
2013-11-21
宮古空港で13・7度、サトウキビが出穂 (沖縄)
宮古空港で13・7度、サトウキビが出穂

晴れた青空に銀色の穂を出したサトウキビ
=市内下地のほ場
気象台によると宮古島地方は20日明け方から早朝にかけて、 放射冷却などの影響で気温が低下し、 この冬一番の冷え込みとなった。 宮古空港では最低気温13・7度 (午前5時23分) と真冬の寒さを観測。 平良でも16・4度、 下地島空港で15・1度、 多良間空港で15・6度といずれも1月並の最低気温となった。
この冷え込みもあってか市内各地のサトウキビ畑では出穂 (しゅっすい) が始まっている。 晴れた青空に銀色の穂が揺れている風景が少しずつ見られる。 サトウキビは出穂とともに登熟も頂点に達していく。 すでにボイラーの試運転を開始している製糖工場もあり、 来月にも製糖期に入る地域も出てくる。
地面の熱が大気中に奪われて気温が低下する放射冷却は、 晴れて風の無い夜に起こりやすいという。 向こう1週間の最低気温は前半が20~21度だが、 後半は17~18度と肌寒くなる日もあるようだ。 天気は後半に雨の降る日もあるもよう。
沖縄タイムス

晴れた青空に銀色の穂を出したサトウキビ
=市内下地のほ場
気象台によると宮古島地方は20日明け方から早朝にかけて、 放射冷却などの影響で気温が低下し、 この冬一番の冷え込みとなった。 宮古空港では最低気温13・7度 (午前5時23分) と真冬の寒さを観測。 平良でも16・4度、 下地島空港で15・1度、 多良間空港で15・6度といずれも1月並の最低気温となった。
この冷え込みもあってか市内各地のサトウキビ畑では出穂 (しゅっすい) が始まっている。 晴れた青空に銀色の穂が揺れている風景が少しずつ見られる。 サトウキビは出穂とともに登熟も頂点に達していく。 すでにボイラーの試運転を開始している製糖工場もあり、 来月にも製糖期に入る地域も出てくる。
地面の熱が大気中に奪われて気温が低下する放射冷却は、 晴れて風の無い夜に起こりやすいという。 向こう1週間の最低気温は前半が20~21度だが、 後半は17~18度と肌寒くなる日もあるようだ。 天気は後半に雨の降る日もあるもよう。
沖縄タイムス
2013-11-07
体は鮮やかな緑色 アオミオカタニシ(八重山・沖縄)
準絶滅危惧種アオミオカタニシ 体は鮮やかな緑色

鮮やかな緑色をしたアオミオカタニシ=5日午前7時、
渡慶次寛さん宅 石垣市の渡慶次さん見つける
透き通るような鮮やかな緑色をしたカタツムリ「アオミオカタニシ」(ヤマタニシ科)が3日午後、石垣市開南の農道東側にある山田橋の下で発見された。平得に住む渡慶次寛さん(65)=農業=が畑で草刈り中に木の葉の裏にいたところを見つけ、採取した。
アオミオカタニシは南西諸島や台湾、パプアニューギニアの各地に分布。環境省石垣自然保護官事務所によると、県内各地で生息するが、奄美群島では絶滅したとみられ、2007年の環境省レッドデータブックに準絶滅危惧種に指定されている。
殻の大きさは15㍉ほど。体が緑色をしており、殻が白色の半透明なため体色が透けて見える。また、フタを持つのが他のカタツムリとの大きな違い。主に石灰岩の多い地域や森林内に生息するが、公園や人が生活する場所近くでも確認することができる。月桃の葉やクワイズモなどに潜みし、樹皮につくコケを餌にしている。
見つけた渡慶次さんは「緑色で珍しいカタツムリだと思った。新しい発見ができてうれしい。急いで元の場所に戻したい」と話した。
八重山毎日新聞

鮮やかな緑色をしたアオミオカタニシ=5日午前7時、
渡慶次寛さん宅 石垣市の渡慶次さん見つける
透き通るような鮮やかな緑色をしたカタツムリ「アオミオカタニシ」(ヤマタニシ科)が3日午後、石垣市開南の農道東側にある山田橋の下で発見された。平得に住む渡慶次寛さん(65)=農業=が畑で草刈り中に木の葉の裏にいたところを見つけ、採取した。
アオミオカタニシは南西諸島や台湾、パプアニューギニアの各地に分布。環境省石垣自然保護官事務所によると、県内各地で生息するが、奄美群島では絶滅したとみられ、2007年の環境省レッドデータブックに準絶滅危惧種に指定されている。
殻の大きさは15㍉ほど。体が緑色をしており、殻が白色の半透明なため体色が透けて見える。また、フタを持つのが他のカタツムリとの大きな違い。主に石灰岩の多い地域や森林内に生息するが、公園や人が生活する場所近くでも確認することができる。月桃の葉やクワイズモなどに潜みし、樹皮につくコケを餌にしている。
見つけた渡慶次さんは「緑色で珍しいカタツムリだと思った。新しい発見ができてうれしい。急いで元の場所に戻したい」と話した。
八重山毎日新聞
2013-11-01
ミヤコヒキガエル繁殖期 (宮古島・沖縄)
きょうから11月、ミヤコヒキガエル繁殖期

メスに 「抱接」 するミヤコヒキガエルのオス (上)。
細長いひも状の卵も生まれている=市内平良の溜め池
○…きょうから11月。 31日は日中の気温が25度を下回って肌寒さを感じる一日となった。 台風29号の影響できょう1日も曇りや雨の天気となるが、 最高気温は28度まで上がるもよう。 週末は気圧の谷や湿った気流の影響で天気の悪い日が続きそうだ。
○…秋も深まりミヤコヒキガエルは繁殖シーズンを迎えている。 陸棲だがこの時期には貯水池など水辺に集まってくる。
オスはメスの背後から脇を抱える 「抱接」 で産卵を促す。 メスが細長いゼリー状のひもに包まれた1万2000~4000個の卵を産むと、 オスは放精して受精させる。 繁殖期は9月頃から3月まで続く。
宮古諸島固有種、 宮古島市の保全主で環境省レッドデータブックでも準絶滅危惧種に指定されている。
○…台風29号は31日、 フィリピンの東を西に進みバシー海峡に向かい南シナ海に達すると見られている。 向こう1週間の宮古島地方は前半やや天気が悪いものの、 後半は高気圧に覆われて概ね晴れるもよう。 気温は前半平年並か高く、 後半は平年並となる見込み。
宮古新報

メスに 「抱接」 するミヤコヒキガエルのオス (上)。
細長いひも状の卵も生まれている=市内平良の溜め池
○…きょうから11月。 31日は日中の気温が25度を下回って肌寒さを感じる一日となった。 台風29号の影響できょう1日も曇りや雨の天気となるが、 最高気温は28度まで上がるもよう。 週末は気圧の谷や湿った気流の影響で天気の悪い日が続きそうだ。
○…秋も深まりミヤコヒキガエルは繁殖シーズンを迎えている。 陸棲だがこの時期には貯水池など水辺に集まってくる。
オスはメスの背後から脇を抱える 「抱接」 で産卵を促す。 メスが細長いゼリー状のひもに包まれた1万2000~4000個の卵を産むと、 オスは放精して受精させる。 繁殖期は9月頃から3月まで続く。
宮古諸島固有種、 宮古島市の保全主で環境省レッドデータブックでも準絶滅危惧種に指定されている。
○…台風29号は31日、 フィリピンの東を西に進みバシー海峡に向かい南シナ海に達すると見られている。 向こう1週間の宮古島地方は前半やや天気が悪いものの、 後半は高気圧に覆われて概ね晴れるもよう。 気温は前半平年並か高く、 後半は平年並となる見込み。
宮古新報
2013-10-22
黒オオゴマダラが交尾 (OKINAWA)
黒オオゴマダラが交尾
那覇市内で確認、産卵期待

交尾する黒化型オオゴマダラの雌(左)
=18日、那覇市の大城安弘さん宅のチョウ園
(大城安弘さん提供)
羽の表面が9割以上黒い、非常に珍しい黒化型オオゴマダラの交尾が18日、那覇市内で確認された。
交尾を成功させた農学博士で首里城下にチョウを翔ばそう会の大城安弘会長は「黒化型オオゴマダラの交尾を確認したのは世界初とみられる」と話した。
20日現在、産卵までには至っていないが、今後、注目される。黒化型オオゴマダラ(雌)は9月24日に羽化し、大城さんが
生態確認のため飼育を続けていた。
オオゴマダラの雌の交尾は羽化後6~8日ごろ。黒化型のような異常個体には他のチョウが寄りつかないことが多く、大城さんも諦めかけた24日目に交尾した。交尾は18日の午前10時ごろから約8時間半続いた。大城さんは「今後、産卵に挑みたい」と意気込んだ。
琉球新報
那覇市内で確認、産卵期待

交尾する黒化型オオゴマダラの雌(左)
=18日、那覇市の大城安弘さん宅のチョウ園
(大城安弘さん提供)
羽の表面が9割以上黒い、非常に珍しい黒化型オオゴマダラの交尾が18日、那覇市内で確認された。
交尾を成功させた農学博士で首里城下にチョウを翔ばそう会の大城安弘会長は「黒化型オオゴマダラの交尾を確認したのは世界初とみられる」と話した。
20日現在、産卵までには至っていないが、今後、注目される。黒化型オオゴマダラ(雌)は9月24日に羽化し、大城さんが
生態確認のため飼育を続けていた。
オオゴマダラの雌の交尾は羽化後6~8日ごろ。黒化型のような異常個体には他のチョウが寄りつかないことが多く、大城さんも諦めかけた24日目に交尾した。交尾は18日の午前10時ごろから約8時間半続いた。大城さんは「今後、産卵に挑みたい」と意気込んだ。
琉球新報
2013-10-16
秋色 トックリキワタ見ごろ(沖縄)
秋色くっきり トックリキワタ見ごろ

鮮やかなピンクの花が咲き、見ごろを迎えたトックリキワタ
=15日午後、那覇市樋川(伊藤桃子撮影)
那覇市樋川の神原中学校でトックリキワタの花が見ごろを迎えている。枝いっぱいについたピンクの花が国道330号を走る車からも見え、人々の目を楽しませている。
南米原産。幹がとっくり状でとげがあるのが特徴。種子を包む綿は座布団の詰め物として利用される。
道向かいの与儀公園に散歩で訪れた女性は「毎年楽しみ。風が冷たくなる時季に咲くので、花を見ると秋を感じる」と話した。
沖縄タイムス

鮮やかなピンクの花が咲き、見ごろを迎えたトックリキワタ
=15日午後、那覇市樋川(伊藤桃子撮影)
那覇市樋川の神原中学校でトックリキワタの花が見ごろを迎えている。枝いっぱいについたピンクの花が国道330号を走る車からも見え、人々の目を楽しませている。
南米原産。幹がとっくり状でとげがあるのが特徴。種子を包む綿は座布団の詰め物として利用される。
道向かいの与儀公園に散歩で訪れた女性は「毎年楽しみ。風が冷たくなる時季に咲くので、花を見ると秋を感じる」と話した。
沖縄タイムス

