2014-04-14

真砂之塔

  
null

null

null

null

   沖縄戦時に住民の避難壕としても使われた、海岸の海食洞窟群を訪れた日。
   戦世よりさらに旧い歴史の痕跡に触れ、乱舞する蝶に時を忘れる。
   光彩の中、ずいぶんと長い時間を過ごす。

   正午を過ぎ、夏の日差しが空から降り注ぎ、海からも照り返す。
   県道6号へと戻り、かつて、恩納村まで自転車で駆けた懐かしい道を歩く。

   瀬名波と長浜の集落の境に、「真砂之塔」がある。
   1959年6月建立。
   104柱合祀。

   あの日は往きも帰りも通り過ぎていた。
   今日はここまで歩く。

   慰霊の日に手向けられたのであろうか。
   茎葉の枯れた献花の花弁だけが、夏の光の中で色を存える。

    「こんな海と暮らしておられたのですか」
   
   木陰に佇んで色彩を取り戻し、名を刻まれた方々と向き合う。


-2013/6/28 読谷村 長浜-


 
category2013 沖縄旅日記② 夏  time01:03  authorKohagura Erio 

Comments

コメントはまだありません。

Add Comments

:

:wink::lol::cry::evil::twisted::roll::idea::arrow::mrgreen::):-(:!::?::oops::-o:-D8-|8-):??:x::-P:|:ase::[]=:[:chin::hahaha::!!::heart::**::!!!::*o*::star1.0::star0.5::star0.0::ahhh:
:
:

Trackbacks

DISALLOWED (TrackBack) DISALLOWED (TrackBack)