2011-10-12



[闘牛]貴花王将復調なるか 15日うるま祭り(沖縄)

[闘牛]貴花王将復調なるか 15日うるま祭り
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(上)徳之島から移籍3戦目で本領発揮となるか貴花王将(下)常勝会天電は1年ぶりの登場。目の覚めるような速攻腹取りで2勝目なるか

10月は「祭り闘牛」の季節。「祭り闘牛」は数年前まで
8大会を数えることもあったが、市町村合併や経費難などで年々減少し、現在では3大会のみ。
普段有料の闘牛がただで見られるとあって、残った3大会はこれまで以上に人気を呼び、毎年会場は超満員となる盛況ぶりだ。今週土曜日からうるま市、今帰仁村(23日)、読谷村(30日)と3週連続で開催が予定されている。沖縄タイムス社が後援。

 第1弾となる第6回うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会)は15日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。合併前の旧3市町(具志川市、石川市、与那城町)は昔も今も県内屈指の闘牛どころ。これらの拠点から選抜された新鋭牛やベテラン牛が多数出場を予定している。また、この大会は昔から“登竜門”的位置付けがあり、ここをくぐり抜け、大飛躍する有望牛を見つける楽しみもある。

 ◆シー1番戦

 貴花王将対常勝会天電。貴花王将は元徳之島牛(健翔王)で2勝1敗の戦績を残して昨年夏沖縄移籍したが、初戦(正月2日、新春大闘牛)は丸石白龍に敗北。2戦目(6月26日、東恩納)でクロフネを下して沖縄初勝利を挙げ、通算成績を3勝2敗とした。ただ内容的にはやや物足りない印象。デビュー時の評価が高かっただけに、ファンとしてはもう一段上の強さが見たいところだ。相手にプレッシャーをかけられる「角使い」が出ると完全復調。常勝会天電は2戦目の新鋭。昨年の同大会(3番戦)でベテラン一心盛牛を1分余で仕留める快勝を収め、注目を集めた。あれからちょうど1年、伸び盛りを迎えているだけに大幅な成長が期待できる。終始前に出る戦いができれば、今回も快勝を予想する向きが増えている。

 ◆その他の見どころ

 2番戦はベテラン対決。共に“善戦マン”で知られ、どの対戦でも自身の「地力」は確実に出すタイプ。10分を過ぎてのスタミナで決着とみる。3番戦は大型、デビュー同士。共に前評判は悪くない、勝った方の評価が急上昇となりそう。4番戦のキングは徳之島からの移籍だが、もともとは沖縄牛で久々の帰還。敗戦はまだ1回のみで勢いは残っているだろう。古豪の嵐気流相手といえども大いに期待できる。(又吉利一通信員)

    沖縄タイムス

「今帰仁アグー」フェア  (沖縄)

「今帰仁アグー」フェア
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 オキナワマリオットリゾート&スパ(名護市)の各レストランは、今帰仁ブランド協同組合と提携し、
「今帰仁アグー」の島豚料理フェアを開催している=写真。11月30日まで。
 
今帰仁アグーは西洋種との交配を一切していない生粋の黒豚。
一般豚に比べ、コレステロール値が低く、うま味成分のグルタミン酸などの多くのアミノ酸が豊富に含まれているのが特徴。

アグー豚の食べ比べセット(3500円)やしゃぶしゃぶコース(7千円)など、日本料理、焼き肉、中華、洋食で楽しめる。

 セールス&マーケティング部の泉暁夫部長は「ひと月に30頭しか出荷されない幻の豚の素晴らしさをぜひ堪能してほしい」とPRした。

  問い合わせは
 広報企画課(電話)0980(51)1195。


   琉球新報

産・学・官連携で新商品 伊平屋村 (沖縄)

産・学・官連携で新商品 伊平屋村
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伊平屋村産の黒糖と米を活用した「ラフテー」と「もろみ酢」を開発し、PRする関係者ら=11日、県庁
 
伊平屋村は、村で生産された黒糖や米を活用した新商品
として「ラフテー」と「もろみ酢」を開発した。
沖縄ホーメル(中城村、桑江良一社長)や瑞穂酒造(那覇市、岡田美佐子社長)、県立芸術大学など産業・学校・自治体が連携して開発した。両商品の売り上げの一部は村の教育活動に充てる。
 
ラフテーは隠し味に黒糖を使用。価格は428円(税込み)でJAおきなわファーマーズマーケットやコープおきなわで11日から取り扱う。年間5万パックの販売を目指す。
 
米の収穫量に応じて生産量が変動するもろみ酢は、2011年は720ミリリットルで1300本の限定販売。15日に開催される伊平屋ムーンライトマラソンや11月の離島フェアで1500円(税込み)で販売する。
 
黒糖を活用して地域振興を図る、伊平屋村元気プロジェクト「チーム黒糖」の一環。すでに蒸し菓子のもと「黒糖アガラサーミックス」を6月から販売している。
 
同村の伊礼幸雄村長は「プロジェクトの結果、例年、生産量の約2割が余るサトウキビの在庫がなくなった。増産が必要で、うれしい悲鳴を上げている」と笑顔で話した。


  琉球新報

ハワイ7勇士、遺族来県 (OKINAWA)

世界のウチナーンチュ大会
ハワイ7勇士、遺族来県 ウチナーンチュ大会実行委、
あす表彰

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終戦直後、沖縄に豚を送ったハワイ7勇士のうち、故渡名喜元美さんのおい、キース渡名喜さん、エイミーさん夫妻(右の2人)と故島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(右から3人目)、元美さんの親戚・照屋文雄さん=11日夜、那覇空港国際線
 
1948年、終戦直後の沖縄で、食料難に苦しむ沖縄住民を救うため、550頭の豚を届けたハワイ勇士の遺族たちが11日、ハワイから那覇空港に到着した。
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会は13日に勇士7人を表彰する。
そのうち故渡名喜元美さんと故島袋真栄さんの遺族は、親族の偉業や表彰に「大きな誇り」などと喜びを語った。
 
沖縄に豚を送ったのは、渡名喜さん、島袋さんと上江洲易男さん、山城義雄さん仲間牛吉さん、宮里昌平さん、安慶名良信さん。
 
当時、米本国で豚を購入し、軍船を借用。沖縄へ命がけで豚を送り届けた。ハワイからの豚は県系人の支援の象徴として語り継がれ、その物語を描いたミュージカル「海から豚がやってきた!!」は県内だけでなく、ハワイ、ロサンゼルスでも公演され好評を博した。
 
元美さんが表彰されることについておいのキース渡名喜さん(70)は「とてもうれしい。困難に立ち向かっていったことを誇りに思う」と興奮気味に語った。元美さんが母のいとこに当たる照屋文雄さん(79)=与那原町=がキースさん夫妻を出迎えた。元美さんが豚を沖縄に届けた際、約1カ月、照屋さん宅に泊まったという。「温厚な人柄だった。ハワイや沖縄の歴史を学んだ、わたしの父親のような方だ。表彰は光栄だ」と喜んだ。
 
島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(48)は「自分が何をしたか、家族にさえ言わず、沖縄の住民を救うという自分の使命のためだけに動いた。彼がやったことは、沖縄とハワイの強い絆という懸け橋を築いたことだ。それを誇りに思う」と語った。


  琉球新報

大震災から7カ月 いわきの3小中校で本校舎の授業喜ぶ

大震災から7カ月 
いわきの3小中校で本校舎の授業喜ぶ

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震災から7カ月、本校舎での授業が再開し、
教室には子どもたちの声が響き渡った
=11日午前、いわき市・久之浜一小

 東日本大震災の発生から7カ月を迎えた11日、いわき市久之浜、大久地区の3小中学校は、7カ月ぶりに本校舎での授業を再開した。
地区の一部が東京電力福島第1原発から30キロ圏内に入り、一時は屋内退避指示が出て市内の別の学校に間借りして除染が進められていた。
久ノ浜一小では、避難先から戻った子どもたちとクラスメートが久しぶりの再会を喜ぶ光景もみられた。
 
緊急時避難準備区域の指定解除を受け、休園していた南相馬市の五つの私立保育園と幼稚園も再開。子どもたちの元気な声が響き渡った。

(2011年10月12日 福島民友ニュース)

岩手の早い復興願う (八重山・沖縄)

岩手の早い復興願う 義援金800万円を贈呈

 【岩手県北上市】
「がんばろう!岩手かけはし応援ツアー」(団長・中山義隆石垣市長、34人)の参加者は
8日夜、岩手県北上市内のホテルで開かれた岩手・沖縄かけはし交流協会(福岡勝夫会長)との交流会に参加。互いに余興を提供しあうなど、交流を深めた。

 席上、中山市長が市民から寄せられた義援金800万円を岩手県に贈呈。1日も早い復興を願った。義援金は、東日本大震災で被災した子どもたちを支援する「岩手の学び希望基金」に組み入れられることになった。
 
交流会では、岩手交流協会の福岡新会長が「石垣、沖縄と岩手との交流が、子どもたちの交流からPTA、農業、民間へと盛んになっている。熱いつながりが続くよう皆さんに協力と努力をお願いしたい」と主催者あいさつ。北上市の高橋敏彦市長も駆け付け、「これからも石垣市と岩手県、北上市の交流が続くことを期待したい」と歓迎した。
 
中山石垣市長は「今回、石垣からこれだけの人数で来ていることを知れば、亡くなられた高橋前会長も喜んでくれると思う。来年、今以上のメンバーで訪れたい。両地域にとって実り多い会合にしていきたい」と今後の決意を示した。

 この後、石垣交流協会の高木会長の音頭で乾杯した。
 
会場に設けられたステージでは、北上市で活動するみちのく祭り太鼓のエイサーや同市の鬼柳鬼剣舞保存会の「北上市鬼剣舞」、今年の石垣島まつり市民大パレードに参加するさんな好みの「盛岡さんさ」が披露されたほか、石垣からも女性4人が「新安里屋ユンタ」を踊った。
 
このほかに、請福酒造(漢那憲仁代表)が北上マラソン岩手県派遣選手2人への特別賞、岩手交流協会が、石垣島マラソン石垣市派遣選手2人に記念品を贈呈した。
 
参加者は、余興を楽しみながら、お互いの交流を深めた。


   八重山毎日新聞

日本の自然布展はじまる─植物園・体験工芸村 (宮古島・沖縄)

日本の自然布展はじまる─植物園・体験工芸村

宮古上布など全国7産地工房が出展する日本の自然布展がはじまった
=10日、 市熱帯植物園内の体験工芸村宮古織物工房

 日本の自然布展in宮古島 (主催・古代織産地連絡会、 共催・宮古織物事業協同
組合、 後援・宮古島市) が10日、 市熱帯植物園内の体験工芸村宮古織物工房内
ではじまった。 宮古上布や喜如嘉の芭蕉布 (大宜味村) など全国8地域に伝わる
布を使った製品が紹介されている。 16日まで。

 日本には古代から各地で自然布が製作されており、 これらの中には何千年にもわたって自然とともに生きてきた人間の知恵が存在するとされている。 今回は宮古上布の故郷、 さらにはエコロジー先進地の宮古島で日本の古代織や自然布を一堂に集め、 展示会と販売会を催すもの。
 
出展は、 宮古上布と芭蕉布のほか、 羽越しな布 (新潟・山形)、 遠州の葛布 (静岡)、 丹後の藤布 (京都)、 木綿手紡布、 大麻布 (福島)の7産地。 帯地や着尺、 和装品、 のれん、 タペストリー、 帽子、 スカーフ、 掛け軸、 財布小物などが展示されている。
 
今回の展示会に合わせ、 東京などから産地ツアーとして 「宮古上布と日本の自然布を巡る旅」 も企画され、 古代織や自然布に興味のある希望者ら約50人が同日、 宮古入り。 展示会場では、 自然布製法の比較検討のレクチャー、 ワークショップで宮古上布制作工程の一つである苧麻績み (ぶーうみ) などに臨んだ。 11日は宮古織物組合、 市総合博物館を見学する。 12日午後には帰途につく。


  宮古新報

島の子どもが一堂に─多良間幼・小、中合同運動会 (沖縄)

島の子どもが一堂に─多良間幼・小、中合同運動会

合同運動会でエイサーを披露する生徒たち=8日、 多良間小グラウンド

【多良間】
「太陽の下 輝く我らの多良間っ子魂」 をスローガンに村立多良間幼稚園
・小学校 (宮城隆校長) と中学校 (永松才易校長) の合同運動会がこのほど、
同小学校グラウンドで行われた。 島内の子供たちが一堂に集まり、 グラウンドで
元気よく走り、 跳躍する姿を見せていた。 父母をはじめ祖父母や地域住民も
大勢駆けつけ、 大賑わいで運動会を楽しんだ。

 競技は幼稚園児のかけっこで始まり、 学年別のリレーや玉入れ、 騎馬戦などが繰り広げられた。 中学校全生徒による組体操では創立120周年を祝う垂れ幕が掲げられた。 老人クラブや母親たちの踊り、 PTA対抗リレーなども行われるなど住民も参加し、 地域が一体となって盛り上げた。


   宮古新報

豪快!迫力の闘山羊、盛況─多良間村 (沖縄)

豪快!迫力の闘山羊、盛況─多良間村

ピンダアース大会で相手に角を振り下ろそうとするヤギ
=10日、 中央スーパー駐車場

【多良間】
第3回多良間島ピンダアース大会 (主催・同村観光協会) が10日、
中央スーパー駐車場で開催された。 ヤギたちが高々と前足を上げ、
頭を振り下ろして角と角を叩きつけ合う豪快な戦いに観客は大いに沸いていた。
6頭が出場した中量級 (40~70㌔未満) は知念正勝さん所有の 「チャグー号」、
7頭が出場した重量級 (70㌔以上) は豊見山正さんの 「シーサー号」 が
それぞれ2大会連続優勝を飾った。

 ヤギは本能的に序列を決めるため戦う習性がある。 同大会は多良間村が取り組むヤギによる島興しをピーアールし、 観光客の誘致を目的に昨年から始まった。 ことしから年2回の開催となっている。
 
大会は正午から始まり、 小雨が降る中にも関わらず会場には住民や観光客ら大勢が訪れ、 手に汗握る闘山羊に見入った。 「ゴツーン」 という角のぶつかる音に歓声が上がっていた。 重量級決勝は第1回大会優勝の 「ガッカ号」 と 「シーサー号 (島だ号改め)」 が対戦。 角で相手を持ち上げ、 互いに譲らぬ押し合いが何分も続くなど審判も判定ができず、 延長にもつれ込むほどの熱戦となった。
 
2連覇を達成した豊見山さんは 「今回は素晴らしい大会だった。 試合中に角で相手を持ち上げたときは驚いた。 多良間に良いヤギが増えてきた」 と話した。 知念さんは 「2大会連続の優勝で嬉しい。 いまの体重を保ちながら頑張れるよう肥育してきた。 次の大会も優勝できるよう頑張りたい」 と喜びを語った。
 
同村山羊生産組合の諸見里朝仁組合長は 「回を重ねるごとに盛り上がっている。 もっと県内の皆さんに来てもらえると嬉しい。 今後も新たに盛り上げることが大切。 ピンダアースの醍醐味は角と角が当たるときの音。 もっと大きいヤギを育てて、 もっと迫力ある大会にしたい」 と話した。

 試合の途中には子ヤギ1頭が当たる福引、 多良間│宮古往復乗船券や民宿の無料宿泊券などが当たるジャンケン大会が行われたほか、 ヤギ汁も販売されるなど島は 「ヤギ一色」 に染まっていた。


  宮古新報