「石垣島に来てね」新空港PRソングPV撮影会　市民750人余が参加

新石垣空港

　ビギやま商店(きいやま商店×BEGIN)が製作した新空港PRソング「おかえり南ぬ島」のプロモーションビデオ(PV)撮影会が8日、新港地区サザンゲート広場で行われた。
サークルや職場、友人同士、親子連れなど老若男女の市民750人余が参加、会場に踊りと笑顔の輪が広がった。
PVは首都圏の街頭ビジョンなどで放映され、新空港をPRする。

　ダンスは、カンムリワシをイメージした振り付け。
撮影は午前8時半から午後4時半まで5グループに分けて行われた。参加者は事前に集まって練習し、そろいの衣装や制服で本番を迎えるなど、ダンスを通して、仲間意識も強まったようだ。

　最初の撮影に臨んだ野底海友さん(川平中1年)、俵木陽奈子さん(大浜中1年)は3歳からの幼なじみ。「2人で何かしよう」と申し込み、「このビデオを見て、石垣島がいいところだなと思ってくれればうれしい」と話した。

　石垣市老人クラブ連合会趣味のクラブの「ハワイアンフラ」のメンバー10人は、カラフルな衣装で華やかな雰囲気を演出。最高齢の古堅ナツさん(86)は「新空港の開港が楽しみだが、歳なので飛行機に乗れるかどうか」と苦笑い。

　野原佳太さんら6人は平真小6年1組の仲良しグループ。
「ダンスはめっちゃ楽しい」と大はしゃぎ。「新空港や石垣島を宣伝できるよう頑張りたい」と張り切っていた。

　JAおきなわ八重山地区本部は石垣牛のマスコット「ゆんた君」と職員、農家の10人で石垣牛を宣伝。副本部長の安里成秀さん(55)は「お客さんがたくさんきて石垣牛を食べてもらいたい。枝肉の出荷も増やしたい」と期待した。

　振り付けを担当したMIKIKOはこの日1日、ダンスを指導した。「子どもからお年寄りまで誰もが踊れるように振り付けた。
これだけ多くの市民に参加してもらい感動している。
市民が率先して盛り上げようとしているところが素晴らしい」
と感激した様子だった。

　　八重山毎日新聞