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2011-10-31
薩摩侵攻後も今帰仁城に高官居住(沖縄)
薩摩侵攻後も今帰仁城に高官居住

今帰仁城跡の発掘現場を見学する参加者ら
=29日、今帰仁村今泊
【今帰仁】
薩摩侵攻で廃虚化したとされていた今帰仁城跡(今帰仁村今泊)で、その後約半世紀近く身分の高い人物が生活していた痕跡があることが、同村教育委員会の発掘調査で判明した。
1609年の薩摩侵攻で同城は焼き払われたとされるが、1600年代半ばのものとみられる陶磁器が大量に出土した。また、これまで不明だった外郭城壁の全体像も、同調査で明らかになった。同村教委は「通説が変わる可能性がある」としており、専門家も「周辺集落の当時の様子を含めて解明していく画期的な発見」と評価した。
(浦崎直己)

出土した1600年代半ばの肥前陶磁
同城跡の発掘調査は2007年に本格的に始まり、今回は09年以降の発掘調査で外郭西側城壁、建物の基盤となる基壇、炉跡などを確認した。新たに発掘された出土品は、1600年代半ばに制作された肥前陶磁や湧田焼、碁石などの生活雑貨で、貝殻などとともに大量に見つかった。外郭内の東側で確認されていた「基壇建物」とよばれる大規模な石造りの遺跡から出土した。

今帰仁城跡
これらの発掘により、当時としては高価な陶磁や碁石を使う人物が城内で生活し、その住まいの基礎がしっかりした石造りであることなどが推測できる。薩摩侵攻後も同城で身分の高い人が何らかの目的を持って滞在していた可能性があるという。
琉球史が専門の琉球大学の高良倉吉教授は「侵攻後も城が何らかの形で使われていたことは文献で断片的に推測できていたが、その証拠が出土したことは大きな意義がある。磁器などの出土品、外郭城壁の全体像の判明の二つとも画期的な発見だ」と高く評価した。
同村教委文化財係の玉城靖氏は「今帰仁に配置されていた監守が首里に引き揚げた時期とも重なる。従来は集落にいたとされる監守が城内で生活していたのだろう」とみている。
同村教委は今後も、同城跡の発掘調査と整備を進める方針だ。今回発見された遺跡は整備され公開されるほか、出土品の一部は同城跡に隣接する村歴史文化センターで公開する予定。
29日には現地説明会を開き、調査結果を報告。市内外から約70人が参加した。
[ことば]
今帰仁城 「三山鼎立(ていりつ)時代」に本島北部を中心に支配した北山王の居城として、また中山の尚巴志が1416年に北山を滅ぼして以降は、北部地域を管理する監守の居城として使われていた。その後、同城は1609年の薩摩侵攻で焼き打ちにあい、使われなくなったとされ、侵攻以降の状態や役割は詳しくわかっていない。監守は1665年に首里に引き揚げるまで現在の今泊集落にあった「御殿屋敷」で生活していたとされている。
沖縄タイムス

今帰仁城跡の発掘現場を見学する参加者ら
=29日、今帰仁村今泊
【今帰仁】
薩摩侵攻で廃虚化したとされていた今帰仁城跡(今帰仁村今泊)で、その後約半世紀近く身分の高い人物が生活していた痕跡があることが、同村教育委員会の発掘調査で判明した。
1609年の薩摩侵攻で同城は焼き払われたとされるが、1600年代半ばのものとみられる陶磁器が大量に出土した。また、これまで不明だった外郭城壁の全体像も、同調査で明らかになった。同村教委は「通説が変わる可能性がある」としており、専門家も「周辺集落の当時の様子を含めて解明していく画期的な発見」と評価した。
(浦崎直己)

出土した1600年代半ばの肥前陶磁
同城跡の発掘調査は2007年に本格的に始まり、今回は09年以降の発掘調査で外郭西側城壁、建物の基盤となる基壇、炉跡などを確認した。新たに発掘された出土品は、1600年代半ばに制作された肥前陶磁や湧田焼、碁石などの生活雑貨で、貝殻などとともに大量に見つかった。外郭内の東側で確認されていた「基壇建物」とよばれる大規模な石造りの遺跡から出土した。

今帰仁城跡
これらの発掘により、当時としては高価な陶磁や碁石を使う人物が城内で生活し、その住まいの基礎がしっかりした石造りであることなどが推測できる。薩摩侵攻後も同城で身分の高い人が何らかの目的を持って滞在していた可能性があるという。
琉球史が専門の琉球大学の高良倉吉教授は「侵攻後も城が何らかの形で使われていたことは文献で断片的に推測できていたが、その証拠が出土したことは大きな意義がある。磁器などの出土品、外郭城壁の全体像の判明の二つとも画期的な発見だ」と高く評価した。
同村教委文化財係の玉城靖氏は「今帰仁に配置されていた監守が首里に引き揚げた時期とも重なる。従来は集落にいたとされる監守が城内で生活していたのだろう」とみている。
同村教委は今後も、同城跡の発掘調査と整備を進める方針だ。今回発見された遺跡は整備され公開されるほか、出土品の一部は同城跡に隣接する村歴史文化センターで公開する予定。
29日には現地説明会を開き、調査結果を報告。市内外から約70人が参加した。
[ことば]
今帰仁城 「三山鼎立(ていりつ)時代」に本島北部を中心に支配した北山王の居城として、また中山の尚巴志が1416年に北山を滅ぼして以降は、北部地域を管理する監守の居城として使われていた。その後、同城は1609年の薩摩侵攻で焼き打ちにあい、使われなくなったとされ、侵攻以降の状態や役割は詳しくわかっていない。監守は1665年に首里に引き揚げるまで現在の今泊集落にあった「御殿屋敷」で生活していたとされている。
沖縄タイムス
厳かに優雅に 、冊封儀式を再現(OKINAWA)
厳かに優雅に 首里城祭2日目、冊封儀式を再現

厳かに再現された琉球王国の冊封儀式
=29日、那覇市の首里城正殿前
那覇市の首里城公園で開かれている首里城祭2日目の29日、首里城正殿前の御庭(うなー)で冊封儀式が再現された。
大勢の見物客が訪れ、琉球王朝時代の優雅で厳かな儀式に感激していた。
冊封儀式は中国皇帝の名で行われた琉球国王の即位式。今回は1800年に行われたとされる尚温の冊封儀式を再現した。
任命前の世子(王子)が中国皇帝の名代として派遣された正使と副使を前に3度ひざまずき、そのたびに3度頭を下げる「三跪九叩頭礼(さんききゅうこうとうれい)」という最上級の中国式拝礼を行い、忠誠心を示した。
中国皇帝からの任命文書である「詔書」「勅書」を宣読官と呼ばれる使者が中国語で読み上げ、世子は正式に琉球国王に任命された。同書が国王に授けられると「かぎやで風節」が演奏され、祝福された。
与那原町から姉妹で訪れた諸見里千秋さんと玉那覇かおりさんは「迫力があり、衣装も細かいところまで再現されていてすごい。琉球の歴史をもっと学んでみたくなった」と話した。
琉球新報

厳かに再現された琉球王国の冊封儀式
=29日、那覇市の首里城正殿前
那覇市の首里城公園で開かれている首里城祭2日目の29日、首里城正殿前の御庭(うなー)で冊封儀式が再現された。
大勢の見物客が訪れ、琉球王朝時代の優雅で厳かな儀式に感激していた。
冊封儀式は中国皇帝の名で行われた琉球国王の即位式。今回は1800年に行われたとされる尚温の冊封儀式を再現した。
任命前の世子(王子)が中国皇帝の名代として派遣された正使と副使を前に3度ひざまずき、そのたびに3度頭を下げる「三跪九叩頭礼(さんききゅうこうとうれい)」という最上級の中国式拝礼を行い、忠誠心を示した。
中国皇帝からの任命文書である「詔書」「勅書」を宣読官と呼ばれる使者が中国語で読み上げ、世子は正式に琉球国王に任命された。同書が国王に授けられると「かぎやで風節」が演奏され、祝福された。
与那原町から姉妹で訪れた諸見里千秋さんと玉那覇かおりさんは「迫力があり、衣装も細かいところまで再現されていてすごい。琉球の歴史をもっと学んでみたくなった」と話した。
琉球新報
スリランカ生徒と交流 (沖縄)
伝統の舞を架け橋に スリランカ生徒と交流

エイサーを渡嘉敷中の生徒と一緒に踊るスリランカの中学生
=24日、渡嘉敷小中学校体育館
【渡嘉敷】
渡嘉敷中学校の生徒28人とスリランカから来た中学生20人による「沖縄・スリランカ文化交流会」が24日、渡嘉敷小中学校体育館で開かれた。
東南アジアの子どもたちを招待して日本ファンを増やし、日本とスリランカとの友好を深める「~アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト」(文部科学省委託事業)の一つで、同村の国立沖縄青少年交流の家が開催した。
交流会で山城慶太君(3年)は「一緒に仲良く、楽しい交流会にしよう」と呼び掛けた。
スリランカのアヌラーダさん(15)は「沖縄に来ることができとてもうれしい。渡嘉敷のことをいっぱい学びたい」と代表してあいさつした。
交流会は渡嘉敷中生徒の「かぎやで風」の三線演奏で歓迎の幕開け。さらに同中生徒全員が「エイサー」を舞い、スリランカの中学生が同国の民族舞踊「キャンディダンス」を披露した。
その後、お互いにエイサー、キャンディダンスを教え合った。スリランカの中学生もエイサー衣装を身に着け一緒に踊るなど異文化交流を楽しんだ。
また、スライド映像で双方の紹介も行われた。
最後は「涙そうそう」を全員で合唱し、沖縄伝統のカチャシーで会を締めくくった。
(米田英明通信員) 琉球新報

エイサーを渡嘉敷中の生徒と一緒に踊るスリランカの中学生
=24日、渡嘉敷小中学校体育館
【渡嘉敷】
渡嘉敷中学校の生徒28人とスリランカから来た中学生20人による「沖縄・スリランカ文化交流会」が24日、渡嘉敷小中学校体育館で開かれた。
東南アジアの子どもたちを招待して日本ファンを増やし、日本とスリランカとの友好を深める「~アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト」(文部科学省委託事業)の一つで、同村の国立沖縄青少年交流の家が開催した。
交流会で山城慶太君(3年)は「一緒に仲良く、楽しい交流会にしよう」と呼び掛けた。
スリランカのアヌラーダさん(15)は「沖縄に来ることができとてもうれしい。渡嘉敷のことをいっぱい学びたい」と代表してあいさつした。
交流会は渡嘉敷中生徒の「かぎやで風」の三線演奏で歓迎の幕開け。さらに同中生徒全員が「エイサー」を舞い、スリランカの中学生が同国の民族舞踊「キャンディダンス」を披露した。
その後、お互いにエイサー、キャンディダンスを教え合った。スリランカの中学生もエイサー衣装を身に着け一緒に踊るなど異文化交流を楽しんだ。
また、スライド映像で双方の紹介も行われた。
最後は「涙そうそう」を全員で合唱し、沖縄伝統のカチャシーで会を締めくくった。
(米田英明通信員) 琉球新報
“命のリレー”に感謝 (沖縄)
“命のリレー”に感謝
01年に心臓移植の新崎進悟さん

多くの人に感謝する新崎進悟さん
=30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄
拡張型心筋症を患い、2001年に県民の支援を受け、米国で心臓移植手術に成功した新崎進悟さん(29)の移植10年を祝う「命のリレーから10年 進悟を集う会」が30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄であった。
新崎さんは「拒絶反応もなく、元気でいられるのは多くの人のおかげ」と涙ながらに感謝した。
02年の帰沖後、専門学校で医療事務を学び、現在は豊崎クリニック(豊見城市)で医療事務として働いている。月1回の県内での検査、3カ月に1回大阪で検査があるが、後遺症は全くないという。新崎さんは「あっという間の10年。ドナー(臓器提供者)、募金をしてくれた人、ここにいない人も含めてたくさんの人に感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
新崎さんの主治医、沖縄赤十字病院循環器科第4内科の新里譲部長は「2度目の10歳の誕生日おめでとう。これからは同じような人を支える立場で活躍してほしい」と祝福した。
母親の新崎清子さん(62)は「こんなに元気で充実した生活を送っているのは多くの人の善意と愛が命を救ってくれたおかげ。10年、20年、30年と健康でいて、温かな家庭をつくることが親の願い」と述べた。
琉球新報
01年に心臓移植の新崎進悟さん

多くの人に感謝する新崎進悟さん
=30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄
拡張型心筋症を患い、2001年に県民の支援を受け、米国で心臓移植手術に成功した新崎進悟さん(29)の移植10年を祝う「命のリレーから10年 進悟を集う会」が30日、那覇市のパシフィックホテル沖縄であった。
新崎さんは「拒絶反応もなく、元気でいられるのは多くの人のおかげ」と涙ながらに感謝した。
02年の帰沖後、専門学校で医療事務を学び、現在は豊崎クリニック(豊見城市)で医療事務として働いている。月1回の県内での検査、3カ月に1回大阪で検査があるが、後遺症は全くないという。新崎さんは「あっという間の10年。ドナー(臓器提供者)、募金をしてくれた人、ここにいない人も含めてたくさんの人に感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
新崎さんの主治医、沖縄赤十字病院循環器科第4内科の新里譲部長は「2度目の10歳の誕生日おめでとう。これからは同じような人を支える立場で活躍してほしい」と祝福した。
母親の新崎清子さん(62)は「こんなに元気で充実した生活を送っているのは多くの人の善意と愛が命を救ってくれたおかげ。10年、20年、30年と健康でいて、温かな家庭をつくることが親の願い」と述べた。
琉球新報
「小さな文化祭」南城 (沖縄)
自宅離れで「小さな文化祭」南城

地域住民の手作りの「小さな文化祭」で、みるく踊りも披露
=南城市津波古の嶺井時光さん宅離れ
【南城】
津波古棒術保存会(与那嶺智也会長)が実行委員会となり、第21回「小さな文化祭」が23日、津波古の嶺井時光さん宅の木造離れで開かれた。
嶺井さんは離れを普段から保育園や近所の子どもたちの遊び場として開放。
文化祭は部屋を舞台に、庭が観客席で、恒例行事となった。
同実行委や近所の人々が料理を持ち寄り、訪れる人に振る舞った。高齢者と子どもたちの豆腐作りも行われた。
文化祭は「かぎやで風」で幕開け。同老人クラブの踊りと三線、同青年会の余興とバンドなどで盛り上がった。市内外から約120人が参加、手作りの文化祭を楽しんだ。
与那嶺会長は「文化祭を通して、地域のお年寄りたちを笑顔で元気にしようと開催した。若者たちで地域を守ろう」とあいさつした。(内間弘通信員)
沖縄タイムス

地域住民の手作りの「小さな文化祭」で、みるく踊りも披露
=南城市津波古の嶺井時光さん宅離れ
【南城】
津波古棒術保存会(与那嶺智也会長)が実行委員会となり、第21回「小さな文化祭」が23日、津波古の嶺井時光さん宅の木造離れで開かれた。
嶺井さんは離れを普段から保育園や近所の子どもたちの遊び場として開放。
文化祭は部屋を舞台に、庭が観客席で、恒例行事となった。
同実行委や近所の人々が料理を持ち寄り、訪れる人に振る舞った。高齢者と子どもたちの豆腐作りも行われた。
文化祭は「かぎやで風」で幕開け。同老人クラブの踊りと三線、同青年会の余興とバンドなどで盛り上がった。市内外から約120人が参加、手作りの文化祭を楽しんだ。
与那嶺会長は「文化祭を通して、地域のお年寄りたちを笑顔で元気にしようと開催した。若者たちで地域を守ろう」とあいさつした。(内間弘通信員)
沖縄タイムス
朱の行列、王朝の風 首里城祭 (沖縄)
朱の行列、王朝の風 首里城祭

「若衆踊り」や「四つ竹」などを演舞し、観衆を魅了した琉球王朝絵巻の
伝統芸能行列=30日午後、那覇市・国際通り

首里城祭「琉球王朝絵巻」の国王王妃行列
=30日、那覇市・国際通り
首里城祭(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)は30日、那覇市の国際通りで「琉球王朝絵巻行列」が繰り広げられた。
国王や王妃、冊封使など約1000人の行進に、四つ竹など華やかな琉舞も加わり、3万1000人(主催者発表)の観客を魅了した(勝浦大輔撮影)。
観衆うっとり琉球の美
中国皇帝の使者、冊封使が琉球を訪れた際の行列を再現し、現代風にアレンジした首里城祭の「琉球王朝絵巻行列」。路次楽(ろじがく)の音色が響く中、国王、王妃をはじめとする約1000人が王朝時代の華やかな装束を身にまとい、那覇市の国際通りを練り歩いた。(1面参照)
国王や王妃が「ウチュー」と呼ばれるかごに乗り登場すると、沿道に詰めかけた観衆からは「きれい」などと歓声が上がった。また、空手や創作エイサーなども披露された。
宜野湾市の濱川美波ちゃん(5)は「化粧も着物もとてもきれいだった。大きくなったらわたしも乗りたい」と王妃に見とれていた。
首里城祭は31日、11月1日に琉球舞踊の舞台「舞への誘い」があり、同3日に首里城周辺でのパレード「琉球王朝祭り首里古式行列」がある。
沖縄タイムス

「若衆踊り」や「四つ竹」などを演舞し、観衆を魅了した琉球王朝絵巻の
伝統芸能行列=30日午後、那覇市・国際通り

首里城祭「琉球王朝絵巻」の国王王妃行列
=30日、那覇市・国際通り
首里城祭(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)は30日、那覇市の国際通りで「琉球王朝絵巻行列」が繰り広げられた。
国王や王妃、冊封使など約1000人の行進に、四つ竹など華やかな琉舞も加わり、3万1000人(主催者発表)の観客を魅了した(勝浦大輔撮影)。
観衆うっとり琉球の美
中国皇帝の使者、冊封使が琉球を訪れた際の行列を再現し、現代風にアレンジした首里城祭の「琉球王朝絵巻行列」。路次楽(ろじがく)の音色が響く中、国王、王妃をはじめとする約1000人が王朝時代の華やかな装束を身にまとい、那覇市の国際通りを練り歩いた。(1面参照)
国王や王妃が「ウチュー」と呼ばれるかごに乗り登場すると、沿道に詰めかけた観衆からは「きれい」などと歓声が上がった。また、空手や創作エイサーなども披露された。
宜野湾市の濱川美波ちゃん(5)は「化粧も着物もとてもきれいだった。大きくなったらわたしも乗りたい」と王妃に見とれていた。
首里城祭は31日、11月1日に琉球舞踊の舞台「舞への誘い」があり、同3日に首里城周辺でのパレード「琉球王朝祭り首里古式行列」がある。
沖縄タイムス
「スポーツアイランド沖縄」スタート(OKINAWA)
「スポーツアイランド沖縄」スタート 冬場の観光客誘致

スポーツを通して観光客誘致を図る「スポーツアイランド沖縄」事業の
説明をする事業者ら=27日、県庁
ゴルフやバスケットボールなど六つのスポーツイベントを柱とした観光客誘致事業「スポーツアイランド沖縄」(事務局・JTB沖縄)がスタートした。
観光と連動したスポーツイベントが来年3月まで県内各地で開かれる。冬場の観光オフシーズンに向けて新たな観光メニューを創出し、夏場だけでなく年間通して観光客誘致を図る。
県の「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業」の一環。27日、公募で選定された6事業者が県庁で会見し、イベント内容を説明した。
第1弾として、ビーチバレーなどマリンスポーツが楽しめる「第1回マリンカップin沖縄」が30日まで、豊見城市の豊崎美らSUNビーチで開かれている。東日本大震災で被災した茨城県などの水産高校の生徒など1800人が参加している。(19、24面に関連)
2012年1月から2月にかけて開催される「沖縄・韓国ジュニアゴルフ交流キャンプ」は、韓国と県内の小中高生約60人が県内のゴルフ場で合同合宿を開く。県出身ゴルファーの活躍や冬場でもゴルフができる環境を関係者にPR。将来的にアジアのゴルフ合宿・キャンプ需要の取り込みを狙う。
プロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」はシーズン開催中の11月~12年3月にかけ、試合観戦と県内観光ツアーを組み合わせた旅行商品を県外で販売する。試合と同時に沖縄観光をPRし、新規市場の開拓を目指す。そのほか、11月に「石垣島アースライド2011」(会場・石垣市)、来年1月には「美ら島オキナワCenturyRun2012」(本島中北部)、3月に「ECOスピリットライド&ウォークin南城市」(本島中南部)と誰でも参加できる自転車イベントが続く。
琉球新報

スポーツを通して観光客誘致を図る「スポーツアイランド沖縄」事業の
説明をする事業者ら=27日、県庁
ゴルフやバスケットボールなど六つのスポーツイベントを柱とした観光客誘致事業「スポーツアイランド沖縄」(事務局・JTB沖縄)がスタートした。
観光と連動したスポーツイベントが来年3月まで県内各地で開かれる。冬場の観光オフシーズンに向けて新たな観光メニューを創出し、夏場だけでなく年間通して観光客誘致を図る。
県の「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業」の一環。27日、公募で選定された6事業者が県庁で会見し、イベント内容を説明した。
第1弾として、ビーチバレーなどマリンスポーツが楽しめる「第1回マリンカップin沖縄」が30日まで、豊見城市の豊崎美らSUNビーチで開かれている。東日本大震災で被災した茨城県などの水産高校の生徒など1800人が参加している。(19、24面に関連)
2012年1月から2月にかけて開催される「沖縄・韓国ジュニアゴルフ交流キャンプ」は、韓国と県内の小中高生約60人が県内のゴルフ場で合同合宿を開く。県出身ゴルファーの活躍や冬場でもゴルフができる環境を関係者にPR。将来的にアジアのゴルフ合宿・キャンプ需要の取り込みを狙う。
プロバスケットボールチーム「琉球ゴールデンキングス」はシーズン開催中の11月~12年3月にかけ、試合観戦と県内観光ツアーを組み合わせた旅行商品を県外で販売する。試合と同時に沖縄観光をPRし、新規市場の開拓を目指す。そのほか、11月に「石垣島アースライド2011」(会場・石垣市)、来年1月には「美ら島オキナワCenturyRun2012」(本島中北部)、3月に「ECOスピリットライド&ウォークin南城市」(本島中南部)と誰でも参加できる自転車イベントが続く。
琉球新報
沖縄の海楽しんで 被災地から高校生、マリンカップに参加
沖縄の海楽しんで 被災地から高校生、マリンカップに参加

被災地から第1回マリンカップに招待された宮城県水産高校と
茨城県立海洋高校の生徒ら=28日、那覇空港
豊見城市豊崎美らSUNビーチで29日に開幕したマリンスポーツの総合祭典「第1回マリンカップin沖縄」に東日本大震災の被災地から招待された高校生94人が参加している。
一行は28日に来県。那覇空港には県立沖縄水産高校の生徒18人が出迎え、「めんそーれ」と書かれた横断幕を広げて歓迎した。
宮城県水産高校の生徒18人と茨城県立海洋高校の生徒19人は同日午後、東京から同じ便で到着。空港で歓迎式が行われ、宮城県水産高校2年の佐藤勇太君(16)が沖縄観光コンベンションビューローの職員から花束を手渡された。
沖縄水産高校を代表し、同校2年の大城遼(はるか)さん(16)が「沖縄のきれいな海でマリンスポーツを楽しんでください」とあいさつした。
津波で自宅が流されたという佐藤君は「沖縄は初めてなので楽しみにしていた」と話した。茨城県立海洋高校3年の中崎颯努(はやと)君(18)は「沖縄のいいところをたくさん見たい」と期待した。大会は30日まで。ビーチサッカーやシーカヤックレースなど計16種目に1800人余の選手が参加している。
琉球新報

被災地から第1回マリンカップに招待された宮城県水産高校と
茨城県立海洋高校の生徒ら=28日、那覇空港
豊見城市豊崎美らSUNビーチで29日に開幕したマリンスポーツの総合祭典「第1回マリンカップin沖縄」に東日本大震災の被災地から招待された高校生94人が参加している。
一行は28日に来県。那覇空港には県立沖縄水産高校の生徒18人が出迎え、「めんそーれ」と書かれた横断幕を広げて歓迎した。
宮城県水産高校の生徒18人と茨城県立海洋高校の生徒19人は同日午後、東京から同じ便で到着。空港で歓迎式が行われ、宮城県水産高校2年の佐藤勇太君(16)が沖縄観光コンベンションビューローの職員から花束を手渡された。
沖縄水産高校を代表し、同校2年の大城遼(はるか)さん(16)が「沖縄のきれいな海でマリンスポーツを楽しんでください」とあいさつした。
津波で自宅が流されたという佐藤君は「沖縄は初めてなので楽しみにしていた」と話した。茨城県立海洋高校3年の中崎颯努(はやと)君(18)は「沖縄のいいところをたくさん見たい」と期待した。大会は30日まで。ビーチサッカーやシーカヤックレースなど計16種目に1800人余の選手が参加している。
琉球新報
2011-10-29
王朝の美 華やかに再現 首里城祭(沖縄)
王朝の美 華やかに再現 首里城祭

華やかな衣装で演じる琉球舞踊が観光客らを魅了した伝統芸能の宴
=28日、那覇市・首里城公園下之御庭(古謝克公撮影)
琉球王朝時代の芸能や文化を再現する「首里城祭」(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)が28日、那覇市の首里城公園で幕を開けた。11月3日まで。
初日は同公園下之御庭で「伝統芸能の宴」があり、かぎやで風や四つ竹といった琉球舞踊のほか、うるま市指定無形民俗文化財の天願獅子舞などが披露された。鮮やかな衣装とゆったりとした舞、躍動する獅子に、観光客らが拍手と歓声を送った。台湾から観光で訪れた陳方睦さん(43)は「後世に伝わる伝統芸能と歴史に感動した。美しかった」と楽しんでいた。
期間中、冊封使行列・冊封儀式(29日)、万国津梁の灯火と地域伝承芸能の宴(29、30日)、琉球王朝絵巻行列(30日)、舞への誘い(31、11月1日)、琉球王朝祭り首里「古式行列」(最終日)などの催しが予定されている。
沖縄タイムス

華やかな衣装で演じる琉球舞踊が観光客らを魅了した伝統芸能の宴
=28日、那覇市・首里城公園下之御庭(古謝克公撮影)
琉球王朝時代の芸能や文化を再現する「首里城祭」(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)が28日、那覇市の首里城公園で幕を開けた。11月3日まで。
初日は同公園下之御庭で「伝統芸能の宴」があり、かぎやで風や四つ竹といった琉球舞踊のほか、うるま市指定無形民俗文化財の天願獅子舞などが披露された。鮮やかな衣装とゆったりとした舞、躍動する獅子に、観光客らが拍手と歓声を送った。台湾から観光で訪れた陳方睦さん(43)は「後世に伝わる伝統芸能と歴史に感動した。美しかった」と楽しんでいた。
期間中、冊封使行列・冊封儀式(29日)、万国津梁の灯火と地域伝承芸能の宴(29、30日)、琉球王朝絵巻行列(30日)、舞への誘い(31、11月1日)、琉球王朝祭り首里「古式行列」(最終日)などの催しが予定されている。
沖縄タイムス
八重山教科書:無償対象外 来週にも伝達(沖縄)
八重山教科書:無償対象外 来週にも伝達 【東京】
中川正春文部科学相は28日の閣議後会見で、八重山地区の中学公民教科書採択問題で、育鵬社版を選んだ地区協議会の答申とは異なる東京書籍版を採択した竹富町教育委員会を無償給与の対象としない同省見解を、来週中にも県教育委員会に伝えることを明らかにした。
中川氏は見解について「竹富が答申を受け入れられないなら、地方教育行政法にある市町村教育委員会の採択権を斟酌(しんしゃく)すると、強制的に育鵬社版を使えというわけにはいかない。採択権に基づいて自分たちが決めた教科書を町が負担して子どもたちに実質的に無償給付する方法もある、ということ」と意図を説明した。
教科書採択をめぐっては、国から無償給与を受けるための教科書無償措置法が地区内の同一教科書の選定を定める一方で、地教行法は採択権は市町村にあるとしている。
同省は地区協議会の育鵬社版の答申は規約に基づいて出された結論として有効と判断し、答申に沿って採択した石垣、与那国は無償措置法によって無償給与を認めた。同時に、地教行法の採択権を尊重すると、強制的に答申に従わせられないことから、無償ではないものの、竹富が別の教科書を採択することも認めた格好だ。
中川氏は2法の併存によって生じた同問題について「何回も起こってはならない。二つの法律をどう見直すか議論しないといけない」とも述べた。
また、同日の参院沖縄北方特別委員会では、山内徳信氏(社民)が竹富が無償給与とならないのは憲法の義務教育規定に反するとし、同省見解の撤回を要請した。森裕子文科副大臣は同省見解を「最終的に費用を負担する文科省として判断した」と説明し、憲法違反にはならないとの考えを示した。
一方、県は来週上京し、文科省に9月8日の全教育委員協議の有効性など県の見解をあらためて示すほか、3市町の合意形成に向けた今後の対応について同省と確認する方針だ。
沖縄タイムス
中川正春文部科学相は28日の閣議後会見で、八重山地区の中学公民教科書採択問題で、育鵬社版を選んだ地区協議会の答申とは異なる東京書籍版を採択した竹富町教育委員会を無償給与の対象としない同省見解を、来週中にも県教育委員会に伝えることを明らかにした。
中川氏は見解について「竹富が答申を受け入れられないなら、地方教育行政法にある市町村教育委員会の採択権を斟酌(しんしゃく)すると、強制的に育鵬社版を使えというわけにはいかない。採択権に基づいて自分たちが決めた教科書を町が負担して子どもたちに実質的に無償給付する方法もある、ということ」と意図を説明した。
教科書採択をめぐっては、国から無償給与を受けるための教科書無償措置法が地区内の同一教科書の選定を定める一方で、地教行法は採択権は市町村にあるとしている。
同省は地区協議会の育鵬社版の答申は規約に基づいて出された結論として有効と判断し、答申に沿って採択した石垣、与那国は無償措置法によって無償給与を認めた。同時に、地教行法の採択権を尊重すると、強制的に答申に従わせられないことから、無償ではないものの、竹富が別の教科書を採択することも認めた格好だ。
中川氏は2法の併存によって生じた同問題について「何回も起こってはならない。二つの法律をどう見直すか議論しないといけない」とも述べた。
また、同日の参院沖縄北方特別委員会では、山内徳信氏(社民)が竹富が無償給与とならないのは憲法の義務教育規定に反するとし、同省見解の撤回を要請した。森裕子文科副大臣は同省見解を「最終的に費用を負担する文科省として判断した」と説明し、憲法違反にはならないとの考えを示した。
一方、県は来週上京し、文科省に9月8日の全教育委員協議の有効性など県の見解をあらためて示すほか、3市町の合意形成に向けた今後の対応について同省と確認する方針だ。
沖縄タイムス
2011-10-28
伝統エイサー、修学旅行生に (沖縄)
伝統エイサー、修学旅行生に 泡瀬第三青年会

泡瀬第三青年会の指導で地域の伝統エイサーを学ぶ茨城県立竜ヶ崎
第一高等学校の生徒たち=11日、沖縄市立体育館
【沖縄】
茨城県立竜ヶ崎第一高校の修学旅行生約300人が11日、沖縄市立体育館で伝統エイサーを体験した。地域で演じられている伝統エイサーに触れたいという同校の希望に応え、泡瀬第三青年会が協力した。迫力ある演舞に感動した生徒は、続く体験エイサーでも大太鼓、締め太鼓を手に青年会との交流を楽しんだ。指笛を積極的に学ぶ生徒たちもいた。
観光客や修学旅行生のためのエイサー体験は、県内のテーマパークなどで開催されているが、近年は地域の伝統エイサーを体験する需要も高まっている。
沖縄市観光協会の崎浜秀嗣事務局長は「伝統エイサーには、青年たちの誇りや地域を愛する気持ちが込められている。それが生徒たちの心に響き、熱気のある交流が生まれるのだろう」と分析する。
今回のエイサー体験は、コザインフォメーションセンターが受託。市青年団協議会と泡瀬第三青年会、市観光協会エイサープロジェクトの協力で実施された。
竜ヶ崎第一高校の黒沢宣明校長は「想像以上の素晴らしさだ。生徒たちにとって大いに刺激になった」と話し、青年会との交流を喜んだ。(新里雅子通信員)
琉球新報

泡瀬第三青年会の指導で地域の伝統エイサーを学ぶ茨城県立竜ヶ崎
第一高等学校の生徒たち=11日、沖縄市立体育館
【沖縄】
茨城県立竜ヶ崎第一高校の修学旅行生約300人が11日、沖縄市立体育館で伝統エイサーを体験した。地域で演じられている伝統エイサーに触れたいという同校の希望に応え、泡瀬第三青年会が協力した。迫力ある演舞に感動した生徒は、続く体験エイサーでも大太鼓、締め太鼓を手に青年会との交流を楽しんだ。指笛を積極的に学ぶ生徒たちもいた。
観光客や修学旅行生のためのエイサー体験は、県内のテーマパークなどで開催されているが、近年は地域の伝統エイサーを体験する需要も高まっている。
沖縄市観光協会の崎浜秀嗣事務局長は「伝統エイサーには、青年たちの誇りや地域を愛する気持ちが込められている。それが生徒たちの心に響き、熱気のある交流が生まれるのだろう」と分析する。
今回のエイサー体験は、コザインフォメーションセンターが受託。市青年団協議会と泡瀬第三青年会、市観光協会エイサープロジェクトの協力で実施された。
竜ヶ崎第一高校の黒沢宣明校長は「想像以上の素晴らしさだ。生徒たちにとって大いに刺激になった」と話し、青年会との交流を喜んだ。(新里雅子通信員)
琉球新報
大物115キロ 本マグロ釣る (沖縄)
大物115キロ 本マグロ釣る 南大東漁協の知念さん

南大東村漁協組合長の知念修さんと釣り上げた
重さ115キロの本マグロ=21日、同村
【南大東】
南大東村漁協組合長の知念修さん(60)が21日午前、体長2メートル、胴回り1・36メートル、重量115キロの本マグロを釣り上げた。
釣ったのは北大東島東側近海で、午前8時ごろ。仕掛けは引き縄の一本釣りの疑似餌。知念さんは「キハダマグロとは違いゆっくりした引きだった」と満面の笑みを浮かべて釣り上げたときの感触を説明した。
2009年度に浮き魚礁が設置されており、今後も効率的な水揚げが期待できるとう。
(池田羊子通信員)
琉球新報

南大東村漁協組合長の知念修さんと釣り上げた
重さ115キロの本マグロ=21日、同村
【南大東】
南大東村漁協組合長の知念修さん(60)が21日午前、体長2メートル、胴回り1・36メートル、重量115キロの本マグロを釣り上げた。
釣ったのは北大東島東側近海で、午前8時ごろ。仕掛けは引き縄の一本釣りの疑似餌。知念さんは「キハダマグロとは違いゆっくりした引きだった」と満面の笑みを浮かべて釣り上げたときの感触を説明した。
2009年度に浮き魚礁が設置されており、今後も効率的な水揚げが期待できるとう。
(池田羊子通信員)
琉球新報
沖縄料理をカップで JTB企画、メニュー募集 (沖縄)
沖縄料理をカップで JTB企画、メニュー募集

OKINAWANカップグルメの試作品

OKINAWANカップグルメ事業について説明する
事務局のメンバーら=27日、県庁
県産食材の活用促進につなげようと、JTB沖縄(那覇市、菊知良明社長)は持ち運びしやすいカップを器に気軽に食事を味わえる「OKINAWANカップグルメ」の取り組みを始める。農家や飲食業など幅広く参加を募り11月30日にメニューを選考する。順次商品化し、参加業者の店舗などで販売。2012年2月の「花と食のフェスティバル」など各イベントでもカップグルメを販売する。
カップは370立方センチメートルの大きさで、沖縄料理を楽しみたいという観光客などに、お手軽料理として提供する。カップは紙とプラスチックの2種類。参加事業者に無償で提供する。メニューの主な食材が県産食材であることなど参加しやすい基準を設定した。
同企画は県の単年度公募事業で選定された。事業費は500万円。JTB沖縄は事務局を設置し、12年度以降も独自事業として継続を目指す。
27日県庁で会見した事務局次長を務めるJTB沖縄の田部純一事業開発課長は「観光客にとって沖縄の食に対する満足度は高くない。手軽に食べてもらうスタイルをつくり、農業と観光の課題解決につなげたい」と多くの参加を呼び掛けた。
問い合わせは同事務局(電話)098(860)7704。
琉球新報

OKINAWANカップグルメの試作品

OKINAWANカップグルメ事業について説明する
事務局のメンバーら=27日、県庁
県産食材の活用促進につなげようと、JTB沖縄(那覇市、菊知良明社長)は持ち運びしやすいカップを器に気軽に食事を味わえる「OKINAWANカップグルメ」の取り組みを始める。農家や飲食業など幅広く参加を募り11月30日にメニューを選考する。順次商品化し、参加業者の店舗などで販売。2012年2月の「花と食のフェスティバル」など各イベントでもカップグルメを販売する。
カップは370立方センチメートルの大きさで、沖縄料理を楽しみたいという観光客などに、お手軽料理として提供する。カップは紙とプラスチックの2種類。参加事業者に無償で提供する。メニューの主な食材が県産食材であることなど参加しやすい基準を設定した。
同企画は県の単年度公募事業で選定された。事業費は500万円。JTB沖縄は事務局を設置し、12年度以降も独自事業として継続を目指す。
27日県庁で会見した事務局次長を務めるJTB沖縄の田部純一事業開発課長は「観光客にとって沖縄の食に対する満足度は高くない。手軽に食べてもらうスタイルをつくり、農業と観光の課題解決につなげたい」と多くの参加を呼び掛けた。
問い合わせは同事務局(電話)098(860)7704。
琉球新報
川上ヤクルト1位 県勢4人指名(沖縄)
川上ヤクルト1位 県勢4人指名

ヤクルトから1位指名を受け、記者会見で抱負を語る川上竜平選手
=27日午後5時45分ごろ、青森県八戸市の光星学院高
(デーリー東北新聞社提供)
プロ野球のドラフト会議は27日、東京都内のホテルで行われ、県出身で光星学院高(青森)の川上竜平外野手(仲井真中出)がヤクルトに1位で指名された。川上は夏の甲子園で主将としてチームを準優勝に導いた。
日本製紙石巻の比屋根渉外野手(沖尚高―城西大出)もヤクルトから3位指名。石垣市白保出身でJX―ENEOSの嘉弥真新也投手(八重山農林高―ビッグ開発ベースボールクラブ)がソフトバンク5位で、浦添商業高の佐村トラヴィス幹久投手が横浜から6位で指名された。
巨人の単独指名になるとみられた菅野智之投手(東海大)には日本ハムも1位で指名し、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得する波乱があった。
藤岡貴裕投手(東洋大)はロッテ、楽天、横浜が競合し、ロッテが交渉権を手にした。
最速157キロの速球を武器に評価の高い菅野は巨人の原辰徳監督のおいで、昨年から巨人が1位指名を公言していた。
野村祐輔投手(明大)は広島が単独で1位指名。高橋周平内野手(山梨・東海大甲府高)は中日、ヤクルト、オリックスの3球団でくじを引き、中日の高木守道次期監督が引き当てた。
沖縄タイムス

ヤクルトから1位指名を受け、記者会見で抱負を語る川上竜平選手
=27日午後5時45分ごろ、青森県八戸市の光星学院高
(デーリー東北新聞社提供)
プロ野球のドラフト会議は27日、東京都内のホテルで行われ、県出身で光星学院高(青森)の川上竜平外野手(仲井真中出)がヤクルトに1位で指名された。川上は夏の甲子園で主将としてチームを準優勝に導いた。
日本製紙石巻の比屋根渉外野手(沖尚高―城西大出)もヤクルトから3位指名。石垣市白保出身でJX―ENEOSの嘉弥真新也投手(八重山農林高―ビッグ開発ベースボールクラブ)がソフトバンク5位で、浦添商業高の佐村トラヴィス幹久投手が横浜から6位で指名された。
巨人の単独指名になるとみられた菅野智之投手(東海大)には日本ハムも1位で指名し、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得する波乱があった。
藤岡貴裕投手(東洋大)はロッテ、楽天、横浜が競合し、ロッテが交渉権を手にした。
最速157キロの速球を武器に評価の高い菅野は巨人の原辰徳監督のおいで、昨年から巨人が1位指名を公言していた。
野村祐輔投手(明大)は広島が単独で1位指名。高橋周平内野手(山梨・東海大甲府高)は中日、ヤクルト、オリックスの3球団でくじを引き、中日の高木守道次期監督が引き当てた。
沖縄タイムス
川上(仲井真中出身)ヤクルト1位 プロ野球ドラフト (沖縄)
川上(仲井真中出身)ヤクルト1位 プロ野球ドラフト

川上 竜平

比屋根 渉

嘉弥真 新也

佐村トラヴィス幹久
プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が27日、東京都内のホテルで開かれ、
巨人の単独指名になるとみられた菅野智之投手(東海大)には日本ハムも1位で
指名し、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得した。藤岡貴裕投手(東洋大)は
ロッテ、楽天、横浜が競合し、ロッテが交渉権を手にした。
県関係ではヤクルトから川上竜平外野手(仲井真中―光星学院高)が1位、
比屋根渉外野手(沖尚高―城西大―日本製紙石巻)が3位で指名を受けた。
ソフトバンクは嘉弥真新也投手(八重山農林高―ビッグ開発―JX―ENEOS)を
5位指名、横浜が佐村トラヴィス幹久投手(浦添商高)を6位に指名した。
また、育成ドラフトでは、ソフトバンクが5位で新崎慎弥内野手
(興南高―日本文理大)を指名した。
琉球新報

川上 竜平

比屋根 渉

嘉弥真 新也

佐村トラヴィス幹久
プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が27日、東京都内のホテルで開かれ、
巨人の単独指名になるとみられた菅野智之投手(東海大)には日本ハムも1位で
指名し、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得した。藤岡貴裕投手(東洋大)は
ロッテ、楽天、横浜が競合し、ロッテが交渉権を手にした。
県関係ではヤクルトから川上竜平外野手(仲井真中―光星学院高)が1位、
比屋根渉外野手(沖尚高―城西大―日本製紙石巻)が3位で指名を受けた。
ソフトバンクは嘉弥真新也投手(八重山農林高―ビッグ開発―JX―ENEOS)を
5位指名、横浜が佐村トラヴィス幹久投手(浦添商高)を6位に指名した。
また、育成ドラフトでは、ソフトバンクが5位で新崎慎弥内野手
(興南高―日本文理大)を指名した。
琉球新報
平安座の合同運動会 有終の3重円 (沖縄)
平安座の合同運動会 有終の3重円

3重の円に並んで伝統の校歌ダンスを踊る在校生や卒業生ら
=うるま市、平安座小中学校運動場
【うるま】
平安座小中学校・区民合同大運動会が23日、同校運動場であった。同校は本年度で閉校し、来年度から島しょ地域4島の新設校「彩橋小中学校」に統合されるため、最後の運動会となった。
在校生のほか、島内外から多くの卒業生や出身者、本島にある五つの郷友会も参加、母校への思いで一体となって運動会を楽しんだ。
同小3~6年生は組体操「絆~ひやむざ」で一生懸命練習してきた成果を披露、次々と力強い技を決めた。その後、「ありがとう平安座小中学校」と書かれたパネルを運動場いっぱいに広げ、会場から大きな拍手が送られた。
校歌ダンスでは、児童・生徒や区民、出身者が3重の円を描いて内側から小学校低学年、高学年、中学生のパート順に並び、それぞれ異なる振り付けを踊った。終了後も最後を惜しむ参加者の声が上がってアンコールとなったほか、同中の女生徒に伝わるダンス「ミハルス」も区民や郷友会の女性によって昼食時間に再び踊られた。
親子3代リレーや35キロの俵担ぎ400メートルリレー、玉入れ、エイサーなど多彩なプログラムが繰り広げられた。
同小5年の柴引咲良さんは「平安座の名前がなくなるのは悲しいけど、気持ちを込めて練習してきた。大勢集まって楽しい。新しい学校では友達が増えるのを楽しみにしている」と満面の笑み。
松田富雄自治会長は「子どもたちのパネルを見ると感無量」。具志川郷友会長の宮里和男さん(64)は「最後の記念に残るいい運動会」。同校を卒業した伊藤トミさん(83)は「最後と思ったら涙が出てくる」と目を潤ませた。比嘉良成校長は「4島の子たちは仲良く元気に誇りを持って頑張ってほしい」とエールを送った。
沖縄タイムス

3重の円に並んで伝統の校歌ダンスを踊る在校生や卒業生ら
=うるま市、平安座小中学校運動場
【うるま】
平安座小中学校・区民合同大運動会が23日、同校運動場であった。同校は本年度で閉校し、来年度から島しょ地域4島の新設校「彩橋小中学校」に統合されるため、最後の運動会となった。
在校生のほか、島内外から多くの卒業生や出身者、本島にある五つの郷友会も参加、母校への思いで一体となって運動会を楽しんだ。
同小3~6年生は組体操「絆~ひやむざ」で一生懸命練習してきた成果を披露、次々と力強い技を決めた。その後、「ありがとう平安座小中学校」と書かれたパネルを運動場いっぱいに広げ、会場から大きな拍手が送られた。
校歌ダンスでは、児童・生徒や区民、出身者が3重の円を描いて内側から小学校低学年、高学年、中学生のパート順に並び、それぞれ異なる振り付けを踊った。終了後も最後を惜しむ参加者の声が上がってアンコールとなったほか、同中の女生徒に伝わるダンス「ミハルス」も区民や郷友会の女性によって昼食時間に再び踊られた。
親子3代リレーや35キロの俵担ぎ400メートルリレー、玉入れ、エイサーなど多彩なプログラムが繰り広げられた。
同小5年の柴引咲良さんは「平安座の名前がなくなるのは悲しいけど、気持ちを込めて練習してきた。大勢集まって楽しい。新しい学校では友達が増えるのを楽しみにしている」と満面の笑み。
松田富雄自治会長は「子どもたちのパネルを見ると感無量」。具志川郷友会長の宮里和男さん(64)は「最後の記念に残るいい運動会」。同校を卒業した伊藤トミさん(83)は「最後と思ったら涙が出てくる」と目を潤ませた。比嘉良成校長は「4島の子たちは仲良く元気に誇りを持って頑張ってほしい」とエールを送った。
沖縄タイムス
コラボ泡盛来月発売(沖縄)
瑞穂・FM沖縄 コラボ泡盛来月発売

「ゴールデンアワモリ」をPRするラジオパーソナリティーの(左から)西向幸三さんと
糸数美樹さん、瑞穂酒造の加島悠司さん=日、沖縄タイムス社
瑞穂酒造(那覇市、岡田美佐子代表)は11月1日、エフエム沖縄(浦添市、長濱弘真社長)のラジオ番組「ゴールデンアワー」と共同企画した若年層向けの泡盛「ゴールデンアワモリ」を発売する。県産品を応援しようと、ラジオパーソナリティーの西向幸三さんらが瑞穂酒造の企画担当者と発案した。来年2月末までの期間限定で、ローソン沖縄で販売する。
番組のメーンリスナーの20代から40代に合わせ、甘くてまろやかな口当たりに仕上がる「天然吟香(ぎんか)酵母」を使用した。価格は税込み1250円。720ミリリットル。
26日、沖縄タイムス社を西向さん、ラジオパーソナリティーの糸数美樹さん、瑞穂酒造の加島悠司さんらが訪れ、「すっきりと飲みやすくて、おしゃれなパッケージに仕上がっている。楽しみながら飲んでほしい」とPRした。
沖縄タイムス

「ゴールデンアワモリ」をPRするラジオパーソナリティーの(左から)西向幸三さんと
糸数美樹さん、瑞穂酒造の加島悠司さん=日、沖縄タイムス社
瑞穂酒造(那覇市、岡田美佐子代表)は11月1日、エフエム沖縄(浦添市、長濱弘真社長)のラジオ番組「ゴールデンアワー」と共同企画した若年層向けの泡盛「ゴールデンアワモリ」を発売する。県産品を応援しようと、ラジオパーソナリティーの西向幸三さんらが瑞穂酒造の企画担当者と発案した。来年2月末までの期間限定で、ローソン沖縄で販売する。
番組のメーンリスナーの20代から40代に合わせ、甘くてまろやかな口当たりに仕上がる「天然吟香(ぎんか)酵母」を使用した。価格は税込み1250円。720ミリリットル。
26日、沖縄タイムス社を西向さん、ラジオパーソナリティーの糸数美樹さん、瑞穂酒造の加島悠司さんらが訪れ、「すっきりと飲みやすくて、おしゃれなパッケージに仕上がっている。楽しみながら飲んでほしい」とPRした。
沖縄タイムス
ハワイで戯曲「カクテル・パーティー」上演(沖縄)
ハワイで戯曲「カクテル・パーティー」上演

ワイで上演された大城立裕さんの戯曲「カクテル・パーティー」
=27日(現地時間26日)、沖縄県人会館
【ハワイ=山城リンダ通信員】
作家大城立裕さんの戯曲「カクテル・パーティー」が27日(現地時間26日)、ハワイ・ワイパフの沖縄県人会館で上演された。
同県人会、ハワイ大学沖縄研究センターなどの主催で初の上演。大城さんが芥川賞を受賞した小説を「米国の観客に披露したい」と戯曲に書き下ろし、琉球大学の山里勝己教授が英訳。真珠湾攻撃から70年の年に、現地での舞台が実現した。
物語はマノア・リーダーズ・シアター・アンサンブルの7人による朗読劇で展開した。
沖縄、日本、米国、中国の背景を持つ登場人物の加害・被害の体験が交錯。真珠湾攻撃、原爆など、小説にはない要素を織り込み、日米の加害者性を問い掛けた。
デイビッド・アラカワさん(56)は「パールハーバーや原爆を間違いか正しいか、という視点を融和させるのは難しい問題だが、考えることの大切さを感じた」と感想。
ジェイミー・オオシロさん(50)は「被害者としてだけでなく、沖縄に存在するさまざまな視点を表現していたところが良かった。和解するには過去として捉えるのでなく、対話することで互いの理解を深めるというメッセージを読み取ることができた」と話した。
大城立裕さんは「朗読劇を見るのは初めてだが、せりふと表情だけの表現はかえって感動を与えてくれた。涙が出た」と念願だった米国公演を喜んだ。
沖縄タイムス

ワイで上演された大城立裕さんの戯曲「カクテル・パーティー」
=27日(現地時間26日)、沖縄県人会館
【ハワイ=山城リンダ通信員】
作家大城立裕さんの戯曲「カクテル・パーティー」が27日(現地時間26日)、ハワイ・ワイパフの沖縄県人会館で上演された。
同県人会、ハワイ大学沖縄研究センターなどの主催で初の上演。大城さんが芥川賞を受賞した小説を「米国の観客に披露したい」と戯曲に書き下ろし、琉球大学の山里勝己教授が英訳。真珠湾攻撃から70年の年に、現地での舞台が実現した。
物語はマノア・リーダーズ・シアター・アンサンブルの7人による朗読劇で展開した。
沖縄、日本、米国、中国の背景を持つ登場人物の加害・被害の体験が交錯。真珠湾攻撃、原爆など、小説にはない要素を織り込み、日米の加害者性を問い掛けた。
デイビッド・アラカワさん(56)は「パールハーバーや原爆を間違いか正しいか、という視点を融和させるのは難しい問題だが、考えることの大切さを感じた」と感想。
ジェイミー・オオシロさん(50)は「被害者としてだけでなく、沖縄に存在するさまざまな視点を表現していたところが良かった。和解するには過去として捉えるのでなく、対話することで互いの理解を深めるというメッセージを読み取ることができた」と話した。
大城立裕さんは「朗読劇を見るのは初めてだが、せりふと表情だけの表現はかえって感動を与えてくれた。涙が出た」と念願だった米国公演を喜んだ。
沖縄タイムス
2011-10-27
ライブハウス コザのロック堪能 (OKINAWA)
ライブハウスを“はしご” コザのロック堪能

観客を独自の世界に引き込んだかっちゃんバンド
=8日、沖縄市のジャックナスティーズ
【沖縄】
沖縄市主催の音楽イベント「音のページェント2011」の一環で、市内のライブハウス8店舗を巡る「ライブハウスはしごツアー」が8日夜、催された。市内外から約20人が参加し、70年代ハードロックから米兵に人気のハードコアまで多彩なコザのロックを堪能した。
JETでは、レッドツェッペリンの「天国への階段」などの名曲を貫禄の演奏で聞かせた。中城村から参加した金城邦光さんは「演奏を聞いて昔を思い出した。最高です」と笑顔を見せた。
ジャックナスティーズでは、かっちゃんバンドが観客を独自の世界に引き込んだ。
同日昼にミュージックタウン音楽広場に出演した台湾のSKARAOKEも飛び入り参加し、夜遅くまで熱いセッションを繰り広げた。
琉球新報

観客を独自の世界に引き込んだかっちゃんバンド
=8日、沖縄市のジャックナスティーズ
【沖縄】
沖縄市主催の音楽イベント「音のページェント2011」の一環で、市内のライブハウス8店舗を巡る「ライブハウスはしごツアー」が8日夜、催された。市内外から約20人が参加し、70年代ハードロックから米兵に人気のハードコアまで多彩なコザのロックを堪能した。
JETでは、レッドツェッペリンの「天国への階段」などの名曲を貫禄の演奏で聞かせた。中城村から参加した金城邦光さんは「演奏を聞いて昔を思い出した。最高です」と笑顔を見せた。
ジャックナスティーズでは、かっちゃんバンドが観客を独自の世界に引き込んだ。
同日昼にミュージックタウン音楽広場に出演した台湾のSKARAOKEも飛び入り参加し、夜遅くまで熱いセッションを繰り広げた。
琉球新報
「琉球祭」 道ジュネーや物産展楽しむ (沖縄)
道ジュネーや物産展楽しむ 神戸市長田区で「琉球祭」

鉄人28号のモニュメントの前でカチャーシーで盛り上がる琉球祭
=16日、神戸市長田区
【兵庫】
第8回琉球祭(主催・同実行委)が16日、神戸市長田区で開かれた。エイサーの道ジュネーや民謡ショー、物産展などが行われ、沖縄色で染まった。
同区は阪神大震災で多くの犠牲者を出し、県出身者が多く住んでいることで知らる。
尼崎市のエイサー団体・琉鼓会が道ジュネーで商店街を歩く人たちを魅了。鉄人28号のモニュメントで観光名所になっている「鉄人広場」に設けられたステージではミヤギマモルさんらが歌や踊りを披露した。
琉鼓会は11月に、玉城流玉扇会前田雅子道場と共に震災被害を受けた宮城県気仙沼市を訪れ、ボランティア活動をする。
琉球新報

鉄人28号のモニュメントの前でカチャーシーで盛り上がる琉球祭
=16日、神戸市長田区
【兵庫】
第8回琉球祭(主催・同実行委)が16日、神戸市長田区で開かれた。エイサーの道ジュネーや民謡ショー、物産展などが行われ、沖縄色で染まった。
同区は阪神大震災で多くの犠牲者を出し、県出身者が多く住んでいることで知らる。
尼崎市のエイサー団体・琉鼓会が道ジュネーで商店街を歩く人たちを魅了。鉄人28号のモニュメントで観光名所になっている「鉄人広場」に設けられたステージではミヤギマモルさんらが歌や踊りを披露した。
琉鼓会は11月に、玉城流玉扇会前田雅子道場と共に震災被害を受けた宮城県気仙沼市を訪れ、ボランティア活動をする。
琉球新報
辺野古埋め立て 外相、特措法否定せず(沖縄)
辺野古埋め立て 外相、特措法否定せず
【東京】
玄葉光一郎外相は26日の衆院外務委員会で、米軍普天間飛行場の移設をめぐる名護市辺野古沖の埋め立て許可権限を知事から国に移す特別措置法制定の可能性について、「現時点で政府全体として判断していない」と述べ、将来的な選択肢として否定しなかった。菅直人首相(当時)は昨年10月の衆院予算委員会で「沖縄の声を無視した強引なやり方をすることは全く念頭にない」と明確に否定。北沢俊美防衛相(同)も同様の認識を示していたが、玄葉氏は踏襲しなかった。
玄葉氏は特措法について「そもそもあるべきではない」とし、沖縄関係閣僚会合でも議論していないと強調。「まず話し合い、一つ一つ積み重ねていく。今、私の頭の中はひたすら理解を求めることしかない」と説明した。菅前首相の発言との違いには「別に変わるとか変わらないとか、そういうことではない」と述べた。
日米合意に反対する県選出の民主党国会議員や同党県連に対しては「全くの反対から少しでも理解してもらえるよう溝を埋めることに全力を尽くす」とした。
普天間移設をめぐり、鳩山由紀夫元首相が2009年の衆院選時に「最低でも県外」と訴えたことについて、「(発言は)誤りだった。鳩山政権ができたら恐らくこの問題で終わるんじゃないかと思ったが、現実になってしまった」と述べた。
河井克行氏(自民)、服部良一氏(社民)の質問に答えた。
沖縄タイムス
【東京】
玄葉光一郎外相は26日の衆院外務委員会で、米軍普天間飛行場の移設をめぐる名護市辺野古沖の埋め立て許可権限を知事から国に移す特別措置法制定の可能性について、「現時点で政府全体として判断していない」と述べ、将来的な選択肢として否定しなかった。菅直人首相(当時)は昨年10月の衆院予算委員会で「沖縄の声を無視した強引なやり方をすることは全く念頭にない」と明確に否定。北沢俊美防衛相(同)も同様の認識を示していたが、玄葉氏は踏襲しなかった。
玄葉氏は特措法について「そもそもあるべきではない」とし、沖縄関係閣僚会合でも議論していないと強調。「まず話し合い、一つ一つ積み重ねていく。今、私の頭の中はひたすら理解を求めることしかない」と説明した。菅前首相の発言との違いには「別に変わるとか変わらないとか、そういうことではない」と述べた。
日米合意に反対する県選出の民主党国会議員や同党県連に対しては「全くの反対から少しでも理解してもらえるよう溝を埋めることに全力を尽くす」とした。
普天間移設をめぐり、鳩山由紀夫元首相が2009年の衆院選時に「最低でも県外」と訴えたことについて、「(発言は)誤りだった。鳩山政権ができたら恐らくこの問題で終わるんじゃないかと思ったが、現実になってしまった」と述べた。
河井克行氏(自民)、服部良一氏(社民)の質問に答えた。
沖縄タイムス
アシアナ航空ソウル―那覇 毎日運航(沖縄)
アシアナ航空ソウル―那覇 毎日運航
アシアナ航空は12月1日から、韓国・ソウル―那覇の定期便を週5便から週7便に増便する。冬季運航スケジュールが終わる来年3月25日まで、毎日運航する。来年1月12日~2月26日には釜山―那覇のチャーター便を運航し、韓国からの旅行需要に対応する。
新たに月・木曜日を追加する。那覇発は午後0時40分、ソウル発は現地時間の午前9時20分。旅行需要が好調であれば、来年3月25日以降の夏季も週7便運航するという。釜山―那覇のチャーター便は16便を計画。期間中の3泊4日旅行に対応する。増便とチャーター便運航は、仲井真弘多知事が8月の韓国トップセールスで要望していた。
今年4~9月に韓国から沖縄を訪れた観光客は前年同期比56・5%増の9700人。韓国ドラマが沖縄で撮影されたこともあって韓国からの旅行需要は好調だが、県民の韓国への旅行需要は弱い。アシアナ航空沖縄支店は「修学旅行やスポーツ交流などを通して路線の安定につなげたい。需要のバランスが重要なので、多くの県民に利用してほしい」と呼び掛けている。
沖縄タイムス
アシアナ航空は12月1日から、韓国・ソウル―那覇の定期便を週5便から週7便に増便する。冬季運航スケジュールが終わる来年3月25日まで、毎日運航する。来年1月12日~2月26日には釜山―那覇のチャーター便を運航し、韓国からの旅行需要に対応する。
新たに月・木曜日を追加する。那覇発は午後0時40分、ソウル発は現地時間の午前9時20分。旅行需要が好調であれば、来年3月25日以降の夏季も週7便運航するという。釜山―那覇のチャーター便は16便を計画。期間中の3泊4日旅行に対応する。増便とチャーター便運航は、仲井真弘多知事が8月の韓国トップセールスで要望していた。
今年4~9月に韓国から沖縄を訪れた観光客は前年同期比56・5%増の9700人。韓国ドラマが沖縄で撮影されたこともあって韓国からの旅行需要は好調だが、県民の韓国への旅行需要は弱い。アシアナ航空沖縄支店は「修学旅行やスポーツ交流などを通して路線の安定につなげたい。需要のバランスが重要なので、多くの県民に利用してほしい」と呼び掛けている。
沖縄タイムス
宮古牛に舌鼓 (沖縄)
宮古牛の試食品に舌鼓/第2回宮古牛まつり
宮古牛を内外にPRするための第2回宮古牛まつりが16日、カママ嶺公園で開かれた。試食コーナーや、牛1頭が当たる大抽選会など多彩な催しや特設舞台でのプログラムを参加した約3000人の市民や観光客らが楽しんだ。その模様を写真で紹介する。

大会長の下地市長(左から3人目)はじめ関係者が
テープカットでまつりは開幕
宮古牛の試食品コーナーには長蛇の列ができた
=16日、カママ嶺公園多目的広場

もっとちょうだい

牛汁おいしい

図画コンクールなどで入賞した児童たちを表彰

舞台の宮古民謡に合わせて楽しそうに踊る参加者

兄弟が声をそろえて牛の鳴き声コンテストに挑戦「ンモォー」

牛鳴き声コンテストで思わず大笑い

250㌔のロールラップころがしに挑戦する子どもたち

方言ラジオ体操で体をほぐす参加者ら

舞台の音楽に合わせて手拍子

待った分だけおいしさは格別

各展示即売コーナーも好評だった

まさか当たるとは/長間さん雌牛ゲット
当たりました牛1頭
「まさか当たるとは思っていなかった」-。体重462㌔の雌牛が当たった長間雅也さん(33)会社員=平良=は「(当たり)番号を呼ばれたときは、信じられなかった。どうするかはこれから家族と考えます。でも本当にうれしい」と笑顔だった。
長間さんの家族は「とてもうれしい。牛汁やハンバーグもお昼ごろ食べられた。とてもおいしかった」とまつりを満喫していた。
.宮古毎日新聞
宮古牛を内外にPRするための第2回宮古牛まつりが16日、カママ嶺公園で開かれた。試食コーナーや、牛1頭が当たる大抽選会など多彩な催しや特設舞台でのプログラムを参加した約3000人の市民や観光客らが楽しんだ。その模様を写真で紹介する。

大会長の下地市長(左から3人目)はじめ関係者が
テープカットでまつりは開幕

宮古牛の試食品コーナーには長蛇の列ができた
=16日、カママ嶺公園多目的広場

もっとちょうだい

牛汁おいしい

図画コンクールなどで入賞した児童たちを表彰

舞台の宮古民謡に合わせて楽しそうに踊る参加者

兄弟が声をそろえて牛の鳴き声コンテストに挑戦「ンモォー」

牛鳴き声コンテストで思わず大笑い

250㌔のロールラップころがしに挑戦する子どもたち

方言ラジオ体操で体をほぐす参加者ら

舞台の音楽に合わせて手拍子

待った分だけおいしさは格別

各展示即売コーナーも好評だった

まさか当たるとは/長間さん雌牛ゲット
当たりました牛1頭
「まさか当たるとは思っていなかった」-。体重462㌔の雌牛が当たった長間雅也さん(33)会社員=平良=は「(当たり)番号を呼ばれたときは、信じられなかった。どうするかはこれから家族と考えます。でも本当にうれしい」と笑顔だった。
長間さんの家族は「とてもうれしい。牛汁やハンバーグもお昼ごろ食べられた。とてもおいしかった」とまつりを満喫していた。
.宮古毎日新聞
「富乞い、、世乞い」ユークイ (宮古島・沖縄)
「富乞い、、世乞い」伊良部で伝統祭祀ユークイ
20日に伊良部島の全地域で行われた伝統の祭祀「ユークイ(富乞い、世乞い)」。
住民らは、五穀豊穣、無病息災、大漁に感謝し、向こう1年間の豊作、
豊漁などを祈願した。
佐良浜のユークイでは、数え57歳のユークインマ70人余りが卒業を迎え、喜びに沸いていた。ユークイの模様を写真で紹介する。

四つ竹で踊りを奉納する女性たち=国仲

今年卒業を迎えるユークインマたち。息の合った踊りを披露した=佐良浜

先輩たち(手前)は洗練された踊りを演じた=佐良浜

模範の舞を披露するツカサンマ(司母)=佐良浜

歓喜の表情で踊る今年卒業するユークインマたち=佐良浜

笑顔を見せながら元気いっぱいに踊る参加者ら=佐和田

先輩の女性たちは大きな輪を作り、楽しそうに舞った=佐良浜
. 八重山毎日新聞
20日に伊良部島の全地域で行われた伝統の祭祀「ユークイ(富乞い、世乞い)」。
住民らは、五穀豊穣、無病息災、大漁に感謝し、向こう1年間の豊作、
豊漁などを祈願した。
佐良浜のユークイでは、数え57歳のユークインマ70人余りが卒業を迎え、喜びに沸いていた。ユークイの模様を写真で紹介する。

四つ竹で踊りを奉納する女性たち=国仲

今年卒業を迎えるユークインマたち。息の合った踊りを披露した=佐良浜

先輩たち(手前)は洗練された踊りを演じた=佐良浜

模範の舞を披露するツカサンマ(司母)=佐良浜

歓喜の表情で踊る今年卒業するユークインマたち=佐良浜

笑顔を見せながら元気いっぱいに踊る参加者ら=佐和田

先輩の女性たちは大きな輪を作り、楽しそうに舞った=佐良浜
. 八重山毎日新聞
沖縄の釣り・羽地内海キス好調
羽地内海キス好調

19日、屋我地のボート釣りでキス他を釣った(左から)天久萌さんと
与那嶺功さんと石川麗華さん
日本には4種類のキスが棲息(せいそく)し、沖縄にはホシギスとモトギスの2種類が棲息している。一般に多く釣れているのはホシギスで、モトギスに比べ頭でっかちで、淡い黄白色で、死ぬと体側にいくつもの暗色斑点が現れるので区別できる。一年中釣れるのだが、一般には9月終わりごろから12月中ごろがベストシーズンとされている。
10月19日、サンノリーの与那嶺功さんは、釣りガールの石川麗華さんと釣り初体験の天久萌さんを連れて羽地内海のキス釣りに出掛けた。午前10時、屋我地ビーチで手こぎボートを借りて2隻に分乗。当日は北東の風が強く、曇り時々雨の天気予報だったが、羽地内海は穏やかで時折太陽も顔を出す好天に恵まれた。最初はボート着き場近くの水路を狙ったがアタリがないので、なんま森前の水深1~2メートルの浅場にポイントを移した。するとすぐに20センチのキスがヒット。体に似合わない強い引きに、石川さんもびっくり。最初は気味悪がっていたゴカイの餌付けも慣れてきて、その後も15~20センチのキスを15尾追加した。釣り初体験の天久さんも、キスのほか、チヌの25センチや小型のタマン、ヤマトビーなどを釣って初めての釣りを楽しんだ。初心者からベテランまで楽しめるキス釣りはこれから最盛期を迎える。
屋我地ビーチは(電話)0980(52)8123。

16日、泡瀬一文字でオキアミを餌に66・5センチ、4・22キロ
のタマンを釣った宮城直人さん

16日、福花でチヌ16尾を数釣りした高野廣木君(中川小6年、右)
と田島快飛君(読谷小3年)

11日、慶良間で40センチのヒレーカーとタマンを
釣った仲宗根朝春さん

22日、泡瀬海岸でシガヤーダコ38匹を釣った城間敏さん

16日、那覇で50センチ、2.03キロのカーエーを
釣った上原裕幸さん

23日、石垣一文字で165センチ、22キロのオニカマス
を釣った新城至さん(フィードマン)

23日、当添漁港周辺を釣り場清掃した皆さん
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に
釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報

19日、屋我地のボート釣りでキス他を釣った(左から)天久萌さんと
与那嶺功さんと石川麗華さん
日本には4種類のキスが棲息(せいそく)し、沖縄にはホシギスとモトギスの2種類が棲息している。一般に多く釣れているのはホシギスで、モトギスに比べ頭でっかちで、淡い黄白色で、死ぬと体側にいくつもの暗色斑点が現れるので区別できる。一年中釣れるのだが、一般には9月終わりごろから12月中ごろがベストシーズンとされている。
10月19日、サンノリーの与那嶺功さんは、釣りガールの石川麗華さんと釣り初体験の天久萌さんを連れて羽地内海のキス釣りに出掛けた。午前10時、屋我地ビーチで手こぎボートを借りて2隻に分乗。当日は北東の風が強く、曇り時々雨の天気予報だったが、羽地内海は穏やかで時折太陽も顔を出す好天に恵まれた。最初はボート着き場近くの水路を狙ったがアタリがないので、なんま森前の水深1~2メートルの浅場にポイントを移した。するとすぐに20センチのキスがヒット。体に似合わない強い引きに、石川さんもびっくり。最初は気味悪がっていたゴカイの餌付けも慣れてきて、その後も15~20センチのキスを15尾追加した。釣り初体験の天久さんも、キスのほか、チヌの25センチや小型のタマン、ヤマトビーなどを釣って初めての釣りを楽しんだ。初心者からベテランまで楽しめるキス釣りはこれから最盛期を迎える。
屋我地ビーチは(電話)0980(52)8123。

16日、泡瀬一文字でオキアミを餌に66・5センチ、4・22キロ
のタマンを釣った宮城直人さん

16日、福花でチヌ16尾を数釣りした高野廣木君(中川小6年、右)
と田島快飛君(読谷小3年)

11日、慶良間で40センチのヒレーカーとタマンを
釣った仲宗根朝春さん

22日、泡瀬海岸でシガヤーダコ38匹を釣った城間敏さん

16日、那覇で50センチ、2.03キロのカーエーを
釣った上原裕幸さん

23日、石垣一文字で165センチ、22キロのオニカマス
を釣った新城至さん(フィードマン)

23日、当添漁港周辺を釣り場清掃した皆さん
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に
釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報
2011-10-26
「日米世論は新基地NO」 (OKINAWA)
「日米世論は新基地NO」 平和団体ら抗議集会

辺野古への新基地建設や嘉手納統合案の反対を訴えてシュプレヒコール
を上げる参加者25日、嘉手納町民広場
【嘉手納】
パネッタ米国防長官の来日に合わせて、沖縄平和運動センターと中部地区労は25日、沖縄防衛局がある嘉手納町民広場で「日米防衛会談を糾弾する集会」を開いた。参加した180人(主催者発表)が、名護市辺野古への新基地建設反対や嘉手納統合案反対などを訴え、シュプレヒコールした。
山城博治事務局長は「日本でも米国でも世論は新しい基地を造る必要はないとしている。日米両政府が断念することをわれわれの力で勝ち取ろう」と呼び掛けた。
第3次嘉手納爆音訴訟原告団の新川秀清団長は「日本は沖縄を踏みつけて
発展してきた。
今また米国に背中を押される格好で踏みつけようとしている。原告団も心をひとつにして闘い抜く」と話した。
琉球新報

辺野古への新基地建設や嘉手納統合案の反対を訴えてシュプレヒコール
を上げる参加者25日、嘉手納町民広場
【嘉手納】
パネッタ米国防長官の来日に合わせて、沖縄平和運動センターと中部地区労は25日、沖縄防衛局がある嘉手納町民広場で「日米防衛会談を糾弾する集会」を開いた。参加した180人(主催者発表)が、名護市辺野古への新基地建設反対や嘉手納統合案反対などを訴え、シュプレヒコールした。
山城博治事務局長は「日本でも米国でも世論は新しい基地を造る必要はないとしている。日米両政府が断念することをわれわれの力で勝ち取ろう」と呼び掛けた。
第3次嘉手納爆音訴訟原告団の新川秀清団長は「日本は沖縄を踏みつけて
発展してきた。
今また米国に背中を押される格好で踏みつけようとしている。原告団も心をひとつにして闘い抜く」と話した。
琉球新報
「最先端」を自立に生かそう (OKINAWA)
大学院大学認可 「最先端」を自立に生かそう
文部科学省は25日、沖縄科学技術大学院大学の設置を認可し、2012年9月開学が決まった。目標に掲げる世界最高水準の研究拠点の実現に向け、政府をはじめ関係者は所期の目的を忘れることなく開学作業に万全を期してほしい。
沖縄大学院大学は01年6月、当時の尾身幸次沖縄担当相が提唱。ノーベル賞受賞者ら自然科学系の世界的な権威を招いて世界最高水準の研究拠点を沖縄に設置する構想で、日本のみならず世界の科学技術振興に貢献するとともに、沖縄の自立的発展につなげる―ことが狙いだ。
日本の大学は予算や人事面などの制約があり、国内の優秀な頭脳が研究環境に優れる海外に流出し、最先端研究で国際競争力を急速に失いつつある。英教育専門誌の今年の世界大学ランキングによると、日本は東京大の30位が最高。世界から有能な人材を集めるグローバル化が課題となって久しい。
尾身氏や有馬朗人元文相らが大学院大学構想を提唱した背景には、自由度の高い研究拠点の創設で日本の国際競争力の低下に歯止めをかける狙いもある。教授や学生の半数以上を外国人とし授業も英語で行う。政府が資金を出すが、自由な大学運営を担保する「公設民営」にこだわったのもそのためだ。
世界最先端の研究拠点ができると、大学周辺には情報や人材を求めて研究機関や企業群が集積し、産業クラスターが形成され、おのずと沖縄の自立的発展が促進される。ただ、一大産業地に成長するには30~50年を要するとされる。長期的な視野と取り組みが必要なのは指摘するまでもないだろう。
沖縄側の課題も山積する。公立校での外国人子弟の受け入れ態勢をはじめ、大学周辺の医療や衣食住の生活環境の整備も着実に推進しなければならない。
構想発表から10年余、政府の事業仕分けの対象になるなど曲折もあった。特に国家的事業の位置付けを忘れ、沖縄振興の枠内にとどめてはならない。年間約100億円の大学運営費は沖縄予算から捻出されるが、文科省予算に根本的に改めるべきだ。
教授陣50人、学生100人(5年一貫制、1学年20人)で開学予定だが、当初の目標は教授陣200人、学生500人だった。有能な人材の確保や将来的な規模拡大に向けて、引き続き魅力的な条件や環境を整える必要があるが、政府は積極的に後押ししてほしい。
琉球新報
文部科学省は25日、沖縄科学技術大学院大学の設置を認可し、2012年9月開学が決まった。目標に掲げる世界最高水準の研究拠点の実現に向け、政府をはじめ関係者は所期の目的を忘れることなく開学作業に万全を期してほしい。
沖縄大学院大学は01年6月、当時の尾身幸次沖縄担当相が提唱。ノーベル賞受賞者ら自然科学系の世界的な権威を招いて世界最高水準の研究拠点を沖縄に設置する構想で、日本のみならず世界の科学技術振興に貢献するとともに、沖縄の自立的発展につなげる―ことが狙いだ。
日本の大学は予算や人事面などの制約があり、国内の優秀な頭脳が研究環境に優れる海外に流出し、最先端研究で国際競争力を急速に失いつつある。英教育専門誌の今年の世界大学ランキングによると、日本は東京大の30位が最高。世界から有能な人材を集めるグローバル化が課題となって久しい。
尾身氏や有馬朗人元文相らが大学院大学構想を提唱した背景には、自由度の高い研究拠点の創設で日本の国際競争力の低下に歯止めをかける狙いもある。教授や学生の半数以上を外国人とし授業も英語で行う。政府が資金を出すが、自由な大学運営を担保する「公設民営」にこだわったのもそのためだ。
世界最先端の研究拠点ができると、大学周辺には情報や人材を求めて研究機関や企業群が集積し、産業クラスターが形成され、おのずと沖縄の自立的発展が促進される。ただ、一大産業地に成長するには30~50年を要するとされる。長期的な視野と取り組みが必要なのは指摘するまでもないだろう。
沖縄側の課題も山積する。公立校での外国人子弟の受け入れ態勢をはじめ、大学周辺の医療や衣食住の生活環境の整備も着実に推進しなければならない。
構想発表から10年余、政府の事業仕分けの対象になるなど曲折もあった。特に国家的事業の位置付けを忘れ、沖縄振興の枠内にとどめてはならない。年間約100億円の大学運営費は沖縄予算から捻出されるが、文科省予算に根本的に改めるべきだ。
教授陣50人、学生100人(5年一貫制、1学年20人)で開学予定だが、当初の目標は教授陣200人、学生500人だった。有能な人材の確保や将来的な規模拡大に向けて、引き続き魅力的な条件や環境を整える必要があるが、政府は積極的に後押ししてほしい。
琉球新報
文科省、大学院大学の設置を認可 (OKINAWA)
文科省、大学院大学の設置を認可

磯田文雄高等教育局長(右)が初代学長に内定しているジョナサン・ドーファン
米スタンフォード大学線形加速器センター名誉所長(左)に設置認可証を手渡した
=25日、文部科学省
【東京】
文部科学省は25日、沖縄科学技術大学院大学の大学設置を正式に認可した。
同省で磯田文雄高等教育局長が同大学院大学の初代学長に内定しているジョナサン・ドーファン米スタンフォード大学線形加速器センター名誉所長に設置認可証を手渡した。認可されたことを受け、政府は28日に2009年の国会で成立した「沖縄科学技術大学院大学学園法」の施行を閣議決定する予定だ。11月19日に学園設立式典を開催し、来年秋に開学する予定だ。
設置許可を受けドーファン氏は文科省で「大学にとって新しいスタートの日だ」と笑顔を見せ、「今後は世界各国からの学生集めに向けより詳細な情報を公開していきたい」と学生獲得に意欲を示した。
同大学院大学は、5年一貫制の博士課程として科学技術研究科、科学技術専攻を設置。24日に文科省の審議会から出された答申では工学分野の教育にも力を入れるほか、研究室や図書室の整備の充実などに努めるよう留意事項が付された。
入学定員は1学年20人。神経科学や化学・分子科学など学際的な
教育研究活動を行う。
琉球新報

磯田文雄高等教育局長(右)が初代学長に内定しているジョナサン・ドーファン
米スタンフォード大学線形加速器センター名誉所長(左)に設置認可証を手渡した
=25日、文部科学省
【東京】
文部科学省は25日、沖縄科学技術大学院大学の大学設置を正式に認可した。
同省で磯田文雄高等教育局長が同大学院大学の初代学長に内定しているジョナサン・ドーファン米スタンフォード大学線形加速器センター名誉所長に設置認可証を手渡した。認可されたことを受け、政府は28日に2009年の国会で成立した「沖縄科学技術大学院大学学園法」の施行を閣議決定する予定だ。11月19日に学園設立式典を開催し、来年秋に開学する予定だ。
設置許可を受けドーファン氏は文科省で「大学にとって新しいスタートの日だ」と笑顔を見せ、「今後は世界各国からの学生集めに向けより詳細な情報を公開していきたい」と学生獲得に意欲を示した。
同大学院大学は、5年一貫制の博士課程として科学技術研究科、科学技術専攻を設置。24日に文科省の審議会から出された答申では工学分野の教育にも力を入れるほか、研究室や図書室の整備の充実などに努めるよう留意事項が付された。
入学定員は1学年20人。神経科学や化学・分子科学など学際的な
教育研究活動を行う。
琉球新報
米国防長官、埋め立て申請「早期に」 (OKINAWA)
米国防長官、埋め立て申請「早期に」
日本側の手続き促す

会談で握手するパネッタ米国防長官(右)と一川防衛相
=25日午後、防衛省(代表撮影)
【東京】
野田佳彦首相、玄葉光一郎外相、一川保夫防衛相は25日、パネッタ米国防長官と相次いで会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に伴う環境影響評価を年内にまとめて評価書を県側に提出する方針を伝達し、
日米双方が可能な限り早期に普天間移設を進めることが重要だとの認識で一致した。辺野古移設の前提となる県知事への埋め立て承認申請を含む今後の手続きについて、パネッタ長官は同日の共同記者会見で「できるだけ早期にというのが私の答えだ」と述べ、埋め立て承認申請を含む手続きを急ぐよう日本政府を促した。
一川防衛相との会談後の共同記者会見で、パネッタ長官は環境影響評価書の年内提出方針について「日本政府が普天間移設を前進させる意思を持っていると受け止めた」と評価。同時に、普天間移設と一体となっている在沖米海兵隊約8千人のグアム移転の進展に努めることを強調した。
今後の日本政府の取り組みについては「沖縄の状況は日本に委ねるつもりだ」とする一方、「影響評価書が今年中に完了することが重要だ。その他いろいろな過程があるが、『できるだけ早期に』というのが私の回答だ」と述べた。
米軍再編についてパネッタ氏は「普天間代替施設の移転で、アジア太平洋地域の米国の強い前方展開のプレゼンスを維持すると同時に、兵力の再編で地元に対する影響を低減させる」と述べ、普天間の辺野古移設が負担軽減につながると強調した。
一方、日米防衛相会談で一川氏は、海兵隊のグアム移転に関し、米側の具体的な構想を明らかにするよう要請。これに対しパネッタ氏は「グアム移転事業を進めるためには、普天間飛行場の代替施設の完成で具体的な進展を得ることが重要だ」と述べ、同事業が進まないのは日本側に原因があると暗に示唆した。
日米防衛相会談に先立ち行われた会談で、野田首相は「日米同盟の根幹は安全保障だ。しっかり連携しながら防衛力の向上を図りたい」と表明し、日米同盟を深化させる考えで一致した。
年内の環境影響評価書の提出を受け、仲井真弘多知事は90日以内に意見書を返送。政府は(1)意見書を踏まえ評価書を補正し、アセス手続きを完了(2)着工に向け辺野古沿岸の埋め立て許可を知事に申請―との手続きに着手するが、知事が埋め立てを承認しなければ着工できない。
琉球新報
日本側の手続き促す

会談で握手するパネッタ米国防長官(右)と一川防衛相
=25日午後、防衛省(代表撮影)
【東京】
野田佳彦首相、玄葉光一郎外相、一川保夫防衛相は25日、パネッタ米国防長官と相次いで会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画に伴う環境影響評価を年内にまとめて評価書を県側に提出する方針を伝達し、
日米双方が可能な限り早期に普天間移設を進めることが重要だとの認識で一致した。辺野古移設の前提となる県知事への埋め立て承認申請を含む今後の手続きについて、パネッタ長官は同日の共同記者会見で「できるだけ早期にというのが私の答えだ」と述べ、埋め立て承認申請を含む手続きを急ぐよう日本政府を促した。
一川防衛相との会談後の共同記者会見で、パネッタ長官は環境影響評価書の年内提出方針について「日本政府が普天間移設を前進させる意思を持っていると受け止めた」と評価。同時に、普天間移設と一体となっている在沖米海兵隊約8千人のグアム移転の進展に努めることを強調した。
今後の日本政府の取り組みについては「沖縄の状況は日本に委ねるつもりだ」とする一方、「影響評価書が今年中に完了することが重要だ。その他いろいろな過程があるが、『できるだけ早期に』というのが私の回答だ」と述べた。
米軍再編についてパネッタ氏は「普天間代替施設の移転で、アジア太平洋地域の米国の強い前方展開のプレゼンスを維持すると同時に、兵力の再編で地元に対する影響を低減させる」と述べ、普天間の辺野古移設が負担軽減につながると強調した。
一方、日米防衛相会談で一川氏は、海兵隊のグアム移転に関し、米側の具体的な構想を明らかにするよう要請。これに対しパネッタ氏は「グアム移転事業を進めるためには、普天間飛行場の代替施設の完成で具体的な進展を得ることが重要だ」と述べ、同事業が進まないのは日本側に原因があると暗に示唆した。
日米防衛相会談に先立ち行われた会談で、野田首相は「日米同盟の根幹は安全保障だ。しっかり連携しながら防衛力の向上を図りたい」と表明し、日米同盟を深化させる考えで一致した。
年内の環境影響評価書の提出を受け、仲井真弘多知事は90日以内に意見書を返送。政府は(1)意見書を踏まえ評価書を補正し、アセス手続きを完了(2)着工に向け辺野古沿岸の埋め立て許可を知事に申請―との手続きに着手するが、知事が埋め立てを承認しなければ着工できない。
琉球新報
黄金ウコンでスープ (沖縄)
黄金ウコンでスープ 香り爽やか トマト味

沖縄長生薬草本社がリバネスと共同開発した
「琉球スパイシートマト味」
独自で品種改良したウコン品種「沖縄黄金」のパウダーを使って商品開発に取り組む沖縄長生薬草本社(南城市、下地清吉社長)は、青森県産のしじみパウダー、長野県産のみそパウダーを組み合わせた新商品のスープ「琉球スパイシートマト味」を開発した。
27~29日、シンガポールで開催される日本食専門の展示会「がんばろう!日本 Taste of JAPAN」に出展する。
沖縄長生薬草本社担当者は「ウコンや長命草をバランス良く配合することで、爽やかな香りとしっかりとしたコクのある味わいに仕上げることができた。トマト味は若い世代に好まれており、女性をターゲットに開発した」とPR。「クルクミン30ミリグラムやシジミ80個分のオルニチンも配合した。健康サプリメント的な利用も提案したい」と話した。バイオ研究系ベンチャーのリバネス(東京都、丸幸弘社長)の国の新連携事業を活用し共同開発した。
「琉球スパイシートマト味」は1袋11グラム、6本入りを1パック(税込み840円)で販売する予定。展示会などを通し、バイヤーらの声を反映させ、商品形態を再検討する。来年1月の本格販売を目指す。
展示会はシンガポールを中心とした東南アジア諸国連合(ASEAN)市場での新たな需要創出を図ることが目的。日本食、飲料、麺、スイーツなどの分野で約70社が出展する。シンガポール政府観光局や日本貿易振興機構などが後援している。
琉球新報

沖縄長生薬草本社がリバネスと共同開発した
「琉球スパイシートマト味」
独自で品種改良したウコン品種「沖縄黄金」のパウダーを使って商品開発に取り組む沖縄長生薬草本社(南城市、下地清吉社長)は、青森県産のしじみパウダー、長野県産のみそパウダーを組み合わせた新商品のスープ「琉球スパイシートマト味」を開発した。
27~29日、シンガポールで開催される日本食専門の展示会「がんばろう!日本 Taste of JAPAN」に出展する。
沖縄長生薬草本社担当者は「ウコンや長命草をバランス良く配合することで、爽やかな香りとしっかりとしたコクのある味わいに仕上げることができた。トマト味は若い世代に好まれており、女性をターゲットに開発した」とPR。「クルクミン30ミリグラムやシジミ80個分のオルニチンも配合した。健康サプリメント的な利用も提案したい」と話した。バイオ研究系ベンチャーのリバネス(東京都、丸幸弘社長)の国の新連携事業を活用し共同開発した。
「琉球スパイシートマト味」は1袋11グラム、6本入りを1パック(税込み840円)で販売する予定。展示会などを通し、バイヤーらの声を反映させ、商品形態を再検討する。来年1月の本格販売を目指す。
展示会はシンガポールを中心とした東南アジア諸国連合(ASEAN)市場での新たな需要創出を図ることが目的。日本食、飲料、麺、スイーツなどの分野で約70社が出展する。シンガポール政府観光局や日本貿易振興機構などが後援している。
琉球新報
欧州で琉球料理紹介 (OKINAWA)
欧州で琉球料理紹介 山本さんらが講習

ヨーロッパで琉球料理を紹介する山本彩香さん(中央)と西大八重子さん(右)
、野崎幹さん=25日、琉球新報社
琉球料理研究家の山本彩香さん(76)と西大(にしおお)学院=南城市=学院長の西大八重子さん(61)ら4人が11月1日から16日間、フランス、ドイツ、スウェーデンで琉球料理の講習「食レクチャー・デモンストレーション」を行う。
国際交流基金の2011年度日本文化紹介派遣事業の一環で、琉球料理が対象になるのは初めて。
ヨーロッパに行くのはほかに西大学院講師の野崎幹(みき)さん(44)、チーズ専門家の佐藤優子さん(44)=東京在住。
講習はパリ、ミュンヘン、ストックホルムの3都市で実施。ストックホルムでは2日間、ワークショップを開き、料理人と一般人がそれぞれ150人ずつ参加する。講習ではラフテーやミヌダル、豆腐(とうふ)よう、西国米(シークービー)というタピオカのデザートなどの調理法を紹介する。
琉球料理の特徴について山本さんは「日本料理が行う裏ごしなどをしない。見た目より体にいいという観点を重視している」と説明。
西大氏は「フランスでは長寿料理とされ、日本料理と区別されている」と話した。
ヨーロッパで琉球料理を紹介するに当たって山本さんは「作り方はもちろん、料理が作られた背景なども含め説明したい」と強調。
西大さんは「琉球料理は素材の全てを使い切り、健康的な食事であることを伝えたい」と意気込んだ。
琉球新報

ヨーロッパで琉球料理を紹介する山本彩香さん(中央)と西大八重子さん(右)
、野崎幹さん=25日、琉球新報社
琉球料理研究家の山本彩香さん(76)と西大(にしおお)学院=南城市=学院長の西大八重子さん(61)ら4人が11月1日から16日間、フランス、ドイツ、スウェーデンで琉球料理の講習「食レクチャー・デモンストレーション」を行う。
国際交流基金の2011年度日本文化紹介派遣事業の一環で、琉球料理が対象になるのは初めて。
ヨーロッパに行くのはほかに西大学院講師の野崎幹(みき)さん(44)、チーズ専門家の佐藤優子さん(44)=東京在住。
講習はパリ、ミュンヘン、ストックホルムの3都市で実施。ストックホルムでは2日間、ワークショップを開き、料理人と一般人がそれぞれ150人ずつ参加する。講習ではラフテーやミヌダル、豆腐(とうふ)よう、西国米(シークービー)というタピオカのデザートなどの調理法を紹介する。
琉球料理の特徴について山本さんは「日本料理が行う裏ごしなどをしない。見た目より体にいいという観点を重視している」と説明。
西大氏は「フランスでは長寿料理とされ、日本料理と区別されている」と話した。
ヨーロッパで琉球料理を紹介するに当たって山本さんは「作り方はもちろん、料理が作られた背景なども含め説明したい」と強調。
西大さんは「琉球料理は素材の全てを使い切り、健康的な食事であることを伝えたい」と意気込んだ。
琉球新報
お得商品券1億円分 (沖縄)
お得商品券1億円分 「糸満あきねー券」発行へ

市制40周年と合併50周年を記念して11月15日から発行される商品券
「糸満あきねー券」の利用を呼び掛ける上原裕常市長(右)と照屋正秀
市商工会長=19日、糸満市役所
【糸満】
糸満市は市制40周年と合併50周年を記念し、11月15日から商品券「糸満あきねー券」を発行する。10パーセントの特典が付き、1万円分購入すれば、1万千円分の買い物ができる。
市内の小売業、飲食業、サービス業など登録店舗での買い物が対象。商品券が使える店舗は事前登録が必要。発行で地域経済の活性化を目指す。
発行は市商工会が協力。上原裕常市長と同市商工会の照屋正秀会長が19日、糸満市役所で会見し利用を呼び掛けた。上原市長は「市内業者も消費者にとっても互いにメリットがある。多くの人に購入してほしい」、照屋会長は「商品券発行で市内の流通が良くなれば、活性化へつながる」と利用を呼び掛けた。
商品券を購入できるのは市民か市内の事業所で働いている人。1枚千円の11枚つづりが1冊単位で発行されている。1人当たり最大5万円分(5冊)まで購入できる。1億円分を発行し、好評なら2億円分を目標にしている。
15~18日は市役所1階ロビー(午前10時から午後3時まで)で販売。19日以降は市商工会で販売する。使用期間は11月15日から来年2月29日まで。
市商工会は商品券が使える登録店舗も募集中。1次受け付けは10月26日まで。その後は12月15日まで随時受け付ける。
商品券と店舗登録に関する問い合わせは
市商工会(電話) 098(992)2816。
琉球新報

市制40周年と合併50周年を記念して11月15日から発行される商品券
「糸満あきねー券」の利用を呼び掛ける上原裕常市長(右)と照屋正秀
市商工会長=19日、糸満市役所
【糸満】
糸満市は市制40周年と合併50周年を記念し、11月15日から商品券「糸満あきねー券」を発行する。10パーセントの特典が付き、1万円分購入すれば、1万千円分の買い物ができる。
市内の小売業、飲食業、サービス業など登録店舗での買い物が対象。商品券が使える店舗は事前登録が必要。発行で地域経済の活性化を目指す。
発行は市商工会が協力。上原裕常市長と同市商工会の照屋正秀会長が19日、糸満市役所で会見し利用を呼び掛けた。上原市長は「市内業者も消費者にとっても互いにメリットがある。多くの人に購入してほしい」、照屋会長は「商品券発行で市内の流通が良くなれば、活性化へつながる」と利用を呼び掛けた。
商品券を購入できるのは市民か市内の事業所で働いている人。1枚千円の11枚つづりが1冊単位で発行されている。1人当たり最大5万円分(5冊)まで購入できる。1億円分を発行し、好評なら2億円分を目標にしている。
15~18日は市役所1階ロビー(午前10時から午後3時まで)で販売。19日以降は市商工会で販売する。使用期間は11月15日から来年2月29日まで。
市商工会は商品券が使える登録店舗も募集中。1次受け付けは10月26日まで。その後は12月15日まで随時受け付ける。
商品券と店舗登録に関する問い合わせは
市商工会(電話) 098(992)2816。
琉球新報
琉球芸能、世界へ (OKINAWA)
琉球芸能、世界へ 沖芸連が欧州公演に出発

欧州3カ国公演に向け出発した沖芸連のメンバー
=25日午前、那覇空港
国の重要無形文化財「組踊」のユネスコ無形文化遺産登録を記念した、県芸能関連協議会(沖芸連・照喜名朝一会長)の「琉球伝統芸能 欧州3カ国公演」芸能団のメンバーが25日午前、那覇空港から関西空港経由でフランス・パリに向け出発した。
2009年度の文化庁文化交流使・喜瀬慎仁さんが海外で琉球古典音楽の魅力を伝えた活動をきっかけに沖芸連が企画し、文化庁の助成を受け欧州公演が実現した。
芸能団のメンバーは人間国宝の照喜名さん、琉球舞踊保存会会長の玉城節子さん、「組踊」保持者の眞境名正憲さん、喜瀬さんらベテランと若手実演家ら22人。公演は、現地時間の28、29の両日にパリ、31日にドイツ・ケルン、11月2日にイタリア・ローマで計5回開催。組踊「二童敵討」のほか、琉球舞踊、古典音楽独唱を披露する。
那覇空港で行われた結団式で、団長も務める照喜名さんは「公演に向けてけいこも積んできた。ヨーロッパで舞台に立てる喜びを胸に、健康にも留意して、団員一丸となって公演を成功させたい」と抱負を語った。
琉球新報

欧州3カ国公演に向け出発した沖芸連のメンバー
=25日午前、那覇空港
国の重要無形文化財「組踊」のユネスコ無形文化遺産登録を記念した、県芸能関連協議会(沖芸連・照喜名朝一会長)の「琉球伝統芸能 欧州3カ国公演」芸能団のメンバーが25日午前、那覇空港から関西空港経由でフランス・パリに向け出発した。
2009年度の文化庁文化交流使・喜瀬慎仁さんが海外で琉球古典音楽の魅力を伝えた活動をきっかけに沖芸連が企画し、文化庁の助成を受け欧州公演が実現した。
芸能団のメンバーは人間国宝の照喜名さん、琉球舞踊保存会会長の玉城節子さん、「組踊」保持者の眞境名正憲さん、喜瀬さんらベテランと若手実演家ら22人。公演は、現地時間の28、29の両日にパリ、31日にドイツ・ケルン、11月2日にイタリア・ローマで計5回開催。組踊「二童敵討」のほか、琉球舞踊、古典音楽独唱を披露する。
那覇空港で行われた結団式で、団長も務める照喜名さんは「公演に向けてけいこも積んできた。ヨーロッパで舞台に立てる喜びを胸に、健康にも留意して、団員一丸となって公演を成功させたい」と抱負を語った。
琉球新報
命の継承 仕組みを解明 (沖縄)
命の継承 仕組みを解明 文化勲章の柳田さん

命の仕組み、長寿の謎に挑む意欲をみせる柳田充弘さん
=23日、恩納村冨着の自宅
【恩納】
県内在住者で初めての文化勲章受章者となる柳田充弘さん(70)=恩納村冨着=は「命が継承される仕組み」を解き明かした功績で科学の発展に寄与した、日本を代表する研究者だ。研究拠点を沖縄に据えて7年、最先端の研究成果を沖縄社会に還元することも視野に入れる。
これまでの研究は、親から子へ受け継がれる遺伝情報がどのようにして正確に引き継がれるかなどを探り、細胞分裂する時に親細胞から娘細胞へ同じ内容の遺伝情報を伝える染色体の仕組みを解明した。DNAを色素で染めて目に見えるようにした蛍光顕微鏡の技術開発にも力を注ぎ、後の研究に大きく役立った。
京都大で定年を迎えた2004年、「今までと違う全く新しい仕事をしたい」(柳田さん)と、沖縄を新たな冒険先に選んだ。沖縄での研究は、細胞の分裂と停止を決めるスイッチがどのように働くかを調べる。命の基本である「細胞分裂」がコントロールできれば医療分野への応用も期待できる。
また長寿と老化に関わる化合物(2種類以上の元素でつくる物質)を探り出す研究も進める。「長寿化合物」ともいえるものが見つかれば、健康補助食品などへ応用できる。「研究が成功すれば、沖縄の経済的な発展にも貢献する」と語る。
研究活動に熱心な一方、京大時代に始めたブログは教育、研究、社会、政治と幅広く発言する。文化勲章という栄誉に柳田さんは「勇気をもって学問に精進したい。この年だけに残された時間を大事に過ごしたい」とさらなる研究の進展を目指した。滋賀県大津市と行き来する生活で、恩納村の自宅で妻繁美さん(64)と暮らす。
琉球新報

命の仕組み、長寿の謎に挑む意欲をみせる柳田充弘さん
=23日、恩納村冨着の自宅
【恩納】
県内在住者で初めての文化勲章受章者となる柳田充弘さん(70)=恩納村冨着=は「命が継承される仕組み」を解き明かした功績で科学の発展に寄与した、日本を代表する研究者だ。研究拠点を沖縄に据えて7年、最先端の研究成果を沖縄社会に還元することも視野に入れる。
これまでの研究は、親から子へ受け継がれる遺伝情報がどのようにして正確に引き継がれるかなどを探り、細胞分裂する時に親細胞から娘細胞へ同じ内容の遺伝情報を伝える染色体の仕組みを解明した。DNAを色素で染めて目に見えるようにした蛍光顕微鏡の技術開発にも力を注ぎ、後の研究に大きく役立った。
京都大で定年を迎えた2004年、「今までと違う全く新しい仕事をしたい」(柳田さん)と、沖縄を新たな冒険先に選んだ。沖縄での研究は、細胞の分裂と停止を決めるスイッチがどのように働くかを調べる。命の基本である「細胞分裂」がコントロールできれば医療分野への応用も期待できる。
また長寿と老化に関わる化合物(2種類以上の元素でつくる物質)を探り出す研究も進める。「長寿化合物」ともいえるものが見つかれば、健康補助食品などへ応用できる。「研究が成功すれば、沖縄の経済的な発展にも貢献する」と語る。
研究活動に熱心な一方、京大時代に始めたブログは教育、研究、社会、政治と幅広く発言する。文化勲章という栄誉に柳田さんは「勇気をもって学問に精進したい。この年だけに残された時間を大事に過ごしたい」とさらなる研究の進展を目指した。滋賀県大津市と行き来する生活で、恩納村の自宅で妻繁美さん(64)と暮らす。
琉球新報
県との溝は一層拡大 日米防衛相会談 (OKINAWA)
県との溝は一層拡大 日米防衛相会談

報道陣の質問に答える稲嶺進市長=25日、名護市役所
◆名護市長「評価書意味持たない」
【名護・宜野湾】
パネッタ米国防長官と一川保夫防衛相らの会談で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設方針や環境影響評価書の年内提出が示されたことについて、名護市の稲嶺進市長は25日の記者会見で「沖縄の現状がそれを許す環境にない」と強い不快感を示した。
稲嶺市長は「地元の市民・県民を無視した日米合意は、絶対に前には進まない」と指摘。「オール沖縄で県内移設を受け入れる状況にはない。力でもって押してでも(県内移設を)やろうとしているのか」と日米両政府を批判した。
「方法書から準備書の段階で多くの欠陥が指摘されている。いったいどんな評価書が出てくるのか」と疑問を呈し、「こんな状況で出される評価書は誰も信用できないし、意味を持つ物でもない」とくぎを刺した。
◆宜野湾市「普天間の実態理解を」
宜野湾市の山内繁雄基地政策部長は「辺野古移設は県民の大部分が反対しており、実現不可能だ。もう少し普天間や県内の実態を理解して、国外移設に変更するべきだ」と述べた。県内の状況について「強権で進めることで、県民はさらに反発心を強くするのではないか。このまま進めると普天間の固定化につながるだけだ。日米両政府ともに実態をしっかり捉えてほしい」と語気を強めた。
琉球新報

報道陣の質問に答える稲嶺進市長=25日、名護市役所
◆名護市長「評価書意味持たない」
【名護・宜野湾】
パネッタ米国防長官と一川保夫防衛相らの会談で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設方針や環境影響評価書の年内提出が示されたことについて、名護市の稲嶺進市長は25日の記者会見で「沖縄の現状がそれを許す環境にない」と強い不快感を示した。
稲嶺市長は「地元の市民・県民を無視した日米合意は、絶対に前には進まない」と指摘。「オール沖縄で県内移設を受け入れる状況にはない。力でもって押してでも(県内移設を)やろうとしているのか」と日米両政府を批判した。
「方法書から準備書の段階で多くの欠陥が指摘されている。いったいどんな評価書が出てくるのか」と疑問を呈し、「こんな状況で出される評価書は誰も信用できないし、意味を持つ物でもない」とくぎを刺した。
◆宜野湾市「普天間の実態理解を」
宜野湾市の山内繁雄基地政策部長は「辺野古移設は県民の大部分が反対しており、実現不可能だ。もう少し普天間や県内の実態を理解して、国外移設に変更するべきだ」と述べた。県内の状況について「強権で進めることで、県民はさらに反発心を強くするのではないか。このまま進めると普天間の固定化につながるだけだ。日米両政府ともに実態をしっかり捉えてほしい」と語気を強めた。
琉球新報
見せた 迫力の演武 「空手の日」アピール (沖縄)
見せた 迫力の演武 「空手の日」アピール

演武を披露し「空手の日」をアピールする沖縄伝統空手道振興会のメンバー
=25日、那覇市のパレットくもじ前広場(渡慶次哲三撮影)
25日の空手の日を県内外にアピールしようと、沖縄伝統空手道振興会は同日、那覇市のパレットくもじ前広場で第1回「空手の日」特別記念演武祭を開いた。
全沖縄空手道連盟、県空手道連盟、沖縄空手・古武道連盟、県空手道連合会の4団体代表約50人がセイサン、サンチンなどの形を披露。全理事、演武者による中段突きも行われ、息の合った演武を見せた。
振興会会長の仲井真弘多県知事と翁長雄志那覇市長も道着姿で参加。仲井真会長は「今や空手は180カ国以上で普及し、5千万人ともいわれるほど多くの人に愛好されている。各団体の力を結集して、さらにアピールしていこう」とあいさつした。
演武した沖縄空手・古武道連盟の玉城章奈(あきな)さん(27)=浦添市=は「これをきっかけに伝統空手を愛する人々が増えることを願う」と期待を込めた。
琉球新報

演武を披露し「空手の日」をアピールする沖縄伝統空手道振興会のメンバー
=25日、那覇市のパレットくもじ前広場(渡慶次哲三撮影)
25日の空手の日を県内外にアピールしようと、沖縄伝統空手道振興会は同日、那覇市のパレットくもじ前広場で第1回「空手の日」特別記念演武祭を開いた。
全沖縄空手道連盟、県空手道連盟、沖縄空手・古武道連盟、県空手道連合会の4団体代表約50人がセイサン、サンチンなどの形を披露。全理事、演武者による中段突きも行われ、息の合った演武を見せた。
振興会会長の仲井真弘多県知事と翁長雄志那覇市長も道着姿で参加。仲井真会長は「今や空手は180カ国以上で普及し、5千万人ともいわれるほど多くの人に愛好されている。各団体の力を結集して、さらにアピールしていこう」とあいさつした。
演武した沖縄空手・古武道連盟の玉城章奈(あきな)さん(27)=浦添市=は「これをきっかけに伝統空手を愛する人々が増えることを願う」と期待を込めた。
琉球新報
やるからには大成功させよう (八重山・沖縄9
やるからには大成功させよう
石垣牛1万人大バーベキュー大会とギネス挑戦
■1カ月後に迫る 畜産と観光の振興を目的にした石垣牛大バーベキュー大会と串焼きのギネス挑戦は来月27日の開催まであと1カ月に迫った。チケットの販売も既に始まっているが、ギネス挑戦はほぼめどは立ったものの、1万人の大バーベキューに関しては、盛り上がりはこれからというところだ。東日本大震災以降沈滞下している八重山の経済活性化のために、さらには被災地を長期的に継続して支援していくためにも、やるからにはぜひみんなで大成功させたい。そして同イベントをできれば毎年の行事に定着させて八重山を、石垣牛を全国あるいは世界にアピールしたい。
この石垣牛の1万人大バーベキュー大会とギネス記録挑戦は、13年3月7日に1番機が飛ぶ新石垣空港の開港イベントとしても企画された。そのために会場も新空港建設現場とし、串焼きの世界最長記録挑戦は平成25年3月7日の開港日に合わせて、現在米テキサス州が持つ世界記録8.74メートルを約3倍近くも上回る25メートル37センチに設定した。
チケットは1人1000円。これが会場の入場料、冷凍真空パックされた石垣牛(200グラム)の引換券となる。石垣牛はそのまま会場の炭火焼きコーナーで焼いて食べてもよいし、家に持ち帰って自宅で食べても良い。
■石垣牛を味わおう
「最南端、史上最大の栄養会‐石垣島がはぐくんだ最高級の石垣牛を1万人で食べつくす!」をキャッチフレーズにする同大会は、新空港開港と新食肉センター建設に向けて石垣牛のブランド力を高め、八重山農業の柱である畜産振興と、ギネス挑戦などイベントの話題性で観光客を呼び込もうというのがねらい。
いわば新空港開港後をにらんで、みんなで明るい話題を作り、大震災以降沈滞している八重山を再び元気な島に盛り上げようというものだ。
石垣牛のうまさは観光客らからも定評があり、ブランドイメージは確実にアップしている。しかし「松阪牛」などのようにまだまだ“全国区”には程遠い。そのため生産量も伸び悩んでいる。新空港開港翌年の14年には総事業費15億4千万円で新食肉センターが完成、加工処理面から石垣牛の増産体制が整う。課題はいかに増産するかだ。
その増産対策の一つが地産地消にもなるこのイベントだ。
■誰のためのイベントか
同大会に対しては、大震災の被災地をおもんばかって市民の間からさまざまに厳しい意見もある。しかし継続的に支援の必要があるからこそ、その支援を続けるために周りのみんなが元気になって日本が元気になるべきだし、八重山も元気になる必要がある。
当日はバーベキュー大会のほかに音楽ライブなどの催しもあるという。特に串焼き世界最長記録挑戦には、ギネス日本側窓口のフランク・ウォリー委員長がじきじきに来島するという。それだけ注目されているということだ。
1万人を目標のチケットは石垣島まつり会場でも販売される。そこであえて強調したいのがこのイベントは市長や役所のためにやるのではなく、あくまで八重山の活性化のためにするイベントということだ。
この大会で普段なかなか口にできない地元のブランド牛を通常より安くで食することができる。そしてギネス挑戦が成功すれば「世界記録を持つ石垣牛」としてアピール、八重山の経済活性化に結び付けることができる。みんなでチケットを求め、ぜひこのビッグイベントを大成功させたい。
八重山毎日新聞
石垣牛1万人大バーベキュー大会とギネス挑戦
■1カ月後に迫る 畜産と観光の振興を目的にした石垣牛大バーベキュー大会と串焼きのギネス挑戦は来月27日の開催まであと1カ月に迫った。チケットの販売も既に始まっているが、ギネス挑戦はほぼめどは立ったものの、1万人の大バーベキューに関しては、盛り上がりはこれからというところだ。東日本大震災以降沈滞下している八重山の経済活性化のために、さらには被災地を長期的に継続して支援していくためにも、やるからにはぜひみんなで大成功させたい。そして同イベントをできれば毎年の行事に定着させて八重山を、石垣牛を全国あるいは世界にアピールしたい。
この石垣牛の1万人大バーベキュー大会とギネス記録挑戦は、13年3月7日に1番機が飛ぶ新石垣空港の開港イベントとしても企画された。そのために会場も新空港建設現場とし、串焼きの世界最長記録挑戦は平成25年3月7日の開港日に合わせて、現在米テキサス州が持つ世界記録8.74メートルを約3倍近くも上回る25メートル37センチに設定した。
チケットは1人1000円。これが会場の入場料、冷凍真空パックされた石垣牛(200グラム)の引換券となる。石垣牛はそのまま会場の炭火焼きコーナーで焼いて食べてもよいし、家に持ち帰って自宅で食べても良い。
■石垣牛を味わおう
「最南端、史上最大の栄養会‐石垣島がはぐくんだ最高級の石垣牛を1万人で食べつくす!」をキャッチフレーズにする同大会は、新空港開港と新食肉センター建設に向けて石垣牛のブランド力を高め、八重山農業の柱である畜産振興と、ギネス挑戦などイベントの話題性で観光客を呼び込もうというのがねらい。
いわば新空港開港後をにらんで、みんなで明るい話題を作り、大震災以降沈滞している八重山を再び元気な島に盛り上げようというものだ。
石垣牛のうまさは観光客らからも定評があり、ブランドイメージは確実にアップしている。しかし「松阪牛」などのようにまだまだ“全国区”には程遠い。そのため生産量も伸び悩んでいる。新空港開港翌年の14年には総事業費15億4千万円で新食肉センターが完成、加工処理面から石垣牛の増産体制が整う。課題はいかに増産するかだ。
その増産対策の一つが地産地消にもなるこのイベントだ。
■誰のためのイベントか
同大会に対しては、大震災の被災地をおもんばかって市民の間からさまざまに厳しい意見もある。しかし継続的に支援の必要があるからこそ、その支援を続けるために周りのみんなが元気になって日本が元気になるべきだし、八重山も元気になる必要がある。
当日はバーベキュー大会のほかに音楽ライブなどの催しもあるという。特に串焼き世界最長記録挑戦には、ギネス日本側窓口のフランク・ウォリー委員長がじきじきに来島するという。それだけ注目されているということだ。
1万人を目標のチケットは石垣島まつり会場でも販売される。そこであえて強調したいのがこのイベントは市長や役所のためにやるのではなく、あくまで八重山の活性化のためにするイベントということだ。
この大会で普段なかなか口にできない地元のブランド牛を通常より安くで食することができる。そしてギネス挑戦が成功すれば「世界記録を持つ石垣牛」としてアピール、八重山の経済活性化に結び付けることができる。みんなでチケットを求め、ぜひこのビッグイベントを大成功させたい。
八重山毎日新聞
ギョボクの苗を寄贈 (八重山・沖縄)
ギョボクの苗を寄贈 バラビドー観光農園、竹富婦人会に

竹富婦人会(ぶなる会・與那國光子会長)が竹富町の町蝶・ツマベニチョウを繁殖させようとチョウの食草となるギョボク(魚木)の増殖に取り組んでいることを受けて、石垣市内のバラビドー観光農園(上間昇代表)は25日午後、同会にギョボクの苗20鉢を寄贈した。
同会によると、竹富島でツマベニチョウの食草となるギョボクが減少していることから、ツマベニチョウを見かける機会も少なくなっているという。
このため、同会ではツマベニチョウが飛び交う竹富町を目指してギョボクの苗の増殖に取り組んでおり、上間代表は「ギョボクの苗を探すのは大変。十数年前に私自身も探し、星野の山から種を採取して繁殖させてきた。みんなで自然を大事にできるように私も努力していきたい」と語った。
苗の枝葉にはツマベニチョウの卵や幼虫も生息しており、與那國会長は「大事に育ててもらったギョボクをいただき、本当に感謝している。上間さんの心を町の人々に伝え、大事に大事に育てていきたい」と礼を述べた。
苗木は竹富島交通10周年記念植樹で同社に植えられるほか、町役場にも植え、苗木を増やしていくという。
八重山毎日新聞

竹富婦人会(ぶなる会・與那國光子会長)が竹富町の町蝶・ツマベニチョウを繁殖させようとチョウの食草となるギョボク(魚木)の増殖に取り組んでいることを受けて、石垣市内のバラビドー観光農園(上間昇代表)は25日午後、同会にギョボクの苗20鉢を寄贈した。
同会によると、竹富島でツマベニチョウの食草となるギョボクが減少していることから、ツマベニチョウを見かける機会も少なくなっているという。
このため、同会ではツマベニチョウが飛び交う竹富町を目指してギョボクの苗の増殖に取り組んでおり、上間代表は「ギョボクの苗を探すのは大変。十数年前に私自身も探し、星野の山から種を採取して繁殖させてきた。みんなで自然を大事にできるように私も努力していきたい」と語った。
苗の枝葉にはツマベニチョウの卵や幼虫も生息しており、與那國会長は「大事に育ててもらったギョボクをいただき、本当に感謝している。上間さんの心を町の人々に伝え、大事に大事に育てていきたい」と礼を述べた。
苗木は竹富島交通10周年記念植樹で同社に植えられるほか、町役場にも植え、苗木を増やしていくという。
八重山毎日新聞
「ひまわり」製作発表 宮森小題材の映画(沖縄)
「ひまわり」製作発表 宮森小題材の映画
、30日に支援集会
児童ら18人の命を奪った宮森小米軍ジェット機墜落事故を題材とする映画「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」の製作発表が25日、県庁であり、製作者らが作品への思いを語った。
2013年の全国順次公開を目指す同作品の製作を盛り上げようと、有志による「映画を成功させる県民の会発足集会」が30日午後2時から那覇市おもろまちにある同市職員厚生会館で開かれ、記念講演も行われる。
映画の原案となった事故の証言集「沖縄の空の下で」の編さんに当たり、事故当時に同小で教壇に立ち現場に居合わせた石川・宮森630会の豊濱光輝会長は「長い間忘れたい出来事だが、亡くなった人からすれば忘れさせたくないだろう。事故を風化させてはいけない」と語った。豊濱会長は30日の県民の会発足集会で講演する。
脚本を担当する琉球大学准教授の大城貞俊さんは「関係者の思いをしっかり伝え、過去の出来事としてだけでなく、沖縄の現在や未来を考える作品にしたい」と話した。
琉球新報
、30日に支援集会
児童ら18人の命を奪った宮森小米軍ジェット機墜落事故を題材とする映画「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」の製作発表が25日、県庁であり、製作者らが作品への思いを語った。
2013年の全国順次公開を目指す同作品の製作を盛り上げようと、有志による「映画を成功させる県民の会発足集会」が30日午後2時から那覇市おもろまちにある同市職員厚生会館で開かれ、記念講演も行われる。
映画の原案となった事故の証言集「沖縄の空の下で」の編さんに当たり、事故当時に同小で教壇に立ち現場に居合わせた石川・宮森630会の豊濱光輝会長は「長い間忘れたい出来事だが、亡くなった人からすれば忘れさせたくないだろう。事故を風化させてはいけない」と語った。豊濱会長は30日の県民の会発足集会で講演する。
脚本を担当する琉球大学准教授の大城貞俊さんは「関係者の思いをしっかり伝え、過去の出来事としてだけでなく、沖縄の現在や未来を考える作品にしたい」と話した。
琉球新報
コラム「南風」 (沖縄)
コラム 「南風」 琉神マブヤー
「琉神マブヤー」の映画が、全国公開されるそうですね。日本経済新聞社発行の「日経流通新聞」の最終ページ1面を使って、大きく取り上げられているのを、うれしく読みました。
記事の中に、「琉神マブヤーは、沖縄の地域ヒーローらしく、敵を殺すまで追い詰めないところが、素晴らしい」とありました。本当にその通りですね!
「沖縄の人は、戦いを好まない」「相手から何かを奪うために、自分から戦いを仕掛けることはしない」というイメージは、私が沖縄に来た当初からありました。
ところが、私がセミナーで教えているマーケティングには、「戦略」「戦術」という戦争用語が頻繁に登場します。「競合と、どう戦うか」「競合に勝つ・負ける」というような、「ビジネスは、戦いである」ということを、暗に示すような表現もたびたび出てきます。このような言葉を使うたびに、私は「沖縄で、こういう考え方を教えることが本当にいいことなのだろうか?」と迷っていました。しかし、そのときは「競争の激しいインターネット業界で、売り上げを上げたいと思ってセミナーに参加してくださっているのだから、内地の考え方を持ち込むのも、しょうがない」という気持ちもありました。
ところが、東日本大震災以降、「内地の考え方」自体が変わってきているように思います。「市場を奪い合うのではなく、共存・共栄の道はないのか?」と考える企業が、少しずつ増えているのです。
何より消費者が、「共存・共栄」という理念を持つ企業を支持し始めています。これからは沖縄だけではなく、日本中が「戦わない」「奪わない」「相手を追い詰めない」国になっていくと思います。沖縄の皆さんには、ぜひそのお手本となって、共に生き、共に成長していくやり方を、日本全国に示していただきたいと思います。
(こみやまたみこ、ITセミナー講師)
琉球新報
「琉神マブヤー」の映画が、全国公開されるそうですね。日本経済新聞社発行の「日経流通新聞」の最終ページ1面を使って、大きく取り上げられているのを、うれしく読みました。
記事の中に、「琉神マブヤーは、沖縄の地域ヒーローらしく、敵を殺すまで追い詰めないところが、素晴らしい」とありました。本当にその通りですね!
「沖縄の人は、戦いを好まない」「相手から何かを奪うために、自分から戦いを仕掛けることはしない」というイメージは、私が沖縄に来た当初からありました。
ところが、私がセミナーで教えているマーケティングには、「戦略」「戦術」という戦争用語が頻繁に登場します。「競合と、どう戦うか」「競合に勝つ・負ける」というような、「ビジネスは、戦いである」ということを、暗に示すような表現もたびたび出てきます。このような言葉を使うたびに、私は「沖縄で、こういう考え方を教えることが本当にいいことなのだろうか?」と迷っていました。しかし、そのときは「競争の激しいインターネット業界で、売り上げを上げたいと思ってセミナーに参加してくださっているのだから、内地の考え方を持ち込むのも、しょうがない」という気持ちもありました。
ところが、東日本大震災以降、「内地の考え方」自体が変わってきているように思います。「市場を奪い合うのではなく、共存・共栄の道はないのか?」と考える企業が、少しずつ増えているのです。
何より消費者が、「共存・共栄」という理念を持つ企業を支持し始めています。これからは沖縄だけではなく、日本中が「戦わない」「奪わない」「相手を追い詰めない」国になっていくと思います。沖縄の皆さんには、ぜひそのお手本となって、共に生き、共に成長していくやり方を、日本全国に示していただきたいと思います。
(こみやまたみこ、ITセミナー講師)
琉球新報
キロロの金城さん 震災支援公演(沖縄)
キロロの金城さん 震災支援公演

温かい歌声で被災地へのメッセージを歌う金城さん
=読谷村楚辺区民運動場
【読谷】
「失ったものが大きすぎて 一歩も前に進めなくなった 流れる涙は止まらなくて 生き残ったことさえ後悔する」―。
22日、村楚辺区民運動場で開かれた東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「とどけよう楚辺人(すびんちゅ)の肝心」(主催・同実行委員会)で、キロロのピアノ・金城綾乃さんが被災者に向けたオリジナル曲を披露した。楚辺の子どもたちの詩から言葉を紡ぎ、本番前日に完成したばかり。被災地に届けと、金城さんが弾き語る歌声とピアノの音色が夜空に響き渡った。
楚辺出身の金城さんは現在、東京で3人の子育て真っ最中で、キロロの活動を休止している。今回、たまたま帰郷している際に実行委から出演依頼があった。「自分のできることは何か。子育ての中で思うことをつづって、少しでも歌にできたら」と話す。
曲は楚辺の子どもたち3人の詩から、金城さんがフレーズを使って加筆し、曲に仕立て上げた。21日にできたばかりで、タイトルはなく1番だけ。ステージに上がった金城さんは「きょうはボーカルの(玉城)千春ちゃんがいないので、私の歌声で我慢してください」とあいさつし、歌い始めた。
「ただこの場所を愛し生きてきた 前を向く勇気をください」「さあ歩き出そう さあ顔を上げて さあ歌い出そう さあ前を向いて」
歌い終えた金城さんは「当たり前のことが当たり前でないと思うようになったら、すてきな未来が開ける。復興に時間はかかるが、支える気持ちを持ち続けましょう」と会場に呼び掛け、万雷の拍手を浴びていた。
このほか、コンサートには民謡歌手の山内昌春さんや「でいご娘」なども出演。でいご娘のリーダー、島袋艶子さんは「楚辺のパワーはすごい。被災地が復興し、平和が訪れることを願います」と述べ、楚辺子ども会と「艦砲ぬ喰(く)ぇーぬくさー」を合唱した。
我謝孟正実行委員長は「今回、楚辺の若者たちが立ち上がった。大震災を忘れぬよう、風化させぬように支え続けたい」と語った。
沖縄タイムス

温かい歌声で被災地へのメッセージを歌う金城さん
=読谷村楚辺区民運動場
【読谷】
「失ったものが大きすぎて 一歩も前に進めなくなった 流れる涙は止まらなくて 生き残ったことさえ後悔する」―。
22日、村楚辺区民運動場で開かれた東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「とどけよう楚辺人(すびんちゅ)の肝心」(主催・同実行委員会)で、キロロのピアノ・金城綾乃さんが被災者に向けたオリジナル曲を披露した。楚辺の子どもたちの詩から言葉を紡ぎ、本番前日に完成したばかり。被災地に届けと、金城さんが弾き語る歌声とピアノの音色が夜空に響き渡った。
楚辺出身の金城さんは現在、東京で3人の子育て真っ最中で、キロロの活動を休止している。今回、たまたま帰郷している際に実行委から出演依頼があった。「自分のできることは何か。子育ての中で思うことをつづって、少しでも歌にできたら」と話す。
曲は楚辺の子どもたち3人の詩から、金城さんがフレーズを使って加筆し、曲に仕立て上げた。21日にできたばかりで、タイトルはなく1番だけ。ステージに上がった金城さんは「きょうはボーカルの(玉城)千春ちゃんがいないので、私の歌声で我慢してください」とあいさつし、歌い始めた。
「ただこの場所を愛し生きてきた 前を向く勇気をください」「さあ歩き出そう さあ顔を上げて さあ歌い出そう さあ前を向いて」
歌い終えた金城さんは「当たり前のことが当たり前でないと思うようになったら、すてきな未来が開ける。復興に時間はかかるが、支える気持ちを持ち続けましょう」と会場に呼び掛け、万雷の拍手を浴びていた。
このほか、コンサートには民謡歌手の山内昌春さんや「でいご娘」なども出演。でいご娘のリーダー、島袋艶子さんは「楚辺のパワーはすごい。被災地が復興し、平和が訪れることを願います」と述べ、楚辺子ども会と「艦砲ぬ喰(く)ぇーぬくさー」を合唱した。
我謝孟正実行委員長は「今回、楚辺の若者たちが立ち上がった。大震災を忘れぬよう、風化させぬように支え続けたい」と語った。
沖縄タイムス
多良間で巨大ヤシガニ (多良間島・沖縄)
多良間で巨大ヤシガニ 重さ3キロ

発見された大型のヤシガニ=多良間村
【多良間】
村長崎公園近くで12日、大型のヤシガニが道路を横断しているのが目撃された。
ヤシガニは重さ約3キロ、脚(はさみ)を広げた長さは約60センチ、頭胸から腹部の体長は約30センチあった。
見つけた西筋優貴さん(24)は「3キロもある大型のヤシガニはここ数年見つかっていない。小型のものばかりになっていると思う」と話した。
ヤシガニの成長は遅く、1キロサイズになるのに約10年以上はかかるという。
環境省のレッドリストでは絶滅危惧(きぐ)Ⅱ類に区分され、村ではヤシガニ保護条例が制定されているが、乱獲で減少傾向にあり、保護区の必要性が指摘されている。
(長岡秀則通信員) 沖縄タイムス

発見された大型のヤシガニ=多良間村
【多良間】
村長崎公園近くで12日、大型のヤシガニが道路を横断しているのが目撃された。
ヤシガニは重さ約3キロ、脚(はさみ)を広げた長さは約60センチ、頭胸から腹部の体長は約30センチあった。
見つけた西筋優貴さん(24)は「3キロもある大型のヤシガニはここ数年見つかっていない。小型のものばかりになっていると思う」と話した。
ヤシガニの成長は遅く、1キロサイズになるのに約10年以上はかかるという。
環境省のレッドリストでは絶滅危惧(きぐ)Ⅱ類に区分され、村ではヤシガニ保護条例が制定されているが、乱獲で減少傾向にあり、保護区の必要性が指摘されている。
(長岡秀則通信員) 沖縄タイムス
静岡県藤枝市でフードスマイルフェス開催(宮古島・沖縄)
静岡県藤枝市でフードスマイルフェス開催、
宮古島市も黒糖など出展

静岡県藤枝市で23日、 第1回フードスマイルフェスティバルが開催され、 宮古島市からも黒糖や泡盛、 モズクなど数多くの特産品が出品され、 好評を博した。
同フェスティバルは、 藤枝市が市民、 企業、 大学等と連携して進める 「食」 の街づくりの一環として初めて開催。 宮古島市のほか、 韓国・楊州市、 岐阜県恵那市など同市と縁のある都市が参加し、 それぞれが自慢の味を紹介した。
宮古島市のブースでは、 モズクのつかみ取り、 モズクのかき揚げの実演が行われたほか、 マンゴージュース、 黒糖、 サタパンビンなどが展示即売されたが、 開店と同時に大勢の人出で賑わい、 盛況を博した。
宮古島市と藤枝市は同フェスティバルの中で友好都市及び災害時相互支援協定も締結。 下地敏彦市長は 「今後も積極的に交流し、 互いに発展しあうようにしたい」 と意欲を見せた。
宮古新報
宮古島市も黒糖など出展

静岡県藤枝市で23日、 第1回フードスマイルフェスティバルが開催され、 宮古島市からも黒糖や泡盛、 モズクなど数多くの特産品が出品され、 好評を博した。
同フェスティバルは、 藤枝市が市民、 企業、 大学等と連携して進める 「食」 の街づくりの一環として初めて開催。 宮古島市のほか、 韓国・楊州市、 岐阜県恵那市など同市と縁のある都市が参加し、 それぞれが自慢の味を紹介した。
宮古島市のブースでは、 モズクのつかみ取り、 モズクのかき揚げの実演が行われたほか、 マンゴージュース、 黒糖、 サタパンビンなどが展示即売されたが、 開店と同時に大勢の人出で賑わい、 盛況を博した。
宮古島市と藤枝市は同フェスティバルの中で友好都市及び災害時相互支援協定も締結。 下地敏彦市長は 「今後も積極的に交流し、 互いに発展しあうようにしたい」 と意欲を見せた。
宮古新報
国仲さん、野﨑君金メダル (宮古島・沖縄)
国仲さん、野﨑君金メダル
/全国障害者スポーツ大会ソフトボール投げで

全国障害者スポーツ大会で優勝した野﨑君(左)と国仲さん=25日、宮古空港
第11回全国障害者スポーツ大会陸上競技のソフトボール投げで、金メダルを獲得した国仲博道さんと野﨑高之君(宮古特別支援学校高等部3年)が25日夕、帰島した。
宮古空港には関係者らが多数駆け付け、2人の快挙を祝福した。国仲さんは「多くの仲間と交流できて楽しかった」、
野﨑君は「良い結果を出せてうれしい。みんなのおかげ」とそれぞれ喜びを語った。
国仲さんは身体2部クラスに出場し、走り幅跳びでも銅メダルを獲得した。「2種目ともメダルを狙っていたのでうれしい。仕事(漁師)で鍛えた体を生かせた」と笑顔で話した。
野﨑君は知的少年クラスの3種目に出場した。ソフトボール投げは78㍍37の好記録。200㍍は4位、400㍍リレーは5位に入った。「最初は緊張したが、少しずつ体が動くようになった。大会はすごく楽しかった」と喜んだ。
宮古特別支援学校の伊波満校長は「金メダル獲得、おめでとう。この成果をこれからの学習に生かしてほしい」と述べた。
同大会は、障害のある人がスポーツの楽しさを体験することなどを目的に開催される障害者スポーツの祭典。22~24日に山口県で開催された。
.宮古毎日新聞
/全国障害者スポーツ大会ソフトボール投げで

全国障害者スポーツ大会で優勝した野﨑君(左)と国仲さん=25日、宮古空港
第11回全国障害者スポーツ大会陸上競技のソフトボール投げで、金メダルを獲得した国仲博道さんと野﨑高之君(宮古特別支援学校高等部3年)が25日夕、帰島した。
宮古空港には関係者らが多数駆け付け、2人の快挙を祝福した。国仲さんは「多くの仲間と交流できて楽しかった」、
野﨑君は「良い結果を出せてうれしい。みんなのおかげ」とそれぞれ喜びを語った。
国仲さんは身体2部クラスに出場し、走り幅跳びでも銅メダルを獲得した。「2種目ともメダルを狙っていたのでうれしい。仕事(漁師)で鍛えた体を生かせた」と笑顔で話した。
野﨑君は知的少年クラスの3種目に出場した。ソフトボール投げは78㍍37の好記録。200㍍は4位、400㍍リレーは5位に入った。「最初は緊張したが、少しずつ体が動くようになった。大会はすごく楽しかった」と喜んだ。
宮古特別支援学校の伊波満校長は「金メダル獲得、おめでとう。この成果をこれからの学習に生かしてほしい」と述べた。
同大会は、障害のある人がスポーツの楽しさを体験することなどを目的に開催される障害者スポーツの祭典。22~24日に山口県で開催された。
.宮古毎日新聞
平良西原集落ニガインマ2人だけに(宮古島・沖縄)
ニガイ行事の継続懸念
平良西原集落ニガインマ2人だけに/なり手不足
背景に仕事、子育て

ユークイで集落内を練り歩くニガインマたち
=20日、平良西原
平良の西原集落で、「ニガインマ」と呼ばれる女性が執り行う「ニガイ」(願い)行事の継続が危ぶまれている。
役職を担う人材の不足が要因だ。現段階では来年の旧正月以降、ニガインマの役職はウーンマとアーグスンマの2人だけになる。
ニガイ行事には最低5人が必要とされ、2人だけでは継続できない。西原のニガイは1800年代から続く伝統行事。継続を願う女性たちは「西原全体で何とかしてほしい」と訴えている。
ニガインマは47歳から56歳までの女性が対象で、ナナムイに「入学」してからの10年間、西原集落の神行事に関わる。その数は50行事に及び、豊穣を願うユークイやミャークヅツなど宮古を代表する伝統祭祀の神事もすべてニガインマが執り行っている。
西原集落に繁栄をもたらす行事においては欠かせない存在にあり、西原の住民らは「不在なら多くの行事に影響が出る」と話す。
人材が不足する要因は多忙さにある。ニガインマは年間50ものニガイ行事をこなさなければならない。準備期間を含めると年間120日以上も関わるため、引き受ける女性が年々減少しているのが現状だ。
仕事を持つ女性は時間のやりくりに困り、特に子育て中の女性は家を留守にする時間が増えるため、容易には引き受けられないという。
ある住民は「今と昔では時代が違う。共働きの家庭が増えて子育て中の女性も多い。そんな環境の中でニガインマの役職を務めるのは大変だ」と話す。
西原集落の佐久田盛光字長は「なり手が若く、対象の女性が子育てをしているという例はある」と対象者の理解が得られない現状を指摘。「これからウーンマと話し合いながら対応したい」と言うが、具体的な解決策は白紙の状態だという。
今回の人材不足は、西原集落全体の問題として広がりを見せている。とりわけニガインマを卒業した女性たちは、歴史上、一度も途絶えさせたことがない伝統のニガイ行事の継続に切実な思いを寄せ「これは地域全体の問題。続けるためにはどうすれば良いのか。みんなで考えなければ」と危機感を強めている。
かつてニガインマの役職は大きな名誉だった。役職を決める「ンマユイ」には多くの住民がウハルズ御嶽に集まり、役職に選ばれた女性を盛大に祝った。
今は関心が低いのか、集まる住民は数えられるほどだ。
集落の御嶽を巡拝するユークイでは過去100人以上が列をなして歩いたが、現在は10人に満たない。
住民の一人は「昔の盛況ぶりは本当にすごかったが今はまるで関心がない。これも時代の変化なのかもしれない」と話し、ニガイ行事に対する理解、関心の低さが地域文化の継承に影響を与えているという現実に表情を曇らせた。
西原自治会では、同問題を話し合う総会開催の動きが出始めている。自治会の役員経験者は「対象年齢の繰り上げをはじめ、手当ての見直し、ニガイ行事の縮小なども含めて、いろいろな意見を聞き、その中で地域の総意として決めていくことが大切」と話した。
.宮古毎日新聞
平良西原集落ニガインマ2人だけに/なり手不足
背景に仕事、子育て

ユークイで集落内を練り歩くニガインマたち
=20日、平良西原
平良の西原集落で、「ニガインマ」と呼ばれる女性が執り行う「ニガイ」(願い)行事の継続が危ぶまれている。
役職を担う人材の不足が要因だ。現段階では来年の旧正月以降、ニガインマの役職はウーンマとアーグスンマの2人だけになる。
ニガイ行事には最低5人が必要とされ、2人だけでは継続できない。西原のニガイは1800年代から続く伝統行事。継続を願う女性たちは「西原全体で何とかしてほしい」と訴えている。
ニガインマは47歳から56歳までの女性が対象で、ナナムイに「入学」してからの10年間、西原集落の神行事に関わる。その数は50行事に及び、豊穣を願うユークイやミャークヅツなど宮古を代表する伝統祭祀の神事もすべてニガインマが執り行っている。
西原集落に繁栄をもたらす行事においては欠かせない存在にあり、西原の住民らは「不在なら多くの行事に影響が出る」と話す。
人材が不足する要因は多忙さにある。ニガインマは年間50ものニガイ行事をこなさなければならない。準備期間を含めると年間120日以上も関わるため、引き受ける女性が年々減少しているのが現状だ。
仕事を持つ女性は時間のやりくりに困り、特に子育て中の女性は家を留守にする時間が増えるため、容易には引き受けられないという。
ある住民は「今と昔では時代が違う。共働きの家庭が増えて子育て中の女性も多い。そんな環境の中でニガインマの役職を務めるのは大変だ」と話す。
西原集落の佐久田盛光字長は「なり手が若く、対象の女性が子育てをしているという例はある」と対象者の理解が得られない現状を指摘。「これからウーンマと話し合いながら対応したい」と言うが、具体的な解決策は白紙の状態だという。
今回の人材不足は、西原集落全体の問題として広がりを見せている。とりわけニガインマを卒業した女性たちは、歴史上、一度も途絶えさせたことがない伝統のニガイ行事の継続に切実な思いを寄せ「これは地域全体の問題。続けるためにはどうすれば良いのか。みんなで考えなければ」と危機感を強めている。
かつてニガインマの役職は大きな名誉だった。役職を決める「ンマユイ」には多くの住民がウハルズ御嶽に集まり、役職に選ばれた女性を盛大に祝った。
今は関心が低いのか、集まる住民は数えられるほどだ。
集落の御嶽を巡拝するユークイでは過去100人以上が列をなして歩いたが、現在は10人に満たない。
住民の一人は「昔の盛況ぶりは本当にすごかったが今はまるで関心がない。これも時代の変化なのかもしれない」と話し、ニガイ行事に対する理解、関心の低さが地域文化の継承に影響を与えているという現実に表情を曇らせた。
西原自治会では、同問題を話し合う総会開催の動きが出始めている。自治会の役員経験者は「対象年齢の繰り上げをはじめ、手当ての見直し、ニガイ行事の縮小なども含めて、いろいろな意見を聞き、その中で地域の総意として決めていくことが大切」と話した。
.宮古毎日新聞
2011-10-25
「家族で話し合おう」いっこく堂さん(宮古島・沖縄)
「家族で話し合おう」いっこく堂さん人権啓発講演

腹話術で会場を沸かせるとともに、 人権の大切さを訴えるいっこく堂さん
=23日、 マティダ市民劇場
腹話術師のいっこく堂さんを講師に招いた人権啓発講演会(主催・宮古島市、 宮古地区人権啓発活動地域ネットワーク協議会) が23日、 マティダ市民劇場で行われた。 大勢の市民が詰めかけ、 多彩な人形を操るいっこく堂さんの腹話術を楽しみながら、 人権への理解を深めた。
同講演会は、 地域人権啓発活動活性化事業として行われ、 人権尊重の理念に関する正しい理解と人権尊重の普及高揚を図ることを目的に開催。
いっこく堂さんは1963年生まれ。 北谷高校を卒業後、 上京。 92年に独学で腹話術を始め、 03年には全米ツアーなどを開始するなど世界的に有名な腹話術師。 文化庁芸術祭新人賞などを受賞している。
講演会では、 中学時代いじめを受け、 心を閉ざしていたことなど体験談を交えながら、 人権について 「人権とは簡単に言えば優しさをもって人と接すること。 相手の立場になることはなかなか難しいが、 いじめや差別、 障害者との関わり合いなど、 家族で小さいころから話し合うことが大切」 とアドバイスした。
そのほか、 多彩な声を操り、 人形との軽快なトークで会場を沸かせたほか、 「世界に一つだけの花」 など歌を披露し、 人権尊重を訴えた。
講演会前には下地敏彦市長 (代読) が 「家庭、 学校などで人権問題にどう向き合うか考え、 基本的人権の尊重の大切さを感じてほしい」 とあいさつした。 また、 宮古地区人権啓発活動地域
ネットワーク協議会の福永敏和座長も講演会開催への協力に感謝を示した。
宮古新報

腹話術で会場を沸かせるとともに、 人権の大切さを訴えるいっこく堂さん
=23日、 マティダ市民劇場
腹話術師のいっこく堂さんを講師に招いた人権啓発講演会(主催・宮古島市、 宮古地区人権啓発活動地域ネットワーク協議会) が23日、 マティダ市民劇場で行われた。 大勢の市民が詰めかけ、 多彩な人形を操るいっこく堂さんの腹話術を楽しみながら、 人権への理解を深めた。
同講演会は、 地域人権啓発活動活性化事業として行われ、 人権尊重の理念に関する正しい理解と人権尊重の普及高揚を図ることを目的に開催。
いっこく堂さんは1963年生まれ。 北谷高校を卒業後、 上京。 92年に独学で腹話術を始め、 03年には全米ツアーなどを開始するなど世界的に有名な腹話術師。 文化庁芸術祭新人賞などを受賞している。
講演会では、 中学時代いじめを受け、 心を閉ざしていたことなど体験談を交えながら、 人権について 「人権とは簡単に言えば優しさをもって人と接すること。 相手の立場になることはなかなか難しいが、 いじめや差別、 障害者との関わり合いなど、 家族で小さいころから話し合うことが大切」 とアドバイスした。
そのほか、 多彩な声を操り、 人形との軽快なトークで会場を沸かせたほか、 「世界に一つだけの花」 など歌を披露し、 人権尊重を訴えた。
講演会前には下地敏彦市長 (代読) が 「家庭、 学校などで人権問題にどう向き合うか考え、 基本的人権の尊重の大切さを感じてほしい」 とあいさつした。 また、 宮古地区人権啓発活動地域
ネットワーク協議会の福永敏和座長も講演会開催への協力に感謝を示した。
宮古新報
第1回下地フェスティバル (宮古島・沖縄)
【写真特集】第1回下地フェスティバル

ヤーマス御願の 「棒踊り」 を披露する来間部落会の
子供たち=23日、 池原公園

「なますぬぐう」 を踊りながら練り歩く嘉手苅部落会

愉快な口調で笑いを誘い、 方言ホラ吹き大会で優勝した川平洋さん

木を切る動作で踊る 「洲鎌のヨーンシー」

伐った木材を運搬する役目の 「上地のヨーンシー」

元気いっぱい勇ましいエイサーを披露した下地小5・6年生たち

井戸を掘った祝いの余興として始まったという高千穂部落の 「佐渡おけさ」

各部落が自慢の味を競い合った豚汁大会で味見をする審査員
宮古新報

ヤーマス御願の 「棒踊り」 を披露する来間部落会の
子供たち=23日、 池原公園

「なますぬぐう」 を踊りながら練り歩く嘉手苅部落会

愉快な口調で笑いを誘い、 方言ホラ吹き大会で優勝した川平洋さん

木を切る動作で踊る 「洲鎌のヨーンシー」

伐った木材を運搬する役目の 「上地のヨーンシー」

元気いっぱい勇ましいエイサーを披露した下地小5・6年生たち

井戸を掘った祝いの余興として始まったという高千穂部落の 「佐渡おけさ」

各部落が自慢の味を競い合った豚汁大会で味見をする審査員
宮古新報
伝統と絆受け継ぐ、初の下地フェスティバル (宮古島・沖縄)
伝統と絆受け継ぐ、初の下地フェスティバル

伝統芸能発表会で 「ヨーンシー」 を踊る与那覇部落=23日、 池原公園
第1回下地フェスティバル (主催・同地域づくり協議会) が23日午前9時半から、 池原公園で開催された。
旧下地町時代の町民祭で行われていた各部落による芸能発表が復活。 ヨーンシーや棒踊りなど各地で受け継がれてきた伝統の踊りが繰り広げられた。
子供たちや婦人会による演技、 方言ホラ吹き大会、 崎田川アーグ大会、 部落対抗リレー、 のど自慢大会などが行われ、 会場は終日初めてのフェスティバルを楽しむ大勢の人々で賑わっていた。
旧下地町では4年に1度の町民祭で各部落が伝統芸能などでパレードする 「引き踊り」 が行われていたが、 市町村合併後は部落でも踊る機会が減って消失が危惧される芸能もあった。
午後2時半から行われた芸能発表会では、 川満部落が村に疫病をもたらした魔物を退治した伝承を起源に持つ 「棒踊り」 と 「笠踊り」 を披露。 来間部落も伝統行事ヤーマス御願の 「棒踊り」 を踊った。
洲鎌が木を切り、 上地が運び、 与那覇が激励するという3部落にそれぞれ伝わる 「ヨーンシー」 が繰り広げられた。 久々に一堂に会した伝統芸能に会場の各部落のテントからは拍手が送られていた。
近年は 「ヨーンシー」 を踊ることが無かったという洲鎌部落会の盛島健之会長は 「お年寄りたちと一緒に踊りながら教わった。 みんなが協力できて良かった。
心がひとつになった。 来年も機会があればもっと上手に踊りたい」 と感想を述べ、 「なぜヨーンシーを踊るのか、 そうした由来を子供にも分かるように残しておきたい。 次に踊る人のため伝統が消えないよう伝えたい」 と話した。
また午前中から下地保育所や下地幼稚園のお遊戯、 下地小5・6年生によるエイサー、 中学生のダンス、 空手演舞、 太鼓の会による演技、 などが池原公園の広い芝生の会場で次々と披露され、 夕方からはのど自慢大会、 早食い競争、 バンド演奏などが行われた。
豚汁大会では各部落が自慢の味を競い合った。 浜辺に生えるインミズナを何日もアク抜きしたものやアーサなどの具材、 盛り付けを工夫を凝らした一品を審査した結果、 嘉手苅部落が優勝。
貢献布を納めるときに歌ったとされる崎田川アーグ大会では下地浩之さん、 方言ホラ吹き大会では川平洋さんが優勝した。
同地域づくり協議会の川満省三会長は初のフェスティバル開催について 「合併から6年が過ぎたが、 地域の伝統芸能を継承する必要があり、 町民祭に変わる行事として開催した。 会場の池原公園も住民が管理しており、 住民の手でやることが大切。 地域の絆を深めることになる」 と話した。
宮古新報

伝統芸能発表会で 「ヨーンシー」 を踊る与那覇部落=23日、 池原公園
第1回下地フェスティバル (主催・同地域づくり協議会) が23日午前9時半から、 池原公園で開催された。
旧下地町時代の町民祭で行われていた各部落による芸能発表が復活。 ヨーンシーや棒踊りなど各地で受け継がれてきた伝統の踊りが繰り広げられた。
子供たちや婦人会による演技、 方言ホラ吹き大会、 崎田川アーグ大会、 部落対抗リレー、 のど自慢大会などが行われ、 会場は終日初めてのフェスティバルを楽しむ大勢の人々で賑わっていた。
旧下地町では4年に1度の町民祭で各部落が伝統芸能などでパレードする 「引き踊り」 が行われていたが、 市町村合併後は部落でも踊る機会が減って消失が危惧される芸能もあった。
午後2時半から行われた芸能発表会では、 川満部落が村に疫病をもたらした魔物を退治した伝承を起源に持つ 「棒踊り」 と 「笠踊り」 を披露。 来間部落も伝統行事ヤーマス御願の 「棒踊り」 を踊った。
洲鎌が木を切り、 上地が運び、 与那覇が激励するという3部落にそれぞれ伝わる 「ヨーンシー」 が繰り広げられた。 久々に一堂に会した伝統芸能に会場の各部落のテントからは拍手が送られていた。
近年は 「ヨーンシー」 を踊ることが無かったという洲鎌部落会の盛島健之会長は 「お年寄りたちと一緒に踊りながら教わった。 みんなが協力できて良かった。
心がひとつになった。 来年も機会があればもっと上手に踊りたい」 と感想を述べ、 「なぜヨーンシーを踊るのか、 そうした由来を子供にも分かるように残しておきたい。 次に踊る人のため伝統が消えないよう伝えたい」 と話した。
また午前中から下地保育所や下地幼稚園のお遊戯、 下地小5・6年生によるエイサー、 中学生のダンス、 空手演舞、 太鼓の会による演技、 などが池原公園の広い芝生の会場で次々と披露され、 夕方からはのど自慢大会、 早食い競争、 バンド演奏などが行われた。
豚汁大会では各部落が自慢の味を競い合った。 浜辺に生えるインミズナを何日もアク抜きしたものやアーサなどの具材、 盛り付けを工夫を凝らした一品を審査した結果、 嘉手苅部落が優勝。
貢献布を納めるときに歌ったとされる崎田川アーグ大会では下地浩之さん、 方言ホラ吹き大会では川平洋さんが優勝した。
同地域づくり協議会の川満省三会長は初のフェスティバル開催について 「合併から6年が過ぎたが、 地域の伝統芸能を継承する必要があり、 町民祭に変わる行事として開催した。 会場の池原公園も住民が管理しており、 住民の手でやることが大切。 地域の絆を深めることになる」 と話した。
宮古新報
祖父へ贈る金メダル(沖縄)
仙台の佐藤さん 祖父へ贈る金メダル

勢いよくスタートを切る佐藤栄寿さん=23日午前、
久米島町営仲里野球場
【久米島マラソン取材班】
強い日差しが照りつける中、1382人が完走した23日の久米島マラソン。東日本大震災で自宅が津波に流され、祖父を亡くした仙台市の男性や、全盲の選手らも力走。島民らは力強い声援で選手たちの背中を押し、ゴールでは温かい拍手で迎えた。
畑や商店街などを駆け抜ける選手たちを支えたのが、島挙げての応援だ。
折り返し地点の島の名所「ミーフガー」では、仲村渠区民が早朝から準備したサルビアなど約200鉢が出迎えた。祖根浩さん(58)は「地元に折り返し地点があるのは光栄。皆がまとまって盛り上がる」と笑顔。
謝名堂公民館前で毎年応援する山城次郎さん(88)、キヨさん(88)夫妻は「頑張る姿を見ると元気が出る。若い時は走ったし、うずうずするね」と顔を見合わせた。
野球仲間と元気いっぱい応援した中澤孝基君(10)、紀貴君(7)兄弟は「すごいなー。いつか走れるようになりたい」と目を輝かせた。
津波 絶望 仲間支援で再起
仙台の佐藤さん 祖父へ贈る金
自宅を津波で流された佐藤栄寿(えいじ)さん(32)=仙台市=はハーフに出場した。「もう走れない」と思った時期もあったが、仲間の励ましで再起。亡き祖父への思いを胸に、久米島路をひたすら駆けた。
宮城県七ケ浜町の職員。同市若林区の自宅は、愛用の競技用シューズやウエアとともに跡形もなく流された。
祖父(享年79)は家から約1キロ離れたところで遺体で見つかった。勤務先の町も大きな被害を受け、町施設で寝泊まりしながら災害復旧にあたった。
「陸上は続けられないよな。それどころじゃない…」。日常が奪われた。ふさぎ込んだ佐藤さんに、大学の同窓生や陸上チームの仲間らが競技用具を提供。周囲の支援がやる気を起こさせ、約2カ月後に練習を再開した。
久米島が仙台に本拠を置くプロ野球・楽天のキャンプ地であることから招待選手として声が掛かった。佐藤さんにとって初めての沖縄でのレース。胸には期する思いがあった。「金メダルを取りたい」
亡くなった祖父は金色の小物などを集めるのが趣味だった。これまでの大会で金メダルを獲得し、祖父に見せると「頑張っているね」と喜んでくれた。だからこそ、の思いがあった。
勢いよくスタートした5キロ地点までは先頭。だが、首位を奪われ結果は1時間15分51秒で惜しくも総合2位に。「少し悔しい」と唇をかんだ。
レース途中であきらめた「金メダル」だが、予想外の出来事があった。年齢別で1位となり、黄金色の琉球ガラスでできたメダルを手にした。「二つもメダルを持って帰ることができ、うれしい」と喜んだ。
佐藤さんはこれからも仲間とともに走るつもりだ。「走ることで応援してくれた人に、感謝の気持ちを伝えたいんです」
(新垣亮)
沖縄タイムス

勢いよくスタートを切る佐藤栄寿さん=23日午前、
久米島町営仲里野球場
【久米島マラソン取材班】
強い日差しが照りつける中、1382人が完走した23日の久米島マラソン。東日本大震災で自宅が津波に流され、祖父を亡くした仙台市の男性や、全盲の選手らも力走。島民らは力強い声援で選手たちの背中を押し、ゴールでは温かい拍手で迎えた。
畑や商店街などを駆け抜ける選手たちを支えたのが、島挙げての応援だ。
折り返し地点の島の名所「ミーフガー」では、仲村渠区民が早朝から準備したサルビアなど約200鉢が出迎えた。祖根浩さん(58)は「地元に折り返し地点があるのは光栄。皆がまとまって盛り上がる」と笑顔。
謝名堂公民館前で毎年応援する山城次郎さん(88)、キヨさん(88)夫妻は「頑張る姿を見ると元気が出る。若い時は走ったし、うずうずするね」と顔を見合わせた。
野球仲間と元気いっぱい応援した中澤孝基君(10)、紀貴君(7)兄弟は「すごいなー。いつか走れるようになりたい」と目を輝かせた。
津波 絶望 仲間支援で再起
仙台の佐藤さん 祖父へ贈る金
自宅を津波で流された佐藤栄寿(えいじ)さん(32)=仙台市=はハーフに出場した。「もう走れない」と思った時期もあったが、仲間の励ましで再起。亡き祖父への思いを胸に、久米島路をひたすら駆けた。
宮城県七ケ浜町の職員。同市若林区の自宅は、愛用の競技用シューズやウエアとともに跡形もなく流された。
祖父(享年79)は家から約1キロ離れたところで遺体で見つかった。勤務先の町も大きな被害を受け、町施設で寝泊まりしながら災害復旧にあたった。
「陸上は続けられないよな。それどころじゃない…」。日常が奪われた。ふさぎ込んだ佐藤さんに、大学の同窓生や陸上チームの仲間らが競技用具を提供。周囲の支援がやる気を起こさせ、約2カ月後に練習を再開した。
久米島が仙台に本拠を置くプロ野球・楽天のキャンプ地であることから招待選手として声が掛かった。佐藤さんにとって初めての沖縄でのレース。胸には期する思いがあった。「金メダルを取りたい」
亡くなった祖父は金色の小物などを集めるのが趣味だった。これまでの大会で金メダルを獲得し、祖父に見せると「頑張っているね」と喜んでくれた。だからこそ、の思いがあった。
勢いよくスタートした5キロ地点までは先頭。だが、首位を奪われ結果は1時間15分51秒で惜しくも総合2位に。「少し悔しい」と唇をかんだ。
レース途中であきらめた「金メダル」だが、予想外の出来事があった。年齢別で1位となり、黄金色の琉球ガラスでできたメダルを手にした。「二つもメダルを持って帰ることができ、うれしい」と喜んだ。
佐藤さんはこれからも仲間とともに走るつもりだ。「走ることで応援してくれた人に、感謝の気持ちを伝えたいんです」
(新垣亮)
沖縄タイムス
全盲の久銘次さん 故郷久米島駆ける(沖縄)
全盲の久銘次さん 故郷久米島駆ける

津波めぐみさん(右)の伴走で初マラソンに挑んだ久銘次位得さん
=23日、久米島町営仲里野球場近く
視覚障がいのあるあん摩・指圧師の久銘次位得さん(69)=久米島町=は5キロで、人生初マラソンに挑んだ。伴走者は常連客の同町立大岳小学校教諭の津波めぐみさん(40)。
久銘次さんの夢をかなえようと初めて伴走に挑戦。信じ合う“初心者”同士がロープでつながり、走る喜びを実感した。
久銘次さんは、病気で50歳ごろに完全に光を失った。建設会社を辞め、盲学校へ。15年前に同町内で治療院を開設し、久米島マラソンではマッサージのボランティアをしていた。
「一度は走ってみたい」。治療院で発した一言を聞いた津波さんが「日ごろの恩返しを」と伴走を引き受け、今大会に誘った。沖縄伴走ランナーネットワークの大見謝辰男会長から実技講習を受け本番に備えた。
人々の温かさに触れながら「昔見た風景」がよみがえったと振り返る久銘次さん。「くせになりそうです。沿道からの声援もすごかったし、本当に感謝。楽しかった。来年も参加したいですね」と笑顔で話した。
津波さんは「学ぶことが多かった。出たくても出られない人はまだまだ居るはず。地元でもっとサポートできないのか」と、障がい者が気軽に参加できる態勢づくりの必要性を語った。(新垣玲央)
沖縄タイムス

津波めぐみさん(右)の伴走で初マラソンに挑んだ久銘次位得さん
=23日、久米島町営仲里野球場近く
視覚障がいのあるあん摩・指圧師の久銘次位得さん(69)=久米島町=は5キロで、人生初マラソンに挑んだ。伴走者は常連客の同町立大岳小学校教諭の津波めぐみさん(40)。
久銘次さんの夢をかなえようと初めて伴走に挑戦。信じ合う“初心者”同士がロープでつながり、走る喜びを実感した。
久銘次さんは、病気で50歳ごろに完全に光を失った。建設会社を辞め、盲学校へ。15年前に同町内で治療院を開設し、久米島マラソンではマッサージのボランティアをしていた。
「一度は走ってみたい」。治療院で発した一言を聞いた津波さんが「日ごろの恩返しを」と伴走を引き受け、今大会に誘った。沖縄伴走ランナーネットワークの大見謝辰男会長から実技講習を受け本番に備えた。
人々の温かさに触れながら「昔見た風景」がよみがえったと振り返る久銘次さん。「くせになりそうです。沿道からの声援もすごかったし、本当に感謝。楽しかった。来年も参加したいですね」と笑顔で話した。
津波さんは「学ぶことが多かった。出たくても出られない人はまだまだ居るはず。地元でもっとサポートできないのか」と、障がい者が気軽に参加できる態勢づくりの必要性を語った。(新垣玲央)
沖縄タイムス
大阪・清風高に県観光功労表彰(沖縄)
大阪・清風高に県観光功労表彰

平岡校長(中央)に上原副知事から感謝状が手渡された
=24日、ホテル日航那覇グランドキャッスル
沖縄への修学旅行を1982年から継続し、通算30回目の来訪となった大阪府の清風高校(平岡宏一校長)に24日、上原良幸副知事から県観光功労者表彰の感謝状と記念品が贈られた。
同校が宿泊するホテル日航那覇グランドキャッスルで開かれた授与式で、上原副知事は「連続で来てくれるのは沖縄にとって貴重な財産。沖縄の人と交流を深め、2度、3度と来てくれることを願っている」とあいさつ。平岡校長は「ホスピタリティーにあふれ、他人の痛みを想像する力がある県民性と聞いている。わたしたちが忘れていたものを思い出すような場所になっていったらと思う」と期待した。
同校は、沖縄への修学旅行のキャンセルが相次いだ米同時多発テロ直後も、沖縄を応援するため行き先を変更せずに来県した。
沖縄タイムス

平岡校長(中央)に上原副知事から感謝状が手渡された
=24日、ホテル日航那覇グランドキャッスル
沖縄への修学旅行を1982年から継続し、通算30回目の来訪となった大阪府の清風高校(平岡宏一校長)に24日、上原良幸副知事から県観光功労者表彰の感謝状と記念品が贈られた。
同校が宿泊するホテル日航那覇グランドキャッスルで開かれた授与式で、上原副知事は「連続で来てくれるのは沖縄にとって貴重な財産。沖縄の人と交流を深め、2度、3度と来てくれることを願っている」とあいさつ。平岡校長は「ホスピタリティーにあふれ、他人の痛みを想像する力がある県民性と聞いている。わたしたちが忘れていたものを思い出すような場所になっていったらと思う」と期待した。
同校は、沖縄への修学旅行のキャンセルが相次いだ米同時多発テロ直後も、沖縄を応援するため行き先を変更せずに来県した。
沖縄タイムス
Aランチ選手権グランプリは「ハワイ」(OKINAWA)
Aランチ選手権グランプリは「ハワイ」

グランプリに輝いたドライブインレストランハワイのメンバーら
【沖縄】
県内の食堂やレストランの定番メニューで街おこしを図ろうと「第1回コザAランチ選手権」(主催・沖縄市料理飲食業組合、共催・市、FC琉球)が23日、コザ運動公園で開かれ、初代グランプリに「ドライブインレストランハワイ」(本部町)が輝いた。
代表の岸本恵樹さん(37)は「優勝できるとは思わなかったので非常にうれしい。Aランチを全国、世界に発信したい」と喜んだ。
「Aランチ」は1956年、沖縄市内にあった「ニューヨークレストラン」のシェフが、当時の花形職業のタクシー運転手向けに考案。各地に広がったという。
選手権には、老舗レストランや食堂8店舗が出店。各店が工夫を凝らし、一つの皿にハンバーグやチキン、カツレツ、卵焼きなど幾つもの「おかず」とご飯を盛ったミニサイズのAランチを提供、2500食を完売した。
審査は、来場者による1食券(500円)につき1ポイントに加えて、審査員による評価を加味して決めた。
山城淳組合長は「来年は20店舗に拡大し、コザ発祥のAランチをPRしていきたい」と喜んだ。2位は「メキシカン&ステーキハウス リマレストラン」(沖縄市)、
3位は「オリーブ畑」(同)。
沖縄タイムス

グランプリに輝いたドライブインレストランハワイのメンバーら
【沖縄】
県内の食堂やレストランの定番メニューで街おこしを図ろうと「第1回コザAランチ選手権」(主催・沖縄市料理飲食業組合、共催・市、FC琉球)が23日、コザ運動公園で開かれ、初代グランプリに「ドライブインレストランハワイ」(本部町)が輝いた。
代表の岸本恵樹さん(37)は「優勝できるとは思わなかったので非常にうれしい。Aランチを全国、世界に発信したい」と喜んだ。
「Aランチ」は1956年、沖縄市内にあった「ニューヨークレストラン」のシェフが、当時の花形職業のタクシー運転手向けに考案。各地に広がったという。
選手権には、老舗レストランや食堂8店舗が出店。各店が工夫を凝らし、一つの皿にハンバーグやチキン、カツレツ、卵焼きなど幾つもの「おかず」とご飯を盛ったミニサイズのAランチを提供、2500食を完売した。
審査は、来場者による1食券(500円)につき1ポイントに加えて、審査員による評価を加味して決めた。
山城淳組合長は「来年は20店舗に拡大し、コザ発祥のAランチをPRしていきたい」と喜んだ。2位は「メキシカン&ステーキハウス リマレストラン」(沖縄市)、
3位は「オリーブ畑」(同)。
沖縄タイムス
2011-10-24
2011久米島マラソン【写真特集】(沖縄 )
2011久米島マラソン
【久米島】
照りつける太陽の下、「FUN RUN」を合言葉に、「2011久米島マラソン」が23日、開かれた。県外、海外からの参加者も多く、南国の自然豊かな風景を楽しみながら交流を深めた。沿道からの温かい声援やボランティアの活躍もジョガーを後押しし、レースを盛り上げた。大会の様子を写真で振り返る。(写真部・古謝克公)
※大会の模様を収めた写真を11月5日からインターネットの「沖縄タイムスフォトギャラリー」で公開します。

あともう少し・拍手やパーランクーでゴール直前のランナーを励ます区民ら
=宇根

絶景バックに・豊かな大自然をバックにゴールを目指すランナー
=仲村渠・ミーフガー周辺

おつかれガガ・ハーフマラソンの折り返し地点。「まだ半分~」と
コーン標識に抱きつくレディー・ガガに扮(ふん)したランナー=大原

マッチョ対決・マッチョなコスチュームで励ますボランティア。
疲れたランナーも思わず笑顔=鳥島・清水小学校前

笑顔で後押し・給水ボランティアで頑張る久米島小・中学校の生徒たち。
明るい笑顔でランナーの疲れを吹き飛ばした=儀間

島の秋黄金色・島の秋の風物詩のショウキズイセンが咲き誇り、
ランナーの目を楽しませた=久米島空港周辺
沖縄タイムス
【久米島】
照りつける太陽の下、「FUN RUN」を合言葉に、「2011久米島マラソン」が23日、開かれた。県外、海外からの参加者も多く、南国の自然豊かな風景を楽しみながら交流を深めた。沿道からの温かい声援やボランティアの活躍もジョガーを後押しし、レースを盛り上げた。大会の様子を写真で振り返る。(写真部・古謝克公)
※大会の模様を収めた写真を11月5日からインターネットの「沖縄タイムスフォトギャラリー」で公開します。

あともう少し・拍手やパーランクーでゴール直前のランナーを励ます区民ら
=宇根

絶景バックに・豊かな大自然をバックにゴールを目指すランナー
=仲村渠・ミーフガー周辺

おつかれガガ・ハーフマラソンの折り返し地点。「まだ半分~」と
コーン標識に抱きつくレディー・ガガに扮(ふん)したランナー=大原

マッチョ対決・マッチョなコスチュームで励ますボランティア。
疲れたランナーも思わず笑顔=鳥島・清水小学校前

笑顔で後押し・給水ボランティアで頑張る久米島小・中学校の生徒たち。
明るい笑顔でランナーの疲れを吹き飛ばした=儀間

島の秋黄金色・島の秋の風物詩のショウキズイセンが咲き誇り、
ランナーの目を楽しませた=久米島空港周辺
沖縄タイムス
入院患者ら感涙 (沖縄)
ケントミライブに入院患者ら感涙

力強いバチさばきでリズムをたたく富子さん(中央)と
盛健さん(左)=宜野湾市、沖縄病院
【宜野湾】
病気と向き合い音楽活動を続ける比嘉富子さんと我如古盛健さんの民謡デュオ「ケントミ」のライブが21日、二人が通院する国立病院機構沖縄病院で開かれた。
制がん剤の強い副作用の中、笑顔で太鼓演奏を披露する比嘉さんの姿に、ロビーに集まった患者や家族が、感動の涙を流した。
末期がんの比嘉さんは7カ所にがんが転移し、今年、同病院の緩和ケア病棟に入院していた。しかし、「どうせ死ぬなら、残された時間を楽しく、人の役に立とう」と決意。退院後は8月に東日本大震災の被災地、岩手県一関市でライブを開くなど精力的に活動している。
ライブでは我如古さんの三線に合わせ、酸素吸入器を付けた比嘉さんが力強いバチさばきを披露。1曲が終わるたびに息があがり、太鼓にもたれて立っていたが、息を整えると元気な声で「みんなの顔を見てるとペースを飛ばしすぎる」と笑顔を振りまいた。
オリジナル曲「だいじょうぶよ~」では「病気でも借金でも離婚でも乗り越えられる。今まで乗り越えたなら、これからも大丈夫さ」と患者や家族に語りかけ、一緒にカチャーシーを踊り、会場を盛り上げた。同病院に入院する女性は「私も同じがんなので、比嘉さんの気持ちがとても伝わってきた。元気をもらった」と笑顔を見せた。
沖縄タイムス

力強いバチさばきでリズムをたたく富子さん(中央)と
盛健さん(左)=宜野湾市、沖縄病院
【宜野湾】
病気と向き合い音楽活動を続ける比嘉富子さんと我如古盛健さんの民謡デュオ「ケントミ」のライブが21日、二人が通院する国立病院機構沖縄病院で開かれた。
制がん剤の強い副作用の中、笑顔で太鼓演奏を披露する比嘉さんの姿に、ロビーに集まった患者や家族が、感動の涙を流した。
末期がんの比嘉さんは7カ所にがんが転移し、今年、同病院の緩和ケア病棟に入院していた。しかし、「どうせ死ぬなら、残された時間を楽しく、人の役に立とう」と決意。退院後は8月に東日本大震災の被災地、岩手県一関市でライブを開くなど精力的に活動している。
ライブでは我如古さんの三線に合わせ、酸素吸入器を付けた比嘉さんが力強いバチさばきを披露。1曲が終わるたびに息があがり、太鼓にもたれて立っていたが、息を整えると元気な声で「みんなの顔を見てるとペースを飛ばしすぎる」と笑顔を振りまいた。
オリジナル曲「だいじょうぶよ~」では「病気でも借金でも離婚でも乗り越えられる。今まで乗り越えたなら、これからも大丈夫さ」と患者や家族に語りかけ、一緒にカチャーシーを踊り、会場を盛り上げた。同病院に入院する女性は「私も同じがんなので、比嘉さんの気持ちがとても伝わってきた。元気をもらった」と笑顔を見せた。
沖縄タイムス
「マブヤー映画も応援を」 (沖縄)
「マブヤー映画も応援を」 出演者ら舞台あいさつ

舞台あいさつで映画の観賞を呼び掛ける(左から)龍神ガナシー、琉神マブヤー、
ISSAさん、山田親太朗さん、佐野智樹監督ら=23日、那覇市のシネマQ
29日からスターシアターズ系劇場で公開される映画「琉神マブヤー・ザ・ムービー 七つのマブイ」のプレミア上映が23日、那覇市のシネマQであり、出演したISSAさん、山田親太朗さん、佐野智樹監督らが舞台あいさつした。
琉神マブヤーと龍神ガナシーらも登場し、ハブデービルやマングーチュとショーを繰り広げた。
琉神マブヤーのテレビ放映開始時からファンで、映画で出演の願いがかなったというISSAさんは「皆で魂を込めて作った映画。見てもらえたらうれしい」と話し、山田さんは「皆さんにどんなふうに見てもらえるか、公開されるまでどきどきしている」と話した。
佐野監督は「撮影を通してマブヤーは幅広い世代に人気があると実感した。支えてくれた沖縄の人々に感謝している。映画も応援してほしい」と呼び掛けた。
29、30日にも山田さん、ISSAさん、ガレッジセールのゴリさん、佐野監督らの舞台あいさつがある。
琉球新報

舞台あいさつで映画の観賞を呼び掛ける(左から)龍神ガナシー、琉神マブヤー、
ISSAさん、山田親太朗さん、佐野智樹監督ら=23日、那覇市のシネマQ
29日からスターシアターズ系劇場で公開される映画「琉神マブヤー・ザ・ムービー 七つのマブイ」のプレミア上映が23日、那覇市のシネマQであり、出演したISSAさん、山田親太朗さん、佐野智樹監督らが舞台あいさつした。
琉神マブヤーと龍神ガナシーらも登場し、ハブデービルやマングーチュとショーを繰り広げた。
琉神マブヤーのテレビ放映開始時からファンで、映画で出演の願いがかなったというISSAさんは「皆で魂を込めて作った映画。見てもらえたらうれしい」と話し、山田さんは「皆さんにどんなふうに見てもらえるか、公開されるまでどきどきしている」と話した。
佐野監督は「撮影を通してマブヤーは幅広い世代に人気があると実感した。支えてくれた沖縄の人々に感謝している。映画も応援してほしい」と呼び掛けた。
29、30日にも山田さん、ISSAさん、ガレッジセールのゴリさん、佐野監督らの舞台あいさつがある。
琉球新報
一定方針、国提示へ (沖縄)
一定方針、国提示へ 八重山教科書、文科相が言明
【東京】
中川正春文部科学相は21日の記者会見で、八重山地区3市町の中学校公民教科書採択問題について「いま検討の最終段階に私たちもきている。
法的に可能な形で整理したい」と述べ、近く一定の方針をまとめる考えを示した。
県教育委員会は採択問題に関する文書を19日付で同省に提出。育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択した9月8日の八重山地区教育委員全員による協議は有効だとした上で、育鵬社版を選定した8月23日の採択地区協議会の答申とのいずれを尊重するかは「八重山の当事者が判断すべきだ」との見解を示している。
県教委の文書に関して中川氏は「有効だがコンセンサスができていない。だから努力してつくってくださいと申し上げている」と述べ、3市町で判断が分かれている採択の一本化を促した。
琉球新報
【東京】
中川正春文部科学相は21日の記者会見で、八重山地区3市町の中学校公民教科書採択問題について「いま検討の最終段階に私たちもきている。
法的に可能な形で整理したい」と述べ、近く一定の方針をまとめる考えを示した。
県教育委員会は採択問題に関する文書を19日付で同省に提出。育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択した9月8日の八重山地区教育委員全員による協議は有効だとした上で、育鵬社版を選定した8月23日の採択地区協議会の答申とのいずれを尊重するかは「八重山の当事者が判断すべきだ」との見解を示している。
県教委の文書に関して中川氏は「有効だがコンセンサスができていない。だから努力してつくってくださいと申し上げている」と述べ、3市町で判断が分かれている採択の一本化を促した。
琉球新報
迷子のカメさん、おうちはどこ? (沖縄)
迷子のカメさん、おうちはどこ? うるま署が保護

県道を横断中のところを保護されたカメ
=21日午後、うるま署
21日午後3時20分ごろ、うるま市喜屋武の県道224号を車で走行中の男性が、目の前の道路を渡っているカメを発見した。
男性から通報を受けたうるま署がカメを捕獲した。
カメは体長約80センチ、体重約30キロでカメは一人でやっと持ち上げられるほどの重さだったという。そのままパトカーの後部座席に載せられ、うるま署に運ばれた。
うるま署が照会したところ、ことし4月に沖縄市内でカメの遺失物の届け出があるといい、署員らは「同じカメなら半年かけて、うるま市まで移動したのだろうか」と首をかしげている。
琉球新報

県道を横断中のところを保護されたカメ
=21日午後、うるま署
21日午後3時20分ごろ、うるま市喜屋武の県道224号を車で走行中の男性が、目の前の道路を渡っているカメを発見した。
男性から通報を受けたうるま署がカメを捕獲した。
カメは体長約80センチ、体重約30キロでカメは一人でやっと持ち上げられるほどの重さだったという。そのままパトカーの後部座席に載せられ、うるま署に運ばれた。
うるま署が照会したところ、ことし4月に沖縄市内でカメの遺失物の届け出があるといい、署員らは「同じカメなら半年かけて、うるま市まで移動したのだろうか」と首をかしげている。
琉球新報
かりゆし魅力再発見 (沖縄)
かりゆし魅力再発見 新ウエアを提案

沖縄の産業まつりで「かりゆしウエアスタイル」の作品が披露されたファッションショー=23日、那覇市の県立武道館
第35回沖縄の産業まつり(同実行委員会主催)最終日の23日、若い女性を対象としたカジュアルなかりゆしウエアを提案する「かりゆしウエアスタイル」のファッションショーが、同まつり会場の県立武道館で開かれ、ファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」に出展された「かりゆしウエアスタイル」の作品など13点がショーで披露された。
ショーは2012年2月ごろ予定の第2回「かりゆしウエアスタイル」コンテストをPRしようと実施。コンテストグランプリは同3月開催予定のTGCで、モデルが実際に着用し披露することが企画されている。
琉球新報

沖縄の産業まつりで「かりゆしウエアスタイル」の作品が披露されたファッションショー=23日、那覇市の県立武道館
第35回沖縄の産業まつり(同実行委員会主催)最終日の23日、若い女性を対象としたカジュアルなかりゆしウエアを提案する「かりゆしウエアスタイル」のファッションショーが、同まつり会場の県立武道館で開かれ、ファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」に出展された「かりゆしウエアスタイル」の作品など13点がショーで披露された。
ショーは2012年2月ごろ予定の第2回「かりゆしウエアスタイル」コンテストをPRしようと実施。コンテストグランプリは同3月開催予定のTGCで、モデルが実際に着用し披露することが企画されている。
琉球新報
安慶田青年会「エイサーで元気贈る」 (沖縄)
安慶田青年会「エイサーで元気贈る」 被災地釜石で演舞

東日本大震災で大きな被害があった友好都市の釜石市で
開かれた復興イベントでエイサーを踊る沖縄市安慶田青年会のメンバー
=23日、岩手県釜石市
【岩手県釜石市で島袋良太】
東日本大震災で約1100人の死者・行方不明者が出た岩手県釜石市で23日、復興イベント「立ち上がろう釜石~夢・希望・未来へ」が開催された。
沖縄市からも、沖縄全島エイサーまつり実行委員会の派遣団(団長・島袋芳敬沖縄市副市長)が参加し、安慶田青年会がエイサーを演舞した。
力強い太鼓や華やかな手踊りを披露し、会場に詰め掛けた多くの市民に元気を届けた。
会場となった「シープラザ遊」は、津波で庁舎が倒壊した釜石市が災害対策本部を設置し、全国からの支援物資を保管していた場所。各家庭への支援物資の分配が終わったため、この日に震災後初めてとなる大型の市民イベントを開催した。
会場では、沖縄市青年団協議会や同市観光協会のメンバーが釜石の高校生ボランティアと共に作ったソーキそばも振る舞った。
安慶田青年会は、出発前に市婦人連合会と作ったサーターアンダギーや締め太鼓の形をしたキーホルダー、黒糖、ちんすこうなども配布した。
エイサーを見た釜石市の加藤睦子さん(59)は「震災後は自宅にばかりいた。沖縄の若者が釜石に来て、本当に楽しそうに力強いエイサーを踊るのを見て感動した。今日から新しい一歩を踏み出した気がする」と喜んだ。
同青年会の糸数勝久会長(22)は「踊った後にみんなが握手をしてきたりお礼を言ってくれたりしてうれしかった。エイサー以外でも釜石と交流を続けていきたい」と話した。
琉球新報

東日本大震災で大きな被害があった友好都市の釜石市で
開かれた復興イベントでエイサーを踊る沖縄市安慶田青年会のメンバー
=23日、岩手県釜石市
【岩手県釜石市で島袋良太】
東日本大震災で約1100人の死者・行方不明者が出た岩手県釜石市で23日、復興イベント「立ち上がろう釜石~夢・希望・未来へ」が開催された。
沖縄市からも、沖縄全島エイサーまつり実行委員会の派遣団(団長・島袋芳敬沖縄市副市長)が参加し、安慶田青年会がエイサーを演舞した。
力強い太鼓や華やかな手踊りを披露し、会場に詰め掛けた多くの市民に元気を届けた。
会場となった「シープラザ遊」は、津波で庁舎が倒壊した釜石市が災害対策本部を設置し、全国からの支援物資を保管していた場所。各家庭への支援物資の分配が終わったため、この日に震災後初めてとなる大型の市民イベントを開催した。
会場では、沖縄市青年団協議会や同市観光協会のメンバーが釜石の高校生ボランティアと共に作ったソーキそばも振る舞った。
安慶田青年会は、出発前に市婦人連合会と作ったサーターアンダギーや締め太鼓の形をしたキーホルダー、黒糖、ちんすこうなども配布した。
エイサーを見た釜石市の加藤睦子さん(59)は「震災後は自宅にばかりいた。沖縄の若者が釜石に来て、本当に楽しそうに力強いエイサーを踊るのを見て感動した。今日から新しい一歩を踏み出した気がする」と喜んだ。
同青年会の糸数勝久会長(22)は「踊った後にみんなが握手をしてきたりお礼を言ってくれたりしてうれしかった。エイサー以外でも釜石と交流を続けていきたい」と話した。
琉球新報
高校生らの挑戦、オーストラリア大陸縦断(沖縄)
高校生らの挑戦、チーム沖縄13位
オーストラリア大陸縦断

ゴールゲートをくぐり抜け、全行程を終えて喜ぶチーム沖縄のメンバーら
=23日、南オーストラリア州アデレード
【アデレード23日島袋貞治】
オーストラリア大陸約3千キロを縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の最終日となる23日、南部工業高校の生徒らが中心となるチーム沖縄の「レキオン」はアデレード市内に設置されたゴールゲートを越え、全行程を終えた。
県勢初で、大会史上初めての公立高校の生徒らによる挑戦は、太陽光による自走距離は2408キロ地点まで進み、37チーム中13位だった。
同レースは16日に大陸北部のダーウィン市をスタート地に競われた。競技3日目に山火事による足止め、4、5日目に太陽光を遮る悪天候も続き、ゴールゲートをくぐることができたのはわずか3チームで、多くのチームにとって厳しいレース展開となった。
レキオンは6日目の21日、2386キロ地点で太陽光のみによる自走を断念。その後、トラックによる輸送と太陽光による再自走を繰り返し、アデレード入りした。
一方で、マサチューセッツ工科大学(米国)やケンブリッジ大学(英国)などよりも上位に進出するなど奮闘した。
琉球新報
オーストラリア大陸縦断

ゴールゲートをくぐり抜け、全行程を終えて喜ぶチーム沖縄のメンバーら
=23日、南オーストラリア州アデレード
【アデレード23日島袋貞治】
オーストラリア大陸約3千キロを縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の最終日となる23日、南部工業高校の生徒らが中心となるチーム沖縄の「レキオン」はアデレード市内に設置されたゴールゲートを越え、全行程を終えた。
県勢初で、大会史上初めての公立高校の生徒らによる挑戦は、太陽光による自走距離は2408キロ地点まで進み、37チーム中13位だった。
同レースは16日に大陸北部のダーウィン市をスタート地に競われた。競技3日目に山火事による足止め、4、5日目に太陽光を遮る悪天候も続き、ゴールゲートをくぐることができたのはわずか3チームで、多くのチームにとって厳しいレース展開となった。
レキオンは6日目の21日、2386キロ地点で太陽光のみによる自走を断念。その後、トラックによる輸送と太陽光による再自走を繰り返し、アデレード入りした。
一方で、マサチューセッツ工科大学(米国)やケンブリッジ大学(英国)などよりも上位に進出するなど奮闘した。
琉球新報
ハート形ナンバー (沖縄)
ハート形ナンバー 来年2月から交付

来年2月から交付されるハートのロゴマークをモチーフにしたナンバープレート=23日、南城市・シュガーホール(大野亨恭撮影)
【南城】
ハートを持って思いやりのある運転を―。南城市は、市域と形が似ていることからシンボルとなっている「ハート形」の原付きバイクのナンバープレートを制作し23日、見本品を初公開した。
「ご当地ナンバー」は近年、全国で注目を集めており、市によると県内では南城が初の導入。
新プレートはハート形をベースに、市のイメージキャラクター「なんじぃ」のイラストが描かれている。色は排気量により、桃色(125cc以下)、黄色(90cc以下)、青色(50cc以下)の3種。
2012年2月から、市に原付きを登録した希望者に交付する。現在使われている四角いプレートも希望があれば無料で交換するという。
市の担当者は「PR効果は抜群。一目で南城と分かるので、交通ルールを守る意識も働いてほしい」。瀬底秀さん(18)は「かわいくてちょっと恥ずかしいけど、2月になったら真っ先に付け替えたい」と待ち望んでいる様子だった。
沖縄タイムス

来年2月から交付されるハートのロゴマークをモチーフにしたナンバープレート=23日、南城市・シュガーホール(大野亨恭撮影)
【南城】
ハートを持って思いやりのある運転を―。南城市は、市域と形が似ていることからシンボルとなっている「ハート形」の原付きバイクのナンバープレートを制作し23日、見本品を初公開した。
「ご当地ナンバー」は近年、全国で注目を集めており、市によると県内では南城が初の導入。
新プレートはハート形をベースに、市のイメージキャラクター「なんじぃ」のイラストが描かれている。色は排気量により、桃色(125cc以下)、黄色(90cc以下)、青色(50cc以下)の3種。
2012年2月から、市に原付きを登録した希望者に交付する。現在使われている四角いプレートも希望があれば無料で交換するという。
市の担当者は「PR効果は抜群。一目で南城と分かるので、交通ルールを守る意識も働いてほしい」。瀬底秀さん(18)は「かわいくてちょっと恥ずかしいけど、2月になったら真っ先に付け替えたい」と待ち望んでいる様子だった。
沖縄タイムス
県勢躍動メダル14個 障害者スポ (沖縄)
県勢躍動メダル14個 障害者スポ

金の笑顔4つ・全国障害者スポーツ大会で、金メダルを獲得した
(左から)新垣蒼さん、野崎高之さん、宇地原篤さん、国仲博道さん
=23日、山口市

大宜味村の障がい者で初めて全国レベルのスポーツ大会に臨み、
100メートル走を全力で駆け抜けた古波蔵義照さん=23日、山口市
【山口で堀川幸太郎】
山口県で開かれている全国障害者スポーツ大会の第2日となる23日、県勢は障がいや年齢別の競技・種目で金4、銀6、銅4のメダル14個を取った。
ソフトボール投げは、少年の部の野崎高之さん(18)=宮古島市、40歳以上で競う同2部の国仲博道さん(46)=同=が金メダル。野崎さんは身長161センチ、60キロの小柄な体から自己ベストを約7メートル上回る78メートル37センチのビッグスローを見せて金。「両親に早く電話で教えたい」と声を弾ませた。
一般卓球少年の部の新垣蒼さん(17)=南風原町=はリーグ戦を制するスマッシュの後、大きな掛け声とともにガッツポーズ。「試合でも声は絶やさない。相手にも、自分にも勝つためです」と強い気持ちを見せた。開会式の旗手、宇地原篤さん(47)=八重瀬町=も走り幅跳び2部で優勝している。
団体競技では、決勝進出を目指した聴覚障害者バレーボール、知的障害者サッカーがともに敗退。最終日24日の3位決定戦で銅メダルを狙う。
古波蔵さん「緊張楽しい」
大宜味初の全国舞台
100メートル ひたむきに
「村には恥ずかしがり屋が多い。だから、僕が出られたんだよ」と照れ笑いを浮かべる大宜味村の農業古波蔵義照さん(63)。同村の担当者によると、村の障がい者として初めて全国レベルのスポーツ大会に臨んだ。
23日は、陸上100メートル走に出場した。駆け出して20メートルを過ぎるころには同じ組の全員に抜かれ、あごが上がりきった。それでも小児まひの影響で動きづらい左腕を力いっぱい振り、ひたむきに駆け抜けた。
競技後、秘めた思いを小声で教えてくれた。「気恥ずかしいのも分かるが、人の輪が広がるチャンスはつかんでほしい。大舞台の緊張感も楽しいのだから」。走る姿を通じ、村の友達にエールを送った。
沖縄タイムス

金の笑顔4つ・全国障害者スポーツ大会で、金メダルを獲得した
(左から)新垣蒼さん、野崎高之さん、宇地原篤さん、国仲博道さん
=23日、山口市

大宜味村の障がい者で初めて全国レベルのスポーツ大会に臨み、
100メートル走を全力で駆け抜けた古波蔵義照さん=23日、山口市
【山口で堀川幸太郎】
山口県で開かれている全国障害者スポーツ大会の第2日となる23日、県勢は障がいや年齢別の競技・種目で金4、銀6、銅4のメダル14個を取った。
ソフトボール投げは、少年の部の野崎高之さん(18)=宮古島市、40歳以上で競う同2部の国仲博道さん(46)=同=が金メダル。野崎さんは身長161センチ、60キロの小柄な体から自己ベストを約7メートル上回る78メートル37センチのビッグスローを見せて金。「両親に早く電話で教えたい」と声を弾ませた。
一般卓球少年の部の新垣蒼さん(17)=南風原町=はリーグ戦を制するスマッシュの後、大きな掛け声とともにガッツポーズ。「試合でも声は絶やさない。相手にも、自分にも勝つためです」と強い気持ちを見せた。開会式の旗手、宇地原篤さん(47)=八重瀬町=も走り幅跳び2部で優勝している。
団体競技では、決勝進出を目指した聴覚障害者バレーボール、知的障害者サッカーがともに敗退。最終日24日の3位決定戦で銅メダルを狙う。
古波蔵さん「緊張楽しい」
大宜味初の全国舞台
100メートル ひたむきに
「村には恥ずかしがり屋が多い。だから、僕が出られたんだよ」と照れ笑いを浮かべる大宜味村の農業古波蔵義照さん(63)。同村の担当者によると、村の障がい者として初めて全国レベルのスポーツ大会に臨んだ。
23日は、陸上100メートル走に出場した。駆け出して20メートルを過ぎるころには同じ組の全員に抜かれ、あごが上がりきった。それでも小児まひの影響で動きづらい左腕を力いっぱい振り、ひたむきに駆け抜けた。
競技後、秘めた思いを小声で教えてくれた。「気恥ずかしいのも分かるが、人の輪が広がるチャンスはつかんでほしい。大舞台の緊張感も楽しいのだから」。走る姿を通じ、村の友達にエールを送った。
沖縄タイムス
知念無念の力負け 選抜出場難しく (沖縄)
知念無念の力負け 選抜出場難しく

情報科学―知念 2回表、知念は投手の大浜秀丸(右)がけん制で
誘い出した二走を、三塁手の森山大祐(中央)がタッチアウトにする
=新大分球場
【大分で大城大輔】
高校野球の秋季九州大会(第129回九州大会)第2日は23日、大分県の新大分球場などで再試合となった1回戦1試合と2回戦4試合を行い、知念は0―7で大分の情報科学に七回コールドで敗れた。
知念は、互いに無得点で迎えた六回に5点、七回にも2点を奪われた。打線も1安打に 情報科学のほか、九州学院(熊本)、創成館(長崎)大分が準々決勝に進んだ。長崎日大は大牟田(福岡)との再試合を制し2回戦に進出した。
24日の第3日は2回戦の残り2試合を行い、8強が出そろう。
【評】知念は先発の大浜が五回まで無失点と好投したが、六回にスクイズで先制されると、5番に適時二塁打を浴び、さらに失策も絡んで一気に5点を失った。七回は2番手奥間、3番手の照屋もつかまり、2点を追加された。打線は情報科学の右横手、後藤を最後まで打ち崩せず、1安打で完封負けした。
沖縄タイムス

情報科学―知念 2回表、知念は投手の大浜秀丸(右)がけん制で
誘い出した二走を、三塁手の森山大祐(中央)がタッチアウトにする
=新大分球場
【大分で大城大輔】
高校野球の秋季九州大会(第129回九州大会)第2日は23日、大分県の新大分球場などで再試合となった1回戦1試合と2回戦4試合を行い、知念は0―7で大分の情報科学に七回コールドで敗れた。
知念は、互いに無得点で迎えた六回に5点、七回にも2点を奪われた。打線も1安打に 情報科学のほか、九州学院(熊本)、創成館(長崎)大分が準々決勝に進んだ。長崎日大は大牟田(福岡)との再試合を制し2回戦に進出した。
24日の第3日は2回戦の残り2試合を行い、8強が出そろう。
【評】知念は先発の大浜が五回まで無失点と好投したが、六回にスクイズで先制されると、5番に適時二塁打を浴び、さらに失策も絡んで一気に5点を失った。七回は2番手奥間、3番手の照屋もつかまり、2点を追加された。打線は情報科学の右横手、後藤を最後まで打ち崩せず、1安打で完封負けした。
沖縄タイムス
歌・三線を晴れやかに (八重山・沖縄)
歌・三線を晴れやかに 古典民謡コンクール発表会
さらなる精進期待

第37回八重山古典民謡コンクール発表会(主催・八重山毎日新聞社)が22日夜、石垣市民会館大ホールで開かれた。
今年は過去最多の最優秀賞17人をはじめ優秀賞38人、新人賞73人、奨励普及賞16人の総勢144人の合格者が部門ごとに堂々と歌・三線を披露し、晴れの舞台を飾った。斉唱が響く演目では、色鮮やかな舞踊が花を添え、大勢の観衆が出演者一人ひとりに惜しみない拍手を送った。コンクールを支えた関係者らは合格者のさらなる研さんを期待し、八重山古典民謡のますますの発展を願った。
発表会は、出演者全員による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。奨励普及賞16人は「黒島節」を斉唱し、小中学生が初々しい歌声を会場いっぱいに響かせた。
最も数が多い新人賞73人は「安里屋節」を全員で熱唱。独唱でも選抜された4人が「千鳥節」「夜雨節」でしっとりと聴かせた。
優秀賞38人は「蔵ぬぱな節」「前ぬ渡節」を全員で歌い上げ、独唱では4人が「大浦越路節」「小浜節」を披露した。
晴れ舞台に強い思いを寄せる最優秀賞17人は、「越城節」を斉唱。全員が独唱を任され、「たらくじ節」「まんのーま節」「石ぬ屏風節」「崎山節」「仲筋ぬぬべーま節」「しょんかねー節」「月ぬまぴろーま節」「とぅばらーま」などで情感豊かに歌声を響かせた。
発表会は7カ所の舞踊研究所、8カ所の箏曲研究所、2つの太鼓道場、笛8人が協力。幕あいでは本盛秀舞踊研究所、黒石高子舞踊研究所、新城知子八重山舞踊稽古場が舞台を彩った。
発表会に先立ち同日夕には表彰式があり、本社の仲間清隆社長が合格者一人ひとりに賞状を手渡した。
八重山毎日新聞
さらなる精進期待

第37回八重山古典民謡コンクール発表会(主催・八重山毎日新聞社)が22日夜、石垣市民会館大ホールで開かれた。
今年は過去最多の最優秀賞17人をはじめ優秀賞38人、新人賞73人、奨励普及賞16人の総勢144人の合格者が部門ごとに堂々と歌・三線を披露し、晴れの舞台を飾った。斉唱が響く演目では、色鮮やかな舞踊が花を添え、大勢の観衆が出演者一人ひとりに惜しみない拍手を送った。コンクールを支えた関係者らは合格者のさらなる研さんを期待し、八重山古典民謡のますますの発展を願った。
発表会は、出演者全員による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。奨励普及賞16人は「黒島節」を斉唱し、小中学生が初々しい歌声を会場いっぱいに響かせた。
最も数が多い新人賞73人は「安里屋節」を全員で熱唱。独唱でも選抜された4人が「千鳥節」「夜雨節」でしっとりと聴かせた。
優秀賞38人は「蔵ぬぱな節」「前ぬ渡節」を全員で歌い上げ、独唱では4人が「大浦越路節」「小浜節」を披露した。
晴れ舞台に強い思いを寄せる最優秀賞17人は、「越城節」を斉唱。全員が独唱を任され、「たらくじ節」「まんのーま節」「石ぬ屏風節」「崎山節」「仲筋ぬぬべーま節」「しょんかねー節」「月ぬまぴろーま節」「とぅばらーま」などで情感豊かに歌声を響かせた。
発表会は7カ所の舞踊研究所、8カ所の箏曲研究所、2つの太鼓道場、笛8人が協力。幕あいでは本盛秀舞踊研究所、黒石高子舞踊研究所、新城知子八重山舞踊稽古場が舞台を彩った。
発表会に先立ち同日夕には表彰式があり、本社の仲間清隆社長が合格者一人ひとりに賞状を手渡した。
八重山毎日新聞
高野入植50周年を祝う式典・祝賀会を挙行(宮古島・沖縄)
「団結」の歴史、記念碑に/高野入植50周年を祝う式典
・祝賀会を挙行 半世紀振り返る

地域住民や受賞者らがそろい記念撮影=23日、高野集落農事集会所
1961年に多良間村水納島の18戸と大神島の17戸、宮古島5戸の計40戸から275人が集団入植した高野集落は、入植50周年の節目を迎え23日、同集落農事集会所で記念式典と祝賀会を開いた。
式典には住民や行政、政界の関係者らが出席し、開拓時の苦労など半世紀の歩みを振り返るとともに今後を展望した。歴代自治会長や高額寄付者を表彰。50周年記念碑の除幕を行い節目を飾った。祝賀会は、多彩な余興で盛り上がった。

知念期成会長(右奥)らによる記念碑の除幕
当時、大野越と呼ばれた高野の開拓は、琉球政府の移住政策により実施された。
背景には、食糧事情の逼迫があった。
先発隊の40人(40戸の戸主)は、家族の受入態勢を整えるため食糧作りと住宅建設に励んだ。主食のイモは、苗を学校や隣接集落から提供してもらい栽培した。
式典のあいさつで、先発隊の一人でもある知念貞吉記念事業期成会長は「イモの植え付けを完了した時の気持ちは今でも忘れられない」と当時をしのんだ。
住宅40戸はすべて、10坪のコンクリート造り。難儀を極めた手作業のスラブ打ちは同年9月に終わり、家族を迎えた。高野は、縦横に整然と走る碁盤目状の道路が特徴。10坪の住宅は、そのほとんどが大きな家に建て替えらた。産業は農業と漁業が主に営まれている。
知念会長は、苦難に満ちた開拓移住生活を乗り越えた原動力は「連帯意識と団結心の強さにある」と50年を総括。記念碑には、高野の歴史を象徴する「団結」の2文字を刻んだ。
下地敏彦市長(代読)は、50年の輝かしい足跡は団結力によるものと評価。今後については、「さらに住みよい地域づくりを目指してほしい」と期待を込めた。
下地昌明多良間村長は、新天地を切り開いた先輩に敬意を表し2世、3世には、開拓の歴史をステップに未来に飛躍するよう激励した。
仲井真弘多知事や島尻安伊子参議院議員も祝辞を述べ、高野集落の発展を祈念した。
表彰を受けた歴代自治会長は次の通り。(敬称略)
知念邦夫▽狩俣喜一郎▽知念一夫▽荷川取茂▽下地勇▽大浦邦夫▽宮国金治▽大浦栄範▽狩俣徳蔵▽友利博吉▽知念時男▽伊佐秀夫▽知念良夫▽下地長栄▽知念貞吉▽平良昌敏
.宮古毎日新聞
・祝賀会を挙行 半世紀振り返る

地域住民や受賞者らがそろい記念撮影=23日、高野集落農事集会所
1961年に多良間村水納島の18戸と大神島の17戸、宮古島5戸の計40戸から275人が集団入植した高野集落は、入植50周年の節目を迎え23日、同集落農事集会所で記念式典と祝賀会を開いた。
式典には住民や行政、政界の関係者らが出席し、開拓時の苦労など半世紀の歩みを振り返るとともに今後を展望した。歴代自治会長や高額寄付者を表彰。50周年記念碑の除幕を行い節目を飾った。祝賀会は、多彩な余興で盛り上がった。

知念期成会長(右奥)らによる記念碑の除幕
当時、大野越と呼ばれた高野の開拓は、琉球政府の移住政策により実施された。
背景には、食糧事情の逼迫があった。
先発隊の40人(40戸の戸主)は、家族の受入態勢を整えるため食糧作りと住宅建設に励んだ。主食のイモは、苗を学校や隣接集落から提供してもらい栽培した。
式典のあいさつで、先発隊の一人でもある知念貞吉記念事業期成会長は「イモの植え付けを完了した時の気持ちは今でも忘れられない」と当時をしのんだ。
住宅40戸はすべて、10坪のコンクリート造り。難儀を極めた手作業のスラブ打ちは同年9月に終わり、家族を迎えた。高野は、縦横に整然と走る碁盤目状の道路が特徴。10坪の住宅は、そのほとんどが大きな家に建て替えらた。産業は農業と漁業が主に営まれている。
知念会長は、苦難に満ちた開拓移住生活を乗り越えた原動力は「連帯意識と団結心の強さにある」と50年を総括。記念碑には、高野の歴史を象徴する「団結」の2文字を刻んだ。
下地敏彦市長(代読)は、50年の輝かしい足跡は団結力によるものと評価。今後については、「さらに住みよい地域づくりを目指してほしい」と期待を込めた。
下地昌明多良間村長は、新天地を切り開いた先輩に敬意を表し2世、3世には、開拓の歴史をステップに未来に飛躍するよう激励した。
仲井真弘多知事や島尻安伊子参議院議員も祝辞を述べ、高野集落の発展を祈念した。
表彰を受けた歴代自治会長は次の通り。(敬称略)
知念邦夫▽狩俣喜一郎▽知念一夫▽荷川取茂▽下地勇▽大浦邦夫▽宮国金治▽大浦栄範▽狩俣徳蔵▽友利博吉▽知念時男▽伊佐秀夫▽知念良夫▽下地長栄▽知念貞吉▽平良昌敏
.宮古毎日新聞
下地の心意気示す アーグ大会など(宮古島・沖縄)
下地の心意気示す
/下地フェスティバル アーグ大会など多彩に

各地区の伝統芸能が披露された後は会場の参加者全員で
「下地原ぬクイチャー」を踊り祭りを盛り上げた=23日、下地池原公園
下地フェスティバル(主催・下地地区地域づくり協議会)が23日、市役所下地庁舎前の池原公園で開催された。
多くの住民が伝統芸能発表会に出演し、地域文化の継承を誓った。
そのほか、方言ほら吹き大会、崎田川アーグ大会、部落対抗リレー、のど自慢など多彩なイベントが催され、祭りは終日大盛況だった。地域住民以外の市民も多数来場し、下地で長く受け継がれてきた伝統芸能を堪能しながら秋の祭りを満喫した。
フェスティバルは下地地区の住民が一堂に会し、文化に対する理解を深め、地域の活性化を図っていくことが狙い。開会式で下地地区地域づくり協議会の川満省三会長は「地域の伝統芸能を継承していくことは大切なこと。きょうは各地の伝統芸能を見ながら祭りを楽しんでほしい」と来場者に呼び掛けた。
この後、園児、児童生徒が踊りを披露、高齢者の皆さんはグラウンドゴルフリレーで汗を流した。
方言ほら吹き大会には5人が出場。それぞれ地域の自慢話を巧みな方言で表現し、会場の笑いを誘った。
審査の結果、最優秀賞は川満の川平洋さん。川満の自慢話をユーモアたっぷりに披露し、観衆や審査員から高い評価を得た。優秀賞は洲鎌の仲里佑昭さん、特別賞は与那覇の池間健榮さんだった。崎田川アーグ大会には下地地区内外から出場した11人が自慢ののどを競い、下地の下地浩之さんが最優秀賞に輝いた。
この後開催された伝統芸能発表会は最も観衆の注目を集めた。ほとんどの出演者が着物や法被姿で各地区の伝統芸能を披露し、笑顔を見せながら楽しく、力強く、優雅に踊った。最後は参加者全員が参加する「下地原ぬクイチャー」で芸能祭を締めくくった。
夕方からは下地青年会が主導してのど自慢大会、早食い競争、バンド演奏などが行われ、フェスティバルは最後まで盛況だった。
川満会長は「この祭りを通して伝統芸能に対する理解を深めた下地地区の住民は多い。子や孫に継承していくためにも、とても意義深い祭りになった。これだけの人が集まったことも大きなこと。大成功だ」と住民の手で盛り上げたフェスティバルを総括した。
.宮古毎日新聞
/下地フェスティバル アーグ大会など多彩に

各地区の伝統芸能が披露された後は会場の参加者全員で
「下地原ぬクイチャー」を踊り祭りを盛り上げた=23日、下地池原公園
下地フェスティバル(主催・下地地区地域づくり協議会)が23日、市役所下地庁舎前の池原公園で開催された。
多くの住民が伝統芸能発表会に出演し、地域文化の継承を誓った。
そのほか、方言ほら吹き大会、崎田川アーグ大会、部落対抗リレー、のど自慢など多彩なイベントが催され、祭りは終日大盛況だった。地域住民以外の市民も多数来場し、下地で長く受け継がれてきた伝統芸能を堪能しながら秋の祭りを満喫した。
フェスティバルは下地地区の住民が一堂に会し、文化に対する理解を深め、地域の活性化を図っていくことが狙い。開会式で下地地区地域づくり協議会の川満省三会長は「地域の伝統芸能を継承していくことは大切なこと。きょうは各地の伝統芸能を見ながら祭りを楽しんでほしい」と来場者に呼び掛けた。
この後、園児、児童生徒が踊りを披露、高齢者の皆さんはグラウンドゴルフリレーで汗を流した。
方言ほら吹き大会には5人が出場。それぞれ地域の自慢話を巧みな方言で表現し、会場の笑いを誘った。
審査の結果、最優秀賞は川満の川平洋さん。川満の自慢話をユーモアたっぷりに披露し、観衆や審査員から高い評価を得た。優秀賞は洲鎌の仲里佑昭さん、特別賞は与那覇の池間健榮さんだった。崎田川アーグ大会には下地地区内外から出場した11人が自慢ののどを競い、下地の下地浩之さんが最優秀賞に輝いた。
この後開催された伝統芸能発表会は最も観衆の注目を集めた。ほとんどの出演者が着物や法被姿で各地区の伝統芸能を披露し、笑顔を見せながら楽しく、力強く、優雅に踊った。最後は参加者全員が参加する「下地原ぬクイチャー」で芸能祭を締めくくった。
夕方からは下地青年会が主導してのど自慢大会、早食い競争、バンド演奏などが行われ、フェスティバルは最後まで盛況だった。
川満会長は「この祭りを通して伝統芸能に対する理解を深めた下地地区の住民は多い。子や孫に継承していくためにも、とても意義深い祭りになった。これだけの人が集まったことも大きなこと。大成功だ」と住民の手で盛り上げたフェスティバルを総括した。
.宮古毎日新聞
2011-10-23
キンザーに外来カエル 爆発繁殖の恐れ(OKINAWA)
キンザーに外来カエル 爆発繁殖の恐れ
生態系に影響を与える恐れのある特定外来生物のオオヒキガエルの確認・捕獲が8月以降、相次いでいる。浦添市の米軍キャンプ・キンザー内で約550個体、周辺の市港川などで約50個体の計約600個体に上る。
環境省那覇自然環境事務所によると、在沖米海兵隊は自主的な防除に取り組んでおり、周辺住民にも発見や捕獲の協力を呼び掛けている。
同事務所によると、オオヒキガエルは南北大東島と石垣島に定着しているが、本島には生息しておらず、進入経路も不明という。体長8~20センチの大型で、ごつごつした体と目の後ろのふくらみが特徴。身の危険を感じると、白い毒液を出す。
捕獲された個体の体長が11センチ以下とやや小型が多いことから、来春にも繁殖を始めることが予想され、今後、爆発的に増える危険性もあるという。
捕獲した場合は、ビニール袋などに入れて保管し、同事務所または同課に連絡するよう促している。問い合わせは同事務所、電話098(858)5824と、市環境保全課、電話098(876)1234(内線3216)。
沖縄タイムス
生態系に影響を与える恐れのある特定外来生物のオオヒキガエルの確認・捕獲が8月以降、相次いでいる。浦添市の米軍キャンプ・キンザー内で約550個体、周辺の市港川などで約50個体の計約600個体に上る。
環境省那覇自然環境事務所によると、在沖米海兵隊は自主的な防除に取り組んでおり、周辺住民にも発見や捕獲の協力を呼び掛けている。
同事務所によると、オオヒキガエルは南北大東島と石垣島に定着しているが、本島には生息しておらず、進入経路も不明という。体長8~20センチの大型で、ごつごつした体と目の後ろのふくらみが特徴。身の危険を感じると、白い毒液を出す。
捕獲された個体の体長が11センチ以下とやや小型が多いことから、来春にも繁殖を始めることが予想され、今後、爆発的に増える危険性もあるという。
捕獲した場合は、ビニール袋などに入れて保管し、同事務所または同課に連絡するよう促している。問い合わせは同事務所、電話098(858)5824と、市環境保全課、電話098(876)1234(内線3216)。
沖縄タイムス
本格スイング 大人顔負け (沖縄)
本格スイング 大人顔負け 浦添で共演

共演する「ダイ・キモト&スイングキッズ」(スイス)と
浦添少年少女合唱団のメンバー=22日午後、浦添市てだこホール
【浦添】
子どもたちのジャズ・セレクション「2011ジュニア・ビッグバンド・ジャズ・イン浦添」(主催・沖縄タイムス社)が22日、浦添市てだこホールで開かれた。海外・県外で活躍するバンドと地元浦添市のメンバーが共演し、豊かな表現力で聴衆を魅了した。
国際的に活躍するスイスの「ダイ・キモト&スイングキッズ」や鹿児島県の「リトルチェリーズ」のほか、県内から「浦添市ジュニア吹奏楽団」と「浦添少年少女合唱団」が出演。幅広い世代で親しまれる大人数編成の「スイングジャズ」を披露した。
那覇市の仲井真中2年の嘉数佳乃さんと石原郁子さんは「子どもとは思えない演奏がすごかった。吹奏楽部に所属しているので、刺激を受けた」と話した。
沖縄タイムス

共演する「ダイ・キモト&スイングキッズ」(スイス)と
浦添少年少女合唱団のメンバー=22日午後、浦添市てだこホール
【浦添】
子どもたちのジャズ・セレクション「2011ジュニア・ビッグバンド・ジャズ・イン浦添」(主催・沖縄タイムス社)が22日、浦添市てだこホールで開かれた。海外・県外で活躍するバンドと地元浦添市のメンバーが共演し、豊かな表現力で聴衆を魅了した。
国際的に活躍するスイスの「ダイ・キモト&スイングキッズ」や鹿児島県の「リトルチェリーズ」のほか、県内から「浦添市ジュニア吹奏楽団」と「浦添少年少女合唱団」が出演。幅広い世代で親しまれる大人数編成の「スイングジャズ」を披露した。
那覇市の仲井真中2年の嘉数佳乃さんと石原郁子さんは「子どもとは思えない演奏がすごかった。吹奏楽部に所属しているので、刺激を受けた」と話した。
沖縄タイムス
「二見情話」古里に響く (沖縄)
「二見情話」古里に響く 名護で大会

出場者が熱唱する「二見情話」に聞き入る観客ら
=22日、名護市・二見区公民館
【名護】
民謡「二見情話」が生まれた名護市二見区(宜寿次聰区長)で22日、「二見バイパス開通記念~二見情話大会」(主催・二見区、共催・沖縄タイムス北部支社、後援・カヌチャリゾート)が開かれ、市内外から男女15組が歌声を披露した。
「二見情話」が作られて66年。出場者は今なお愛され続ける「名曲」を歌い上げた。作者の故・照屋朝敏さんの三男、照屋清さん(56)と孫の謝花樹里さん(31)も特別出演。華を添えた。
同区公民館には市内外から約400人の聴衆が訪れ、歌碑の隣に設置されたステージでの熱唱に拍手を送った。
審査の結果、最優秀賞は名護市宮里の金城知江美さん(43)、一暁さん(22)の親子。優秀賞に地元二見区の宜寿次直人さん・中迫まほさん、大宜味村の平良英勝さん・国頭村の宮城幸子さんの各ペアが選ばれた。
大会実行委員長の志良堂清仁さん(81)は「地元での大会を心から待ち望んでいた。人口減、高齢化などの課題はあるが、二見情話がある限り、必ず活性化できる」と期待した。
沖縄タイムス

出場者が熱唱する「二見情話」に聞き入る観客ら
=22日、名護市・二見区公民館
【名護】
民謡「二見情話」が生まれた名護市二見区(宜寿次聰区長)で22日、「二見バイパス開通記念~二見情話大会」(主催・二見区、共催・沖縄タイムス北部支社、後援・カヌチャリゾート)が開かれ、市内外から男女15組が歌声を披露した。
「二見情話」が作られて66年。出場者は今なお愛され続ける「名曲」を歌い上げた。作者の故・照屋朝敏さんの三男、照屋清さん(56)と孫の謝花樹里さん(31)も特別出演。華を添えた。
同区公民館には市内外から約400人の聴衆が訪れ、歌碑の隣に設置されたステージでの熱唱に拍手を送った。
審査の結果、最優秀賞は名護市宮里の金城知江美さん(43)、一暁さん(22)の親子。優秀賞に地元二見区の宜寿次直人さん・中迫まほさん、大宜味村の平良英勝さん・国頭村の宮城幸子さんの各ペアが選ばれた。
大会実行委員長の志良堂清仁さん(81)は「地元での大会を心から待ち望んでいた。人口減、高齢化などの課題はあるが、二見情話がある限り、必ず活性化できる」と期待した。
沖縄タイムス
「Aランチ」CDでもPR きょう選手権 (コザ・沖縄)
「Aランチ」CDでもPR きょう選手権

CD「ハッピーAランチ」
【沖縄】
市料理飲食業組合(山城淳組合長)は23日にコザ運動公園で開く、第1回Aランチ選手権を盛り上げようと、CD「ハッピー!Aランチ」を制作した。軽快なメロディーやエイサー、バラード調など3曲を収録、食堂の定番メニュー「Aランチ」への思いを県内の有名歌手らが歌っている。
2曲を作詞した山城組合長は「戦後コザで生まれたAランチを歌でもPRしたい」と意気込んでいる。
CDには「ハッピー!Aランチ」「遠いあの日のLOVEsong」「いつでもランチ〉夜でもランチ」の3曲を収録。「ハッピー~」は山城組合長が作詞し、ネーネーズなどの楽曲を手掛ける嘉手苅聡さんが作曲、歌手の鳩間可奈子さんが歌を担当。「白いお皿にあふれるおいしい時間はみんな大好き 沖縄生まれ、それはAランチ」などと軽快なリズムで、Aランチを食べる時の「わくわく感」(山城組合長)を表現している。
2000枚作り、1枚1500円。普久原楽器や県内の飲食業組合各支部などで販売している。問い合わせは同組合、電話098(921)1871(平日午後1~6時)。
沖縄タイムス

CD「ハッピーAランチ」
【沖縄】
市料理飲食業組合(山城淳組合長)は23日にコザ運動公園で開く、第1回Aランチ選手権を盛り上げようと、CD「ハッピー!Aランチ」を制作した。軽快なメロディーやエイサー、バラード調など3曲を収録、食堂の定番メニュー「Aランチ」への思いを県内の有名歌手らが歌っている。
2曲を作詞した山城組合長は「戦後コザで生まれたAランチを歌でもPRしたい」と意気込んでいる。
CDには「ハッピー!Aランチ」「遠いあの日のLOVEsong」「いつでもランチ〉夜でもランチ」の3曲を収録。「ハッピー~」は山城組合長が作詞し、ネーネーズなどの楽曲を手掛ける嘉手苅聡さんが作曲、歌手の鳩間可奈子さんが歌を担当。「白いお皿にあふれるおいしい時間はみんな大好き 沖縄生まれ、それはAランチ」などと軽快なリズムで、Aランチを食べる時の「わくわく感」(山城組合長)を表現している。
2000枚作り、1枚1500円。普久原楽器や県内の飲食業組合各支部などで販売している。問い合わせは同組合、電話098(921)1871(平日午後1~6時)。
沖縄タイムス
コザ毛遊びコンサートにぎわう(沖縄)
コザ毛遊びコンサートにぎわう

多くの参加者で盛り上がったコザ名物毛遊びコンサート
=12日、沖縄市胡屋・沖縄こどもの国水と緑の広場
【沖縄】
第26回コザ名物毛遊(モーアシ)びコンサート(主催・比謝川をそ生させる会など)が12日夜、市胡屋の沖縄こどもの国の水と緑の広場で開かれた。1200人以上の来場者は、秋の夜風を感じながら、泡盛などを片手にステージを楽しんだ。
比謝川の源流である沖縄こどもの国・沖縄こども未来ゾーン運営財団への寄付を目的に毎年開催。今年は座長の金城実さんらレギュラーメンバーに、ひがけい子さん、松田弘一さんら民謡歌手が出演した。会場にはさまざまな店が出店し、にぎわった。ウチナーンチュ大会のため来県した人たちも参加。フィナーレでは、カチャーシーで盛り上がった。
琉球新報

多くの参加者で盛り上がったコザ名物毛遊びコンサート
=12日、沖縄市胡屋・沖縄こどもの国水と緑の広場
【沖縄】
第26回コザ名物毛遊(モーアシ)びコンサート(主催・比謝川をそ生させる会など)が12日夜、市胡屋の沖縄こどもの国の水と緑の広場で開かれた。1200人以上の来場者は、秋の夜風を感じながら、泡盛などを片手にステージを楽しんだ。
比謝川の源流である沖縄こどもの国・沖縄こども未来ゾーン運営財団への寄付を目的に毎年開催。今年は座長の金城実さんらレギュラーメンバーに、ひがけい子さん、松田弘一さんら民謡歌手が出演した。会場にはさまざまな店が出店し、にぎわった。ウチナーンチュ大会のため来県した人たちも参加。フィナーレでは、カチャーシーで盛り上がった。
琉球新報
糸満、足攻あと一歩 (沖縄)
糸満、足攻あと一歩 九州高校野球

糸満―福岡工大城東 6回表糸満1死二、三塁、大城泰志が
スクイズを決める=新大分球場(大城大輔撮影)
【大分で大城大輔】
高校野球の秋季九州大会(第129回九州大会)は22日、大分県の新大分球場などで開幕し、1回戦3試合と2回戦2試合を行った。
県代表の糸満は初戦の2回戦で福岡工大城東に1―2で敗れ、8強入りを逃した。
初回に2点を先制された糸満は六回に1点差と迫ったが、追いつけなかった。福岡工大城東と初出場の宮崎西が準々決勝に進出。藤蔭と別府青山(ともに大分)が2回戦に進んだ。長崎日大と大牟田(福岡)の1回戦は延長十五回で決着せず、引き分け再試合となった。
知念きょう初戦
23日は1回戦1試合と2回戦4試合。新大分球場第1試合に予定されていた知念―情報科学は、再試合の影響で第2試合となった。
沖縄タイムス

糸満―福岡工大城東 6回表糸満1死二、三塁、大城泰志が
スクイズを決める=新大分球場(大城大輔撮影)
【大分で大城大輔】
高校野球の秋季九州大会(第129回九州大会)は22日、大分県の新大分球場などで開幕し、1回戦3試合と2回戦2試合を行った。
県代表の糸満は初戦の2回戦で福岡工大城東に1―2で敗れ、8強入りを逃した。
初回に2点を先制された糸満は六回に1点差と迫ったが、追いつけなかった。福岡工大城東と初出場の宮崎西が準々決勝に進出。藤蔭と別府青山(ともに大分)が2回戦に進んだ。長崎日大と大牟田(福岡)の1回戦は延長十五回で決着せず、引き分け再試合となった。
知念きょう初戦
23日は1回戦1試合と2回戦4試合。新大分球場第1試合に予定されていた知念―情報科学は、再試合の影響で第2試合となった。
沖縄タイムス
伊江、民泊事業が好調 (沖縄)
伊江、民泊事業が好調 本年度3万300人見込む

民泊を体験し“伊江島の両親”に「行ってきます」と手を振る生徒たち
=17日、伊江港
【伊江】
秋の修学旅行シーズンを迎え、ことしも伊江村は連日多くの修学旅行生でにぎわいを見せている。中でも伊江島観光協会(山城克己会長)の民泊事業は引き続き好調だ。
2011年度は172校(日帰り、連泊含む)約3万300人の民泊が見込まれている。
10年度に比べ16校減少したが、2900人増え、都道府県数も過去最高の40となる。
修学旅行ピークの10月から12月までは58校、約1万300人が島を訪れる見込み。伊江港は入村、離村する生徒で毎日のようにごった返す。民泊事業は現在、100軒の受け入れ民家が会員として登録し、サポート会員も60軒になる。
多くの学校が1泊2日の日程で“伊江島の両親”と楽しいひとときを過ごす。島を離れる時は出港直前まで会話を交わし、互いに抱き合い、握手を交わす光景が見られる。中には泣き出す生徒もおり感動的な場面に遭遇する。フェリーが離岸すると島の両親が「行ってらっしゃい」と声を掛け、生徒らは「行ってきます」と手を振り返す。
近年は民泊を体験した生徒やその家族が数年後に再び“島の両親”を訪ねるなど、絶大な効果を挙げている。
同協会は「03年度にテスト受け入れからスタートしたこの事業も好調に推移している。今後は教育旅行における安心、安全を重要課題に職員が一丸となって取り組んでいく」としている。
(金城幸人通信員)
琉球新報

民泊を体験し“伊江島の両親”に「行ってきます」と手を振る生徒たち
=17日、伊江港
【伊江】
秋の修学旅行シーズンを迎え、ことしも伊江村は連日多くの修学旅行生でにぎわいを見せている。中でも伊江島観光協会(山城克己会長)の民泊事業は引き続き好調だ。
2011年度は172校(日帰り、連泊含む)約3万300人の民泊が見込まれている。
10年度に比べ16校減少したが、2900人増え、都道府県数も過去最高の40となる。
修学旅行ピークの10月から12月までは58校、約1万300人が島を訪れる見込み。伊江港は入村、離村する生徒で毎日のようにごった返す。民泊事業は現在、100軒の受け入れ民家が会員として登録し、サポート会員も60軒になる。
多くの学校が1泊2日の日程で“伊江島の両親”と楽しいひとときを過ごす。島を離れる時は出港直前まで会話を交わし、互いに抱き合い、握手を交わす光景が見られる。中には泣き出す生徒もおり感動的な場面に遭遇する。フェリーが離岸すると島の両親が「行ってらっしゃい」と声を掛け、生徒らは「行ってきます」と手を振り返す。
近年は民泊を体験した生徒やその家族が数年後に再び“島の両親”を訪ねるなど、絶大な効果を挙げている。
同協会は「03年度にテスト受け入れからスタートしたこの事業も好調に推移している。今後は教育旅行における安心、安全を重要課題に職員が一丸となって取り組んでいく」としている。
(金城幸人通信員)
琉球新報
2011-10-22
糸満高生徒、被災児童に手作り絵本贈る(沖縄)
糸満高生徒、被災児童に手作り絵本贈る

手作り絵本を贈呈した糸満高校の生徒(後列)と絵本のプレゼントに喜ぶ親子
=19日、那覇市総合福祉センター
糸満高校の2、3年生20人は那覇市総合福祉センターで19日、東日本大震災の影響で県内に避難している子どもたちに手作りの絵本4冊を贈呈した。
贈呈式には3組の親子が出席。手渡された絵本を開き、早速読み聞かせをしていた。
絵本は、友情の大切さを書いた「まーくんのたからもの」など。同校では学校で義援金集めをしていたが、子どもたちのために何かできないかという声が上がり、4月から絵本作りに取り組んだ。
同校3年の宮城麻衣さん(17)は「明るい絵本をプレゼントしたかったので、自分たちでストーリーを考え絵も描いた。この絵本を読んで笑顔になってほしい」と話した。
6月に自主避難している皆川美子さん(39)=東京都=は「とっても立派な絵本を頂いてうれしい。子どもに読んであげたい」と笑顔をみせた。
沖縄タイムス

手作り絵本を贈呈した糸満高校の生徒(後列)と絵本のプレゼントに喜ぶ親子
=19日、那覇市総合福祉センター
糸満高校の2、3年生20人は那覇市総合福祉センターで19日、東日本大震災の影響で県内に避難している子どもたちに手作りの絵本4冊を贈呈した。
贈呈式には3組の親子が出席。手渡された絵本を開き、早速読み聞かせをしていた。
絵本は、友情の大切さを書いた「まーくんのたからもの」など。同校では学校で義援金集めをしていたが、子どもたちのために何かできないかという声が上がり、4月から絵本作りに取り組んだ。
同校3年の宮城麻衣さん(17)は「明るい絵本をプレゼントしたかったので、自分たちでストーリーを考え絵も描いた。この絵本を読んで笑顔になってほしい」と話した。
6月に自主避難している皆川美子さん(39)=東京都=は「とっても立派な絵本を頂いてうれしい。子どもに読んであげたい」と笑顔をみせた。
沖縄タイムス
キングス、3連勝 bjリーグ(沖縄)
キングス、3連勝 大阪に75-69 bjリーグ

大阪-キングス 第2Q、ドリブルで相手選手と競り合う
キングスの並里成=22日、東大阪アリーナ
(普久原裕南撮影)
プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングスは22日、
東大阪アリーナで大阪エヴェッサと初対戦し、75-69で競り勝った。
大阪との2戦目は23日、同会場で行う。
【琉球新報電子版】

大阪-キングス 第2Q、ドリブルで相手選手と競り合う
キングスの並里成=22日、東大阪アリーナ
(普久原裕南撮影)
プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングスは22日、
東大阪アリーナで大阪エヴェッサと初対戦し、75-69で競り勝った。
大阪との2戦目は23日、同会場で行う。
【琉球新報電子版】
レキオン、ゴール地に到着 (沖縄)
レキオン、ゴール地に到着 ソーラーチャレンジ
【アデレード22日島袋貞治】
世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の7日目の22日、チーム沖縄の「レキオン」はゴール地のアデレードに到着した。
前日は悪天候のため、太陽光による自走を断念し、2386キロ地点からトラックでレキオンを輸送した。22日はポートオーガスタからレキオンを20分間走らせた後、競技規則で定められた午前11時で最後の走行を終えた。その後、トラックで再び輸送し、アデレード入りした。現在の順位は暫定11位。23日にフィニッシュランのセレモニーに臨む。
【琉球新報電子版】
【アデレード22日島袋貞治】
世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の7日目の22日、チーム沖縄の「レキオン」はゴール地のアデレードに到着した。
前日は悪天候のため、太陽光による自走を断念し、2386キロ地点からトラックでレキオンを輸送した。22日はポートオーガスタからレキオンを20分間走らせた後、競技規則で定められた午前11時で最後の走行を終えた。その後、トラックで再び輸送し、アデレード入りした。現在の順位は暫定11位。23日にフィニッシュランのセレモニーに臨む。
【琉球新報電子版】
ふたば学童がゆし豆腐づくり挑戦 (宮古島・沖縄)
栽培から食育まで、ふたば学童がゆし豆腐づくり挑戦

ゆし豆腐づくりに挑戦する児童たち=ふたば学童
社会福祉法人ひらら福祉会ふたば学童 (長田克子園長) で22日、 ゆし豆腐づくり体験教室が開かれた。 22人の児童が参加。 講師は女性農林漁業士の上地洋美さん、 本村恵子さんが務めた。
児童たちは説明を受けながら、 作業に当たり、 おいしそうなゆし豆腐ができると歓声を上げ、 完成後はゆし豆腐を心行くまで味わっていた。
同教室は、 県宮古農林水産振興センター農業改良普及課と県宮古地区就農青年クラブ連絡協議会 (根間祐樹会長) が行ったもの。 大豆は昨年からスタートした 「だいずまみプロジェクト」 で青年たちが栽培、 管理、 収穫した。 また、 9月に同クラブを対象にゆし豆腐づくり実演会が行われ、 豆腐づくりなどを学び、 今回、 研修会で学んだことを生かし同教室が開かれた。
この日はゆし豆腐、 豆乳、 おからサラダづくりに挑戦。 児童たちは慣れない手つきながらも協力しながら一生懸命作業に当たった。
完成後は参加者全員で温かいゆし豆腐に舌鼓を打ち、 笑顔を見せていた。
根間会長は 「食育という形で協力した。 児童たちに宮古島産の大豆から作るものを味わってほしい。 また、 今後は野菜づくりも行う」 と話した。
参加した狩俣璃乃さん (東小3年) は 「ゆし豆腐を作るのは難しかったけど、 楽しかった。 みんなで作った豆腐はおいしい。 また作りたい」 と感想を話した。
宮古新報

ゆし豆腐づくりに挑戦する児童たち=ふたば学童
社会福祉法人ひらら福祉会ふたば学童 (長田克子園長) で22日、 ゆし豆腐づくり体験教室が開かれた。 22人の児童が参加。 講師は女性農林漁業士の上地洋美さん、 本村恵子さんが務めた。
児童たちは説明を受けながら、 作業に当たり、 おいしそうなゆし豆腐ができると歓声を上げ、 完成後はゆし豆腐を心行くまで味わっていた。
同教室は、 県宮古農林水産振興センター農業改良普及課と県宮古地区就農青年クラブ連絡協議会 (根間祐樹会長) が行ったもの。 大豆は昨年からスタートした 「だいずまみプロジェクト」 で青年たちが栽培、 管理、 収穫した。 また、 9月に同クラブを対象にゆし豆腐づくり実演会が行われ、 豆腐づくりなどを学び、 今回、 研修会で学んだことを生かし同教室が開かれた。
この日はゆし豆腐、 豆乳、 おからサラダづくりに挑戦。 児童たちは慣れない手つきながらも協力しながら一生懸命作業に当たった。
完成後は参加者全員で温かいゆし豆腐に舌鼓を打ち、 笑顔を見せていた。
根間会長は 「食育という形で協力した。 児童たちに宮古島産の大豆から作るものを味わってほしい。 また、 今後は野菜づくりも行う」 と話した。
参加した狩俣璃乃さん (東小3年) は 「ゆし豆腐を作るのは難しかったけど、 楽しかった。 みんなで作った豆腐はおいしい。 また作りたい」 と感想を話した。
宮古新報
上野女子が3連覇 (宮古島・沖縄)
上野女子が3連覇、全宮古小学陸上競技大会

男子代表4×100㍍リレーで第2走者にバトンをつなぐ児童たち=市陸上競技場
第22回全宮古小学校陸上競技大会(主催・宮古地区小学校体育連盟)が22日、市陸上競技場で開催され、 全22校の代表選手たちがトラック、 フィールド26種目で競い合った。
熱戦の結果、 男子は東が6年ぶり優勝、 女子は上野が3連覇を果たした。 個人記録では5年男子800㍍に出場した友利怜央(東)が2分29秒1で16年ぶりに宮古記録、 大会記録を塗り替えた。
開会式で同連盟の上里雅章会長 (宮島小学校長) は 「大会新記録、 自己新記録、 チームの栄誉を目指して全力で競技してほしい。 一人ひとりが自分らしく輝き、 自己の記録に挑戦し、 達成感に満ちた思いであふれる大会になることを願う」 と児童たちを激励した。
トラック競技は午前9時50分から5年女子400㍍予選を皮切りに12種目の予選が行われた。 午後からの決勝では予選を勝ち抜いた代表選手たちが学校の栄誉を懸けて熱戦を繰り広げた。
フィールド競技は午前10時から走り幅跳び、 走り高跳びなどの男女学年別で決勝が行われ、 選手たちが日ごろ磨いた技術を競った。 会場には大勢の保護者らが詰め掛け、 記録に挑む児童たちにエールを送る姿が見られ、 好記録がマークされるたびに会場内には大きな声援が沸き起こっていた。
結果は次の通り。
▼男子
【総合】優勝=東 (60点) ▽2位=鏡原 (57点) ▽3位=南 (49点) 【個人3年】60㍍=①花城琉伊 (鏡原) 9秒5②狩俣勝王 (北) 9秒7③前泊強太郎 (佐良浜) 10秒0【同4年】100㍍=①川満啓司 (平一) 15秒6②前原龍星 (東) 15秒7③荷川取麟汰 (南) 16秒3▽ボール投げ=①伊佐龍之介 (鏡原) 54㍍79②奥原海斗 (北) 50㍍69③濱川義幸 (南) 50㍍41【同5年】100㍍=①波名城琉星 (東) 15秒0②與那覇弥斗 (上野) 15秒1③川満克己 (下地) 15秒2▽800㍍=①友利怜央 (東) 2分29秒1=宮古新、 大会新②上地諒卓 (下地) 2分41秒1③親里来椰 (多良間) 2分42秒1▽走り幅跳び=①奥平尚史 (下地) 4㍍08②善平輔 (平一) 3㍍83③新里龍弥 (上野) 3㍍82▽ボール投げ=①下里空士 (砂川) 64㍍76②佐和田翔弥 (鏡原) 63㍍24③仲宗根純平 (北) 58㍍64【同6年】100㍍=①新里浩隆 (南) 13秒5②砂川うた (平一) 14秒4③下里恭平 (下地) 14秒6▽800㍍=①池間廉 (福嶺) 2分33秒6②仲間嵐希 (下地) 2分33秒7③砂川亮 (砂川) 2分35秒9▽走り幅跳び=①砂川琉飛 (鏡原) 4㍍28②親泊尚哉 (北) 4㍍18③根間優弥 (平一) 4㍍16▽走り高跳び=①伊佐浩善 (伊良部) 1㍍30②下地大輝 (城辺) 1㍍30③仲村開成 (西辺) 1㍍25▽ボール投げ=①上地龍太 (鏡原) 68㍍76②花城南斗 (東) 68㍍27③吉浜優樹 (北) 67㍍76▽代表4×100リレー=①南55秒1 (島尻李樹、 池田理玖、 宮里優太、 新里浩隆) ②平一56秒9 (池間敦也、 根間優弥、 岸本芽偉、 砂川うた) ③伊良部56秒9 (伊佐浩善、 天願陽斗、 下地凪、 佐和田有哉)
▼女子
【総合】優勝=上野 (75点) ▽2位=南 (58・5点) ▽3位=東 (51点)
【個人3年】60㍍=①平良文果 (東) 10秒0②下地春菜 (平一) 10秒7③饒平名花音 (砂川) 10秒7【同4年】100㍍=①竹井日向美 (上野) 15秒9②仲村渠祥乃 (平一) 16秒1③吉浜にいの (伊良部) 16秒4▽ボール投げ=①善平悠鈴 (伊良部) 33㍍91②益田志乃 (南) 30㍍57③具志堅鈴 (佐良浜) 30㍍36【同5年】100㍍=①川満梨央 (上野) 15秒3②砂川まき (西辺) 15秒4③花城夕梨々 (下地) 15秒9▽400㍍=①仲地楓華 (福嶺) 73秒1②新城莉音 (鏡原) 73秒7③野原世莉 (城辺) 74秒1▽走り幅跳び=①狩俣玲菜 (東) 3㍍77②宮国千穂 (上野) 3㍍73③上地菜々海 (下地) 3㍍63▽ボール投げ=①西筋千華 (多良間) 38㍍93②兼島沙綾 (上野) 36㍍73③佐久川ひかる (伊良部) 36㍍65【同6年】100㍍=①熊谷朔良 (上野) 14秒9②平良優果 (東) 15秒0③具志堅早紀 (平一) 15秒0▽400㍍=①下地ひかり (福嶺) 71秒5②島尻夏希 (北) 73秒4③渡真利結乃 (上野) 74秒3▽走り幅跳び=①儀間星乃 (東) 3㍍92②新里愛稀 (上野) 3㍍87③福里真理 (城辺) 3㍍84▽走り高跳び=①砂川佑月 (鏡原) 1㍍15②下地早穂子 (平一) 1㍍15③下地由莉奈 (下地) 1㍍15▽ボール投げ=①下地智子 (平一) 42㍍45②狩俣知佳 (南) 41㍍30③池間優希 (下地) 40㍍56▽代表4×100リレー=①南59秒8 (奥浜未来、 与那覇もも、 川満菜々子、 砂川保奈美) ②上野60秒4 (西里琉夏、 渡真利結乃、 川満梨央、 熊谷朔良) ③下地60秒5 (上地菜々海、 下地由莉奈、 勝連ひなた、 花城夕梨々)
宮古新報

男子代表4×100㍍リレーで第2走者にバトンをつなぐ児童たち=市陸上競技場
第22回全宮古小学校陸上競技大会(主催・宮古地区小学校体育連盟)が22日、市陸上競技場で開催され、 全22校の代表選手たちがトラック、 フィールド26種目で競い合った。
熱戦の結果、 男子は東が6年ぶり優勝、 女子は上野が3連覇を果たした。 個人記録では5年男子800㍍に出場した友利怜央(東)が2分29秒1で16年ぶりに宮古記録、 大会記録を塗り替えた。
開会式で同連盟の上里雅章会長 (宮島小学校長) は 「大会新記録、 自己新記録、 チームの栄誉を目指して全力で競技してほしい。 一人ひとりが自分らしく輝き、 自己の記録に挑戦し、 達成感に満ちた思いであふれる大会になることを願う」 と児童たちを激励した。
トラック競技は午前9時50分から5年女子400㍍予選を皮切りに12種目の予選が行われた。 午後からの決勝では予選を勝ち抜いた代表選手たちが学校の栄誉を懸けて熱戦を繰り広げた。
フィールド競技は午前10時から走り幅跳び、 走り高跳びなどの男女学年別で決勝が行われ、 選手たちが日ごろ磨いた技術を競った。 会場には大勢の保護者らが詰め掛け、 記録に挑む児童たちにエールを送る姿が見られ、 好記録がマークされるたびに会場内には大きな声援が沸き起こっていた。
結果は次の通り。
▼男子
【総合】優勝=東 (60点) ▽2位=鏡原 (57点) ▽3位=南 (49点) 【個人3年】60㍍=①花城琉伊 (鏡原) 9秒5②狩俣勝王 (北) 9秒7③前泊強太郎 (佐良浜) 10秒0【同4年】100㍍=①川満啓司 (平一) 15秒6②前原龍星 (東) 15秒7③荷川取麟汰 (南) 16秒3▽ボール投げ=①伊佐龍之介 (鏡原) 54㍍79②奥原海斗 (北) 50㍍69③濱川義幸 (南) 50㍍41【同5年】100㍍=①波名城琉星 (東) 15秒0②與那覇弥斗 (上野) 15秒1③川満克己 (下地) 15秒2▽800㍍=①友利怜央 (東) 2分29秒1=宮古新、 大会新②上地諒卓 (下地) 2分41秒1③親里来椰 (多良間) 2分42秒1▽走り幅跳び=①奥平尚史 (下地) 4㍍08②善平輔 (平一) 3㍍83③新里龍弥 (上野) 3㍍82▽ボール投げ=①下里空士 (砂川) 64㍍76②佐和田翔弥 (鏡原) 63㍍24③仲宗根純平 (北) 58㍍64【同6年】100㍍=①新里浩隆 (南) 13秒5②砂川うた (平一) 14秒4③下里恭平 (下地) 14秒6▽800㍍=①池間廉 (福嶺) 2分33秒6②仲間嵐希 (下地) 2分33秒7③砂川亮 (砂川) 2分35秒9▽走り幅跳び=①砂川琉飛 (鏡原) 4㍍28②親泊尚哉 (北) 4㍍18③根間優弥 (平一) 4㍍16▽走り高跳び=①伊佐浩善 (伊良部) 1㍍30②下地大輝 (城辺) 1㍍30③仲村開成 (西辺) 1㍍25▽ボール投げ=①上地龍太 (鏡原) 68㍍76②花城南斗 (東) 68㍍27③吉浜優樹 (北) 67㍍76▽代表4×100リレー=①南55秒1 (島尻李樹、 池田理玖、 宮里優太、 新里浩隆) ②平一56秒9 (池間敦也、 根間優弥、 岸本芽偉、 砂川うた) ③伊良部56秒9 (伊佐浩善、 天願陽斗、 下地凪、 佐和田有哉)
▼女子
【総合】優勝=上野 (75点) ▽2位=南 (58・5点) ▽3位=東 (51点)
【個人3年】60㍍=①平良文果 (東) 10秒0②下地春菜 (平一) 10秒7③饒平名花音 (砂川) 10秒7【同4年】100㍍=①竹井日向美 (上野) 15秒9②仲村渠祥乃 (平一) 16秒1③吉浜にいの (伊良部) 16秒4▽ボール投げ=①善平悠鈴 (伊良部) 33㍍91②益田志乃 (南) 30㍍57③具志堅鈴 (佐良浜) 30㍍36【同5年】100㍍=①川満梨央 (上野) 15秒3②砂川まき (西辺) 15秒4③花城夕梨々 (下地) 15秒9▽400㍍=①仲地楓華 (福嶺) 73秒1②新城莉音 (鏡原) 73秒7③野原世莉 (城辺) 74秒1▽走り幅跳び=①狩俣玲菜 (東) 3㍍77②宮国千穂 (上野) 3㍍73③上地菜々海 (下地) 3㍍63▽ボール投げ=①西筋千華 (多良間) 38㍍93②兼島沙綾 (上野) 36㍍73③佐久川ひかる (伊良部) 36㍍65【同6年】100㍍=①熊谷朔良 (上野) 14秒9②平良優果 (東) 15秒0③具志堅早紀 (平一) 15秒0▽400㍍=①下地ひかり (福嶺) 71秒5②島尻夏希 (北) 73秒4③渡真利結乃 (上野) 74秒3▽走り幅跳び=①儀間星乃 (東) 3㍍92②新里愛稀 (上野) 3㍍87③福里真理 (城辺) 3㍍84▽走り高跳び=①砂川佑月 (鏡原) 1㍍15②下地早穂子 (平一) 1㍍15③下地由莉奈 (下地) 1㍍15▽ボール投げ=①下地智子 (平一) 42㍍45②狩俣知佳 (南) 41㍍30③池間優希 (下地) 40㍍56▽代表4×100リレー=①南59秒8 (奥浜未来、 与那覇もも、 川満菜々子、 砂川保奈美) ②上野60秒4 (西里琉夏、 渡真利結乃、 川満梨央、 熊谷朔良) ③下地60秒5 (上地菜々海、 下地由莉奈、 勝連ひなた、 花城夕梨々)
宮古新報
光の村養護学校3日間で200㌔走り抜く(宮古島・沖縄)
生徒15人がトライ完走/光の村養護学校3日間で200㌔走り抜く

感動のゴールに飛び込む生徒ら=21日、市陸上競技場
卒業旅行でトライアスロンに挑戦している光の村養護学校の高等部15人は21日、最終種目のランに挑戦し、全員が完走を果たした。3日間で計200・195㌔を走破した生徒らは、充実した表情を見せ、父母らと喜びを分かち合っていた。
最終種目のランは午前6時30分に市陸上競技場をスタート。5グループに分かれて、ゴールを目指した。
トップのグループは4時間46分でゴールした。生徒らは仲間と手をつないだり、勢いよくゴールテープに飛び込んだりと、完走の喜びを表現した。生徒一人一人の名前を刻んだ記念メダルが贈られた。
平沼孝明君は「3日間、辛かったけど最後まで頑張れた。練習の成果を出し切れた」と力強く語った。
母の幸子さんは「完走することができ、感動、感激、感謝でいっぱい。ボランティアと先生のおかげ。住民の応援も温かかった」と目頭を押さえた。
ゴール会場には東保育所の園児が集まり、元気あふれる踊りと声援で生徒らを背中を後押しした。
同校のトライアスロン挑戦は22回目。高知県の土佐自然学校から8人、埼玉県の秩父自然学校から7人の計15人(男子13人、女子2人)が参加した。
宮古毎日新聞

感動のゴールに飛び込む生徒ら=21日、市陸上競技場
卒業旅行でトライアスロンに挑戦している光の村養護学校の高等部15人は21日、最終種目のランに挑戦し、全員が完走を果たした。3日間で計200・195㌔を走破した生徒らは、充実した表情を見せ、父母らと喜びを分かち合っていた。
最終種目のランは午前6時30分に市陸上競技場をスタート。5グループに分かれて、ゴールを目指した。
トップのグループは4時間46分でゴールした。生徒らは仲間と手をつないだり、勢いよくゴールテープに飛び込んだりと、完走の喜びを表現した。生徒一人一人の名前を刻んだ記念メダルが贈られた。
平沼孝明君は「3日間、辛かったけど最後まで頑張れた。練習の成果を出し切れた」と力強く語った。
母の幸子さんは「完走することができ、感動、感激、感謝でいっぱい。ボランティアと先生のおかげ。住民の応援も温かかった」と目頭を押さえた。
ゴール会場には東保育所の園児が集まり、元気あふれる踊りと声援で生徒らを背中を後押しした。
同校のトライアスロン挑戦は22回目。高知県の土佐自然学校から8人、埼玉県の秩父自然学校から7人の計15人(男子13人、女子2人)が参加した。
宮古毎日新聞
人頭税時代の地機復元/宮古島を「苧麻の里」へ(宮古島・沖縄)
人頭税時代の地機復元/宮古島を「苧麻の里」へ
「文化遺産生かす事業」着々

地機の試し織りをする仲間さん=21日、市内西里
宮古の織物文化研究協議会(下地和宏会長)が、文化庁の補助を受けて取り組む「文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業」が着々と進んでいる。
今月上旬までには、人頭税制のころ宮古上布の製作に使われた地機を復元。琉球王府の注文に応じて上納した「御絵図柄」の宮古上布の再現作業や、宮古に自生する苧麻の試験栽培も始まった。
同事業は、宮古島全体を「苧麻(ちょま)の里」のキャッチフレーズで売り込む将来構想を描く。地機は、同構想実現に向けた一つのステップとして復元した。
地機は縦の長さが145㌢、幅が約80㌢。先端に取り付けた「マキダ」と呼ばれる大きな丸太と、座る織り手の腰を経糸(たていと)で結んで織る仕組みだ。
試し織りをした宮古織物研究会の仲間伸恵さんは「地機は織り手の腰の動きで、経糸の張りの強弱を調節できるため、緯糸(よこいと)の食い込みがいい。風合いの良い物ができそうだ」と期待する。
現在、宮古上布の織りに使われている機は、1908年以降に導入された高機がほとんど。地機は、それ以前に使用された。仲間さんは「地機織りの技術で、宮古の織物に新しい可能性を加えることができるかも知れない」と話す。
苧麻の里構想は、具体的には①地元の人や観光客が地機などの伝統織機を使って苧麻のオリジナル作品を製作する体験プログラムづくり②苧麻糸を使用した服の普及─を目指す。
体験織りは、製作が容易なストールや短時間で作れるランチョンマットやコースターなどが候補。服の普及には、安い物から高い物まで豊富な品ぞろえが必要と指摘する。
宮古苧麻績み保存会(神里佐千子会長)は、これまでの調査で12種類の自生種を確認した。栽培試験ではこれらの品種の特性を検証する。
御絵図柄の再現は、宮古上布保持団体(新里玲子代表)の会員6人が、取り組んでいる。
同事業の期間は10~12年度までの3年間。最終の12年度は、展示会やシンポジウムを開く。
.宮古毎日新聞
「文化遺産生かす事業」着々

地機の試し織りをする仲間さん=21日、市内西里
宮古の織物文化研究協議会(下地和宏会長)が、文化庁の補助を受けて取り組む「文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業」が着々と進んでいる。
今月上旬までには、人頭税制のころ宮古上布の製作に使われた地機を復元。琉球王府の注文に応じて上納した「御絵図柄」の宮古上布の再現作業や、宮古に自生する苧麻の試験栽培も始まった。
同事業は、宮古島全体を「苧麻(ちょま)の里」のキャッチフレーズで売り込む将来構想を描く。地機は、同構想実現に向けた一つのステップとして復元した。
地機は縦の長さが145㌢、幅が約80㌢。先端に取り付けた「マキダ」と呼ばれる大きな丸太と、座る織り手の腰を経糸(たていと)で結んで織る仕組みだ。
試し織りをした宮古織物研究会の仲間伸恵さんは「地機は織り手の腰の動きで、経糸の張りの強弱を調節できるため、緯糸(よこいと)の食い込みがいい。風合いの良い物ができそうだ」と期待する。
現在、宮古上布の織りに使われている機は、1908年以降に導入された高機がほとんど。地機は、それ以前に使用された。仲間さんは「地機織りの技術で、宮古の織物に新しい可能性を加えることができるかも知れない」と話す。
苧麻の里構想は、具体的には①地元の人や観光客が地機などの伝統織機を使って苧麻のオリジナル作品を製作する体験プログラムづくり②苧麻糸を使用した服の普及─を目指す。
体験織りは、製作が容易なストールや短時間で作れるランチョンマットやコースターなどが候補。服の普及には、安い物から高い物まで豊富な品ぞろえが必要と指摘する。
宮古苧麻績み保存会(神里佐千子会長)は、これまでの調査で12種類の自生種を確認した。栽培試験ではこれらの品種の特性を検証する。
御絵図柄の再現は、宮古上布保持団体(新里玲子代表)の会員6人が、取り組んでいる。
同事業の期間は10~12年度までの3年間。最終の12年度は、展示会やシンポジウムを開く。
.宮古毎日新聞
先島と台湾が経済商談会 航路再開に期待の声(八重山・沖縄)
先島と台湾が経済商談会 航路再開に期待の声
フォーラムで交流促進強調

【台北】
先島と台湾の経済交流を目的とした商談会が21日午後、台北市内で行われ、花き園芸や貿易、旅行、ダイビング、リサイクル、酒類、日本料理など台湾側からは50社以上の参加があり、八重山の8社・2団体を含む沖縄側の10社・4団体との商談に臨んだ。
出席者からは「台湾から安く仕入れたいが、すべては船便が運航することが前提」として、台湾との間を結ぶ航路の再開に期待する声が聞かれた。同日午前には、台湾東部と先島の経済交流をテーマとした「黒潮生活経済圏フォーラム」もあり、約100人が参加した。
4年前から台湾と沖縄の民間交流を進めている台湾琉球協会が県産業振興公社台北事務所などとともに開催した。台湾と石垣、宮古、沖縄を結ぶフェリーは2008年に休止しており、同協会では今回の商談会とフォーラムを通して再開に向けた機運を高めたい考え。航空路線の拡充にも取り組む。
台湾側では台東の船会社が今年9月をめどに台湾の基隆と先島を結ぶ航路の開設を目指していたが、同社の代表はこの日のフォーラムで「延期になる」と説明し、年内の運航開始をめどに関係機関と調整している。
商談会では、台湾からの農産物輸出やダイビング器材の売り込み、台湾での泡盛の取り扱い、石垣牛の輸入、台湾製の段ボールの売り込み、旅行社による台湾からの送客などさまざまな分野で意見交換が行われた。
約1時間30分の間に5社と1団体の来訪を受けた八重山ダイビング協会の園田真会長は「これほど反響があるとは思わなかった。台湾から八重山に来るダイビング客は個人客ばかりだったが、台湾の旅行社ではダイビングツアーの旅行商品を作ろうとしているようだ」と話した。
フォーラムで討論者を務めた八重山経済人会議の大浜一郎代表幹事は「商談会によって課題が具体的になったのではないか。こうした機会を繰り返していくことが重要」と話した。
八重山毎日新聞
フォーラムで交流促進強調

【台北】
先島と台湾の経済交流を目的とした商談会が21日午後、台北市内で行われ、花き園芸や貿易、旅行、ダイビング、リサイクル、酒類、日本料理など台湾側からは50社以上の参加があり、八重山の8社・2団体を含む沖縄側の10社・4団体との商談に臨んだ。
出席者からは「台湾から安く仕入れたいが、すべては船便が運航することが前提」として、台湾との間を結ぶ航路の再開に期待する声が聞かれた。同日午前には、台湾東部と先島の経済交流をテーマとした「黒潮生活経済圏フォーラム」もあり、約100人が参加した。
4年前から台湾と沖縄の民間交流を進めている台湾琉球協会が県産業振興公社台北事務所などとともに開催した。台湾と石垣、宮古、沖縄を結ぶフェリーは2008年に休止しており、同協会では今回の商談会とフォーラムを通して再開に向けた機運を高めたい考え。航空路線の拡充にも取り組む。
台湾側では台東の船会社が今年9月をめどに台湾の基隆と先島を結ぶ航路の開設を目指していたが、同社の代表はこの日のフォーラムで「延期になる」と説明し、年内の運航開始をめどに関係機関と調整している。
商談会では、台湾からの農産物輸出やダイビング器材の売り込み、台湾での泡盛の取り扱い、石垣牛の輸入、台湾製の段ボールの売り込み、旅行社による台湾からの送客などさまざまな分野で意見交換が行われた。
約1時間30分の間に5社と1団体の来訪を受けた八重山ダイビング協会の園田真会長は「これほど反響があるとは思わなかった。台湾から八重山に来るダイビング客は個人客ばかりだったが、台湾の旅行社ではダイビングツアーの旅行商品を作ろうとしているようだ」と話した。
フォーラムで討論者を務めた八重山経済人会議の大浜一郎代表幹事は「商談会によって課題が具体的になったのではないか。こうした機会を繰り返していくことが重要」と話した。
八重山毎日新聞
八重農に 雨の中、大勢の市民 (八重山・沖縄)
八重農市に長蛇の列 雨の中、大勢の市民

八重山農林高校(下地盛雄校長)の第4回「八重農市」が21日午後、同校語らいの広場で開かれた。小雨がぱらつく中、大勢の買い物客でにぎわった。
八重農市は、実習生産物の販売を通して、生徒に成就感や自信を持たせ、農業学習の成果を地域にアピールするもの。
会場では、熱帯園芸科が葉野菜や島バナナ、花の苗などを販売。チンゲンサイやサラダ菜、大根葉などそれぞれ80袋が20分で完売した。
食品製造科ではパンやチーズケーキ、マフィン、乳酸飲料などを販売。始まる前から長蛇の列ができ、40個あったチーズケーキは約20分で完売。同科3年の新里ちゅらさんは「天気の悪い中、来てくれてありがたい。頑張って作って良かった」と笑顔で話した。
新川の宮良秀春さんは「きょう新聞で知って来た。食品をたくさん買えて満足。野菜や苗木なども見て帰りたい」と充実した様子で話していた
八重山毎日新聞

八重山農林高校(下地盛雄校長)の第4回「八重農市」が21日午後、同校語らいの広場で開かれた。小雨がぱらつく中、大勢の買い物客でにぎわった。
八重農市は、実習生産物の販売を通して、生徒に成就感や自信を持たせ、農業学習の成果を地域にアピールするもの。
会場では、熱帯園芸科が葉野菜や島バナナ、花の苗などを販売。チンゲンサイやサラダ菜、大根葉などそれぞれ80袋が20分で完売した。
食品製造科ではパンやチーズケーキ、マフィン、乳酸飲料などを販売。始まる前から長蛇の列ができ、40個あったチーズケーキは約20分で完売。同科3年の新里ちゅらさんは「天気の悪い中、来てくれてありがたい。頑張って作って良かった」と笑顔で話した。
新川の宮良秀春さんは「きょう新聞で知って来た。食品をたくさん買えて満足。野菜や苗木なども見て帰りたい」と充実した様子で話していた
八重山毎日新聞
温かい牛汁と心を岩手に (八重山・沖縄)
温かい牛汁と心を岩手に 炊き出し団17人が出発
宮古市で600人分、民謡ライブも

「温かい牛汁で岩手の人々を元気づけよう!」と、牛汁炊き出し岩手応援大作戦(主催・東北地方太平洋沖地震復興支援事業実行委員会)の参加者17人が21日朝、空路出発した。
24日まで岩手に滞在し、23日に宮古市の仮設住宅2カ所で、八重山民謡ライブを行うほか、600人分の牛汁を炊き出し、現地の被災者に振る舞う。八重高生らの寄せ書きも持参する。
同事業は、岩手県立盛岡第四高と姉妹校の八重高PTA(武富弘次会長)と八重高尚志会(新崎和治会長)、同校PTAOB有志で組織する八重盛48の会(平田勝男会長)が実行委員会を組織して企画した。
事業には各会関係者14人のほか、生徒3人、同校の本土在郷土芸能部OBら卒業生8人の計25人が参加。23日に宮古市の西が丘公園、近内地区センターの2カ所の被災者仮設住宅で八重山民謡ライブを披露するほか、美崎牛を使った牛汁600人分を炊き出し、現地の被災者らに振る舞うことにしている。
また、釜石等被災地を視察するほか、盛岡第四高や宮古北高生とも交流を図ることにしている。
出発に先立ち実行委員長の武富PTA会長は「八重山の温かい牛汁と気持ちを(岩手の人々に)届けたい」、同校の新垣治男校長は「(派遣される3人の生徒は)しっかりと見て、自分の将来の進路に役立ててほしい」と話した。
尚志会の新崎会長は「たくさんの人々からカンパをいただいた。八重高と盛岡第四高のつながりがさらに深まると思う」と期待した。派遣される時田華絵さん(1年)は「岩手の人々に元気を与えたい」、押尾奈美さん(同)は「貴重な体験となるので、充実した4日間にしたい」、金子愛美さん(同)は「自衛官になるという自分の夢の1歩になる」とそれぞれ、思いを話した。
八重山毎日新聞
宮古市で600人分、民謡ライブも

「温かい牛汁で岩手の人々を元気づけよう!」と、牛汁炊き出し岩手応援大作戦(主催・東北地方太平洋沖地震復興支援事業実行委員会)の参加者17人が21日朝、空路出発した。
24日まで岩手に滞在し、23日に宮古市の仮設住宅2カ所で、八重山民謡ライブを行うほか、600人分の牛汁を炊き出し、現地の被災者に振る舞う。八重高生らの寄せ書きも持参する。
同事業は、岩手県立盛岡第四高と姉妹校の八重高PTA(武富弘次会長)と八重高尚志会(新崎和治会長)、同校PTAOB有志で組織する八重盛48の会(平田勝男会長)が実行委員会を組織して企画した。
事業には各会関係者14人のほか、生徒3人、同校の本土在郷土芸能部OBら卒業生8人の計25人が参加。23日に宮古市の西が丘公園、近内地区センターの2カ所の被災者仮設住宅で八重山民謡ライブを披露するほか、美崎牛を使った牛汁600人分を炊き出し、現地の被災者らに振る舞うことにしている。
また、釜石等被災地を視察するほか、盛岡第四高や宮古北高生とも交流を図ることにしている。
出発に先立ち実行委員長の武富PTA会長は「八重山の温かい牛汁と気持ちを(岩手の人々に)届けたい」、同校の新垣治男校長は「(派遣される3人の生徒は)しっかりと見て、自分の将来の進路に役立ててほしい」と話した。
尚志会の新崎会長は「たくさんの人々からカンパをいただいた。八重高と盛岡第四高のつながりがさらに深まると思う」と期待した。派遣される時田華絵さん(1年)は「岩手の人々に元気を与えたい」、押尾奈美さん(同)は「貴重な体験となるので、充実した4日間にしたい」、金子愛美さん(同)は「自衛官になるという自分の夢の1歩になる」とそれぞれ、思いを話した。
八重山毎日新聞
2011-10-21
商品・技術アピール (沖縄)
商品・技術アピール 産業まつり開幕

産業まつり会場で、展示された製品を試飲する仲井真弘多知事(左)
=21日午前、那覇市・県立武道館
(おきなわ 第35回沖縄の産業まつり(主催・同実行委員会)が21日、那覇市の奥武山公園と県立武道館で始まった。「県産品 使うあなたが主役です」がテーマ。製造業や食品産業など491の企業や団体、個人が出展。商品や技術の粋をアピールする。同まつりは23日まで。
開幕式で、同実行委員会の湧川昌秀委員長(県工業連合会会長)は「産業まつりは県内外だけでなく、海外企業からも注目を集めている。地場産業の発展、雇用創出の機会にし、沖縄を元気づけたい」とあいさつ。仲井真弘多知事は「沖縄の産品はアジアを中心に世界に出て行く展望が広がっている」と激励した。
沖縄タイムス

産業まつり会場で、展示された製品を試飲する仲井真弘多知事(左)
=21日午前、那覇市・県立武道館
(おきなわ 第35回沖縄の産業まつり(主催・同実行委員会)が21日、那覇市の奥武山公園と県立武道館で始まった。「県産品 使うあなたが主役です」がテーマ。製造業や食品産業など491の企業や団体、個人が出展。商品や技術の粋をアピールする。同まつりは23日まで。
開幕式で、同実行委員会の湧川昌秀委員長(県工業連合会会長)は「産業まつりは県内外だけでなく、海外企業からも注目を集めている。地場産業の発展、雇用創出の機会にし、沖縄を元気づけたい」とあいさつ。仲井真弘多知事は「沖縄の産品はアジアを中心に世界に出て行く展望が広がっている」と激励した。
沖縄タイムス
王と王妃の愛描く (沖縄)
王と王妃の愛描く 琉球オペラ「アオリヤエ」

浦添市内の小、中、高校生や若者、プロの声楽家らが出演した
琉球オペラ「アオリヤエ」=8日、浦添市てだこホール
【浦添】
浦添市の琉球オペラ創出事業「アオリヤエ~ようどれに眠る愛」(同市文化芸術振興事業実行委員会主催)が同市てだこホールで上演された。
市内在住の小、中、高校生や若者、プロの声楽家ら約100人が参加。
琉球音階を生かした楽曲や伸びやかな歌声、躍動感あふれるダンスで、尚寧王とその王妃「阿応理屋恵(アオリヤエ)」の愛の物語を描き、「琉球オペラ」という新しい芸術文化に会場から大きな拍手が送られた。
物語は自由奔放な王妃アオリヤエと、実直な尚寧王とが、薩摩侵攻を機に引き離されたことでお互いの愛を確認し、琉球の復興に尽力した姿を描く。再会を果たした2人だが古くから伝わる呪いによって、死後、尚寧は浦添ようどれに、アオリヤエは首里にと、別々に埋葬される。市内の小学生や琉球交響楽団、市吹奏楽団団員らが参加した「アオリヤエドリームオーケストラ」が迫力の生演奏で臨場感あふれる舞台を引き立てた。
公演は8~10日。8日はアオリヤエ役の宮城美幸さん、尚寧王役の田里直樹さん、マグラ親方役の前川佳央さんら、プロの声楽家の安定した歌唱力に支えられ、子どもたちも伸び伸びと演技。市制40周年記念事業の子どもオペラとして上演した昨年より、場面の展開や登場人物の感情が丁寧に描かれ、完成度が高まった。
友人が出演した田場えみりさん(9)=沢岻小4年=は「ダンスがかっこよかった」と話し、母友枝さん(42)は「面白く、浦添の歴史に興味が持てた。これを機に勉強したい。娘もいつか出演してくれたらいい」と語った。
琉球新報

浦添市内の小、中、高校生や若者、プロの声楽家らが出演した
琉球オペラ「アオリヤエ」=8日、浦添市てだこホール
【浦添】
浦添市の琉球オペラ創出事業「アオリヤエ~ようどれに眠る愛」(同市文化芸術振興事業実行委員会主催)が同市てだこホールで上演された。
市内在住の小、中、高校生や若者、プロの声楽家ら約100人が参加。
琉球音階を生かした楽曲や伸びやかな歌声、躍動感あふれるダンスで、尚寧王とその王妃「阿応理屋恵(アオリヤエ)」の愛の物語を描き、「琉球オペラ」という新しい芸術文化に会場から大きな拍手が送られた。
物語は自由奔放な王妃アオリヤエと、実直な尚寧王とが、薩摩侵攻を機に引き離されたことでお互いの愛を確認し、琉球の復興に尽力した姿を描く。再会を果たした2人だが古くから伝わる呪いによって、死後、尚寧は浦添ようどれに、アオリヤエは首里にと、別々に埋葬される。市内の小学生や琉球交響楽団、市吹奏楽団団員らが参加した「アオリヤエドリームオーケストラ」が迫力の生演奏で臨場感あふれる舞台を引き立てた。
公演は8~10日。8日はアオリヤエ役の宮城美幸さん、尚寧王役の田里直樹さん、マグラ親方役の前川佳央さんら、プロの声楽家の安定した歌唱力に支えられ、子どもたちも伸び伸びと演技。市制40周年記念事業の子どもオペラとして上演した昨年より、場面の展開や登場人物の感情が丁寧に描かれ、完成度が高まった。
友人が出演した田場えみりさん(9)=沢岻小4年=は「ダンスがかっこよかった」と話し、母友枝さん(42)は「面白く、浦添の歴史に興味が持てた。これを機に勉強したい。娘もいつか出演してくれたらいい」と語った。
琉球新報
疎開時の恩 二見区に100万円寄付(沖縄)
疎開時の恩 二見区に100万円寄付

二見区を訪れ区民に感謝の気持ちを伝えた(左から)照屋清さん、
謝花多美子さん、照屋弘さん=名護市、同区公民館
【名護】
民謡「二見情話」の作者、故照屋朝敏さん=那覇市出身=の家族が15日、市二見区(宜寿次聰区長)を訪れ、22日に同区主催で初めて開かれる「二見バイパス開通記念~二見情話大会」に向け、100万円を寄付した。
二男の弘さん(58)=浦添市、三男の清さん(56)=那覇市、三女の謝花多美子さん(62)=同=は「沖縄戦で父が二見に疎開し、地域の人に大変お世話になった。この機会に恩返ししたい」。歌にまつわる逸話を区民と語らい、大会の盛り上がりに期待した。
戦時中、朝敏さんが妻の千代さんらと同区に疎開したのは30代のころ。食料の提供など、住民に面倒をみてもらった感謝の気持ちを表そうと、作詞・作曲したのが「二見情話」だった。
よく知られた「花の二見よ」のフレーズ。弘さんは「月夜の晩、海で泳いでいる時にひらめいたらしい。三線ではなく、大正琴で作曲したとも聞いた」と、生前の父との会話を思い浮かべる。
歌詞がアレンジされ、世に広まったため、今では男女の恋歌のように思われがちだが、「父からは『反戦歌』だと聞いた」と多美子さん。琉歌が得意で「日ごろから自分の気持ちを即興で書き留めていた」という。
朝敏さんは疎開時の恩を忘れず、しばしば二見を訪れ、区民と交流した。公民館の敷地に建立された歌碑にも、直筆の歌詞が刻まれている。
22日の大会では、清さんが多美子さんの三女で朝敏さんの孫、樹里さん(30)とペアを組みゲスト出演する。清さんは「歌の発祥地なので感慨深い。父の思いをかみしめながら歌いたい」と語る。
大会は同区が主催し、沖縄タイムス北部支社が共催、カヌチャリゾートが後援。22日午後1時から同区公民館の特設ステージで、市内外の男女20組が歌声を披露する。
沖縄タイムス

二見区を訪れ区民に感謝の気持ちを伝えた(左から)照屋清さん、
謝花多美子さん、照屋弘さん=名護市、同区公民館
【名護】
民謡「二見情話」の作者、故照屋朝敏さん=那覇市出身=の家族が15日、市二見区(宜寿次聰区長)を訪れ、22日に同区主催で初めて開かれる「二見バイパス開通記念~二見情話大会」に向け、100万円を寄付した。
二男の弘さん(58)=浦添市、三男の清さん(56)=那覇市、三女の謝花多美子さん(62)=同=は「沖縄戦で父が二見に疎開し、地域の人に大変お世話になった。この機会に恩返ししたい」。歌にまつわる逸話を区民と語らい、大会の盛り上がりに期待した。
戦時中、朝敏さんが妻の千代さんらと同区に疎開したのは30代のころ。食料の提供など、住民に面倒をみてもらった感謝の気持ちを表そうと、作詞・作曲したのが「二見情話」だった。
よく知られた「花の二見よ」のフレーズ。弘さんは「月夜の晩、海で泳いでいる時にひらめいたらしい。三線ではなく、大正琴で作曲したとも聞いた」と、生前の父との会話を思い浮かべる。
歌詞がアレンジされ、世に広まったため、今では男女の恋歌のように思われがちだが、「父からは『反戦歌』だと聞いた」と多美子さん。琉歌が得意で「日ごろから自分の気持ちを即興で書き留めていた」という。
朝敏さんは疎開時の恩を忘れず、しばしば二見を訪れ、区民と交流した。公民館の敷地に建立された歌碑にも、直筆の歌詞が刻まれている。
22日の大会では、清さんが多美子さんの三女で朝敏さんの孫、樹里さん(30)とペアを組みゲスト出演する。清さんは「歌の発祥地なので感慨深い。父の思いをかみしめながら歌いたい」と語る。
大会は同区が主催し、沖縄タイムス北部支社が共催、カヌチャリゾートが後援。22日午後1時から同区公民館の特設ステージで、市内外の男女20組が歌声を披露する。
沖縄タイムス
世界に羽ばたけ県産品 産業まつり開幕 (沖縄)
世界に羽ばたけ県産品 産業まつり開幕

関係者のテープカットで開幕した「第35回沖縄の産業まつり」
=21日午前、那覇市の奥武山公園・県立武道館
「県産品 使う『みんな』が主役です」をテーマに第35回沖縄の産業まつり(主催・同実行委員会)が21日、那覇市の奥武山公園・県立武道館で開幕した。491の企業や団体・個人が地域資源を活用した新商品や独創的なデザインや技術を活用した製品などを数多く出展。朝から多くの県民らが会場に足を運んだ。
開幕式で湧川昌秀実行委員長(県工業連合会会長)は「(まつりは)新商品に接し、人と人をつなぐ場。一人ひとりが手を取り合って盛り上げていこう」と述べた。来賓あいさつで仲井真弘多知事は「県産品が世界に出て行く予感がする。みんなで応援していこう」と述べた。関係者らによるテープカットも行われた。
同まつりは23日まで開かれる。
【琉球新報電子版】

関係者のテープカットで開幕した「第35回沖縄の産業まつり」
=21日午前、那覇市の奥武山公園・県立武道館
「県産品 使う『みんな』が主役です」をテーマに第35回沖縄の産業まつり(主催・同実行委員会)が21日、那覇市の奥武山公園・県立武道館で開幕した。491の企業や団体・個人が地域資源を活用した新商品や独創的なデザインや技術を活用した製品などを数多く出展。朝から多くの県民らが会場に足を運んだ。
開幕式で湧川昌秀実行委員長(県工業連合会会長)は「(まつりは)新商品に接し、人と人をつなぐ場。一人ひとりが手を取り合って盛り上げていこう」と述べた。来賓あいさつで仲井真弘多知事は「県産品が世界に出て行く予感がする。みんなで応援していこう」と述べた。関係者らによるテープカットも行われた。
同まつりは23日まで開かれる。
【琉球新報電子版】
嘉手納爆音訴訟 2万2千人「静かな夜を」(OKINAWA)
嘉手納爆音訴訟 2万2千人「静かな夜を」 第3次嘉手納訴訟始まる

横断幕を手に、静かな夜を取り戻す3度目の闘いに向かう原告団
=20日、沖縄市
米軍嘉手納基地に離着陸する米軍機の夜間、早朝の飛行差し止めと損害賠償を国に求めるため、同基地周辺の2万2058人の住民が原告となった第3次嘉手納爆音訴訟の第1回弁論が那覇地裁沖縄支部(遠藤真澄裁判長)で行われた。
原告・弁護団は意見陳述で爆音被害を訴えた。国側は飛行差し止め請求の棄却を求め、損害賠償については過去分は棄却、将来分は「不適法」な請求として却下を求めた。
第1回弁論では、住民側弁護士がこれまでの判決で爆音が違法と認定されたにもかかわらず抜本的な対策を講じてこなかった国の姿勢を批判した。
米軍機の飛行は日本の支配が及ばず制限はできないとする「第三者行為論」を第3次訴訟でも国が主張してきたことに対し、(1)米軍基地として領土を提供し、領空を飛行させているのは日本が許容するから(2)日米安保条約や法令は飛行制限の可否判断の絶対のよりどころにはならない。条約などの改正も踏まえて考えるべきだ―などと反論。日本は米国と共に国民の権利を侵害しているとして、差し止めの義務を負うと主張した。
原告の意見陳述では、新川秀清原告団長が、日米間で合意された騒音防止協定が守られていない状況を批判し「構造的差別で押し付けられた米軍基地が日米の安全保障に不可欠なら、日本の安全は沖縄にとっての危機だ」と訴えた。嘉手納基地を取り巻く市町村の原告団を代表して女子高校生を含む原告6人が出廷。いや応なく「日常」に入り込んでくる爆音によって身体、精神に甚大な被害を受けたとして「静かな夜を返して」とそれぞれが訴えた。
第1次訴訟から住民と共に闘う弁護団長の池宮城紀夫弁護士は「不条理な沖縄の現実を直視し、国に対し厳しく対処してほしい」と裁判官に訴えた。
国側からの意見などはなく、答弁書を提出したのみだった。第2回弁論は1月19日に開かれる。
琉球新報

横断幕を手に、静かな夜を取り戻す3度目の闘いに向かう原告団
=20日、沖縄市
米軍嘉手納基地に離着陸する米軍機の夜間、早朝の飛行差し止めと損害賠償を国に求めるため、同基地周辺の2万2058人の住民が原告となった第3次嘉手納爆音訴訟の第1回弁論が那覇地裁沖縄支部(遠藤真澄裁判長)で行われた。
原告・弁護団は意見陳述で爆音被害を訴えた。国側は飛行差し止め請求の棄却を求め、損害賠償については過去分は棄却、将来分は「不適法」な請求として却下を求めた。
第1回弁論では、住民側弁護士がこれまでの判決で爆音が違法と認定されたにもかかわらず抜本的な対策を講じてこなかった国の姿勢を批判した。
米軍機の飛行は日本の支配が及ばず制限はできないとする「第三者行為論」を第3次訴訟でも国が主張してきたことに対し、(1)米軍基地として領土を提供し、領空を飛行させているのは日本が許容するから(2)日米安保条約や法令は飛行制限の可否判断の絶対のよりどころにはならない。条約などの改正も踏まえて考えるべきだ―などと反論。日本は米国と共に国民の権利を侵害しているとして、差し止めの義務を負うと主張した。
原告の意見陳述では、新川秀清原告団長が、日米間で合意された騒音防止協定が守られていない状況を批判し「構造的差別で押し付けられた米軍基地が日米の安全保障に不可欠なら、日本の安全は沖縄にとっての危機だ」と訴えた。嘉手納基地を取り巻く市町村の原告団を代表して女子高校生を含む原告6人が出廷。いや応なく「日常」に入り込んでくる爆音によって身体、精神に甚大な被害を受けたとして「静かな夜を返して」とそれぞれが訴えた。
第1次訴訟から住民と共に闘う弁護団長の池宮城紀夫弁護士は「不条理な沖縄の現実を直視し、国に対し厳しく対処してほしい」と裁判官に訴えた。
国側からの意見などはなく、答弁書を提出したのみだった。第2回弁論は1月19日に開かれる。
琉球新報
島人の心守ろう ハワイ3・4世がコンサート(OKINAWA)
島人の心守ろう ハワイ3・4世がコンサート

演奏中に移民1、2世らの写真をスクリーンに投映して祖先への思いを訴えた
御冠船歌舞団のメンバー=那覇市・ぶんかテンブス館
ウチナーグチを、沖縄の文化を、守りましょう―。ハワイの県系3、4世らでつくる御冠船歌舞団(エリック・和多代表)が20日、那覇市のぶんかテンブス館でコンサート「いちまでぃん島人」を開いた。ウクレレや三線などを手に、ハワイアン音楽と島唄で自らのルーツを発信。アイデンティティーを形作る芸能文化や言葉の大切さを訴えた。
同歌舞団は、第5回世界のウチナーンチュ大会の関連公演「我らが住むは五大州」と本公演のため来沖。
ステージでは和多代表(46)らが演奏の合間に日本語と英語に、ハワイ語やウチナーグチを交えて苦労を重ねた移民1世の体験を紹介した。
また、ハワイ先住民が西洋化の波を乗り越えて、自らの文化復興に取り組んだことから、ウチナーンチュも言語や文化を守ろうと主張。「私たちの心の中にウヤファーフジ(先祖)がいる。オジー、オバーの心を守りましょう」と呼び掛けた。
同大会に合わせて米カリフォルニア州から夫と来沖した慶良間出身の房子・クボさん(61)は「『汗水節』を聴いたら泣いちゃった。向こうでつらいこともあったから…」と話した。
同歌舞団は1999年、和多代表らが琉球芸能の保存、継承を目的にハワイで設立。芸能公演やワークショップを行っている。
沖縄タイムス

演奏中に移民1、2世らの写真をスクリーンに投映して祖先への思いを訴えた
御冠船歌舞団のメンバー=那覇市・ぶんかテンブス館
ウチナーグチを、沖縄の文化を、守りましょう―。ハワイの県系3、4世らでつくる御冠船歌舞団(エリック・和多代表)が20日、那覇市のぶんかテンブス館でコンサート「いちまでぃん島人」を開いた。ウクレレや三線などを手に、ハワイアン音楽と島唄で自らのルーツを発信。アイデンティティーを形作る芸能文化や言葉の大切さを訴えた。
同歌舞団は、第5回世界のウチナーンチュ大会の関連公演「我らが住むは五大州」と本公演のため来沖。
ステージでは和多代表(46)らが演奏の合間に日本語と英語に、ハワイ語やウチナーグチを交えて苦労を重ねた移民1世の体験を紹介した。
また、ハワイ先住民が西洋化の波を乗り越えて、自らの文化復興に取り組んだことから、ウチナーンチュも言語や文化を守ろうと主張。「私たちの心の中にウヤファーフジ(先祖)がいる。オジー、オバーの心を守りましょう」と呼び掛けた。
同大会に合わせて米カリフォルニア州から夫と来沖した慶良間出身の房子・クボさん(61)は「『汗水節』を聴いたら泣いちゃった。向こうでつらいこともあったから…」と話した。
同歌舞団は1999年、和多代表らが琉球芸能の保存、継承を目的にハワイで設立。芸能公演やワークショップを行っている。
沖縄タイムス
住民、嘉手納爆音放置問う (沖縄)
住民、嘉手納爆音放置問う 第1回口頭弁論

米軍嘉手納基地の夜間・早朝の飛行差し止めなどを求め、裁判所に入る
第3次嘉手納爆音訴訟原告団=20日午前9時40分ごろ、沖縄市知花・
那覇地裁沖縄支部(下地広也撮影)
米軍嘉手納基地周辺の5市町村の住民2万2058人が、国を相手に米軍機の夜間・早朝の飛行差し止めや、爆音被害による過去分約446億円と将来分の損害賠償などを求めた第3次嘉手納爆音差し止め訴訟の第1回口頭弁論が20日、那覇地裁沖縄支部(遠藤真澄裁判長)であった。原告住民は意見陳述で、子育てや睡眠などの日常生活を爆音で脅かされる実態を証言。「憲法で保障された生活や権利を守って」「静かな夜を返して」と強く訴えた。
住民側からは新川秀清原告団長と原告団全6支部の代表計7人と、弁護団から3人が意見陳述した。
弁護団は、同基地の存在と米軍機の飛行は「日本国が許容するからだ」とし、国は米軍との共同妨害者で飛行差し止め義務があると主張。「米軍が爆音ではなく毒ガスをまき散らしても日本国は座視するのか」と、騒音を違法と認定されながらも、改善策を講じない国の不作為を批判した。
国側は訴えに対し、過去分の損害賠償と差し止め請求などの棄却を求め、将来分の損害賠償についても不適法として却下を求めた。
弁論終了後、新川原告団長は「いまだに子どもたちの学習も遊びも破壊、阻害され続けている。現状の不条理を解消するべきだ」、池宮城紀夫弁護団長は「何としてでも1、2次訴訟を乗り越えた判決を獲得する」と語った。次回の口頭弁論は来年1月19日。
同訴訟は1982年に第1次提訴し、翌年の追加を合わせ原告は906人。2000年に原告5540人が提訴した2次訴訟では09年2月の控訴審判決で、読谷村座喜味以北を除きW値75以上の爆音の違法性を認定。国は爆音改善を図る政治的責務を追うと指摘する一方、差し止め請求は1次同様、日本が米軍機の運航を規制できる立場にないとする「第三者行為論」で退けた。
沖縄タイムス

米軍嘉手納基地の夜間・早朝の飛行差し止めなどを求め、裁判所に入る
第3次嘉手納爆音訴訟原告団=20日午前9時40分ごろ、沖縄市知花・
那覇地裁沖縄支部(下地広也撮影)
米軍嘉手納基地周辺の5市町村の住民2万2058人が、国を相手に米軍機の夜間・早朝の飛行差し止めや、爆音被害による過去分約446億円と将来分の損害賠償などを求めた第3次嘉手納爆音差し止め訴訟の第1回口頭弁論が20日、那覇地裁沖縄支部(遠藤真澄裁判長)であった。原告住民は意見陳述で、子育てや睡眠などの日常生活を爆音で脅かされる実態を証言。「憲法で保障された生活や権利を守って」「静かな夜を返して」と強く訴えた。
住民側からは新川秀清原告団長と原告団全6支部の代表計7人と、弁護団から3人が意見陳述した。
弁護団は、同基地の存在と米軍機の飛行は「日本国が許容するからだ」とし、国は米軍との共同妨害者で飛行差し止め義務があると主張。「米軍が爆音ではなく毒ガスをまき散らしても日本国は座視するのか」と、騒音を違法と認定されながらも、改善策を講じない国の不作為を批判した。
国側は訴えに対し、過去分の損害賠償と差し止め請求などの棄却を求め、将来分の損害賠償についても不適法として却下を求めた。
弁論終了後、新川原告団長は「いまだに子どもたちの学習も遊びも破壊、阻害され続けている。現状の不条理を解消するべきだ」、池宮城紀夫弁護団長は「何としてでも1、2次訴訟を乗り越えた判決を獲得する」と語った。次回の口頭弁論は来年1月19日。
同訴訟は1982年に第1次提訴し、翌年の追加を合わせ原告は906人。2000年に原告5540人が提訴した2次訴訟では09年2月の控訴審判決で、読谷村座喜味以北を除きW値75以上の爆音の違法性を認定。国は爆音改善を図る政治的責務を追うと指摘する一方、差し止め請求は1次同様、日本が米軍機の運航を規制できる立場にないとする「第三者行為論」で退けた。
沖縄タイムス
八重山教科書:「規約に不備」県教委が文書(沖縄)
八重山教科書:「規約に不備」県教委が文書
県教育委員会(中野吉三郎委員長)は19日、八重山地区の教科書採択問題について、中川正春文部科学大臣宛てに、県の認識や今後の対応などをまとめた文書を送付した。
文書では、同地区で教科書の一本化ができないのは、そもそも「対応を協議会規約にあらかじめ決めてなかった」ことに原因があるとして「一般法である地方教育行政法と、特別法である無償措置法の2法の関係から生じてはいない」とする見解を示した。
また(1)採択地区協議会の規約に従ってまとめられた結果は3市町教委の採択権を拘束しない答申(2)9月8日に開かれた同地区の全教育委員による協議は有効―とする従来の認識を示し、判断は同地区に委ねられていることをあらためて強調した。
今後の対応として、3市町教委に対し同一の教科書を報告するよう指導助言するとしている。
沖縄タイムス
県教育委員会(中野吉三郎委員長)は19日、八重山地区の教科書採択問題について、中川正春文部科学大臣宛てに、県の認識や今後の対応などをまとめた文書を送付した。
文書では、同地区で教科書の一本化ができないのは、そもそも「対応を協議会規約にあらかじめ決めてなかった」ことに原因があるとして「一般法である地方教育行政法と、特別法である無償措置法の2法の関係から生じてはいない」とする見解を示した。
また(1)採択地区協議会の規約に従ってまとめられた結果は3市町教委の採択権を拘束しない答申(2)9月8日に開かれた同地区の全教育委員による協議は有効―とする従来の認識を示し、判断は同地区に委ねられていることをあらためて強調した。
今後の対応として、3市町教委に対し同一の教科書を報告するよう指導助言するとしている。
沖縄タイムス
「合意推進こそ負担」 ウェッブ氏が書簡(OKINAWA)
「合意推進こそ負担」 ウェッブ氏が書簡
【平安名純代・米国特約記者】
ジム・ウェッブ米上院議員(民主)は19日、来週訪日するパネッタ国防長官に書簡を送り、米軍普天間飛行場の移設問題について、日米合意を推し進めることは両国政府にさらなる負担を招く結果になるとし、米国内で議論が重ねられている国防費削減傾向を踏まえたうえで日本政府と協議するよう要請した。
ウェッブ氏は、「移設問題の解決には日米両国で利益の異なる層の議論が必要で、米軍内での縄張りの領域を脅かすこともよく承知している」と指摘。
その上で、名護市辺野古沖への代替施設建設を定めた2006年のロードマップについて「国防総省首脳や米軍高官らから合意は実現できないかもしれないとの深刻な懸念を繰り返し聞いているにもかかわらず、日米両国はこれを認めることができないでいる」と実現性の低い現行計画を堅持する両国の姿勢を厳しく批判。
また、沖縄県民の県内移設への強い反対を強調した上で、「われわれの失敗が日本の不安定な政治議論を招いている。米国の指導者は普天間問題の影響を過小評価すべきではない」と警鐘を鳴らした。
一方で、自身がレビン上院軍事委員長(民主)やマケイン筆頭理事(共和)らと提言した、現行計画の見直しと嘉手納統合案の検討が盛り込まれた国防権限法案が米議会で審議されている現状を強調し、「日本政府関係者との協議でこの点を留意してほしい」と米国内の議論に沿った協議を要請した。
パネッタ長官は来週訪日し、一川保夫防衛相らと会談する予定となっている。
首相 辺野古案「ベター」
【東京】
野田佳彦首相は20日夜のNHK番組に出演し、米軍普天間飛行場移設について「紆余(うよ)曲折はあったが、最終的には日米合意に基づいて沖縄の負担を軽減していくベターな基本方針に戻った。曲折を踏まえ、きちんと説明しなければいけない」と述べ、名護市辺野古への移設を進める考えをあらためて示した。
県民に理解を求める方法については「誠心誠意説明するしかない」と強調。「そのために関係閣僚が説明に行っているし、私もどこかの時点できちっと沖縄に行って政府の基本的姿勢に理解してもらえるよう努めたい」と述べた。
その一方で、「もちろん結論をダラダラと延ばすことはできないが、(結論を出す時期を)いつまでにと(米側が)明快に言っているわけではない」と指摘し、「(米側は)こちらの努力の状況を見ていると思う」とした。
沖縄タイムス
【平安名純代・米国特約記者】
ジム・ウェッブ米上院議員(民主)は19日、来週訪日するパネッタ国防長官に書簡を送り、米軍普天間飛行場の移設問題について、日米合意を推し進めることは両国政府にさらなる負担を招く結果になるとし、米国内で議論が重ねられている国防費削減傾向を踏まえたうえで日本政府と協議するよう要請した。
ウェッブ氏は、「移設問題の解決には日米両国で利益の異なる層の議論が必要で、米軍内での縄張りの領域を脅かすこともよく承知している」と指摘。
その上で、名護市辺野古沖への代替施設建設を定めた2006年のロードマップについて「国防総省首脳や米軍高官らから合意は実現できないかもしれないとの深刻な懸念を繰り返し聞いているにもかかわらず、日米両国はこれを認めることができないでいる」と実現性の低い現行計画を堅持する両国の姿勢を厳しく批判。
また、沖縄県民の県内移設への強い反対を強調した上で、「われわれの失敗が日本の不安定な政治議論を招いている。米国の指導者は普天間問題の影響を過小評価すべきではない」と警鐘を鳴らした。
一方で、自身がレビン上院軍事委員長(民主)やマケイン筆頭理事(共和)らと提言した、現行計画の見直しと嘉手納統合案の検討が盛り込まれた国防権限法案が米議会で審議されている現状を強調し、「日本政府関係者との協議でこの点を留意してほしい」と米国内の議論に沿った協議を要請した。
パネッタ長官は来週訪日し、一川保夫防衛相らと会談する予定となっている。
首相 辺野古案「ベター」
【東京】
野田佳彦首相は20日夜のNHK番組に出演し、米軍普天間飛行場移設について「紆余(うよ)曲折はあったが、最終的には日米合意に基づいて沖縄の負担を軽減していくベターな基本方針に戻った。曲折を踏まえ、きちんと説明しなければいけない」と述べ、名護市辺野古への移設を進める考えをあらためて示した。
県民に理解を求める方法については「誠心誠意説明するしかない」と強調。「そのために関係閣僚が説明に行っているし、私もどこかの時点できちっと沖縄に行って政府の基本的姿勢に理解してもらえるよう努めたい」と述べた。
その一方で、「もちろん結論をダラダラと延ばすことはできないが、(結論を出す時期を)いつまでにと(米側が)明快に言っているわけではない」と指摘し、「(米側は)こちらの努力の状況を見ていると思う」とした。
沖縄タイムス
座喜味城跡で結婚式 世界遺産に愛誓う (沖縄)
座喜味城跡で結婚式 世界遺産に愛誓う

座喜味城跡の拝所に比嘉光雄区長(前列)と結婚を報告する松田尚之さん
(2列目左)、花絵さん(同右)夫妻=1日、読谷村の座喜味城跡
【読谷】
世界遺産の座喜味城跡で那覇市の松田尚之さん(32)、花絵(かえ)さん(30)
=旧姓竹村=夫妻の結婚式が行われた。
新郎新婦と両親は琉装に身を包み、比嘉光雄座喜味区長と共に拝所に結婚を報告。夫婦や駆け付けた親族、友人の幸せと健康を祈り、2人の門出を祝った。
尚之さんと花絵さんは東京と北海道の出身。それぞれ沖縄が好きで沖縄で就職、転職し、共通の友人を通じて知り合った。花絵さんは読谷村内のホテルに勤務し、2人はたびたび座喜味城跡を散歩などで訪れていたことから、共通の友人・金城太生郎(たきろう)さんの提案でこの場所で結婚式を挙げた。
式があったのは1日。2人は座喜味城跡から付近の古民家「島まるみぬ瓦屋」まで道ジュネーし、友人たちから「親方みたい」「きれい」などと声を掛けられ、笑みをこぼした。島まるみぬ瓦屋では地域住民が琉球舞踊や三線を披露し、地域を挙げて祝った。
琉装をして散策するメニューを提供する着付け店の佐竹真次さんも金城さんと共に結婚式を企画。佐竹さんは「座喜味の素晴らしい財産を生かして、何かできないかと思った。区の皆さんとも協力して将来は世界遺産リゾートウエディングができないか考えていきたい」と話した。
(島袋良太)
琉球新報

座喜味城跡の拝所に比嘉光雄区長(前列)と結婚を報告する松田尚之さん
(2列目左)、花絵さん(同右)夫妻=1日、読谷村の座喜味城跡
【読谷】
世界遺産の座喜味城跡で那覇市の松田尚之さん(32)、花絵(かえ)さん(30)
=旧姓竹村=夫妻の結婚式が行われた。
新郎新婦と両親は琉装に身を包み、比嘉光雄座喜味区長と共に拝所に結婚を報告。夫婦や駆け付けた親族、友人の幸せと健康を祈り、2人の門出を祝った。
尚之さんと花絵さんは東京と北海道の出身。それぞれ沖縄が好きで沖縄で就職、転職し、共通の友人を通じて知り合った。花絵さんは読谷村内のホテルに勤務し、2人はたびたび座喜味城跡を散歩などで訪れていたことから、共通の友人・金城太生郎(たきろう)さんの提案でこの場所で結婚式を挙げた。
式があったのは1日。2人は座喜味城跡から付近の古民家「島まるみぬ瓦屋」まで道ジュネーし、友人たちから「親方みたい」「きれい」などと声を掛けられ、笑みをこぼした。島まるみぬ瓦屋では地域住民が琉球舞踊や三線を披露し、地域を挙げて祝った。
琉装をして散策するメニューを提供する着付け店の佐竹真次さんも金城さんと共に結婚式を企画。佐竹さんは「座喜味の素晴らしい財産を生かして、何かできないかと思った。区の皆さんとも協力して将来は世界遺産リゾートウエディングができないか考えていきたい」と話した。
(島袋良太)
琉球新報
チーム沖縄「レキオン」5日目終え11位 豪ソーラーカーレース (沖縄)
チーム沖縄「レキオン」5日目終え11位 豪ソーラーカーレース 
砂漠帯を通過するチーム沖縄のレキオン
=20日、南オーストラリア州カルゲラ~クーバーペディー間
【クーバーペディー近郊20日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の5日目となる20日、チーム沖縄の「レキオン」は11位のままとなっている。
通過ポイントの南オーストラリア州クーバーペディーを越え、そこから約90キロ南下した2269キロ地点で競技終了時刻の午後5時を迎えた。この日は約600キロ進む予定だったが、クーバーペディーを通過後、雨が降ったため太陽光による発電ができず、走行距離は400キロにとどまった。アデレードのゴールへは22日に到着する見通し。
【琉球新報電子版】

砂漠帯を通過するチーム沖縄のレキオン
=20日、南オーストラリア州カルゲラ~クーバーペディー間
【クーバーペディー近郊20日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の5日目となる20日、チーム沖縄の「レキオン」は11位のままとなっている。
通過ポイントの南オーストラリア州クーバーペディーを越え、そこから約90キロ南下した2269キロ地点で競技終了時刻の午後5時を迎えた。この日は約600キロ進む予定だったが、クーバーペディーを通過後、雨が降ったため太陽光による発電ができず、走行距離は400キロにとどまった。アデレードのゴールへは22日に到着する見通し。
【琉球新報電子版】
きょう大阪で観光感謝祭、宮古の良さアピールへ (宮古島・沖縄)
きょう大阪で観光感謝祭、宮古の良さアピールへ

大阪での観光感謝祭に向けて出発した宮古島市と
宮古島観光協会の関係者=宮古空港
第14回沖縄宮古観光感謝祭 (主催・宮古島市、 共催・宮古島観光協会) が21日、 大阪府吹田市の新大阪江坂東急インで催される。 20日午後、 同協会の豊見山健児会長、 市観光商工局の奥原一秀局長ら関係者が出発した。 21日午前は宮崎から下地敏彦市長も合流して航空各社や旅行会社などでキャラバンを展開する。
同感謝祭は関西と関東で交互に実施しており、 航空・旅行各社、 観光関連、 マスコミなどを招き、 入域観光客増加への協力に感謝するとともに、 さらなる支援をアピールしている。
宮古圏域への観光入域客数は2010年度で初めて40万人を突破したが、 11年度は東日本大震災による観光産業への影響が懸念されており、 関係者では感謝祭を通して新たな観光施設として注目されている海中公園をはじめ、 宮古島観光の魅力を紹介する。
出発に当たって豊見山会長は、「キャラバンを踏まえ、 感謝祭に参加する関西の航空各社や旅行会社など関係者200人に宮古の良さをアピールしたい」 と抱負を述べるとともに、 「観光客数が低迷しているが、 9月は前年同月比5%増となっており、 さらに増加に向けて努力したい」 と語った。
宮古新報

大阪での観光感謝祭に向けて出発した宮古島市と
宮古島観光協会の関係者=宮古空港
第14回沖縄宮古観光感謝祭 (主催・宮古島市、 共催・宮古島観光協会) が21日、 大阪府吹田市の新大阪江坂東急インで催される。 20日午後、 同協会の豊見山健児会長、 市観光商工局の奥原一秀局長ら関係者が出発した。 21日午前は宮崎から下地敏彦市長も合流して航空各社や旅行会社などでキャラバンを展開する。
同感謝祭は関西と関東で交互に実施しており、 航空・旅行各社、 観光関連、 マスコミなどを招き、 入域観光客増加への協力に感謝するとともに、 さらなる支援をアピールしている。
宮古圏域への観光入域客数は2010年度で初めて40万人を突破したが、 11年度は東日本大震災による観光産業への影響が懸念されており、 関係者では感謝祭を通して新たな観光施設として注目されている海中公園をはじめ、 宮古島観光の魅力を紹介する。
出発に当たって豊見山会長は、「キャラバンを踏まえ、 感謝祭に参加する関西の航空各社や旅行会社など関係者200人に宮古の良さをアピールしたい」 と抱負を述べるとともに、 「観光客数が低迷しているが、 9月は前年同月比5%増となっており、 さらに増加に向けて努力したい」 と語った。
宮古新報
バイク155㌔完漕喜ぶ、光の村卒業トライ (宮古島・沖縄)
バイク155㌔完漕喜ぶ、光の村卒業トライ

懸命にペダルを漕ぎゴールを目指す光の村養護学校の生徒たち=東平安名崎
卒業旅行で宮古島を訪れ、 3日間にわたってトライアスロン競技に挑戦している光の村養護学校土佐自然学園・秩父自然学園の生徒たちは20日、 バイク競技に臨んだ。 15人の生徒がトライアスロンと同じ155㌔の道のりを、 互いに励まし合いながら懸命にペダルを漕ぎゴールを目指した。 最終日となる21日は午前6時半からランをスタートする。
バイクは午前6時45分に宮古島東急リゾートをスタート。 宮古トライアスロンクラブのボランティアらとともに宮古島を1周半するコースで景色を楽しみながらそれぞれのペースでペダルを漕いでゴールを目指した。 午後3時半ごろには先頭集団の3人がゴール。 さわやかな汗を流し笑顔を浮かべていた。
若江弘樹くんは 「155㌔完走できてうれしい。 坂がいっぱいあったけど諦めずにがんばった。 また、 トライアスロンクラブの方たちのサポートがあり、 けがもなく完走できた。 明日もフルマラソンをがんばりたい」 と語った。
サポートとして155㌔を伴奏したトライアスロンクラブの砂川政文会長は 「みなさんから元気をもらった。 明日のフルマラソンもがんばろう」 と選手たちを激励した。
宮古新報

懸命にペダルを漕ぎゴールを目指す光の村養護学校の生徒たち=東平安名崎
卒業旅行で宮古島を訪れ、 3日間にわたってトライアスロン競技に挑戦している光の村養護学校土佐自然学園・秩父自然学園の生徒たちは20日、 バイク競技に臨んだ。 15人の生徒がトライアスロンと同じ155㌔の道のりを、 互いに励まし合いながら懸命にペダルを漕ぎゴールを目指した。 最終日となる21日は午前6時半からランをスタートする。
バイクは午前6時45分に宮古島東急リゾートをスタート。 宮古トライアスロンクラブのボランティアらとともに宮古島を1周半するコースで景色を楽しみながらそれぞれのペースでペダルを漕いでゴールを目指した。 午後3時半ごろには先頭集団の3人がゴール。 さわやかな汗を流し笑顔を浮かべていた。
若江弘樹くんは 「155㌔完走できてうれしい。 坂がいっぱいあったけど諦めずにがんばった。 また、 トライアスロンクラブの方たちのサポートがあり、 けがもなく完走できた。 明日もフルマラソンをがんばりたい」 と語った。
サポートとして155㌔を伴奏したトライアスロンクラブの砂川政文会長は 「みなさんから元気をもらった。 明日のフルマラソンもがんばろう」 と選手たちを激励した。
宮古新報
御嶽巡り豊穣祈願/西原のユークイ (宮古島・沖縄)
御嶽巡り豊穣祈願
/西原のユークイ頭に草の冠乗せ

「ヨーンテル、ヨーンテル」と唱和しながら集落内を歩くユークインマたち
=20日、平良西原
平良西原の伝統祭祀「ユークイ」が19日から集落内で始まり、神行事にかかわる
ユークインマたちが「ヨーンテル、ヨーンテル」と唱和しながら集落内にある御嶽を
巡拝して回った。今年の列は5人。うち3人がインギョー(卒業)する。
西原のユークイは旧暦9月の吉日の3日間行われる行事。47歳から56歳の女性がユークインマとなり、豊年や健康祈願を行う。
今年は19日に始まり、同日はユークインマがウハルズ御嶽にこもって一睡もせずに祈り続けた。
20日は午前5時30分ごろに同御嶽を出発し、集落内にある九つの御嶽で巡拝を行った。白衣姿のユークインマたちは、頭に草の冠を乗せ、顔を隠しながら「ヨーンテル、ヨーンテル」と唱和しながら歩き、御嶽から御嶽へと移動した。
午後5時前にウハルズ御嶽で巡拝が終わったことを報告、
最後はナイカニ(仲間御嶽)に戻ってこの日の祈願行事を終えた。
ウハルズ御嶽にはユークインマの親族ら関係者が多数集まり、19日から祈り続けている5人の女性を温かく見守っていた。
きょう21日は、卒業する3人の家でインギョーが盛大に行われる。
.宮古毎日新聞
/西原のユークイ頭に草の冠乗せ

「ヨーンテル、ヨーンテル」と唱和しながら集落内を歩くユークインマたち
=20日、平良西原
平良西原の伝統祭祀「ユークイ」が19日から集落内で始まり、神行事にかかわる
ユークインマたちが「ヨーンテル、ヨーンテル」と唱和しながら集落内にある御嶽を
巡拝して回った。今年の列は5人。うち3人がインギョー(卒業)する。
西原のユークイは旧暦9月の吉日の3日間行われる行事。47歳から56歳の女性がユークインマとなり、豊年や健康祈願を行う。
今年は19日に始まり、同日はユークインマがウハルズ御嶽にこもって一睡もせずに祈り続けた。
20日は午前5時30分ごろに同御嶽を出発し、集落内にある九つの御嶽で巡拝を行った。白衣姿のユークインマたちは、頭に草の冠を乗せ、顔を隠しながら「ヨーンテル、ヨーンテル」と唱和しながら歩き、御嶽から御嶽へと移動した。
午後5時前にウハルズ御嶽で巡拝が終わったことを報告、
最後はナイカニ(仲間御嶽)に戻ってこの日の祈願行事を終えた。
ウハルズ御嶽にはユークインマの親族ら関係者が多数集まり、19日から祈り続けている5人の女性を温かく見守っていた。
きょう21日は、卒業する3人の家でインギョーが盛大に行われる。
.宮古毎日新聞
神歌「ユーンティル」響く/伊良部 (宮古島・沖縄)
神歌「ユーンティル」響く/伊良部で祭祀ユークイ
女性たちが豊作、豊漁祈願

今年卒業するユークインマたちは歓喜一色に包まれていた
=20日、佐良浜
伝統の祭祀「ユークイ(富乞い、世乞い)」が20日、伊良部の全地域で行われた。
各御嶽では、女性たちが神歌「ユーンティル(富が満ちてください)」と唱和しながら舞を奉納した。各集落の住民らは、それぞれの御嶽に集まり、旧年中の五穀豊穣、無病息災、大漁に感謝し、向こう1年間の豊作豊漁などを祈願した。
北区の佐良浜の仲間ニー御嶽では、大勢のユークインマが参加した。今年10年の任期満了で卒業するユークインマは、1955(昭和30)年生まれの数え57歳の70人余。全員がそろいの着物で着飾り、クイチャーを踊りながら歓喜一色に包まれていた。
一方、南区の佐和田ユークイ御嶽、国仲御嶽などでは、女性たちが息の合ったクイチャーを繰り広げた。男性らは円座をつくり、祝い酒を酌み交わしながら交流を深めた。男性の躍動感あふれる踊りには、会場から大きな拍手が送られた。
佐良浜のユークインマを卒業する池間喜和子さんは「先輩たちに助けられ、無事卒業することになった。感謝でいっぱい。これからも伊良部島の発展のために恩返ししたい」と決意を新たにした。
佐和田自治会長の浜川正弘さんと国仲自治会長の手登根正吉さんは「住民が健康で参加したことが、とてもうれしい。みんなが力を合わせて盛り上げたことに感謝したい」と語った。
.宮古毎日新聞
女性たちが豊作、豊漁祈願

今年卒業するユークインマたちは歓喜一色に包まれていた
=20日、佐良浜
伝統の祭祀「ユークイ(富乞い、世乞い)」が20日、伊良部の全地域で行われた。
各御嶽では、女性たちが神歌「ユーンティル(富が満ちてください)」と唱和しながら舞を奉納した。各集落の住民らは、それぞれの御嶽に集まり、旧年中の五穀豊穣、無病息災、大漁に感謝し、向こう1年間の豊作豊漁などを祈願した。
北区の佐良浜の仲間ニー御嶽では、大勢のユークインマが参加した。今年10年の任期満了で卒業するユークインマは、1955(昭和30)年生まれの数え57歳の70人余。全員がそろいの着物で着飾り、クイチャーを踊りながら歓喜一色に包まれていた。
一方、南区の佐和田ユークイ御嶽、国仲御嶽などでは、女性たちが息の合ったクイチャーを繰り広げた。男性らは円座をつくり、祝い酒を酌み交わしながら交流を深めた。男性の躍動感あふれる踊りには、会場から大きな拍手が送られた。
佐良浜のユークインマを卒業する池間喜和子さんは「先輩たちに助けられ、無事卒業することになった。感謝でいっぱい。これからも伊良部島の発展のために恩返ししたい」と決意を新たにした。
佐和田自治会長の浜川正弘さんと国仲自治会長の手登根正吉さんは「住民が健康で参加したことが、とてもうれしい。みんなが力を合わせて盛り上げたことに感謝したい」と語った。
.宮古毎日新聞
近隣地域住民も参加 元気いっぱい白浜小運動会

【西表】
白浜小学校(南和秀校長)でこのほど、「大空にとどけ 10人の熱き魂」をテーマに同校グラウンドで運動会が開かれ、保護者や近隣校児童生徒、地域住民が参加してにぎわった。
白浜校に3年ぶり入学した1年生4人は、初めての運動会。5、6年生が中心となり、休み時間にも練習に取り組んできた。
その結果、組体操「生命の星・地球」や白浜っ子エイサーも力を合わせて見事にやりとげ、大きな拍手を浴びた。
障害物競走は網に乗った男性が重すぎてなかなかくぐれなかったり、借り物で「白浜美人」と書かれていて、なかなか名乗りでる人が出ず、やっと出てきたオバアに大きな拍手が起こったり、終始温かい笑いがあふれる運動会だった。(西部地区通信員)
八重山毎日新聞

【西表】
白浜小学校(南和秀校長)でこのほど、「大空にとどけ 10人の熱き魂」をテーマに同校グラウンドで運動会が開かれ、保護者や近隣校児童生徒、地域住民が参加してにぎわった。
白浜校に3年ぶり入学した1年生4人は、初めての運動会。5、6年生が中心となり、休み時間にも練習に取り組んできた。
その結果、組体操「生命の星・地球」や白浜っ子エイサーも力を合わせて見事にやりとげ、大きな拍手を浴びた。
障害物競走は網に乗った男性が重すぎてなかなかくぐれなかったり、借り物で「白浜美人」と書かれていて、なかなか名乗りでる人が出ず、やっと出てきたオバアに大きな拍手が起こったり、終始温かい笑いがあふれる運動会だった。(西部地区通信員)
八重山毎日新聞
サシバの渡りピーク (八重山・沖縄)
サシバの渡りピーク バンナ岳上空に200羽余

「寒露の使者」として知られるサシバの渡りが先週から石垣島で確認されている。
19日午後には、バンナ岳上空で200羽を越す大群が優雅に舞う姿も見られた。
サシバ(タカ科)は、全長約50センチ。頭部は灰褐色、体の上面と胸は茶褐色で腹に淡褐色の横しまがある。春から夏にかけ本州などで繁殖。越冬地の東南アジアに向かう途中、宮古島や石垣島に飛来する。
渡りは今がピークで、今週末でほぼ終わる見込み。
八重山毎日新聞

「寒露の使者」として知られるサシバの渡りが先週から石垣島で確認されている。
19日午後には、バンナ岳上空で200羽を越す大群が優雅に舞う姿も見られた。
サシバ(タカ科)は、全長約50センチ。頭部は灰褐色、体の上面と胸は茶褐色で腹に淡褐色の横しまがある。春から夏にかけ本州などで繁殖。越冬地の東南アジアに向かう途中、宮古島や石垣島に飛来する。
渡りは今がピークで、今週末でほぼ終わる見込み。
八重山毎日新聞
2011-10-20
飲酒規定見直し意欲 外相会見(OKINAWA)
飲酒規定見直し意欲 外相会見
玄葉光一郎外相は19日、那覇市内のホテルで記者会見し、米軍人・軍属が職務上の催事で飲酒した場合、運転能力を著しく低下させない程度であれば、飲酒も「公務中」と認める日米合同委員会合意(1956年)の見直しに取り組む意向を示した。
ことし1月に沖縄市で起きた米軍属男性による交通死亡事故を踏まえ、「公の催しで飲酒をして公務であるという、古い日米合意はおかしい。見直しをするということを考える」と指摘。見直し作業を困難視しつつも「強い決意を持っている」と述べた。
同様の考えを三市町連絡協議会(三連協)との会談でも伝えた。
米軍普天間飛行場の移設問題に関する仲井真弘多知事や稲嶺進名護市長とのやりとりについては「知事や市長の発言は、しっかり受け止めなければいけない」とした上で、「普天間を固定化させずに危険性の除去をしていく解決策が日米合意であるということを(日米両政府で)共有している。伝えるべきは伝えつつも、それぞれが行うべき努力は行っていく」と述べ、日米合意を推進する考えを強調した。
玄葉外相は同日、米軍普天間飛行場を視察後、那覇市内で翁長雄志那覇市長、儀武剛金武町長と面談。翁長市長は沖縄の過重な基地負担について「日本国民全体で(考える)、という努力を是非やっていただきたい」と要請したが、玄葉外相から具体的な返答はなかったという。
沖縄タイムス
玄葉光一郎外相は19日、那覇市内のホテルで記者会見し、米軍人・軍属が職務上の催事で飲酒した場合、運転能力を著しく低下させない程度であれば、飲酒も「公務中」と認める日米合同委員会合意(1956年)の見直しに取り組む意向を示した。
ことし1月に沖縄市で起きた米軍属男性による交通死亡事故を踏まえ、「公の催しで飲酒をして公務であるという、古い日米合意はおかしい。見直しをするということを考える」と指摘。見直し作業を困難視しつつも「強い決意を持っている」と述べた。
同様の考えを三市町連絡協議会(三連協)との会談でも伝えた。
米軍普天間飛行場の移設問題に関する仲井真弘多知事や稲嶺進名護市長とのやりとりについては「知事や市長の発言は、しっかり受け止めなければいけない」とした上で、「普天間を固定化させずに危険性の除去をしていく解決策が日米合意であるということを(日米両政府で)共有している。伝えるべきは伝えつつも、それぞれが行うべき努力は行っていく」と述べ、日米合意を推進する考えを強調した。
玄葉外相は同日、米軍普天間飛行場を視察後、那覇市内で翁長雄志那覇市長、儀武剛金武町長と面談。翁長市長は沖縄の過重な基地負担について「日本国民全体で(考える)、という努力を是非やっていただきたい」と要請したが、玄葉外相から具体的な返答はなかったという。
沖縄タイムス
元米軍通訳の比嘉さん「平和大切に」(OKINAWA)
元米軍通訳の比嘉さん「平和大切に」

夫妻で沖縄滞在を楽しむ比嘉武二郎さん(左)と文江さん
=14日、那覇市
沖縄戦で、米陸軍の通訳兵として14年間育った「古里」に攻め込んだ、ハワイの県系2世、比嘉武二郎さん(88)が来沖している。敵として恩師や同級生を尋問するなど、日米のはざまで苦しんだ比嘉さんは「今の平和を大切にしてほしい」と訴えている。(福里賢矢)
ハワイ生まれの比嘉さんは2歳で母、兄、姉と沖縄へ。3年後、父は兄と姉を連れて帰ったが、比嘉さんは病弱な母と北中城村島袋の祖父母の家で暮らした。母は12歳のときに他界、比嘉さんは16歳だった1939年にハワイへ戻った。
2年後、太平洋戦争が始まる。「沖縄に行くかもしれない」。入隊を拒み続けたが、スパイと疑われ、尋問されることを恐れ、最終的には通訳兵となった。
不安は的中する。45年4月1日、沖縄上陸。比嘉さんは「一人でも多く助けたい」と各地のガマで「イジティメンソーレ(出てきてください)」と、ウチナーグチで投降を呼び掛けた。
尋問も比嘉さんの任務。「体格のいい男がいた。日本兵ではないか」と疑われ連行されてきた男性は、小学校時代の恩師だった。「先生」「君か」。会話は続かず、比嘉さんは民間人の収容所に送るよう指示だけを残し、恩師の前から立ち去った。
終戦間際の6月ごろには、南部で捕虜となった日本兵2人を尋問。調べを進めるうちに、同級生と分かり、肩を抱き合って泣いた。
古里で一度も銃を使うことなく「米国市民としての義務」を果たしたことは誇りに思う。ただ、罪のない若者や民間人が犠牲になった沖縄戦を思い出すと、今でも胸が締め付けられる。
戦後、沖縄には何度も足を運んでいる。再会を果たした恩師や同級生、親戚も迎え入れてくれた。第5回世界のウチナーンチュ大会には妻文江さん(88)とともに参加した。
「他国の文化を互いに理解し、尊重することが平和の第一歩。世界で活躍するウチナーンチュが既にやっていることだ」。二つの古里を自由に行き来し、交流を深めるウチナーンチュ大会は、比嘉さんの目に「平和の象徴」として映る。
沖縄タイムス

夫妻で沖縄滞在を楽しむ比嘉武二郎さん(左)と文江さん
=14日、那覇市
沖縄戦で、米陸軍の通訳兵として14年間育った「古里」に攻め込んだ、ハワイの県系2世、比嘉武二郎さん(88)が来沖している。敵として恩師や同級生を尋問するなど、日米のはざまで苦しんだ比嘉さんは「今の平和を大切にしてほしい」と訴えている。(福里賢矢)
ハワイ生まれの比嘉さんは2歳で母、兄、姉と沖縄へ。3年後、父は兄と姉を連れて帰ったが、比嘉さんは病弱な母と北中城村島袋の祖父母の家で暮らした。母は12歳のときに他界、比嘉さんは16歳だった1939年にハワイへ戻った。
2年後、太平洋戦争が始まる。「沖縄に行くかもしれない」。入隊を拒み続けたが、スパイと疑われ、尋問されることを恐れ、最終的には通訳兵となった。
不安は的中する。45年4月1日、沖縄上陸。比嘉さんは「一人でも多く助けたい」と各地のガマで「イジティメンソーレ(出てきてください)」と、ウチナーグチで投降を呼び掛けた。
尋問も比嘉さんの任務。「体格のいい男がいた。日本兵ではないか」と疑われ連行されてきた男性は、小学校時代の恩師だった。「先生」「君か」。会話は続かず、比嘉さんは民間人の収容所に送るよう指示だけを残し、恩師の前から立ち去った。
終戦間際の6月ごろには、南部で捕虜となった日本兵2人を尋問。調べを進めるうちに、同級生と分かり、肩を抱き合って泣いた。
古里で一度も銃を使うことなく「米国市民としての義務」を果たしたことは誇りに思う。ただ、罪のない若者や民間人が犠牲になった沖縄戦を思い出すと、今でも胸が締め付けられる。
戦後、沖縄には何度も足を運んでいる。再会を果たした恩師や同級生、親戚も迎え入れてくれた。第5回世界のウチナーンチュ大会には妻文江さん(88)とともに参加した。
「他国の文化を互いに理解し、尊重することが平和の第一歩。世界で活躍するウチナーンチュが既にやっていることだ」。二つの古里を自由に行き来し、交流を深めるウチナーンチュ大会は、比嘉さんの目に「平和の象徴」として映る。
沖縄タイムス
10年ぶりに再会 ブラジル2世・上原さん(OKINAWA)
10年ぶりに再会 ブラジル2世・上原さん

10年ぶりに祖先の仏壇に手を合わせる上原エリザさん(左)と、
線香の準備をする上原徳盛さん=南風原町神里
【南風原】
第5回世界のウチナーンチュ大会に合わせて来沖したが、親類の連絡先や名前などの情報が分からないため、親族に会えずにいたブラジル県系2世の上原エリザさん
(60)が17日、関係者の協力を得て親類と10年ぶりに再会、仏壇に手を合わせた。
エリザさんの父、上原伸三良さん(故人)は南風原村神里の出身で1918年、笠戸丸でブラジルへ渡航。エリザさんは第2、3回のウチナーンチュ大会に参加、2001年には南風原の親類宅を訪ね、仏壇に手を合わせた。
だがその後、親族の名前などを書いた紙を紛失。ブラジルには沖縄とのつながりが分かる親類がほとんどいなく、日本語も分からないため、沖縄の親類との連絡が途絶えた。
今回、南風原文化センターの平良次子学芸員が町のリストにあったエリザさんをホテルに訪ね、このことが判明。平良さんが町民に情報提供を呼び掛け、町神里の上原徳盛さん(77)が親類と分かった。
17日、徳盛さんの自宅を訪ね仏壇に手を合わせたエリザさんは、「徳盛さんは父そっくり。家族に会ってウートートーでき、気持ちよかった」と笑顔。徳盛さんは「またいつでもおいでね」と声を掛けた。
平良さんは、「ルーツ探しの手伝いは今後ますます重要になる。県でなく市町村にしかできない役割で、再会できてよかった」と話した。
沖縄タイムス

10年ぶりに祖先の仏壇に手を合わせる上原エリザさん(左)と、
線香の準備をする上原徳盛さん=南風原町神里
【南風原】
第5回世界のウチナーンチュ大会に合わせて来沖したが、親類の連絡先や名前などの情報が分からないため、親族に会えずにいたブラジル県系2世の上原エリザさん
(60)が17日、関係者の協力を得て親類と10年ぶりに再会、仏壇に手を合わせた。
エリザさんの父、上原伸三良さん(故人)は南風原村神里の出身で1918年、笠戸丸でブラジルへ渡航。エリザさんは第2、3回のウチナーンチュ大会に参加、2001年には南風原の親類宅を訪ね、仏壇に手を合わせた。
だがその後、親族の名前などを書いた紙を紛失。ブラジルには沖縄とのつながりが分かる親類がほとんどいなく、日本語も分からないため、沖縄の親類との連絡が途絶えた。
今回、南風原文化センターの平良次子学芸員が町のリストにあったエリザさんをホテルに訪ね、このことが判明。平良さんが町民に情報提供を呼び掛け、町神里の上原徳盛さん(77)が親類と分かった。
17日、徳盛さんの自宅を訪ね仏壇に手を合わせたエリザさんは、「徳盛さんは父そっくり。家族に会ってウートートーでき、気持ちよかった」と笑顔。徳盛さんは「またいつでもおいでね」と声を掛けた。
平良さんは、「ルーツ探しの手伝いは今後ますます重要になる。県でなく市町村にしかできない役割で、再会できてよかった」と話した。
沖縄タイムス
国の「異常者」扱いから29年、原告30倍に(OKINAWA)
国の「異常者」扱いから29年、原告30倍に
【中部】
「今度こそ爆音を止めよう」「子や孫に静かな生活を」―。米軍機の騒音禍にさいなまれる2万2058人が28日、願いを三度(みたび)、司法に託した。過去最大級の原告団は0歳から106歳におよび、訴状を提出した那覇地裁沖縄支部には約400人の原告らが駆けつけた。29年前の1次訴訟で国から「(騒音被害を訴えるのは)特殊な感覚の持ち主」と指摘された原告は、30倍余に膨れ上がった。1次からの原告は静かにたたずまいながらも「異常な日常生活は終わらせる」と強い決意を示した。
1982年に始まった爆音差し止め1次訴訟は国の「異常者発言」で幕を開けた。国は第1回口頭弁論で当初602人の原告に「たまたま周辺に、特殊な感覚の持ち主、通常人と異なる生活態度をとっている者が存在することで適法であるはずの行為が許されなくなる」と指摘した。
怒りは原告・弁護団を超え県民に広がり、県議会も与野党が一斉に反発。当時の西銘順治知事(故人)も不快感を示した。裁判長が「誤解を招く表現」と異例の発言撤回を促す事態に発展した。
あれから29年。國場信子さん(86)=北谷町砂辺=はこの日、背中に帯状疱疹(ほうしん)の痛みを抱えながら、地裁沖縄支部に足を運んだ。「爆音に比べたら背中の痛さは、まだまし。爆音に毎日毎日、朝早く起こされ、夜も眠れない。自分が元気なうちは、ずっとやらないと」
ともに砂辺で生まれ育った夫永徳さんは2次訴訟の途中で亡くなった。毎朝、仏壇に家族の健康を祈るが、28日は少し付け加えた。「私はもういいけど、子どもたちがいる。あなたも向こうで神になったんだったら、静かな世になるよう力を貸してくださいね」
金城武夫さん(75)=沖縄市安慶田=は牧港補給地区で働く基地従業員だった。訴訟に関わることで職を失う不安もあったが、爆音を止めたい一心が上回った。
かつては千人に満たない異議申し立て訴訟が、ここまで膨れ上がったことに勇気付けられた。1次訴訟では、判決までに10年以上の歳月を要した。「今度こそ勝ちたい。生きている間に」。言葉に力がこもる。
新里富子さん(65)=北谷町砂辺=は、つえをついて原告の夫と訪れた。どんなに訴えても改善されない状況に「政府も、県外の多くの人も真剣に考えていない」と憤る。頭上を米軍機が飛ぶたびに、近所の子どもたちは耳を押さえる。胸が締め付けられる。「何としても飛行を差し止めて、この問題を終わらせてほしい」
沖縄タイムス
【中部】
「今度こそ爆音を止めよう」「子や孫に静かな生活を」―。米軍機の騒音禍にさいなまれる2万2058人が28日、願いを三度(みたび)、司法に託した。過去最大級の原告団は0歳から106歳におよび、訴状を提出した那覇地裁沖縄支部には約400人の原告らが駆けつけた。29年前の1次訴訟で国から「(騒音被害を訴えるのは)特殊な感覚の持ち主」と指摘された原告は、30倍余に膨れ上がった。1次からの原告は静かにたたずまいながらも「異常な日常生活は終わらせる」と強い決意を示した。
1982年に始まった爆音差し止め1次訴訟は国の「異常者発言」で幕を開けた。国は第1回口頭弁論で当初602人の原告に「たまたま周辺に、特殊な感覚の持ち主、通常人と異なる生活態度をとっている者が存在することで適法であるはずの行為が許されなくなる」と指摘した。
怒りは原告・弁護団を超え県民に広がり、県議会も与野党が一斉に反発。当時の西銘順治知事(故人)も不快感を示した。裁判長が「誤解を招く表現」と異例の発言撤回を促す事態に発展した。
あれから29年。國場信子さん(86)=北谷町砂辺=はこの日、背中に帯状疱疹(ほうしん)の痛みを抱えながら、地裁沖縄支部に足を運んだ。「爆音に比べたら背中の痛さは、まだまし。爆音に毎日毎日、朝早く起こされ、夜も眠れない。自分が元気なうちは、ずっとやらないと」
ともに砂辺で生まれ育った夫永徳さんは2次訴訟の途中で亡くなった。毎朝、仏壇に家族の健康を祈るが、28日は少し付け加えた。「私はもういいけど、子どもたちがいる。あなたも向こうで神になったんだったら、静かな世になるよう力を貸してくださいね」
金城武夫さん(75)=沖縄市安慶田=は牧港補給地区で働く基地従業員だった。訴訟に関わることで職を失う不安もあったが、爆音を止めたい一心が上回った。
かつては千人に満たない異議申し立て訴訟が、ここまで膨れ上がったことに勇気付けられた。1次訴訟では、判決までに10年以上の歳月を要した。「今度こそ勝ちたい。生きている間に」。言葉に力がこもる。
新里富子さん(65)=北谷町砂辺=は、つえをついて原告の夫と訪れた。どんなに訴えても改善されない状況に「政府も、県外の多くの人も真剣に考えていない」と憤る。頭上を米軍機が飛ぶたびに、近所の子どもたちは耳を押さえる。胸が締め付けられる。「何としても飛行を差し止めて、この問題を終わらせてほしい」
沖縄タイムス
新校舎に全児童で手製シーサー(沖縄)
新校舎に全児童で手製シーサー

新校舎に設置する守り神のシーサーを壺屋焼の陶工とともに制作する
金武町立嘉芸小学校の児童ら=うるま市赤野・新垣陶苑
【金武・うるま】
金武町立嘉芸小学校(179人、平井りい子校長)は7日、うるま市赤野の新垣陶苑で新校舎に設置する高さ85センチの巨大なシーサーづくりに挑戦した。
海抜3メートルで海のすぐそばにある同校は現在新校舎を建て替え中。津波などの自然災害や事件・事故から学校や地域を守ってもらいたいとの思いから、全校児童で守り神のシーサー一対をつくることになった。
同校から相談を受けた夫妻そろって沖展会員の新垣修さんと初子さん、日本伝統工芸士の高安禧鸛(きかん)さんら壺屋焼の陶工が協力した。
7日は2、4、6年生が参加。陶工が手がけたシーサーの頭や足をなでてパワーや思いを込めた後、巻き毛を付けたり、はしで毛並みを描いたりした。
その後みんなで「ウマラシミソーレー(立派に生まれてきて下さい)」と完成を願った。
6年の崎浜葵さん(12)は「初めてつくったが、楽しかった。大きいシーサーの中に自分の思いが入っているからうれしい。出来上がるのが楽しみ」とほほ笑んだ。
新垣初子さんは「基地問題などで注目される金武町だが、シーサーづくりが子どもたちの励みになってほしい。一緒に完成を喜びたい」と望んだ。
平井校長は「みんなで一緒につくったことを思い出にして、大人になったときに振り返ってほしい」と話した。
12日には1、3、5年生がもう1体のシーサーをつくった。1カ月ほど自然乾燥させて1200度以上で焼き上げた後、12月に完成予定の新校舎に設置する。
沖縄タイムス

新校舎に設置する守り神のシーサーを壺屋焼の陶工とともに制作する
金武町立嘉芸小学校の児童ら=うるま市赤野・新垣陶苑
【金武・うるま】
金武町立嘉芸小学校(179人、平井りい子校長)は7日、うるま市赤野の新垣陶苑で新校舎に設置する高さ85センチの巨大なシーサーづくりに挑戦した。
海抜3メートルで海のすぐそばにある同校は現在新校舎を建て替え中。津波などの自然災害や事件・事故から学校や地域を守ってもらいたいとの思いから、全校児童で守り神のシーサー一対をつくることになった。
同校から相談を受けた夫妻そろって沖展会員の新垣修さんと初子さん、日本伝統工芸士の高安禧鸛(きかん)さんら壺屋焼の陶工が協力した。
7日は2、4、6年生が参加。陶工が手がけたシーサーの頭や足をなでてパワーや思いを込めた後、巻き毛を付けたり、はしで毛並みを描いたりした。
その後みんなで「ウマラシミソーレー(立派に生まれてきて下さい)」と完成を願った。
6年の崎浜葵さん(12)は「初めてつくったが、楽しかった。大きいシーサーの中に自分の思いが入っているからうれしい。出来上がるのが楽しみ」とほほ笑んだ。
新垣初子さんは「基地問題などで注目される金武町だが、シーサーづくりが子どもたちの励みになってほしい。一緒に完成を喜びたい」と望んだ。
平井校長は「みんなで一緒につくったことを思い出にして、大人になったときに振り返ってほしい」と話した。
12日には1、3、5年生がもう1体のシーサーをつくった。1カ月ほど自然乾燥させて1200度以上で焼き上げた後、12月に完成予定の新校舎に設置する。
沖縄タイムス
モズクペーストの調味料開発(沖縄)
モズクペーストの調味料開発

勝連漁協などが開発したモズクペーストの調味料「PutRoux」
=日、エリスリーナ西原ヒルズガーデン
勝連漁業協同組合(赤嶺博之組合長)と月桃茶家(那覇市、古堅勧代表)はモズクをペーストにした調味料「PutRoux(ぷっとぅるー)」を21日から発売する。
モズクをペーストにすることでフコイダンやミネラルなどの成分が体内に吸収されやすくなる上、減塩効果も期待できるという。主に原料販売されるモズクを二次加工することで付加価値を高め、新たな需要の掘り起こしを狙う。
19日、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデンで会見した赤嶺組合長は「モズクの消費量を増やすため、二次加工食品の開発に取り組んできた。今後も新商品を開発し、投入していきたい」と意欲を語った。
PutRouxは使い切りの小袋タイプ(10グラム)で10袋入り525円。しょうゆ、シークヮーサーポン酢、だししょうゆなど8種類。瓶タイプは630円で、ハバネロしょうゆなど3種類。
21日から始まる沖縄産業まつりで販売するほか、県内の観光施設でも扱う。県外の百貨店と商談を進めており、県外進出も目指す。売り上げ目標は初年度1200万円、2年目以降は年間4800万円。モズクの使用量は年間7トンを見込んでいる。勝連漁協の本年度モズク生産量は5500トンで、県内シェアの4割を占める。
沖縄タイムス

勝連漁協などが開発したモズクペーストの調味料「PutRoux」
=日、エリスリーナ西原ヒルズガーデン
勝連漁業協同組合(赤嶺博之組合長)と月桃茶家(那覇市、古堅勧代表)はモズクをペーストにした調味料「PutRoux(ぷっとぅるー)」を21日から発売する。
モズクをペーストにすることでフコイダンやミネラルなどの成分が体内に吸収されやすくなる上、減塩効果も期待できるという。主に原料販売されるモズクを二次加工することで付加価値を高め、新たな需要の掘り起こしを狙う。
19日、西原町のエリスリーナ西原ヒルズガーデンで会見した赤嶺組合長は「モズクの消費量を増やすため、二次加工食品の開発に取り組んできた。今後も新商品を開発し、投入していきたい」と意欲を語った。
PutRouxは使い切りの小袋タイプ(10グラム)で10袋入り525円。しょうゆ、シークヮーサーポン酢、だししょうゆなど8種類。瓶タイプは630円で、ハバネロしょうゆなど3種類。
21日から始まる沖縄産業まつりで販売するほか、県内の観光施設でも扱う。県外の百貨店と商談を進めており、県外進出も目指す。売り上げ目標は初年度1200万円、2年目以降は年間4800万円。モズクの使用量は年間7トンを見込んでいる。勝連漁協の本年度モズク生産量は5500トンで、県内シェアの4割を占める。
沖縄タイムス
アニメ コンテンツファンド (沖縄)
投資第1号はアニメ コンテンツファンド

アニメーションの「バナパラ♪」
映像やゲーム制作などのコンテンツ分野で、沖縄発の新ビジネス創出や人材育成を目的に設立した沖縄文化等コンテンツファンド投資事業有限責任組合(略称・沖縄コンテンツファンド)は、アニメーションの「バナパラ♪」プロジェクトを第1号投資先に決定した。19日、発表した。投資額は3180万円。「バナパラ♪」プロジェクトは4年後の売上高累計約5千万円を目指す。
「バナパラ♪」はDOKUTOKU(那覇市)の城間英樹代表がディレクター、ボーナス(東京都)の村山太社長がプロデューサーを務める共同事業で、南国の島を舞台に、ブルドッグとゴリラを基に創作したキャラクターが主役のコメディーアニメを企画した。村山社長は「このチャンスを最大限生かしたい。4年以内に投資額を回収し、順調に進めば、その約10倍の売り上げにしたい」と話した。
「バナパラ♪」は1話90秒で会話はなく音楽のみで独自性を出す。2012年春ごろまでに第1話を完成させ、その後1年間で13話まで制作する。
1話をユーチューブなどの無料映像配信サイトなどで公開。回を重ねて有料の映像配信サイトなどでも展開し、グッズなどの関連商品販売、長編作品の制作などにつなげる。
19日、県庁の記者会見で城間代表は「これまでやってきたことが形にできる。沖縄から世界に通用するコンテンツを作りたい」と抱負を語った。
琉球新報

アニメーションの「バナパラ♪」
映像やゲーム制作などのコンテンツ分野で、沖縄発の新ビジネス創出や人材育成を目的に設立した沖縄文化等コンテンツファンド投資事業有限責任組合(略称・沖縄コンテンツファンド)は、アニメーションの「バナパラ♪」プロジェクトを第1号投資先に決定した。19日、発表した。投資額は3180万円。「バナパラ♪」プロジェクトは4年後の売上高累計約5千万円を目指す。
「バナパラ♪」はDOKUTOKU(那覇市)の城間英樹代表がディレクター、ボーナス(東京都)の村山太社長がプロデューサーを務める共同事業で、南国の島を舞台に、ブルドッグとゴリラを基に創作したキャラクターが主役のコメディーアニメを企画した。村山社長は「このチャンスを最大限生かしたい。4年以内に投資額を回収し、順調に進めば、その約10倍の売り上げにしたい」と話した。
「バナパラ♪」は1話90秒で会話はなく音楽のみで独自性を出す。2012年春ごろまでに第1話を完成させ、その後1年間で13話まで制作する。
1話をユーチューブなどの無料映像配信サイトなどで公開。回を重ねて有料の映像配信サイトなどでも展開し、グッズなどの関連商品販売、長編作品の制作などにつなげる。
19日、県庁の記者会見で城間代表は「これまでやってきたことが形にできる。沖縄から世界に通用するコンテンツを作りたい」と抱負を語った。
琉球新報
糸満、知念元気に出発 秋季九州高校野球 (沖縄)
糸満、知念元気に出発 秋季九州高校野球

九州大会での健闘を誓う糸満と知念のナイン=18日、那覇空港
高校野球の第129回九州地区大会(22~27日、大分県)に出場する糸満と知念の壮行激励会が18日、那覇空港で開かれた。
大会は九州各県秋季大会の上位19校が出場。成績は来春の全国選抜大会出場の選考資料となる。
激励会で県高野連の志良堂芳男会長は「両校はノーシードから力を積み上げ、見事優勝、準優勝を勝ち取った。九州でも自分たちの野球、特色を発揮すればおのずと結果は出る。ベスト4以上を勝ち取って、春の大会に出場してくれることを願う」と期待した。
県大会を制した糸満の金城章斗主将は「バントや足を絡めた野球が持ち味。九州ではその機動力を生かし、まずは初戦突破、次にベスト4を狙い、2季連続の甲子園を目指す」と意欲を示した。
準優勝の知念の大城隼人主将は「自分たちのモットーである全力疾走と、はつらつプレーで精いっぱい頑張る。県代表として誇りを持って戦いたい」と元気良く話した。
両校ナインは激励会後の便で大会地に出発。いずれも2回戦からの登場で、糸満は22日、新大分球場で福工大付城東(福岡2位)と対戦。知念は23日、同球場で情報科学(大分1位)と戦う。
琉球新報

九州大会での健闘を誓う糸満と知念のナイン=18日、那覇空港
高校野球の第129回九州地区大会(22~27日、大分県)に出場する糸満と知念の壮行激励会が18日、那覇空港で開かれた。
大会は九州各県秋季大会の上位19校が出場。成績は来春の全国選抜大会出場の選考資料となる。
激励会で県高野連の志良堂芳男会長は「両校はノーシードから力を積み上げ、見事優勝、準優勝を勝ち取った。九州でも自分たちの野球、特色を発揮すればおのずと結果は出る。ベスト4以上を勝ち取って、春の大会に出場してくれることを願う」と期待した。
県大会を制した糸満の金城章斗主将は「バントや足を絡めた野球が持ち味。九州ではその機動力を生かし、まずは初戦突破、次にベスト4を狙い、2季連続の甲子園を目指す」と意欲を示した。
準優勝の知念の大城隼人主将は「自分たちのモットーである全力疾走と、はつらつプレーで精いっぱい頑張る。県代表として誇りを持って戦いたい」と元気良く話した。
両校ナインは激励会後の便で大会地に出発。いずれも2回戦からの登場で、糸満は22日、新大分球場で福工大付城東(福岡2位)と対戦。知念は23日、同球場で情報科学(大分1位)と戦う。
琉球新報
「ハイサイ」の一言から始めよう (OKINAWA)
「ハイサイ」の一言から始めよう 那覇市ウチナーグチ奨励へ
「ハイサイ」「ニフェーデービル」の一言からウチナーグチの継承を―。
那覇市の翁長雄志市長は19日、世界のウチナーンチュ大会を契機に
公の場でのウチナーグチを使ったあいさつに市として取り組むことを表明した。
「世界のウチナーンチュの思いに応えられるよう、(ハイサイなど)象徴的な言葉が飛び交うようにしたい」と決意を語った。同日市役所で開かれた定例記者会見の中で語った。
翁長市長は大会に参加した60代の県系人が、県内の同世代の人がウチナーグチを話せないことにショックを受けたとの新聞記事や、役所内でも分からない職員がおり、自身も「寂しい思いをしている」ことなどを理由に挙げた。その上で「ウチナーンチュ大会が終わって間もない、熱い思いがあるうちに気持ちを伝えたかった。市長会などでも呼び掛け、全県的なものにしたい」との考えを示した。
琉球新報
「ハイサイ」「ニフェーデービル」の一言からウチナーグチの継承を―。
那覇市の翁長雄志市長は19日、世界のウチナーンチュ大会を契機に
公の場でのウチナーグチを使ったあいさつに市として取り組むことを表明した。
「世界のウチナーンチュの思いに応えられるよう、(ハイサイなど)象徴的な言葉が飛び交うようにしたい」と決意を語った。同日市役所で開かれた定例記者会見の中で語った。
翁長市長は大会に参加した60代の県系人が、県内の同世代の人がウチナーグチを話せないことにショックを受けたとの新聞記事や、役所内でも分からない職員がおり、自身も「寂しい思いをしている」ことなどを理由に挙げた。その上で「ウチナーンチュ大会が終わって間もない、熱い思いがあるうちに気持ちを伝えたかった。市長会などでも呼び掛け、全県的なものにしたい」との考えを示した。
琉球新報
名護市長、撤回を要求 玄葉外相は「推進」 (沖縄)
辺野古日米合意 名護市長、撤回を要求 玄葉外相は「推進」

来県中の玄葉光一郎外相は19日、名護市役所で稲嶺進名護市長、
県庁で仲井真弘多知事とそれぞれ会談し、日米両政府が合意した
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めた。
稲嶺市長は辺野古移設に反対し、日米合意の白紙撤回を強く求めた。
琉球新報

来県中の玄葉光一郎外相は19日、名護市役所で稲嶺進名護市長、
県庁で仲井真弘多知事とそれぞれ会談し、日米両政府が合意した
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めた。
稲嶺市長は辺野古移設に反対し、日米合意の白紙撤回を強く求めた。
琉球新報
竹富方言辞典「貴重な文化遺産」(八重山・沖縄)
前新氏に菊池寛賞 竹富方言辞典「貴重な文化遺産」

前新 透氏
【竹富】
第59回菊池寛賞(日本文学振興会主催)が19日発表され、「竹富方言辞典」(南山舎)を執筆した前新透氏(87)=竹富町竹富島出身、石垣市在住=らが受賞した。
県内の受賞者は豊平良顕氏(1972年)、ひめゆり平和祈念資料館(92年)に
続き3例目。
前新氏は教員を退職後、27年間にわたり自身の記憶やお年寄りへの聞き取りを基に竹富方言をノートに記録。
今年3月、約1万7700語を収録した辞典を教え子らと出版した。
日本文学振興会は竹富方言辞典を「琉球語と日本語の古層、民俗を研究するための貴重な文化遺産である」と高く評価した。
前新氏は「今は方言が上手な人も使わなくなってしまい、このままでは急速に衰退すると感じたので方言の記録を始めた。
教え子や南山舎の協力で素晴らしい辞典が出来上がったが、まさかこのような賞をもらうとは思わなかった」と語った。授賞式は12月上旬、都内のホテルで行われる。
琉球新報

前新 透氏
【竹富】
第59回菊池寛賞(日本文学振興会主催)が19日発表され、「竹富方言辞典」(南山舎)を執筆した前新透氏(87)=竹富町竹富島出身、石垣市在住=らが受賞した。
県内の受賞者は豊平良顕氏(1972年)、ひめゆり平和祈念資料館(92年)に
続き3例目。
前新氏は教員を退職後、27年間にわたり自身の記憶やお年寄りへの聞き取りを基に竹富方言をノートに記録。
今年3月、約1万7700語を収録した辞典を教え子らと出版した。
日本文学振興会は竹富方言辞典を「琉球語と日本語の古層、民俗を研究するための貴重な文化遺産である」と高く評価した。
前新氏は「今は方言が上手な人も使わなくなってしまい、このままでは急速に衰退すると感じたので方言の記録を始めた。
教え子や南山舎の協力で素晴らしい辞典が出来上がったが、まさかこのような賞をもらうとは思わなかった」と語った。授賞式は12月上旬、都内のホテルで行われる。
琉球新報
レキオン、コース半分走破(OKINAWA)
レキオン、コース半分走破 4日目終え問題発生も11位

オーストラリア大陸中央部の町、アリススプリングを通過するチーム沖縄の
「レキオン」=19日午前11時50分ごろ(現地時間)
チーム沖縄「レキオン」4日目の地点
【カルゲラ近郊19日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の4日目となる19日、チーム沖縄の「レキオン」は、順位は前日と同じ11位だった。
コース全長約3千キロの半分を同日までに走破し、ノーザンテリトリー州から南オーストラリア州に入り、1820キロ地点で競技終了時刻の午後5時を迎えた。
レース4日目は、競技後初の車両トラブルの発生や緊急のドライバー交代のため途中停止を2回挟んだものの、ロスタイムを約15分にとどめた。
競技規則で30分の停車が義務付けられているコントロールポイントでは、ノーザンテリトリー州アリススプリングを午前11時半ごろ、同州カルゲラを午後3時半すぎに通過。前を走るスタンフォード大学との差はカルゲラで2時間9分となっている。
飯塚悟監督は「5日目からのコースは、天気も良好で太陽光エネルギーをより多く得られるほか、下り坂も多い。トラブルが発生しないよう展開したい」と語った。
チーム沖縄は現在のペースで進めば、22日午前にアデレードのゴールに到着するとみられる。
琉球新報

オーストラリア大陸中央部の町、アリススプリングを通過するチーム沖縄の
「レキオン」=19日午前11時50分ごろ(現地時間)
チーム沖縄「レキオン」4日目の地点
【カルゲラ近郊19日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の4日目となる19日、チーム沖縄の「レキオン」は、順位は前日と同じ11位だった。
コース全長約3千キロの半分を同日までに走破し、ノーザンテリトリー州から南オーストラリア州に入り、1820キロ地点で競技終了時刻の午後5時を迎えた。
レース4日目は、競技後初の車両トラブルの発生や緊急のドライバー交代のため途中停止を2回挟んだものの、ロスタイムを約15分にとどめた。
競技規則で30分の停車が義務付けられているコントロールポイントでは、ノーザンテリトリー州アリススプリングを午前11時半ごろ、同州カルゲラを午後3時半すぎに通過。前を走るスタンフォード大学との差はカルゲラで2時間9分となっている。
飯塚悟監督は「5日目からのコースは、天気も良好で太陽光エネルギーをより多く得られるほか、下り坂も多い。トラブルが発生しないよう展開したい」と語った。
チーム沖縄は現在のペースで進めば、22日午前にアデレードのゴールに到着するとみられる。
琉球新報
「練習成果出せた」光の村卒業トライ(宮古島・沖縄)
「練習成果出せた」光の村卒業トライ 前浜でスイム挑む

光の村養護学校土佐・秩父自然学園の宮古島卒業旅行トライアスロンが19日から始まった。 初日は下地前浜ビーチで最初のスイム競技が行われ、 15人の生徒たちが秋晴れのもとで3㌔の完泳に向けてチャレンジした。 宮古島トライアスロン大会と同じコースを3日間かけて完走を目指すもので、 きょう20日はバイク、 21日はランが行われる。
スイムは午前9時半からスタート。 海岸に沿って並行に往復するコースを泳いだ。 この日は風が強くおだやかな前浜もやや波があったが、 生徒たちは海上の教職員のサポート、 岸からの保護者らの声援を受けながらもくもく泳ぎ続けた。
午前10時46分ごろには、 最初に3㌔を泳ぎきった若江弘樹くん (土佐学園) がゴール。 「本当に3㌔完泳できてとても嬉しい。 途中で疲れたけれど、 一生懸命練習してきた成果が出せた。 次のバイクもがんばりたい」 と喜びを述べた。 数秒遅れの2番手でゴールした平沼孝明くん (秩父学園) は 「最後まで、 足を止めずにがんばることができた。 天気が良くて魚も見えて、 気持ち良く泳げた」 と感想を話していた。
宮古新報

光の村養護学校土佐・秩父自然学園の宮古島卒業旅行トライアスロンが19日から始まった。 初日は下地前浜ビーチで最初のスイム競技が行われ、 15人の生徒たちが秋晴れのもとで3㌔の完泳に向けてチャレンジした。 宮古島トライアスロン大会と同じコースを3日間かけて完走を目指すもので、 きょう20日はバイク、 21日はランが行われる。
スイムは午前9時半からスタート。 海岸に沿って並行に往復するコースを泳いだ。 この日は風が強くおだやかな前浜もやや波があったが、 生徒たちは海上の教職員のサポート、 岸からの保護者らの声援を受けながらもくもく泳ぎ続けた。
午前10時46分ごろには、 最初に3㌔を泳ぎきった若江弘樹くん (土佐学園) がゴール。 「本当に3㌔完泳できてとても嬉しい。 途中で疲れたけれど、 一生懸命練習してきた成果が出せた。 次のバイクもがんばりたい」 と喜びを述べた。 数秒遅れの2番手でゴールした平沼孝明くん (秩父学園) は 「最後まで、 足を止めずにがんばることができた。 天気が良くて魚も見えて、 気持ち良く泳げた」 と感想を話していた。
宮古新報
光の村養護学校きょう、バイク155キロに挑戦(宮古島・沖縄)
スイム3㌔を“完泳”/光の村養護学校
きょう、バイク155キロに挑戦

スタート前にガンバローの気勢を上げる生徒たち
=19日、前浜ビーチ
卒業旅行で宮古島を訪れている光の村養護学校土佐自然学園と同校秩父自然学園の高等部3年生15人によるトライアスロンへの挑戦が19日からスタート。初日は前浜ビーチでスイム3㌔を行い、全員がゴールを果たした。きょう20日はバイク155㌔に挑む。
今年で22回目となる同学園生徒による卒業旅行トライアスロン。スイム開始前に、光の村学園の谷本一郎評議員は「宮古島でのトライアスロンは多くの人の協力で開催できている。地元の応援を背負って最後まで完走できるよう頑張って」と生徒たちを激励した。
準備体操の後、全員でガンバローの気勢を上げた生徒たちは100㍍のコースを15往復するスイム3㌔にチャレンジ。保護者や引率教諭の声援を受けながら、それぞれのペースで全員が目標距離を泳ぎ切った。
トップでゴールした若江弘樹君は「3㌔泳げ、とてもうれしい。次も頑張りたい」、2位でゴールした平沼孝明君は「最後まで足を止めることなく泳ぎ続けることができた」と感想を語った。
きょう20日はバイク155㌔、あす21日にはラン42・195㌔を行い、3種目合計200・195㌔の完走を目指す。
.宮古毎日新聞
きょう、バイク155キロに挑戦

スタート前にガンバローの気勢を上げる生徒たち
=19日、前浜ビーチ
卒業旅行で宮古島を訪れている光の村養護学校土佐自然学園と同校秩父自然学園の高等部3年生15人によるトライアスロンへの挑戦が19日からスタート。初日は前浜ビーチでスイム3㌔を行い、全員がゴールを果たした。きょう20日はバイク155㌔に挑む。
今年で22回目となる同学園生徒による卒業旅行トライアスロン。スイム開始前に、光の村学園の谷本一郎評議員は「宮古島でのトライアスロンは多くの人の協力で開催できている。地元の応援を背負って最後まで完走できるよう頑張って」と生徒たちを激励した。
準備体操の後、全員でガンバローの気勢を上げた生徒たちは100㍍のコースを15往復するスイム3㌔にチャレンジ。保護者や引率教諭の声援を受けながら、それぞれのペースで全員が目標距離を泳ぎ切った。
トップでゴールした若江弘樹君は「3㌔泳げ、とてもうれしい。次も頑張りたい」、2位でゴールした平沼孝明君は「最後まで足を止めることなく泳ぎ続けることができた」と感想を語った。
きょう20日はバイク155㌔、あす21日にはラン42・195㌔を行い、3種目合計200・195㌔の完走を目指す。
.宮古毎日新聞
「目標は金メダル」(宮古島・沖縄)
「目標は金メダル」/世界ろう者フットサル大会
平良在の今西利恵さん 女子日本代表に選出

初の国際大会に挑む今西さん=市総合体育館
第3回世界ろう者フットサル選手権に出場する女子日本代表にこのほど、平良在住の今西利恵さん(38)が選ばれた。
初の国際大会に挑む今西さんは「出場が決まり、うれしい。目標は金メダル。日の丸を背負うことは大変なことだが、楽しみながら戦いたい」と意気込みを語った。
聴覚障害者による同大会は、11月18~26日にスウェーデンで開催される。女子は14カ国が出場し、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争う。
大阪府出身の今西さんは、観光で訪れたことをきっかけに2年前、宮古に移住している。
ポジションはゴールキーパー(GK)。チーム一という身長167㌢の体格を生かしたセービングと、積極的に前に出る勇気あふれるプレーが持ち味だ。
以前所属していたチームの監督が代表監督に就任したことで、今年2月に代表合宿への声が掛かった。「故障で長くプレーしていなかった。不安もあったが、もう1回頑張ろう」と挑戦を決意した。
合宿を経て選ばれた選手は12人。GKは3人選ばれており、「3人とも何でも話し合う良きライバル。試合に出場できるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
大会は自費参加という。経済的な負担から少しでも支援しようと、職場やサッカー、聴覚障害者の関係者らがカンパ金や寄付金を贈呈する予定だ。
今西さんは「多くの皆さんからの支援に本当に感謝している。その分、やらなアカンと思っている」と勝利を誓った。
. 宮古毎日新聞
平良在の今西利恵さん 女子日本代表に選出

初の国際大会に挑む今西さん=市総合体育館
第3回世界ろう者フットサル選手権に出場する女子日本代表にこのほど、平良在住の今西利恵さん(38)が選ばれた。
初の国際大会に挑む今西さんは「出場が決まり、うれしい。目標は金メダル。日の丸を背負うことは大変なことだが、楽しみながら戦いたい」と意気込みを語った。
聴覚障害者による同大会は、11月18~26日にスウェーデンで開催される。女子は14カ国が出場し、予選リーグと決勝トーナメントで優勝を争う。
大阪府出身の今西さんは、観光で訪れたことをきっかけに2年前、宮古に移住している。
ポジションはゴールキーパー(GK)。チーム一という身長167㌢の体格を生かしたセービングと、積極的に前に出る勇気あふれるプレーが持ち味だ。
以前所属していたチームの監督が代表監督に就任したことで、今年2月に代表合宿への声が掛かった。「故障で長くプレーしていなかった。不安もあったが、もう1回頑張ろう」と挑戦を決意した。
合宿を経て選ばれた選手は12人。GKは3人選ばれており、「3人とも何でも話し合う良きライバル。試合に出場できるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
大会は自費参加という。経済的な負担から少しでも支援しようと、職場やサッカー、聴覚障害者の関係者らがカンパ金や寄付金を贈呈する予定だ。
今西さんは「多くの皆さんからの支援に本当に感謝している。その分、やらなアカンと思っている」と勝利を誓った。
. 宮古毎日新聞
2011-10-19
「約束貫く」名護市長 (沖縄)
「約束貫く」名護市長、選挙公約挙げ
辺野古移設反対 外相と会談

玄葉光一郎外相(右)と会談する稲嶺進名護市長
=19日、名護市役所
【名護】
来県している玄葉光一郎外相は19日午前、名護市役所を訪れ、就任後初めて稲嶺進市長と会談した。
稲嶺市長は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対し、日米合意の白紙撤回を強く求めた。
これに対し玄葉外相は沖縄の地理的優位性や日米安保の重要性を強調し、辺野古移設に理解を求めた。
稲嶺氏は市長選挙で「辺野古の海にも陸にも基地は造らせない」と公約したことを挙げ、「市民との約束は最後まで貫く。沖縄の声を聞き、日米合意の見直しを米国に進言してほしい」と述べた。
玄葉外相は沖縄が東アジア各国と近いことなどを指摘して「地理的優位性のある沖縄で安保をしっかりと確保しなければいけない」と説明。「我々は日米合意を進展させて、沖縄の負担軽減に努めたい」と述べて、今後も地元の理解を得るために話し合いを続ける考えを示した。
稲嶺市長は会談後、報道陣に対して「辺野古移設について交渉の余地はない」と受け入れを前提とした話し合いには応じないことを強調した。
会談に先立って玄葉外相は米軍キャンプ・シュワブを訪れて、移設計画について説明を受けた。
【琉球新報電子版】
辺野古移設反対 外相と会談

玄葉光一郎外相(右)と会談する稲嶺進名護市長
=19日、名護市役所
【名護】
来県している玄葉光一郎外相は19日午前、名護市役所を訪れ、就任後初めて稲嶺進市長と会談した。
稲嶺市長は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対し、日米合意の白紙撤回を強く求めた。
これに対し玄葉外相は沖縄の地理的優位性や日米安保の重要性を強調し、辺野古移設に理解を求めた。
稲嶺氏は市長選挙で「辺野古の海にも陸にも基地は造らせない」と公約したことを挙げ、「市民との約束は最後まで貫く。沖縄の声を聞き、日米合意の見直しを米国に進言してほしい」と述べた。
玄葉外相は沖縄が東アジア各国と近いことなどを指摘して「地理的優位性のある沖縄で安保をしっかりと確保しなければいけない」と説明。「我々は日米合意を進展させて、沖縄の負担軽減に努めたい」と述べて、今後も地元の理解を得るために話し合いを続ける考えを示した。
稲嶺市長は会談後、報道陣に対して「辺野古移設について交渉の余地はない」と受け入れを前提とした話し合いには応じないことを強調した。
会談に先立って玄葉外相は米軍キャンプ・シュワブを訪れて、移設計画について説明を受けた。
【琉球新報電子版】
「一方的」アセス提出に名護市民ら反発(沖縄)
「一方的」アセス提出に名護市民ら反発 一川保夫防衛相が17日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の最終段階である評価書を年内に提出する意向を表明したことに、地元名護市などで、反発が広がった。環境問題の専門家は、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備を隠蔽(いんぺい)し続けてきた日本政府の手法を批判している。
仲井真弘多知事と一川防衛相との会談中、県庁前では、平和市民連絡会など市民団体のメンバー70人余りが「県民をないがしろにした卑劣な政治をするな」とシュプレヒコールをあげた。稲嶺進名護市長との会談があった名護市役所の広場には、労組や市民団体のメンバーら約50人が詰め掛け「埋め立て申請は許さない」などと抗議した。
ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「アセスの違法性を問う訴訟をしている最中に評価書を提出することは大きな問題。知事も受け取る必要はない」と批判。「震災や原発の問題で財政的に厳しい。基地建設に使う金があれば復興に振り向けるべきだ。米側にも無理と言える時期だ」と辺野古移設の再考を求めた。
名護市在住の会社員女性(50)は「評価書が出されれば、埋め立てが進んでしまうのではないか」と市民の間にも不安が広がった。女性は「知事も市長も県外と言っているのに、地元の声は届いていない。民主党に期待していたが、一方的に進めるやり方に不信がいっぱい」と憤った。
一方、条件付きで移設を容認する立場の荻堂盛秀名護市商工会長は「米側が具体的な進展を求めている。政府が評価書を提出するのは想定内」とし、評価書の提出で「知事も厳しい判断が求められるのではないか」と推測した。
沖縄大学の桜井国俊教授(環境学)は、米側が辺野古配備を決めていたオスプレイ配備を政府が隠し、環境アセスで触れずにきた点を指摘。「県民を明らかにだましており、県民の信頼や納得は得られない」と政府の手法を批判した。
沖縄タイムス
仲井真弘多知事と一川防衛相との会談中、県庁前では、平和市民連絡会など市民団体のメンバー70人余りが「県民をないがしろにした卑劣な政治をするな」とシュプレヒコールをあげた。稲嶺進名護市長との会談があった名護市役所の広場には、労組や市民団体のメンバーら約50人が詰め掛け「埋め立て申請は許さない」などと抗議した。
ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は「アセスの違法性を問う訴訟をしている最中に評価書を提出することは大きな問題。知事も受け取る必要はない」と批判。「震災や原発の問題で財政的に厳しい。基地建設に使う金があれば復興に振り向けるべきだ。米側にも無理と言える時期だ」と辺野古移設の再考を求めた。
名護市在住の会社員女性(50)は「評価書が出されれば、埋め立てが進んでしまうのではないか」と市民の間にも不安が広がった。女性は「知事も市長も県外と言っているのに、地元の声は届いていない。民主党に期待していたが、一方的に進めるやり方に不信がいっぱい」と憤った。
一方、条件付きで移設を容認する立場の荻堂盛秀名護市商工会長は「米側が具体的な進展を求めている。政府が評価書を提出するのは想定内」とし、評価書の提出で「知事も厳しい判断が求められるのではないか」と推測した。
沖縄大学の桜井国俊教授(環境学)は、米側が辺野古配備を決めていたオスプレイ配備を政府が隠し、環境アセスで触れずにきた点を指摘。「県民を明らかにだましており、県民の信頼や納得は得られない」と政府の手法を批判した。
沖縄タイムス
・マウイ郡アラカワ郡長らが来島(MIYAKOSIMA/OKINAWA)
姉妹都市発展を誓う
/宮古島市・マウイ郡アラカワ郡長らが来島

アラカワ郡長(左から2人目)と下地市長(同3人目)はがっちりと握手を交わし、姉妹都市のさらなる発展を誓った
=18日、ホテル共和
宮古島市(下地敏彦市長)と姉妹都市を締結している米国ハワイ州マウイ郡のアラン・アラカワ郡長ら14人が18日、来島した。同日午後、市内のホテルでアラカワ郡長らを歓迎するウエルカムパーティーが開かれ交流を深めた。
沖縄三世のアラカワ郡長と下地市長は姉妹都市のさらなる発展を誓い、がっちりと握手を交わした。今年は締結から46年。
1965(昭和40)年4月2日、マウイ郡参事会で当時の平良市との縁結びが満場一致で議決された。この決議は、前ハワイ沖縄県人会の知念清吉会長がマウイ郡当局への働き掛けと市への打診がきっかけだった。
同年5月、マウイ郡は沖縄県人会長を特使として市に派遣し、決議書とマウイ郡住民の親愛を表した友好の鍵を真栄城徳松市長に進達した。
同年6月24日、市議会でマウイ郡との姉妹都市縁組みが全会一致で決議された。
アラカワ郡長ら14人は、世界のウチナーンチュ大会に参加のために来県し、18日に宮古入り。宮古空港では歓迎セレモニーが盛大に行われた。宮古島を観光した14人のうち9人は、この日帰任した。
パーティーで、下地市長は「9月にマウイ郡を訪れた際には、大変お世話になった。今年は中・高生がマウイ郡でホームステイを体験した。中学生の中には『来年は自分が行きたい』という人が増え、子どもたちは、宮古とマウイ郡との比較文化の勉強に向け真剣に考えている」と述べ、ホームステイを支援していく考えを示した。
アラカワ郡長ら5人に花束と記念品を贈呈。アラカワ郡長は「宮古島と文化は違うがコミュニケーションを深め、姉妹都市関係を大切にしたい」と決意を新たにした。
舞台では、「プアエナ宮古」がフラダンスを演じ、アラカワ郡長らを喜ばせた。余興の合間には市議会の下地明議長、宮古島商工会議所の下地義治会頭、宮古島観光協会の豊見山健児会長らが乾杯の音頭を取り、姉妹都市のさらなる発展を祈念した。
..宮古毎日新聞
/宮古島市・マウイ郡アラカワ郡長らが来島

アラカワ郡長(左から2人目)と下地市長(同3人目)はがっちりと握手を交わし、姉妹都市のさらなる発展を誓った
=18日、ホテル共和
宮古島市(下地敏彦市長)と姉妹都市を締結している米国ハワイ州マウイ郡のアラン・アラカワ郡長ら14人が18日、来島した。同日午後、市内のホテルでアラカワ郡長らを歓迎するウエルカムパーティーが開かれ交流を深めた。
沖縄三世のアラカワ郡長と下地市長は姉妹都市のさらなる発展を誓い、がっちりと握手を交わした。今年は締結から46年。
1965(昭和40)年4月2日、マウイ郡参事会で当時の平良市との縁結びが満場一致で議決された。この決議は、前ハワイ沖縄県人会の知念清吉会長がマウイ郡当局への働き掛けと市への打診がきっかけだった。
同年5月、マウイ郡は沖縄県人会長を特使として市に派遣し、決議書とマウイ郡住民の親愛を表した友好の鍵を真栄城徳松市長に進達した。
同年6月24日、市議会でマウイ郡との姉妹都市縁組みが全会一致で決議された。
アラカワ郡長ら14人は、世界のウチナーンチュ大会に参加のために来県し、18日に宮古入り。宮古空港では歓迎セレモニーが盛大に行われた。宮古島を観光した14人のうち9人は、この日帰任した。
パーティーで、下地市長は「9月にマウイ郡を訪れた際には、大変お世話になった。今年は中・高生がマウイ郡でホームステイを体験した。中学生の中には『来年は自分が行きたい』という人が増え、子どもたちは、宮古とマウイ郡との比較文化の勉強に向け真剣に考えている」と述べ、ホームステイを支援していく考えを示した。
アラカワ郡長ら5人に花束と記念品を贈呈。アラカワ郡長は「宮古島と文化は違うがコミュニケーションを深め、姉妹都市関係を大切にしたい」と決意を新たにした。
舞台では、「プアエナ宮古」がフラダンスを演じ、アラカワ郡長らを喜ばせた。余興の合間には市議会の下地明議長、宮古島商工会議所の下地義治会頭、宮古島観光協会の豊見山健児会長らが乾杯の音頭を取り、姉妹都市のさらなる発展を祈念した。
..宮古毎日新聞
「沖縄に生まれて良かった」(TYAEYAMA・おきなわ)
「沖縄に生まれて良かった」
八重山出身者が来島、世界のウチナーンチュ大会

歓迎会に参加、郷里との絆を再確認
第5回世界のウチナーンチュ大会に来県した八重山関係者が18日、石垣島を訪れ、石垣市・竹富町主催の交流イベントに参加した。一行は市町出身者とその家族ら16人。
島内観光をしたほか、FMいしがきサンサンラジオに出演した。夜は交流懇親会で歓待を受け、郷里との絆を確認。
二世三世らも踊りの輪に加わって八重山の文化に触れた。
「沖縄に生まれてよかった」としみじみと語る出身者の言葉に、ルーツを大切にする気持ちがあふれていた。
宮良出身でテキサス州に住む照子・レアードさん(65)=旧姓鳩間=は41年前、ポールさん(65)と結婚して渡米した。
以来、7度帰省しているが、大会は初参加。「最高だった。涙が出た。ウチナーンチュに生まれてよかった」と感激する照子さんに、ポールさんは「みんなフレンドリーだった。5年後にまた来たい」と約束した。
照子さんは息子2人に郷里のことを話して聞かせ、孫3人にも三線やエイサーを体験させている。照子さんは交流会で終始、方言を使い、「アイデンティティーやルーツがあれば大丈夫。どんなことにも負けない」と話した。
両親が黒島出身で自身も幼少のころに同島で育ったライト・東盛早苗さん(59)は、ニューメキシコ州で宮城流能松会ニューメキシコ支部の教師として琉舞を教える。「沖縄に生まれたことが誇り。アイデンティティーを再確認できた。みんながルーツを大切にし、一堂に会することができるのも先祖のおかげ」と感謝。19日には母親の早重さん(82)が暮す黒島に帰省する。
交流会では中山義隆市長、川満栄長竹富町長、伊良皆高信市議会議長があいさつし、「ようこそふるさとへ。皆さんを誇りに思う」などと歓迎した。
出身者は自己紹介をした後、「ムイチャー」を着用して安里屋ゆんたの踊りを体験、参加者全員で踊りの輪をつくった。最後は六調節に合わせてモーヤーをし、喜びを分かち合った。
八重山毎日新聞
八重山出身者が来島、世界のウチナーンチュ大会

歓迎会に参加、郷里との絆を再確認
第5回世界のウチナーンチュ大会に来県した八重山関係者が18日、石垣島を訪れ、石垣市・竹富町主催の交流イベントに参加した。一行は市町出身者とその家族ら16人。
島内観光をしたほか、FMいしがきサンサンラジオに出演した。夜は交流懇親会で歓待を受け、郷里との絆を確認。
二世三世らも踊りの輪に加わって八重山の文化に触れた。
「沖縄に生まれてよかった」としみじみと語る出身者の言葉に、ルーツを大切にする気持ちがあふれていた。
宮良出身でテキサス州に住む照子・レアードさん(65)=旧姓鳩間=は41年前、ポールさん(65)と結婚して渡米した。
以来、7度帰省しているが、大会は初参加。「最高だった。涙が出た。ウチナーンチュに生まれてよかった」と感激する照子さんに、ポールさんは「みんなフレンドリーだった。5年後にまた来たい」と約束した。
照子さんは息子2人に郷里のことを話して聞かせ、孫3人にも三線やエイサーを体験させている。照子さんは交流会で終始、方言を使い、「アイデンティティーやルーツがあれば大丈夫。どんなことにも負けない」と話した。
両親が黒島出身で自身も幼少のころに同島で育ったライト・東盛早苗さん(59)は、ニューメキシコ州で宮城流能松会ニューメキシコ支部の教師として琉舞を教える。「沖縄に生まれたことが誇り。アイデンティティーを再確認できた。みんながルーツを大切にし、一堂に会することができるのも先祖のおかげ」と感謝。19日には母親の早重さん(82)が暮す黒島に帰省する。
交流会では中山義隆市長、川満栄長竹富町長、伊良皆高信市議会議長があいさつし、「ようこそふるさとへ。皆さんを誇りに思う」などと歓迎した。
出身者は自己紹介をした後、「ムイチャー」を着用して安里屋ゆんたの踊りを体験、参加者全員で踊りの輪をつくった。最後は六調節に合わせてモーヤーをし、喜びを分かち合った。
八重山毎日新聞
トライ完走するぞ (宮古島・沖縄)
トライ完走するぞ
/光の村養護高等部応援に感謝込め太鼓演舞

太鼓演舞を披露する生徒ら=18日、市役所平良庁舎
毎年卒業旅行でトライアスロンに挑戦する光の村養護学校は18日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を表敬訪問した。
高等部の生徒15人が、19日からの3日間で計200・195㌔を完走することを誓った。受け入れる市やトライアスロン関係者らを前に、太鼓演舞で感謝の気持ちを表現した。
生徒らは黒潮太鼓やよさこい節など力強い演舞を披露し、「1年間励んだ練習の成果を思う存分発揮したい。全力で頑張るので応援よろしくお願いします」と決意表明した。
下地市長は「トライアスロンは長丁場。体力、気力を充実させて、完走を目指してほしい。3日間、頑張って下さい」と激励した。
同校のトライアスロン挑戦は22回目。高知県の土佐自然学校から8人、埼玉県の秩父自然学校から7人の計15人(男子13人、女子2人)が参加している。
生徒は全日本トライアスロン宮古島大会と同じコース(スイム3㌔、バイク155㌔、ラン42.195㌔)に挑む。19日から1日1種目ずつ実施し、21日にゴールする予定。
. 宮古毎日新聞
/光の村養護高等部応援に感謝込め太鼓演舞

太鼓演舞を披露する生徒ら=18日、市役所平良庁舎
毎年卒業旅行でトライアスロンに挑戦する光の村養護学校は18日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を表敬訪問した。
高等部の生徒15人が、19日からの3日間で計200・195㌔を完走することを誓った。受け入れる市やトライアスロン関係者らを前に、太鼓演舞で感謝の気持ちを表現した。
生徒らは黒潮太鼓やよさこい節など力強い演舞を披露し、「1年間励んだ練習の成果を思う存分発揮したい。全力で頑張るので応援よろしくお願いします」と決意表明した。
下地市長は「トライアスロンは長丁場。体力、気力を充実させて、完走を目指してほしい。3日間、頑張って下さい」と激励した。
同校のトライアスロン挑戦は22回目。高知県の土佐自然学校から8人、埼玉県の秩父自然学校から7人の計15人(男子13人、女子2人)が参加している。
生徒は全日本トライアスロン宮古島大会と同じコース(スイム3㌔、バイク155㌔、ラン42.195㌔)に挑む。19日から1日1種目ずつ実施し、21日にゴールする予定。
. 宮古毎日新聞
伊計・比嘉 島挙げて最後の運動会(沖縄)
伊計・比嘉 島挙げて最後の運動会

「イチハナリ節・伊計音頭」を一緒に踊る在校生やPTA、区民ら
=伊計小中学校運動場

思いを一つにして比嘉小と浜中の校歌ダンスを踊る在校生や卒業生ら
=浜中学校運動場
【うるま】
本年度で閉校する伊計小中学校で最後の運動会が16日、同校運動場であった。児童・生徒や地域住民のほか、島外から多くの出身者が駆け付け、全力プレーで盛り上がった。
プログラムは児童・生徒と教職員による1963年から始まったという校歌ダンスでスタート。「イケイ」の文字を作って披露した。島人リレーには予想を超える希望者が参加し、約150人が全力疾走。足が思うように上がらず、転びそうになる参加者もおり、会場からは大きな声援と笑い声が上がった。
戦後物資がない時期に空き缶をパーランクー代わりに使ったという伝統のカンカラエイサーではPTAや区民が力強い舞を披露したほか、運動会に向けて練習してきたという「イチハナリ節・伊計音頭」を児童・生徒やPTA、区民が軽やかに踊った。
同中3年の古謝良人君は「いつもより人が多く、気合が入っている」。同小4年の新屋佑斗君は「運動会が最後なのは寂しいけど、地域や家族と一緒にできて楽しい」と満面の笑みを見せた。
浦添ルミ子自治会長は「区民が積極的に参加しており、学校への思いを感じる」。長濱千恵子校長は「子どもたちのよい思い出になる素晴らしい運動会だ」と喜んだ。
思いを一つに
比嘉幼小・浜中
【うるま】
比嘉幼稚園と小学校、浜中学校の最後の合同運動会も16日、同中学校運動場であった。地域住民から指導を受けた伝統芸能やリレーなど多彩な演目で運動会を楽しみ、思いを一つにした。
比嘉小の児童がエイサー発祥の地とされる比嘉区伝統のパーランクーを元気よく踊り、園児のかわいらしいチョンダラーが花を添えた。
浜中の生徒は浜区の京太郎を教職員や地域住民と披露。馬の格好をした浜中1年の新里椿君と金城良賢君がこっけいなセリフで会場を沸かせ「彩橋中に行ってもみんな頑張っていきましょう」と呼び掛けた。
児童・生徒や卒業生ら老若男女が両校の校歌ダンスで学校への思いを一つにした後、記念撮影した。
比嘉区の平識勇自治会長は「多くの住民が参加し反応はとてもよいが、来年から見られないのは寂しい」。浜区の新里義輝自治会長は「統廃合は決まったことなので前に進むしかない。今後は区の運動会として島の活性化を考えたい」と話した。
比嘉小の伊敷ひろみ校長と浜中の山入端健伸校長は「子どもたち、地域、保護者で一緒になって盛り上げており、最後にふさわしい運動会。学校はなくなるが、郷土芸能は引き継いでいってほしい」と望んだ。
沖縄タイムス

「イチハナリ節・伊計音頭」を一緒に踊る在校生やPTA、区民ら
=伊計小中学校運動場

思いを一つにして比嘉小と浜中の校歌ダンスを踊る在校生や卒業生ら
=浜中学校運動場
【うるま】
本年度で閉校する伊計小中学校で最後の運動会が16日、同校運動場であった。児童・生徒や地域住民のほか、島外から多くの出身者が駆け付け、全力プレーで盛り上がった。
プログラムは児童・生徒と教職員による1963年から始まったという校歌ダンスでスタート。「イケイ」の文字を作って披露した。島人リレーには予想を超える希望者が参加し、約150人が全力疾走。足が思うように上がらず、転びそうになる参加者もおり、会場からは大きな声援と笑い声が上がった。
戦後物資がない時期に空き缶をパーランクー代わりに使ったという伝統のカンカラエイサーではPTAや区民が力強い舞を披露したほか、運動会に向けて練習してきたという「イチハナリ節・伊計音頭」を児童・生徒やPTA、区民が軽やかに踊った。
同中3年の古謝良人君は「いつもより人が多く、気合が入っている」。同小4年の新屋佑斗君は「運動会が最後なのは寂しいけど、地域や家族と一緒にできて楽しい」と満面の笑みを見せた。
浦添ルミ子自治会長は「区民が積極的に参加しており、学校への思いを感じる」。長濱千恵子校長は「子どもたちのよい思い出になる素晴らしい運動会だ」と喜んだ。
思いを一つに
比嘉幼小・浜中
【うるま】
比嘉幼稚園と小学校、浜中学校の最後の合同運動会も16日、同中学校運動場であった。地域住民から指導を受けた伝統芸能やリレーなど多彩な演目で運動会を楽しみ、思いを一つにした。
比嘉小の児童がエイサー発祥の地とされる比嘉区伝統のパーランクーを元気よく踊り、園児のかわいらしいチョンダラーが花を添えた。
浜中の生徒は浜区の京太郎を教職員や地域住民と披露。馬の格好をした浜中1年の新里椿君と金城良賢君がこっけいなセリフで会場を沸かせ「彩橋中に行ってもみんな頑張っていきましょう」と呼び掛けた。
児童・生徒や卒業生ら老若男女が両校の校歌ダンスで学校への思いを一つにした後、記念撮影した。
比嘉区の平識勇自治会長は「多くの住民が参加し反応はとてもよいが、来年から見られないのは寂しい」。浜区の新里義輝自治会長は「統廃合は決まったことなので前に進むしかない。今後は区の運動会として島の活性化を考えたい」と話した。
比嘉小の伊敷ひろみ校長と浜中の山入端健伸校長は「子どもたち、地域、保護者で一緒になって盛り上げており、最後にふさわしい運動会。学校はなくなるが、郷土芸能は引き継いでいってほしい」と望んだ。
沖縄タイムス
フルーティーに 美容飲料発売(沖縄)
もろみ酢フルーティーに 美容飲料発売

健康美容飲料「アスタコラノ」を開発した黒麹家の高里弓子社長
(前列中央)ら=18日、中城村泊
【中城】
黒麹(こうじ)家(中城村、高里弓子社長)は18日、もろみ酢をベースに美容成分を取り入れた健康美容飲料「アスタコラノ」を開発したと発表した。
女性をターゲットにフルーティーな味や香りで従来のもろみ酢の商品イメージを変えたという。中城村商工会の協力を得て、県工業技術センター(うるま市)との共同で7月から開発を進めてきた。11月中旬から販売する。
もろみ酢に含まれる18種の天然発酵アミノ酸に加え、美容ドリンクとして人気の高い「コラーゲン」を取り入れた。化粧品成分としても使われる「アスタキサンチン」も配合。ビタミンCを豊富に含んだ県産アセロラ果汁で、さわやかな飲み口に仕上げた。
高里社長は「抗酸化作用のある美容成分を取り入れている。美肌意識を高めたい女性に飲んでほしい」とPRした。720ミリリットルで価格は2940円(税込み)。華やかなラベルやパッケージはデザインスタイル(豊見城市)の那覇尚樹代表が手掛けた。
21~23日に那覇市の奥武山公園で開かれる沖縄の産業まつりの商工会特産品フェア「ありんくりん市」中城村商工会ブースで先行限定販売する。問い合わせは同社、電話0120(196)548。
沖縄タイムス

健康美容飲料「アスタコラノ」を開発した黒麹家の高里弓子社長
(前列中央)ら=18日、中城村泊
【中城】
黒麹(こうじ)家(中城村、高里弓子社長)は18日、もろみ酢をベースに美容成分を取り入れた健康美容飲料「アスタコラノ」を開発したと発表した。
女性をターゲットにフルーティーな味や香りで従来のもろみ酢の商品イメージを変えたという。中城村商工会の協力を得て、県工業技術センター(うるま市)との共同で7月から開発を進めてきた。11月中旬から販売する。
もろみ酢に含まれる18種の天然発酵アミノ酸に加え、美容ドリンクとして人気の高い「コラーゲン」を取り入れた。化粧品成分としても使われる「アスタキサンチン」も配合。ビタミンCを豊富に含んだ県産アセロラ果汁で、さわやかな飲み口に仕上げた。
高里社長は「抗酸化作用のある美容成分を取り入れている。美肌意識を高めたい女性に飲んでほしい」とPRした。720ミリリットルで価格は2940円(税込み)。華やかなラベルやパッケージはデザインスタイル(豊見城市)の那覇尚樹代表が手掛けた。
21~23日に那覇市の奥武山公園で開かれる沖縄の産業まつりの商工会特産品フェア「ありんくりん市」中城村商工会ブースで先行限定販売する。問い合わせは同社、電話0120(196)548。
沖縄タイムス
「美優さん、楽しみに待ってるよ」 (沖縄)
「美優さん、楽しみに待ってるよ」
神森中がビデオレター制作

人文字で要美優さんにメッセージを送る浦添市立神森中学校2年生たち
=16日、同中学校体育館(砂辺昭利さん提供)
拘束型心筋症のため、米国で心臓移植手術を受け、治療中の要美優さん(13)が通う浦添市立神森中学校2年の同級生らが16日、美優さんを励ますためビデオレターを制作した。
約330人で「ミユ LOVE」の人文字で表現。クラスごとにメッセージも収録、美優さんが所属するテニス部の部員たちもメッセージを寄せた。
美優さんと同じテニス部の下地鈴香さん(14)は「楽しみに待っている。また一緒にテニスがしたい」と話し、同級生の安里小波さん(13)は「人文字は、元気で帰ってきてほしいという思いでつくった」と話した。2学年主任の許田重晴教諭(42)は「11月中旬に帰ってくる美優さんが戻って来やすい雰囲気づくりをみんなで考えた」と話した。収録したDVDは、編集が終わり次第、米国の美優さんへ送る。
琉球新報
神森中がビデオレター制作

人文字で要美優さんにメッセージを送る浦添市立神森中学校2年生たち
=16日、同中学校体育館(砂辺昭利さん提供)
拘束型心筋症のため、米国で心臓移植手術を受け、治療中の要美優さん(13)が通う浦添市立神森中学校2年の同級生らが16日、美優さんを励ますためビデオレターを制作した。
約330人で「ミユ LOVE」の人文字で表現。クラスごとにメッセージも収録、美優さんが所属するテニス部の部員たちもメッセージを寄せた。
美優さんと同じテニス部の下地鈴香さん(14)は「楽しみに待っている。また一緒にテニスがしたい」と話し、同級生の安里小波さん(13)は「人文字は、元気で帰ってきてほしいという思いでつくった」と話した。2学年主任の許田重晴教諭(42)は「11月中旬に帰ってくる美優さんが戻って来やすい雰囲気づくりをみんなで考えた」と話した。収録したDVDは、編集が終わり次第、米国の美優さんへ送る。
琉球新報
別れに涙も「また5年後に」 ニューカレドニア県系人帰国 (OKINAWA)
別れに涙も「また5年後に」 ニューカレドニア県系人帰国

世界のウチナーンチュ大会に初参加のニューカルドニア県人会メンバー
らが帰国、親族や友人らと手を取り別れを惜しんだ
=19日午前10時すぎ、那覇空港
第5回世界のウチナーンチュ大会にニューカルドニアから初めて参加した
県系人54人は19日、那覇空港から親族、友人に見送られながら帰国の途についた。
空港ロビーでは、県系人と見送りの人全員がフランス語で「蛍の光」などを熱唱。
県系人らは「ありがとう、5年後にまた来るからね」と感謝しながら親族や友人と
何度も抱き合い、搭乗時間ぎりぎりまで別れを惜しんでいた。見送る親族、友人も
を流しながら、県系人らの姿が見えなくなるまで手を振り続けていた。
初めて親族と再会できた県系3世のエミリアン・コーキさん(64)は「私の親族たちと会えてとてもうれしい。来年7月、ニューカルドニアで日本人の移民120周年がある。親族たちも来てくれるので楽しみ」と笑顔で話した。
沖縄ニューカルドニア友好協会の三木健会長(71)は「参加した県系人も沖縄の文化やルーツなどにも触れ合えたと思う。初めて親族に会えた人もいる。受け入れの人たちが県内にもいるとアピールできたことが、何よりもうれしい、別れは会うためにある」と今後の交流に手応えを感じていた。
県系人一行は20日朝には、ニューカルドニアに到着する。
【琉球新報電子版】

世界のウチナーンチュ大会に初参加のニューカルドニア県人会メンバー
らが帰国、親族や友人らと手を取り別れを惜しんだ
=19日午前10時すぎ、那覇空港
第5回世界のウチナーンチュ大会にニューカルドニアから初めて参加した
県系人54人は19日、那覇空港から親族、友人に見送られながら帰国の途についた。
空港ロビーでは、県系人と見送りの人全員がフランス語で「蛍の光」などを熱唱。
県系人らは「ありがとう、5年後にまた来るからね」と感謝しながら親族や友人と
何度も抱き合い、搭乗時間ぎりぎりまで別れを惜しんでいた。見送る親族、友人も
を流しながら、県系人らの姿が見えなくなるまで手を振り続けていた。
初めて親族と再会できた県系3世のエミリアン・コーキさん(64)は「私の親族たちと会えてとてもうれしい。来年7月、ニューカルドニアで日本人の移民120周年がある。親族たちも来てくれるので楽しみ」と笑顔で話した。
沖縄ニューカルドニア友好協会の三木健会長(71)は「参加した県系人も沖縄の文化やルーツなどにも触れ合えたと思う。初めて親族に会えた人もいる。受け入れの人たちが県内にもいるとアピールできたことが、何よりもうれしい、別れは会うためにある」と今後の交流に手応えを感じていた。
県系人一行は20日朝には、ニューカルドニアに到着する。
【琉球新報電子版】
「それぞれの思い」 (宮古島)
市長賞に峯岡健次さん 市民文化祭写真コン

市民文化祭・写真コンクールで一般の金賞 (市長賞) に
入った峯岡健次さんの作品 「それぞれの思い」
第6回宮古島市民総合文化祭・秋季一般の部 (主催・市、 市教育委員会、 市文化協会、 22・23日=市中央公民館) の写真部門で、 主管の宮古写真愛好家協会 (与儀一夫会長) は18日、 一般やジュニアを対象に実施した写真コンクールの審査結果を発表した。
一般の金賞 (市長賞) には峯岡健次さんの 「それぞれの思い」 が選ばれた。
今回のコンクールには、 一般に57人、 117点、 ジュニアに14人、 25点の計71人、 197点の応募があり、 前年の計56人、 136点を上回った。
審査は17日、 市役所平良庁舎内で行われた。 審査の結果、 金賞の峯岡さんのほか、 銀賞の教育長賞に新里光宏さん、 文化協会長賞に守武大さん、 銅賞に川満安子さん、 運天珠美さん、 平山幸安さんが選ばれた。 このほか奨励賞5人、 入選10人、 ジュニアは優秀賞3人、 入選8人。
与儀会長は、 「金賞の峯岡さんの作品は、 夕陽にむかった4人がシルエットに写った感じで豊かな表現が目を引いた」 と講評した。 表彰式は23日午後5時から市中央公民館で行われる。
このほかの入賞者は次の通り。
【一般】
奨励賞=平良真奈美、 砂川結香、 下里千尋、 新里ひかる、 平良敏江▽入選=与那覇俊和、 奥平恵吾、 稲垣聖司、 平良宗孝、 佐藤咲恵、 伊佐結香、 稲垣真寿美、 荷川取ゆかり、 翁長輝子、 翁長瑠美
【ジュニア】
優秀賞=大窪宗太 (久松小6年) 守武良 (南小5年) 平良大樹 (北小1年) ▽入選=島尻恵利 (平一小5年) 平良菜々子 (同5年) 荷川取ちはる (平良中3年) 藤田サスケ (平一小5年) 大川康平 (東小5年)
宮古新報

市民文化祭・写真コンクールで一般の金賞 (市長賞) に
入った峯岡健次さんの作品 「それぞれの思い」
第6回宮古島市民総合文化祭・秋季一般の部 (主催・市、 市教育委員会、 市文化協会、 22・23日=市中央公民館) の写真部門で、 主管の宮古写真愛好家協会 (与儀一夫会長) は18日、 一般やジュニアを対象に実施した写真コンクールの審査結果を発表した。
一般の金賞 (市長賞) には峯岡健次さんの 「それぞれの思い」 が選ばれた。
今回のコンクールには、 一般に57人、 117点、 ジュニアに14人、 25点の計71人、 197点の応募があり、 前年の計56人、 136点を上回った。
審査は17日、 市役所平良庁舎内で行われた。 審査の結果、 金賞の峯岡さんのほか、 銀賞の教育長賞に新里光宏さん、 文化協会長賞に守武大さん、 銅賞に川満安子さん、 運天珠美さん、 平山幸安さんが選ばれた。 このほか奨励賞5人、 入選10人、 ジュニアは優秀賞3人、 入選8人。
与儀会長は、 「金賞の峯岡さんの作品は、 夕陽にむかった4人がシルエットに写った感じで豊かな表現が目を引いた」 と講評した。 表彰式は23日午後5時から市中央公民館で行われる。
このほかの入賞者は次の通り。
【一般】
奨励賞=平良真奈美、 砂川結香、 下里千尋、 新里ひかる、 平良敏江▽入選=与那覇俊和、 奥平恵吾、 稲垣聖司、 平良宗孝、 佐藤咲恵、 伊佐結香、 稲垣真寿美、 荷川取ゆかり、 翁長輝子、 翁長瑠美
【ジュニア】
優秀賞=大窪宗太 (久松小6年) 守武良 (南小5年) 平良大樹 (北小1年) ▽入選=島尻恵利 (平一小5年) 平良菜々子 (同5年) 荷川取ちはる (平良中3年) 藤田サスケ (平一小5年) 大川康平 (東小5年)
宮古新報
桑の葉粉末で和洋菓子9品 (沖縄)
桑の葉粉末で和洋菓子9品 浦添商工会議所が発表

桑の葉粉末を使って誕生した菓子9品「浦添桑菓撰」

「浦添桑菓撰」の開発に携わった浦添市内8業者や商工会議所の
メンバーら=17日、浦添市産業振興センター結の街
【浦添】
浦添商工会議所(湧川善充会頭)は、市の養蚕事業の桑の葉粉末を使い、市内8業者と開発に取り組んだ和洋菓子9品「浦添桑菓撰(そうかせん)」を17日、発表した。
第35回沖縄の産業まつり市町村コーナーの浦添市ブースで単品を発売し、11月から各業者の店舗で単品や詰め合わせを本格販売する。原料生産から製造まで「メードイン浦添」となる県内初の桑の葉菓子を、浦添ブランドとして定着させていく。
9品は手作りピーナツクリームをサンドした焼き菓子(ベーカリーアルペンローゼ)、ゴーヤーの苦みをマッチさせたゼリー(沖縄農園)、さっくりした食感のとりサブレ(オハコルテ)、カシスジャムをはさんだダックワーズ(佐和田洋菓子店)、ホワイトチョコで包んだカステララスク、上品な甘さのやぶれ饅頭(ぜいたく屋)、さんぴん茶も加えたクッキー(スイーツミニヨン)、県産黒糖とゴマの風味豊かなかりんとう(仲宗根黒糖)、特製あんを包んだわらびもち(仲原商事)。
9品とも桑の葉の鮮やかな緑色を生かし「桑の光」「桑の露」などと名付けた。単品価格はわらびもち300円、残りは150円。9品詰め合わせは1575円で大量注文も事前連絡で受け付ける。パッケージは紅型の祖形とされる「浦添型」をあしらった。11月1、2、4日は市役所1階でも販売する。
浦添みやげ菓子開発部会の山城興光部長は「各業者のこだわりの商品を見ながらグレードアップしてきた」と説明。コーディネーターの堀基子さんは「アンケートで市民の声を反映して作り上げた」と説明した。
問い合わせは同商議所 (電話)098(877)4606。
琉球新報

桑の葉粉末を使って誕生した菓子9品「浦添桑菓撰」

「浦添桑菓撰」の開発に携わった浦添市内8業者や商工会議所の
メンバーら=17日、浦添市産業振興センター結の街
【浦添】
浦添商工会議所(湧川善充会頭)は、市の養蚕事業の桑の葉粉末を使い、市内8業者と開発に取り組んだ和洋菓子9品「浦添桑菓撰(そうかせん)」を17日、発表した。
第35回沖縄の産業まつり市町村コーナーの浦添市ブースで単品を発売し、11月から各業者の店舗で単品や詰め合わせを本格販売する。原料生産から製造まで「メードイン浦添」となる県内初の桑の葉菓子を、浦添ブランドとして定着させていく。
9品は手作りピーナツクリームをサンドした焼き菓子(ベーカリーアルペンローゼ)、ゴーヤーの苦みをマッチさせたゼリー(沖縄農園)、さっくりした食感のとりサブレ(オハコルテ)、カシスジャムをはさんだダックワーズ(佐和田洋菓子店)、ホワイトチョコで包んだカステララスク、上品な甘さのやぶれ饅頭(ぜいたく屋)、さんぴん茶も加えたクッキー(スイーツミニヨン)、県産黒糖とゴマの風味豊かなかりんとう(仲宗根黒糖)、特製あんを包んだわらびもち(仲原商事)。
9品とも桑の葉の鮮やかな緑色を生かし「桑の光」「桑の露」などと名付けた。単品価格はわらびもち300円、残りは150円。9品詰め合わせは1575円で大量注文も事前連絡で受け付ける。パッケージは紅型の祖形とされる「浦添型」をあしらった。11月1、2、4日は市役所1階でも販売する。
浦添みやげ菓子開発部会の山城興光部長は「各業者のこだわりの商品を見ながらグレードアップしてきた」と説明。コーディネーターの堀基子さんは「アンケートで市民の声を反映して作り上げた」と説明した。
問い合わせは同商議所 (電話)098(877)4606。
琉球新報
伊江島ラム酒と読谷村アダン筆 (沖縄)
特産品フェア県知事賞決定
伊江島ラム酒と読谷村アダン筆

「ありんくりん市」特産品コンテストで県知事賞を受賞した「アダン筆5点セット」

「ありんくりん市」特産品コンテストで県知事賞を受賞した「イエラム サンタマリア」
地域特産品の販売促進活動への寄与を目的に、県商工会連合会が主催する第14回特産品フェア「ありんくりん市」特産品コンテストの受賞作品が17日、決まった。
4年ぶりに復活した県知事賞(最優秀賞)には、食品部門が伊江島物産センター
(社長・大城勝正伊江村長)のラム酒「イエラム サンタマリア」、
非食品部門が読谷村商工会(平良喜代子会長)が事業主体として取り組む
アダンファームよみたんの「アダン筆5点セット」が選ばれた。
伊江島産サトウキビを原料とする「イエラム―」は7月から発売を開始し、インターネットでの注文も多く売れ行きは好調。受賞について担当者は「生まれたばかりの商品。おいしいと言ってくれるように一歩一歩進んでいきたい」と喜んだ。
「アダン筆―」は5月から本格販売。地域おこしとして期待が高まっており、同村商工会は「アダンの木の実や気根が、筆という商品で生まれ変わった。販路拡大に一層努める」と話した。
表彰式は21日、沖縄の産業まつり「ありんくりん市」会場内で行う。受賞作品をはじめ県内83事業所の商品が同会場で販売される。
県知事賞を除く各賞は次の通り。
【食品部門】
優秀賞=「おきなわ ぷちぷち海ぶどう」(恩納村、県海ぶどう生産者協議会)▽奨励賞=「琉神マブヤー チーズ入りかまぼこ」(読谷村、寿味屋食品)、「大東羊羹(ようかん)」(南大東村、お菓子のまつだ)
【非食品部門】
優秀賞=「HERBAL LOTION」(嘉手納町、FROMO)▽奨励賞=「Karyu EX」(本部町、アセローラチャームオキナワ)、「アセロラ手作り石けん(花恋人、海恋人)」(本部町、オキナワアロマエステ・SK美容室)
琉球新報
伊江島ラム酒と読谷村アダン筆

「ありんくりん市」特産品コンテストで県知事賞を受賞した「アダン筆5点セット」

「ありんくりん市」特産品コンテストで県知事賞を受賞した「イエラム サンタマリア」
地域特産品の販売促進活動への寄与を目的に、県商工会連合会が主催する第14回特産品フェア「ありんくりん市」特産品コンテストの受賞作品が17日、決まった。
4年ぶりに復活した県知事賞(最優秀賞)には、食品部門が伊江島物産センター
(社長・大城勝正伊江村長)のラム酒「イエラム サンタマリア」、
非食品部門が読谷村商工会(平良喜代子会長)が事業主体として取り組む
アダンファームよみたんの「アダン筆5点セット」が選ばれた。
伊江島産サトウキビを原料とする「イエラム―」は7月から発売を開始し、インターネットでの注文も多く売れ行きは好調。受賞について担当者は「生まれたばかりの商品。おいしいと言ってくれるように一歩一歩進んでいきたい」と喜んだ。
「アダン筆―」は5月から本格販売。地域おこしとして期待が高まっており、同村商工会は「アダンの木の実や気根が、筆という商品で生まれ変わった。販路拡大に一層努める」と話した。
表彰式は21日、沖縄の産業まつり「ありんくりん市」会場内で行う。受賞作品をはじめ県内83事業所の商品が同会場で販売される。
県知事賞を除く各賞は次の通り。
【食品部門】
優秀賞=「おきなわ ぷちぷち海ぶどう」(恩納村、県海ぶどう生産者協議会)▽奨励賞=「琉神マブヤー チーズ入りかまぼこ」(読谷村、寿味屋食品)、「大東羊羹(ようかん)」(南大東村、お菓子のまつだ)
【非食品部門】
優秀賞=「HERBAL LOTION」(嘉手納町、FROMO)▽奨励賞=「Karyu EX」(本部町、アセローラチャームオキナワ)、「アセロラ手作り石けん(花恋人、海恋人)」(本部町、オキナワアロマエステ・SK美容室)
琉球新報
冠(ハチマチ)好評 タクシー親方(沖縄)
冠(ハチマチ)好評 タクシー親方

ウチナーンチュ大会のロゴを張った冠をかぶり丁寧な
接客を心がける金城好男さん=那覇市内
タクシーに乗ると琉球王朝時代の親方がお出迎え―。世界のウチナーンチュ大会で沖縄を訪れた人たちに喜んでもらおうと、タクシー乗務員の金城好男さん(66)=日栄交通、豊見城市=手作りの紫の冠(ハチマチ)姿の接客が好評だ。
「目立つことと人を喜ばせるのが好き」という金城さんは、大会開催に当たり「はるばる遠くから来た海外のウチナーンチュに、少しでも歓迎の気持ちを伝えられたら」と、家にあった段ボールに、紫の布を切り貼りして、冠を作った。
歴史好きで、首里城祭の琉球王朝絵巻行列に三司官や親方役で「12回か、13回」参加。
一方で、長いひげと貫禄のある風貌を買われ、県出身の仲間由紀恵さんが主役を務めた時代劇「テンペスト」に、親方役として出演するなどテレビ番組や映画にも出演する「エキストラ俳優」だ。
「首里城の歴史など知っている範囲で沖縄のことを伝えたい」と接客に励む。
ペルーから来た女性客は「本当に沖縄に帰ってきたんだと実感した」と喜んだ。クリスマスにはサンタクロースに扮(ふん)し、ハロウィーンではカボチャ形の帽子をかぶる金城さん。
世界のウチナーンチュが帰路に就くここ数日も、親方冠で、思い出づくりの手助けをするつもりだ。(知念清張)
沖縄タイムス

ウチナーンチュ大会のロゴを張った冠をかぶり丁寧な
接客を心がける金城好男さん=那覇市内
タクシーに乗ると琉球王朝時代の親方がお出迎え―。世界のウチナーンチュ大会で沖縄を訪れた人たちに喜んでもらおうと、タクシー乗務員の金城好男さん(66)=日栄交通、豊見城市=手作りの紫の冠(ハチマチ)姿の接客が好評だ。
「目立つことと人を喜ばせるのが好き」という金城さんは、大会開催に当たり「はるばる遠くから来た海外のウチナーンチュに、少しでも歓迎の気持ちを伝えられたら」と、家にあった段ボールに、紫の布を切り貼りして、冠を作った。
歴史好きで、首里城祭の琉球王朝絵巻行列に三司官や親方役で「12回か、13回」参加。
一方で、長いひげと貫禄のある風貌を買われ、県出身の仲間由紀恵さんが主役を務めた時代劇「テンペスト」に、親方役として出演するなどテレビ番組や映画にも出演する「エキストラ俳優」だ。
「首里城の歴史など知っている範囲で沖縄のことを伝えたい」と接客に励む。
ペルーから来た女性客は「本当に沖縄に帰ってきたんだと実感した」と喜んだ。クリスマスにはサンタクロースに扮(ふん)し、ハロウィーンではカボチャ形の帽子をかぶる金城さん。
世界のウチナーンチュが帰路に就くここ数日も、親方冠で、思い出づくりの手助けをするつもりだ。(知念清張)
沖縄タイムス
『南沙織がいたころ』 長年の違和感が氷解 (沖縄)
『南沙織がいたころ』 長年の違和感が氷解

『南沙織がいたころ』永井良和著 朝日新聞出版・814円
沖縄出身の新人歌手として紹介された南沙織を初めてテレビで見たときの不思議な違和感があった。
小さくリズムを取りながら「♪誰もいない海、2人の愛を確かめたくて―」と歌い、長くサラサラした髪を揺らし、キラキラと輝くまっすぐな瞳がとても印象的で、今までと何かが違うタイプの歌手がブラウン管の中で歌っていたからである。
南沙織が『17才』で歌手デビューしたのは沖縄が本土へ復帰する1年前の1971年。浅黒くエキゾチックな顔立ちと、異国からの支配を離れて日本へ帰属することが決まった沖縄出身ということで話題性もあって、マスコミにいろいろ取り上げられていた。当時の沖縄は今ほど認知されておらず、東京で活躍する南沙織はある意味1人で沖縄を背負った感(たぶん)でテレビに出演しており、中学生だったボクは南沙織が活躍すればするほど沖縄出身であるといううれしさはあったが、長ずるに従い彼女に対しウチナーンチュだけどウチナーンチュとは何かが違う違和感を増幅させていた。
本書は少年時代から南沙織の大ファンだというボクと同世代の著者が、長い時間をかけて収集した「明星」や「平凡」といった芸能雑誌をはじめ、新聞や音楽誌のインタビュー、レコードの解説やファンクラブ会報誌といったありとあらゆる膨大な資料を使い、引退までの7年半という時代を駆け抜けた歌手・南沙織を解き明かす。全7章を南沙織だけに絞り込むことにより、時代背景や社会風潮、当時の雰囲気を浮かび上がらせている。
ボクが南沙織に感じていた違和感は、デビュー前のエピソードやその後の苦悩、そして引退、結婚、子育て、再デビューを読むことによって氷解していく。沖縄と本土との橋渡しとして果たした役割を知ることで、その違和感が誤りだったことも教えてくれた。当時、ボクは南沙織も好きだったけど浅田美代子と天地真理がもっと好きで、数年たって山口百恵とピンクレディーが好きだった。そのころ、ボクが南沙織の苦悩を知っていたらもっとファンになっていたのに…、と思うのであった。
(嘉手川学・オキナワふうどライター)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ながい・よしかず 1960年兵庫県生まれ。関西大学社会学部教授。専門は大衆文化論・都市社会学。著書に「社交ダンスと日本人」「スパイ・爆撃・監視カメラ」など。
琉球新報

『南沙織がいたころ』永井良和著 朝日新聞出版・814円
沖縄出身の新人歌手として紹介された南沙織を初めてテレビで見たときの不思議な違和感があった。
小さくリズムを取りながら「♪誰もいない海、2人の愛を確かめたくて―」と歌い、長くサラサラした髪を揺らし、キラキラと輝くまっすぐな瞳がとても印象的で、今までと何かが違うタイプの歌手がブラウン管の中で歌っていたからである。
南沙織が『17才』で歌手デビューしたのは沖縄が本土へ復帰する1年前の1971年。浅黒くエキゾチックな顔立ちと、異国からの支配を離れて日本へ帰属することが決まった沖縄出身ということで話題性もあって、マスコミにいろいろ取り上げられていた。当時の沖縄は今ほど認知されておらず、東京で活躍する南沙織はある意味1人で沖縄を背負った感(たぶん)でテレビに出演しており、中学生だったボクは南沙織が活躍すればするほど沖縄出身であるといううれしさはあったが、長ずるに従い彼女に対しウチナーンチュだけどウチナーンチュとは何かが違う違和感を増幅させていた。
本書は少年時代から南沙織の大ファンだというボクと同世代の著者が、長い時間をかけて収集した「明星」や「平凡」といった芸能雑誌をはじめ、新聞や音楽誌のインタビュー、レコードの解説やファンクラブ会報誌といったありとあらゆる膨大な資料を使い、引退までの7年半という時代を駆け抜けた歌手・南沙織を解き明かす。全7章を南沙織だけに絞り込むことにより、時代背景や社会風潮、当時の雰囲気を浮かび上がらせている。
ボクが南沙織に感じていた違和感は、デビュー前のエピソードやその後の苦悩、そして引退、結婚、子育て、再デビューを読むことによって氷解していく。沖縄と本土との橋渡しとして果たした役割を知ることで、その違和感が誤りだったことも教えてくれた。当時、ボクは南沙織も好きだったけど浅田美代子と天地真理がもっと好きで、数年たって山口百恵とピンクレディーが好きだった。そのころ、ボクが南沙織の苦悩を知っていたらもっとファンになっていたのに…、と思うのであった。
(嘉手川学・オキナワふうどライター)
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ながい・よしかず 1960年兵庫県生まれ。関西大学社会学部教授。専門は大衆文化論・都市社会学。著書に「社交ダンスと日本人」「スパイ・爆撃・監視カメラ」など。
琉球新報
カーレース3日目 チーム沖縄、11位 (沖縄)
オーストラリアソーラーカーレース3日目
チーム沖縄、11位

オーストラリア中央部を疾走するレキオン
=2011年10月18日、ノーザンテリトリー州
【ティーツリー近郊18日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、
ワールドソーラーチャレンジ2011の3日目となる18日、
チーム沖縄の「レキオン」は前日より順位を一つ下げ、11位で
この日の競技を終えた。大陸中央部に近づき、約1320キロ地点の
ノーザンテリトリー州ティーツリーの近郊まで進んだ。
【琉球新報電子版】
チーム沖縄、11位

オーストラリア中央部を疾走するレキオン
=2011年10月18日、ノーザンテリトリー州
【ティーツリー近郊18日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、
ワールドソーラーチャレンジ2011の3日目となる18日、
チーム沖縄の「レキオン」は前日より順位を一つ下げ、11位で
この日の競技を終えた。大陸中央部に近づき、約1320キロ地点の
ノーザンテリトリー州ティーツリーの近郊まで進んだ。
【琉球新報電子版】
2011-10-18
一文字堤で尾長グレ(沖縄)
一文字堤で尾長グレ

11日、那覇一文字で50・8センチ、2・33キロの尾長グレ
を釣った知念友樹さん
11日、沖磯連「魚遊会」の知念友樹さんは、午前5時に通称「那覇一文字北の新堤」に渡った。沖磯連のメンバーから尾長グレの目撃情報があったからだ。知念さんによると、一般に尾長グレのトップシーズンは12月から2月とされているが、この時期の尾長グレは比較的警戒心が薄く、ヒットする確率が高いという。
この日も尾長グレを期待してコマセをまくが、姿が見えない。しかし本命は見えなかったが、この日の知念さんは朝一番にジグでオニヒラアジの2キロを釣ったり、スズメダイを生き餌にロウニンアジの4キロを釣ったり、フカセ釣りでもヒレーカーなどを釣り上げ絶好調。午後2時すぎになって、ようやく本命の尾長グレ2匹が姿を見せるようになった。2匹とも50センチくらいの良型でコマセに反応して浮いたり沈んだりして、見え隠れしている。本命の姿を確認した知念さんは、早速ハリス2号の全遊動仕掛けで狙ってみるが、ヒットするのはヒレーカーばかり。午後2時50分になって、浮いてきた尾長グレの前に仕掛けを落とすが素通り、さらに仕掛けを4メートルくらい沈めたところでもう1匹がヒット。慎重にやり取りをして釣り上げたのは50・8センチ2・33キロの良型だった。

2日、読谷海岸で70.5センチ、4.2キロのタマン
を釣った山入端強さん

12日、三重城でイラブチャー41センチとトカジャー38センチ
を釣った高良恭祐さん

15日、石垣島で17キロのロウニンアジ
を釣った下里肇さん(フィードマン)

9日、真栄田岬で102センチ、5.8キロのマンビカー
を釣った仲間高乃さん

6日、残波岬で6・34キロのマンビカーを釣った玉城俊さん(左)と
8・5キロを釣った黒島健雄さん

16日、宜野湾仮設避難港には県内最多188人の
ボランティアが参加した

16日、夢咲公園前の清掃には、写真のボランティア以外にも
現場にいた多くの釣り人が参加した
水辺感謝の日
財団法人日本釣振興会沖縄県支部では水辺感謝の日の16日、多くのボランティアが参加して、県内6カ所を一斉清掃した。宜野湾仮設避難港には県内最多の188人のボランティアが参加して周辺の清掃を行った。また、釣り人でにぎわう夢咲公園前の海岸では、ボランティア以外にも現場にいた多くの釣り人が、いったん釣りをやめて清掃に参加した。
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報

11日、那覇一文字で50・8センチ、2・33キロの尾長グレ
を釣った知念友樹さん
11日、沖磯連「魚遊会」の知念友樹さんは、午前5時に通称「那覇一文字北の新堤」に渡った。沖磯連のメンバーから尾長グレの目撃情報があったからだ。知念さんによると、一般に尾長グレのトップシーズンは12月から2月とされているが、この時期の尾長グレは比較的警戒心が薄く、ヒットする確率が高いという。
この日も尾長グレを期待してコマセをまくが、姿が見えない。しかし本命は見えなかったが、この日の知念さんは朝一番にジグでオニヒラアジの2キロを釣ったり、スズメダイを生き餌にロウニンアジの4キロを釣ったり、フカセ釣りでもヒレーカーなどを釣り上げ絶好調。午後2時すぎになって、ようやく本命の尾長グレ2匹が姿を見せるようになった。2匹とも50センチくらいの良型でコマセに反応して浮いたり沈んだりして、見え隠れしている。本命の姿を確認した知念さんは、早速ハリス2号の全遊動仕掛けで狙ってみるが、ヒットするのはヒレーカーばかり。午後2時50分になって、浮いてきた尾長グレの前に仕掛けを落とすが素通り、さらに仕掛けを4メートルくらい沈めたところでもう1匹がヒット。慎重にやり取りをして釣り上げたのは50・8センチ2・33キロの良型だった。

2日、読谷海岸で70.5センチ、4.2キロのタマン
を釣った山入端強さん

12日、三重城でイラブチャー41センチとトカジャー38センチ
を釣った高良恭祐さん

15日、石垣島で17キロのロウニンアジ
を釣った下里肇さん(フィードマン)

9日、真栄田岬で102センチ、5.8キロのマンビカー
を釣った仲間高乃さん

6日、残波岬で6・34キロのマンビカーを釣った玉城俊さん(左)と
8・5キロを釣った黒島健雄さん

16日、宜野湾仮設避難港には県内最多188人の
ボランティアが参加した

16日、夢咲公園前の清掃には、写真のボランティア以外にも
現場にいた多くの釣り人が参加した
水辺感謝の日
財団法人日本釣振興会沖縄県支部では水辺感謝の日の16日、多くのボランティアが参加して、県内6カ所を一斉清掃した。宜野湾仮設避難港には県内最多の188人のボランティアが参加して周辺の清掃を行った。また、釣り人でにぎわう夢咲公園前の海岸では、ボランティア以外にも現場にいた多くの釣り人が、いったん釣りをやめて清掃に参加した。
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、マナーを守って安全に釣りを楽しみましょう。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報
沖縄そばスタンプラリー始まる(沖縄)
沖縄そばスタンプラリー始まる

沖縄そば名店17店で展開するスタンプラリーへの参加を
呼び掛ける野崎真志事務局理事=17日、沖縄タイムス社
「沖縄そばの日」の17日、沖縄そば発展継承の会(会長・知念博御殿山店主)は県内17店を食べ歩く「スタンプラリー」イベントを始めた。
全店を利用すると、抽選で参加加盟店で使える2000円~1万円分の沖縄そば無料券が当たるほか、全店を巡った順に沖縄そば好きを表す「沖縄そばじょーぐー」の称号を授与する。12月30日まで。
同会は沖縄そばの普及、消費拡大を目指し8月に発足。同会の野崎真志事務局理事は「会員の絆を強めると同時に、沖縄そばファンの裾野を広げていきたい」と意気込んだ。今後は沖縄そば同好会を新たに立ち上げ、店主と顧客との交流会や新商品の試食会を開催する計画。
スタンプラリー加盟店は次の通り。
【沖縄市】アワセそば食堂▽米八そば▽びん玉▽すば処うゎちち【那覇市】本家亀そば港町本店▽そば家やまぐすく▽すば処月桃▽元祖大東そば▽ゆんたくすば御殿山▽がちまい処すばやぁ那覇店▽けんぱーのすばやー【嘉手納町】みよ家【宜野湾市】家器の木【浦添市】東江そば【南城市】そば処玉家【豊見城市】そば処玉家豊崎店【糸満市】うまんちゅ亭
沖縄タイムス

沖縄そば名店17店で展開するスタンプラリーへの参加を
呼び掛ける野崎真志事務局理事=17日、沖縄タイムス社
「沖縄そばの日」の17日、沖縄そば発展継承の会(会長・知念博御殿山店主)は県内17店を食べ歩く「スタンプラリー」イベントを始めた。
全店を利用すると、抽選で参加加盟店で使える2000円~1万円分の沖縄そば無料券が当たるほか、全店を巡った順に沖縄そば好きを表す「沖縄そばじょーぐー」の称号を授与する。12月30日まで。
同会は沖縄そばの普及、消費拡大を目指し8月に発足。同会の野崎真志事務局理事は「会員の絆を強めると同時に、沖縄そばファンの裾野を広げていきたい」と意気込んだ。今後は沖縄そば同好会を新たに立ち上げ、店主と顧客との交流会や新商品の試食会を開催する計画。
スタンプラリー加盟店は次の通り。
【沖縄市】アワセそば食堂▽米八そば▽びん玉▽すば処うゎちち【那覇市】本家亀そば港町本店▽そば家やまぐすく▽すば処月桃▽元祖大東そば▽ゆんたくすば御殿山▽がちまい処すばやぁ那覇店▽けんぱーのすばやー【嘉手納町】みよ家【宜野湾市】家器の木【浦添市】東江そば【南城市】そば処玉家【豊見城市】そば処玉家豊崎店【糸満市】うまんちゅ亭
沖縄タイムス
WSC2日目 チーム沖縄10位 (OKINAWA)
WSC2日目 チーム沖縄10位

【テナントクリーク17日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の2日目となる17日、チーム沖縄の「レキオン」は10位に順位を上げた。
初日の16日、レキオンは37チーム中、29番目のスタートだったがケンブリッジ大学や、マサチューセッツ工科大学などを抜いて順位を上げた。初日は11位で終えていた。2日目はノーザンテリトリー州のテナントクリークでレースを終えた。
琉球新報

【テナントクリーク17日島袋貞治】
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース、ワールドソーラーチャレンジ2011の2日目となる17日、チーム沖縄の「レキオン」は10位に順位を上げた。
初日の16日、レキオンは37チーム中、29番目のスタートだったがケンブリッジ大学や、マサチューセッツ工科大学などを抜いて順位を上げた。初日は11位で終えていた。2日目はノーザンテリトリー州のテナントクリークでレースを終えた。
琉球新報
「5年後会いましょう」 (OKINAWA)
「5年後会いましょう」
ウチナーンチュ大会参加者、帰国の途に

世界のウチナーンチュ大会を終え、帰国する県系人。家族らと抱き合いながら再会を誓い合った=17日、那覇空港
第5回世界のウチナーンチュ大会の閉会から1日明けた17日、那覇空港の出発ロビーでは大会に参加した県系人が親族や友人らに見送られながら、続々と帰国の途についた。
県系人らは「ありがとう」と感謝の言葉を口にしながら家族や友人たちと抱擁や握手し、搭乗時間ぎりぎりまで別れを惜しんでいた。
見送りに来た親族らは「いってらっしゃい」「また帰っておいで」と涙を流しながら県系人に語りかけ、姿が見えなくなるまで手を振り続けていた。
親族らと別れの抱擁をしていたペルーの県系2世、平田みどりさん(36)は「大会に参加し、わたしもウチナーンチュだと実感できた。沖縄を離れるのは寂しい」と涙をぬぐった。
参加人数が多かったブラジルの県系人は早朝から複数のグループに分けて団体で帰国した。同日正午前には約10人のブラジル県系人が親族ら約50人から見送られた。見送る側はブラジルの大きな国旗を振りながら帰国の旅の無事を祈った。県系人は保安検査場に入る前に何度も引き返して抱き合うなど名残惜しんでいた。
大会に初めて参加したというブラジルの県系1世、津嘉山敏夫さん(60)は「沖縄の人たちが沖縄のチムグクルで温かく迎えてくれて歓迎した。短い時間で帰るのは、とても寂しいけど、一生忘れることができない思い出になった。5年後にある次回にもぜひ参加したい」と涙ぐんでいた。
【琉球新報電子版】
ウチナーンチュ大会参加者、帰国の途に

世界のウチナーンチュ大会を終え、帰国する県系人。家族らと抱き合いながら再会を誓い合った=17日、那覇空港
第5回世界のウチナーンチュ大会の閉会から1日明けた17日、那覇空港の出発ロビーでは大会に参加した県系人が親族や友人らに見送られながら、続々と帰国の途についた。
県系人らは「ありがとう」と感謝の言葉を口にしながら家族や友人たちと抱擁や握手し、搭乗時間ぎりぎりまで別れを惜しんでいた。
見送りに来た親族らは「いってらっしゃい」「また帰っておいで」と涙を流しながら県系人に語りかけ、姿が見えなくなるまで手を振り続けていた。
親族らと別れの抱擁をしていたペルーの県系2世、平田みどりさん(36)は「大会に参加し、わたしもウチナーンチュだと実感できた。沖縄を離れるのは寂しい」と涙をぬぐった。
参加人数が多かったブラジルの県系人は早朝から複数のグループに分けて団体で帰国した。同日正午前には約10人のブラジル県系人が親族ら約50人から見送られた。見送る側はブラジルの大きな国旗を振りながら帰国の旅の無事を祈った。県系人は保安検査場に入る前に何度も引き返して抱き合うなど名残惜しんでいた。
大会に初めて参加したというブラジルの県系1世、津嘉山敏夫さん(60)は「沖縄の人たちが沖縄のチムグクルで温かく迎えてくれて歓迎した。短い時間で帰るのは、とても寂しいけど、一生忘れることができない思い出になった。5年後にある次回にもぜひ参加したい」と涙ぐんでいた。
【琉球新報電子版】
宮古高校で、ウチナーンチュ大会出前講座 (OINAWA)
宮古高校で、ウチナーンチュ大会出前講座

県立宮古高校 (川満健校長) で17日、 第5回世界のウチナーンチュ大会の一環である 「レッツスタディー・ワールドウチナーンチュ」 事業の出前授業が行われた。
講師は名護市出身でアメリカのロングアイランド大学名誉教授、 写真家の比嘉良治さん。
アメリカに渡ったきっかけや現地での生活、 沖縄への思いなどを生徒たちに語った。
同事業は世界に広がるウチナーンチュとの交流を通して、 郷土の歴史・文化への理解と誇りを深め、 国際協調の精神を育てる目的で開催。 2年7組の生徒を対象に授業が行われた。
比嘉さんは1938年生まれ。 61年に多摩美術大学絵画科を卒業後、 25歳で渡米し、 アート・スチューデンツ・リーグ、 コロンビア大学大学院を経て、 77年にロングアイランドサウスハンプトン校美術学教授に就任。 ニューヨークを拠点に写真家として活動し、 多くの写真集を出版するとともに、 沖縄の記念展などにも出品している。 また、 自転車によるアメリカ横断なども行った。
出前授業では生徒たちから 「渡米の理由」 「アメリカの生活で苦労したことは」 など質問が上がった。
比嘉さんは 「大学では絵を描いていたが、 日本の組織が合わなかった。 アメリカの自由文化に触れ、 外国に行ってみたいと思った」 と振り返り、 「渡米してから写真を勉強した。 また、 英語にすごく苦労した。 それでも欠点は長所と思い、 諦めないで前進すれば必ず道ができると信じやってきた」 と語った。
また、 「何か一つ秀でたことを探せと小学時代の先生に言われ、 俺は絵で行こうと思った。 母親のあせらず一歩一歩行けばいいという教えが大切だということに影響を受けた」 と生徒たちにアドバイスを送った。
宮古新報

県立宮古高校 (川満健校長) で17日、 第5回世界のウチナーンチュ大会の一環である 「レッツスタディー・ワールドウチナーンチュ」 事業の出前授業が行われた。
講師は名護市出身でアメリカのロングアイランド大学名誉教授、 写真家の比嘉良治さん。
アメリカに渡ったきっかけや現地での生活、 沖縄への思いなどを生徒たちに語った。
同事業は世界に広がるウチナーンチュとの交流を通して、 郷土の歴史・文化への理解と誇りを深め、 国際協調の精神を育てる目的で開催。 2年7組の生徒を対象に授業が行われた。
比嘉さんは1938年生まれ。 61年に多摩美術大学絵画科を卒業後、 25歳で渡米し、 アート・スチューデンツ・リーグ、 コロンビア大学大学院を経て、 77年にロングアイランドサウスハンプトン校美術学教授に就任。 ニューヨークを拠点に写真家として活動し、 多くの写真集を出版するとともに、 沖縄の記念展などにも出品している。 また、 自転車によるアメリカ横断なども行った。
出前授業では生徒たちから 「渡米の理由」 「アメリカの生活で苦労したことは」 など質問が上がった。
比嘉さんは 「大学では絵を描いていたが、 日本の組織が合わなかった。 アメリカの自由文化に触れ、 外国に行ってみたいと思った」 と振り返り、 「渡米してから写真を勉強した。 また、 英語にすごく苦労した。 それでも欠点は長所と思い、 諦めないで前進すれば必ず道ができると信じやってきた」 と語った。
また、 「何か一つ秀でたことを探せと小学時代の先生に言われ、 俺は絵で行こうと思った。 母親のあせらず一歩一歩行けばいいという教えが大切だということに影響を受けた」 と生徒たちにアドバイスを送った。
宮古新報
宮古牛まつり4000人分を完食 (宮古島・沖縄)
試食コーナーに長蛇の列
/第2回宮古牛まつり4000人分を完食

試食コーナーには開会前から長蛇の列ができた
=16日、カママ嶺公園多目的広場
第2回宮古牛まつり(同実行委員会主催)が16日、カママ嶺公園で開催され、約3000人(主催者発表)が牛汁やハンバーグの試食品を味わったり、ステージのショーを楽しんだりした。
試食品は宮古牛の牛汁、ハンバーグ、焼肉4050食が用意された。午前10時30分の試食開始にもかかわらず、同9時ごろから試食コーナーには長蛇の列ができた。
午後1時30分すぎには試食品全てが終了した。
まつり最大の呼び物「宮古の牛1頭が当たる大抽選会」も行われ、石垣島出身の長間雅也さん(33)会社員=平良=が獲得した。
まつりは午前10時に大会長の下地敏彦市長をはじめ関係者のテープカットで開幕した。テープの替わりに荒縄が使われるなど、まつりにふさわしい演出も見られた。
下地市長は「まつりは牛の鳴き声コンテストやロールラップ回しなど多彩な催しも用意されている。来場の皆さんも参加して、楽しんでほしい」とあいさつした。
牧草を束ねた約250㌔のロールラップを2人一組でころがし往復約40㍍のゴールまでのスピードを競うゲームには、この日成田(千葉県)から宮古島に到着したばかりの観光客も飛び入りで参加し、額に汗しながら挑戦する姿に会場から大きな声援が送られた。
試食の牛汁などを手にした参加者は家族単位や友人たちと思い思いの場所に陣取り、宮古牛料理に舌鼓を打っていた。
特設の舞台では高校生のダンスや「シャーカ」による宮古民謡ショーなど多彩なプログラムが演じられ、会場では音楽や歌に合わせて手拍子を打ったり、踊ったりしながらまつりを楽しむ姿が多く見られた。
最後はJA宮古地区女性部のリードで全員がカチャーシーを踊り、まつりを締めくくった。
. 宮古毎日新聞
/第2回宮古牛まつり4000人分を完食

試食コーナーには開会前から長蛇の列ができた
=16日、カママ嶺公園多目的広場
第2回宮古牛まつり(同実行委員会主催)が16日、カママ嶺公園で開催され、約3000人(主催者発表)が牛汁やハンバーグの試食品を味わったり、ステージのショーを楽しんだりした。
試食品は宮古牛の牛汁、ハンバーグ、焼肉4050食が用意された。午前10時30分の試食開始にもかかわらず、同9時ごろから試食コーナーには長蛇の列ができた。
午後1時30分すぎには試食品全てが終了した。
まつり最大の呼び物「宮古の牛1頭が当たる大抽選会」も行われ、石垣島出身の長間雅也さん(33)会社員=平良=が獲得した。
まつりは午前10時に大会長の下地敏彦市長をはじめ関係者のテープカットで開幕した。テープの替わりに荒縄が使われるなど、まつりにふさわしい演出も見られた。
下地市長は「まつりは牛の鳴き声コンテストやロールラップ回しなど多彩な催しも用意されている。来場の皆さんも参加して、楽しんでほしい」とあいさつした。
牧草を束ねた約250㌔のロールラップを2人一組でころがし往復約40㍍のゴールまでのスピードを競うゲームには、この日成田(千葉県)から宮古島に到着したばかりの観光客も飛び入りで参加し、額に汗しながら挑戦する姿に会場から大きな声援が送られた。
試食の牛汁などを手にした参加者は家族単位や友人たちと思い思いの場所に陣取り、宮古牛料理に舌鼓を打っていた。
特設の舞台では高校生のダンスや「シャーカ」による宮古民謡ショーなど多彩なプログラムが演じられ、会場では音楽や歌に合わせて手拍子を打ったり、踊ったりしながらまつりを楽しむ姿が多く見られた。
最後はJA宮古地区女性部のリードで全員がカチャーシーを踊り、まつりを締めくくった。
. 宮古毎日新聞
[おきなわんディアスポラ]絆(1)(OKINAWA)
[おきなわんディアスポラ]絆(1)ネヴァダ州 豊子・シャドさん

ウチナーンチュ大会出発を前に勢ぞろいした豊子さん(中央)一家=アメリカ、ラスベガス
移民県として沖縄は昔から多くの県人を海外に送り出してきた。南米などが経済移民を中心とした県人組織であり、1世の数が次第に減少していることに比較して、北米の県人会は、カリフォルニアやハワイなどを除けば、戦後米兵らと結婚しアメリカに渡った女性たちが多く、常に1世が多くを占める県人組織である。
米軍占領・統治という戦後の沖縄の歴史を反映した戦後移民のこれら県人たちが今、アメリカでどのように暮らし、どんな悩みを抱え、故郷にどのような思いを抱いているのか。
県系人たちの今を紹介する。
ネヴァダ州に住む豊子・シャドさん(72)=那覇市出身=は今回のウチナーンチュ大会に子どもや孫の総勢8人で参加した。
「この旅行は私からの一生に1度の子や孫への大きなプレゼント。世界中のウチナーンチュと触れ合い、家族やお年寄り、人とのつながりを大事にする沖縄の良いところを肌で感じてもらいたい」と動機を語る。
この旅行のために豊子さんは航空運賃滞在費を含めて200万円あまりを蓄えてきた。「お金を遺産として残すより、“沖縄”を彼らの心に残したい」との強い思いがある。
米海軍に勤務して沖縄に駐留していた夫のデイブさんと豊子さんが結婚したのは1964年。豊子さんが23歳の時である。
家が貧しかったので中学を卒業するまもなく、働きに出た。夫のデイブさんはそんな豊子さんの実家の事情を理解し、経済的な支援をおしまなかった。沖縄駐留中に長女のクリスティーンさんが生まれ、67年にハワイ、そして米本国に渡った。その後長男のウェインさん、次男のスコットさんが誕生した。
今回のウチナーンチュ大会にはこれら3人の子どもたち、ウェインさんの子どもたち2人、そしてスコットさんの妻と息子1人が参加した。アメリカ人として育った子どもたちにとって沖縄は第二の故郷。「彼らは“I,m Japanese”とは言わずに“I,m Okinawan”という」ほど沖縄へのアイデンティティーを強く持つ。
90年に1回目が開催されて以来、ウチナーンチュ大会は海外に住む県人が集い、母県や、他国、他州に住む県系人との交流の場として関心を集めている。海外の県系人にとっては、故郷沖縄が自分たちのために開き、県を挙げて自分たちを歓迎してくれる晴れがましいイベントでもある。
豊子さん一家はきょうだいの家に宿泊し、親族縁者と再会し、17年前に亡くなった豊子さんの母親、苗さんの墓参りもする。米国に渡った後も苗さんへの仕送りを欠かさなかった夫のデイブさんもがんで15年前に亡くなった。優しい夫や子ども、孫たちにも恵まれ幸せな生活ではあったが、心の底にはいつも「沖縄」があった。豊子さんは今回、子や孫と一緒に参加したこの大会で、沖縄との絆を家族と共に再確認した。(クリッシー・澤岻悦子)
◇ ◇
くりっしー・たくし・えつこ フリーランスライターで元沖縄タイムス記者
[ことば]
「ディアスポラ」 離散を意味するギリシャ語。故郷を離れて他の場所で築かれたコミュニティーを指すこともある。
沖縄タイムス

ウチナーンチュ大会出発を前に勢ぞろいした豊子さん(中央)一家=アメリカ、ラスベガス
移民県として沖縄は昔から多くの県人を海外に送り出してきた。南米などが経済移民を中心とした県人組織であり、1世の数が次第に減少していることに比較して、北米の県人会は、カリフォルニアやハワイなどを除けば、戦後米兵らと結婚しアメリカに渡った女性たちが多く、常に1世が多くを占める県人組織である。
米軍占領・統治という戦後の沖縄の歴史を反映した戦後移民のこれら県人たちが今、アメリカでどのように暮らし、どんな悩みを抱え、故郷にどのような思いを抱いているのか。
県系人たちの今を紹介する。
ネヴァダ州に住む豊子・シャドさん(72)=那覇市出身=は今回のウチナーンチュ大会に子どもや孫の総勢8人で参加した。
「この旅行は私からの一生に1度の子や孫への大きなプレゼント。世界中のウチナーンチュと触れ合い、家族やお年寄り、人とのつながりを大事にする沖縄の良いところを肌で感じてもらいたい」と動機を語る。
この旅行のために豊子さんは航空運賃滞在費を含めて200万円あまりを蓄えてきた。「お金を遺産として残すより、“沖縄”を彼らの心に残したい」との強い思いがある。
米海軍に勤務して沖縄に駐留していた夫のデイブさんと豊子さんが結婚したのは1964年。豊子さんが23歳の時である。
家が貧しかったので中学を卒業するまもなく、働きに出た。夫のデイブさんはそんな豊子さんの実家の事情を理解し、経済的な支援をおしまなかった。沖縄駐留中に長女のクリスティーンさんが生まれ、67年にハワイ、そして米本国に渡った。その後長男のウェインさん、次男のスコットさんが誕生した。
今回のウチナーンチュ大会にはこれら3人の子どもたち、ウェインさんの子どもたち2人、そしてスコットさんの妻と息子1人が参加した。アメリカ人として育った子どもたちにとって沖縄は第二の故郷。「彼らは“I,m Japanese”とは言わずに“I,m Okinawan”という」ほど沖縄へのアイデンティティーを強く持つ。
90年に1回目が開催されて以来、ウチナーンチュ大会は海外に住む県人が集い、母県や、他国、他州に住む県系人との交流の場として関心を集めている。海外の県系人にとっては、故郷沖縄が自分たちのために開き、県を挙げて自分たちを歓迎してくれる晴れがましいイベントでもある。
豊子さん一家はきょうだいの家に宿泊し、親族縁者と再会し、17年前に亡くなった豊子さんの母親、苗さんの墓参りもする。米国に渡った後も苗さんへの仕送りを欠かさなかった夫のデイブさんもがんで15年前に亡くなった。優しい夫や子ども、孫たちにも恵まれ幸せな生活ではあったが、心の底にはいつも「沖縄」があった。豊子さんは今回、子や孫と一緒に参加したこの大会で、沖縄との絆を家族と共に再確認した。(クリッシー・澤岻悦子)
◇ ◇
くりっしー・たくし・えつこ フリーランスライターで元沖縄タイムス記者
[ことば]
「ディアスポラ」 離散を意味するギリシャ語。故郷を離れて他の場所で築かれたコミュニティーを指すこともある。
沖縄タイムス
チーム沖縄スタート ソーラーカー豪縦断(OKINAWA)
チーム沖縄スタート ソーラーカー豪縦断

スタートを前に、気勢を上げるチーム沖縄のメンバー
(琉球朝日放送提供)
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース「2011ワールド・ソーラー・チャレンジ」が16日に開幕し、南部工業高校の生徒を中心とした「チーム沖縄」が3000キロ走破を目指しスタートを切った。
初日はオーストラリア北端のダーウィンを午前8時に出発し、午後5時までに518キロ地点まで到達した。チーム沖縄が使用する車「Lequion(レキオン)」は南部工業高の生徒らが設計段階から製作。生徒たちは「ぜひ完走を」と思いも熱い。
レースは太陽光エネルギーだけで1日9時間、6日間かけてスタート地点から約3000キロ先の大陸南端アデレードを目指す。
同チームは各日距離540キロのペースで走行する予定だ。
同大会には日本の3チームを含む21カ国42チームが出場。全チームが、レース途中で宿営しながらゴールまでの時間を競う。
沖縄タイムス

スタートを前に、気勢を上げるチーム沖縄のメンバー
(琉球朝日放送提供)
オーストラリア大陸を縦断する世界最大規模のソーラーカーレース「2011ワールド・ソーラー・チャレンジ」が16日に開幕し、南部工業高校の生徒を中心とした「チーム沖縄」が3000キロ走破を目指しスタートを切った。
初日はオーストラリア北端のダーウィンを午前8時に出発し、午後5時までに518キロ地点まで到達した。チーム沖縄が使用する車「Lequion(レキオン)」は南部工業高の生徒らが設計段階から製作。生徒たちは「ぜひ完走を」と思いも熱い。
レースは太陽光エネルギーだけで1日9時間、6日間かけてスタート地点から約3000キロ先の大陸南端アデレードを目指す。
同チームは各日距離540キロのペースで走行する予定だ。
同大会には日本の3チームを含む21カ国42チームが出場。全チームが、レース途中で宿営しながらゴールまでの時間を競う。
沖縄タイムス
世界エイサー2011 風之舞が優勝(OKINAWA)
世界エイサー2011 風之舞が優勝

世界エイサー大会で独創的な演舞を披露する東京の琉球舞団・昇龍祭太鼓=16日、県立武道館(仲間勇哉撮影)
世界のウチナーンチュ大会関連イベントの世界エイサー大会2011(主催・県、同実行委員会)は16日、那覇市の県立武道館と奥武山陸上競技場で行われた。
創作エイサーコンテストで最多18団体が出場したグランプリ部門では、古武道太鼓集団「風之舞」(糸満市)が優勝。
3位に当たる審査員特別賞には、ブラジルから参加したレキオス芸能同好会が選ばれた。両会場で計6万3900人(主催者発表)が来場した。
大会には創作、伝統など4部門に計47団体1000人以上が出場。雨天により、15日のプログラムが一部順延となったが、参加者たちはステージで跳びはね、華麗に舞い、勇壮なエイサーを披露した。そのほかの結果は次の通り。
【グランプリ部門】▽準優勝=中城・護佐丸太鼓(中城村)【ジュニア部門】▽優勝=鼓衆若太陽ジュニア(浦添市)▽準優勝=古武道太鼓集団風之舞(糸満市)▽審査員特別賞=男塾武―Doo(宮古島市)【キッズ部門】▽ちむどん賞=開邦幼稚園(南風原町)▽しんかぬちゃー賞=ときわ東保育園(八重瀬町)
沖縄タイムス

世界エイサー大会で独創的な演舞を披露する東京の琉球舞団・昇龍祭太鼓=16日、県立武道館(仲間勇哉撮影)
世界のウチナーンチュ大会関連イベントの世界エイサー大会2011(主催・県、同実行委員会)は16日、那覇市の県立武道館と奥武山陸上競技場で行われた。
創作エイサーコンテストで最多18団体が出場したグランプリ部門では、古武道太鼓集団「風之舞」(糸満市)が優勝。
3位に当たる審査員特別賞には、ブラジルから参加したレキオス芸能同好会が選ばれた。両会場で計6万3900人(主催者発表)が来場した。
大会には創作、伝統など4部門に計47団体1000人以上が出場。雨天により、15日のプログラムが一部順延となったが、参加者たちはステージで跳びはね、華麗に舞い、勇壮なエイサーを披露した。そのほかの結果は次の通り。
【グランプリ部門】▽準優勝=中城・護佐丸太鼓(中城村)【ジュニア部門】▽優勝=鼓衆若太陽ジュニア(浦添市)▽準優勝=古武道太鼓集団風之舞(糸満市)▽審査員特別賞=男塾武―Doo(宮古島市)【キッズ部門】▽ちむどん賞=開邦幼稚園(南風原町)▽しんかぬちゃー賞=ときわ東保育園(八重瀬町)
沖縄タイムス
2011-10-17
宮古牛まつり、消費拡大むけ肥育牛アピール (宮古島・沖縄)
宮古牛まつり、消費拡大むけ肥育牛アピール

約4000人分が用意された宮古牛まつりの大試食会
=カママ嶺公園
第2回宮古牛まつり (主催・同実行委員会) が16日、 市内平良のカママ嶺公園で行われた。
宮古牛の消費拡大と島内外へのピーアール、 肉用牛肥育の普及などを目的に約4000人分の焼肉や牛汁、 ハンバーグの大試食会が行われた。
会場には大勢の家族や観光客らが訪れて長蛇の列をつくり、 宮古牛を味わっていた。 また牛鳴き声コンテスト、 ロールラップ回し大会、 牛1頭が当たる抽選会、 牛の図画・ポスター入賞者の表彰など牛に関わる様々な催しが行われ、 ステージイベントなどでも盛り上がった。
午前10時から開会セレモニーが行われ、 実行委員長の下地敏彦市長が 「宮古島市は素牛の拠点産地であり、 ことし3月には肥育牛の拠点産地にも認定された。 昨年から牛まつりを開催したところ好評だった。 今回もまつりが出来ることに感謝したい。 皆さんきょうは一日楽しんでほしい」 とあいさつ。 下地明市議会議長、 仲宗根盛和県宮古農林水産振興センター所長、 砂川博紀県農協代表理事が祝辞を述べた。 舞台では与那覇ヨンシー保存会、 上区獅子舞保存会が幕開けの踊りを披露した。
ことしは前回を上回る約4000人分の焼肉、 牛汁、 ハンバーグに加え、 格安の牛丼も500食用意した。 会場の屋台前には開会前からすでに大勢の人たちが順番待ちの行列を作っていた。 午前10時半になると試食会が開始され、 待ちにまっていた宮古牛に舌鼓を打っていた。 午後1時半頃にはほぼ完食となった。
正午からは牛鳴き声コンテストが行われ、 子供たちの精一杯の鳴き声に会場からは拍手が起こっていた。 ロールラップ回し大会では重さ250㌔の梱包された牧草を2人1組で転がし、 その速さを競った。 20㍍を往復するコースで行われたが、 折り返し地点で立ち往生するなどあまりの重さに苦戦していた。 舞台ではバンドのライブや高校生によるダンス、 宮古民謡ショー、 ぱんだる50㏄による宮古方言ラジオ体操などが行われた。
図画・ポスターの表彰では入賞した児童たちに賞状と記念品が贈呈され、 まつりのポスターに採用された上原みなみさん (久松中1年) は 「牛を下から見てインパクトのあるように描いた。 自分の作品がポスターになったのを見てびっくりした」 と感想を述べた。 牛100日肥育コンテストで優勝した宮城秀幸さんは 「コンテストのため特に変わったことをせず、 エサの駆け引きやその日の体調、 牛舎の衛生管理に努めてきた。 経産牛は価格が安いが、 コストをかければ良い値段で取引される。 今後の畜産農家の励みになれば。 地産地消も広めていきたい」 と話していた。
宮古新報

約4000人分が用意された宮古牛まつりの大試食会
=カママ嶺公園
第2回宮古牛まつり (主催・同実行委員会) が16日、 市内平良のカママ嶺公園で行われた。
宮古牛の消費拡大と島内外へのピーアール、 肉用牛肥育の普及などを目的に約4000人分の焼肉や牛汁、 ハンバーグの大試食会が行われた。
会場には大勢の家族や観光客らが訪れて長蛇の列をつくり、 宮古牛を味わっていた。 また牛鳴き声コンテスト、 ロールラップ回し大会、 牛1頭が当たる抽選会、 牛の図画・ポスター入賞者の表彰など牛に関わる様々な催しが行われ、 ステージイベントなどでも盛り上がった。
午前10時から開会セレモニーが行われ、 実行委員長の下地敏彦市長が 「宮古島市は素牛の拠点産地であり、 ことし3月には肥育牛の拠点産地にも認定された。 昨年から牛まつりを開催したところ好評だった。 今回もまつりが出来ることに感謝したい。 皆さんきょうは一日楽しんでほしい」 とあいさつ。 下地明市議会議長、 仲宗根盛和県宮古農林水産振興センター所長、 砂川博紀県農協代表理事が祝辞を述べた。 舞台では与那覇ヨンシー保存会、 上区獅子舞保存会が幕開けの踊りを披露した。
ことしは前回を上回る約4000人分の焼肉、 牛汁、 ハンバーグに加え、 格安の牛丼も500食用意した。 会場の屋台前には開会前からすでに大勢の人たちが順番待ちの行列を作っていた。 午前10時半になると試食会が開始され、 待ちにまっていた宮古牛に舌鼓を打っていた。 午後1時半頃にはほぼ完食となった。
正午からは牛鳴き声コンテストが行われ、 子供たちの精一杯の鳴き声に会場からは拍手が起こっていた。 ロールラップ回し大会では重さ250㌔の梱包された牧草を2人1組で転がし、 その速さを競った。 20㍍を往復するコースで行われたが、 折り返し地点で立ち往生するなどあまりの重さに苦戦していた。 舞台ではバンドのライブや高校生によるダンス、 宮古民謡ショー、 ぱんだる50㏄による宮古方言ラジオ体操などが行われた。
図画・ポスターの表彰では入賞した児童たちに賞状と記念品が贈呈され、 まつりのポスターに採用された上原みなみさん (久松中1年) は 「牛を下から見てインパクトのあるように描いた。 自分の作品がポスターになったのを見てびっくりした」 と感想を述べた。 牛100日肥育コンテストで優勝した宮城秀幸さんは 「コンテストのため特に変わったことをせず、 エサの駆け引きやその日の体調、 牛舎の衛生管理に努めてきた。 経産牛は価格が安いが、 コストをかければ良い値段で取引される。 今後の畜産農家の励みになれば。 地産地消も広めていきたい」 と話していた。
宮古新報
地区代表6人決まる 石P連童話お話大会 (八重山・沖縄)
地区代表6人決まる 石P連童話お話大会

表情豊かに熱弁、環境問題で意見発表も
第36回石垣市小中学校童話・お話・意見発表大会(主催・市PTA連合会)が16日午後、市内5会場で開かれ、児童生徒99人が出場した。
大会は小学校低学年(童話)と高学年(お話)、中学生(意見発表)の部に分けて行われ、児童生徒らが身ぶり手ぶりを交えながら熱弁を競った。その結果、各部門の男女6人が最優秀賞に選ばれ、11月19日に開かれる八重山地区大会への代表に決まった。
大会は表現力の育成に努め、児童生徒の情操教育の発展に寄与するのが目的。小学校低学年40人、高学年41人、中学生18人の各校代表が出場した。
小学校低学年の部では、児童らが身ぶり手ぶりを交えながら童話や民話を発表。
小学校高学年のお話と中学生の意見発表の部では、学校や家族、環境問題や将来の夢など身近なテーマについて児童生徒らが熱弁をふるった。
審査の合い間、各校のアトラクションも披露され、会場には父母や学校関係者がかけつけ、子どもたちに声援を送っていた。
入賞者は次の皆さん。
【小学校低学年男子】
▽最優秀=仲程信志郎(石垣小3年)
▽優秀=玉代勢元稀(海星小3年)、慶田花涼馬(宮良小3年)
【小学校低学年女子】
▽最優秀=藤原倫(大浜小2年)
▽優秀=伊良部愛(海星小3年)、大道妃夏(八島小3年)
【小学校高学年男子】
▽最優秀=花城悠真(海星小6年)
▽優秀=豊平康太朗(宮良小5年)、中元正友(石垣小4年)
【小学校高学年女子】
▽最優秀=前三盛ひまり(登野城小6年)
▽優秀=古堅瑠奈(石垣小6年)、砂川奈芹(大浜小5年)
【中学校男子】
▽最優秀=仲松竜(名蔵中2年)
▽優秀=甲斐鳴海(大浜中3年)、美崎颯太(石二中3年)
【中学校女子】
▽最優秀=丸山咲(川平中3年)
▽優秀=浜本結香(大浜中3年)、弓削芽衣子(石垣中3年)
八重山毎日新聞

表情豊かに熱弁、環境問題で意見発表も
第36回石垣市小中学校童話・お話・意見発表大会(主催・市PTA連合会)が16日午後、市内5会場で開かれ、児童生徒99人が出場した。
大会は小学校低学年(童話)と高学年(お話)、中学生(意見発表)の部に分けて行われ、児童生徒らが身ぶり手ぶりを交えながら熱弁を競った。その結果、各部門の男女6人が最優秀賞に選ばれ、11月19日に開かれる八重山地区大会への代表に決まった。
大会は表現力の育成に努め、児童生徒の情操教育の発展に寄与するのが目的。小学校低学年40人、高学年41人、中学生18人の各校代表が出場した。
小学校低学年の部では、児童らが身ぶり手ぶりを交えながら童話や民話を発表。
小学校高学年のお話と中学生の意見発表の部では、学校や家族、環境問題や将来の夢など身近なテーマについて児童生徒らが熱弁をふるった。
審査の合い間、各校のアトラクションも披露され、会場には父母や学校関係者がかけつけ、子どもたちに声援を送っていた。
入賞者は次の皆さん。
【小学校低学年男子】
▽最優秀=仲程信志郎(石垣小3年)
▽優秀=玉代勢元稀(海星小3年)、慶田花涼馬(宮良小3年)
【小学校低学年女子】
▽最優秀=藤原倫(大浜小2年)
▽優秀=伊良部愛(海星小3年)、大道妃夏(八島小3年)
【小学校高学年男子】
▽最優秀=花城悠真(海星小6年)
▽優秀=豊平康太朗(宮良小5年)、中元正友(石垣小4年)
【小学校高学年女子】
▽最優秀=前三盛ひまり(登野城小6年)
▽優秀=古堅瑠奈(石垣小6年)、砂川奈芹(大浜小5年)
【中学校男子】
▽最優秀=仲松竜(名蔵中2年)
▽優秀=甲斐鳴海(大浜中3年)、美崎颯太(石二中3年)
【中学校女子】
▽最優秀=丸山咲(川平中3年)
▽優秀=浜本結香(大浜中3年)、弓削芽衣子(石垣中3年)
八重山毎日新聞
5集落対抗で熱戦 島をあげて波照間大運動会 (八重山・沖縄)
5集落対抗で熱戦 島をあげて波照間大運動会

【波照間】
公民館(新川登館長)主催の第3回波照間島大運動会が
9日、波照間小中学校グラウンドでにぎやかに開催された。
健康増進と集落の親睦を目的に、5つの集落対抗で行われた。あいにくの雨で綱引きなど一部の競技が中止されたが、大勢の住民が参加して盛り上がった。
開会式で新川館長は「自分のため、集落のために頑張りましょう」とあいさつ。川満栄長竹富町長も訪れ、「波照間への思いをこの運動会にぶつけてください」と激励した。
競技は年代別100メートル走やリレーのほか、ロール転がしリレーや縄ないリレーなど波照間ならではの競技も。集落ごとの応援席では大太鼓を叩きながら選手にエールを送った。
保育所・幼稚園児によるかけっこも行われ、母親に抱えられ泣きながらゴールする園児も。愛らしい姿に大きな拍手が送られた。
幼稚園児・小中学生による紅白リレーでは雨が強まり、転んで泥まみれになりながらもバトンをつないだ。
結果は各種目で高得点を獲得した南チームが優勝。大雨の中の大会でますます結束力を強めた。(波照間通信員)
八重山毎日新聞

【波照間】
公民館(新川登館長)主催の第3回波照間島大運動会が
9日、波照間小中学校グラウンドでにぎやかに開催された。
健康増進と集落の親睦を目的に、5つの集落対抗で行われた。あいにくの雨で綱引きなど一部の競技が中止されたが、大勢の住民が参加して盛り上がった。
開会式で新川館長は「自分のため、集落のために頑張りましょう」とあいさつ。川満栄長竹富町長も訪れ、「波照間への思いをこの運動会にぶつけてください」と激励した。
競技は年代別100メートル走やリレーのほか、ロール転がしリレーや縄ないリレーなど波照間ならではの競技も。集落ごとの応援席では大太鼓を叩きながら選手にエールを送った。
保育所・幼稚園児によるかけっこも行われ、母親に抱えられ泣きながらゴールする園児も。愛らしい姿に大きな拍手が送られた。
幼稚園児・小中学生による紅白リレーでは雨が強まり、転んで泥まみれになりながらもバトンをつないだ。
結果は各種目で高得点を獲得した南チームが優勝。大雨の中の大会でますます結束力を強めた。(波照間通信員)
八重山毎日新聞
依然、こう着状態続く 教科書採択問題 (八重山・沖縄)
依然、こう着状態続く 教科書採択問題
国が直接指導の可能性高まる
八重山地区の公民教科書問題は、3市町教育委員会が異なった採択決定をしてから1カ月半が経過したが、いまだに解決の足がかりは見つかっていない。
育鵬社を不採択とし、東京書籍を採択した9月8日の全教育委員協議について県は有効、国は無効と違う見解を示していることが混迷に拍車をかけているが、こう着状態が長引けば、文科省が地教行法48条に基づき3市町教委に直接指導を行う可能性も高まってくる。
地教行法48条は、文科相が市町村に直接指導を行うことができると規定し、49条は法令違反がある場合や事務執行を怠った場合には具体的な内容を示して是正を求めることができると定めている。
文科省は、市教委の玉津博克教育長、与教委の崎原用能教育長から出された文書を根拠に9月8日の協議を無効とし、「八重山採択地区協議会の規約に従ってまとめられた結果」に基づいて同一の教科書を採択するよう県教委に指導を求めている。
さらに文科省は、照屋寛徳衆議への7日付答弁書で、同一の教科書を求めている無償措置法と、市町村教委に採択権を与えている地教行法について、無償措置法が「教科用図書の採択の権限の行使について特別の定めをしている」と優先するとの認識を示した。
文科省が直接3市町教委に対し指導に乗り出す場合、竹富町教委に協議会の答申通りの採択を求める可能性が高いとみられている。
このため、自治の視点で教科書を決める住民の会が「9月8日」の有効性を確認する訴訟を模索。「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」は17日に文科省に9月8日の有効性を直接訴えることにしており、文科省の対応が注目される。
一方で、国が有効性を認めている8月23日の教科用図書八重山採択地区協議会の協議自体に異議を唱える動きもある。議事録はまだ公開されていないが、教科書名を言わずに意思表明のみを行って選定した審議内容の一部がすでに明らかになっているためだ。情報が開示されれば、8月23日の有効性を問う声が一段と高まるのは必至だ。
八重山毎日新聞
国が直接指導の可能性高まる
八重山地区の公民教科書問題は、3市町教育委員会が異なった採択決定をしてから1カ月半が経過したが、いまだに解決の足がかりは見つかっていない。
育鵬社を不採択とし、東京書籍を採択した9月8日の全教育委員協議について県は有効、国は無効と違う見解を示していることが混迷に拍車をかけているが、こう着状態が長引けば、文科省が地教行法48条に基づき3市町教委に直接指導を行う可能性も高まってくる。
地教行法48条は、文科相が市町村に直接指導を行うことができると規定し、49条は法令違反がある場合や事務執行を怠った場合には具体的な内容を示して是正を求めることができると定めている。
文科省は、市教委の玉津博克教育長、与教委の崎原用能教育長から出された文書を根拠に9月8日の協議を無効とし、「八重山採択地区協議会の規約に従ってまとめられた結果」に基づいて同一の教科書を採択するよう県教委に指導を求めている。
さらに文科省は、照屋寛徳衆議への7日付答弁書で、同一の教科書を求めている無償措置法と、市町村教委に採択権を与えている地教行法について、無償措置法が「教科用図書の採択の権限の行使について特別の定めをしている」と優先するとの認識を示した。
文科省が直接3市町教委に対し指導に乗り出す場合、竹富町教委に協議会の答申通りの採択を求める可能性が高いとみられている。
このため、自治の視点で教科書を決める住民の会が「9月8日」の有効性を確認する訴訟を模索。「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」は17日に文科省に9月8日の有効性を直接訴えることにしており、文科省の対応が注目される。
一方で、国が有効性を認めている8月23日の教科用図書八重山採択地区協議会の協議自体に異議を唱える動きもある。議事録はまだ公開されていないが、教科書名を言わずに意思表明のみを行って選定した審議内容の一部がすでに明らかになっているためだ。情報が開示されれば、8月23日の有効性を問う声が一段と高まるのは必至だ。
八重山毎日新聞
来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に(OKINAWA)
来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に

思い出の記念撮影をする参加者ら
=16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇
仲井真弘多知事は16日、第5回世界のウチナーンチュ大会閉幕後、海外県系人子弟と県内若者の交換留学など、ウチナーンチュネットワークを担う次世代の人材育成のために大型基金を創設することを発表した。
県の素案によると、基金は県が先頭に立ち、県民、海外県系人を含めた「オールオキナワ」で寄付を募る。
沖縄からの派遣と県系子弟受け入れを合わせ年間千人規模の、留学、研修、ホームステイなどに使う。沖縄の日本復帰40年を迎える来年に「記念事業」と位置付け来年度スタートを目指す。
県が先頭に立ち、県内41市町村、企業・団体、140万県民、海外・国内県人会、ウチナー民間大使、海外県系人などの関係者に呼び掛け、幅広い枠組みで募金に取り組む。「沖縄関係者みんなで次世代の人材を育てる」という理念に基づいている。
仲井真知事は書面で発表した「知事コメント」で「人材育成にかかわる『万国津梁(しんりょう)基金』(仮称)の創設に向け、先陣を切って取り組んでいきたい」と表明。基金制度に関連し「この大会で生まれ続ける『新たな絆』が『時空と空間』を超えて脈々と次世代へ受け継がれるよう取り組んでいきたい。若い人の意識が大会を通じて拡大し、今後のネットワークの継承について道筋が見える大会だった」と今大会の意義も強調した。
大会で、海外県人会やウチナー民間大使が「ウチナーネットワークを担う人材育成について」をテーマに掲げ、15日に開いた「ワールドウチナーシンポジウム」で、交換留学の実施など人材育成に役立てる「万国津梁基金」制度の設立を県に提言していた。(新垣毅)
琉球新報

思い出の記念撮影をする参加者ら
=16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇
仲井真弘多知事は16日、第5回世界のウチナーンチュ大会閉幕後、海外県系人子弟と県内若者の交換留学など、ウチナーンチュネットワークを担う次世代の人材育成のために大型基金を創設することを発表した。
県の素案によると、基金は県が先頭に立ち、県民、海外県系人を含めた「オールオキナワ」で寄付を募る。
沖縄からの派遣と県系子弟受け入れを合わせ年間千人規模の、留学、研修、ホームステイなどに使う。沖縄の日本復帰40年を迎える来年に「記念事業」と位置付け来年度スタートを目指す。
県が先頭に立ち、県内41市町村、企業・団体、140万県民、海外・国内県人会、ウチナー民間大使、海外県系人などの関係者に呼び掛け、幅広い枠組みで募金に取り組む。「沖縄関係者みんなで次世代の人材を育てる」という理念に基づいている。
仲井真知事は書面で発表した「知事コメント」で「人材育成にかかわる『万国津梁(しんりょう)基金』(仮称)の創設に向け、先陣を切って取り組んでいきたい」と表明。基金制度に関連し「この大会で生まれ続ける『新たな絆』が『時空と空間』を超えて脈々と次世代へ受け継がれるよう取り組んでいきたい。若い人の意識が大会を通じて拡大し、今後のネットワークの継承について道筋が見える大会だった」と今大会の意義も強調した。
大会で、海外県人会やウチナー民間大使が「ウチナーネットワークを担う人材育成について」をテーマに掲げ、15日に開いた「ワールドウチナーシンポジウム」で、交換留学の実施など人材育成に役立てる「万国津梁基金」制度の設立を県に提言していた。(新垣毅)
琉球新報
3万1千人集い閉幕 第6回は2016年開催(OKINAWA)
3万1千人集い閉幕 第6回は2016年開催

花火のように多くの場所から数々の金色のテープが打ち上げられると、両手を挙げ歓喜する参加者たち
=16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇(又吉康秀撮影)
海外・国内の県系人が結集する5年に1度の祭典、第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)は16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇で、県系人・県民延べ約3万1千人(主催者発表)が参加し、盛大に閉会式・グランドフィナーレが催された。
琉球の創作劇や島唄などを繰り広げ、最後は参加者全員が入り交じってカチャーシーを踊り、熱気が冷めやまぬ中、4日間の日程に幕を下ろした。大会閉幕後も、抱き合う人、思いがあふれ涙する人の姿が多く見られ、感動に包まれた。
海外・国内の県系人と県民の絆は深まり、ウチナーンチュとしての「誇り」を共感、今後のさらなる交流や再会を誓い合った。
閉会式で、読谷高1年の上原秀征君と、向陽高2年の玉元七海さんは「どこへ行こうと時がたとうと私たちは常にウチナーンチュ。世界一大きくて固い絆で結ばれている」と大会メッセージを読み上げた。
大会実行委会長の仲井真弘多知事はあいさつで「全21のイベントを通じ新たな絆が生まれ、次世代を担う若者へ継承すべき内容がはっきり見えつつある」などと大会の成果を強調した。
このほか海外参加者を代表しブラジル沖縄県人会の与那嶺真次会長、次世代代表のグラムコウ樹さん(米国)、大会若者事務局長の玉元三奈美さんがそれぞれあいさつし「また5年後に会いましょう」と呼び掛けた。
閉会式後のアトラクションでは海外のエイサー団体演舞も含め総勢1100人が出演し、琉球の創作劇を繰り広げると、目頭を押さえる海外県系人が目立った。
その後の島唄ライブで会場は熱狂。フィナーレのカチャーシーでは海外・国内参加者と県民が入り乱れ、ウチナーンチュの「熱い魂」を感じ合った。
閉会式のあいさつの中で、大会実行委会長の仲井真知事は、5年後の2016年に、次回の6回大会を開催することを明言した。
琉球新報

花火のように多くの場所から数々の金色のテープが打ち上げられると、両手を挙げ歓喜する参加者たち
=16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇(又吉康秀撮影)
海外・国内の県系人が結集する5年に1度の祭典、第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)は16日夜、沖縄セルラースタジアム那覇で、県系人・県民延べ約3万1千人(主催者発表)が参加し、盛大に閉会式・グランドフィナーレが催された。
琉球の創作劇や島唄などを繰り広げ、最後は参加者全員が入り交じってカチャーシーを踊り、熱気が冷めやまぬ中、4日間の日程に幕を下ろした。大会閉幕後も、抱き合う人、思いがあふれ涙する人の姿が多く見られ、感動に包まれた。
海外・国内の県系人と県民の絆は深まり、ウチナーンチュとしての「誇り」を共感、今後のさらなる交流や再会を誓い合った。
閉会式で、読谷高1年の上原秀征君と、向陽高2年の玉元七海さんは「どこへ行こうと時がたとうと私たちは常にウチナーンチュ。世界一大きくて固い絆で結ばれている」と大会メッセージを読み上げた。
大会実行委会長の仲井真弘多知事はあいさつで「全21のイベントを通じ新たな絆が生まれ、次世代を担う若者へ継承すべき内容がはっきり見えつつある」などと大会の成果を強調した。
このほか海外参加者を代表しブラジル沖縄県人会の与那嶺真次会長、次世代代表のグラムコウ樹さん(米国)、大会若者事務局長の玉元三奈美さんがそれぞれあいさつし「また5年後に会いましょう」と呼び掛けた。
閉会式後のアトラクションでは海外のエイサー団体演舞も含め総勢1100人が出演し、琉球の創作劇を繰り広げると、目頭を押さえる海外県系人が目立った。
その後の島唄ライブで会場は熱狂。フィナーレのカチャーシーでは海外・国内参加者と県民が入り乱れ、ウチナーンチュの「熱い魂」を感じ合った。
閉会式のあいさつの中で、大会実行委会長の仲井真知事は、5年後の2016年に、次回の6回大会を開催することを明言した。
琉球新報
来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に(OKINAWA)
来年度から千人規模 復帰40年「記念事業」に
仲井真弘多知事は16日、第5回世界のウチナーンチュ大会閉幕後、海外県系人子弟と県内若者の交換留学など、ウチナーンチュネットワークを担う次世代の人材育成のために大型基金を創設することを発表した。
県の素案によると、基金は県が先頭に立ち、県民、海外県系人を含めた「オールオキナワ」で寄付を募る。
沖縄からの派遣と県系子弟受け入れを合わせ年間千人規模の、留学、研修、ホームステイなどに使う。
沖縄の日本復帰40年を迎える来年に「記念事業」と位置付け来年度スタートを目指す。
県が先頭に立ち、県内41市町村、企業・団体、140万県民、海外・国内県人会、ウチナー民間大使、海外県系人などの関係者に呼び掛け、幅広い枠組みで募金に取り組む。「沖縄関係者みんなで次世代の人材を育てる」という理念に基づいている。
仲井真知事は書面で発表した「知事コメント」で「人材育成にかかわる『万国津梁(しんりょう)基金』(仮称)の創設に向け、先陣を切って取り組んでいきたい」と表明。基金制度に関連し「この大会で生まれ続ける『新たな絆』が『時空と空間』を超えて脈々と次世代へ受け継がれるよう取り組んでいきたい。若い人の意識が大会を通じて拡大し、今後のネットワークの継承について道筋が見える大会だった」と今大会の意義も強調した。
大会で、海外県人会やウチナー民間大使が「ウチナーネットワークを担う人材育成について」をテーマに掲げ、15日に開いた「ワールドウチナーシンポジウム」で、交換留学の実施など人材育成に役立てる「万国津梁基金」制度の設立を県に提言していた。(新垣毅)
琉球新報
仲井真弘多知事は16日、第5回世界のウチナーンチュ大会閉幕後、海外県系人子弟と県内若者の交換留学など、ウチナーンチュネットワークを担う次世代の人材育成のために大型基金を創設することを発表した。
県の素案によると、基金は県が先頭に立ち、県民、海外県系人を含めた「オールオキナワ」で寄付を募る。
沖縄からの派遣と県系子弟受け入れを合わせ年間千人規模の、留学、研修、ホームステイなどに使う。
沖縄の日本復帰40年を迎える来年に「記念事業」と位置付け来年度スタートを目指す。
県が先頭に立ち、県内41市町村、企業・団体、140万県民、海外・国内県人会、ウチナー民間大使、海外県系人などの関係者に呼び掛け、幅広い枠組みで募金に取り組む。「沖縄関係者みんなで次世代の人材を育てる」という理念に基づいている。
仲井真知事は書面で発表した「知事コメント」で「人材育成にかかわる『万国津梁(しんりょう)基金』(仮称)の創設に向け、先陣を切って取り組んでいきたい」と表明。基金制度に関連し「この大会で生まれ続ける『新たな絆』が『時空と空間』を超えて脈々と次世代へ受け継がれるよう取り組んでいきたい。若い人の意識が大会を通じて拡大し、今後のネットワークの継承について道筋が見える大会だった」と今大会の意義も強調した。
大会で、海外県人会やウチナー民間大使が「ウチナーネットワークを担う人材育成について」をテーマに掲げ、15日に開いた「ワールドウチナーシンポジウム」で、交換留学の実施など人材育成に役立てる「万国津梁基金」制度の設立を県に提言していた。(新垣毅)
琉球新報
人材育成・交流促進で県が基金設立へ(OKINAWA)
人材育成・交流促進で県が基金設立へ

フロアから移住地の県人会の現状などが報告されたワールドウチナーシンポジウム=15日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター会議棟B(古謝克公撮影)
県は世界のウチナーンチュの次世代ネットワーク交流を促進する「万国津梁基金(仮)」制度を設立することが15日、分かった。
仲井真弘多知事が、第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)最終日に発表する方向で最終調整している。
閉会式とグランドフィナーレは16日午後5時から、那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、5日間の祭典が閉幕する。
大会4日目の15日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれたワールドウチナーシンポジウムで、世界各地の県人会長や民間大使らが、上原良幸副知事に100億円規模の基金設立を提言。上原副知事は「強い要請があったことを知事に伝える。経済が停滞している今こそ、沖縄は交流と共生の政策を高く掲げなければならない」と応えた。
参加者を代表して提言書を読み上げたニューヨーク県人会のてい子与那覇トゥーシー会長は「世界のウチナーンチュは文化やビジネス、学術など幅広い分野で交流を促進し、若き次世代のウチナーンチュを県内・海外のコミュニティーで継続的に育てていくよう努力する」と宣言。
県内の産学官分野と世界のウチナーンチュが団結して基金を創設することや、交換留学、県費留学、ジュニアスタディーツアー事業の拡充を求めた。
ウチナーシンポでは20~50年の長期的視野で、県内の産学官や県民、海外の県人会、民間大使など世界中のネットワークを活用して、人材を育成する必要があると一致した。
15日は、多くの市町村で歓迎会が開かれるなど、多彩なイベントがあった。
沖縄タイムス

フロアから移住地の県人会の現状などが報告されたワールドウチナーシンポジウム=15日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター会議棟B(古謝克公撮影)
県は世界のウチナーンチュの次世代ネットワーク交流を促進する「万国津梁基金(仮)」制度を設立することが15日、分かった。
仲井真弘多知事が、第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)最終日に発表する方向で最終調整している。
閉会式とグランドフィナーレは16日午後5時から、那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、5日間の祭典が閉幕する。
大会4日目の15日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれたワールドウチナーシンポジウムで、世界各地の県人会長や民間大使らが、上原良幸副知事に100億円規模の基金設立を提言。上原副知事は「強い要請があったことを知事に伝える。経済が停滞している今こそ、沖縄は交流と共生の政策を高く掲げなければならない」と応えた。
参加者を代表して提言書を読み上げたニューヨーク県人会のてい子与那覇トゥーシー会長は「世界のウチナーンチュは文化やビジネス、学術など幅広い分野で交流を促進し、若き次世代のウチナーンチュを県内・海外のコミュニティーで継続的に育てていくよう努力する」と宣言。
県内の産学官分野と世界のウチナーンチュが団結して基金を創設することや、交換留学、県費留学、ジュニアスタディーツアー事業の拡充を求めた。
ウチナーシンポでは20~50年の長期的視野で、県内の産学官や県民、海外の県人会、民間大使など世界中のネットワークを活用して、人材を育成する必要があると一致した。
15日は、多くの市町村で歓迎会が開かれるなど、多彩なイベントがあった。
沖縄タイムス
海洋資源へ重心シフトを (沖縄)
海洋資源へ重心シフトを 葉恭平博士が提言、沖縄からの発信大切

葉恭平博士
米フェルミ国立加速器研究所の上席研究員で沖縄大学院大学設置検討委員会顧問を務めた物理学者の葉恭平博士が14日までに本紙インタビューに応じた。
県内のエネルギー関連事業について「ITや科学技術など多分野で国際化が形成されつつある中、今後一番重要になるのはエネルギー問題だ。太陽光、風力、バイオマスに重心をシフトした方が良い」と指摘。地理的優位性がある海洋資源を生かした可能性にも期待を示した。
葉氏は今後の世界的な動きとして、化石エネルギーの枯渇を見据え、「再生可能な自然エネルギーの時代」と予測する。世界全体の風力発電容量は2010年で約198ギガワットとし、09年比25・0%の伸びがあったと強調。米国もこの5年間で5倍に増えたとした。情報関連や食品関連企業では消費電力の8割以上を自社発電で賄う企業が増えているという。一方で日本国内の風力発電容量は増加傾向にあるが、3ギガワットにとどまっているとし「原発に頼る意識が強かったと思う」と述べた。
その上で「50年までには、年間発電量の5割を再生可能な自然エネルギーで賄える国がスウェーデンなど欧州を中心に多く出てくる可能性がある。自然に恵まれた沖縄から風力やバイオマス、海洋資源など新エネの取り組みを発信し、国内に広げていくことも大切だ」と話した。
さらに原発自体の転換にも言及。現在のウラン使用ではなく、燃焼しても兵器として再利用されるプルトニウムの発生がほとんどないトリウムを活用した溶融塩発電所のメリットを説明。「原発研究の大きな課題である核兵器拡散と放射性廃棄物について危険性や不安を取り除けるものだ」と話した。
葉氏は台湾出身。旧キングスクール(宜野湾市)で中学、高校を卒業した。1995年に新素粒子「トップクォーク」を発見したフェルミ研究所グループの中心メンバー。今回は新ウチナー大使として第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するために来県。10月初旬、京都で開催された科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムでも、エネルギー問題についてスピーチした。
琉球新報

葉恭平博士
米フェルミ国立加速器研究所の上席研究員で沖縄大学院大学設置検討委員会顧問を務めた物理学者の葉恭平博士が14日までに本紙インタビューに応じた。
県内のエネルギー関連事業について「ITや科学技術など多分野で国際化が形成されつつある中、今後一番重要になるのはエネルギー問題だ。太陽光、風力、バイオマスに重心をシフトした方が良い」と指摘。地理的優位性がある海洋資源を生かした可能性にも期待を示した。
葉氏は今後の世界的な動きとして、化石エネルギーの枯渇を見据え、「再生可能な自然エネルギーの時代」と予測する。世界全体の風力発電容量は2010年で約198ギガワットとし、09年比25・0%の伸びがあったと強調。米国もこの5年間で5倍に増えたとした。情報関連や食品関連企業では消費電力の8割以上を自社発電で賄う企業が増えているという。一方で日本国内の風力発電容量は増加傾向にあるが、3ギガワットにとどまっているとし「原発に頼る意識が強かったと思う」と述べた。
その上で「50年までには、年間発電量の5割を再生可能な自然エネルギーで賄える国がスウェーデンなど欧州を中心に多く出てくる可能性がある。自然に恵まれた沖縄から風力やバイオマス、海洋資源など新エネの取り組みを発信し、国内に広げていくことも大切だ」と話した。
さらに原発自体の転換にも言及。現在のウラン使用ではなく、燃焼しても兵器として再利用されるプルトニウムの発生がほとんどないトリウムを活用した溶融塩発電所のメリットを説明。「原発研究の大きな課題である核兵器拡散と放射性廃棄物について危険性や不安を取り除けるものだ」と話した。
葉氏は台湾出身。旧キングスクール(宜野湾市)で中学、高校を卒業した。1995年に新素粒子「トップクォーク」を発見したフェルミ研究所グループの中心メンバー。今回は新ウチナー大使として第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するために来県。10月初旬、京都で開催された科学技術と人類の未来に関する国際フォーラムでも、エネルギー問題についてスピーチした。
琉球新報
沖縄文化協会賞 北村、仲原、粟国氏に(沖縄)
沖縄文化協会賞 北村、仲原、粟国氏に

(左から)北村毅氏、仲原穣氏、粟国恭子氏
【東京】
沖縄学の研究者を対象にした第33回沖縄文化協会賞が15日、新宿区の早稲田大学で発表された。
比嘉春潮賞に早稲田大学客員准教授の北村毅氏(38)=東京都、仲原善忠賞に琉球大学、沖縄国際大学などで非常勤講師を務める仲原穣氏(41)=久米島出身、金城朝永賞に沖縄国際大学非常勤講師の粟国恭子氏(48)=宮古島出身=が選ばれた。授賞式は11月19日午後1時から早大・大隈会館で開かれる。
北村氏は沖縄戦後思想史をテーマにした研究、仲原氏は琉球文学・琉球方言をテーマにした研究、粟国氏は金属工芸を中心にした物質文化、芸能文化の研究がそれぞれ評価された。
北村氏は「今後は沖縄戦による精神的な損失に取り組みたい」、仲原氏は「記録中心のこれまでの研究を発展させ、消えつつある方言を現代の財産として残せるような研究につなげたい」、粟国氏は「近代以降失われた琉球の金属工芸品作りが受け継がれるよう、活動を続けたい」と述べた。
沖縄文化協会は、沖縄研究の持続的発展のため、基金への協力を呼び掛けている。問い合わせは同事務局
(電話)098(882)5043。
琉球新報

(左から)北村毅氏、仲原穣氏、粟国恭子氏
【東京】
沖縄学の研究者を対象にした第33回沖縄文化協会賞が15日、新宿区の早稲田大学で発表された。
比嘉春潮賞に早稲田大学客員准教授の北村毅氏(38)=東京都、仲原善忠賞に琉球大学、沖縄国際大学などで非常勤講師を務める仲原穣氏(41)=久米島出身、金城朝永賞に沖縄国際大学非常勤講師の粟国恭子氏(48)=宮古島出身=が選ばれた。授賞式は11月19日午後1時から早大・大隈会館で開かれる。
北村氏は沖縄戦後思想史をテーマにした研究、仲原氏は琉球文学・琉球方言をテーマにした研究、粟国氏は金属工芸を中心にした物質文化、芸能文化の研究がそれぞれ評価された。
北村氏は「今後は沖縄戦による精神的な損失に取り組みたい」、仲原氏は「記録中心のこれまでの研究を発展させ、消えつつある方言を現代の財産として残せるような研究につなげたい」、粟国氏は「近代以降失われた琉球の金属工芸品作りが受け継がれるよう、活動を続けたい」と述べた。
沖縄文化協会は、沖縄研究の持続的発展のため、基金への協力を呼び掛けている。問い合わせは同事務局
(電話)098(882)5043。
琉球新報
目指せ!三線クラフトマン(沖縄)
目指せ!三線クラフトマン

宮城さん(右)の指導を受けながら三線制作に取り組むオコーナーさん=浦添市内
【浦添】
世界のウチナーンチュ大会に合わせ、沖縄を訪れている米国出身の県系2世ケネス・アンドレー・オコーナーさん(39)が浦添市内の三線工房で三線制作を勉強している。米国で三線を作る人が少ないことから「自分で作ることができれば、もっと多くの人が沖縄音楽を楽しめるのではないか」と考え、三線職人の門戸をたたいた。(下里潤)
オコーナーさんが三線に出会ったのは7年前の来沖時。心を和ませる音色に魅せられ、三線を持ち帰った。しかし、周囲に演奏する人は少なく、「どうしたら三線を広められるか」考えたという。
今回のウチナーンチュ大会を機会に三線制作に取り組むことを決意。市内で三線制作を行っている宮城實さん(71)を訪ね、猛勉強している。習ったことを忘れないようにと制作過程をビデオ撮影。角材に図面を引いたり、ヤスリで削ったりなど作業に汗を流す。
楽器作りは初めてというオコーナーさんは「細かい作業が難しいが、とても興奮している」と笑顔。帰国後は趣味の一環として三線作りを続ける予定で「年に数丁は作り、5年後にまた戻ってきて技術を向上させたい」と意気込む。宮城さんも「筋が良く、教えがいがある。アメリカで三線を広めていくのは素晴らしいこと」と目を細めた。
沖縄タイムス

宮城さん(右)の指導を受けながら三線制作に取り組むオコーナーさん=浦添市内
【浦添】
世界のウチナーンチュ大会に合わせ、沖縄を訪れている米国出身の県系2世ケネス・アンドレー・オコーナーさん(39)が浦添市内の三線工房で三線制作を勉強している。米国で三線を作る人が少ないことから「自分で作ることができれば、もっと多くの人が沖縄音楽を楽しめるのではないか」と考え、三線職人の門戸をたたいた。(下里潤)
オコーナーさんが三線に出会ったのは7年前の来沖時。心を和ませる音色に魅せられ、三線を持ち帰った。しかし、周囲に演奏する人は少なく、「どうしたら三線を広められるか」考えたという。
今回のウチナーンチュ大会を機会に三線制作に取り組むことを決意。市内で三線制作を行っている宮城實さん(71)を訪ね、猛勉強している。習ったことを忘れないようにと制作過程をビデオ撮影。角材に図面を引いたり、ヤスリで削ったりなど作業に汗を流す。
楽器作りは初めてというオコーナーさんは「細かい作業が難しいが、とても興奮している」と笑顔。帰国後は趣味の一環として三線作りを続ける予定で「年に数丁は作り、5年後にまた戻ってきて技術を向上させたい」と意気込む。宮城さんも「筋が良く、教えがいがある。アメリカで三線を広めていくのは素晴らしいこと」と目を細めた。
沖縄タイムス
おれはジャマイカ流 ダンサー沖縄に凱旋(沖縄)
おれはジャマイカ流 ダンサー沖縄に凱旋

躍動感のあるダンスで、会場を沸かせたI―VANさん=14日、沖縄セルラースタジアム那覇
宜野湾市出身のI―VAN(アイバン)さん=本名・當山勝平さん(27)=は、ジャマイカを拠点にして世界をまたに掛けるダンサーだ。現地の菓子「バナナチップス」をテーマに創作したダンスがあっという間に広まり、地域の子どもなら誰でも踊れる。1年の半分は世界ツアーに出るタフガイは、正真正銘の国際ウチナーンチュだ。(平島夏実)
當山さんは20歳の時、「みんなが米国に行くなら自分はジャマイカだ」とポーク缶を持って単身移住した。乗ってきた飛行機を追うように、1週間にわたって停電と断水をもたらした巨大台風「アイバン」も到着。空港では、居合わせた見知らぬ人たちから「お前が連れてきたんだな」とジャマイカ流に歓迎された。そのことが忘れられず、以来「アイバン」と名乗っている。
ジャマイカでは、貧民街でその日暮らしをする人々が「辺りに何かを散らかすように」踊る姿に衝撃を受けた。今まで聴くだけだったレゲエが「嘆きを歌って踊る」音楽だったと知り、ほれ込んだ。
手ほどきをしてくれたのは30代のボーグルという男性。出会って半年後、銃で撃たれて急死してしまったが「ボーグルにダンスを習った」と話すたび周囲の目の色が変わった。彼がレゲエダンス界のスターであり、かつギャング組織のボスであったと知らされ震えた。「命懸けで踊っていたんだ…。これからは、おれがレゲエを教える」
現地では、強盗に3回遭った。毎晩のように銃声も聞こえるが「おかげで人間的に成長する。めちゃくちゃ面白いっすよ」と物ともせずに笑い飛ばす。「沖縄が好きだから離れないっていう人がいるけど、離れてこそもっと好きになると思うんですよ」
第5回世界のウチナーンチュ大会の音楽ステージで、本場仕込みのダンスを圧倒的な躍動感で披露した。「自分のおじい、おばあも見に来てくれたんです」と照れ笑い。「いろんなジャンルの、いろんな世代の人が楽しめる音楽をつくりたい。おじい、おばあも巻き込めるようなやつね」と目を輝かせた。
沖縄タイムス

躍動感のあるダンスで、会場を沸かせたI―VANさん=14日、沖縄セルラースタジアム那覇
宜野湾市出身のI―VAN(アイバン)さん=本名・當山勝平さん(27)=は、ジャマイカを拠点にして世界をまたに掛けるダンサーだ。現地の菓子「バナナチップス」をテーマに創作したダンスがあっという間に広まり、地域の子どもなら誰でも踊れる。1年の半分は世界ツアーに出るタフガイは、正真正銘の国際ウチナーンチュだ。(平島夏実)
當山さんは20歳の時、「みんなが米国に行くなら自分はジャマイカだ」とポーク缶を持って単身移住した。乗ってきた飛行機を追うように、1週間にわたって停電と断水をもたらした巨大台風「アイバン」も到着。空港では、居合わせた見知らぬ人たちから「お前が連れてきたんだな」とジャマイカ流に歓迎された。そのことが忘れられず、以来「アイバン」と名乗っている。
ジャマイカでは、貧民街でその日暮らしをする人々が「辺りに何かを散らかすように」踊る姿に衝撃を受けた。今まで聴くだけだったレゲエが「嘆きを歌って踊る」音楽だったと知り、ほれ込んだ。
手ほどきをしてくれたのは30代のボーグルという男性。出会って半年後、銃で撃たれて急死してしまったが「ボーグルにダンスを習った」と話すたび周囲の目の色が変わった。彼がレゲエダンス界のスターであり、かつギャング組織のボスであったと知らされ震えた。「命懸けで踊っていたんだ…。これからは、おれがレゲエを教える」
現地では、強盗に3回遭った。毎晩のように銃声も聞こえるが「おかげで人間的に成長する。めちゃくちゃ面白いっすよ」と物ともせずに笑い飛ばす。「沖縄が好きだから離れないっていう人がいるけど、離れてこそもっと好きになると思うんですよ」
第5回世界のウチナーンチュ大会の音楽ステージで、本場仕込みのダンスを圧倒的な躍動感で披露した。「自分のおじい、おばあも見に来てくれたんです」と照れ笑い。「いろんなジャンルの、いろんな世代の人が楽しめる音楽をつくりたい。おじい、おばあも巻き込めるようなやつね」と目を輝かせた。
沖縄タイムス
福島から世界エイサー参加 「IBUKI」(沖縄)
福島から世界エイサー参加 「IBUKI」

本番に気合を入れる「IBUKI」のメンバー=15日、那覇市の奥武山運動公園
福島県南会津の創作エイサー舞踊団「IBUKI」の団員12人が世界エイサー大会2011のグランプリ部門参加のため、大会初日の15日午前、沖縄入りした。雨天による大会順延のため、出番も16日に延びたが、「福島は元気だということを世界各国から集まった人に伝えたい」と心を一つにして気合を入れている。
IBUKIは、福島県で演劇活動をしている小学5年生から高校生が主体。東日本大震災後、団長の下村一裕さん(40)が「被災地の復興と子どもたちの笑顔へつながるように」と呼び掛け、9月に結成。土日を利用して練習を重ねた。
沖縄入りした15日は、午前2時に車で南会津を出発し、空路で那覇に着いたのは同9時。眠気をこらえ会場の奥武山総合運動公園に直行し、雨の中で本番前の練習に臨んだ。
うるま市出身で同団を指導する松堂義史さん(22)は「思い切って踊れば、自然にみんなの息は重なる」と呼吸の大切さを強調。「福島は元気だぞという姿をみせ、風評被害を打ち消そう」と団員を激励した。
高校2年生の星詩織さん(16)は、修学旅行を辞退して大会に参加。修学旅行先が沖縄ということもあり、会場で同級生との再会を楽しみにしている。
星さんは「福島の笑顔とパワーを届ける決意がある。同級生も同じ思いで応援してくれている。思いっ切り踊って、最後は笑顔で舞台に立っていたい」と息を弾ませた。
沖縄タイムス

本番に気合を入れる「IBUKI」のメンバー=15日、那覇市の奥武山運動公園
福島県南会津の創作エイサー舞踊団「IBUKI」の団員12人が世界エイサー大会2011のグランプリ部門参加のため、大会初日の15日午前、沖縄入りした。雨天による大会順延のため、出番も16日に延びたが、「福島は元気だということを世界各国から集まった人に伝えたい」と心を一つにして気合を入れている。
IBUKIは、福島県で演劇活動をしている小学5年生から高校生が主体。東日本大震災後、団長の下村一裕さん(40)が「被災地の復興と子どもたちの笑顔へつながるように」と呼び掛け、9月に結成。土日を利用して練習を重ねた。
沖縄入りした15日は、午前2時に車で南会津を出発し、空路で那覇に着いたのは同9時。眠気をこらえ会場の奥武山総合運動公園に直行し、雨の中で本番前の練習に臨んだ。
うるま市出身で同団を指導する松堂義史さん(22)は「思い切って踊れば、自然にみんなの息は重なる」と呼吸の大切さを強調。「福島は元気だぞという姿をみせ、風評被害を打ち消そう」と団員を激励した。
高校2年生の星詩織さん(16)は、修学旅行を辞退して大会に参加。修学旅行先が沖縄ということもあり、会場で同級生との再会を楽しみにしている。
星さんは「福島の笑顔とパワーを届ける決意がある。同級生も同じ思いで応援してくれている。思いっ切り踊って、最後は笑顔で舞台に立っていたい」と息を弾ませた。
沖縄タイムス
2011-10-14
世界の味に行列、あふれる活気 (OKINAWA)
ワールドバザール 世界の味に行列、あふれる活気

世界の料理や物産が販売され、小雨が降る中でもにぎわうワールドバザール=13日午後1時ごろ、
那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇
沖縄セルラースタジアム那覇の敷地内で13日、ワールドバザールが始まった。
世界各地の味が楽しめる出店や、文化体験ワークショップなど62ブースが出店。小雨の中、行列ができる人気店も。
世界各国の味に舌鼓を打ちながら物産店で土産物を買い求め、満足そうだった。バザールは16日まで。午前10時~午後9時まで開催している。
お土産を探していたブラジル出身の男性は「沖縄に来ることができなかった親戚のために、風呂敷やシーサーを買った」と話した。
沖縄そば屋にいたハワイ在住の県系1世、山崎鶴子さん(64)は「沖縄そばはハワイではあまり食べられない。食べるのは久しぶりで、本当においしい」と感激していた。那覇市内から家族5人で訪れた安里亜希子さん(44)は「中南米の食べ物が大好きだが、沖縄ではあまり食べられない。ほかの国の料理も挑戦したい」と笑顔で話した。
琉球新報

世界の料理や物産が販売され、小雨が降る中でもにぎわうワールドバザール=13日午後1時ごろ、
那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇
沖縄セルラースタジアム那覇の敷地内で13日、ワールドバザールが始まった。
世界各地の味が楽しめる出店や、文化体験ワークショップなど62ブースが出店。小雨の中、行列ができる人気店も。
世界各国の味に舌鼓を打ちながら物産店で土産物を買い求め、満足そうだった。バザールは16日まで。午前10時~午後9時まで開催している。
お土産を探していたブラジル出身の男性は「沖縄に来ることができなかった親戚のために、風呂敷やシーサーを買った」と話した。
沖縄そば屋にいたハワイ在住の県系1世、山崎鶴子さん(64)は「沖縄そばはハワイではあまり食べられない。食べるのは久しぶりで、本当においしい」と感激していた。那覇市内から家族5人で訪れた安里亜希子さん(44)は「中南米の食べ物が大好きだが、沖縄ではあまり食べられない。ほかの国の料理も挑戦したい」と笑顔で話した。
琉球新報
2万人、歓喜の再会 (OKNAWA)
世界のウチナーンチュ大会 2万人、
歓喜の再会 世界のウチナーンチュ大会開幕

開会式で各国を紹介するアナウンスに笑顔で応えるアルゼンチンの県系人たち=13日午後5時すぎ、
那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇(花城太撮影)
海外23カ国2地域の県系人が集う第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)は13日夕、沖縄セルラースタジアム那覇で開会式が開かれ、約2万人(主催者発表)が参加、県民と県系人が絆を深める4日間の日程の幕を開けた。
世界を翔(か)けた先人たちの壮大な気概を継承、発展させようと、16日まで多彩なイベントを繰り広げる。沖縄の伝統芸能や音楽、武道などを通し触れ合う。世代交代が進む中、ウチナーンチュのアイデンティティーやネットワークをどう受け継ぎ、促進するか活発に意見を交わす。
海外からの参加者は過去最多の5200人。国内を含めると6千人を超える。イベントは沖縄セルラースタジアム那覇を主会場にチャンプルー交流祭を連日開催。宜野湾市の沖縄コンベンションセンターではワールドウチナーシンポジウムなどが開かれる。
開会式には米ハワイ州知事やボリビアの駐日特命全権大使ら海外から多くの来賓も出席した。海外の県人会長や功労者、若者世代のネットワークを担う次世代の代表、ウチナー民間大使の新メンバーが紹介された。
仲井真弘多知事は「皆さんは沖縄県民の宝、そして誇りだ。困難な移民の時代、戦前戦中戦後を通し、苦難の道を歩んできた。それぞれの国から薫り高い風を持ってきていただき、感謝する。4日間のイベントを十分楽しんでほしい」と述べた。大会は1990年に始まり今回で5回目。今回のキャッチフレーズは「ちゅら島の魂響け未来まで」。
琉球新報
歓喜の再会 世界のウチナーンチュ大会開幕

開会式で各国を紹介するアナウンスに笑顔で応えるアルゼンチンの県系人たち=13日午後5時すぎ、
那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇(花城太撮影)
海外23カ国2地域の県系人が集う第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)は13日夕、沖縄セルラースタジアム那覇で開会式が開かれ、約2万人(主催者発表)が参加、県民と県系人が絆を深める4日間の日程の幕を開けた。
世界を翔(か)けた先人たちの壮大な気概を継承、発展させようと、16日まで多彩なイベントを繰り広げる。沖縄の伝統芸能や音楽、武道などを通し触れ合う。世代交代が進む中、ウチナーンチュのアイデンティティーやネットワークをどう受け継ぎ、促進するか活発に意見を交わす。
海外からの参加者は過去最多の5200人。国内を含めると6千人を超える。イベントは沖縄セルラースタジアム那覇を主会場にチャンプルー交流祭を連日開催。宜野湾市の沖縄コンベンションセンターではワールドウチナーシンポジウムなどが開かれる。
開会式には米ハワイ州知事やボリビアの駐日特命全権大使ら海外から多くの来賓も出席した。海外の県人会長や功労者、若者世代のネットワークを担う次世代の代表、ウチナー民間大使の新メンバーが紹介された。
仲井真弘多知事は「皆さんは沖縄県民の宝、そして誇りだ。困難な移民の時代、戦前戦中戦後を通し、苦難の道を歩んできた。それぞれの国から薫り高い風を持ってきていただき、感謝する。4日間のイベントを十分楽しんでほしい」と述べた。大会は1990年に始まり今回で5回目。今回のキャッチフレーズは「ちゅら島の魂響け未来まで」。
琉球新報
世界のウチナーンチュ大会が開幕(OKINAWA)
世界のウチナーンチュ大会が開幕

エイサーの演舞に合わせてカチャーシーを踊るハワイからの参加者ら=沖縄セルラースタジアム那覇(田嶋正雄撮影)
「ちゅら島の 魂響け 未来まで」をキャッチフレーズに、第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)の開会式が13日、那覇市奥武山の沖縄セルタースタジアム那覇で開幕した。海外参加者ら約2万人が会場を埋め、各国の名前を連呼して旗を振り合ったり、ウエーブするなどウチナーンチュの祭典は最高潮に達した。
今大会は「次世代への継承」がテーマとなっており、若い世代の取り組みにも注目が集まっている。14歳のnatchy(なっちぃ)がテーマソング「ニライの彼方」を歌って幕開け。
大会実行委員会長の仲井真弘多知事は「みなさんがそれぞれの国から薫り高い文化の味と風を持ってきてくれたことに心から感謝します」とあいさつした。
海外の県人会長や功労者、次世代代表が紹介されたほか、古謝美佐子さんがスペシャルライブを行った。
16日の最終日まで、ワールドウチナーシンポジウムやグローバル次世代プロジェクトで意見交換するほか、芸能やスポーツ、経済など多彩なイベントが繰り広げられる。
沖縄タイムス

エイサーの演舞に合わせてカチャーシーを踊るハワイからの参加者ら=沖縄セルラースタジアム那覇(田嶋正雄撮影)
「ちゅら島の 魂響け 未来まで」をキャッチフレーズに、第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)の開会式が13日、那覇市奥武山の沖縄セルタースタジアム那覇で開幕した。海外参加者ら約2万人が会場を埋め、各国の名前を連呼して旗を振り合ったり、ウエーブするなどウチナーンチュの祭典は最高潮に達した。
今大会は「次世代への継承」がテーマとなっており、若い世代の取り組みにも注目が集まっている。14歳のnatchy(なっちぃ)がテーマソング「ニライの彼方」を歌って幕開け。
大会実行委員会長の仲井真弘多知事は「みなさんがそれぞれの国から薫り高い文化の味と風を持ってきてくれたことに心から感謝します」とあいさつした。
海外の県人会長や功労者、次世代代表が紹介されたほか、古謝美佐子さんがスペシャルライブを行った。
16日の最終日まで、ワールドウチナーシンポジウムやグローバル次世代プロジェクトで意見交換するほか、芸能やスポーツ、経済など多彩なイベントが繰り広げられる。
沖縄タイムス
「複雑な感情」氷解 沖縄のきょうだいと交流(OKINAWA)
「複雑な感情」氷解 沖縄のきょうだいと交流

沿道の人たちとタッチするルーシー・マツダさん
=那覇市安里
今回、初参加となった南太平洋の仏領ニューカレドニアの沖縄日系人会(イヴァン・オブリー会長)。メンバーの一人、2世のルーシー・マツダさん(72)は、亡き父に抱いていた「複雑な感情」を乗り越え、晴れやかな表情を浮かべて1マイル(1・6キロ)を進んだ。
名護市屋我地出身の父松田幸三郎さんは1910年、ニューカレドニアに渡り、鉱山労働や雑貨店経営に従事。現地の女性と結婚し、1男3女をもうけたが、太平洋戦争が始まると「敵性外国人」とみなされ、土地も店も奪われた上、オーストラリアの収容所を経て日本へ強制送還された。
残された家族の生活はとても苦しく、働く母に代わって当時7歳の姉がルーシーさんや生後間もない妹を世話した。幸三郎さんは30年前に他界。二度と会うことはなかった。
ニューカレドニアでは、戦争によって国を追放された出稼ぎ移民の祖父や父に「捨てられた」と思う日系2、3世は少なくない。ルシーさん自身、沖縄で再婚し5人の子どもに恵まれた幸三郎さんを「恨めしいと思った」と明かす。
転機は2007年、ニューカレドニアを訪れた沖縄の妹に会ってからだ。さらに初来沖し、離れていたきょうだいたちに「家族」として受け入れられ、墓参りをするうち、氷が解けるように、つらい記憶が和らいでいった。
来年7月、移民120周年を迎えるニューカレドニアには日系人の記念碑が建立される。その碑を設計するのは、那覇市の構造設計1級建築士、松田幸吉さん(57)。“自慢の弟”だ。
沖縄のきょうだいとはメールなどで連絡を取り合ってきた。「過去にはいろいろあったけど、気持ちを通わせることができて、すごく幸せです」(新垣綾子)
沖縄タイムス

沿道の人たちとタッチするルーシー・マツダさん
=那覇市安里
今回、初参加となった南太平洋の仏領ニューカレドニアの沖縄日系人会(イヴァン・オブリー会長)。メンバーの一人、2世のルーシー・マツダさん(72)は、亡き父に抱いていた「複雑な感情」を乗り越え、晴れやかな表情を浮かべて1マイル(1・6キロ)を進んだ。
名護市屋我地出身の父松田幸三郎さんは1910年、ニューカレドニアに渡り、鉱山労働や雑貨店経営に従事。現地の女性と結婚し、1男3女をもうけたが、太平洋戦争が始まると「敵性外国人」とみなされ、土地も店も奪われた上、オーストラリアの収容所を経て日本へ強制送還された。
残された家族の生活はとても苦しく、働く母に代わって当時7歳の姉がルーシーさんや生後間もない妹を世話した。幸三郎さんは30年前に他界。二度と会うことはなかった。
ニューカレドニアでは、戦争によって国を追放された出稼ぎ移民の祖父や父に「捨てられた」と思う日系2、3世は少なくない。ルシーさん自身、沖縄で再婚し5人の子どもに恵まれた幸三郎さんを「恨めしいと思った」と明かす。
転機は2007年、ニューカレドニアを訪れた沖縄の妹に会ってからだ。さらに初来沖し、離れていたきょうだいたちに「家族」として受け入れられ、墓参りをするうち、氷が解けるように、つらい記憶が和らいでいった。
来年7月、移民120周年を迎えるニューカレドニアには日系人の記念碑が建立される。その碑を設計するのは、那覇市の構造設計1級建築士、松田幸吉さん(57)。“自慢の弟”だ。
沖縄のきょうだいとはメールなどで連絡を取り合ってきた。「過去にはいろいろあったけど、気持ちを通わせることができて、すごく幸せです」(新垣綾子)
沖縄タイムス
民泊シーズン始まる(宮古島・沖縄)
民泊シーズン始まる
/さるかの会今年は9600人受け入れへ

民泊する農家と対面し荷物を運ぶ生徒たち
=13日、城辺農村環境改善センター
本土高校の修学旅行シーズンを迎え、さるかの会の農家民泊事業が本格化している。
13日は3校目の大阪府立東百舌鳥高校の2年生333人が来島、約70軒の農家が受け入れた。今年4月から来年3月末まで受け入れる生徒数は過去最高の9600人になる。
同校の生徒たちは午後4時ごろ城辺農村環境改善センターに到着し、入島式に参加。ここで受け入れ農家と対面して自己紹介した。
奥河圭一教頭は「大阪にはない自然、人情を宮古島で体験できる。民泊体験ができるのは一生の中で高校生のときぐらい」と民泊の意義を強調した。
入島式後、生徒たちは受け入れ農家宅に移動。島内観光に出掛けたり、郷土料理を一緒に作ったりしながら宮古島の歴史や文化、風習に触れた。
金谷真惟さんは野崎達男さん宅で民泊。「すごく楽しい。習いながら作ったゴーヤーチャンプルもとてもおいしかった。大阪では体験できないようなことがたくさんある。宮古島の良さを知り尽くしたい」と初日の感想を話した。
.宮古毎日新聞
/さるかの会今年は9600人受け入れへ

民泊する農家と対面し荷物を運ぶ生徒たち
=13日、城辺農村環境改善センター
本土高校の修学旅行シーズンを迎え、さるかの会の農家民泊事業が本格化している。
13日は3校目の大阪府立東百舌鳥高校の2年生333人が来島、約70軒の農家が受け入れた。今年4月から来年3月末まで受け入れる生徒数は過去最高の9600人になる。
同校の生徒たちは午後4時ごろ城辺農村環境改善センターに到着し、入島式に参加。ここで受け入れ農家と対面して自己紹介した。
奥河圭一教頭は「大阪にはない自然、人情を宮古島で体験できる。民泊体験ができるのは一生の中で高校生のときぐらい」と民泊の意義を強調した。
入島式後、生徒たちは受け入れ農家宅に移動。島内観光に出掛けたり、郷土料理を一緒に作ったりしながら宮古島の歴史や文化、風習に触れた。
金谷真惟さんは野崎達男さん宅で民泊。「すごく楽しい。習いながら作ったゴーヤーチャンプルもとてもおいしかった。大阪では体験できないようなことがたくさんある。宮古島の良さを知り尽くしたい」と初日の感想を話した。
.宮古毎日新聞
「人助けは私の使命」 (八重山・沖縄)
「人助けは私の使命」
前市長大濵氏、国頭村で医療に奮闘

【国頭】
前石垣市長で元県立八重山病院院長の大濵長照氏が、今月1日から医師として国頭村安田の村立東部へき地診療所で勤務している。
大濵氏は「医療の原点は離島・へき地医療。困っている地域を救い、人助けをすることは私の使命」と述べ、へき地医療に奮闘している。
「離島・へき地医療に強い関心があったので、離島の住民健診を全部やろうと思っていた」と話す大濵氏は、4期16年務めた石垣市長退任後、宮古島や伊良部島などで住民健診を引き受けていた。
昨年7月から、宮城馨国頭村長の熱心な誘いを受け、八重山病院時代に医師確保の困難さを知り尽くした大濵氏は「私も八重山の医療を守るため、全国を駆け巡って医師を探した。医師確保の難しさを知っていたし、宮城村長の誠意も十分に伝わった」と診療所医師を快諾。任期は1年ごとに更新する。
同診療所が担当する東部4地区には約600人が住んでおり、名護にある県立北部病院までは救急車で1時間以上かかる。大濵氏は「この地域は高齢者が多く、急に体調を崩す人もいる。海も近くおぼれる人や山道では交通事故も多発すると言われているので、診療所に常駐する医師が必要」と話す。
就任に大濵氏は「診療所にはまだまだ足りない器具などもあるので、救急医療に対応できる設備を整え、へき地医療の基盤作りをしっかりやっていきたい」と抱負。「国費留学で医学部に進学し、医療に携わってきたが、まだ責任を果たしたとは思っていない。今後もへき地医療のために貢献していきたい」と意気込みを語った。
八重山毎日新聞
前市長大濵氏、国頭村で医療に奮闘

【国頭】
前石垣市長で元県立八重山病院院長の大濵長照氏が、今月1日から医師として国頭村安田の村立東部へき地診療所で勤務している。
大濵氏は「医療の原点は離島・へき地医療。困っている地域を救い、人助けをすることは私の使命」と述べ、へき地医療に奮闘している。
「離島・へき地医療に強い関心があったので、離島の住民健診を全部やろうと思っていた」と話す大濵氏は、4期16年務めた石垣市長退任後、宮古島や伊良部島などで住民健診を引き受けていた。
昨年7月から、宮城馨国頭村長の熱心な誘いを受け、八重山病院時代に医師確保の困難さを知り尽くした大濵氏は「私も八重山の医療を守るため、全国を駆け巡って医師を探した。医師確保の難しさを知っていたし、宮城村長の誠意も十分に伝わった」と診療所医師を快諾。任期は1年ごとに更新する。
同診療所が担当する東部4地区には約600人が住んでおり、名護にある県立北部病院までは救急車で1時間以上かかる。大濵氏は「この地域は高齢者が多く、急に体調を崩す人もいる。海も近くおぼれる人や山道では交通事故も多発すると言われているので、診療所に常駐する医師が必要」と話す。
就任に大濵氏は「診療所にはまだまだ足りない器具などもあるので、救急医療に対応できる設備を整え、へき地医療の基盤作りをしっかりやっていきたい」と抱負。「国費留学で医学部に進学し、医療に携わってきたが、まだ責任を果たしたとは思っていない。今後もへき地医療のために貢献していきたい」と意気込みを語った。
八重山毎日新聞
五穀豊穣と無病息災を祈願 (八重山・沖縄)
五穀豊穣と無病息災を祈願
住民総出で小浜結願祭独特多彩な芸能を奉納

【小浜】
国の重要無形民俗文化財に指定されている小浜島の
三大行事の一つ、「結願祭」が12日、嘉保根御嶽で
盛大に開かれた。
結願祭は、これまでの1年間の豊作に感謝し、改めて来年の五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願うもの。会場では、地域住民や郷友、観光客らが奉納舞踊を見守り、北集落のミルク、南集落の福禄寿をはじめとした集落交互の芸能が次々と境内を彩った。
独特の芸能が披露される小浜の結願祭は、旧盆行事、種子取祭とともに国の重要無形民俗文化財として2007年に指定を受け、園児から小中高校生、一般など集落総出で行われる。
この日の結願祭は、北集落のミルク、南集落の福禄寿をそれぞれ先頭にした住民らが嘉保根御嶽に会し、午前9時ごろからそれぞれ座マール、太鼓や獅子、棒術を次々と奉納した。
続いて、午前11時ごろからは特設された舞台で、両集落が交互に舞踊を披露。厳かな「小浜節」や子どもたちによる「せんする節」など多岐にわたり、観衆から盛んに拍手を受けていた。
午後も、にぎやかな舞台が続き、狂言(シュンギン)で演じられた「タイラク」は、独特の振り付けと軽快な動きが見る人の笑いを誘っていた。
小浜公民館の新本光孝館長(69)は「先人が築いた文化に誇りを持ち、後世に伝えたい」と決意を新たにしていた。
八重山毎日新聞
住民総出で小浜結願祭独特多彩な芸能を奉納

【小浜】
国の重要無形民俗文化財に指定されている小浜島の
三大行事の一つ、「結願祭」が12日、嘉保根御嶽で
盛大に開かれた。
結願祭は、これまでの1年間の豊作に感謝し、改めて来年の五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願うもの。会場では、地域住民や郷友、観光客らが奉納舞踊を見守り、北集落のミルク、南集落の福禄寿をはじめとした集落交互の芸能が次々と境内を彩った。
独特の芸能が披露される小浜の結願祭は、旧盆行事、種子取祭とともに国の重要無形民俗文化財として2007年に指定を受け、園児から小中高校生、一般など集落総出で行われる。
この日の結願祭は、北集落のミルク、南集落の福禄寿をそれぞれ先頭にした住民らが嘉保根御嶽に会し、午前9時ごろからそれぞれ座マール、太鼓や獅子、棒術を次々と奉納した。
続いて、午前11時ごろからは特設された舞台で、両集落が交互に舞踊を披露。厳かな「小浜節」や子どもたちによる「せんする節」など多岐にわたり、観衆から盛んに拍手を受けていた。
午後も、にぎやかな舞台が続き、狂言(シュンギン)で演じられた「タイラク」は、独特の振り付けと軽快な動きが見る人の笑いを誘っていた。
小浜公民館の新本光孝館長(69)は「先人が築いた文化に誇りを持ち、後世に伝えたい」と決意を新たにしていた。
八重山毎日新聞
祖納と干立で盛大に節祭 (八重山・沖縄)
古式ゆかしく一大絵巻 500年余の伝統誇る
祖納と干立で盛大に節祭

【西表】
国指定の重要無形民俗文化財で500年以上の伝統を誇る西表島祖納と干立の「節祭(シチ)」のユークイ(世乞い)が12日、両地区で催され、ミリクやアンガー行列、狂言やオホホなど島独特の多彩な奉納舞踊が繰り広げられた。
両会場には石垣から駆けつけた郷友会員やカメラやビデオを手にした大勢の観光客が詰めかけ、古式ゆかしい節祭の一大絵巻を堪能していた。
節祭は1年の豊作を感謝し、来年の五穀豊じょうと住民の無病息災を祈願する行事。1991年に国の重要無形民俗文化財に指定され、今年で20年目を迎える。
祖納公民館(那根操館長)の節祭は「スリズの儀式」で3人の旗手に守り刀が託されたあと、一番旗を先頭に集落内を練り歩き、前泊海岸に到着。
浜では、旗頭を先頭にピョーシ、ミリク、アンガー行列が静かに入場。船元の御座に着席し、奉納舞踊やミリクとぅりむち、男子芸人による狂言や勇壮な棒術、婦人アンガーなどの伝統芸能が次々に繰り広げられた。
潮が満ちた午後3時すぎからはユークイ儀式(舟こぎ)があり、舟子たちが2槽の舟で威勢良く海に漕ぎだし、浜辺では婦人アンガーがドラと太鼓を打ち鳴らして、舟を招き寄せた。
干立公民館(小波本到冶館長)の節祭は前の浜でヤフヌティや船漕ぎが行われたあと、干立御嶽境内で狂言や巻き踊り、棒術、ミリク行列、獅子舞などが次々と奉納された。
中でも干立地区の独特のオホホはひょうきんな面をかぶり「オホホー」と奇妙な声を上げ、ユニークなしぐさに観客らが盛り上がっていた。
この日は時折、小雨が降る天気となったが会場には地域住民をはじめ、大勢の観客が来場。国の重要無形民俗文化財指定20周年の節目を祝うとともに、来年の五穀豊じょうと住民の健康、地域の繁栄を祈った。
八重山毎日新聞
祖納と干立で盛大に節祭

【西表】
国指定の重要無形民俗文化財で500年以上の伝統を誇る西表島祖納と干立の「節祭(シチ)」のユークイ(世乞い)が12日、両地区で催され、ミリクやアンガー行列、狂言やオホホなど島独特の多彩な奉納舞踊が繰り広げられた。
両会場には石垣から駆けつけた郷友会員やカメラやビデオを手にした大勢の観光客が詰めかけ、古式ゆかしい節祭の一大絵巻を堪能していた。
節祭は1年の豊作を感謝し、来年の五穀豊じょうと住民の無病息災を祈願する行事。1991年に国の重要無形民俗文化財に指定され、今年で20年目を迎える。
祖納公民館(那根操館長)の節祭は「スリズの儀式」で3人の旗手に守り刀が託されたあと、一番旗を先頭に集落内を練り歩き、前泊海岸に到着。
浜では、旗頭を先頭にピョーシ、ミリク、アンガー行列が静かに入場。船元の御座に着席し、奉納舞踊やミリクとぅりむち、男子芸人による狂言や勇壮な棒術、婦人アンガーなどの伝統芸能が次々に繰り広げられた。
潮が満ちた午後3時すぎからはユークイ儀式(舟こぎ)があり、舟子たちが2槽の舟で威勢良く海に漕ぎだし、浜辺では婦人アンガーがドラと太鼓を打ち鳴らして、舟を招き寄せた。
干立公民館(小波本到冶館長)の節祭は前の浜でヤフヌティや船漕ぎが行われたあと、干立御嶽境内で狂言や巻き踊り、棒術、ミリク行列、獅子舞などが次々と奉納された。
中でも干立地区の独特のオホホはひょうきんな面をかぶり「オホホー」と奇妙な声を上げ、ユニークなしぐさに観客らが盛り上がっていた。
この日は時折、小雨が降る天気となったが会場には地域住民をはじめ、大勢の観客が来場。国の重要無形民俗文化財指定20周年の節目を祝うとともに、来年の五穀豊じょうと住民の健康、地域の繁栄を祈った。
八重山毎日新聞
2011-10-13
情報公開・個人情報審査会設置へ (八重山・沖縄)
情報公開・個人情報審査会設置へ 議事録非公開の不服申し立てで
教科書問題、条例施行後初めて
教科用図書八重山採択地区協議会の議事録など教科書問題をめぐる情報開示について石垣市は、市教委の非公開決定に対して市民から出ていた不服申し立てに対処するため、情報公開および個人情報保護審査会の設置を準備していることが11日、分かった。
市総務課によると、人選のメドが立ち、現在は日程を調整している。審査会が設けられれば、2002年4月の条例施行後初めて。非公開決定の理由が妥当かどうかが焦点となる。
不服申し立ては、藤井幸子さん(63)=石垣市登野城=が、公開を請求した11年7月22日までの協議会の総会、役員会、協議会の議事録が非公開となったことに対して行った。
市教委は8月8日、条例第7条第4号(オ)の「公開することにより、行政の公正かつ円滑な執行に著しい支障を生じることが明らかな情報」に当たると判断、「教科用図書の採択は静謐(せいひつ)な環境で行われることが望ましい。議事録等の公開は、教科用図書の採択が決定してから行う」として非公開を通知していた。
これに対して藤井さんが9日、不服申し立てを行い、市教委は10月3日付で審査会に諮問した。諮問に先立ち、藤井さんは、不服申し立てが2カ月近くも放置されたとして、法的手段も辞さないとの通告書を提出していた。
条例は、実施機関の諮問があれば、調査審議するための審査会を置くと規定。委員5人で、学識経験者から市長が委嘱する。総務課は、情報公開に詳しい研究者や弁護士ら3人を予定している。
審査会は市教委に非公開となった文書の提示を求めることができるほか、不服申し立ての当事者や市教委に意見書、陳述などを提出させることができる。
情報公開に詳しい前津栄健氏(沖縄国際大学大学院教授)は「非公開になった理由書、それに対する反論書を出してもらい、両方がそろって審査することになるので結論を出すまでには最低でも3回の審査が必要になる」と話し、結論(答申)が出るまでには一定期間を要するとの認識を示している。
八重山毎日新聞
教科書問題、条例施行後初めて
教科用図書八重山採択地区協議会の議事録など教科書問題をめぐる情報開示について石垣市は、市教委の非公開決定に対して市民から出ていた不服申し立てに対処するため、情報公開および個人情報保護審査会の設置を準備していることが11日、分かった。
市総務課によると、人選のメドが立ち、現在は日程を調整している。審査会が設けられれば、2002年4月の条例施行後初めて。非公開決定の理由が妥当かどうかが焦点となる。
不服申し立ては、藤井幸子さん(63)=石垣市登野城=が、公開を請求した11年7月22日までの協議会の総会、役員会、協議会の議事録が非公開となったことに対して行った。
市教委は8月8日、条例第7条第4号(オ)の「公開することにより、行政の公正かつ円滑な執行に著しい支障を生じることが明らかな情報」に当たると判断、「教科用図書の採択は静謐(せいひつ)な環境で行われることが望ましい。議事録等の公開は、教科用図書の採択が決定してから行う」として非公開を通知していた。
これに対して藤井さんが9日、不服申し立てを行い、市教委は10月3日付で審査会に諮問した。諮問に先立ち、藤井さんは、不服申し立てが2カ月近くも放置されたとして、法的手段も辞さないとの通告書を提出していた。
条例は、実施機関の諮問があれば、調査審議するための審査会を置くと規定。委員5人で、学識経験者から市長が委嘱する。総務課は、情報公開に詳しい研究者や弁護士ら3人を予定している。
審査会は市教委に非公開となった文書の提示を求めることができるほか、不服申し立ての当事者や市教委に意見書、陳述などを提出させることができる。
情報公開に詳しい前津栄健氏(沖縄国際大学大学院教授)は「非公開になった理由書、それに対する反論書を出してもらい、両方がそろって審査することになるので結論を出すまでには最低でも3回の審査が必要になる」と話し、結論(答申)が出るまでには一定期間を要するとの認識を示している。
八重山毎日新聞
絆深めた1マイル 歓喜のパレード (OKINAWA)
絆深めた1マイル 歓喜のパレード

コロラド州沖縄県人会のメンバーがたたく太鼓に合わせ、
沿道の人たちは踊りや手拍子、指笛で応えた
=国際通り・テンブス館前
「お帰りー」「メンソーレー」。那覇市の国際通りは12日、世界のウチナーンチュや大勢の県民ら約8万8千人で埋め尽くされ、国際色豊かに染まった。
色とりどりの衣装や旗が沖縄随一の目抜き通りを華やかに彩り、三線や指笛、ウクレレ、太鼓など多彩な音色が響き渡った。時折強い雨が降りしきる悪天候にもかかわらず、ムードは最初から最高潮。サンバやカチャーシーを舞い、「ウチナーンチュは一つ」と絆を確かめ合った。
ニューヨーク県人会長のてい子与那覇トゥーシーさん(70)が、ウチナーグチと日本語、スペイン語、中国語、英語で「みんな気合十分だよね! パレードを楽しもうぜ! イーヤーサーサー」と叫んでスタート。世界中の老若男女4500人が練り歩いた。
米アリゾナ州の儀間朝助さん(81)=旧知念村出身=は「ありがとう沖縄」とのメッセージ入りのうちわを手に車いすで参加。長女のジーナさん(43)、次女のナエさん(40)とともに親戚と抱き合い「来るたびに楽しい。天国に来たようだ」と目を細めた。
ブラジルの翁長武雄さん(70)=国頭村出身=は「ウムサン(面白い)。体が止まらないよ」と沿道に飛び出しカチャーシーを乱舞。
県人会のないニュージーランドから個人で参加したヴェンデッティ節子さん(65)=那覇市出身=は13年前に移住した。「まさか自分が参加すると思ってもいなかった。大勢の人に迎えられ本当にうれしい」と笑みがこぼれた。
県民も熱狂的に出迎えた。パレードの1時間前から待ち構えていた中山フミエさん(90)=同市=は「よく来てくれた、5年後もまた、来てほしい。それまで私も頑張る」と声援。
用意した黒砂糖千個を海外参加者に手渡した琉舞サークルの平良千代子さん(61)=同=は「初めて会う人も昔から知ってるみたいで不思議」と感動。13カ国の国旗を振りながら声援を送った大城洋子さん(62)=同=は手旗を持ち帰り「こんなにたくさんの国で沖縄の人たちが頑張っているんだよ」と孫に伝えるつもりだ。
沖縄タイムス

コロラド州沖縄県人会のメンバーがたたく太鼓に合わせ、
沿道の人たちは踊りや手拍子、指笛で応えた
=国際通り・テンブス館前
「お帰りー」「メンソーレー」。那覇市の国際通りは12日、世界のウチナーンチュや大勢の県民ら約8万8千人で埋め尽くされ、国際色豊かに染まった。
色とりどりの衣装や旗が沖縄随一の目抜き通りを華やかに彩り、三線や指笛、ウクレレ、太鼓など多彩な音色が響き渡った。時折強い雨が降りしきる悪天候にもかかわらず、ムードは最初から最高潮。サンバやカチャーシーを舞い、「ウチナーンチュは一つ」と絆を確かめ合った。
ニューヨーク県人会長のてい子与那覇トゥーシーさん(70)が、ウチナーグチと日本語、スペイン語、中国語、英語で「みんな気合十分だよね! パレードを楽しもうぜ! イーヤーサーサー」と叫んでスタート。世界中の老若男女4500人が練り歩いた。
米アリゾナ州の儀間朝助さん(81)=旧知念村出身=は「ありがとう沖縄」とのメッセージ入りのうちわを手に車いすで参加。長女のジーナさん(43)、次女のナエさん(40)とともに親戚と抱き合い「来るたびに楽しい。天国に来たようだ」と目を細めた。
ブラジルの翁長武雄さん(70)=国頭村出身=は「ウムサン(面白い)。体が止まらないよ」と沿道に飛び出しカチャーシーを乱舞。
県人会のないニュージーランドから個人で参加したヴェンデッティ節子さん(65)=那覇市出身=は13年前に移住した。「まさか自分が参加すると思ってもいなかった。大勢の人に迎えられ本当にうれしい」と笑みがこぼれた。
県民も熱狂的に出迎えた。パレードの1時間前から待ち構えていた中山フミエさん(90)=同市=は「よく来てくれた、5年後もまた、来てほしい。それまで私も頑張る」と声援。
用意した黒砂糖千個を海外参加者に手渡した琉舞サークルの平良千代子さん(61)=同=は「初めて会う人も昔から知ってるみたいで不思議」と感動。13カ国の国旗を振りながら声援を送った大城洋子さん(62)=同=は手旗を持ち帰り「こんなにたくさんの国で沖縄の人たちが頑張っているんだよ」と孫に伝えるつもりだ。
沖縄タイムス
4000人、笑顔のパレード 歓迎ムード華やか 前夜祭(OKINAWA)
4000人、笑顔のパレード 歓迎ムード華やか 前夜

サンバのリズムに乗って、パレードを楽しむブラジルからの参加者=12日午後、那覇市の国際通り(又吉康秀撮影)
5年に1度の祭典、第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)は12日夕、前夜祭に海外・県外の69県人会から約4千人が参加し、各国・地域の民族衣装、踊りを披露しながら那覇市の国際通りをパレードした。
ブラジルの一行は太鼓や笛のリズムに合わせて踊るサンバ隊が花を添え、軽快なステップを踏みながら行進。
ハワイ一行は鮮やかな衣装でフラを舞い、「アロハ」と声を掛けた。沿道の大勢の県民は大きな拍手やハイタッチで応え、熱烈に歓迎。参加者らは「ウチナーンチュはひとつ」を実感した。
大会は13日午後5時から沖縄セルラースタジアム那覇で開かれる開会式を皮切りに、16日までの4日間、多彩な交流イベントを繰り広げる。
各県人会メンバーは民族衣装やTシャツなど、おそろいのコスチュームで参加。各国旗の手旗を手に、のぼりを掲げ県人会名をアピールしながら、地元産のお菓子や小物を配り、沿道の観客を喜ばせた。
ブラジルから参加した2世の金城ルイスさん(68)はパレードの後、「とても素晴らしい。沖縄の人はみんな一緒だと感じた」と沿道との一体感に感動した様子。
沿道で握手しながら歓迎した宮城盛之さん(78)=那覇市=は、大阪に50年住んだ経験を振り返りながら「ウチナーンチュの心意気はすごい。ボリビアやペルーに渡った同級生がいたからこそ、大阪で頑張れた。ウチナーンチュであることを誇りに思う」と語った。
今大会は、1万5千人収容の沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に、海外・県外県系人と一般県民が広く交流できるのが特徴。宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなど各地でイベントを展開する。
世代交代が進む中、次世代へのウチナーンチュアイデンティティーの継承やネットワークの維持・促進が大きなテーマになっている。
琉球新報

サンバのリズムに乗って、パレードを楽しむブラジルからの参加者=12日午後、那覇市の国際通り(又吉康秀撮影)
5年に1度の祭典、第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)は12日夕、前夜祭に海外・県外の69県人会から約4千人が参加し、各国・地域の民族衣装、踊りを披露しながら那覇市の国際通りをパレードした。
ブラジルの一行は太鼓や笛のリズムに合わせて踊るサンバ隊が花を添え、軽快なステップを踏みながら行進。
ハワイ一行は鮮やかな衣装でフラを舞い、「アロハ」と声を掛けた。沿道の大勢の県民は大きな拍手やハイタッチで応え、熱烈に歓迎。参加者らは「ウチナーンチュはひとつ」を実感した。
大会は13日午後5時から沖縄セルラースタジアム那覇で開かれる開会式を皮切りに、16日までの4日間、多彩な交流イベントを繰り広げる。
各県人会メンバーは民族衣装やTシャツなど、おそろいのコスチュームで参加。各国旗の手旗を手に、のぼりを掲げ県人会名をアピールしながら、地元産のお菓子や小物を配り、沿道の観客を喜ばせた。
ブラジルから参加した2世の金城ルイスさん(68)はパレードの後、「とても素晴らしい。沖縄の人はみんな一緒だと感じた」と沿道との一体感に感動した様子。
沿道で握手しながら歓迎した宮城盛之さん(78)=那覇市=は、大阪に50年住んだ経験を振り返りながら「ウチナーンチュの心意気はすごい。ボリビアやペルーに渡った同級生がいたからこそ、大阪で頑張れた。ウチナーンチュであることを誇りに思う」と語った。
今大会は、1万5千人収容の沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に、海外・県外県系人と一般県民が広く交流できるのが特徴。宜野湾市の沖縄コンベンションセンターなど各地でイベントを展開する。
世代交代が進む中、次世代へのウチナーンチュアイデンティティーの継承やネットワークの維持・促進が大きなテーマになっている。
琉球新報
サンバ、フラダンスでパレード (OKINAWA)
世界のウチナーンチュ大会
サンバ、フラダンスでパレード

サンバ、フラダンスでにぎわった世界のウチナーンチュの
大会パレード=12日午後4時すぎ、那覇市の国際通り
海外・県外合わせて約6千人の県系人が結集する第5回世界のウチナーンチュ大会は12日午後4時から、23カ国2地域の参加者がそれぞれの国や地域の民俗衣装やおそろいのコスチューム、踊りを披露しながら那覇市の国際通りをパレードした。
ブラジルからはサンバ隊が約千人を率い、太鼓のリズムに合わせ軽快なステップを踏んだ。ハワイの一行は鮮やかな衣装でフラダンスを舞った。笑顔で手を振る様子に、沿道に詰めかけた大勢の県民は大きな拍手やハイタッチでこたえ、熱気に包まれた。
13日午後5時からは、沖縄セルラースタジアム那覇で開会式が開かれ、16日までの4日間、多彩な交流イベントを繰り広げる。
【琉球新報電子版】
サンバ、フラダンスでパレード

サンバ、フラダンスでにぎわった世界のウチナーンチュの
大会パレード=12日午後4時すぎ、那覇市の国際通り
海外・県外合わせて約6千人の県系人が結集する第5回世界のウチナーンチュ大会は12日午後4時から、23カ国2地域の参加者がそれぞれの国や地域の民俗衣装やおそろいのコスチューム、踊りを披露しながら那覇市の国際通りをパレードした。
ブラジルからはサンバ隊が約千人を率い、太鼓のリズムに合わせ軽快なステップを踏んだ。ハワイの一行は鮮やかな衣装でフラダンスを舞った。笑顔で手を振る様子に、沿道に詰めかけた大勢の県民は大きな拍手やハイタッチでこたえ、熱気に包まれた。
13日午後5時からは、沖縄セルラースタジアム那覇で開会式が開かれ、16日までの4日間、多彩な交流イベントを繰り広げる。
【琉球新報電子版】
3カ国から家族が結集 阿波根テレサさん(OKINAWA)
3カ国から家族が結集 阿波根テレサさん

初めて沖縄に集合した阿波根テレサさん(右端)家族と親戚。古里が絆をつなぐ=12日、那覇市の壺屋小学校
互いに手を振り、肩を叩き、抱き合う人々。12日、那覇市の国際通りには世界中から「オキナワ」という絆で結ばれた人々が集い、沿道の県民と一体となって、思いを爆発させた。離れ離れになっていた家族との再会、ルーツを確かめようと訪れた3世や4世。「ありがとう沖縄」。
国や言葉は違っても、故郷を思う気持ちが一つになった。
オーストラリアやシンガポールなど、家族が3カ国で離れて暮らす、ペルーの県系2世、阿波根テレサさん(64)の一家が12日、沖縄に初めて集まった。親戚を含めると5カ国から計7人の参加だ。英語、スペイン語、日本語が入り交じって会話もままならないが、古里で心を通わせた。テレサさんは「沖縄で会えたことに感動している。いっぱいハグした」と感激した。
家族が離れ離れになったきっかけはペルー経済の悪化。家族の再会の場にウチナーンチュ大会を選んだのは、テレサさんの強い思いからだ。自身の人生や家族状況に重ね「子孫がこんなにいるなんてすごい。世界に文化も習慣も似ている人がたくさんいると思うと、うれしい」と感慨深げだ。
テレサさんの両親は本部町出身。1930年ごろ、ペルーに渡り、テレサさんらきょうだい6人を産んだ。テレサさんは、ペルー出身のサバレタミゲラさんと結婚。長男のルイスさん(32)と次男のホルヘさん(30)を授かった。
家族4人で幸せに暮らしていたが89年、ペルーの経済情勢が悪化。エンジニアだったテレサさん夫婦は、職を求めてオーストラリアに移住した。さらに8年前には、ルイスさんはシンガポールでコンピューターのエンジニアに、ホルヘさん(30)は東京に行くなど離れ離れになった。テレサさんは「一緒に住みたい気持ちはあるけど、それぞれ生活がある。今は仕方がない」と話す。
ルイスさんの妻、ジェニーさん(33)はマレーシア出身。1歳4カ月の茉莉恵(まりえ)ちゃんと、母も大会に参加した。ジェニーさんは「とてもハッピー。ペルー4世の茉莉恵も来られて良かった」と目を細めた。
テレサさんのいとこで県系2世の津嘉山パウロさん(35)もペルーから参加。パウロさんは「言葉が通じなくても、血のつながった親戚や家族のいる古里、沖縄が大好き。会えて感激している」。
16日にホルヘさんが東京から合流し、本部町で親戚一堂が集まる予定。テレサさんは「何をするのかは、本部に行ってからのお楽しみって言われてるから」と、親戚との再会を心待ちにしている。(與那覇里子)
沖縄タイムス

初めて沖縄に集合した阿波根テレサさん(右端)家族と親戚。古里が絆をつなぐ=12日、那覇市の壺屋小学校
互いに手を振り、肩を叩き、抱き合う人々。12日、那覇市の国際通りには世界中から「オキナワ」という絆で結ばれた人々が集い、沿道の県民と一体となって、思いを爆発させた。離れ離れになっていた家族との再会、ルーツを確かめようと訪れた3世や4世。「ありがとう沖縄」。
国や言葉は違っても、故郷を思う気持ちが一つになった。
オーストラリアやシンガポールなど、家族が3カ国で離れて暮らす、ペルーの県系2世、阿波根テレサさん(64)の一家が12日、沖縄に初めて集まった。親戚を含めると5カ国から計7人の参加だ。英語、スペイン語、日本語が入り交じって会話もままならないが、古里で心を通わせた。テレサさんは「沖縄で会えたことに感動している。いっぱいハグした」と感激した。
家族が離れ離れになったきっかけはペルー経済の悪化。家族の再会の場にウチナーンチュ大会を選んだのは、テレサさんの強い思いからだ。自身の人生や家族状況に重ね「子孫がこんなにいるなんてすごい。世界に文化も習慣も似ている人がたくさんいると思うと、うれしい」と感慨深げだ。
テレサさんの両親は本部町出身。1930年ごろ、ペルーに渡り、テレサさんらきょうだい6人を産んだ。テレサさんは、ペルー出身のサバレタミゲラさんと結婚。長男のルイスさん(32)と次男のホルヘさん(30)を授かった。
家族4人で幸せに暮らしていたが89年、ペルーの経済情勢が悪化。エンジニアだったテレサさん夫婦は、職を求めてオーストラリアに移住した。さらに8年前には、ルイスさんはシンガポールでコンピューターのエンジニアに、ホルヘさん(30)は東京に行くなど離れ離れになった。テレサさんは「一緒に住みたい気持ちはあるけど、それぞれ生活がある。今は仕方がない」と話す。
ルイスさんの妻、ジェニーさん(33)はマレーシア出身。1歳4カ月の茉莉恵(まりえ)ちゃんと、母も大会に参加した。ジェニーさんは「とてもハッピー。ペルー4世の茉莉恵も来られて良かった」と目を細めた。
テレサさんのいとこで県系2世の津嘉山パウロさん(35)もペルーから参加。パウロさんは「言葉が通じなくても、血のつながった親戚や家族のいる古里、沖縄が大好き。会えて感激している」。
16日にホルヘさんが東京から合流し、本部町で親戚一堂が集まる予定。テレサさんは「何をするのかは、本部に行ってからのお楽しみって言われてるから」と、親戚との再会を心待ちにしている。(與那覇里子)
沖縄タイムス
WUB世界大会 次世代育成をテーマに討議(OKINWA)
WUB世界大会 次世代育成をテーマに討議
ビジネス交流を軸とした県系人の国際的なネットワーク、WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)の第15回世界大会が12日、那覇市のホテルロイヤルオリオンで開催され、世界各地の会員約150人が参加した。
大会では沖縄テレビ放送(OTV)元常務取締役の前原信一氏の講演会やパネル討論会が開かれた。
前原氏はOTVに勤務し、世界各地のウチナーンチュを番組で取り上げた。番組を立ち上げた経緯や移民の歴史を紹介。「海外のウチナーンチュは肝心(チムグクル)の心を持っているが、現在の沖縄ではその心を失いつつある」と述べた。
パネル討論では「次世代の育成について」をテーマに討論した。言語の問題や若い世代の大会参加が少ないことを指摘する声が会場から挙がった。数年後は会議を英語で統一することや、留学支援基金により力を入れることで若い世代を引き付けることを確認した。WUBネットワークの牧志泰三会長は「奨学生基金をさらに発展させたい」と話した。来年の会議は香港で開催される。
【琉球新報電子版】
ビジネス交流を軸とした県系人の国際的なネットワーク、WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)の第15回世界大会が12日、那覇市のホテルロイヤルオリオンで開催され、世界各地の会員約150人が参加した。
大会では沖縄テレビ放送(OTV)元常務取締役の前原信一氏の講演会やパネル討論会が開かれた。
前原氏はOTVに勤務し、世界各地のウチナーンチュを番組で取り上げた。番組を立ち上げた経緯や移民の歴史を紹介。「海外のウチナーンチュは肝心(チムグクル)の心を持っているが、現在の沖縄ではその心を失いつつある」と述べた。
パネル討論では「次世代の育成について」をテーマに討論した。言語の問題や若い世代の大会参加が少ないことを指摘する声が会場から挙がった。数年後は会議を英語で統一することや、留学支援基金により力を入れることで若い世代を引き付けることを確認した。WUBネットワークの牧志泰三会長は「奨学生基金をさらに発展させたい」と話した。来年の会議は香港で開催される。
【琉球新報電子版】
故郷に錦 世界のウチナーンチュ大行進(OKINAWA)
故郷に錦 世界のウチナーンチュ大行進

華やかな衣装に身を包み、にぎやかに踊る初参加の
ニューカレドニアの県系人ら=12日午後5時20分ごろ、
那覇市・国際通り(勝浦大輔撮影)
第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)が13日、開幕する。大会には、23カ国・2地域から約5200人の県系人が集う。
12日は那覇市の国際通りで前夜祭パレードがあり、約4500人がそれぞれの国や地域の民族衣装を着て、歌や踊りを交えて行進。沿道を埋めた県民含め総勢8万8千人(主催者発表)が互いに握手を交わしたり、抱き合ったりして再会を喜び、大会ムードを盛り上げた。
パレードには南北アメリカや欧州、アジア、日本本土から参加した県系人など約70組が参加。出発式では、仲井真弘多知事が「大勢の方が世界中から集まり、140万県民を代表して歓迎、感謝します。みなさんは沖縄の宝であり、誇りです。この大会は未来永劫(えいごう)続けていきたい」とあいさつした。
パレードの先頭を歩くニューヨーク沖縄県人会のてい子与那覇トゥーシー会長が「一生記憶に残るパレードを楽しみましょう」と呼び掛けて出発。国際通りの4地点でサンバやハワイアンフラなど各地のパフォーマンスを披露した。
今大会には海外から過去最多の5194人が参加したほか、日本各地にある県人会からも708人が集い、計5902人が集結した。
大会開会式は13日午後5時から那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれる。16日まで同市の奥武山公園や宜野湾市の沖縄コンベンションセンターを中心に、県内各地でイベントを繰り広げる。
沖縄タイムス

華やかな衣装に身を包み、にぎやかに踊る初参加の
ニューカレドニアの県系人ら=12日午後5時20分ごろ、
那覇市・国際通り(勝浦大輔撮影)
第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)が13日、開幕する。大会には、23カ国・2地域から約5200人の県系人が集う。
12日は那覇市の国際通りで前夜祭パレードがあり、約4500人がそれぞれの国や地域の民族衣装を着て、歌や踊りを交えて行進。沿道を埋めた県民含め総勢8万8千人(主催者発表)が互いに握手を交わしたり、抱き合ったりして再会を喜び、大会ムードを盛り上げた。
パレードには南北アメリカや欧州、アジア、日本本土から参加した県系人など約70組が参加。出発式では、仲井真弘多知事が「大勢の方が世界中から集まり、140万県民を代表して歓迎、感謝します。みなさんは沖縄の宝であり、誇りです。この大会は未来永劫(えいごう)続けていきたい」とあいさつした。
パレードの先頭を歩くニューヨーク沖縄県人会のてい子与那覇トゥーシー会長が「一生記憶に残るパレードを楽しみましょう」と呼び掛けて出発。国際通りの4地点でサンバやハワイアンフラなど各地のパフォーマンスを披露した。
今大会には海外から過去最多の5194人が参加したほか、日本各地にある県人会からも708人が集い、計5902人が集結した。
大会開会式は13日午後5時から那覇市奥武山の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれる。16日まで同市の奥武山公園や宜野湾市の沖縄コンベンションセンターを中心に、県内各地でイベントを繰り広げる。
沖縄タイムス
2011-10-12
[闘牛]貴花王将復調なるか 15日うるま祭り(沖縄)
[闘牛]貴花王将復調なるか 15日うるま祭り


(上)徳之島から移籍3戦目で本領発揮となるか貴花王将(下)常勝会天電は1年ぶりの登場。目の覚めるような速攻腹取りで2勝目なるか
10月は「祭り闘牛」の季節。「祭り闘牛」は数年前まで
8大会を数えることもあったが、市町村合併や経費難などで年々減少し、現在では3大会のみ。
普段有料の闘牛がただで見られるとあって、残った3大会はこれまで以上に人気を呼び、毎年会場は超満員となる盛況ぶりだ。今週土曜日からうるま市、今帰仁村(23日)、読谷村(30日)と3週連続で開催が予定されている。沖縄タイムス社が後援。
第1弾となる第6回うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会)は15日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。合併前の旧3市町(具志川市、石川市、与那城町)は昔も今も県内屈指の闘牛どころ。これらの拠点から選抜された新鋭牛やベテラン牛が多数出場を予定している。また、この大会は昔から“登竜門”的位置付けがあり、ここをくぐり抜け、大飛躍する有望牛を見つける楽しみもある。
◆シー1番戦
貴花王将対常勝会天電。貴花王将は元徳之島牛(健翔王)で2勝1敗の戦績を残して昨年夏沖縄移籍したが、初戦(正月2日、新春大闘牛)は丸石白龍に敗北。2戦目(6月26日、東恩納)でクロフネを下して沖縄初勝利を挙げ、通算成績を3勝2敗とした。ただ内容的にはやや物足りない印象。デビュー時の評価が高かっただけに、ファンとしてはもう一段上の強さが見たいところだ。相手にプレッシャーをかけられる「角使い」が出ると完全復調。常勝会天電は2戦目の新鋭。昨年の同大会(3番戦)でベテラン一心盛牛を1分余で仕留める快勝を収め、注目を集めた。あれからちょうど1年、伸び盛りを迎えているだけに大幅な成長が期待できる。終始前に出る戦いができれば、今回も快勝を予想する向きが増えている。
◆その他の見どころ
2番戦はベテラン対決。共に“善戦マン”で知られ、どの対戦でも自身の「地力」は確実に出すタイプ。10分を過ぎてのスタミナで決着とみる。3番戦は大型、デビュー同士。共に前評判は悪くない、勝った方の評価が急上昇となりそう。4番戦のキングは徳之島からの移籍だが、もともとは沖縄牛で久々の帰還。敗戦はまだ1回のみで勢いは残っているだろう。古豪の嵐気流相手といえども大いに期待できる。(又吉利一通信員)
沖縄タイムス


(上)徳之島から移籍3戦目で本領発揮となるか貴花王将(下)常勝会天電は1年ぶりの登場。目の覚めるような速攻腹取りで2勝目なるか
10月は「祭り闘牛」の季節。「祭り闘牛」は数年前まで
8大会を数えることもあったが、市町村合併や経費難などで年々減少し、現在では3大会のみ。
普段有料の闘牛がただで見られるとあって、残った3大会はこれまで以上に人気を呼び、毎年会場は超満員となる盛況ぶりだ。今週土曜日からうるま市、今帰仁村(23日)、読谷村(30日)と3週連続で開催が予定されている。沖縄タイムス社が後援。
第1弾となる第6回うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会)は15日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。合併前の旧3市町(具志川市、石川市、与那城町)は昔も今も県内屈指の闘牛どころ。これらの拠点から選抜された新鋭牛やベテラン牛が多数出場を予定している。また、この大会は昔から“登竜門”的位置付けがあり、ここをくぐり抜け、大飛躍する有望牛を見つける楽しみもある。
◆シー1番戦
貴花王将対常勝会天電。貴花王将は元徳之島牛(健翔王)で2勝1敗の戦績を残して昨年夏沖縄移籍したが、初戦(正月2日、新春大闘牛)は丸石白龍に敗北。2戦目(6月26日、東恩納)でクロフネを下して沖縄初勝利を挙げ、通算成績を3勝2敗とした。ただ内容的にはやや物足りない印象。デビュー時の評価が高かっただけに、ファンとしてはもう一段上の強さが見たいところだ。相手にプレッシャーをかけられる「角使い」が出ると完全復調。常勝会天電は2戦目の新鋭。昨年の同大会(3番戦)でベテラン一心盛牛を1分余で仕留める快勝を収め、注目を集めた。あれからちょうど1年、伸び盛りを迎えているだけに大幅な成長が期待できる。終始前に出る戦いができれば、今回も快勝を予想する向きが増えている。
◆その他の見どころ
2番戦はベテラン対決。共に“善戦マン”で知られ、どの対戦でも自身の「地力」は確実に出すタイプ。10分を過ぎてのスタミナで決着とみる。3番戦は大型、デビュー同士。共に前評判は悪くない、勝った方の評価が急上昇となりそう。4番戦のキングは徳之島からの移籍だが、もともとは沖縄牛で久々の帰還。敗戦はまだ1回のみで勢いは残っているだろう。古豪の嵐気流相手といえども大いに期待できる。(又吉利一通信員)
沖縄タイムス
「今帰仁アグー」フェア (沖縄)
「今帰仁アグー」フェア

オキナワマリオットリゾート&スパ(名護市)の各レストランは、今帰仁ブランド協同組合と提携し、
「今帰仁アグー」の島豚料理フェアを開催している=写真。11月30日まで。
今帰仁アグーは西洋種との交配を一切していない生粋の黒豚。
一般豚に比べ、コレステロール値が低く、うま味成分のグルタミン酸などの多くのアミノ酸が豊富に含まれているのが特徴。
アグー豚の食べ比べセット(3500円)やしゃぶしゃぶコース(7千円)など、日本料理、焼き肉、中華、洋食で楽しめる。
セールス&マーケティング部の泉暁夫部長は「ひと月に30頭しか出荷されない幻の豚の素晴らしさをぜひ堪能してほしい」とPRした。
問い合わせは
広報企画課(電話)0980(51)1195。
琉球新報

オキナワマリオットリゾート&スパ(名護市)の各レストランは、今帰仁ブランド協同組合と提携し、
「今帰仁アグー」の島豚料理フェアを開催している=写真。11月30日まで。
今帰仁アグーは西洋種との交配を一切していない生粋の黒豚。
一般豚に比べ、コレステロール値が低く、うま味成分のグルタミン酸などの多くのアミノ酸が豊富に含まれているのが特徴。
アグー豚の食べ比べセット(3500円)やしゃぶしゃぶコース(7千円)など、日本料理、焼き肉、中華、洋食で楽しめる。
セールス&マーケティング部の泉暁夫部長は「ひと月に30頭しか出荷されない幻の豚の素晴らしさをぜひ堪能してほしい」とPRした。
問い合わせは
広報企画課(電話)0980(51)1195。
琉球新報
産・学・官連携で新商品 伊平屋村 (沖縄)
産・学・官連携で新商品 伊平屋村

伊平屋村産の黒糖と米を活用した「ラフテー」と「もろみ酢」を開発し、PRする関係者ら=11日、県庁
伊平屋村は、村で生産された黒糖や米を活用した新商品
として「ラフテー」と「もろみ酢」を開発した。
沖縄ホーメル(中城村、桑江良一社長)や瑞穂酒造(那覇市、岡田美佐子社長)、県立芸術大学など産業・学校・自治体が連携して開発した。両商品の売り上げの一部は村の教育活動に充てる。
ラフテーは隠し味に黒糖を使用。価格は428円(税込み)でJAおきなわファーマーズマーケットやコープおきなわで11日から取り扱う。年間5万パックの販売を目指す。
米の収穫量に応じて生産量が変動するもろみ酢は、2011年は720ミリリットルで1300本の限定販売。15日に開催される伊平屋ムーンライトマラソンや11月の離島フェアで1500円(税込み)で販売する。
黒糖を活用して地域振興を図る、伊平屋村元気プロジェクト「チーム黒糖」の一環。すでに蒸し菓子のもと「黒糖アガラサーミックス」を6月から販売している。
同村の伊礼幸雄村長は「プロジェクトの結果、例年、生産量の約2割が余るサトウキビの在庫がなくなった。増産が必要で、うれしい悲鳴を上げている」と笑顔で話した。
琉球新報

伊平屋村産の黒糖と米を活用した「ラフテー」と「もろみ酢」を開発し、PRする関係者ら=11日、県庁
伊平屋村は、村で生産された黒糖や米を活用した新商品
として「ラフテー」と「もろみ酢」を開発した。
沖縄ホーメル(中城村、桑江良一社長)や瑞穂酒造(那覇市、岡田美佐子社長)、県立芸術大学など産業・学校・自治体が連携して開発した。両商品の売り上げの一部は村の教育活動に充てる。
ラフテーは隠し味に黒糖を使用。価格は428円(税込み)でJAおきなわファーマーズマーケットやコープおきなわで11日から取り扱う。年間5万パックの販売を目指す。
米の収穫量に応じて生産量が変動するもろみ酢は、2011年は720ミリリットルで1300本の限定販売。15日に開催される伊平屋ムーンライトマラソンや11月の離島フェアで1500円(税込み)で販売する。
黒糖を活用して地域振興を図る、伊平屋村元気プロジェクト「チーム黒糖」の一環。すでに蒸し菓子のもと「黒糖アガラサーミックス」を6月から販売している。
同村の伊礼幸雄村長は「プロジェクトの結果、例年、生産量の約2割が余るサトウキビの在庫がなくなった。増産が必要で、うれしい悲鳴を上げている」と笑顔で話した。
琉球新報
ハワイ7勇士、遺族来県 (OKINAWA)
世界のウチナーンチュ大会
ハワイ7勇士、遺族来県 ウチナーンチュ大会実行委、
あす表彰

終戦直後、沖縄に豚を送ったハワイ7勇士のうち、故渡名喜元美さんのおい、キース渡名喜さん、エイミーさん夫妻(右の2人)と故島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(右から3人目)、元美さんの親戚・照屋文雄さん=11日夜、那覇空港国際線
1948年、終戦直後の沖縄で、食料難に苦しむ沖縄住民を救うため、550頭の豚を届けたハワイ勇士の遺族たちが11日、ハワイから那覇空港に到着した。
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会は13日に勇士7人を表彰する。
そのうち故渡名喜元美さんと故島袋真栄さんの遺族は、親族の偉業や表彰に「大きな誇り」などと喜びを語った。
沖縄に豚を送ったのは、渡名喜さん、島袋さんと上江洲易男さん、山城義雄さん仲間牛吉さん、宮里昌平さん、安慶名良信さん。
当時、米本国で豚を購入し、軍船を借用。沖縄へ命がけで豚を送り届けた。ハワイからの豚は県系人の支援の象徴として語り継がれ、その物語を描いたミュージカル「海から豚がやってきた!!」は県内だけでなく、ハワイ、ロサンゼルスでも公演され好評を博した。
元美さんが表彰されることについておいのキース渡名喜さん(70)は「とてもうれしい。困難に立ち向かっていったことを誇りに思う」と興奮気味に語った。元美さんが母のいとこに当たる照屋文雄さん(79)=与那原町=がキースさん夫妻を出迎えた。元美さんが豚を沖縄に届けた際、約1カ月、照屋さん宅に泊まったという。「温厚な人柄だった。ハワイや沖縄の歴史を学んだ、わたしの父親のような方だ。表彰は光栄だ」と喜んだ。
島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(48)は「自分が何をしたか、家族にさえ言わず、沖縄の住民を救うという自分の使命のためだけに動いた。彼がやったことは、沖縄とハワイの強い絆という懸け橋を築いたことだ。それを誇りに思う」と語った。
琉球新報
ハワイ7勇士、遺族来県 ウチナーンチュ大会実行委、
あす表彰

終戦直後、沖縄に豚を送ったハワイ7勇士のうち、故渡名喜元美さんのおい、キース渡名喜さん、エイミーさん夫妻(右の2人)と故島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(右から3人目)、元美さんの親戚・照屋文雄さん=11日夜、那覇空港国際線
1948年、終戦直後の沖縄で、食料難に苦しむ沖縄住民を救うため、550頭の豚を届けたハワイ勇士の遺族たちが11日、ハワイから那覇空港に到着した。
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会は13日に勇士7人を表彰する。
そのうち故渡名喜元美さんと故島袋真栄さんの遺族は、親族の偉業や表彰に「大きな誇り」などと喜びを語った。
沖縄に豚を送ったのは、渡名喜さん、島袋さんと上江洲易男さん、山城義雄さん仲間牛吉さん、宮里昌平さん、安慶名良信さん。
当時、米本国で豚を購入し、軍船を借用。沖縄へ命がけで豚を送り届けた。ハワイからの豚は県系人の支援の象徴として語り継がれ、その物語を描いたミュージカル「海から豚がやってきた!!」は県内だけでなく、ハワイ、ロサンゼルスでも公演され好評を博した。
元美さんが表彰されることについておいのキース渡名喜さん(70)は「とてもうれしい。困難に立ち向かっていったことを誇りに思う」と興奮気味に語った。元美さんが母のいとこに当たる照屋文雄さん(79)=与那原町=がキースさん夫妻を出迎えた。元美さんが豚を沖縄に届けた際、約1カ月、照屋さん宅に泊まったという。「温厚な人柄だった。ハワイや沖縄の歴史を学んだ、わたしの父親のような方だ。表彰は光栄だ」と喜んだ。
島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(48)は「自分が何をしたか、家族にさえ言わず、沖縄の住民を救うという自分の使命のためだけに動いた。彼がやったことは、沖縄とハワイの強い絆という懸け橋を築いたことだ。それを誇りに思う」と語った。
琉球新報
大震災から7カ月 いわきの3小中校で本校舎の授業喜ぶ
大震災から7カ月
いわきの3小中校で本校舎の授業喜ぶ

震災から7カ月、本校舎での授業が再開し、
教室には子どもたちの声が響き渡った
=11日午前、いわき市・久之浜一小
東日本大震災の発生から7カ月を迎えた11日、いわき市久之浜、大久地区の3小中学校は、7カ月ぶりに本校舎での授業を再開した。
地区の一部が東京電力福島第1原発から30キロ圏内に入り、一時は屋内退避指示が出て市内の別の学校に間借りして除染が進められていた。
久ノ浜一小では、避難先から戻った子どもたちとクラスメートが久しぶりの再会を喜ぶ光景もみられた。
緊急時避難準備区域の指定解除を受け、休園していた南相馬市の五つの私立保育園と幼稚園も再開。子どもたちの元気な声が響き渡った。
(2011年10月12日 福島民友ニュース)
いわきの3小中校で本校舎の授業喜ぶ

震災から7カ月、本校舎での授業が再開し、
教室には子どもたちの声が響き渡った
=11日午前、いわき市・久之浜一小
東日本大震災の発生から7カ月を迎えた11日、いわき市久之浜、大久地区の3小中学校は、7カ月ぶりに本校舎での授業を再開した。
地区の一部が東京電力福島第1原発から30キロ圏内に入り、一時は屋内退避指示が出て市内の別の学校に間借りして除染が進められていた。
久ノ浜一小では、避難先から戻った子どもたちとクラスメートが久しぶりの再会を喜ぶ光景もみられた。
緊急時避難準備区域の指定解除を受け、休園していた南相馬市の五つの私立保育園と幼稚園も再開。子どもたちの元気な声が響き渡った。
(2011年10月12日 福島民友ニュース)
岩手の早い復興願う (八重山・沖縄)
岩手の早い復興願う 義援金800万円を贈呈

【岩手県北上市】
「がんばろう!岩手かけはし応援ツアー」(団長・中山義隆石垣市長、34人)の参加者は
8日夜、岩手県北上市内のホテルで開かれた岩手・沖縄かけはし交流協会(福岡勝夫会長)との交流会に参加。互いに余興を提供しあうなど、交流を深めた。
席上、中山市長が市民から寄せられた義援金800万円を岩手県に贈呈。1日も早い復興を願った。義援金は、東日本大震災で被災した子どもたちを支援する「岩手の学び希望基金」に組み入れられることになった。
交流会では、岩手交流協会の福岡新会長が「石垣、沖縄と岩手との交流が、子どもたちの交流からPTA、農業、民間へと盛んになっている。熱いつながりが続くよう皆さんに協力と努力をお願いしたい」と主催者あいさつ。北上市の高橋敏彦市長も駆け付け、「これからも石垣市と岩手県、北上市の交流が続くことを期待したい」と歓迎した。
中山石垣市長は「今回、石垣からこれだけの人数で来ていることを知れば、亡くなられた高橋前会長も喜んでくれると思う。来年、今以上のメンバーで訪れたい。両地域にとって実り多い会合にしていきたい」と今後の決意を示した。
この後、石垣交流協会の高木会長の音頭で乾杯した。
会場に設けられたステージでは、北上市で活動するみちのく祭り太鼓のエイサーや同市の鬼柳鬼剣舞保存会の「北上市鬼剣舞」、今年の石垣島まつり市民大パレードに参加するさんな好みの「盛岡さんさ」が披露されたほか、石垣からも女性4人が「新安里屋ユンタ」を踊った。
このほかに、請福酒造(漢那憲仁代表)が北上マラソン岩手県派遣選手2人への特別賞、岩手交流協会が、石垣島マラソン石垣市派遣選手2人に記念品を贈呈した。
参加者は、余興を楽しみながら、お互いの交流を深めた。
八重山毎日新聞

【岩手県北上市】
「がんばろう!岩手かけはし応援ツアー」(団長・中山義隆石垣市長、34人)の参加者は
8日夜、岩手県北上市内のホテルで開かれた岩手・沖縄かけはし交流協会(福岡勝夫会長)との交流会に参加。互いに余興を提供しあうなど、交流を深めた。
席上、中山市長が市民から寄せられた義援金800万円を岩手県に贈呈。1日も早い復興を願った。義援金は、東日本大震災で被災した子どもたちを支援する「岩手の学び希望基金」に組み入れられることになった。
交流会では、岩手交流協会の福岡新会長が「石垣、沖縄と岩手との交流が、子どもたちの交流からPTA、農業、民間へと盛んになっている。熱いつながりが続くよう皆さんに協力と努力をお願いしたい」と主催者あいさつ。北上市の高橋敏彦市長も駆け付け、「これからも石垣市と岩手県、北上市の交流が続くことを期待したい」と歓迎した。
中山石垣市長は「今回、石垣からこれだけの人数で来ていることを知れば、亡くなられた高橋前会長も喜んでくれると思う。来年、今以上のメンバーで訪れたい。両地域にとって実り多い会合にしていきたい」と今後の決意を示した。
この後、石垣交流協会の高木会長の音頭で乾杯した。
会場に設けられたステージでは、北上市で活動するみちのく祭り太鼓のエイサーや同市の鬼柳鬼剣舞保存会の「北上市鬼剣舞」、今年の石垣島まつり市民大パレードに参加するさんな好みの「盛岡さんさ」が披露されたほか、石垣からも女性4人が「新安里屋ユンタ」を踊った。
このほかに、請福酒造(漢那憲仁代表)が北上マラソン岩手県派遣選手2人への特別賞、岩手交流協会が、石垣島マラソン石垣市派遣選手2人に記念品を贈呈した。
参加者は、余興を楽しみながら、お互いの交流を深めた。
八重山毎日新聞
日本の自然布展はじまる─植物園・体験工芸村 (宮古島・沖縄)
日本の自然布展はじまる─植物園・体験工芸村

宮古上布など全国7産地工房が出展する日本の自然布展がはじまった
=10日、 市熱帯植物園内の体験工芸村宮古織物工房
日本の自然布展in宮古島 (主催・古代織産地連絡会、 共催・宮古織物事業協同
組合、 後援・宮古島市) が10日、 市熱帯植物園内の体験工芸村宮古織物工房内
ではじまった。 宮古上布や喜如嘉の芭蕉布 (大宜味村) など全国8地域に伝わる
布を使った製品が紹介されている。 16日まで。
日本には古代から各地で自然布が製作されており、 これらの中には何千年にもわたって自然とともに生きてきた人間の知恵が存在するとされている。 今回は宮古上布の故郷、 さらにはエコロジー先進地の宮古島で日本の古代織や自然布を一堂に集め、 展示会と販売会を催すもの。
出展は、 宮古上布と芭蕉布のほか、 羽越しな布 (新潟・山形)、 遠州の葛布 (静岡)、 丹後の藤布 (京都)、 木綿手紡布、 大麻布 (福島)の7産地。 帯地や着尺、 和装品、 のれん、 タペストリー、 帽子、 スカーフ、 掛け軸、 財布小物などが展示されている。
今回の展示会に合わせ、 東京などから産地ツアーとして 「宮古上布と日本の自然布を巡る旅」 も企画され、 古代織や自然布に興味のある希望者ら約50人が同日、 宮古入り。 展示会場では、 自然布製法の比較検討のレクチャー、 ワークショップで宮古上布制作工程の一つである苧麻績み (ぶーうみ) などに臨んだ。 11日は宮古織物組合、 市総合博物館を見学する。 12日午後には帰途につく。
宮古新報

宮古上布など全国7産地工房が出展する日本の自然布展がはじまった
=10日、 市熱帯植物園内の体験工芸村宮古織物工房
日本の自然布展in宮古島 (主催・古代織産地連絡会、 共催・宮古織物事業協同
組合、 後援・宮古島市) が10日、 市熱帯植物園内の体験工芸村宮古織物工房内
ではじまった。 宮古上布や喜如嘉の芭蕉布 (大宜味村) など全国8地域に伝わる
布を使った製品が紹介されている。 16日まで。
日本には古代から各地で自然布が製作されており、 これらの中には何千年にもわたって自然とともに生きてきた人間の知恵が存在するとされている。 今回は宮古上布の故郷、 さらにはエコロジー先進地の宮古島で日本の古代織や自然布を一堂に集め、 展示会と販売会を催すもの。
出展は、 宮古上布と芭蕉布のほか、 羽越しな布 (新潟・山形)、 遠州の葛布 (静岡)、 丹後の藤布 (京都)、 木綿手紡布、 大麻布 (福島)の7産地。 帯地や着尺、 和装品、 のれん、 タペストリー、 帽子、 スカーフ、 掛け軸、 財布小物などが展示されている。
今回の展示会に合わせ、 東京などから産地ツアーとして 「宮古上布と日本の自然布を巡る旅」 も企画され、 古代織や自然布に興味のある希望者ら約50人が同日、 宮古入り。 展示会場では、 自然布製法の比較検討のレクチャー、 ワークショップで宮古上布制作工程の一つである苧麻績み (ぶーうみ) などに臨んだ。 11日は宮古織物組合、 市総合博物館を見学する。 12日午後には帰途につく。
宮古新報
島の子どもが一堂に─多良間幼・小、中合同運動会 (沖縄)
島の子どもが一堂に─多良間幼・小、中合同運動会

合同運動会でエイサーを披露する生徒たち=8日、 多良間小グラウンド
【多良間】
「太陽の下 輝く我らの多良間っ子魂」 をスローガンに村立多良間幼稚園
・小学校 (宮城隆校長) と中学校 (永松才易校長) の合同運動会がこのほど、
同小学校グラウンドで行われた。 島内の子供たちが一堂に集まり、 グラウンドで
元気よく走り、 跳躍する姿を見せていた。 父母をはじめ祖父母や地域住民も
大勢駆けつけ、 大賑わいで運動会を楽しんだ。
競技は幼稚園児のかけっこで始まり、 学年別のリレーや玉入れ、 騎馬戦などが繰り広げられた。 中学校全生徒による組体操では創立120周年を祝う垂れ幕が掲げられた。 老人クラブや母親たちの踊り、 PTA対抗リレーなども行われるなど住民も参加し、 地域が一体となって盛り上げた。
宮古新報

合同運動会でエイサーを披露する生徒たち=8日、 多良間小グラウンド
【多良間】
「太陽の下 輝く我らの多良間っ子魂」 をスローガンに村立多良間幼稚園
・小学校 (宮城隆校長) と中学校 (永松才易校長) の合同運動会がこのほど、
同小学校グラウンドで行われた。 島内の子供たちが一堂に集まり、 グラウンドで
元気よく走り、 跳躍する姿を見せていた。 父母をはじめ祖父母や地域住民も
大勢駆けつけ、 大賑わいで運動会を楽しんだ。
競技は幼稚園児のかけっこで始まり、 学年別のリレーや玉入れ、 騎馬戦などが繰り広げられた。 中学校全生徒による組体操では創立120周年を祝う垂れ幕が掲げられた。 老人クラブや母親たちの踊り、 PTA対抗リレーなども行われるなど住民も参加し、 地域が一体となって盛り上げた。
宮古新報
豪快!迫力の闘山羊、盛況─多良間村 (沖縄)
豪快!迫力の闘山羊、盛況─多良間村

ピンダアース大会で相手に角を振り下ろそうとするヤギ
=10日、 中央スーパー駐車場
【多良間】
第3回多良間島ピンダアース大会 (主催・同村観光協会) が10日、
中央スーパー駐車場で開催された。 ヤギたちが高々と前足を上げ、
頭を振り下ろして角と角を叩きつけ合う豪快な戦いに観客は大いに沸いていた。
6頭が出場した中量級 (40~70㌔未満) は知念正勝さん所有の 「チャグー号」、
7頭が出場した重量級 (70㌔以上) は豊見山正さんの 「シーサー号」 が
それぞれ2大会連続優勝を飾った。
ヤギは本能的に序列を決めるため戦う習性がある。 同大会は多良間村が取り組むヤギによる島興しをピーアールし、 観光客の誘致を目的に昨年から始まった。 ことしから年2回の開催となっている。
大会は正午から始まり、 小雨が降る中にも関わらず会場には住民や観光客ら大勢が訪れ、 手に汗握る闘山羊に見入った。 「ゴツーン」 という角のぶつかる音に歓声が上がっていた。 重量級決勝は第1回大会優勝の 「ガッカ号」 と 「シーサー号 (島だ号改め)」 が対戦。 角で相手を持ち上げ、 互いに譲らぬ押し合いが何分も続くなど審判も判定ができず、 延長にもつれ込むほどの熱戦となった。
2連覇を達成した豊見山さんは 「今回は素晴らしい大会だった。 試合中に角で相手を持ち上げたときは驚いた。 多良間に良いヤギが増えてきた」 と話した。 知念さんは 「2大会連続の優勝で嬉しい。 いまの体重を保ちながら頑張れるよう肥育してきた。 次の大会も優勝できるよう頑張りたい」 と喜びを語った。
同村山羊生産組合の諸見里朝仁組合長は 「回を重ねるごとに盛り上がっている。 もっと県内の皆さんに来てもらえると嬉しい。 今後も新たに盛り上げることが大切。 ピンダアースの醍醐味は角と角が当たるときの音。 もっと大きいヤギを育てて、 もっと迫力ある大会にしたい」 と話した。
試合の途中には子ヤギ1頭が当たる福引、 多良間│宮古往復乗船券や民宿の無料宿泊券などが当たるジャンケン大会が行われたほか、 ヤギ汁も販売されるなど島は 「ヤギ一色」 に染まっていた。
宮古新報

ピンダアース大会で相手に角を振り下ろそうとするヤギ
=10日、 中央スーパー駐車場
【多良間】
第3回多良間島ピンダアース大会 (主催・同村観光協会) が10日、
中央スーパー駐車場で開催された。 ヤギたちが高々と前足を上げ、
頭を振り下ろして角と角を叩きつけ合う豪快な戦いに観客は大いに沸いていた。
6頭が出場した中量級 (40~70㌔未満) は知念正勝さん所有の 「チャグー号」、
7頭が出場した重量級 (70㌔以上) は豊見山正さんの 「シーサー号」 が
それぞれ2大会連続優勝を飾った。
ヤギは本能的に序列を決めるため戦う習性がある。 同大会は多良間村が取り組むヤギによる島興しをピーアールし、 観光客の誘致を目的に昨年から始まった。 ことしから年2回の開催となっている。
大会は正午から始まり、 小雨が降る中にも関わらず会場には住民や観光客ら大勢が訪れ、 手に汗握る闘山羊に見入った。 「ゴツーン」 という角のぶつかる音に歓声が上がっていた。 重量級決勝は第1回大会優勝の 「ガッカ号」 と 「シーサー号 (島だ号改め)」 が対戦。 角で相手を持ち上げ、 互いに譲らぬ押し合いが何分も続くなど審判も判定ができず、 延長にもつれ込むほどの熱戦となった。
2連覇を達成した豊見山さんは 「今回は素晴らしい大会だった。 試合中に角で相手を持ち上げたときは驚いた。 多良間に良いヤギが増えてきた」 と話した。 知念さんは 「2大会連続の優勝で嬉しい。 いまの体重を保ちながら頑張れるよう肥育してきた。 次の大会も優勝できるよう頑張りたい」 と喜びを語った。
同村山羊生産組合の諸見里朝仁組合長は 「回を重ねるごとに盛り上がっている。 もっと県内の皆さんに来てもらえると嬉しい。 今後も新たに盛り上げることが大切。 ピンダアースの醍醐味は角と角が当たるときの音。 もっと大きいヤギを育てて、 もっと迫力ある大会にしたい」 と話した。
試合の途中には子ヤギ1頭が当たる福引、 多良間│宮古往復乗船券や民宿の無料宿泊券などが当たるジャンケン大会が行われたほか、 ヤギ汁も販売されるなど島は 「ヤギ一色」 に染まっていた。
宮古新報
2011-10-11
山内が逆転初V 県中学軟式野球(沖縄)
山内が逆転初V 県中学軟式野球

山内―読谷 延長8回山内1死満塁、松元孝平がスクイズを決め、
勝ち越す。三走は山崎颯太=新開球場(大城大輔撮影)
中学軟式野球の第3回全日本少年春季大会県予選最終日は10日、
南城市佐敷の新開球場で決勝を行い、延長8回の末、山内が4―2で
読谷を破り、初優勝を飾った。
2―2で特別ルールにより無死満塁で始まる延長八回、山内はスクイズと敵失の間に2点を挙げ、勝ち越し。その裏の読谷の攻撃を無失点で守り抜いた。
山内は全国切符を懸け、九州大会(11月・福岡)に出場する。
沖縄タイムス

山内―読谷 延長8回山内1死満塁、松元孝平がスクイズを決め、
勝ち越す。三走は山崎颯太=新開球場(大城大輔撮影)
中学軟式野球の第3回全日本少年春季大会県予選最終日は10日、
南城市佐敷の新開球場で決勝を行い、延長8回の末、山内が4―2で
読谷を破り、初優勝を飾った。
2―2で特別ルールにより無死満塁で始まる延長八回、山内はスクイズと敵失の間に2点を挙げ、勝ち越し。その裏の読谷の攻撃を無失点で守り抜いた。
山内は全国切符を懸け、九州大会(11月・福岡)に出場する。
沖縄タイムス
>山口国体:カヌー大城完勝(沖縄)
山口国体:カヌー大城完勝

カヌースプリント・少年男子カナディアンシングル200メートル決勝
44秒118で優勝し、大会2冠に輝いた大城海輝(左)
=岩国市・中山湖特設カヌー競技場(古謝克公撮影)

ジャーク2本目で139キロを挙げる平良勇祐
=海峡メッセ下関(安里真己撮影)
【山口国体取材班】
第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」第9日の9日は、県勢が躍進した。
重量挙げ少年69キロ級の平良勇祐(南部工高)がジャーク139キロで優勝し、
トータルでも255キロで1位となった。
カヌースプリント少年男子カナディアンシングル200メートル決勝は大城海輝(沖水高)が制して同500メートルとの2冠を達成した。なぎなたは成年演技で準優勝、少年試合で3位に入った。
重量挙げでは、ほかにもトータルで成年69キロ級の糸数陽一(日大)が2位、同77キロ級の久米大輝(金沢学院大)が4位、少年85キロ級の金城吉永(糸満高)が3位に入った。
ハンドボールは少年男子が決勝へ、同女子が準決勝へ進出。
ソフトボール少年男子も準決勝に進んだ。自転車少年男子個人ロードレースで城田大和(北中城高)が5位に入った。
第10日の10日、沖縄は5競技に出場する。
きょうの県勢
●陸上
少年男子B 走り幅跳び
男子共通 400メートルリレー準決勝
成年女子 1万メートル競歩
●重量挙げ
少年男子 94キロ級
●ハンドボール
少年男子 決勝 沖縄―山口
少年女子 準決勝 沖縄―香川
●ソフトボール
少年男子 準決勝 沖縄―岡山
決勝 沖縄―長崎と広島の勝者
●なぎなた
成年女子 試合3回戦~決勝
沖縄タイムス

カヌースプリント・少年男子カナディアンシングル200メートル決勝
44秒118で優勝し、大会2冠に輝いた大城海輝(左)
=岩国市・中山湖特設カヌー競技場(古謝克公撮影)

ジャーク2本目で139キロを挙げる平良勇祐
=海峡メッセ下関(安里真己撮影)
【山口国体取材班】
第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」第9日の9日は、県勢が躍進した。
重量挙げ少年69キロ級の平良勇祐(南部工高)がジャーク139キロで優勝し、
トータルでも255キロで1位となった。
カヌースプリント少年男子カナディアンシングル200メートル決勝は大城海輝(沖水高)が制して同500メートルとの2冠を達成した。なぎなたは成年演技で準優勝、少年試合で3位に入った。
重量挙げでは、ほかにもトータルで成年69キロ級の糸数陽一(日大)が2位、同77キロ級の久米大輝(金沢学院大)が4位、少年85キロ級の金城吉永(糸満高)が3位に入った。
ハンドボールは少年男子が決勝へ、同女子が準決勝へ進出。
ソフトボール少年男子も準決勝に進んだ。自転車少年男子個人ロードレースで城田大和(北中城高)が5位に入った。
第10日の10日、沖縄は5競技に出場する。
きょうの県勢
●陸上
少年男子B 走り幅跳び
男子共通 400メートルリレー準決勝
成年女子 1万メートル競歩
●重量挙げ
少年男子 94キロ級
●ハンドボール
少年男子 決勝 沖縄―山口
少年女子 準決勝 沖縄―香川
●ソフトボール
少年男子 準決勝 沖縄―岡山
決勝 沖縄―長崎と広島の勝者
●なぎなた
成年女子 試合3回戦~決勝
沖縄タイムス
山口国体 ハンド王国本領、ソフトあと一歩(沖縄)
山口国体 ハンド王国本領、ソフトあと一歩

ハンドボール少年男子決勝・沖縄―山口 後半、高い打点から
シュートを放つ比嘉成希=周南市・キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター
(古謝克公撮影)
【山口国体取材班】
第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」第10日の10日、
沖縄は5競技に出場した。
ハンドボール少年男子は決勝で地元山口を28―27で破って6年ぶり3度目の優勝。同少年女子は準決勝で香川に敗れ、3位決定戦に回った。
ソフトボール少年男子は準優勝だった。
重量挙げは少年94キロ級の屋良一郎(南部工高)がスナッチで116キロを挙げ2位、ジャークは140キロの4位で、トータルは256キロで3位だった。
重量挙げの総合成績は3位だった。
陸上男子共通400メートル準決勝は40秒36の組3位で決勝進出を決めた。
なぎなた成年試合は3回戦で愛媛に1―2で敗れ、8強入りを逃した。
30位台を目標とする沖縄の男女総合成績は10日終了時点で733・5点の39位で、前日の43位から浮上した。
最終日の11日、沖縄は陸上とハンドボールの2競技に出場する。
きょうの県勢
●陸上
男子共通 400メートルリレー決勝
●ハンドボール
少年女子 3位決定戦 沖縄―東京
沖縄タイムス

ハンドボール少年男子決勝・沖縄―山口 後半、高い打点から
シュートを放つ比嘉成希=周南市・キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター
(古謝克公撮影)
【山口国体取材班】
第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」第10日の10日、
沖縄は5競技に出場した。
ハンドボール少年男子は決勝で地元山口を28―27で破って6年ぶり3度目の優勝。同少年女子は準決勝で香川に敗れ、3位決定戦に回った。
ソフトボール少年男子は準優勝だった。
重量挙げは少年94キロ級の屋良一郎(南部工高)がスナッチで116キロを挙げ2位、ジャークは140キロの4位で、トータルは256キロで3位だった。
重量挙げの総合成績は3位だった。
陸上男子共通400メートル準決勝は40秒36の組3位で決勝進出を決めた。
なぎなた成年試合は3回戦で愛媛に1―2で敗れ、8強入りを逃した。
30位台を目標とする沖縄の男女総合成績は10日終了時点で733・5点の39位で、前日の43位から浮上した。
最終日の11日、沖縄は陸上とハンドボールの2競技に出場する。
きょうの県勢
●陸上
男子共通 400メートルリレー決勝
●ハンドボール
少年女子 3位決定戦 沖縄―東京
沖縄タイムス
43トン綱に熱気 那覇大綱挽 (沖縄)
43トン綱に熱気 那覇大綱挽

27万人余の参加者が掛け声に合わせ綱を引いた
那覇大綱挽=9日午後4時すぎ、那覇市の国道58号
久茂地交差点(山城博明撮影)
400年以上の伝統を持ち、1997年に世界一の大綱
としてギネスブックに認定された第41回那覇大綱挽(ひき)(那覇大綱挽保存会主催)が9日午後、那覇市の国道58号久茂地交差点で行われた。
27万5千人(主催者発表)が参加し、熱気の中「ハーイヤ」の掛け声に合わせて大綱を引いた。
13日に開幕する第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するため来県している各国からの県系人らも多数参加。それぞれの思いを込めながら綱を引き、ふるさと沖縄の一大イベントを満喫していた。
参加者は東西に分かれて全長200メートル、直径1・56メートル、総重量約43トンの大綱から伸びた手綱280本を引き、熱戦を展開。制限時間30分でも勝敗がつかず、引き分けに終わった。通算成績は東西ともに12勝12敗14引き分け。
勝負の前には旗頭や空手演武が披露され、綱引きを盛り上げた。
ギネス世界記録のホームページによると、現在の世界一は2005年に韓国で記録された251メートル、直径2・2メートルとなっている。
琉球新報

27万人余の参加者が掛け声に合わせ綱を引いた
那覇大綱挽=9日午後4時すぎ、那覇市の国道58号
久茂地交差点(山城博明撮影)
400年以上の伝統を持ち、1997年に世界一の大綱
としてギネスブックに認定された第41回那覇大綱挽(ひき)(那覇大綱挽保存会主催)が9日午後、那覇市の国道58号久茂地交差点で行われた。
27万5千人(主催者発表)が参加し、熱気の中「ハーイヤ」の掛け声に合わせて大綱を引いた。
13日に開幕する第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するため来県している各国からの県系人らも多数参加。それぞれの思いを込めながら綱を引き、ふるさと沖縄の一大イベントを満喫していた。
参加者は東西に分かれて全長200メートル、直径1・56メートル、総重量約43トンの大綱から伸びた手綱280本を引き、熱戦を展開。制限時間30分でも勝敗がつかず、引き分けに終わった。通算成績は東西ともに12勝12敗14引き分け。
勝負の前には旗頭や空手演武が披露され、綱引きを盛り上げた。
ギネス世界記録のホームページによると、現在の世界一は2005年に韓国で記録された251メートル、直径2・2メートルとなっている。
琉球新報
「世界の奥原ンチュ大会」も予定(OKINAWA)
「世界の奥原ンチュ大会」も予定

お手製の横断幕を広げ、親族を待つ奥原家
=10日、那覇空港国際線ターミナル

読谷村高志保出身の故奥原崇載(そうさい)さんが、
1906年にハワイへ移民し、約100年でハワイ在住の
親族が300人余に増えた奥原家。
沖縄側の親類規模を上回る一大家系に発展した。今大会では30人がハワイから来沖、15日には高志保で沖縄側を含め約100人が集結し、一家だけの“世界の奥原ンチュ大会”も予定している。(佐渡山倫子)
ハワイの奥原家は1世に当たる崇載さんが7人中3人の息子を呼び寄せて発展。現在、6世が誕生して300人に広がっており、ハワイでは名簿を作成、管理しながら連絡を取り合っているという。
10日に那覇空港に着いたのは、ベティー・オクハラさん(68)=ホノルル=らハワイ在住の奥原家親族の10人。到着後、沖縄の親族からハワイのレイに代わって琉球舞踊で使う「貫花」を首にかけてもらい大歓迎。ベティーさんは「1回目から大会に参加している。毎回、奥原家が勢ぞろいしてうれしい」と沖縄側との対面を期待した。
この日、沖縄側奥原家は17人が那覇空港に集まり、奥原家の家紋や「待っちょうたんどー」と書かれた手製の横断幕を広げ、「アロハ」と声を上げて歓迎。
崇載さんのひ孫で2、3年に1度ハワイを訪ね、交流を深めている松田悦子さん(61)は、貫花のレイで歓迎することを提案し、琉舞の先生に作ってもらい、持参した。「親族が集まるとうれしいね」と大興奮だった。
空港到着後、宿泊先の那覇市内のホテルで、共に帰沖した娘夫婦らとあらためて誕生日を祝った崎原さん。ハワイ2世の崎原盛秀さん(85)と1960年に沖縄で結婚し、76年にハワイへ移住して35年がたつ。
沖縄に常に触れていたいと、20年前から琉球舞踊を習い始めた。ハワイでの食卓には毎回、ゴーヤーチャンプルーやラフテーなど沖縄料理が並び、米国人の婿もすっかり沖縄ファンとなっている。
崎原さんは12日、西原中学校の同期会にも参加する予定。「19日には帰るが毎日楽しみなことばかり」と心を躍らせている。
沖縄タイムス

お手製の横断幕を広げ、親族を待つ奥原家
=10日、那覇空港国際線ターミナル

読谷村高志保出身の故奥原崇載(そうさい)さんが、
1906年にハワイへ移民し、約100年でハワイ在住の
親族が300人余に増えた奥原家。
沖縄側の親類規模を上回る一大家系に発展した。今大会では30人がハワイから来沖、15日には高志保で沖縄側を含め約100人が集結し、一家だけの“世界の奥原ンチュ大会”も予定している。(佐渡山倫子)
ハワイの奥原家は1世に当たる崇載さんが7人中3人の息子を呼び寄せて発展。現在、6世が誕生して300人に広がっており、ハワイでは名簿を作成、管理しながら連絡を取り合っているという。
10日に那覇空港に着いたのは、ベティー・オクハラさん(68)=ホノルル=らハワイ在住の奥原家親族の10人。到着後、沖縄の親族からハワイのレイに代わって琉球舞踊で使う「貫花」を首にかけてもらい大歓迎。ベティーさんは「1回目から大会に参加している。毎回、奥原家が勢ぞろいしてうれしい」と沖縄側との対面を期待した。
この日、沖縄側奥原家は17人が那覇空港に集まり、奥原家の家紋や「待っちょうたんどー」と書かれた手製の横断幕を広げ、「アロハ」と声を上げて歓迎。
崇載さんのひ孫で2、3年に1度ハワイを訪ね、交流を深めている松田悦子さん(61)は、貫花のレイで歓迎することを提案し、琉舞の先生に作ってもらい、持参した。「親族が集まるとうれしいね」と大興奮だった。
空港到着後、宿泊先の那覇市内のホテルで、共に帰沖した娘夫婦らとあらためて誕生日を祝った崎原さん。ハワイ2世の崎原盛秀さん(85)と1960年に沖縄で結婚し、76年にハワイへ移住して35年がたつ。
沖縄に常に触れていたいと、20年前から琉球舞踊を習い始めた。ハワイでの食卓には毎回、ゴーヤーチャンプルーやラフテーなど沖縄料理が並び、米国人の婿もすっかり沖縄ファンとなっている。
崎原さんは12日、西原中学校の同期会にも参加する予定。「19日には帰るが毎日楽しみなことばかり」と心を躍らせている。
沖縄タイムス
誕生日の崎原さんに機内サプライズ(OKINAWA)
誕生日の崎原さんに機内サプライズ

72歳の誕生日に帰沖した崎原光子さん(前列左から2人目)と家族=10日、ホテルJALシティー那覇
10日にハワイから到着した西原町出身で1世の崎原光子さん=オアフ島=は、チャーター便の中で72歳の誕生日を祝ってもらった。機内で突然アナウンスが流れ、乗客全員から拍手を受ける予想外の出来事に「誕生日に沖縄へ帰って来られて、ウチナーンチュ大会にも参加できる。とってもエクサイト」と二重の喜びに包まれた。
空港到着後、宿泊先の那覇市内のホテルで、共に帰沖した娘夫婦らとあらためて誕生日を祝った崎原さん。ハワイ2世の崎原盛秀さん(85)と1960年に沖縄で結婚し、76年にハワイへ移住して35年がたつ。
沖縄に常に触れていたいと、20年前から琉球舞踊を習い始めた。ハワイでの食卓には毎回、ゴーヤーチャンプルーやラフテーなど沖縄料理が並び、米国人の婿もすっかり沖縄ファンとなっている。
崎原さんは12日、西原中学校の同期会にも参加する予定。「19日には帰るが毎日楽しみなことばかり」と心を躍らせている。
沖縄タイムス

72歳の誕生日に帰沖した崎原光子さん(前列左から2人目)と家族=10日、ホテルJALシティー那覇
10日にハワイから到着した西原町出身で1世の崎原光子さん=オアフ島=は、チャーター便の中で72歳の誕生日を祝ってもらった。機内で突然アナウンスが流れ、乗客全員から拍手を受ける予想外の出来事に「誕生日に沖縄へ帰って来られて、ウチナーンチュ大会にも参加できる。とってもエクサイト」と二重の喜びに包まれた。
空港到着後、宿泊先の那覇市内のホテルで、共に帰沖した娘夫婦らとあらためて誕生日を祝った崎原さん。ハワイ2世の崎原盛秀さん(85)と1960年に沖縄で結婚し、76年にハワイへ移住して35年がたつ。
沖縄に常に触れていたいと、20年前から琉球舞踊を習い始めた。ハワイでの食卓には毎回、ゴーヤーチャンプルーやラフテーなど沖縄料理が並び、米国人の婿もすっかり沖縄ファンとなっている。
崎原さんは12日、西原中学校の同期会にも参加する予定。「19日には帰るが毎日楽しみなことばかり」と心を躍らせている。
沖縄タイムス
ペルーの蒸留酒ピスコお披露目(OKINAWA)
ペルーの蒸留酒ピスコお披露目

ペルー日系人で唯一ピスコを製造するグスクマ・ミゲル氏
(中央左)と次男のカルロス氏(左)ら
=9日、北中城村のホテルコスタビスタ
南米ペルーで蒸留酒「ピスコ」を製造・販売する県系2世のグスクマ(城間)・ミゲルさん(63)、カルロスさん(28)親子が第5回世界のウチナーンチュ大会を前に9日、父親の出身地
・北中城村で独自商品「ピスコ・グスクマ」を県内で初披露した。
ペルーでピスコを製造する日系人はグスクマさん親子のみ。
商品のPRにと県内有志が同村役場前に大看板を設置した。
ミゲルさんは「沖縄でピスコを紹介できたことは光栄。現地の1世もみんな帰郷したようなものだ」と喜び、「苦労した県系人の汗と涙を感じてほしい」とアピールした。
父・仁亀(じんき)さん(故人)は1932年、ペルーに移民し、南部のカニエテ市で農業を営んだ。ミゲルさんは10ヘクタールの農場で20年前からブドウを生産、2000年ごろからブドウ由来の蒸留酒・ピスコを製造・販売するようになった。
ピスコはペルーで最も愛飲され、ブドウの香りやきれのいい味わいが特徴。グスクマさんの会社「ラ・ワカ」は、年間1万5千本(1本750ミリリットル)を販売しているという。ミゲルさんと息子ら4人で経営し、原料から酒づくりまで自社で一貫製造している。減農薬のブドウを使い、人工のアルコール、甘味料を加えない製法にこだわり「体に優しい酒に仕上がっている」という。
日本では南米日系人農家の支援や食料確保に取り組む岐阜県のギアリンクスの中田智洋社長が2年前にミゲルさんと出会い、昨年から輸入販売している。県内企業と取引のある中田社長の呼び掛けで、「ピスコを沖縄に紹介する会」が発足し、試飲会を企画した。
中田社長は「ペルー人が沖縄に来て泡盛を造るようなもので、堅実なグスクマさんにひかれた。古里でもあり焼酎文化のある沖縄で普及してほしい」と話した。
試飲会には約150人が集まり、ペルー同様にカクテル風にアレンジしたピスコを味わった。今後、県内での販売を検討する。
商品の問い合わせはギアリンクス、
電話0573(62)1545。
沖縄タイムス

ペルー日系人で唯一ピスコを製造するグスクマ・ミゲル氏
(中央左)と次男のカルロス氏(左)ら
=9日、北中城村のホテルコスタビスタ
南米ペルーで蒸留酒「ピスコ」を製造・販売する県系2世のグスクマ(城間)・ミゲルさん(63)、カルロスさん(28)親子が第5回世界のウチナーンチュ大会を前に9日、父親の出身地
・北中城村で独自商品「ピスコ・グスクマ」を県内で初披露した。
ペルーでピスコを製造する日系人はグスクマさん親子のみ。
商品のPRにと県内有志が同村役場前に大看板を設置した。
ミゲルさんは「沖縄でピスコを紹介できたことは光栄。現地の1世もみんな帰郷したようなものだ」と喜び、「苦労した県系人の汗と涙を感じてほしい」とアピールした。
父・仁亀(じんき)さん(故人)は1932年、ペルーに移民し、南部のカニエテ市で農業を営んだ。ミゲルさんは10ヘクタールの農場で20年前からブドウを生産、2000年ごろからブドウ由来の蒸留酒・ピスコを製造・販売するようになった。
ピスコはペルーで最も愛飲され、ブドウの香りやきれのいい味わいが特徴。グスクマさんの会社「ラ・ワカ」は、年間1万5千本(1本750ミリリットル)を販売しているという。ミゲルさんと息子ら4人で経営し、原料から酒づくりまで自社で一貫製造している。減農薬のブドウを使い、人工のアルコール、甘味料を加えない製法にこだわり「体に優しい酒に仕上がっている」という。
日本では南米日系人農家の支援や食料確保に取り組む岐阜県のギアリンクスの中田智洋社長が2年前にミゲルさんと出会い、昨年から輸入販売している。県内企業と取引のある中田社長の呼び掛けで、「ピスコを沖縄に紹介する会」が発足し、試飲会を企画した。
中田社長は「ペルー人が沖縄に来て泡盛を造るようなもので、堅実なグスクマさんにひかれた。古里でもあり焼酎文化のある沖縄で普及してほしい」と話した。
試飲会には約150人が集まり、ペルー同様にカクテル風にアレンジしたピスコを味わった。今後、県内での販売を検討する。
商品の問い合わせはギアリンクス、
電話0573(62)1545。
沖縄タイムス
沖縄の情報交換交流サイト好評 ハワイ3世、 知念さん (OKINAWA)
沖縄の情報交換交流サイト好評 ハワイ3世、 知念さん

ネットワーク構築のため交流サイトを立ち上げた、知念ダニエル弘貴さん=9月28日、琉球大学
世界のウチナーンチュのネットワークを構築するため、ハワイ出身の県系3世、知念ダニエル弘貴さん(44)=宜野湾市=が運営する交流サイトが話題を集めている。サイト上で情報交換や沖縄文化の勉強会などを通し、活発な対話が続いている。登録者は千人を超えた。
沖縄県系人という自覚はあったが、沖縄への関心は希薄だった。アメリカの大学院を卒業後、ハワイで偶然出会った県系人に誘われ、2006年の第4回ウチナーンチュ大会に参加。音楽に合わせて参加者同士が楽しんでいる姿に感動し、「イチャリバチョーデー」の精神を実感した。
5年に1度の交流ではもったいないと考え、ネットワーク構築の手段として4年前にサイトを作った。07年には沖縄の歴史を学ぶため沖縄に移住。現在、琉球大学で学ぶ傍ら、三線や空手のけいこに励む。
「大学で接する学生たちは沖縄人としてのアイデンティティーが薄くなっているのでは」と心配する。空手やエイサーができない学生が多い。サイトでは沖縄文化の継承、普及の支えとなるよう工夫を凝らす。
ウチナーンチュ大会では祖父の出身地である南城市佐敷の交流会に参加する。「またイチャリバチョーデーを感じたい」と2度目の大会に期待を膨らませる。(氏家清志)
沖縄タイムス

ネットワーク構築のため交流サイトを立ち上げた、知念ダニエル弘貴さん=9月28日、琉球大学
世界のウチナーンチュのネットワークを構築するため、ハワイ出身の県系3世、知念ダニエル弘貴さん(44)=宜野湾市=が運営する交流サイトが話題を集めている。サイト上で情報交換や沖縄文化の勉強会などを通し、活発な対話が続いている。登録者は千人を超えた。
沖縄県系人という自覚はあったが、沖縄への関心は希薄だった。アメリカの大学院を卒業後、ハワイで偶然出会った県系人に誘われ、2006年の第4回ウチナーンチュ大会に参加。音楽に合わせて参加者同士が楽しんでいる姿に感動し、「イチャリバチョーデー」の精神を実感した。
5年に1度の交流ではもったいないと考え、ネットワーク構築の手段として4年前にサイトを作った。07年には沖縄の歴史を学ぶため沖縄に移住。現在、琉球大学で学ぶ傍ら、三線や空手のけいこに励む。
「大学で接する学生たちは沖縄人としてのアイデンティティーが薄くなっているのでは」と心配する。空手やエイサーができない学生が多い。サイトでは沖縄文化の継承、普及の支えとなるよう工夫を凝らす。
ウチナーンチュ大会では祖父の出身地である南城市佐敷の交流会に参加する。「またイチャリバチョーデーを感じたい」と2度目の大会に期待を膨らませる。(氏家清志)
沖縄タイムス
「ハワイから豚」写真発見 48年沖縄救済を記録 (OKINAW)
「ハワイから豚」写真発見 48年沖縄救済を記録
ジョン糸村さん
ハワイの県系人が終戦直後の1948年、食料難で苦しむ沖縄住民に豚550頭を届ける際に船上などで撮られた写真がこのほど見つかった。豚を届けた県系人勇士7人のうちの一人、故・島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(48)=米ハワイ在住=が保持していた。
写真は8枚あり、船に積まれた何頭もの豚の様子や、子豚を持ち上げる真栄さんの姿を生き生きと捉えている。ハワイで若い県系人らに獅子舞を指導している糸村さんは「祖父は沖縄のために頑張った。私の今の活動と思いがつながっているのは興味深い」と語った。
島袋真栄さんは糸村さんの母の父。母も写真の存在を知らなかったといい、実家の倉庫で2003年ごろに見つけたという。
写真には、船上で豚が歩き回っている様子や、トラックに積まれる様子、真栄さんが満面の笑顔で帽子を振っている様子などが写っている。
終戦直後、ハワイの県系人たちは米軍艦を借用し、豚を運んだ。沖縄に向かう途中では、太平洋上に浮遊する日本軍の機雷や大しけに遭いながら、命懸けで豚を沖縄に送り届けた。
終戦直後、北・南米などの多くの国々の県系人が沖縄住民を救おうと多量の物資を届けた。ハワイからの豚の輸送は、ミュージカル「海から豚がやってきた!!」となり、公演が県内やハワイ、ロサンゼルスでも好評を得るなど、沖縄救済活動の象徴的な出来事として語り継がれている。
糸村さんは真栄さんについて「写真を見つけて初めて祖父がそんな貢献をしたことが分かった。母も知らなかった。自分の活動を人に言いふらすのではなく、まずは実行することが大切ということを教えてくれた」と尊敬の念を込めた。
(新垣毅)
琉球新報

ジョン糸村さん
ハワイの県系人が終戦直後の1948年、食料難で苦しむ沖縄住民に豚550頭を届ける際に船上などで撮られた写真がこのほど見つかった。豚を届けた県系人勇士7人のうちの一人、故・島袋真栄さんの孫、ジョン糸村さん(48)=米ハワイ在住=が保持していた。
写真は8枚あり、船に積まれた何頭もの豚の様子や、子豚を持ち上げる真栄さんの姿を生き生きと捉えている。ハワイで若い県系人らに獅子舞を指導している糸村さんは「祖父は沖縄のために頑張った。私の今の活動と思いがつながっているのは興味深い」と語った。
島袋真栄さんは糸村さんの母の父。母も写真の存在を知らなかったといい、実家の倉庫で2003年ごろに見つけたという。
写真には、船上で豚が歩き回っている様子や、トラックに積まれる様子、真栄さんが満面の笑顔で帽子を振っている様子などが写っている。
終戦直後、ハワイの県系人たちは米軍艦を借用し、豚を運んだ。沖縄に向かう途中では、太平洋上に浮遊する日本軍の機雷や大しけに遭いながら、命懸けで豚を沖縄に送り届けた。
終戦直後、北・南米などの多くの国々の県系人が沖縄住民を救おうと多量の物資を届けた。ハワイからの豚の輸送は、ミュージカル「海から豚がやってきた!!」となり、公演が県内やハワイ、ロサンゼルスでも好評を得るなど、沖縄救済活動の象徴的な出来事として語り継がれている。
糸村さんは真栄さんについて「写真を見つけて初めて祖父がそんな貢献をしたことが分かった。母も知らなかった。自分の活動を人に言いふらすのではなく、まずは実行することが大切ということを教えてくれた」と尊敬の念を込めた。
(新垣毅)
琉球新報
歓迎4世代22人 具志堅さん一家故郷に大集合(沖縄)
歓迎4世代22人 具志堅さん一家故郷に大集合

本部町出身の父母を持つ2世のスエコさん(前列右から3人目)を中心に具志堅家22人のうち、第1陣11人が先に到着した=那覇市内のホテル

第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)
まであと1日。
10日はハワイから大勢の参加者が到着した。故郷、沖縄の地で4世代が大集合した本部町の具志堅家。大家族の到着を今か、今かと待った読谷村の奥原家。機内で誕生日を祝った西原町の崎原家。大会目前に海外、県内の参加者の間に、帰郷や再会の喜びが広がった。
本部町具志堅出身の父母を持つ2世の具志堅・仲村渠・スエコさん(79)一家はこの日、22人が2便に分けて、那覇空港に降り立った。最年少は5世のノアちゃん(1)。
3年前に亡くなった夫トクゾウさんも具志堅集落の先祖を持つハワイ県系人。5年前の大会は一緒に帰郷したが、22人もの一家がそろうのは初めて。
スエコさんは「みんなで本部に帰れる。本当にうれしい」と喜びをかみしめた。
スエコさんの子どもは3人。長女レネー・ナオミさん(53)、次女のチエミ・デールさん(50)、長男キース・マサノブさん(49)はいずれも沖縄を訪れたことがあるが、今回は4世に当たるそれぞれの子どもたちも連れてきた。
長女ナオミさんは夫のチャールズ・ワカマツさん(53)との間に5人の子どもをもうけ、それぞれユタ、アリゾナ、カリフォルニアと米国内で離れて暮らしている。今回のウチナーンチュ大会では、末っ子を除き全米から家族が集う格好だ。
ナオミさんは具志堅家と、仲村渠家の家系図を事前に作り、古い写真と併せて持参。本部町の親戚に聞いてさらに広く調べることも大会参加の目的だ。「家族みんなで先祖のことを知るのはワンダフル」と意気込む。
4世のミシェル・ミツコさん(31)は「本場の沖縄そばを食べるのが楽しみ。アンダギーはどんな味がするのかな。何でも食べたい。もちろん文化にも親しみたい」と目を輝かせる。
いとこで4世のジャスミン・マユミさん(28)は5世のノアちゃんの手を引きながら「ダンスに興味がある」と話す。一家は15日に本部町内でモトブンチュ大会に参加する。(吉田伸)
沖縄タイムス

本部町出身の父母を持つ2世のスエコさん(前列右から3人目)を中心に具志堅家22人のうち、第1陣11人が先に到着した=那覇市内のホテル

第5回世界のウチナーンチュ大会(主催・同実行委員会)
まであと1日。
10日はハワイから大勢の参加者が到着した。故郷、沖縄の地で4世代が大集合した本部町の具志堅家。大家族の到着を今か、今かと待った読谷村の奥原家。機内で誕生日を祝った西原町の崎原家。大会目前に海外、県内の参加者の間に、帰郷や再会の喜びが広がった。
本部町具志堅出身の父母を持つ2世の具志堅・仲村渠・スエコさん(79)一家はこの日、22人が2便に分けて、那覇空港に降り立った。最年少は5世のノアちゃん(1)。
3年前に亡くなった夫トクゾウさんも具志堅集落の先祖を持つハワイ県系人。5年前の大会は一緒に帰郷したが、22人もの一家がそろうのは初めて。
スエコさんは「みんなで本部に帰れる。本当にうれしい」と喜びをかみしめた。
スエコさんの子どもは3人。長女レネー・ナオミさん(53)、次女のチエミ・デールさん(50)、長男キース・マサノブさん(49)はいずれも沖縄を訪れたことがあるが、今回は4世に当たるそれぞれの子どもたちも連れてきた。
長女ナオミさんは夫のチャールズ・ワカマツさん(53)との間に5人の子どもをもうけ、それぞれユタ、アリゾナ、カリフォルニアと米国内で離れて暮らしている。今回のウチナーンチュ大会では、末っ子を除き全米から家族が集う格好だ。
ナオミさんは具志堅家と、仲村渠家の家系図を事前に作り、古い写真と併せて持参。本部町の親戚に聞いてさらに広く調べることも大会参加の目的だ。「家族みんなで先祖のことを知るのはワンダフル」と意気込む。
4世のミシェル・ミツコさん(31)は「本場の沖縄そばを食べるのが楽しみ。アンダギーはどんな味がするのかな。何でも食べたい。もちろん文化にも親しみたい」と目を輝かせる。
いとこで4世のジャスミン・マユミさん(28)は5世のノアちゃんの手を引きながら「ダンスに興味がある」と話す。一家は15日に本部町内でモトブンチュ大会に参加する。(吉田伸)
沖縄タイムス
ハワイから第1陣 チャーター便で245人 (OKINAWA)
ハワイから第1陣 チャーター便で245人

13日に開幕する第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)に参加するハワイの団体第1陣245人が10日夕、チャーター便で那覇空港に到着した。
空港には親戚や友人、沖縄ハワイ協会、県職員らが熱烈に歓迎。「メンソーレ」「アロハー」の掛け声とともに大きな拍手が湧き起こり、ハワイの県系人は手を振ったり握手を求めたりして喜びをかみしめていた。
沖縄タイムス

13日に開幕する第5回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)に参加するハワイの団体第1陣245人が10日夕、チャーター便で那覇空港に到着した。
空港には親戚や友人、沖縄ハワイ協会、県職員らが熱烈に歓迎。「メンソーレ」「アロハー」の掛け声とともに大きな拍手が湧き起こり、ハワイの県系人は手を振ったり握手を求めたりして喜びをかみしめていた。
沖縄タイムス
博愛の里上野まつり、地域の絆、一体感深める (宮古島・沖縄)
博愛の里上野まつり、地域の絆、一体感深める

第4回博愛の里上野まつり (主催・上野地域づくり協議会) が9日、 市営上野体育館で行われた。 子どもから大人、 お年寄りまで多くの住民が参加してゲームやレクリエーション、 リレーなど様々な催しを楽しみながら、 地域の絆と一体感を確認していた。
舞台発表では 「宮国のヨーンシー」 や 「野原の棒踊り」 といった伝統芸能をはじめ、 小中学生のパフォーマンス、 宮古ソバの完食早食い競争やビール早飲み競争、 カラオケのど自慢大会なども行われた。 また昼食には牛汁1000人分が振る舞われた。
まつりは午前9時30分から始まったが、 降雨のため会場を陸上競技場から体育館に変更して実施。 上野保育園・幼稚園の園児たちがお遊戯、 上野小・中学校の児童生徒は校歌遊戯を披露した。 部落対抗老人クラブリレーではお年寄りたちが年齢を感じさせないハツラツとした走りを見せていた。 この他、 部落対抗で肥料担ぎリレー、 ワーガニ回しリレーなどが行われ、 各部落の応援席からは盛んに声援が送られていた。
昼食には牛汁とジューシーが1000人前振る舞われ、 屋台には開始前から長蛇の列ができていた。
午後3時からは舞台部門が行われ、 婦人会の踊りで幕を開け、 青年会による 「宮国のヨンシー」、 野原芸能保存会の 「野原の棒踊り」 など地域の伝統芸能を披露。 カラオケのど自慢大会では各部落からの出場者が十八番を熱唱した。
宮古そば完食早食い競争では約2人前を食べ終える時間を競った。 予想を上回る食べ応えに大人も苦戦する中、 2分51秒で完食した我如古穂佳さん (中1) が優勝した。 「お昼を食べてお腹いっぱいだったのに。 あんなに食べられるなんて思わなかった。 家や学校でも食べるのが早いと言われる」 と少し驚いた様子だった。
第4回を迎えたまつりに同協議会の垣花義一会長は 「合併前は色々な行事があったが一時無くなり、 住民参加の行事をやろうと取り組んできた。 年々内容も充実し参加者も増えている。 地域みんなで盛り上げようという気持ちは旧上野村時代からあった。 その気運がさらに高まっていくことを願っている」 と話した。
同まつりは 「きぃむ ぴぃてぃーつ ばんたが あたらす上野」 をテーマに美しい博愛の心を基調に地域住民参加による相互の交流、 協調性豊かな活力ある上野地域づくりを目的に開催されている。
宮古新報

第4回博愛の里上野まつり (主催・上野地域づくり協議会) が9日、 市営上野体育館で行われた。 子どもから大人、 お年寄りまで多くの住民が参加してゲームやレクリエーション、 リレーなど様々な催しを楽しみながら、 地域の絆と一体感を確認していた。
舞台発表では 「宮国のヨーンシー」 や 「野原の棒踊り」 といった伝統芸能をはじめ、 小中学生のパフォーマンス、 宮古ソバの完食早食い競争やビール早飲み競争、 カラオケのど自慢大会なども行われた。 また昼食には牛汁1000人分が振る舞われた。
まつりは午前9時30分から始まったが、 降雨のため会場を陸上競技場から体育館に変更して実施。 上野保育園・幼稚園の園児たちがお遊戯、 上野小・中学校の児童生徒は校歌遊戯を披露した。 部落対抗老人クラブリレーではお年寄りたちが年齢を感じさせないハツラツとした走りを見せていた。 この他、 部落対抗で肥料担ぎリレー、 ワーガニ回しリレーなどが行われ、 各部落の応援席からは盛んに声援が送られていた。
昼食には牛汁とジューシーが1000人前振る舞われ、 屋台には開始前から長蛇の列ができていた。
午後3時からは舞台部門が行われ、 婦人会の踊りで幕を開け、 青年会による 「宮国のヨンシー」、 野原芸能保存会の 「野原の棒踊り」 など地域の伝統芸能を披露。 カラオケのど自慢大会では各部落からの出場者が十八番を熱唱した。
宮古そば完食早食い競争では約2人前を食べ終える時間を競った。 予想を上回る食べ応えに大人も苦戦する中、 2分51秒で完食した我如古穂佳さん (中1) が優勝した。 「お昼を食べてお腹いっぱいだったのに。 あんなに食べられるなんて思わなかった。 家や学校でも食べるのが早いと言われる」 と少し驚いた様子だった。
第4回を迎えたまつりに同協議会の垣花義一会長は 「合併前は色々な行事があったが一時無くなり、 住民参加の行事をやろうと取り組んできた。 年々内容も充実し参加者も増えている。 地域みんなで盛り上げようという気持ちは旧上野村時代からあった。 その気運がさらに高まっていくことを願っている」 と話した。
同まつりは 「きぃむ ぴぃてぃーつ ばんたが あたらす上野」 をテーマに美しい博愛の心を基調に地域住民参加による相互の交流、 協調性豊かな活力ある上野地域づくりを目的に開催されている。
宮古新報
海族まつりフィナーレ爬竜舟レース(宮古島・沖縄)
海族まつりフィナーレ爬竜舟レース
佐良浜BチームがV

熱戦を展開する爬竜舟レース=9日、パイナガマビーチ
「海を楽しむ・海を食する・海を競う・海を観る」をテーマにした海族まつり(主催・宮古島観光協会、共催・市)の海族大集合フィナーレが9日、パイナガマビーチと荷川取漁港内のステージ広場で行われた。メーンイベントの一つ、爬竜舟レースでは佐良浜Bチーが優勝を飾った。ステージ広場では、大勢の家族連れらが訪れ、趣向を凝らしたイベントを満喫した。
爬竜舟レースで優勝した佐良浜Bチームと記念撮影する下地市長(手前左から3人目)=荷川取漁港内のステージ広場
宮古の水産・観光振興・地域活性化に資することを目的に初めて開催された。4月3日の海開きを皮切りに海のフォトコンテスト、ガラスボートで行くやびじ海底観光、スターライトクルージングを実施。県内外に宮古の海の素晴らしさなどをアピールした。宮古島ジャンボフィッシング大会は諸事情で中止された。
この日のハーリー大会の爬竜船レースでは、13地区から15チームが参加。往復500㍍のコースで熱戦を展開した。各チームとも「ゴーヘイ、ゴーヘイ」の掛け声で力強いかいさばきを繰り広げた。観客らは、大きな声援を送り後押し。
イベント広場のオープニングセレモニーでは、ちびっこらんどの子どもたちが息の合ったエイサーを披露。観客らの視線をくぎ付けにした。
主催者を代表して豊見山健児会長は「9月以降、宮古島の観光客の入域は持ち直し、下期の観光客は増加が期待されている。今後とも地域活性化につながるイベントを推進したい」と決意を新たにした。
まつり実行委員長の下地敏彦市長は「宮古の海はダイバーの間では『宮古のブルー』で通じている。宮古の海は透明度が良くサンゴの成長が良い。市民の同意が得られるならば、来年も祭りを開催したい」と強調した。
ステージでは、パニパニJrライブなどが行われ、大いに盛り上がった。
佐良浜Bチーム代表の譜久村基彦さん(52)は「上位3位以内を目指していたが、優勝できてうれい」と喜びを語った。
爬竜舟レースの結果は次の通り。
優勝=佐良浜B▽準優勝=久松A▽3位=佐良浜A
. 宮古毎日新聞
佐良浜BチームがV

熱戦を展開する爬竜舟レース=9日、パイナガマビーチ
「海を楽しむ・海を食する・海を競う・海を観る」をテーマにした海族まつり(主催・宮古島観光協会、共催・市)の海族大集合フィナーレが9日、パイナガマビーチと荷川取漁港内のステージ広場で行われた。メーンイベントの一つ、爬竜舟レースでは佐良浜Bチーが優勝を飾った。ステージ広場では、大勢の家族連れらが訪れ、趣向を凝らしたイベントを満喫した。
爬竜舟レースで優勝した佐良浜Bチームと記念撮影する下地市長(手前左から3人目)=荷川取漁港内のステージ広場
宮古の水産・観光振興・地域活性化に資することを目的に初めて開催された。4月3日の海開きを皮切りに海のフォトコンテスト、ガラスボートで行くやびじ海底観光、スターライトクルージングを実施。県内外に宮古の海の素晴らしさなどをアピールした。宮古島ジャンボフィッシング大会は諸事情で中止された。
この日のハーリー大会の爬竜船レースでは、13地区から15チームが参加。往復500㍍のコースで熱戦を展開した。各チームとも「ゴーヘイ、ゴーヘイ」の掛け声で力強いかいさばきを繰り広げた。観客らは、大きな声援を送り後押し。
イベント広場のオープニングセレモニーでは、ちびっこらんどの子どもたちが息の合ったエイサーを披露。観客らの視線をくぎ付けにした。
主催者を代表して豊見山健児会長は「9月以降、宮古島の観光客の入域は持ち直し、下期の観光客は増加が期待されている。今後とも地域活性化につながるイベントを推進したい」と決意を新たにした。
まつり実行委員長の下地敏彦市長は「宮古の海はダイバーの間では『宮古のブルー』で通じている。宮古の海は透明度が良くサンゴの成長が良い。市民の同意が得られるならば、来年も祭りを開催したい」と強調した。
ステージでは、パニパニJrライブなどが行われ、大いに盛り上がった。
佐良浜Bチーム代表の譜久村基彦さん(52)は「上位3位以内を目指していたが、優勝できてうれい」と喜びを語った。
爬竜舟レースの結果は次の通り。
優勝=佐良浜B▽準優勝=久松A▽3位=佐良浜A
. 宮古毎日新聞
2011-10-08
世界のウチナーンチュ大会 ハワイの7勇士表彰へ(沖縄)
世界のウチナーンチュ大会 ハワイの7勇士表彰へ
沖縄に豚550頭送る

沖縄に豚を送った、ハワイの勇士7人と救済会のメンバー。
前列左から、仲間牛吉さん、山城義雄さん、宮里昌平さん、渡名喜元美さん、上江洲易男さん(右下)。後列左から、仲嶺真助さん(救済会広報)、金城善助さん(同事務局長)、島袋真栄さん、安慶名良信さん=1948年
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会は13日、終戦直後の1948年に
食料難で苦しむ沖縄住民に豚550頭を届けたハワイの県系人勇士7人の功績
をたたえ、表彰する。13日開幕のウチナーンチュ大会に合わせ、関連行事に
遺族を招き、感謝状と記念品の琉球伝統工芸品を贈る。2人の遺族の来県は
決定、残り5人は調整中。来県できなかった遺族には郵送する。同実行委は
「世界の県系人のネットワークを考える上で欠かせない歴史だ。
風化させてはいけない」と表彰の意義を話した。
表彰式は13日午前10時から開かれる大会関連行事「海から豚がやってきた」写真パネル展の冒頭、那覇市の県立博物館・美術館「世界のウチナーンチュ大会歴史資料展」特別展示場で実施する。
7人の最後の生存者、上江洲易男(やすお)さん=享年(91)=が7月20日に亡くなり、沖縄ハワイ協会は8月の大会実行委員会総会で「何らかの形で感謝の意を示すべきだ」などと要望していた。
その後、大会実行委事務局は遺族を招くための旅費調達に奔走。これに応え、沖縄ハム総合食品、県養豚振興協議会、県畜産振興基金公社、我那覇畜産、琉球協同飼料、那覇ミート、沖縄ホーメル、県飼料協業組合の豚に関する企業・団体が事務局に寄付金計200万円を贈った。
沖縄に豚を送ったのは、上江洲さんと山城義雄さん、渡名喜元美さん、仲間牛吉さん、島袋真栄さん、宮里昌平さん、安慶名良信さん。当時、米本土で豚を購入し、軍船を借用。沖縄に向かう途中、洋上に浮遊する日本軍の機雷や大しけに遭いながら、命懸けで豚を送り届けた。このほかにも北・南米など多くの国々の県系人がさまざまな多量の物資を送り届けた。
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会の知念英信幹事長は「関連企業によく協力していただいた」と感謝した。(新垣毅)
琉球新報
沖縄に豚550頭送る

沖縄に豚を送った、ハワイの勇士7人と救済会のメンバー。
前列左から、仲間牛吉さん、山城義雄さん、宮里昌平さん、渡名喜元美さん、上江洲易男さん(右下)。後列左から、仲嶺真助さん(救済会広報)、金城善助さん(同事務局長)、島袋真栄さん、安慶名良信さん=1948年
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会は13日、終戦直後の1948年に
食料難で苦しむ沖縄住民に豚550頭を届けたハワイの県系人勇士7人の功績
をたたえ、表彰する。13日開幕のウチナーンチュ大会に合わせ、関連行事に
遺族を招き、感謝状と記念品の琉球伝統工芸品を贈る。2人の遺族の来県は
決定、残り5人は調整中。来県できなかった遺族には郵送する。同実行委は
「世界の県系人のネットワークを考える上で欠かせない歴史だ。
風化させてはいけない」と表彰の意義を話した。
表彰式は13日午前10時から開かれる大会関連行事「海から豚がやってきた」写真パネル展の冒頭、那覇市の県立博物館・美術館「世界のウチナーンチュ大会歴史資料展」特別展示場で実施する。
7人の最後の生存者、上江洲易男(やすお)さん=享年(91)=が7月20日に亡くなり、沖縄ハワイ協会は8月の大会実行委員会総会で「何らかの形で感謝の意を示すべきだ」などと要望していた。
その後、大会実行委事務局は遺族を招くための旅費調達に奔走。これに応え、沖縄ハム総合食品、県養豚振興協議会、県畜産振興基金公社、我那覇畜産、琉球協同飼料、那覇ミート、沖縄ホーメル、県飼料協業組合の豚に関する企業・団体が事務局に寄付金計200万円を贈った。
沖縄に豚を送ったのは、上江洲さんと山城義雄さん、渡名喜元美さん、仲間牛吉さん、島袋真栄さん、宮里昌平さん、安慶名良信さん。当時、米本土で豚を購入し、軍船を借用。沖縄に向かう途中、洋上に浮遊する日本軍の機雷や大しけに遭いながら、命懸けで豚を送り届けた。このほかにも北・南米など多くの国々の県系人がさまざまな多量の物資を送り届けた。
第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会の知念英信幹事長は「関連企業によく協力していただいた」と感謝した。(新垣毅)
琉球新報
【写真特集】伝統ミャークヅツ沸く (宮古島・沖縄)
【写真特集】伝統ミャークヅツ沸く
伝統ミャークヅツ賑わう─池間島、佐良浜、西原

祈りを捧げるツカサンマたち=6日、 佐良浜池間添

クイチャーの前に願い酒を飲むウヤ
=6日、 池間島

おじいからクイチャーのコツを学ぶ男の子
=6日、 池間島
「ヒヤサッサ」 と威勢の良い掛け声を上げながら
パレードする参加者ら=西原

ナカマ御嶽から出発し、 集落内をパレードした
=西原

ウヤたちのクイチャーの前に、 輪になって歌と踊りを
奉納するツカサンマたち=6日、 池間島の水浜広場

奉納相撲で力と力をぶつけ合い会場を沸かせた
=西原

揃いの衣装で 「ヒヤサッサ」 と力強く踊るミーウヤたち
=6日、 佐良浜前里添
宮古新報
伝統ミャークヅツ賑わう─池間島、佐良浜、西原

祈りを捧げるツカサンマたち=6日、 佐良浜池間添

クイチャーの前に願い酒を飲むウヤ
=6日、 池間島

おじいからクイチャーのコツを学ぶ男の子
=6日、 池間島

「ヒヤサッサ」 と威勢の良い掛け声を上げながら
パレードする参加者ら=西原

ナカマ御嶽から出発し、 集落内をパレードした
=西原

ウヤたちのクイチャーの前に、 輪になって歌と踊りを
奉納するツカサンマたち=6日、 池間島の水浜広場

奉納相撲で力と力をぶつけ合い会場を沸かせた
=西原

揃いの衣装で 「ヒヤサッサ」 と力強く踊るミーウヤたち
=6日、 佐良浜前里添
宮古新報
400人が集落内パレード─平良西原のミャークヅツ (宮古島・沖縄)
400人が集落内パレード─平良西原のミャークヅツ

西原自治会 (佐久田盛光会長) の2011年豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 は
7日、 ナカビ (2日目) を迎え、 約400人の男性ウヤたちがパレードを行った。
地域住民も一体となり、 向こう1年の五穀豊穣、 子孫繁栄を祈願し、
全員でクイチャーを踊った。
この日は午前中、 ナカマ御嶽でこの1年間で宮古や沖縄本島、 本土で生まれた新生児の健やかな成長を願う 「マスムイ」 が行われた。 午後3時からは同御嶽からパトカーの先導の下、 パレードがスタート。 男性ウヤたちが 「五穀豊穣」 の旗や国旗などを掲げ、 三線の音が鳴り響く中、 「豊かな世にしてください」 とはやし立てながらクイチャーを踊り、 ゆっくりと集落内の幹線道路を練り歩いた。
終点の広場入口近くでは、 ツカサンマ (司母) たちがウヤたちを広場に招いた。 広場ではことし1年間の新生児の数が53人だったことが報告され、 会場からは温かい拍手が送られるとともに健やかな成長を祈った。 また、 新入生の自己紹介などが行われたあと、 部落伝統の奉納角力が披露された。 ウヤたちは互いに一歩も譲らない力強い戦いを展開し、 会場に詰めかけた観衆を大いに沸かせた
宮古新報

西原自治会 (佐久田盛光会長) の2011年豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 は
7日、 ナカビ (2日目) を迎え、 約400人の男性ウヤたちがパレードを行った。
地域住民も一体となり、 向こう1年の五穀豊穣、 子孫繁栄を祈願し、
全員でクイチャーを踊った。
この日は午前中、 ナカマ御嶽でこの1年間で宮古や沖縄本島、 本土で生まれた新生児の健やかな成長を願う 「マスムイ」 が行われた。 午後3時からは同御嶽からパトカーの先導の下、 パレードがスタート。 男性ウヤたちが 「五穀豊穣」 の旗や国旗などを掲げ、 三線の音が鳴り響く中、 「豊かな世にしてください」 とはやし立てながらクイチャーを踊り、 ゆっくりと集落内の幹線道路を練り歩いた。
終点の広場入口近くでは、 ツカサンマ (司母) たちがウヤたちを広場に招いた。 広場ではことし1年間の新生児の数が53人だったことが報告され、 会場からは温かい拍手が送られるとともに健やかな成長を祈った。 また、 新入生の自己紹介などが行われたあと、 部落伝統の奉納角力が披露された。 ウヤたちは互いに一歩も譲らない力強い戦いを展開し、 会場に詰めかけた観衆を大いに沸かせた
宮古新報
五穀豊穣を祈願/西原ミャークヅツ男衆400人(宮古島・沖縄)
五穀豊穣を祈願/西原ミャークヅツ男衆400人がパレード

約400人の男衆が集落内の道路をパレードした
=7日、平良字西原
平良西原のミャークヅツのパレードが7日午後、男衆約400人が参加して、
仲間御嶽前を出発した。
五穀豊穣や自治会旗、日の丸の旗を立て「うやきーゆなうらしよー
(裕福な世にしてくれよ)」とはやしながら集落内の目抜き通りを練り歩き、
五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。沿道には観光客や地元の子どもたちが
大勢集まり、中には一緒にクイチャーを踊る子どもの姿も見られた。
「ジャー(座)」と呼ばれる広場に到着した後、前年のミヤークヅツ以降に誕生した新生児53人がマスムイ行事で神に報告されたとマスムイウヤが披露した。
参加者たちはジャーで輪になり「ヒヤサッサ」と掛け声を掛けながら豪快にクイチャーを踊った。熱気に包まれたジャーでは、今年の一年生(数え年50歳)12人が角力を奉納。技が決まると会場からは大きな拍手や歓声が湧いた。
この日の最後は参加した男衆らが再びクイチャーを踊り締めくくった。
宮古毎日新聞

約400人の男衆が集落内の道路をパレードした
=7日、平良字西原
平良西原のミャークヅツのパレードが7日午後、男衆約400人が参加して、
仲間御嶽前を出発した。
五穀豊穣や自治会旗、日の丸の旗を立て「うやきーゆなうらしよー
(裕福な世にしてくれよ)」とはやしながら集落内の目抜き通りを練り歩き、
五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。沿道には観光客や地元の子どもたちが
大勢集まり、中には一緒にクイチャーを踊る子どもの姿も見られた。
「ジャー(座)」と呼ばれる広場に到着した後、前年のミヤークヅツ以降に誕生した新生児53人がマスムイ行事で神に報告されたとマスムイウヤが披露した。
参加者たちはジャーで輪になり「ヒヤサッサ」と掛け声を掛けながら豪快にクイチャーを踊った。熱気に包まれたジャーでは、今年の一年生(数え年50歳)12人が角力を奉納。技が決まると会場からは大きな拍手や歓声が湧いた。
この日の最後は参加した男衆らが再びクイチャーを踊り締めくくった。
宮古毎日新聞
2011-10-07
金色ショウキズイセン見ごろ 久米島 (沖縄)
金色ショウキズイセン見ごろ 久米島

秋の風物詩ショウキズイセンの花が咲き誇っているナガタケマツ並木
=久米島町北原
【久米島】
島の秋を彩る風物詩ショウキズイセンが、見ごろを迎えている。空港近くのナガタケマツ並木や、だるま山公園は黄金色に染まり、町民や観光客を楽しませている。
23日開催の第23回久米島マラソン(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)のコースも、ランナーを歓迎するかのようにショウキズイセンが今、静かに待っている。
(比嘉正明通信員) 沖縄タイムス

秋の風物詩ショウキズイセンの花が咲き誇っているナガタケマツ並木
=久米島町北原
【久米島】
島の秋を彩る風物詩ショウキズイセンが、見ごろを迎えている。空港近くのナガタケマツ並木や、だるま山公園は黄金色に染まり、町民や観光客を楽しませている。
23日開催の第23回久米島マラソン(主催・同実行委員会、共催・沖縄タイムス社など)のコースも、ランナーを歓迎するかのようにショウキズイセンが今、静かに待っている。
(比嘉正明通信員) 沖縄タイムス
歴史と伝統鮮やかに120年 名護市仲尾次で豊年踊(沖縄)
歴史と伝統鮮やかに120年
名護市仲尾次で豊年踊

1890年に始まった伝統の豊年踊
=5日、名護市の仲尾次公民館
【名護】
名護市仲尾次区(松田憲和区長)で5日、伝統の「豊年踊」が催された。豊年踊は1890年に始まったとされ「120年祭記念式典」も執り行われた。
区民や市内外の関係者らが多数集まり、今も色あせない伝統の豊年踊に見入った。
同区の、五穀豊穣、無病息災、航海安全、世界平和などを祈願するもの。踊りの中でも男性がたいまつを持って踊る「谷茶前」、県外から伝わったとされる「高砂」、サルにふんして踊る「猩猩」、平和をたたえる「平和踊り」の四つは区独特のものだという。
松田区長は「伝統行事を支え、発展させてきた諸先輩方に感謝したい。伝統を継承、発展させるため小中学生、高校生にも豊年踊に出演してもらっている。今後も伝統を絶やさずつないでいきたい」と話した。
式典では豊年踊の継承に功績を残した関係者らに表彰状や感謝状が贈られた。また、記念事業として豊年踊の記念誌を作製中であることなどが報告された。
琉球新報
名護市仲尾次で豊年踊

1890年に始まった伝統の豊年踊
=5日、名護市の仲尾次公民館
【名護】
名護市仲尾次区(松田憲和区長)で5日、伝統の「豊年踊」が催された。豊年踊は1890年に始まったとされ「120年祭記念式典」も執り行われた。
区民や市内外の関係者らが多数集まり、今も色あせない伝統の豊年踊に見入った。
同区の、五穀豊穣、無病息災、航海安全、世界平和などを祈願するもの。踊りの中でも男性がたいまつを持って踊る「谷茶前」、県外から伝わったとされる「高砂」、サルにふんして踊る「猩猩」、平和をたたえる「平和踊り」の四つは区独特のものだという。
松田区長は「伝統行事を支え、発展させてきた諸先輩方に感謝したい。伝統を継承、発展させるため小中学生、高校生にも豊年踊に出演してもらっている。今後も伝統を絶やさずつないでいきたい」と話した。
式典では豊年踊の継承に功績を残した関係者らに表彰状や感謝状が贈られた。また、記念事業として豊年踊の記念誌を作製中であることなどが報告された。
琉球新報
上京県人の葛藤 演劇作品で表現 (沖縄)
上京県人の葛藤 演劇作品で表現
上里さんの追悼文集発刊

復帰前後に上京した県人青年たちの葛藤を描く
演劇を残した上里忠之さんの追悼文集
【東京】
復帰前後に上京した県人青年たちの葛藤を描く演劇作品を残し、昨年3月に53歳で死去した那覇市安謝出身の上里忠之さんの追悼文集を友人や知人、家族らが発刊した。在京県人の文化活動などにも大きな功績があった故人への思いをつづっている。
上里さんは県立小禄高校を卒業後、復帰2年後の1974年に上京。専門学校を経てさまざまな経験を重ね、消防設備士として就職するまでの過程で沖縄の歴史や文化をはじめ、独学で演劇や文学の造詣を深め、沖縄出身者であることを隠して生きる若者を描く演劇「マリーとヘンリーのマスカレード」を書き上げた。
演出と主役を手掛け、81年に友人らと都内の小劇場で上演した作品は大きな反響を呼んだ。高校の同級生で追悼集の刊行委員会代表を務めた親友當眞嗣光さんは「一夜限りの素人劇だったが、観客の県人たちが大興奮し、いつまでも帰らなかった」と振り返る。
郷土愛と劣等感に揺れる青年をコミカルに描きつつ基地や差別・偏見などの問題を突く内容。「30年前の時点で原子力問題にも言及するなどの普遍性」(當眞さん)も専門家から高く評価され、82年には大ホールで公演、復帰30周年の2002年には県人学生らの出演で再演された。
上里さんは県人会青年部でも活躍し「アシバ祭」など多くのイベントを企画。30年来の親交があった広島出身の唐澤雅幸さんは「シャイで目立つのを嫌ったが、沖縄以外にも交流を広げ、諦めずに物事を成し遂げていた」と述懐する。
B5判の約100ページ。作品の脚本と上里さんの語録ほか、交流があった学者や文化人、一坪反戦地主らを含む64人の寄稿、家族の闘病記なども記している。
琉球新報
上里さんの追悼文集発刊

復帰前後に上京した県人青年たちの葛藤を描く
演劇を残した上里忠之さんの追悼文集
【東京】
復帰前後に上京した県人青年たちの葛藤を描く演劇作品を残し、昨年3月に53歳で死去した那覇市安謝出身の上里忠之さんの追悼文集を友人や知人、家族らが発刊した。在京県人の文化活動などにも大きな功績があった故人への思いをつづっている。
上里さんは県立小禄高校を卒業後、復帰2年後の1974年に上京。専門学校を経てさまざまな経験を重ね、消防設備士として就職するまでの過程で沖縄の歴史や文化をはじめ、独学で演劇や文学の造詣を深め、沖縄出身者であることを隠して生きる若者を描く演劇「マリーとヘンリーのマスカレード」を書き上げた。
演出と主役を手掛け、81年に友人らと都内の小劇場で上演した作品は大きな反響を呼んだ。高校の同級生で追悼集の刊行委員会代表を務めた親友當眞嗣光さんは「一夜限りの素人劇だったが、観客の県人たちが大興奮し、いつまでも帰らなかった」と振り返る。
郷土愛と劣等感に揺れる青年をコミカルに描きつつ基地や差別・偏見などの問題を突く内容。「30年前の時点で原子力問題にも言及するなどの普遍性」(當眞さん)も専門家から高く評価され、82年には大ホールで公演、復帰30周年の2002年には県人学生らの出演で再演された。
上里さんは県人会青年部でも活躍し「アシバ祭」など多くのイベントを企画。30年来の親交があった広島出身の唐澤雅幸さんは「シャイで目立つのを嫌ったが、沖縄以外にも交流を広げ、諦めずに物事を成し遂げていた」と述懐する。
B5判の約100ページ。作品の脚本と上里さんの語録ほか、交流があった学者や文化人、一坪反戦地主らを含む64人の寄稿、家族の闘病記なども記している。
琉球新報
歓迎沖縄 準備も着々 「参加者と交流楽しみ」(OKINAWA)
歓迎沖縄 準備も着々 「参加者と交流楽しみ」

大会参加者を歓迎するフラッグが掲げられ、
機運が高まっている=6日、那覇市の国際通り
沖縄の玄関口となる那覇空港ターミナルをはじめ、那覇市の国際通りでも世界のウチナーンチュ大会への参加者を歓迎する機運が高まっている。
同大会実行委員会事務局は4日、国際通りの街灯などにフラッグ84枚を掲げた。
国際通りの土産品店「守礼堂」では、海外の旅行者に人気があるシーサーなどの人形やのれんなど新たに10種類の商品をそろえた。照屋政子店長は「大会が近づき、興奮している。海外からの参加者とお茶を飲みながら、ゆんたくしたい」と期待した。
那覇市中心商店街連合会は、大会最終日の16日に、サンライズ通りで「応援するぞ東日本!応援してるぞ世界のウチナーンチュ大会!第2回マチグヮー祭」を開催する。沖縄のサンバチームなど5、6組が特設ステージを盛り上げる。同連合会マチグヮー振興チーム長の新里俊一さん(44)は「海外からの参加者の多くがマチグヮーに来てくれる。イチャリバチョーデーの交流となることを楽しみにしている」と話している。
那覇空港ビルディングは、国内・国際線ターミナル内を横断幕やフラッグなどで装飾。過去の大会のパネルも展示している。
琉球新報

大会参加者を歓迎するフラッグが掲げられ、
機運が高まっている=6日、那覇市の国際通り
沖縄の玄関口となる那覇空港ターミナルをはじめ、那覇市の国際通りでも世界のウチナーンチュ大会への参加者を歓迎する機運が高まっている。
同大会実行委員会事務局は4日、国際通りの街灯などにフラッグ84枚を掲げた。
国際通りの土産品店「守礼堂」では、海外の旅行者に人気があるシーサーなどの人形やのれんなど新たに10種類の商品をそろえた。照屋政子店長は「大会が近づき、興奮している。海外からの参加者とお茶を飲みながら、ゆんたくしたい」と期待した。
那覇市中心商店街連合会は、大会最終日の16日に、サンライズ通りで「応援するぞ東日本!応援してるぞ世界のウチナーンチュ大会!第2回マチグヮー祭」を開催する。沖縄のサンバチームなど5、6組が特設ステージを盛り上げる。同連合会マチグヮー振興チーム長の新里俊一さん(44)は「海外からの参加者の多くがマチグヮーに来てくれる。イチャリバチョーデーの交流となることを楽しみにしている」と話している。
那覇空港ビルディングは、国内・国際線ターミナル内を横断幕やフラッグなどで装飾。過去の大会のパネルも展示している。
琉球新報
母校の新築祝い寄付(宮古・池間島・沖縄)
母校の新築祝い寄付/池間小中卒業生が金一封

後輩たちのために役立てててと卒業生が
金一封を寄付した=6日、池間小中学校
池間小中学校卒業生の1963(昭和38)年生(松川真代表)は6日、同校を訪れ、新校舎落成記念事業実行委員会に金一封を贈呈した。
贈呈を受けた同校の下地政昭校長は「新しい校舎で後輩の児童、生徒たちは一生懸命頑張っている。来月には新校舎の式典と祝賀会があるのでぜひ、参加してほしい。皆さんの気持ちは後輩たちのために有効に活用したい」と感謝した。
松川代表は「同窓会で新校舎落成記念に何かをやろうということとなり今回の寄附となった。40人の気持ちがこもっているのでぜひ、後輩たちのために有効に使ってほしい」と述べた。
同校では先月末から新校舎での授業を行っている。
.宮古毎日新聞

後輩たちのために役立てててと卒業生が
金一封を寄付した=6日、池間小中学校
池間小中学校卒業生の1963(昭和38)年生(松川真代表)は6日、同校を訪れ、新校舎落成記念事業実行委員会に金一封を贈呈した。
贈呈を受けた同校の下地政昭校長は「新しい校舎で後輩の児童、生徒たちは一生懸命頑張っている。来月には新校舎の式典と祝賀会があるのでぜひ、参加してほしい。皆さんの気持ちは後輩たちのために有効に活用したい」と感謝した。
松川代表は「同窓会で新校舎落成記念に何かをやろうということとなり今回の寄附となった。40人の気持ちがこもっているのでぜひ、後輩たちのために有効に使ってほしい」と述べた。
同校では先月末から新校舎での授業を行っている。
.宮古毎日新聞
交流・友好の輪さらに 中華民国建国100年(OKINAWA)
交流・友好の輪さらに 中華民国建国100年で祝賀会
祝賀レセプションで披露された台湾の民族舞踊=6日、
那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ
10日に中華民国(台湾)が建国100年を迎えることを祝う「中華民国100年国慶節祝賀レセプション」(台北駐日経済文化代表処那覇分処主催)が6日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで開かれた。友好団体など関係者約700人が出席し、建国100年を祝った。
主催者を代表し、分処長の粘信士さんは「2010年度の経済成長率は10・9%で国民所得は2万ドルに上る」と台湾の経済発展を強調。また東日本大震災の発生後に台湾が180億円を超える義援金と大量の物資を寄付したことついても触れ「今後の両国の繁栄と友好関係の促進を期待する」とあいさつした。
来賓祝辞で仲井真弘多県知事(上原良幸副知事代読)は「文化、スポーツ、観光など台湾と沖縄の交流、友好の輪が広がることを祈る」と述べた。
余興では台湾民族舞踊が披露された。
琉球新報

祝賀レセプションで披露された台湾の民族舞踊=6日、
那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ
10日に中華民国(台湾)が建国100年を迎えることを祝う「中華民国100年国慶節祝賀レセプション」(台北駐日経済文化代表処那覇分処主催)が6日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで開かれた。友好団体など関係者約700人が出席し、建国100年を祝った。
主催者を代表し、分処長の粘信士さんは「2010年度の経済成長率は10・9%で国民所得は2万ドルに上る」と台湾の経済発展を強調。また東日本大震災の発生後に台湾が180億円を超える義援金と大量の物資を寄付したことついても触れ「今後の両国の繁栄と友好関係の促進を期待する」とあいさつした。
来賓祝辞で仲井真弘多県知事(上原良幸副知事代読)は「文化、スポーツ、観光など台湾と沖縄の交流、友好の輪が広がることを祈る」と述べた。
余興では台湾民族舞踊が披露された。
琉球新報
ブラジルから第1陣来沖「お帰り」 (沖縄)
ブラジルから第1陣来沖「お帰り」

盛大な拍手の出迎えに、腕を振り、笑顔で応える
ブラジルからの参加者=6日午後9時30分、
那覇空港(下地広也撮影)
第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するブラジル
沖縄県人会のメンバーら53人が6日夜、沖縄入りした。
「お帰り」「やっと会えたね」。那覇空港では、出迎えた家族や親戚らが抱き合い、握手を交わして再会を喜んだ。
数十人規模での来沖としては初めて。ブラジルからは、大会史上最多となる1100人余が参加を予定している。
歓迎式には上原良幸副知事らも出席。ブラジル県人会初の3世会長という与那嶺真次さん(61)は盛大な出迎えに「感謝する。ニフェーデービル」と喜んだ。
2世の與那城久子さん(71)は初来沖。戦前に沖縄の親戚に預けられ、離ればなれになった兄義光さん(76)=浦添市=と再会、花束を受け取り「心いっぱい」と感激。めいの東江美佐子さん(52)=那覇市=は「顔がおじいちゃんそっくり。初めて会った気がしない」と涙を浮かべた。
沖縄タイムス

盛大な拍手の出迎えに、腕を振り、笑顔で応える
ブラジルからの参加者=6日午後9時30分、
那覇空港(下地広也撮影)
第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するブラジル
沖縄県人会のメンバーら53人が6日夜、沖縄入りした。
「お帰り」「やっと会えたね」。那覇空港では、出迎えた家族や親戚らが抱き合い、握手を交わして再会を喜んだ。
数十人規模での来沖としては初めて。ブラジルからは、大会史上最多となる1100人余が参加を予定している。
歓迎式には上原良幸副知事らも出席。ブラジル県人会初の3世会長という与那嶺真次さん(61)は盛大な出迎えに「感謝する。ニフェーデービル」と喜んだ。
2世の與那城久子さん(71)は初来沖。戦前に沖縄の親戚に預けられ、離ればなれになった兄義光さん(76)=浦添市=と再会、花束を受け取り「心いっぱい」と感激。めいの東江美佐子さん(52)=那覇市=は「顔がおじいちゃんそっくり。初めて会った気がしない」と涙を浮かべた。
沖縄タイムス
「ヤーマスプナカ」始まる/下地来間島 (宮古島・沖縄)
「ヤーマスプナカ」始まる/下地来間島

神酒を回し子孫繁栄を祈る島民ら6日、下地来間島の
スムリャーブナカ(長間さん宅)
下地来間島の伝統行事ヤーマスプナカが6日、2日間の日程で始まった。初日は3兄弟の家元で子孫の繁栄を祈願する「サラピャース」と「マスムイ」儀礼が行われ、島民が生後1年未満の子どもの誕生を祝って神酒を回し飲んだ。きょう7日は島民が棒踊りや奉納踊りを披露しながら集落内を練り歩き、向こう1年の五穀豊穣を祈願する。
ヤーマスプナカは旧暦9月の甲午の日に行われる島最大の行事。その昔に来間島を救い、繁栄させたと伝えられる3兄弟の家元(長男スムリャーブナカ、次男ウプヤーブナカ、三男ヤーマスシャーブナカ)を中心に祭事が行われる。
祭り期間中は沖縄本島や本土、八重山諸島から多くの出身者が集まって島が活気付く。15~16世紀から続く行事とされている。
祭り初日の6日、長男のスムリャーブナカでは午前8時40分からサラピャースが始まった。家主の長間盛史さんらが家元で作った神酒を「ピサギ」に入れ、角が二つ、足が四つ付いた祝い皿(ツヌザラ)に注いで住民に振る舞った。
住民は祝い皿を頭上に上げて神に感謝。その後静かに口元に運んでゆっくりと飲み干した。回し飲んでいる間は老若男女を問わず全員で神詩を歌い、子宝に恵まれた1年を祝いながら健やかな成長を祈願した。
この後、マスムイが行われ、ここ1年で生まれた子ども5人が紹介された。父親らがあいさつに立ち、日ごろから温かく見守ってくれる島の住民に感謝しながら酒を回した。
奥平正行さん(25)はこの1年の間に次男優斗君の誕生に恵まれた。「みんなにお祝いしてもらえることが本当にうれしい。優斗にはすくすくと大きく成長してほしい。島の関係者が集まるこの祭りを守り続けていきたい」と話した。
家主の長間さんは「みんなが集まって祭りを盛り上げてくれる。家主としては大変うれしいし、みんなに感謝している。この祭りは来間島にとってとても大切な行事。いつまでも続けていきたい」と話した。
.宮古毎日新聞

神酒を回し子孫繁栄を祈る島民ら6日、下地来間島の
スムリャーブナカ(長間さん宅)
下地来間島の伝統行事ヤーマスプナカが6日、2日間の日程で始まった。初日は3兄弟の家元で子孫の繁栄を祈願する「サラピャース」と「マスムイ」儀礼が行われ、島民が生後1年未満の子どもの誕生を祝って神酒を回し飲んだ。きょう7日は島民が棒踊りや奉納踊りを披露しながら集落内を練り歩き、向こう1年の五穀豊穣を祈願する。
ヤーマスプナカは旧暦9月の甲午の日に行われる島最大の行事。その昔に来間島を救い、繁栄させたと伝えられる3兄弟の家元(長男スムリャーブナカ、次男ウプヤーブナカ、三男ヤーマスシャーブナカ)を中心に祭事が行われる。
祭り期間中は沖縄本島や本土、八重山諸島から多くの出身者が集まって島が活気付く。15~16世紀から続く行事とされている。
祭り初日の6日、長男のスムリャーブナカでは午前8時40分からサラピャースが始まった。家主の長間盛史さんらが家元で作った神酒を「ピサギ」に入れ、角が二つ、足が四つ付いた祝い皿(ツヌザラ)に注いで住民に振る舞った。
住民は祝い皿を頭上に上げて神に感謝。その後静かに口元に運んでゆっくりと飲み干した。回し飲んでいる間は老若男女を問わず全員で神詩を歌い、子宝に恵まれた1年を祝いながら健やかな成長を祈願した。
この後、マスムイが行われ、ここ1年で生まれた子ども5人が紹介された。父親らがあいさつに立ち、日ごろから温かく見守ってくれる島の住民に感謝しながら酒を回した。
奥平正行さん(25)はこの1年の間に次男優斗君の誕生に恵まれた。「みんなにお祝いしてもらえることが本当にうれしい。優斗にはすくすくと大きく成長してほしい。島の関係者が集まるこの祭りを守り続けていきたい」と話した。
家主の長間さんは「みんなが集まって祭りを盛り上げてくれる。家主としては大変うれしいし、みんなに感謝している。この祭りは来間島にとってとても大切な行事。いつまでも続けていきたい」と話した。
.宮古毎日新聞
大地踏みしめ「ヒヤサッサ」 (宮古島・沖縄)
大地踏みしめ「ヒヤサッサ」/伝統のミャークヅツ
始まる豪快にクイチャー奉納/池間、佐良浜、西原
旧暦8月か9月の最初の甲午の日に行われる平良池間、伊良部佐良浜、平良西原の伝統祭祀「ミャークヅツ」が6日、始まった。
初日は池間島、佐良浜の住民がクイチャーを奉納し、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。きょう7日は西原の住民が集落内でパレードとクイチャーを行う。
池間島

男たちが豪快なクイチャーを踊り五穀豊穣を祈願した
=6日、池間島
池間民族の元島池間島のミャークヅツは初日から大盛況。島内外から集まった真謝、上げ桝、前ぬ屋、前里の各「ムトゥヌウヤ」が水浜広場に集まり、男性も女性も一緒にクイチャーを踊り続けた。
男性は頭にはちまきをまいて青い法被姿で集結。大地を踏みしめ、大きな掛け声とともに豪快な踊りを披露した。元ツカサンマら女性たちは二重の円の内側で優雅に踊った。
今年、数え55歳を迎えた新入生は35人。この日は夜が明ける前に集合し、先輩たちに振る舞う酒や料理を準備した。
水浜広場でクイチャーが始まると、先輩たちの円に加わって大きな声を出しながら踊った。時折笑顔を見せながら伝統のミャークヅツを満喫した。
真謝ムトゥの新入生・親泊繁美さんは「方言だけでする自己紹介はとても緊張したが何とか自分を紹介することができた。みんなとクイチャーを踊ったときは本当に感動した。祭りを大切にしたい」と話した。
池間島のミャークヅツはきょう7日も行われ、さらに多くの人出でにぎわう。
佐良浜池間添・前里添

笑顔いっぱいにクイチャーを踊り、今後の健康を祈願した
=6日、伊良部佐良浜池間添
「ヒヤサッサ」の威勢の良い掛け声と共に伊良部佐良浜のミャークヅツが4日間の日程で始まった。
佐良浜のミャークヅツは、旧池間村(現池間添)と旧前里村(現前里添)のそれぞれの拝所前広場で行われ、向こう1年の豊作豊漁を祈願した。
池間添では数え年47歳が28人、前里添では50歳のミーウヤ(新入生)36人が参加した。

ミーウヤたちはツカサと共に躍動感あふれる踊りを披露した=6日、伊良部佐良浜前里添の水浜広場
ツカサンマが祈りをささげた後、ミーウヤたちはそれぞれの広場でクイチャーを踊り、無事に過ごしてきたこれまでの日々に感謝すると共にこれからの健康を祈願した。
ミーウヤたちの躍動感あふれる踊りの輪ができると、周りで見ていた人たちも加わり、踊りの輪は次第に大きな円となった。
池間添は「生まり島かなしゃ」と背中に記された緑色のシャツを着用。前里添は背中に「絆」の文字が記された黄色の法被を着てまつりを盛り上げた。
うるま市在住で池間添のミーウヤの1人上地尚さんは「やはりこの島に生まれてミヤークヅツは参加したいという気持ちが強かった。実際に参加してみて神聖な気持ちになった。これからもできるだけ参加していきたい」と述べた。
前里添のミーウヤの1人、仲間早人さんは大阪府在住。「ミャークヅツに参加したことは一生の宝。島の人間はどこにいても必ずミャークヅツには島に戻ってくる。この島に生まれて本当に良かったと感じている」と笑顔で感想を述べた。
.宮古毎日新聞
始まる豪快にクイチャー奉納/池間、佐良浜、西原
旧暦8月か9月の最初の甲午の日に行われる平良池間、伊良部佐良浜、平良西原の伝統祭祀「ミャークヅツ」が6日、始まった。
初日は池間島、佐良浜の住民がクイチャーを奉納し、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。きょう7日は西原の住民が集落内でパレードとクイチャーを行う。
池間島

男たちが豪快なクイチャーを踊り五穀豊穣を祈願した
=6日、池間島
池間民族の元島池間島のミャークヅツは初日から大盛況。島内外から集まった真謝、上げ桝、前ぬ屋、前里の各「ムトゥヌウヤ」が水浜広場に集まり、男性も女性も一緒にクイチャーを踊り続けた。
男性は頭にはちまきをまいて青い法被姿で集結。大地を踏みしめ、大きな掛け声とともに豪快な踊りを披露した。元ツカサンマら女性たちは二重の円の内側で優雅に踊った。
今年、数え55歳を迎えた新入生は35人。この日は夜が明ける前に集合し、先輩たちに振る舞う酒や料理を準備した。
水浜広場でクイチャーが始まると、先輩たちの円に加わって大きな声を出しながら踊った。時折笑顔を見せながら伝統のミャークヅツを満喫した。
真謝ムトゥの新入生・親泊繁美さんは「方言だけでする自己紹介はとても緊張したが何とか自分を紹介することができた。みんなとクイチャーを踊ったときは本当に感動した。祭りを大切にしたい」と話した。
池間島のミャークヅツはきょう7日も行われ、さらに多くの人出でにぎわう。
佐良浜池間添・前里添

笑顔いっぱいにクイチャーを踊り、今後の健康を祈願した
=6日、伊良部佐良浜池間添
「ヒヤサッサ」の威勢の良い掛け声と共に伊良部佐良浜のミャークヅツが4日間の日程で始まった。
佐良浜のミャークヅツは、旧池間村(現池間添)と旧前里村(現前里添)のそれぞれの拝所前広場で行われ、向こう1年の豊作豊漁を祈願した。
池間添では数え年47歳が28人、前里添では50歳のミーウヤ(新入生)36人が参加した。

ミーウヤたちはツカサと共に躍動感あふれる踊りを披露した=6日、伊良部佐良浜前里添の水浜広場
ツカサンマが祈りをささげた後、ミーウヤたちはそれぞれの広場でクイチャーを踊り、無事に過ごしてきたこれまでの日々に感謝すると共にこれからの健康を祈願した。
ミーウヤたちの躍動感あふれる踊りの輪ができると、周りで見ていた人たちも加わり、踊りの輪は次第に大きな円となった。
池間添は「生まり島かなしゃ」と背中に記された緑色のシャツを着用。前里添は背中に「絆」の文字が記された黄色の法被を着てまつりを盛り上げた。
うるま市在住で池間添のミーウヤの1人上地尚さんは「やはりこの島に生まれてミヤークヅツは参加したいという気持ちが強かった。実際に参加してみて神聖な気持ちになった。これからもできるだけ参加していきたい」と述べた。
前里添のミーウヤの1人、仲間早人さんは大阪府在住。「ミャークヅツに参加したことは一生の宝。島の人間はどこにいても必ずミャークヅツには島に戻ってくる。この島に生まれて本当に良かったと感じている」と笑顔で感想を述べた。
.宮古毎日新聞
池間島などミャークヅツ始まる (宮古・沖縄)
池間島などミャークヅツ始まる

五穀豊穣や集落繁栄など願いを込めて 「ヒヤサッサ」
とクイチャーを奉納するウヤたち=池間の水浜広場
旧暦9月の甲午 (きのえうま) にあたる6日、 池間、 佐良浜
、 平良西原伝統の豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 が始まった。
参加者たちは各地の聖地で、 夕方ごろから司女 (ツカサンマ) を先頭にして円を作り、 「ヒヤサッサ」 のかけ声を上げながら伝統のクイチャーを踊り、 泡盛に練乳を混ぜたミルク酒を酌み交わしながら、 五穀豊穣と集落繁栄を祈願した。 祈願祭の起源は約200年前とされていて、 元島の池間から分村した西原、 佐良浜で受け継がれている。 池間と西原では3日間、 佐良浜では4日間にわたって行われる。

ミャークヅツで地域の繁栄を願い力強く踊る男性たち
=伊良部前里添
【池間】
このうち池間では、 数え年55歳以上の男性を中心に盛大に行われた。 島内にあるアギマス、 (上げ桝)、 マジャ (真謝)、 マイヌヤー (前の家)、 マエザトゥ (前里) の4つのムトゥ (元) では、 県内外からもこの日のためにムトゥヌウヤと呼ばれる数え55歳以上の男性たちが帰郷。 ことしの新入生31人を含むウヤたちは午前中から酒を酌み交わし旧交を温めていた。 また、 ツカサンマ (司女) たちは昼過ぎから御嶽で祈願を行った。
午後4時ごろから、 池間と前里の境界にある水浜の広場でツカサンマ (司女) たちによる祈願とクイチャー奉納に続き、 そろいの法被 (はっぴ) を着たムトゥヌウヤたちが輪になり、 賑やかにクイチャーを奉納した。
このうちマジャではムトゥ新入生の吉浜駿次さんが茨城県から5年ぶりの帰島。 「那覇で育ち、 県外で過してきたのでウヤの実感はなかったが、 来るとやっぱり違う。 池間の血が流れていると実感できた。 来て良かった。 休みを3日伸ばしてしまった」 と感想を話していた。
祭りの2日目には、 朝から各ムトゥで昨年のミャークヅツ以降に誕生した乳児を家族が集団の一員として登録するマスムイなどが行われる。
【佐良浜】
豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 の初日、 佐良浜では池間添、 前里添の各字に分かれて実施した。 池間添は数え年47歳、 前里添は50歳を迎える人たちが参加。
新たに加わったミーウヤ (新入生) たちが各ムトゥで祈りを捧げ、 地域の繁栄を祈願した。 また、 地域住民なども一緒になりクイチャーを踊り、 向こう1年間の五穀豊穣と子孫繁栄を願った。 佐良浜では9日まで行われる。
祈願祭は午後3時ごろからツカサンマたちが祈りを捧げた後
池間添からクイチャーが始まった。 参加者たちはミルク酒を回し飲みながら各ムトゥの前で円を描きクイチャーを踊った。
ことしは池間添には28人、 前里添には36人が参加。 池間添は 「生まり島かなしゃ」、 前里添は 「絆」 と書かれたおそろいのシャツに身を包んで、 「ヒヤサッサ」 と威勢のいい掛け声を上げながら力強く踊った。 日が暮れるにつれ地域住民や子どもたちも詰めかけ、 地域を上げて伝統行事を盛り上げていた。
池間添の長崎淳さんは 「こういう伝統の祭りに参加でき厳粛な気持ちになる。 参加するのは当たり前。 同窓生と3日間粛々と行っていきたい」 と話していた。
宮古新報

五穀豊穣や集落繁栄など願いを込めて 「ヒヤサッサ」
とクイチャーを奉納するウヤたち=池間の水浜広場
旧暦9月の甲午 (きのえうま) にあたる6日、 池間、 佐良浜
、 平良西原伝統の豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 が始まった。
参加者たちは各地の聖地で、 夕方ごろから司女 (ツカサンマ) を先頭にして円を作り、 「ヒヤサッサ」 のかけ声を上げながら伝統のクイチャーを踊り、 泡盛に練乳を混ぜたミルク酒を酌み交わしながら、 五穀豊穣と集落繁栄を祈願した。 祈願祭の起源は約200年前とされていて、 元島の池間から分村した西原、 佐良浜で受け継がれている。 池間と西原では3日間、 佐良浜では4日間にわたって行われる。

ミャークヅツで地域の繁栄を願い力強く踊る男性たち
=伊良部前里添
【池間】
このうち池間では、 数え年55歳以上の男性を中心に盛大に行われた。 島内にあるアギマス、 (上げ桝)、 マジャ (真謝)、 マイヌヤー (前の家)、 マエザトゥ (前里) の4つのムトゥ (元) では、 県内外からもこの日のためにムトゥヌウヤと呼ばれる数え55歳以上の男性たちが帰郷。 ことしの新入生31人を含むウヤたちは午前中から酒を酌み交わし旧交を温めていた。 また、 ツカサンマ (司女) たちは昼過ぎから御嶽で祈願を行った。
午後4時ごろから、 池間と前里の境界にある水浜の広場でツカサンマ (司女) たちによる祈願とクイチャー奉納に続き、 そろいの法被 (はっぴ) を着たムトゥヌウヤたちが輪になり、 賑やかにクイチャーを奉納した。
このうちマジャではムトゥ新入生の吉浜駿次さんが茨城県から5年ぶりの帰島。 「那覇で育ち、 県外で過してきたのでウヤの実感はなかったが、 来るとやっぱり違う。 池間の血が流れていると実感できた。 来て良かった。 休みを3日伸ばしてしまった」 と感想を話していた。
祭りの2日目には、 朝から各ムトゥで昨年のミャークヅツ以降に誕生した乳児を家族が集団の一員として登録するマスムイなどが行われる。
【佐良浜】
豊年祈願祭 「ミャークヅツ」 の初日、 佐良浜では池間添、 前里添の各字に分かれて実施した。 池間添は数え年47歳、 前里添は50歳を迎える人たちが参加。
新たに加わったミーウヤ (新入生) たちが各ムトゥで祈りを捧げ、 地域の繁栄を祈願した。 また、 地域住民なども一緒になりクイチャーを踊り、 向こう1年間の五穀豊穣と子孫繁栄を願った。 佐良浜では9日まで行われる。
祈願祭は午後3時ごろからツカサンマたちが祈りを捧げた後
池間添からクイチャーが始まった。 参加者たちはミルク酒を回し飲みながら各ムトゥの前で円を描きクイチャーを踊った。
ことしは池間添には28人、 前里添には36人が参加。 池間添は 「生まり島かなしゃ」、 前里添は 「絆」 と書かれたおそろいのシャツに身を包んで、 「ヒヤサッサ」 と威勢のいい掛け声を上げながら力強く踊った。 日が暮れるにつれ地域住民や子どもたちも詰めかけ、 地域を上げて伝統行事を盛り上げていた。
池間添の長崎淳さんは 「こういう伝統の祭りに参加でき厳粛な気持ちになる。 参加するのは当たり前。 同窓生と3日間粛々と行っていきたい」 と話していた。
宮古新報
御酒回し繁栄願う、来間島でヤーマス御願 (宮古・沖縄)
御酒回し繁栄願う、来間島でヤーマス御願

ヤーマス御願初日、 角盃に御酒を注ぐサスの主
=来間島、 砂川輝夫さん宅
旧暦9月甲午 (きのえうま) の6日、 来間島で子孫繁栄と豊年を願う伝統行事 「ヤーマス御願」 が始まった。
島建ての伝承にまつわる3兄弟のブナカ (祭祀集団) に島内外から縁者が集い、 この1年間で誕生した赤ん坊を祝い、 健やかな成長を願う 「マスムリ」、 成人としてブナカに仲間入りした青年を祝う 「マスピャア」 が行われた。
祭りは長男スムリャー、 次男ウプヤー、 三男ヤーマスヤーの各ブナカの本家で行われる。 住民は必ずどこかのブナカに所属し、 子々孫々まで続いていく。 早朝、 東・西御嶽で御願をしていた司女たちがブナカに戻ると祭りが始まる。
ウプヤーの本家砂川輝夫さん宅では午前8時半から、 祭りを取り仕切るサスの主も務める砂川さんが 「ことしも座いっぱいの人が来て盛大に祭りが行えることに感謝したい。 島を挙げて真心を込めて繁栄を願いたい」 とあいさつ。 祈願詩 「サラピャース」 を唱和した。 家屋敷をはじめ島々や干瀬などあらゆるものに宿る神々にブナカの繁栄を祈った。 引き続きサスの主が角盃に注いだ御酒を全員に振る舞った。 「ゆなうりゃか、 ゆまさりゃか、 エーヤカ、 エーヤカ」 のハヤシ歌とともに飲み干していた。
ことしウプヤーでは3人の子宝に恵まれた。 「マスムリ」 では親が子供をブナカにお披露目し、 酒や料理などを贈った。 4人目の琉空ちゃんを祝福された下地与那覇の津嘉山優子さんは 「ガンズウなお年寄りから 『ガンズウに育てよ』 と祝われると嬉しい。 健康でスクスクと育ち、 名前の通り空のような広い心を持ってほしい」 と話した。 またスムリャーで長男の邦仁ちゃんを祝ってもらった石垣市の玉城美保子さんは 「とても不思議な感じで嬉しい。 緊張したけどすごくありがたい。 たくましく元気で健康な子供に育ってほしい」 と喜んでいた。
きょう2日目は3ブナカが集落内を踊りながらパレードし、 「雨乞い座」 で祝宴が行われる。
宮古新報

ヤーマス御願初日、 角盃に御酒を注ぐサスの主
=来間島、 砂川輝夫さん宅
旧暦9月甲午 (きのえうま) の6日、 来間島で子孫繁栄と豊年を願う伝統行事 「ヤーマス御願」 が始まった。
島建ての伝承にまつわる3兄弟のブナカ (祭祀集団) に島内外から縁者が集い、 この1年間で誕生した赤ん坊を祝い、 健やかな成長を願う 「マスムリ」、 成人としてブナカに仲間入りした青年を祝う 「マスピャア」 が行われた。
祭りは長男スムリャー、 次男ウプヤー、 三男ヤーマスヤーの各ブナカの本家で行われる。 住民は必ずどこかのブナカに所属し、 子々孫々まで続いていく。 早朝、 東・西御嶽で御願をしていた司女たちがブナカに戻ると祭りが始まる。
ウプヤーの本家砂川輝夫さん宅では午前8時半から、 祭りを取り仕切るサスの主も務める砂川さんが 「ことしも座いっぱいの人が来て盛大に祭りが行えることに感謝したい。 島を挙げて真心を込めて繁栄を願いたい」 とあいさつ。 祈願詩 「サラピャース」 を唱和した。 家屋敷をはじめ島々や干瀬などあらゆるものに宿る神々にブナカの繁栄を祈った。 引き続きサスの主が角盃に注いだ御酒を全員に振る舞った。 「ゆなうりゃか、 ゆまさりゃか、 エーヤカ、 エーヤカ」 のハヤシ歌とともに飲み干していた。
ことしウプヤーでは3人の子宝に恵まれた。 「マスムリ」 では親が子供をブナカにお披露目し、 酒や料理などを贈った。 4人目の琉空ちゃんを祝福された下地与那覇の津嘉山優子さんは 「ガンズウなお年寄りから 『ガンズウに育てよ』 と祝われると嬉しい。 健康でスクスクと育ち、 名前の通り空のような広い心を持ってほしい」 と話した。 またスムリャーで長男の邦仁ちゃんを祝ってもらった石垣市の玉城美保子さんは 「とても不思議な感じで嬉しい。 緊張したけどすごくありがたい。 たくましく元気で健康な子供に育ってほしい」 と喜んでいた。
きょう2日目は3ブナカが集落内を踊りながらパレードし、 「雨乞い座」 で祝宴が行われる。
宮古新報
2011-10-06
オーストラリア・ソーラーカーレース出場へ (沖縄)
オーストラリア・ソーラーカーレース出場へ

南部工高生ら6人が出発 16日から開催される世界最大規模のソーラーカーレース「ワールドソーラーチャレンジ2011」に、県勢として初挑戦するチーム沖縄の中心メンバー、南部工業高校の生徒や卒業生計6人が6日、大会開催国のオーストラリアに向けて出発した。生徒らは関西国際空港経由し、7日午後にレース出発地点のダーウィン市入りする。
【琉球新報電子版】

南部工高生ら6人が出発 16日から開催される世界最大規模のソーラーカーレース「ワールドソーラーチャレンジ2011」に、県勢として初挑戦するチーム沖縄の中心メンバー、南部工業高校の生徒や卒業生計6人が6日、大会開催国のオーストラリアに向けて出発した。生徒らは関西国際空港経由し、7日午後にレース出発地点のダーウィン市入りする。
【琉球新報電子版】
8カ国語で懸け橋 通訳100人準備OK (沖縄)
8カ国語で懸け橋 通訳100人準備OK

本番に向け「準備万端!」と声を合わせる
県ボランティア通訳友の会のメンバー
=4日、中城村南上原の事務所
世界のウチナーンチュ大会に欠かせない通訳ボランティア。第1回大会から参加している「県ボランティア通訳友の会」は、今回も交流の懸け橋を務める。
代表の上田尚史さん(54)=中城村=は「ボランティアはプロとは違い、言葉だけでなく、おもてなしと歓迎の心が大事。気持ちを行動にできることがベスト」と話し、本番を前に気合を入れている。
同会は1987年に結成、登録メンバーは20歳代~70歳代の100人余り。今回は多くが初参加だ。英語、スペイン語、中国語、ポルトガル語など8カ国語に対応する。
ペルー移民から28年前に帰沖した知念柚利(ゆり)さん(57)=宜野湾市=は「久しぶりにペルーの知り合いに会えたらうれしい。私が知るペルーや今のペルーについて、交流を通していろいろ語り合いたい」と笑顔。
友の会に入ってまだ1年の大城英敏さん(60)=糸満市=は「通訳をするだけでなく、沖縄の文化や歴史も伝えたい。私自身も各国の人たちの暮らしぶりや沖縄のアイデンティティーについても聞いてみたい」と、楽しみにしている。
メンバーは月1回の定例会でボランティア通訳の基本を学び合っている。事務局の照屋直高さん(31)=うるま市=と上田さんは「ウチナーンチュ大会は5年に1度の特別なイベント。メンバーの準備は万端です」と声を合わせた。
沖縄タイムス

本番に向け「準備万端!」と声を合わせる
県ボランティア通訳友の会のメンバー
=4日、中城村南上原の事務所
世界のウチナーンチュ大会に欠かせない通訳ボランティア。第1回大会から参加している「県ボランティア通訳友の会」は、今回も交流の懸け橋を務める。
代表の上田尚史さん(54)=中城村=は「ボランティアはプロとは違い、言葉だけでなく、おもてなしと歓迎の心が大事。気持ちを行動にできることがベスト」と話し、本番を前に気合を入れている。
同会は1987年に結成、登録メンバーは20歳代~70歳代の100人余り。今回は多くが初参加だ。英語、スペイン語、中国語、ポルトガル語など8カ国語に対応する。
ペルー移民から28年前に帰沖した知念柚利(ゆり)さん(57)=宜野湾市=は「久しぶりにペルーの知り合いに会えたらうれしい。私が知るペルーや今のペルーについて、交流を通していろいろ語り合いたい」と笑顔。
友の会に入ってまだ1年の大城英敏さん(60)=糸満市=は「通訳をするだけでなく、沖縄の文化や歴史も伝えたい。私自身も各国の人たちの暮らしぶりや沖縄のアイデンティティーについても聞いてみたい」と、楽しみにしている。
メンバーは月1回の定例会でボランティア通訳の基本を学び合っている。事務局の照屋直高さん(31)=うるま市=と上田さんは「ウチナーンチュ大会は5年に1度の特別なイベント。メンバーの準備は万端です」と声を合わせた。
沖縄タイムス
前石垣市長、国頭村で診療所医師に(沖縄)
前石垣市長、国頭村で診療所医師に

「けがや病気の治療だけでなく、予防にも力を入れたい」
と意気込む大浜長照医師=5日、東部へき地診療所
【国頭】
市長からへき地診療所の医師へ―。元県立八重山病院院長で前石垣市長の大浜長照医師(63)=石垣市出身=が5日までに、国頭村安田の村立東部へき地診療所に着任した。
「離島、へき地医療に医師としての原点がある」と語り、
“第三の人生”のスタートを切った。
大浜さんは4期16年務めた市長退任後の2010年から、宮古島や多良間島など離島の住民健診を引き受け、医師としての活動を再開していた。
同診療所に来たきっかけは、宮城馨国頭村長からの熱心な誘い。「院長時代に医者を求めて奔走し、北海道まで行ったことがある。医師確保の難しさはよく分かる」と、村長の思いを受け止めた。
1950年代、八重山は医師の数が十分ではなく、胃などの比較的容易な手術もできなかった。こうした医療現場を目の当たりにして医師を志し、国費留学生として医学部に進学した。
同診療所は村東部の4地区、約600人の命を支える。村東部で救急搬送する場合、救急車のある辺土名から到着するまで30分前後、医療機関のある名護市まではさらに1時間以上かかる。
「救急車が来るまで応急処置ができる体制づくりや、病気の予防、健康の維持が重要」と診療所の役割を強調する。
任期は1年ごとの更新。「国費留学の恩返しもまだ終わっていない。今後はできる限り長く続けて、へき地医療に貢献していきたい」。気概をにじませる。
沖縄タイムス

「けがや病気の治療だけでなく、予防にも力を入れたい」
と意気込む大浜長照医師=5日、東部へき地診療所
【国頭】
市長からへき地診療所の医師へ―。元県立八重山病院院長で前石垣市長の大浜長照医師(63)=石垣市出身=が5日までに、国頭村安田の村立東部へき地診療所に着任した。
「離島、へき地医療に医師としての原点がある」と語り、
“第三の人生”のスタートを切った。
大浜さんは4期16年務めた市長退任後の2010年から、宮古島や多良間島など離島の住民健診を引き受け、医師としての活動を再開していた。
同診療所に来たきっかけは、宮城馨国頭村長からの熱心な誘い。「院長時代に医者を求めて奔走し、北海道まで行ったことがある。医師確保の難しさはよく分かる」と、村長の思いを受け止めた。
1950年代、八重山は医師の数が十分ではなく、胃などの比較的容易な手術もできなかった。こうした医療現場を目の当たりにして医師を志し、国費留学生として医学部に進学した。
同診療所は村東部の4地区、約600人の命を支える。村東部で救急搬送する場合、救急車のある辺土名から到着するまで30分前後、医療機関のある名護市まではさらに1時間以上かかる。
「救急車が来るまで応急処置ができる体制づくりや、病気の予防、健康の維持が重要」と診療所の役割を強調する。
任期は1年ごとの更新。「国費留学の恩返しもまだ終わっていない。今後はできる限り長く続けて、へき地医療に貢献していきたい」。気概をにじませる。
沖縄タイムス
ロシアから初のチャーター便 那覇空港到着 (沖縄)
ロシアから初のチャーター便 那覇空港到着

県内で初めてのロシアからのチャーター便となる、ウラジオストク航空(ロシア)の那覇―ウラジオストク線が6日正午過ぎ、那覇空港に到着した。同便にはマスコミや旅行社の関係者など35人が搭乗。国際線ターミナルで歓迎式典が開かれ、ミス沖縄が花束を手渡した。ツアー客は4泊5日の日程で、首里城などの観光地を巡る。
琉球新報

県内で初めてのロシアからのチャーター便となる、ウラジオストク航空(ロシア)の那覇―ウラジオストク線が6日正午過ぎ、那覇空港に到着した。同便にはマスコミや旅行社の関係者など35人が搭乗。国際線ターミナルで歓迎式典が開かれ、ミス沖縄が花束を手渡した。ツアー客は4泊5日の日程で、首里城などの観光地を巡る。
琉球新報
バレエに児童ため息 渡嘉敷(沖縄)
バレエに児童ため息 渡嘉敷

渡嘉敷村の児童生徒を魅了したバレエ
=渡嘉敷村中央公民館
【渡嘉敷】
芸術鑑賞機会の少ないへき地・離島の児童生徒へ、優れた生の芸術をふれてもらう「バレエへの招待」(主催・県教育委員会、共催・村教育委員会)が4日、渡嘉敷村中央公民館で行われた。
沖縄県こども青少年芸術劇場の一環。4年ぶり2度目となる「カンパニー・ドリーム・アート」(松川夏子主宰)が来村し、しなやかな踊りで魅了した。
第1部は男女2人で踊るパ・ド・ドゥを披露。バレエクイズで盛り上がり、児童生徒全員でバレエの基礎の動きを教わった。
第2部は「眠れる森の美女」が上演され、ロマンチックな物語に合わせた美しいダンスに会場からはため息が漏れた。
児童生徒を代表した阿波連小学校5年の兼城凜多君は「初めて生のバレエを見て面白かった。何度も速く回転するので凄いと思った。これからも頑張ってください」とお礼を述べた。(新垣聡通信員)
沖縄タイムス

渡嘉敷村の児童生徒を魅了したバレエ
=渡嘉敷村中央公民館
【渡嘉敷】
芸術鑑賞機会の少ないへき地・離島の児童生徒へ、優れた生の芸術をふれてもらう「バレエへの招待」(主催・県教育委員会、共催・村教育委員会)が4日、渡嘉敷村中央公民館で行われた。
沖縄県こども青少年芸術劇場の一環。4年ぶり2度目となる「カンパニー・ドリーム・アート」(松川夏子主宰)が来村し、しなやかな踊りで魅了した。
第1部は男女2人で踊るパ・ド・ドゥを披露。バレエクイズで盛り上がり、児童生徒全員でバレエの基礎の動きを教わった。
第2部は「眠れる森の美女」が上演され、ロマンチックな物語に合わせた美しいダンスに会場からはため息が漏れた。
児童生徒を代表した阿波連小学校5年の兼城凜多君は「初めて生のバレエを見て面白かった。何度も速く回転するので凄いと思った。これからも頑張ってください」とお礼を述べた。(新垣聡通信員)
沖縄タイムス
伝統の漁法「魚垣」体験 伊良部島 (宮古・沖縄)
伝統の漁法「魚垣」体験 伊良部島

魚垣に岩を積み上げて修復作業を行う参加者
=宮古島市伊良部・佐和田の浜
【伊良部島=宮古島】
伊良部島に伝わる昔ながらの漁法を学ぼうと「魚垣(カツ)を知って守って考える集いin伊良部島」(主催・沖縄大学地域研究所)が1、2日の両日、宮古島市伊良部の佐和田の浜で行われ、参加した生徒らが昔から伝わる魚垣を利用した漁を体験した。
魚垣を持ちいた漁は地元に昔から伝わる。水深に合わせた高さの石を人の手で積み上げて、海から岸の方向へ放射状に伸ばし、逃げ口を一カ所にして魚を捕らえる。
1日は魚垣を保有し、漁法を継承する長浜トヨさん(78)=同市伊良部長浜=、息子の恵さん(46)=同=が、魚垣を用いた漁法や波で一部崩れた魚垣の修復を指導。
強風で波が高かったため実際の漁は見送られたが、参加者の大学生や地元の高校生計約50人が海の中に入り、大きな岩を石垣の外側、小さな石をその中に組んで安定させる積み方のこつなどを教わった。
恵さんは「昔の人は知恵を出して農漁業の収穫が得られるように苦労した。今の時代は何でもすぐに手に入るが、昔ながらの漁法を知ることで、大人になっても知恵を出すことの大切さが分かると思う」と説明。
石垣の修復をした伊良部高校2年生の城間理瑳(りさ)さん(17)=同市伊良部仲地=は「簡単そうだったがやってみると岩の組み方のバランスが難しかった。本当に魚が捕れるのかと思ったが体験できて良かった」と感想を話した。
沖縄タイムス

魚垣に岩を積み上げて修復作業を行う参加者
=宮古島市伊良部・佐和田の浜
【伊良部島=宮古島】
伊良部島に伝わる昔ながらの漁法を学ぼうと「魚垣(カツ)を知って守って考える集いin伊良部島」(主催・沖縄大学地域研究所)が1、2日の両日、宮古島市伊良部の佐和田の浜で行われ、参加した生徒らが昔から伝わる魚垣を利用した漁を体験した。
魚垣を持ちいた漁は地元に昔から伝わる。水深に合わせた高さの石を人の手で積み上げて、海から岸の方向へ放射状に伸ばし、逃げ口を一カ所にして魚を捕らえる。
1日は魚垣を保有し、漁法を継承する長浜トヨさん(78)=同市伊良部長浜=、息子の恵さん(46)=同=が、魚垣を用いた漁法や波で一部崩れた魚垣の修復を指導。
強風で波が高かったため実際の漁は見送られたが、参加者の大学生や地元の高校生計約50人が海の中に入り、大きな岩を石垣の外側、小さな石をその中に組んで安定させる積み方のこつなどを教わった。
恵さんは「昔の人は知恵を出して農漁業の収穫が得られるように苦労した。今の時代は何でもすぐに手に入るが、昔ながらの漁法を知ることで、大人になっても知恵を出すことの大切さが分かると思う」と説明。
石垣の修復をした伊良部高校2年生の城間理瑳(りさ)さん(17)=同市伊良部仲地=は「簡単そうだったがやってみると岩の組み方のバランスが難しかった。本当に魚が捕れるのかと思ったが体験できて良かった」と感想を話した。
沖縄タイムス
委員了解取り付けへ 議事録公開で市教委 (八重山・沖縄)
委員了解取り付けへ 議事録公開で市教委
来年度から郡内中学校で使用される公民教科書について8月23日の選定会議で無記名投票の結果、育鵬社版を決定した教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長、委員8人)の議事録について、事務局の市教育委員会(玉津教育長)は5日までに、公開するかどうか委員8人に諮る方針を固めた。市教委によると、議事録は各委員の確認作業を終えて作成済み。実質的な公開に向けた手続きで、委員の了解が得られれば公開することになる。委員の判断が注目される。
9月20日付で公開請求をした本紙記者に市教委は、公開するかどうか決定する期限を迎えた5日、「公開については委員に諮る必要がある」として決定期限の延長を通知した。同様の請求をしている市民にも「協議委員の了解を得られたら議事録の公開を進めたい」と回答した。
市情報公開条例は、公開請求のあった日から15日以内に公開するかどうか通知しなければならないが、事務処理上の問題で困難な場合はさらに15日延長することができる。
市教委は早ければ今週中にも、協議委員に対して文書を送付するなどして公開に了解するか否かの判断をしてもらう予定だ。
議事録の公開について玉津教育長はこれまで、市情報公開条例の非公開条項「行政の公正かつ円滑な執行に著しい支障を生じることが明らかな情報」に該当すると判断、「3市町の採択が整った後、同一採択の後」と繰り返し主張していたが、情報公開を求める市民や議会の声に配慮したとみられる。
八重山毎日新聞
来年度から郡内中学校で使用される公民教科書について8月23日の選定会議で無記名投票の結果、育鵬社版を決定した教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長、委員8人)の議事録について、事務局の市教育委員会(玉津教育長)は5日までに、公開するかどうか委員8人に諮る方針を固めた。市教委によると、議事録は各委員の確認作業を終えて作成済み。実質的な公開に向けた手続きで、委員の了解が得られれば公開することになる。委員の判断が注目される。
9月20日付で公開請求をした本紙記者に市教委は、公開するかどうか決定する期限を迎えた5日、「公開については委員に諮る必要がある」として決定期限の延長を通知した。同様の請求をしている市民にも「協議委員の了解を得られたら議事録の公開を進めたい」と回答した。
市情報公開条例は、公開請求のあった日から15日以内に公開するかどうか通知しなければならないが、事務処理上の問題で困難な場合はさらに15日延長することができる。
市教委は早ければ今週中にも、協議委員に対して文書を送付するなどして公開に了解するか否かの判断をしてもらう予定だ。
議事録の公開について玉津教育長はこれまで、市情報公開条例の非公開条項「行政の公正かつ円滑な執行に著しい支障を生じることが明らかな情報」に該当すると判断、「3市町の採択が整った後、同一採択の後」と繰り返し主張していたが、情報公開を求める市民や議会の声に配慮したとみられる。
八重山毎日新聞
ドラゴンフルーツでジャムづくり (宮古島・沖縄)
ドラゴンフルーツでジャムづくり

地域農産物を活用した料理講習会 (主催・宮古土地改区)
が5日、 城辺公民館で行われた。 同区営農担当理事の宮平エミさんの指導で、 城辺食育改善員約20人がドラゴンフルーツジャム作りに取り組んだ。
宮古土地改良区は、 地下ダムの水利用農業により多種多様の農産物が増え、 宮古島農産物のブランド化に向けた取り組みが盛んに行われている状況の中、 地域住民とともに地下ダムの水でできた農作物を利用した料理講習会を行うことで地域住民との交流と新たな特産物の創出を図っていきたとしている。
この日の料理講習会は、 規格外のドラゴンフルーツを使用し、 材料はドラゴンフルーツが1㌔、 白砂糖が200㌘~300㌘、 酢は少々。 参加者は①ドラゴンフルーツジャムは皮をむいて細かく刻み、 鍋に入れる②鍋を火にかけ、 砂糖を2~3回に分けて入れ、 水分がなくなるまで煮詰める③最後に酢を入れてかき混ぜて仕上げる―の作り方で仕上げていた。
宮古新報

地域農産物を活用した料理講習会 (主催・宮古土地改区)
が5日、 城辺公民館で行われた。 同区営農担当理事の宮平エミさんの指導で、 城辺食育改善員約20人がドラゴンフルーツジャム作りに取り組んだ。
宮古土地改良区は、 地下ダムの水利用農業により多種多様の農産物が増え、 宮古島農産物のブランド化に向けた取り組みが盛んに行われている状況の中、 地域住民とともに地下ダムの水でできた農作物を利用した料理講習会を行うことで地域住民との交流と新たな特産物の創出を図っていきたとしている。
この日の料理講習会は、 規格外のドラゴンフルーツを使用し、 材料はドラゴンフルーツが1㌔、 白砂糖が200㌘~300㌘、 酢は少々。 参加者は①ドラゴンフルーツジャムは皮をむいて細かく刻み、 鍋に入れる②鍋を火にかけ、 砂糖を2~3回に分けて入れ、 水分がなくなるまで煮詰める③最後に酢を入れてかき混ぜて仕上げる―の作り方で仕上げていた。
宮古新報
感動 島包む 第24回いぜなトライアスロン(沖縄)
感動 島包む 第24回いぜなトライアスロン

スタートの合図と同時に、水しぶきを上げ一斉に
海に飛び込む選手ら=2日、伊是名村の伊是名ビーチ
【伊是名】第24回いぜな88トライアスロンが2日、伊是名村全域を舞台に繰り広げられ、島全体が応援の熱気に包まれた。曇天に風が吹くコンディションの中、選手らは風をはねのける力強い泳ぎ、こぎ、走りを見せ、大会を熱くした。風光明媚(めいび)な自然や島民の優しい掛け声が選手らの背中を押し、力を与えた。「また来年、この場所で」―。ともに競技を乗り切った選手らは絆を深め、再会を約束した。大会の様子を写真で紹介する。(外間愛也)

伊是名城跡を背に坂を駆け上がる選手ら
=2日、伊是名村伊是名

タイミングを合わせ、走りながら選手にドリンクを
手渡すボランティアの中学生=2日、伊是名村伊是名

「乾杯!」。大会終了後、宿で祝杯を挙げる参加者ら
=2日、伊是名村諸見の民宿「まる富」

バイクで島の外周道路を駆け抜ける選手ら
=2日、伊是名村の外周道路

太鼓や拍手で選手を応援する住民ら
=2日、伊是名村仲田

スタートの合図と同時に、水しぶきを上げ一斉に
海に飛び込む選手ら=2日、伊是名村の伊是名ビーチ
【伊是名】第24回いぜな88トライアスロンが2日、伊是名村全域を舞台に繰り広げられ、島全体が応援の熱気に包まれた。曇天に風が吹くコンディションの中、選手らは風をはねのける力強い泳ぎ、こぎ、走りを見せ、大会を熱くした。風光明媚(めいび)な自然や島民の優しい掛け声が選手らの背中を押し、力を与えた。「また来年、この場所で」―。ともに競技を乗り切った選手らは絆を深め、再会を約束した。大会の様子を写真で紹介する。(外間愛也)

伊是名城跡を背に坂を駆け上がる選手ら
=2日、伊是名村伊是名

タイミングを合わせ、走りながら選手にドリンクを
手渡すボランティアの中学生=2日、伊是名村伊是名

「乾杯!」。大会終了後、宿で祝杯を挙げる参加者ら
=2日、伊是名村諸見の民宿「まる富」

バイクで島の外周道路を駆け抜ける選手ら
=2日、伊是名村の外周道路

太鼓や拍手で選手を応援する住民ら
=2日、伊是名村仲田
濃厚な香り 口いっぱい マンゴーショコラ発売(沖縄)
濃厚な香り 口いっぱい マンゴーショコラ発売

マンゴーの濃厚な香りとしっとりした食感が特徴の
「豊見城マンゴーショコラ」
【豊見城】
豊見城市の宜保晴毅市長らが5日、同市役所で記者会見し、豊見城市産マンゴーを使用した「豊見城マンゴーショコラ」の発売を発表した。豊見城市は「マンゴーの里」宣言をし、県内で初めて県の拠点産地認定を受けたマンゴー栽培が盛んな地域。ショコラは口いっぱいに広がるマンゴーの濃厚な香りとしっとりした食感が特徴。小売価格(税込み)は4個入りが1050円、8個入りが1995円。8日からJAおきなわ食菜館「菜々色畑」で販売開始する。
ショコラはJAおきなわ豊見城支店、市商工会、市内にある宮城パッケージ、生産者による農商工連携で開発し、豊見城市の特産品として定着を目指す。同支店の嘉数康雄支店長は「青果のマンゴーだけではなく、加工品があれば年中、いつでもマンゴーが楽しめる。加工品開発は生産者の意欲と所得向上につながる」と夢を広げた。軌道に乗れば、県内のJAファーマーズや市商工会加盟店舗でも販売する予定という。
琉球新報

マンゴーの濃厚な香りとしっとりした食感が特徴の
「豊見城マンゴーショコラ」
【豊見城】
豊見城市の宜保晴毅市長らが5日、同市役所で記者会見し、豊見城市産マンゴーを使用した「豊見城マンゴーショコラ」の発売を発表した。豊見城市は「マンゴーの里」宣言をし、県内で初めて県の拠点産地認定を受けたマンゴー栽培が盛んな地域。ショコラは口いっぱいに広がるマンゴーの濃厚な香りとしっとりした食感が特徴。小売価格(税込み)は4個入りが1050円、8個入りが1995円。8日からJAおきなわ食菜館「菜々色畑」で販売開始する。
ショコラはJAおきなわ豊見城支店、市商工会、市内にある宮城パッケージ、生産者による農商工連携で開発し、豊見城市の特産品として定着を目指す。同支店の嘉数康雄支店長は「青果のマンゴーだけではなく、加工品があれば年中、いつでもマンゴーが楽しめる。加工品開発は生産者の意欲と所得向上につながる」と夢を広げた。軌道に乗れば、県内のJAファーマーズや市商工会加盟店舗でも販売する予定という。
琉球新報
ウルマ新報切れ端に沖縄戦体験をつづる
ウルマ新報切れ端に沖縄戦体験をつづる
山城さんノート寄贈

ノートを寄贈した山城高常さん=9月28日、
那覇市天久の琉球新報社

山城さんが体験をつづったウルマ新報の
切れ端で作ったノート
沖縄戦直後、捕虜収容所、民間人収容所などで配布されていた「ウルマ新報」の切れ端で作ったノートに沖縄戦体験をつづっていた山城高常さん(76)が9月28日、琉球新報新聞博物館にノートを寄贈した。
ノートは1946年4月に執筆。「一周年の思い出」と題が記され、沖縄戦が始まった45年3月下旬から山城さんが糸満市喜屋武岬で米軍に保護され、石川収容所に収容される同年6月中旬まで3カ月の体験が鉛筆で記録されている。紙は新聞製作で使う大きなロール紙を切りそろえる時にできる切れ端。現在の新聞用紙より上質で、黄ばんではいるものの、66年たっても朽ちてはいない。
山城さんの母・富士子さん(故人)はウルマ新報創刊時の社員。美里村石川(現うるま市)の民間収容所内にあった社屋の一角に住んでいた。ノートは紙職人が作ってくれたものだという。山城さんは「母から『貴重な体験を記憶の中で風化させるのはもったいない。文章にして残しなさい』と言われ残した。まだ戦争の記憶が抜け切れないころ。雷が光ると艦砲射撃と思い、目が覚めた。心理的な緊張状態が解けなかった」と当時を振り返った。
琉球新報
山城さんノート寄贈

ノートを寄贈した山城高常さん=9月28日、
那覇市天久の琉球新報社

山城さんが体験をつづったウルマ新報の
切れ端で作ったノート
沖縄戦直後、捕虜収容所、民間人収容所などで配布されていた「ウルマ新報」の切れ端で作ったノートに沖縄戦体験をつづっていた山城高常さん(76)が9月28日、琉球新報新聞博物館にノートを寄贈した。
ノートは1946年4月に執筆。「一周年の思い出」と題が記され、沖縄戦が始まった45年3月下旬から山城さんが糸満市喜屋武岬で米軍に保護され、石川収容所に収容される同年6月中旬まで3カ月の体験が鉛筆で記録されている。紙は新聞製作で使う大きなロール紙を切りそろえる時にできる切れ端。現在の新聞用紙より上質で、黄ばんではいるものの、66年たっても朽ちてはいない。
山城さんの母・富士子さん(故人)はウルマ新報創刊時の社員。美里村石川(現うるま市)の民間収容所内にあった社屋の一角に住んでいた。ノートは紙職人が作ってくれたものだという。山城さんは「母から『貴重な体験を記憶の中で風化させるのはもったいない。文章にして残しなさい』と言われ残した。まだ戦争の記憶が抜け切れないころ。雷が光ると艦砲射撃と思い、目が覚めた。心理的な緊張状態が解けなかった」と当時を振り返った。
琉球新報
2011-10-05
琉球王朝時代の菓子復活 (沖縄)
琉球王朝時代の菓子復活
小説をきっかけに「千寿こう」

30年ぶりに再現された琉球伝統菓子「千寿こう」

千寿こうを作る安谷屋聡工場長(右)と新垣淑豊専務
=南城市の同社工場
琉球王朝が舞台の小説「テンペスト」(池上永一著)がきっかけで、那覇市首里に本社がある「ちんすこう本舗新垣菓子店」が琉球伝統菓子「千寿こう(せんじゅこう)」を30年ぶりに再現、販売している。創業79年、王朝時代の料理人にルーツを持つ同店が伝統の製法で今年2月から手作りしている。
千寿こうは、ピーナツバターとごま、かんきつ系の皮を砂糖で煮詰めた「きっぱん」を混ぜたあんを、ラードを使ったパイ生地で包む。
食べた瞬間にピーナツとごまの風味がし、後からかんきつ系の爽やかさが口に広がる。
新垣淑豊(よしとよ)専務(36)は「法事や祝い事で使われ、復帰前後までよく作られていた。復帰に伴い和菓子や洋菓子が広まり、手間の掛かる伝統菓子は見なくなった」と説明する。
先代から直接作り方を教わったというこの道37年の安谷屋聡工場長(54)は、記憶をたどりながら型の再現に苦労した。「花びらの細工が難しい。毎日悩み考えて作っている」と話す。
同社の直営4店舗だけで取り扱っており、手作りのため1日50~100個の限定販売となっている。
王朝時代、日中両国の影響を受けた琉球伝統菓子は独自の発展を遂げた。文献には200種超の菓子名が残されているが、レシピの多くは王朝の滅亡や沖縄戦で失われている。
※注:千寿こうの「こう」は米ヘンに「羔」
琉球新報
小説をきっかけに「千寿こう」

30年ぶりに再現された琉球伝統菓子「千寿こう」

千寿こうを作る安谷屋聡工場長(右)と新垣淑豊専務
=南城市の同社工場
琉球王朝が舞台の小説「テンペスト」(池上永一著)がきっかけで、那覇市首里に本社がある「ちんすこう本舗新垣菓子店」が琉球伝統菓子「千寿こう(せんじゅこう)」を30年ぶりに再現、販売している。創業79年、王朝時代の料理人にルーツを持つ同店が伝統の製法で今年2月から手作りしている。
千寿こうは、ピーナツバターとごま、かんきつ系の皮を砂糖で煮詰めた「きっぱん」を混ぜたあんを、ラードを使ったパイ生地で包む。
食べた瞬間にピーナツとごまの風味がし、後からかんきつ系の爽やかさが口に広がる。
新垣淑豊(よしとよ)専務(36)は「法事や祝い事で使われ、復帰前後までよく作られていた。復帰に伴い和菓子や洋菓子が広まり、手間の掛かる伝統菓子は見なくなった」と説明する。
先代から直接作り方を教わったというこの道37年の安谷屋聡工場長(54)は、記憶をたどりながら型の再現に苦労した。「花びらの細工が難しい。毎日悩み考えて作っている」と話す。
同社の直営4店舗だけで取り扱っており、手作りのため1日50~100個の限定販売となっている。
王朝時代、日中両国の影響を受けた琉球伝統菓子は独自の発展を遂げた。文献には200種超の菓子名が残されているが、レシピの多くは王朝の滅亡や沖縄戦で失われている。
※注:千寿こうの「こう」は米ヘンに「羔」
琉球新報
無責任だ」「早く対応を」 不発弾未確認工事(沖縄)
無責任だ」「早く対応を」 不発弾未確認工事

総合的学習の授業で、カヌーの川下りに挑戦する
久茂地小児童ら=6月、久茂地川(読者提供)
県が那覇市泉崎で進めている「久茂地川環境護岸工事」に関し、2009年に行われた磁気探査で不発弾の可能性を示す磁気反応があったにもかかわらず、確認探査を実施しないまま工事を進めていたことに、周辺住民からは「無責任だ」と批判の声が上がっている。人や物が集まる地域での出来事に、関係者は早期の対応を求めている。
毎年6月、4年生が総合的学習の授業時間に、カヌーで久茂地川の川下りを実施している那覇市立久茂地小学校(大城安司校長)の大城武教頭は「工事現場から不発弾の磁気反応が出ていることは全く知らなかった。知っていたら、工事現場周辺を通らないようなルートを設定していたか、川下り自体を実施しなかった」と驚きを隠せない様子。
同市泉崎でコーヒー店を営む上原健一さん(61)は「2年間も放置され工事を進めていたなんて、信じられない」と驚きをあらわにした。「真上にはモノレールが走っており、危ないどころじゃない。県庁も近くにある。那覇のど真ん中で万が一のことがあったらどうするのか」と県の対応を批判するとともに、早期の対応を求めた。
那覇市の新垣昌秀建設管理部長は「住民から不安の声も上がっている。県には住民への情報提供や確認探査をしっかりして、住民を安心させてほしい」と要望した。
琉球新報

総合的学習の授業で、カヌーの川下りに挑戦する
久茂地小児童ら=6月、久茂地川(読者提供)
県が那覇市泉崎で進めている「久茂地川環境護岸工事」に関し、2009年に行われた磁気探査で不発弾の可能性を示す磁気反応があったにもかかわらず、確認探査を実施しないまま工事を進めていたことに、周辺住民からは「無責任だ」と批判の声が上がっている。人や物が集まる地域での出来事に、関係者は早期の対応を求めている。
毎年6月、4年生が総合的学習の授業時間に、カヌーで久茂地川の川下りを実施している那覇市立久茂地小学校(大城安司校長)の大城武教頭は「工事現場から不発弾の磁気反応が出ていることは全く知らなかった。知っていたら、工事現場周辺を通らないようなルートを設定していたか、川下り自体を実施しなかった」と驚きを隠せない様子。
同市泉崎でコーヒー店を営む上原健一さん(61)は「2年間も放置され工事を進めていたなんて、信じられない」と驚きをあらわにした。「真上にはモノレールが走っており、危ないどころじゃない。県庁も近くにある。那覇のど真ん中で万が一のことがあったらどうするのか」と県の対応を批判するとともに、早期の対応を求めた。
那覇市の新垣昌秀建設管理部長は「住民から不安の声も上がっている。県には住民への情報提供や確認探査をしっかりして、住民を安心させてほしい」と要望した。
琉球新報
陸自部隊は北牧場に (与那国・沖縄)
陸自部隊は北牧場に
防衛省の概算要求を「歓迎」
与那国町の外間守吉町長は4日午後、石垣市内のホテルで取材に応じ、防衛省が来年度予算の概算要求で同町に陸上自衛隊の「沿岸監視部隊」を配置するための用地取得費15億円を盛り込んだことに「歓迎する」と述べ、用地選定に町として協力する考えを示した。
用地の規模について防衛省から15ヘクタール程度との説明を受けているという。
候補地として挙がっている町内の北牧場、南牧場について「出来れば北牧場にしてほしい」との意向を示した。南牧場については「台湾と向かい合うことになり、リゾート地として将来残したい」と述べた。
また、今月中に防衛省と住民説明会を開き、用地やインフラ整備などについて住民の意見を聴き、優先順位を付けて防衛省に要望することにしている。
具体的なインフラ整備については、現在、焼却施設の整備を要望。このほかに公認グラウンド整備などが考えられている、という。
配備に反対する住民への対応については「ヒザを交えて話しが出来ればと思う。配置が決定したからには引き下がれない。説得に向け話をしたい」と述べた。
八重山毎日新聞
防衛省の概算要求を「歓迎」
与那国町の外間守吉町長は4日午後、石垣市内のホテルで取材に応じ、防衛省が来年度予算の概算要求で同町に陸上自衛隊の「沿岸監視部隊」を配置するための用地取得費15億円を盛り込んだことに「歓迎する」と述べ、用地選定に町として協力する考えを示した。
用地の規模について防衛省から15ヘクタール程度との説明を受けているという。
候補地として挙がっている町内の北牧場、南牧場について「出来れば北牧場にしてほしい」との意向を示した。南牧場については「台湾と向かい合うことになり、リゾート地として将来残したい」と述べた。
また、今月中に防衛省と住民説明会を開き、用地やインフラ整備などについて住民の意見を聴き、優先順位を付けて防衛省に要望することにしている。
具体的なインフラ整備については、現在、焼却施設の整備を要望。このほかに公認グラウンド整備などが考えられている、という。
配備に反対する住民への対応については「ヒザを交えて話しが出来ればと思う。配置が決定したからには引き下がれない。説得に向け話をしたい」と述べた。
八重山毎日新聞
宙に浮く中学公民教科書 (八重山・沖縄)
宙に浮く中学公民教科書 文科省、県教委は早急に着地点示せ
■文科省が混乱に拍車
中学校の公民教科書採択をめぐる動きが先月16日の国への報告期限を最後にこう着状態に陥っている。
育鵬社を採択した8月23日の地区採択協議会の決定と、東京書籍を選定した9月8日の3市町教育委員全員協議の決定に対し、中川正春文科相の発言が二転三転してぶれているためだ。
その点、県教委は、開会中の県議会でも改めて大城浩教育長が、「8日の全員協議こそが有効。これが八重山の総意」と答弁するなど、ぶれる文科相とは対照的にその姿勢は一貫している。それはそうだろう、全員協議は3市町教委がそれぞれ違った決定をしたのに対し、県教委として文科省の指導も仰ぎながら6時間の議論の末、ようやくたどり着いた結論だからだ。
それを中川文科相が恐らく地元のこうした経過の誤認、官僚の誘導、自民部会の圧力などがあったのか、それを簡単に否定。あとは両方協議は整っていないと発言を二転三転。一方で森裕子副大臣は当初から採択協議会が有効と述べるなど、文字通り文科省自体が“閣内不一致”状態を露呈するのだから混乱するのは当たり前だろう。
いわば八重山の教科書問題はまず玉津博克石垣市教育長の恣(し)意的な地区策定協議会運営に振り回され、今は文科省の一貫しない対応に混乱させられている状態にある。
■着地点は見えず
石垣市は独自に採択の意向も示すなど竹富町、与那国町の3市町教委とも自らの決定の有効性を主張したままこう着状態が続き、今のところ着地点は全く見えない。
この間、市議会や県議会では同問題が与野党双方から取り上げられたが、解決の糸口は全くつかめなかった。その中で市議会一般質問では、与野党ともに揚げ足取りのやり取りが目立ち、市民から議員として品位を問われる苦情があったのは双方反省事項だろう。
さらに玉津教育長に対しては、与党議員数人からもそのふんぞり返った議場内での不遜(ふそん)な態度や「調査員という名前の者ども」発言など、その言動に苦言があった。立派な教育者、改革者として評価されるなら、子どもたちの視線も視野に入れ直ちに改めるは改めるべきだろう。でないと逆に単なる“偽善者”といわれかねない。
この問題解決に向けて県教委は「全員協議の有効性」を主張して文科省の指導待ちの状態にある。
これに対し文科省も、中川文科相が同一地区内は同じ教科書を採択するという教科書無償措置法と、採択権限は市町村教委にあるとする地方教育行政法の兼ね合いで法解釈を詰め、最終的に結論を出す意向を示すも、それはいつかその目処や見通しは不透明だ。
■新たな枠組みで採択を
確かにこのようにもつれにもつれた糸をほどくのは容易でない。それならこれまで両方の採択に関わった皆さんは総退場してもらい、今回は特例で委員を新たに選任、新しい枠組みで採択しなおすことは不可能なことなのか。その場合、委員の選任方法が課題だ。
この問題では中立の公明の大石市議が、国、県、地元関係者が一つのテーブルについて対話の必要性を指摘していたが、確かに大切なことだ。特にこの問題はそうした勢力が地域を“狙い撃ち”しているふしも見られ、今後も起こりうる要素がある。文科省や県教委は、今回その欠陥が問題になっている法整備をきちんとして、ちゃんとした解決策を示さなければ、県内各地で今後も同じような混乱が予想される。
八重山毎日新聞
■文科省が混乱に拍車
中学校の公民教科書採択をめぐる動きが先月16日の国への報告期限を最後にこう着状態に陥っている。
育鵬社を採択した8月23日の地区採択協議会の決定と、東京書籍を選定した9月8日の3市町教育委員全員協議の決定に対し、中川正春文科相の発言が二転三転してぶれているためだ。
その点、県教委は、開会中の県議会でも改めて大城浩教育長が、「8日の全員協議こそが有効。これが八重山の総意」と答弁するなど、ぶれる文科相とは対照的にその姿勢は一貫している。それはそうだろう、全員協議は3市町教委がそれぞれ違った決定をしたのに対し、県教委として文科省の指導も仰ぎながら6時間の議論の末、ようやくたどり着いた結論だからだ。
それを中川文科相が恐らく地元のこうした経過の誤認、官僚の誘導、自民部会の圧力などがあったのか、それを簡単に否定。あとは両方協議は整っていないと発言を二転三転。一方で森裕子副大臣は当初から採択協議会が有効と述べるなど、文字通り文科省自体が“閣内不一致”状態を露呈するのだから混乱するのは当たり前だろう。
いわば八重山の教科書問題はまず玉津博克石垣市教育長の恣(し)意的な地区策定協議会運営に振り回され、今は文科省の一貫しない対応に混乱させられている状態にある。
■着地点は見えず
石垣市は独自に採択の意向も示すなど竹富町、与那国町の3市町教委とも自らの決定の有効性を主張したままこう着状態が続き、今のところ着地点は全く見えない。
この間、市議会や県議会では同問題が与野党双方から取り上げられたが、解決の糸口は全くつかめなかった。その中で市議会一般質問では、与野党ともに揚げ足取りのやり取りが目立ち、市民から議員として品位を問われる苦情があったのは双方反省事項だろう。
さらに玉津教育長に対しては、与党議員数人からもそのふんぞり返った議場内での不遜(ふそん)な態度や「調査員という名前の者ども」発言など、その言動に苦言があった。立派な教育者、改革者として評価されるなら、子どもたちの視線も視野に入れ直ちに改めるは改めるべきだろう。でないと逆に単なる“偽善者”といわれかねない。
この問題解決に向けて県教委は「全員協議の有効性」を主張して文科省の指導待ちの状態にある。
これに対し文科省も、中川文科相が同一地区内は同じ教科書を採択するという教科書無償措置法と、採択権限は市町村教委にあるとする地方教育行政法の兼ね合いで法解釈を詰め、最終的に結論を出す意向を示すも、それはいつかその目処や見通しは不透明だ。
■新たな枠組みで採択を
確かにこのようにもつれにもつれた糸をほどくのは容易でない。それならこれまで両方の採択に関わった皆さんは総退場してもらい、今回は特例で委員を新たに選任、新しい枠組みで採択しなおすことは不可能なことなのか。その場合、委員の選任方法が課題だ。
この問題では中立の公明の大石市議が、国、県、地元関係者が一つのテーブルについて対話の必要性を指摘していたが、確かに大切なことだ。特にこの問題はそうした勢力が地域を“狙い撃ち”しているふしも見られ、今後も起こりうる要素がある。文科省や県教委は、今回その欠陥が問題になっている法整備をきちんとして、ちゃんとした解決策を示さなければ、県内各地で今後も同じような混乱が予想される。
八重山毎日新聞
ライバル蹴落とせ、ミヤコヒキガエル繁殖シーズン (宮古島・沖縄)
ライバル蹴落とせ、ミヤコヒキガエル繁殖シーズン

割り込もうとするオスを足蹴にして引き離そうとするメスに抱接したオス (右) =市内の溜め池
宮古諸島固有亜種のミヤコヒキガエルが繁殖シーズンを迎えている。 ふだんは陸棲だがこの時期ばかりはペアを求めて貯水池などに集まってくる。
オスはメスの背後から脇を抱えるようにしがみつきながら産卵を促す。 ここ数日の雨もあって市内の水辺では 「抱接」 するミヤコヒキガエルの姿が目立っている。
体長は6~12㌢と国内のヒキガエルでは最も小さく、 体色は赤っぽいものから褐色、 黄色、 オレンジと変異がある。 畑地や原野、 民家の近くなどさまざまな場所に住み夜行性。 繁殖期は9月~3月と長く、 細長いゼリー状のひもに包まれた1万2000~1万4000個の卵を産む。
雨の上がった4日午前、 市内のある溜め池では繁殖のため数10匹のミヤコヒキガエルが集まっていた。 メスが少ないせいかペアに割り込もうと数匹のオスが群がって団子状態に。 メスを奪われまいと抱接したオスは強烈なキックでライバルたちを蹴落とし、 自分の子孫を残していく。
市の保全種となっているほか、 環境省のレッドデータブックでも準絶滅危惧種に指定されている。 この時期、 特に雨が降ると活発に動きまわるため輪禍も多い。 基本的には宮古にしかいない希少種であるため、 ドライバーの皆さんスピードは抑え目に。

ミヤコヒキガエル
和名:ミヤコヒキガエル
学名:Bufo gargarizans miyakonis
カエル目
分布:沖縄県宮古島や大東諸島に産する固有亜種
写真(上):ミヤコヒキガエル成体
説明
宮古島にはあまり森林がないが,疎林やサトウキビ畑などに生息する。産卵場所も少なく,集中している。生息地や産卵場所が人為の影響を受けやすい場所なので,今後,注意が必要である。区別店:大東島で混棲するオオヒキガエルとは耳腺の形が異なり,本種は普通のヒキガエルに類似する。
(森林総合研究所・森林生物図鑑)より
宮古新報

割り込もうとするオスを足蹴にして引き離そうとするメスに抱接したオス (右) =市内の溜め池
宮古諸島固有亜種のミヤコヒキガエルが繁殖シーズンを迎えている。 ふだんは陸棲だがこの時期ばかりはペアを求めて貯水池などに集まってくる。
オスはメスの背後から脇を抱えるようにしがみつきながら産卵を促す。 ここ数日の雨もあって市内の水辺では 「抱接」 するミヤコヒキガエルの姿が目立っている。
体長は6~12㌢と国内のヒキガエルでは最も小さく、 体色は赤っぽいものから褐色、 黄色、 オレンジと変異がある。 畑地や原野、 民家の近くなどさまざまな場所に住み夜行性。 繁殖期は9月~3月と長く、 細長いゼリー状のひもに包まれた1万2000~1万4000個の卵を産む。
雨の上がった4日午前、 市内のある溜め池では繁殖のため数10匹のミヤコヒキガエルが集まっていた。 メスが少ないせいかペアに割り込もうと数匹のオスが群がって団子状態に。 メスを奪われまいと抱接したオスは強烈なキックでライバルたちを蹴落とし、 自分の子孫を残していく。
市の保全種となっているほか、 環境省のレッドデータブックでも準絶滅危惧種に指定されている。 この時期、 特に雨が降ると活発に動きまわるため輪禍も多い。 基本的には宮古にしかいない希少種であるため、 ドライバーの皆さんスピードは抑え目に。

ミヤコヒキガエル
和名:ミヤコヒキガエル
学名:Bufo gargarizans miyakonis
カエル目
分布:沖縄県宮古島や大東諸島に産する固有亜種
写真(上):ミヤコヒキガエル成体
説明
宮古島にはあまり森林がないが,疎林やサトウキビ畑などに生息する。産卵場所も少なく,集中している。生息地や産卵場所が人為の影響を受けやすい場所なので,今後,注意が必要である。区別店:大東島で混棲するオオヒキガエルとは耳腺の形が異なり,本種は普通のヒキガエルに類似する。
(森林総合研究所・森林生物図鑑)より
宮古新報
孫が主役、尹吉の歌劇 与那原で公演(沖縄)
孫が主役、尹吉の歌劇 与那原で公演

伊良波尹吉の孫さゆきさん(左)が、初めてのチラー役を熱演した「奥山の牡丹」=与那原上与那原、町社会福祉センター
【与那原】
与那原町出身の名優で劇や舞踊の創作でも後世に大きな業績を残した伊良波尹吉の生誕125周年を記念した歌劇「奥山の牡丹」公演が9月30日、町社会福祉センターであった。尹吉をたたえ、また県立郷土芸能会館誘致運動の一環と位置付けた。町などが主催。昼夜2公演に計約800人の観衆が訪れ、ゆかりの地で新世代が支えた舞台を、拍手と涙とともに堪能した。
尹吉が創作した舞踊「加那よー天川」と「鳩間節」が披露され、華やかなムードに包まれた。
「奥山の牡丹」は尹吉作で沖縄芝居の4大歌劇の一つ。今回長女の冴子さん(75)が演出、主役チラーは孫さゆきさん(29)が初めて演じた。
さゆきさんは、前半の若いチラーを凛として演じ切った。一度は結ばれた三良と幼いわが子・山戸と離れざるを得ない場面では、客席からすすり泣きが響いた。最後に悲劇を迎える老いたチラーも、しっとりとしたしぐさで情感あふれ、観客を引き込んだ。
他に仲嶺眞永さん、平良進さん、瀬名波孝子さんらが、ベテランの円熟味で存在感を発揮。三良役の佐辺良和さん、成長した山戸役の金城真次さんら若手も、時代の不条理を説得力ある演技で表現、会場に訴え掛けた。
配役も担当し、20、30代の起用を心掛けた冴子さんは「客席からの反応がすごく良かった。大きい作品で若い人がどういう表現をしてくれるかと思っていたが、しっかりやってくれた。これからは後輩たちが引き継いでくれる」と手応え。さゆきさんの熱演には「これで3代目ができた」と喜んだ。
大役に臨んださゆきさんは「祖父の作品を祖父の地元でできてうれしい。初のチラー役だったが、他のキャストやスタッフみんなに支えられ、お客さんに乗せられた」と感謝し、「祖父の素晴らしい作品を受け継いでいきたい。祖父を誇りに思う」と話した。
沖縄タイムス

伊良波尹吉の孫さゆきさん(左)が、初めてのチラー役を熱演した「奥山の牡丹」=与那原上与那原、町社会福祉センター
【与那原】
与那原町出身の名優で劇や舞踊の創作でも後世に大きな業績を残した伊良波尹吉の生誕125周年を記念した歌劇「奥山の牡丹」公演が9月30日、町社会福祉センターであった。尹吉をたたえ、また県立郷土芸能会館誘致運動の一環と位置付けた。町などが主催。昼夜2公演に計約800人の観衆が訪れ、ゆかりの地で新世代が支えた舞台を、拍手と涙とともに堪能した。
尹吉が創作した舞踊「加那よー天川」と「鳩間節」が披露され、華やかなムードに包まれた。
「奥山の牡丹」は尹吉作で沖縄芝居の4大歌劇の一つ。今回長女の冴子さん(75)が演出、主役チラーは孫さゆきさん(29)が初めて演じた。
さゆきさんは、前半の若いチラーを凛として演じ切った。一度は結ばれた三良と幼いわが子・山戸と離れざるを得ない場面では、客席からすすり泣きが響いた。最後に悲劇を迎える老いたチラーも、しっとりとしたしぐさで情感あふれ、観客を引き込んだ。
他に仲嶺眞永さん、平良進さん、瀬名波孝子さんらが、ベテランの円熟味で存在感を発揮。三良役の佐辺良和さん、成長した山戸役の金城真次さんら若手も、時代の不条理を説得力ある演技で表現、会場に訴え掛けた。
配役も担当し、20、30代の起用を心掛けた冴子さんは「客席からの反応がすごく良かった。大きい作品で若い人がどういう表現をしてくれるかと思っていたが、しっかりやってくれた。これからは後輩たちが引き継いでくれる」と手応え。さゆきさんの熱演には「これで3代目ができた」と喜んだ。
大役に臨んださゆきさんは「祖父の作品を祖父の地元でできてうれしい。初のチラー役だったが、他のキャストやスタッフみんなに支えられ、お客さんに乗せられた」と感謝し、「祖父の素晴らしい作品を受け継いでいきたい。祖父を誇りに思う」と話した。
沖縄タイムス
ミーバイの走りに驚き (沖縄)
ミーバイの走りに驚き

1日、西崎一文字でミーバイ72センチ、6・46キロ
を釣った翁長良治さん
1日午後5時、カーエー釣りの名手、翁長良治さんはカーエー狙いで西崎一文字に渡った。カーエー狙いのついでに、ユダヤーガーラの半身を餌にタマン狙いの仕掛けを投げ込んでいた。午後11時にいきなりのヒット。まるでガーラのような強い引きで、強めにドラグ設定したリールから15メートルほどもラインを引き出し暴れ回る。この引きはガーラだろうとファイトを開始、2~3分ほどで海面に浮いたのは6・46キロのミーバイ。結局この日は目的のカーエーは35センチ前後が1匹だけだったが、予想しなかった大物にベテランの翁長さんもミーバイがこんな走り回るとは、と驚いたという。
GFG沖縄・清掃活動

2日、名護漁港周辺を清掃したGFG沖縄のメンバー
2日、GFG沖縄のメンバーは午前10時から2時間、名護漁港を中心とした周辺海岸をメンバー約100人で清掃を行った。

1日、西崎で35センチのアーガイ
を釣った中村峻君

9月28日、慶良間で56センチ、2・5キロ
のイノーアカジンを釣った島袋祥一郎さん

9月25日、ハンビー海岸で35センチ、600グラム
のマルコバンアジを釣ったさきはらせいがさん
水辺感謝の日
日本釣振興会沖縄県支部は10月16日に沖縄本島7カ所(名護漁港・沖縄市夢咲公園前・北谷町砂辺テラス・宜野湾新漁港・与那原町当添漁港・那覇北マリーナ)の清掃を予定していて、広くボランティアを募集している。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。

9月27日、浜田漁港で41.8センチ、1.27キロのチヌを釣った田場典利さん(写真は息子ののりきちゃん)

9月24日、糸満漁港で35センチのチヌを釣った南風原滉太君(左)と陸人君

9月24日、座間味で51センチのタマンと45センチのトカジャーを釣った小田拓さん
北谷の立ち入り禁止区域に侵入して、ごみを散らす釣り人がいると苦情がありました。マナーを守って釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報

1日、西崎一文字でミーバイ72センチ、6・46キロ
を釣った翁長良治さん
1日午後5時、カーエー釣りの名手、翁長良治さんはカーエー狙いで西崎一文字に渡った。カーエー狙いのついでに、ユダヤーガーラの半身を餌にタマン狙いの仕掛けを投げ込んでいた。午後11時にいきなりのヒット。まるでガーラのような強い引きで、強めにドラグ設定したリールから15メートルほどもラインを引き出し暴れ回る。この引きはガーラだろうとファイトを開始、2~3分ほどで海面に浮いたのは6・46キロのミーバイ。結局この日は目的のカーエーは35センチ前後が1匹だけだったが、予想しなかった大物にベテランの翁長さんもミーバイがこんな走り回るとは、と驚いたという。
GFG沖縄・清掃活動

2日、名護漁港周辺を清掃したGFG沖縄のメンバー
2日、GFG沖縄のメンバーは午前10時から2時間、名護漁港を中心とした周辺海岸をメンバー約100人で清掃を行った。

1日、西崎で35センチのアーガイ
を釣った中村峻君

9月28日、慶良間で56センチ、2・5キロ
のイノーアカジンを釣った島袋祥一郎さん

9月25日、ハンビー海岸で35センチ、600グラム
のマルコバンアジを釣ったさきはらせいがさん
水辺感謝の日
日本釣振興会沖縄県支部は10月16日に沖縄本島7カ所(名護漁港・沖縄市夢咲公園前・北谷町砂辺テラス・宜野湾新漁港・与那原町当添漁港・那覇北マリーナ)の清掃を予定していて、広くボランティアを募集している。詳しくは日釣振加盟各釣具店へ。

9月27日、浜田漁港で41.8センチ、1.27キロのチヌを釣った田場典利さん(写真は息子ののりきちゃん)

9月24日、糸満漁港で35センチのチヌを釣った南風原滉太君(左)と陸人君

9月24日、座間味で51センチのタマンと45センチのトカジャーを釣った小田拓さん
北谷の立ち入り禁止区域に侵入して、ごみを散らす釣り人がいると苦情がありました。マナーを守って釣りを楽しみましょう。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)
琉球新報
西表で史上最大の雨量記録 1時間あたり94.5ミリ (八重山・沖縄)
西表で史上最大の雨量記録 1時間あたり94.5ミリ 豪雨で海、空の便乱れる

石垣島地方は3日、大雨洪水警報が発令され、西表島上原で1時間あたり94.5ミリ(午後5時7分)、石垣島地方気象台観測史上最大の雨を観測した。
石垣市伊原間でも1時間あたり62.5ミリ(午前11時16分)と10月の最大雨量を記録。
24時間降水量では川平で362.5ミリ(午後5時20分現在)の大雨が降り、午前10時すぎには道路冠水で車両1台が水没する被害があった。
大雨は石垣島地方は大陸から高気圧の張り出しと南から湿った空気が入り込み、大気の状態が不安定になったため、午前10時16分には八重山地方に竜巻注意報が発令された。
石垣島と竹富町には午前5時すぎに大雨洪水警報が出され、一時解除されたものの午後5時36分には再度、発令された。
この雨で桴海地区の県道と大里の国道が冠水して一時通行止めとなった。また、真栄里ダムの貯水率は先週の39.0%から3日午後5時現在、91.2%に増え、一気に水事情が好転した。
雨の影響で石垣空港を発着する空路は日本トランスオーシャン航空の石垣~与那国2便、琉球エアコミューターの石垣~宮古2便が欠航。304人に影響が出たほか、全日空で最大約50分の遅延もあった。
また、風が強いために波も高くなっていることから、石垣港と各離島を結ぶ航路のうち、石垣~西表上原、石垣~鳩間、石垣~波照間航路が欠航している。
八重山毎日新聞

石垣島地方は3日、大雨洪水警報が発令され、西表島上原で1時間あたり94.5ミリ(午後5時7分)、石垣島地方気象台観測史上最大の雨を観測した。
石垣市伊原間でも1時間あたり62.5ミリ(午前11時16分)と10月の最大雨量を記録。
24時間降水量では川平で362.5ミリ(午後5時20分現在)の大雨が降り、午前10時すぎには道路冠水で車両1台が水没する被害があった。
大雨は石垣島地方は大陸から高気圧の張り出しと南から湿った空気が入り込み、大気の状態が不安定になったため、午前10時16分には八重山地方に竜巻注意報が発令された。
石垣島と竹富町には午前5時すぎに大雨洪水警報が出され、一時解除されたものの午後5時36分には再度、発令された。
この雨で桴海地区の県道と大里の国道が冠水して一時通行止めとなった。また、真栄里ダムの貯水率は先週の39.0%から3日午後5時現在、91.2%に増え、一気に水事情が好転した。
雨の影響で石垣空港を発着する空路は日本トランスオーシャン航空の石垣~与那国2便、琉球エアコミューターの石垣~宮古2便が欠航。304人に影響が出たほか、全日空で最大約50分の遅延もあった。
また、風が強いために波も高くなっていることから、石垣港と各離島を結ぶ航路のうち、石垣~西表上原、石垣~鳩間、石垣~波照間航路が欠航している。
八重山毎日新聞
2011-10-04
調査委与党多数で否決 教科書問題 (八重山・沖縄)
調査委与党多数で否決 教科書問題
与党「内容は明らか」、野党「問題点がある」
石垣市議会(伊良皆高信議長)9月定例会は3日、本会議を開き、教科書採択手続きの調査などを目的に前津究氏から提案のあった教育行政の事務手続きに関する調査特別委員会の設置について、与党の多数で否決した。
教科書問題をめぐってはこの日も玉津博克教育長から答弁の訂正申し入れがあったほか、別の玉津教育長の答弁内容に対して自民党県連からも抗議の声が挙がっているが、与党側は「一般質問でも多くの議員が取り上げ、内容はおおむね明らかにされている」と必要性を認めなかった。
特別委について前津氏は、教科用図書を選定した協議会の議事録の公開を請求するなどして調査を進める意向を示していた。
これに反対討論を行った石垣亨氏は「議事録公開については採択協議会で採択が整った後に公開するとの合意があり、近々に公開されると考える。また、一般質問でも多くの議員が取り上げ、内容はおおむね明らかにされている」と理由を説明。
賛成の立場から石垣三雄氏は「きょうも答弁の訂正の申し入れがあった。採択の過程について業務のあり方に数多くの疑義がある。多くの議員が一般質問で取り上げたが、解明できないさまざまな問題点が浮き彫りになった。すべての情報が明らかになり、事実をはっきりさせた上でないと、正しい解答はみつからない」と訴えた。
同特別委は、市民会館使用料基準の明確化も調査対象に加えており、石垣氏は、前津氏が不自然さを指摘した変更調定について「申請者(宮良公民館)が市民会館関係者からの助言で手続きができると知らされたのは2月20日、2月28日に申請され、同日に調定変更されたのは何ら不自然ではない」と反論、「不見識を公言してはばからないのは他の公民館活動に水をさし、萎縮(いしゅく)させるので慎むべきだ」と批判した。
採決の結果、賛成者は野党側の9人で過半数に達せず、賛成少数で否決された。本会議終了後、前津究氏は「与党は執行部を守るのを優先し、市民目線に立っていないのではないか」と話した。
八重山毎日新聞
与党「内容は明らか」、野党「問題点がある」
石垣市議会(伊良皆高信議長)9月定例会は3日、本会議を開き、教科書採択手続きの調査などを目的に前津究氏から提案のあった教育行政の事務手続きに関する調査特別委員会の設置について、与党の多数で否決した。
教科書問題をめぐってはこの日も玉津博克教育長から答弁の訂正申し入れがあったほか、別の玉津教育長の答弁内容に対して自民党県連からも抗議の声が挙がっているが、与党側は「一般質問でも多くの議員が取り上げ、内容はおおむね明らかにされている」と必要性を認めなかった。
特別委について前津氏は、教科用図書を選定した協議会の議事録の公開を請求するなどして調査を進める意向を示していた。
これに反対討論を行った石垣亨氏は「議事録公開については採択協議会で採択が整った後に公開するとの合意があり、近々に公開されると考える。また、一般質問でも多くの議員が取り上げ、内容はおおむね明らかにされている」と理由を説明。
賛成の立場から石垣三雄氏は「きょうも答弁の訂正の申し入れがあった。採択の過程について業務のあり方に数多くの疑義がある。多くの議員が一般質問で取り上げたが、解明できないさまざまな問題点が浮き彫りになった。すべての情報が明らかになり、事実をはっきりさせた上でないと、正しい解答はみつからない」と訴えた。
同特別委は、市民会館使用料基準の明確化も調査対象に加えており、石垣氏は、前津氏が不自然さを指摘した変更調定について「申請者(宮良公民館)が市民会館関係者からの助言で手続きができると知らされたのは2月20日、2月28日に申請され、同日に調定変更されたのは何ら不自然ではない」と反論、「不見識を公言してはばからないのは他の公民館活動に水をさし、萎縮(いしゅく)させるので慎むべきだ」と批判した。
採決の結果、賛成者は野党側の9人で過半数に達せず、賛成少数で否決された。本会議終了後、前津究氏は「与党は執行部を守るのを優先し、市民目線に立っていないのではないか」と話した。
八重山毎日新聞
自慢の大綱見に来て 那覇大綱挽、9日本番(沖縄)
自慢の大綱見に来て 那覇大綱挽、9日本番

入魂式を行い、大綱を仕上げる翁長雄志那覇市長
(左から5人目)ら=3日、那覇軍港
ギネスブックに認定された世界一の大綱を引く「那覇大綱挽」が9日に行われるのを前に、翁長雄志(おなが・たけし)那覇市長や那覇大綱挽保存会の新垣勇会長らは3日、那覇軍港で大綱を仕上げる入魂式を行い、綱引きの成功を祈った。
翁長那覇市長は「いつ見ても雄大だ。何万人もの市民や観光客らで綱を引くと思うと本当に誇りに思う。世界のウチナーンチュにも見てほしい」と話した。
保存会の新垣会長は「東日本大震災からの復興を願い、元気になるよう引いてほしい」と話した。
今年は8月22日に製作を始め、雄綱、雌綱合わせて全長200メートル、総重量は約43トン。13日には、世界のウチナーンチュ大会の主会場の沖縄セルラースタジアム那覇の入り口に雄綱と雌綱の一部とカヌチ棒を展示する。
琉球新報

入魂式を行い、大綱を仕上げる翁長雄志那覇市長
(左から5人目)ら=3日、那覇軍港
ギネスブックに認定された世界一の大綱を引く「那覇大綱挽」が9日に行われるのを前に、翁長雄志(おなが・たけし)那覇市長や那覇大綱挽保存会の新垣勇会長らは3日、那覇軍港で大綱を仕上げる入魂式を行い、綱引きの成功を祈った。
翁長那覇市長は「いつ見ても雄大だ。何万人もの市民や観光客らで綱を引くと思うと本当に誇りに思う。世界のウチナーンチュにも見てほしい」と話した。
保存会の新垣会長は「東日本大震災からの復興を願い、元気になるよう引いてほしい」と話した。
今年は8月22日に製作を始め、雄綱、雌綱合わせて全長200メートル、総重量は約43トン。13日には、世界のウチナーンチュ大会の主会場の沖縄セルラースタジアム那覇の入り口に雄綱と雌綱の一部とカヌチ棒を展示する。
琉球新報
3歳で米移住 55年ぶり姉妹ら再会(沖縄)
3歳で米移住 55年ぶり姉妹ら再会

55年ぶりの再会を喜ぶ仲村ヒロ子さん(前列右)、パトリシャ・アンダースンさん(同2人目)と小嶺富子さん(後列右から2人目)=3日午後9時20分ごろ、那覇空港(中島一人撮影)
3歳の時に米軍人の養父と養母に引き取られ米国に移住した、那覇市壺屋出身のパトリシャ・アンダースンさん(59)=日本名・新垣久子、アトランタ在住=が3日、55年ぶりに沖縄の地を踏み、姉妹と再会した。
姉妹は言葉のハンディを乗り越え、半世紀にわたる空白を埋めようと抱き合い、肩を寄せ合った。
パトリシャさんは「たくさんの親族が迎えに来てくれるとは思ってもいなかった。55年たって沖縄に来たら女優になったみたい」と顔を赤らめた。12日開幕の世界のウチナーンチュ大会に、姉妹そろって参加する。(佐渡山倫子)
那覇空港では姉の仲村ヒロ子さん(63)や妹の小嶺富子さん(56)、親族ら13人が出迎えた。姉妹は「ロビーに来たら、ちゃんとパトリシャさんを見つけられるか」と心配していたが、パトリシャさんがロビー奥に姿を見せると、迷うことはなかった。互いに顔をほころばせ、笑い声を響かせた。めいやおいは「やっぱり似ているね」と見守った。
パトリシャさんは、末の妹の宮城徳子さん(50)の存在を初めて知り「妹があと1人いたのね」と満面の笑み。めいやおいとも1人ずつ握手を交わし、親族の温かさを味わった。
養父母が他界し、自身も定年を迎えたことで、実母や姉妹に会いたい気持ちが高まり、昨年9月にアトランタの県人会に声を掛けた。仲村さんらの消息が分かったのはことし2月。本紙を通じて実母や親戚を捜していると呼び掛けたところ、姉妹が名乗り出て、実母の春子さんは約23年前に他界していたことが分かった。
パトリシャさんは姉妹の存在が分かって喜びを抑えきれず、消息を報じる本紙を持ち歩き、知人に見せては目を輝かせていたという。
パトリシャさんは1952年まれ。3歳6カ月の時に、米軍嘉手納基地のパイロットで中佐だったアービン・アンダースンさん夫妻の養子になり、56年12月に米国へ渡った。仲村さんや小嶺さんとは異父姉妹。仲村さんは、親戚からパトリシャさんの存在を聞かされていた。
パトリシャさんは17日まで滞在。親族で食事を楽しんだり、実母春子さんの墓参りをしたりして、55年ぶりの古里を満喫する。
沖縄タイムス

55年ぶりの再会を喜ぶ仲村ヒロ子さん(前列右)、パトリシャ・アンダースンさん(同2人目)と小嶺富子さん(後列右から2人目)=3日午後9時20分ごろ、那覇空港(中島一人撮影)
3歳の時に米軍人の養父と養母に引き取られ米国に移住した、那覇市壺屋出身のパトリシャ・アンダースンさん(59)=日本名・新垣久子、アトランタ在住=が3日、55年ぶりに沖縄の地を踏み、姉妹と再会した。
姉妹は言葉のハンディを乗り越え、半世紀にわたる空白を埋めようと抱き合い、肩を寄せ合った。
パトリシャさんは「たくさんの親族が迎えに来てくれるとは思ってもいなかった。55年たって沖縄に来たら女優になったみたい」と顔を赤らめた。12日開幕の世界のウチナーンチュ大会に、姉妹そろって参加する。(佐渡山倫子)
那覇空港では姉の仲村ヒロ子さん(63)や妹の小嶺富子さん(56)、親族ら13人が出迎えた。姉妹は「ロビーに来たら、ちゃんとパトリシャさんを見つけられるか」と心配していたが、パトリシャさんがロビー奥に姿を見せると、迷うことはなかった。互いに顔をほころばせ、笑い声を響かせた。めいやおいは「やっぱり似ているね」と見守った。
パトリシャさんは、末の妹の宮城徳子さん(50)の存在を初めて知り「妹があと1人いたのね」と満面の笑み。めいやおいとも1人ずつ握手を交わし、親族の温かさを味わった。
養父母が他界し、自身も定年を迎えたことで、実母や姉妹に会いたい気持ちが高まり、昨年9月にアトランタの県人会に声を掛けた。仲村さんらの消息が分かったのはことし2月。本紙を通じて実母や親戚を捜していると呼び掛けたところ、姉妹が名乗り出て、実母の春子さんは約23年前に他界していたことが分かった。
パトリシャさんは姉妹の存在が分かって喜びを抑えきれず、消息を報じる本紙を持ち歩き、知人に見せては目を輝かせていたという。
パトリシャさんは1952年まれ。3歳6カ月の時に、米軍嘉手納基地のパイロットで中佐だったアービン・アンダースンさん夫妻の養子になり、56年12月に米国へ渡った。仲村さんや小嶺さんとは異父姉妹。仲村さんは、親戚からパトリシャさんの存在を聞かされていた。
パトリシャさんは17日まで滞在。親族で食事を楽しんだり、実母春子さんの墓参りをしたりして、55年ぶりの古里を満喫する。
沖縄タイムス
「カツオの町」再興へ試験操業 本部町(沖縄)
「カツオの町」再興へ試験操業 本部町

一本釣りしたカツオを次々と運ぶ乗組員ら
=本部町渡久地港
【本部】
「カツオの町」再興へ―。昨年廃船したカツオ漁船「第11徳用丸」(49トン)以降、大型船でのカツオ漁が途絶えていた町で、新たに14トンの「第二黒潮丸」がカツオ一本釣り漁の試験操業を始めている。
9月30日には乗員4人で約600キロを水揚げ。町や本部漁業協同組合からは「カツオの町に従来通りの漁が戻るきっかけになってほしい」と期待が集まっている。
第二黒潮丸は、海洋博覧会記念公園管理財団が所有する調査船だ。漁協にカツオ漁振興の協力を申し出た財団の計らいで、調査時を除いてカツオ漁のため貸し出されることになった。
同船はカツオ漁用に改造され、ことし7月ごろから試験操業を開始。船長の岸本本名(ほんめい)さん(56)は「最初はほとんど釣れなかった」と言う。本格的なカツオ漁の経験者は、乗組員の中では一人だけ。自然との闘いでもある一本釣りに、試行錯誤の日々を重ねている。徐々に水揚げは増えてきたという。
同漁協の平安山良修組合長によると、第11徳用丸の廃船以降、水揚げが少なくなり、町内にあるかつおぶし加工工場の原料の確保が困難だという。平安山組合長は「原料が出せるように頑張ってほしい」と期待を込める。
第二黒潮丸は、来年から本格的に操業を始める予定だ。岸本船長は「釣れるときが一番楽しい。どうすれば良くなるか、いろいろと試していきたい」と気負わずに前を見据えた。
沖縄タイムス

一本釣りしたカツオを次々と運ぶ乗組員ら
=本部町渡久地港
【本部】
「カツオの町」再興へ―。昨年廃船したカツオ漁船「第11徳用丸」(49トン)以降、大型船でのカツオ漁が途絶えていた町で、新たに14トンの「第二黒潮丸」がカツオ一本釣り漁の試験操業を始めている。
9月30日には乗員4人で約600キロを水揚げ。町や本部漁業協同組合からは「カツオの町に従来通りの漁が戻るきっかけになってほしい」と期待が集まっている。
第二黒潮丸は、海洋博覧会記念公園管理財団が所有する調査船だ。漁協にカツオ漁振興の協力を申し出た財団の計らいで、調査時を除いてカツオ漁のため貸し出されることになった。
同船はカツオ漁用に改造され、ことし7月ごろから試験操業を開始。船長の岸本本名(ほんめい)さん(56)は「最初はほとんど釣れなかった」と言う。本格的なカツオ漁の経験者は、乗組員の中では一人だけ。自然との闘いでもある一本釣りに、試行錯誤の日々を重ねている。徐々に水揚げは増えてきたという。
同漁協の平安山良修組合長によると、第11徳用丸の廃船以降、水揚げが少なくなり、町内にあるかつおぶし加工工場の原料の確保が困難だという。平安山組合長は「原料が出せるように頑張ってほしい」と期待を込める。
第二黒潮丸は、来年から本格的に操業を始める予定だ。岸本船長は「釣れるときが一番楽しい。どうすれば良くなるか、いろいろと試していきたい」と気負わずに前を見据えた。
沖縄タイムス
世界の沖縄人 歌で歓迎しよう(沖縄)
世界の沖縄人 歌で歓迎しよう

沖縄や日本の懐かしい歌を歌う合唱サークルの会員たち
=沖縄市諸見里・プロジェクトZenko
【沖縄】
昔懐かしい童謡唱歌で海外から来るウチナーンチュ大会の参加者を迎えようと、沖縄市とうるま市を拠点にする三つの合唱サークルが9月30日、合同で練習した。サークルの会員たちは「歌を通して故郷への思いを共有できれば」と張り切っている。
練習に熱を入れるのは、童謡サークルしゃぼん玉(沖縄市)、合唱団いずみ(同)、歌声サークルわらべの会。ウチナーンチュ大会のプログラムの一つとして開かれる「日本の歌・沖縄の歌・心の歌」コンサートでは計90人が出演し、「うみ」「故郷」「汗水節」など8~10曲を披露する予定だ。
出演を呼び掛けたのは、しゃぼん玉の代表で、アナウンサーでもある伊良皆善子さん。伊良皆さんは過去に2度南米にコンサートに行った際、久しぶりに童謡や唱歌を聴いた1世や2世が涙を流して感激していた光景が忘れられないという。「どこへ行っても大合唱だった。ロックやジャズだけではなく、だれもが郷愁を感じる歌でもてなしたい」と本番を楽しみにしている。
この日は最初の合同練習にもかかわらず、会員たちの息はぴったり。ピアノの伴奏に合わせて美声を響かせていた。
沖縄タイムス

沖縄や日本の懐かしい歌を歌う合唱サークルの会員たち
=沖縄市諸見里・プロジェクトZenko
【沖縄】
昔懐かしい童謡唱歌で海外から来るウチナーンチュ大会の参加者を迎えようと、沖縄市とうるま市を拠点にする三つの合唱サークルが9月30日、合同で練習した。サークルの会員たちは「歌を通して故郷への思いを共有できれば」と張り切っている。
練習に熱を入れるのは、童謡サークルしゃぼん玉(沖縄市)、合唱団いずみ(同)、歌声サークルわらべの会。ウチナーンチュ大会のプログラムの一つとして開かれる「日本の歌・沖縄の歌・心の歌」コンサートでは計90人が出演し、「うみ」「故郷」「汗水節」など8~10曲を披露する予定だ。
出演を呼び掛けたのは、しゃぼん玉の代表で、アナウンサーでもある伊良皆善子さん。伊良皆さんは過去に2度南米にコンサートに行った際、久しぶりに童謡や唱歌を聴いた1世や2世が涙を流して感激していた光景が忘れられないという。「どこへ行っても大合唱だった。ロックやジャズだけではなく、だれもが郷愁を感じる歌でもてなしたい」と本番を楽しみにしている。
この日は最初の合同練習にもかかわらず、会員たちの息はぴったり。ピアノの伴奏に合わせて美声を響かせていた。
沖縄タイムス
県系・日系歌手が集結 宮沢和史さん演出ライブ(沖縄)
県系・日系歌手が集結 宮沢和史さん演出ライブ

「日系人たちが紡ぐ未来の物語を伝えたい」と語る
ザ・ブームの宮沢和史さん=那覇市内
来週開幕する世界のウチナーンチュ大会期間中に
開催される、県系・日系人歌手らによる音楽イベント
「NIPPONIA(ニッポニア)」の総合演出をザ・ブームの
宮沢和史さんが務める。
ブラジルで日系社会を知った宮沢さんは、「歌を通じて世界のウチナーンチュたちとつくる未来を考えたい」と意気込んでいる。
コンサートは14日、宜野湾市の沖縄コンベンション劇場で開催される。
宮沢さんはブラジルで脈々と受け継がれる日本文化を目の当たりにした。「私たちは日本できちんと文化を継承できているんだろうか。日本人がどこか忘れてしまったものがここにあるんじゃないか」
異国の地で日本文化を守り、継承していく人々の存在を伝えたいという思いで、ステージをつくり上げた。
アルベルト城間さん(ペルー)、ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロさん(ハワイ)らが出演する。問い合わせはPMエージェンシー、電話098(898)1331。
沖縄タイムス

「日系人たちが紡ぐ未来の物語を伝えたい」と語る
ザ・ブームの宮沢和史さん=那覇市内
来週開幕する世界のウチナーンチュ大会期間中に
開催される、県系・日系人歌手らによる音楽イベント
「NIPPONIA(ニッポニア)」の総合演出をザ・ブームの
宮沢和史さんが務める。
ブラジルで日系社会を知った宮沢さんは、「歌を通じて世界のウチナーンチュたちとつくる未来を考えたい」と意気込んでいる。
コンサートは14日、宜野湾市の沖縄コンベンション劇場で開催される。
宮沢さんはブラジルで脈々と受け継がれる日本文化を目の当たりにした。「私たちは日本できちんと文化を継承できているんだろうか。日本人がどこか忘れてしまったものがここにあるんじゃないか」
異国の地で日本文化を守り、継承していく人々の存在を伝えたいという思いで、ステージをつくり上げた。
アルベルト城間さん(ペルー)、ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロさん(ハワイ)らが出演する。問い合わせはPMエージェンシー、電話098(898)1331。
沖縄タイムス
琉神マブヤーヒーローショー 東京でも大人気(沖縄)
琉神マブヤーヒーローショー 東京でも大人気

東京進出を果たした「琉神マブヤー」=2日、東京・
丸の内の東京商工会議所・東商ホール
【東京】
沖縄のご当地ヒーロー、琉神マブヤーのDVD全国発売を記念した試写会とヒーローショーが2日午後、東京・丸の内であり、抽選で選ばれた約600人の親子連れらで満席となった会場から大きな歓声が送られた。
東京での初イベントで、1日からは東京MXテレビでの番組放映も始まった。沖縄で29日から上映される映画版は、来年1月から全国で公開される。
ショーではマブヤーより先に登場した悪の軍団マジムンのハブクラーゲンが、手下のクーバー1号・2号を交えた軽妙なやり取りで客席を大いに沸かせた。
ショーの後、マブヤーは「思った以上に温かく迎えてもらった。僕たちの活躍を全国で見てもらえればとてもうれしい」とコメント。宿敵ハブクラーゲンも「客席の温かい拍手でテンションが上がった。最高でした」と声を弾また。
マブヤーは「地方で頑張れば全国でも注目してもらえる。沖縄の子どもたちにもたくさんのチャンスがある」とエールを送っていた。
琉球新報

東京進出を果たした「琉神マブヤー」=2日、東京・
丸の内の東京商工会議所・東商ホール
【東京】
沖縄のご当地ヒーロー、琉神マブヤーのDVD全国発売を記念した試写会とヒーローショーが2日午後、東京・丸の内であり、抽選で選ばれた約600人の親子連れらで満席となった会場から大きな歓声が送られた。
東京での初イベントで、1日からは東京MXテレビでの番組放映も始まった。沖縄で29日から上映される映画版は、来年1月から全国で公開される。
ショーではマブヤーより先に登場した悪の軍団マジムンのハブクラーゲンが、手下のクーバー1号・2号を交えた軽妙なやり取りで客席を大いに沸かせた。
ショーの後、マブヤーは「思った以上に温かく迎えてもらった。僕たちの活躍を全国で見てもらえればとてもうれしい」とコメント。宿敵ハブクラーゲンも「客席の温かい拍手でテンションが上がった。最高でした」と声を弾また。
マブヤーは「地方で頑張れば全国でも注目してもらえる。沖縄の子どもたちにもたくさんのチャンスがある」とエールを送っていた。
琉球新報
カジマヤー2人を祝福 浜比嘉島比嘉区(沖縄)
カジマヤー2人を祝福 浜比嘉島比嘉区

色鮮やかに飾られた軽トラックに乗り集落内を
パレードする前新門マスさん(手前)と古喜屋ツネさん
=3日午前、うるま市勝連比嘉
【うるま】
旧暦の9月7日に当たる3日、うるま市浜比嘉島の比嘉区で数え97歳のカジマヤーを迎えたお年寄り2人の祝賀会が行われた。2人は孫やひ孫と共に色鮮やかに飾られた軽トラックに乗り、区内をパレード。訪れた多くの区民は2人の長寿を祝った。
カジマヤーを迎えたのは古喜屋(こきや)ツネさんと前新門マスさん。比嘉小学校、幼稚園の児童26人のマーチングを先導に、集落内をパレードした。沿道では家族らがかぎやで風とカチャーシーを踊ったり、2人に握手をして長寿をあやかった。
日ごろから野菜や豆腐を食べることが健康の秘訣(ひけつ)だという前新門さんは「たくさんの人に祝ってもらい、涙が止まらない。これからも長生きしたい」と話した。
古喜屋さんの長男の清善さん(62)は「健康に気を付けてもっと長生きしてほしい」とカチャーシーに合わせて手を振るツネさんを見詰めながら語った。
琉球新報

色鮮やかに飾られた軽トラックに乗り集落内を
パレードする前新門マスさん(手前)と古喜屋ツネさん
=3日午前、うるま市勝連比嘉
【うるま】
旧暦の9月7日に当たる3日、うるま市浜比嘉島の比嘉区で数え97歳のカジマヤーを迎えたお年寄り2人の祝賀会が行われた。2人は孫やひ孫と共に色鮮やかに飾られた軽トラックに乗り、区内をパレード。訪れた多くの区民は2人の長寿を祝った。
カジマヤーを迎えたのは古喜屋(こきや)ツネさんと前新門マスさん。比嘉小学校、幼稚園の児童26人のマーチングを先導に、集落内をパレードした。沿道では家族らがかぎやで風とカチャーシーを踊ったり、2人に握手をして長寿をあやかった。
日ごろから野菜や豆腐を食べることが健康の秘訣(ひけつ)だという前新門さんは「たくさんの人に祝ってもらい、涙が止まらない。これからも長生きしたい」と話した。
古喜屋さんの長男の清善さん(62)は「健康に気を付けてもっと長生きしてほしい」とカチャーシーに合わせて手を振るツネさんを見詰めながら語った。
琉球新報
奇神出現に悲鳴、歓声 (宮古島・沖縄)
奇神出現に悲鳴、歓声 島尻で伝統パーントゥ

国の重要無形民俗文化財に指定されている宮古島市平良島尻の伝統祭祀 「パーントゥ」 が2、 3の両日に行われた。
全身泥だらけの奇神パーントゥが同集落内を駆け回り、 地元住民や市内各地から訪れた市民、 観光客、 見学者などに襲いかかっては泥をなすり付けて厄を払い、 むこう1年の無病息災を祈願した。
午後5時ごろ、 キャーンと呼ばれるつる草 (シイノキカズラ) を身にまとい、 仮面と杖を手にした3人のパーントゥが集落の北側にあるンマリガー (生まれ井) から姿を現した。 集った子どもたちは興奮した様子で、 「きた」、 「 「逃げろ」 などと歓声や悲鳴を上げながら、 われ先にと逃げ回っていた。
パーントゥは逃げ回る子どもらに容赦なく泥を塗りつけた。
集落には多くの観光客らも駆け付け、 カメラなどを片手に独特な雰囲気の島尻の年中行事を満喫していた。 訪れた保護者の中には、 パーントウの前に赤ちゃんを連れて行き、 泥を塗ってもらい無病息災を祈願する姿も多く見られた。
市内上野から訪れた新里大吾さん (30) ・由紀子さん (29) 夫妻は、 息子の梨斗くんが1歳を迎えたので初めての参加。 「厄除けをしてもらおうと来た。 しっかり塗ってもらえて満足している。 優しく塗ってもらったので泣かなかった。 今後も、 こういう行事には参加していきたい」 と感想を話していた。
宮古新報

国の重要無形民俗文化財に指定されている宮古島市平良島尻の伝統祭祀 「パーントゥ」 が2、 3の両日に行われた。
全身泥だらけの奇神パーントゥが同集落内を駆け回り、 地元住民や市内各地から訪れた市民、 観光客、 見学者などに襲いかかっては泥をなすり付けて厄を払い、 むこう1年の無病息災を祈願した。
午後5時ごろ、 キャーンと呼ばれるつる草 (シイノキカズラ) を身にまとい、 仮面と杖を手にした3人のパーントゥが集落の北側にあるンマリガー (生まれ井) から姿を現した。 集った子どもたちは興奮した様子で、 「きた」、 「 「逃げろ」 などと歓声や悲鳴を上げながら、 われ先にと逃げ回っていた。
パーントゥは逃げ回る子どもらに容赦なく泥を塗りつけた。
集落には多くの観光客らも駆け付け、 カメラなどを片手に独特な雰囲気の島尻の年中行事を満喫していた。 訪れた保護者の中には、 パーントウの前に赤ちゃんを連れて行き、 泥を塗ってもらい無病息災を祈願する姿も多く見られた。
市内上野から訪れた新里大吾さん (30) ・由紀子さん (29) 夫妻は、 息子の梨斗くんが1歳を迎えたので初めての参加。 「厄除けをしてもらおうと来た。 しっかり塗ってもらえて満足している。 優しく塗ってもらったので泣かなかった。 今後も、 こういう行事には参加していきたい」 と感想を話していた。
宮古新報
島尻で「パーントゥ」(宮古島・沖縄)
島尻で「パーントゥ」
/国指定文化財泥を塗りたくり厄払い

パーントゥは親子に泥を付け厄払いと福を招いた
=2日、島尻
国指定重要無形民俗文化財の奇祭「パーントゥ」が2、3の両日、島尻地区で行われた。体中に泥を塗り仮面をかぶったパーントゥ3体が1年ぶりに出現し、住民や観光客らに泥を塗りたくって厄除け、招福した。集落内は泥を塗られた人の「キャーッ」「ウワーッ」の悲鳴が響いていた。
初日の夕暮れ、集落中央の道路は厄払いと福を招くために訪れた人でにぎわった。全員がどきどきわくわくの表情を交錯させ、3体が現れるのを待った。
3体は仮面を付け、泥だらけのつる性の植物を身にまとい、つえを持ち、裸足の出で立ちで出現した。
子どもたちの中から「パーントゥが来たぞ」との声が上がると、全員が逃げる姿勢を見せた。
パーントゥが走り出すと、恐怖心から悲鳴を上げて逃げ回る人も。パーントゥは追い付き、捕まえた人に容赦なく泥を塗った。
パーントゥは、幼い子どもには優しく泥を付けた。新築家に上がり込むと、壁などに泥を塗り、家主から祝い酒やごちそうのもてなしを受けた。
パーントゥ 数百年前に、島尻でクバマと呼ばれる海岸に黒と赤の仮面が漂着した。村人は、この仮面は海のかなたから訪れた来訪神と崇敬した。男が仮面をかぶって集落内を駆け回ったのが由来と伝えられている。
. 宮古毎日新聞
/国指定文化財泥を塗りたくり厄払い

パーントゥは親子に泥を付け厄払いと福を招いた
=2日、島尻
国指定重要無形民俗文化財の奇祭「パーントゥ」が2、3の両日、島尻地区で行われた。体中に泥を塗り仮面をかぶったパーントゥ3体が1年ぶりに出現し、住民や観光客らに泥を塗りたくって厄除け、招福した。集落内は泥を塗られた人の「キャーッ」「ウワーッ」の悲鳴が響いていた。
初日の夕暮れ、集落中央の道路は厄払いと福を招くために訪れた人でにぎわった。全員がどきどきわくわくの表情を交錯させ、3体が現れるのを待った。
3体は仮面を付け、泥だらけのつる性の植物を身にまとい、つえを持ち、裸足の出で立ちで出現した。
子どもたちの中から「パーントゥが来たぞ」との声が上がると、全員が逃げる姿勢を見せた。
パーントゥが走り出すと、恐怖心から悲鳴を上げて逃げ回る人も。パーントゥは追い付き、捕まえた人に容赦なく泥を塗った。
パーントゥは、幼い子どもには優しく泥を付けた。新築家に上がり込むと、壁などに泥を塗り、家主から祝い酒やごちそうのもてなしを受けた。
パーントゥ 数百年前に、島尻でクバマと呼ばれる海岸に黒と赤の仮面が漂着した。村人は、この仮面は海のかなたから訪れた来訪神と崇敬した。男が仮面をかぶって集落内を駆け回ったのが由来と伝えられている。
. 宮古毎日新聞
少年エアライフル、新里(糸満)が優勝 山口国体 (沖縄)
少年エアライフル、新里(糸満)が優勝 山口国体

第66回国民体育大会「おいでませ!
山口国体」第2日の2日、広島県のつつがライフル射撃場であったライフル射撃の少年男子エアライフル10メートル立射60発で、新里江平(糸満高)が本戦、決勝を合わせた総得点684・9点を挙げ2連覇を飾った。今大会県勢初の優勝。
沖縄タイムス

第66回国民体育大会「おいでませ!
山口国体」第2日の2日、広島県のつつがライフル射撃場であったライフル射撃の少年男子エアライフル10メートル立射60発で、新里江平(糸満高)が本戦、決勝を合わせた総得点684・9点を挙げ2連覇を飾った。今大会県勢初の優勝。
沖縄タイムス
組踊、欧州公演へ 仏・独・伊で魅力発信(沖縄)
組踊、欧州公演へ 仏・独・伊で魅力発信

欧州公演に向け組踊「二童敵討」の稽古に励む出演者ら
=27日、浦添市の国立劇場おきなわ
県内の芸能団体でつくる「沖縄県芸能関連協議会」(略称=沖芸連、照喜名朝一会長)は10月下旬~11月上旬、フランスのパリ、ドイツのケルン、イタリアのローマで組踊や琉球舞踊、琉球古典音楽を披露する「琉球伝統芸能 欧州3カ国公演」を実施する。組踊の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を記念し、琉球芸能の魅力を世界へ発信する。
公演は28、29の両日にパリ、31日にケルン、11月2日にローマで計5回を予定。2009年度の文化庁文化交流使・喜瀬慎仁さんが海外で琉球古典音楽の魅力を伝えた活動がきっかけになり沖芸連が企画し、文化庁の助成を受けた。
組踊「二童敵討」を国指定重要無形文化財「組踊」(総合認定)保持者や若手実演家が演じる。
母子の別れ、敵討ちの緊迫した場面などを表現。地謡を琉球古典音楽の人間国宝・照喜名朝一さんらが務める。
琉舞は「かぎやで風」「稲まづん」「若衆特牛節」「鳩間節」など。琉球舞踊保存会会長の玉城節子さんの「かせかけ」や照喜名さん、喜瀬さんの琉球古典音楽独唱もある。
団長を務める照喜名さんは、「組踊の海外公演はめったにないチャンス。言葉が分からなくても、演技で少しでも感じ取れるものがあれば、と思う」と語った。
琉球新報

欧州公演に向け組踊「二童敵討」の稽古に励む出演者ら
=27日、浦添市の国立劇場おきなわ
県内の芸能団体でつくる「沖縄県芸能関連協議会」(略称=沖芸連、照喜名朝一会長)は10月下旬~11月上旬、フランスのパリ、ドイツのケルン、イタリアのローマで組踊や琉球舞踊、琉球古典音楽を披露する「琉球伝統芸能 欧州3カ国公演」を実施する。組踊の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を記念し、琉球芸能の魅力を世界へ発信する。
公演は28、29の両日にパリ、31日にケルン、11月2日にローマで計5回を予定。2009年度の文化庁文化交流使・喜瀬慎仁さんが海外で琉球古典音楽の魅力を伝えた活動がきっかけになり沖芸連が企画し、文化庁の助成を受けた。
組踊「二童敵討」を国指定重要無形文化財「組踊」(総合認定)保持者や若手実演家が演じる。
母子の別れ、敵討ちの緊迫した場面などを表現。地謡を琉球古典音楽の人間国宝・照喜名朝一さんらが務める。
琉舞は「かぎやで風」「稲まづん」「若衆特牛節」「鳩間節」など。琉球舞踊保存会会長の玉城節子さんの「かせかけ」や照喜名さん、喜瀬さんの琉球古典音楽独唱もある。
団長を務める照喜名さんは、「組踊の海外公演はめったにないチャンス。言葉が分からなくても、演技で少しでも感じ取れるものがあれば、と思う」と語った。
琉球新報
2011-10-03
弱視のボウラー世界挑戦 那覇市の比嘉さん(沖縄)
弱視のボウラー世界挑戦 那覇市の比嘉さん

第4回IBSAテンピンボウリング世界選手権大会に向けて
練習で汗を流す比嘉一盛さん=9月28日、
浦添市のT・TBOWLてだこ
視覚障がい者が競い合うボウリングの世界的大会に那覇市の比嘉一盛さん(46)が日本代表選手として県内から初めて出場する。比嘉さんは、右目が弱視で左目はまったく見えないが、30年余のボウリング歴で培った鋭敏な手や指先の感覚でストライクを量産する実力者。初めての世界大会で緊張も高めているが、「180が私の平均スコア。200を超えて上位に食い込みたい」と闘志を燃やす。(佐渡山倫子)
比嘉さんが出場するのは国際視覚障害者スポーツ連盟
(IBSA)が今月10日にマレーシア・クアラルンプールで開く第4回IBSAテンピンボウリング世界選手権大会。
昨年10月に東京であった全日本視覚障害者選手権で準優勝し、初めて日本代表の座を射止めた。競技は視力に応じて3部門に分かれるが、比嘉さんは視力0・03以下のB2部門で団体、個人戦に挑む。
比嘉さんを含む日本代表の12選手はことし6、7月に東京や福岡で合宿し、現在は個人で最終調整中だ。
ボウリングを始めたのは沖縄盲学校時代、友人に誘われたことがきっかけ。友人に誘われるうれしさから頻繁にボウリング場へ通い、学校の部活動や卒業後も腕を磨いてきた。
比嘉さんの場合、わずかな視力を頼りにピンのある方向が分かるため、投げる際、ガイド用の手すりを使うことなく投球位置に立てる。しかし、18メートル余のピンまでの距離感や常にストライクをとるための感覚をつかむため、1回の練習で10ゲームを投げ込むという。
「手からボールがスパッと離れるとストライク。この感覚を覚えてフォームを調整する」と全神経を研ぎ澄ませている。
比嘉さんは大会前、緊張をほぐすために毎回、家族とカラオケや食事に行く時間を大事にしている。長男の大一君(12)は「どこに行っても頑張って」とエールを送る。「ストライクは乾いた音がする。その音が最高に気持ちいい」と比嘉さんは、家族の支えを力に変え、心地よい音をマレーシアでも響かせようと意気込んでいる。
沖縄タイムス

第4回IBSAテンピンボウリング世界選手権大会に向けて
練習で汗を流す比嘉一盛さん=9月28日、
浦添市のT・TBOWLてだこ
視覚障がい者が競い合うボウリングの世界的大会に那覇市の比嘉一盛さん(46)が日本代表選手として県内から初めて出場する。比嘉さんは、右目が弱視で左目はまったく見えないが、30年余のボウリング歴で培った鋭敏な手や指先の感覚でストライクを量産する実力者。初めての世界大会で緊張も高めているが、「180が私の平均スコア。200を超えて上位に食い込みたい」と闘志を燃やす。(佐渡山倫子)
比嘉さんが出場するのは国際視覚障害者スポーツ連盟
(IBSA)が今月10日にマレーシア・クアラルンプールで開く第4回IBSAテンピンボウリング世界選手権大会。
昨年10月に東京であった全日本視覚障害者選手権で準優勝し、初めて日本代表の座を射止めた。競技は視力に応じて3部門に分かれるが、比嘉さんは視力0・03以下のB2部門で団体、個人戦に挑む。
比嘉さんを含む日本代表の12選手はことし6、7月に東京や福岡で合宿し、現在は個人で最終調整中だ。
ボウリングを始めたのは沖縄盲学校時代、友人に誘われたことがきっかけ。友人に誘われるうれしさから頻繁にボウリング場へ通い、学校の部活動や卒業後も腕を磨いてきた。
比嘉さんの場合、わずかな視力を頼りにピンのある方向が分かるため、投げる際、ガイド用の手すりを使うことなく投球位置に立てる。しかし、18メートル余のピンまでの距離感や常にストライクをとるための感覚をつかむため、1回の練習で10ゲームを投げ込むという。
「手からボールがスパッと離れるとストライク。この感覚を覚えてフォームを調整する」と全神経を研ぎ澄ませている。
比嘉さんは大会前、緊張をほぐすために毎回、家族とカラオケや食事に行く時間を大事にしている。長男の大一君(12)は「どこに行っても頑張って」とエールを送る。「ストライクは乾いた音がする。その音が最高に気持ちいい」と比嘉さんは、家族の支えを力に変え、心地よい音をマレーシアでも響かせようと意気込んでいる。
沖縄タイムス
いぜなトライアスロン 男子・桑原、女子・平出が優勝(沖縄)
いぜなトライアスロン 男子・桑原、女子・平出が優

他を寄せ付けない力強さで4連覇を飾った桑原寛次
【伊是名】
第24回いぜな88トライアスロン(伊是名村など主催)が2日、村内全域を周回する88キロのコースで展開され、男子は桑原寛次(チームゴーヤー)が3時間36分39秒で制し4連覇、女子は平出美雨(同)が4時間7分30秒で2連覇を飾った。3人1組のチームはTriDentが4時間23分13秒で優勝した。
桑原は昨年に続きスイムで首位に立つとそのまま後続を突き放し、2位の青木喜昭に27分13秒の大差をつけた。 平出も同じくスイムで抜け出すと、バイク、ランも安定した走りを見せ、最後まで首位を守りきった。
今大会には個人472人と18チームが参加。436人、15チームが完走した。
【琉球新報電子版】
琉球新報

他を寄せ付けない力強さで4連覇を飾った桑原寛次
【伊是名】
第24回いぜな88トライアスロン(伊是名村など主催)が2日、村内全域を周回する88キロのコースで展開され、男子は桑原寛次(チームゴーヤー)が3時間36分39秒で制し4連覇、女子は平出美雨(同)が4時間7分30秒で2連覇を飾った。3人1組のチームはTriDentが4時間23分13秒で優勝した。
桑原は昨年に続きスイムで首位に立つとそのまま後続を突き放し、2位の青木喜昭に27分13秒の大差をつけた。 平出も同じくスイムで抜け出すと、バイク、ランも安定した走りを見せ、最後まで首位を守りきった。
今大会には個人472人と18チームが参加。436人、15チームが完走した。
【琉球新報電子版】
琉球新報
音楽鑑賞会などを開催 わらばぁーと実行委員会 (八重山・沖縄)
音楽鑑賞会などを開催 わらばぁーと実行委員会
「わらばぁーと実行委員会」(宮良賢哉委員長)は1日、音楽鑑賞会や体験学習などのイベントを行う「わらばぁーと・子ども未来創造事業・アートアイランドいしがき」を開催すると発表した。
県地域子育て創生事業を活用し、創造性にあふれた感性豊かな人材育成を図るのが目的。小学生から高校生、子育て中の父母らが対象で各イベントは参加無料。
宮良委員長は「子育て中の親子に、映画や公演を通してふるさとのことを考えてもらい、中高校生にはこれから地元を離れることへの不安解消や今後の活力につなげてほしい」と話した。
小学生を対象に植物物から太陽電池を作る自然科学体験学習は8日午後1時と3時30分から。棋士の北生まどかさんを講師に招いた「どうぶつしょうぎ」は9日午後2時と3時から、いずれもユーグレナモール内のゆんたく家で行われ、定員は各20人。
石垣市出身の平得美帆さんがボーカルを務める「東京エスムジカ」の音楽鑑賞会と映画「ふるさと」の上映会、同脚本の栗山宗大氏と平得さんのパネルディスカッション「子ども未来塾&WE LOVE MUSIC ISLAND」は、16日午後1時30分から、市民会館大ホールで開かれる。
県出身のイラストレーター「pokke104」とともにアーケードのアーチを描くアートワークショップは23日午前9時と午後1時から行われる予定で場所は未定。自然科学体験教室と「どうぶつしょうぎ」の申し込みは3、4日午前10時から午後7時まで、ゆんたく家(84-3477)。
八重山毎日新聞

「わらばぁーと実行委員会」(宮良賢哉委員長)は1日、音楽鑑賞会や体験学習などのイベントを行う「わらばぁーと・子ども未来創造事業・アートアイランドいしがき」を開催すると発表した。
県地域子育て創生事業を活用し、創造性にあふれた感性豊かな人材育成を図るのが目的。小学生から高校生、子育て中の父母らが対象で各イベントは参加無料。
宮良委員長は「子育て中の親子に、映画や公演を通してふるさとのことを考えてもらい、中高校生にはこれから地元を離れることへの不安解消や今後の活力につなげてほしい」と話した。
小学生を対象に植物物から太陽電池を作る自然科学体験学習は8日午後1時と3時30分から。棋士の北生まどかさんを講師に招いた「どうぶつしょうぎ」は9日午後2時と3時から、いずれもユーグレナモール内のゆんたく家で行われ、定員は各20人。
石垣市出身の平得美帆さんがボーカルを務める「東京エスムジカ」の音楽鑑賞会と映画「ふるさと」の上映会、同脚本の栗山宗大氏と平得さんのパネルディスカッション「子ども未来塾&WE LOVE MUSIC ISLAND」は、16日午後1時30分から、市民会館大ホールで開かれる。
県出身のイラストレーター「pokke104」とともにアーケードのアーチを描くアートワークショップは23日午前9時と午後1時から行われる予定で場所は未定。自然科学体験教室と「どうぶつしょうぎ」の申し込みは3、4日午前10時から午後7時まで、ゆんたく家(84-3477)。
八重山毎日新聞
自民県連「言っていない」と猛抗議 (八重山・沖縄)
自民県連「言っていない」と猛抗議
市議会での玉津氏答弁に
県議会紛糾、訂正求める
八重山地区の公民教科書採択問題で、9月13日の自民党文部科学部会・日本の前途と歴史教育を考える議員の会の合同会議に出席した玉津博克教育長が、市議会一般質問で「自民党石垣支部や自民党県連から声がかかり、出席すると答えた」と発言した内容をめぐり、県議会が紛糾していたことが1日までに分かった。
9月30日の県議会一般質問で、教科書採択の中立性をただした比嘉京子氏(社大・結)が本紙に掲載された玉津氏の答弁を引用したところ、自民党県連の議員が「そんなことは言っていない。誤報だ。訂正、削除すべきだ」と猛抗議、議長に答弁内容の事実確認を求める事態に発展した。
ボイスレコーダーによると、玉津教育長は同月26日、大浜哲夫氏が「義家(弘介参議)から声がかかったのではないか」と質問したところ、「石垣市の自民党の支部、そして県連からの声があって出席するとお答えした」と答弁している。
翁長政俊県連副会長は1日、事実関係について「こんなことはまったくない」とあらためて否定、「この問題で軽々に一緒になることはない」と明言した。翁長副会長によると、石垣支部が9月13日、県教育委員会に「指導・助言・提案の枠を超えた違法な介入だ」として8日の協議の無効性を要請した際も、求められた役員の同席を断ったという。
玉津教育長の文科部会出席について砂川利勝支部長は「役員会で図ったものではないが、文科省も出席するので見聞を広めるためにもいいのではないかと私がアドバイスした」と説明した。
今回の問題に対して比嘉氏は「いかに中立性を保つ仕組みをつくっていくかが問われている。今回のケースはある意味、全国的なモデルケースとなる」と話した。
八重山毎日新聞
市議会での玉津氏答弁に
県議会紛糾、訂正求める
八重山地区の公民教科書採択問題で、9月13日の自民党文部科学部会・日本の前途と歴史教育を考える議員の会の合同会議に出席した玉津博克教育長が、市議会一般質問で「自民党石垣支部や自民党県連から声がかかり、出席すると答えた」と発言した内容をめぐり、県議会が紛糾していたことが1日までに分かった。
9月30日の県議会一般質問で、教科書採択の中立性をただした比嘉京子氏(社大・結)が本紙に掲載された玉津氏の答弁を引用したところ、自民党県連の議員が「そんなことは言っていない。誤報だ。訂正、削除すべきだ」と猛抗議、議長に答弁内容の事実確認を求める事態に発展した。
ボイスレコーダーによると、玉津教育長は同月26日、大浜哲夫氏が「義家(弘介参議)から声がかかったのではないか」と質問したところ、「石垣市の自民党の支部、そして県連からの声があって出席するとお答えした」と答弁している。
翁長政俊県連副会長は1日、事実関係について「こんなことはまったくない」とあらためて否定、「この問題で軽々に一緒になることはない」と明言した。翁長副会長によると、石垣支部が9月13日、県教育委員会に「指導・助言・提案の枠を超えた違法な介入だ」として8日の協議の無効性を要請した際も、求められた役員の同席を断ったという。
玉津教育長の文科部会出席について砂川利勝支部長は「役員会で図ったものではないが、文科省も出席するので見聞を広めるためにもいいのではないかと私がアドバイスした」と説明した。
今回の問題に対して比嘉氏は「いかに中立性を保つ仕組みをつくっていくかが問われている。今回のケースはある意味、全国的なモデルケースとなる」と話した。
八重山毎日新聞
渡嘉敷の友と最後の給食 富田君ベルギー帰国(渡嘉敷島・沖縄)
渡嘉敷の友と最後の給食 富田君ベルギー帰国

富田洋紀君の(右端)「お別れ給食会」で出たベルギー料理の特別メニューを楽しむ児童ら
=9月22日、渡嘉敷小中学校給食室
【渡嘉敷】
ことし7月4日から渡嘉敷小中学校(亀川盛敏校長)の小学6年に体験入学していたベルギーの富田洋紀君(11)が9月22日で留学を終えて帰国することになり、同日、富田君を囲む「お別れ給食会」が同校給食室で開かれた。全児童・生徒、教諭が出席した。
給食メニューにベルギー料理の豚肉カルボナード(ビール煮)、チョコプリンが用意され、全員が初めてのベルギー料理に舌鼓を打ちながら別れを惜しみ、富田君も懐かしい味に感激していた。
同校の玉城恵子栄養士(34)は「ベルギーはビール造りが盛んでチョコレートが有名、デザートはチョコプリンにした。今回は富田君にいろいろ教えてもらった」と語った。
富田君は妹奈欧子さん(8)と山村留学の渡嘉敷島留学「わらびや」(坂田竜二代表)で同留学仲間7人と共に共同生活して同校に通学、妹の奈欧子さんは7月に帰国した。
富田君は「みんな仲良く、楽しい学校だった。ベルギーにはない、いろいろな体験ができた」と話し、担任の屋我裕紀教諭(30)は「5、6年複式学級で6年生が男子2人だったので、富田君の加入で、いい刺激になったようだ」と語った。
また、5、6年生の仲間も「声も大きく、明るくて、みんなに優しかったので、もっといてほしかった」と別れを惜しんだ。
(米田英明通信員)
琉球新報

富田洋紀君の(右端)「お別れ給食会」で出たベルギー料理の特別メニューを楽しむ児童ら
=9月22日、渡嘉敷小中学校給食室
【渡嘉敷】
ことし7月4日から渡嘉敷小中学校(亀川盛敏校長)の小学6年に体験入学していたベルギーの富田洋紀君(11)が9月22日で留学を終えて帰国することになり、同日、富田君を囲む「お別れ給食会」が同校給食室で開かれた。全児童・生徒、教諭が出席した。
給食メニューにベルギー料理の豚肉カルボナード(ビール煮)、チョコプリンが用意され、全員が初めてのベルギー料理に舌鼓を打ちながら別れを惜しみ、富田君も懐かしい味に感激していた。
同校の玉城恵子栄養士(34)は「ベルギーはビール造りが盛んでチョコレートが有名、デザートはチョコプリンにした。今回は富田君にいろいろ教えてもらった」と語った。
富田君は妹奈欧子さん(8)と山村留学の渡嘉敷島留学「わらびや」(坂田竜二代表)で同留学仲間7人と共に共同生活して同校に通学、妹の奈欧子さんは7月に帰国した。
富田君は「みんな仲良く、楽しい学校だった。ベルギーにはない、いろいろな体験ができた」と話し、担任の屋我裕紀教諭(30)は「5、6年複式学級で6年生が男子2人だったので、富田君の加入で、いい刺激になったようだ」と語った。
また、5、6年生の仲間も「声も大きく、明るくて、みんなに優しかったので、もっといてほしかった」と別れを惜しんだ。
(米田英明通信員)
琉球新報
海洋温度差で発電 県・久米島、開発へ実験検討(沖縄)
海洋温度差で発電 県・久米島、開発へ実験検討 県は来年度以降の新たなエネルギー政策として、久米島周辺海域での「海洋温度差発電」の可能性を探る実証実験を検討している。
久米島町は県海洋深層水研究所(同町真謝)を活用した調査を通し、出力1メガワット級の発電施設の整備により、同町の年間消費量の1割に相当する1万600メガワット時の電力供給が可能と試算。
県はこのような結果を踏まえながら、町と共同で新たな海洋資源エネルギーの開発を目指す。
久米島町がことし3月にまとめた海洋深層水複合利用基本調査報告書によると、海洋温度差発電は、表層海水と深層海水の温度差が大きいほど能力、効率を増す。久米島周辺海域の表層水部分は年平均で25・7度。県は「国内でも優れた自然環境だ。昼夜問わず安定して発電でき、実証次第では国内だけでなく海外の島嶼(しょ)型モデルになり得る」と期待している。
30日の県議会9月定例会で県の平良敏昭商工労働部長は「久米島で実証実験ができないか調整している。予算化でき次第、実証プラントを整備し、新たな取水事業に取り組みたい」と述べた。奥平一夫氏(社大・結)、上里直司氏(民主)への答弁。
同町は現在、日量1万3千トンの海洋深層水を取水しているが、調査結果では、取水管の拡大で10万トンの取水が可能となり、発電出力1・25メガワット、年間発電量1万600メガワット時を供給できるとしている。
現在、同研究所からの分水による冷熱を建物空調やホウレンソウ栽培、車エビ養殖などにも活用している。島内の海洋深層水関連企業の売上高は年間20億円で、139人の雇用を生み出した。1メガワット級の発電施設建設に伴う深層水利用による経済効果は80億円、雇用効果1500人と試算する。
同町プロジェクト推進課は「海洋深層水を柱としたまちづくりを目指しており、温度差発電はその中核だ。コスト面の課題は大きいが、地域振興の夢が広がっている」とした。
(外間崇)
<キーワード>海洋温度差発電
太陽光で温められた表層海水と、太陽熱がほとんど伝わらない深層海水との温度差を利用して発電する再生可能エネルギー。温かい海水を熱交換器に通し媒体を気化させた蒸気で発電タービンを稼働させる。次に深層水ポンプでくみ上げられた冷たい海水を凝縮器に通し、この蒸気を元の液体に戻し再利用する。流動媒体はアンモニア系を用いたシステムが主流。国内では佐賀大学などで研究が進む。
琉球新報
久米島町は県海洋深層水研究所(同町真謝)を活用した調査を通し、出力1メガワット級の発電施設の整備により、同町の年間消費量の1割に相当する1万600メガワット時の電力供給が可能と試算。
県はこのような結果を踏まえながら、町と共同で新たな海洋資源エネルギーの開発を目指す。
久米島町がことし3月にまとめた海洋深層水複合利用基本調査報告書によると、海洋温度差発電は、表層海水と深層海水の温度差が大きいほど能力、効率を増す。久米島周辺海域の表層水部分は年平均で25・7度。県は「国内でも優れた自然環境だ。昼夜問わず安定して発電でき、実証次第では国内だけでなく海外の島嶼(しょ)型モデルになり得る」と期待している。
30日の県議会9月定例会で県の平良敏昭商工労働部長は「久米島で実証実験ができないか調整している。予算化でき次第、実証プラントを整備し、新たな取水事業に取り組みたい」と述べた。奥平一夫氏(社大・結)、上里直司氏(民主)への答弁。
同町は現在、日量1万3千トンの海洋深層水を取水しているが、調査結果では、取水管の拡大で10万トンの取水が可能となり、発電出力1・25メガワット、年間発電量1万600メガワット時を供給できるとしている。
現在、同研究所からの分水による冷熱を建物空調やホウレンソウ栽培、車エビ養殖などにも活用している。島内の海洋深層水関連企業の売上高は年間20億円で、139人の雇用を生み出した。1メガワット級の発電施設建設に伴う深層水利用による経済効果は80億円、雇用効果1500人と試算する。
同町プロジェクト推進課は「海洋深層水を柱としたまちづくりを目指しており、温度差発電はその中核だ。コスト面の課題は大きいが、地域振興の夢が広がっている」とした。
(外間崇)
<キーワード>海洋温度差発電
太陽光で温められた表層海水と、太陽熱がほとんど伝わらない深層海水との温度差を利用して発電する再生可能エネルギー。温かい海水を熱交換器に通し媒体を気化させた蒸気で発電タービンを稼働させる。次に深層水ポンプでくみ上げられた冷たい海水を凝縮器に通し、この蒸気を元の液体に戻し再利用する。流動媒体はアンモニア系を用いたシステムが主流。国内では佐賀大学などで研究が進む。
琉球新報
モンパチらに7千人沸く(沖縄)
モンパチらに7千人沸く

1日目のフィナーレを、観客と一体となって盛り上げたモンゴル800=1日午後、読谷村・ヨミタンリゾート沖縄の特設会場(下地広也撮影)
県出身ロックバンドモンゴル800(モンパチ)が中心となった野外音楽フェスティバル「ワット・ア・ワンダフル・ワールド!!11」が1日、読谷村のヨミタンリゾート沖縄特設会場で開かれた。
県内外の人気アーティストが多数出演。会場には7千人の観客が訪れ、ライブを楽しんだ。
県内外の音楽ファンにイベントを通じて沖縄で交流を深めてもらおうとモンパチが企画。人間国宝の照喜名朝一さんや登川誠仁さんら古典音楽や民謡の重鎮も登場、幅広い分野の琉球音楽を発信した。
最後に登場したモンパチは「あなたに」など人気ナンバーを演奏。浦添市の山城博幸さん(31)は「海が近くて野外ライブにはいい場所」と来年の開催も期待。最終日の2日はモンパチのほか、HYやマキシマム・ザ・ホルモン、小田和正さんらが出演する。
沖縄タイムス

1日目のフィナーレを、観客と一体となって盛り上げたモンゴル800=1日午後、読谷村・ヨミタンリゾート沖縄の特設会場(下地広也撮影)
県出身ロックバンドモンゴル800(モンパチ)が中心となった野外音楽フェスティバル「ワット・ア・ワンダフル・ワールド!!11」が1日、読谷村のヨミタンリゾート沖縄特設会場で開かれた。
県内外の人気アーティストが多数出演。会場には7千人の観客が訪れ、ライブを楽しんだ。
県内外の音楽ファンにイベントを通じて沖縄で交流を深めてもらおうとモンパチが企画。人間国宝の照喜名朝一さんや登川誠仁さんら古典音楽や民謡の重鎮も登場、幅広い分野の琉球音楽を発信した。
最後に登場したモンパチは「あなたに」など人気ナンバーを演奏。浦添市の山城博幸さん(31)は「海が近くて野外ライブにはいい場所」と来年の開催も期待。最終日の2日はモンパチのほか、HYやマキシマム・ザ・ホルモン、小田和正さんらが出演する。
沖縄タイムス
沖縄県秋季高校野球:糸満・知念が九州切符(沖縄)
秋季高校野球:糸満・知念が九州切符

知念―嘉手納 最後の打者を打ち取り、勝利を喜ぶ知念のエース大浜秀丸(右)=沖縄セルラースタジアム那覇

糸満―浦添商 8回表2死二塁、適時打で生還し、喜ぶ糸満の二走・大城泰志(左)=沖縄セルラースタジアム那覇
高校野球の第61回県秋季大会(主催・県高野連、共催・琉球放送、沖縄タイムス社)第9日は1日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝を行い、糸満と知念が決勝進出を決めた。両チームは、10月22日から大分県で開催される九州大会へ出場し、来春の選抜大会を目指す。
夏の甲子園出場の糸満は第1シードの浦添商業に8―6。初優勝を目指す知念は4―1で嘉手納を破った。
決勝は2日、午後1時から同球場で行う。
沖縄タイムス

知念―嘉手納 最後の打者を打ち取り、勝利を喜ぶ知念のエース大浜秀丸(右)=沖縄セルラースタジアム那覇

糸満―浦添商 8回表2死二塁、適時打で生還し、喜ぶ糸満の二走・大城泰志(左)=沖縄セルラースタジアム那覇
高校野球の第61回県秋季大会(主催・県高野連、共催・琉球放送、沖縄タイムス社)第9日は1日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝を行い、糸満と知念が決勝進出を決めた。両チームは、10月22日から大分県で開催される九州大会へ出場し、来春の選抜大会を目指す。
夏の甲子園出場の糸満は第1シードの浦添商業に8―6。初優勝を目指す知念は4―1で嘉手納を破った。
決勝は2日、午後1時から同球場で行う。
沖縄タイムス
宮古島市 伝統行事「パーントゥ」始まる (宮古島・おきなわ)
宮古島市 伝統行事「パーントゥ」始まる 
【宮古島】
全身に泥をまとった異形の神が人や物に無差別に泥を塗って厄払いする、宮古島市平良島尻の伝統行事で国指定重要無形民俗文化財の「パーントゥ」が、2日から同集落で始まった。3日まで。
名高い奇祭を体感しようと、地域住民以外にも多くの観光客が集まり、迫り来るパーントゥから笑顔で逃げ回った。子どもたちの中には恐怖で泣き出す姿も見られた。
【琉球新報電子版】

【宮古島】
全身に泥をまとった異形の神が人や物に無差別に泥を塗って厄払いする、宮古島市平良島尻の伝統行事で国指定重要無形民俗文化財の「パーントゥ」が、2日から同集落で始まった。3日まで。
名高い奇祭を体感しようと、地域住民以外にも多くの観光客が集まり、迫り来るパーントゥから笑顔で逃げ回った。子どもたちの中には恐怖で泣き出す姿も見られた。
【琉球新報電子版】
中国連休でチャーター便続々(沖縄)
中国連休でチャーター便続々
中国の国慶節(建国記念日)の大型連休に合わせて、沖縄へのチャーター便が続々運航する。国慶節当日の1日は、大連と瀋陽からのチャーター便がそれぞれ到着し、県内旅行会社と沖縄観光コンベンションビューローが歓迎式を開いた。
大型連休は7日まで。中国南方航空が、大連から3便約530人、期間中を含む10月中に瀋陽から9便約1000人送客する。
ツアー客は3泊4日の日程で沖縄本島を観光する。ツアー販売価格は、瀋陽は5800元(約7万5000円)と低価格だが、大連は8900~9280元(約11万6000~12万1000円)と「比較的高い」(県内旅行関係者)という。
沖縄での1泊以上の滞在を条件とした数次ビザの発給から初めて迎える大型連休。発給件数は8月1393件、9月23日現在3767件と増加しており、数次ビザを利用した割高なツアー客や個人客の来沖にも期待がかかる。
ただ、全国的にも中国からの訪日旅行は大阪や東京を5泊6日で周遊する7000~8000元(約8万4000~9万5000円)の割安ツアーが人気のようだ。
定期便では中国東方航空が那覇―上海線を週4便から6便に増便し、数次ビザ発給に伴う観光需要の増加に対応している。
沖縄タイムス
中国の国慶節(建国記念日)の大型連休に合わせて、沖縄へのチャーター便が続々運航する。国慶節当日の1日は、大連と瀋陽からのチャーター便がそれぞれ到着し、県内旅行会社と沖縄観光コンベンションビューローが歓迎式を開いた。
大型連休は7日まで。中国南方航空が、大連から3便約530人、期間中を含む10月中に瀋陽から9便約1000人送客する。
ツアー客は3泊4日の日程で沖縄本島を観光する。ツアー販売価格は、瀋陽は5800元(約7万5000円)と低価格だが、大連は8900~9280元(約11万6000~12万1000円)と「比較的高い」(県内旅行関係者)という。
沖縄での1泊以上の滞在を条件とした数次ビザの発給から初めて迎える大型連休。発給件数は8月1393件、9月23日現在3767件と増加しており、数次ビザを利用した割高なツアー客や個人客の来沖にも期待がかかる。
ただ、全国的にも中国からの訪日旅行は大阪や東京を5泊6日で周遊する7000~8000元(約8万4000~9万5000円)の割安ツアーが人気のようだ。
定期便では中国東方航空が那覇―上海線を週4便から6便に増便し、数次ビザ発給に伴う観光需要の増加に対応している。
沖縄タイムス
りゅうちゃんの6歳誕生日祝う (沖縄)
りゅうちゃんの6歳誕生日祝う 親子300人招待

りゅうちゃんとの触れ合いを楽しんだ「りゅうちゃんの
おたんじょう会」=1日、琉球新報ホール
9月15日で6歳になった琉球新報のキャラクター・りゅうちゃんの誕生を祝う「りゅうちゃんのおたんじょう会」(琉球新報社主催)が1日、那覇市天久の琉球新報社で行われた。招待された親子連れ約300人がりゅうちゃんと触れ合った。
りゅうちゃんが登場すると子どもたちは拍手をして大喜び。「かわいい」「おめでとう」の歓声が飛び交った。参加者は玉入れなどのゲームや「りゅうちゃん体操」をりゅうちゃんと一緒に楽しんだ。最後には、子どもたち全員にお土産をプレゼント。りゅうちゃんから手渡しでもらい笑顔で喜んでいた。
会は9月17日に予定していたが、台風15号の接近で延期していた。
琉球新報

りゅうちゃんとの触れ合いを楽しんだ「りゅうちゃんの
おたんじょう会」=1日、琉球新報ホール
9月15日で6歳になった琉球新報のキャラクター・りゅうちゃんの誕生を祝う「りゅうちゃんのおたんじょう会」(琉球新報社主催)が1日、那覇市天久の琉球新報社で行われた。招待された親子連れ約300人がりゅうちゃんと触れ合った。
りゅうちゃんが登場すると子どもたちは拍手をして大喜び。「かわいい」「おめでとう」の歓声が飛び交った。参加者は玉入れなどのゲームや「りゅうちゃん体操」をりゅうちゃんと一緒に楽しんだ。最後には、子どもたち全員にお土産をプレゼント。りゅうちゃんから手渡しでもらい笑顔で喜んでいた。
会は9月17日に予定していたが、台風15号の接近で延期していた。
琉球新報