2014-11-01

伊江島 とっておき

  
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   はじかさ~ へんな~
 
   短い島での滞在 民泊の日々の中で
   そんな うちなースタイルを 身につけて
   演じることが できるようになったのか

   甲板に立つ にーせーたー あんぐゎーたーの
   波止場を見つめる 静かな後ろすがた
   えもいわれぬ 不器用な 万感の想いをひめた
   はじかさ~ へんな~ 



   やがて 出港のときがくる 風がふく
   島からの風 海からの風 エンジンの音
   人々のざわめきが 風が さまざまに うごく
   船が 時が うごきだす  



   いってらっしゃい

   波止場の家族が 民泊先の家族が うごきだす
   横断幕を掲げ ポンポンを振る かろやかに
   さよなら なんて いわないよと
   
   エンジンの音 さらに高く
   やがて 海からの風は 島からの風を
   遠くに すこしずつ 遠くに



   ひとり また ひとり

   甲板の にーせーたー あんぐゎーたー
   おずおずと手をあげて やがて おおきく手をふって
   声をあげて 声をからして 声をふるわせて

   海からの風が 島からの風を 遠ざけはじめるのに
   あらがうように まけないように
 
   はじかさ~も へんな~も うちすてて
   もっと深く もっと熱い 肝(ちむ)ふるわす
   想い ふとぅふとぅ あるがままに

   その声は 風にのって 風をこえて
   波止場へ 島へ 家族のもとへ




   そんな船出を とぅるばり見つめる
   おい 背中のわらばーよ
  
   島の子か? ひとり旅か?

   くりかえされる そして かけがえのない
   こんな船出に なにを想うか?


-2010/10/16 伊江港(伊江島)-





  伊江島の写真を見返していて
  とっておきのこの写真をまだ アップしていなかったのに気がつきました
  2010年秋のひとこま

  それから 三年ほどののち 

  「ごつごつしてた画がすきだな~~~」
  
  そんなご感想をいただいたこともあり
                   (2013年7月8日)

  望遠レンズを使い始めてから
  こんなふうに 人の心に寄り添うことから
  ちょっと離れておるのかも・・・と 
  初心に帰ろうかと思っておる 古波蔵でした


 
category2010 沖縄旅日記③ 秋  time23:54  authorKohagura Erio 

Comments

金城 wrote:

望遠レンズはやはり傍観者になると思う
ロマン派ありますが・・・
ワイドは逆に被写体と一体感があるとおもいます。
2014-11-09 time17:57

Kohagura Erio wrote:

金城さま

コメントありがとうございます。

本当におっしゃるとおりだと思います。
できるだけ被写体に近く、そうありたいです。

傍観者になるのは、花との蜜月を邪魔してはいけない蝶や、
すーみーを喜ばない、秘密(機密?)の多いトモダチなどなど、
そんなときだけでいいのかな、と。

その土地に立ち、空気を感じ、交わりを持ち、
本当に何かを撮りたくなるまで、カメラを手にしないのがよいのかもしれません。
このところ、カメラを向けることに貪欲になりすぎておりました。

初期の旅路のように、歩きながら息をするように、
見たままに、皮膚感覚で、シャッターを押す。
そんな姿勢を思い出してみます。
「絵」はきっと、あとからついてくるのでしょう。
2014-11-12 time00:11

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