2017-04-02



戦世を訪ねて 2008~2016

  
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 一足先に訪れていた訪問者とガイドさん。
 その声を背中で聞きながら、しばし、一人になる時間を待つ。

 ガマを背にし、目の前に生い茂る草木を見る。
 草木の間を縫って流れる水は、チビチリ(尻切れ)の名のとおり、ガマの中へと落ち込むように消えてゆく。
 
 
 ガマに潜み、あの日、生死を分けた人々も、外の光の中に、この情景を見ていたのだろうか。
 ある人は、生きてふたたび。
 ある人は、最期を前に。



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-2015/6/29 チビチリガマ(読谷村 波平)-