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2011-10-20
飲酒規定見直し意欲 外相会見(OKINAWA)
飲酒規定見直し意欲 外相会見
玄葉光一郎外相は19日、那覇市内のホテルで記者会見し、米軍人・軍属が職務上の催事で飲酒した場合、運転能力を著しく低下させない程度であれば、飲酒も「公務中」と認める日米合同委員会合意(1956年)の見直しに取り組む意向を示した。
ことし1月に沖縄市で起きた米軍属男性による交通死亡事故を踏まえ、「公の催しで飲酒をして公務であるという、古い日米合意はおかしい。見直しをするということを考える」と指摘。見直し作業を困難視しつつも「強い決意を持っている」と述べた。
同様の考えを三市町連絡協議会(三連協)との会談でも伝えた。
米軍普天間飛行場の移設問題に関する仲井真弘多知事や稲嶺進名護市長とのやりとりについては「知事や市長の発言は、しっかり受け止めなければいけない」とした上で、「普天間を固定化させずに危険性の除去をしていく解決策が日米合意であるということを(日米両政府で)共有している。伝えるべきは伝えつつも、それぞれが行うべき努力は行っていく」と述べ、日米合意を推進する考えを強調した。
玄葉外相は同日、米軍普天間飛行場を視察後、那覇市内で翁長雄志那覇市長、儀武剛金武町長と面談。翁長市長は沖縄の過重な基地負担について「日本国民全体で(考える)、という努力を是非やっていただきたい」と要請したが、玄葉外相から具体的な返答はなかったという。
沖縄タイムス
玄葉光一郎外相は19日、那覇市内のホテルで記者会見し、米軍人・軍属が職務上の催事で飲酒した場合、運転能力を著しく低下させない程度であれば、飲酒も「公務中」と認める日米合同委員会合意(1956年)の見直しに取り組む意向を示した。
ことし1月に沖縄市で起きた米軍属男性による交通死亡事故を踏まえ、「公の催しで飲酒をして公務であるという、古い日米合意はおかしい。見直しをするということを考える」と指摘。見直し作業を困難視しつつも「強い決意を持っている」と述べた。
同様の考えを三市町連絡協議会(三連協)との会談でも伝えた。
米軍普天間飛行場の移設問題に関する仲井真弘多知事や稲嶺進名護市長とのやりとりについては「知事や市長の発言は、しっかり受け止めなければいけない」とした上で、「普天間を固定化させずに危険性の除去をしていく解決策が日米合意であるということを(日米両政府で)共有している。伝えるべきは伝えつつも、それぞれが行うべき努力は行っていく」と述べ、日米合意を推進する考えを強調した。
玄葉外相は同日、米軍普天間飛行場を視察後、那覇市内で翁長雄志那覇市長、儀武剛金武町長と面談。翁長市長は沖縄の過重な基地負担について「日本国民全体で(考える)、という努力を是非やっていただきたい」と要請したが、玄葉外相から具体的な返答はなかったという。
沖縄タイムス
元米軍通訳の比嘉さん「平和大切に」(OKINAWA)
元米軍通訳の比嘉さん「平和大切に」

夫妻で沖縄滞在を楽しむ比嘉武二郎さん(左)と文江さん
=14日、那覇市
沖縄戦で、米陸軍の通訳兵として14年間育った「古里」に攻め込んだ、ハワイの県系2世、比嘉武二郎さん(88)が来沖している。敵として恩師や同級生を尋問するなど、日米のはざまで苦しんだ比嘉さんは「今の平和を大切にしてほしい」と訴えている。(福里賢矢)
ハワイ生まれの比嘉さんは2歳で母、兄、姉と沖縄へ。3年後、父は兄と姉を連れて帰ったが、比嘉さんは病弱な母と北中城村島袋の祖父母の家で暮らした。母は12歳のときに他界、比嘉さんは16歳だった1939年にハワイへ戻った。
2年後、太平洋戦争が始まる。「沖縄に行くかもしれない」。入隊を拒み続けたが、スパイと疑われ、尋問されることを恐れ、最終的には通訳兵となった。
不安は的中する。45年4月1日、沖縄上陸。比嘉さんは「一人でも多く助けたい」と各地のガマで「イジティメンソーレ(出てきてください)」と、ウチナーグチで投降を呼び掛けた。
尋問も比嘉さんの任務。「体格のいい男がいた。日本兵ではないか」と疑われ連行されてきた男性は、小学校時代の恩師だった。「先生」「君か」。会話は続かず、比嘉さんは民間人の収容所に送るよう指示だけを残し、恩師の前から立ち去った。
終戦間際の6月ごろには、南部で捕虜となった日本兵2人を尋問。調べを進めるうちに、同級生と分かり、肩を抱き合って泣いた。
古里で一度も銃を使うことなく「米国市民としての義務」を果たしたことは誇りに思う。ただ、罪のない若者や民間人が犠牲になった沖縄戦を思い出すと、今でも胸が締め付けられる。
戦後、沖縄には何度も足を運んでいる。再会を果たした恩師や同級生、親戚も迎え入れてくれた。第5回世界のウチナーンチュ大会には妻文江さん(88)とともに参加した。
「他国の文化を互いに理解し、尊重することが平和の第一歩。世界で活躍するウチナーンチュが既にやっていることだ」。二つの古里を自由に行き来し、交流を深めるウチナーンチュ大会は、比嘉さんの目に「平和の象徴」として映る。
沖縄タイムス

夫妻で沖縄滞在を楽しむ比嘉武二郎さん(左)と文江さん
=14日、那覇市
沖縄戦で、米陸軍の通訳兵として14年間育った「古里」に攻め込んだ、ハワイの県系2世、比嘉武二郎さん(88)が来沖している。敵として恩師や同級生を尋問するなど、日米のはざまで苦しんだ比嘉さんは「今の平和を大切にしてほしい」と訴えている。(福里賢矢)
ハワイ生まれの比嘉さんは2歳で母、兄、姉と沖縄へ。3年後、父は兄と姉を連れて帰ったが、比嘉さんは病弱な母と北中城村島袋の祖父母の家で暮らした。母は12歳のときに他界、比嘉さんは16歳だった1939年にハワイへ戻った。
2年後、太平洋戦争が始まる。「沖縄に行くかもしれない」。入隊を拒み続けたが、スパイと疑われ、尋問されることを恐れ、最終的には通訳兵となった。
不安は的中する。45年4月1日、沖縄上陸。比嘉さんは「一人でも多く助けたい」と各地のガマで「イジティメンソーレ(出てきてください)」と、ウチナーグチで投降を呼び掛けた。
尋問も比嘉さんの任務。「体格のいい男がいた。日本兵ではないか」と疑われ連行されてきた男性は、小学校時代の恩師だった。「先生」「君か」。会話は続かず、比嘉さんは民間人の収容所に送るよう指示だけを残し、恩師の前から立ち去った。
終戦間際の6月ごろには、南部で捕虜となった日本兵2人を尋問。調べを進めるうちに、同級生と分かり、肩を抱き合って泣いた。
古里で一度も銃を使うことなく「米国市民としての義務」を果たしたことは誇りに思う。ただ、罪のない若者や民間人が犠牲になった沖縄戦を思い出すと、今でも胸が締め付けられる。
戦後、沖縄には何度も足を運んでいる。再会を果たした恩師や同級生、親戚も迎え入れてくれた。第5回世界のウチナーンチュ大会には妻文江さん(88)とともに参加した。
「他国の文化を互いに理解し、尊重することが平和の第一歩。世界で活躍するウチナーンチュが既にやっていることだ」。二つの古里を自由に行き来し、交流を深めるウチナーンチュ大会は、比嘉さんの目に「平和の象徴」として映る。
沖縄タイムス
10年ぶりに再会 ブラジル2世・上原さん(OKINAWA)
10年ぶりに再会 ブラジル2世・上原さん

10年ぶりに祖先の仏壇に手を合わせる上原エリザさん(左)と、
線香の準備をする上原徳盛さん=南風原町神里
【南風原】
第5回世界のウチナーンチュ大会に合わせて来沖したが、親類の連絡先や名前などの情報が分からないため、親族に会えずにいたブラジル県系2世の上原エリザさん
(60)が17日、関係者の協力を得て親類と10年ぶりに再会、仏壇に手を合わせた。
エリザさんの父、上原伸三良さん(故人)は南風原村神里の出身で1918年、笠戸丸でブラジルへ渡航。エリザさんは第2、3回のウチナーンチュ大会に参加、2001年には南風原の親類宅を訪ね、仏壇に手を合わせた。
だがその後、親族の名前などを書いた紙を紛失。ブラジルには沖縄とのつながりが分かる親類がほとんどいなく、日本語も分からないため、沖縄の親類との連絡が途絶えた。
今回、南風原文化センターの平良次子学芸員が町のリストにあったエリザさんをホテルに訪ね、このことが判明。平良さんが町民に情報提供を呼び掛け、町神里の上原徳盛さん(77)が親類と分かった。
17日、徳盛さんの自宅を訪ね仏壇に手を合わせたエリザさんは、「徳盛さんは父そっくり。家族に会ってウートートーでき、気持ちよかった」と笑顔。徳盛さんは「またいつでもおいでね」と声を掛けた。
平良さんは、「ルーツ探しの手伝いは今後ますます重要になる。県でなく市町村にしかできない役割で、再会できてよかった」と話した。
沖縄タイムス

10年ぶりに祖先の仏壇に手を合わせる上原エリザさん(左)と、
線香の準備をする上原徳盛さん=南風原町神里
【南風原】
第5回世界のウチナーンチュ大会に合わせて来沖したが、親類の連絡先や名前などの情報が分からないため、親族に会えずにいたブラジル県系2世の上原エリザさん
(60)が17日、関係者の協力を得て親類と10年ぶりに再会、仏壇に手を合わせた。
エリザさんの父、上原伸三良さん(故人)は南風原村神里の出身で1918年、笠戸丸でブラジルへ渡航。エリザさんは第2、3回のウチナーンチュ大会に参加、2001年には南風原の親類宅を訪ね、仏壇に手を合わせた。
だがその後、親族の名前などを書いた紙を紛失。ブラジルには沖縄とのつながりが分かる親類がほとんどいなく、日本語も分からないため、沖縄の親類との連絡が途絶えた。
今回、南風原文化センターの平良次子学芸員が町のリストにあったエリザさんをホテルに訪ね、このことが判明。平良さんが町民に情報提供を呼び掛け、町神里の上原徳盛さん(77)が親類と分かった。
17日、徳盛さんの自宅を訪ね仏壇に手を合わせたエリザさんは、「徳盛さんは父そっくり。家族に会ってウートートーでき、気持ちよかった」と笑顔。徳盛さんは「またいつでもおいでね」と声を掛けた。
平良さんは、「ルーツ探しの手伝いは今後ますます重要になる。県でなく市町村にしかできない役割で、再会できてよかった」と話した。
沖縄タイムス
国の「異常者」扱いから29年、原告30倍に(OKINAWA)
国の「異常者」扱いから29年、原告30倍に
【中部】
「今度こそ爆音を止めよう」「子や孫に静かな生活を」―。米軍機の騒音禍にさいなまれる2万2058人が28日、願いを三度(みたび)、司法に託した。過去最大級の原告団は0歳から106歳におよび、訴状を提出した那覇地裁沖縄支部には約400人の原告らが駆けつけた。29年前の1次訴訟で国から「(騒音被害を訴えるのは)特殊な感覚の持ち主」と指摘された原告は、30倍余に膨れ上がった。1次からの原告は静かにたたずまいながらも「異常な日常生活は終わらせる」と強い決意を示した。
1982年に始まった爆音差し止め1次訴訟は国の「異常者発言」で幕を開けた。国は第1回口頭弁論で当初602人の原告に「たまたま周辺に、特殊な感覚の持ち主、通常人と異なる生活態度をとっている者が存在することで適法であるはずの行為が許されなくなる」と指摘した。
怒りは原告・弁護団を超え県民に広がり、県議会も与野党が一斉に反発。当時の西銘順治知事(故人)も不快感を示した。裁判長が「誤解を招く表現」と異例の発言撤回を促す事態に発展した。
あれから29年。國場信子さん(86)=北谷町砂辺=はこの日、背中に帯状疱疹(ほうしん)の痛みを抱えながら、地裁沖縄支部に足を運んだ。「爆音に比べたら背中の痛さは、まだまし。爆音に毎日毎日、朝早く起こされ、夜も眠れない。自分が元気なうちは、ずっとやらないと」
ともに砂辺で生まれ育った夫永徳さんは2次訴訟の途中で亡くなった。毎朝、仏壇に家族の健康を祈るが、28日は少し付け加えた。「私はもういいけど、子どもたちがいる。あなたも向こうで神になったんだったら、静かな世になるよう力を貸してくださいね」
金城武夫さん(75)=沖縄市安慶田=は牧港補給地区で働く基地従業員だった。訴訟に関わることで職を失う不安もあったが、爆音を止めたい一心が上回った。
かつては千人に満たない異議申し立て訴訟が、ここまで膨れ上がったことに勇気付けられた。1次訴訟では、判決までに10年以上の歳月を要した。「今度こそ勝ちたい。生きている間に」。言葉に力がこもる。
新里富子さん(65)=北谷町砂辺=は、つえをついて原告の夫と訪れた。どんなに訴えても改善されない状況に「政府も、県外の多くの人も真剣に考えていない」と憤る。頭上を米軍機が飛ぶたびに、近所の子どもたちは耳を押さえる。胸が締め付けられる。「何としても飛行を差し止めて、この問題を終わらせてほしい」
沖縄タイムス
【中部】
「今度こそ爆音を止めよう」「子や孫に静かな生活を」―。米軍機の騒音禍にさいなまれる2万2058人が28日、願いを三度(みたび)、司法に託した。過去最大級の原告団は0歳から106歳におよび、訴状を提出した那覇地裁沖縄支部には約400人の原告らが駆けつけた。29年前の1次訴訟で国から「(騒音被害を訴えるのは)特殊な感覚の持ち主」と指摘された原告は、30倍余に膨れ上がった。1次からの原告は静かにたたずまいながらも「異常な日常生活は終わらせる」と強い決意を示した。
1982年に始まった爆音差し止め1次訴訟は国の「異常者発言」で幕を開けた。国は第1回口頭弁論で当初602人の原告に「たまたま周辺に、特殊な感覚の持ち主、通常人と異なる生活態度をとっている者が存在することで適法であるはずの行為が許されなくなる」と指摘した。
怒りは原告・弁護団を超え県民に広がり、県議会も与野党が一斉に反発。当時の西銘順治知事(故人)も不快感を示した。裁判長が「誤解を招く表現」と異例の発言撤回を促す事態に発展した。
あれから29年。國場信子さん(86)=北谷町砂辺=はこの日、背中に帯状疱疹(ほうしん)の痛みを抱えながら、地裁沖縄支部に足を運んだ。「爆音に比べたら背中の痛さは、まだまし。爆音に毎日毎日、朝早く起こされ、夜も眠れない。自分が元気なうちは、ずっとやらないと」
ともに砂辺で生まれ育った夫永徳さんは2次訴訟の途中で亡くなった。毎朝、仏壇に家族の健康を祈るが、28日は少し付け加えた。「私はもういいけど、子どもたちがいる。あなたも向こうで神になったんだったら、静かな世になるよう力を貸してくださいね」
金城武夫さん(75)=沖縄市安慶田=は牧港補給地区で働く基地従業員だった。訴訟に関わることで職を失う不安もあったが、爆音を止めたい一心が上回った。
かつては千人に満たない異議申し立て訴訟が、ここまで膨れ上がったことに勇気付けられた。1次訴訟では、判決までに10年以上の歳月を要した。「今度こそ勝ちたい。生きている間に」。言葉に力がこもる。
新里富子さん(65)=北谷町砂辺=は、つえをついて原告の夫と訪れた。どんなに訴えても改善されない状況に「政府も、県外の多くの人も真剣に考えていない」と憤る。頭上を米軍機が飛ぶたびに、近所の子どもたちは耳を押さえる。胸が締め付けられる。「何としても飛行を差し止めて、この問題を終わらせてほしい」
沖縄タイムス
新校舎に全児童で手製シーサー(沖縄)
新校舎に全児童で手製シーサー

新校舎に設置する守り神のシーサーを壺屋焼の陶工とともに制作する
金武町立嘉芸小学校の児童ら=うるま市赤野・新垣陶苑
【金武・うるま】
金武町立嘉芸小学校(179人、平井りい子校長)は7日、うるま市赤野の新垣陶苑で新校舎に設置する高さ85センチの巨大なシーサーづくりに挑戦した。
海抜3メートルで海のすぐそばにある同校は現在新校舎を建て替え中。津波などの自然災害や事件・事故から学校や地域を守ってもらいたいとの思いから、全校児童で守り神のシーサー一対をつくることになった。
同校から相談を受けた夫妻そろって沖展会員の新垣修さんと初子さん、日本伝統工芸士の高安禧鸛(きかん)さんら壺屋焼の陶工が協力した。
7日は2、4、6年生が参加。陶工が手がけたシーサーの頭や足をなでてパワーや思いを込めた後、巻き毛を付けたり、はしで毛並みを描いたりした。
その後みんなで「ウマラシミソーレー(立派に生まれてきて下さい)」と完成を願った。
6年の崎浜葵さん(12)は「初めてつくったが、楽しかった。大きいシーサーの中に自分の思いが入っているからうれしい。出来上がるのが楽しみ」とほほ笑んだ。
新垣初子さんは「基地問題などで注目される金武町だが、シーサーづくりが子どもたちの励みになってほしい。一緒に完成を喜びたい」と望んだ。
平井校長は「みんなで一緒につくったことを思い出にして、大人になったときに振り返ってほしい」と話した。
12日には1、3、5年生がもう1体のシーサーをつくった。1カ月ほど自然乾燥させて1200度以上で焼き上げた後、12月に完成予定の新校舎に設置する。
沖縄タイムス

新校舎に設置する守り神のシーサーを壺屋焼の陶工とともに制作する
金武町立嘉芸小学校の児童ら=うるま市赤野・新垣陶苑
【金武・うるま】
金武町立嘉芸小学校(179人、平井りい子校長)は7日、うるま市赤野の新垣陶苑で新校舎に設置する高さ85センチの巨大なシーサーづくりに挑戦した。
海抜3メートルで海のすぐそばにある同校は現在新校舎を建て替え中。津波などの自然災害や事件・事故から学校や地域を守ってもらいたいとの思いから、全校児童で守り神のシーサー一対をつくることになった。
同校から相談を受けた夫妻そろって沖展会員の新垣修さんと初子さん、日本伝統工芸士の高安禧鸛(きかん)さんら壺屋焼の陶工が協力した。
7日は2、4、6年生が参加。陶工が手がけたシーサーの頭や足をなでてパワーや思いを込めた後、巻き毛を付けたり、はしで毛並みを描いたりした。
その後みんなで「ウマラシミソーレー(立派に生まれてきて下さい)」と完成を願った。
6年の崎浜葵さん(12)は「初めてつくったが、楽しかった。大きいシーサーの中に自分の思いが入っているからうれしい。出来上がるのが楽しみ」とほほ笑んだ。
新垣初子さんは「基地問題などで注目される金武町だが、シーサーづくりが子どもたちの励みになってほしい。一緒に完成を喜びたい」と望んだ。
平井校長は「みんなで一緒につくったことを思い出にして、大人になったときに振り返ってほしい」と話した。
12日には1、3、5年生がもう1体のシーサーをつくった。1カ月ほど自然乾燥させて1200度以上で焼き上げた後、12月に完成予定の新校舎に設置する。
沖縄タイムス
モズクペーストの調味料開発(沖縄)
モズクペーストの調味料開発

勝連漁協などが開発したモズクペーストの調味料「PutRoux」
=日、エリスリーナ西原ヒルズガーデン
勝連漁業協同組合(赤嶺博之組合長)と月桃茶家(那覇市、古堅勧代表)はモズクをペーストにした調味料「PutRoux(ぷっとぅるー)」を21日から発売する。
モズクをペーストにすることでフコイダンやミネラルなどの成分が体内に吸収されやすくなる上、減塩効果も期待できるという。主に原料販売されるモズクを二次加工することで付加価値を高め、新たな需要の掘り起こしを狙う。
19日、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデンで会見した赤嶺組合長は「モズクの消費量を増やすため、二次加工食品の開発に取り組んできた。今後も新商品を開発し、投入していきたい」と意欲を語った。
PutRouxは使い切りの小袋タイプ(10グラム)で10袋入り525円。しょうゆ、シークヮーサーポン酢、だししょうゆなど8種類。瓶タイプは630円で、ハバネロしょうゆなど3種類。
21日から始まる沖縄産業まつりで販売するほか、県内の観光施設でも扱う。県外の百貨店と商談を進めており、県外進出も目指す。売り上げ目標は初年度1200万円、2年目以降は年間4800万円。モズクの使用量は年間7トンを見込んでいる。勝連漁協の本年度モズク生産量は5500トンで、県内シェアの4割を占める。
沖縄タイムス

勝連漁協などが開発したモズクペーストの調味料「PutRoux」
=日、エリスリーナ西原ヒルズガーデン
勝連漁業協同組合(赤嶺博之組合長)と月桃茶家(那覇市、古堅勧代表)はモズクをペーストにした調味料「PutRoux(ぷっとぅるー)」を21日から発売する。
モズクをペーストにすることでフコイダンやミネラルなどの成分が体内に吸収されやすくなる上、減塩効果も期待できるという。主に原料販売されるモズクを二次加工することで付加価値を高め、新たな需要の掘り起こしを狙う。
19日、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデンで会見した赤嶺組合長は「モズクの消費量を増やすため、二次加工食品の開発に取り組んできた。今後も新商品を開発し、投入していきたい」と意欲を語った。
PutRouxは使い切りの小袋タイプ(10グラム)で10袋入り525円。しょうゆ、シークヮーサーポン酢、だししょうゆなど8種類。瓶タイプは630円で、ハバネロしょうゆなど3種類。
21日から始まる沖縄産業まつりで販売するほか、県内の観光施設でも扱う。県外の百貨店と商談を進めており、県外進出も目指す。売り上げ目標は初年度1200万円、2年目以降は年間4800万円。モズクの使用量は年間7トンを見込んでいる。勝連漁協の本年度モズク生産量は5500トンで、県内シェアの4割を占める。
沖縄タイムス
アニメ コンテンツファンド (沖縄)
投資第1号はアニメ コンテンツファンド

アニメーションの「バナパラ♪」
映像やゲーム制作などのコンテンツ分野で、沖縄発の新ビジネス創出や人材育成を目的に設立した沖縄文化等コンテンツファンド投資事業有限責任組合(略称・沖縄コンテンツファンド)は、アニメーションの「バナパラ♪」プロジェクトを第1号投資先に決定した。19日、発表した。投資額は3180万円。「バナパラ♪」プロジェクトは4年後の売上高累計約5千万円を目指す。
「バナパラ♪」はDOKUTOKU(那覇市)の城間英樹代表がディレクター、ボーナス(東京都)の村山太社長がプロデューサーを務める共同事業で、南国の島を舞台に、ブルドッグとゴリラを基に創作したキャラクターが主役のコメディーアニメを企画した。村山社長は「このチャンスを最大限生かしたい。4年以内に投資額を回収し、順調に進めば、その約10倍の売り上げにしたい」と話した。
「バナパラ♪」は1話90秒で会話はなく音楽のみで独自性を出す。2012年春ごろまでに第1話を完成させ、その後1年間で13話まで制作する。
1話をユーチューブなどの無料映像配信サイトなどで公開。回を重ねて有料の映像配信サイトなどでも展開し、グッズなどの関連商品販売、長編作品の制作などにつなげる。
19日、県庁の記者会見で城間代表は「これまでやってきたことが形にできる。沖縄から世界に通用するコンテンツを作りたい」と抱負を語った。
琉球新報

アニメーションの「バナパラ♪」
映像やゲーム制作などのコンテンツ分野で、沖縄発の新ビジネス創出や人材育成を目的に設立した沖縄文化等コンテンツファンド投資事業有限責任組合(略称・沖縄コンテンツファンド)は、アニメーションの「バナパラ♪」プロジェクトを第1号投資先に決定した。19日、発表した。投資額は3180万円。「バナパラ♪」プロジェクトは4年後の売上高累計約5千万円を目指す。
「バナパラ♪」はDOKUTOKU(那覇市)の城間英樹代表がディレクター、ボーナス(東京都)の村山太社長がプロデューサーを務める共同事業で、南国の島を舞台に、ブルドッグとゴリラを基に創作したキャラクターが主役のコメディーアニメを企画した。村山社長は「このチャンスを最大限生かしたい。4年以内に投資額を回収し、順調に進めば、その約10倍の売り上げにしたい」と話した。
「バナパラ♪」は1話90秒で会話はなく音楽のみで独自性を出す。2012年春ごろまでに第1話を完成させ、その後1年間で13話まで制作する。
1話をユーチューブなどの無料映像配信サイトなどで公開。回を重ねて有料の映像配信サイトなどでも展開し、グッズなどの関連商品販売、長編作品の制作などにつなげる。
19日、県庁の記者会見で城間代表は「これまでやってきたことが形にできる。沖縄から世界に通用するコンテンツを作りたい」と抱負を語った。
琉球新報
糸満、知念元気に出発 秋季九州高校野球 (沖縄)
糸満、知念元気に出発 秋季九州高校野球

九州大会での健闘を誓う糸満と知念のナイン=18日、那覇空港
高校野球の第129回九州地区大会(22~27日、大分県)に出場する糸満と知念の壮行激励会が18日、那覇空港で開かれた。
大会は九州各県秋季大会の上位19校が出場。成績は来春の全国選抜大会出場の選考資料となる。
激励会で県高野連の志良堂芳男会長は「両校はノーシードから力を積み上げ、見事優勝、準優勝を勝ち取った。九州でも自分たちの野球、特色を発揮すればおのずと結果は出る。ベスト4以上を勝ち取って、春の大会に出場してくれることを願う」と期待した。
県大会を制した糸満の金城章斗主将は「バントや足を絡めた野球が持ち味。九州ではその機動力を生かし、まずは初戦突破、次にベスト4を狙い、2季連続の甲子園を目指す」と意欲を示した。
準優勝の知念の大城隼人主将は「自分たちのモットーである全力疾走と、はつらつプレーで精いっぱい頑張る。県代表として誇りを持って戦いたい」と元気良く話した。
両校ナインは激励会後の便で大会地に出発。いずれも2回戦からの登場で、糸満は22日、新大分球場で福工大付城東(福岡2位)と対戦。知念は23日、同球場で情報科学(大分1位)と戦う。
琉球新報

九州大会での健闘を誓う糸満と知念のナイン=18日、那覇空港
高校野球の第129回九州地区大会(22~27日、大分県)に出場する糸満と知念の壮行激励会が18日、那覇空港で開かれた。
大会は九州各県秋季大会の上位19校が出場。成績は来春の全国選抜大会出場の選考資料となる。
激励会で県高野連の志良堂芳男会長は「両校はノーシードから力を積み上げ、見事優勝、準優勝を勝ち取った。九州でも自分たちの野球、特色を発揮すればおのずと結果は出る。ベスト4以上を勝ち取って、春の大会に出場してくれることを願う」と期待した。
県大会を制した糸満の金城章斗主将は「バントや足を絡めた野球が持ち味。九州ではその機動力を生かし、まずは初戦突破、次にベスト4を狙い、2季連続の甲子園を目指す」と意欲を示した。
準優勝の知念の大城隼人主将は「自分たちのモットーである全力疾走と、はつらつプレーで精いっぱい頑張る。県代表として誇りを持って戦いたい」と元気良く話した。
両校ナインは激励会後の便で大会地に出発。いずれも2回戦からの登場で、糸満は22日、新大分球場で福工大付城東(福岡2位)と対戦。知念は23日、同球場で情報科学(大分1位)と戦う。
琉球新報
「ハイサイ」の一言から始めよう (OKINAWA)
「ハイサイ」の一言から始めよう 那覇市ウチナーグチ奨励へ
「ハイサイ」「ニフェーデービル」の一言からウチナーグチの継承を―。
那覇市の翁長雄志市長は19日、世界のウチナーンチュ大会を契機に
公の場でのウチナーグチを使ったあいさつに市として取り組むことを表明した。
「世界のウチナーンチュの思いに応えられるよう、(ハイサイなど)象徴的な言葉が飛び交うようにしたい」と決意を語った。同日市役所で開かれた定例記者会見の中で語った。
翁長市長は大会に参加した60代の県系人が、県内の同世代の人がウチナーグチを話せないことにショックを受けたとの新聞記事や、役所内でも分からない職員がおり、自身も「寂しい思いをしている」ことなどを理由に挙げた。その上で「ウチナーンチュ大会が終わって間もない、熱い思いがあるうちに気持ちを伝えたかった。市長会などでも呼び掛け、全県的なものにしたい」との考えを示した。
琉球新報
「ハイサイ」「ニフェーデービル」の一言からウチナーグチの継承を―。
那覇市の翁長雄志市長は19日、世界のウチナーンチュ大会を契機に
公の場でのウチナーグチを使ったあいさつに市として取り組むことを表明した。
「世界のウチナーンチュの思いに応えられるよう、(ハイサイなど)象徴的な言葉が飛び交うようにしたい」と決意を語った。同日市役所で開かれた定例記者会見の中で語った。
翁長市長は大会に参加した60代の県系人が、県内の同世代の人がウチナーグチを話せないことにショックを受けたとの新聞記事や、役所内でも分からない職員がおり、自身も「寂しい思いをしている」ことなどを理由に挙げた。その上で「ウチナーンチュ大会が終わって間もない、熱い思いがあるうちに気持ちを伝えたかった。市長会などでも呼び掛け、全県的なものにしたい」との考えを示した。
琉球新報
名護市長、撤回を要求 玄葉外相は「推進」 (沖縄)
辺野古日米合意 名護市長、撤回を要求 玄葉外相は「推進」

来県中の玄葉光一郎外相は19日、名護市役所で稲嶺進名護市長、
県庁で仲井真弘多知事とそれぞれ会談し、日米両政府が合意した
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めた。
稲嶺市長は辺野古移設に反対し、日米合意の白紙撤回を強く求めた。
琉球新報

来県中の玄葉光一郎外相は19日、名護市役所で稲嶺進名護市長、
県庁で仲井真弘多知事とそれぞれ会談し、日米両政府が合意した
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めた。
稲嶺市長は辺野古移設に反対し、日米合意の白紙撤回を強く求めた。
琉球新報
竹富方言辞典「貴重な文化遺産」(八重山・沖縄)
前新氏に菊池寛賞 竹富方言辞典「貴重な文化遺産」

前新 透氏
【竹富】
第59回菊池寛賞(日本文学振興会主催)が19日発表され、「竹富方言辞典」(南山舎)を執筆した前新透氏(87)=竹富町竹富島出身、石垣市在住=らが受賞した。
県内の受賞者は豊平良顕氏(1972年)、ひめゆり平和祈念資料館(92年)に
続き3例目。
前新氏は教員を退職後、27年間にわたり自身の記憶やお年寄りへの聞き取りを基に竹富方言をノートに記録。
今年3月、約1万7700語を収録した辞典を教え子らと出版した。
日本文学振興会は竹富方言辞典を「琉球語と日本語の古層、民俗を研究するための貴重な文化遺産である」と高く評価した。
前新氏は「今は方言が上手な人も使わなくなってしまい、このままでは急速に衰退すると感じたので方言の記録を始めた。
教え子や南山舎の協力で素晴らしい辞典が出来上がったが、まさかこのような賞をもらうとは思わなかった」と語った。授賞式は12月上旬、都内のホテルで行われる。
琉球新報

前新 透氏
【竹富】
第59回菊池寛賞(日本文学振興会主催)が19日発表され、「竹富方言辞典」(南山舎)を執筆した前新透氏(87)=竹富町竹富島出身、石垣市在住=らが受賞した。
県内の受賞者は豊平良顕氏(1972年)、ひめゆり平和祈念資料館(92年)に
続き3例目。
前新氏は教員を退職後、27年間にわたり自身の記憶やお年寄りへの聞き取りを基に竹富方言をノートに記録。
今年3月、約1万7700語を収録した辞典を教え子らと出版した。
日本文学振興会は竹富方言辞典を「琉球語と日本語の古層、民俗を研究するための貴重な文化遺産である」と高く評価した。
前新氏は「今は方言が上手な人も使わなくなってしまい、このままでは急速に衰退すると感じたので方言の記録を始めた。
教え子や南山舎の協力で素晴らしい辞典が出来上がったが、まさかこのような賞をもらうとは思わなかった」と語った。授賞式は12月上旬、都内のホテルで行われる。
琉球新報
レキオン、コース半分走破(OKINAWA)
レキオン、コース半分走破 4日目終え問題発生も11位

オーストラリア大陸中央部の町、アリススプリングを通過するチーム沖縄の
「レキオン」=19日午前11時50分ごろ(現地時間)
チーム沖縄「レキオン」4日目の地点
【カルゲラ近郊19日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の4日目となる19日、チーム沖縄の「レキオン」は、順位は前日と同じ11位だった。
コース全長約3千キロの半分を同日までに走破し、ノーザンテリトリー州から南オーストラリア州に入り、1820キロ地点で競技終了時刻の午後5時を迎えた。
レース4日目は、競技後初の車両トラブルの発生や緊急のドライバー交代のため途中停止を2回挟んだものの、ロスタイムを約15分にとどめた。
競技規則で30分の停車が義務付けられているコントロールポイントでは、ノーザンテリトリー州アリススプリングを午前11時半ごろ、同州カルゲラを午後3時半すぎに通過。前を走るスタンフォード大学との差はカルゲラで2時間9分となっている。
飯塚悟監督は「5日目からのコースは、天気も良好で太陽光エネルギーをより多く得られるほか、下り坂も多い。トラブルが発生しないよう展開したい」と語った。
チーム沖縄は現在のペースで進めば、22日午前にアデレードのゴールに到着するとみられる。
琉球新報

オーストラリア大陸中央部の町、アリススプリングを通過するチーム沖縄の
「レキオン」=19日午前11時50分ごろ(現地時間)
チーム沖縄「レキオン」4日目の地点
【カルゲラ近郊19日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の4日目となる19日、チーム沖縄の「レキオン」は、順位は前日と同じ11位だった。
コース全長約3千キロの半分を同日までに走破し、ノーザンテリトリー州から南オーストラリア州に入り、1820キロ地点で競技終了時刻の午後5時を迎えた。
レース4日目は、競技後初の車両トラブルの発生や緊急のドライバー交代のため途中停止を2回挟んだものの、ロスタイムを約15分にとどめた。
競技規則で30分の停車が義務付けられているコントロールポイントでは、ノーザンテリトリー州アリススプリングを午前11時半ごろ、同州カルゲラを午後3時半すぎに通過。前を走るスタンフォード大学との差はカルゲラで2時間9分となっている。
飯塚悟監督は「5日目からのコースは、天気も良好で太陽光エネルギーをより多く得られるほか、下り坂も多い。トラブルが発生しないよう展開したい」と語った。
チーム沖縄は現在のペースで進めば、22日午前にアデレードのゴールに到着するとみられる。
琉球新報
「練習成果出せた」光の村卒業トライ(宮古島・沖縄)
「練習成果出せた」光の村卒業トライ 前浜でスイム挑む

光の村養護学校土佐・秩父自然学園の宮古島卒業旅行トライアスロンが19日から始まった。 初日は下地前浜ビーチで最初のスイム競技が行われ、 15人の生徒たちが秋晴れのもとで3㌔の完泳に向けてチャレンジした。 宮古島トライアスロン大会と同じコースを3日間かけて完走を目指すもので、 きょう20日はバイク、 21日はランが行われる。
スイムは午前9時半からスタート。 海岸に沿って並行に往復するコースを泳いだ。 この日は風が強くおだやかな前浜もやや波があったが、 生徒たちは海上の教職員のサポート、 岸からの保護者らの声援を受けながらもくもく泳ぎ続けた。
午前10時46分ごろには、 最初に3㌔を泳ぎきった若江弘樹くん (土佐学園) がゴール。 「本当に3㌔完泳できてとても嬉しい。 途中で疲れたけれど、 一生懸命練習してきた成果が出せた。 次のバイクもがんばりたい」 と喜びを述べた。 数秒遅れの2番手でゴールした平沼孝明くん (秩父学園) は 「最後まで、 足を止めずにがんばることができた。 天気が良くて魚も見えて、 気持ち良く泳げた」 と感想を話していた。
宮古新報

光の村養護学校土佐・秩父自然学園の宮古島卒業旅行トライアスロンが19日から始まった。 初日は下地前浜ビーチで最初のスイム競技が行われ、 15人の生徒たちが秋晴れのもとで3㌔の完泳に向けてチャレンジした。 宮古島トライアスロン大会と同じコースを3日間かけて完走を目指すもので、 きょう20日はバイク、 21日はランが行われる。
スイムは午前9時半からスタート。 海岸に沿って並行に往復するコースを泳いだ。 この日は風が強くおだやかな前浜もやや波があったが、 生徒たちは海上の教職員のサポート、 岸からの保護者らの声援を受けながらもくもく泳ぎ続けた。
午前10時46分ごろには、 最初に3㌔を泳ぎきった若江弘樹くん (土佐学園) がゴール。 「本当に3㌔完泳できてとても嬉しい。 途中で疲れたけれど、 一生懸命練習してきた成果が出せた。 次のバイクもがんばりたい」 と喜びを述べた。 数秒遅れの2番手でゴールした平沼孝明くん (秩父学園) は 「最後まで、 足を止めずにがんばることができた。 天気が良くて魚も見えて、 気持ち良く泳げた」 と感想を話していた。
宮古新報
光の村養護学校きょう、バイク155キロに挑戦(宮古島・沖縄)
スイム3㌔を“完泳”/光の村養護学校
きょう、バイク155キロに挑戦

スタート前にガンバローの気勢を上げる生徒たち
=19日、前浜ビーチ
卒業旅行で宮古島を訪れている光の村養護学校土佐自然学園と同校秩父自然学園の高等部3年生15人によるトライアスロンへの挑戦が19日からスタート。初日は前浜ビーチでスイム3㌔を行い、全員がゴールを果たした。きょう20日はバイク155㌔に挑む。
今年で22回目となる同学園生徒による卒業旅行トライアスロン。スイム開始前に、光の村学園の谷本一郎評議員は「宮古島でのトライアスロンは多くの人の協力で開催できている。地元の応援を背負って最後まで完走できるよう頑張って」と生徒たちを激励した。
準備体操の後、全員でガンバローの気勢を上げた生徒たちは100㍍のコースを15往復するスイム3㌔にチャレンジ。保護者や引率教諭の声援を受けながら、それぞれのペースで全員が目標距離を泳ぎ切った。
トップでゴールした若江弘樹君は「3㌔泳げ、とてもうれしい。次も頑張りたい」、2位でゴールした平沼孝明君は「最後まで足を止めることなく泳ぎ続けることができた」と感想を語った。
きょう20日はバイク155㌔、あす21日にはラン42・195㌔を行い、3種目合計200・195㌔の完走を目指す。
.宮古毎日新聞
きょう、バイク155キロに挑戦

スタート前にガンバローの気勢を上げる生徒たち
=19日、前浜ビーチ
卒業旅行で宮古島を訪れている光の村養護学校土佐自然学園と同校秩父自然学園の高等部3年生15人によるトライアスロンへの挑戦が19日からスタート。初日は前浜ビーチでスイム3㌔を行い、全員がゴールを果たした。きょう20日はバイク155㌔に挑む。
今年で22回目となる同学園生徒による卒業旅行トライアスロン。スイム開始前に、光の村学園の谷本一郎評議員は「宮古島でのトライアスロンは多くの人の協力で開催できている。地元の応援を背負って最後まで完走できるよう頑張って」と生徒たちを激励した。
準備体操の後、全員でガンバローの気勢を上げた生徒たちは100㍍のコースを15往復するスイム3㌔にチャレンジ。保護者や引率教諭の声援を受けながら、それぞれのペースで全員が目標距離を泳ぎ切った。
トップでゴールした若江弘樹君は「3㌔泳げ、とてもうれしい。次も頑張りたい」、2位でゴールした平沼孝明君は「最後まで足を止めることなく泳ぎ続けることができた」と感想を語った。
きょう20日はバイク155㌔、あす21日にはラン42・195㌔を行い、3種目合計200・195㌔の完走を目指す。
.宮古毎日新聞
「目標は金メダル」(宮古島・沖縄)
「目標は金メダル」/世界ろう者フットサル大会
平良在の今西利恵さん 女子日本代表に選出

初の国際大会に挑む今西さん=市総合体育館
第3回世界ろう者フットサル選手権に出場する女子日本代表にこのほど、平良在住の今西利恵さん(38)が選ばれた。
初の国際大会に挑む今西さんは「出場が決まり、うれしい。目標は金メダル。日の丸を背負うことは大変なことだが、楽しみながら戦いたい」と意気込みを語った。
聴覚障害者による同大会は、11月18~26日にスウェーデンで開催される。女子は14カ国が出場し、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争う。
大阪府出身の今西さんは、観光で訪れたことをきっかけに2年前、宮古に移住している。
ポジションはゴールキーパー(GK)。チーム一という身長167㌢の体格を生かしたセービングと、積極的に前に出る勇気あふれるプレーが持ち味だ。
以前所属していたチームの監督が代表監督に就任したことで、今年2月に代表合宿への声が掛かった。「故障で長くプレーしていなかった。不安もあったが、もう1回頑張ろう」と挑戦を決意した。
合宿を経て選ばれた選手は12人。GKは3人選ばれており、「3人とも何でも話し合う良きライバル。試合に出場できるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
大会は自費参加という。経済的な負担から少しでも支援しようと、職場やサッカー、聴覚障害者の関係者らがカンパ金や寄付金を贈呈する予定だ。
今西さんは「多くの皆さんからの支援に本当に感謝している。その分、やらなアカンと思っている」と勝利を誓った。
. 宮古毎日新聞
平良在の今西利恵さん 女子日本代表に選出

初の国際大会に挑む今西さん=市総合体育館
第3回世界ろう者フットサル選手権に出場する女子日本代表にこのほど、平良在住の今西利恵さん(38)が選ばれた。
初の国際大会に挑む今西さんは「出場が決まり、うれしい。目標は金メダル。日の丸を背負うことは大変なことだが、楽しみながら戦いたい」と意気込みを語った。
聴覚障害者による同大会は、11月18~26日にスウェーデンで開催される。女子は14カ国が出場し、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争う。
大阪府出身の今西さんは、観光で訪れたことをきっかけに2年前、宮古に移住している。
ポジションはゴールキーパー(GK)。チーム一という身長167㌢の体格を生かしたセービングと、積極的に前に出る勇気あふれるプレーが持ち味だ。
以前所属していたチームの監督が代表監督に就任したことで、今年2月に代表合宿への声が掛かった。「故障で長くプレーしていなかった。不安もあったが、もう1回頑張ろう」と挑戦を決意した。
合宿を経て選ばれた選手は12人。GKは3人選ばれており、「3人とも何でも話し合う良きライバル。試合に出場できるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
大会は自費参加という。経済的な負担から少しでも支援しようと、職場やサッカー、聴覚障害者の関係者らがカンパ金や寄付金を贈呈する予定だ。
今西さんは「多くの皆さんからの支援に本当に感謝している。その分、やらなアカンと思っている」と勝利を誓った。
. 宮古毎日新聞