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2016-07-29



見つけること

   
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キノボリトカゲさん(いなぐ)



   「はじめてひとりで 見つけることができました」

   そんな喜びを 伝えたい人がいる

   そっと出会って 見つめ合って さりげなく別れる
   互いをみとめ合いつつも それ以上でも以下でもない距離感
   まわりもよく見る その場の空気 時の流れにも寄り添う
   そして 「おじゃまします」の心

   こんな感じで いいですよね
   


-2015/4/27 国頭村-



2016-07-27

見つけること

   
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はいさい、ちゅーうがなびら



  カメラを向けてから 世界に向き合うことはしない
  順序がちがう


  見つけたいものは
  五感を研ぎ澄まさないと見つからない
  見つけたいものは
  世界のあるべき場所にあるべきかたちで ひっそりと溶け込んでいる
  見つけたいものと その周囲の生態系あるいは小宇宙に
  深い畏敬の念と 愛情と こどもの頃と同じときめきを感じながら
  そして 見つけたいものは
  じつは 本当は 見つけようとして見つけるんじゃなくて
  たいていは びっくりするような 予期せぬ出会い
  

  そして ゆっくり向き合って じっと見つめて
  あるときは 互いに見つめあって
  願わくは 同じ小宇宙の一員になって
  同じ時間の流れに乗って 同じ空気を呼吸して

  それから おもむろに カメラを向ける

  シャッターを押したあとはまた
  カメラのフレームの外で 全身で向き合う
  眼が捉える視野の周縁も 深くなる 

  ふたたび 畏敬 愛情 ときめき
  そして 新たな発見 よろこび
  もっとわかり合える


  出会ってくれてありがとう また会えたらいいね





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ちゃーびらさい、ザトウムシさん



  カメラを向けてから 世界に向き合うことはしない
  順序がちがう


  ましてや 電子機器の中の バーチャルに作り出された存在を
  世界に重ねるようなことなんて 絶対しない したくない

  そういうことをする人たちはきっと 世界を見ていない
  世界を失っている


-2015/4/27 国頭村-



2016-05-17

花 ~ うまんちゅぬ肝心に花を 季節季節が

   
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  「季節 季節が素通りする」と唄ったのは 高田渡さん
  「この一ヶ月、早かったね」と語らったのは 熊本にて

  「日付どころか、何昼夜が過ぎたのかも分からなくなった」
  そんな戦世の日々に 今年は想いをいたすことができておりません
  
  そうこうしているうちに 沖縄から梅雨入りの知らせ
  テッポウユリの花は雨粒に頭を垂れ 石積みに水滴を落とすのでしょうか


-2015/4/25 今帰仁城跡(今帰仁村)-


-Special Thanks-
 「石」 作詞:山之口貘 外国曲
    (アルバム『ねこのねごと』ライナーノーツより)



2016-05-12

それでも、海と

   
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  近くに行かないと わからない

  その場に立ち 歩き 人と交わり
  面ではなく 点で見て 少しずつ知ることができた
  2016年4月 熊本のあの場所 あの人

 

  分かっていたつもりで 分かろうとしてきて
  でも ちっとも分かっていなかったことが
  多かったであろう これまでの日々

  熊本へ 大分へ
  通いつづけることで 寄り添うことができるだろうか
  沖縄で 歴史と今に 亡き人々と生き続ける人々に
  どこまで 寄り添うことができていたのだろうか
  東日本は遠く 想っても思いは定まらず
  その地を訪れた人々の心を通じて 寄り添うすべを探していた
  


  そして
  熊本地震の直前まで 旅程を描いていた
  今年もまためぐってきた 沖縄の夏

  これまでは風景を追い求めるだけだった羽地内海
  たとえば この朝 たとえば 前日の夕

  屋我地島の 少しずつ学んできたあの場所で
  面ではなく 点に立ちどまり 叶うなら人に会い
  長い歴史に連なる一日 ひとときを 過ごすことができるだろうか
  


  四月からの日々があっという間に過ぎて 五月
  沖縄は梅雨から そして 六月へ
  この海とゆっくり向き合いたい 今年の夏は・・・
  いまだ思案の日々です



-2015/4/26 嵐山展望台より望む、羽地内海の朝(名護市)-



2016-04-25

島を眺めつづけた夜

   
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一年前の今日 こんなふうに 伊江島を眺めていました





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   ホテルのテラスから 夕暮れ 真夜中 夜明け
   伊江島を見つづけました

   潮騒の聞こえない部屋の中では落ち着かず
   海風を求めて 瞼だけでも島に近づきたくて
   わったーとぅじには すまなかったけれど

   夜のしじまの中
   5km向こうの 暮らしの息吹きに 耳を澄ませて
   ときに 70年の時空を隔てた 幻影と幻聴
  

-2015/4/24~2015/4/25 本部町 備瀬-



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