2011-06-24



名前なぞり家族しのぶ、「平和の礎」で宮古出身遺族 (okinawa)

名前なぞり家族しのぶ、「平和の礎」で宮古出身遺族

【那覇支局】沖縄全戦没者追悼式が執り行われた23日、
糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある 「平和の礎」 にも
早朝から多くの遺族らが足を運んだ。 花や果物などを供えて
犠牲となった家族らを偲び、 礎に刻まれた名前をなぞりながら
恒久平和の誓いを新たにした。

宮古島市伊良部出身の下地正則さん (77) は戦時中、
沖縄本島の学校に通っていた当時17歳の兄を追悼した。
平和の礎には毎年、 足を運んでいると言い 「兄が亡くなった
所も分からない。 遺骨が見つからないのが一番悔しい。
生きているうちは、 ここへ来ないといけない」 と話し、 妻の
俊子さん (77) と一緒に手を合わせた。
 
平良久松出身の下地光雄さん (73) は、 軍属として台湾で亡く
なった叔父の御霊を慰めた。 慰霊の日に訪れるのは初めてで
「私が小学校の頃に亡くなったので、 詳しいことは知らない。
写真もないが、 私の顔が叔父にそっくりだと聞いている。
今日どうしてもここへ来たかった」 と語り、 礎に刻まれた名前を
見つめた。 いとこ3人がまつられている妻のテル子さん (70)は、
こみ上げる涙をこらえながら 「二度と戦争は起こってほしくない」
と訴えた。
 
糸満市に住む砂川マツ子さん (85) =平良出身=は、 ニューギ
ニア島で戦死した兄を供養した。 砂川さんは 「毎年、 6月23日は
ここで焼香している。 神様になった人が親やきょうだいを守って
くださる、 という思いはみんな一緒。 平和な世の中になることが
とっても大事」 と優しい口調で語っていた。


 宮古新報

2011-06-16

知念、西原さん米国へ/多良間村教委奨学助成金を交付(宮古島)

知念、西原さん米国へ
/多良間村教委奨学助成金を交付


知念さん(前列左から2人目)と西原さん(同3人目)に助成金
の目録が交付された=10日、多良間村役場
 
【多良間】2011年度の多良間村少年海外奨学生派遣事業
で10日、知念ひなのさん(多良間中3年)と西原友紀さん(同)
の2人に助成金目録が交付された。派遣先はアメリカ合衆国。
夏休みの7月26日~8月24日まで滞在する。

同事業は、少年を海外に派遣し生活習慣、歴史、文化に
触れさせ、国際的視野を広め、次代を担うにふさわしい
少年の育成を目的に実施している。

豊見山正教育長は「今回の派遣先アメリカ合衆国は
多民族国家で人類のるつぼといわれる国であり、まさに国際的
視野を広げるという目的に最も適した国。国際語といわれる
英語(米語)を身に付ける良いチャンス。是非明確な目的意識を
持って大いに学び、大いに楽しんできてください」とあいさつした。

知念さんは「本場の英語に触れ、英語の力を付けたい」、西原さん
は「文化の違いや歴史などをしっかり勉強し、本場の英語に触れ
人との関わりなども学んできたい」とそれぞれ抱負を語った。

下地昌明村長は「若いときにいろいろな勉強をしてほしいという
本村の伝統で多くの先輩たちが見聞を広めてきた中で、今回
2人が海外に派遣される。自分の意識を持ち、取り組み、
大きな収穫を持って帰って来て下さい」と激励した。

 
  宮古毎日新聞