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2010-08-21



順序が逆ですが・・・

     
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      祝杯の準備はすでにできておりました。
      「オリオン・スペシャル・エックス」、1ケース。
      沖縄より。

      今宵は祝酒です。飲みに出ます。
      沖縄好きの集まるいつものお店で、もう、残波でも瑞泉でも、むる振る舞い酒です。
      こっちが先につぶれない程度に。




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      ヘリオスの「ゴーヤードライ」で喉を潤おしながら、
      試合の結果と、優勝の瞬間だけを見て、少し涙目になったところで、
      とりあえず、今すぐ出発です。

      録画していた試合の模様は、準決勝にまで遡って、
      休日の明日、ゆっくり、まったり、見ることにします。
      球児諸君にはいささか申し訳ないのですが、
      昼間から、オリオン片手に。


   
      ちなみに明日、
      福岡ヤフードームで、わったーとぅじが、
      「S〇APコンサート四連覇(四日連続)」という偉業を達成するとのこと。
      いや、もう、お好きにどうぞ!

      我が家でひとり、甲子園にタイムスリップするには好都合。
      飲もうが、泣こうが、ウチナーグチで絶叫しようが、どぅーかってぃーやさ!
    
      願ったり叶ったりの休日になりそうです。



      はっさ!でーじなことが最後になりました。



      興南高校野球部のみなさん、おめでとう!
      沖縄の、全国のライバルのみなさん、ありがとう!

  
  

2010-07-18

とぅるばっていこう!

  
     
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家が近い部員は 自練の先の海岸で夕陽を見ながら




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バス通学の部員は いつもと同じようにバスを待ちながら




     自練も バスターミナルも 海が見える道も
     学校からは同じ方向
     歩き組も チャリ組も バス通組も
     結局みんな 同じ道を歩いて


     いつもと同じように また 明日


     糸満高校野球部のみんな
     今日だけは 胸を張って

      「とぅるばっていこう!」





     すべては 沖縄に遠距離恋愛する元野球小僧が
     ネットで速報されたスコアボードだけを見て
     自分勝手にとぅるばった 中年かじゃーのする青春群像なのですが

     初めての糸満滞在中 日も暮れかかった刻に
     しかんだ気分で 国吉から真栄里の坂を下り終えて
     ようやく ほっとしたのが 糸満高校の前を通った時だったのです

     いや その手前で サンエーでビールを買ったりもしてはいたのですが
     そのビールをぶら下げて 新屋敷 新島へと抜ける小路を歩いていた時に
     いかにもガチマヤー高校生と相思相愛っぽい 食堂や弁当屋さんの看板や
     薄暮の中で感じた街の雰囲気や 校門に掲げられた標語などとも相まって
     ごく自然に 「いい感じの高校だな」なんて思ったことは 本当のことなのです
     記憶に刻まれているのです
     
     そして センバツ後から予兆のあったこの夏の快進撃に
     糸満のまちぐゎーが大いに沸いたであろうことも 目に浮かぶのです


     そうか 私が初めて糸満高校の前を歩いたのは 2008年の3月
     この夏の三年生も まだ 中学生だったのか    


-2010/2/21 糸満自動車学校横/糸満バスターミナル(糸満市)-



     そして 興南高校
     おめでとう したいひゃー!
  
     もはや君たちを 「旋風」とは呼ばせない
     甲子園にまた帰ってきた 「けーし風」だ

     元野球小僧はそんな風に思います



2010-06-08

空 高々と


     フライを高々と打ち上げるのは 案外 難しい



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     2005年のリーグ優勝を決定づけた 9月7日ナゴヤドームの総力戦で
     延長10回 決勝のホームランをレフトスタンドへ放り込んだ
     あの 中村豊コーチでも




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     1985年の日本一の年に 左の代打の切り札として いぶし銀の活躍をした
     そして ヤクルトと近鉄でも優勝を経験した
     あの 永尾泰憲コーチでも
     (あれ?永尾コーチ ノックは右打ちですか?)



     「すまん!」 「もういっちょう!」 なんて声が響く





     高々とぶち上げた マニフェストや政策を
     実行 実現するのも これまた難しい

     「おわびします」 「人心一新」 なんて言葉が
     虚しく響いたこの数年


     鳴り物入りかどうか分からない 新内閣が発足するという今日の佳き日


     太陽(てぃだ)かんかんの雁の巣球場で
     鳴り物のない 静かな熱気に包まれた 二軍の野球を観戦

     国会の本会議のように どこか 付和雷同的狂騒に包まれた一軍の公式戦と違い
     グラウンドの息遣いまで伝わってくるような二軍戦に このところ足が向く
     客席からのヤジも 国会議員より数段 機知に富んでいる
     ベンチからの声に耳を澄ませば 野球の機微が見えてくる

     交通費と JR雁ノ巣駅前の酒屋さんで買う2リットルのウーロン茶と 時々 ビール
     それだけの出費で 一日楽しめる
     (おばあちゃんが店先に座るこの酒屋さん なぜか ちんすこうをバラ売りしている)




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出待ちの皆さん ご苦労さん ぶら下がり取材ではありません





空を見上げると

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     福岡空港へと着陸する航空機は 必ず
     ここ 雁ノ巣の航空管制上空を低空飛行で通過する
     ライト側からレフト側へ ほぼ5分間隔で バックスクリーン上を横切る機影
     超過密な空港の 超過密な進入路は 民間航空機のショーケース

     その飛行コースの正確さたるや
     今日投げた 安藤くん 久保田くん 石川くんのコントロールの比ではない
     (マウンドの低さはハンディだったかもしれないが)


     練習から 試合終了まで 約5時間半

     自衛隊機が一度だけ 同じコースを
     ハーフライナーのようなスピードで飛び去った
    
     隣のおじさんが 「ファントムか」とつぶやく

     福岡の空をF-4が飛んでいるのかどうかも知らないし
     そもそも福岡空港を離発着できるのかどうかも知らない
     築城基地なら分かるが 那覇空港なら慣れっこだが
     福岡空港にも 迷彩塗装のC-1輸送機は定期便のように飛んでくるが 



     地元の空を知ることも 案外 難しい
     いや 知ることを怠っていただけか

     自宅から30km圏内にPAC3が配備され
     10km圏内に防空指令所があるというのに
     県内に配備されているPAC3は すでに4基にもなったというのに



     地対空誘導弾パトリオットを高々と打ち上げるのは 案外 難しい
     ・・・かどうかではなく それ以前の問題だと思うのだが

     練習はない
     「すまん!」 「もういっちょう!」もない
     プレイボールもない
     いきなりの実戦が いつの間にか 日常と隣り合わせにある

     高々と打ち上げた時点で 勝敗のないゲームセットだと思うのだが





ウチナーンチュの皆さまへ

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     沖縄水産高校出身 大城祐二選手
     今シーズンからまた スイッチ・ヒッターに挑戦しています
     ノックも 外野と内野 両方で受けています
     いつでも走れるよう 実戦を想定したダッシュに余念がありません

     代走 守備固めだけでなく
     早く その打棒を見たいものです

     「ゆーじー!たっぴらかせー!」と
     今年もまた バックネット裏から叫びます

     ・・・バントのサインが出ていないかどうか確かめて
     


2009-09-14

野球はいいねぇ~

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 はいさい、福岡県飯塚市の野球少年たち!

 野球、好きかい?

 阪神、好きかい?

 沖縄、好きかい?


 8番・ライトでスタメンの、大城祐二選手を
 みんなで一緒に応援しないかい?

 うっちん茶、あるよ。

 とっておきの声援、教えてあげるよ。

 将来きっと、甲子園で流行るよ。

 やってみる?

 ハジカサーしないで・・・

 うりひゃー! いちゅんどー!



「ゆーじー!たっぴらかせー!」




 ・・・あいっ?おじさんの言ってること、意味くじわからんって?

 あいえなーっ!


                                 試合結果、詳報は後日・・・

-2009/9/20-


2009-08-08

二つの祖国、あらん、郷土


「デスク!一面トップ、これでいきましょう!」

5回の攻防を終えたとき、私は自分に向かって叫び、
そして、自ら、記事の入稿準備を始めた。

「甲子園のライトスタンドにライナーで放り込めるのは、金本アニキか林威助くらいである・・・」


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これほどまでに熱く、高校野球を見たのは、
いや、一つのチームを応援したのは、いつ以来のことだろう・・・

勝利を飾れなかった悔しさに落胆し、と同時に、
球児たちへ心からの喝采を送ったのは、いつ以来のことだろう・・・


進学や転勤続きで、徐々に地元意識が希薄になって、
いつしか、出身県の代表校のことさえ、意識しなくなっていた。


そうだ、高校2年生のあの夏の日。
阪神タイガースが「うそだろ?」という快進撃と失速とを繰り返していた夏。
21年ぶりの優勝だなんて、にわかにか信じられなかった夏。
なにしろ、優勝争いさえ見たこともないわけだから。

そんな夏に、川崎憲次郎(ヤクルト→中日)を擁して、甲子園で勝ち進んだ、
わが郷土、大分県代表の津久見高校。

ちょうど阪神が失速し、負けが込んでいたとき、
「やっぱり、優勝だなんて、夢物語だよな・・・」と自虐的になっていたそのとき、
津久見高校は甲子園で勝ち進んだ。

高校生の私は変な願掛けをした。
いや、野球の神様に対して、取り引きを願い出た。

「どうか、津久見高校か、阪神か、せめてどちらか一方は優勝させてください!」


津久見高校は、夏に涙を飲んだ。

阪神タイガースは、秋にビールを浴びた。

1985年のこと・・・



2009年夏、8月8日、いきなり一回戦で、
興南高校と明豊高校(大分)との対戦。

小中高の時代を大分県で過ごしておきながら、
本籍地も大分県であるにもかかわらず、
私は、津久見高校を応援したあの夏の日のように、
今日、興南高校へ声援を送った。


島袋くんの投じたすべての球を見届けた。

眞榮平くんのホームランに拳を突き上げた。

慶田城くんのランニングキャッチに喝采を送った。

アルプススタンドから聞こえてくる、「ハイサイおじさん」や「てぃんさぐぬ花」に微笑み、一体となった。



自分の中で、またひとつ、何かが変わった。

大分がきらいになったわけじゃない。

郷土に背を向けたわけじゃない。

そして、勝つことだけがすべてじゃない。

ただ・・・

沖縄との距離が、また少し、近くなった。




(追伸)
 ウチナーンチュの方が、まだ、どなたも興南高校への想いを語っておられない時に、
 福岡在住島ナイチャーが先んじてしまい、失礼いたしました。

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