2011-10-23



キンザーに外来カエル 爆発繁殖の恐れ(OKINAWA)

キンザーに外来カエル 爆発繁殖の恐れ

 生態系に影響を与える恐れのある特定外来生物のオオヒキガエルの確認・捕獲が8月以降、相次いでいる。浦添市の米軍キャンプ・キンザー内で約550個体、周辺の市港川などで約50個体の計約600個体に上る。
環境省那覇自然環境事務所によると、在沖米海兵隊は自主的な防除に取り組んでおり、周辺住民にも発見や捕獲の協力を呼び掛けている。

 同事務所によると、オオヒキガエルは南北大東島と石垣島に定着しているが、本島には生息しておらず、進入経路も不明という。体長8~20センチの大型で、ごつごつした体と目の後ろのふくらみが特徴。身の危険を感じると、白い毒液を出す。

 捕獲された個体の体長が11センチ以下とやや小型が多いことから、来春にも繁殖を始めることが予想され、今後、爆発的に増える危険性もあるという。

 捕獲した場合は、ビニール袋などに入れて保管し、同事務所または同課に連絡するよう促している。問い合わせは同事務所、電話098(858)5824と、市環境保全課、電話098(876)1234(内線3216)。

   沖縄タイムス

本格スイング 大人顔負け (沖縄)

本格スイング 大人顔負け 浦添で共演

共演する「ダイ・キモト&スイングキッズ」(スイス)と
浦添少年少女合唱団のメンバー=22日午後、浦添市てだこホール

 【浦添】
子どもたちのジャズ・セレクション「2011ジュニア・ビッグバンド・ジャズ・イン浦添」(主催・沖縄タイムス社)が22日、浦添市てだこホールで開かれた。海外・県外で活躍するバンドと地元浦添市のメンバーが共演し、豊かな表現力で聴衆を魅了した。

 国際的に活躍するスイスの「ダイ・キモト&スイングキッズ」や鹿児島県の「リトルチェリーズ」のほか、県内から「浦添市ジュニア吹奏楽団」と「浦添少年少女合唱団」が出演。幅広い世代で親しまれる大人数編成の「スイングジャズ」を披露した。

 那覇市の仲井真中2年の嘉数佳乃さんと石原郁子さんは「子どもとは思えない演奏がすごかった。吹奏楽部に所属しているので、刺激を受けた」と話した。

  沖縄タイムス

「二見情話」古里に響く (沖縄)

「二見情話」古里に響く 名護で大会

出場者が熱唱する「二見情話」に聞き入る観客ら
=22日、名護市・二見区公民館

 【名護】
民謡「二見情話」が生まれた名護市二見区(宜寿次聰区長)で22日、「二見バイパス開通記念~二見情話大会」(主催・二見区、共催・沖縄タイムス北部支社、後援・カヌチャリゾート)が開かれ、市内外から男女15組が歌声を披露した。

 「二見情話」が作られて66年。出場者は今なお愛され続ける「名曲」を歌い上げた。作者の故・照屋朝敏さんの三男、照屋清さん(56)と孫の謝花樹里さん(31)も特別出演。華を添えた。

 同区公民館には市内外から約400人の聴衆が訪れ、歌碑の隣に設置されたステージでの熱唱に拍手を送った。

 審査の結果、最優秀賞は名護市宮里の金城知江美さん(43)、一暁さん(22)の親子。優秀賞に地元二見区の宜寿次直人さん・中迫まほさん、大宜味村の平良英勝さん・国頭村の宮城幸子さんの各ペアが選ばれた。

 大会実行委員長の志良堂清仁さん(81)は「地元での大会を心から待ち望んでいた。人口減、高齢化などの課題はあるが、二見情話がある限り、必ず活性化できる」と期待した。


  沖縄タイムス

「Aランチ」CDでもPR きょう選手権 (コザ・沖縄)

「Aランチ」CDでもPR きょう選手権

CD「ハッピーAランチ」

 【沖縄】
市料理飲食業組合(山城淳組合長)は23日にコザ運動公園で開く、第1回Aランチ選手権を盛り上げようと、CD「ハッピー!Aランチ」を制作した。軽快なメロディーやエイサー、バラード調など3曲を収録、食堂の定番メニュー「Aランチ」への思いを県内の有名歌手らが歌っている。
2曲を作詞した山城組合長は「戦後コザで生まれたAランチを歌でもPRしたい」と意気込んでいる。

 CDには「ハッピー!Aランチ」「遠いあの日のLOVEsong」「いつでもランチ〉夜でもランチ」の3曲を収録。「ハッピー~」は山城組合長が作詞し、ネーネーズなどの楽曲を手掛ける嘉手苅聡さんが作曲、歌手の鳩間可奈子さんが歌を担当。「白いお皿にあふれるおいしい時間はみんな大好き 沖縄生まれ、それはAランチ」などと軽快なリズムで、Aランチを食べる時の「わくわく感」(山城組合長)を表現している。

 2000枚作り、1枚1500円。普久原楽器や県内の飲食業組合各支部などで販売している。問い合わせは同組合、電話098(921)1871(平日午後1~6時)。

  沖縄タイムス

コザ毛遊びコンサートにぎわう(沖縄)

コザ毛遊びコンサートにぎわう

多くの参加者で盛り上がったコザ名物毛遊びコンサート
=12日、沖縄市胡屋・沖縄こどもの国水と緑の広場

 【沖縄】
第26回コザ名物毛遊(モーアシ)びコンサート(主催・比謝川をそ生させる会など)が12日夜、市胡屋の沖縄こどもの国の水と緑の広場で開かれた。1200人以上の来場者は、秋の夜風を感じながら、泡盛などを片手にステージを楽しんだ。

 比謝川の源流である沖縄こどもの国・沖縄こども未来ゾーン運営財団への寄付を目的に毎年開催。今年は座長の金城実さんらレギュラーメンバーに、ひがけい子さん、松田弘一さんら民謡歌手が出演した。会場にはさまざまな店が出店し、にぎわった。ウチナーンチュ大会のため来県した人たちも参加。フィナーレでは、カチャーシーで盛り上がった。

  琉球新報

糸満、足攻あと一歩 (沖縄)

糸満、足攻あと一歩 九州高校野球

糸満―福岡工大城東 6回表糸満1死二、三塁、大城泰志が
スクイズを決める=新大分球場(大城大輔撮影)

 【大分で大城大輔】
高校野球の秋季九州大会(第129回九州大会)は22日、大分県の新大分球場などで開幕し、1回戦3試合と2回戦2試合を行った。
県代表の糸満は初戦の2回戦で福岡工大城東に1―2で敗れ、8強入りを逃した。

初回に2点を先制された糸満は六回に1点差と迫ったが、追いつけなかった。福岡工大城東と初出場の宮崎西が準々決勝に進出。藤蔭と別府青山(ともに大分)が2回戦に進んだ。長崎日大と大牟田(福岡)の1回戦は延長十五回で決着せず、引き分け再試合となった。

知念きょう初戦

 23日は1回戦1試合と2回戦4試合。新大分球場第1試合に予定されていた知念―情報科学は、再試合の影響で第2試合となった。

  沖縄タイムス

伊江、民泊事業が好調 (沖縄)

伊江、民泊事業が好調 本年度3万300人見込む

民泊を体験し“伊江島の両親”に「行ってきます」と手を振る生徒たち
=17日、伊江港

  【伊江】
秋の修学旅行シーズンを迎え、ことしも伊江村は連日多くの修学旅行生でにぎわいを見せている。中でも伊江島観光協会(山城克己会長)の民泊事業は引き続き好調だ。
2011年度は172校(日帰り、連泊含む)約3万300人の民泊が見込まれている。
10年度に比べ16校減少したが、2900人増え、都道府県数も過去最高の40となる。
 
修学旅行ピークの10月から12月までは58校、約1万300人が島を訪れる見込み。伊江港は入村、離村する生徒で毎日のようにごった返す。民泊事業は現在、100軒の受け入れ民家が会員として登録し、サポート会員も60軒になる。
 
多くの学校が1泊2日の日程で“伊江島の両親”と楽しいひとときを過ごす。島を離れる時は出港直前まで会話を交わし、互いに抱き合い、握手を交わす光景が見られる。中には泣き出す生徒もおり感動的な場面に遭遇する。フェリーが離岸すると島の両親が「行ってらっしゃい」と声を掛け、生徒らは「行ってきます」と手を振り返す。
 
近年は民泊を体験した生徒やその家族が数年後に再び“島の両親”を訪ねるなど、絶大な効果を挙げている。

 同協会は「03年度にテスト受け入れからスタートしたこの事業も好調に推移している。今後は教育旅行における安心、安全を重要課題に職員が一丸となって取り組んでいく」としている。

(金城幸人通信員)


   琉球新報