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2010-04-08



天上天下唯我独尊

  
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   天上は マヤーの毛遊び
   天下は 人間カジャーの栄町

   見渡せば 安里 松川 繁多川
   首里の丘まで 街灯り

   ただ 平穏であることの 尊さ
   ただ それぞれに生きる 尊さ
   ただ なんでもないことの 尊さ

   ひめゆり通りを見下ろす ゆいレール安里駅より


   今宵
   仏陀さんに注ぐ甘茶を 間違って自分の器に注いでしまった凡夫が
   音楽とともに 唯我独尊の深意を想った潅仏会


-2009/11/26 那覇市-


2010-02-02

いまだ出会えぬポーポー

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   はいさい、あんまー。
   ポーポー、いただきましょうねぇ。

   なんだかんだで、毎回、おじゃましている糸満のまちぐゎー(公設市場)。
   大好きなんです。
   もう、常連気分で、心もうきうきしています。
   ここへ来るだけで、まちぐゎーに集う皆さんの元気まで、シーブンしていただけるようで。


   余談ですが、
   一昨年の春、右側に写っているような「てびち」のパックを、「てびち」が大好きな私は、
   「糸満で三泊するから、食べきれるだろう」という甘い考えで買って、宿に持ち帰りました。

   糸満を発つ朝は、「てびち」だけで満腹になるという、涙が出るほど幸せな朝食でした。
   水と野菜ジュース以外は見たくもないという、ひどい二日酔いだったにもかかわらず。
   門中、あらん、ファミリー・サイズの量でしたが、完食。



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   そうそう、昨年11月のこの旅行では、初めて、とぅじを連れて行ったのでした。
   「琉球ガラス村」へ行く前に、糸満のまちぐゎーにも立ち寄るというプランで。

   大成功でした。
   「私が旅先で食べたものの中で、十本の指に入るすばらしい美味!」と、
   とぅじは、糸満名物の「ばくだんカマボコ」に歓喜し、大絶賛。

   まあ、四十年生きてきた貴女さまに言われると、
   私まで褒められているような気分で、うれしくなるっていうもんです。

   その「ばくだんカマボコ」を売っておられる「西南門小かまぼこ屋」のお母さんからは、
   「あらぁ、あなた、独り者じゃなかったの~?」などというお言葉も。
   まあ、いつも、私一人で来ておりましたので。
   それでも、顔を覚えていていただけるというのは、本当にうれしいものです。


   それで、ここはどこかと申しますと・・・



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   糸満市のお隣、豊見城市にあります、「アウトレットモールあしびなー」のテラスです。

   この季節は北風が強いからなのか、
   南方向から那覇空港へ着陸する飛行機が間近に見えたりします。

   こんな、心地よい青空の下のテーブルで、ポーポーをいただくことに。
   すみません。場所をお借りしました。
   あ、とぅじはこの時、別行動。ショッピング中でございます。

   ちなみに私、ポーポーは初体験でした。
   どんな食べ物であるのかは、本などで見知ってはいたものの、
   手にするのも、口にするのも、実は初めてでした。
   
   そして、感激の瞬間。

   ところが、手にする前に、
   思いもかけぬものを目にしてしまいました。



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   「名称:焼き菓子(ひらやーちー)」というラベル。

   えっ?
   ヒラヤーチーといえば何度も食べたことがありますが。
   小麦粉に、ニラや、変わったところではスヌイなどを入れて、
   薄くふんわり焼いた、おやつにも、酒の肴にも上等な、あのヒラヤーチー、ですか?

   いや、しかし。
   たしかに、原材料の記載を見ると、肉とも味噌とも書いていません。

   何が何だか分からぬまま口にしてみると・・・

   いやいや、これがまた、なんとも、これまた、でーじまーさん!
   
   たしかに、これはヒラヤーチーでした。
   ニラも入っているし、中に具材を包んでいるわけでもないし。

   しかし、この美味さの正体は一体なんなのか。

   ためつすがめつし、また、よく噛みしめて。
   どうも、この美味さの中で主役級の働きをしているのはソースのようなのです。
   かすかな酸味を感じるのは、ケチャップも加えてあるのか。
   そのソースを巻き込むように、ヒラヤーチーを丸めると、こんな感じになるのでしょう。
   いや、しかし、美味しい!


   数時間前に、ポーポーだと思い込んで買ったものが、実はヒラヤーチーだった。
   しかし、これもまた、まちぐゎーでの新たな思い出になりました。

   決して、あんまーが間違ったものをお売りになったわけではありません。
   がんじゅーなあんまーが多いまちぐゎーの中でも、とりわけご年配のあんまーでしたので、
   私の言葉が聴き取りにくかったのかもしれません。
   というよりも、私が勝手に、ほいほいと手に取って、喜々として買っていったがために、
   起こった勘違いなのです。

   それに、ポーポーとヒラヤーチーの区別もつかずに買い求めるようなお客などというものは、
   そもそも、あんまーの「接客マニュアル」には、失礼、まちぐゎーのお買い物の作法には、
   想定されていないのかもしれませんね。



   常連気分で調子に乗っている旅人と、本当の常連さん。

   旅人はやはり、謙虚にして、かつ、非日常の中で起こる予想外のことを喜びと受け止める、
   そんな心持ちでいる必要があるのだと思います。
   そうすると旅は格段に楽しくなります。


   さてさて、そんなわけで、思いもかけぬ形で出会った「ポーポー型ヒラヤーチー」、
   私が一本目で悟りを開き、恍惚と二本目と食し終えたところで、とぅじが戻ってまいりました。

   私の、最後の三本目を食べるという愉悦と、
   「原材料名:調味料」の、その「調味料」の調合を突きとめるという目論見は、
   とぅじの笑顔と引きかえに、見果てぬ夢に終わりました。


   ・・・チンビンも買っておけばよかった。

-2009/11/28-
 

2010-01-11

ふと、思い出した風景 ― 人それぞれの歩き方

  
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   時流に安易に流されず 無理して抗わず
   ときに立ち止まって 考えて




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   また ゆっくりと
   自分の足取りで 確かに歩き出せばいい



   「平和」という名の 通りにて




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   新成人に かりーさびら!
    (100%グァバ・ジュース)



   その季節の 旬のジュースだけを出してくれるお店の
   ―― そう 去年の3月には グァバ・ジュースにはありつけなかった ――
   通りに面した縁台のようなベンチに座って
   のんびり行き交う人々を のんびり眺めるのが
   四十路男の ひそかな楽しみなのです

   春にはまた ゴーヤージュースを飲もうかな

―2009/11/29―


―Special Thanks―
 「ゆんたく茶屋」さん(那覇市・平和通り)
 むぬかんげーおじさん


2009-12-16

22年目の冬に

  
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   今も現役です。

   22年間、この場所で、港を行き交う旅人を見守ってきたのでしょうか。
   それとも、どこかから運ばれてきて、余生を送っているのでしょうか。



   ・・・・あ、いや、よくよく見てみるに、全身にテーピングが。
   もしや、現役を引退し、今は文化財?



   那覇港待合室、
   『沖縄〇〇バラエティ』、
   「沖縄「かりゆしウェア」バラエティ」のロケ地にて。



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   夜、那覇を発って、明け方、宮古に着くような、
   そんな、ゆるやかな船旅を、愛してやまない人もいると思うのだが・・・。


-2009/11/30-


2009-12-15

おおしろさ~ん、来ましたよ~

  
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   ・・・って、おおしろさんは、今、どこにいるんでしたっけ?



 ■ 時はこの日の一週間前、場所は九州・熊本市の某所。
   懐かしの学生居酒屋の35周年、いちゃりば兄弟、かりゆしの夜。
   いいあんべぇに飲酒中。

   (こ:古波蔵、お:おおしろ)

    こ 「えっ? 沖縄? おおしろさん、沖縄出身? あいっ、久米仙、飲もうね!」
    お 「あ、どうも (この人、どうして古酒を持っているのかしら・・・)」
    こ 「で、で、出身はどこ? 今帰仁? ・・・勢理客? 喜屋武? 辺土名?」
    お 「・・・・・・!!!」
    こ 「・・・・・・???」
    お 「えぇっ! どうして分かったんですかっ!?」
    こ 「 (はっさ、適当に言ったら、当たりよった・・・) 」
    お 「私、今帰仁なんですよ。 でも・・・、え~! どうして!?」
    こ 「いや、親父が、ユタでね。・・・北九州の出身なんだけど」
    お 「は、はあぁぁぁ~あ? ・・・お父さんって?」
    こ 「いや、まあ、ありえんし。ゆくし、ゆくし。冗談、冗談。飲もうねぇ!」
    お 「 (苦笑) 」
    こ 「それにしても、里帰りも、那覇空港からがまた、たいへんだねぇ」




   そんな会話をして、まさか、一週間もせずに、今帰仁の地に立つことになるとは。
   背中には、その夜の思い出の染み込んだ、「肥後もっこす」の文字。



    「すみません、シャッター、押していただけますか?」

   などと、人様にお願いした場合には、
   絶対に取ることのできない、こんなポーズ。
   とぅじの撮った画像より盗用・・・、あらん、拝借さびたん。


-2009/11/27 今帰仁城跡-



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