«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 || Next»

2015-07-29



沖縄が、好きだー! たーち

  
null

   今帰仁グスクでやった 「あれ」をやろうと思った

   城壁を背に 草の上に寝ころんで 空を見上げる
   背中に大地を感じて フラーになった あのよろこび


   朝7時 座喜味グスクには ほかにだれもいない
   空は青く 青さを増し 朝陽は地上の万物を祝福している





null

   でも 今朝は 思いとどまる
   背中はつけない 大地に寝ころぶことはしない

   片膝を立てたまま 精一杯の海老反りになって
   空を見上げる
   無理な格好に 汗が首筋を流れくだる
 

   どうしてかって?





null

   草の上に 朝露の花 咲いていた
   朝陽を浴びて一面に キラキラ輝いていた

   背中で愉しむものでなく 目で楽しむものだと思った

   朝露は お尻と背中についたとたん 輝きを失うと思った
   ようするに ズボンとシャツを濡らすのが にりーだった


   もっとも
   宿から歩きはじめて二時間 日の出から一時間半
   シャツの背中はもう 噴き出す汗でじゅうぶんに
   ちゅーじゅく濡れていた 夏の朝
 


-2015/6/29 座喜味城跡(読谷村 座喜味)-


  ■ 2015-05-03 沖縄が、好きだー!

  

2015-07-28

花 ~ うまんちゅぬ肝心に花を これからもつづく、いくつもの朝へ

   
null

   こうやって 沖縄を歩くようになった
   大きなきっかけを 作ってくれた

   そして

   ときにチルダイ ときにワジワジーする心を
   深いところからの笑い 強くてしなやかな笑い 底抜けの笑いで
   解きほぐし 力づけてくれた

   まーちゃんの復活を 待っています

   

   今年の名護公演の翌朝
   瀬嵩の浜はこんなふうに 辺野古の海のいろんなことを
   包み込んでいました



-2015/6/28 名護市 瀬嵩-

  
  

2015-07-25

あれから一ヶ月

   
null

   幸せなひととき。
   幸せなひとときへと向かう、時間と、予感。
   それが幸せ。


   これから、大好きなあの浜で夕陽を見て、夕陽に染まる。
   残照から薄暮、夕闇に包まれるまで。
   晩ごはんの時間まで。


   西へと向かうフロントガラスに、眩しすぎる光。
   いつも夢にまで見る、あの夢のような夕陽が待っている。
   静謐なる、肝どんどん。

 
   ちょっとだけ、急いで、でもちょっとだけ、車をとめて。
   本当は、急ぐ予定じゃなかったんだけど。
   今ごろ、浜に腰をおろしてのんびり、とぅるばっているはずだったんだけど。
   いろいろあって。


   幸せなひとときの前に、幸せな出会い、語らいの時間があって。
   そんな余韻も胸に。
   これまでの旅路の果てに、こんな日が、こんな時間があったのだと、
   その幸せもかみしめて。
   
  
   そして、この地で、こんな時間を過ごせる幸せも、深くかみしめて。


   日没時刻まであと、30分。
   よろこびと、暮れゆく光に包まれて。
   旅の初日。



   
   あの日の犬ぐゎーへ。
   2015-06-19 いつもの場所で


   おかあさんに、会えたよ。
   お元気そうだった。

   去年の夏は「慰霊の日」の午後、あまりに多くの人の中で、
   お元気そうなお顔は拝見できたけど、ゆっくり話はできなかった。
   この日は、ずいぶんと長く、ゆんたくをさせていただいた。

   魂魄之搭に着いたのが、5時半頃。
   そして、夕陽へと向かう途中のこの写真が、7時過ぎ。
   1時間半も、いたわけだ。   
   
   どんな話をしたのかは、また、今度ね。


-2015/6/25 糸満市-



2015-07-21

花 ~ うまんちゅぬ肝心に花を ひざまづきて俯瞰する

   
null

   旅の初めは いつも
   とりわけ 濃密な夏の空気にいきなり包まれる沖縄では
   いまだ 目線も心も定まらず
   歩みもどこか ふわふわと


   
   4年前の春は ガマからガマへの移動の途中 この地に立ち寄る
   糖蜜タンクと 門柱だけを ガイドさんに案内していただく
   車を降りて 数枚の写真を撮り 記憶に留める
   タンクにも門柱にも そのいずれにも弾痕の残る 高嶺製糖工場跡



   今回は 自分の足で歩いてみる
   今回は この地の歴史も頭に入れて
   与座岳や 与座ガーや 上座ヌ殿を 訪れた記憶も携え
   糖蜜タンクと門柱の位置を書き入れた 地図も片手に
    




null

   それでも 真夏の午後の静寂の中で
   今ここにある 暮らしの中におじゃまして
   痕跡から痕跡へと 歩きながらも 

   家並みのどこに 目を向ければよいのか
   スージに何を 感じればよいのか

   目線も心も定まらず
   歩みもどこか ふわふわと
   芭蕉の葉が揺れる ファインダーは捉えるものを求めさまよう



   一株の花に 目を奪われる

   ニチニチソウが 夏を謳歌している
   太陽を求めて 天に向かう
   その根は 水タンクまわりの水脈を知るか

   焼けた地面にひざまづき その花の目線に下りてみる
   花の目線から この土地を見る
   花の高さで この土地を感じてみる
   




null

   旅の中では こんなことがよくある

   たとえば
   舞う蝶が花のありかを教えてくれて 花の向こうに海の青さを見る
   この目で見ていたはずの景色を 違ったかたちで見せてくれる

   なにかにいざなわれてファインダーが切り取る 風景の中で
   目線が定まり 心の焦点が合い
   歩みはたしかなものとなり あるいは そこへ立ち尽くす



   立ち上がって 与座岳を仰ぎ見る
   今 自分のいる場所を 俯瞰する
   この土地を歩いている意味に 立ち返る

   暮らしも山並みも 夏の青空も美しく
   その美しさの中で 静寂の中で たしかな生気の中で
   痕跡への意識を鮮鋭にする



-2015/6/25 糸満市 与座-

 
 

2015-07-19

行く先は

   
null

   行く先は これからどうするかは
   風に聞いてくれ 雲に聞いてくれ バスに聞いてくれ

   風も 雲も てぃだも アスファルトも 待ちかんてぃーのバス停も
   暑くて 暑くて それでいて いとおしい

   腹には 農連あひる汁
   背には 農連ゴーヤー ナーべーラー
   手には ふやけたバスモノパス

   平和通りで いつものジュースか
   宿に戻って まるばいシャワーか
   開店時間に行けば首里赤平 新垣さんのちんすこうは 買えるかな

   午前9時
   今日が始まってから もう4時間
   離陸までの あと10時間
   
   いま ここにいる 汗と 幸せ
   どこに行こうが 迷う 幸せ


   
-2015/7/2 開南交差点(那覇市 樋川)-

 
 
«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 || Next»