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2017-02-12



それでも、海と

   
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   大切な想いを共有できる大切な方と 大切な場所に立つ
   だからこそ 少し離れて ひとり ひとり
   それぞれに向き合う 大切な時間



   初めて訪れたときも ひとりでした
 
   言葉を交わすことのできない人々と交わした言葉や
   そのとき感じたことを
   だれかに伝えることができるようになったのは
   ずいぶん時間が経ってからでした  

   だから今日も ひとり ひとり


-2016/6/28 荒崎海岸(糸満市 束里)-



2016-12-11

それでも、海と

  
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   大切な時間を過ごす前に 心静かに
   静かな海の向こう 屋我地島の岸辺を望みがら
   過ぎた日々の記録と記憶と そして 今とをつなげる

   島々を結ぶ 橋が架かった
   愛楽園には「交流会館」という 出会いの場ができた

   もとより 出会うべきだった隣人  
   隣人の暮らす岸辺 暮らした歳月



-2016/6/26 古宇利島(今帰仁村)-


 

2016-10-06

ご無事でしたか

   
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   目の前の児童公園に 心地よい木陰をつくってくれる
   ガジュマルはその昔 いや ちょっと前まで
   二本あったんだ

   キミは まあ 知らニャイな
   キミが まだ 生まれる前だな
   ガジュマルが一本 根こそぎ倒されてしまった
   あの マギー台風は

   公園のベンチで とぅるばっていたりしないか
   住処をなくした 流浪のキジムナーが


-2016/6/28 那覇市 西-



2016-09-09

琉球の道

  
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   太陽を背に向かう先は 海
   はるか遠くに ハナリの島々
   振り返れば 久志岳
   すぐそこに 辺野古崎


   すべてを熱く照らし 生命育み
   あるがままを射抜き やがて眠りの刻へと傾きゆく 
   太陽(てぃだ)の道


   空と海と 暮らしの上に
   昼と夜と 人の心も 断ち切って
   太陽の道と交叉する 航跡の幻影


   その先に 高江
   その先に 伊江島
   その先に 引き返せない道



-2016/6/27 名護市 豊原-


  

2016-08-27

おはようの、いのちの記憶

   
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   「朝ごはん、もう、食べた?」
   「んメェェェェェェェェ~」


 
   まだのようだね。
   こっちも、まだだよ。

   島の商店も、ストアーも、共同売店も、まだ、開いてなかった。
   車を走らせて橋を渡ればコンビニもあるけど、
   せっかくだから、のんびり、ゆっくり、島の朝ごはんを。



   えっ?
   ゆうべの晩ごはんは、どうしたかって?

   ヒンプンガジュマルの近くで・・・・。
   「今日は、お刺身もあるよ」って言われたけど、
   夜も遅かったし、車だから飲めなかったし、
   やくとぅ、お汁とご飯だけ・・・・。

   えっ?
   何のお汁かって?

   命どぅ宝、メメント・モリ、ぬちぐすい・・・・。
   いのちの記憶。
   いのちへの感謝。
   くゎっちー・・・ さびたん・・・。

 

-2016/6/26 屋我地島(名護市)-

    
  
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