2011-10-17



宮古牛まつり、消費拡大むけ肥育牛アピール (宮古島・沖縄)

宮古牛まつり、消費拡大むけ肥育牛アピール
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約4000人分が用意された宮古牛まつりの大試食会
=カママ嶺公園

第2回宮古牛まつり (主催・同実行委員会) が16日、 市内平良のカママ嶺公園で行われた。
宮古牛の消費拡大と島内外へのピーアール、 肉用牛肥育の普及などを目的に約4000人分の焼肉や牛汁、 ハンバーグの大試食会が行われた。
会場には大勢の家族や観光客らが訪れて長蛇の列をつくり、 宮古牛を味わっていた。 また牛鳴き声コンテスト、 ロールラップ回し大会、 牛1頭が当たる抽選会、 牛の図画・ポスター入賞者の表彰など牛に関わる様々な催しが行われ、 ステージイベントなどでも盛り上がった。

 午前10時から開会セレモニーが行われ、 実行委員長の下地敏彦市長が 「宮古島市は素牛の拠点産地であり、 ことし3月には肥育牛の拠点産地にも認定された。 昨年から牛まつりを開催したところ好評だった。 今回もまつりが出来ることに感謝したい。 皆さんきょうは一日楽しんでほしい」 とあいさつ。 下地明市議会議長、 仲宗根盛和県宮古農林水産振興センター所長、 砂川博紀県農協代表理事が祝辞を述べた。 舞台では与那覇ヨンシー保存会、 上区獅子舞保存会が幕開けの踊りを披露した。
 
ことしは前回を上回る約4000人分の焼肉、 牛汁、 ハンバーグに加え、 格安の牛丼も500食用意した。 会場の屋台前には開会前からすでに大勢の人たちが順番待ちの行列を作っていた。 午前10時半になると試食会が開始され、 待ちにまっていた宮古牛に舌鼓を打っていた。 午後1時半頃にはほぼ完食となった。
 
正午からは牛鳴き声コンテストが行われ、 子供たちの精一杯の鳴き声に会場からは拍手が起こっていた。 ロールラップ回し大会では重さ250㌔の梱包された牧草を2人1組で転がし、 その速さを競った。 20㍍を往復するコースで行われたが、 折り返し地点で立ち往生するなどあまりの重さに苦戦していた。 舞台ではバンドのライブや高校生によるダンス、 宮古民謡ショー、 ぱんだる50㏄による宮古方言ラジオ体操などが行われた。
 
図画・ポスターの表彰では入賞した児童たちに賞状と記念品が贈呈され、 まつりのポスターに採用された上原みなみさん (久松中1年) は 「牛を下から見てインパクトのあるように描いた。 自分の作品がポスターになったのを見てびっくりした」 と感想を述べた。 牛100日肥育コンテストで優勝した宮城秀幸さんは 「コンテストのため特に変わったことをせず、 エサの駆け引きやその日の体調、 牛舎の衛生管理に努めてきた。 経産牛は価格が安いが、 コストをかければ良い値段で取引される。 今後の畜産農家の励みになれば。 地産地消も広めていきたい」 と話していた。

  宮古新報

地区代表6人決まる 石P連童話お話大会 (八重山・沖縄)

地区代表6人決まる 石P連童話お話大会
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表情豊かに熱弁、環境問題で意見発表も

第36回石垣市小中学校童話・お話・意見発表大会(主催・市PTA連合会)が16日午後、市内5会場で開かれ、児童生徒99人が出場した。
大会は小学校低学年(童話)と高学年(お話)、中学生(意見発表)の部に分けて行われ、児童生徒らが身ぶり手ぶりを交えながら熱弁を競った。その結果、各部門の男女6人が最優秀賞に選ばれ、11月19日に開かれる八重山地区大会への代表に決まった。

 大会は表現力の育成に努め、児童生徒の情操教育の発展に寄与するのが目的。小学校低学年40人、高学年41人、中学生18人の各校代表が出場した。
 
小学校低学年の部では、児童らが身ぶり手ぶりを交えながら童話や民話を発表。
 
小学校高学年のお話と中学生の意見発表の部では、学校や家族、環境問題や将来の夢など身近なテーマについて児童生徒らが熱弁をふるった。

 審査の合い間、各校のアトラクションも披露され、会場には父母や学校関係者がかけつけ、子どもたちに声援を送っていた。

 入賞者は次の皆さん。
【小学校低学年男子】
 ▽最優秀=仲程信志郎(石垣小3年)
 ▽優秀=玉代勢元稀(海星小3年)、慶田花涼馬(宮良小3年)

【小学校低学年女子】
 ▽最優秀=藤原倫(大浜小2年)
 ▽優秀=伊良部愛(海星小3年)、大道妃夏(八島小3年)

【小学校高学年男子】
 ▽最優秀=花城悠真(海星小6年)
 ▽優秀=豊平康太朗(宮良小5年)、中元正友(石垣小4年)

【小学校高学年女子】
 ▽最優秀=前三盛ひまり(登野城小6年)
 ▽優秀=古堅瑠奈(石垣小6年)、砂川奈芹(大浜小5年)

 【中学校男子】
 ▽最優秀=仲松竜(名蔵中2年)
 ▽優秀=甲斐鳴海(大浜中3年)、美崎颯太(石二中3年)

 【中学校女子】
 ▽最優秀=丸山咲(川平中3年)
 ▽優秀=浜本結香(大浜中3年)、弓削芽衣子(石垣中3年)


   八重山毎日新聞

5集落対抗で熱戦 島をあげて波照間大運動会 (八重山・沖縄)

5集落対抗で熱戦 島をあげて波照間大運動会
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【波照間】
公民館(新川登館長)主催の第3回波照間島大運動会が
9日、波照間小中学校グラウンドでにぎやかに開催された。
 
健康増進と集落の親睦を目的に、5つの集落対抗で行われた。あいにくの雨で綱引きなど一部の競技が中止されたが、大勢の住民が参加して盛り上がった。

 開会式で新川館長は「自分のため、集落のために頑張りましょう」とあいさつ。川満栄長竹富町長も訪れ、「波照間への思いをこの運動会にぶつけてください」と激励した。

 競技は年代別100メートル走やリレーのほか、ロール転がしリレーや縄ないリレーなど波照間ならではの競技も。集落ごとの応援席では大太鼓を叩きながら選手にエールを送った。
 保育所・幼稚園児によるかけっこも行われ、母親に抱えられ泣きながらゴールする園児も。愛らしい姿に大きな拍手が送られた。
 
幼稚園児・小中学生による紅白リレーでは雨が強まり、転んで泥まみれになりながらもバトンをつないだ。

 結果は各種目で高得点を獲得した南チームが優勝。大雨の中の大会でますます結束力を強めた。(波照間通信員)


八重山毎日新聞

依然、こう着状態続く 教科書採択問題 (八重山・沖縄)

依然、こう着状態続く 教科書採択問題
国が直接指導の可能性高まる

 八重山地区の公民教科書問題は、3市町教育委員会が異なった採択決定をしてから1カ月半が経過したが、いまだに解決の足がかりは見つかっていない。
育鵬社を不採択とし、東京書籍を採択した9月8日の全教育委員協議について県は有効、国は無効と違う見解を示していることが混迷に拍車をかけているが、こう着状態が長引けば、文科省が地教行法48条に基づき3市町教委に直接指導を行う可能性も高まってくる。

 地教行法48条は、文科相が市町村に直接指導を行うことができると規定し、49条は法令違反がある場合や事務執行を怠った場合には具体的な内容を示して是正を求めることができると定めている。
 
文科省は、市教委の玉津博克教育長、与教委の崎原用能教育長から出された文書を根拠に9月8日の協議を無効とし、「八重山採択地区協議会の規約に従ってまとめられた結果」に基づいて同一の教科書を採択するよう県教委に指導を求めている。
 
さらに文科省は、照屋寛徳衆議への7日付答弁書で、同一の教科書を求めている無償措置法と、市町村教委に採択権を与えている地教行法について、無償措置法が「教科用図書の採択の権限の行使について特別の定めをしている」と優先するとの認識を示した。

 文科省が直接3市町教委に対し指導に乗り出す場合、竹富町教委に協議会の答申通りの採択を求める可能性が高いとみられている。
 
このため、自治の視点で教科書を決める住民の会が「9月8日」の有効性を確認する訴訟を模索。「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」は17日に文科省に9月8日の有効性を直接訴えることにしており、文科省の対応が注目される。
 
一方で、国が有効性を認めている8月23日の教科用図書八重山採択地区協議会の協議自体に異議を唱える動きもある。議事録はまだ公開されていないが、教科書名を言わずに意思表明のみを行って選定した審議内容の一部がすでに明らかになっているためだ。情報が開示されれば、8月23日の有効性を問う声が一段と高まるのは必至だ。


八重山毎日新聞

来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に(OKINAWA)

来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に
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思い出の記念撮影をする参加者ら
=16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇
 
仲井真弘多知事は16日、第5回世界のウチナーンチュ大会閉幕後、海外県系人子弟と県内若者の交換留学など、ウチナーンチュネットワークを担う次世代の人材育成のために大型基金を創設することを発表した。

県の素案によると、基金は県が先頭に立ち、県民、海外県系人を含めた「オールオキナワ」で寄付を募る。
沖縄からの派遣と県系子弟受け入れを合わせ年間千人規模の、留学、研修、ホームステイなどに使う。沖縄の日本復帰40年を迎える来年に「記念事業」と位置付け来年度スタートを目指す。
 
県が先頭に立ち、県内41市町村、企業・団体、140万県民、海外・国内県人会、ウチナー民間大使、海外県系人などの関係者に呼び掛け、幅広い枠組みで募金に取り組む。「沖縄関係者みんなで次世代の人材を育てる」という理念に基づいている。
 
仲井真知事は書面で発表した「知事コメント」で「人材育成にかかわる『万国津梁(しんりょう)基金』(仮称)の創設に向け、先陣を切って取り組んでいきたい」と表明。基金制度に関連し「この大会で生まれ続ける『新たな絆』が『時空と空間』を超えて脈々と次世代へ受け継がれるよう取り組んでいきたい。若い人の意識が大会を通じて拡大し、今後のネットワークの継承について道筋が見える大会だった」と今大会の意義も強調した。
 
大会で、海外県人会やウチナー民間大使が「ウチナーネットワークを担う人材育成について」をテーマに掲げ、15日に開いた「ワールドウチナーシンポジウム」で、交換留学の実施など人材育成に役立てる「万国津梁基金」制度の設立を県に提言していた。(新垣毅)


  琉球新報

3万1千人集い閉幕 第6回は2016年開催(OKINAWA)

3万1千人集い閉幕 第6回は2016年開催
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花火のように多くの場所から数々の金色のテープが打ち上げられると、両手を挙げ歓喜する参加者たち
=16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇(又吉康秀撮影)
 
海外・国内の県系人が結集する5年に1度の祭典、第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)は16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇で、県系人・県民延べ約3万1千人(主催者発表)が参加し、盛大に閉会式・グランドフィナーレが催された。
琉球の創作劇や島唄などを繰り広げ、最後は参加者全員が入り交じってカチャーシーを踊り、熱気が冷めやまぬ中、4日間の日程に幕を下ろした。大会閉幕後も、抱き合う人、思いがあふれ涙する人の姿が多く見られ、感動に包まれた。
海外・国内の県系人と県民の絆は深まり、ウチナーンチュとしての「誇り」を共感、今後のさらなる交流や再会を誓い合った。
 
閉会式で、読谷高1年の上原秀征君と、向陽高2年の玉元七海さんは「どこへ行こうと時がたとうと私たちは常にウチナーンチュ。世界一大きくて固い絆で結ばれている」と大会メッセージを読み上げた。
 
大会実行委会長の仲井真弘多知事はあいさつで「全21のイベントを通じ新たな絆が生まれ、次世代を担う若者へ継承すべき内容がはっきり見えつつある」などと大会の成果を強調した。
 
このほか海外参加者を代表しブラジル沖縄県人会の与那嶺真次会長、次世代代表のグラムコウ樹さん(米国)、大会若者事務局長の玉元三奈美さんがそれぞれあいさつし「また5年後に会いましょう」と呼び掛けた。
 
閉会式後のアトラクションでは海外のエイサー団体演舞も含め総勢1100人が出演し、琉球の創作劇を繰り広げると、目頭を押さえる海外県系人が目立った。
 
その後の島唄ライブで会場は熱狂。フィナーレのカチャーシーでは海外・国内参加者と県民が入り乱れ、ウチナーンチュの「熱い魂」を感じ合った。
 
閉会式のあいさつの中で、大会実行委会長の仲井真知事は、5年後の2016年に、次回の6回大会を開催することを明言した。


   琉球新報

来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に(OKINAWA)

来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に 

仲井真弘多知事は16日、第5回世界のウチナーンチュ大会閉幕後、海外県系人子弟と県内若者の交換留学など、ウチナーンチュネットワークを担う次世代の人材育成のために大型基金を創設することを発表した。
県の素案によると、基金は県が先頭に立ち、県民、海外県系人を含めた「オールオキナワ」で寄付を募る。
沖縄からの派遣と県系子弟受け入れを合わせ年間千人規模の、留学、研修、ホームステイなどに使う。
沖縄の日本復帰40年を迎える来年に「記念事業」と位置付け来年度スタートを目指す。
 
県が先頭に立ち、県内41市町村、企業・団体、140万県民、海外・国内県人会、ウチナー民間大使、海外県系人などの関係者に呼び掛け、幅広い枠組みで募金に取り組む。「沖縄関係者みんなで次世代の人材を育てる」という理念に基づいている。
 
仲井真知事は書面で発表した「知事コメント」で「人材育成にかかわる『万国津梁(しんりょう)基金』(仮称)の創設に向け、先陣を切って取り組んでいきたい」と表明。基金制度に関連し「この大会で生まれ続ける『新たな絆』が『時空と空間』を超えて脈々と次世代へ受け継がれるよう取り組んでいきたい。若い人の意識が大会を通じて拡大し、今後のネットワークの継承について道筋が見える大会だった」と今大会の意義も強調した。
 
大会で、海外県人会やウチナー民間大使が「ウチナーネットワークを担う人材育成について」をテーマに掲げ、15日に開いた「ワールドウチナーシンポジウム」で、交換留学の実施など人材育成に役立てる「万国津梁基金」制度の設立を県に提言していた。(新垣毅)


琉球新報

人材育成・交流促進で県が基金設立へ(OKINAWA)

人材育成・交流促進で県が基金設立へ
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フロアから移住地の県人会の現状などが報告されたワールドウチナーシンポジウム=15日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター会議棟B(古謝克公撮影)

 県は世界のウチナーンチュの次世代ネットワーク交流を促進する「万国津梁基金(仮)」制度を設立することが15日、分かった。
仲井真弘多知事が、第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)最終日に発表する方向で最終調整している。
閉会式とグランドフィナーレは16日午後5時から、那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、5日間の祭典が閉幕する。

 大会4日目の15日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれたワールドウチナーシンポジウムで、世界各地の県人会長や民間大使らが、上原良幸副知事に100億円規模の基金設立を提言。上原副知事は「強い要請があったことを知事に伝える。経済が停滞している今こそ、沖縄は交流と共生の政策を高く掲げなければならない」と応えた。

 参加者を代表して提言書を読み上げたニューヨーク県人会のてい子与那覇トゥーシー会長は「世界のウチナーンチュは文化やビジネス、学術など幅広い分野で交流を促進し、若き次世代のウチナーンチュを県内・海外のコミュニティーで継続的に育てていくよう努力する」と宣言。

 県内の産学官分野と世界のウチナーンチュが団結して基金を創設することや、交換留学、県費留学、ジュニアスタディーツアー事業の拡充を求めた。

 ウチナーシンポでは20~50年の長期的視野で、県内の産学官や県民、海外の県人会、民間大使など世界中のネットワークを活用して、人材を育成する必要があると一致した。

 15日は、多くの市町村で歓迎会が開かれるなど、多彩なイベントがあった。

  沖縄タイムス

海洋資源へ重心シフトを (沖縄)

海洋資源へ重心シフトを 葉恭平博士が提言、沖縄からの発信大切
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葉恭平博士
 
米フェルミ国立加速器研究所の上席研究員で沖縄大学院大学設置検討委員会顧問を務めた物理学者の葉恭平博士が14日までに本紙インタビューに応じた。
県内のエネルギー関連事業について「ITや科学技術など多分野で国際化が形成されつつある中、今後一番重要になるのはエネルギー問題だ。太陽光、風力、バイオマスに重心をシフトした方が良い」と指摘。地理的優位性がある海洋資源を生かした可能性にも期待を示した。
 
葉氏は今後の世界的な動きとして、化石エネルギーの枯渇を見据え、「再生可能な自然エネルギーの時代」と予測する。世界全体の風力発電容量は2010年で約198ギガワットとし、09年比25・0%の伸びがあったと強調。米国もこの5年間で5倍に増えたとした。情報関連や食品関連企業では消費電力の8割以上を自社発電で賄う企業が増えているという。一方で日本国内の風力発電容量は増加傾向にあるが、3ギガワットにとどまっているとし「原発に頼る意識が強かったと思う」と述べた。
 
その上で「50年までには、年間発電量の5割を再生可能な自然エネルギーで賄える国がスウェーデンなど欧州を中心に多く出てくる可能性がある。自然に恵まれた沖縄から風力やバイオマス、海洋資源など新エネの取り組みを発信し、国内に広げていくことも大切だ」と話した。
 
さらに原発自体の転換にも言及。現在のウラン使用ではなく、燃焼しても兵器として再利用されるプルトニウムの発生がほとんどないトリウムを活用した溶融塩発電所のメリットを説明。「原発研究の大きな課題である核兵器拡散と放射性廃棄物について危険性や不安を取り除けるものだ」と話した。
 
葉氏は台湾出身。旧キングスクール(宜野湾市)で中学、高校を卒業した。1995年に新素粒子「トップクォーク」を発見したフェルミ研究所グループの中心メンバー。今回は新ウチナー大使として第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するために来県。10月初旬、京都で開催された科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムでも、エネルギー問題についてスピーチした。


   琉球新報

沖縄文化協会賞 北村、仲原、粟国氏に(沖縄)

沖縄文化協会賞 北村、仲原、粟国氏に
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(左から)北村毅氏、仲原穣氏、粟国恭子氏
 【東京】
沖縄学の研究者を対象にした第33回沖縄文化協会賞が15日、新宿区の早稲田大学で発表された。
比嘉春潮賞に早稲田大学客員准教授の北村毅氏(38)=東京都、仲原善忠賞に琉球大学、沖縄国際大学などで非常勤講師を務める仲原穣氏(41)=久米島出身、金城朝永賞に沖縄国際大学非常勤講師の粟国恭子氏(48)=宮古島出身=が選ばれた。授賞式は11月19日午後1時から早大・大隈会館で開かれる。
 
北村氏は沖縄戦後思想史をテーマにした研究、仲原氏は琉球文学・琉球方言をテーマにした研究、粟国氏は金属工芸を中心にした物質文化、芸能文化の研究がそれぞれ評価された。
 
北村氏は「今後は沖縄戦による精神的な損失に取り組みたい」、仲原氏は「記録中心のこれまでの研究を発展させ、消えつつある方言を現代の財産として残せるような研究につなげたい」、粟国氏は「近代以降失われた琉球の金属工芸品作りが受け継がれるよう、活動を続けたい」と述べた。
 
沖縄文化協会は、沖縄研究の持続的発展のため、基金への協力を呼び掛けている。問い合わせは同事務局
(電話)098(882)5043。


  琉球新報

目指せ!三線クラフトマン(沖縄)

目指せ!三線クラフトマン
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宮城さん(右)の指導を受けながら三線制作に取り組むオコーナーさん=浦添市内

 【浦添】
世界のウチナーンチュ大会に合わせ、沖縄を訪れている米国出身の県系2世ケネス・アンドレー・オコーナーさん(39)が浦添市内の三線工房で三線制作を勉強している。米国で三線を作る人が少ないことから「自分で作ることができれば、もっと多くの人が沖縄音楽を楽しめるのではないか」と考え、三線職人の門戸をたたいた。(下里潤)

 オコーナーさんが三線に出会ったのは7年前の来沖時。心を和ませる音色に魅せられ、三線を持ち帰った。しかし、周囲に演奏する人は少なく、「どうしたら三線を広められるか」考えたという。

 今回のウチナーンチュ大会を機会に三線制作に取り組むことを決意。市内で三線制作を行っている宮城實さん(71)を訪ね、猛勉強している。習ったことを忘れないようにと制作過程をビデオ撮影。角材に図面を引いたり、ヤスリで削ったりなど作業に汗を流す。

 楽器作りは初めてというオコーナーさんは「細かい作業が難しいが、とても興奮している」と笑顔。帰国後は趣味の一環として三線作りを続ける予定で「年に数丁は作り、5年後にまた戻ってきて技術を向上させたい」と意気込む。宮城さんも「筋が良く、教えがいがある。アメリカで三線を広めていくのは素晴らしいこと」と目を細めた。

  沖縄タイムス

おれはジャマイカ流 ダンサー沖縄に凱旋(沖縄)

おれはジャマイカ流 ダンサー沖縄に凱旋
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躍動感のあるダンスで、会場を沸かせたI―VANさん=14日、沖縄セルラースタジアム那覇

 宜野湾市出身のI―VAN(アイバン)さん=本名・當山勝平さん(27)=は、ジャマイカを拠点にして世界をまたに掛けるダンサーだ。現地の菓子「バナナチップス」をテーマに創作したダンスがあっという間に広まり、地域の子どもなら誰でも踊れる。1年の半分は世界ツアーに出るタフガイは、正真正銘の国際ウチナーンチュだ。(平島夏実)

 當山さんは20歳の時、「みんなが米国に行くなら自分はジャマイカだ」とポーク缶を持って単身移住した。乗ってきた飛行機を追うように、1週間にわたって停電と断水をもたらした巨大台風「アイバン」も到着。空港では、居合わせた見知らぬ人たちから「お前が連れてきたんだな」とジャマイカ流に歓迎された。そのことが忘れられず、以来「アイバン」と名乗っている。

 ジャマイカでは、貧民街でその日暮らしをする人々が「辺りに何かを散らかすように」踊る姿に衝撃を受けた。今まで聴くだけだったレゲエが「嘆きを歌って踊る」音楽だったと知り、ほれ込んだ。

 手ほどきをしてくれたのは30代のボーグルという男性。出会って半年後、銃で撃たれて急死してしまったが「ボーグルにダンスを習った」と話すたび周囲の目の色が変わった。彼がレゲエダンス界のスターであり、かつギャング組織のボスであったと知らされ震えた。「命懸けで踊っていたんだ…。これからは、おれがレゲエを教える」

 現地では、強盗に3回遭った。毎晩のように銃声も聞こえるが「おかげで人間的に成長する。めちゃくちゃ面白いっすよ」と物ともせずに笑い飛ばす。「沖縄が好きだから離れないっていう人がいるけど、離れてこそもっと好きになると思うんですよ」

 第5回世界のウチナーンチュ大会の音楽ステージで、本場仕込みのダンスを圧倒的な躍動感で披露した。「自分のおじい、おばあも見に来てくれたんです」と照れ笑い。「いろんなジャンルの、いろんな世代の人が楽しめる音楽をつくりたい。おじい、おばあも巻き込めるようなやつね」と目を輝かせた。

  沖縄タイムス

福島から世界エイサー参加 「IBUKI」(沖縄)

福島から世界エイサー参加 「IBUKI」
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本番に気合を入れる「IBUKI」のメンバー=15日、那覇市の奥武山運動公園

 福島県南会津の創作エイサー舞踊団「IBUKI」の団員12人が世界エイサー大会2011のグランプリ部門参加のため、大会初日の15日午前、沖縄入りした。雨天による大会順延のため、出番も16日に延びたが、「福島は元気だということを世界各国から集まった人に伝えたい」と心を一つにして気合を入れている。

 IBUKIは、福島県で演劇活動をしている小学5年生から高校生が主体。東日本大震災後、団長の下村一裕さん(40)が「被災地の復興と子どもたちの笑顔へつながるように」と呼び掛け、9月に結成。土日を利用して練習を重ねた。

 沖縄入りした15日は、午前2時に車で南会津を出発し、空路で那覇に着いたのは同9時。眠気をこらえ会場の奥武山総合運動公園に直行し、雨の中で本番前の練習に臨んだ。

 うるま市出身で同団を指導する松堂義史さん(22)は「思い切って踊れば、自然にみんなの息は重なる」と呼吸の大切さを強調。「福島は元気だぞという姿をみせ、風評被害を打ち消そう」と団員を激励した。

 高校2年生の星詩織さん(16)は、修学旅行を辞退して大会に参加。修学旅行先が沖縄ということもあり、会場で同級生との再会を楽しみにしている。

 星さんは「福島の笑顔とパワーを届ける決意がある。同級生も同じ思いで応援してくれている。思いっ切り踊って、最後は笑顔で舞台に立っていたい」と息を弾ませた。

   沖縄タイムス