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おはよう
ゆいレールの始発で来たよ
弁ケ嶽の向こうから 須久名山の彼方から
あがいてぃーだも 空を染めたよ
ウチナーあまねく 照らしたよ

起きてるか?
朝からニーブイカーブイか?
ミーニシ吹いて ヒーサンか?
親離れして シカラーサン?
あれから一年
すっかり立派に チュラカーギーに
なったはず やしが
今度のうふかじ(台風)
マギマギサー
ククリリヨー
「朝ごはん、もう、食べた?」
「んメェェェェェェェェ~」
まだのようだね。
こっちも、まだだよ。
島の商店も、ストアーも、共同売店も、まだ、開いてなかった。
車を走らせて橋を渡ればコンビニもあるけど、
せっかくだから、のんびり、ゆっくり、島の朝ごはんを。
えっ?
ゆうべの晩ごはんは、どうしたかって?
ヒンプンガジュマルの近くで・・・・。
「今日は、お刺身もあるよ」って言われたけど、
夜も遅かったし、車だから飲めなかったし、
やくとぅ、お汁とご飯だけ・・・・。
えっ?
何のお汁かって?
命どぅ宝、メメント・モリ、ぬちぐすい・・・・。
いのちの記憶。
いのちへの感謝。
くゎっちー・・・ さびたん・・・。

めーなち毎朝 暗いうちから あけもどろ
あっちゃーあっちゃーしてるから
真夏まふっくゎ パタイして
お昼寝ニーブイ してるんだはずね
だぁ お目覚めの時間ですよ
だぁ 洗濯機も 止まったようですよ
だからねぇ 洗濯を干してから また出かけるんですよね
・・・なんていうふうに、窓の外から、起こしに来てくれたのかい?
・・・それとも、
・・・ボクが起きたから、窓の中の気配を感じて、一緒に起きちゃったのかい?
・・・まどろみを撫でる保克さんの唄三線が、突然、
・・・アラーム代わりのパット・メセニーに変わったから、どぅまんぎたかい?
・・・ごめんね、お昼寝のじゃまをしちゃって
いやいや そんな お昼寝だなんて
ちょっと日陰で とぅるばっていただけですよ
ニーブイカーブイ していませんよ
夢の中でも ふぅん 鼻と耳は ふぅん しっかりと
まだまだ 外は暑いですよ
・・・知ってるよ その場所は
・・・知ってるよ じょーとーだよね お昼寝に
・・・まだまだ 外は暑そうだね
-2015/6/26 糸満市 大度-
-Special Thanks-
民宿よんな~ さん
演芸集団FECの皆さんが、謝花昇の舞台の準備をしている、
ということを、この時はまだ知らずに、そして、
一月後、その舞台『まけじ魂!謝花昇』初演が、八重瀬町の新城で行われる、
というこも知らずに、この朝、東風平を歩く一日を、新城から始めました。
まず最初に、新城集落の、現存する二体の石獅子さんを訪ね、
「お宮」や「真嘉戸井」などをのんびり見て回りました。
その後、一日かけて、東風平、志多伯、伊覇などを廻り、
町内の村落石獅子さんを訪ね歩く、という、のどかな旅路を考えていました。
新城を訪れるのは、これが四度目。
これまではいずれも、ヌヌマチガマを訪れ、戦世に心が向いた、
そんな旅路でした。
沖縄の、「光と影」。
この日はあえて、「影」は封印して歩く・・・つもりでした。
今日もつづく「影」にこのところ、「肝」(ちむ)はあまりに、苦しくて。
「シーヤーマーって、ぬーやが?」
光の中で、これまで見えていなかったものや、歴史や、暮らしが、
目に入ってきました。
「お宮」のある丘の上から、朝の光に照らされる集落や、畑や、彼方の稜線を、
そして、やはり、ヌヌマチガマの場所をみとめながら、
それでも、とても穏やかな気持ちで、目の前の風景を眺めました。
それでも・・・。
それでも、真南に見えるヌヌマチガマから、南西の八重瀬嶽へ視線を移したとき、
初めての沖縄の旅が、八重瀬嶽の白梅学徒看護隊之壕と、
富盛の石彫大獅子から始まったことを思い出しました。
「富盛の石獅子さんにも、あいさつして行こう」
心の片隅にあった想いを、実行に移すことにしました。
その足取りはしかし、南西ではなく、まず、真南へと向かいました。
「新城分院」のあった場所から、「第一野戦病院」があった場所まで、歩くため。
そして・・・。
そして、心の片隅にあったもう一つの想い。
いい酒を飲みながらも、沖縄のいろんなことを語り合わせていただいた昨夜から、
いや、朝目覚めた時も、那覇から始発のバスに乗る時にも、
今まさにこの瞬間も、心の中にありつづけた「わさわさ~」は、
ついに、富盛から那覇、那覇から名護へと向かう、
バスの時刻を計算するまでに、「ふとぅふとぅ」しはじめていました。
穏やかな一日が、のどかな旅路が、まったく違う方向へと駆け出すことを、
もう、止められなくなりました。
光と影が、どうしようもなく、錯綜しはじめていました。
2008年3月18日、あの朝もこんなふうに、沖縄を眺めた。
ここから、この景色から、沖縄の旅が始まった。
行ってきます。
やっぱり、今日、行きます。
行きましょうねぇ。
八重瀬町のほかの石獅子さんたちには、また遠からず、かんなじ、会いに来ます。
富盛、那覇、世冨慶、辺野古。
乗り継ぎがうまくいけば、3時間で着けるでしょうか。
ぐぶりーさびたん!
ゆうべ那覇で オクラを食べました
今朝も元気です くゎっちーさびたん
そして今日も おつかれさまです
さきほどまで あの丘の上で 森の中で
石獅子さんを さがしておりました
そして 素通りすることができなかった ヌヌマチガマは
ずいぶん変わっていました
朝の5時から 十六夜月を眺めていたよ
宿の窓から 港の防波堤から
白み始めた西の空の中
沖縄本島の向こうに沈んでいく 十六夜月を
それから 畑の中の道を 駆けて 駆けて
東の浜で 上がい太陽を見たんだ
そして これから 朝ごはん
集落の中の路を ちょっと早歩き
おはよう
朝の お散歩かい?
いや 失礼
朝の巡回ですか? ごくろうさまです
朝ごはんは8時から お願いしています
よんな~ 宿に戻ります
5分か10分くらいの ウチナータイムで
もうしばらく 島におじゃましてます

シルミチューの森
すべてが依り代になるような 静かな朝でした
こんな朝が来ることに ただ感謝さえしておけば
自分のことやら何やらを 祈ることもないよね

やりきった感 充足感 寝不足感
今日一日 今日から始まる日常に耐えに耐えて
今宵あたりから 記憶にとぅるばります
お世話になったみなさまへの深い感謝と
台風の影響への備えを

朝陽に伸びる影と影
ウージの影が伸びる夕方に
もう一度くらい 歩くのもいいかもしれない

富盛から、八重瀬嶽を望む。
始発のバスでやってきて、富盛の石獅子と朝を迎えて。
ずいぶんと時が経って。
糸満行34番のバスが、何便、通り過ぎて行ったのか。

首里城よりも もう少し早く 太陽を迎える場所なのだと思う
今 地図を見返しても
どこからこの道に入りこんだのか 定かではないけれど
末吉古道で迷ったときと同じように 朝の深呼吸のように
心を開きたくなる道だった

風水の思想によると この弁ヶ岳は 首里城の東にあって
首里城に「気」をとどめる役目も果たしているのだと
仁然さん 真輝さんから 教わったことを思い出す

太陽の光と 森羅万象の精気とが交わって
地上の光にかたちを変えて なにかの化学反応のように
一瞬 目に見える 見えたような気がする
それが「気」というものなのかは わからない
見えるようなものではないのだろうと やはり思いなおす
それでも 目覚めの喜びが満ち満ちている世界を
古人はこうやって 朝の光の中に見ていたのではないか

首里城の東にあって 首里城より空に高く
この地が 首里城の歴史と無縁であることはないだろう
「大和世」と「アメリカ世」が 琉球でぶつかりあったときも
トーチカだろうか 弾痕なのだろうか
だれからも教わっていなかったが 驚くべきものでもなかった
今年の夏 やはり
そこにあることさえも知らずに なんの歴史も知らずに
糸満市伊原で 「琉風の碑」に出会った
その歴史に向き合うため 冬になってようやく
一冊の本を買い求めた
『特攻に殉ず 地方気象台の沖縄戦』 田村洋三(中央公論新社)
めくった頁の地図に
「弁ヶ岳(第10野戦気象隊第3中隊本部)」の文字があった
石門の前で 段取りをめぐって小さな諍いをつづけていたご家族が
いつしか静かにひざまづきして 古のかたちにしたがって 拝みを始めていた
そんな朝

せかいはみんな ななめのだいちにはりついて
ななめにいきているのだと まっすぐにおもっているのかな
しらんちゅが ふん ななめのさかのむこうから ふん
まっすぐのぼってきた あさ
しらんちゅが ふん ななめのさかにへばりついて ふん
まっすぐまっすぐ ふん ちゃーみーしよるから ふん
ちょっと ごきげんななめ?



あがいてぃーだに会えるまで いましばらく
こんな光の中を歩いては立ちどまる 幸せ
ちょっと 寝不足
ときどき がじゃん
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2017-03-07
おはようの、旅立ちの朝
-2017/2/27 南風原町-
2016-10-02
おはようの、とぅるばりシンカ
おはよう
ゆいレールの始発で来たよ
弁ケ嶽の向こうから 須久名山の彼方から
あがいてぃーだも 空を染めたよ
ウチナーあまねく 照らしたよ
起きてるか?
朝からニーブイカーブイか?
ミーニシ吹いて ヒーサンか?
親離れして シカラーサン?
あれから一年
すっかり立派に チュラカーギーに
なったはず やしが
今度のうふかじ(台風)
マギマギサー
ククリリヨー
-2015/11/2 首里城(那覇市)-
2016-08-27
おはようの、いのちの記憶
「朝ごはん、もう、食べた?」
「んメェェェェェェェェ~」
まだのようだね。
こっちも、まだだよ。
島の商店も、ストアーも、共同売店も、まだ、開いてなかった。
車を走らせて橋を渡ればコンビニもあるけど、
せっかくだから、のんびり、ゆっくり、島の朝ごはんを。
えっ?
ゆうべの晩ごはんは、どうしたかって?
ヒンプンガジュマルの近くで・・・・。
「今日は、お刺身もあるよ」って言われたけど、
夜も遅かったし、車だから飲めなかったし、
やくとぅ、お汁とご飯だけ・・・・。
えっ?
何のお汁かって?
命どぅ宝、メメント・モリ、ぬちぐすい・・・・。
いのちの記憶。
いのちへの感謝。
くゎっちー・・・ さびたん・・・。
-2016/6/26 屋我地島(名護市)-
2015-12-21
おはようの昼下がり

めーなち毎朝 暗いうちから あけもどろ
あっちゃーあっちゃーしてるから
真夏まふっくゎ パタイして
お昼寝ニーブイ してるんだはずね
だぁ お目覚めの時間ですよ
だぁ 洗濯機も 止まったようですよ
だからねぇ 洗濯を干してから また出かけるんですよね
・・・なんていうふうに、窓の外から、起こしに来てくれたのかい?
・・・それとも、
・・・ボクが起きたから、窓の中の気配を感じて、一緒に起きちゃったのかい?
・・・まどろみを撫でる保克さんの唄三線が、突然、
・・・アラーム代わりのパット・メセニーに変わったから、どぅまんぎたかい?
・・・ごめんね、お昼寝のじゃまをしちゃって
いやいや そんな お昼寝だなんて
ちょっと日陰で とぅるばっていただけですよ
ニーブイカーブイ していませんよ
夢の中でも ふぅん 鼻と耳は ふぅん しっかりと
まだまだ 外は暑いですよ
・・・知ってるよ その場所は
・・・知ってるよ じょーとーだよね お昼寝に
・・・まだまだ 外は暑そうだね
-2015/6/26 糸満市 大度-
-Special Thanks-
民宿よんな~ さん
2015-12-10
おはようの丘、そして・・・
「新城のお宮」のあるの丘の上から 南を望む
演芸集団FECの皆さんが、謝花昇の舞台の準備をしている、
ということを、この時はまだ知らずに、そして、
一月後、その舞台『まけじ魂!謝花昇』初演が、八重瀬町の新城で行われる、
というこも知らずに、この朝、東風平を歩く一日を、新城から始めました。
まず最初に、新城集落の、現存する二体の石獅子さんを訪ね、
「お宮」や「真嘉戸井」などをのんびり見て回りました。
その後、一日かけて、東風平、志多伯、伊覇などを廻り、
町内の村落石獅子さんを訪ね歩く、という、のどかな旅路を考えていました。
新城を訪れるのは、これが四度目。
これまではいずれも、ヌヌマチガマを訪れ、戦世に心が向いた、
そんな旅路でした。
沖縄の、「光と影」。
この日はあえて、「影」は封印して歩く・・・つもりでした。
今日もつづく「影」にこのところ、「肝」(ちむ)はあまりに、苦しくて。
「シーヤーマーって、ぬーやが?」
光の中で、これまで見えていなかったものや、歴史や、暮らしが、
目に入ってきました。
「お宮」のある丘の上から、朝の光に照らされる集落や、畑や、彼方の稜線を、
そして、やはり、ヌヌマチガマの場所をみとめながら、
それでも、とても穏やかな気持ちで、目の前の風景を眺めました。
それでも・・・。
それでも、真南に見えるヌヌマチガマから、南西の八重瀬嶽へ視線を移したとき、
初めての沖縄の旅が、八重瀬嶽の白梅学徒看護隊之壕と、
富盛の石彫大獅子から始まったことを思い出しました。
「富盛の石獅子さんにも、あいさつして行こう」
心の片隅にあった想いを、実行に移すことにしました。
その足取りはしかし、南西ではなく、まず、真南へと向かいました。
「新城分院」のあった場所から、「第一野戦病院」があった場所まで、歩くため。
そして・・・。
そして、心の片隅にあったもう一つの想い。
いい酒を飲みながらも、沖縄のいろんなことを語り合わせていただいた昨夜から、
いや、朝目覚めた時も、那覇から始発のバスに乗る時にも、
今まさにこの瞬間も、心の中にありつづけた「わさわさ~」は、
ついに、富盛から那覇、那覇から名護へと向かう、
バスの時刻を計算するまでに、「ふとぅふとぅ」しはじめていました。
穏やかな一日が、のどかな旅路が、まったく違う方向へと駆け出すことを、
もう、止められなくなりました。
光と影が、どうしようもなく、錯綜しはじめていました。
富盛の石獅子さんの横に立ち、今朝、ここまで歩いてきた風景を振り返る
八重瀬嶽、白梅学徒看護隊之壕へと登る道から
2008年3月18日、あの朝もこんなふうに、沖縄を眺めた。
ここから、この景色から、沖縄の旅が始まった。
行ってきます。
やっぱり、今日、行きます。
行きましょうねぇ。
八重瀬町のほかの石獅子さんたちには、また遠からず、かんなじ、会いに来ます。
富盛、那覇、世冨慶、辺野古。
乗り継ぎがうまくいけば、3時間で着けるでしょうか。
ぐぶりーさびたん!
-2015/11/1 八重瀬町 新城~富盛-
2015-11-17
おはようのみち
ゆうべ那覇で オクラを食べました
今朝も元気です くゎっちーさびたん
そして今日も おつかれさまです
さきほどまで あの丘の上で 森の中で
石獅子さんを さがしておりました
そして 素通りすることができなかった ヌヌマチガマは
ずいぶん変わっていました
-2015/11/1 八重瀬町 新城-
2014-11-18
おはようのみち
朝の5時から 十六夜月を眺めていたよ
宿の窓から 港の防波堤から
白み始めた西の空の中
沖縄本島の向こうに沈んでいく 十六夜月を
それから 畑の中の道を 駆けて 駆けて
東の浜で 上がい太陽を見たんだ
そして これから 朝ごはん
集落の中の路を ちょっと早歩き
おはよう
朝の お散歩かい?
いや 失礼
朝の巡回ですか? ごくろうさまです
朝ごはんは8時から お願いしています
よんな~ 宿に戻ります
5分か10分くらいの ウチナータイムで
もうしばらく 島におじゃましてます
-2013/10/21 津堅島(うるま市)-
2013-10-27
おはようの日々

シルミチューの森
すべてが依り代になるような 静かな朝でした
こんな朝が来ることに ただ感謝さえしておけば
自分のことやら何やらを 祈ることもないよね
-2013/10/18 浜比嘉島(うるま市)-
2013-10-24
おはようの日々

やりきった感 充足感 寝不足感
今日一日 今日から始まる日常に耐えに耐えて
今宵あたりから 記憶にとぅるばります
お世話になったみなさまへの深い感謝と
台風の影響への備えを
-2013/10/21 津堅島(うるま市)-
2013-07-08
おはようのみち

朝陽に伸びる影と影
ウージの影が伸びる夕方に
もう一度くらい 歩くのもいいかもしれない
-2013/6/30 八重瀬町 新城-
2013-06-07
おはようのみち

富盛から、八重瀬嶽を望む。
始発のバスでやってきて、富盛の石獅子と朝を迎えて。
ずいぶんと時が経って。
糸満行34番のバスが、何便、通り過ぎて行ったのか。
-2012/11/9 八重瀬町 富盛-
2012-12-26
おはようのみち

首里城よりも もう少し早く 太陽を迎える場所なのだと思う
今 地図を見返しても
どこからこの道に入りこんだのか 定かではないけれど
末吉古道で迷ったときと同じように 朝の深呼吸のように
心を開きたくなる道だった

風水の思想によると この弁ヶ岳は 首里城の東にあって
首里城に「気」をとどめる役目も果たしているのだと
仁然さん 真輝さんから 教わったことを思い出す

太陽の光と 森羅万象の精気とが交わって
地上の光にかたちを変えて なにかの化学反応のように
一瞬 目に見える 見えたような気がする
それが「気」というものなのかは わからない
見えるようなものではないのだろうと やはり思いなおす
それでも 目覚めの喜びが満ち満ちている世界を
古人はこうやって 朝の光の中に見ていたのではないか

首里城の東にあって 首里城より空に高く
この地が 首里城の歴史と無縁であることはないだろう
「大和世」と「アメリカ世」が 琉球でぶつかりあったときも
トーチカだろうか 弾痕なのだろうか
だれからも教わっていなかったが 驚くべきものでもなかった
今年の夏 やはり
そこにあることさえも知らずに なんの歴史も知らずに
糸満市伊原で 「琉風の碑」に出会った
その歴史に向き合うため 冬になってようやく
一冊の本を買い求めた
『特攻に殉ず 地方気象台の沖縄戦』 田村洋三(中央公論新社)
めくった頁の地図に
「弁ヶ岳(第10野戦気象隊第3中隊本部)」の文字があった
石門の前で 段取りをめぐって小さな諍いをつづけていたご家族が
いつしか静かにひざまづきして 古のかたちにしたがって 拝みを始めていた
そんな朝
-2012/11/14 弁ヶ岳公園 (那覇市 首里鳥堀町)-
2012-12-06
おはようのみち

せかいはみんな ななめのだいちにはりついて
ななめにいきているのだと まっすぐにおもっているのかな
しらんちゅが ふん ななめのさかのむこうから ふん
まっすぐのぼってきた あさ
しらんちゅが ふん ななめのさかにへばりついて ふん
まっすぐまっすぐ ふん ちゃーみーしよるから ふん
ちょっと ごきげんななめ?
-2012/11/10 南城市 大里大里-
2012-12-05
おはようのみち

引きつ引かれつ 惹かれあい

魅かれてひとり 惹かれあいたく
-2012/11/14 那覇市 首里鳥堀町-
2012-12-04
おはようのみち

あがいてぃーだに会えるまで いましばらく
こんな光の中を歩いては立ちどまる 幸せ
ちょっと 寝不足
ときどき がじゃん
-2012/11/12 南城市 玉城垣花-