«Prev || 1 | 2 || Next»

2014-06-30



宮森を歩く

   
null

      ブロック塀を越えて飛び出してきたボールを
      ブロック塀を乗り越えて拾いにきたウーマクーが
      またブロック塀を乗り越えて校庭へ戻っていきました

      そんな様子を 50mくらい離れた校門の前で
      微笑みながら見守りました

    


   放課後の時間だったので、校内におじゃまをして、
   「仲よし地蔵」に手を合わせようかとも思ったのですが、
   この日は、学校の周囲を歩かせていただくことにしました。


   校内で、「あの事故」に想いを致すことよりも、
   宮森小学校を見守る街や小路を歩きながら、
   「あの日」に想いを巡らすことにしました。


   「あの事故」、「あの日」がなければ、齢六十を越えていたであろう、
   そんな面影に出会えるかもしれないと思いました。

      



null

null

null

null

null

null

null

null


   「あの事故」が起きた「あの日」。
   児童が、住民が、校舎が、家が、炎に包まれた「あの日」。
   この街や小路がどんな空気に包まれたのだろうと、
   それを想いながら歩き、今の暮らしに目を向けること。

   それは、ウージの野を歩きながら戦世を想うこととはまた違う、
   難しさと、辛さを伴うものでした。

   
   校門のそばで目が合った老婦人の眼は、
   カメラを持つ来訪者を拒むような厳しさを宿していました。
 
   フクギ並木の話をさせていただいたご老人の言葉は、
   日々積み重ねてきた暮らしへの慈愛に満ちていました。





null

   人の暮らしも、過ぎた時間も、そして、基地と隣り合う日常も、
   すぐ近くにありました。



-2013/11/6 うるま市 石川-


  宮森小学校米軍ジェット機墜落事故
  (沖縄県公文書館 web site)
  http://www.archives.pref.okinawa.jp/publication/2009/06/post-218.html


 

2014-03-10

復興と人のこころ

   
null

   「沖縄の戦後はここから始まった」とも言われる、石川の街並を見下ろす。
   
   インターの背後には石川岳、その向こうは恩納岳、
   その先に霞むのは、石岳、久志岳、辺野古岳の山並だろうか。
   緑の多くは、米軍の演習場。
   金武岬の向こうには、大浦湾や辺野古崎。



   大浦湾岸の歴史を紐解いていて、戦後、多くの人々が、
   この一帯に集められたことを知った。
   終戦直後の「収容」という形であったり、あるいは、
   本部半島に新たな飛行場を造るための強制的な「移動」であったり。
   
   大浦湾一帯の「戦後」は石川の「戦後」よりも、
   もっと過酷で、長きにわたる「戦後」であったという印象を持つ。



   舞天さんや林助さんの「ヌチヌグスージ」(命のお祝い)の話が好きだ。
   そんな時代にまた、「屋嘉節」や「二見情話」も生まれたのだろうか。

   でも、みんながみんな、時が移ろうとともに、前を向いて、
   笑顔や心の安寧を取り戻していけたわけではないこということにも、
   想いを致さねばならないと思う。


   たとえば、「世代を結ぶ平和の像」の除幕式までの42年間、
   チビチリガマを訪れることのできなかった天久昭源さんの、
   それまでの生涯を想う。


   人それぞれの、人前で見せる表情だけではない、こころの深いところ。
   遠い声に耳を澄ませ、ときに黙して、想わねばならないと思う。


-2013/11/6 伊波グスクより石川市街方向を遠望(うるま市 伊波)-



2013-12-26

くわっちーさびたん

   
null


     ありがとうございました
     ごちそうさまでした

     くわっちーさびたん
     おいしかったです
        
     いつも いつも おいしかったです 
     本当に 本当に おつかれさまでした

     ありがとうございました
     忘れません この味を このお店を

     これで最後になると思いますが
     もう一度 もう一度だけ

     くわっちーさびたん



     あの日 そんなことを思いながら
     ドアの方に向きなおり 深く頭を下げて
     そして 元気にまた 歩き出しました

     ガラスの向こうでは おかあさんが みなさんが
     いつものように 立ち働いておられました

     そんな日々も 今日までだったのですね



     もう一度 もう一度だけ 心をこめて 
     くわっちーさびたん


-2013/11/12 嶺吉食堂(1960/11~2013/12/26 那覇市 西)-



2013-12-21

再会の旅 ひめゆりの塔

   
null

    アジアからの朋友 碑に刻まれた文字の一字一字と向き合い
    その意味を読み取ろうしているようでした
    人の流れからはずれて

    五年前の春の 自分を見るようでした 




null

    朋友はそれでも 献花を手に 塔を背に
    一期一会かもしれぬこの場所を訪れた記録を
    カメラに残していました

    立ちどまらぬ人の流れの中で
    そして いくども立ちどまり それぞれに


-2013/11/12 ひめゆりの塔(糸満市 伊原)-



2013-11-30

Street Life

   
null

どうした?





null

そういうことなのね





null

だーるね だーるば?




    クルセイダーズの「Street Life」もいいけれど
    スタンダードの「On the Sunny Side of the Street」は もっといいよ
    酒が好きなら 高田渡さんの「バーボン・ストリート・ブルース」もいい


-2013/11/6 中央パークアベニュー(沖縄市 中央)-



«Prev || 1 | 2 || Next»