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2013-08-24
北米県人会 300人が親睦・交流【アメリカ】OKINAWA
【アメリカ】北米県人会 300人が親睦・交流

奨学金を受けた県人会員ら。左端が国吉信義北米沖縄県人会長、右端が比嘉朝儀奨学実行委員会メンバー
=米国カリフォルニア州
北米沖縄県人会は7月7日、年間行事の一つ、ピクニックをウイッティアナロー公園で開催し、約300人が参加した。
ピクニック開催の最大の目的は会員同士の親睦と資金集め。この目的でいろいろな行事が行われているが、奨学金授与もその一部だ。その資金の一部は奨学金に充てられる。
ことしも6人が奨学金を獲得した。県人会の奨学金対象者は学業成績、ボランティア精神、リーダーシップなどが優秀で、将来性のある生徒となっており、ことし高校を卒業、大学進学が決まった会員の子弟に与える。
奨学金授与の席上、国吉信義県人会長は「これから学校でも社会でも成功し、県人会を忘れずに、将来県人会に帰ってきて、県人会のために貢献してください」と激励した。
参加者は、青壮年部(金城ゲン部長)が中心になって準備したバーベキュー、花氷、冷たいソーダを飲みながら特設舞台で若者たちが演ずるフラダンスや琉球国祭り太鼓、琉球舞踊、民謡、カラオケ、バイオリン演奏、ポップミュージックなどに見入った。一方、外側の芝生の上では年齢別のゲーム、玉入れ、綱引きがあり、大人と子どもが一体となって盆踊りに興じた。
ピクニックが行われるまでの過程で、前日からテントや道具の準備、買い物、クッキング、招待客対応など、多くのボランティアの「縁の下の力」がある。
ピクニック開催時は夏真っ盛りで、熱中症にかかったり、ゲームでけがをしたりする人が毎年出る。その治療ボランティアに当たってきたのが、沖縄看護大学同窓ともしび会の山内茂子さんやクワロン下地のりこさんらだ。かつてピクニックで生命の危機にひんした高齢会員を救助したこともあった。
(当銘貞夫通信員)
琉球新報

奨学金を受けた県人会員ら。左端が国吉信義北米沖縄県人会長、右端が比嘉朝儀奨学実行委員会メンバー
=米国カリフォルニア州
北米沖縄県人会は7月7日、年間行事の一つ、ピクニックをウイッティアナロー公園で開催し、約300人が参加した。
ピクニック開催の最大の目的は会員同士の親睦と資金集め。この目的でいろいろな行事が行われているが、奨学金授与もその一部だ。その資金の一部は奨学金に充てられる。
ことしも6人が奨学金を獲得した。県人会の奨学金対象者は学業成績、ボランティア精神、リーダーシップなどが優秀で、将来性のある生徒となっており、ことし高校を卒業、大学進学が決まった会員の子弟に与える。
奨学金授与の席上、国吉信義県人会長は「これから学校でも社会でも成功し、県人会を忘れずに、将来県人会に帰ってきて、県人会のために貢献してください」と激励した。
参加者は、青壮年部(金城ゲン部長)が中心になって準備したバーベキュー、花氷、冷たいソーダを飲みながら特設舞台で若者たちが演ずるフラダンスや琉球国祭り太鼓、琉球舞踊、民謡、カラオケ、バイオリン演奏、ポップミュージックなどに見入った。一方、外側の芝生の上では年齢別のゲーム、玉入れ、綱引きがあり、大人と子どもが一体となって盆踊りに興じた。
ピクニックが行われるまでの過程で、前日からテントや道具の準備、買い物、クッキング、招待客対応など、多くのボランティアの「縁の下の力」がある。
ピクニック開催時は夏真っ盛りで、熱中症にかかったり、ゲームでけがをしたりする人が毎年出る。その治療ボランティアに当たってきたのが、沖縄看護大学同窓ともしび会の山内茂子さんやクワロン下地のりこさんらだ。かつてピクニックで生命の危機にひんした高齢会員を救助したこともあった。
(当銘貞夫通信員)
琉球新報
【アルゼンチン】「秋の祭り」盛大に(OKINAWA)
【アルゼンチン】「秋の祭り」盛大に

高齢者福祉の活動や青少年の活動を支援するため、アルゼンチン日系団体連合会(FANA)主催の日系社会第3回「秋の祭り」がこのほど、沖県連会館大ホールで盛大に催された。
協力者はFANA加盟団体のほか、JICA青年ボランティア、武田JICA所長の津軽三味線、日系学士会(AUN)の高齢者を含む民俗舞踊グループ、芸能団体(夢海渡太鼓の実演)、スポーツ関係者ら。ことしはシェフ大野和章さんが舞台上で料理教室を開催し、大型スクリーンに映しながら特別出演した。
非日系人の客も数多く参加し、焼き鳥、うどん汁、弁当などの日本料理、日本食品、土産物などを楽しんだ。
今回の秋祭りで集まった資金は、FANAによると5万3840・89ペソ=1万120ドル40セントだった。
(大城リカルド通信員)
琉球新報

高齢者福祉の活動や青少年の活動を支援するため、アルゼンチン日系団体連合会(FANA)主催の日系社会第3回「秋の祭り」がこのほど、沖県連会館大ホールで盛大に催された。
協力者はFANA加盟団体のほか、JICA青年ボランティア、武田JICA所長の津軽三味線、日系学士会(AUN)の高齢者を含む民俗舞踊グループ、芸能団体(夢海渡太鼓の実演)、スポーツ関係者ら。ことしはシェフ大野和章さんが舞台上で料理教室を開催し、大型スクリーンに映しながら特別出演した。
非日系人の客も数多く参加し、焼き鳥、うどん汁、弁当などの日本料理、日本食品、土産物などを楽しんだ。
今回の秋祭りで集まった資金は、FANAによると5万3840・89ペソ=1万120ドル40セントだった。
(大城リカルド通信員)
琉球新報
「ぺーちんの恋人」 笑いで描く (沖縄)
「ぺーちんの恋人」嘉数の初監督作品
笑いで描く芸能の課題

テーマ曲の群舞を踊る出演者たち=18日、
浦添市の国立劇場おきなわ
国立劇場おきなわ企画公演の沖縄芝居「喜劇 ぺーちんの恋人」(嘉数道彦脚本・演出)が17、18の両日、浦添市の同劇場で上演された。嘉数が同劇場芸術監督に就任して初の作品。モリエールの「守銭奴」を、廃藩置県後の沖縄で古典芸能を守ろうとする男の物語に翻案した。
時代が変わる中、新たな挑戦をしながらいかに伝統を守るかという現代に通ずる課題を、笑いを通して描いた。
廃藩置県で禄(ろく)を失った佐久眞親雲上(ぺーちん)(宇座仁一)らは、宮廷で踊っていた御冠船踊(うかんしんうどぅい)を庶民に見せるが理解されない。
ある日、佐久眞は息子金松(平敷勇也)の恋人チル小(呉屋かなめ)に一目ぼれしてしまう。チル小好みの新しい踊りを作って振り向かせようと、父と子の勝負が始まる。
昨年から沖縄芝居に意欲的に出演している平敷が、創作舞踊に興味を抱き父に反発する金松をみずみずしく演じた。百姓出身のチル小は庶民のエネルギーを象徴する存在だ。
稽古から周囲を明るくさせていた呉屋は、はまり役だった。
にぎやかなテーマ曲は嘉数が詞を、仲村逸夫が曲を書いた。「ぺーちん、ぺーちん、我んねーぺーちん」と耳から離れない。「加トちゃんぺ」を連想させる阿嘉修の振り付けは衝撃的なくらいコミカルだが、最後は不思議な感動を与えた。
出演者が客席後方から舞台に続く花道を渡って登場したり、チル小が客席に座って演じたりと身近に感じられる演出も良かった。
佐久眞と金松がそれぞれ創作を披露する場面で、本当は古典を踊りたい佐久眞は葛藤のあまり半狂乱になり、舞台を去る。
楽屋で独り組踊の稽古をする姿は伝統を守る重さがにじみ、客席から拍手が起こった。
佐久眞の娘真鶴(花岡尚子(しょうこ))が、御冠船踊を習いたいと懇願するのも印象的だ。
今では多くの女性舞踊家が活躍しているが、当時は考えられなかった。組踊は現在も女性の出演の機会が少ないが、数十年後はどうなるのかと想像せずにはいられない。
伝統芸能が抱える永遠の課題を、笑いを通して描いてしまう若手・中堅たちはたくましい。
観客が琉球芸能に影響を与えてきた歴史にもあらためて気付かされた。幕開けと最後の場面で佐久眞たちは「どこまでもいつまでも歩いてみせる」とつぶやく。観客と報道も笑って終わりではなく、実演家と刺激し合いながら歩む存在でありたい。
その他は高宮城実人、嘉陽田朝裕、阿嘉、石川直也、宮城茂雄、金城真次、川満香多、大浜暢明(のぶあき)、謝名堂奈津、浦崎えりか、上地美妃、古謝渚。地謡は仲村、玉城和樹、和田信一(のぶかず)、池間北斗、入嵩西諭、森田夏子、久志大樹。監修は宜保榮治郎、演出助手は新垣悟。
(伊佐尚記)
琉球新報
笑いで描く芸能の課題

テーマ曲の群舞を踊る出演者たち=18日、
浦添市の国立劇場おきなわ
国立劇場おきなわ企画公演の沖縄芝居「喜劇 ぺーちんの恋人」(嘉数道彦脚本・演出)が17、18の両日、浦添市の同劇場で上演された。嘉数が同劇場芸術監督に就任して初の作品。モリエールの「守銭奴」を、廃藩置県後の沖縄で古典芸能を守ろうとする男の物語に翻案した。
時代が変わる中、新たな挑戦をしながらいかに伝統を守るかという現代に通ずる課題を、笑いを通して描いた。
廃藩置県で禄(ろく)を失った佐久眞親雲上(ぺーちん)(宇座仁一)らは、宮廷で踊っていた御冠船踊(うかんしんうどぅい)を庶民に見せるが理解されない。
ある日、佐久眞は息子金松(平敷勇也)の恋人チル小(呉屋かなめ)に一目ぼれしてしまう。チル小好みの新しい踊りを作って振り向かせようと、父と子の勝負が始まる。
昨年から沖縄芝居に意欲的に出演している平敷が、創作舞踊に興味を抱き父に反発する金松をみずみずしく演じた。百姓出身のチル小は庶民のエネルギーを象徴する存在だ。
稽古から周囲を明るくさせていた呉屋は、はまり役だった。
にぎやかなテーマ曲は嘉数が詞を、仲村逸夫が曲を書いた。「ぺーちん、ぺーちん、我んねーぺーちん」と耳から離れない。「加トちゃんぺ」を連想させる阿嘉修の振り付けは衝撃的なくらいコミカルだが、最後は不思議な感動を与えた。
出演者が客席後方から舞台に続く花道を渡って登場したり、チル小が客席に座って演じたりと身近に感じられる演出も良かった。
佐久眞と金松がそれぞれ創作を披露する場面で、本当は古典を踊りたい佐久眞は葛藤のあまり半狂乱になり、舞台を去る。
楽屋で独り組踊の稽古をする姿は伝統を守る重さがにじみ、客席から拍手が起こった。
佐久眞の娘真鶴(花岡尚子(しょうこ))が、御冠船踊を習いたいと懇願するのも印象的だ。
今では多くの女性舞踊家が活躍しているが、当時は考えられなかった。組踊は現在も女性の出演の機会が少ないが、数十年後はどうなるのかと想像せずにはいられない。
伝統芸能が抱える永遠の課題を、笑いを通して描いてしまう若手・中堅たちはたくましい。
観客が琉球芸能に影響を与えてきた歴史にもあらためて気付かされた。幕開けと最後の場面で佐久眞たちは「どこまでもいつまでも歩いてみせる」とつぶやく。観客と報道も笑って終わりではなく、実演家と刺激し合いながら歩む存在でありたい。
その他は高宮城実人、嘉陽田朝裕、阿嘉、石川直也、宮城茂雄、金城真次、川満香多、大浜暢明(のぶあき)、謝名堂奈津、浦崎えりか、上地美妃、古謝渚。地謡は仲村、玉城和樹、和田信一(のぶかず)、池間北斗、入嵩西諭、森田夏子、久志大樹。監修は宜保榮治郎、演出助手は新垣悟。
(伊佐尚記)
琉球新報
神森中男子ハンドボール日本一 (沖縄)
神森中男子ハンドボール日本一 富山の西条に26―22
ハンドボール男子で全国制覇し歓喜の神森メンバー
=23日、那覇空港
(諸見里真利撮影)
全国中学校体育大会第7日が23日、愛知県などであり、ハンドボール男子の神森が7年ぶり5度目の頂点に立った。神森は準決勝で岐陽(山口)に27―24で競り勝ち、決勝は攻守で主導権を握って26―22で西条(富山)を破った。
選手たちは23日夜、那覇空港に凱旋(がいせん)し、出迎えた家族や学校関係者らが快挙をたたえた。午後10時半ごろ、優勝旗を手にした平仲航主将やメダルを首に掛けた選手たちが姿を見せると、大きな拍手が起こり「おめでとう」の声が飛んだ。
ベスト8に入った女子とともに結果報告があり、平仲主将は「支えてくれた人たちや練習を手伝ってくれた先輩たちに感謝している」とあいさつ。顧問の瑞慶覧長大教諭は厳しかった戦いを振り返り「目標を達成できてうれしい。この子たちを褒めてあげてください」と語った。
琉球新報

ハンドボール男子で全国制覇し歓喜の神森メンバー
=23日、那覇空港
(諸見里真利撮影)
全国中学校体育大会第7日が23日、愛知県などであり、ハンドボール男子の神森が7年ぶり5度目の頂点に立った。神森は準決勝で岐陽(山口)に27―24で競り勝ち、決勝は攻守で主導権を握って26―22で西条(富山)を破った。
選手たちは23日夜、那覇空港に凱旋(がいせん)し、出迎えた家族や学校関係者らが快挙をたたえた。午後10時半ごろ、優勝旗を手にした平仲航主将やメダルを首に掛けた選手たちが姿を見せると、大きな拍手が起こり「おめでとう」の声が飛んだ。
ベスト8に入った女子とともに結果報告があり、平仲主将は「支えてくれた人たちや練習を手伝ってくれた先輩たちに感謝している」とあいさつ。顧問の瑞慶覧長大教諭は厳しかった戦いを振り返り「目標を達成できてうれしい。この子たちを褒めてあげてください」と語った。
琉球新報
「処暑」 涼求め水浴び 垣花樋川(沖縄)
「処暑」でも県内真夏日 涼求め水浴び 南城の垣花樋川
水遊びに興じる子どもたち=23日午後1時すぎ、
南城市玉城垣花
(渡慶次哲三撮影)
23日は二十四節気の一つである「処暑」。暑さが落ち着き、朝夕は涼しくなる時期とされている。この日、沖縄は最高気温32・2度を記録。平年値より0・8度上回り、真夏日となった。
南城市玉城の垣花樋川は多くの家族連れでにぎわい、子どもらがグッピーを捕まえたり、水浴びをしたりして楽しんでいた。沖縄気象台によると、向こう一週間は最高・最低気温とも平年より高くなる見込みだ。
琉球新報

水遊びに興じる子どもたち=23日午後1時すぎ、
南城市玉城垣花
(渡慶次哲三撮影)
23日は二十四節気の一つである「処暑」。暑さが落ち着き、朝夕は涼しくなる時期とされている。この日、沖縄は最高気温32・2度を記録。平年値より0・8度上回り、真夏日となった。
南城市玉城の垣花樋川は多くの家族連れでにぎわい、子どもらがグッピーを捕まえたり、水浴びをしたりして楽しんでいた。沖縄気象台によると、向こう一週間は最高・最低気温とも平年より高くなる見込みだ。
琉球新報
ゲーム、踊りで親睦(宮古島・沖縄)
ゲーム、踊りで親睦、板倉・城辺交流事業で児童8人来島 
交流会で城辺地区の児童と5色綱引きを楽しむ
板倉区の児童たち=砂川小体育館
人頭税廃止運動に尽力した新潟県旧板倉町出身の仲村十作 (1967―1943年) の功績を後世に引き継ぐため、 1993年から行われている、 新潟県上越市板倉区・宮古島市城辺地区児童交流事業で22日、 同区4校から児童8人、 引率者3人が来島した。 23日には市立砂川小学校で交流会が行われ、 板倉区の児童たちはそれぞれの学校を紹介。 砂川小の子どもたちはエイサーを披露したほか、 ゲームで交流を深めた。 同日午後からは高野漁港で海水浴も楽しみ、 宮古島の自然を満喫した。

初めての宮古島で体験したいことなど抱負を語る
板倉区の児童たち=22日、 城辺公民館
ことしで21回目を迎える同交流事業では、 毎年8月に板倉区の針、 宮嶋、 豊原、 山部の4小学校から児童が訪れ、 南国の夏を満喫。 1月には城辺地区の児童たちが板倉を訪問し、 雪国の世界を体験するもの。 期間中は交流児童の家でホームステイを体験する。
22日に城辺公民館で行われた歓迎会で市教育委員会の田場秀樹教育部長は 「ようこそ宮古島へ。 短い期間だが海、 空の青さを満喫し、 宮古島の人と交流し新しい発見をしてほしい」 と歓迎した。 板倉区の児童を引率する交流団長の内山恵子宮嶋小校長は 「3泊4日のホームステイで沖縄の風土に触れ、 たくさんのお土産を持って帰ることと思う」 と期待を寄せた。
引き続き松川義明城辺公民館館長補佐が城辺地区の概要を説明した後、 板倉区の児童たちが自己紹介。 このうち長谷川海斗君 (山部小) は 「きれいな海を楽しみたい」、 瀧さくらさん (同) は 「宮古でいろんなことを体験し楽しい思い出を作りたい」、 和田明日翔さん (豊原小) は 「板倉と違うことをたくさん発見したい」、 岡田彩さん (同) は 「沖縄の暮らしや文化をたくさん学びたい」 とそれぞれ意気込みを語った。
23日は午前9時半から砂川小学校で交流会が行われ、 同校児童会代表の友利佳恋さんが 「砂川小へようこそ。 みなさんが来るのを楽しみにしていた。 たくさんのふれあいを楽しんでください」 とあいさつ。
ふれあいタイムでは砂川昌太郎君 (5年) が 「なりやまあやぐ」、 「豊年の歌」 を披露し歓迎。
また同校6年生児童が力強くエイサーを踊った。 そのほか5色綱引きなど多彩な催しで親睦を深めた。 午後からは高野漁港で海水浴などを楽しみ、 宮古島の自然を堪能した。
きょう24日は市総合博物館をはじめ人頭税廃止運動にまつわる史跡を視察するとしている。
宮古新報

交流会で城辺地区の児童と5色綱引きを楽しむ
板倉区の児童たち=砂川小体育館
人頭税廃止運動に尽力した新潟県旧板倉町出身の仲村十作 (1967―1943年) の功績を後世に引き継ぐため、 1993年から行われている、 新潟県上越市板倉区・宮古島市城辺地区児童交流事業で22日、 同区4校から児童8人、 引率者3人が来島した。 23日には市立砂川小学校で交流会が行われ、 板倉区の児童たちはそれぞれの学校を紹介。 砂川小の子どもたちはエイサーを披露したほか、 ゲームで交流を深めた。 同日午後からは高野漁港で海水浴も楽しみ、 宮古島の自然を満喫した。

初めての宮古島で体験したいことなど抱負を語る
板倉区の児童たち=22日、 城辺公民館
ことしで21回目を迎える同交流事業では、 毎年8月に板倉区の針、 宮嶋、 豊原、 山部の4小学校から児童が訪れ、 南国の夏を満喫。 1月には城辺地区の児童たちが板倉を訪問し、 雪国の世界を体験するもの。 期間中は交流児童の家でホームステイを体験する。
22日に城辺公民館で行われた歓迎会で市教育委員会の田場秀樹教育部長は 「ようこそ宮古島へ。 短い期間だが海、 空の青さを満喫し、 宮古島の人と交流し新しい発見をしてほしい」 と歓迎した。 板倉区の児童を引率する交流団長の内山恵子宮嶋小校長は 「3泊4日のホームステイで沖縄の風土に触れ、 たくさんのお土産を持って帰ることと思う」 と期待を寄せた。
引き続き松川義明城辺公民館館長補佐が城辺地区の概要を説明した後、 板倉区の児童たちが自己紹介。 このうち長谷川海斗君 (山部小) は 「きれいな海を楽しみたい」、 瀧さくらさん (同) は 「宮古でいろんなことを体験し楽しい思い出を作りたい」、 和田明日翔さん (豊原小) は 「板倉と違うことをたくさん発見したい」、 岡田彩さん (同) は 「沖縄の暮らしや文化をたくさん学びたい」 とそれぞれ意気込みを語った。
23日は午前9時半から砂川小学校で交流会が行われ、 同校児童会代表の友利佳恋さんが 「砂川小へようこそ。 みなさんが来るのを楽しみにしていた。 たくさんのふれあいを楽しんでください」 とあいさつ。
ふれあいタイムでは砂川昌太郎君 (5年) が 「なりやまあやぐ」、 「豊年の歌」 を披露し歓迎。
また同校6年生児童が力強くエイサーを踊った。 そのほか5色綱引きなど多彩な催しで親睦を深めた。 午後からは高野漁港で海水浴などを楽しみ、 宮古島の自然を堪能した。
きょう24日は市総合博物館をはじめ人頭税廃止運動にまつわる史跡を視察するとしている。
宮古新報
黒小豆で味噌と醤油、大会優秀賞 (宮古島・沖縄)
黒小豆で味噌と醤油、総実高が九州農ク大会優秀賞

九州学校農業クラブ大会で優秀賞に選ばれた生活福祉科
の生徒たち=宮古総合実業高校
このほど長崎県で開催された九州学校農業クラブ連盟発表大会で、 県立宮古総合実業高校生活福祉科3年の島袋美咲さんら4人が、 黒小豆の利用拡大と普及に関する発表で優秀賞に選ばれた。
伝統食材ながら今はあまり食卓に乗らなくなった黒小豆で、 味噌と醤油を造るという新しい試みにチャレンジ。 黒小豆の可能性を広げていくヒントになりそうだ。

黒小豆で作った味噌と醤油
これまで同科では黒小豆に関して粉末化や製麺、 お菓子づくりなどを研究してきたが、 他の小豆類に比べて高いタンパク質を生かそうと昨年度から味噌と醤油への加工に取り組んできた。 黒小豆と米麹、 大豆と黒小豆麹の味噌を作り、 その味噌からたまり醤油を採取した。 味噌は宮古みそよりやや色が濃く、 醤油は黒小豆の甘い風味があるという。
成分分析の結果では、 黒小豆麹を用いることで味噌のアミノ酸価が向上することが分かったという。 特にロイシンは宮古味噌の2倍以上、 グルタミン酸は1・5倍以上だった。 今後は黒小豆を大豆や小麦のアレルギー代替食品として利用できるか探っていくという。
研究に取り組んだのは島袋さん、 謝敷果南さん、 下地江観那さん、 砂川奈津希さん。
23日、 同校で受賞報告が行われ、 島袋さんは 「3年間やってきた研究の集大成。 誰も味噌作りをやったことがなかったので一から取り組み、 どれが失敗か成功かも分からなかった。
使い道の幅を広げるため取り組んだ。 優秀賞は嬉しい。 宮古の黒小豆を分かってもらえたと思う」 と喜びを話した。
担当の大石美也子教諭は 「3年間コツコツ取り組んできたことが評価されて良かった。
農業や食品調理、 福祉など学校で学んだことを全て生かすことができた」 と話した。 同校の伊志嶺秀行校長は 「3年間の調査研究が表彰された。 自信と誇りを持ってほしい。 地域食材の利用を校内に止めず、 味噌を作ったことを地域にもピーアールしてほしい」 と述べた。
宮古新報

九州学校農業クラブ大会で優秀賞に選ばれた生活福祉科
の生徒たち=宮古総合実業高校
このほど長崎県で開催された九州学校農業クラブ連盟発表大会で、 県立宮古総合実業高校生活福祉科3年の島袋美咲さんら4人が、 黒小豆の利用拡大と普及に関する発表で優秀賞に選ばれた。
伝統食材ながら今はあまり食卓に乗らなくなった黒小豆で、 味噌と醤油を造るという新しい試みにチャレンジ。 黒小豆の可能性を広げていくヒントになりそうだ。

黒小豆で作った味噌と醤油
これまで同科では黒小豆に関して粉末化や製麺、 お菓子づくりなどを研究してきたが、 他の小豆類に比べて高いタンパク質を生かそうと昨年度から味噌と醤油への加工に取り組んできた。 黒小豆と米麹、 大豆と黒小豆麹の味噌を作り、 その味噌からたまり醤油を採取した。 味噌は宮古みそよりやや色が濃く、 醤油は黒小豆の甘い風味があるという。
成分分析の結果では、 黒小豆麹を用いることで味噌のアミノ酸価が向上することが分かったという。 特にロイシンは宮古味噌の2倍以上、 グルタミン酸は1・5倍以上だった。 今後は黒小豆を大豆や小麦のアレルギー代替食品として利用できるか探っていくという。
研究に取り組んだのは島袋さん、 謝敷果南さん、 下地江観那さん、 砂川奈津希さん。
23日、 同校で受賞報告が行われ、 島袋さんは 「3年間やってきた研究の集大成。 誰も味噌作りをやったことがなかったので一から取り組み、 どれが失敗か成功かも分からなかった。
使い道の幅を広げるため取り組んだ。 優秀賞は嬉しい。 宮古の黒小豆を分かってもらえたと思う」 と喜びを話した。
担当の大石美也子教諭は 「3年間コツコツ取り組んできたことが評価されて良かった。
農業や食品調理、 福祉など学校で学んだことを全て生かすことができた」 と話した。 同校の伊志嶺秀行校長は 「3年間の調査研究が表彰された。 自信と誇りを持ってほしい。 地域食材の利用を校内に止めず、 味噌を作ったことを地域にもピーアールしてほしい」 と述べた。
宮古新報
ミジュンの季節到来、群がる(宮古島・沖縄)
ミジュンの季節到来、各漁港に釣り人群がる

ミジュンのシーズンが到来し、 各漁港は多くの釣り人で
賑わっている=22日、 高野漁港
台風一過の22日、 各漁港はミジュン釣りを楽しむ人々で賑わった。 市平良の高野漁港では大人数人が横一列に竿を立て、 海面すれすれをうねるように移動するミジュンの魚影と対峙。 うまくいくと一度に何匹も釣れることもあり、 「入れ食い」 状態に歓声を上げながら釣りを楽しんでいた。

ミジュン
和名はヤマトミズン。 朝港の中に入り、 夕方になると外に出るため、 朝早くから昼過ぎにかけて釣りを楽しむ人がほとんど。
グルクンやガチュンと同様、 「サビキ仕掛け」 でよく釣れる。
餌はアミエビがよく使われる。 釣りの入門者でも手軽に楽しめる釣りの一つ。
高野漁港では10日ほど前からミジュンの群れを確認。 ほとんど毎日来ているという男性は 「すでに1000匹以上は釣った」 と満面の笑みを浮かべ、 「唐揚げにすると一番おいしい。 子どもたちも大好きで、 大皿で出してもすぐに平らげてしまう」 とうれしそうに話した。
平良西原の真謝漁港にも数日前からミジュンの群れが姿を表し、 多くの釣り人で賑わった。
宮古新報

ミジュンのシーズンが到来し、 各漁港は多くの釣り人で
賑わっている=22日、 高野漁港
台風一過の22日、 各漁港はミジュン釣りを楽しむ人々で賑わった。 市平良の高野漁港では大人数人が横一列に竿を立て、 海面すれすれをうねるように移動するミジュンの魚影と対峙。 うまくいくと一度に何匹も釣れることもあり、 「入れ食い」 状態に歓声を上げながら釣りを楽しんでいた。

ミジュン
和名はヤマトミズン。 朝港の中に入り、 夕方になると外に出るため、 朝早くから昼過ぎにかけて釣りを楽しむ人がほとんど。
グルクンやガチュンと同様、 「サビキ仕掛け」 でよく釣れる。
餌はアミエビがよく使われる。 釣りの入門者でも手軽に楽しめる釣りの一つ。
高野漁港では10日ほど前からミジュンの群れを確認。 ほとんど毎日来ているという男性は 「すでに1000匹以上は釣った」 と満面の笑みを浮かべ、 「唐揚げにすると一番おいしい。 子どもたちも大好きで、 大皿で出してもすぐに平らげてしまう」 とうれしそうに話した。
平良西原の真謝漁港にも数日前からミジュンの群れが姿を表し、 多くの釣り人で賑わった。
宮古新報