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2008-12-12



SHADOWS AND LIGHT

 最近、印象に残った「光と影」です。


 主なく秋風寒く木に繋がれし・・・
 木に結び付けられた自転車たち。たぶん、風を切って走ることはもうないでしょう。
 「持ち主が不明の自転車は撤去します」との貼り紙、そして、「一時保管の後、申し出がなければ処分します」との貼り紙から数週間。
 車輪が回らなくなったその日から、朽ちていく時間の流れに身を委ねるしかないのか。
 元の持ち主さんよ、もう十分に働いたと引退を勧告したとき、引越しでお別れをしなければならなくなったとき、せめて粗大ゴミ置き場までの「ラストラン」をしてやれなかったのか。
 本当はまだ疾走できるのに、不届者の手で見知らぬ土地に乗り捨てられ、だれのものでもなくなってしまった諦観も漂う。
 とまり木代わりに遊びに来るスズメたちが最後の慰めか。
 日々、影は長くなり、銀輪は冷たく佇むのみ・・・。


 銀の球体に夕景が映る。
 不思議なモニュメントを見つけました。月も顔を覗かせてくれました。
 魚や牛や熊(?)が螺旋状に空へ駆け上るような、その周りを五線譜が舞っているような。そして、その中にいくつも散りばめられた銀色の、鏡のような球体には、街の夕景が映し出されていました。
 今度はその球体にズームアップして、魚眼レンズの写真みたいな夕景を見てみたいのですが・・・・。わんのコンパクトデジカメの4倍ズームでは無理やさ・・・。


 日光浴、日光浴、こう見えて、晴れの日は忙しいさぁ!
 毎度おなじみ、ツチイナゴやいびんどー!なんか、今日の全国ニュースで、福岡で雹(ひょう)が降ったっていってたけど、あれは海に近い都心部周辺だけだったみたいよ。こっちは時折雲は出たものの、気温も高くていい天気でした。
 しかし、だんだんと太陽の光の射す角度がねえ、低いっていうかなんていうか、えぇっと、なんていうの、地球の公転軸が・・・、いや、ちがうな。あいた~!理数離れの影響が昆虫界にも及んでいるよ。
まあ、とにかく、ボクたちの住む「世果報の家」も、陽が当たる時間が短くなってきているんよ。おまけに、周りに住み着いた人間の家がたくさんあって、すぐ日陰になってしまう。えっ?日照権とかで裁判起こせるの?あ、でも勝ち目はないな。ボクたちの方が新参者だからね。
 まぁ、こんな暖かい、太陽が拝める日に、少しでも長く日光浴しておくよ。じゃ、忙しいから、またね!


:**:今日の一曲:**:
「SHADOWS AND LIGHT/Joni Mitchell」
 Jaco Pastorius の音源が今のように大量に出回っておらず、また、インターネット経由の情報も乏しかった90年代前半、ジョニ・ミッチェル絡みの一連の作品の発掘(って、知ってる人は知っていたのですが)は衝撃的なものでした。しかも、本作には、Pat Metheny? Michael Brecker? Don Alias に Lyle Mays まで!?狂喜乱舞で買い求め、狂ったように聴きまくりました。どうしてもジャコのベースに耳は奪われがちでしたが、トータルなサウンドも、「ジャズおたく」の私にも大いなる興奮を覚えさせてくれました。
 ジャコだけに関していえば、本作以前に話題になった「MINGUS」でも同じくジョニをサポートして、もしかすると本作以上に魅力的なベースプレイに多くのスペースが割かれていたようにも思います。しかし、本作、やはりライヴならではの躍動感。そして、繰り返しになりますが、信じられないようなメンバー。1979年といえば30年前なんですね。
 その後、20世紀末を間近に控えた頃、このライヴの映像ソフトも発売されました。当時はまだ、DVD はなく、レーザーディスクでした。ところが・・・、しかし、さほど繰り返し見た印象が残っていない・・・。そんなはずはないのに・・・。と、購入した時期を思い返してみると、私事ですが、ちょうど結婚した時期と重なっていたのでした。「結婚の光と影」に、音楽を聴く時間も削られていた、ちょうどその頃でした。

 それにつけても、ジャコ、マイケル、ドン・アライアス、いずれもあまりにも早すぎる旅立ちでした。

2008-12-02

月桃(サンニン)の香り、まんじゅうの思い出

 あぎじゃび!昨日はツチイナゴくんが、私に代わって書き込みをしていったようです。脚が6本あるだけに、私よりキータッチが速かったようで、あっという間の仕業でした。あいっ?人間は指が10本あるばぁーって?それは・・・、ブラインドタッチができれば、の話ですね。しかしまあ、さすがは昆虫、複眼的(?)に私のことをよく観察しているようでした。

 ひげ?
 突然ですが、さて、これは一体何でしょう?

 忘年会の余興で使う"つけヒゲ"、ではありません。ホコリがよく取れるお掃除グッズ、でもありません。

 実はこれ、サンニンの葉っぱです。それも、那覇は儀保の名物、「の」まんじゅうを包んでいた葉っぱの、紆余曲折を経た姿なのです。そして、今もなお、私の胸元から沖縄の香りを発しつづけています。
 私はこれを、3月の沖縄旅行から戻って以来、いつも胸ポケットに入れて持ち歩いていました。ポケットチーフふーじーに、どんな場所でも。すると、ポケットから出ているモジャモジャの物体を見て、多くの方から「それは何ぞや?」と尋ねられました。
 「何かのおまじない?」 「ポプリの一種?」 「怪しい草・・・?」。
 私は問いには答えず、「とりあえず匂ってみて」とそれを相手の鼻先に差し出すと、おもむろに薀蓄を語り始めるのでした。
 たぶん・・・、いや、間違いなく、変な奴だと思われたでしょう(三板もポケットに入っているし)。自分でも変だと思います。でも、沖縄愛を、迸る愛を、へんな~に表現しつづけます!十九の春から想いつづけてきたように。

 さて、何ゆえにこのようなものが出来上がったかと申しますと、実は最初は、「サン」を作ろうとしたのです。沖縄で出会った方から、「サンニンでもサンはつくれるさぁ」とお聞きしていたことを思い出したのです。捨てるに捨てられずにいた「の」まんじゅうの葉っぱ、部屋の中で吊るして乾燥させていました。そして、一ヶ月を過ぎてもなお、鼻腔を通って記憶中枢にまで届く香り。私のプルースト効果はマドレーヌあらん「ぎぼまんじゅう」!
 「サン」作りは難航しました。複雑に入り組んだ葉脈に沿って・・・とかいう以前に、私がしに不器用で、サンニンの葉っぱは、そばのだしをとる削り節のような細切れになってしまったのでした。しかし、途方に暮れつつ、何の気なしにその細切れを束ねて中心を軸で結んでみると・・・なんか、面白いものができました。全然、予定と違うけど。やしが、「サン」よりコンパクトだから持ち歩くには上等どぅ!
 かくして、エコロジカルなアロマテラピー・グッズが結果オーライで完成したのでした。

 サンはレモングラスで作りました。

 結局、「サン」を作るのに用いたのは庭に繁っているレモングラスになりました。香りもいいし。そうです、ツチイナゴくんたちの「世果報の家」です。ちゃーびらさぁーい、少しだけ頂戴しましょうねぇ・・・・って、私が大家さんなんだけど・・・・。ところが。
 あげっ!どれもこれもギサギザあんに!無傷のきれいな葉っぱ、じぇんじぇんない!
 まあ、見事になことに、どの葉っぱにもかじった跡が。イナゴはかじる。私はわじる。マラソン金メダルはワンジル・・・。
 期せずしてニンゲンとイナゴとの恩讐の歴史を追体験しつつ、草むらの中、忘我の境地で無傷の葉っぱを探しているうちに、私は別の昆虫の存在と身体のむず痒さに気づき、さらにわじわじー!

 沖縄のことについてひとつ、勉強になりました。「サン」はがじゃん除けにはならないさぁ・・・。

 最後に。ツチイナゴくんに暴露されたことについて。サンニン茶は、福岡にもある「わしたショップ」で買い求めているのですが、たしかに、彼が言うとおり、飲んだ後の茶かすは生ゴミにせず、庭に撒いています。なんか、それが土に還り、やがて沖縄のような豊穣な土壌に変わるんじゃないか、はたまた、庭から沖縄の香りを含んだ風が吹いてくるのではないか、などという、根拠も可能性もまったくない夢を見つつ。これもまた、へんな~沖縄愛やっさ!
 
:**:今日の一枚:**:
 「THE ONE/土岐英史」
 11月の新譜。久しぶりのワンホーン、カルテット、そして、色気と渋さとテンションに満ちたストレートなジャズ作品。最近の作品では、本作にも参加しているベースの坂井紅介さんのソロ作とほぼ同じメンバー(同作は峰厚介さんとの2ホーンだったですが)です。その前となると、90年代初頭のファンハウスのバラード集連作かな。いずれも、ドラムはトコさん(故・日野元彦さん)でしたが、この作品では進境著しい江藤良人さんがその席に座りました。また、ピアノには大石学さんに加え、椎名豊さんが参加しているのも興味深いところです。椎名さん、そろそろ新譜を期待したいところです。
 さて、土岐さんの音色とお名前を初めて耳にしたのは、高中正義さんのライブだったか、それとも、松岡直也さんのバンドだったか。いずれにしてもラジカセの、モノラル電波のFM放送からでした。1980年代初頭、ジャズ、フュージョン、ロック、ラテンなどが文字どおり「フュージョン」していた時代のことです。
 40歳になった今でも、80年代当時(中学生でした)のサウンドに心躍る一方、やはり、本作の♪When I Fall In Love のような曲に心がとろけるようになりました。    飲みたい。
  

2008-11-19

準備上等

 本当に来ました、季節外れの寒波。冬将軍、ご乱心!
 今から山越えの運転です。今朝のローカル・ニュースで、今日通る予定の場所が映ったのですが、横殴りの雪模様でした。

ヒ―――
 那覇のお土産屋さんで

  「奥様にですか?」。
  「いや、自分用です」。
と言って買ってきたミンサー織の巾着、お土産屋のお母さんに
 「塩をいれておくといいですよ。魔除けにもなるし、あと、いざという時の備えにも」
と教えていただきました。水と塩があれば生き延びられる・・・って、大げさですが、今日は後者の教えに従って、手作りサン(レモングラス製)と一緒に持って行きます。
 あとは、救助を待つ間・・・、いや、遭難するつもりはありませんが・・・、気丈にいられるように、てるりんさんの『平成ワタブーショー』CD全3巻。
 そして・・・。






 ヒ――ジャ――
 
 これも。フーチバーは現地で調達しましょうねぇ。



2008-11-11

私の青空

40歳の誕生日に見上げた空。

秋深し 月齢12.2

 秋の夕陽に、ふと人生の晩節を想いて立ち尽くす・・・。一方で、本能的・・・、いや、後天的に体得した快感原則で、黄昏色から赤提灯の暖色への緩やかな移ろいに、心和む。
 寂寥感と高揚感とが交錯する刻。
 ―――まあ、ようするに、呑みたくなるわけですな。

 月は、最近よく見上げます。というか、生活の中で意識を向けるようにしています。9月に読んだ「THE BIG ISSUE」(私が唯一“定期購読”している本。いずれ紹介させていただく機会もあると思います)の103号が、とても趣深い、月の特集号だったからです。

 ところで、沖縄といえば、月よりも太陽(てぃだ)のイメージが強いですが、一方で、「月ぬ美しゃ」という唄が愛され、旧暦を拠りどころとする多くの伝統行事が今もなお受け継がれ、海人でなくとも、海に囲まれて島に暮らす皆さんは、潮の干満への感度・関心は高いのではないかと思います。
 そういえば、スクの大群が押し寄せてくるのは月の引力に感応して・・・、あいっ?実は酒呑みが呼び寄せてる?・・・わけないですね。そういえば、毛遊びも月明かりの下の方が盛り上がる・・・、あいっ?実は闇夜の方がいいあんべぇ?
  

 夕陽から月夜へ、「青空」のことを書く時間がなくなってしまいました。が、この月を見上げた後、「私の青空」が待っていたのでした。
 
 ♪夕暮れに あおぎみる     (つづく・・・にしましょうねぇ) 

2008-11-10

四十歳

お気に入り

 朝、「ヒヤミカチ節」とさんぴん茶。


植物には飲ませません

 今夜、飲む。予定。
 古酒になると「北谷長老」ですよね。
 飲んだ後はグァバ茶とクミスクチン茶を飲んで、長生きします。あ、うっちん茶、買っておかなきゃ!


 阪神タイガースを愛して32年。
 ジャズを愛して27年。
 酒と交わって20+α年(共通一次の自己採点、二日酔でした)。

 そして、沖縄を愛して・・・?ブログのタイトルは「十九の春」とさせていただきましたが、
実は「二十一の秋」だったかもしれません。
 正確に申さば、1990年10月、当時在学していた大学の学園祭行事に、結成間もない頃の
「残波大獅子太鼓」のご一行が来てくださいました。熱気に圧倒されました。そして、終演後、みんなで泡盛「残波」を酌み交わした・・・。
 確かな記録と記憶が残る沖縄とのご縁はこれが最初です。しかし、それ以前になにか沖縄に魅かれるものが心の中にあったがゆえに、この日の公演に赴いたのかもしれません。

 そして、今春、沖縄の地に降り立つまで、なんやかんやで20年近い歳月が過ぎてしまったのでした。
 
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