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2017-06-23



依代花

   
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   花は祈りの場で触れる ただひとつの外界 
   手に触れる花の柔らかさが 花に触れる手を優しくする
   花を手向けたその手と手を そして 心を合わせる
  


-2016/6/28 魂魄之塔(糸満市)-

  
  

2017-06-22

夏へのプロローグ

  
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  やがて 梅雨も 明けるはずよ
 
  雲間に すーみー 夏の空
  見まわせば まだ 雨の気配

  とぎれとぎれの 雲の切れ間が やんばるの
  森に 海に 人の暮らしに
  光の帯を降らす



  旅を終えて 洗濯ものが乾いた日に
  沖縄の梅雨が 明けました
 
 
-2017/6/18 石山展望台(大宜味村)-



2017-06-16

旅はつづき、出会いはつながる

  
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次は大堂原で 夜明けを迎えたいと思った




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次はここに住まう方と 語らいたいと思った




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 これまでに沖縄を歩いてきた旅路 ー紡ぎつづけた横糸ー のすべてと
 この一年間に学んだこと ー掴み始めた縦糸ー を携えて
 また この島へ



-2016/6/25 ~ 2016/6/28 屋我地島 済井出・沖縄愛楽園(名護市)-



2017-06-12

雨降れば、しっとりと

   
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  「ここに行ったら いいはずよ」

  お昼ごはんはノープラン 雨降る島の昼さがり
  那覇から届くその声に ゆっくり ほっこり ありがたく 
  
  
   
 
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  緑を揺らす雨音に 時さえ忘れる なかゆくい
  島のめぐみに ちむぐくる 味わい深く ありがたく
 
  くゎっちーさびたん
 
 
-2016/6/26 古民家Cafe 喜色(名護市 饒平名)-

  
  

2017-06-11

それでも、海と

   
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屋我地大橋横の砂洲から羽地内海、ジャルマ島を望む


 「ここに新しい道が有る。其開拓は困難であるが、感傷主義に萎へた心が、その企画によつて再び限りない勇氣を得るであらう。そのやうな熱烈な魂が、また此癩根絶策の正道の上にも必要であるのである」

  『葱南雑稿』(1946)太田正雄、東京出版
  (山川基・小笠原真・牟田泰斗(2009)「日本のハンセン病強制隔離政策と光田健輔」就実論叢39 巻から引用)

 


 「新しい道」「其開拓」「その企画」はいずれも、ハンセン病の科学的治療を指す。この言葉は、戦前の「不治」「不可治」を前提とした、ハンセン病文学における「絶望」「怨恨」「感傷主義」に向けられたものと理解する。

 強く心に響いている。
 ハンセン病のことだけでなく。日々、意識に上る多くのことにも置き換えて。
 ひとつ学びの中から、敷衍できる大きな言葉に出会えた。

 過去の戦争の犠牲に対して。
 現在も続く相克に対して。
 天災、人災。
 蔓延る欺瞞、無知、空疎。
 心萎えさせる、あらゆる現実に対して。
 日々紡いでゆく、暮らしの中で。

 熱烈な魂を。
 感傷主義に萎えることなく。
 
 それはまた、「祈り」を超えた、犠牲者への祈り。
 過ぎし日からの学びを、未来へ向けること。


-2016/6/25 屋我地島(名護市)-


  
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