2009-06-20

ゆーじー! ゆーちばたんどぅー!


・・・・と、バックネット裏最前列から叫びたかったのですが。
大城祐二選手に向かって。




 5月14日、雁の巣球場、私は生まれて初めてファームの試合を観戦しました。
 最も注目していた、というか、彼をお目当てに球場へ足を運んだと言っても過言ではない、阪神タイガース、大城祐二選手(沖縄水産高校卒。元・豊見城市の野球小僧)のツーベースに歓喜した日のことは、先日の「ゆーじー! たっぴらかせー!」に書きました。

 6月9日(火)~11日(木)の3連戦。再び、ホークスとの対戦を雁の巣球場で観戦するチャンスが巡ってきました。
 しかし、折しも梅雨入り、直前の週間天気予報でも、期間を通じて雨模様との予想でした。ただ、次にタイガースのファームの試合が福岡で行われるのは9月。ずいぶんと先になってしまいます。
 ということで、何としても今回、ゆーじーの勇姿を見ておきたいと、6月9日、小雨交じりの中、私は前回と同じバックネット裏最前列に、さんぴん茶を持参で馳せ参じました。


 結果から申しますと、今回、ゆーじーの出番は巡ってきませんでした。


 3回裏までが30分で終わるという投手戦。
 我がタイガースの先発は鄭凱文(ジェン・カイウン)。台湾出身の20歳、現役の大学生。春先には一軍で初登板・初先発のデビューも果たしています。ホークスの投手もスタンドの反応を見るに、そこそこ名の知れた選手のようです。
 このように、一軍クラスの投手が投げると、どうしてもファームの打線とは力の差が出てしまうのでしょう。試合がスピーディーに進むのもさもありなんです。いや、しかし、前回観戦した時のタイガースの先発は、エースナンバー18をつけた杉山でしたが、ボコボコ打たれ、ボロボロ歩かせ・・・。

 まあ、それは置いといて・・・。

 そういう試合展開でしたので、選手交代もほとんどなく、あれよあれよという間に9回、ゲームセット。しかし、4安打1失点で完投したジェン投手の快投には「あっぱれ!」。

 

 この2日間で、すっかり、ファームの試合の魅力に取り付かれてしまったとともに、その見方、楽しみ方の勘所も分かってきました。



今日も平田二軍監督のトスと指導を受けるゆーじー



 試合開始2時間前から、その目はグラウンドに釘付けになっています。目の前で繰り広げられる練習は、試合と同じく真剣そのもの。コーチや監督からの厳しくも的確な声が飛び交う中、ひたむきに白球を追い、バットを振り込む未来のスターたち。様々な試合の場面を想定して、目まぐるしく白球が行き交うノック。
 元野球小僧の私は、こんな光景に、試合以上に胸躍らせてしまうのです。

 ティー・バッティングから、マシン相手のフリー、そして、打撃投手相手のフリー・バッティングへ。背番号63のゆーじーの姿を追い続けます。
 ティー・バッティングでは、前回に引き続き、平田二軍監督が直々にトスを上げながら、アドバイスを送ってくれています。ゆーじーも、それに応えて、より正確なミートで、より鋭い打球を飛ばします。


  

  

       ネットがなければ、もっといい写真が撮れたのですが・・・。
       もちろん、真正面のライナーを避ける反射神経もありませんが・・・。


 そして、フリー・バッティング。ケージの後ろに立って、背番号63のスイングを見つめる平田監督。鋭いライナーを左右に飛ばすゆーじー。
 ちなみに、芝生席に打球を放り込むような選手には、八木打撃コーチの目が光っていました。選手の個性・特性に合った指導者が、その持ち味を生かす指導をするという役割分担なのでしょうか。



黒いスタジャンが平田二軍監督。 隣の背番号76・八木コーチも、ゆーじーに目線を送っています



 バッティング練習が終わるとノックです。視力2.0の私でも、外野を縦横に走り回る選手を見分けるのは至難の業ですが・・・、その体型と最近の起用法から、ライトに入っている選手に注目です。
 一つのポジションに2~3人ずつ。ともに汗を流す仲間であり、同時に、ライバル。一歩でも先に、一瞬でも多く輝いて、アピールしなければならない、厳しい世界。
 そんな厳しい光景はまた、ファンにとっても注目の場面です。外野からのバックホーム。キャッチャーまでダイレクトに、レーザービームの送球をする選手もいれば、中継に入った内野手へ正確無比な送球をする選手も。ゴロに向かっての攻撃的なチャージに目を見張らせる選手もいます。

 やがて、ノックは内野の連携へと移ります。と同時に、ライトから一人の選手が走ってきて、セカンドの守備位置に入りました。背番号63、ゆーじーであることが肉眼でも分かりました。そして、セカンドにも同時に2人の選手が。

 今のところ、内外野併用のゆーじー。まだ、レギュラー・ポジションは獲れていません。しかし、ユーティリティ・プレイヤーというのも強みになるはずです。一軍で活躍する平野恵一選手のように。


 雨粒に濡れるカメラをタオルで拭きながら、そんな練習風景に見入ってしまいました。


 もちろん、ゆーじー以外にも目を引く選手はいました。
 育成選手の背番号123、野原祐也選手。やはり、平田監督からトスを上げてもらいながらのティー・バッティング。鼓舞と下ネタを交じえての厳しい指導を受け、代打で出場した試合では見事、その鼓舞に応えました。

 ベンチ、そして、コーチからの厳しい声は、試合中も途切れることはありませんでした。いや、もしかすると、TV中継や一軍の公式戦では応援の声にかき消されているだけであって、同じように発せられているのかも知れませんが。
 ファームの試合では、その声がグラウンド中に響き渡ります。選手がそれに反応して動いている様子もよく分かります。

 そして、また、その一言一言が、TV中継の解説者の薀蓄などより、はるかに説得力があります。元野球小僧の私の琴線にビンビン響いてくるのです。すべてのプレーに意味があり、意図があり、次のプレーが頭にあってこそ今のプレーが生きる。そのことを、ファームでは実戦の中で学んでいることがよく分かります。
 プロで飯を食っている選手には失礼な言い草ですが、観客席も勉強になります。



 さてさて、そういうわけで、今回は残念ながら、ゆーじーに声援を送ることなく、雁の巣球場を後にしたのですが・・・。


  試合開始前のミーティング。バット片手に気合十分のゆーじー。・・・スタメンじゃなかったけど。
  ちなみに、帽子を取るか取らないかは個人の自由なのでしょうか? プロでは・・・



 しかし! その2日後、ゆーじーはやってくれました。結果を出しました。
 もし、球場に足を運んでいたら、試合で活躍した大城祐二選手に向かって、ゲームセットの後、思いっきり叫ぶことができたのですが・・・。

 「ゆーじー、ゆーちばたんどぅ!」 (よくやったぞ!)

 8番・セカンドで先発出場し、2打数1安打、1四球。
 じょーとーやっさー!
 
 
 さらに、6月18日の中日戦では、ライトで途中出場し、あの中田から、阪神の一軍勢も苦手とする中田賢一投手からヒットを放ち、試合を決めるダメ押しの1打点も上げたとの情報も。
 
 暑い夏に向けて、これからどんどん、調子を上げていって欲しいものです。

 そして、9月にはまた、応援に行こうねぇ~!





 訂正!

 9月には一軍にいて、甲子園でマジック減らし、いや、胴上げの輪の中にいようねぇ~!





素晴らしいピッチングに魅せられました。ジェン・カイウン投手


 そういえば、ジェン投手の故郷の台湾って、甲子園よりも近いですね、沖縄から。
 食文化も似ているところが多いし。

 ゆーじーとジェン、二人でどぅしぐゎーになって、てびちやウンチェーバーなど食べながら
 「好吃やっさ!」 「まーさんデスネ!」 なんて・・・。
 いや、やはり沖水出身だから、じょーとーいまいゆの刺身でしょうか。

 ・・・話が脱線しました。



 9月には一軍にいて、二人揃ってビールかけの輪の中にいようねぇ~!

 
categoryスポーツ  time21:43  authorKohagura Erio 

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