«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 || Next»

2014-07-14



カタブイ・ロード 勝連

   
null

    夏至南風が運んだ雲か 中城湾から湧いた雲か
    琉球の孕む 熱気と湿度から生まれたか

   
    琉球幻想絵巻『AMAMKIYO』を見終えて
    きむたかホールの前の芝生を見てはじめて
    この午後のひととき 勝連を
    カタブイが通り過ぎたことを知った

   
    大地を濡らしたのは あの雲? どの雲?
    大地から立ち昇ったのは あの雲? どの雲?
    青い空 蒼い海は
    白銀に光る粒子が覆いつくす 点描画に





null

    遠く海面が騒ぎはじめる
    海もまた 雲のふるさと 雲の行く末


    風はどっちへ吹く? 雲はどっちへ流れる?  
    噴霧のエッチングはどこへ広がる?
    海鳥たちはどこへ飛び立ち どこを舞う?

    こっちへ来る?
    雨は風に乗ってくる?
    雨は雲がチルダイする?





null

こっちへ来た





null

    カタブイ きまぐれ 風の行方 雲の行方
    大いなる蒸し暑さが 上へ下へ 東へ西へ

    季節はまっすぐ 夏へと向かう
    あまはい くまはい 夏はやってくる



-2014/6/21 うるま市 勝連平安名~勝連南風原-



2014-07-11

それでも、海と-2014

  
null

    この朝を 69年前の朝に重ね そして
    その朝をはさんで幾日も連なった 慰霊の日々を想う

    終わりじゃない 終わらない
    それでも 始まりの朝が来る


-2014/6/23 平和の礎・平和の火(糸満市)-



2014-07-10

平和の空

  
null

    なにも降らない 降ってこない
    もっと空が広くていいと 胸いっぱいに思う

    この地につながる 草生す香に 包まれる


-2014/6/20 黄金森(南風原町)-



2014-07-09

しずまりますように

   
null

今しばらく お気をつけください


(2014年台風8号 沖縄最接近の夜に)



-2014/6/20 糸満市-



2014-07-07

うふかじの痕跡

  
null

   「カサカンジャーから、喜屋武岬が見えるのか」

   そんなことを思った。

   さんざん地図を眺め、読み、場所も位置関係も頭に入れておきながら、
   そこから見える風景には思いが至っていないことも多い。
   それがまた、その場所に立つ所以でもあるのだが。

 
   沖縄本島南端の海岸に、断崖に立つとき、想うことは多々ある。
   ここで喜屋武岬に対峙するとき、荒崎海岸を背にしていることになる。


   しかし、今日という日に限っては、迫りくる大型台風のことを思う。


   カサカンジャー。
   1832年の台風の際に打ち上げられたと、
   琉球の史書『球陽』にも記されている巨岩。

   
   今夜のニュースで、糸満市の映像が流れる。
   喜屋武岬から東側の海岸を撮っていることがわかる。
   そこに映し出される隆起珊瑚礁の岩場に、巨岩の影を見とめる。
   きっとこれまでも、喜屋武岬に立ったとき、あるいは、
   こんな映像を通して、目にしていたはずである。


   「あの場所だったのか」

   2週間前の、あの場所を思う。

   あの場所が、打ち寄せる荒波に洗われている。
   サーフベンチと呼ばれる浸食地形の先端が大波に砕かれ、
   なおも押し寄せつづける大波に打ち上げられた。
   そんな像を思い描く。


   今はただ、今回の台風8号が、島々のすべてを傷つけること少なく、
   通り過ぎることを祈っています。


-2014/6/22 糸満市-



«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 || Next»