元気にしようと開催した。若者たちで地域を守ろう」とあいさつした。(内間弘通信員)
沖縄タイムス
朱の行列、王朝の風 首里城祭 (沖縄)
朱の行列、王朝の風 首里城祭

「若衆踊り」や「四つ竹」などを演舞し、観衆を魅了した琉球王朝絵巻の
伝統芸能行列=30日午後、那覇市・国際通り

首里城祭「琉球王朝絵巻」の国王王妃行列
=30日、那覇市・国際通り
首里城祭(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)は30日、那覇市の国際通りで「琉球王朝絵巻行列」が繰り広げられた。
国王や王妃、冊封使など約1000人の行進に、四つ竹など華やかな琉舞も加わり、3万1000人(主催者発表)の観客を魅了した(勝浦大輔撮影)。
観衆うっとり琉球の美
中国皇帝の使者、冊封使が琉球を訪れた際の行列を再現し、現代風にアレンジした首里城祭の「琉球王朝絵巻行列」。路次楽(ろじがく)の音色が響く中、国王、王妃をはじめとする約1000人が王朝時代の華やかな装束を身にまとい、那覇市の国際通りを練り歩いた。(1面参照)
国王や王妃が「ウチュー」と呼ばれるかごに乗り登場すると、沿道に詰めかけた観衆からは「きれい」などと歓声が上がった。また、空手や創作エイサーなども披露された。
宜野湾市の濱川美波ちゃん(5)は「化粧も着物もとてもきれいだった。大きくなったらわたしも乗りたい」と王妃に見とれていた。
首里城祭は31日、11月1日に琉球舞踊の舞台「舞への誘い」があり、同3日に首里城周辺でのパレード「琉球王朝祭り首里古式行列」がある。
沖縄タイムス

「若衆踊り」や「四つ竹」などを演舞し、観衆を魅了した琉球王朝絵巻の
伝統芸能行列=30日午後、那覇市・国際通り

首里城祭「琉球王朝絵巻」の国王王妃行列
=30日、那覇市・国際通り
首里城祭(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)は30日、那覇市の国際通りで「琉球王朝絵巻行列」が繰り広げられた。
国王や王妃、冊封使など約1000人の行進に、四つ竹など華やかな琉舞も加わり、3万1000人(主催者発表)の観客を魅了した(勝浦大輔撮影)。
観衆うっとり琉球の美
中国皇帝の使者、冊封使が琉球を訪れた際の行列を再現し、現代風にアレンジした首里城祭の「琉球王朝絵巻行列」。路次楽(ろじがく)の音色が響く中、国王、王妃をはじめとする約1000人が王朝時代の華やかな装束を身にまとい、那覇市の国際通りを練り歩いた。(1面参照)
国王や王妃が「ウチュー」と呼ばれるかごに乗り登場すると、沿道に詰めかけた観衆からは「きれい」などと歓声が上がった。また、空手や創作エイサーなども披露された。
宜野湾市の濱川美波ちゃん(5)は「化粧も着物もとてもきれいだった。大きくなったらわたしも乗りたい」と王妃に見とれていた。
首里城祭は31日、11月1日に琉球舞踊の舞台「舞への誘い」があり、同3日に首里城周辺でのパレード「琉球王朝祭り首里古式行列」がある。
沖縄タイムス
「スポーツアイランド沖縄」スタート(OKINAWA)
「スポーツアイランド沖縄」スタート 冬場の観光客誘致

スポーツを通して観光客誘致を図る「スポーツアイランド沖縄」事業の
説明をする事業者ら=27日、県庁
ゴルフやバスケットボールなど六つのスポーツイベントを柱とした観光客誘致事業「スポーツアイランド沖縄」(事務局・JTB沖縄)がスタートした。
観光と連動したスポーツイベントが来年3月まで県内各地で開かれる。冬場の観光オフシーズンに向けて新たな観光メニューを創出し、夏場だけでなく年間通して観光客誘致を図る。
県の「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業」の一環。27日、公募で選定された6事業者が県庁で会見し、イベント内容を説明した。
第1弾として、ビーチバレーなどマリンスポーツが楽しめる「第1回マリンカップin沖縄」が30日まで、豊見城市の豊崎美らSUNビーチで開かれている。東日本大震災で被災した茨城県などの水産高校の生徒など1800人が参加している。(19、24面に関連)
2012年1月から2月にかけて開催される「沖縄・韓国ジュニアゴルフ交流キャンプ」は、韓国と県内の小中高生約60人が県内のゴルフ場で合同合宿を開く。県出身ゴルファーの活躍や冬場でもゴルフができる環境を関係者にPR。将来的にアジアのゴルフ合宿・キャンプ需要の取り込みを狙う。
プロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」はシーズン開催中の11月~12年3月にかけ、試合観戦と県内観光ツアーを組み合わせた旅行商品を県外で販売する。試合と同時に沖縄観光をPRし、新規市場の開拓を目指す。そのほか、11月に「石垣島アースライド2011」(会場・石垣市)、来年1月には「美ら島オキナワCenturyRun2012」(本島中北部)、3月に「ECOスピリットライド&ウォークin南城市」(本島中南部)と誰でも参加できる自転車イベントが続く。
琉球新報

スポーツを通して観光客誘致を図る「スポーツアイランド沖縄」事業の
説明をする事業者ら=27日、県庁
ゴルフやバスケットボールなど六つのスポーツイベントを柱とした観光客誘致事業「スポーツアイランド沖縄」(事務局・JTB沖縄)がスタートした。
観光と連動したスポーツイベントが来年3月まで県内各地で開かれる。冬場の観光オフシーズンに向けて新たな観光メニューを創出し、夏場だけでなく年間通して観光客誘致を図る。
県の「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業」の一環。27日、公募で選定された6事業者が県庁で会見し、イベント内容を説明した。
第1弾として、ビーチバレーなどマリンスポーツが楽しめる「第1回マリンカップin沖縄」が30日まで、豊見城市の豊崎美らSUNビーチで開かれている。東日本大震災で被災した茨城県などの水産高校の生徒など1800人が参加している。(19、24面に関連)
2012年1月から2月にかけて開催される「沖縄・韓国ジュニアゴルフ交流キャンプ」は、韓国と県内の小中高生約60人が県内のゴルフ場で合同合宿を開く。県出身ゴルファーの活躍や冬場でもゴルフができる環境を関係者にPR。将来的にアジアのゴルフ合宿・キャンプ需要の取り込みを狙う。
プロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」はシーズン開催中の11月~12年3月にかけ、試合観戦と県内観光ツアーを組み合わせた旅行商品を県外で販売する。試合と同時に沖縄観光をPRし、新規市場の開拓を目指す。そのほか、11月に「石垣島アースライド2011」(会場・石垣市)、来年1月には「美ら島オキナワCenturyRun2012」(本島中北部)、3月に「ECOスピリットライド&ウォークin南城市」(本島中南部)と誰でも参加できる自転車イベントが続く。
琉球新報
沖縄の海楽しんで 被災地から高校生、マリンカップに参加
沖縄の海楽しんで 被災地から高校生、マリンカップに参加

被災地から第1回マリンカップに招待された宮城県水産高校と
茨城県立海洋高校の生徒ら=28日、那覇空港
豊見城市豊崎美らSUNビーチで29日に開幕したマリンスポーツの総合祭典「第1回マリンカップin沖縄」に東日本大震災の被災地から招待された高校生94人が参加している。
一行は28日に来県。那覇空港には県立沖縄水産高校の生徒18人が出迎え、「めんそーれ」と書かれた横断幕を広げて歓迎した。
宮城県水産高校の生徒18人と茨城県立海洋高校の生徒19人は同日午後、東京から同じ便で到着。空港で歓迎式が行われ、宮城県水産高校2年の佐藤勇太君(16)が沖縄観光コンベンションビューローの職員から花束を手渡された。
沖縄水産高校を代表し、同校2年の大城遼(はるか)さん(16)が「沖縄のきれいな海でマリンスポーツを楽しんでください」とあいさつした。
津波で自宅が流されたという佐藤君は「沖縄は初めてなので楽しみにしていた」と話した。茨城県立海洋高校3年の中崎颯努(はやと)君(18)は「沖縄のいいところをたくさん見たい」と期待した。大会は30日まで。ビーチサッカーやシーカヤックレースなど計16種目に1800人余の選手が参加している。
琉球新報

被災地から第1回マリンカップに招待された宮城県水産高校と
茨城県立海洋高校の生徒ら=28日、那覇空港
豊見城市豊崎美らSUNビーチで29日に開幕したマリンスポーツの総合祭典「第1回マリンカップin沖縄」に東日本大震災の被災地から招待された高校生94人が参加している。
一行は28日に来県。那覇空港には県立沖縄水産高校の生徒18人が出迎え、「めんそーれ」と書かれた横断幕を広げて歓迎した。
宮城県水産高校の生徒18人と茨城県立海洋高校の生徒19人は同日午後、東京から同じ便で到着。空港で歓迎式が行われ、宮城県水産高校2年の佐藤勇太君(16)が沖縄観光コンベンションビューローの職員から花束を手渡された。
沖縄水産高校を代表し、同校2年の大城遼(はるか)さん(16)が「沖縄のきれいな海でマリンスポーツを楽しんでください」とあいさつした。
津波で自宅が流されたという佐藤君は「沖縄は初めてなので楽しみにしていた」と話した。茨城県立海洋高校3年の中崎颯努(はやと)君(18)は「沖縄のいいところをたくさん見たい」と期待した。大会は30日まで。ビーチサッカーやシーカヤックレースなど計16種目に1800人余の選手が参加している。
琉球新報