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呆けたように立ち尽くしている
島の人なのか そうでないのか
よく分からぬ歩人(あっちゃー)の横を
民泊の子たちの自転車が 通り過ぎていきました
風があともう少し 通り過ぎるまで
立ち尽くすのも悪くはないと
島の時間の 果てのはずれで
花の色に呆けておりました
左端:辺戸岬、安須森の嶽
手前:古宇利大橋、ワルミ海峡
右端:沖縄愛楽園、屋我地島・大堂原
そしてまた、逢いに行く。
かつて、この展望台が造られている様子を、対岸から眺めていた・・・
そんなお話も伺った、昼下がり。
-Special Thanks-
ミチさん
きっちゃきさん
あっちゃんさん
左奥に望む、辺戸岬、安須森の嶽。
眼下に辿る、古宇利大橋、ワルミ海峡。
右手に想う、沖縄愛楽園、屋我地島・大堂原。
対岸の、暮らしの灯りを眺めながら生きてこられた八十年。
薄明に包まれはじめた園内の灯りに、安らかな寝息を願う。
-Special Thanks-
ミチさん
きっちゃきさん
言葉にできないコトバを 深く掘りたく
言葉少なに ここ数年
浅く軽く たゆたう言葉を紡ぐことは
コトバから遠ざかりそうで
コトバの井戸に 言葉が満ちてくるまで
湧き出づるまで 掴めるまで
本当の言葉を結晶させた先人 叡智の
コトバを読みつづけている
そして
言葉を紡ぐべき場所に立ったときは
ただひたすらに 見る ときに目を閉じて
そして
コトバの水脈へと滲み出し 湧き出でようとする
言葉を掘りはじめる
去りし人へ まだ見ぬ人へ 連なる言葉を
「コトバ」と「言葉」については、
若松英輔『生きる哲学』(2014・文春新書)に示唆を得る。
往時を知る方々の、今この階段を登る難儀を思う。
暮らしや海を見渡すこの地を選んだ方々の、想いをなぞる。
心尽くしの座に腰かけた方々の、その目線の先を見つめる。
草叢に、木陰に風に、生命がめぐる。
2020-10-11
花 ~ うまんちゅぬ肝心に花を 酔生夢歩
呆けたように立ち尽くしている
島の人なのか そうでないのか
よく分からぬ歩人(あっちゃー)の横を
民泊の子たちの自転車が 通り過ぎていきました
風があともう少し 通り過ぎるまで
立ち尽くすのも悪くはないと
島の時間の 果てのはずれで
花の色に呆けておりました
-2018/11/16 伊江島-
2020-04-09
LET THERE BE LIGHT
左端:辺戸岬、安須森の嶽
手前:古宇利大橋、ワルミ海峡
右端:沖縄愛楽園、屋我地島・大堂原
そしてまた、逢いに行く。
かつて、この展望台が造られている様子を、対岸から眺めていた・・・
そんなお話も伺った、昼下がり。
-2019/7/2 今帰仁村 運天-
-Special Thanks-
ミチさん
きっちゃきさん
あっちゃんさん
2019-07-15
夜明け前
左奥に望む、辺戸岬、安須森の嶽。
眼下に辿る、古宇利大橋、ワルミ海峡。
右手に想う、沖縄愛楽園、屋我地島・大堂原。
対岸の、暮らしの灯りを眺めながら生きてこられた八十年。
薄明に包まれはじめた園内の灯りに、安らかな寝息を願う。
-2019/7/2 今帰仁村 運天-
-Special Thanks-
ミチさん
きっちゃきさん
2019-06-23
戦世を訪ねて 2018
言葉にできないコトバを 深く掘りたく
言葉少なに ここ数年
浅く軽く たゆたう言葉を紡ぐことは
コトバから遠ざかりそうで
コトバの井戸に 言葉が満ちてくるまで
湧き出づるまで 掴めるまで
本当の言葉を結晶させた先人 叡智の
コトバを読みつづけている
そして
言葉を紡ぐべき場所に立ったときは
ただひたすらに 見る ときに目を閉じて
そして
コトバの水脈へと滲み出し 湧き出でようとする
言葉を掘りはじめる
去りし人へ まだ見ぬ人へ 連なる言葉を
-2018/6/27 魂魄之塔(糸満市)-
「コトバ」と「言葉」については、
若松英輔『生きる哲学』(2014・文春新書)に示唆を得る。
2019-06-16
戦世を訪ねて 2017
往時を知る方々の、今この階段を登る難儀を思う。
暮らしや海を見渡すこの地を選んだ方々の、想いをなぞる。
心尽くしの座に腰かけた方々の、その目線の先を見つめる。
草叢に、木陰に風に、生命がめぐる。
-2017/6/18 国頭村戦没者慰霊之塔(国頭村 辺士名)-