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2009-01-14



真夜中のオイルショック

 寒い。そして、わじわじわじわじ――――。
 風邪ひき。丑三つ時。・・・なのに、窓全開。換気扇まで回す。
 夜のしじまの中、風呂場の残り湯で布団のシーツやら、靴下を洗う。
 手が臭い。足が臭い。床も臭い。部屋も臭い。
 激しく咳き込む。やしが、咳をしてもひとり・・・。

 数日前から、「鼻から?喉から?」と仲間由紀恵さんが訊いてくる状態だった。
 映画『感染列島』の試写会で本当にウイルスを貰ってしまったのか。
 それとも・・・、あっ!檀れいさんへの「熱から?」。
 
 そんな体調なのに、なんでこんなことに・・・・。

冗談はさておき、少し時間を遡りましょうねぇ


 1時前には生姜湯を飲んで、いつもどおりに寝床に入った。しかし、咳が止まらない。呼吸も苦しい。寝付けない。
 そのうち、横で寝息を立てていたとぅじが、半分寝とぼけながらも、苛立った非情な言葉を投げかけてくる。
「もう・・・・、眠むれないんだけど ・・・★□£Δ∬☆¨↓◆・・・うるさい・・・!」。

 思わずカチンときた。こっちも眠れなくて苦しい思いをしているのに。
 衝動的に起き上がった私は、寝間着の上からフリースを着て、セーターを着て、さらにコートを着た。寝室を出て、居間へ“家出”することにした。こういう時の身の処し方は心得ている。
 一杯飲みながら、しばらく本でも読むことにする。一杯が二杯・・・。二杯が・・・。悪くはない。

 が・・・、もしかすると、そのまま居間で寝入ってしまうかもしれないとも思い、さらに掛布団まで持ち出す用意周到さ。
 しかし、これが惨劇の始まりだった。

 掛布団を引きずるように、居間へ向かう。頭はすでに飲むことだけを考えている。「杏露酒は風邪に良さそうだが・・・、泡盛と混ぜる?美味しいかねぇ?それより、フーチバー茶でも煎じて・・・。肴はあったかねぇ・・・。」。気もそぞろ、とはこのこと。
 ・・・・・・寝ぼけた目線は虚空をさまよう。飲む前から五感は呆けている。
 ・・・・・・が、嗅覚が異変に気づく。

あきさみよー!

 床が水浸し !? いや、でーじ臭い !!

  あらん!灯油が床にこぼれ出しているー !!!!

 引きずっていた掛布団が、灯油のポリタンクをひっくり返してしまっていた。給油ポンプを挿し込んだままだったので蓋をしていない。瞬時に1リットル以上の灯油が床一面に広がる。
 
 とりあえず、ポリタンクを起こす。あとは資産価値の高いものから順に退避させる。あ゛――!わんのお宝CDラック!あ゛――!お笑い米軍基地とゴーヤーマンのストラップをつけたマイ・デイバッグ!
あ゛―!とぅじの帽子(床に置くなよ・・・)!あ゛―!正月に貰った箱入り高級みかん。いや、何よりも掛布団がっ!あ゛―――!大きな染みが。そして、しに灯油臭い!この真冬に布団がないと寝れんやっさぁ・・・。

 いやいや、それと同時に、オイルフェンス・・・とにかく灯油が広がるのを食い止めねば!ありったけの
ボロ雑巾を投入して拭き取り。・・・だめー!全然足りんやっさ!
 こういう有事のために後生大事に取っておいた、ボロ雑巾寸前まで着たTシャツやら、股の擦り切れたトランクスなどもひっぱり出す。最後のお勤めがこんな形になって申し訳ない。君たちの勇敢な最後は忘れないぞ!

 
 明日はまったく洗濯日和ではない。しかし、洗濯だ。応急処置でバケツに放り込んでいる、灯油臭い山のような洗い物。
 その前に、油汚れに強いとかいう洗剤を買いに行かないといけないかもしれない。その前に、本気で
風邪を治さないといけないかもしれない(騒動の真っ最中に杏露酒をほぼ一本、お湯割りでヤケ飲みしたが、身体が冷え切っている)。そして、その前に、とぅじに事の顛末を説明し、然るべき処分を受けねばなるまい。

 それにしても、これだけの大騒ぎの音にも目を覚まさない、爆睡中のとぅじ。そもそも寝入りばなに、私の咳ごときに文句を言わなければこんなことには・・・・、というのは責任転嫁が過ぎるだろうか。
 ・・・・・・過ぎると思う。

台北にて購入。唐辛子も入ってました。

 気分直しに。台北で、脂っこいものを食べた後に買った健康茶です。どうやら沖縄のゴーヤーを使っているというふうに読めます。
 灯油は分解してくれないかねぇ・・・。

2009-01-10

ゆく年くる年?

 本日の福岡、お日柄はひーさむの荒れ模様ではございましたが、「オリオンビールいちばん桜」さまにご媒酌の労を賜り、『沖縄手帳』2008年版から2009年版への引き継ぎ式を執り行いました。

一年間おつかれさまでした。

 しかし、なんでかねぇ。こういう写真を撮ろうとすると急に太陽(てぃだ)が顔出すさぁ。それまで曇天模様の北風ぴゅーぴゅーだったのに。日頃の行いがいいのかねぇ。
 しかし、なんでかねぇ。こういう写真を撮ろうとすると急にテーブル周りが片付くさぁ。それまでは生活感丸出しの散らかり放題だったのに。日頃の行いはいい加減なのにねぇ。

 本当に、それまでは分厚い雲に覆われた鉛色の空でした。寒波到来、冬本番という予報どおり。そんな中、雲の切れ間からひと時、うららかな陽光が射し込んできました。
 まるで、去年の3月、2008年版のこの手帳を手に、旅支度をしていた日を思い起こさせてくれるかのように。

ときわ湯(糸満市)のオジィ、ガンジューかな?

 あいえな~、いろいろ書き込んでおりますなぁ。大したこと書いてないので、ちょっとだけアップします。

 平素からインターネット依存。旅の前には、沖縄の歴史からバスの路線・時刻、ウチナー御用達の食堂まで、徹底的に事前のリサーチをしたものの、携帯電話は持っていないし、ノートPCを持ち歩くのもナンギィ(というよりも、ネットが使えるような宿にも泊まらなかったし)。おのずとリサーチした旅の必要事項はフィーフィリバタラチ(※)で転記して携行することになりました。
 ※ これもネット依存で調べた新ネタのウチナーグチ(?)ですが、常用語でしょうか? 

 このページは主に・・・・、宿及び訪問予定地近辺の食堂(定休日、営業時間も忘れずに)。銭湯(知らない土地に行ったらまずは裸の付き合いから。これ私の美学)。お土産を買う店(池澤夏樹さんご推奨の銘菓か、国仲涼子さんお奨めの庶民派まんじゅうか、これ私のこだわり)。カメラ屋さん(・・・実は私、デジカメを触るのはこの沖縄旅行が初めてでした。「SDカードって何?」という超初心者の駆け込み寺。実際に駆け込みました)等々。


糸満からコザ、嘉手納までのエリアをカバー。

 おっ、このページはFM、AMラジオの周波数一覧ですな。暇さえあれば四六時中、音楽を聴いている音依存症の私ですが、この旅には、あえて音楽は携行しませんでした。ヘッドホンを外し、耳に入るものすべてを感じ取りたい。マチグヮーの賑わい、居酒屋からもれ聞こえる三線の音やウチナーグチ、イソヒヨドリのさえずり、波の音、民間機ではない飛行物体の騒音・・・。
 とはいいつつ、寝床で地元ラジオ局の民謡番組を聴いたり、はたまた、58号線を走るバスの車内で基地の中からの電波に耳を傾ける(もちろん何を喋っているか意味は全然分かりませんが・・・)こともあろうかと、また、天気予報くらいは聴くだろうと、ラジオだけは持参しました。

 結局、ヘッドホンを耳にしたのは、バスターミナルでバスを待つしばしの空き時間。そして、豊見城からの電波を捕捉すべく那覇の街をさまよい歩いた、FMとよみ『FECやいびんどー!』の時間だけでした。

1月から、いさおさんが火曜日に。金曜日は??

 ちょっとズームアップしてみました。あ、歴史の一コマ、発見!
 昨年3月はまだ、マージナルマンだったんですね。現在のパーラナイ サーラナイさんですね。

 ああ、福岡まで沖縄の電波が届けばいいのに、と「FEC福岡県人会」を自認する私は思ってしまいます。
 しかし、家に居ながら世界中の情報や映像にまで接することができるネット時代にあって、最も古いメディアのひとつであるラジオは(一部のポッドキャストを除いて)、今でも地域密着、いい意味でローカルメディアなんですね。

 ♪不便だ不便だ不便だ不便だ でも便利より不便の方がだいぶいい(「まちあわせ」/石川浩司)

 とはいえ、普天間かおりさんの「ぬちぐすいラジオ」が福岡や岐阜で聴けて、沖縄では聴けないというのは、なんだか、沖縄の皆さんに申し訳ないような気もしますが・・・。

 さて、引き継ぎも無事済んだところで!2009年版を手に今年もまた沖縄へ!
 あ、でも、せっかく調べた情報が使えるので2008年版も一緒に持って行きましょうねぇ!
 あ、やしが、食堂の営業時間とか、結構変わってるから、もう一回調べないと・・・・。


追伸 2008年版手帳に貼られたステッカーが気になられた方へ、そして、普天間かおりさんの歌を聴かれてみたい方へ。ぜひ、以下のリンクをご覧ください。
 ↓
「1ダウンロードごとに1本のワクチン~守りたいもの~」


2009-01-08

国仲さんが・・・・。

 昨夜(7日)は映画の試写会に行ってきました。

 ここ数年、お金払って映画を見ていません。・・・・どうしても見たい映画に限って、東京の小劇場などの限られた場所でしか上映されなかったり、各地を巡る自主上映が既に終わった後だったり・・・・。まあ、もうひとつ、流行に疎い私は、全国一斉ロードショー的な映画にはあまり縁がないのであります。
 かくして、広島、愛媛から福岡をすっ飛ばして、那覇・桜坂劇場へと渡った『タカダワタル的ゼロ』などは、後日DVDの発売を待って、自宅で一杯やりながら、21インチのブラウン管テレビで鑑賞することになるのです。

 といいつつ・・・昨夜見てきたのは17日(土)から全国ロードショーの『感染列島』。

 はい、古波蔵恵里夫、国仲涼子さんを目当てに馳せ参じましたぁ!今回もちゅらかーぎー看護師役か・・・。やしが、今回はえりぃのようにはいかないさぁ。あきさみよー!
 
 内容については、ネタバレになるのと、私に映画を論じるだけの素養がないゆえ書きませんが、ひとこと。でーじ、よかったです。約2時間20分、息つく暇もありませんでした。単なる近未来パニック映画ではないですぞ。
 当然のことながら、切迫する医療現場のカットが中心になるのですが、途中、雰囲気ががらりと変わって、主人公がアジアの某島を訪れるシーンがあります。インターリュード的な効果があるとともに、私にとって最も印象に残った哲学的対話も交わされます。その対話は、フライヤーに踊る煽情的な活字の中でさほど目立たない、「神に裁かれるのは人間か?ウィルスか?」という問いかけにもつながっていくと思います。
 パニックと化した医療現場や社会の人間模様、その中で繰り広げられるヒューマンドラマに焦点が当たる映画ではありますが、上記の問いかけは、昔、『エビと日本人』という本を読んだ方々の琴線にも触れるのではないかと思います。

 はい。書きすぎました。この辺にしておきましょうねぇ。

 でも、もうひとつ。ヒロインの檀れいさん、でーじ素敵。でーじ惚れた。わんの「浮気候補ランキング」
(不遜にもそんなのぼせたことを公言して憚らない不惑ふらー)の圏外から一気にベスト5入りやさ!
 第3のビール「金麦」のCM(沖縄ではOAされているのでしょうか?)を見て、そのオーラ・・・すんません、うそ書きました。フェロモンでした・・・に一目惚れ。気が強そうで繊細そうで、聡明そうで天然そうで。弱いんです、こういう女性に。マブイ、奪われました。いやいや、もう、惚れるのに理屈はないのです。
 それ以来、沖縄料理店と「わしたショップ」以外では「金麦」ばかり飲んでおります。

 まったく、何を書いているのか・・・。真面目な映画ファンの方、すみません。

 ちなみに、「浮気候補ランキング」のトップに、2001年春から君臨し続けている国仲さん、この映画の中で・・・・。私が知る限り、初めて・・・・・・・・・。涙。

2009-01-05

時間が止まったような新春風景 

 妻のじーちゃん、ばーちゃんの家での、親戚揃っての新年会に参加するようになって10年目。



 旧い農家造りの土間の玄関には老若男女の靴、靴、靴・・・。
 
   歳歳年年人同じからず

 子どもの靴は増えていきます。

 じーちゃん、ばーちゃんの靴は・・・。今はもう・・・。

 でも、すぐ近くで、昔と変わらぬ正月風景を眺めていることでしょう。
 「おまえたちばかり、美味そうに飲みおって」
 「まだまだ、おせちの味は私にはかなわないわね」


   年年歳歳飲みっぷり食いっぷり相似たり

 男たちの酔い覚まし・・・失礼、その前にお墓参り。そして、子どもたちの散歩を兼ねて、じーちゃんの残した畑までお散歩。子どもにとっては巨大な砂場?芋掘りよりも泥んこ遊び。よか天気!



 毎年のように、この畑の今後の「利用増進法」が話題になり、「だれでも好きなもの植えていいよ」という話にもなるのですが・・・。
 ウコン、クミスクチン、サンニン、島らっきょう、ナーベーラー・・・。年間を通して温暖な気候ながら、冬には盆地特有の底冷えと降霜もあるこの土地で、それら沖縄特産の植物たちが育つのか。私の「農業振興計画」は今年も心の中での思案(私案?)だけに終わりそうです。




 昔と変わらぬカルタ取り。しかし、今様の読み手はCDプレーヤー。
 おーい、札を差し込んでも読み上げてはくれないよ。


 さて・・・、一枚目の写真ですが、いささか感傷的な気分で撮ったのは事実ですが、ただ、隙あらばツッコミを入れたくなる別名・薄墨純一郎、それだけでは終わりません。「おいおい、そりゃあないだろう」という箇所をズームアップしてみましょうね。
 Read More へどうぞ。

続きがあります

2009-01-02

酒飲めば 柿臭い息 初詣

本年もよろしくお願い申し上げます。


配合飼料よりも干草の方が体に上等どぅ!

2008.3 糸満市伊敷にて。


 九州は久しぶりに寒波到来の正月になりました。
 私の実家から妻の実家への直線ルートには、凍結注意の阿蘇山越えがあるため、こういう天候の年はやむを得ず、一旦福岡の自宅へ戻り、一服してから再出発という、冬の大三角形型(?)の道程になります。

 妻は自分の実家へ「ちょっと疲れたから、ひと休みしてそっちへ向かう」と連絡を入れ、なぜか福岡・天神の初売りへと出かけて行きました。留守番の私は、暮れに空っぽにした冷蔵庫を漁っても何も出てこないことが分かると、こういう時こそ!の得意のソーミンチャンプルーで腹ごしらえ。沖縄のマースだったら具がなくても上等、まーさん!・・・やしが、ニラ2、3本くらいは入れないと寂しすぎるさぁ・・・。



 元日は私の実家近くの神社へ初詣へ出かけました。冬の午後、陽が傾くのは早く、善男善女の影は長く。
 例年、朝から飲んで、食べて、飲んで、食べて、丑年に限らず毎年のようにように牛になる元旦。「寒くなる前に行こうよ」とだれかが言うのを合図に、次々と重い腰を上げる様まで牛の如し。
 歩いて約30分の道のりは、食べ過ぎたおせち腹にはちょうどいい運動です。この毎年の恒例行事、「高齢者」の仲間入りをした母親が、6年生の孫に負けず劣らずの健脚で歩いているのを微笑ましく眺めていた私は・・・、熟柿臭い息が上がりつつも先頭集団に離されまいとピッチを上げます。

 小学校のスケッチ会以来、馴れ親しんできた神社。その時描いたはずの御神木が数年前の台風で折れてしまった以外は、昔と変わりません。地元の人々だけがのんびりと集う、ほどよい賑わいの、いつもと同じお正月の風景。バイト巫女さんの所作指導がいささか行き届いていないこと、破魔矢やお守りを売る氏子代表のおじさんが真っ赤な(?)NYヤンキースの帽子を被り、同じくらい真っ赤な顔をしてご機嫌なことなどはご愛嬌。
 
 さて、いよいよ神前に罷り出て、例年と同じく、学習することなく、例年と同じ宗教的葛藤に直面することになります。
 「はて、何をお願いしたものか・・・・」

 ふと、左右に控える狛犬どのと目が合いました。
 私は、その居住まいにシーサーの面影を見てしまいました。あ・・・・。

 「今年もどうか、沖縄に行けますように」


右下の光・・・まあ、きれいだからいいでしょう。
 いつもはこんなに静かな場所です。近所の小学生が、給食で残したらしきパンを狛犬にお供え(?)していたりします。それが正しい行為か否かについては、私は思考停止です。
 陽光の中、右下の宙空に遊ぶ光が気になりますが、まあ、気にせずに。


 追伸 ふだん、私が神仏に祈っていることですが・・・。まあ、このような個人の内面に属する事柄はあまり世間様に披瀝するものでもありませんが、前に某サイトに書いた拙文がありましたので、若干手を加えて転載しました。Read Moreに・・・・。あ、決して、宗教関係の勧誘とかではあらんですよ。

続きがあります
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