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2013-12-07



しまくとぅばでかるた (沖縄)

しまくとぅばでかるた 好評で増刷
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琉球歌留多をPRする喜友名慶子さん
=3日、大宜味村津波のきゆな牧場
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20年ぶりにパッケージのデザインも一新し
増刷した琉球歌留多

 【大宜味】
県内各地の琉歌を詠んだ「琉球歌留多(かるた)」が好評だ。かるたの制作・発行を務める「琉球歌留多会」はことしかるたを増刷し、販売を始めている。同会のメンバーで大宜味に住む喜友名慶子さんは「しまくとぅばが注目されていることもあり、かるたが欲しいという要望が増えた。地域の文化を知ってもらうきっかけになれば」と話した。

 かるたは、1992年11月の首里城公開日に限定600部で販売したのが始まり。今回の増刷は93年に3千部増刷して以降3回目。パッケージのデザインなどを一新し、千部販売する予定だ。同会の喜友名さんと大城勇気さん、中村啓子さんの3人が制作・発行する。

 かるたには「てぃんさぐぬ花」や「かぎやで風」など、県内の各地域で親しまれる琉歌が詠まれる。読み手が全文の書かれたかるたを読み、聞き手が下の句のかるたを探すというルールで、琉球版百人一首だ。

 句は「つらね」と呼ばれる琉歌独特の抑揚をつけて読み上げる。添付されたつらねの見本CDで美しい読み上げ方を学ぶことができる。「当たとーん(当たっている)」「とぅたーん(とった)」「てぃーばっぺー(お手つき)」など、ゲーム中の言葉は全てしまくとぅばを使うのがルールだ。

 喜友名さんは「琉歌のかるたで沖縄の言葉や文化が学べる上に、世代間のコミュニケーションも深まる」と話した。

 かるたはつらねのCDと解説付きで3千円。問い合わせは
 きゆうな牧場(電話)0980(44)2170(ファクス兼用)まで。


  琉球新報

2013-11-30

 多良間島にぶらり旅(宮古島・沖縄)

迷鳥 多良間島にぶらり旅
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枝の上で羽を休めるハイイロオウチョウ
(羽地邦雄さん撮影)

 まれに県内に飛来する迷鳥ハイイロオウチュウ1羽が29日、多良間村内の雑木林で確認された。同村の羽地邦雄さんが撮影に成功した。

 顔や目の周りが白っぽく見えるのが特徴の一つ。中国などに分布する。

 県内では石垣島、西表島、与那国島、宮古島、沖縄本島などで観察記録がある。昨年は浦添市内の公園で2羽が越冬し、話題になった。

 羽地さんは「なかなか出会うことのない野鳥と聞き、喜んでいる」と話した。

  沖縄タイムス

2013-09-30

日本のトキが絶滅したように沖縄県内の、…

 日本のトキが絶滅したように沖縄県内の、ことに離島の島々の方言は学会ではすでに絶滅危惧種に分類されているようだ▼ところが言われている当事者たちには、そんな危機感は全くないらしく、普段から使っているし、島に村に人々が住み続けている限り方言はなくならないと自信の程さえみせている▼しかし研究者に言わせるとこれは時間の問題で、いましゃべれる方が生きていらっしゃるうちに、しっかり調査記録して残さないと、その時になって後悔しても遅いですよと手厳しい▼それではということではないが、八重山毎日新聞ではホームページ(HP)の大刷新を機に島の方言の現在を発信してみることになった。新聞で方言を文字にして掲載するにあたっては、研究者によって違う表記法に都度悩まされてきた▼そこで新しいHPでは動画配信システムを介し映像で紹介することにした。さっそく敬老の日特集で島々の元気なお年寄りを訪ねて取材、健康の秘訣(ひけつ)を方言で話してもらった。カメラとマイクのせいか、緊張の様子もうかがえるがまずまずのすべり出し▼一方で取材する側が方言を解さない若い記者なので島の、村の方言を取材したつもりが、たまたま宮古や本島からの移住者だったりして後の編集で慌てたようだ。やはり方言は危ないかも。


(仲間清隆)

 八重山毎日新聞


「ユングトゥ」の継承を 奄美・沖縄

「ユングトゥ」の継承を 奄美沖縄民間文芸学会
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左から、登野城のユングトゥを実演した小波本英行氏と、
竹富島のユングトゥを実演した高嶺方祐氏
=28日午後、大浜信泉記念館

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大勢の来場者が熱心に聞き入った奄美沖縄民間文芸学会
の2013年度八重山大会=28日午後、大浜信泉記念館

シンポで活発な意見 竹富や登野城に伝わる実演も 

奄美沖縄民間文芸学会(代表・狩俣恵一沖縄国際大学教授)の2013年度八重山大会が28日、大浜信泉記念館で開かれた。同日午後からは八重山郷土史家の大田静夫氏が「八重山歌謡」について講演した後、シンポジウムでは八重山文化研究会の石垣博孝氏が「八重山のユングトゥ」をテーマに基調講演を行い、高嶺方祐、小波本英行氏が竹富島や登野城に伝わるユングトゥを実演。
パネルディスカッションではユングトゥについて活発な意見を交わし、議論を深めた。

 同学会は奄美、沖縄、宮古、八重山の各島々で開催されており、八重山大会は2007年8月以来6年ぶり。

 講演で大田氏は「神と対座し、神をたたえるユングトゥは『うた』の起源に通じるものがあるのではないか。やがて神々への個の願いが共同体全体に転嫁され、アヨーやジラバ、ユンタなどを生み出したと思う」と話し、実演を交えながらユングトゥからアヨーやユンタ、ジラバへと進んでいった経緯を説明した。

 基調講演で石垣氏は「祭事儀礼の場で多くのユングトゥが生まれ、残っていくものとその場で忘れ去られていくものがあったが、即興性や独自性、品格があることも大事。言葉のつなぎをみると、ユンタジラバから発想を得ているとみられるものがいくつもある」と各地区に残るユングトゥを紹介。

 その上で、「祭事儀礼の場が少なくなり、ユングトゥの継承がむずかしくなっている。意識を持って、今持っているユングトゥを後輩に伝えていく、少しでもユングトゥを継承できるように努めてほしい」と呼びかけた。

 続いて行われたパネルディスカッションでは狩俣代表がコーディネーターに大田氏と慶應義塾大学の伊藤好英氏、立命館大学の真下厚氏がパネリストを務め、「1人語りの文芸—ユングトゥをめぐって—」をテーマに意見を交わし、会場からも意見が飛び交うなど、ユングトゥの発祥などについて議論を深めた。

 また、午前中には琉球大学大学院のラドゥレスク・アリーナ氏が「琉球列島の御嶽と山岳信仰」、育成保育カレッジ学院専門学校の宮城葉子氏が「わらべ唄の伝承と幼児教育での現場」、県立芸術大学大学院の佐々木和子氏が「植物をめぐる八重山歌謡の表現」、八重山文化研究会の石垣繁氏が「西表島・祖納村の節祭」をテーマにそれぞれ研究発表を行った。

  八重山毎日新聞

2013-09-26

 仮想・赤瓦で修復支援、寄付募る(津嘉山酒造所・沖縄)

津嘉山酒造所施設 仮想・赤瓦で修復支援、寄付募る
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津嘉山酒造所施設の修復支援へ音楽と泡盛を楽しみつつ
語り合う参加者=21日、名護市大中の同施設

 【名護】
国指定重要文化財「津嘉山酒造所施設」の保存・修復を目的としたプロジェクト始動式(津嘉山酒屋保存の会主催)が21日、名護市大中の同施設で開かれた。
「みんなで守ろう地域の宝」を合言葉に、インターネット上に作る「バーチャル(仮想)赤瓦」の完成を目指し、1口千円で寄付を募る「赤瓦結マール企画」などが発表され、市民の協力を呼び掛けた。

 津嘉山酒造所施設は築80年を超え、老朽化のため修復作業が2011年から行われており、国、県、名護市、所有者が修復費を負担する。
「赤瓦企画」は修復費用として1口千円から寄付できる。
寄付した人には通し番号付きのコースターが贈られる。番号が仮想の赤瓦と連動し、寄付が増えるほど、屋根の赤瓦が増え、完成する様子をネットで確認できる。

 近く修復が終わる「麹(こうじ)屋」(麹を発酵させる仕込み用の建物)の屋根を仮想空間に作り、4千口を目標にする。

 このほか記念ボトル制作や保存の会会員への参加呼び掛けがあった。名護市を拠点に活動するやんばるヒートオーケストラや那覇市栄町から応援のために訪れたミュージシャンらが演奏を披露、音楽と泡盛を楽しんだ。

 保存の会の比嘉伝英会長は「津嘉山酒造所は泡盛を造る施設として戦前から残る唯一の場所。名護市内だけでなく広く県内、県外の人にも関心を持ってほしい」と話した。


   琉球新報
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